JP2002197989A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

Info

Publication number
JP2002197989A
JP2002197989A JP2000392891A JP2000392891A JP2002197989A JP 2002197989 A JP2002197989 A JP 2002197989A JP 2000392891 A JP2000392891 A JP 2000392891A JP 2000392891 A JP2000392891 A JP 2000392891A JP 2002197989 A JP2002197989 A JP 2002197989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shadow mask
mask
auxiliary
effective
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000392891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
亨 高橋
Masachika Inoue
雅及 井上
Shigeo Takenaka
滋男 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000392891A priority Critical patent/JP2002197989A/ja
Priority to EP01129321A priority patent/EP1220274A3/en
Priority to US10/015,626 priority patent/US6803713B2/en
Priority to KR10-2001-0082371A priority patent/KR100438506B1/ko
Priority to CN01143983A priority patent/CN1366324A/zh
Publication of JP2002197989A publication Critical patent/JP2002197989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • H01J29/076Shadow masks for colour television tubes characterised by the shape or distribution of beam-passing apertures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0738Mitigating undesirable mechanical effects
    • H01J2229/0744Vibrations
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/075Beam passing apertures, e.g. geometrical arrangements
    • H01J2229/0755Beam passing apertures, e.g. geometrical arrangements characterised by aperture shape

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度を有するシャドウマスクを備えた
カラー受像管を提供することを目的とする。 【解決手段】 シャドウマスク7は、表示画面全域に対
応する領域にわたって有効部を有するシャドウマスク本
体14と、シャドウマスク本体のY軸近傍に固定された
帯状の補助マスク20とからなる。シャドウマスク本体
の矩形状有効部13の外周にはスカート部17が形成さ
れている。また、補助マスクは、シャドウマスク本体と
同様に、シャドウマスク本体の開孔に対応して多数の開
孔が設けられた領域である有効部と、短軸(Y軸)両端
に位置する非有効部とを有している。このような補助マ
スクをシャドウマスク本体のY軸近傍に配置、固定する
ことにより、部分的に2重構造のシャドウマスク7とし
て強度を向上させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー受像管に係
り、特にシャドウマスクの強度向上手段に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、電子銃から放出
された電子ビームを偏向ヨークの発生する水平、垂直偏
向磁界により水平、垂直方向に偏向し、シャドウマスク
を介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査することに
より、カラー画像を表示するように構成されている。
【0003】このシャドウマスクは、電子ビームを所定
の蛍光体層にランディングさせるように色選別を行うた
め、蛍光体スクリーンとの間に所定の位置関係を維持す
るように配置されているが、電子ビームの射突によって
熱膨張を起こし、蛍光体スクリーンとの間の位置関係に
ずれが生じる。そこで、このような問題についての対策
の一例として、例えば、特開昭60−243945号公
報、実開平2−143759号公報、特開平5−411
79号公報には、熱膨張に対して弱い部分を2重構造と
して、弱い部分の熱容量、強度を上げることが提案され
ている。
【0004】現実的には、現在一般的に用いられている
カラー受像管では、熱膨張に対する問題は、シャドウマ
スクを熱膨張係数の低い素材、例えばインバー材で構成
したり、曲面形状を工夫したりすることで対応してい
る。
【0005】近年ではカラー受像管のパネル外面の曲率
半径を100m以上と実質的に平坦にした完全フラット
管が普及してきている。通常、シャドウマスクの電子ビ
ーム通過孔が形成されている有効部はパネルの内面形状
に対応した形状とするため、完全フラット管のシャドウ
マスクは、従来用いられていたパネル外面が曲率を有す
るカラー受像管のシャドウマスクよりも曲率が小さくな
る。
【0006】このようにシャドウマスクの曲率が小さく
なると、シャドウマスク自体がその自重または外力に対
してマスク曲面を保持することが難しくなる。マスク曲
面の保持力(以下マスク強度)が低い場合、製造中およ
び輸送中に加わる僅かな外力によりマスクの曲面が変形
してしまう。そして、シャドウマスクの変形は電子ビー
ム通過孔位置とパネル内面の距離の関係を崩すことにな
るため、電子ビームが所定の蛍光体にランディングせず
色ずれを引き起こす。
【0007】また、マスク強度の低下は、シャドウマス
クを変形させないまでも、TVセットなどに組みこんだ
場合、スピーカからの音声などの振動に対してシャドウ
マスク曲面が共振しやすくなり、共振した場合は画面上
に不要な明暗を映し出してしまう。
【0008】通常、シャドウマスクは板厚0.2mm程
度の金属薄板から製造されており、電子ビーム通過孔の
配列およびパネル内面形状など各種の方法でシャドウマ
