JP2002200316A - パチンコ類遊技機 - Google Patents

パチンコ類遊技機

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JP2002200316A
JP2002200316A JP2000402849A JP2000402849A JP2002200316A JP 2002200316 A JP2002200316 A JP 2002200316A JP 2000402849 A JP2000402849 A JP 2000402849A JP 2000402849 A JP2000402849 A JP 2000402849A JP 2002200316 A JP2002200316 A JP 2002200316A
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Japan
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rubber
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pachinko
game machine
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Application number
JP2000402849A
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English (en)
Inventor
Koji Busujima
廣治 毒島
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Daydo Co Ltd
Original Assignee
Daydo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ類遊技機における可動部材とそれを
制止させる制動部材の損傷を防ぎ、正確な動作と共に、
耐久性の向上に寄与するパチンコ類遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】 可動部材又は制動部材の少なくともいず
れかに当接の際の衝撃を吸収可能な衝撃吸収材を配設す
る。前記可動部材が、遊技盤上の特定部位への球体の流
入を制限可能な開閉部材や、球体の流動方向を変動可能
な振分部材であってよい。前記衝撃吸収材が、ゴムや樹
脂等から成る弾性体であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球体を用いて遊技
盤上で遊技を行うパチンコ類遊技機に関する。特に該遊
技機における可動部材動作時の衝撃吸収方法を扱う。
【0002】
【従来の技術】遊技者が遊技盤上で球体を用いて遊技を
行うパチンコ類遊技機においては、遊技者は球体の行方
に最大の関心を払う。そのため、通常、遊技盤上には複
数の入賞口と共に球体の流入を制限したり、流動の方向
を変じたりする可動部材を多く配設している。これらの
可動部材は、正確なタイミングで動作することと同時
に、正確な位置で動作を行うことが重要である。すなわ
ち、可動部材は遊技の娯楽性を高める目的で球体の行方
を変動させるものであり、本来、その動作は娯楽性を最
大限に引き出すために設計されている。それにも関わら
ず、可動部材が設計上予定された位置で正確に静止しな
い場合、その時々で遊技者の有利性が変わってしまい、
娯楽性を十分に引き出せないばかりか、遊技を行う遊技
者間における平等性を保つことができない。
【0003】そこで、該可動部材の動作時には、それを
駆動させる電気的な駆動装置やバネ等と共に、それを制
止させる制動部材を配設することが一般的である。この
手法によると、動作する可動部材が制動部材との当接に
よって確実にその場所で静止することが可能である。さ
らに、動作の開始時にも該静止位置から動作するため、
上記のように正確な可動部材の動作を実現できる。ま
た、正確なタイミングで確実に動作させるために、上記
の如く電気的駆動装置やバネ等を用いて高速に可動部材
を動作させている。
【0004】従来のパチンコ類遊技機においては、制動
部材は遊技盤面上の諸部材に直接当接させて制止するも
