JP2002197346A - 対象限定特典情報仲介システムの仲介コンピュータ - Google Patents

対象限定特典情報仲介システムの仲介コンピュータ

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JP2002197346A
JP2002197346A JP2000393042A JP2000393042A JP2002197346A JP 2002197346 A JP2002197346 A JP 2002197346A JP 2000393042 A JP2000393042 A JP 2000393042A JP 2000393042 A JP2000393042 A JP 2000393042A JP 2002197346 A JP2002197346 A JP 2002197346A
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玉美 塩内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品・サービス提供者のそれぞれのコンピュ
ータに格納されている対象限定特典情報を一括管理し、
利用者による対象限定特典情報の有効利用を図る。 【解決手段】 商品・サービス提供者側コンピュータ1
3から仲介コンピュータ12に提供者情報を登録する。
利用者側端末11から仲介コンピュータ12に利用者情
報を登録するに伴って仲介コンピュータ12は利用者側
コンピュータ11に利用者IDを発行する。商品・サー
ビス提供者側コンピュータ13から仲介コンピュータ1
2に対象限定特典情報を随時登録し、仲介コンピュータ
12はこれら対象限定特典情報を蓄積する。利用者側端
末11から特典検索条件と利用者IDを仲介コンピュー
タ12に送信すると、仲介コンピュータ12は、蓄積し
た対象限定特典情報の中から、特典内容が特典検索条件
に合致し、かつ、その対象限定条件が利用者の利用者情
報に合致する対象限定特典情報を抽出して利用者側端末
11に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してオンラインでやり取りされる情報のうち、受益者を
限定した対象限定特典情報を仲介するシステムに関す
る。詳しく言えば、本発明は、電子商取引や電子的な情
報提供を行う分野において、個人を特定したワン・トゥ
ー・ワン・マーケティングによる商品又はサービス提
供、固定客の開拓と確保を目的とする販売戦略、更に
は、企業や商店以外の地方行政機関やコミュニティ組織
が提供する情報を対象とする対象限定特典情報仲介シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの発展に伴い、情報提供
者と利用者とを電子的につなぐインフラが確立され、デ
ィジタル化された各種情報の中から利用者が目的の商品
又はサービスを簡単に入手することができる電子商取引
が着目されている。昨今では、ワン・トゥー・ワン(O
ne−to−One)マーケティングの提唱により、個
人を特定したサービスが様々な手段で提供されている。
【0003】電子商取引での商品又はサービス提供にお
いて、ディジタル化された様々な情報の中から必要な情
報を提供するシステムが実現されている。また、個人を
特定したサービスとして、あるいは固定客の開拓及び確
保のために、対象を限定した特典情報を目的に応じて有
効に活用し、利用者が必要とする情報を効率良く提供す
るシステムが必要とされている。
【0004】このような電子商取引におけるシステム
は、企業、商店等が得意客に対して特別に提供する会員
向け割引情報等に限らない。例えば、地方行政機関やコ
ミュニティ組織が提供する情報を電子的に配布すること
により、地域住民が必要な情報を容易に入手できるよう
にするためのシステムにも応用することができる。しか
し、地方行政機関やコミュニティ組織が提供する情報と
企業や商店が提供する情報とは、扱う機関や情報を入手
するための窓口が異なる場合が多い。このため、利用者
は雑多な情報の中から真に必要な情報を見落としがちに
なる。そこで、これらの情報をまとめて検索できるシス
テムが必要になる。
【0005】以上のように、企業(製造業、サービス
業、通信販売会社、クレジット会社)、商店(デパー
ト、卸売店、小売店)、及び、地方行政機関やコミュニ
ティ組織(町会、地域サークル)等の情報提供者が保有
する対象限定特典情報を同じ枠組みで処理、活用しなが
ら、得意客、会員、又は地域住民である利用者のために
対象限定特典情報を仲介するシステムが望まれている。
【0006】上記のような分野において、ネットワーク
を介して情報を共有し、分散したデータベースやサーバ
から利用者が必要とする情報を検索する情報提供サービ
スとして、(a)クレジットカード利用者向け特典検索
サービス、(b)通常の情報検索及び情報共有サービ
ス、(c)ワン・トゥー・ワン・マーケティング、
(d)インターラクティブ・マーケティング・インフォ
マーシャル(iMi)、などがある。また、電子化され
ていない対象限定特典情報を利用したサービスとして、
(e)紙ベースのクーポンサービス、(f)対象限定サ
ービスを活用して賢く海外旅行をする方法の提供、
(g)広告塔ビジネス、などがある。以下にこれらのサ
ービスについて説明を加える。
【0007】(a)クレジットカード利用者向け特典検
索サービス i−モード(NTTドコモグループの登録商標)携帯端
末等を利用し、クレジットカードを利用する場合の割引
サービスを提供する飲食店や娯楽施設を紹介するサービ
スである。利用者は、携帯端末のメニュー画面で自分が
所持するクレジットカードを特定した後、割引サービス
を利用したい店や施設、地域等を入力して情報検索を行
う。
【0008】(b)通常の情報検索及び情報共有サービ
ス 通常の情報検索では、自然言語のテキストを主体とした
広範囲な情報を検索対象としている。これは検索を難し
くしている第一要因であるが、すべての情報提供者に情
報の構造化や特定のフォーマットを強制することはオー
バーヘッドが大きくなるので難しい。
【0009】(c)ワン・トゥー・ワン・マーケティン
グ 利用者にとって有難いシステムとは、利用者が対象限定
特典情報を上手に活用して賢く生活できるようなシステ
ム、あるいは、情報提供者が利用者の目的に合った情報
を提供するシステム、すなわち、ワン・トゥー・ワン・
マーケティングのシステムである。ワン・トゥー・ワン
・マーケティングを展開することにより、見込みのあり
そうな特定の個人に対して情報を発信することができ、
その有効性を期待できる。現在、各企業が様々な趣向を
凝らしたワン・トゥー・ワン・マーケティングを展開し
ているが、それらのワン・トゥー・ワン・マーケティン
グのチャンネルをまとめて、統一的なアクセスを可能と
するシステムは存在しない。 (d)インターラクティブ・マーケティング・インフォ
マーシャル(iMi) iMiは、富士通ライフメディアプロジェクト部が運営
するネットである。電子ダイレクトメールとアンケート
メールとを用いて、消費者への的を絞った情報提供と、
企業側の効率的なプロモーションを実現する。電子ダイ
レクトメールでは、利用者が興味のある分野をあらかじ
め登録しておくと、その分野の最新情報に絞られたメー
ルが送られる。アンケートメールでは、企業から簡単な
アンケートのメールが利用者に届く。利用者がそのアン
ケートに回答を行うと、iMiから利用者にポイントが
与えられる。この仕組みにより、利用者から引き出した
ニーズをビジネスに活かすことを目的とする。関心を持
っている人に絞ってアプローチできるので、高い回答率
と効果を期待できる。しかし、これは利用者からのアク
ションを元に情報提供がなされるのではなく、利用者に
対して商品やサービスが提示された時点からインタラク
ションが始まる。したがって、利用者・情報提供者間の
インタラクティブなやり取りや利用者の状況に応じた情
報取得には十分に対応することができない。
【0010】(e)紙ベースのクーポンサービス 利用者は、小売店、コンビニエンスストア、郵送される
広告付特典情報誌(クーポンの小冊子)などで、自分が
受けたいクーポン情報を取得し、それを切り取って店頭
で提示することによりクーポンを利用する。冊子をめく
り、利用したい店舗のクーポンがあればそれを使用す
る。しかし、このサービスは利用する機会を忘れたり、
逃したりしやすい。また、検索機能がないため、欲しい
特典情報に辿り着けない場合がある。
【0011】(f)対象限定サービスを活用して賢く海
外旅行をする方法の提供 企業や会員制組織等の情報提供者は、固定客をつかむ方
法として、得意客や会員といった特典対象者向けに、一
部の商品やサービスを割引価格やより充実した内容で限
定提供することが多い。対象者の目的に合わせて内容を
抜粋したり絞り込んだりするため、利用者にとってこの
ような商品やサービスは価格や内容の面で魅力あるもの
が多い。このような対象限定サービスは身の回りに意外
と多くあり、価格破壊の一因ともなる。
【0012】航空会社、ホテルグループ、クレジットカ
ード会社が提供する対象限定サービスを活用して賢く海
