JP2988447B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2988447B2
JP2988447B2 JP9209433A JP20943397A JP2988447B2 JP 2988447 B2 JP2988447 B2 JP 2988447B2 JP 9209433 A JP9209433 A JP 9209433A JP 20943397 A JP20943397 A JP 20943397A JP 2988447 B2 JP2988447 B2 JP 2988447B2
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optical pickup
player
servo signal
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drive coil
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健一 中澤
昭敏 相島
三郎 江川
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクプレーヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】光学式ディスクプレーヤ、例えばコンパ
クトディスクプレーヤにおいては、ディスクに記録され
た信号を光学ピックアップで読み取ることによって再生
が行なわれる。この光学式ディスクプレーヤにおいて光
学ピックアップは、その内部に配される駆動コイルにサ
ーボ信号発生回路からサーボ信号が供給されることによ
ってディスクに対するトラッキング及びフォーカシング
動作が行なわれ、これによって正確に信号が読み出され
る如く制御されている。
【0003】ところで、最近になってディスクプレーヤ
内の電源供給手段である電源トランスや、ディスクプレ
ーヤの外部にある他の電子機器(例えばオーディオアン
プ)の電源供給手段である電源トランスから発生するフ
ラックスが光学ピックアップの動作に悪影響を及ぼして
いることが発見された。即ち、光学ピックアップの近く
に電源トランスがあると、この電源トランスから発生す
るフラックスによって光学ピックアップ内の駆動コイル
にサーボ信号とは関係のない余分な誘導電流が流れ、こ
のため光学ピックアップはサーボ信号による制御とは異
なる動作をしてしまい、ディスクの信号を正確に読み取
ることができなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディスクプレーヤにおいては、電源トランスをフラック
ス源とした対策は何ら実施されていないのが現状であ
る。本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、電源供給
手段である電源トランスから発生するフラックスが光学
ピックアップ内に入り込まないようにし、正確な光学ピ
ックアップの動作が行なわれるディスクプレーヤを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明のディスクプレーヤは、サーボ信号を発生す
るサーボ信号発生手段と、駆動コイルにサーボ信号が供
給されることにより駆動される光学ピックアップと、こ
の光学ピックアップの周辺に設けられる電源トランス
と、少なくとも駆動コイルと電源トランスとの相互干渉
を防止するために光学ピックアップを覆うように設けら
れ、電磁シールドされたカバー部材と、全体に電磁シー
ルドが施され、サーボ信号発生手段、光学ピックアッ
プ、電源トランス、及びカバー部材を収容する外筺と、
を備えてなるものである。
【0006】上記の如く構成される本発明のディスクプ
レーヤは、外筺の全体に電磁シールドを施すと共に光学
ピックアップのカバー部材にも電磁シールドを施した二
重のシールド構造としたことにより、プレーヤ内部や外
部の電子機器からのフラックスによる光学ピックアップ
内の駆動コイルへの悪影響を効果的に遮断することがで
きるので光学ピックアップの正確な動作が行なわれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0008】図1は携帯用小型コンパクトディスクプレ
ーヤを示し、図中1はその外筺(キャビネット)で、こ
の外筺1は外筺本体1aと、この外筺本体1aにその上
面側に設けられたディスク装着部2を開閉するように回
動自在に連結される蓋体1bとによりなる。外筺本体1
aのディスク装着部2にはターンテーブル3及び光学ピ
ックアップ4が露出されており、ターンテーブル3にデ
ィスクを載置した後に蓋体1bを閉じ、この状態でディ
スクが回転されると共に光学ピックアップ4がディスク
の径方向に移動されることによって所定の再生動作が行
なわれる。外筺本体1aの内部には、図には表わされて
いないが電源供給手段である電源トランスや、ターンテ