のや、該可動部材同士を衝突させて制止するもの等、制
動の機能を果たすことに注目するのみで、制止させた時
の衝撃や、騒音の発生を考慮していなかった。そのた
め、可動部材が強力な外的作用力によって駆動され、長
い期間動作を繰り返す内に該部材や、制動部材に傷を生
じたり、破損したりする場合もあった。部材の損傷は、
正確な可動部材の動作の妨げになるだけでなく、遊技機
の視覚的な娯楽性も減じてしまう問題がある。
【0005】また、可動部材は、遊技盤上の随所に設け
られ、それらが反復して動作する場合が多いので、該部
材と制動部材が当接する際に発生する音も騒音となる。
すなわち、該発生音が遊技中、常に発生し、近隣の遊技
機からも同様に発生するため、非常に耳障りで、快適な
遊技環境の障害となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、パチンコ類遊技機における可動部材とそれを制
止させる制動部材との間の衝撃を和らげて、正確な動作
及び静粛化と共に、耐久性の向上に寄与するパチンコ類
遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるパチンコ類遊技機の入賞装置は次の構
成を備える。すなわち、電気的駆動装置又はバネ等によ
る外的作用力で動作する可動部材と、可動部材との当接
によって該部材の動作を制止させる制動部材とを備えた
パチンコ類遊技機において、可動部材又は制動部材の少
なくともいずれかに当接の際の衝撃を吸収可能な衝撃吸
収材を配設する。前記可動部材が、遊技盤上の特定部位
への球体の流入を制限可能な開閉部材であってもよい。
前記可動部材が、球体の流動方向を変動可能な振分部材
であってよい。前記衝撃吸収材が、ゴムや樹脂等から成
る弾性体であってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示した実施例に基づいて説明する。ここでは、パチンコ
類遊技機としてパチンコ機を挙げるが、本発明は、パチ
ンコ機の他に、球体を用いて遊技盤上で遊技を行う遊技
機一般を対象とすることができる。なお、実施形態は、
本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なも
のである。
【0009】パチンコ機は大当たり状態を創成する方法
によって一般に第1種から第3種に区分されており、第
1種は入賞装置にパチンコ球が流入すると遊技機に備え
られた表示装置で数合わせや図柄合わせを行い、その結
果によって大当たり状態を創成するものである。第2種
は入賞装置の上辺に開閉羽根を設け、所定の入賞口に入
賞すると羽根が開放してパチンコ球が入賞装置に流入し
やすくなると共に、入賞装置の下方に設けられた特別入
賞口に球が入賞すると大当たり状態となる。第3種は所
定の部位をパチンコ球が通過すると表示装置で図柄合わ
せを行い、当たり図柄が揃うと特別入賞の権利が発生し
て入賞口が開き、球がその中の特別入賞口に入賞すると
大当たり状態が創成されるものである。
【0010】本発明による衝撃吸収材は、パチンコ機に
おける任意の可動部材又は制動部材のいずれにも用いる
ことができるので、上記の種別に関わらず適用可能であ
るが、本実施例では、第3種における通称チューリップ
と呼ばれる入賞口機構や、第2種における入賞装置の開
閉部材等を示す。以下順次説述する。
【0011】実施例1として、チューリップ入賞口機構
の斜視説明図を図1に、正面説明図を図2に示す。本入
賞口は、遊技盤面の中央上方などに設けられ、その下方
の表示装置の図柄合わせの結果に伴って開閉動作する。
開閉動作は、背面に配設されるソレノイド(10)によ
って行う。すなわち、ソレノイド(10)には下端にソ
レノイドアーム(10a)と、遮電時にソレノイドアー
ム(10a)を下方に押し戻す戻しバネ(10b)を備
え、該バネ(10b)によって通電時にはソレノイドア
ーム(10a)が上方に、遮電時には下方に上下運動す
る。そして、ソレノイドアームと連係して動作するリン
ク部材(11)により、該上下運動がリンク駆動軸(1
1c)を中心とする回動運動に変じる。リンク部材の端
部に設けられたガイド軸受け部(11a)(11b)
は、後面ベース(12)の表て面側に配設される可変翼
片(13)(14)のガイド軸(13a)(14a)と
係合し、上記回動運動をさらに可変翼片(13)(1