外旅行をする方法を紹介した本も出版されている。利用
者はそのようなサービスを活用することにより、安い費
用で効率のよい旅行を楽しむことができる。また、旅行
代理店が蓄積したノウハウに基づいて提案する様々な旅
行プランを利用することもできる。しかし、そのような
旅行プランは人(スタッフ)を介して提供される。ま
た、そのような旅行プランを利用する場合であっても、
利用者が目的に応じてオプションをアレンジする必要が
ある場合も多い。
【0013】(g)広告塔ビジネス 紙ベースの割引チケット、ビール無料サービス券、お試
しチケット等、数種類のチケットやチラシを所定の場所
に置き、利用者が自由に持ち帰るようにしたサービスで
ある。街頭でランダムに配布する方法とは異なり、利用
者が利用したい情報をピックアップして必要な分だけ持
ち帰ることができる。しかし、扱うことができる情報量
には限度があり、また、分類も明確ではない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】パンフレット、規約、
ダイレクトメール、広告、チラシのような多くの情報が
電子化され、利用者がコンピュータのモニター画面上で
それらの情報を閲覧できるようになってきた。しかし、
そのような膨大な情報に目を通して必要な情報か否かを
判断し、あるいは必要な情報を探し当てるのはかなりの
時間が必要であり、利用者にとって大きな負担となる。
【0015】また、欲しい商品やサービスの提供者と、
その割引や優待情報の提供者とが異なる場合には、複数
の情報源からの情報を調べる必要がある。目的の商品又
はサービスを必要とする時期と情報提供の時期とが不適
当に隔たっているために、利用者が必要な時にその商品
又はサービスの存在を忘れていることもある。サービス
が多岐にわたる場合に、全ての情報は最初の段階で通知
されないために、利用者は自分が利用できるサービスの
全貌がわからない。更に、ある商品やサービスの提供の
有無を監視すべく、何度も情報源にアクセスしなければ
ならない。これらの理由から、登録されている全ての商
品又はサービス情報を利用者が有効に活用するのは難し
い。
【0016】以上のように、現状の電子商取引の市場に
おいては、企業、商店、会員制組織等が得意客、重要顧
客、会員に対して特別に提供する会員向け特別企画、会
員割引、お得意さまバーゲン情報、更には、地方自治体
が特定の地域に対して電子的に配布する地域情報といっ
た対象限定特典情報を利用者が有効に活用することは難
しい。
【0017】また、企業の立場からは、より積極的に利
用者にアクセスしたいというニーズがある。つまり、利
用者を限定した対象限定特典情報が企業の側に置かれて
いる場合は、利用者の方からアクセスしない限りその情
報が有効に活用されない。企業や商店が、一般価格とは
別に、見込み客や重要顧客に個別価格を提示するという
ように、顧客ごとに差別化されたサービスを提供するワ
ン・トゥー・ワン・マーケティングの容易な実現が望ま
れている。しかし、このようなワン・トゥー・ワン・マ
ーケティングの実現のために、アクセスする利用者ごと
に情報提供の内容を変える処理は非常に煩雑になる。
【0018】また、ネットワーク上に分散している複数
の商品又はサービスの提供者は、販売促進の手法とし
て、高額な費用がかかる広告やダイレクトメールの発送
を行う。あるいは、ショッピングモール全体の販売促進
イベントを利用したり、外部のマーケティング情報を自
社の販売促進に利用したり、趣向を凝らした広告宣伝を
行っている。しかし、特定の利用者に対して特別に提供
される特典情報の有効活用、すなわち、自社の情報を必
要とする利用者への確実な情報提供が十分になされてい
ないのが現状である。
【0019】また、販売促進のための活動を外部のコン
サルティング業やコーディネーターに委託し、専門家の
サポートによる高品質の情報伝達手段を利用することも
考えられるが、それにはかなり高額の費用がかかる。
【0020】本発明は、上記のような現状に鑑みてなさ
れたものであり、商品・サービス提供者のそれぞれのコ
ンピュータに格納されている対象限定特典情報を一括管
理し、利用者による対象限定特典情報の有効利用を図る
ことができる対象限定特典情報仲介システムを実現する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の対象限定特典情
報仲介システムの仲介コンピュータは、複数の商品・サ
ービス提供者側コンピュータと、複数の利用者側端末と
にネットワークを介して接続され、利用者を限定した対
象限定特典情報を仲介する仲介コンピュータである。前
記商品・サービス提供者側コンピュータから前記仲介コ
ンピュータに提供者情報を登録し、前記利用者側端末か
ら前記仲介コンピュータに利用者情報を登録するに伴っ
て前記仲介コンピュータは前記利用者側端末に利用者I
Dを発行し、前記商品・サービス提供者側コンピュータ
から前記仲介コンピュータに対象限定特典情報を随時登
録し、前記仲介コンピュータはこれら対象限定特典情報
を蓄積し、前記利用者が自分の利用目的に応じた特典検
索条件と前記利用者IDを前記利用者側端末から前記仲
介コンピュータに送信すると、前記仲介コンピュータ
は、蓄積した対象限定特典情報の中から、特典内容が前
記特典検索条件に合致し、かつ、その対象限定条件が前
記利用者の利用者情報に合致する対象限定特典情報を抽
出して前記利用者側端末に送信する。
【0022】このような仲介コンピュータによれば、利
用者と商品・サービス提供者とのチャンネルを仲介コン
ピュータが統一的に管理し、対象限定特典情報の仲介を
行うので、利用者は必要な対象限定特典情報を効率的に
検索することができる。なお、商品・サービス提供者に
は、企業や商店に限らず、行政組織やコミュニティ組織
等も含まれる。
【0023】好ましくは、前記仲介コンピュータは、前
記対象限定特典情報と共に特典識別子を前記利用者側端
末に送信し、前記利用者が前記利用者側端末を用いて、
前記仲介コンピュータから送信された対象限定特典情報
の中から必要な対象限定特典情報を選択し、その対象限
定特典情報に付与されている特典識別子を用いて前記商
品・サービス提供者側コンピュータに商品・サービスの
購入依頼を直接行う場合に、前記商品・サービス提供者
側コンピュータから前記仲介コンピュータに対して、前
記購入依頼に対応する提携売上情報を送信する。
【0024】また、前記利用者が前記利用者側端末を用
いて前記仲介コンピュータから送信された対象限定特典
情報の中から必要な対象限定特典情報を選択し、前記仲
介コンピュータに商品・サービスの購入依頼を行う場合
に、前記仲介コンピュータは前記利用者側端末からの商
品・サービスの購入依頼を前記商品・サービス提供者側
コンピュータに転送すると共に、前記利用者端末からの
商品・サービスの購入依頼に関する蓄積情報を分析して
得られたマーケティング情報を前記商品・サービス提供
者側コンピュータに送信する。
【0025】また、前記仲介コンピュータは、前記商品
・サービス提供者側コンピュータから受信した前記提携
売上情報に関する蓄積情報を分析して得られたマーケテ
ィング情報を前記商品・サービス提供者側コンピュータ
に送信することが好ましい。
【0026】更に、前記仲介コンピュータは、前記利用
者側端末から受信した特典検索条件を蓄積しておき、か
つ、前記商品・サービス提供者側コンピュータから随時
登録される前記対象限定特典情報を監視し、前記特典検
索条件に合致する対象限定特典情報が登録された場合
に、その対象限定特典情報を前記利用者側端末に送信す
ることが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の対象限定特典情報
仲介システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第1実施形態を示すブロック図である。対象限
定特典情報仲介システムは、複数の利用者側端末(以
下、単に利用者という)11、単一の仲介コンピュータ
12及び複数の商品・サービス提供者側コンピュータ
(以下、単に商品・サービス提供者という)13からな
る。
【0029】仲介コンピュータ12は、複数の商品・サ
ービス提供者13と複数の利用者11との間で対象限定
特典情報(以下、単に特典情報ということもある)を仲
介し、利用者11が登録した検索条件と商品・サービス
提供者13が登録した対象限定特典情報とを合致させ、
商品・サービス提供者13が登録した対象限定特典情報
を受信者である利用者11に送信する。すなわち、対象
限定特典情報は商品・サービス提供者13側に置くので
はなく、仲介コンピュータ12に蓄積される。
【0030】商品・サービス提供者13は、企業、商
店、会員制組織、行政、コミュニティ組織を含み、あら
かじめ提供者情報を仲介コンピュータ12に登録する。
また、利用者11もあらかじめ利用者情報を仲介コンピ
ュータ12に登録し、仲介コンピュータ12からサービ
スを利用するための利用者IDを発行してもらう。
【0031】利用者11は自分の条件に応じた特典検索
条件を仲介コンピュータ12に登録すると共に、利用者
IDを入力する。商品・サービス提供者13は対象限定
