JP2002199128A - 迷惑電話監視システム、迷惑電話監視方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

迷惑電話監視システム、迷惑電話監視方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002199128A
JP2002199128A JP2000391547A JP2000391547A JP2002199128A JP 2002199128 A JP2002199128 A JP 2002199128A JP 2000391547 A JP2000391547 A JP 2000391547A JP 2000391547 A JP2000391547 A JP 2000391547A JP 2002199128 A JP2002199128 A JP 2002199128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迷惑電話の被害を受けている者に課せられる
証拠の管理労力を軽減することを課題とする。 【解決手段】 迷惑電話処理装置20は、電話装置10
に着信する通話内容を記録部21により録音し、録音さ
れた通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して監
視センタ40に送信し、監視センタ40は、迷惑電話処
理装置20から受信した通話内容並びにログ情報の履歴
を記憶部41により管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視領域内の各
電話機にそれぞれ監視装置を配設し、該電話機に着信す
る迷惑電話の通話内容を蓄積する迷惑電話監視システ
ム、迷惑電話監視方法およびその方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関し、特に、迷惑電話の被害を受けて
いる者に課せられる証拠の管理労力を軽減することがで
きる迷惑電話監視システム、迷惑電話監視方法および記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いたずら電話などの迷惑電話
に悩まされている者は、かかる被害状況を立証するため
の証拠として、録音機能付き電話機により迷惑電話の通
話内容をカセットテープに録音するとともに、この録音
した通話内容と通話日時などの情報とを対応付けたリス
トを作成することが一般的におこなわれている。そし
て、適当な時期に、証拠としてのカセットテープおよび
リストを警察や民間の相談所などに提出することによっ
て、被害状況を打破するための適切な措置を講ずるのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術は、迷惑電話の被害を受けている者が、被害状
況を立証するための証拠を管理するのに多大な労力を要
するという問題点があった。
【0004】すなわち、上記の従来技術では、電話機の
使用者が警察などに相談に行くまで、使用者自らにより
カセットテープおよびリストを作成して保存する必要が
ある。このため、繰り返し迷惑電話を掛けられたような
場合には、迷惑電話を着信する度に通話内容の録音およ
びリスト作成をおこない、しかも大量のカセットテープ
およびリストを紛失しないように保存しなければならな
い。特に、携帯電話などでは迷惑電話を録音するための
記憶領域に限界があるので、新たに着信した迷惑電話の
録音により過去の録音内容が消去されないように注意し
なければならない。このように、上記の従来技術では、
被害状況を立証するための証拠の管理に多大な労力を要
するという問題点があった。
【0005】一方、繰り返しの迷惑電話がつきまといな
どのストーカー行為、さらには殺人や傷害などの凶悪事
件に発展する事例が多数あり、深刻な社会問題になって
いる。かかる凶悪事件に発展するのを未然に防止するに
は、迷惑電話などの初期段階で適切な措置を講ずること
が極めて重要であり、迷惑電話の被害を受けている者に
課せられる証拠の管理労力をいかに軽減し、凶悪事件に
発展するのを未然に防止するかが極めて重要な課題とな
っている。
【0006】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解消するためになされたものであり、迷惑
電話の被害を受けている者に課せられる証拠の管理労力
を軽減することができる迷惑電話監視システム、迷惑電
話監視方法およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る迷惑電話監
視システムは、電話機に監視装置を配設し、該電話機に
着信する迷惑電話の通話内容を蓄積する迷惑電話監視シ
ステムであって、前記監視装置は、前記電話機に着信す
る通話内容を録音する録音手段と、前記録音手段により
録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加
して管理センタに送信する送信手段と、を備え、前記管
理センタは、各監視装置から受信した通話内容並びに通
話日時を含んだログ情報の履歴を管理する管理手段を備
えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項1に記載の発明において、前記監視
装置は、前記電話機の使用者から前記録音手段により録
音された通話内容を送信すべき旨の指示を受け付ける受
付手段をさらに備え、前記送信手段は、前記受付手段に
より通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた場
合に、前記録音手段により録音された通話内容に通話日
時を含んだログ情報を付加して管理センタに送信するこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項1に記載の発明において、前記監視
装置は、所定の電話番号をあらかじめ記憶する電話番号
記憶手段と、前記電話機による着信に際して発信側の電
話機の電話番号を取得する電話番号取得手段と、をさら
に備え、前記送信手段は、前記電話番号取得手段により
取得された電話番号が前記電話番号記憶手段によりあら
かじめ記憶されている所定の電話番号と一致する場合
に、前記録音手段により録音された通話内容に通話日時
を含んだログ情報を付加して管理センタに送信すること
を特徴とする。
【0010】また、請求項4の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項3に記載の発明において、前記監視
装置は、前記電話番号取得手段により取得された電話番
号が前記電話番号記憶手段によりあらかじめ記憶されて
いる所定の電話番号と一致しない場合に、前記電話機の
使用者から前記録音手段により録音された通話内容を送
信すべき旨の指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記受付手段により通話内容を送信す
べき旨の指示が受け付けられた場合に、前記録音手段に
より録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を
付加して管理センタに送信することを特徴とする。
【0011】また、請求項5の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項4に記載の発明において、前記電話
番号記憶手段は、前記受付手段により通話内容を送信す
べき旨の指示が受け付けられた場合に、当該受付手段に
より指示された着信に係る発信側の電話機の電話番号で
あって前記電話番号取得手段により取得された電話番号
を前記所定の電話番号として記憶することを特徴とす
る。
【0012】また、請求項6の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項3に記載の発明において、前記送信
手段は、前記電話番号取得手段により発信側の電話機の
電話番号が取得できなかった場合に、前記録音手段によ
り録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を付
加して管理センタに送信することを特徴とする。
