JP2002200479A - 可搬型汚染土壌浄化処理装置 - Google Patents

可搬型汚染土壌浄化処理装置

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JP2002200479A
JP2002200479A JP2000401082A JP2000401082A JP2002200479A JP 2002200479 A JP2002200479 A JP 2002200479A JP 2000401082 A JP2000401082 A JP 2000401082A JP 2000401082 A JP2000401082 A JP 2000401082A JP 2002200479 A JP2002200479 A JP 2002200479A
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contaminated soil
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drying
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Kuniaki Tomimori
邦明 冨森
Eiichi Nagashima
栄一 永島
Hideo Sasaki
秀夫 佐々木
Kiyotaka Ibaraki
清隆 茨木
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Tokyo Gas Engineering Co Ltd
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Tokyo Gas Engineering Co Ltd
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 車載可能なように処理装置を小型化、ユ
ニット化して現場で汚染土壌の浄化処理を行うことが出
来る装置を提供する。 【解決手段】 浄化処理装置を乾燥キルンユニットA、
脱臭ユニットB、保持キルンユニットC、排気処理ユニ
ットDに4分割し、夫々のユニットごとにトラックで現
場まで搬送し、現場で4つのユニットを組み立てて土壌
処理を行う。このようにすると、現場から処理装置まで
トラックで汚染土壌を運搬するコストと手間がなくな
り、更に処理済土壌のリサイクルに際しても現場まで戻
すコストと手間がなくなる。また、土壌のトラック運搬
がなくなることにより、交通渋滞の緩和にも寄与でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害物質により汚
染された土壌を間接加熱方式で加熱することにより、土
壌中の有害汚染物質を熱分解及び揮発させて浄化し、こ
の浄化後の処理済土壌はリサイクルして用いる汚染土壌
浄化処理装置に関し、更に詳しくは、処理装置の効率化
を図ることにより、装置全体の小型化とこの小型化によ
り車載運搬を可能なものとなすことにより、汚染土壌現
場において浄化処理をすることができる可搬型汚染土壌
浄化処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】汚染された土壌の浄化技術としては、現
在次のようなものが公知である。 ・生物処理 この処理技術は、微生物を用いて浄化する技術であっ
て、油分を含有する汚染土壌の浄化技術として一部実用
化されている。 ・汚染土壌洗浄 この処理技術は、界面活性剤等を用いて汚染土壌を洗浄
し、浄化する技術である。 ・気泡連行 この処理技術は、土壌を過酸化水素を添加したアルカリ
溶液中で撹拌し、これに空気を吹き込み、その気泡で油
分を連行し、浮上させて分離する浄化技術である。 ・土壌湿式洗浄 この処理技術は、土壌粒子の表面に付着した汚染物質を
掻き取り、さらに粒子の大きさに応じて清浄な大粒子と
汚染物の微粒子に分級し、最終的には微細粒子をフロー
テーションにより汚染物質と清浄微細粒子に分離する技
術である。 ・水蒸気蒸留 この処理技術は、土壌を低温で加熱(間接加熱キルン)
し、高温の加熱蒸気を供給することにより、土壌から汚
染物質を揮散・離脱させて浄化し、汚染物は蒸気ととも
に抜き出し、水蒸気は汚染物の大半は凝縮するので凝縮
水は水処理後再利用、不凝縮成分は活性炭等で処理する
技術である。 ・粉炭土壌洗浄法(CSP法) この処理技術は、タール含有量の5倍の微粉炭をスラリ
ー化して土壌に添加し、80℃程度でタンブラーにより
撹拌洗浄し、このとき石灰をタール分に付着させ、次に
掻き取り、さらに分級処理することによりタール付着微
細石灰粒子、他の汚染物質含有微粒子として濃縮分離
し、濃縮分離された微粒子はセメントキルンにて焼却処
理し、排水は水処理し再利用する技術である。 ・間接加熱(キルン) この処理技術は、揮発性汚染物質を含む汚染土壌を間接
加熱キルン内で450〜600℃に熱して汚染物質を揮
