JP2002199063A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

Info

Publication number
JP2002199063A
JP2002199063A JP2000398407A JP2000398407A JP2002199063A JP 2002199063 A JP2002199063 A JP 2002199063A JP 2000398407 A JP2000398407 A JP 2000398407A JP 2000398407 A JP2000398407 A JP 2000398407A JP 2002199063 A JP2002199063 A JP 2002199063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incoming call
communication terminal
standby mode
terminal device
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000398407A
Other languages
English (en)
Inventor
So Shimada
創 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP2000398407A priority Critical patent/JP2002199063A/ja
Publication of JP2002199063A publication Critical patent/JP2002199063A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信音の鳴らされないモードにある間に、所
定回数以上電話をかけてきた発信者に対しては対応する
ことが可能な通信端末装置を提供する。 【解決手段】 本発明による通信端末装置1は、通信回
線を利用した通信を行う通信手段と、通信手段への着信
があった場合、その着信の報知について制御する着信報
知制御手段とを備えた通信端末装置1であって、着信報
知制御手段は、通常待受モード、消音待受モード、の何
れかに通信端末装置1を設定する待受モード切替手段
と、消音待受モードにおいて、同一発信者から所定回数
以上通信手段への着信があった場合、所定回数目の着信
の際にその旨を報知する現着信報知手段と、を有するこ
とを特徴とする。これにより、ある発信者から緊急の要
件で着信があったことを知ることができ、またその場で
通話を開始することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信報知について
の制御が可能な通信端末装置に関する。特に携帯型の通
信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−32125号公報は、着
信音が鳴らされないモードにおいて緊急の着信があった
場合には、その着信が着信音によって報知される通信端
末装置を開示している。その通信端末装置への着信が緊
急であるかどうかについての判断は、所定の時点を基準
として、そこから更に所定時間経過した後にもまだ着信
状態であるかどうかによって成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信端末装置では、その着信が緊急であるか
どうかの判断は、その着信が一定時間継続しているかど
うかによって成されるためその判断は不正確であり、そ
の結果、緊急でない発信者からの着信に応答したり、ま
た緊急であっても一定時間着信を継続させず、改めて掛
け直すといった発信者に対しては応答できないというこ
とがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、着信音の鳴らさ
れないモードに設定されている間に、緊急の要件などで
所定回数以上同一発信者からの着信があった場合には、
その着信がユーザーに対して報知される通信端末装置を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、着信
音の鳴らされないモードに設定されている間に、緊急の
要件などで所定回数以上同一発信者からの着信があった
場合には、ユーザーの状況をとりあえず発信者側に伝達
することが可能な通信端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による通信端末装置は、通信回線を利用した
通信を行う通信手段と、通信手段への着信があった場
