JP2002197702A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2002197702A
JP2002197702A JP2000392453A JP2000392453A JP2002197702A JP 2002197702 A JP2002197702 A JP 2002197702A JP 2000392453 A JP2000392453 A JP 2000392453A JP 2000392453 A JP2000392453 A JP 2000392453A JP 2002197702 A JP2002197702 A JP 2002197702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング回路からのノイズの放出を効果
的に除去するとともに、電磁シールドをも可能にした光
ヘッド装置を提供すること。 【解決手段】 光ヘッド装置1において、フレーム3に
は、高周波重畳モジュール412を覆うシールドケース
60と、接地用のプレート50とが共通のネジで取り付
けられ、かつ、シールドケース60は、高周波重畳モジ
ュール412のグランドパターン413にノイズフィル
タ414を介して電気的に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディス
ク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッ
ド装置に関するものである。さらに詳しくは、光ヘッド
装置における電磁ノイズ対策のための構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の光記録媒体の記録、再
生に用いられる光ヘッド装置では、光源からの出射光を
導光系を介して対物レンズに導き、この対物レンズによ
って収束させた光を光記録媒体に収束させる。この際
に、対物レンズのトラッキング方向およびフォーカシン
グ方向への駆動は、レンズ駆動装置によって行われる。
また、光記録媒体からの戻り光については、やはり導光
系を介して受光素子に導くようになっている。ここで、
導光系を構成する各種光学部品は、光源や受光素子など
とともに、フレーム上の所定位置に搭載されている。ま
た、フレームには、光源に供給する信号に高周波を重畳
するためのスイッチング回路が実装された基板も搭載さ
れている。
【0003】ここで、スイッチング回路は高周波で動作
するため、ノイズを発生させる。そこで、従来は、スイ
ッチング回路が実装された基板上に、ノイズ除去用のキ
ャパシタやインダクタなどといったノイズフィルタを実
装し、このノイズフィルタで除去したノイズを接地板を
介して放熱板に逃がしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ヘッド装置では、基板のグランドパターンに入り込ん
だノイズはノイズフィルタによって除去されるが、スイ
ッチング回路から直接、外部に放出されるノイズを除去
することができないという問題点がある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
スイッチング回路からのノイズの放出を効果的に除去す
るとともに、電磁シールドをも可能にした光ヘッド装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、光源と、該光源からの出射光を光記録
媒体に収束させる対物レンズを駆動するレンズ駆動装置
と、光記録媒体からの戻り光を受光するための受光素子
と、前記光源に供給する信号に高周波を重畳するための
スイッチング回路と、前記光源、前記レンズ駆動装置、
前記スイッチング回路、および前記受光素子が搭載され
たフレームとを有する光ヘッド装置において、前記フレ
ームには、前記スイッチング回路を覆うシールド材と、
前記スイッチング回路のグランド線にノイズフィルタを
介して電気的に接続する接地部材とを取り付けるととも
に、前記シールド材については、前記ノイズフィルタと
前記接地部材との間に電気的に接続することを特徴とす
る。
【0007】本発明では、スイッチング回路を覆うシー
ルド材が配置されており、シールド材は、ノイズフィル
タと接地部材との間に電気的に接続されているので、ス
イッチング回路は、シールド材によって電磁シールドさ
れた状態にある。従って、スイッチング回路から直接、
外部に放出されようとするノイズを遮断することがで
き、光ヘッド装置の周囲に配置された機器に対して電磁
波障害を引き起こすことがない。
【0008】本発明において、前記接地部材と前記シー
ルド材とは、共通のネジによって前記フレームに取り付
けられていることにより電気的に接続していることが好
ましい。このように構成すると、接地部材およびシール
ド材のフレームへの固定と、接地部材とシールド材との
電気的な接続を同一のネジで兼用することができる。
【0009】本発明において、前記シールド材は、前記