散分離し、揮散分離した汚染物質を二次燃焼炉で燃焼処
理後さらに後段で重金属固定剤により固定回収する技術
である。 ・洗浄処理 この処理技術は、汚染物質を選鉱工学の要素技術を組み
合わせたプロセスで、汚染土壌を水洗いし分離濃縮する
と共に汚染物の種類により界面活性剤や、アルカリ、キ
レート剤等を添加する技術である。 ・ガラス固化 この処理技術は、重金属、PCB等の有害物質による汚
染土壌について、地中に電極を挿入して通電し、重金属
数をガラス状に溶融固化する技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記処理技術
は、何れも処理装置が大型で、定地式であることから、
土壌汚染現場から処理装置の在る工場まではダンプカー
等で汚染土壌を運搬し、更に処理済の土壌は再度ダンプ
カーで現場まで戻す必要がある。このため、処理にコス
トと時間がかかると共に交通渋滞の原因となっている。
【0004】本発明の目的は、現場で浄化処理を行うこ
とにより、コストの削減、処理期間の短縮、交通渋滞緩
和等を図ることができる可搬型汚染土壌の浄化処理装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、可搬型汚染土壌
浄化処理装置において、一定温度以上に間接加熱して汚
染土壌中の水分及び有害汚染物質及び揮発成分を熱分
解、揮発するための乾燥キルンと、前記乾燥キルンで処
理された土壌を間接加熱してこの土壌中に含まれている
有害汚染物質を熱分解すると共に揮発成分を揮発するた
めの保持キルンと、前記乾燥キルン及び保持キルンで発
生した悪臭成分を含む揮発成分を導いてバーナにより加
熱を行い脱臭を図る脱臭炉と、前記脱臭炉から排出され
る排気を処理して大気放散させる排気処理装置とから成
る汚染土壌浄化処理装置において、この装置を前記乾燥
キルン及び保持キルン及び脱臭炉及び排気処理装置に4
分割し、この4分割した夫々のユニットは、夫々現場ま
で車載方式で搬送を行い、当該現場において組み立て、
土壌処理を行うことができるように構成されているこ
と、を特徴とするものである。
【0006】更に、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、乾燥キルン及び保持キ
ルンのキルン内筒には土壌撹拌装置が取り付けられてい
ることを特徴とするものである。
【0007】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項2に記載の発明において、乾燥キルン及び保持キ
ルンにおいて、その土壌撹拌装置は、キルン内筒の内壁
に取り付けられた撹拌翼で構成されていることを特徴と
するものである。
【0008】更に、請求項4に記載の発明においては、
請求項3に記載の発明において、撹拌翼は、キルン内筒
において入口ゾーン及び中間ゾーン及び排出ゾーンに分
けられていて、入口ゾーンの撹拌翼は内壁円周方向にお
いてその間隔が狭く、千鳥状に配置され、中間ゾーンに
おいては入口ゾーンよりも粗く、更に出口ゾーンにおい
ては中間ゾーンよりも粗くその間隔が設定配置されてい
ると共に夫々千鳥状に配置されていることを特徴とする
ものである。
【0009】更に、請求項5に記載の発明においては、
請求項4に記載の発明において、撹拌翼において、入口
ゾーンのものは、バケット形式となっていて、中間及び
出口ゾーンのものはフラット形式となっていることを特
徴とするものである。
【0010】更に、請求項6に記載の発明においては、
請求項2〜5に記載の何れか1項に該当する発明におい
て、乾燥キルン及び保持キルンのキルン外筒の内周壁に
は邪魔板が取り付けられていることを特徴とするもので
ある。
【0011】更に、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6に記載の何れか1項に該当する発明におい
て、乾燥キルン及び保持キルンのキルン外筒内に送入す
る燃焼ガスは、キルン内筒に対して旋回流となるよう
に、燃焼ガスの噴射方向がキルン内筒の外周面に対して
接線方向となるように設定されていることを特徴とする
ものである。
【0012】更に、請求項8に記載の発明においては、
請求項1〜7に記載の何れか1項に該当する発明におい
て、排気処理装置の煙突の直近に誘引ブロアを配置し、
この誘引ブロアにより排気処理系を経由して乾燥キルン
のキルン内外筒及び保持キルン内筒及び脱臭炉内を負圧
に形成することにより、乾燥キルンのキルン内筒及び保
持キルン内筒→脱臭炉→乾燥キルンのキルン外筒内→排
気処理装置→煙突への気流をつくり、これにより1ヶの
誘引ブロアで排気系の気流を処理するように構成して成
る、ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記処理装置において、乾燥キルンのキルン内
筒内に送入された汚染土壌は、ここで300〜600℃