合、その着信の報知について制御する着信報知制御手段
とを備えた通信端末装置であって、着信報知制御手段
は、着信に対して着信音を発生させる通常待受モード、
着信に対して着信音を発生させない消音待受モード、の
何れかに通信端末装置を設定する待受モード切替手段
と、待受モード切替手段によって設定された消音待受モ
ードにおいて、同一発信者から所定回数以上通信手段へ
の着信があった場合、所定回数目の着信の際にその旨を
報知する現着信報知手段と、を有することを特徴とす
る。
【0006】このような通信端末装置によれば、ユーザ
ーは所有する通信端末装置が消音待受モードにある間
に、同一発信者から所定回数以上の着信があった場合に
は、最後の着信の際にその旨が報知されるので、ある発
信者から緊急の要件で着信があったことを知ることがで
き、またその場で通話を開始することができる。
【0007】本発明による通信端末装置は、上記した通
信端末装置において、着信報知制御手段は、現着信報知
手段に代えて、待受モード切替手段によって設定された
消音待受モードにおいて、同一発信者から所定回数以上
通信手段への着信があった場合、代理応答して発信者に
対しメッセージを送信する代理応答手段、を有すること
を特徴とする。このような通信端末装置によれば、ユー
ザーは所有する通信端末装置が消音待受モードにある間
に、同一発信者から所定回数以上の着信があった場合、
代理応答して発信者に対しメッセージが送信されるの
で、緊急の要件がある発信者はとりあえずユーザー側の
状況を知ることが可能となる。
【0008】また、通信端末装置は、音楽を再生するこ
とが可能な音楽再生手段を備え、着信報知制御手段は、
音楽再生手段により音楽を再生している間は、待受モー
ド切替手段により通信端末装置を消音待受モードに自動
的に設定する消音待受モード設定手段を有するものであ
ってもよい。これにより、ユーザーは音楽を再生してい
る間には着信音により邪魔されることがない。
【0009】また、着信報知制御手段は、音楽再生手段
により音楽を再生している間に所定回数以上通信手段へ
の着信があった場合には、所定回数目の着信の際に音楽
の再生を停止することが望ましい。これにより、ユーザ
ーは着信の報知をより明確に知ることが可能となる。
【0010】また、消音待受モード設定手段は、通信端
末装置が所定時間帯及び所定場所の何れかにある時は、
待受モード切替手段により通信端末装置を消音待受モー
ドに設定されるように登録することが可能であることが
望ましい。これにより、ユーザーは着信音を鳴らしたく
ない時間帯、場所では所定回数以上鳴らない限り着信の
報知を行わせないことが可能となる。通信端末装置の位
置情報については、例えば、通信手段を通して基地局か
ら受信される位置情報信号により得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の各実
施形態に係る通信端末装置について説明する。通信端末
装置としては、携帯電話機、PHS(Personal Handy P
hone)、PDA(Personal Digital Assistants)等の
端末装置が考えられるが、ここでは、PHSを例にとっ
て説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部
分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】図1は、第1実施形態に係るPHSの全体
図である。PHS1は、上端部に設けられ電波の送受信
を行うアンテナ2と、通話の際に使用されるスピーカー
8及びマイクロホン9と、着信時の着信音(呼出音)を
出力する呼出音出力部13、発信、着信時などの通話操
作や、音楽再生の操作を可能にする操作部14と、操作
部14に連動し、ユーザーに対して電話帳データや着信
情報、再生する音楽情報などを表示する表示部15とを
備えている。また、上部には表示部15の一部であるイ
ンジケータ25が設けられており、同様に着信などにつ
いての情報をユーザーに対して視覚的に報知する。操作
部14には、通話キー23、終話キー24も含まれる。
また、側面には更にヘッドホンジャック19が設けら
れ、音楽再生の際にはヘッドホンジャック19にヘッド
ホンを接続して使用することもできるようになってい
る。
【0013】PHS1が着信を受け付け可能な状態であ
る待受モードにて着信した際には、通常、呼出音出力部
13から着信音或いは着メロ(以後、これも着信音に含
めるものとする)が鳴らされるが、ユーザーは、公共の
場などで周囲の迷惑にならないよう、これらを鳴らさな
いように設定することも可能である。この第1実施形態
では、通信手段への着信があった場合、その着信の報知
