JP4108059B2 - 通話情報管理方法 - Google Patents

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この発明は、発呼者と通話先との間の通話に係る情報を管理する通話情報管理方法に関し、特に、緊急時に特別な操作を必要とせず、利用者の安否を親類や知人などに容易に確認させることができる通話情報管理方法に関する。
近年携帯電話の普及により、外出している人が電話連絡をおこなうことがますます容易になり、地震などの災害にあったような場合でも、安否を親類や友人に即座に知らせることができるようになってきている。ただし、災害時には、被災者は救急車を呼ぶために消防署に電話するのに忙しく、親類や知人などにさらに電話するのは被災者にとって負担となる。
そのため、特許文献1には、発呼者が消防署などに緊急通報をおこなうと、発呼者の親戚や友人などに自動的に電話連絡がなされる緊急通報システムが開示されている。この緊急通報システムを利用することにより、発呼者に緊急事態が生じた場合に、発呼者の負担を減らしつつ、親類や知人にそれを迅速に知らせることができる。
しかし、この緊急通報システムは、災害が発生して通話が集中した結果、電話が繋がりにくい輻輳状態が発生したり、電話交換機システムがダウンしたりするのを防止するため、通話規制がおこなわれた場合に、発呼者の安否を親類や知人に確実に知らせることができなかった。
そのため、非特許文献1には、安否確認用の伝言板を提供する伝言板サービスシステムが説明されている。この伝言板サービスシステムでは、被災者が自分の状態やコメントを携帯電話で登録することができ、親類や知人はそれを携帯電話やパーソナルコンピュータで閲覧することにより、たとえ通話規制がおこなわれていた場合でも、親類や知人は被災者の安否を確認することができる。
特開平8−204835号公報 NTT DoCoMo,Inc.、"今後の災害対策の取り組みについて"、[online]、2003年8月25日、[平成16年3月22日検索]、インターネット<URL : http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0825.html>
しかしながら、上述した非特許文献1の従来技術では、被災者が自分の状態やコメントを伝言板サービスシステムに登録する必要があるため、被災者にとって負担となるという問題があった。
すなわち、被災者は、伝言板サービスシステムへのアクセス方法を覚えておく必要があるが、災害は頻繁に来るわけではないので、アクセス方法を覚えようとする強い動機が生まれず、いざというときに被災者が伝言板サービスシステムを利用するのが難しいという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、緊急時に特別な操作を必要とせず、利用者の安否を親類や知人などに容易に確認させることができる通話情報管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、通信回線の第1の利用者に対して該通信回線の第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知する通話情報管理方法であって、コンピュータが、前記第2の利用者が前記通信回線を通じて行った通話の通話履歴を記憶手段に記憶させる記憶工程と、前記第1の利用者が前記通信回線を通じて前記第2の利用者との間で確立しようとした通話が確立されず、かつ、前記記憶工程により記憶された通話履歴における前記第1の利用者と第2の利用者の間の通話時間もしくは通話回数の累計値の少なくとも一方が予め定義された閾値よりも大きい場合に、前記第1の利用者に対して前記第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知すべきと判定する判定工程と、前記判定工程により、前記第1の利用者に対して前記第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知すべきと判定された場合に、前記記憶工程により記憶された通話履歴から前記第2の利用者が通話を行った時刻に係る情報を取得し、取得された時刻に係る情報を第2の利用者の通話履歴を示す情報として第1の利用者に通知する通知工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記コンピュータは、前記記憶工程では、第2の利用者により発呼されたが、通話が確立されなかった場合を含む通話履歴を前記記憶手段に記憶させ、前記通知工程では、前記記憶工程により記憶された通話履歴から前記第2の利用者が発呼を行った時刻に係る情報を取得し、取得された時刻に係る情報を第2の利用者の通話履歴を示す情報として第1の利用者に通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第2の利用者によって通話の確立が試みられた場合に、前記コンピュータが、前記第2の利用者の位置を、前記第2の利用者が通話の開始を要求した基地局の位置に基づいて判定する位置判定工程をさらに含み、前記コンピュータは、前記記憶工程では、前記位置判定工程により判定された結果に基づいて、前記第2の利用者の位置に係る情報を前記記憶手段に記憶させ、前記通知工程では、前記記憶工程により記憶された前記位置に係る情報を前記第2の利用者の通話履歴を示す情報に含めて前記第1の利用者に通知することを特徴とする。