4)の開閉動作に変じる。
【0012】ここで、ガイド軸(13a)(14a)
は、後面ベース(12)のガイド溝(12a)(12
b)を貫通する。一方、前面ベース(15)を可変翼片
(13)(14)の表て面側から嵌設し、前面ベース
(15)に付設される左右の回動軸(15a)(15
b)を可変翼片(13)(14)の回動軸孔(13b)
(14b)に貫通させ、さらに後面ベース(12)の回
動軸孔(12c)(12d)に嵌合して、可変翼片(1
3)(14)の回動軸を形成している。従って、左右の
可変翼片(13)(14)は、ソレノイド(10)が通
電時にはガイド軸(13a)(14a)がガイド軸受け
部(11a)(11b)により引き下げられて開成状態
になる一方、遮電時には閉成状態となる。
【0013】従来の可変翼片は、ガイド軸がガイド溝に
当接することによって制止され、所定の開閉状態を実現
していたが、この場合、ガイド軸やガイド溝の端部に当
接による衝撃が加わり、部材の損傷や早期劣化が問題と
なっていた。そこで、実施例1では、可変翼片(13)
(14)の一部に開成時と閉成時に前面ベース部と当接
する凸部(13c)(14c)(13d)(14d)を
設け、該部(13c)(14c)(13d)(14d)
と当接する前面ベース(15)に、衝撃吸収材(A1)
(A2)(A3)(A4)を配設した。
【0014】衝撃吸収材(A1ないしA4)はいずれも
半円柱状のゴムであり、側平面を前面ベース(15)の
当接する部位に貼着する。そして、側円周面が可変翼片
の当接部(13c)(14c)(13d)(14d)と
当接することによって、当接時の衝撃を吸収する。ゴム
の当接部位を円周面としたのは、当接時に直線上で接触
させることによって、当接位置を正確に決め、効果的に
制止させると共に、耐久性の向上を図るためである。も
ちろん、円柱状や、実施の際にこの点につき問題が生じ
なければ、角柱状等の形状でもよいし、柱状に限らず、
半球体で当接させたり、任意の形状の部材を用いること
ができる。
【0015】実施例1と同様の装置において、実施例2
として衝撃吸収材の別の配設方法を図3に示す。本実施
例では、可変翼片(13)の凸部(13c)(13d)
に板状で凸部の平面と略同一な大きさのゴム(A5)
(A6)を貼着し、それらと当接する前面ベース(1
5)にも板状のゴム(A9)を外形に沿って貼着する。
他の可変翼片(14)についても同様に、凸部(14
c)(14d)にゴム(A7)(A8)を貼着し、それ
と当接する前面ベース(15)に板状のゴム(A10)
を貼着する。
【0016】これによって、可変翼片(13)(14)
の開成時にはゴム(A5)(A7)と(A9)(A1
0)とが当接し、一方、閉成時にはゴム(A6)(A
8)と(A9)(A10)とが当接して衝撃を吸収す
る。なお、ゴム(A9)(A10)は、それぞれ1枚で
開成時及び閉成時の当接箇所に兼用しているが、これは
製造上容易にする効果と貼着後のずれを防止する為であ
り、それぞれの当接箇所に分けて配設しても構わない。
又、本実施例は可変翼片と前面ベースの当接部両側に衝
撃吸収材を配置する一例であるから、衝撃吸収材の形状
は板状に限らず、例えば片方だけ実施例1の半円柱形状
にしたり、その他の任意の形状にしてよい。
【0017】実施例3として、当接する凸部を設けない
可変翼片(13’)(14’)を配設したチューリップ
入賞口機構の正面説明図を図4に示す。本可変翼片(1
3’)(14’)にも上記と同様にガイド軸(13’
a)(14’a)を備える。本実施例においては、ガイ
ド軸(13’a)(14’a)とガイド溝(12a)
(12b)が当接することによって、可変翼片(1
3’)(14’)を制止する。そこで、ガイド軸(1
3’a)(14’a)の円周側面にゴム(A11)(A
12)を被覆して、ガイド軸(13’a)(14’a)
とガイド溝(12a)(12b)が当接する際の衝撃を
吸収させる。すなわち、開成時にはゴム(A11)(A
12)の下面側がガイド溝(12a)(12b)の下端
部と当接し、閉成時にはゴム(A11)(A12)の上
面側がガイド溝(12a)(12b)の上端部と当接す
る。本実施例でも、ゴムの形状は任意であり、ガイド軸
の周面全体を被覆せずに、当接部位だけゴムを貼着して
もよい。
【0018】実施例4として、実施例3と同様の構成
で、さらにガイド溝(12a)(12b)の上端部と下