について制御する手段を着信報知制御手段としている。
また、着信に対して着信音を発生させる通常待受モー
ド、着信に対して着信音を発生させない消音待受モード
の何れかに設定する手段を待受モード切替手段(着信報
知制御手段の一部)としている。消音待受モードとして
は、着信に対する報知自体を停止するモード(電源オフ
など)、また振動によりユーザーに対して報知させるモ
ード(マナーモード)がある。
【0014】図2は、第1実施形態に係るPHSの概略
構成を示すブロック図である。第1実施形態に係るPH
S1は、上述したように通信機能(通信手段)と音楽再
生機能(音楽再生手段)とを併せて有している。まず、
通信機能に係る部分(通信手段)の構成について説明す
る。このPHS1は、アンテナ2で電波を送信又は受信
する。無線部3は、受信時には、アンテナ2で捕らえら
れた所定の周波数の受信信号をダウンコンバートし、π
/4シフトQPSK(Quadrature Phase ShiftKeying)
信号を出力する。PHSや携帯電話のように伝送路が無
線の場合はアンテナを小型化するために高周波数の電波
に情報信号を乗せる必要があるが、無線部3では、この
ように高い周波数をダウンコンバートすることで、次に
説明するディジタル変復調部4での復調処理を可能にし
ている。一方、無線部3は、送信時には、入力されたπ
/4シフトQPSK信号をアップコンバートし、所定の
周波数の送信信号をアンテナ2に出力する。
【0015】ディジタル変復調部4は、受信時には、無
線部3から入力されたπ/4シフトQPSK信号に対し
て復調処理を施して電波からディジタル信号を取り出
し、受信データを出力する。一方、送信時には、入力さ
れた送信データに対して変調処理を施してπ/4シフト
QPSK信号を出力し、電波に音声信号を乗せることを
可能にする。
【0016】TDMA処理部5は、受信時には、ディジ
タル変復調部4から入力された受信データ、すなわち、
複数スロットの時分割多重データより予め設定された下
りスロットのデータを選択して再構成し、制御データ及
び圧縮音声データに分離する。分離された制御データは
制御部11へ出力され、圧縮音声データは音声コーデッ
ク部6へと出力される。制御部11へ出力されるデータ
には、発信者番号情報も含まれる(発信者が送信してい
る場合には)。一方、送信時には、入力された圧縮音声
データ、及び制御データを予め設定された上りスロット
に多重する。
【0017】音声コーデック部6は、受信時には、TD
MA処理部5から入力される音声圧縮データに対して復
号化処理(誤り訂正処理を含む)を施して受信音声信号
を出力する。一方、送信時には、入力された送信音声信
号に対し、圧縮符号化処理(誤り訂正符号の付加処理を
含む)を施して圧縮音声データを出力する。
【0018】低周波アンプ7は、音声コーデック部6か
ら入力された受信音声信号を増幅し、スピーカ8は、低
周波アンプ7の出力音声信号による音声を出力する。ま
た、送話器としてのマイクロホン9は、音声信号を入力
し、低周波アンプ10は、マイクロホン9から入力され
た音声信号を増幅して音声コーデック部6に出力する。
【0019】制御部11は、通信手段、着信報知制御手
段、音楽再生手段を含めたシステム全体を制御する。ま
た、制御部11は、動作プログラム等が格納されている
ROM(Read Only Memory)11aと、無線通信を行う
基地局に関する情報等を記憶するRAM(Random Acces
s Memory)11bとを備えている。音楽再生手段による
音楽の再生に関する動作プログラム、着信報知制御手段
の動作プログラムもこのROM11aに格納されてい
る。
【0020】不揮発性メモリ12には、電話帳データ等
の各種のデータが記憶されている。呼出音出力部13
は、着信時に制御部11の制御によって所定の呼出音
(着信音)を出力する。この所定の呼出音とは、上記し
たように電話のベルの他、電子アラーム音、いわゆる
「着メロ」と呼ばれる音楽を含む。呼出音出力部13
は、マナーモードにおける振動の出力も可能となってい
る。
【0021】操作部14は、例えば、発信を指示した
り、着信時に応答するための通話キー23、通話を終了
するための終話キー24、電話番号を入力するためのテ
ンキー、電話帳データを検索するためのキー、着信報知
についての設定をするためのキー、音楽再生をする際に
使用されるキー等、その他、ユーザが各種の操作を行う
ためのキーを備えている。なお、これらのキーは、全て
別個に設けられているわけではなく、同一のキーが組み
合わせによって重複して使用される。
【0022】表示部15は、例えば、液晶表示器等で構
