JP2002201127A - ウレア誘導体 - Google Patents

ウレア誘導体

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JP2002201127A
JP2002201127A JP2000402702A JP2000402702A JP2002201127A JP 2002201127 A JP2002201127 A JP 2002201127A JP 2000402702 A JP2000402702 A JP 2000402702A JP 2000402702 A JP2000402702 A JP 2000402702A JP 2002201127 A JP2002201127 A JP 2002201127A
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angiotensin
methyl
biphenyl
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Application number
JP2000402702A
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English (en)
Inventor
Takayuki Namiki
隆之 並木
Kenichi Kishii
兼一 岸井
Masamiki Mitani
昌幹 三谷
Masashi Tamai
将志 玉井
Naoki Hiyama
直樹 檜山
Makoto Kimura
誠 木村
Satoshi Ichinomiya
聡 一ノ宮
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高血圧症と高脂血症の合併症に対し、抗高血
圧作用と抗高脂血作用を併せ持つ医薬を提供すること 【解決手段】 式(A)で表される化合物又はその塩が
アンジオテンシンII受容体拮抗作用とともにアシルコ
エンザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ
阻害作用をも有することを見出し、本発明を完成させる
に至った。 【化1】 式(A)〔式中、R1は炭素数5〜7のアルキル基を示
し;R2は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基
又はシクロアルキル基を示し;R3はテトラゾリル基又
は−NHSO2CF3を示し;Zは単結合又は−SO2N
H−を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンジオテンシン
II受容体拮抗作用を併せ持つアシルコエンザイムAコ
レステロールアシルトランスフェラーゼ阻害薬及びこれ
を有効成分として含有する医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】高血圧症の患者数は、我が国では約2,
000万人とされている。また、高脂血症の患者数も約
2,000〜3,000万人であり、両者とも頻度の高
い疾患である。さらに両疾病は我が国のみならず、海外
においても頻度は高い。ところがこれらの頻度はそれぞ
れの単独の頻度であり、高血圧症患者に高脂血症(例え
ば、高コレステロール血症、高トリグリセライド血症、
低HDL−コレステロール血症など)を合併する比率
は、正常血圧者に高脂血症を発症する比率の約20〜3
0%増である。このように高血圧症と高脂血症は合併す
る危険性が高く、両者ともに動脈硬化の危険因子である
ために、合併すると動脈硬化性疾患、例えば心筋梗塞、
狭心症等の虚血性心疾患、脳梗塞等の脳血管障害の発生
率は相加的より相乗的に増加する。
【0003】高血圧症の治療薬としては、アンジオテン
シンII受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害
薬、カルシウム拮抗薬、β−或いはα−遮断薬、降圧利
尿薬等の医薬が使用されている。
【0004】又、高脂血症の治療薬としては、プラバス
タチンなどのコレステロール生合成の律速酵素である3
−ヒドロキシ−3−メチルグルタリルコエンザイムA還
元酵素抑制薬、リノール酸或いはリノレイン酸等のコレ
ステロール排泄促進剤、コレステロールの腸管吸収、腸
管粘膜内でのコレステロールエステル化などを抑制し、
コレステロールの吸収を抑制するコレステロールエステ
ラーゼ阻害薬、アシルコエンザイムAコレステロールア
シルトランスフェラーゼ阻害薬、フィブラート類などの
リポタンパクの異化促進、胆汁への排泄促進剤等が知ら
れている。
【0005】かかる高血圧症と高脂血症を合併する患者
に対する処置として、抗高血圧薬と抗高脂血症薬とを別
々に投薬することは、2剤投与による患者への肉体的・
心理的負担、コンプライアンス、QOL、2剤間の相互
作用の面等から好ましくない。従って、かかる合併症患
者に対して一剤で予防或いは治療できる薬物が求められ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、高血
圧症と高脂血症の合併症に対し、抗高血圧作用と抗高脂
血作用と併せ持つ医薬を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実状の下、本発明
者は高血圧症に対しては副作用の発現が少ないと考えら
れるアンジオテンシンII受容体の拮抗作用に、また、
高脂血症に対しては腸管からのコレステロール吸収や肝
臓におけるコレステロールエステルの生合成、末端組織
(血管)におけるコレステロールエステルの蓄積に関与
することが知られているアシルコエンザイムA−コレス
テロールアシルトランスフェラーゼの阻害作用に着目
し、両作用を併せ持つ化合物を見出すべく鋭意検討を重
ねた結果、下記式(A)で表される化合物又はその塩が
アンジオテンシンII受容体拮抗作用とともにアシルコ
エンザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ
阻害作用をも有することを見出し、本発明を完成させる
に至った。
【0008】
【化9】 式(A) 〔式中、R1は炭素数5〜7のアルキル基を示し;R2は
置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基又はシクロ
アルキル基を示し;R3はテトラゾリル基又は−NHS
O2CF3を示し;Zは単結合又は−SO2NH−を示
す。〕
【0009】すなわち本発明は上記式(A)で表される
化合物又はその塩からなるアンジオテンシンII受容体
拮抗作用を併せ持つアシルコエンザイムAコレステロー
ルアシルトランスフェラーゼ阻害薬を提供するものであ
る。
【0010】さらに本発明は、上記式(A)で表される
化合物又はその塩からなるアンジオテンシンII受容体
拮抗作用を併せ持つアシルコエンザイムAコレステロー
ルアシルトランスフェラーゼ阻害薬を有効成分として含
有する医薬組成物を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て述べる。
【0012】<1>式(A)で表される化合物又はその
塩からなるアンジオテンシンII受容体拮抗作用を併せ