スイッチング回路が実装された基板とハンダ付けされた
細幅部分を備えていることが好ましい。シールド材と基
板とを電気的に接続するにあたって、シールド材の平板
部を基板にハンダ付けしようとすると、シールド材側の
熱容量が大きすぎてハンダ付けをスムーズに行えないと
いう問題、あるいは基板上のパターンとシールド材との
短絡という問題があるが、シールド材に細幅部分を形成
しておき、この細幅部分を基板とハンダ付けするのであ
れば、熱容量が小さいのでハンダ付けをスムーズに行う
ことができ、かつ、予期せぬ短絡を回避することもでき
る。
【0010】本発明において、前記シールド材は、前記
スイッチング回路が位置する側とは反対方向に折り曲げ
られた補強リブを備えていることが好ましい。光ヘッド
装置では、重量増加や余計な振動発生を発生を避けなけ
ればならないが、シールド材をリブで補強しておけば、
軽量でありながら強度の強いシールド材を構成すること
ができる。また、補強リブを形成するにあたって、シー
ルド材の端部をスイッチング回路が位置する側とは反対
方向に折り曲げるのであれば、スイッチング回路が実装
された基板とシールド材とが干渉することがない。ま
た、スイッチング回路が位置する側には、光ヘッド装置
の他の部材が存在するが、シールド材の端部をスイッチ
ング回路が位置する側とは反対方向に折り曲げるのであ
れば、光ヘッド装置の他の部材とシールド材との干渉を
も防止することができる。
【0011】本発明において、前記シールド材は、前記
スイッチング回路が実装された基板に対して当該スイッ
チング回路が構成されている側の基板面に対向する面を
備えたケース形状を有しているとともに、該ケース形状
のシールド材には、放熱用の開口が形成されていること
が好ましい。スイッチング回路から直接、外部にノイズ
が放出されるのを防ぐには、スイッチング回路をできる
だけ囲むようにケース形状のシールド材を用いることが
好ましく、かつ、このケース形状のシールド材に開口を
形成しておけば、ここから熱を放出することができるの
で、ケース内が高温になるのを防止することができる。
【0012】本発明は、前記フレームが樹脂製である場
合に特に効果的である。すなわち、アルミニウム製のフ
レームであれば、このフレーム自身を接地部材として利
用でき、かつ、シールド効果も備えているが、樹脂製の
フレームの場合には、このような機能を備えていないか
らである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した光ヘッド装置を説明する。
【0014】[全体構成]図1は、CD、CD−R、お
よびDVDの記録再生を行う光ヘッド装置の要部の平面
図である。図2(A)、(B)、(C)、(D)は、そ
れぞれ図1に示す光ヘッド装置の平面図、左側面図、右
側面図および底面図である。図3(A)、(B)、
(C)、(D)は、それぞれ図1に示す光ヘッド装置に
用いた樹脂製フレームの平面図、左側面図、右側面図お
よび底面図である。
【0015】図1、図2および図3に示すように、光ヘ
ッド装置1は、樹脂製のフレーム3を有している。この
フレーム3は、機器に対して相互に平行となるように取
り付けた2本のガイドシャフト2A、2Bが連結部30
1、302、303に通されていることにより、ガイド
シャフト2A、2Bに沿って移動可能である。このフレ
ーム3上には、以下に説明する光学系が構成されてい
る。
【0016】光ヘッド装置1の光学系は、第1のレーザ
光L1を出射するDVD用のレーザダイオード4と、第
2のレーザ光L2を出射するCD用のレーザダイオード
5とを備え、各レーザダイオード4、5から出射された
第1および第2のレーザ光L1、L2を共通光路6に導
き、この共通光路6を利用してCD、CD−R、および
DVDの全ての記録再生を行うことができるようになっ
ている。
【0017】共通光路6は、フレーム3上に搭載された
受光素子11、センサレンズ10、導光系20、コリメ
ートレンズ7、および立ち上げミラー8と、立ち上げミ
ラー8の上方に配列された対物レンズ9とによって規定
されている。
【0018】DVD用レーザダイオード4はDVDの記
録再生用であり、波長650nmあるいは635nmの
第1のレーザ光L1を出射する。一方、CD用レーザダ
イオード5は、CDおよびCD−Rの記録、再生用であ
り、波長780〜800nmの第2のレーザ光L2を出
射する。レーザダイオード4、5は、共通光路6の導光
系20の同一の側において、相互の光軸L10、L20
が平行となるように配列されている。ここに図示の例で
は、DVD用レーザダイオード4の方がCD用レーザダ
イオード5よりも受光素子11の側に配置されている。
【0019】DVD用レーザダイオード4から出射され
た第1のレーザ光L1は直接、導光系20に入射する。
一方、CD用レーザダイオード5から出射された第2の
レーザ光L2は、回折格子12を介して導光系20に入
射する。回折格子12は、所定の回折特性が付与されて
おり、CD用レーザダイオード5から出射された第2の
レーザ光L2を3ビームに分割する。