特典情報を仲介コンピュータ12に登録する。仲介コン
ピュータ12は蓄積した対象限定特典情報の中から特典
内容が検索条件に合致し、かつ、その対象限定条件が利
用者11の利用者情報に合致するものを一括検索し、利
用者11が必要とする特典情報を利用者11に送信す
る。また、必要に応じて関連する情報も付加して利用者
11に提示する。
【0032】検索に利用する対象限定特典情報や個人情
報、購買履歴は、基本的には仲介コンピュータが管理す
る。しかし、例えば検索ソフトが利用者の使用するパー
ソナルコンピュータで動く場合には、個人情報は利用者
側で管理するといった実施形態も可能である。
【0033】図2は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第2実施形態を示すブロック図である。この実
施形態では、利用者11が商品・サービスを購入する際
に、仲介コンピュータ12を介さないで商品・サービス
提供者13に商品・サービスの購入依頼を直接行う。仲
介コンピュータ12は、利用者11に対象限定特典情報
を送信する際に、特典識別子を付加して送信する。利用
者11は、その特典識別子を用いて商品・サービス提供
者13に商品・サービスの購入依頼を直接行う。この場
合、商品・サービス提供者13は特典識別子を添付した
提携売上情報を仲介コンピュータ12に送信する。そし
て、仲介コンピュータ12は、利用者11に送信した特
典識別子と商品・サービス提供者13から受信した特典
識別子を照合し、一致すれば所定の報酬を商品・サービ
ス提供者13に還元する。
【0034】図3は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第3実施形態を示すブロック図である。この実
施形態では、仲介コンピュータ12は、利用者11から
の依頼に基づいて、商品・サービス提供者13に対して
対象限定特典情報及び商品・サービスに関係する詳細情
報の送信要求を行い、その結果得られた詳細情報を利用
者に送信する。つまり、商品・サービス提供者13が仲
介コンピュータ12に対象限定特典情報を登録する際
に、その対象限定特典情報に特典の全貌が含まれている
とは限らない。そこで、登録時に含まれていない詳細情
報については、要求に応じて、商品・サービス提供者1
3から仲介コンピュータ12に送信する。こうすること
により、初期登録の情報量を軽減することができる。
【0035】図4は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第4実施形態を示すブロック図である。この実
施形態では、利用者11が仲介コンピュータ12から送
信された対象限定特典情報の中から必要な対象限定特典
情報を選択し、仲介コンピュータ12に商品・サービス
の購入依頼を行う。仲介コンピュータ12は利用者11
からの商品・サービスの購入依頼を商品・サービス提供
者13に転送する。また、利用者11からの商品・サー
ビスの購入依頼に関する蓄積情報を分析して得られたマ
ーケティング情報を要求に応じて、又は自主的に、商品
・サービス提供者13に送信する。このマーケティング
情報を外部企業のコンピュータ(以下、単に外部企業と
いう)14からの送信要求に応じて、外部企業14にも
送信するようにしてもよい。
【0036】このようなマーケティング情報を取得する
ことにより、商品・サービス提供者13(及び外部企業
14)は、一層効率的に対象限定特典情報を活用した販
売促進を実施することが可能になる。
【0037】図5は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第5実施形態を示すブロック図である。この実
施形態では、第2実施形態と同様に、利用者11は仲介
コンピュータ12を介さないで商品・サービス提供者1
3に商品・サービスの購入依頼を直接行う。仲介コンピ
ュータ12は、特典識別子を付加した対象限定特典情報
を利用者11に送信し、利用者11は、その特典識別子
を用いて商品・サービス提供者13に商品・サービスの
購入依頼を直接行う。そして、商品・サービス提供者1
3は特典識別子を添付した提携売上情報を仲介コンピュ
ータ12に送信する。更に、仲介コンピュータ12は、
提携売上情報に関する蓄積情報を分析して得られたマー
ケティング情報を要求に応じて、又は自主的に、商品・
サービス提供者13に送信する。
【0038】この実施形態においても、第4実施形態と
同様に、外部企業14からの送信要求に応じてマーケテ
ィング情報を外部企業14にも送信するようにしてもよ
い。図6は、本発明の対象限定特典情報仲介システムの
第6実施形態を示すブロック図である。この実施形態
は、仲介コンピュータ12が利用者11から特典検索条
件と利用者IDを受信した時点で、その特典検索条件に
合致する対象限定特典情報が登録されていない場合等に
有効である。仲介コンピュータ12は、利用者11から
受信した特典検索条件を蓄積しておき、かつ、商品・サ
ービス提供者13から随時登録される対象限定特典情報
を監視する。そして、蓄積した特典検索条件に合致する
対象限定特典情報が登録された時点で、その対象限定特
典情報を利用者11に送信する。
【0039】図7は、本発明の対象限定特典情報仲介シ
ステムの第7実施形態を示すブロック図である。この実
施形態では、仲介コンピュータ12は、利用者11が仲
介コンピュータ12に対して行う商品・サービスの購入
依頼に関する蓄積情報(購買履歴)に基づいて、商品・
サービス提供者13から随時登録される対象限定特典情
報を監視し、利用者11が必要とする対象限定特典情報
が登録された場合に、その対象限定特典情報を利用者1
1に送信する。
【0040】例えば、消耗部品を定期的に交換する必要
がある商品を利用者11が購入した場合に、仲介コンピ
ュータ12は、その消耗部品の交換時期が近づくと、そ
の消耗部品に関する対象限定特典情報を検索し、登録さ
れた情報があれば、その情報を利用者11に送信する。
あるいは、定期的に購入依頼が行われるサービスに関し
て同様の処理を行うことが考えられる。
【0041】なお、利用者11が仲介コンピュータ12
を介さないで商品・サービス提供者13に商品・サービ
スの購入依頼を直接行う場合にも同様のサービスを提供
することができる。この場合、仲介コンピュータ12
は、商品・サービス提供者13から受信する提携売上情
報の蓄積情報である購買履歴に基づいて、商品・サービ
ス提供者13から随時登録される対象限定特典情報を監
視することになる。
【0042】図8は、上記のような各実施形態を用いて
説明した本発明の対象限定特典情報仲介システムにおけ
るお金の流れを例示するブロック図である。仲介コンピ
ュータ12を使用した情報仲介サービスがビジネスとし
て成功するためには、このようなお金の流れについても
考慮しておく必要がある。
【0043】図8において、仲介コンピュータ12(を
運営する情報仲介サービス提供者)は、利用者11及び
商品・サービス提供者13からサービス使用料を受け取
る。また、対象限定特典情報登録料、販売手数料、コン
テンツ作成代行料等を商品・サービス提供者13から受
け取ることもできる。マーケティング情報料を商品・サ
ービス提供者13及び外部企業14から受け取ることも
できる。更に、その他のサービス提供者15から仲介手
数料を受け取ることも可能である。一方、利用者11及
び商品・サービス提供者13には、サービスの利用頻
度、取引金額等に応じたサービス利用報酬が仲介コンピ
ュータ(情報仲介サービス提供者)12から還元され
る。
【0044】本発明の対象限定特典情報仲介システムに
よれば、利用者11と商品・サービス提供者13とのチ
ャンネルを仲介コンピュータ12が統一的に管理し、対
象限定特典情報の仲介を行うので、利用者11は必要な
対象限定特典情報を効率的に検索することができる。ま
た、商品・サービス提供者13は、登録のための共通フ
ォーマットを利用して対象限定特典情報を入力すること
により、検索システムが効率的に機能する対象限定特典
情報を簡単に登録することができる。更に、利用者11
の顧客ランク度に応じて提供する情報の内容を変える処
理が共通フォーマットの切り替え機能を利用することに
よって容易になる。
【0045】
【実施例】本発明の実施例として、対象限定特典情報仲
介システムを用いた検索サービスを「WiseCons
umer」と呼ぶこととして、以下具体的に説明する。
このWiseConsumerを利用すると、利用者は
自分が利用できる様々な特典を簡単に検索し、有効に活
用することができる。また、商品・サービス提供者は、
情報を提供したい顧客に適合する特典情報を提示し、そ
れによって売上の向上及び固定客の確保を図ることがで
きる。また、オンラインで検索サービスを提供するの
で、高いオンデマンド性が期待され、新しい特典情報を
タイムリーに利用者に提供することができる。
【0046】(実施例1)まず、商品・サービス提供者
側の登録例を示す。ネットワーク上に分散している複数
の商品・サービス提供者は、仲介コンピュータ12が用
意する商品・サービス提供者用ユーザーインターフェイ
スを用いて、商品・サービス提供者側コンピュータ13
から必要な提供者情報を登録する。仲介コンピュータ1