本発明によれば、第2の利用者が行った通話の通話履歴に係る情報を記憶手段に記憶させ第1の利用者により発呼された第2の利用者との間の通話が確立されなかった場合に、記憶された通話履歴に基づいて第2の利用者の通話履歴に係る情報を第1の利用者通知するか否かを判定し、第1の利用者第2の利用者の通話履歴に係る情報を通知すると判定された場合に第2の利用者の通話履歴に係る情報を通知することとしたので、緊急時に特別な操作を必要とせず、利用者の安否を親類や知人などに容易に確認させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第2の利用者により発呼された通話が確立されなかった場合にも通話履歴を記憶手段に記憶させ、記憶された通話履歴に基づいて、第2の利用者の通話履歴に係る情報を第1の利用者に通知するか否かを判定することとしたので、第2の利用者が通話を確立できる状態にない場合でも、利用者の安否を親類や知人などに容易に確認させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第2の利用者が発呼をおこなった位置を発呼を受け付けた基地局の位置に基づいて判定し、その判定された結果に基づいて、第2の利用者が発呼をおこなった位置に係る情報を記憶することとしたので、第2の利用者が発呼をおこなった位置に係る情報を効率的に取得することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第2の利用者の位置を含めた情報を第1の利用者に通知することとしたので、第2の利用者の所在を知る手掛かりを親類や知人などに伝えることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、第1の利用者第2の利用者との間の通話回数通話時間の少なくとも一方が閾値よりも大きい場合に、第1の利用者第2の利用者に係る情報を通知することとしたので、普段通話する機会の多い親類や知人などにのみ情報を通知することができ、第三者に個人的な情報が漏れるのを防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通話情報管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る通話情報管理システムの機能的構成について説明する。図1は、本実施例に係る通話情報管理システム30の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この通話情報管理システム30は、交換機側システム20と接続されており、交換機側システム20との間で種々の情報を送受信する。
交換機側システム20は、携帯電話やPHSなどの移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dなどから通話要求がなされた場合に、通話先の移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dなどとの間で通信を確立するシステムである。
この交換機側システム20は、移動体端末10a〜10cとの間で無線電波を送受信する基地局装置21a、21bと、移動体端末用の電話交換機である移動端末交換機22と、固定電話端末用の電話交換機である固定電話端末交換機23とから構成されている。
通話情報管理システム30は、移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dによりなされた通話の履歴に係る情報を蓄積して管理するシステムである。また、この通話情報管理システム30は、単に通話の履歴に係る情報を蓄積するだけでなく、災害などが発生して通話規制がおこなわれ、発呼者と通話先との間の通話が確立されなかった場合に、通話履歴に係る情報に基づいて、通話先の安否情報を発呼者に発信するか否かを判定し、その判定結果に基づいて発呼者に通話先の安否情報を発信する処理をおこなう。
図1では、移動体端末10aおよび基地局装置21aが通話規制地域40に属しており、移動体端末10b、10cまたは固定電話端末10dから移動体端末10aに電話を掛けた場合、または、移動体端末10aから移動体端末10b、10cまたは固定電話端末10dに電話を掛けた場合につながりにくい状況にあることが示されている。
ここで、通話履歴に係る情報を安否情報の発信の判定条件として用いているのは、第3者に個人情報が漏れないようにするためである。これにより、たとえ通話規制がおこなわれて発呼者と通話先との間の通話が確立されなかった場合でも、通話先は緊急時に特別な操作をおこなうことなく、安否を親類や知人などに容易に確認させることができる。
図1に示すように、この通話情報管理システム30は、通話履歴情報収集サーバ31、位置情報監視サーバ32、情報提供サーバ33およびパーソナルコンピュータ34から構成される。通話履歴情報収集サーバ31、位置情報監視サーバ32および情報提供サーバ33は、ネットワークを介して接続され、種々のデータや制御情報の送受信を互いにおこなうことにより、上記通話情報の管理処理を連携しておこなう。
通話履歴情報収集サーバ31は、移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dによりなされた通話の履歴に係る情報を収集して記憶するサーバ装置である。この通話履歴情報収集サーバ31は、データ管理部31aおよび通話履歴データ記憶部31bを有する。
データ管理部31aは、移動体端末交換機22および固定電話端末交換機23から移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dによりなされた通話の履歴に係る情報を収集し、通話履歴データ記憶部31bに記憶する処理をおこなう。
具体的には、データ管理部31aは、移動体端末10a〜10cや固定電話端末10dによりなされた通話の発信電話番号、通話先電話番号、通話開始日時、通話時間の各情報と、移動体端末10a〜10cからの電波を受信した発信基地局の情報、および、発呼者と通話先との間の通話が確立されたか否かを示す情報を、移動体端末交換機22および固定電話端末交換機23から収集する。
通話履歴データ記憶部31bは、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、データ管理部31aにより収集された通話の履歴に係る情報を記憶する処理をおこなう。図2は、図1に示した通話履歴データ記憶部31bに記憶される通話履歴データ31cの一例を示す図である。