端部にゴム(A13)(A14)(A15)(A16)
を配設した場合を図5に示す。ここで、これらのゴム
(A13)(A14)(A15)(A16)はガイド溝
(12a)(12b)をそれぞれゴムの形状に削除した
後、ゴムを該削除部位に嵌設しているので、ガイド溝
(12a)(12b)の形状は変化しない。これによっ
て、ガイド軸(13’a)(14’a)に配設されるゴ
ム(A11)(A12)と共に、当接時の衝撃を吸収す
る。実施例3で説述した通り、ガイド軸(13’a)
(14’a)側のゴムの形状は任意であり、また、ガイ
ド溝(12a)(12b)側のゴム及び削除部位の形状
も任意に変更可能である。
【0019】さらに別の実施例として、制動部材を配設
したチューリップ入賞口機構の正面図(実施例5)を図
6に示す。本実施例では、円柱形の4個のゴム(A1
7)(A18)(A19)(A20)を可変翼片(1
3’)(14’)が静止すべき位置で当接するように立
設する。この場合、開成時には可変翼片(13’)(1
4’)の外方側面とゴム(A17)(A19)が当接
し、閉成時には可変翼片(13’)(14’)の内方側
面とゴム(A18)(A20)が当接して制動する。そ
して、これらのゴム(A17ないしA20)は弾性体で
あるから、衝撃を吸収して可変翼片(13’)(1
4’)の側面に損傷を与えることがなく、かつ正確な位
置で静止させることができる。本実施例は、制動部材を
特に設けた場合の一例であるから、ゴムの形状は任意で
あり、いかなる形態で制動するものであってもよい。図
示のような小型の部材でなく、可変翼片の側面全体と当
接する形状でもよい。
【0020】このように、ゴム等の衝撃吸収材を配設し
て当接の際の衝撃を吸収することにより、チューリップ
入賞口の正確な開閉動作に寄与すると同時に、開閉を繰
り返しても開閉部材に傷や破損を生じることなく、組み
立て精度の低下を抑制することができる。そして、ゴム
等の安価な素材を用いて製造コストの増加を抑えつつ、
耐久性にすぐれたパチンコ類遊技機を提供できる。さら
に、衝撃吸収材の配設により、各部材が当接するときに
発生する騒音を効果的に抑制でき、快適な遊技環境に寄
与する。
【0021】次に、第2種のパチンコ機における入賞装
置の開閉部材に衝撃吸収材を配設する事例を実施例6と
して示す。図7は該入賞装置の正面図である。本入賞装
置は、上部の開閉部材(20)(21)が開成時に打球
が流入して、誘導路(22)を通過した後、振分部材
(23)で打球の転動を変化させられる。その結果、下
部の普通入賞口(24)(24)又は特別入賞口(2
5)のいずれかに打球が入賞して、大当たり等の特別入
賞状態を創成する装置である。該装置においては、図示
しない始動口への打球の流入によって開閉部材が開成す
る。開閉部材(20)(21)は、背面のソレノイド
(図示しない)によって、非常に短時間で完全な開閉を
実現している。従って、その勢いはかなり強く、従来の
開閉部材には傷や破損、組み立て精度の低下が問題とな
っていた。
【0022】そこで、本実施例では、開閉時に左右の開
閉部材(20)(21)が当接する部位にゴム(A2
1)(A22)(A23)(A24)を配設した。すな
わち、開閉部材(20)(21)の閉成時には、ゴム
(A21)(A22)が当接することによって、その衝
撃を吸収する。該ゴム(A21)(A22)は、開閉部
材(20)(21)の当接箇所に埋設されている板状体
であり、面全体で互いに当接する。これによって、完全
な閉成を実現できると共に、効果的な衝撃の吸収が可能
である。一方、開成時には、入賞装置本体(26)側に
貼着した半球体のゴム(A23)(A24)が開閉部材
(20)(21)に当接することによって制動する。
【0023】ここで、上記のゴム(A21ないし24)
は図示の形状に限らず任意に変更可能である。ところ
で、開閉部材(20)(21)は、入賞装置本体(2
6)に配設されたガイド溝(26a)(26b)に、各
開閉部材(20)(21)に付設されるガイド軸(20
a)(21a)が嵌合して動作する。従って、ガイド軸
(20a)(21a)の周面や、ガイド溝(26a)
(26b)左右端の少なくともいずれかにゴムを配設し
て、ガイド軸(20a)(21a)とガイド溝(26
a)(26b)との当接によって制動する構成でもよ
い。