で間接加熱される。この結果、土壌中の有害物質が熱分
解すると共に揮発成分が揮発し、この揮発成分は脱臭炉
で脱臭される。乾燥キルンを出た処理土壌は、再び保持
キルンのキルン内筒内に送入され、ここで300〜60
0℃で10〜60分間接加熱され、最終的な有害物質の
熱分解と揮発成分の揮発が行われる。各キルンから排出
される排気は、排気処理装置で処理されたのち、煙突か
ら大気に放散される。
【0014】
【発明の実施の形態】汚染土壌浄化処理装置において、
可搬型とするためには、積載するトラックの大きさ、交
通路の安全確保等から、自ずと限界があり、最大の浄化
処理能力及び均一加熱による安定した浄化を確保するた
めには、高効率化が必須である。このような観点から、
本発明では、脱臭炉の排熱を有効利用する間接乾燥方式
を採用することとした。また、装置は一台のトラックに
積載するためには小型化が必要であることから、本発明
においては、処理装置を4つのユニットに分割した。そ
して、この4分割されたユニットは、夫々一台のトラッ
クに積載できる大きさとすることにより、可搬型におい
て、処理能力を最大となし、かつ現場での組み立ての手
間を最小にした。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て詳細に説明する。図1は、現場で組み立てを終了した
処理装置の全体を示す平面図、図2は乾燥キルン部分を
示す側面図である。この処理装置の占有面積1は、実施
例の場合、およそ横幅W=19000m/m、縦幅H=
12000m/mである。この占有面積1の中央には乾
燥キルン2及び脱臭炉3が配置され、乾燥キルン2に並
列に保持キルン4が配置され、更に冷却塔6、バグフィ
ルター7等を含む排気処理装置5が配置されている。そ
して、上記乾燥キルン2と脱臭炉3及び保持キルン4と
排気処理装置5は夫々4つのユニットに分割が可能であ
る。
【0016】上記処理装置の具体的なフローを図3に示
す。先ず、乾燥キルン2は、キルン外筒2a内にモータ
(図示せず)により回転するキルン内筒2bを貫通して
組み込み、キルン外筒2aには乾燥バーナ9を取り付け
た構造である。脱臭炉3内は上記乾燥キルン2のキルン
外筒2a内と連通管10を介して連通されており、この
脱臭炉3には脱臭バーナ11が取り付けられている。
【0017】保持キルン4は、キルン外筒4a内にモー
タ(図示せず)により回転するキルン内筒4bを貫通し
て組み込み、キルン外筒4aには保持バーナ12が取り
付けられている。
【0018】排気処理装置5は、上記乾燥キルン2のキ
ルン外筒2aと排気管13で結ばれている冷却塔6、こ
の冷却塔6と排気管14で結ばれているバグフィルター
7、このバグフィルター7と排気管15で結ばれている
誘引ブロア16及びこの誘引ブロア16及と排気管17
で結ばれている煙突18を主要構成要素として構成され
ている。
【0019】19は、掘り起こした有害汚染物質を含む
土壌を投入するホッパーであって、このホッパー19に
投入された土壌は、コンベア20、21を経由して乾燥
キルン2の投入機22のホッパー23に投入され、投入
機22のスクリューコンベア24により乾燥キルン2の
キルン内筒2b内に送入される。
【0020】キルン外筒2a内には乾燥バーナ9で発生
した高温の燃焼ガスが充満していて、キルン内筒2b内
の土壌は、この乾燥バーナ9の燃焼ガスで約300〜6
00℃に間接加熱される。この加熱により、土壌中の有
害物質は熱分解すると共に揮発成分が揮発する。この熱
分解成分と揮発成分は、揮発成分回収ライン25でキル
ン内筒2bから回収されたのち、脱臭炉3内に導入さ
れ、ここで脱臭バーナ11により加熱されて脱臭が図ら
れる。脱臭された熱分解成分と揮発成分及び脱臭炉3内
の燃焼ガスは、連通管10から乾燥キルン2のキルン外
筒2a内に送り込まれてキルン内筒2b内の土壌の加熱
に供される。
【0021】キルン外筒2a内の排気は、排気管13を
経由して冷却塔6内に導入され、ここで冷却水槽6aか
らポンプ6bを経由して送り込まれ、噴霧された冷却水
により冷却され、且つ固形物が除去されたのち、排気管
14からバグフィルター7内に導入され、このバグフィ
ルター7において、活性炭貯留槽7aから供給された活
性炭の作用で消臭及び有害物質の吸着除去が図られたの
ち、排気管15から誘引ブロア16、排気管17、煙突
18を経由して大気中に放出される。なお、バグフィル
ター7内の活性炭は、回収コンベア7bでコンテナ7c
に回収され、再生化処理後再び活性炭貯留槽7aに投入
され、再利用される。
【0022】乾燥キルン2のキルン内筒2b内で加熱乾
燥された土壌は、排出機26から保持キルン4のホッパ
ー4cに投入され、スクリューコンベア4dからキルン
内筒4b内に送入され、ここで再び保持バーナ12によ
り10〜60分間300〜600℃で加熱され、ここで
最終的に土壌中の有害汚染物質は熱分解し、揮発する。
そして、この揮発したガスは、脱臭炉3内に導入され