図2に示すように、この通話履歴データ31cは、発信電話番号、通話先電話番号、通話開始日時、通話時間(秒)、発信基地局および非完了呼フラグの情報を記憶している。ここで、発信基地局は、移動体端末10a〜10cからの電波を受信した基地局の情報であり、移動体端末10a〜10cから発信された場合には、移動体端末10a〜10cからの電波を受信した基地局の識別情報が記憶され、固定電話端末10dから発信がなされた場合には、固定電話端末10dから発信がなされたことを示す「固定」の情報が記憶される。
非完了呼フラグは、通話先との間で通話が確立されたか否かを示すフラグであり、通話が確立された場合には、通話が完了したことを示す情報として「OFF」が、通話が確立されなかった場合には、通話が非完了であることを示す情報として「ON」が記憶される。
図1の説明に戻ると、位置情報監視サーバ32は、移動体端末10a〜10cがどの基地局により管理されるエリア内にあるのかを監視するサーバ装置である。この位置情報監視サーバ32は、データ管理部32aおよび移動体端末位置データ記憶部32bを有する。
データ管理部32aは、基地局装置21a、21bが管理している移動体端末10a〜10cの位置に係る情報を取得し、移動体端末位置データ記憶部32bに記憶する処理をおこなう。
この移動体端末10a〜10cの位置に係る情報は、具体的には、基地局装置21a、21bの他の管理エリアに移動体端末10a〜10cが移動した場合や、移動体端末10a〜10cにより発呼がなされた場合、移動体端末10a〜10cに対する通話要求が他の端末によりなされた場合などに取得される。
移動体端末10a〜10cにより発呼がなされた場合や、移動体端末10a〜10cに対する通話要求が他の端末によりなされた場合には、たとえ通話先との間で通話が確立されなかったとしても、移動体端末10a〜10cの位置に係る情報を取得する。これにより、通話規制などにより通話ができなかった場合でも、移動体端末10a〜10cの位置を確認することができるようになる。
ここで、移動体端末10a〜10cの位置に係る情報には、移動体端末10a〜10cに割り当てられた電話番号の情報、基地局の識別情報、基地局で移動体端末10a〜10cの情報の管理を開始・終了した管理開始日時・管理終了日時の情報、および、当該基地局内での移動体端末10a〜10cの通話回数の情報が含まれる。
移動体端末位置データ記憶部32bは、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、データ管理部32aにより収集された移動体端末10a〜10cの位置に係る情報を記憶する処理をおこなう。図3は、図1に示した移動体端末位置データ記憶部32bに記憶される移動体端末位置データ32cの一例を示す図である。
図3に示すように、この移動体端末位置データ32cは、データ管理部32aにより取得された、電話番号、基地局、管理開始日時、管理終了日時、通話回数の情報を記憶している。
図1の説明に戻ると、情報提供サーバ33は、災害などが発生して通話規制がおこなわれ、発呼者と通話先との間の通話が確立されなかった場合に、発呼者と通話先との間の通話履歴の情報に基づいて、通話先の安否情報を発呼者に発信するか否かを判定し、その判定結果に基づいて発呼者に通話先の安否情報を発信する処理をおこなう。
この情報提供サーバ33は、データ管理部33a、情報発信可否判定部33b、情報発信部33c、判定条件データ記憶部33d、通話規制基地局データ記憶部33eおよび基地局位置データ記憶部33fを有する。
データ管理部33aは、判定条件データ記憶部33d、通話規制基地局データ記憶部33eおよび基地局位置データ記憶部33fにより記憶されるデータの管理をおこなう。具体的には、データ管理部33aは、通話履歴情報収集サーバ31や、位置情報監視サーバ32、パーソナルコンピュータ34から種々のデータを取得し、データの追加・更新・削除などの処理をおこなう。
情報発信可否判定部33bは、通信規制などがおこなわれ、発呼者が通話先との間で通話ができない場合に、発呼者に通話先の位置情報や、通話先が最後に通話を試みた時刻の情報などを発呼者の移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dに発信するか否かを判定する処理をおこなう。
具体的には、情報発信可否判定部33bは、過去の所定の期間内に、通話先の移動体端末10a〜10cあるいは固定電話端末10dから発呼者の移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dに対してなされた通話の回数が所定の回数以上かどうか、また、通話の累積通話時間が所定の時間以上かどうかを調べることにより、通信先の情報を発呼者に発信するかどうかを判定する。
情報発信部33cは、情報発信可否判定部33bにより通信先の情報を発呼者に発信すると判定された場合に、発呼者の移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dに対して、通信先の位置情報や最終通話時刻の情報などを発呼者に発信する処理をおこなう。
判定条件データ記憶部33dは、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、情報発信可否判定部33bが、通信先の情報を発呼者に発信するかどうかを判定する際に参照する判定条件データを記憶する。図4は、図1に示した判定条件データ記憶部33dに記憶される判定条件データ33gの一例を示す図である。
図4に示すように、この判定条件データ33gは、電話番号、判定条件、非許可電話番号、管理開始日および管理終了日の情報を記憶している。電話番号は、通話先となる移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dの電話番号の情報である。