【0013】また、請求項7の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明
において、前記送信手段は、前記録音手段により録音さ
れた通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管
理センタに送信する際に、当該通話内容および通話日時
を含んだログ情報に暗号化処理をおこなって送信するこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項8の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明
において、前記送信手段は、各電話機の着信頻度が低い
時間帯に前記通話内容録音手段により録音された通話内
容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理センタに
送信することを特徴とする。
【0015】また、請求項9の発明に係る迷惑電話監視
システムは、請求項1〜8のいずれか一つに記載の発明
において、前記監視装置は、前記電話機と一体に形成さ
れることを特徴とする。
【0016】また、請求項10の発明に係る迷惑電話監
視システムは、電話機に監視装置を配設するとともに、
該監視装置並びに管理センタをネットワークに接続し、
前記電話機に着信する迷惑電話の通話内容を蓄積する迷
惑電話監視システムであって、前記監視装置は、前記電
話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を前記管
理センタに送信する送信手段を備え、前記管理センタ
は、前記監視装置から録音すべき旨の要求を受信した場
合に、前記電話機に着信する通話内容を録音する録音手
段と、前記録音手段により録音された通話内容に通話日
時を含んだログ情報を付加した履歴を管理する管理手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項11の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項10に記載の発明において、前記
監視装置は、前記電話機の使用者から通話内容の録音要
求を前記管理センタに送信すべき旨の指示を受け付ける
受付手段をさらに備え、前記送信手段は、前記受付手段
により通話内容の録音要求を送信すべき旨の指示が受け
付けられた場合に、前記電話機に着信する通話内容を録
音すべき旨の要求を前記管理センタに送信することを特
徴とする。
【0018】また、請求項12の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項10に記載の発明において、前記
監視装置は、所定の電話番号をあらかじめ記憶する電話
番号記憶手段と、前記電話機による着信に際して発信側
の電話機の電話番号を取得する電話番号取得手段と、を
さらに備え、前記送信手段は、前記電話番号取得手段に
より取得された電話番号が前記電話番号記憶手段により
あらかじめ記憶されている所定の電話番号と一致する場
合に、前記電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の
要求を前記管理センタに送信することを特徴とする。
【0019】また、請求項13の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項12に記載の発明において、前記
監視装置は、前記電話番号取得手段により取得された電
話番号が前記電話番号記憶手段によりあらかじめ記憶さ
れている所定の電話番号と一致しない場合に、前記電話
機の使用者から通話内容の録音要求を前記管理センタに
送信すべき旨の指示を受け付ける受付手段をさらに備
え、前記送信手段は、前記受付手段により通話内容の録
音要求を送信すべき旨の指示が受け付けられた場合に、
前記電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を
前記管理センタに送信することを特徴とする。
【0020】また、請求項14の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項13に記載の発明において、前記
電話番号記憶手段は、前記受付手段により通話内容の録
音要求を送信すべき旨の指示が受け付けられた場合に、
当該受付手段により指示された着信に係る発信側の電話
機の電話番号であって前記電話番号取得手段により取得
された電話番号を前記所定の電話番号として記憶するこ
とを特徴とする。
【0021】また、請求項15の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項12に記載の発明において、前記
送信手段は、前記電話番号取得手段により発信側の電話
機の電話番号が取得できなかった場合に、前記電話機に
着信する通話内容を録音すべき旨の要求を前記管理セン
タに送信することを特徴とする。
【0022】また、請求項16の発明に係る迷惑電話監
視システムは、請求項10〜15のいずれか一つに記載
の発明において、前記監視装置は、前記電話機と一体に
形成されることを特徴とする。
【0023】また、請求項17の発明に係る迷惑電話監
視方法は、電話機に監視装置を配設し、該電話機に着信
する迷惑電話の通話内容を蓄積する迷惑電話監視方法で
あって、前記監視装置は、前記電話機に着信する通話内
容を録音する録音工程と、前記録音手段により録音され
た通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理
センタに送信する送信工程と、を含み、前記管理センタ
は、各監視装置から受信した通話内容並びに通話日時を
含んだログ情報の履歴を管理する管理工程を含んだこと
を特徴とする。
【0024】また、請求項18の発明に係る迷惑電話監
視方法は、電話機に監視装置を配設するとともに、該監
視装置並びに管理センタをネットワークに接続し、前記
電話機に着信する迷惑電話の通話内容を蓄積する迷惑電
話監視方法であって、前記監視装置は、前記電話機に着
信する通話内容を録音すべき旨の要求を前記管理センタ
に送信する送信工程を含み、前記管理センタは、前記監
視装置から録音すべき旨の要求を受信した場合に、前記
電話機に着信する通話内容を録音する録音工程と、前記
録音手段により録音された通話内容に通話日時を含んだ
ログ情報を付加した履歴を管理する管理工程と、を含ん
だことを特徴とする。
【0025】また、請求項19の発明に係る記録媒体
は、請求項17または18に記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項17または18の動作をコンピュータによって実行
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る迷惑電話監視システム、迷惑電話監視方法、
およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適
な実施の形態を詳細に説明する。
【0027】(実施の形態1)本実施の形態1では、迷
惑電話の被害を受けている者の電話装置に迷惑電話処理
装置を配設し、当該迷惑電話処理装置により他の電話装
置から着信する迷惑電話の通話内容を録音した後、この
通話内容を監視センタに送信して蓄積する迷惑電話監視
システムについて説明する。
【0028】[システムの全体構成]図1は、本実施の
形態1に係る迷惑電話監視システムの全体構成を示す図
である。同図に示すように、本実施の形態1に係る迷惑
電話監視システムは、監視装置としての迷惑電話処理装
置20と、当該迷惑電話処理装置20に接続される電話
装置10と、迷惑電話の発信先となり得る他の電話装置
30と、管理センタとしての監視センタ40とを、公衆
電話網やインターネットなどのネットワーク1を介して
通信可能に接続して構成される。
【0029】この図1に示した迷惑電話監視システム
は、迷惑電話の被害を受けている者の電話装置10に迷
惑電話処理装置20を配設し、電話装置30から着信す
る迷惑電話の通話内容を蓄積するシステムである。そし
て、この迷惑電話監視システムは、迷惑電話による被害
状況を立証するための証拠の管理手法に特徴があり、具