2は、共通インターフェイスで登録されたデータを受信
すると、適切な構造化を行いデータベースに格納する。
物理的な店舗を構えている飲食店や、航空会社、娯楽施
設、ホテル等がそれぞれ自社の対象限定特典情報を登録
する。
【0047】図9は、商品・サービス提供者(デパー
ト)が店舗情報を登録する際のユーザーインターフェイ
ス例を示す図である。商品・サービス提供者は、このユ
ーザーインターフェイスを用いて、店舗名、担当者の氏
名、住所、電話番号、ファクシミリ番号、ホームページ
アドレス、電子メールアドレス、店舗の所在地、電話番
号、ファクシミリ番号、営業時間、定休日、アクセス情
報、コメント、決済サービス(カード決済で使用できる
カードの種類等)、利用可能な物流サービス等の店舗情
報を登録する。実在の店舗を持たずにインターネット販
売のみを行う商品・サービス提供者のためには、図9の
例とは少し異なるユーザーインターフェイスが用意され
る。商品・サービス提供者は、自社の情報に変更が発生
した場合は、速やかに情報の登録更新を行うことが義務
付けられている。
【0048】例えば大手航空会社のように、自社の情報
登録フォーマットや必要な項目が確立されている場合、
そして、そのような情報がある程度公開されている場合
は、仲介コンピュータから提供されるユーザーインター
フェイス中にデフォルトで所在地、ホームページアドレ
ス、電子メールアドレス等があらかじめ記入されてい
る。もちろん、必要に応じてデフォルト情報を訂正又は
追加することができる。また、商品・サービス提供者の
手間を省くために、電子メールを用いた登録を受け付け
ることも考えられる。
【0049】図10は、商品・サービス提供者が特典情
報を登録する際のユーザーインターフェイス例を示す図
である。図9の店舗情報登録用ユーザーインターフェイ
スで登録された情報は、図10の特典情報登録用ユーザ
ーインターフェイスに継承される。したがって、必要に
応じて項目の変更、追加を行い、特典内容、有効期限を
記入するだけでよい。これにより、商品・サービス提供
者は、自社のプロモーションを簡単に随時登録すること
が出来る。図10の特典情報登録用ユーザーインターフ
ェイスで必要な項目の入力が終了すると、「次へ」ボタ
ンを押下して図11の画面に進む。
【0050】図11は、商品・サービス提供者のカテゴ
リを登録するためのユーザーインターフェイス例を示す
図である。このユーザーインターフェイスのサービス提
供元の欄で企業を選択するとプルダウンメニューで企業
の内訳が表示され、その中から例えば百貨店を選択す
る。同様にして、カテゴリ(対象商品)を選択する。サ
ービス内容の欄は、上記のようにして登録された内容が
確認のために表示されている。登録内容を確認して「登
録」ボタンを押下すると、これらの登録情報がWise
Consumerのデータベースに構造化データとして
格納される。
【0051】以上のような商品・サービス提供者による
登録は、ネットワークに接続された商品・サービス提供
者側コンピュータ13を用いて入力した情報がネットワ
ークを介して仲介コンピュータ12に送信されることに
よって行われる。但し、商品・サービス提供者側コンピ
ュータ13は、ワークステーション、パーソナルコンピ
ュータ等の一般にコンピュータと称されるものに限ら
ず、例えば携帯端末等の簡易的な装置をも含む意であ
る。要は、ユーザーインターフェイスを表示する表示装
置、キーボード等の入力装置、及びネットワークに接続
するための通信装置を備えたものであればよい。利用者
が使用する利用者側端末11についても同様である。
【0052】次に、利用者が利用者側端末11を用いて
行う利用者情報及び特典検索条件登録の例を説明する。
図12は、利用者が利用者情報を登録するためのユーザ
ーインターフェイス例を示す図である。利用者は、この
ユーザーインターフェイスにしたがって、名前、電話番
号、趣味、所持するカードの情報等の項目を入力する。
クレジットカードに関しては、ランク付け個人情報の検
索が必要な場合にカードID又は会員IDの入力も求め
られる。その他のカードとして、飲食店等が発行するサ
ービスカード、ホテルのメンバーズカード、クラブ会員
証等が含まれる。この際、仲介コンピュータに登録され
ているサービス提供元の一覧を参照することができる。
利用者の個人情報を登録することにより、必要でない情
報を提供する無駄を防ぎ、利用者に目的に応じて絞り込
んだ情報の提供が可能となる。
【0053】利用者の個人情報が登録されると、仲介コ
ンピュータ12から、このサービスを利用するための利
用者IDが発行される。今後、WiseConsume
rを利用する際に、この利用者IDが必要となる。ま
た、利用者IDを用いてログインすることにより個人認
証が確立され、取引の安全が確保される。
【0054】図13〜17は、利用者が本システムを利
用して特典情報の検索を行う場合のユーザーインターフ
ェイス例を示す図である。検索のためのユーザーインタ
ーフェイスとして、図13に示すイベント検索、図14
に示すキーワード検索、図15に示すカテゴリ検索、図
16に示す店名検索、そして図17に示す提供元種別検
索の5種類が用意されている。
【0055】イベント検索は、プルダウンメニューで階
層構造を辿るようにして目的の情報に至るものであり、
ある程度の推奨構造を有する。カテゴリ検索は、特典の
カテゴリで検索を行う。店名検索は、店名を指定して希
望する特典を検索する。提供者種別検索は、提供者のカ
テゴリで検索を行う。利用者IDを用いてログインした
利用者は、これらの検索方法の中から、目的に合ったも
のを選択して必要な特典検索条件を入力する。図13〜
17に示すように、所望の検索インターフェイスのタグ
をクリックすることによってその検索インターフェイス
がアクティブになる。
【0056】また、これらの検索インターフェイスは組
み合わせて使用することもできる。例えば、イベント検
索の「出張」と、カテゴリ検索の「アート&カルチャ」
と提供元種別検索の「地方自治体」をand条件として
検索を行うと、出張情報とその出張先の地方自治体が主
催するアート&カルチャ関係の特典情報を検索すること
ができる。
【0057】入力された特典検索条件にしたがって、仲
介コンピュータ12は、登録済みの特典情報と利用者の
要求を照合し、合致した情報を関連情報も含めて利用者
が利用できる特典情報として提示する。
【0058】ここで、さらに具体的な例として、福岡在
住のAさんが川崎に出張する際に、WiseConsu
merを利用して出張に関する特典情報を得る例を説明
する。従来は、個別の手続きで検索を行いながら出張に
必要な情報を調べる必要があったが、WiseCons
umerを利用することにより、Aさんは利用できる特
典情報を効率良く取得することができる。
【0059】まず、AさんはWiseConsumer
のトップページURLにアクセスし、利用者IDを入力
してログインする。図13のイベント検索画面(ユーザ
ーインターフェイス)が表示されるので、目的に応じた
検索パターンを使用する。Aさんがこのイベント検索画
面で「出張」と入力すると、あらかじめ用意されている
出張属性が順番にウイザード形式で現れるので、質問に
答えることにより検索対象が絞り込まれていく。「出
張」のキーワードを選択した場合、出張先の地名、ホテ
ル、交通機関、出張先の利用店、関連情報等が検索対象
の属性となる。仲介コンピュータ12は、はあらかじめ
利用者が登録した利用者情報から、その利用者が利用で
きる特典情報を選択し、ウイザードの中に目的の特典検
索条件を埋め込む。
【0060】図18は、仲介コンピュータから利用者に
提示されるイベント検索結果の表示画面の例を示す図で
ある。同様に、図19はキーワード検索結果の表示画面
の例を示し、図20はカテゴリ検索結果の表示画面の例
を示し、図21は店名検索結果の表示画面の例を示し、
図22は提供元種別検索結果の表示画面の例を示してい
る。
【0061】検索結果は、目的に応じた形式で提示され
る。利用者が入力した特典検索条件に対して、仲介コン
ピュータ12は、現在登録されている特典情報及び商品
・サービス情報の中から、検索条件を満たすものを検索
する。この際、価格、時期、対象、提供者に関する情報
が検索条件として考えられる。合致した情報に、その関
連情報も含めて、特典検索結果及び詳細情報として利用
者に提示する。ウェブページでの提示の他に電子メール
等を用いて提示してもよい。
【0062】図18〜22に示すように、検索結果の特
典情報の他に、関連情報のリンク先や「お知らせ」が提
示される。後述するの監視検索等もサポートされる。ま
た、ユーザ情報の登録、利用したいサービスの有効期限
などを登録しておけば、利用するカードや特典の有効期
限、誕生日サービス等を「あなただけの情報」として検
索時に提示してくれる。備忘録の表示サービスも提供す
る。これらの情報はオンデマンドで送信され、利用者の
指示により携帯端末とウェブブラウザ等を用いて受信し
見ることができる。
【0063】提示された特典検索結果の中に目的の情報
がない場合、又は再検索を希望する場合は、検索依頼を
クリアしないで、登録(保存)しておくことができる。