【0020】DVD用のレーザダイオード4が実装され
た回路基板410は、フレーム3の側面317に対し
て、接地用のプレート50を介して接着固定され、か
つ、この回路基板410には、詳しくは後述するシール
ドケース60が被せられている。それにより、DVD用
のレーザダイオード4は、フレーム3に形成されている
穴305の入口部分に配置され、この穴305を通して
第1のレーザ光L1を導光系20に出射する。なお、プ
レート50については、図2(D)において右下がりの
斜線領域として表してある。
【0021】また、CD用のレーザダイオード5が固着
されたヒートシンク40は、フレーム3の側面316に
接着固定されている。それにより、CD用のレーザダイ
オード5は、フレーム3に形成されている穴306の入
口部分に配置され、この穴306を通して第2のレーザ
光L2を回折格子12を介して導光系20に出射する。
【0022】さらに、受光素子11が実装された回路基
板110は、フレーム3の側面311に対して接着固定
され、それにより受光素子11はフレーム3に搭載され
ている。
【0023】ここで、DVD用のレーザダイオード4が
実装された回路基板410、および受光素子11が実装
された回路基板110は、共通のフレキシブル基板77
の裏面側に、厚手の基板が貼り合わされたものであり、
ヒートシンク40に固着されたCD用のレーザダイオー
ド5にも接続されている。なお、フレキシブル基板77
については、図2(A)、(C)において、右上がりの
斜線領域として表してある。
【0024】導光系20は、部分反射面を備えたハーフ
ミラー21と、部分反射面を備えたプリズム22とから
構成されている。ハーフミラー21は、その部分反射面
がレーザダイオード4から出射された第1のレーザ光L
1の光軸L10に対して45度傾斜した状態となるよう
に配置されている。プリズム22は、その部分反射面が
レーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2
の光軸L20に対して45度傾斜した状態となるように
配置されている。
【0025】このように構成した本例の光ヘッド装置1
において、ハーフミラー21に入射するDVD用の第1
のレーザ光L1は、ハーフミラー21の部分反射面によ
ってほぼ半分の光成分が反射され、反射光は、その光軸
が90度折り曲げられてプリズム22の部分反射面に入
射する。そして、この部分反射面に入射したレーザ光L
1の大部分はそのまま透過して立ち上げミラー8に向か
う。一方、プリズム22に入射するCD用の第2のレー
ザ光L2は、プリズム22の部分反射面によってほぼ半
分の光成分が反射され、その光軸が90度折り曲げられ
て立ち上げミラー8に入射する。このようにハーフミラ
ー21およびプリズム22で構成される導光系20によ
って第1および第2のレーザ光L1、L2が共に共通光
路6に導かれる。
【0026】導光系20によって共通光路6に導かれた
DVD用のレーザ光L1、およびCD用のレーザ光L2
は、立ち上げミラー8によって直角に反射された後、コ
リメートレンズ7によって平行光束に変換される。平行
光束とされたレーザ光L1、L2は、対物レンズ9に導
かれ、この対物レンズ9を介して、DVD用のレーザ光
L1は光記録媒体であるDVDの記録面に光スポットと
して集光する。また、CD用のレーザ光L2は光記録媒
体であるCDあるいはCD−Rの記録面に光スポットと
して集光する。
【0027】光記録媒体で反射したレーザ光L1、L2
の戻り光は、対物レンズ9、コリメートレンズ7、およ
び立ち上げミラー8を戻り、再び導光系20に戻る。こ
れらの戻り光のうち、DVD用のレーザ光L1の戻り光
は、大部分がプリズム22の部分反射面をそのまま透過
してハーフミラー21に戻る。そして、ハーフミラー2
1の部分反射面を通ってその半分が透過してセンサレン
ズ10に入射する。一方、CD用のレーザ光L2の戻り
光は、プリズム22の部分反射面を通ってその半分が透
過してハーフミラー21に戻る。そして、ハーフミラー
21の部分反射面をそのまま透過してセンサレンズ10
に入射する。その後、各戻り光は、センサレンズ10を
通って共通の受光素子11に集光する。センサレンズ1
0は、双方のレーザ光L1、L2の戻り光に対して非点
収差を発生させるためのレンズである。
【0028】本形態において、センサーレンズ10は、
フレーム3に形成されている穴307の出口部分に配置
され、この穴307を通してハーフミラー21を透過し
てきた光を受光素子11が検出する。
【0029】このように構成した光ヘッド装置1におい
て、対物レンズ9をフォーカシング方向およびトラッキ
ング方向に駆動する対物レンズ駆動装置70は、対物レ
ンズ9を保持したレンズホルダ71を有している。この
レンズホルダ71は、円筒状の胴部72と、この胴部7
2の内側に形成された円筒状の軸受け部73を備えてい
る。胴部72の外周面には一対のトラッキング駆動用コ
イル81と、一対のフォーカシング駆動用コイル82が
構成されている。