成され、モノクロ又はカラーによる画像の表示を行う。
この表示部15には、システムの状態の他に、電話帳デ
ータの検索で選択された電話帳データ、テンキーで入力
される電話番号、再生する音楽情報等が表示される。ま
た、着信があったときに画面やインジケータ25の点滅
や所定の表示を行って、着信の報知を行うことも可能で
ある。これらの不揮発性メモリ12、呼出音出力部1
3、操作部14、及び表示部15は、それぞれ制御部1
1に接続されている。
【0023】次に、第1実施形態に係る携帯電話機の音
楽再生機能(音楽再生手段)に係る部分について説明す
る。半導体メモリ16は、書き換え可能でリムーバブル
な半導体記憶メディアである。例えば、フラッシュカー
ド等が該当する。この半導体メモリ16にMP3(MPEG
Audio Layer3)等の圧縮技術を用いて圧縮した音楽デ
ータを格納する。MP3の圧縮技術を用いてデータを圧
縮すると、音質の劣化は僅かであるにもかかわらず、通
常のPCM信号に比べておよそ10分の1程度のデータ
量にまで圧縮できるため、半導体メモリ16等の小容量
のメディアを用いても十分な音楽再生時間を確保するこ
とが可能である。
【0024】MP3デコーダ17は、DSP(Digital
Signal Processor)等の半導体回路を備え、半導体メモ
リ16に格納されている音楽データを読み出し、PCM
信号に伸長して出力する。
【0025】ヘッドホンアンプ18は、DAC(Digita
l to Analog Converter)と、ローパスフィルタとを備
えており、MP3デコーダ17から入力されたPCM信
号に対してディジタル/アナログ変換を行い、アナログ
信号に復調する。また、復調されたアナログ信号を十分
な音量で再生できる振幅値まで増幅して出力する。
【0026】ヘッドホンジャック19は、外部出力端子
である。すなわち、スピーカ8の代りに図示しないヘッ
ドホン等の外部再生機器に信号を出力するための信号端
子である。通常、ヘッドホンジャック19にヘッドホン
側の端子を接続した場合は、スピーカ8の駆動が停止す
るように構成されている。図1に示すように、ヘッドホ
ンジャック19には、低周波アンプ7の出力信号、及び
ヘッドホンアンプ18の出力信号の双方が入力され、ユ
ーザは、これらをヘッドホンで聞くことが可能である。
なお、以上の半導体メモリ16、MP3デコーダ17、
ヘッドホンアンプ、及びヘッドホンジャック19は、制
御部11による制御を受ける。因みに、以上のブロック
図の説明は、第1〜第3実施形態に対して該当するもの
である。
【0027】図3は、第1実施形態に係るPHSにおい
て、音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフロ
ーチャートである。第1実施形態に係るPHS1は、音
楽再生中に同一発信者から所定回数(X回)以上の着信
があった場合、所定回数目の着信の際にその旨を報知す
る。
【0028】このフローチャートを実現する着信報知制
御手段は、着信に対して着信音を発生させる通常待受モ
ード、着信に対して着信音を発生させない消音待受モー
ド、の何れかにPHS1を設定する待受モード切替手段
と、音楽再生手段による音楽の再生中はPHS1を消音
待受モードに自動的に設定する消音待受モード設定手段
と、音楽再生手段による音楽の再生中に同一発信者から
所定回数以上の着信があった場合、所定回数目の着信の
際にその旨を報知する現着信報知手段と、上記した所定
回数について設定することが可能な着信回数設定手段
と、を含んでいる。因みに、ここで述べる手段とはソフ
トウエアプログラム及びソフトウエアプログラムを実現
するためのハードウエアのことを示すものとする。
【0029】ステップ100で音楽再生手段により音楽
を再生すると、ステップ101では、消音待受モード設
定手段により待受モード切替手段に指示され、PHS1
は消音待受モードに切り替えられる。次に進んだステッ
プ102では着信があったかどうかについて監視され
る。着信が検出されるとステップ103へ進み、この着
信が発信者番号情報を含むものであるかどうかについて
判断される。発信者番号情報を含むものであった場合に
はステップ104へ進み、ステップ104ではステップ
103で得た発信者の発信者番号情報を記憶する。
【0030】ステップ105では、ステップ102で受
けた着信が音楽再生中における1回目の着信であるかど
うかについて判断される。その着信が音楽再生中におけ
る1回目の着信であった場合(即ち、この時点での着信
回数を表すカウンタの値が0であった場合)、ステップ
106へと進む。ステップ106では、この着信が終了
したかどうかを監視される。着信が終了している場合に