体的には、迷惑電話処理装置20は、電話装置10に着
信する通話内容を記録部21により録音し、録音された
通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して監視セ
ンタ40に送信し、監視センタ40は、受信した通話内
容並びに通話日時を含んだログ情報の履歴を記憶部41
により管理することとしている。
【0030】なお、図1に示した迷惑電話監視システム
では、迷惑電話処理装置20に一台の電話装置10を接
続し、監視センタ40は、電話装置10の使用者ごとに
通話内容並びに通話日時を含んだログ情報の履歴を管理
するが、例えば、交換機を用いた代表電話のような場合
には、内線番号ごとに管理してもよく、また、ISDN
などを用いて複数の電話番号を有する場合には、電話番
号ごとまたはサブアドレスごとに管理してもよい。
【0031】[迷惑電話処理装置の構成]図2は、図1
に示した迷惑電話処理装置20の構成を示すブロック図
である。同図に示すように、この迷惑電話処理装置20
は、記録部21と、操作表示部22と、電話番号記憶部
23と、電話番号取得部24と、暗号処理部25と、タ
イマ26と、送受信部27と、制御部28とからなる。
【0032】記録部21は、電話装置10に着信する通
話内容を録音する処理部である。この記録部21は、電
話装置10の使用者が着信した電話の内容が迷惑電話で
あると気付いてから録音を開始したのでは遅い場合があ
るので、電話装置30との間で回線が接続されると録音
を開始し、接続が切断されると録音を終了することとし
ている。なお、記録部21は、監視センタ40に通話内
容を送信するまでの一時記憶手段であるので、通話内容
の録音を上書き可能にして装置の小型化を図ることもで
きる。
【0033】操作表示部22は、各種の情報を電話装置
10の使用者に対して表示するとともに、迷惑電話処理
装置20の各種動作の指示を使用者から受け付けて当該
指示を制御部28に受け渡す処理部である。具体的に
は、電話番号取得部24により取得した発信先の電話番
号の表示、暗号処理部25の暗号化処理に伴って発行さ
れたパスワードの表示、記録部21により録音された通
話内容を監視センタ40に送信すべき旨の指示の受付、
電話番号記憶部23に記憶する電話番号の受付などをお
こなう。
【0034】電話番号記憶部23は、所定の電話番号を
あらかじめ記憶する記憶手段である。具体的には、繰り
返し迷惑電話を発信するような悪質な相手先の電話番号
をあらかじめ記憶するものであり、操作表示部22から
受け付けられた電話番号を記憶するだけでなく、操作表
示部22により送信するよう指示された着信に係る発信
側の電話番号であって電話番号取得部24により取得さ
れた電話番号を自動的に記憶することもできる。
【0035】電話番号取得部24は、電話装置10によ
る着信に際して発信側の電話装置の電話番号を取得する
処理部である。この電話番号取得部24により取得され
た電話番号は、電話番号記憶部23にあらかじめ記憶さ
れている電話番号と一致するか否かの判定に用いられ
る。なお、取得した電話番号をログ情報として記録部2
1により録音された通話内容に付加して監視センタ40
に送信することもできる。
【0036】暗号処理部25は、監視センタ40に送信
する情報、すなわち記録部21により録音された通話内
容および制御部28により付加された通話日時を含んだ
ログ情報を暗号化する処理部である。また、暗号化に際
しては、電話装置10の使用者に対してパスワード
(鍵)が発行される。このパスワードにより、監視セン
タの係員であっても容易に通話内容を知ることができな
いので、電話機使用者のプライバシーを保護することが
できる。なお、電話装置10の使用者は、パスワードを
用いて監視センタ40により管理された通話内容を再生
することができ、また監視センタ40に常駐する専門家
にパスワードを教えることによって迷惑電話に関する相
談をおこなうこともできる。
【0037】タイマ26は、現在の時刻を計時する処理
部であり、記録部21により録音された通話内容に付加
するログ情報としての通話日時を計時する。この通話日
時は、年月日および時刻からなるものであるが、回線接
続時および回線切断時の一方若しくは両方をログ情報と
して付加することができる。
【0038】送受信部27は、他の電話装置30および
監視センタ40との間で所定情報の送受信をおこなう処
理部である。具体的には、他の電話装置30と電話装置
10との間でおこなわれる通話情報を送受信し、また記
録部21により録音された通話内容および制御部28に
より付加された通話日時を含んだログ情報を監視センタ
40に送信する。
【0039】制御部28は、迷惑電話処理装置20の各
部を制御する処理部である。具体的には、電話装置10
と電話装置30との間で回線が接続された場合には、通
話内容を録音するよう記録部21を制御するともに、回
線接続の日時を計時して制御部28に送るようタイマ2
6を制御し、また電話装置30の電話番号を取得して制
御部28に送るよう電話番号取得部24を制御する。
【0040】また、電話装置10と電話装置30との間
で回線が切断された場合には、通話内容の録音を終了す
るよう記録部21を制御するとともに、回線接続の日時
を計時して制御部28に送るようタイマ26を制御す
る。また、記録部21による通話内容の録音が終了した
場合には、通話内容を監視センタ40に送信するか否か
の決定をおこなう。なお、この送信判定処理については
後述する。
【0041】また、通話内容を送信する旨が決定された
場合には、記録部21により録音された通話内容に通話
日時を含んだログ情報を付加した情報を暗号化するよう
暗号処理部25を制御し、暗号化された情報を監視セン
タ40に送信するよう送受信部27を制御する。なお、
操作表示部22から電話番号を入力された場合には、入
力された電話番号を記憶するよう電話番号記憶部23を
制御する。
【0042】[迷惑電話の監視処理]図3は、本実施の
形態1に係る迷惑電話監視システムによる処理手順を示
すフローチャートである。まず最初に、迷惑電話処理装
置20は、電話装置10と他の電話装置30とが回線接
続されたか否かを監視し(ステップS301)、回線接
続されたことが確認された場合には(ステップS301
肯定)、通話内容の録音を開始する(ステップS30
2)。
【0043】そして、電話装置10と他の電話装置30
との間の回線が切断されたか否かを監視し(ステップS
303)、回線が切断されたことが確認された場合には
(ステップS303肯定)、通話内容の録音を終了する
(ステップS304)。その後、記録部21に録音され
た通話内容を監視センタ40に送信するか否かを判定し
(ステップS305)、送信しない場合には(ステップ
S305否定)、処理を終了する。
【0044】一方、送信する場合には(ステップS30
5肯定)、記録部21に録音された通話内容を暗号化し
(ステップS306)、通信日時を含んだログ情報を付
加して(ステップS307)、通話内容およびログ情報
を監視センタ40に送信する(ステップS308)。そ
して、監視センタ40は、迷惑電話処理装置20から通
話内容およびログ情報を受信し(ステップS309)、
受信した通話内容並びにログ情報の履歴を記憶部41に
より記憶して管理する(ステップS310)。
【0045】なお、迷惑電話の通話内容を管理する監視
センタ40は、管理された情報に基づいて被害状況を打
破するための適切な措置を講ずることを電話装置10の
使用者と相談することができる。また、受信した迷惑電
話の内容から緊急を要する事態が想定されるような場合
には、電話装置10の使用者のもとに警備員、警察官、
相談員などを急行させる措置をとることもできる。
【0046】[迷惑電話送信の判定処理]図4は、図1
に示した迷惑電話処理装置20による送信判定手順を示
すフローチャートである。なお、ここでは記録部21に
よる通話内容の録音が終了したものとして、この録音し
た通話内容を送信するか否かを決定する手順を説明す
る。
【0047】まず最初に、迷惑電話処理装置20は、電
話番号取得部24により取得された電話番号が電話番号
記憶部23によりあらかじめ記憶されている所定の電話
番号と一致するか否かを判定し(ステップS401)、