【0030】また、フレーム3に保持されているホルダ
支持部材35の底壁からは支軸91が直立し、この支軸
91はレンズホルダ71の軸受け部73の内側に差し込
まれている。ホルダ支持部材35には外壁356および
内壁357が形成され、外壁356にはトラッキング用
駆動コイル81と対峙してトラッキング磁気回路を構成
する一対のトラッキング用駆動マグネット83が取り付
けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91の
回りに回転させ、トラッキングエラー補正を行うことが
できる。
【0031】また、外壁356にはフォーカシング用駆
動コイル82に対峙してフォーカシング磁気回路を構成
する一対のフォーカシング用駆動マグネット84が取り
付けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91
の軸線方向に移動させ、フォーカシングエラー補正を行
うことができる。
【0032】なお、レンズホルダ71には、ホルダ支持
部材35の切り起こし部359に途中位置が支持された
フレキシブル基板77が接続されている。また、ホルダ
支持部材35の上面には、カバー355が被せられてい
る(図2(A)を参照)。
【0033】[シールド構造]図4は、本形態の光ヘッ
ド装置1において、回路基板410に実装された高周波
重畳モジュールに対するシールド構造を示す説明図であ
る。図5は、このシールド構造を施した回路基板410
周辺の構造を示す分解斜視図である。図6(A)、
(B)はそれぞれ、このシールド構造を左斜め上方から
みたときの説明図、および右斜め上方からみたときの説
明図である。
【0034】図4および図5に示すように、本形態の光
ヘッド装置1において、回路基板410では、穴305
に向かってDVD用レーザダイオード4が裏面側に向か
って突き出ているとともに、表面側には、CD用レーザ
ダイオード5によってCD−Rに対する記録を行う際
に、このCD用レーザダイオード5への信号に高周波を
重畳させるためのスイチング素子411を備えた高周波
重畳モジュール412(スイッチング回路)と、回路基
板410のグランドパターン413に入り込んだノイズ
を電気的に遮断するノイズ除去用のインダクタからなる
ノイズフィルタ414が実装されている。なお、回路基
板410からはフレキシブル基板77が上方に延びてい
る。
【0035】回路基板410には、図5および図6を参
照して詳述するシールドケース60が被せられるように
なっており、このシールドケース60、ノイズフィルタ
414、およびプレート50は、図4に示すように電気
的に接続されている。すなわち、回路基板410のグラ
ンドパターン413とプレート50とは、ノイズフィル
タ414を介して電気的に接続しているとともに、この
ノイズフィルタ414とプレート50との間にシールド
ケース60が電気的に接続している。
【0036】このようなシールド構造を構成するにあた
って、本形態では、回路基板410が配置されるフレー
ム3の側面部分、プレート50、回路基板410、シー
ルドケース60は、図5および図6に示すように構成さ
れている。
【0037】まず、図5において、樹脂製のフレーム3
の側面317には、DVD用レーザダイオード4を配置
するための穴305が開口しているとともに、その側方
において、フレーム3の下面にはネジ穴370が開口し
ている。
【0038】プレート50は、接地部材として用いられ
ているとともに、放熱部材としても機能している。プレ
ート50においてフレーム3の側面に被さる部分には、
DVD用レーザダイオード4を穴305に差し込むため
の穴501が形成されているとともに、その端部におい
て、フレーム3の下面に重なる連結部分502には穴5
03が形成されている。
【0039】シールドケース60は、1枚の金属板をプ
レス加工および折り曲げ加工してなるものであり、全体
として直方体形状を有している。但し、シールドケース
60の裏面および下面は、完全な開放状態にある。シー
ルドケース60の上面から前面607にかけては、長手
方向における略中央部分に矩形の開口601が形成され
ている。また、シールドケース60の上面において、開
口601の近傍には、スリット602によって細幅部分
603が形成され、この細幅部分603の先端部604
は、シールドケース60の裏面側において水平方向に折
り曲がっている。
【0040】シールドケース60の一方の端部におい
て、高さ方向の略中央部分では側端面から裏面側に爪6
05が水平に折り曲げられている。これに対して、シー
ルドケース60の反対側の端部では、その下端部から外
側に、プレート50の連結部分502に重なる連結部分
606が折り曲げ形成され、この連結部分606にも穴
617が形成されている。
【0041】シールドケース60の下端部は、表面側に
向かって所定の幅をもって折り曲げられて補強用のリブ
608を構成している。
【0042】シールドケース60の前面607におい
て、その内側には絶縁フィルム609が貼られている。