スクの曲面形状をできるかぎり球面に近づけてマスクの
曲面保持力を高めるよう多数の配慮が行われている。し
かしながら、大画面表示で完全フラット管用のシャドウ
マスクのように、シャドウマスク自体が大きくかつ曲率
が小さくなってくると、シャドウマスクの曲面保持力を
高めることが非常に困難となる。
【0009】マスク強度の低下を防止するために最も簡
単な方法は、シャドウマスク板厚を厚くすることであ
る。しかしながら、シャドウマスク板厚が増加すると、
シャドウマスク製造時のエッチング制御が困難になり、
電子ビーム通過孔の孔径のバラツキが大きくなる。その
結果、シャドウマスク製造時およびカラー受像管製造時
の歩留まり低下や画面上のムラとり画面品位を劣化させ
る一因にもなってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、画面のフ
ラット化に伴いシャドウマスクの平坦化が進み、その結
果、シャドウマスクの曲面保持強度が低下し、シャドウ
マスク変形が発生しやすくなってきた。また、変形しな
いまでも、スピーカからの音声等の振動により画面品位
の劣化が発生しやすくなってきている。
【0011】本発明は、かかるシャドウマスク強度の低
下により発生する問題を解決し、十分な強度を有するシ
ャドウマスクを備えたカラー受像管を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めになされたものであり、本発明は、内面に蛍光体スク
リーンが設けられたパネルと、蛍光体スクリーンに向か
って電子ビームを放出する電子銃と、パネルの内側に蛍
光体スクリーンに対向して配置され、多数の電子ビーム
通過孔が形成された矩形状の有効部を有し、矩形状有効
部はその中心を通って互いに直交する長軸および短軸を
有している、シャドウマスク本体と、シャドウマスク本
体の周辺が固定されるマスクフレームと、を具備するカ
ラー受像管において、シャドウマスク本体の有効部の短
軸近傍領域に固定され、多数の電子ビーム通過孔を有す
るとともに、短軸を長手方向とする帯状の補助マスクを
有する、ことを特徴とするカラー受像管である。
【0013】なお、補助マスクは、シャドウマスク本体
の有効部の長軸方向径に対して中央1/3の領域で選択
された部分に固定されていることが望ましい。また、補
助マスクの長手方向外形はシャドウマスク本体の短軸方
向有効部径より大きく、短手方向外形はシャドウマスク
本体の長軸方向有効部径より小さい、帯状であることが
望ましい。
【0014】さらに、シャドウマスク本体は、周辺部が
管軸に沿うように折り曲げられることで形成されるスカ
ート部を有し、補助マスクは、多数の電子ビーム通過孔
が形成されている有効部とこの有効部から前記短軸方向
の両端につながっている非有効部とを有し、補助マスク
の非有効部が、スカート部と重畳するように折り曲げら
れ、スカート部に固定されていることが望ましい。
【0015】補助マスクの素材は、シャドウマスク本体
の素材と実質的に同じ熱膨張係数のものであることが望
ましく、また、補助マスクの板厚はシャドウマスク本体
の板厚以上であることが望ましい。
【0016】シャドウマスク本体に補助マスクが固定さ
れた領域である重畳部と固定されていない領域である非
重畳部との境界近傍で、補助マスクの短軸方向有効部径
とシャドウマスク本体の重畳部での短軸方向有効部径の
少なくとも一方は、非重畳部における短軸方向有効部径
と実質的に同じことが望ましい。
【0017】補助マスクの電子ビーム通過孔は、シャド
ウマスク本体の電子ビーム通過孔径に対して長軸方向お
よび短軸方向の少なくとも一方の開孔径が大きいことが
望ましい。
【0018】補助マスクの有効部内の電子ビーム通過孔
間隔は、対応する前記シャドウマスク本体の電子ビーム
通過孔間の間隔に対して、長軸方向および短軸方向の少
なくとも一方向で小さくなっていることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1および図2に本発明
の一実施形態に係るカラー受像管の全体構成を示す。カ
ラー受像管は、水平(X軸)方向を長軸とする矩形状の
パネル1、パネル1の側壁部2に接合された漏斗状の形
状を持つファンネル3、およびファンネル3から伸びる
ネック4からなる外囲器を有している。パネル1内面に
は蛍光体スクリーン5が形成されている。また、色選別
電極であるシャドウマスク構体6がパネル1内側に配置
されている。
【0020】シャドウマスク構体6は、電子ビーム通過
孔となる開孔が多数形成されたシャドウマスク7と、こ
のシャドウマスク7の周辺が固定される断面L字形の矩
形枠状のマスクフレーム8からなり、マスクフレーム8
の側壁に設けられた弾性支持体(図示せず)をパネル側
壁2に埋設されたスタッドピン(図示せず)に係止する
ことで、パネル1内側に支持されている。
【0021】ネック4内にはX軸上にインライン配列さ
れた3本の電子ビーム9R、9G、9Bを放出する電子
銃10が配置されている。この電子銃10から放出され
た電子ビーム9R、9G、9Bをファンネル3外部に取
り付けられた偏向ヨーク11により偏向し、シャドウマ
スク構体6を通過して、蛍光体スクリーン5を水平、垂
直走査することで画像を表示している。なお、シャドウ
マスク7は、その電子ビーム通過孔としての開孔形状
は、用途に応じて矩形状または円形状となっている。
【0022】画面アスペクト比16対9で画面有効径7
6cmの32インチのワイドタイプを一例とした場合、
パネル1外面は曲率半径100、000mmと実質的に
平坦となっており、パネル1内面は、X軸上でX軸に沿
った曲率半径が約7、000mm、Y軸上でY軸に沿っ
た曲率半径が約1、500mmと円筒状になっている。
【0023】図3ないし図7にシャドウマスク7の構造
を示す。シャドウマスク7は、電子ビームを通過させる
開孔12が多数形成されている矩形状有効部13を有
し、所定の曲面形状に成形されているシャドウマスク本
体14と、このシャドウマスク本体の一部領域に重複す
るように固定された補助マスク20より構成される。図
3の斜線領域は、補助マスク20が固定されて2重構造
となっている部分である。このように、本実施形態のシ
ャドウマスクは、部分的に2重構造となっており、本明
細書では、表示画面全域に対応する領域にわたって有効
部を有するマスクを「シャドウマスク本体14」と称
し、部分的に2重構造とするために設けられたマスクを
「補助マスク20」と称する。
【0024】以下、シャドウマスク本体14と補助マス
ク20の構成について詳細に説明する。図3(a)はシ
ャドウマスク7の構造を模式的に示す斜視図であり、図
3(b)には図3(a)中の円で囲んだ部分を拡大して
開孔形状を模式的に示す。また、シャドウマスク7の長
軸(X)方向断面、短軸(Y)方向断面はそれぞれ図4
および図5に、シャドウマスク本体14と補助マスク2
0の長軸(X)方向断面における開孔形状を図6に、シ
ャドウマスク本体14と補助マスク20の有効部径の関
係を図7に、それぞれ示している。
【0025】シャドウマスク本体14の矩形状有効部1