一致する場合には(ステップS401肯定)、記録部2
1により記憶された通話内容を監視センタ40に送信す
る処理をおこなう(ステップS404)。
【0048】一方、電話番号取得部24により取得され
た電話番号が電話番号記憶部23によりあらかじめ記憶
されている所定の電話番号と一致しない場合には(ステ
ップS401否定)、電話装置10の使用者から操作表
示部22を介して通話内容を送信すべき旨の指示が受け
付けられたか否かを判定する(ステップS402)。
【0049】そして、操作表示部22を介して通話内容
を送信すべき旨の指示が受け付けられた場合には(ステ
ップS402肯定)、電話番号取得部24により取得さ
れた電話番号を所定の電話番号として電話番号記憶部2
3に記憶し(ステップS403)、記録部21により記
憶された通話内容を監視センタ40に送信する処理をお
こなう(ステップS404)。一方、操作表示部22を
介して通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられな
かった場合には(ステップS402否定)、通話内容の
送信処理をおこなうことなく処理を終了する。
【0050】上述してきたように、本実施の形態1によ
れば、迷惑電話処理装置20は、電話装置10に着信す
る通話内容を録音し、録音された通話内容に通話日時を
含んだログ情報を付加して監視センタ40に送信し、監
視センタ40は、迷惑電話装置20から受信した通話内
容並びに通話日時を含んだログ情報の履歴を管理するこ
ととしたので、迷惑電話の被害を受けている者に課せら
れる証拠の管理労力を軽減することができる。
【0051】なお、本実施の形態1では、電話番号取得
部24により取得された電話番号が電話番号記憶部23
によりあらかじめ記憶されている所定の電話番号と一致
するか否かを判定して、監視センタ40に通話内容を送
信する場合を示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、電話番号記憶部23によりあらかじめ記憶さ
れているか否かとは無関係に、操作表示部22を介して
通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた場合に
のみ通話内容を送信することもできる。
【0052】また、電話番号取得部24により電話番号
が取得できなかった場合も、操作表示部22の指示があ
るないに関わらず、通話内容を監視センタ40に送信す
ることもできる。すなわち、発信者が電話番号の前に
「184」を付加することにより電話番号を非通知にし
た場合、電話番号取得部24は発信者の電話番号を取得
することはできないが、あえて電話番号を非通知にする
発信者は迷惑電話である可能性が高いので、電話番号取
得部24により電話番号が取得できなかった場合も通話
内容を送信することは有効な措置である。なお、この場
合、電話番号が非通知であった旨や、公衆電話からの発
信であった旨をログ情報として付加するようにしてもよ
い。
【0053】また、本実施の形態1では、記録部21に
よる通話内容の録音が終了した後に、すなわち回線が接
続されて通話内容が録音される度に、この録音した通話
内容を送信するか否かを決定する場合を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、所定量の通話内容
を録音した後にそれぞれの通話内容を送信するか否かを
決定することもでき、また、電話装置10の着信頻度が
低い時間帯に通話内容を監視センタ40に送信すること
もできる。
【0054】また、本実施の形態1では、電話装置10
と迷惑電話処理装置20とが別々に形成される場合を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、迷惑
電話処理装置20を、電話装置10と一体に形成するこ
ともできる。たとえば、迷惑電話処理装置20の機能を
組み込んだ携帯電話装置である。
【0055】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1では、迷惑電話の被害を受けている者の電話装置に
配設された迷惑電話処理装置により他の電話装置から着
信する迷惑電話の通話内容を録音した後、この通話内容
を監視センタに送信して蓄積する場合を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、迷惑電話処理装置
からの要求に応じて、監視センタが通話内容を録音する
こともできる。
【0056】そこで、本実施の形態2では、迷惑電話処
理装置からの要求に応じて、監視センタが通話内容を録
音する場合、すなわち、迷惑電話処理装置による監視セ
ンタを含んだ三者間通話の要求に応じて、監視センタが
通話内容を録音する場合について説明する。なお、上記
実施の形態1に示した各部と同様の機能を有する部位に
は同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略す
る。
【0057】[システムの全体構成]図5は、本実施の
形態2に係る迷惑電話監視システムの全体構成を示す図
である。同図に示すように、本実施の形態2に係る迷惑
電話監視システムは、監視装置としての迷惑電話処理装
置50と、当該迷惑電話処理装置50に接続される電話
装置10と、迷惑電話の発信先となり得る他の電話装置
30と、管理センタとしての監視センタ60とを、公衆
電話網やインターネットなどのネットワーク1を介して
通信可能に接続して構成される。
【0058】この図5に示した迷惑電話監視システム
は、迷惑電話の被害を受けている者の電話装置10に迷
惑電話処理装置50を配設するとともに、迷惑電話処理
装置50並びに監視センタ60をネットワーク1に接続
し、電話装置30から着信する迷惑電話の通話内容を蓄
積するシステムである。そして、この迷惑電話監視シス
テムは、迷惑電話による被害状況を立証するための証拠
の管理手法に特徴があり、具体的には、迷惑電話処理装
置50は、電話装置10に着信する通話内容を録音すべ
き旨の要求を監視センタ60に送信し、監視センタ60
は、録音すべき旨の要求を受信した場合に、電話装置1
0に着信する通話内容を記録部61により録音し、録音
された通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加した
履歴を記憶部41により管理することとしている。
【0059】なお、図5に示した迷惑電話監視システム
では、迷惑電話処理装置50に一台の電話装置10を接
続し、監視センタ60は、電話装置10の使用者ごとに
通話内容並びに通話日時を含んだログ情報の履歴を管理
するが、例えば、交換機を用いた代表電話のような場合
には、内線番号ごとに管理してもよく、また、ISDN
などを用いて複数の電話番号を有する場合には、電話番
号ごとまたはサブアドレスごとに管理してもよい。
【0060】[迷惑電話処理装置の構成]次に、図5に
示した迷惑電話処理装置50の構成について説明する。
図5に示すように、この迷惑電話処理装置50は、操作
表示部22と、電話番号記憶部23と、電話番号取得部
24と、送受信部27と、制御部28とからなる。
【0061】操作表示部22は、上記実施の形態1に示
した同部の機能の他に、本実施の形態2では、通話内容
の録音要求を監視センタ60に送信すべき旨の指示の受
付をおこなう。電話番号記憶部23は、上記実施の形態
1に示した同部の機能の他に、操作表示部22により録
音要求を送信するよう指示された着信に係る発信側の電
話番号であって電話番号取得部24により取得された電
話番号を自動的に記憶することもできる。なお、電話番
号取得部24は、上記実施の形態1に示した同部と同様
の機能を担う。
【0062】送受信部27は、他の電話装置30と電話
装置10との間でおこなわれる通話情報を送受信する他
に、電話装置10に着信する通話内容を録音すべき旨の
要求(監視センタ60を含んだ三者間通話を確立すべき
旨の接続要求)を監視センタ60に送信する。
【0063】制御部28は、迷惑電話処理装置50の各
部を制御する処理部である。具体的には、電話装置10
と電話装置30との間で回線が接続された場合には、電
話装置30の電話番号を取得して制御部28に送るよう
電話番号取得部24を制御するとともに、電話装置10