図18〜22の画面において、「欲しい情報がない時登
録」の登録ボタンを押下すれば、この特典検索条件が登
録される。別途表示されるダイアログを用いて、入力し
た特典検索条件のうち、どの特典検索条件を登録するか
選択できるようにしてもよい。
【0064】利用者側端末11として携帯端末を利用す
る場合、監視情報や検索結果が帰ってきた旨をブザー音
やメロディ音で知らせる通知機能を利用することができ
る。また、PHSなどの「いまどこサービス(PHSの
位置情報で関連情報を検索する)」を利用することも可
能である。
【0065】(実施例2)実施例1では、「出張」をキ
ーワードにしたイベント検索を説明したが、更に絞り込
んだ検索の方法として、AND検索を使用することがで
きる。例えば、イベント検索で「出張」を選び、キーワ
ード検索で「温泉」を選ぶと、この2つの条件を満たす
検索が実行され、一層絞り込んだ情報の提供が行われ
る。
【0066】(実施例3)商品・サービス提供者が行う
対象限定特典情報の登録方法として、共通インターフェ
イスに特典情報の詳細を入力する方法の他に、それらを
記述したファイル(別途作成されたXMLファイル等)
を仲介コンピュータ12に送信するようにしてもよい。
例えば、仲介コンピュータ12がデータベースに登録す
るXMLファイルの形式をそのまま用いてもよい。その
ようなXMLファイルの一部の例を図23に示す。登録
するファイルの形式はXMLファイルに限らず、例えば
企業が利用者に送付している電子ダイレクトメールの形
式を採用することも可能である。
【0067】(実施例4)第2実施形態で述べたよう
に、利用者11が仲介コンピュータ12を介さないで、
商品・サービス提供者13から直接商品又はサービスの
購入を行う場合の具体例を説明する。この場合に、仲介
コンピュータ12から利用者11に対して対象限定特典
情報と共に特典識別子が付与され、利用者11はその特
典識別子を用いて商品・サービス提供者13から直接商
品又はサービスの購入を行い、商品・サービス提供者1
3は特典識別子を添付した提携売上情報を仲介コンピュ
ータ12に送信する。この特典識別子は、以下の説明に
おいて「クーポンID」と呼称されるものである。
【0068】利用者は、サービス使用料を支払いWis
eConsumerに参加するが、使用料を支払っても
元が取れるほどの節約が可能であることがこのWise
Consumerサービスのメリットである。利用者は
自宅のパーソナルコンピュータ等の利用者側端末を用い
てこのサービスを利用する。
【0069】最初に、利用者11は仲介コンピュータに
サービス使用料として例えば500円を支払う。一方、
商品・サービス提供者13は、サービス使用料として例
えば10000円と、商品毎の登録料として例えば一件
当たり500円(あるいは、登録商品価格の5%など)
を支払う。
【0070】利用者11が個人情報を登録すると、仲介
コンピュータ12から利用者11に利用者IDが付与さ
れる。この利用者IDを用いてログインした利用者11
は、前述の検索ユーザーインターフェイスを用いて特典
情報を検索する。なわち、所定の特典検索条件を入力す
ると、仲介コンピュータ12が、蓄積された対象限定特
典情報と利用者の検索条件とを照合し、抽出された特典
情報が利用者に提示される。
【0071】具体例として、利用者11がDiorの美
容液を購入する例を説明する。ネットショップのディス
カウントコスメティックで買い物をする場合、カテゴリ
検索画面(図15)を用いて「ファッション」を選択
し、その中の「コスメ」を選択する。最終的に、検索依
頼を行うまでに、香水又は口紅、ブランド等の選択を行
う。WiseConsumerを利用することで、利用
者11には種々の特典が提示されるが、Diorの美容
液を選択した利用者には、「Diorカプチュール、特
典内容:1本13000円が1本で9000円、2本で
15000円,ポーチ付き、クリスマス特製パレット予
約特典有り」が提示される。利用者がそれを選択する
と、通常2本26000円が、2本15000円にディ
スカウントされ、ポーチが付き、更にクリスマスパレッ
トの予約の権利が与えられる。
【0072】特典情報を提示する際に、仲介コンピュー
タは「クーポンID」を発行し、それぞれの特典情報に
「クーポンID」が付与される。利用者11は、その特
典情報を利用する場合に、クーポンIDをダウンロード
し、そのクーポンIDを商品購入の際に提示する。こう
して、利用者11は特典付きで商品を購入し、Wise
Consumerを利用したことにより11、000円
節約できたことになる。
【0073】また、商品・サービス提供者13は、Wi
seConsumerを介して利用者に販売したとこと
を示すクーポンIDを付加した提携売上情報を仲介コン
ピュータ12に送信する。仲介コンピュータ12は、利
用者11に発行したクーポンIDと、情報提供者13か
ら受信したクーポンIDとを照合し、一致すれば、Wi
seConsumerを利用した売上が成立したと判断
する。その結果、仲介コンピュータ12から商品・サー
ビス提供者13に対して、次回からの登録料5%割引の
報酬が与えられる。
【0074】(実施例5)仲介コンピュータ12は、
「出張」等のキーワードとその属性といった検索用情
報、商品又はサービスを受けることができる資格及び有
効期限といった付加情報等を含む特典情報を検索対象と
する。通常は、検索に必要な最低限の検索条件だけをデ
ータベースに格納・管理し、その検索条件が参照する商
品に関係する情報や画像情報等の詳細情報については、
自らのデータベースには格納しない。利用者の要求に応
じて必要な場合に外部コンピュータにアクセスして詳細
情報を取得する。
【0075】こうすることにより、仲介コンピュータ1
2に負荷をできるだけ軽くすることができる。また、商
品・サービス提供者13にとっても、特典情報本体のみ
を仲介コンピュータ12に登録しておけばよい。詳細情
報については自社のホームページにアクセスしてもらう
ことにより、利用者とのコミュニケーションを図ること
ができる。なお、特典情報の基本と詳細(商品の関連情
報等)とのリンク情報については、仲介コンピュータ1
2が管理する。
【0076】(実施例6)商品・サービス提供者には、
行政組織やコミュニティ組織も含めることができる。す
なわち、行政組織やコミュニティ組織が提供する公共の
生活支援型特典についても、WiseConsumer
が提供するサービスに含めることが可能である。オンデ
マンドで公共の生活支援型特典情報が流れることによ
り、幅広い特典が利用される。また、生活支援サービス
が新しいスタイル(情報の流れ)として日常生活に浸透
する。
【0077】例えば、市報や地域情報誌の催事情報、催
事のための交通規制の情報、地域のゴミ回収情報、休日
当番医師の情報、サッカーの地域住民限定無料チケット
情報、テレビジョン放送の市政だよりといった地域密着
情報は見逃しやすい情報であるが、本システムのデータ
ベースに蓄積し活用することにより特典検索の対象とな
り有効に活用することができる。
【0078】生活支援情報もサポートするには、役所等
の行政機関や公共施設に商品・サービス提供者側端末1
3を設置する。例えば携帯端末を活用し、コンビニエン
スストアへの展開も考えられる。
【0079】(実施例7)商品・サービス提供者13に
とって、WiseConsumerを利用することのイ
ンセンティブは、自らの商品やサービスを得意客、重要
顧客、会員などに対して限定的に提供することによりワ
ン・トゥー・ワン・マーケティングを実行できることに
ある。WiseConsumerによって、利用者によ
るより徹底した検討の対象になることが期待でき、さら
にWiseConsumerは、利用者と各企業とのワ
ン・トゥー・ワンのチャンネルを個別ではなく統一的に
アクセスできるような枠組みを実現する。
【0080】さらに、次の実施例8で述べるように、マ
ーケティング情報のフィードバックを得て、自らのマー
ケティング戦略を立案、修正する際の参考とすることが
できる。
【0081】(実施例8)仲介コンピュータ12は、多
数の利用者11の検索履歴及び購買履歴を蓄積し、分析
することにより、どのような商品やサービスが求められ
ているのか、どのような条件で選択が行なわれているの
か、といった利用者のニーズを得ることができる。さら
に、利用者が登録する個人情報を参考にして分析を行
い、得られた利用者のニーズをマーケティング情報とし
て商品・サービス提供者13にフィードバックする。
【0082】利用者は、仲介コンピュータ12が提示す
る特典情報の中から、更に自分の目的に適合する特典情
報を選択し商品又はサービスの購入を行う。そのような
利用者の購買プロセスもマーケティング情報として蓄積
することができる。利用者11の情報や商品・サービス
提供者13の情報、仲介コンピュータ12に蓄積された
特典情報の統計をとり、これらを含む統計情報を商品・
サービス提供者13にフィードバックすることも可能で
ある。
【0083】商品・サービス提供者13からの要求に応
じて仲介コンピュータ12がマーケティング情報を商品
・サービス提供者13に提示する。あるいは、仲介コン
ピュータ12が自主的に(例えば定期的に)会報として