3の外周には、非有効部15が配置されており、その非
有効部15は、開孔12が形成されていない無孔部1
6、その無孔部16のさらに外周から折り曲げられて管
軸Zに沿って伸びるスカート部17が形成されている
(図3ないし図5参照)。
【0026】また、シャドウマスク本体14の各開孔1
2は、有効部13の長軸(X)方向を幅方向とするほぼ
矩形状に形成され、複数個の開孔が有効部13の短軸
(Y)方向にブリッジ18を介して直線状に配置されて
なる開孔列が長軸(X)方向に所定の配列ピッチPHで
多数列配置された構造となっている(図3(b)参
照)。
【0027】各開孔12の断面形状は、いずれも蛍光体
スクリーン5側のほぼ矩形状の大孔19aと電子銃側の
ほぼ矩形状の小孔19bとが連通した連通孔からなって
おり、画面周辺にいくにしたがって、大孔の中心位置C
2が小孔の中心位置C1に対して相対的に画面周辺側に
Δだけオフセットする、いわゆるオフセンマスクとなっ
ている(図6参照)。これは電子ビームが小孔19bを
通過した後に、シャドウマスク本体14の板厚内の側面
で衝突して反射し、画面上に不要発光を生じるのを抑制
するためであり、短軸方向、長軸方向ともにオフセット
させている。
【0028】シャドウマスク本体14としては、鉄材ま
たは低膨張材として良く知られるインバー材(Fe−3
6%Ni合金)などの金属材料で、板厚0.1〜0.2
5mm程度ものを使用できる。
【0029】図4ないし図6に示すように、シャドウマ
スク本体14の電子銃10側には、有効部全域ではなく
短軸であるY軸近傍に補助マスク20が固定されてい
る。この補助マスク20は、X軸方向の幅LH1がシャ
ドウマスク本体14のX軸方向有効部径LH2より小さ
く、Y軸方向の外形LV1aがシャドウマスク本体14
のY軸方向有効部径LV2より大きくなっており、Y軸
を長手方向とする帯状を呈している。また、補助マスク
20は、シャドウマスク本体14と同様に、シャドウマ
スク本体14の開孔12に対応して多数の開孔が設けら
れた領域である有効部21と、短軸(Y軸)両端に位置
する非有効部22とを有している。このような補助マス
クがシャドウマスク本体と短軸(Y軸)近傍で重畳して
配置、固定されることにより、部分的に2重構造のシャ
ドウマスク7を構成している。
【0030】なお、非有効部22には有効部21からつ
ながっている無効部23が形成されており、本実施形態
では、図5に示すように、無孔部23から伸びるスカー
ト部24が設けられている。このスカート部24を設け
ることにより、短軸(Y)上が全て2重構造となるた
め、強度的には有利である。スカートを設けることの別
の利点については後述する。
【0031】具体的構成は以下の通りである。シャドウ
マスク本体14は、板厚0.22mmのインバー材(F
e−36%Ni合金)から形成されている。有効部径1
3は矩形状であり、X軸方向方向有効部径LH2は62
2mm、Y軸方向有効部径LV2は356mmとなって
いる。この有効部13内に多数の開孔12がブリッジ部
18を介してY軸方向に0.6mmの配列ピッチで直線
状に配置された開孔列が多数形成されており、この開孔
列は、X軸方向ピッチPHがY軸付近で0.75mm、
X軸方向周辺で0.82mmとなるように、長軸方向周
辺に近づくにしたがって大きくなる可変ピッチで配列さ
れている。
【0032】大孔19aのX方向の開孔寸法は、Y軸上
で0.46mm、X軸方向周辺で0.50mmであり、
小孔19bのX方向の開孔寸法は、Y軸上で0.18m
m、X軸方向周辺で0.20mmとなっている。電子ビ
ームがX軸方向周辺の開孔に46°の角度で入射する場
合、X軸方向周辺では、小孔19bの中心C1に対する
大孔19aの中心C2の偏心量Δが0.06mmとなっ
ている。
【0033】補助マスク20は、シャドウマスク本体1
4と同じくインバー材(Fe−36%Ni合金)から構
成され、板厚は0.25mmとなっている。X軸方向有
効部径(外形)LH1は120mm、Y軸方向外形LV
1aは381mm、Y軸方向有効部径LV1bは358
mmとなっている。シャドウマスク本体14のX軸方向
外形LH3が665mmであるので、補助マスクのX方
向有効部径(すなわち、補助マスクの幅)とシャドウマ
スク本体のX軸方向外形との比は、約1対5となってお
り、シャドウマスク本体のX軸方向の中心部分5分の1
程度の領域が、補助マスクが固定されている2重構造と
なっている。
【0034】補助マスク20に形成される開孔の形状お
よび配列間隔は、シャドウマスクとして機能する範囲で
適宜設定可能であり、特に問題なければ、シャドウマス
ク本体14と同じようにすればよい。
【0035】このように、部分的に2重構造のシャドウ
マスク7としているのは、発明者等による以下の検討結
果に基づくものである。発明者等が曲面形状と機械的強
度の関係についてシミュレーション等の手法を用いて検
討したところ、短軸(Y軸)上の中間付近の強度が弱い
ことが判明した。つまり、シャドウマスク全面に対して
一定の荷重を与えた場合、シャドウマスクの変位量は、
有効面中心部分では大きくなり(強度でいうと弱い)、
有効部周辺では小さい(強度でいうと強い)ものとなっ
た。特に、有効部のY軸上で中心と周辺との中間部が特
に弱いことが判明した。
【0036】このように有効部周辺の強度が高く中心付
近の強度が低いのは、一般的にシャドウマスクの有効部
周辺は、マスクフレームに溶接固定されるスカート部を
構成するための折り曲げ加工が施されているため強度的
に高くなるが、画像品位を決定する有効部、特にその中
心部分には強度を向上させる折り曲げ構造がないからで
ある。そこで、発明者等は曲げ構造ではなく、シャドウ
マスクを部分的に2重構造として部分的に実質的板厚を
厚くすることで強度向上を試みたのである。
【0037】このように機械的強度向上を目的とするの
であれば、補助マスク20の面積をシャドウマスク本体
14の有効部全域を覆う程度まで拡大すれば、強度向上
という面ではさらに有利ではあるが、位置合わせの精度
の面で問題となる。
【0038】すなわち、補助マスク20をシャドウマス
ク本体14の有効部13に設ける際、シャドウマスク本
体14の開孔12との位置が合っていないとシャドウマ
スク7として機能しないことになる。補助マスク20の
面積が大きくなると、その範囲内にある位置合わせすべ
き開孔12の数が増大し、マスク開孔列の微妙な位置調
整や、短軸方向の孔位置ずれに対する精度の確保が困難
になる。
【0039】そこで、発明者等は、さらに補助マスク2
0の幅とマスク強度に関しての検討を行った。その結果
を図8に示す。この図8は32インチのカラー受像管を
用いた場合の補助マスクの幅とマスク変形量の関係を示
したグラフである。ここで横軸はシャドウマスク本体1
4のX軸方向外形LH3に対する補助マスク20幅(す
なわち補助マスクのX軸方向有効部径LH1)の割合
(図4参照)を、縦軸はシャドウマスク本体14と同じ
X軸方向外形LH3まで補助マスク20の幅LH1を拡
大した場合のマスク最大変位量を0とし、補助マスクが
無い場合のマスク最大変位量を1とした時のマスク最大
変位量の比を示している。