に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を監視センタ
60に送信するか否かの決定をおこなう。なお、この送
信判定処理については後述する。
【0064】[監視センタの構成]次に、図5に示した
監視センタ60の構成を説明する。図5に示すように、
この監視センタ60は、録音手段としての記録部61
と、タイマ62と、管理手段としての記憶部41と、送
受信部63と、制御部64とからなる。
【0065】記録部61は、電話装置10に着信する通
話内容を録音する処理部である。具体的には、迷惑電話
処理装置50から録音すべき旨の要求を受信すると、す
なわち、電話装置10、電話装置30並びに監視センタ
60の三者間通話が確立されると、録音を開始し、電話
装置10と電話装置30との接続(三者間接続)が切断
されると録音を終了する。
【0066】タイマ62は、現在の時刻を計時する処理
部であり、記録部61により録音された通話内容に付加
するログ情報としての通話日時を計時する。この通話日
時は、年月日および時刻からなるものであるが、三者間
の回線接続時および三者間の回線切断時の一方若しくは
両方をログ情報として付加することができる。
【0067】記憶部41は、記録部61により録音され
た通話内容にタイマ62により計時された通話日時を含
んだログ情報を付加した履歴を記憶して管理する処理部
である。なお、迷惑電話処理装置50の電話番号取得部
24により取得された電話番号を受信して、ログ情報と
して付加して管理することもできる。
【0068】送受信部63は、電話装置10に着信する
通話内容を録音すべき旨の要求(監視センタ60を含ん
だ三者間通話を確立すべき旨の接続要求)を迷惑電話処
理装置50から受信し、また、電話装置10に着信する
通話内容、すなわち電話装置10と電話装置30との間
でおこなわれる通話情報を受信する。
【0069】制御部64は、監視センタ60の各部を制
御する処理部である。具体的には、迷惑電話処理装置5
0から電話装置10に着信する通話内容を録音すべき旨
の要求を受信した場合には、電話装置10に着信する通
話内容を録音するよう記録部61を制御するともに、回
線接続の日時を計時して制御部64に送るようタイマ6
2を制御する。
【0070】また、電話装置10と電話装置30との間
で回線が切断された場合には、通話内容の録音を終了す
るよう記録部61を制御するとともに、回線接続の日時
を計時して制御部64に送るようタイマ62を制御す
る。また、記録部61による通話内容の録音が終了した
場合には、記録部61により録音された通話内容に通話
日時を含んだログ情報を記憶して管理するよう記憶部4
1を制御する。
【0071】[迷惑電話の監視処理]図6は、本実施の
形態2に係る迷惑電話監視システムによる処理手順を示
すフローチャートである。まず最初に、迷惑電話処理装
置50は、電話装置10と他の電話装置30とが回線接
続されたか否かを監視し(ステップS601)、回線接
続されたことが確認された場合には(ステップS601
肯定)、電話装置10に着信する通話内容を録音すべき
旨の要求(監視センタ60を含んだ三者間通話を確立す
べき旨の接続要求)を監視センタ60に送信するか否か
を判定する(ステップS602)。
【0072】そして、三者間通話をおこなうものと判定
された場合には(ステップS602肯定)、監視センタ
60を含んだ三者間通話を確立すべき旨の接続要求を監
視センタ60に送信する(ステップS603)。その
後、監視センタ60は、三者間通話を確立すべき旨の接
続要求を受信し(ステップS604)、電話装置10に
着信する通話内容の録音を開始する(ステップS60
5)。
【0073】そして、監視センタ60は、電話装置10
と他の電話装置30との間の回線が切断されたか否かを
監視し(ステップS606)、回線が切断されたことが
確認された場合には(ステップS606肯定)、通話内
容の録音を終了する(ステップS607)。その後、監
視センタ60は、録音された通話内容に通話日時を含ん
だログ情報を付加して(ステップS608)、通話内容
および通話日時を含んだログ情報を記憶部42により記
憶して管理する(ステップS609)。
【0074】なお、ステップS602において、三者間
通話をおこなわないものと判定された場合には(ステッ
プS602否定)、三者間通話を確立することなく、す
なわち、電話装置10に着信する通話内容を監視センタ
60により録音することなく処理を終了する。
【0075】[三者間通話の判定処理]図7は、図5に
示した迷惑電話処理装置50による三者間通話の判定手
順を示すフローチャートである。なお、ここでは電話装
置10と電話装置30との間で回線が接続され、電話装
置10に着信する通話内容を録音すべき旨の要求(監視
センタ60を含んだ三者間通話を確立すべき旨の接続要
求)を監視センタ60に送信するか否かを決定する手順
を説明する。
【0076】まず最初に、迷惑電話処理装置50は、電
話番号取得部24により取得された電話番号が電話番号
記憶部23によりあらかじめ記憶されている所定の電話
番号と一致するか否かを判定し(ステップS701)、
一致する場合には(ステップS701肯定)、電話装置
10に着信する通話内容を録音すべき旨の要求(監視セ
ンタ60を含んだ三者間通話を確立すべき旨の接続要
求)を監視センタ60に送信する処理をおこなう(ステ
ップS704)。
【0077】一方、電話番号取得部24により取得され
た電話番号が電話番号記憶部23によりあらかじめ記憶
されている所定の電話番号と一致しない場合には(ステ
ップS701否定)、電話装置10の使用者から操作表
示部22を介して通話内容の録音要求を監視センタ60
に送信すべき旨の指示(三者間通話を確立すべき旨の指
示)が受け付けられたか否かを判定する(ステップS7
02)。
【0078】そして、操作表示部22を介して通話内容
の録音要求を監視センタ60に送信すべき旨の指示が受
け付けられた場合には(ステップS702肯定)、電話
番号取得部24により取得された電話番号を所定の電話
番号として電話番号記憶部23に記憶し(ステップS7
03)、電話装置10に着信する通話内容を録音すべき
旨の要求を監視センタ60に送信する処理をおこなう
(ステップS704)。
【0079】一方、操作表示部22を介して通話内容の
録音要求を監視センタ60に送信すべき旨の指示が受け
付けられなかった場合には(ステップS702否定)、
電話装置10に着信する通話内容を録音すべき旨の要求
を監視センタ60に送信することなく処理を終了する。
【0080】上述してきたように、本実施の形態2によ
れば、迷惑電話処理装置50は、電話装置10に着信す
る通話内容を録音すべき旨の要求を監視センタ60に送
信し、監視センタ60は、録音すべき旨の要求を受信し
た場合に、電話装置10に着信する通話内容を記録部6
1により録音し、録音された通話内容に通話日時を含ん
だログ情報を付加した履歴を記憶部41により記憶して
管理することとしたので、迷惑電話の被害を受けている
者に課せられる証拠の管理労力を軽減することができ
る。特に、迷惑電話処理装置50ではなく、監視センタ
60により通話内容をリアルタイムで録音するため、迷
惑電話の被害を受けている者に課せられる証拠の管理労
力を一層軽減することができる。
【0081】なお、本実施の形態2では、電話番号取得
部24により取得された電話番号が電話番号記憶部23
によりあらかじめ記憶されている所定の電話番号と一致
するか否かを判定して、監視センタ60に通話内容を録
音すべき旨の要求を送信する場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、電話番号記憶部23に
よりあらかじめ記憶されているか否かとは無関係に、操
作表示部22を介して通話内容の録音要求を送信すべき
旨の指示が受け付けられた場合にのみ、録音要求を監視
センタ60に送信することもできる。
【0082】また、電話番号取得部24により電話番号
が取得できなかった場合も、操作表示部22の指示があ
るないに関わらず、録音要求を監視センタ60に送信す
ることもできる。すなわち、発信者が電話番号の前に
「184」を付加することにより電話番号を非通知にし
た場合、電話番号取得部24は発信者の電話番号を取得