【0043】このように構成したシールドケース60を
用いて高周波重畳モジュール412に対するシールドを
行うにあたって、本形態では、まず、プレート50をフ
レーム3の側面317に重ねた状態で、さらに回路基板
410をプレート50に重ね、プレート50の穴501
からフレーム3の穴305にDVD用レーザダイオード
4を圧入する。その結果、回路基板410およびプレー
ト50は、フレーム3に対して仮固定される。
【0044】次に、回路基板410に対してシールドケ
ース60を被せる。この状態で、フレーム3の下面部で
は、プレート50の連結部502とシールドケース60
の連結部606とが重なるので、これらの連結部50
2、606からフレーム3のネジ穴370に金属製のネ
ジ(図示せず)を止める。その結果、フレーム3に対し
てプレート50およびシールドケース60が取り付けら
れるとともに、プレート50とシールドケース60は電
気的に接続する。
【0045】この状態において、シールドケース60の
爪605は、まだ後方に向けて起立した状態にあるの
で、この爪605を回路基板410の裏側で折り曲げ、
爪605によって回路基板410の端部を抱える。この
状態で、回路基板410において高周波重畳モジュール
412が実装されている側の面、および端部は、シール
ドケース60によって覆われる。但し、シールドケース
60では、下面側が完全な開放状態にあり、かつ、上方
には開口601が形成されているので、回路基板410
は密閉状態にはない。
【0046】また、この状態で、シールドケース60の
細幅部分603の先端部604は、回路基板410にお
いてノイズフィルタ414から延びたグランドパターン
415に重なっているので、開口601からコテを差し
込んで、グランドパターン415と細幅部分603の先
端部604とをハンダ接続する。その結果、シールドケ
ース60は、ノイズフィルタ414とプレート50との
間に電気的に接続する状態になる。しかる後に、フレシ
キブル基板77を所定の状態に折り曲げる。
【0047】このように構成した光ヘッド装置1では、
高周波重畳モジュール412がシールドケース60で覆
われているので、高周波重畳モジュール412から直
接、外部に放出されようとするノイズを吸収することが
できる。また、回路基板410のグランドパターン41
3は、ノイズフィルタ414を介して接地用のプレート
50に電気的に接続しているので、グランドパターン4
13に入り込んだノイズは、ノイズフィルタ414によ
って除去され、外部へのノイズ流出を抑えることができ
る。さらに、シールドケース60は、ノイズフィルタ4
14およびプレート50の双方に電気的に接続している
ので、高周波重畳モジュール412および回路基板41
0は、シールドケース60によって電磁シールドされた
状態にある。それ故、光ヘッド装置1の周囲に配置され
た機器に対して電磁波障害を引き起こすこともない。
【0048】また、接地用のプレート50とシールドケ
ース60とは、共通のネジによってフレーム3に取り付
けられるため、組み立て工程を簡略化できるとともに、
プレート50とシールドケース60との電気的な接続を
確実に行うことができる。
【0049】さらに、シールドケース60は、細幅部分
603の先端部604で回路基板410にハンダ付けさ
れる。このため、シールドケース60側の熱容量が小さ
いので、ハンダ付けをスムーズに行うことができ、か
つ、シールドケース60と回路基板410上の他のパタ
ーンとの短絡を回避することができる。
【0050】さらにまた、シールドケース60は、高周
波重畳モジュール412が位置する側とは反対方向に折
り曲げられた補強用のリブ608を備えているため、軽
量化を目的に薄い金属板でシールドケース60を形成し
ても、十分な強度を有するので、振動などが発生しな
い。また、シールドケース60は、回路基板410、そ
れから一段高くなっている高周波重畳モジュール41
2、あるいは光ヘッド装置1を構成する他の部材に当た
らない。
【0051】また、シールドケース60は、高周波重畳
モジュール412に対向し、かつ、その側面も覆う構造
を有しているが、下面が完全に開放状態にあり、かつ、
上面側には開口601が形成されている。従って、開口
601あるいは下面開口から熱を放出することができる
ので、シールドケース60内が高温になるのを防止する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ヘッド
装置において、スイッチング回路のグランド線は、ノイ
ズフィルタを介して接地部材に電気的に接続しているの
で、スイッチング回路が実装された基板の回路パターン
に入り込んだノイズは、ノイズフィルタによって除去さ
れ、外部への流出を抑えることができる。さらに、シー
ルド材は、ノイズフィルタと接地部材との間に電気的に
接続されているので、スイッチング回路は、シールド材
によって電磁シールドされた状態にあるので、光ヘッド
装置の周囲に配置された機器に対して電磁波障害を引き