持つアシルコエンザイムAコレステロールアシルトラン
スフェラーゼ阻害薬 本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗作用を併せ持
つアシルコエンザイムAコレステロールアシルトランス
フェラーゼ阻害薬は、式(A)で表される化合物又はそ
の塩からなるものである。
【0013】
【化10】 式(A) 〔式中、R1は炭素数5〜7のアルキル基を示し;R2は
置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基又はシクロ
アルキル基を示し;R3はテトラゾリル基又は−NHS
O2CF3を示し;Zは単結合又は−SO2NH−を示
す。〕
【0014】式(A)に関して、R1で示される炭素数
5〜7のアルキル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれ
でもよいが、直鎖のものが好ましい。n−ペンチル基、
n−ヘキシル基、n−ヘプチル基が、特に好ましい。
【0015】R2で示される芳香族炭化水素基としては
炭素数6〜10の芳香族炭化水素基が好ましく、フェニ
ル基及びナフチル基がより好ましく、フェニル基が特に
好ましい。当該芳香族炭化水素基に置換し得る基として
は、ハロゲン原子及び炭素数1〜5のアルキル基から選
ばれる1〜3個が好ましい。ここでハロゲン原子として
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げ
られるが、フッ素原子が特に好ましい。炭素数1〜5の
アルキル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよ
く、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基などが挙げられる。このうち、メチ
ル基、エチル基、イソプロピル基が特に好ましい。
【0016】R2で示されるシクロアルキル基として
は、炭素数3〜8、特に炭素数5〜7のシクロアルキル
基が好ましく、具体的にはシクロヘキシル基が特に好ま
しい。
【0017】R2としては、ハロゲン原子及び炭素数1
〜5のアルキル基から選ばれる1〜3個の置換基が置換
していてもよい炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、又
は炭素数5〜7のシクロアルキル基が好ましく;ハロゲ
ン原子及び炭素数1〜5のアルキル基から選ばれる1〜
3個の置換基が置換していてもよいフェニル基又は炭素
数5〜7のシクロアルキル基がより好ましい。このう
ち、R2の特に好ましい具体例としては、ジフルオロフ
ェニル基、トリフルオロフェニル基等のジ−又はトリハ
ロゲノフェニル基;ジイソプロピルフェニル基、トリメ
チルフェニル基等のジ−又はトリC1-5アルキルフェニ
ル基;シクロヘキシル基が挙げられる。
【0018】R3で示されるテトラゾリル基としては、
5−テトラゾリル基が特に好ましい。R3としては、テ
トラゾリル基又は−NHSO2CF3が特に好ましい。
【0019】Zとしては単結合又は−SO2NHが特に
好ましい。
【0020】式(A)で表される化合物の塩としては、
生理的に許容しうるものであれば特段限定されないが、
例えば、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸などの鉱酸塩、クエン
酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、ギ酸、酢酸、メ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンス
ルホン酸などの有機酸塩、炭酸塩、ナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウムな
どのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩などが好まし
く例示できる。
【0021】また、式(A)で表される化合物又はその
塩には、その分子内塩、付加物、錯体、溶媒和物或いは
水和物など何れをも包含する。
【0022】式(A)で表される化合物又はその塩のう
ち、特に好ましいものの具体例として、下記式(1)〜
式(7)で表される化合物が挙げられる。
【0023】
【化11】 式(1) N'−ペンチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)ウレア
【0024】
【12】 式(2) N'−ペンチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレ
【0025】
【化13】 式(3) N'−ヘプチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレ
【0026】
【化14】 式(4) N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N'−ヘプチル
−N'−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)−
1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]ウレア
【0027】
【化15】 式(5) N−シクロヘキシル−N'−ヘプチル−N'−[[2'−
(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1'−ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ウレア
【0028】
【化16】 式(6) N'−ペンチル−N'−[[2'−[[(トリフルオロメ
チル)スルホニル]アミノ]−1,1'−ビフェニル−
4−イル]メチル]−N−(2,4,6−トリフルオロ
フェニル)ウレア
【0029】
【化17】 式(7) N−[[[[(2,6−ジイソプロピルフェニル)アミ
ノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]−N−ペンチル
−N−[2'−[(1H−テトラゾール−5−イル)−
1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]アミン
【0030】式(A)で表される化合物又はその塩は、
例えば次の反応式に従って製造することができる。
【0031】
【化18】
【0032】〔式中、R3aは、前記R3に導くことので
きる基又はR3を示し;Yは−NHCOOR4、−NC
O、又は−NHCONHSO2X1(ここでR4はアルキ
ル基又はフェニル基を示し、X1はハロゲン原子を示
す)を示し;R1、R2及びZは前記と同じ〕
【0033】すなわち、二級アミン(C)に化合物
(D)を反応させて化合物(B)を得、必要によりR3a
をR3に変換させることにより式(A)で表される化合
物又はその塩を得ることができる。
【0034】二級アミン(C)は、例えばアルキルアミ
ンと置換ビフェニルメチルハライドとを縮合させること
により得ることができる。また、置換ビフェニルメチル
アミンと脂肪酸ハライドとの反応により得られるN−ア