【0024】さらに、このような入賞装置では、振分部
材(23)等の可動部材を有する場合が多いが、これら
の可動部材においても該可動部材又は制動部材の少なく
ともいずれかにゴム等の衝撃吸収材を配設してもよい。
【0025】以上のように、ゴム等の衝撃吸収材を配設
して当接の際の衝撃を吸収することにより、入賞装置に
おける各部材の正確な動作に寄与すると同時に、動作を
繰り返しても部材に傷や破損を生じることなく、組み立
て精度の低下を抑制することができる。そして、ゴム等
の安価な素材を用いて製造コストの増加を抑えつつ、耐
久性にすぐれたパチンコ類遊技機を提供できる。さら
に、衝撃吸収材の配設により、各部材が当接するときに
発生する騒音を効果的に抑制でき、快適な遊技環境に寄
与する。
【0026】本発明による衝撃吸収材の適用例として、
その他に遊技盤の表て面側に開放する大入賞口の開閉扉
(実施例7)(図8)や、シーソー式の誘導板(実施例
8)(図9)が挙げられる。実施例7において、開閉扉
(30)は回動軸(31)を中心に、付設するガイド軸
(32)をガイド溝(33)に嵌合させて前後に回動す
る。ここで、開閉扉(30)は横長の扉部(30a)
と、扉部(30a)の左右両端から背面方向に伸設され
るストッパー片(30b)(30b)から成る。したが
って、図8の実線の状態では大入賞口は閉成しており、
鎖線のときが開成の状態を表している。
【0027】ここで、本開閉扉(30)にもゴム(A2
5)(A26)(A27)を配設し、開閉時の衝撃から
開閉扉(30)やベース(34)等の各部材を保護す
る。ゴム(A25)は、横長の扉部(30a)の端部に
沿って貼設された半円柱形の細長い部材であり、閉成時
にはベース(34)と当接する。一方、左右のストッパ
ー片(30b)(30b)の端部に貼設されるゴム(A
26)(A27)は、半球体であり、開成時にベース
(34)の内部と当接する。
【0028】実施例7では上記のように衝撃吸収材とし
てゴムを配設するが、ガイド軸(32)やガイド溝(3
3)の当接部位にゴムを配設して衝撃を吸収させてもよ
い。また、開閉扉(30)にゴムを配設せず、ベース
(34)側の当接位置に同様のゴムを配設してもよい。
両部材(30)(34)にゴムを配設する構成でもよ
い。また、ベース(34)側の当接部位は凸部(34
a)の外方と内方の両面に当接する構成であるから、凸
部に貫通孔を配設して両面に端部が突出するゴムを嵌設
し、該ゴムに当接させることによって、ゴムの配設を簡
略化してもよい。
【0029】一方、実施例8においては、ソレノイド
(41)と戻しバネ(42)を用いてリンク片(43)
を介して誘導板(40)をシーソー運動させる。本誘導
板(40)は実施例7の大入賞口の開閉扉(30)下部
に配設される。ここでも上記の諸実施例と同様に、該誘
導板(40)の両端部(40a)(40b)に半円柱形
状のゴム(A28)(A29)を貼設し、揺動運動にお
ける衝撃を吸収している。
【0030】ゴムをベース(34)の誘導板端部(40
a)(40b)当接位置に配設してもよい。また、誘導
板は本実施例に限らず、前後又は左右にスライドする機
構のものや、一対の可変翼片を使用したもの、あるいは
前後又は左右方向に回動する扉部材を使用したもの等、
多種のものがあるが、いずれにおいても、誘導板等の可
動部材あるいは、ベース等の制動部材の少なくともいず
れかにゴム等の衝撃吸収材を配設して本発明を構成する
ことができる。
【0031】以上、パチンコ類遊技機の代表的な可動部
材として実施例1ないし8を例示したが、本発明は上記
に限らず、外的作用力によって駆動するいかなる可動部
材又はその制動部材にも適用できる。上記実施例では、
半球体や半円柱形状体のゴムを多く用いた。これらの形
状のゴムは耐久性や、正確な位置決めが可能である点で
好適である。しかし、製造上あるいは設計上の条件によ
って、シート状や立方体状の任意の形状を用いることが
できる。要するに、可動部材と制動部材が当接する際の
衝撃を吸収可能な構造であれば、衝撃吸収材の形状はい
かなる形状であっても本発明を構成できる。
【0032】また、上記実施例では、衝撃吸収材として
ゴムを用いたが、本発明の構成にはゴムに限らず、樹脂
等の任意の弾性体を用いることができる。さらに、エア
ーキャップ等の中空で気体によって弾性を有する部材
や、液体で衝撃を吸収する部材など、衝撃を吸収しうる