る。保持キルン4のキルン外筒4a内の排気は排気管2
7を経由して煙突18に導かれ、ここで大気放散され
る。
【0023】保持キルン4から排出された処理済の土壌
は、冷却コンベア28、29で冷却されたのち、加湿コ
ンベア30で加湿水ライン30aから供給された水で加
湿されたのち、搬出コンベア31でストックヤードに排
出される。
【0024】32はクーリングタワーであって、冷却コ
ンベア28、29から回収した水は、このクーリングタ
ワー32で放熱されたのち、水循環ライン32aを介し
て循環使用される。33は空気ブロアであって、ライン
34、35、36を経由して乾燥バーナ9及び脱臭バー
ナ11及び保持バーナ12に燃焼用の空気を供給する。
なお、図3において、各バーナに至る燃料ガスラインは
省略してある。
【0025】上記フローを示した図3において、一点鎖
線A、B、C、Dで囲まれた部分は分解及び組み立て自
在にユニット化されていて、現場で組み立て及び分解が
行われる。図4(A)(B)は、乾燥キルン2及び保持
キルン4のキルン外筒の内壁面に突出形成した邪魔板3
7を示し、この邪魔板37の作用により、(A)に示す
ように乾燥バーナ9、保持バーナ12で発生し、キルン
外筒2a、4a内に送入された燃焼ガスに乱流が発生
し、伝熱効果が上る。また、乾燥バーナ9と保持バーナ
12で発生した燃焼ガスは、(B)に示すように、キル
ン内筒2b、4bの外周面に対して接線方向に送入され
ており、この構成により、燃焼ガスはキルン外筒2a、
4a内において旋回流となってキルン内筒2b、4b内
の土壌を加熱するため、伝熱効果が上り、邪魔板37の
作用との相乗効果により、伝熱効果が更に上る。
【0026】また、キルン内筒2b、4bの内壁は、図
5(A)に示すように入口ゾーン38、中央ゾーン3
9、出口ゾーン40と分けてあり、このゾーン38、3
9、40において、入口ゾーン38については(B)に
示すようにバケット式の撹拌翼38aが実施例において
は8枚等間隔で取り付けられており、中央ゾーン39に
おいては(C)に示すようにフラット式の撹拌翼39a
が等間隔で6枚取り付けられており、出口ゾーン40に
おいては(D)に示すようにフラット式の撹拌翼40a
が等間隔で4枚取り付けられている。但し、これらの撹
拌翼38a、39a、40aの枚数等は、処理する土壌
の条件等により任意に決定される。
【0027】また、上記各撹拌翼38a、39a、40
aは夫々千鳥状に配置されていて、撹拌効果を高めると
共にバケット式撹拌翼38aにあっては図6(A)
(B)に示すように、積極的な水分蒸発と塊砕を図るよ
うに工夫されている。但し、上記撹拌翼38a、39
a、40aの構成、配置は一例であって、これらの構
成、配置に限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】請求項1〜8に記載した発明による効果
は、次のとおりである。1.乾燥キルン及び保持キルン
において、伝熱効果を上げたことにより、従来と同一の
処理量の装置において、伝熱効果が上った分小型化が可
能である。2.処理装置を4つに分解してユニット化し
たことにより、各ユニットはトラックに積載して搬送可
能とすることができる。この結果、可搬型でありなが
ら、最大の処理能力を発揮できる。3.現場においてユ
ニットを組み立てて運転を行うことができるので、汚染
された土壌の運搬及びリサイクルに際してトラックでの
土壌の運搬がなくなり、この分処理コスト及び期間の低
減と、交通渋滞の緩和に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置であって、4つに分割さ
れたユニットを現場で組み立てた状態の説明図。
【図2】図1の側面図。
【図3】処理装置(処理プラント)のフローの説明図。
【図4】キルン外筒の説明図。
【図5】キルン内筒の説明図。
【図6】撹拌翼の説明図。
【符号の説明】
1 ベース盤 2 乾燥キルン 3 脱臭炉 4 保持キルン 5 排気処理装置 6 冷却塔 7 バグフィルター 37 邪魔板 38a、39a、40a 撹拌翼 A 加熱キルンユニット B 脱臭ユニット C 保持キルンユニット D 排気処理ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/20 ZAB F23G 5/44 ZABZ 4K056 5/40 ZAB 7/14 ZAB 4K061 5/44 ZAB F27B 7/10 7/14 ZAB 7/18 F27B 7/10 7/34 7/18 F27D 17/00 104A 7/34 B09B 3/00 303P F27D 17/00 104 5/00 ZABS (72)発明者 佐々木 秀夫 東京都新宿区西新宿3−7−1 東京ガ ス・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 茨木 清隆 東京都新宿区西新宿3−7−1 東京ガ ス・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA07 AB02 AC02 BA05 FA03 FA05 3K065 AA07 AB02 AC02 BA05 HA02 HA03 HA08 3K078 AA05 BA06 BA21 CA02 CA24 4D004 AA41 AB01 AB10 AC04 AC07 BA02 CA15 CA24 CA27 CA48 CB09 CB21 CB34 4G036 AA13 4K056 AA00 BA06 BB01 CA20 DB07 DB08 DB13 4K061 AA08 BA12 CA25 CA29 DA03 EA07 FA06 HA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定温度以上に間接加熱して汚染土壌中
    の水分及び有害汚染物質及び揮発成分を熱分解、揮発す
    るための乾燥キルンと、前記乾燥キルンで処理された土
    壌を間接加熱してこの土壌中に含まれている有害汚染物
    質を熱分解すると共に揮発成分を揮発するための保持キ
    ルンと、前記乾燥キルン及び保持キルンで発生した悪臭
    成分を含む揮発成分を導いてバーナにより加熱を行い脱
    臭を図る脱臭炉と、前記脱臭炉から排出される排気を処
    理して大気放散させる排気処理装置とから成る汚染土壌
    浄化処理装置において、この装置を前記乾燥キルン及び
    保持キルン及び脱臭炉及び排気処理装置に4分割し、こ
    の4分割した夫々のユニットは、夫々現場まで車載方式
    で搬送を行い、当該現場において組み立て、土壌処理を
    行うことができるように構成されていること、を特徴と
    する可搬型汚染土壌浄化処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乾燥キルン及び保持キ
    ルンのキルン内筒には土壌撹拌装置が取り付けられてい
    ることを特徴とする可搬型汚染土壌浄化処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の乾燥キルン及び保持キ
    ルンにおいて、その土壌撹拌装置は、キルン内筒の内壁
    に取り付けられた撹拌翼で構成されていることを特徴と
    する可搬型汚染土壌浄化処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の撹拌翼は、キルン内筒におい
    て入口ゾーン及び中間ゾーン及び排出ゾーンに分けられ
    ていて、入口ゾーンの撹拌翼は内壁円周方向においてそ
    の間隔が狭く、千鳥状に配置され、中間ゾーンにおいて
    は入口ゾーンよりも粗く、更に出口ゾーンにおいては中
    間ゾーンよりも粗くその間隔が設定配置されていると共
    に夫々千鳥状に配置されていることを特徴とする可搬型
    汚染土壌浄化処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の撹拌翼において、入口ゾーン
    のものは、バケット形式となっていて、中間及び出口ゾ
    ーンのものはフラット形式となっていることを特徴とす
    る可搬型汚染土壌浄化処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5に記載の何れか1項に該当
    する乾燥キルン及び保持キルンのキルン外筒の内周壁に
    は邪魔板が取り付けられていることを特徴とする可搬型
    汚染土壌浄化処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載の何れか1項に該当
    する発明において、乾燥キルン及び保持キルンのキルン
    外筒内に送入する燃焼ガスは、キルン内筒に対して旋回
    流となるように、燃焼ガスの噴射方向がキルン内筒の外
    周面に対して接線方向となるように設定されていること
    を特徴とする可搬型汚染土壌浄化処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の何れか1項に該当
    する発明において、排気処理装置の煙突の直近に誘引ブ
    ロアを配置し、この誘引ブロアにより排気処理系を経由
    して乾燥キルンのキルン内外筒及び保持キルン内筒及び
    脱臭炉内を負圧に形成することにより、乾燥キルンのキ
    ルン内筒及び保持キルン内筒→脱臭炉→乾燥キルンのキ
    ルン外筒内→排気処理装置→煙突への気流をつくり、こ
    れにより1ヶの誘引ブロアで排気系の気流を処理するよ
    うに構成して成る可搬型汚染土壌浄化処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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