ルカノイル−N−置換ビフェニルメチルアミンを水素化
アルミニウムリチウム等の還元剤を用いて還元すること
によっても得られる。
【0035】一方、化合物(D)としては前記の基が挙
げられるが、化合物(D)としてカルバメート(R2N
HCOOR4)又はイソシアネート(R2NCO)を用い
た場合には、Zが単結合である化合物が得られる。また
化合物(D)としてR2−NHCONHSO2X1を用い
た場合には、ZがSO2NHである化合物が得られる。
【0036】二級アミン(C)と化合物(D)との縮合
反応は、化合物(D)におけるYの種類によって異なる
が、例えば三級アミン、炭酸カリウム等の塩基の存在下
に行ってもよい。
【0037】R3aとしてはN−保護テトラゾリル基、ニ
トロ基等が挙げられる。N−保護テトラゾリル基として
は、N−トリフェニルメチルテトラゾリル基が挙げられ
る。当該保護基の脱離反応は、例えば塩酸等の酸処理に
より行うのが好ましい。R3aがニトロ基の場合には、こ
れを還元してアミノ基に変換後、当該アミノ基をトリフ
ルオロメチルスルホニル化すれば、R3が−NHSO2C
F3である化合物が得られる。
【0038】なお、式(A)で表される化合物又はその
塩は、前記二級アミン(C)を化合物(D)との反応に
よる製法に限定されず、ビフェニルメチル基とR1と−
ZCONHR2とが窒素原子を介して結合していればよ
いのであるから、当該窒素原子にビフェニルメチル基又
はR1を最後に導入してもよい。
【0039】式(A)で表される化合物の塩は、例え
ば、極性及び/又は非極性溶媒中で酸又は塩基と混合す
ることにより製造できる。
【0040】このようにして得られた式(A)で表され
る化合物又はその塩は、アンジオテンシンII受容体拮
抗作用のみならず、アシルコエンザイムAコレステロー
ルアシルトランスフェラーゼ阻害活性を有する。アンジ
オテンシンII受容体拮抗薬は、既存の高血圧治療薬
(例えば、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵
素阻害薬、利尿薬、β−遮断薬、α−遮断薬など)と比
べて副作用の発現が少ない点で優れている。式(A)で
表される化合物はアシルコエンザイムAコレステロール
アシルトランスフェラーゼ活性阻害作用をも有するの
で、食物中のコレステロールが吸収されることを抑えた
り、肝臓からのVLDLの分泌を抑えたり、動脈などの
血管壁における細胞内コレステロールエステルの蓄積を
減少せしめることが出来るため、血中のコレステロール
量を低下させることができ、またアテローム性動脈硬化
症病変部の形成などを阻止することが出来る。この様な
アンジオテンシンII受容体拮抗作用及びアシルコエン
ザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ阻害
作用を併せ持つ薬物はこれまで見出されておらず、高血
圧症と高脂血症の合併症の予防及び/又は治療に対して
特に有用である。さらに高血圧症と高脂血症の合併症
は、動脈硬化症及び動脈硬化に起因する心筋梗塞、狭心
症等の虚血性心疾患、脳梗塞等の脳血管障害、シンドロ
ームX、肥満症などの発症及び/又は進展に深く関与し
ていることから、これらの疾患の予防及び/又は治療に
対して有用である。高血圧症と高脂血症の合併症及び本
合併症より発症及び/又は進展する疾患の内、アンジオ
テンシンII受容体関与及びアシルコエンザイムAコレ
ステロールアシルトランスフェラーゼ関与を機作とする
ものに適用することが特に好ましい。
【0041】本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗
作用を併せ持つアシルコエンザイムAコレステロールア
シルトランスフェラーゼ阻害薬は、式(A)で表される
化合物又はその塩を単独で用いても良いし、或いは本発
明の効果を損なわない限りにおいて他の薬効成分、他の
作用機序を有する薬効成分などと共に用いても良い。ま
た、本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗作用を併
せ持つアシルコエンザイムAコレステロールアシルトラ
ンスフェラーゼ阻害薬は、所望に応じて薬学的に許容さ
れる担体を配合した医薬組成物として投与しても良い。
医薬組成物(剤型)とすることも出来る。ここでいう組
成物(剤型)としては、インハレーション剤、注射剤、
経口投与剤、経直腸投与剤及び経皮吸収剤などが挙げら
れる。これらの組成物に配合できる薬学的に許容される
担体としては、例えば、賦形剤、結合剤、被覆剤、潤沢
剤、糖衣剤、崩壊剤、増量剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶
化・分散剤、安定剤、pH調整剤、等張剤などが挙げら
れる。
【0042】本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗
作用を併せ持つアシルコエンザイムAコレステロールア
シルトランスフェラーゼ阻害薬の好ましい投与量は、症
状、疾病の種類、性別、年齢、体格などによって異なる
が、式(A)で表される化合物又はその塩として一般的
に成人1日あたり1〜1000mgが好ましく、これを
1日1回〜数回に分けて投与することが好ましい。
【0043】
【実施例】以下本発明を実施例を挙げて更に詳細に説明
する。但し、本発明が実施例のみに限定を受けないこと
は言うまでもない。
【0044】化合物の製造例について具体的に述べる。
【0045】製造例1 式(1)で表される化合物……
N'−ペンチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)ウレア
の製造
【0046】n−ペンチルアミン304.2mg及びト
リエチルアミン442.2mgをジメチルホルムアミド
8mLに溶解し、氷冷下にて[[2'−[N−(トリフ
ェニルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−
ビフェニル−4−イル]メチル]ブロミド400mgを
加えて室温下で攪拌した。48時間後酢酸エチル80m
Lを加え飽和食塩水140mLで3回洗浄した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下濃縮した。残渣及
びフェニル2,4,6−トリメチルフェニルカルバメー
ト233.8mgをトルエン10mLに溶解し加熱還流
した。2時間後反応溶液を減圧下濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル)に付し、N'−ペンチル−N−(2,4,6−トリ
メチルフェニル)−N'−[[2'−[N−(トリフェニ
ルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ウレアを113mg得た。
収率22%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.88(t,3H,J=6.48Hz),1.18−
1.35(m,4H),1.61−1.69(m,2
H),2.05(s,3H),2.23(s,6H),
3.30(t,2H,J=7.29Hz),4.49
(s,2H),5.54(s,1H),6.83−6.