ーブル3の駆動用モータ及び光学ピックアップ4に供給
するサーボ信号を発生するサーボ信号発生回路をはじ
め、ディスクの信号を再生するための各種電子回路が収
容されている。
【0009】図2は据置型のコンパクトディスクプレー
ヤを示し、この据置型プレーヤにおいては外筺1の奥に
ターンテーブル3及び光学ピックアップ4が配設されて
おり、外筺1の前面から出没されるトレイ5によってこ
こまでディスクが搬送される如くなされている。即ち、
トレイ5が外筺前方に出た状態でそのディスク載置部6
にディスクを載せ、その後トレイ5を引込ませることに
よってディスクは外筺内のターンテーブル3上まで搬送
され、ここで所定の再生動作が行なわれる。外筺1の内
部には、電源供給手段である電源トランス7や、図には
表われていないがターンテーブル3の駆動用モータ及び
光学ピックアップ4に供給するサーボ信号を発生するサ
ーボ信号発生回路をはじめ、ディスクの信号を再生する
ための各種電子回路が収容されている。
【0010】図3はこれらのコンパクトディスクプレー
ヤに用いられる光学ピックアップ4を示している。この
光学ピックアップ4の構成を簡単に説明すると、図中1
0はピックアップベースで、このピックアップベース1
0は図示せずともディスクプレーヤ内に構成されるピッ
クアップ送り機構に連結されるものである。11はレー
ザ光を出射しディスクの信号を読み取るための対物レン
ズ12が載っている可動体で、この可動体11はピック
アップベース10に固着される固定基部13に支持板1
4を介して矢印a方向(トラッキング方向)及び矢印b
方向(フォーカシング方向)に揺動自在に連結支持され
ている。そして可動体11には駆動コイル(トラッキン
グコイル及びフォーカシングコイル)15が固着され、
一方この駆動コイル15に対向してピックアップベース
10側に固定されるヨーク16にはマグネット17が取
り付けられており、駆動コイル15にサーボ信号発生回
路からサーボ信号が供給されるとその磁力変化によって
可動体11が矢印a方向、b方向に揺動し、即ち対物レ
ンズ12のトラッキング、フォーカシング動作が行なわ
れる。また18は以上の光学ピックアップの駆動部を保
護するためのカバー部材で、即ちこのカバー部材18を
被せて駆動部全体を覆うことにより、埃等の侵入を防い
でいる。19は対物レンズ12から出射されるレーザー
光が通る通孔である。
【0011】そしてこのように構成される光学ピックア
ップ4を有するディスクプレーヤにおいては、光学ピッ
クアップ4を外部フラックスから守るために外筺1に全
体的に電磁シールドを施してある(図1及び図2におい
て斜線で示す部分)。即ち図1の携帯用小型プレーヤに
おいては、蓋体1bを含め外筺1の全体をシールドし、
また図2の据置型プレーヤでは外筺1の全体をシールド
で覆うと共に、トレイ5の前面部5aにもシールドを施
し、トレイ5の引込時に外筺前面のシールドと一体化さ
れるようにしてある。さらにこれらのディスクプレーヤ
内の光学ピックアップ4においても、そのカバー部材1
8の全面に電磁シールドを施してある(図3において斜
線で示す部分)。
【0012】この電磁シールドの具体的手段としては、
必要部分にシールド用導電ペースト(導電性銅ペースト
等)を塗る方法や、シールド用導電箔(電解銅箔、軟質
アルミ箔等)を貼る方法、あるいはシールド用金属繊維
を貼る方法等が考えられる(何れの場合もシャーシとア
ースをとる)。これらシールド用の導電ペースト、導電
箔、金属繊維は何れも市販されており、簡単に入手する
ことができるものである。
【0013】上記のように光学ピックアップ4のカバー
部材18に電磁シールドを施したことにより、ディスク
プレーヤ内部の電源供給手段である電源トランスから発
生するフラックスが光学ピックアップ4の駆動コイル1
5に入り込むことはない。また、ディスクプレーヤ内部
のサーボ信号発生回路等のプレーヤ内部回路や外部の電
子機器から発生するフラックスも光学ピックアップ4の
駆動コイル15に入り込むことはない。さらに光学ピッ
クアップ4の駆動コイル15でフラックスが発生した場
合、この駆動コイル15のフラックスによるプレーヤ内
部回路及び外部の電子機器への悪影響を防止することが
できる。
【0014】但し、光学ピックアップ4のカバー部材1
8に電子シールドを施しただけでは、外部の電子機器で
発生したフラックスの影響をプレーヤ内部回路が受け、
またプレーヤ内部回路でフラックスが発生した場合、こ
のプレーヤ内部回路のフラックスが外部の電子機器に悪
影響を与えるという問題が残る。
【0015】一方、ディスクプレーヤの外筺1の全体に
電磁シールドを施したことにより、外部の電子機器の電
源トランス等から発生するフラックスが光学ピックアッ
プ4の駆動コイル15に入り込むことはない。またプレ
ーヤ内部回路に悪影響を与えることもない。
【0016】但し、外筺1に電磁シールドを施しただけ
では、プレーヤ内部回路で発生したフラックスの影響を