することはできないが、あえて電話番号を非通知にする
発信者は迷惑電話である可能性が高いので、電話番号取
得部24により電話番号が取得できなかった場合も録音
要求を送信することは有効な措置である。なお、この場
合、電話番号が非通知であった旨や、公衆電話からの発
信であった旨を監視センタ60に送信するようにしても
よい。
【0083】また、本実施の形態2では、電話装置10
と迷惑電話処理装置50とが別々に形成される場合を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、迷惑
電話処理装置50を、電話装置10と一体に形成するこ
ともできる。たとえば、迷惑電話処理装置50の機能を
組み込んだ携帯電話装置である。
【0084】なお、本実施の形態1または2で説明した
迷惑電話監視方法は、あらかじめ用意されたプログラム
をパーソナル・コンピューターやワークステーションな
どのコンピュータで実行することによって実現すること
ができる。このプログラムは、ハードディスク、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、MO、DV
Dなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータによって記録媒体から読み出される
ことによって実行される。またこのプログラムは、上記
記録媒体を介して、インターネットなどのネットワーク
を介して配布することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、監視装置は、電話機に着信する通話内容を録音
し、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を
付加して管理センタに送信し、管理センタは、各監視装
置から受信した通話内容並びに通話日時を含んだログ情
報の履歴を管理することとしたので、迷惑電話の被害を
受けている者に課せられる証拠の管理労力を軽減するこ
とが可能な迷惑電話監視システムが得られるという効果
を奏する。また、管理センタにて管理された情報に基づ
いて被害状況を打破するための適切な措置を講ずること
により、凶悪事件に発展するのを未然に防止することが
可能になる。
【0086】また、請求項2の発明によれば、監視装置
は、電話機の使用者から録音された通話内容を送信すべ
き旨の指示を受け付け、当該通話内容を送信すべき旨の
指示が受け付けられた場合に、録音された通話内容に通
話日時を含んだログ情報を付加して管理センタに送信す
ることとしたので、電話機の使用者が通話相手および通
話内容などに基づいて迷惑電話として送信するか否かを
判断し、電話機使用者の自由意思により迷惑電話の通話
内容を管理センタに送信することが可能な迷惑電話監視
システムが得られるという効果を奏する。また、電話機
使用者の自由意思により通話内容を管理センタに送信す
ることにより、迷惑電話以外の通常の通話内容が第三者
に漏れることを防止することが可能になる。
【0087】また、請求項3の発明によれば、監視装置
は、所定の電話番号をあらかじめ記憶し、電話機による
着信に際して発信側の電話機の電話番号を取得し、取得
された電話番号があらかじめ記憶されている所定の電話
番号と一致する場合に、録音された通話内容に通話日時
を含んだログ情報を付加して管理センタに送信すること
としたので、繰り返し迷惑電話を発信する相手先の電話
番号を設定して記憶して、この電話番号から発信された
通話内容のみを迷惑電話として自動的に送信することが
可能な迷惑電話監視システムが得られるという効果を奏
する。
【0088】また、請求項4の発明によれば、監視装置
は、取得された電話番号があらかじめ記憶されている所
定の電話番号と一致しない場合に、電話機の使用者から
録音された通話内容を送信すべき旨の指示を受け付け、
当該通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた場
合に、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報
を付加して管理センタに送信することとしたので、繰り
返し迷惑電話を発信する相手先が電話番号を変更して発
信したような事態にも早急に対応して、迷惑電話の通話
内容を管理センタに送信することが可能な迷惑電話監視
システムが得られるという効果を奏する。
【0089】また、請求項5の発明によれば、監視装置
は、通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた場
合に、当該指示された着信に係る発信側の電話機の電話
番号を所定の電話番号として記憶することとしたので、
繰り返し迷惑電話を発信する相手先の電話番号を効率的
に記憶して対応することが可能な迷惑電話監視システム
が得られるという効果を奏する。
【0090】また、請求項6の発明によれば、監視装置
は、発信側の電話機の電話番号が取得できなかった場合
に、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を
付加して管理センタに送信することとしたので、迷惑電
話を発信する相手側が電話番号を非通知にして発信した
ような事態にも早急に対応して、迷惑電話の通話内容を
管理センタに送信することが可能な迷惑電話監視システ
ムが得られるという効果を奏する。
【0091】また、請求項7の発明によれば、監視装置
は、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を
付加して管理センタに送信する際に、当該通話内容およ
び通話日時を含んだログ情報に暗号化処理をおこなって
送信することとしたので、迷惑電話の通話内容に含まれ
る電話機使用者のプライバシーを保護しつつ、迷惑電話
の被害状況を立証するための証拠を簡便に管理すること
が可能な迷惑電話監視システムが得られるという効果を
奏する。
【0092】また、請求項8の発明によれば、監視装置
は、各電話機の着信頻度が低い時間帯に録音された通話
内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理センタ
に送信することとしたので、迷惑電話以外の通常の通話
内容を着信できなくなるような事態を回避しつつ、迷惑
電話の通話内容を送信することが可能な迷惑電話監視シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【0093】また、請求項9の発明によれば、監視装置
は、電話機と一体に形成されることとしたので、たとえ
ば、迷惑電話を録音するための記憶領域に限界がある携
帯電話装置と監視装置を一体に形成することにより、新
たに着信した迷惑電話の録音により過去の録音内容が消
去されるような事態を回避し、迷惑電話の被害状況を立
証するための証拠を簡便に管理することが可能な迷惑電
話監視システムが得られるという効果を奏する。
【0094】また、請求項10の発明によれば、監視装
置は、電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求
を管理センタに送信し、管理センタは、録音すべき旨の
要求を受信した場合に、電話機に着信する通話内容を録
音し、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報
を付加した履歴を管理することとしたので、迷惑電話の
被害を受けている者に課せられる証拠の管理労力を軽減
することが可能な迷惑電話監視システムが得られるとい
う効果を奏する。また、管理センタにて管理された情報
に基づいて被害状況を打破するための適切な措置を講ず
ることにより、凶悪事件に発展するのを未然に防止する
ことが可能になる。
【0095】また、請求項11の発明によれば、監視装
置は、電話機の使用者から通話内容の録音要求を管理セ
ンタに送信すべき旨の指示を受け付け、通話内容の録音
要求を送信すべき旨の指示が受け付けられた場合に、電
話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を管理セ
ンタに送信することとしたので、電話機の使用者が通話
相手および通話内容などに基づいて迷惑電話として管理