マーケティング情報を商品・サービス提供者13に送信
してもよい。いずれにしても、商品・サービス提供者1
3は、仲介コンピュータ12から取得したマーケティン
グ情報を自社の販売促進、販売戦略、特典の考案等に役
立てることができる。
【0084】(実施例9)実施例8において、Wise
Consumerの会員だけでなく外部企業に対して
も、仲介コンピュータ12が要望に応じてマーケティン
グ情報を提供する。WiseConsumerサービス
で蓄積・分析したマーケティング情報を商品として外部
企業にも有料で提供することにより、新たな収益と信頼
を得ることができる。
【0085】(実施例10)実施例4の仲介コンピュー
タ12を介しないで利用者11が直接商品・サービス提
供者13から商品又はサービスを購入するモデルにおい
ても、仲介コンピュータ12がマーケティング情報を蓄
積し、商品・サービス提供者13にフィードバックする
ことができる。仲介コンピュータ12が検索結果を利用
者11に送信示する際に、各特典情報にクーポンIDを
付加する。クーポンIDは、図18〜22に示した検索
結果のそれぞれの特典情報に付加される。利用者11が
商品・サービス提供者13に購入依頼を行う際に、クー
ポンIDも渡される。商品又はサービスの売買が成立し
たら、商品・サービス提供者13はクーポンIDを付加
した提携売上情報を仲介コンピュータ12に送信する。
仲介コンピュータ12は、商品・サービス提供者13か
ら受信した情報を利用者11のニーズや購買履歴として
蓄積し、それらの情報を分析したものをマーケティング
情報として商品・サービス提供者13にフィードバック
する。
【0086】(実施例11)実施例10において、Wi
seConsumerの会員だけでなく外部企業に対し
ても、仲介コンピュータ12が要望に応じてマーケティ
ング情報を提供する。WiseConsumerサービ
スで蓄積・分析したマーケティング情報を商品として外
部企業にも有料で提供することにより、新たな収益と信
頼を得ることができる。
【0087】(実施例12)WiseConsumer
におけるお金の流れについて説明を加える。WiseC
onsumerを運営するサービス業者は、このサービ
スで得をする利用者11及び商品・サービス提供者13
の両方からサービス利用料を得ることができる。更に、
商品・サービス提供者13が特典情報を登録する際の登
録料、及び売買が成立したときの販売手数料を商品・サ
ービス提供者13から得ることができる。利用者11及
び商品・サービス提供者13が支払うサービス利用料の
支払い形態として、月単位、年会費、利用毎等が考えら
れる。
【0088】また、外部の検索エンジンを利用し、会員
でない情報提供者からも情報を入手する。この場合は、
WiseConsumerのアクションで購買に結び付
いた場合、外部情報提供者から仲介手数料を得ることも
考えられる。
【0089】また、ホームページのより良いコンテンツ
作成等のサービスをサポートするために、コンテンツ作
成代行者やコンサルタント等をビジネスパートナーと
し、仲介手数料を得ることも考えられる。その他のサポ
ートサービスとして、宅配、決済等に加え、ベンチャー
企業が展開している斬新なアイデアの紹介、仲介等があ
る。
【0090】商品・サービス提供者13がWiseCo
nsumerにコンテンツ作成を依頼した場合は、Wi
seConsumerが自らコンテンツを作成し、コン
テンツ作成料を得る。
【0091】その他、仲介コンピュータ12は、マーケ
ティング情報を商品・サービス提供者13にフィードバ
ックすることにより、あるいは外部企業に販売すること
により、マーケティング情報料を得ることができる。
【0092】また、仲介コンピュータ12は利用者11
に対してサービス利用報酬を支払う。つまり、利用者が
WiseConsumerサービスを利用した頻度、取
引金額等に応じて、ポイントサービス、キャッシュバッ
ク、割引等の形態で利用者11にサービス利用報酬を支
払う。利用者は、特典付きで商品・サービスを購入でき
る上に、サービス利用報酬も得ることができる。商品・
サービス提供者13に対しても、次回から登録料10%
OFFといった形態で仲介コンピュータ12からサービ
ス利用報酬が与えられる。
【0093】(実施例13)利用者11が特典検索条件
を入力した後、仲介コンピュータ12はその情報に合致
する特典情報を検索するが、合致する特典情報がない場
合、その特典検索条件を登録(保存)しておく。仲介コ
ンピュータ12は、様々な商品・サービス提供者13が
随時登録する特典情報を監視し、合致する特典が登録さ
れたとときに、その特典情報を利用者11に提示する。
利用者11の所持する携帯端末に所望の情報が登録され
た旨の通知を送信し、オンデマンド性を実現することも
できる。
【0094】図13〜17に示した検索画面を利用して
特典検索条件を入力すると、デフォルトではその特典検
索条件が仲介コンピュータ12のデータベースに保存さ
れる。そして、その特典検索条件に合致する情報が登録
され、利用者に提示されるまで、その特典検索条件が保
存される。その特典検索条件を満たす情報がすべて得ら
れ、利用者11に送信されれば、その特典検索条件はデ
ータベースから消去される。例えば、チェックリストの
ON/OFF機能を利用して、AND条件として入力し
た複数の条件のうち、一部の条件を外すといった微調整
を可能にしてもよい。
【0095】(実施例14)利用者11が、提示された
特典情報の中から希望の特典を選択し商品を購入した場
合に、仲介コンピュータ12はその購買履歴を蓄積して
おく。また、商品・サービス提供者13から随時登録さ
れる特典情報を監視する。そして、蓄積された購買履歴
に基づいて、利用者11が必要とする特典情報が登録さ
れた場合に、その特典情報を利用者11に提示する。
【0096】例えば、蛍光灯管を用いた照明器具を利用
者11が購入した場合、購買履歴には購入日、照明器具
に関する情報の中から監視のための情報を抜粋して蓄積
する。蛍光灯管の取り替え時期、蛍光灯の消耗状態、さ
らには個人情報から蛍光灯管の消耗速度を予測し、それ
ら全てを考慮した情報を関連情報として蓄積しておく。
仲介コンピュータ12は、それらの情報から予測した蛍
光灯管の取り替え時期が近づいたら、すでに蓄積されて
いる特典情報及び随時登録される特典情報の中から蛍光
灯管に関するものを抽出して利用者に通知する。
【0097】このようなサービスを希望するか否かを検
索画面で選択できるようにチェックボタンを設けてもよ
い。また、携帯端末を利用したオンデマンド通知も可能
である。
【0098】(実施例15)実施例15〜18は具体例
を通して、WiseConsumerがどのようなサー
ビスを実現しようとしているのかを示す。
【0099】例えば、シンガポールへの家族旅行にA旅
行社のパッケージツアーを利用することにする。他方、
B旅行社に申し込むことにより5%の割引が受けられ
る。10万円のツアーとしても家族4人で2万円の差が
生じる。さらに、現地でオプショナルツアーを利用する
場合、AクレジットカードのClubサービスを使って
Aクレジットカードで支払えば、現地のパンダツアー者
のツアーで10%の割引が受けられる。
【0100】Aカード会社のClubサービスを提供す
る店、レストラン、会社の数は非常に多く、国別の一覧
(例えばシンガポールの加盟店一覧が小冊子になってい
る)を取り寄せて調べる必要があるが、Aカード会社か
らの特典情報が仲介コンピュータに蓄積されていれば、
シンガポール、ツアーといったキーワードによりWis
eConsumerがユーザのに上のようなアドバイス
をすることが可能である。また、ユーザは、Aカード会
社からの情報に含まれている、パンダツアー社のオプシ
ョナルツアーを紹介するビデオを見ることもできるよう
になるだろう。
【0101】(実施例16)利用者11が春先に夏物の
スーツを買うことを思い立ったと仮定する。WiseC
onsumerにスーツ、夏物とキーワードで到着する
商品情報の監視をさせておけば、例えば東京のデパート
からお得意様バーゲンの情報が送られてきた時、利用者
11に通知して機を逃さず購入できるようにすることが
可能である。ユーザは、実際の商品について、上記の情
報に含まれている画像による商品案内などを参照して購
入するかどうか検討することができるようになるだろ
う。もちろん、他の店の商品を調べて比較・検討するこ
ともできる。
【0102】(実施例17)住宅を購入する場合、特定
の不動産会社を通して購入すれば、仲介手数料が1.5
%(通常は3%)で済むと仮定する。4000万円の物
件では60万円が節約できることになる。その不動産会
社からの情報が仲介コンピュータに蓄積されていれば、
住宅、マンション、不動産といったキーワードによりW
iseConsumerが利用者11に上記のような特
典についてアドバイスをすることが可能である。
【0103】(実施例18)利用者11が米国に9日間
の出張をする場合を仮定する。2泊したMホテル(B旅
行社が探して予約したところ1泊105.43ドル)が
Aカード会社のホテル優待で1泊68.16ドル(朝食
付き)になる。また、3泊したHホテルが1泊145.