はステップ107へ進み、ここでは更に音楽再生が終了
したかどうかについて監視している。音楽再生が終了す
るとステップ108へ進み、カウンタがリセットされ、
更にステップ109へ進みPHS1は通常待受モードへ
と設定が戻される。ステップ107で音楽再生が終了し
ていなかった場合には、ステップ110へ進みここで着
信回数が+1カウントアップされた後ステップ102へ
と戻る。
【0031】上記したステップ103で着信に発信者番
号情報が含まれていなかった場合にはステップ114へ
進み、強制的に音楽再生が終了される(一時終了でもよ
い)。その後ステップ115へ進み、発信者番号情報を
含まない着信があり現在まだその着信が継続中である旨
がユーザーに対して報知される。その後ステップ116
へ進み、報知されたユーザーがその着信に対して通話キ
ー23を押して応答したかどうかについて判定され、応
答した場合には、ステップ117へ進み通話が確立され
る。
【0032】ステップ116で応答しなかった場合には
ステップ118へ進み、更に着信が終了されたかどうか
について判定され、着信がまだ終了していない場合には
ステップ116へ戻って再度応答するかどうか判定さ
れ、着信が終了した場合にはステップ119へ進む。ス
テップ119で、カウンタがリセットされ、ステップ1
20へ進みPHS1は通常待受モードへと設定が戻され
る。ここで、ユーザーが改めて設定しなくとも、再生を
停止された時点から再度音楽再生を自動的に開始するよ
うに動作プログラムを設計してもよい。発信者番号通知
が成されていない場合には、ユーザーは後から発信者に
対して電話を掛け直すことができないため、このように
音楽再生を中断しその場で応答することを促すよう着信
の報知が行われることが有効である。なお、このステッ
プ103の処理は省略されてもよい。
【0033】また、上記したステップ105で、その着
信が音楽再生中2回目以降の着信であった場合、ステッ
プ112へと進み、更にその着信が同じ発信者からの着
信であったかどうかについて判断される。異なる発信者
からの着信であった場合にはステップ106へ進み、同
じ発信者からの着信であった場合にはステップ113へ
進む。ステップ113では、更にその着信回数がユーザ
ーが着信回数設定手段により予め設定してあった回数X
を超えたかどうかについて判断される。回数Xを超えて
いない場合には、ステップ106へ進み、超えている場
合にはステップ114へ進む。ステップ114から先の
処理については前記した通りである。
【0034】以上より明らかなように、音楽再生を終了
して着信報知するというステップ114以降の手続きが
とられるのは、発信者番号情報を含まない着信があった
時か、同一発信者からX回以上の着信があった時だけで
ある。同一発信者から複数回から着信があるということ
は、その発信者が緊急の要件があるためであると考えら
れる。この第1実施形態によるPHS1では、消音待受
モードにある音楽再生中のときでもX回以上の着信があ
った場合には、現着信報知手段によりその旨が報知され
るため、そのような状況にも対応可能となっている。
【0035】なお、このステップ114以降の手続きと
して、代理応答手段により代理応答して発信者に対して
メッセージを送信し、更に発信者からのメッセージにつ
いても録音する、ように動作プログラムを設計してもよ
い。これにより、緊急の要件がある発信者はとりあえず
着信者(PHS1のユーザー)側の状況を知ることがで
き、またメッセージを残すことも可能となる。なお、こ
の代理応答手段は第2、第3実施形態によるPHS1に
対しても設けてもよい。
【0036】図4は、第2実施形態に係るPHSにおい
て、所定時間中に着信があった際の動作を説明するフロ
ーチャートである。第2実施形態に係るPHS1は、ユ
ーザーによりその時間内にある時には消音待受モードに
すると設定された、その所定時間中に同一発信者から所
定回数(X回)以上の着信があった場合、所定回数目の
着信の際にその旨を報知する。
【0037】このフローチャートを実現する着信報知制
御手段は、着信に対して着信音を発生させる通常待受モ
ード、着信に対して着信音を発生させない消音待受モー
ド、の何れかにPHS1を設定する待受モード切替手段
と、上記した所定時間について設定することが可能な消
音待受モード設定手段と、所定時間中に同一発信者から
所定回数以上の着信があった場合、所定回数目の着信の
際にその旨を報知する現着信報知手段と、上記した所定
回数について設定することが可能であり、その所定時間
中は自動的に消音待受モードに設定する着信回数設定手
段と、を含んでいる。
【0038】ステップ200で、ユーザーは自分のPH