【0040】図8から明らかなように、補助マスク20
の幅LH1を大きくことでマスクの最大変位量は減少し
ていく。しかしながら、補助マスク20の幅LH1がシ
ャドウマスク本体14の外形LH3の1/3程度になる
と、最大変位量の変化はなだらかになり、その後は大き
な変化が無いことが分かる。
【0041】一方、補助マスク20の幅LH1を拡大す
ることは、補助マスク20の面積拡大となるため精確な
位置合せが困難になるが、補助マスク14の幅LH1が
シャドウマスク本体14の長軸方向外形LH3の1/3
以内であれば、位置合せの際の精度は十分確保できるこ
とを確認した。
【0042】以上の検討結果より、補助マスク20は、
シャドウマスク本体14の長軸方向外形LH3に対して
中央1/3の領域に固定されていることが好ましい。
【0043】なお、上記範囲であれば、補助マスク20
は複数であっても構わない。複数の補助マスクとした場
合、補助マスクの固定作業は増えるかもしれないが、1
枚の補助マスク内の開孔数を低減することができるの
で、精確な位置合せおよび位置合せに要する時間削減を
見込むことができる。
【0044】以下、補助マスクに関するいくつかの要素
について説明する。補助マスク20の有効部径をシャド
ウマスク本体14と対比すると、図7に示したように、
X軸方向有効部径は言うまでもなく補助マスク20の方
が小さくなるが、Y軸方向有効部径は、シャドウマスク
本体14と同じか若干大きく設定することが望ましい。
【0045】補助マスク20とシャドウマスク本体14
とでY軸方向有効部径を同じに設定した場合、補助マス
ク20をシャドウマスク本体14に固定する際にY軸方
向位置のずれが発生すると、そのズレ分だけ実質的有効
径が減少することになる。もし重畳部で実質的有効径が
減少すると、重畳部と非重畳部の境で画面長辺上に段差
が発生してしまい、非常に見苦しい画面となる。このよ
うに、シャドウマスク7有効部の連続性(すなわち、矩
形状有効部の外側輪郭線の直線性)は、蛍光体スクリー
ン5の連続性(直線性)に影響する。よって、重畳部に
おける電子ビーム通過孔領域の最外部として2つのマス
ク14、20の開孔が重畳して決定されるY軸方向有効
部径は、隣接する非重畳部におけるY軸方向有効部径と
連続的に繋がることが要求される。
【0046】シャドウマスク主体14と補助マスク20
とで重畳部におけるY軸方向有効部径を異ならせれば、
両マスク14、20の間にY軸方向の位置ズレが発生し
ても、画面長辺上の実質的有効部径が非重畳部から重畳
部にかけて連続して繋がるようにすることができ、画面
長辺上に段差が発生することを防止することができる。
【0047】重畳部におけるY軸方向有効径を変化させ
る方法として、シャドウマスク本体14側で対策する方
式と補助マスク20側で対策する方式の2通りある。補
助マスク20が固定される領域でシャドウマスク本体1
4の有効部径を部分的に変える場合、シャドウマスク本
体のパターン設計を変える必要があり、また、有効部径
を変えている領域に正確に補助マスクを配置しないと、
有効部径に段差が生じる虞がある。一方、シャドウマス
ク本体14には従来と同様の矩形状領域に多数の開孔を
形成しておき、補助マスク20のY軸方向有効部径を大
きく設定する方式では、両マスクのパターン設計が容易
であり、後の位置合せも容易となる。
【0048】以上の理由から補助マスク20側のY軸方
向有効径を大きくする方式で対策する方が望ましい。上
述した実施形態では、補助マスク20がシャドウマスク
本体14と重なる部分、すなわち重畳部において、シャ
ドウマスク本体14のY軸方向有効部径LV2は、従来
の1枚もののシャドウマスクと同様に重畳部から非重畳
部で連続するように形成するとともに、補助マスク20
のY軸方向有効部径LV1bをシャドウマスク本体14
のY軸方向有効径LV2よりも若干大きく設定して位置
合わせの誤差を吸収している。
【0049】補助マスク20を構成する素材としては、
シャドウマスク本体14を構成するの素材と熱膨張係数
が近い方がよく、理想としては同一の熱膨張係数の素材
であることが望ましい。カラー受像管の製造工程中では
400℃程度の熱を受けるため、この熱工程による影響
を考えなくてはならないからである。シャドウマスク本
体14と補助マスク20とで熱膨張係数が大きく異なる
と、補助マスク20を貼り合わせた部分がバイメタル化
し、熱処理を受けたシャドウマスク7が変形したり、完
全に変形しないまでもマスク形状にバラツキを生じるた
めである。
【0050】また、本実施形態の完全フラット管のよう
に、曲面の曲率半径が小さいシャドウマスク7は、熱膨
張による色ずれが顕著である。このように、色ずれが生
じ易い形状のシャドウマスクについては、Fe−Ni系
合金、Fe−Ni−Co系合金、Fe−Ni−Cr系合
金のような熱膨張係数の小さい材料から形成されたシャ
ドウマスクを用いることが望ましい。
【0051】以上の理由から、上述した実施形態では、
シャドウマスク本体14、補助マスク20ともにインバ
ー材を用いている。
【0052】シャドウマスクの開孔はエッチングにより
形成されるため、高精細化を図るためには、板厚は薄い
方がよい。また、画面周辺ではシャドウマスクに対する
ビーム入射角度が大きくなるため、開孔側面に電子ビー
ムが射突しやすくなる。開孔側面で電子ビームが反射す
ると不要発光を生じ、また、開孔側面で電子ビームが遮
られると、ケラレと称するビームスポットの欠けを生じ
る。このビーム反射やケラレは板厚が厚いものほど生じ
易くなるので、このような現象を抑制するためにも板厚
は薄い方が望ましい。よって、補助マスク20によりシ
ャドウマスク7としての強度向上が図られることを考慮
して、高精細化達成のために、画面全域に対応する有効
部13を有するシャドウマスク本体14の板厚を薄くす
ることが望ましい。
【0053】一方、補助マスク20に関して言えば、シ
ャドウマスク7としての強度向上という目的のものであ
るため、板厚が厚いほうが望ましい。この際問題となる
のがケラレとエッチング性であるが、補助マスク20を
短軸(Y軸)近傍に配置する場合、長軸(X軸)方向に
おけるビーム偏向角は小さくケラレに対して十分な余裕
がある。さらに、板厚の厚いものをエッチングすると開
孔径が大きくなるが、後述するように補助マスク20で
は長軸方向開孔径を大きくすることができるため、補助
マスク20の板厚を厚くすることに特に問題はない。
【0054】以上の理由により、シャドウマスク本体を
相対的に薄くして高精細化を図るとともに、補助マスク
20の板厚をシャドウマスク本体14以上にして強度を
確保することもできる。補助マスク20とシャドウマス
ク本体14の接合部は、重畳部の長軸方向断面図である
図6に示したように、補助マスク20の小孔25b側と
シャドウマスク本体14の小孔19b側が密着するよう
にすると、シャドウマスク本体14の小孔19bと補助
マスク20の大孔25aとが接する場合よりも固定され
る面積が大きくなるため、強固かつ確実か固定が可能と
なる。
【0055】また、通常のシャドウマスク本体14は電
子銃側を小孔19bとしているので、上述した本実施形