判定条件は、情報を発呼者に発信するかどうかを判定する際の判定条件であり、累積通話時間(秒)と通話回数とが設定されている。累積通話時間(秒)は、移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dから、所定の期間内になされた通話の累積通話時間の閾値である。また、通話回数は、移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dから、所定の期間内になされた通話の通話回数の閾値である。
情報発信可否判定部33bは、通話履歴情報収集サーバ31から通話履歴データ31cを取得して、通信先の移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dからなされた通話の所定の期間内の累積通話時間および通話回数を算出し、累積通話時間が累積通話時間の閾値以上であり、かつ、通話回数が通話回数の閾値以上である場合に、通話先の情報を発呼者に発信すると判定する処理をおこなう。
なお、ここでは、累積通話時間と通話回数との両方を判定条件として用いることとしたが、これに限定されず、累積通話時間および通話回数のどちらか一方を用いることとしてもよい。
非許可電話番号は、判定条件に係りなく、情報を発信することを不許可とする発呼者の電話番号の情報である。管理開始日および管理終了日は、判定条件データ39cを用いた発呼者に対する通話先情報の発信管理処理の管理開始日および管理終了日の情報を記憶したものである。
図1の説明に戻ると、通話規制基地局データ記憶部33eは、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、通話規制がおこなわれている通話規制地域40に係る情報を記憶する処理をおこなう。図5は、図1に示した通話規制基地局データ記憶部33eに記憶される通話規制基地局データ33hの一例を示す図である。
図5に示すように、この通話規制基地局データ33hには、基地局、通話規制開始時刻および通話規制終了時刻の情報が記憶されている。基地局は、通話規制がおこなわれる基地局の識別情報である。通話規制開始時刻および通話規制終了時刻は、通話規制が開始される時刻および終了する時刻の情報である。
図1の説明に戻ると、基地局位置データ記憶部33fは、ハードディスク装置などの記憶デバイスであり、基地局の位置に係る情報を記憶する処理をおこなう。図6は、図1に示した基地局位置データ記憶部33fに記憶される基地局位置データ33iの一例を示す図である。
図6に示すように、この基地局位置データ33iには、基地局および地域名称の情報が記憶される。基地局は、基地局を識別する識別情報である。地域名称は、基地局が位置する地域の名称であり、通話規制時に発呼者に音声により発信される位置情報である。
図1の説明に戻ると、パーソナルコンピュータ34は、情報提供サーバ33に対して各種情報の入力をおこなうための装置である。具体的には、パーソナルコンピュータ34は、情報提供サーバ33の管理者などにより、判定条件データ33gや通話規制基地局データ33h、基地局位置データ33iなどに登録された各種データの入力を受け付け、情報提供サーバ33に送信する処理などをおこなう。
つぎに、本実施例に係る通話情報管理処理の処理手順について説明する。図7は、本実施例に係る通話情報管理処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明する通話情報管理処理において、各システムおよび装置間の連携は、制御信号を互いに送受信することにより実現する。
図7に示すように、まず、交換機側システム20の移動体端末交換機22、あるいは、固定電話端末交換機23は、移動体端末10a〜10cまたは固定電話端末10dから通話要求を受け付ける(ステップS101)。
そして、通話要求を移動体端末10a〜10cから受け付けた場合には(ステップS102,Yes)、移動体端末交換機22は、発呼側の基地局が通話規制中であるか否かを調べる(ステップS103)。
通話規制中でない場合には(ステップS103,No)、移動体端末交換機22は、通話先回線を確保できたかどうかを調べ(ステップS104)、確保できた場合には(ステップS104,Yes)、電話回線を接続する処理をおこなう(ステップS105)。
その後、移動体端末交換機22は、発呼者の電話番号、通話先の電話番号、通話開始日時、通話時間、発信基地局、通話が完了したことを示す完了呼情報を通話データとして作成し、通話情報管理システム30の通話履歴情報収集サーバ31に送信する(ステップS106)。
ステップS102において、通話要求を固定電話端末10dから受け付けた場合には(ステップS102,No)、ステップS104に移行して、固定電話端末交換機23は、通話先回線を確保できたかどうかを調べ(ステップS104)、確保できた場合には(ステップS104,Yes)、電話回線を接続する処理をおこなう(ステップS105)。
その後、固定電話端末交換機23は、発呼者の電話番号、通話先の電話番号、通話開始日時、通話時間、発信基地局、通話が完了したか否かなどのデータを通話データとして作成し、通話情報管理システム30の通話履歴情報収集サーバ31に送信する(ステップS106)。
その後、通話情報管理システム30の通話履歴情報収集サーバ31は、交換機側システム20の移動体端末交換機22あるいは固定電話端末交換機23により作成された通話データを受信する(ステップS107)。
そして、通話要求を移動体端末10a〜10cから受け付けた場合には(ステップS108,Yes)、通話情報管理システム30の位置情報監視サーバ32は、基地局装置21a、21bにより収集される移動体端末10a〜10cの位置情報を取得して、移動体端末位置データ32cとして記憶する(ステップS109)。
続いて、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、移動体端末交換機22より取得した通話データの情報を基にして、通話が完了した場合の通話履歴を作成して通話履歴データ31cに記憶し(ステップS110)、この通話情報管理処理を終了する。
ステップS108において、通話要求を固定電話端末10dから受け付けた場合には(ステップS108,No)、ステップS110に移行して、データ管理部31aは、固定電話端末交換機23より取得した通話データの情報を基にして、通話が完了した場合の通話履歴を作成し、通話履歴データ31cに記憶して、この通話情報管理処理を終了する。