センタにより録音するか否かを判断し、電話機使用者の
自由意思により迷惑電話の通話内容を管理センタに録音
させることが可能な迷惑電話監視システムが得られると
いう効果を奏する。また、電話機使用者の自由意思によ
り通話内容を管理センタに録音させることにより、迷惑
電話以外の通常の通話内容が第三者に漏れることを防止
することが可能になる。
【0096】また、請求項12の発明によれば、監視装
置は、所定の電話番号をあらかじめ記憶し、電話機によ
る着信に際して発信側の電話機の電話番号を取得し、取
得された電話番号があらかじめ記憶されている所定の電
話番号と一致する場合に、電話機に着信する通話内容を
録音すべき旨の要求を管理センタに送信することとした
ので、繰り返し迷惑電話を発信する相手先の電話番号を
設定して記憶して、この電話番号から発信された通話内
容のみを迷惑電話として管理センタに録音させることが
可能な迷惑電話監視システムが得られるという効果を奏
する。
【0097】また、請求項13の発明によれば、監視装
置は、取得された電話番号があらかじめ記憶されている
所定の電話番号と一致しない場合に、電話機の使用者か
ら通話内容の録音要求を管理センタに送信すべき旨の指
示を受け付け、当該通話内容の録音要求を送信すべき旨
の指示が受け付けられた場合に、電話機に着信する通話
内容を録音すべき旨の要求を管理センタに送信すること
としたので、繰り返し迷惑電話を発信する相手先が電話
番号を変更して発信したような事態にも早急に対応し
て、迷惑電話の通話内容を管理センタに録音させること
が可能な迷惑電話監視システムが得られるという効果を
奏する。
【0098】また、請求項14の発明によれば、監視装
置は、通話内容の録音要求を送信すべき旨の指示が受け
付けられた場合に、当該指示された着信に係る発信側の
電話機の電話番号を所定の電話番号として記憶すること
としたので、繰り返し迷惑電話を発信する相手先の電話
番号を効率的に記憶して対応することが可能な迷惑電話
監視システムが得られるという効果を奏する。
【0099】また、請求項15の発明によれば、監視装
置は、発信側の電話機の電話番号が取得できなかった場
合に、電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求
を管理センタに送信することとしたので、迷惑電話を発
信する相手側が電話番号を非通知にして発信したような
事態にも早急に対応して、迷惑電話の通話内容を管理セ
ンタに録音させることが可能な迷惑電話監視システムが
得られるという効果を奏する。
【0100】また、請求項16の発明によれば、監視装
置は、電話機と一体に形成されることとしたので、たと
えば、迷惑電話を録音するための記憶領域に限界がある
携帯電話装置と監視装置を一体に形成することにより、
新たに着信した迷惑電話の録音により過去の録音内容が
消去されるような事態を回避し、迷惑電話の被害状況を
立証するための証拠を簡便に管理することが可能な迷惑
電話監視システムが得られるという効果を奏する。
【0101】また、請求項17の発明によれば、監視装
置は、電話機に着信する通話内容を録音し、録音された
通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理セ
ンタに送信し、管理センタは、各監視装置から受信した
通話内容並びに通話日時を含んだログ情報の履歴を管理
することとしたので、迷惑電話の被害を受けている者に
課せられる証拠の管理労力を軽減することが可能な迷惑
電話監視方法が得られるという効果を奏する。
【0102】また、請求項18の発明によれば、監視装
置は、電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求
を管理センタに送信し、管理センタは、録音すべき旨の
要求を受信した場合に、電話機に着信する通話内容を録
音し、録音された通話内容に通話日時を含んだログ情報
を付加した履歴を管理することとしたので、迷惑電話の
被害を受けている者に課せられる証拠の管理労力を軽減
することが可能な迷惑電話監視方法が得られるという効
果を奏する。
【0103】また、請求項19の発明によれば、請求項
17または18に記載された方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したことで、そのプログラムを
機械読み取り可能となり、これによって、請求項17ま
たは18の動作をコンピュータによって実現することが
可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る迷惑電話監視システムの
全体構成を示す図である。
【図2】図1に示した迷惑電話処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施の形態1に係る迷惑電話監視システムに
よる処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した迷惑電話処理装置による送信判定
手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態2に係る迷惑電話監視システムの
全体構成を示す図である。
【図6】本実施の形態2に係る迷惑電話監視システムに
よる処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図5に示した迷惑電話処理装置による三者間通
話の判定手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク 10、30 電話装置 20 迷惑電話処理装置 21 記録部 22 操作表示部 23 電話番号記憶部 24 電話番号取得部 25 暗号処理部 26 タイマ 27 送受信部 28 制御部 40 監視センタ 41 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA51 AA79 BB05 CC01 EE09 FF01 GG01 GG05 5K027 BB09 FF22 HH26 5K101 LL01 MM06 NN21 PP10 RR28

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機に監視装置を配設し、該電話機に
    着信する迷惑電話の通話内容を蓄積する迷惑電話監視シ
    ステムであって、 前記監視装置は、 前記電話機に着信する通話内容を録音する録音手段と、 前記録音手段により録音された通話内容に通話日時を含
    んだログ情報を付加して管理センタに送信する送信手段
    と、を備え、 前記管理センタは、 各監視装置から受信した通話内容並びに通話日時を含ん
    だログ情報の履歴を管理する管理手段を備えたことを特
    徴とする迷惑電話監視システム。
  2. 【請求項2】 前記監視装置は、前記電話機の使用者か
    ら前記録音手段により録音された通話内容を送信すべき
    旨の指示を受け付ける受付手段をさらに備え、前記送信
    手段は、前記受付手段により通話内容を送信すべき旨の
    指示が受け付けられた場合に、前記録音手段により録音
    された通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して
    管理センタに送信することを特徴とする請求項1に記載
    の迷惑電話監視システム。
  3. 【請求項3】 前記監視装置は、所定の電話番号をあら
    かじめ記憶する電話番号記憶手段と、前記電話機による
    着信に際して発信側の電話機の電話番号を取得する電話
    番号取得手段と、をさらに備え、前記送信手段は、前記
    電話番号取得手段により取得された電話番号が前記電話
    番号記憶手段によりあらかじめ記憶されている所定の電
    話番号と一致する場合に、前記録音手段により録音され
    た通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理
    センタに送信することを特徴とする請求項1に記載の迷
    惑電話監視システム。
  4. 【請求項4】 前記監視装置は、前記電話番号取得手段
    により取得された電話番号が前記電話番号記憶手段によ