99(m,8H),7.12−7.16(m,3H),
7.25−7.38(m,11H),7.44−7.9
2(m,2H),7.94(dd,1H,J=8.91
Hz,J=2.16Hz)
【0047】N'−ペンチル−N−(2,4,6−トリ
メチルフェニル)−N'−[[2'−[N−(トリフェニ
ルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフ
ェニル−4−イル]メチル]ウレア113mgをテトラ
ヒドロフラン4mLに溶解し10%塩酸1.2mLを加
え室温で攪拌した。17時間後、反応液を低温で減圧下
濃縮し水10mLを加えクロロホルム12mLで3回抽
出した。有機層を飽和食塩水15mLで洗浄し無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノー
ル)に付し、式(1)で表される化合物61.8mgを
得た。収率82%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.88(t,3H,J=6.75Hz),1.22−
1.35(m,4H),1.55−1.72(m,2
H),2.00(s,6H),2.14(s,3H),
3.21(t,2H,J=7.29Hz),4.23
(s,2H),5.66(s,1H),6.55(s,
2H),7.07−7.29(m,5H),7.44−
7.62(m,2H),7.84(dd,1H,J=
7.29Hz,J=1.35Hz) m.p.106−109℃ IR(cm-1)(KBr) 1240,1466,1600,2928
【0048】製造例2 式(2)で表される化合物……
N'−ペンチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレ
アの製造
【0049】製造例1の方法に準じて、n−ペンチルア
ミン0.94gと[[2'−[N−(トリフェニルメチ
ル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル
−4−イル]メチル]ブロミド1.50gから2級アミ
ンを製造し、次いでこのものとフェニル2,4,6−ト
リフルオロフェニルカルバメート0.72gを用いて
N'−ペンチル−N−(2,4,6−トリフルオロフェ
ニル)−N'−[[2'−[N−(トリフェニルメチル)
テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4
−イル]メチル]ウレアを0.50g得た。収率25
%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.89(t,3H,J=6.48Hz),1.23−
1.36(m,4H),1.50−1.66(m,2
H),3.21(t,2H,J=7.56Hz),4.
49(s,2H),5.54(s,1H),6.65−
6.73(m,2H),6.90−7.53(m,22
H),7.94(dd,1H,J=7.02Hz,J=
1.89Hz)
【0050】N'−ペンチル−N−(2,4,6−トリ
フルオロフェニル)−N'−[[2'−[N−(トリフェ
ニルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビ
フェニル−4−イル]メチル]ウレア173.2mgを
製造例1と同様に塩酸で処理して式(2)で表される化
合物60.2mgを得た。収率52%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.89(t,3H,J=6.48Hz),1.26−
1.31(m,4H),1.55−1.65(m,2
H),3.28(t,2H,J=7.02Hz),4.
41(s,2H),6.14(s,1H),6.51−
6.57(m,2H),6.90−7.65(m,7
H),7.82(d,1H,J=7.29Hz) m.p.103−107℃ IR(cm-1)(KBr) 1449,1521,1612,1629,2931,
2958
【0051】製造例3 式(3)で表される化合物……
N'−ヘプチル−N'−[[2'−(1H−テトラゾール
−5−イル)−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチ
ル]−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレ
アの製造
【0052】2,4,6−トリフルオロ安息香酸14
8.8mg、ジフェニルホスホリルアジド223.3m
g及びトリエチルアミン105.1mgをベンゼン8m
Lに加え、加熱還流した。50分後、これにN−ヘプチ
ル−N−[[2'−[N−(トリフェニルメチル)テト
ラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4−イ
ル]メチル]アミン393.7mgをベンゼン3mLに
溶解した溶液を加え、加熱還流を続行した。溶液添加後
45分に、反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチ
ル40mLを加え、5%塩酸、水、飽和重層水及び飽和
食塩水それぞれ40mLで洗浄した。有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)
に付し、無色アモルファスとしてN'−ヘプチル−N−
(2,4,6−トリフルオロフェニル)−N'−[[2'
−[N−(トリフェニルメチル)テトラゾール−5−イ
ル]−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]ウレ
アを369.1mg得た。収率74%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.87(t,3H,J=6.21Hz),1.15−
1.35(m,8H),1.50−1.60(m,2
H),3.20(t,2H,J=7.29Hz),4.
48(s,2H),5.62(s,1H),6.62−
6.76(m,2H),6.89−6.98(m,6
H),7.06−7.16(m,4H),7.22−
7.53(m,12H),7.93(dd,1H,J=
7.02Hz,J=1.62Hz)
【0053】N'−ヘプチル−N−(2,4,6−トリ
フルオロフェニル)−N'−[[2'−[N−(トリフェ
ニルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビ
フェニル−4−イル]メチル]ウレア437.5mgを
実施例1と同様に塩酸で処理して式(3)で表される化
合物219.1mgを得た。収率73%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.88(t,3H,J=6.48Hz),1.15−
1.47(m,8H),1.55−1.75(m,2
H),3.10(t,2H,J=7.56Hz),4.