構成ならば本発明を構成できる。
【0033】
【発明の効果】本発明のパチンコ類遊技機は、以上の構
成を備えるので次の効果を奏する。請求項1に記載のパ
チンコ類遊技機によると、可動部材と制動部材の少なく
ともいずれかに衝撃吸収材を備えるので、各部材の正確
な動作に寄与すると同時に、動作を繰り返しても各部材
に傷や破損を生じることなく、組み立て精度の低下を抑
制することができる。また、遊技機の設計時に想定した
動作が正確に行えることによって遊技者間の公平に寄与
する。さらに、衝撃吸収材の配設により、各部材が当接
するときに発生する騒音を効果的に抑制でき、快適な遊
技環境に寄与する。
【0034】請求項2に記載のパチンコ類遊技機による
と、請求項1の効果に加えて、正確なタイミングで、か
つ正確な位置で開閉動作を行うため、最適な遊技状態を
実現でき、遊技性の高いパチンコ類遊技機を提供でき
る。
【0035】請求項3に記載のパチンコ類遊技機による
と、請求項1の効果に加えて、娯楽性を最大限に発揮で
きる振分動作を正確に行いながら、振分部材の耐久性を
向上させ、同時に視覚的にも良好な状態を長期間維持し
うるパチンコ類遊技機を提供できる。
【0036】請求項4に記載のパチンコ類遊技機による
と、衝撃吸収材としてゴムや樹脂等の弾性体を用いるの
で、成形も容易で製造コストも抑制できる。同時に弾性
体を用いることで、効果的な衝撃の吸収が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューリップ入賞口機構の斜視説明図
【図2】同、正面説明図
【図3】実施例2、正面説明図
【図4】実施例3、正面説明図
【図5】実施例4、正面説明図
【図6】実施例5、正面説明図
【図7】実施例6、正面説明図
【図8】実施例7、側面断面説明図
【図9】実施例8、正面断面説明図
【符号の説明】 A1〜A4 衝撃吸収材(実施例1) A5〜A10 衝撃吸収材(実施例2) A11,A12 衝撃吸収材(実施例3、実施例4) A13〜A16 衝撃吸収材(実施例4) A17〜A20 衝撃吸収材(実施例5) A21〜A24 衝撃吸収材(実施例6) A25〜A27 衝撃吸収材(実施例7) A28,A29 衝撃吸収材(実施例8) 10 ソレノイド 10a ソレノイドアーム 10b 戻しバネ 11 リンク部材 11a,11b ガイド軸受け部 11c リンク駆動軸 12 後面ベース 12a,12b ガイド溝 13 左可変翼片 13a ガイド軸 13b 回動軸孔 13c 開成時に当接する凸部 13d 閉成時に当接する凸部 13’ 左可変翼片 13’a ガイド軸 14 右可変翼片 14a ガイド軸 14b 回動軸孔 14c 開成時に当接する凸部 14d 閉成時に当接する凸部 14’ 右可変翼片 14’a ガイド軸 15 前面ベース 20,21 開閉部材 20a,21a ガイド軸 22 誘導路 23 振分部材 24 普通入賞口 25 特別入賞口 26 入賞装置本体 26a,26b ガイド溝 30 開閉扉 30a 扉部 30b ストッパー片 31 回動軸 32 ガイド軸 33 ガイド溝 34 ベース 34a 凸部 40 誘導板 40a,40b 端部 41 ソレノイド 42 戻しバネ 43 リンク片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球体を用いて遊技盤上で遊技を行うパチン
    コ類遊技機であって、 電気的駆動装置又はバネ等による外的作用力で動作する
    可動部材と、 可動部材との当接によって該部材の動作を制止させる制
    動部材とを備え、 可動部材又は制動部材の少なくともいずれかに当接の際
    の衝撃を吸収可能な衝撃吸収材を配設したことを特徴と
    するパチンコ類遊技機。
  2. 【請求項2】前記可動部材が、 遊技盤上の特定部位への球体の流入を制限可能な開閉部
    材である請求項1に記載のパチンコ類遊技機。
  3. 【請求項3】前記可動部材が、 球体の流動方向を変動可能な振分部材である請求項1に
    記載のパチンコ類遊技機。
  4. 【請求項4】前記衝撃吸収材が、 ゴムや樹脂等から成る弾性体である請求項1ないし3の
    いずれかに記載のパチンコ類遊技機。
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