態では確実かつ容易な固定を目的として、シャドウマス
ク本体14の電子銃側に補助マスク20を配置した。な
お、補助マスク20の周辺では、蛍光体スクリーン側の
小孔25bの中心を電子銃側の大孔25aの中心より周
辺側にずらす、オフセンを行うことが好ましい。
【0056】補助マスク20の開孔は、図6に示したよ
うにシャドウマスク本体14の同一位置の開孔よりも、
X軸方向にやや径大となっている。これは、シャドウマ
スク本体14と補助マスク20との間に位置ずれが生じ
た場合の余裕を持たせるためである。図示していない
が、Y軸方向の開孔も同様に補助マスク20の方がシャ
ドウマスク本体14よりも大きい方が好ましいが、Y軸
方向に関しては蛍光体スクリーンの輝度の点から、シャ
ドウマスク本体14のブリッジ部18の幅が製造上の点
からほぼ最小となっているため、補助マスク20とシャ
ドウマスク本体14のY軸方向径は同一としてもよい。
【0057】補助マスク20の周辺領域では、図6に示
したように、大孔中心と小孔中心の位置を平均した位置
を開孔位置として開孔列のピッチを考えると、シャドウ
マスク本体14と補助マスク20とで対応する開孔列を
比較すると、補助マスク20における開孔列ピッチPH
2の方がシャドウマスク本体14の開孔列ピッチPH1
よりも小さくなるようにすることが望ましい。
【0058】これは、重畳部では2枚のマスクを電子ビ
ームが通過するので、画面短辺側に近づいて電子ビーム
の入射角度が大きくなると、板厚内における電子ビーム
の長軸方向位置の変化が大きくなる。補助マスク20に
おける開孔列ピッチPH2をシャドウマスク本体14の
開孔列ピッチPH1よりも小さくすると、開孔の傾きを
電子ビーム軌道に一致させることができるので、ケラレ
などの発生するのを抑制することができる。
【0059】また、同様にY軸方向の孔間隔に関して
は、シャドウマスクのY軸方向の孔径がシャドウマスク
本体の方と補助マスクでほぼ同じ程度である場合には、
補助マスク孔における開孔ピッチはシャドウマスク本体
の開孔ピッチよりも小さくすることが望ましい。
【0060】シャドウマスク本体14と補助マスク20
の2つのマスクのうち、どちらかの一方のマスクの有効
部の短軸(Y軸)に沿ったY軸方向開孔径を他方のマス
クの開孔径の2倍以上として、他方のマスクの開孔間に
位置するブリッジを含むようにすると、ビームが通過す
る非重畳部と重畳部の開孔間隔は同一で、開孔の位置精
度による影響を低減することができる。
【0061】一例として、シャドウマスク本体14には
非重畳部および重畳部で図9(a)に示すような開孔1
2およびブリッジ18からなる開孔列を形成しておく。
そして、図9(b)に示すように、補助マスク20の開
孔26の長手方向径A2をシャドウマスク本体14の開
孔12長手方向径A1の2倍以上として、開孔間隔PV
2をシャドウマスク本体14の開孔間隔PV1の2倍と
する。
【0062】この2つのマスクのブリッジ18、27が
一致するように位置を合わせると図9(c)に示すよう
になり、シャドウマスク本体14と補助マスク20のブ
リッジが重なる数を減少させることが可能となる。その
ため、位置合せが必要な個所が減少することになるの
で、位置合せの精度による影響を低減することができ
る。
【0063】図10に示すように、補助マスク20が固
定されないシャドウマスク本体14の非重畳部における
開孔間隔PV1を図9(a)のように設定するととも
に、補助マスク20が固定される領域であるシャドウマ
スク本体14の重畳部における開孔28の間隔PV3
を、図10(a)のように非重畳部における開孔列間隔
PV1の2倍に設定する。一方、補助マスク20の開孔
30の間隔PV4を図10(b)の様に非重畳部におけ
る開孔列間隔PV1の2倍とし、かつブリッジ31の位
置を短軸方向に1/2ピッチだけシャドウマスク本体1
4のブリッジ29の位置とずらすようにする。
【0064】このようにすると、シャドウマスク本体1
4に補助マスク20を固定して形成される重畳部におけ
る開孔は図10(c)に示すようになり、各ブリッジ2
9、31によって開孔が区切られるので、図9(a)に
示す非重畳部の開孔間隔と同じ状態にすることができ
る。また、上記構造により、重畳部における開孔間隔の
ズレを低減させることが可能となり、マスクの孔位置ズ
レに関して許容量が拡大し、その結果歩留まりを向上さ
せることが可能となる。
【0065】本実施形態のシャドウマスク7は、以下の
ような方法で製造することができる。まず、金属薄板の
エッチング加工により形成された、所定の外形寸法、開
孔径、ピッチ等を有する平坦なシャドウマスク本体40
(図11参照)および補助マスク45(図12参照)を
それぞれ準備する。各マスク40、45は、電子ビーム
通過孔である多数の開孔が形成された有効部41、4
6、周辺の非有効部42、47からなり、非有効部4
2、47には切り込み43、48と位置決め用開孔4
4、49が形成されている。
【0066】このように、平坦なマスク40、45の非
有効部42、47に位置決め用開孔44、49を形成し
ているのは、両マスク40、45の正確な位置決め、固
定を可能とするためである。上述したように、有効部内
では、両マスク40、45間で開孔位置をずらしたり、
開孔径を変えたりするので、有効部41、46の開孔を
基準として両マスク40、45の位置を決定することが
困難になる。このような場合、シャドウマスク本体40
および補助マスク45の同一位置に位置決め開孔を設け
ておくことにより、両マスク40、45の位置決めを確
実、容易に行うことができる。これは開孔位置のオフセ
ット量が大きくない場合でも有効な方法である。
【0067】平坦な両マスク40、45はアニール処理
を施され、プレス成形性が向上させられる。アニールに
よりプレス成形性が向上したそれぞれのマスク40、4
5を重ね合わせる。このとき、図11および図12に示
すように、補助マスク45にもシャドウマスク本体40
と同様にスカート部となるべき部分が形成されていると
重ね合せが容易である。通常、シャドウマスク本体40
のスカート部には複数の切り込み43が設けられ、フレ
ームへの固定を行うための固定部が形成されている。補
助マスク45にもスカート部を形成し、同様の切り込み
48により固定部を形成しておくと、両マスク40、4
5の切り込み43、48を一時的な位置合せの際の基準
に用いることができる。例えば、切り込み43、48を
基準にして治具に積み重ねるようにすれば、大凡の位置
決めを行うことができる。
【0068】その後、位置決め用開孔44、49が形成
されている場合はその位置決め用開孔44、49、そう
でない場合はマスク有効面41、46の開孔を用いて、
両マスク40、45の位置関係を調整する。位置関係が
決定したら、両マスク40、45を密着固定する。両マ
スク40、45は有効面内の全面で、ほぼ密着した状態
で固定することが望ましく、その固定には圧着と呼ばれ
る拡散接合や、レーザーまたは抵抗による溶接などの手
法を用いることができる。溶接の場合は、補助マスク4
5の有効部内46には、少なくとも数点の固定点(図1
3中の×印)が配置される。
【0069】両マスク40、45を固定する際の方法