54(s,2H),5.89(s,1H),6.58
(dd,2H,J=7.29Hz,J=8.37H
z),7.11−7.26(m,4H),7.40−
7.61(m,3H),7.93(dd,1H,J=
7.29Hz,J=1.62Hz) m.p.86−89℃ IR(cm-1)(KBr) 1521,1615,1625,2929
【0054】製造例4 式(4)で表される化合物……
N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N'−ヘプチル
−N'−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)−
1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]ウレアの製
【0055】n−ヘプチルアミン3.96g及び炭酸カ
リウム0.91gをジメチルホルムアミド60mLに加
え氷冷下にて[[2'−[N−(トリフェニルメチル)
テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4
−イル]メチル]ブロミド4.00gを加え、しばらく
同温にて攪拌後室温にて攪拌した。45時間後酢酸エチ
ル150mLを加え、水500mLで1回、飽和食塩水
500mLで4回洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥し減
圧下濃縮した。残渣にトルエン100mL及び2,4−
ジフルオロフェニルイソシアネート1.33gを加え加
熱還流した。80分後トルエン100mLで希釈し、飽
和重層水100mL及び飽和食塩水100mLで洗浄し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル)に付し、N−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−N'−ヘプチル−N'−[[2'−[N−
(トリフェニルメチル)テトラゾール−5−イル]−
1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]ウレアを淡
黄色オイルとして3.15g得た。収率59%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.88(t,3H,J=6.48Hz),1.15−
1.35(m,8H),1.57−1.60(m,2
H),3.19(t,2H,J=7.29Hz),4.
46(s,2H),6.37(d,1H,J=3.24
Hz),6.73−6.93(m,11H),7.04
−7.53(m,13H),7.94(dd,1H,J
=7.56Hz,J=1.62Hz),8.02−8.
11(m,1H)
【0056】N−(2,4−ジフルオロフェニル)−
N'−ヘプチル−N'−[[2'−[N−(トリフェニル
メチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ウレア1.05gを製造例1
と同様に塩酸で処理して式(4)で表される化合物0.
34gを得た。収率59%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.88(t,3H,J=6.48Hz),1.22−
1.33(m,8H),1.58−1.75(m,2
H),3.30(t,2H,J=7.83Hz),4.
53(s,2H),6.45(d,1H,J=3.51
Hz),6.70−6.87(m,2H),7.14−
7.32(m,4H),7.34−7.65(m,3
H),7.76−7.85(m,1H),7.98
(d,1H,J=7.56Hz) IR(cm-1)(KBr) 1516,1624,1612
【0057】製造例5 式(5)で表される化合物……
N−シクロヘキシル−N'−ヘプチル−N'−[[2'−
(1H−テトラゾール−5−イル)−1,1'−ビフェ
ニル−4−イル]メチル]ウレアの製造
【0058】n−ヘプチルアミン192mg、[[2'
−[N−(トリフェニルメチル)テトラゾール−5−イ
ル]−1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]ブロ
ミド843mg及びシクロヘキシルイソシアネート23
0mgを用い、製造例4と同様の方法でN−シクロヘキ
シル−N'−ヘプチル−N'−[[2'−[N−(トリフ
ェニルメチル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−
ビフェニル−4−イル]メチル]ウレアを0.53g得
た。収率49%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.87(t,3H,J=6.75Hz),0.94−
1.40(m,12H),1.48−1.62(m,6
H),1.85−1.90(m,2H),3.06
(t,2H,J=7.83Hz),3.61−3.71
(m,1H),4.13(d,1H),4.34(s,
2H),6.86−6.94(m,6H),7.00−
7.12(m,4H),7.17−7.53(m,12
H),7.91(dd,1H,J=6.75Hz,J=
1.35Hz)
【0059】N−シクロヘキシル−N'−ヘプチル−N'
−[[2'−[N−(トリフェニルメチル)テトラゾー
ル−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4−イル]メ
チル]ウレア0.53gを製造例1と同様に塩酸で処理
して式(5)で表される化合物0.24gを得た。収率
69%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.87(t,3H,J=6.75Hz),0.93−
1.38(m,15H),1.51−1.66(m,3
H),1.72−1.80(m,2H),3.06
(t,2H,J=7.83Hz),3.35−3.52
(m,1H),4.14(d,1H,J=7.29H
z),4.37(s,2H),7.12(s,4H),
7.42−7.65(m,3H),7.90(dd,1
H,J=6.75Hz,J=1.35Hz) IR(cm-1)(KBr) 1532,2930
【0060】製造例6 式(6)で表される化合物……
N'−ペンチル−N'−[[2'−[[(トリフルオロメ
チル)スルホニル]アミノ]−1,1'−ビフェニル−
4−イル]メチル]−N−(2,4,6−トリフルオロ
フェニル)ウレアの製造
【0061】n−アミルアミン0.54g及び炭酸カリ
ウム0.98gをジメチルホルムアミド3.5mLに懸
濁し、[[2'−ニトロ−1,1'−ビフェニル−4−イ
ル]メチル]ブロミド0.51gを少量ずつ加えた。4
時間後酢酸エチル20mLを加え水40mLで1回、飽
和食塩水90mLで2回洗浄した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/酢酸エチル)
に付し黄色オイルとしてN−[(2'−ニトロ−1,1'
−ビフェニル−4−イル)メチル]−N−ペンチルアミ
ンを0.40g得た。収率77%。
【0062】2,4,6−トリフルオロ安息香酸0.4
3g、ジフェニルホスホリルアジド0.68g、トリエ
チルアミン0.25g及びN−[(2'−ニトロ−1,
1'−ビフェニル−4−イル)メチル]−N−ペンチル
アミン0.40gを用いて、製造例3と同様の操作で
N'−[(2'−ニトロ−1,1'−ビフェニル−4−イ
ル)メチル]−N'−ペンチル−N−(2,4,6−ト
リフルオロフェニル)ウレアを0.60g得た。収率9
5%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.94(t,3H,J=7.02Hz),1.20−
1.49(m,4H),1.59−1.75(m,2
H),3.42(t,2H,J=7.83Hz),4.