光学ピックアップ4の駆動コイル15が受け、また駆動
コイル15でフラックスが発生した場合、この駆動コイ
ル15のフラックスによる悪影響をプレーヤ内部回路が
受けるという問題がある。
【0017】本例のディスクプレーヤは上記の2つのシ
ールドの欠点を補うため光学ピックアップ4のカバー部
材18に電磁シールドを施すと共に外筺1の全体に電磁
シールドを施し、即ち光学ピックアップ4と外筺1とで
二重のシールド構造としたものである。これにより、光
学ピックアップ4の駆動コイル15へのプレーヤ内部回
路及び外部の電子機器からのフラックスの影響はカバー
部材18の電磁シールドによって遮断されると共に、さ
らに外部の電子機器で発生するフラックスは外筺1の全
体の電磁シールドによっても遮断されるので、これら二
重のシールドにより、より強力なシールドが可能とな
る。従って、光学ピックアップ4内の駆動コイル15に
フラックスによる悪影響が及ぶことはないので、光学ピ
ックアップ4は駆動コイル15に供給されるサーボ信号
とは無関係の余分な動きをすることなく、サーボ信号に
忠実なトラッキング及びフォーカシング動作が行なわ
れ、その結果ディスクの信号を正確に読み取ることがで
きて安定した再生が行なわれることになる。
【0018】また、光学ピックアップ4の駆動コイル1
5でフラックスが発生した場合にも、上記二重のシール
ド構造により、外部の電子機器に与える悪影響を防止す
ることができる。さらにこの駆動コイル15で発生した
フラックスがプレーヤ内部回路に与える悪影響は、カバ
ー部材18の電磁シールドによって防止できる。また、
外部の電子機器で発生したフラックスがプレーヤ内部回
路に与える悪影響及びプレーヤ内部回路で発生したフラ
ックスが外部の電子機器に与える悪影響は、外筺1の電
磁シールドによって防止できる。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は図示した如きコンパクトディスクプレーヤ
に限ることなく他の光学式ディスクプレーヤ、例えばビ
デオディスクプレーヤ等にも適用可能であることは言う
までもない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな如く本発明
のディスクプレーヤは、外筺の全体に電磁シールドを施
すと共に光学ピックアップのカバー部材にも電磁シール
ドを施した二重のシールド構造としたことにより、プレ
ーヤ内部や外部の電子機器から発生するフラックスを効
果的に遮断できるので、光学ピックアップの駆動コイル
にフラックスによる悪影響が及ぶことはなく、その結果
光学ピックアップの正確な動作が行なわれる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す携帯用小型コンパクトディスクプ
レーヤの斜視図である。
【図2】実施例を示す据置型コンパクトディスクプレー
ヤの斜視図である。
【図3】実施例を示す光学ピックアップの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥外筺、4‥‥光学ピックアップ、15‥‥駆動コ
イル、18‥‥カバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ信号を発生するサーボ信号発生手
    段と、 駆動コイルに上記サーボ信号が供給されることにより駆
    動される光学ピックアップと、 上記光学ピックアップの周辺に設けられる電源トランス
    と、 少なくとも上記駆動コイルと上記電源トランスとの相互
    干渉を防止するために上記光学ピックアップを覆うよう
    に設けられ、電磁シールドされたカバー部材と、 全体に電磁シールドが施され、上記サーボ信号発生手
    段、上記光学ピックアップ、上記電源トランス、及び上
    記カバー部材を収容する外筺と、 を備えてなるディスクプレーヤ。
JP9209433A 1997-08-04 1997-08-04 ディスクプレーヤ Expired - Lifetime JP2988447B2 (ja)

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US7474499B2 (en) * 2005-07-27 2009-01-06 Seagate Technology Llc Shielded enclosure of a disc drive for reducing penetration and influence of stray fields
KR100694195B1 (ko) 2006-01-13 2007-03-14 (주)아이엠 Emi 차폐수단을 구비한 광픽업
JP5558747B2 (ja) * 2008-07-04 2014-07-23 篠原 正幸 電磁波吸収機能を有する光学式記録再生装置

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