JP2002200454A - 基材周縁部のコーティング方法 - Google Patents
基材周縁部のコーティング方法Info
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Abstract
易にコーティングすることが可能な基材周縁部のコーテ
ィング方法を提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンターを用いて、接
着用プライマーを基材周縁部の一部または基材周縁部全
面にコーティングすることを特徴とする基材周縁部のコ
ーティング方法。
Description
ティング方法に関し、更に詳しくは、基材の表面形状及
び基材の形状に関わらず、容易に塗装することができる
基材周縁部のコーティング方法に関する。
部または全面に模様、文字、図形等を塗装する場合、刷
毛、スクリーン印刷またはマスキングテープや型枠を用
いてスプレーコーティングする等の方法で行っていた。
スクリーン印刷、スプレーコーティング等の方法では、
コーティングするスピードが遅く、時間が掛かり、ま
た、コーティング剤のロスが生じる。
形状に関わらず、容易にコーティングすることが可能な
基材周縁部のコーティング方法を提供することにある。
的を達成するために鋭意検討の結果、インクジェットプ
リンターを用いて、基材周縁部をコーティングすること
により、上記の目的が達成されることを見出し、本発明
を完成した。
方法は、インクジェットプリンターを用いて、接着用プ
ライマーを基材周縁部の一部または基材周縁部全面にコ
ーティングすることを特徴とする。
る。
ては、例えば、特公昭7−49015号公報にあるよう
な、分子中に1個のアミノ基と少なくとも1個の水酸基
とを有するアミノアルコール類と、エポキシ当量が45
0〜3000のエポキシ化合物、とから得られたアミノ
変性エポキシ樹脂をバインダーとする塗料組成物や、特
開平2000−191978号公報にあるような、ビス
フェノール型エポキシ樹脂、該ビスフェノール型エポキ
シ樹脂中のエポキシ基と反応するアミノ基含有硬化剤を
含む塗料組成物や、各種プラスチック用接着用プライマ
ー等が、使用できるが、これらに限られるわけではな
い。
法で使用するインクジェットプリンターのノズルの直径
の約1/10以下のポアーサイズを有するフィルターを
用いて濾過、精製したものが好ましく用いられる。
は、粘度が好ましくは1〜100mPa・s(20
℃)、より好ましくは2〜10mPa・s(20℃)で
ある。接着用プライマーの粘度が上記の範囲を外れる
と、ノズルから吐出されるインクが正常なドット状のイ
ンク滴となりにくいので好ましくない。また、インクの
その他の性状としては、表面張力が20〜60ダイン/
cmであり、比抵抗が200Ωcm〜60MΩcmであ
り、比重が0.7〜3であるものが好ましい。
ーとしては、従来から公知のインクジェットプリンター
があり、またその制御方式としては、例えばオンディマ
ンド方式、荷電制御方式、サーマルヘッドによりインク
を吐出させる方式が代表的なものとして挙げられる。
をソレノイドバルブの開閉によるオンディマンド方式の
インクジェットプリンターを使用した一実施例につい
て、図1及び図2を参照して具体的に説明する。図にお
いて符号1は基材aを載せて、前方に搬送するコンベア
であり、コンベア1の上方には、インクジェットプリン
ター(全体は示されていない)のプリンター・ヘッド2
が配備されており、プリンター・ヘッド2には、コンベ
ア1の巾方向全体に亘って、口径0.1〜0.4mmの
複数のノズル3が1〜5mmのピッチで下向きに並列配
置で設けられている。なお、プリンター・ヘッド2は単
一でコンベア1の巾に対応するようにしてもよいが、基
板の大きさ(即ち、コンベアの巾)に応じて、プリンタ
ー・ヘッド2を複数個並べて配置してもよいことは勿論
である。プリンター・ヘッド2には、接着用プライマー
タンク4内の接着用プライマー5を送り込むためにポン
プ6が接続されていると共に、レリーフ弁7を介して接
着用プライマータンク4が接続されている。
方に設けられたそれぞれのノズル3を開閉動作する弁で
あり、弁9はバルブ制御装置8で個別に制御されるよう
になっている。符号10は印刷すべき柄、模様に対応す
る柄パターンを記録したパターンデータの記憶部であ
り、符号11は記憶部10からインプットされたパター
ンデータに基づきバルブ制御装置8に制御信号を発する
制御部(コンピュータ)であり、また、符号12はコン
ベア1上の基材搬送路の両側に設けられた投光器13と
受光器14とからなる光電管式センサーであり、基材a
の通過を検知し、その検出信号を制御部11に送信する
ものである。符号15はコンベア1の駆動ロール16に
連結したエンコーダであって、例えば、2000分の3
60度の極小回転角毎に制御部11にパルスを送信する
ものである。なお、上記の説明はプリンター・ヘッド2
を固定した方式であるが、プリンター・ヘッド2を基材
aの巾方向あるいは進行方向に制御駆動させる方式でも
採用可能である(図3参照)。
ェットプリンターを用いて基材周縁部をコーティングす
る本発明方法の一例を説明する。基材aが1〜100m
/分、好ましくは3〜65m/分のスピードでコンベア
1上を搬送されてくると、基材aの前端部がコンベア1
の所定位置に到来したことをセンサー12が検出して、
その信号を制御部11に送信する。一方、コンベア1の
作動に伴い、エンコーダ15からはパルスが制御部11
に発信されている。制御部11はセンサー12からの信