64(s,2H),5.74(s,1H),6.64−
6.87(m,4H),7.09−7.65(m,6
H)
【0063】N'−[(2'−ニトロ−1,1'−ビフェ
ニル−4−イル)メチル]−N'−ペンチル−N−
(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレア196.
0mg及び無水塩化スズ(II)401.6mgをエタ
ノール4mL中に加え加熱還流した。1時間後溶媒を留
去し酢酸エチル15mL及び飽和重層水15mLを注ぎ
生じた沈澱をセライトで濾去した。濾液より酢酸エチル
にて抽出を行った。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し減圧下濃縮し、N'−[(2'−アミノ−1,1'−ビ
フェニル−4−イル)メチル]−N'−ペンチル−N−
(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレアを17
9.2mg得た。収率94%。
【0064】N'−[(2'−アミノ−1,1'−ビフェ
ニル−4−イル)メチル]−N'−ペンチル−N−
(2,4,6−トリフルオロフェニル)ウレア100m
gをジクロロメタン2mLに溶解し、ジクロロメタン2
mLに溶解したトリフルオロメタンスルホン酸無水物7
0mgを−10〜−5℃に保持し滴下した。同温で4時
間攪拌後クロロホルム20mLを加え、飽和重層水20
mLで洗浄した。水槽をさらにクロロホルム10mLで
抽出し合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減
圧下濃縮した。分取用シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/メタノール)で精製し、式(6)
で表される化合物60mgを得た。収率46%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.92(t,3H,J=6.75Hz),1.32−
1.38(m,4H),1.68−1.78(m,2
H),3.41(t,2H,J=7.56Hz),4.
68(s,2H),5.73(s,1H),6.66−
6.77(m,2H),7.31−7.49(m,7
H),7.95(s,1H),8.28(d,1H,J
=7.83Hz) IR(cm-1)(KBr) 1202,1521,1636
【0065】製造例7 式(7)で表される化合物……
N−[[[[(2,6−ジイソプロピルフェニル)アミ
ノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]−N−ペンチル
−N−[2'−[(1H−テトラゾール−5−イル)−
1,1'−ビフェニル−4−イル]メチル]アミンの製
【0066】イソシアン酸クロロスルホニル2.43g
を10mLのジエチルエーテルに溶解し、これを−15
℃にて15mLのジエチルエーテルに溶解した2,6−
ジイソプロピルアニリン溶液に滴下した。同温にて1時
間30分攪拌後、生成した沈澱物を濾取し、これをヘキ
サンにて洗浄した。得られた無色結晶を乾燥し、
[[[(2,6−ジイソプロピルフェニル)アミノ]カ
ルボニル]アミノ]スルホニルクロリドを4.11g得
た。収率75%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 1.22(s,6H),1.25(s,6H),3.1
3(m,2H),7.20−7.39(m,3H),
7.76(s,1H) m.p.131−133℃
【0067】[[2'−[N−(トリフェニルメチル)
テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4
−イル]メチル]ブロミド1.08g、n−ペンチルア
ミン0.18g及び炭酸カリウム0.45gをN,N−
ジメチルホルムアミド7mL中に加え、室温にて攪拌し
た。16時間後、酢酸エチル40mLを加えた。有機層
を飽和食塩水(140mL×3回)で洗浄した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下濃縮した。濃縮残
渣にトリエチルアミン0.20g及びテトラヒドロフラ
ン11mLを加えた。この中に[[[(2,6−ジイソ
プロピルフェニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スル
ホニルクロリド4.11gのテトラヒドロフラン9mL
溶液を室温にて滴下した。2時間後、酢酸エチル80m
Lを加え、水80mL及び飽和食塩水40mLで洗浄し
た。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル)に付し、無色アモルファスとしてN
−[[[[(2,6−ジイソプロピルフェニル)アミ
ノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]−N−ペンチル
−N−[[[2'−(トリフェニルメチル)テトラゾー
ル−5−イル]−1,1'−ビフェニル−4−イル]メ
チル]アミンを0.32g得た。収率20%。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.83(t,3H,J=6.5Hz),1.09−
1.29(m,18H),3.05−3.29(m,4
H),4.39(s,1H),4.52(s,1H),
6.87−6.99(m,6H),7.15−7.51
(m,20H),7.92(dd,1H,J=2.2,
5.4Hz)
【0068】N−[[[[(2,6−ジイソプロピルフ
ェニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]−
N−ペンチル−N−[[[2'−(トリフェニルメチ
ル)テトラゾール−5−イル]−1,1'−ビフェニル
−4−イル]メチル]アミン0.32gをテトラヒドロ
フラン11mLに溶解し室温にて10%塩酸を加え、攪
拌した。17時間後酢酸エチル60mLを加え、水60
mL及び飽和食塩水60mLにて洗浄し、有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥し減圧下濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール)に付した。さらに分取用薄層クロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール)で精製した。得られた結
晶をジイソプロピルエーテルに懸濁し、結晶を濾取し、
その結晶をジエチルエーテルに懸濁し結晶を濾取し、式
(7)で表される化合物を0.5g得た。 1H−NMR(CDCl3,ppm) 0.97(t,3
H,J=6.8Hz),1.20(s,6H),1.2
3(s,6H),1.40−1.42(m,4H),
1.76−1.83(m,2H),3.00−3.16
(m,1H),3.52(t,2H,J=7.0H
z),4.52(s,2H),4.61(s,1H),
7.13−7.31(m,5H),7.39−7.65
(m,6H) IR(cm-1)(KBr) 1517,1521,2962
【0069】実施例1 アンジオテンシンII受容体拮抗作用の評価 日本白色家兎を放血致死後、直ちに胸部大動脈若しくは
大腿動脈を摘出し、脂肪組織及び結合組織を除去し、幅
約2〜3mmのリング標本を作成した。標本は、95%
酸素+5%二酸化炭素混合ガスを通気したクレブス−ヘ
ンゼライト溶液10mlを満たした温浴中に懸垂し、3
7℃に保温した。初期張力(胸部大動脈:2g、大腿動
脈:1g)を負荷し、反応は等尺性に記録した。標本が
安定した後に、60mM KClによる収縮を確認し、
再び標本が安定した後に、3×10-7M NEを処理し
収縮が一定になった後、10-7M AChを処理するこ
とによる弛緩反応から内皮の有無を確認し、内皮除去標
本のみを用いて以下の評価を行った。
【0070】10-6M NEを処理し収縮が最大になっ
たところで洗浄した。この操作を3回繰り返した後、種
々の濃度の評価化合物または、それに相当する溶媒を処
理し、処理後15分後、アンジオテンシンIIを累積投
与(10-10〜10-7Mもしくは10-6M)して収縮反
応を検討し、競合的な拮抗作用の指標となるpA2値を
ヴァン・ロッサムの方法又はシールドの方法を用いて算
出した。この結果を表1に示す。これより、本発明のア
ンジオテンシンII受容体拮抗作用を併せ持つアシルコ
エンザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ
阻害薬は優れたアンジオテンシンII受容体拮抗作用を
有することが判る。
【0071】実施例2 アシルコエンザイムAコレステロールアシルトランスフ
ェラーゼ阻害作用の評価 (1)酵素(アシルコエンザイムAコレステロールアシ
ルトランスフェラーゼ)の調製 (1−1)ラットを高コレステロール飼料(基本飼料M
Fに1%コレステロール、0.3%コール酸ナトリウ
ム、0.1%プロピルチオウラシル及び3%ラードを添
加した固形の飼料)で約3週間飼育した。 (1−2)(1−1)のラットの肝臓を採取し、細切
後、その重量の約3倍量の0.25Mスクロース及び1
mM EDTAを含む10mMヘペス緩衝液(pH7.
4)を加えて懸濁し、ガラステフロンホモジナイザーで
ホモジナイズした。 (1−3)ホモジナイズした肝臓を22000×gで1
5分間遠心分離し、上清を採取した。 (1−4)この上清をさらに100000×gで60分
間遠心分離し、得られた沈澱に(1−2)で使用した約
1/2容量の0.25Mスクロース及び1mMEDTA
を含む10mMヘペス緩衝液(pH7.4)を加えて再
度懸濁した。 (1−5)この懸濁液を100000×gで60分間再
度遠心分離して得られた沈澱を採取し0.25Mスクロ
ース及び2mM DTTを含む10mMヘペス緩衝液
(pH7.4)を加えて懸濁し、−80℃で保存した。
【0072】(2)薬液の調製 (2−1)反応用緩衝液:0.75Mリン酸緩衝液(p
H7.4)、800μM BSA、100mMDTTを
それぞれ1.0、0.5、0.1mLずつ混和し、超純
水を3.4mL加えた。 (2−2)アシルコエンザイムAコレステロールアシル
トランスフェラーゼ:冷凍保存してある酵素を前記した
「反応用緩衝液」で希釈し、2.5mgプロテイン/m
Lとした。 (2−3)試験サンプル:評価化合物の10-3M溶液は
メタノールで調製した。3×10-4M溶液は10-3M溶
液300μLに50%メタノール700μLを加えて調
製した。10-4M溶液は3×10-4M溶液300μLに
50%メタノール600μLを加えて調製した。以下1
0-7Mの溶液(3倍希釈列)まで、同様の手順で調製し
た。
【0073】(3)アシルコエンザイムAコレステロー
ルアシルトランスフェラーゼ活性の測定方法 (3−1)1.5mLのテストチューブ内にアシルコエ
ンザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ2
0μL、反応用緩衝液20μL、試験サンプル5μLを
入れ、30℃で10分間温めた(この溶液を以下「I」
と呼ぶ)。 (3−2)「I」の中に反応用[14C]−オレオイルC
oA5μLを添加し攪拌後、30℃で4分間反応させ
た。 (3−3)4分後にメタノール250μLを加えて反応
を停止し、次いでテストチューブ内に脂質混合物40μ
L、回収率補正用[3H]−コレステリル・オレエート
10μL、ヘキサン700μLを加えた(この溶液を以
下「II」と呼ぶ)。 (3−4)「II」をミキサーで攪拌しヘキサン層を5
00μL採り、別のチューブ内に移した(この液を以下
「III」と呼ぶ)。 (3−5)「III」を蒸発乾固させ、クロロホルム1
0μLに溶かしてTLC上にスポットした。この時、コ
レステリル・オレエートもスポットした。 (3−6)乾燥後、ヘキサン:ジエチルエーテル:酢酸
=85:15:0.5の展開溶媒で展開し、次いでヨウ
素で発色させ、コレステリル・オレエートのスポットを
切りとりバイアル瓶に入れた。これと同時に反応用[14
C]−オレオイルCoA5μLと回収率補正用[3H]
−コレステリル・オレエート10μLをTLC上にスポ
ットし、同様に切りとってバイアル瓶に入れた。 (3−7)この後、バイアル瓶に約10mLのアクアゾ
ールIIを加えて攪拌し、しばらく放置した後、[14
C]と[3H]の放射活性を測定した。
【0074】得られた放射活性については、[3H]の
放射活性から酵素反応で生成した[14C]−コレステリ
ル・オレエートの回収率を計算し、[14C]の放射活性
からコレステリル・オレエートの生成量を算出した。こ