で、最も実用的な方法はレーザー溶接によるものであ
る。拡散接合の場合には高温、高圧力を両マスクに加え
る必要があり、設備が特殊なものとなりコストがかか
る。コスト的には溶接が有利であるが、溶接ナゲット径
が大きくなると、そのナゲットによってマスクの開孔が
変形、つまりは開孔が部分的に小さくなったり、逆に大
きくなったりしてしまうといった問題が生じる。このよ
うな変形が発生すると蛍光体スクリーン上では黒いシミ
状の黒点や輝度の高い白点を発生させ、画面上での欠点
となる。そこで、溶接ナゲット径を小さくすることが可
能なレーザー溶接が最も実用的方法となる。
【0070】また、シャドウマスク本体14の非有効
部、すなわち無孔部やスカートにも固定点を設ければ、
より広い部分が擬似的に板厚の厚い状態となるため、マ
スク曲面の強度を向上させる面から見て、より好まし
い。
【0071】その後、両マスクを同時に成形する。成形
に使用するプレス用金型50の一例を図14に示す。図
示した例は、シャドウマスク本体40の電子銃側の面に
補助マスク45が固定される場合に使用されるものであ
る。基本的な構成は従来のプレス用金型と同じであり、
非有効部を抑えるブランクホルダー51、ダイ52と、
シャドウマスクの曲面張出しを行う曲面を有するポンチ
53、ノックアウト54を有している。
【0072】本実施形態のシャドウマスクをプレス成形
する金型50ではポンチ53の形状が若干異なってお
り、ポンチ53の表面には、補助マスク45を収容でき
る幅、深さの凹部55が形成されている。このような凹
部55を形成しておくことにより、プレス成形後のシャ
ドウマスク7に重畳部と非重畳部との境界で段差が生じ
るのを防止することができる。
【0073】なお、本実施形態では、両マスク40、4
5を平坦な状態で固定した後にプレス成形しているが、
これは、開孔の位置精度を確保するためである。上述し
たように、両マスク40、45の開孔位置は厳密に一致
させる必要がある。各マスク40、45を曲面形成した
のちに両マスク40、45の開孔位置をあわせようとす
ると、プレス時の成形位置のズレが発生した場合、開孔
位置のズレも引き起こすため、両マスク40、45の開
孔を一致させることが困難となる。また、成形後、両マ
スク40、45は曲面形状を呈するようになるため、そ
の位置を一致させることは著しく困難となる。
【0074】そのため、本実施形態ではマスク成形前の
フラットな状態で両マスク40、45を位置決め、固定
し、その後プレス成形することとしている。プレス成形
後は通常のカラー受像管を製造する場合と同様に、表面
に酸化膜を形成するマスク黒化処理を経てマスクフレー
ムと組合せればよい。
【0075】以上説明した例では補助マスク20がスカ
ート部を有する構造について説明したが、図15に示す
ように、スカート部のない構造でもよい。なお、この図
15はシャドウマスクの断面構造を図5と対比して説明
するためのものであり、対応する同じ個所については同
じ符号を用いている。
【0076】また、以上の説明では補助マスク20がシ
ャドウマスク本体14の電子銃側に配置された例につい
て説明したが、補助マスク20がシャドウマスク本体1
4の蛍光体スクリーン側に配置されたものでも同様に適
用可能である。その際、マスクの密着面、および開孔の
関係に関しては上記説明を参考にして適宜逆の構造とす
れば同様の効果を達成することができる。
【0077】図6に示した例と同じ符号を用いて、蛍光
体スクリーン側に補助マスク20を設けた場合の断面構
造の一例を示す。この図16に示す例では、シャドウマ
スク本体14の大孔19a側と補助マスク20の小孔2
5b側とが接するように固定されている。また、電子ビ
ームが開孔壁面で遮られないように、シャドウマスク本
体14側のX軸方向ピッチPH1に比べて補助マスク2
0におけるX軸方向ピッチPH2が大きくなるように設
定している。
【0078】さらに、上記説明では矩形状の開孔を有し
たシャドウマスクを例に説明したが、円形開孔のシャド
ウマスクに関しても有効に活用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャドウマスクの機械的強度を向上させることができ、
シャドウマスクの変形や、振動により画像の劣化を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー受像管の一実施形態を示す図で
あり、画面の長軸を含む断面図である。
【図2】本発明のカラー受像管の一実施形態を示す図で
あり、画面の短軸を含む断面図である。
【図3】図1および図2のシャドウマスクを示す模式斜
視図である。
【図4】図3のシャドウマスクの長軸方向断面図であ
る。
【図5】図3のシャドウマスクの短軸方向断面図であ
る。
【図6】シャドウマスク本体および補助マスクの断面形
状を示す断面図である。
【図7】シャドウマスク本体と補助マスクとの間の有効
部径の関係を示す平面図である。
【図8】補助マスクの幅とシャドウマスク変形量との関
係を示す特性図である。
【図9】シャドウマスク本体の開孔と補助マスクの開孔
との重畳状態の一例を示す一部拡大図であり、(a)は
シャドウマスク本体の開孔、(b)は補助マスクの開
孔、(c)は重畳した状態を示す。
【図10】シャドウマスク本体の開孔と補助マスクの開
孔との重畳状態の他の例を示す一部拡大図であり、
(a)はシャドウマスク本体の開孔、(b)は補助マス
クの開孔、(c)は重畳した状態を示す。
【図11】本実施形態のシャドウマスク本体をプレス成
形する前の状態を示す平面図である。
【図12】本実施形態の補助マスクをプレス成形する前
の状態を示す平面図である。
【図13】図11のシャドウマスク本体と図12の補助
マスクとを固定した状態を示す平面図である。
【図14】図13のシャドウマスクをプレス成形装置に
載置した状態を示す断面図である。
【図15】スカート部を有しない補助マスクの例を説明
する図であり、シャドウマスクの短軸方向断面図であ
る。
【図16】補助マスクをシャドウマスク本体の蛍光体ス
クリーン側に配置した場合のシャドウマスク本体および
補助マスクの断面形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1…パネル 5…蛍光体スクリーン 6…シャドウマスク構体 7…シャドウマスク 8…マスクフレーム 9B、9G、9R…電子ビーム 10…電子銃 14、40…シャドウマスク本体 20、45…補助マスク 12、26、28、30…開孔 18、27、29、31…ブリッジ 13、21、41、46…有効部 17、24…スカート部 44、49…位置決め用開孔
フロントページの続き (72)発明者 竹中 滋男 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5C031 EE02 EE03 EH06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光体スクリーンが設けられたパネ
    ルと、 前記蛍光体スクリーンに向かって電子ビームを放出する
    電子銃と、 前記パネルの内側に前記蛍光体スクリーンに対向して配