ステップS103において、発呼側の基地局が通話規制中である場合には(ステップS103,Yes)、交換機側システム20の移動体端末交換機22は、発呼側回線を確保できたかどうかを調べ(ステップS111)、確保できた場合は(ステップS111,Yes)、ステップS104に移行して、それ以後の処理を継続する。
発呼側回線を確保できなかった場合には(ステップS111,No)、発呼者の電話番号、通話先の電話番号、通話開始日時、通話時間、発信基地局、通話が完了しなかったことを示す非完了呼情報を発呼データとして作成し、通話情報管理システム30の通話履歴情報収集サーバ31に送信する(ステップS112)。
その後、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、発呼データを受信する処理をおこなう(ステップS113)。そして、位置情報監視サーバ32のデータ管理部32aは、基地局装置21a、21bにより収集される移動体端末10a〜10cの位置情報を取得して、移動体端末位置データ32cとして記憶する(ステップS123)。
続いて、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、移動体端末交換機22より取得した発呼データの情報を基にして、通話が完了しなかった場合の通話履歴を作成し、通話履歴データ31cに記憶して(ステップS124)、この通話情報管理処理を終了する。
ステップS104において、移動体端末交換機22または固定電話端末交換機23が、通話先回線を確保できなかった場合には(ステップS104,No)、移動体端末交換機22または固定電話端末交換機23は、発呼者の電話番号、通話先の電話番号、通話開始日時、通話時間、発信基地局、通話が完了しなかったことを示す非完了呼情報を発呼データとして作成し、通話情報管理システム30の通話履歴情報収集サーバ31に送信する(ステップS114)。
そして、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、送信された発呼データを受信する処理をおこなう(ステップS115)。続いて、情報提供サーバ33の情報発信可否判定部33bは、発呼側の端末が、通話先の情報を提供できる端末であるか否かを調べる(ステップS116)。
具体的には、情報発信可否判定部33bは、通話先の電話番号に基づいて、判定条件データ39cから累積通話時間および通話回数の判定条件を取得し、また、通話履歴収集サーバ31に記憶された通話履歴データ31cを取得して通話先から発呼者に掛けられた電話の累積通話時間および通話回数を算出し、算出された累積通話時間および通話回数が判定条件を満たすか否かを判定することにより、通話先の情報を提供できる端末であるか否かを調べる。
さらに、情報発信可否判定部33bは、判定条件データ33gの非許可電話番号を参照し、発呼者の電話番号が非許可電話番号に該当するかどうかを判定することにより、通話先の情報を提供できる端末であるか否かを調べる。
その後、発呼側の端末が通話先の情報を提供できる端末でない場合には(ステップS116,No)、情報提供サーバ33の情報発信部33cは、通話不能を発呼者に音声で通知する(ステップS117)。たとえば、「通話相手の方とは、通話ができない状態となっております。」といったような通知をおこなう。
そして、位置情報監視サーバ32のデータ管理部32aは、発呼側の基地局が通話規制中であるか否かを調べ(ステップS118)、通話規制中でない場合には(ステップS118,No)、そのままこの通話情報管理処理を終了する。
発呼側の基地局が通話規制中である場合には(ステップS118,Yes)、データ管理部32aは、発呼側の端末が移動体端末10a〜10cであるかどうかを調べる(ステップS119)。
そして、発呼側の端末が移動体端末10a〜10cである場合には(ステップS119,Yes)、位置情報監視サーバ32のデータ管理部32aは、基地局装置21a、21bにより収集される移動体端末10a〜10cの位置情報を取得して、移動体端末位置データ32cとして記憶する(ステップS123)。
続いて、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、移動体端末交換機22より取得した発呼データの情報を基にして、通話が完了しなかった場合の通話履歴を作成して通話履歴データ31cに記憶し(ステップS124)、この通話情報管理処理を終了する。
ステップS119において、発呼側の端末が固定電話端末10dである場合には(ステップS119,No)、ステップS124に移行して、通話履歴情報収集サーバ31のデータ管理部31aは、固定電話端末交換機23より取得した発呼データの情報を基にして、通話が完了しなかった場合の通話履歴を作成して通話履歴データ31cに記憶し(ステップS124)、この通話情報管理処理を終了する。
ステップS116において、発呼側の端末が通話先の情報を提供できる端末である場合には(ステップS116,Yes)、情報提供サーバ33の情報発信部33cは、通話先の端末が移動体端末10a〜10cであるかどうかを調べる(ステップS120)。
そして、通話先の端末が移動体端末10a〜10cでなく、固定電話端末10dである場合には(ステップS120,No)、情報発信部33cは、通話先の固定電話端末10dが最後に通話要求をおこなった最終通話要求時刻の情報を発呼者に音声で通知し(ステップS121)、ステップS119に移行して、それ以後の処理を継続する。
発呼者に通知をおこなう際には、情報発信部33cは、通話履歴情報収集サーバ31に記憶された通話履歴データ31cを参照して、発呼者に対して通話先が通話要求をおこなっていたかどうかを判定し、判定結果に応じて異なる情報を発信する。
