JP2010107884A - 仮想遮音壁形成ユニット及びマイク・スピーカユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定用フレーム13は壁面状の枠組みを形成するフレーム構造体である。固定用フレーム13には、マイクロホンの収音方向とスピーカの放音方向とが互いに逆方向となるように構成されたマイク・スピーカユニット11が複数装着される。固定用フレーム13には、マイク・スピーカユニット11を装着するための装着部21が複数設けられており、この装着部21にマイク・スピーカユニット11が装着される。マイクロホンで音声が収音されると、仮想遮音壁形成ユニット1の遮音壁制御部6は、マイクロホンから出力される音声信号と逆位相となる消音信号を生成し、生成した消音信号に基づいてスピーカを駆動する。
【選択図】図1
Description
本発明は上述した背景に鑑みてなされたものであり、従来と比較して簡易な構成で、外部からの音の遮断及び外部への放音を防ぐことのできる技術を提供することを目的とする。
<構成>
図1はこの発明の一実施形態である仮想遮音壁形成ユニット1の構成を示す図である。この仮想遮音壁形成ユニット1は、壁面状の枠組みを形成する固定用フレーム13によって仮想的な遮音壁(以下「仮想遮音壁」という)を形成するものである。固定用フレーム13は、マイク・スピーカユニット11を固定するためのフレーム構造体である。フレーム伸縮用ボタン12は、固定用フレーム13を伸縮させる際のロック機構である。固定用フレーム13を伸縮させる際は、利用者がフレーム伸縮用ボタン12を押圧してロックを解除する。ロックが解除されている状態においてのみ固定用フレーム13の伸縮が可能である。利用者は、フレーム伸縮用ボタン12を用いて固定用フレーム13を伸縮し、仮想遮音壁のサイズを変更する。
<動作例1>
次に、この実施形態の動作について、図5を参照しつつ説明する。まず、利用者Sは、仮想遮音壁形成ユニット1を、仮想遮音壁を形成したい位置に設置し、起動ボタンB1を押下する。起動ボタンB1が押下されると、仮想遮音壁形成ユニット1は遮音処理を開始する。すなわち、仮想遮音壁形成ユニット1のマイク・スピーカユニット11のマイクロホン11aは、図中A方向からの音を収音し、収音した音声を表す音声信号を出力する。遮音壁制御部6は、マイクロホン11aから出力される音声信号と逆位相の消音信号を生成し、生成した消音信号をスピーカ11bに供給する。スピーカ11bからは、マイクロホン11aによって収音された音声と逆位相の音波が矢印A方向に放音される。すなわち、この仮想遮音壁形成ユニット1は、前方向(図中矢印A方向)からくる音を収音し、その逆位相の音を内側(矢印A方向)へ放音する。従って、仮想遮音壁前面へ向かう音は、逆位相の音波と打ち消し合うことになり、仮想遮音壁の内側へ到来することはない。
次に、この実施形態の他の動作例について、図7を参照しつつ説明する。この動作例では、仮想遮音壁形成ユニット1を、上述の動作例1とは逆向きに設置する。すなわち、この動作例では、マイク・スピーカユニット11のマイクロホン11aを外側に向けて外部の音を遮断するに代えて、マイクロホン11aを内側に向けて内部の音の外部への漏れを遮断する。このように、本実施形態では、仮想遮音壁形成ユニット1の設置方向を変更するだけで、外側から内側、内側から外側への遮音を容易に切り替えることができる。
次に、この発明の第2の実施形態について、図8を参照しつつ説明する。上述の第1実施形態では固定用フレーム13を用いて仮想遮音壁を形成したが、この実施形態では固定用フレーム13を用いずに遮音を行う。図8は、この発明の第2の実施形態に係るマイク・スピーカユニット17の構成を示す図である。図示のように、このマイク・スピーカユニット17は、収音し、収音した音声を表す音声信号を出力するマイクロホン73と、マイクロホン73の収音方向と反対側の位置に該反対側を放音方向として設けられ、供給される音声信号に応じて放音するスピーカ71と、マイク・スピーカユニット17の各部を制御するマイク・スピーカユニット制御部72とで構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述の第1実施形態において、マイクロホン11aが収音した音の全てを遮音するのに代えて、一部の音を遮音するようにしてもよい。具体的には、例えば、人の声、空調の音、PCの操作音等を遮音するようにしてもよい。この場合は、遮音壁制御部6に、騒音解析手段62(図3に鎖線で図示)を設ける構成とする。騒音解析手段62は、各マイク・スピーカユニット11から入力される騒音から、その騒音を打ち消す逆位相の音を算出する手段である。また、騒音解析手段62は、利用者が騒音を選択できる機能も備える。騒音解析手段62は、騒音として挙げられる音に関するデータを保持している。すなわち、遮音壁制御部6のメモリには、騒音の特徴を表す特徴データが記憶されている。この騒音として挙げられる音としては、人の声、空調の音、PC等の操作音等がある。利用者は、全ての音を遮音、人の声のみを遮音、空調の音のみを遮音、PC等の操作音のみを遮音といったように、遮音する音の種類を選択することができる。