    置され、多数の電子ビーム通過孔が形成された矩形状の
    有効部を有し、前記矩形状有効部はその中心を通って互
    いに直交する長軸および短軸を有している、シャドウマ
    スク本体と、 前記シャドウマスク本体の周辺が固定されるマスクフレ
    ームと、 を具備するカラー受像管において、 前記シャドウマスク本体の有効部の短軸近傍領域に固定
    され、多数の電子ビーム通過孔を有するとともに、前記
    短軸を長手方向とする帯状の補助マスクを有する、こと
    を特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】前記補助マスクは、前記シャドウマスク本
    体の有効部の長軸方向径に対して中央1/3の領域で選
    択された部分に固定されていることを特徴とする請求項
    1記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】前記補助マスクの長手方向外形は前記シャ
    ドウマスク本体の短軸方向有効部径より大きく、短手方
    向外形は前記シャドウマスク本体の長軸方向有効部径よ
    り小さい、帯状であることを特徴とする請求項2記載の
    カラー受像管。
  4. 【請求項4】前記シャドウマスク本体は、周辺部が管軸
    に沿うように折り曲げられることで形成されるスカート
    部を有し、 前記補助マスクは、多数の電子ビーム通過孔が形成され
    ている有効部とこの有効部から前記短軸方向の両端につ
    ながっている非有効部とを有し、 前記補助マスクの前記非有効部が、前記スカート部と重
    畳するように折り曲げられ、スカート部に固定されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のカラー受像管。
  5. 【請求項5】前記補助マスクの素材は、前記シャドウマ
    スク本体の素材と実質的に同じ熱膨張係数のものである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載のカラー受像管。
  6. 【請求項6】前記補助マスクの板厚は前記シャドウマス
    ク本体の板厚以上であることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれか1項に記載のカラー受像管。
  7. 【請求項7】前記シャドウマスク本体に前記補助マスク
    が固定された領域である重畳部と固定されていない領域
    である非重畳部との境界近傍で、前記補助マスクの短軸
    方向有効部径と前記シャドウマスク本体の重畳部での短
    軸方向有効部径の少なくとも一方は、前記非重畳部にお
    ける短軸方向有効部径と実質的に同じであることを特徴
    とする請求項3記載のカラー受像管。
  8. 【請求項8】前記補助マスクの電子ビーム通過孔は、前
    記シャドウマスク本体の電子ビーム通過孔径に対して長
    軸方向および短軸方向の少なくとも一方の開孔径が大き
    いことを特徴とする請求項2記載のカラー受像管。
  9. 【請求項9】前記補助マスクの有効部内の電子ビーム通
    過孔間隔は、対応する前記シャドウマスク本体の電子ビ
    ーム通過孔間の間隔に対して、長軸方向および短軸方向
    の少なくとも一方向で小さくなっていることを特徴とす
    る請求項2記載のカラー受像管。
JP2000392891A 2000-12-25 2000-12-25 カラー受像管 Pending JP2002197989A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000392891A JP2002197989A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 カラー受像管
EP01129321A EP1220274A3 (en) 2000-12-25 2001-12-14 Color cathode ray tube
US10/015,626 US6803713B2 (en) 2000-12-25 2001-12-17 Color cathode ray tube
KR10-2001-0082371A KR100438506B1 (ko) 2000-12-25 2001-12-21 컬러음극선관
CN01143983A CN1366324A (zh) 2000-12-25 2001-12-25 彩色阴极射线管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000392891A JP2002197989A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 カラー受像管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002197989A true JP2002197989A (ja) 2002-07-12

Family

ID=18858808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000392891A Pending JP2002197989A (ja) 2000-12-25 2000-12-25 カラー受像管

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6803713B2 (ja)
EP (1) EP1220274A3 (ja)
JP (1) JP2002197989A (ja)
KR (1) KR100438506B1 (ja)
CN (1) CN1366324A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102998A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Color cathode ray tube

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403772B1 (ko) * 2001-06-15 2003-10-30 엘지전자 주식회사 개선된 코팅막을 가지는 평면 브라운관
JP2003346678A (ja) 2002-05-22 2003-12-05 Toshiba Corp カラー陰極線管およびその製造方法
JP2004071322A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Toshiba Corp カラー陰極線管およびその製造方法
JP6134525B2 (ja) * 2012-02-13 2017-05-24 株式会社メガチップス キャリブレーション回路
KR20250111442A (ko) 2024-01-15 2025-07-22 주식회사 위더스헬스케어 튜브형 의약품 용기의 캡 조립체 및 이를 구비한 의약품 용기