たとえば、発呼者に対する通話要求を通話先がおこなっていた場合には、「ただいま、通話相手の方とは、電話がかかりにくくなっております。通話相手の方は、○○時○○分にお客様の電話番号○○○−○○○○−○○○○宛てに通話を試みられております。」というような通知をおこなう。
また、発呼者に対する通話要求を通話先がおこなっていなかった場合には、「ただいま、通話相手の方とは、電話がかかりにくくなっております。通話相手の方は、○○時○○分に通話を試みられております。」というような通知をおこなう。これにより、発呼者は、通話先が電話を掛けようとした事実を知ることができる。
ステップS120において、通話先の端末が移動体端末10a〜10cである場合には(ステップS120,Yes)、情報発信部33cは、通話先の移動体端末10a〜10cの位置情報と、通話先の移動体端末10a〜10cが最後に通話要求をおこなった最終通話要求時刻の情報とを発呼者に音声で通知し(ステップS122)、ステップS119に移行して、それ以後の処理を継続する。
ここでも、発呼者に通知をおこなう際には、情報発信部33cは、通話履歴情報収集サーバ31に記憶された通話履歴データ31cを参照して、発呼者に対して通話先が通話要求をおこなっていたかどうかを判定し、判定結果に応じて異なる情報を発信する。
たとえば、発呼者に対する通話要求を通話先がおこなっていた場合には、「ただいま、通話相手の方は、電話がかかりにくい○○地域にいらっしゃいます。通話相手の方は、○○時○○分にお客様の電話番号○○○−○○○○−○○○○宛てに通話を試みられております。」というような通知をおこなう。
ここで、通話相手の移動体端末10a〜10cの位置の情報は、位置情報監視サーバ32に記憶された移動体端末位置データ32cから取得し、具体的な地域名の情報は、情報提供サーバ33に記憶された基地局位置データ33iから取得する。
また、発呼者に対する通話要求を通話先がおこなっていなかった場合には、「ただいま、通話相手の方は電話がかかりにくい○○地域にいらっしゃいます。通話相手の方は、○○時○○分に通話を試みられております。」というような通知をおこなう。
ところで、上述した通話情報管理システムおよび通話情報管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下に、上述した通話情報管理システム(通話情報管理方法)と同様の機能を有する通話情報管理プログラムを実行するコンピュータシステムについて説明する。
図8は、本実施例に係るコンピュータシステム100の構成を示すシステム構成図であり、図9は、このコンピュータシステム100における本体部101の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施例に係るコンピュータシステム100は、本体部101と、本体部101からの指示によって表示画面102aに画像などの情報を表示するためのディスプレイ102と、このコンピュータシステム100に種々の情報を入力するためのキーボード103と、ディスプレイ102の表示画面102a上の任意の位置を指定するためのマウス104とを備える。
また、このコンピュータシステム100における本体部101は、図9に示すように、CPU121と、RAM122と、ROM123と、ハードディスクドライブ(HDD)124と、CD−ROM109を受け入れるCD−ROMドライブ125と、フレキシブルディスク(FD)108を受け入れるFDドライブ126と、ディスプレイ102、キーボード103ならびにマウス104を接続するI/Oインターフェース127と、ローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワーク(LAN/WAN)106に接続するLANインターフェース128とを備える。
さらに、このコンピュータシステム100には、インターネットなどの公衆回線107に接続するためのモデム105が接続されるとともに、LANインターフェース128およびLAN/WAN106を介して、他のコンピュータシステム(PC)111、サーバ112並びにプリンタ113などが接続される。
そして、このコンピュータシステム100は、所定の記録媒体に記録された通話情報管理プログラムを読み出して実行することで、通話情報管理システム(通話情報管理方法)を実現する。
ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク(FD)108、CD−ROM109、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム100の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)124や、RAM122、ROM123などの「固定用の物理媒体」、さらに、モデム105を介して接続される公衆回線107や、他のコンピュータシステム111並びにサーバ112が接続されるLAN/WAN106などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステム100によって読み取り可能な通話情報管理プログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。
すなわち、通話情報管理プログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム100は、このような記録媒体から通話情報管理プログラムを読み出して実行することで、通話情報管理システムおよび通話情報管理方法を実現する。
なお、通話情報管理プログラムは、コンピュータシステム100によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステム111またはサーバ112が通話情報管理プログラムを実行する場合や、これらが協働して通話情報管理プログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