2ドルのところHホテルのClubに入会(U航空会社
のMileage会員であれば入会金は免除)すること
により1泊126.5ドルになる。この他、Hレンタカ
ーにAカード会社のレンタカー割引優待も適用でき、全
体で130ドル以上(と2回の朝食代17ドル相当)が
節約できることになる。
【0104】ソフトウエアの助けで一回にこれだけの節
約が可能なら、少なくともこれに見合う額のソフトウエ
ア、さらには、複数回の利用による節約額に相当する額
のマルチメディア端末へ投資が可能となる。
【0105】(実施例19)WiseConsumer
の会員である商品・サービス提供者13の登録情報の中
に、利用者11の求める検索結果情報が見つからない場
合、あるいは、利用者11が利用したい特典情報を扱う
商品・サービス提供者13がWiseConsumer
の会員の中にない場合が考えられる。このような場合
に、利用者11の目的とする検索条件を満たす情報をg
ooやyahooなどの検索エンジンを利用して外部情
報源から吸い上げることにより、WiseConsum
erが外部の情報提供者を巻き込むことが可能である。
【0106】通常の検索の際、同時に外部商品検索サー
ビスを介して、外部情報源にアクセスし、外部情報源か
ら利用者の要求する検索結果が返ったら、WiseCo
nsumerは外部情報提供者にWiseConsum
erへの参加を依頼し、外部情報提供者が合意するとW
iseConsumerに参加するための手続きをとり
参加できる。このように、検索していくことで外部情報
提供者のサービス参加を狙い、提供者を自然に増してい
くことができる。
【0107】(実施例20)検索結果にコンフィグレー
ション機能を備えさせる。すなわち、利用者11にぴっ
たりの情報をセット単位で提示する。例えば、利用者が
家族旅行に行く場合、WiseConsumerは個人
情報や購買履歴を参照し、利用者の趣味や目的を考慮し
た最適の組み合わせをピックアップして提示する。更に
は価格帯や旅行の目的等も考慮する。
【0108】従来のビジネス形態(f)で述べたよう
に、対象限定サービスを活用して賢く海外旅行をする方
法が旅行代理店や書籍によって提案されている。このよ
うなサービスについてもWiseConsumerで展
開し、コンフィグレーション機能を付加し、目的に合っ
た旅行パターンを提案することができる。
【0109】(実施例21)利用者11が、ある店のカ
ード会員になっている場合、そこで買い物をしてポイン
トを貯めることが一番の節約か、それとも会員制度がな
い店のチラシに載っている特売のものを買うか迷う場合
がある。また、安い店が遠方にある場合に、わざわざ時
間と交通費を費やしてもその方が得か迷うこともある。
クレジットカードを使用した場合に損をすることもあ
る。単発的な特売や割引等の特典の場合は利用者11が
自ら判断しなければならないことが多いが、ポイントの
移行、使うタイミング等によっては、どういう購入パタ
ーンがあるか、またはどのパターンが理想的かをシミュ
レートする機能が仲介コンピュータ12に備わっていれ
ば便利である。カードを利用した場合の割引率やサービ
ス、単発的な特売に便乗することにより、そのカード
(新しいサービス)の新規開拓ができる。また、節約と
良いサービスとが両立するパターンを推奨する機能を持
つことも好ましい。
【0110】(実施例22)例えば、年に2回恒例で行
なわれる下着メーカーのセールに関するダイレクトメー
ルは案外忘れがちである。これを記憶して、その下着は
どのくらいの周期で消耗する、いつどれを買った、など
といった情報(付加・関連情報)と関連付け、利用者に
知らせる。
【0111】(実施例23)会員登録をしている企業や
店のように、先方からの情報提供を許容できる情報提供
者をWiseConsumerの仲介システムに登録す
ることで、それ以外の情報提供者から送信される情報を
遮断することができる。これは、いわゆるジャンクメー
ルの防止に役立つ。
【0112】(実施例24)WiseConsumer
は、いわば、利用者と会話をしながら必要な情報を蓄積
する(会話で情報を育てる)しくみであり、マーケティ
ングに利用できる。例えば、花の種を購入した人に対し
て、適切な時期に、「あなたの花は順調に育っています
か?そろそろ雑草を抜いて肥料を与える時期になりまし
た」とメッセージを送信する。また、「もしこんな症状
でしたら、病気にかかっている可能性も強いのでご相談
ください」というメッセージを送信する。このようなメ
ッセージの送信を繰り返すことにより、利用者11はよ
りレベルの高い情報を得ることができ、企業に許容(パ
ーミッション)を与えることができるであろう。つま
り、より高いマーケティング情報を蓄積することができ
る。
【0113】(実施例25)WiseConsumer
では利用者11にランク付けを行い、個人を特定したサ
ービスを提供する。例えば、J航空会社のゴールド会員
や一般会員のように、商品・サービス提供者13が提示
する利用者11の「ランク付け」に対応する。また、W
iseConsumerが持つ利用者の「ランク付け」
をサービスに持つ。WiseConsumerのランク
付けは、はっきりとしたランク付けは行わないが、アク
セス頻度や購入頻度によるWiseConsumerへ
の貢献度を元にサービスの顧客ランクを定め、お得意様
と認めた利用者にはポイントの還元などの報酬を渡す。
WiseConsumerはマーケティング情報に含ま
れる統計情報や売上ランキング、利用者ニーズなどの中
に、WiseConsumerが定める利用者「ラン
ク」も通知し販売促進に活用してもらう。
【0114】(実施例26)実施例25で挙げた情報提
供者が持つランク付けとして、クレジットカード会社や
航空会社などは顧客をランク付けし、それによるワン・
トゥー・ワンサービスを展開する。Aカード会社など
は、カード会員に対して、蓄積されたポイントの提示や
利用できるホテルの割引やアミューズメントの優待割引
などのサービス内容や、貯まったポイントを交換出来る
対象商品に利用する等、利用者の目的にフレキシブルに
対応する各種サービスの提供を行っている。航空会社も
Mileageの提示やMileageのポイントのお
知らせ、有効期限、利用できるサービスなど、航空業界
のサービスのみにとどまらないサービス展開を行ってい
る。実際の実現形態としては会員番号の提示が必要にな
る。個人の会員番号を提示することで、自分が受けるこ
とのできるサービスを得ることができる。
【0115】WiseConsumerでは、これらの
情報提供者側が管理するランク付け別のサービス提供に
も対応し、利用者が個人情報登録時に利用の際は会員番
号を登録する/登録しないを設定することで、利用者の
顧客ランク付けサービスに対応したサービスを提供でき
る。
【0116】自分がJ航空会社のゴールド会員というこ
とを登録する場合の実現方法としては、利用者は、Wi
seConsumerが提供する共通インターフェイス
で、サービス提供元登録「J航空会社」を選択し、GU
IでのJ航空会社会員Noを入れる/入れないを調節
し、必要に応じて会員Noを登録する。
【0117】情報提供者がこれを登録する場合の実現方
法としては、WiseConsumerが提供する商品
・サービス提供者用のランク別の切り替え(情報提供者
がランク付けする/しないの切り替え機能が提供されて
いる)が調節できる共通のインターフェイスを利用す
る。
【0118】利用者がゴールド会員または上級顧客の場
合、個人情報登録時に、会員番号もしくはカード番号を
登録することで、Aカード会社やJ航空会社からのゴー
ルド会員のサービスを受けることができる。自分がゴー
ルド会員であっても、これを登録しない場合は、Aカー
ド会社やJ航空会社が提供する一般のサービスしか受け
ることができない。より個人に特化したサービスを受け
たい場合は、登録時に会員番号を提示することで簡単に
受ける受けないを調整できる。また、登録当初はセキュ
リティ的に心配なので会員番号は登録しないで一般サー
ビスでも十分だという利用者が、途中でより個人に特化
したサービスを受けたい場合は、途中からでも簡単に切
り替えることも可能である。基本的にこの選択は利用者
が行う。
【0119】J航空会社の場合は、「いくらマイレッジ
が貯まっています。」や、「あなたのマイレッジを利用
できるサービス機関の有効期限は○○年△△月までで
す。」といった通常のJ航空会社が提供しているサービ
スを、WiseConsumer上でも展開することが
出来る。
【0120】(実施例27)リピート客を狙う一例とし
て、あるコンビニエンスストアのレシート10万円分を
店頭に持っていくと10万円があたるといったレシート
の再利用の例がある。これを参考に、利用した金額や、
来店の回数をポイント制度にして、既定のポイントを越
えるとWiseConsumerが利用者に報酬を与え
る。
【0121】(実施例28)商品購入パターンとWis
eConsumerを利用した情報の取得、または商品
の購入パターンをうまく連携させ、お金の無駄、時間の
無駄、考える無駄を軽減させる。買い物時にもらうレシ
ート情報を利用し、レシート情報を読み取り(OCRを
用いて読み取る)、その情報を個人情報として読み取
り、利用者のライフスタイル、家族構成、嗜好を考慮し
た個人属性とうまく連携させ、御用聞き機能(例えば、
醤油がそろそろ不足していないか?)や、家計簿と連携
した家計管理機能、冷蔵庫情報との連携で重複購入や賞
味期限を見計らった購入、また、これらとチラシなどと
の特典情報と連携することで、より利用者が賢くなる買
い物ができる。他の資産と連携するのであれば、IDカ
ードなどでの管理が必要である。その場合、それを支援
する機器が自宅端末側に必要となる。
【0122】(実施例29)自分が所持しているクレジ
ットカードは把握していても、そのクレジットカードに
どういう特典があるか、その有効期限はいつかを知らな
いことが多い。また複数のクレジットカードを持ってい
た場合、使い分けによる有効利用法は案外実現できな
い。知らない間に有効期限が過ぎていたり、ある特典と
連携することでポイントが倍になったりと、実際ある様
々な特典方法を目的に応じて上手に選択し、無駄のない
利用法サポートを行う。
【0123】クレジットカードを一つしか持たない人
は、クレジットカードを複数持てば管理が大変であると
いった思い込みがあり、結局1つしか持たないため世の
中に氾濫している特典サービスを上手く利用できていな
い、もしくは、特典のメリットを知らない。反対に契約
事項が異なるため複数のクレジットカードを利用せざる
をえない人は、複数持っているがためによほど上手く適
用適所に利用しないと、ポイント蓄積時に複数のクレジ
ットカードに分散されて上手く把握できない。またポイ
ントが分散され、各カードの蓄積が少なくなるといた問