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4293792A (en) * 1979-12-18 1981-10-06 Rca Corporation Color picture tube having improved slit type shadow mask
JPS5844644A (ja) * 1981-09-10 1983-03-15 Toshiba Corp カラ−受像管用マスクの製作法
JPS58201232A (ja) * 1982-05-20 1983-11-24 Toshiba Corp カラ−陰極線管
JPS60243945A (ja) * 1984-05-18 1985-12-03 Toshiba Corp カラ−受像管
US5079477A (en) * 1988-02-02 1992-01-07 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Slot type shadow mask
DE3919332C2 (de) * 1988-06-17 1994-06-23 Mitsubishi Electric Corp Lochmaske für eine Farbbildröhre
JPH02143759A (ja) 1988-11-25 1990-06-01 Pfu Ltd ルーティング情報更新処理方式
JPH02143759U (ja) * 1989-05-08 1990-12-06
JPH0367440A (ja) * 1989-08-03 1991-03-22 Mitsubishi Electric Corp シャドウマスク式カラー受像管
JPH03192634A (ja) * 1989-12-20 1991-08-22 Mitsubishi Electric Corp シャドウマスク式カラー受像管
KR0130003B1 (ko) * 1989-12-31 1998-04-07 김정배 음극선관용 새도우 마스크
JP2780245B2 (ja) * 1991-08-07 1998-07-30 三菱電機株式会社 カラー受像管用シャドウマスクおよびその製造方法
JPH0574362A (ja) * 1991-09-11 1993-03-26 Mitsubishi Electric Corp シヤドウマスク構体
KR0127855Y1 (ko) * 1994-08-26 1998-10-15 엄길용 음극선관용 새도우마스크
US5686784A (en) * 1995-03-13 1997-11-11 Wickeder Westfalenstahl Gmbh Composite shiftable aperture mask
JPH0922664A (ja) * 1995-07-05 1997-01-21 Toshiba Corp カラー受像管用シャドウマスク
KR100217135B1 (ko) * 1996-06-14 1999-09-01 구자홍 칼라수상관용 새도우마스크
US5685784A (en) * 1996-08-19 1997-11-11 Butler; Byron Golf club putter head
US5863681A (en) * 1996-09-19 1999-01-26 Wickeder Westgalenstahl Gmbh Composite shadow mask
JPH11185650A (ja) * 1997-12-18 1999-07-09 Toshiba Corp カラー受像管
KR200204586Y1 (ko) * 1998-11-09 2001-01-15 김순택 섀도우 마스크 조립체

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003102998A1 (en) * 2002-05-30 2003-12-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Color cathode ray tube
US7045941B2 (en) 2002-05-30 2006-05-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Color cathode ray tube

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020052950A (ko) 2002-07-04
US20020079807A1 (en) 2002-06-27
KR100438506B1 (ko) 2004-07-03
EP1220274A2 (en) 2002-07-03
CN1366324A (zh) 2002-08-28
EP1220274A3 (en) 2007-06-06
US6803713B2 (en) 2004-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100345633B1 (ko) 칼라 음극선관
JP2002197989A (ja) カラー受像管
US6552481B2 (en) Color cathode ray tube having deformation-resistant shadow mask
JPH10199436A (ja) カラー受像管およびその製造方法
US6894444B2 (en) Color cathode ray tube and method of manufacturing the same
JP2004071322A (ja) カラー陰極線管およびその製造方法
JP2001057162A (ja) カラー受像管
JP2002304953A (ja) カラー陰極線管およびその製造方法
KR20030004095A (ko) 칼라 음극선관
JP2004171956A (ja) カラー陰極線管およびその製造方法
JP2004171998A (ja) カラー陰極線管
US7227298B2 (en) Color picture tube and method for manufacturing the same
US7045941B2 (en) Color cathode ray tube
JP2003346674A (ja) カラー陰極線管
JP2005216521A (ja) シャドウマスク及びそれを用いたカラー受像管
JPS6367311B2 (ja)
JP2002117783A (ja) カラー陰極線管
JP2003346679A (ja) カラー陰極線管およびその製造方法
EP1220275A2 (en) Shadow mask and color cathode ray tube
JP2006156222A (ja) カラー受像管
JP2002042669A (ja) スロット型シャドウマスク
JP2002270110A (ja) シャドウマスク及びカラー受像管
JP2001351537A (ja) カラー陰極線管用シャドウマスク構体及びカラー陰極線管
JP2002260548A (ja) シャドウマスク及びカラー陰極線管
JP2007073294A (ja) カラー受像管