号により上記パルスを計数し始め、そのパルス数が予め
記憶させた設定値に至ると、その後、所定範囲(時間)
で受け入れたパルス数に応じて上記柄パターンについて
のパターンデータを記憶部10から読み出し、それに基
づく制御信号(指令信号)を、逐次、バルブ制御装置8
に送信し、この信号によりバルブ制御装置8で弁9を個
別に開閉制御する。
圧力でプリンター・ヘッド2中に送り込まれているイン
ク5が弁9の開口部を通過してノズル3から吐出され、
パターンデータに基づく模様を基材aの表面に描出させ
る。なお、基材aの表面とノズル3の先端との間には、
約0.5〜10cmの距離を持たせてあるので、相互に
接触することがなく、従って基材表面に凹凸があって
も、模様の描出が支障なく行える。
グ膜を形成したい場合には、上記プリンター・ヘッド2
をコンベア1の搬送方向に複数段配置し、それぞれのプ
リンター・ヘッド2中に上記の供給方法で異なる接着用
プライマーを供給し、それらの接着用プライマーを上記
と同様にして吐出させる。このことによって、基材aの
表面に複数の接着用プライマーコーティング膜を描出さ
せることが可能である。
ジェットプリンターによって接着プライマーのコーティ
ングを行う。
ガラス、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂からなる群より選ばれる少な
くとも1種以上が挙げられる。
する。なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で示
す。
りである。
リコーンアクリル樹脂 0.2重量部、メチルエチルケ
トン 44.8重量部を均一に混合して作成した。
面張力27.0mN/mであった。
ンクジェットプリンター(武藤工業(株)社製商品名;
ラミレスPJ−1304NK)にて凸型湾曲ガラス版
(100cm2)に、5cmφの円を描画した。所要塗
装時間、膜厚均一性、コート剤ロスの有無、ゴム板接着
性(接着剤;スリーボンド1521使用)の各種試験を
行った。結果を表1に示す。
刷毛塗りに変更する以外は、実施例と同様に行った。
スクリーン印刷に変更する以外は、実施例と同様に行っ
た。
スキングテープやスクリーン版が不要であり、凹凸面や
湾曲面に均一膜厚の塗膜を高速に塗装可能となる。
用いるインクジェットプリンターと、その制御系の概略
構成図である。
ベアの概略側面図である。
行方向に制御駆動させる方式のインクジェットプリンタ
ーの概略構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 インクジェットプリンターを用いて、接
着用プライマーを基材周縁部の一部または基材周縁部全
面にコーティングすることを特徴とする基材周縁部のコ
ーティング方法。 - 【請求項2】 基材の表面形状が、凹凸または湾曲して
いることを特徴とする請求項1に記載の基材周縁部のコ
ーティング方法。 - 【請求項3】 基材の形状が不定形であることを特徴と
する請求項1または2に記載の基材周縁部のコーティン
グ方法。 - 【請求項4】 基材が、ガラス、ポリプロピレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂から
なる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基材周縁部の
コーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000402587A JP4762416B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 基材周縁部のコーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000402587A JP4762416B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 基材周縁部のコーティング方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002200454A true JP2002200454A (ja) | 2002-07-16 |
JP4762416B2 JP4762416B2 (ja) | 2011-08-31 |
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ID=18866846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000402587A Expired - Lifetime JP4762416B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 基材周縁部のコーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
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- 2000-12-28 JP JP2000402587A patent/JP4762416B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JP4762416B2 (ja) | 2011-08-31 |
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