S1を消音待受モードにしたい時間帯を消音待受モード
設定手段により設定する。ステップ201では、ステッ
プ200で設定した時間帯に入ったかどうかについて監
視している。その時間帯に入るとステップ202へ進
み、PHS1は消音待受モードに自動的に設定される。
次のステップ203〜ステップ205までの手続きは、
第1実施形態のステップ102〜ステップ104と同様
であるので、ここでは説明を省略する。
【0039】ステップ206では、ステップ203で受
けた着信が音楽再生中における1回目の着信であるかど
うかについて判断される。その着信が音楽再生中におけ
る1回目の着信であった場合(即ち、この時点での着信
回数を表すカウンタの値が0であった場合)、ステップ
207へと進む。ステップ207では、この着信が終了
したかどうかを監視している。着信が終了している場合
にはステップ208へ進み、ここではステップ200で
設定した時間帯が終了したかどうかについて監視してい
る。時間帯が終了するとステップ209へ進み、カウン
タがリセットされ、更にステップ210へ進みPHS1
は通常待受モードへと設定が戻される。第1実施形態と
同様、ステップ208で音楽再生が終了していなかった
場合には、ステップ211へ進みここで着信回数が+1
カウントアップされた後ステップ203へと戻る。
【0040】上記したステップ204で着信に発信者番
号情報が含まれていなかった場合にはステップ212へ
進み、ここでステップ215へジャンプする。ステップ
215では、ユーザーに対し発信者番号情報を含まない
着信があり現在まだその着信が継続中である旨が報知さ
れる。その後ステップ216へ進み、報知されたユーザ
ーがその着信に対して通話キー23を押して応答したか
どうかについて判定され、応答した場合には、ステップ
217へ進み通話が確立される。
【0041】ステップ216で応答しなかった場合には
ステップ218へ進み、更に着信が終了されたかどうか
について判定され、着信がまだ終了していない場合には
ステップ216へ戻り、再度ユーザーが応答するかにつ
いてどうか判定され、着信が終了した場合にはステップ
219へ進む。ステップ219ではそのままステップ2
08へとジャンプする。発信者番号通知が成されていな
い場合には、ユーザーは後から発信者に対して電話を掛
け直すことができないため、このようにその場で応答す
ることを促すよう着信の報知が行われることが有効であ
る。なお、このステップ204、212の処理は省略さ
れてもよい。
【0042】また、上記したステップ206で、その着
信がステップ200で設定された時間帯中、2回目以降
の着信であった場合、ステップ213へと進み、更にそ
の着信が同じ発信者からの着信であったかどうかについ
て判断される。異なる発信者からの着信であった場合に
はステップ207へ進み、同じ発信者からの着信であっ
た場合にはステップ214へ進む。ステップ214で
は、更にその着信回数がユーザーが消音待受モード設定
手段により予め設定してあった回数Xを超えたかどうか
について判断される。回数Xを超えていない場合には、
ステップ207へ進み、超えている場合にはステップ2
15へ進む。ステップ215から先の処理については前
記した通りである。上記したように、ステップ216で
応答せずに着信が終わってもステップ208へとジャン
プされるため、その時間帯にいる限り再度同じ発信者か
ら着信があった場合には、また着信が報知されるように
設計されている。
【0043】以上より明らかなように、着信報知すると
いうステップ215以降の手続きがとられるのは、発信
者番号情報を含まない着信があった時か、同一発信者か
らX回以上の着信があった時だけである。第1実施形態
で述べたと同様、同一発信者から複数回から着信がある
ということは、その発信者が緊急の要件があるためであ
ると考えられる。この第2実施形態によるPHS1で
は、勤務時間中など消音待受モードの時間帯にあるとき
でも、X回以上の着信があった場合には現着信報知手段
によりその旨が報知されるため、そのような状況にも対
応可能となっている。
【0044】図5は、第3実施形態に係るPHSにおい
て、所定場所にある間に着信があった際の動作を説明す
るフローチャートである。第3実施形態に係るPHS1
は、ユーザーによりその場所にある時には消音待受モー
ドにすると設定した所定場所にある時に同一発信者から
所定回数以上の着信があった場合、所定回数目の着信の
際にその旨を報知する。PHS1の位置情報は、通信手
段を通して基地局から受信される位置情報信号により得
られる。この第3実施形態によるPHS1は、第2実施
形態における「所定時間」を「所定場所」に代えたもの
で、それ以外は第2実施形態によるPHS1と同様であ