上述の第2の実施形態についても同様であり、マイク・スピーカユニット制御部72に、騒音解析手段82(図9に鎖線で図示)を設ける構成としてもよい。
Claims (7)
- 収音し、収音した音声を表す音声信号を出力するマイクロホンと、
前記マイクロホンの収音方向と反対側の位置に、前記反対側を放音方向として設けられるスピーカと、
壁面状の枠組みを形成するフレーム構造体であって、前記マイクロホンの収音方向が前記壁面の前方又は後方になるように前記マイクロホン及び前記スピーカが装着される装着部を複数備えるフレーム構造体と、
前記装着部に装着されたマイクロホンから出力される音声信号に基づいて、該音声信号の逆位相となる消音信号を生成し、生成した消音信号に基づいて前記装着部に装着されたスピーカを駆動する駆動手段と
を具備することを特徴とする仮想遮音壁形成ユニット。 - 前記フレーム構造体は、伸縮自在に形成され、前記壁面状の枠組みのサイズを変更可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想遮音壁形成ユニット。 - 前記複数の装着部は、該複数の装着部に装着される複数のマイクロホンのうちの少なくともひとつが、その収音方向が他のマイクロホンの収音方向と反対方向になるように装着可能に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想遮音壁形成ユニット。 - 前記装着部に装着されたマイクロホン及びスピーカの配置態様を検出する検出手段
を具備し、
前記駆動手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記スピーカに供給する信号の出力レベルを調整する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の仮想遮音壁形成ユニット。 - 音声の特徴を表す特徴データを記憶する特徴データ記憶手段
を具備し、
前記駆動手段は、
前記マイクロホンから出力される音声信号から、前記特徴データ記憶手段に記憶された特徴データに対応する音声信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された音声信号の逆位相となる消音信号を生成し、生成した消音信号に基づいて前記スピーカを駆動するスピーカ駆動手段と
を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の仮想遮音壁形成ユニット。 - 収音し、収音した音声を表す音声信号を出力するマイクロホンと、
前記マイクロホンの収音方向と反対側の位置に、前記反対側を放音方向として設けられるスピーカと、
前記マイクロホン及び前記スピーカの配置態様を検出する検出手段と、
前記マイクロホンから出力される音声信号と前記検出手段の検出結果とに基づいて、該音声信号の逆位相となる消音信号を生成し、生成した消音信号に基づいて前記スピーカを駆動する駆動手段と
を具備することを特徴とするマイク・スピーカユニット。 - 音声の特徴を表す特徴データを記憶する特徴データ記憶手段
を具備し、
前記駆動手段は、
前記マイクロホンから出力される音声信号から、前記特徴データ記憶手段に記憶された特徴データに対応する音声信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された音声信号の逆位相となる消音信号を生成し、生成した消音信号に基づいて前記スピーカを駆動するスピーカ駆動手段と
を具備することを特徴とする請求項6に記載のマイク・スピーカユニット。
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JP2008281963A JP2010107884A (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 仮想遮音壁形成ユニット及びマイク・スピーカユニット |
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2008
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