上述してきたように、本実施例では、通話履歴収集サーバ31が、通話履歴に係る情報を記憶し、情報提供サーバ33が、発呼者により発呼された通話先との間の通話が確立されなかった場合に、記憶された通話履歴に基づいて、通話先に係る情報を発呼者に発信するか否かを判定し、発呼者に通話先に係る情報を発信すると判定された場合にそれらの情報を発信することとしたので、緊急時に特別な操作を必要とせず、通話先の安否を親類や知人などに容易に確認させることができる。
また、本実施例では、通話履歴収集サーバ31が、通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、通話先が発呼をおこなった位置に係る情報をさらに記憶し、情報提供サーバ33が、記憶された通話履歴に基づいて、通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を発呼者に発信するか否かを判定することとしたので、たとえ通話が確立されなかった場合でも、通話先の安否を親類や知人などに容易に確認させることができる。
また、本実施例では、通話履歴収集サーバ31が、通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、通話先が発呼をおこなった位置を発呼を受け付けた基地局の位置に基づいて判定し、その判定された結果に基づいて、通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を記憶することとしたので、通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を効率的に取得することができる。
また、本実施例では、通話履歴収集サーバ31が、通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、通話先が発呼をおこなった時刻に係る情報を記憶し、情報提供サーバ33が、記憶された通話履歴に基づいて通話先が発呼をおこなった時刻に係る情報を発呼者に発信するか否かを判定することとしたので、たとえ通話が確立されなかった場合でも、通話先の安否を親類や知人などに容易に確認させることができる。
また、本実施例では、通話履歴収集サーバ31が、通話先から発呼者に対してなされた通話の通話回数および/または通話時間に係る情報を記憶し、情報提供サーバ33が、発呼者により発呼された通話先との間の通話が確立されなかった場合に、記憶された通話回数および/または通話時間に係る情報に基づいて、発呼者に通話先に係る情報を発信するか否かを判定することとしたので、通話先が普段通話する機会の多い親類や知人などにのみ情報を発信することができ、第三者に個人的な情報が漏れるのを防ぐことができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本実施例では、通話先から発呼者に対して過去になされた通話の通話回数および/または通話時間に基づいて、発呼者に通話先に係る情報を発信するか否かを判定することにより、通話先が普段通話する機会の多い親類や知人などにのみ情報の発信をおこなうこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、発呼者から通話先に対して過去になされた通話の通話回数および/または通話時間に基づいて判定をおこなうこととしてもよい。
また、本実施例では、通話情報管理システム30は、通話履歴情報収集サーバ31、位置情報監視サーバ32、情報提供サーバおよびパーソナルコンピュータ34の4つの装置から構成されることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、通話情報管理システム30は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、1つの装置で実現することとしてもよいし、任意の数の装置を組み合わせて実現することとしてもよい。すなわち、ここでいう「通話情報管理システム」とは、1つ以上の任意の数の装置により実現されるシステムである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)発呼者と通話先との間の通話に係る情報を管理する通話情報管理方法であって、
前記発呼者と通話先との間の通話履歴に係る情報を記憶する記憶工程と、
前記発呼者により発呼された通話先との間の通話が確立されなかった場合に、前記記憶工程により記憶された通話履歴に基づいて通話先に係る情報を前記発呼者に発信するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により発呼者に通話先に係る情報を発信すると判定された場合に前記通話先に係る情報を発信する発信工程と、
を含んだことを特徴とする通話情報管理方法。
(付記2)前記記憶工程は、前記通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、該通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を記憶し、前記判定工程は、前記記憶工程により記憶された通話履歴に基づいて、前記通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を前記発呼者に発信するか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の通話情報管理方法。
(付記3)前記通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、該通話先が発呼をおこなった位置を該発呼を受け付けた基地局の位置に基づいて判定する位置判定工程をさらに含み、前記記憶工程は、前記位置判定工程により判定された結果に基づいて、前記通話先が発呼をおこなった位置に係る情報を記憶することを特徴とする付記2に記載の通話情報管理方法。
(付記4)前記記憶工程は、前記通話先により発呼された通話が確立されなかった場合に、該通話先が発呼をおこなった時刻に係る情報を記憶し、前記判定工程は、前記記憶工程により記憶された通話履歴に基づいて通話先が発呼をおこなった時刻に係る情報を前記発呼者に発信するか否かを判定することを特徴とする付記1、2または3に記載の通話情報管理方法。