の結果から、濃度反応曲線を作成するとともに非線形最
小2乗法を用いてpIC50値を算出し、アシルコエンザ
イムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ活性阻
害効果の指標とした。
【0075】かくして得られた式(1)〜式(7)で表
される化合物のアシルコエンザイムAコレステロールア
シルトランスフェラーゼ阻害作用の評価値を表1に示
す。これより、本発明のアンジオテンシンII受容体拮
抗作用を併せ持つアシルコエンザイムAコレステロール
アシルトランスフェラーゼ阻害薬は優れたアシルコエン
ザイムAコレステロールアシルトランスフェラーゼ阻害
作用を有することが判る。
【0076】
【表1】
【0077】上記の評価結果から、式(A)で表される
化合物はアンジオテンシンII受容体拮抗作用のみなら
ず、アシルコエンザイムAコレステロールアシルトラン
スフェラーゼ阻害作用を有することが判る。
【0078】実施例3 下記に示す処方に従って、本発明の医薬組成物である顆
粒製剤を作成した。即ち、処方成分を流動層造粒装置に
仕込み、水20重量部を噴霧しながら、流動相造粒を行
い、40℃で48時間送風乾燥して顆粒剤を得た。 式(1)の化合物 30重量部 結晶セルロース 30重量部 乳糖 34重量部 ステアリン酸マグネシウム 1重量部 ヒドロキプロピルセルロース 5重量部
【0079】実施例4 下記に示す処方に従って、本発明の医薬組成物である顆
粒製剤を作成した。即ち、処方成分を流動層造粒装置に
仕込み、水20重量部を噴霧しながら、流動相造粒を行
い、40℃で48時間送風乾燥して顆粒剤を得た。 式(3)の化合物 30重量部 結晶セルロース 30重量部 乳糖 34重量部 ステアリン酸マグネシウム 1重量部 ヒドロキプロピルセルロース 5重量部
【0080】
【発明の効果】式(A)で表される化合物又はその塩
は、アンジオテンシンII受容体拮抗作用とともにアシ
ルコエンザイムAコレステロールアシルトランスフェラ
ーゼ阻害作用をも有し、高血圧症と高脂血症の合併症の
予防及び/又は治療薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 将志 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地 ポ ーラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 檜山 直樹 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地 ポ ーラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 木村 誠 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地 ポ ーラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 一ノ宮 聡 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地 ポ ーラ化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 BC62 MA01 MA04 NA14 ZA42 ZC20 ZC33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(A)で表される化合物又はその塩か
    らなるアンジオテンシンII受容体拮抗作用を併せ持つ
    アシルコエンザイムAコレステロールアシルトランスフ
    ェラーゼ阻害薬。 【化1】 式(A) 〔式中、R1は炭素数5〜7のアルキル基を示し;R2は
    置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基又はシクロ
    アルキル基を示し;R3はテトラゾリル基又は−NHS
    O2CF3を示し;Zは単結合又は−SO2NH−を示
    す。〕
  2. 【請求項2】 式(A)で表される化合物が、下記式
    (1)〜式(7)で表される化合物群から選ばれる1種
    乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記
    載のアンジオテンシンII受容体拮抗作用を併せ持つア
    シルコエンザイムAコレステロールアシルトランスフェ
    ラーゼ阻害薬。 【化2】 式(1) 【化3】 式(2) 【化4】 式(3) 【化5】 式(4) 【化6】 式(5) 【化7】 式(6) 【化8】 式(7)
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のアンジオテンシ
    ンII受容体拮抗作用を併せ持つアシルコエンザイムA
    コレステロールアシルトランスフェラーゼ阻害薬を有効
    成分として含有する医薬組成物。
  4. 【請求項4】 高血圧症と高脂血症の合併症予防及び/
    又は治療用である請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 高血圧症と高脂血症の合併症が、アンジ
    オテンシンII受容体関与及びアシルコエンザイムAコ
    レステロールアシルトランスフェラーゼ関与の機作であ
    ることを特徴とする、請求項4に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 動脈硬化性疾患の予防及び/又は治療用
    であることを特徴とする、請求項3又は4に記載の医薬
    組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7173151B2 (en) 2003-02-27 2007-02-06 Sanofi-Aventisdeutschand Gmbh Cycloalkyl-substituted alkanoic acid derivatives, processes for their preparation and their use as pharmaceuticals

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