起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ヘッド装置の要部の平面
図である。
【図2】(A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ
本発明を適用した光ヘッド装置の平面図、左側面図、右
側面図、および底面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ
図2に示す光ヘッド装置に用いた樹脂製フレームの平面
図、左側面図、右側面図、および底面図である。
【図4】図1に示す光学ヘッド装置において、回路基板
に実装された高周波重畳モジュールに対するシールド構
造を示す説明図である。
【図5】図4に示すシールド構造を施した回路基板周辺
の構造を示す分解斜視図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、このシールド構造
を左斜め上方からみたときの説明図、および右斜め上方
からみたときの説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2A、2B ガイドシャフト 3 樹脂製フレーム 4 DVD用のレーザダイオード(光源) 5 CD用のレーザダイオード(光源) 6 共通光路 7 コリメートレンズ 8 立ち上げミラー 9 対物レンズ 10 センサレンズ 11 受光素子 12 回折格子(光学素子) 20 導光系 21 ハーフミラー 22 プリズム 35 ホルダ支持部材 50 プレート(接地部材) 60 シールドケース(シールド材) 70 対物レンズ駆動装置 71 レンズホルダ 370 フレームのネジ穴 410 回路基板 411 スイチング素子 412 高周波重畳モジュール 413 グランドパターン 414 ノイズフィルタ 502 プレートの連結部分 503 プレートの穴 601 シールドケースの開口 603 シールドケースの細幅部分 605 シールドケースの爪 606 シールドケースの連結部分 608 シールドケースの補強用のリブ 609 シールドケースに貼られた絶縁フィルム 617 シールドケースの穴 L1 第1のレーザ光 L2 第2のレーザ光 L10 第1のレーザ光の光軸 L20 第2のレーザ光の光軸
フロントページの続き (72)発明者 北原 裕士 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 5D119 AA12 AA32 AA50 BA01 FA05 FA33 HA41 MA02 MA03 MA09 NA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの出射光を光記録媒
    体に収束させる対物レンズを駆動するレンズ駆動装置
    と、光記録媒体からの戻り光を受光するための受光素子
    と、前記光源に供給する信号に高周波を重畳するための
    スイッチング回路と、前記光源、前記レンズ駆動装置、
    前記スイッチング回路、および前記受光素子が搭載され
    たフレームとを有する光ヘッド装置において、 前記フレームには、前記スイッチング回路を覆うシール
    ド材と、前記スイッチング回路のグランド線にノイズフ
    ィルタを介して電気的に接続する接地部材とが取り付け
    られているとともに、 前記シールド材は、前記ノイズフィルタと前記接地部材
    との間に電気的に接続されていることを特徴とする光ヘ
    ッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接地部材と前記
    シールド材とは、共通のネジによって前記フレームに取
    り付けられていることにより電気的に接続していること
    を特徴とする光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記シール
    ド材は、前記スイッチング回路が実装された基板とハン
    ダ付けされた細幅部分を備えていることを特徴とする光
    ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記シールド材は、前記スイッチング回路が位置する側
    とは反対方向に折り曲げられた補強リブを備えているこ
    とを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記シールド材は、前記スイッチング回路が実装された
    基板に対して当該スイッチング回路が構成されている側
    の基板面に対向する面を備えたケース形状を有している
    とともに、 該ケース形状のシールド材には、放熱用の開口が形成さ
    れていることを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記フレームは、樹脂製であることを特徴とする光ヘッ
    ド装置。
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