るので、詳しい説明を省略する。この第3実施形態によ
るPHS1では、例えば着信音を鳴らすことのできない
コンサートホールなど、消音待受モードに設定された場
所にあるときでも、X回以上の着信があった場合にはバ
イブなどで現着信報知手段によりその旨が報知されるた
め、緊急の要件のある着信に対して対応することが可能
となっている。
【0045】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、本発明を実施するにあたっ
て単に最良の形態を示すに過ぎない前記実施形態に限定
されるものではなく、本発明の請求項の範囲内に該当す
る発明の全ての変更を包含し配置、構成などについて変
更が可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明による通信端末装置では、着信音
の鳴らされないモードに設定されている間に、緊急の要
件などで所定回数以上同一発信者からの着信があった場
合には、その着信がユーザーに対して報知されるため、
ユーザーはそのような着信に対して応答することが可能
となる。また、本発明による通信端末装置では、着信音
の鳴らされないモードに設定されている間に、緊急の要
件などで所定回数以上同一発信者からの着信があった場
合には、その着信に対して自動応答されるため、発信者
側は緊急の状態にあってとりあえずユーザー側の状況を
知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態に係るPHSの全体図で
ある。
【図2】図2は、第1実施形態に係るPHSの概略構成
を示すブロック図である。
【図3】図3は、第1実施形態に係るPHSにおいて、
音楽再生中に着信があった際の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】図4は、第2実施形態に係るPHSにおいて、
所定時間中に着信があった際の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図5は、第3実施形態に係るPHSにおいて、
所定場所にある間に着信があった際の動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2…アンテナ、8…スピーカー、9…マイクロホン、1
4…操作部、15…表示部、19…ヘッドホンジャッ
ク、23…通話キー、24…終話キー、25…インジケ
ータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を利用した通信を行う通信手段
    と、前記通信手段への着信があった場合、その着信の報
    知について制御する着信報知制御手段とを備えた通信端
    末装置であって、 前記着信報知制御手段は、着信に対して着信音を発生さ
    せる通常待受モード、着信に対して着信音を発生させな
    い消音待受モード、の何れかに前記通信端末装置を設定
    する待受モード切替手段と、前記待受モード切替手段に
    よって設定された前記消音待受モードにおいて、同一発
    信者から所定回数以上前記通信手段への着信があった場
    合、前記所定回数目の着信の際にその旨を報知する現着
    信報知手段と、を有することを特徴とする通信端末装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信端末装置におい
    て、前記着信報知制御手段は、前記現着信報知手段に代
    えて、前記待受モード切替手段によって設定された前記
    消音待受モードにおいて、同一発信者から所定回数以上
    前記通信手段への着信があった場合、代理応答して発信
    者に対しメッセージを送信する代理応答手段、を有する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記通信端末装置は、音楽を再生するこ
    とが可能な音楽再生手段を備え、前記着信報知制御手段
    は、前記音楽再生手段により音楽を再生している間は、
    前記待受モード切替手段により前記通信端末装置を消音
    待受モードに自動的に設定する消音待受モード設定手段
    を有する請求項1又は2の何れか1項に記載の通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 前記着信報知制御手段は、前記音楽再生
    手段により音楽を再生している間に前記所定回数以上前
    記通信手段への着信があった場合には、前記所定回数目
    の着信の際に音楽の再生を停止する請求項3に記載の通