(付記5)前記記憶工程は、前記発呼者と通話先との間の通話回数および/または通話時間に係る情報を記憶し、前記判定工程は、発呼者により発呼された通話先との間の通話が確立されなかった場合に、前記記憶工程により記憶された通話回数および/または通話時間に係る情報に基づいて該発呼者に通話先に係る情報を発信するか否かを判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の通話情報管理装置。
(付記6)発呼者と通話先との間の通話に係る情報を管理する通話情報管理システムであって、
前記発呼者と通話先との間の通話履歴に係る情報を記憶する記憶手段と、
前記発呼者により発呼された通話先との間の通話が確立されなかった場合に、前記記憶工程により記憶された通話履歴に基づいて通話先に係る情報を前記発呼者に発信するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により発呼者に通話先に係る情報を発信すると判定された場合に前記通話先に係る情報を発信する発信手段と、
を備えたことを特徴とする通話情報管理システム。
以上のように、本発明にかかる通話情報管理方法は、緊急時に特別な操作を必要とせず、利用者の安否を親類や知人などに容易に確認させることが必要な通話情報管理方法に有用である。
本実施例に係る通話情報管理システム30の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した通話履歴データ記憶部31bに記憶される通話履歴データ31cの一例を示す図である。 図1に示した移動体端末位置データ記憶部32bに記憶される移動体端末位置データ32cの一例を示す図である。 図1に示した判定条件データ記憶部33dに記憶される判定条件データ33gの一例を示す図である。 図1に示した通話規制基地局データ記憶部33eに記憶される通話規制基地局データ33hの一例を示す図である。 図1に示した基地局位置データ記憶部33fに記憶される基地局位置データ33iの一例を示す図である。 本実施例に係る通話情報管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係るコンピュータシステム100の構成を示す図である。 図8に示したコンピュータシステム100に係る本体部101の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10a〜10c 移動体端末
10d 固定電話端末
20 交換機側システム
21a,21b 基地局装置
22 移動体端末交換機
23 固定電話端末交機
30 通話情報管理システム
31 通話情報収集サーバ
31a データ管理部
31b 通話履歴データ記憶部
31c 通話履歴データ
32 位置情報監視サーバ
32a データ管理部
32b 移動体端末位置データ記憶部
32c 移動体端末位置データ
33 情報提供サーバ
33a データ管理部
33b 情報発信可否判定部
33c 情報発信部
33d 判定条件データ記憶部
33e 通話規制基地局データ記憶部
33f 基地局位置データ記憶部
33g 判定条件データ
33h 通話規制基地局データ
33i 基地局位置データ
40 通話規制地域

Claims (3)

  1. 通信回線の第1の利用者に対して該通信回線の第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知する通話情報管理方法であって、
    コンピュータが、
    前記第2の利用者が前記通信回線を通じて行った通話の通話履歴記憶手段に記憶させる記憶工程と、
    前記第1の利用者が前記通信回線を通じて前記第2の利用者との間で確立しようとした通話が確立されず、かつ、前記記憶工程により記憶された通話履歴における前記第1の利用者と第2の利用者の間の通話時間もしくは通話回数の累計値の少なくとも一方が予め定義された閾値よりも大きい場合に、前記第1の利用者に対して前記第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知すべきと判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記第1の利用者に対して前記第2の利用者の通話履歴を示す情報を通知すべきと判定された場合に、前記記憶工程により記憶された通話履歴から前記第2の利用者が通話を行った時刻に係る情報を取得し、取得された時刻に係る情報を第2の利用者の通話履歴を示す情報として第1の利用者に通知する通知工程と、
    を含んだことを特徴とする通話情報管理方法。
  2. 前記コンピュータは、
    前記記憶工程は、第2の利用者により発呼されたが、通話が確立されなかった場合を含む通話履歴を前記記憶手段に記憶させ、
    前記通知工程は、前記記憶工程により記憶された通話履歴から前記第2の利用者が発呼を行った時刻に係る情報を取得し、取得された時刻に係る情報を第2の利用者の通話履歴を示す情報として第1の利用者に通知することを特徴とする請求項1に記載の通話情報管理方法
  3. 前記第2の利用者によって通話の確立が試みられた場合に、前記コンピュータが、前記第2の利用者の位置を、前記第2の利用者が通話の開始を要求した基地局の位置に基づいて判定する位置判定工程をさらに含み
    前記コンピュータは、
    前記記憶工程では、前記位置判定工程により判定された結果に基づいて、前記第2の利用者の位置に係る情報を前記記憶手段に記憶させ、
    前記通知工程では、前記記憶工程により記憶された前記位置に係る情報を前記第2の利用者の通話履歴を示す情報に含めて前記第1の利用者に通知することを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通話情報管理方法。
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