    りあらかじめ記憶されている所定の電話番号と一致しな
    い場合に、前記電話機の使用者から前記録音手段により
    録音された通話内容を送信すべき旨の指示を受け付ける
    受付手段をさらに備え、前記送信手段は、前記受付手段
    により通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた
    場合に、前記録音手段により録音された通話内容に通話
    日時を含んだログ情報を付加して管理センタに送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の迷惑電話監視システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記電話番号記憶手段は、前記受付手段
    により通話内容を送信すべき旨の指示が受け付けられた
    場合に、当該受付手段により指示された着信に係る発信
    側の電話機の電話番号であって前記電話番号取得手段に
    より取得された電話番号を前記所定の電話番号として記
    憶することを特徴とする請求項4に記載の迷惑電話監視
    システム。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記電話番号取得手段
    により発信側の電話機の電話番号が取得できなかった場
    合に、前記録音手段により録音された通話内容に通話日
    時を含んだログ情報を付加して管理センタに送信するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の迷惑電話監視システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記録音手段により録
    音された通話内容に通話日時を含んだログ情報を付加し
    て管理センタに送信する際に、当該通話内容および通話
    日時を含んだログ情報に暗号化処理をおこなって送信す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載
    の迷惑電話監視システム。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、各電話機の着信頻度が
    低い時間帯に前記通話内容録音手段により録音された通
    話内容に通話日時を含んだログ情報を付加して管理セン
    タに送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    一つに記載の迷惑電話監視システム。
  9. 【請求項9】 前記監視装置は、前記電話機と一体に形
    成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つ
    に記載の迷惑電話監視システム。
  10. 【請求項10】 電話機に監視装置を配設するととも
    に、該監視装置並びに管理センタをネットワークに接続
    し、前記電話機に着信する迷惑電話の通話内容を蓄積す
    る迷惑電話監視システムであって、 前記監視装置は、 前記電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を
    前記管理センタに送信する送信手段を備え、 前記管理センタは、 前記監視装置から録音すべき旨の要求を受信した場合
    に、前記電話機に着信する通話内容を録音する録音手段
    と、 前記録音手段により録音された通話内容に通話日時を含
    んだログ情報を付加した履歴を管理する管理手段と、 を備えたことを特徴とする迷惑電話監視システム。
  11. 【請求項11】 前記監視装置は、前記電話機の使用者
    から通話内容の録音要求を前記管理センタに送信すべき
    旨の指示を受け付ける受付手段をさらに備え、前記送信
    手段は、前記受付手段により通話内容の録音要求を送信
    すべき旨の指示が受け付けられた場合に、前記電話機に
    着信する通話内容を録音すべき旨の要求を前記管理セン
    タに送信することを特徴とする請求項10に記載の迷惑
    電話監視システム。
  12. 【請求項12】 前記監視装置は、所定の電話番号をあ
    らかじめ記憶する電話番号記憶手段と、前記電話機によ
    る着信に際して発信側の電話機の電話番号を取得する電
    話番号取得手段と、をさらに備え、前記送信手段は、前
    記電話番号取得手段により取得された電話番号が前記電
    話番号記憶手段によりあらかじめ記憶されている所定の
    電話番号と一致する場合に、前記電話機に着信する通話
    内容を録音すべき旨の要求を前記管理センタに送信する
    ことを特徴とする請求項10に記載の迷惑電話監視シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記監視装置は、前記電話番号取得手
    段により取得された電話番号が前記電話番号記憶手段に
    よりあらかじめ記憶されている所定の電話番号と一致し
    ない場合に、前記電話機の使用者から通話内容の録音要
    求を前記管理センタに送信すべき旨の指示を受け付ける
    受付手段をさらに備え、前記送信手段は、前記受付手段
    により通話内容の録音要求を送信すべき旨の指示が受け
    付けられた場合に、前記電話機に着信する通話内容を録
    音すべき旨の要求を前記管理センタに送信することを特
    徴とする請求項12に記載の迷惑電話監視システム。
  14. 【請求項14】 前記電話番号記憶手段は、前記受付手
    段により通話内容の録音要求を送信すべき旨の指示が受
    け付けられた場合に、当該受付手段により指示された着
    信に係る発信側の電話機の電話番号であって前記電話番
    号取得手段により取得された電話番号を前記所定の電話
    番号として記憶することを特徴とする請求項13に記載
    の迷惑電話監視システム。
  15. 【請求項15】 前記送信手段は、前記電話番号取得手
    段により発信側の電話機の電話番号が取得できなかった
    場合に、前記電話機に着信する通話内容を録音すべき旨
    の要求を前記管理センタに送信することを特徴とする請
    求項12に記載の迷惑電話監視システム。
  16. 【請求項16】 前記監視装置は、前記電話機と一体に
    形成されることを特徴とする請求項10〜15のいずれ
    か一つに記載の迷惑電話監視システム。
  17. 【請求項17】 監視領域内の各電話機にそれぞれ監視
    装置を配設し、該電話機に着信する迷惑電話の通話内容
    を蓄積する迷惑電話監視方法であって、 前記監視装置は、 前記電話機に着信する通話内容を録音する録音工程と、 前記録音手段により録音された通話内容に通話日時を含
    んだログ情報を付加して管理センタに送信する送信工程
    と、を含み、 前記管理センタは、 各監視装置から受信した通話内容並びに通話日時を含ん
    だログ情報の履歴を管理する管理工程を含んだことを特
    徴とする迷惑電話監視方法。
  18. 【請求項18】 電話機に監視装置を配設するととも
    に、該監視装置並びに管理センタをネットワークに接続
    し、前記電話機に着信する迷惑電話の通話内容を蓄積す
    る迷惑電話監視方法であって、 前記監視装置は、 前記電話機に着信する通話内容を録音すべき旨の要求を
    前記管理センタに送信する送信工程を含み、 前記管理センタは、 前記監視装置から録音すべき旨の要求を受信した場合
    に、前記電話機に着信する通話内容を録音する録音工程
    と、 前記録音手段により録音された通話内容に通話日時を含
    んだログ情報を付加した履歴を管理する管理工程と、 を含んだことを特徴とする迷惑電話監視方法。
  19. 【請求項19】 前記請求項17または18に記載され
    た方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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