    信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記消音待受モード設定手段は、前記通
    信端末装置が所定時間帯及び所定場所の何れかにある時
    は、前記待受モード切替手段により前記通信端末装置を
    前記消音待受モードに設定されるように登録することが
    可能である請求項3又は4に記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記通信端末装置の位置情報は、前記通
    信手段を通して基地局から受信される位置情報信号によ
    り得られる請求項5に記載の通信端末装置。
JP2000398407A 2000-12-27 2000-12-27 通信端末装置 Withdrawn JP2002199063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398407A JP2002199063A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000398407A JP2002199063A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002199063A true JP2002199063A (ja) 2002-07-12

Family

ID=18863383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000398407A Withdrawn JP2002199063A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002199063A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014161129A (ja) * 2014-06-11 2014-09-04 Kyocera Corp 携帯電話

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014161129A (ja) * 2014-06-11 2014-09-04 Kyocera Corp 携帯電話

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100353734C (zh) 便携式电话机
JP3606348B2 (ja) 無線通信装置
JP4360033B2 (ja) 通信端末装置
JP3827521B2 (ja) 情報携帯端末装置
JP2002185580A (ja) 通信端末装置
JP2002204300A (ja) 携帯電話の対話式無音応答
JP2002185630A (ja) 通信端末装置
JP4502541B2 (ja) 携帯端末装置
JP4366876B2 (ja) 通信端末装置
JP4415171B2 (ja) 基地局装置
JP2002199063A (ja) 通信端末装置
JP2004080395A (ja) 携帯端末装置
JPH11154994A (ja) 携帯電話着信通知装置
JP4329265B2 (ja) 通信端末装置
JP2003046603A (ja) 音楽プレーヤ兼用携帯電話機
WO2002037886A1 (fr) Systeme de communication hertzienne, procede d'insertion de message de regulation vocale, procede de regulation vocale, dispositif de communication hertzienne, procede de regulation de communication et support de stockage d'information
JP2005020435A (ja) 拡声機能付き移動電話機、拡声方法およびそのプログラム
JP2002232520A (ja) 通信端末装置および着信報知方法
JP2002191074A (ja) 移動通信端末、及び音楽再生装置
JP2002218011A (ja) 通信端末装置
JP4651294B2 (ja) 携帯端末装置
JP2002218041A (ja) 通信端末装置
JPH11163971A (ja) 無線電話端末の着信通知方式
KR100820552B1 (ko) 무선 단말기의 벨소리 제어 장치 및 그 제어 방법
JP2000036852A (ja) 電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304