題点がある。WiseConsumerはそれらを全て
一括して管理し、Aクレジットカードにポイントを付け
るか購入したデパートのオリジナルカード側にポイント
を付けるかといった判断を、クレジットカードの有効期
限、ポイント率などを考慮して振り分ける。手続き、期
限、サービス、ポイントの割合など、詳細が異なる複数
のカードを使用する場合は、できるだけ多くの特典を無
駄なく使うことが望ましい。しかし、このような管理を
人間が行うのは困難であり、WiseConsumer
による特典管理代行が望ましい。
【0124】WiseConsumerは、利用者11
に適したカードや特典利用を推奨し、よく利用する情報
提供者の特典情報や、利用するドメインを扱う情報提供
者の特典情報を受ける権限を持っていない時などは、必
要に応じて利用者のニーズを考慮した案を提示する。
【0125】(実施例30)世の中にある全てのカード
の特典やそれらのカードの併用も把握し必要に応じてお
知らせする。Aカードを持っている場合、通常であれば
そのA会社が持つポイント制度でのポイント換算/ポイ
ントの換金などを行うが、手数料を支払うとA会社のポ
イントをマイルに移行する。またはBカード会社のポイ
ント蓄積に移行できる、などの情報も知らせてくれる。
【0126】このように、ポイントサービスも利用者に
合わせてサービスの内容を変更できる場合があるが、W
iseConsumerは、利用者のニーズを考慮して
その選択肢の提供と柔軟な移行を行う。その蓄積情報
は、見たいときに見ることができる。
【0127】貯まったポイントを商品に交換してくれる
場合、期限(購入期限1/1、商品交換期限2/28な
ど)がある。WiseConsumerは、貯まった点
数の交換期限を管理する。また、欲しい景品を登録して
おくと、WiseConsumerは、その景品を得る
のに必要な蓄積ポイント数までのカウントダウンを行い
提示する。
【0128】(実施例31)地域限定のチラシも特典情
報の対象とする。新聞の折り込みチラシを配布する際の
チラシ配布地域の分類や郵便番号や区などの分類で、適
当な住民に利用できる特典情報を提示する。スーパーマ
ーケット、地方自治体、ホテル、病院、デパート等を対
象としているため、出張者は出張先での飲食店情報や観
光情報、当番医などの情報を得ることができる。また、
これらとクレジットカード特典などを組み合わせて、絞
り込んだ情報検索が可能である。また、ランチで検索し
たい場合、デフォルトで利用者の住所の近隣の飲食店を
検索結果として提示する。また、ランチやイベントなど
地域単位で検索したい場合、WiseConsumer
を利用すると簡単に検索できる。新しい地域マーケティ
ングとして利用する。
【0129】(実施例32)例えば、あるホテルが、そ
のホテルの所在地の住民に対してホテル施設利用の特典
を提供する場合がある。これも地域に限定する特典情報
である。さらに、野球観戦の割引案内が送られることに
より、利用者11は試合の日時情報を入手することがで
き、情報提供者は新しい顧客を獲得するチャンスを得る
ことができる。WiseConsumerを利用するこ
とにより、情報提供者は、独自に顧客をピックアップし
てダイレクトメールを送付する必要がなくなり、情報伝
達が簡単にできる。
【0130】(実施例33)利用者11が検索を行う
際、検索条件に特典以外の検索属性を組み込むことで、
そこから派生する情報を検索し利用者に提示する。「誕
生日」というキーワードを検索条件に埋め込むことで、
誕生日に有効な特典情報を提示する。また利用者は、提
示された特典情報の中から気に入った誕生日特典を受け
るために、そのお店を利用する。
【0131】基本的にWiseConsumerは、個
人情報を登録する際に誕生日を入れた場合に、利用者の
誕生日が近づくと自動的に誕生日特典が送られる仕組み
を持つ。
【0132】(実施例34)音声認識を利用し、日常生
活の中での利用者の会話をニーズとして吸い上げる。複
数でテレビコマーシャルを見て、対象がしっかりしたテ
ーマに対しての意見のやり取りを抽出し、キーワードレ
ベルで解析しニーズを抽出する。それをマーケティング
やユーザのニーズとして情報データベース(以下、DB
と略記する)に貯めて活かし、検索に有効に利用する。
また、家族の会話の中で、「遊園地に行きたいね」とい
う会話が抽出された場合、このキーワードから遊園地を
認識し、遊園地の優待情報を提示する。たわいのない会
話から意義ある情報が得られる場合を考慮したサービス
を実現する。
【0133】(実施例35)パンフレットにはスペース
的な問題や提供者側諸事情の問題で、全ての特典情報や
その詳細情報や関連情報が説明されていない場合があ
る。しかし、それを電子化にした場合、パンフレットで
は説明されていなかった情報も特典情報の対象となる場
合がある。こういうケースで考えられるように、Wis
eConsumerを利用し情報登録することで、効果
的には情報提供者が持っているサービス(特典情報)の
全貌を利用者に見てもらうことができる。
【0134】(実施例36)利用者11は利用者IDで
アクセスしたウェブページを自分のブックマークに記録
しておく。この検索エンジンを一日一回以上使うと、1
ポイント/日のペースでポイントが与えられる仕組みに
する。毎日利用すると年間で最大365ポイントにな
る。例えば皆勤賞としてWiseConsumerから
特典を与える。
【0135】(実施例37)WiseConsumer
サービスの一貫として、親切な情報のみをピックアップ
する。「日帰りドライブ」などをキーワードに検索する
場合、目的地を指定し、その目的地のイベント、お食事
処、名産、天気などをお知らせするが、その中で、目的
地までの往復路にあるガソリンスタンド、コンビニエン
スストアなどを紹介する場合、左折で入れる所、またコ
ンビニエンスストアであれば駐車場があるところなどの
情報だけを提示する。またそれらの情報を埋め込んで提
示する。気配りを情報提供の中に盛り込み、より利用者
に親切なサービスを目指す。
【0136】(実施例38)WiseConsumer
はWiseConsumerサービス運用者が運営し、
様々な運用上のサービスから成り立つ。WiseCon
sumerは単なるソフトウエアでなく、多数の利用者
から企業までを巻き込むサービスの枠組みである。その
運用に関してWiseConsumerサービス運用者
が果たすべき役割は大きい。
【0137】WiseConsumerサービス運用者
にとって最も戦略的なポイントとしては、WiseCo
nsumerにおける利用者の処理のトレース情報を入
手できる仕組みを作り、利用者のニーズに関する情報を
押える。また、実施例8〜11示したように、これらの
情報をマーケティング情報として企業側にフィードバッ
クすることができる。
【0138】WiseConsumerのサービスを実
現する形態として、基本的には個人情報を含む対象限定
特典情報は仲介コンピュータ12が管理する。検索ソフ
トが利用者11の端末(パーソナルコンピュータ)上で
動く場合は、個人情報や購買履歴、その人向けの特典情
報は利用者11のパーソナルコンピュータ側で管理す
る。それ以外の形態では、各利用者11に対する商品・
サービス情報を仲介コンピュータ12が受取り管理す
る。仲介コンピュータ12が管理する形態には、利用者
11が携帯端末を使用する場合も含む。携帯端末から利
用者11が入力したキーワードや条件といった検索情報
は、仲介コンピュータ12に送信され、仲介コンピュー
タ12のデータベースに管理されているその利用者11
向けの商品・サービス情報が検索される。
【0139】(実施例39)WiseConsumer
サービスにおける仲介コンピュータ12(サービス運営
者)の役割は、利用者11と商品・サービス提供者13
(企業、商店、会員制組織、行政組織、コミュニティ組
織等)との仲介を行うことであり、双方にとってメリッ
トのある情報を提供し、活用できるメカニズムを構築・
維持することである。
【0140】WiseConsumerサービス運営者
の業務の一つとして、WiseConsumerサービ
スを実現するためのソフトウエアの販売がある。潜在的
な市場は全世界のホームユーザである。ソフトウエアの
販売方法として、パーソナルコンピュータにインストー
ルしてセットで販売する方法もある。
【0141】また、商品・サービス提供者13に対し
て、商品・サービスの販売に関するコンサルタントを行
い、販売のためのウェブページのコンテンツ作成代行を
行うこともできる。その他に、WiseConsume
rにおける利用者の履歴情報を分析することにより得ら
れるマーケティング情報を提供することができる。
【0142】その他、不適当な商品・サービス情報のチ
ェック、例えば、誇大広告のチェック・監視を行い、改
善提案を行うことも可能である。苦情を受け付ける場を
設け、苦情に対応する仕組みを組み込む。例えば、誇大
広告防止策として、ヒット件数の多いサイトをチェック
する等の積極的な対応を行う。
【0143】また、商品・サービスに対する利用者参加
型の評価情報をやり取りする場を設ける。例えば、書き
込み形式での意見交換ができる場を設け、信頼性を確保
する。また、その評価情報をマーケティング情報として
有効活用することもできる。
【0144】その他、類似した商品についての特典情報
の特典率を比較したものを提示し、利用者の選択を支援
する。また、利用者が商品やサービスを選択する際に、
特典を考慮して選択したか、あるいは特典を考慮せずに
商品・サービスそのものを選択したかといった情報、さ
らには、同じ商品に対する複数の特典の中から選択した
特典の魅力といった利用者のニーズを蓄積し、マーケテ
ィング情報に活かす。また、利用者11のニーズを集め
て、製造業の顧客に対して、商品の提案を行うことも可
能である。マーケティング情報に基づいて望ましい価格
帯を提案することも可能である。
【0145】
【実施の形態の補足】次に、本発明の特典情報仲介シス
テムにおいて、仲介コンピュータ12が行う検索のマッ
チング処理について説明を加える。本システムにおける
マッチング方法は、仲介コンピュータ12に蓄積されて
いる特典情報の中から、オンデマンドで利用者11に提
供するリアルタイムマッチングと、監視機能のように即
時制を求めないマッチングとに分けることができる。
【0146】リアルタイムマッチングでは、オンデマン
ドでマッチングを行い、利用者に検索結果を返す。利用
者がニーズを登録した際に、利用者ニーズと商品・サー
ビス提供者が仲介コンピュータに登録してある対象限定
特典情報を照合する。
【0147】インターネットの検索エンジンのように、
インデックスを作成しておき(あらかじめ計算してお
き)情報を蓄積しておき、リアルタイムの応答性を上げ
る。どういうマッチングを意識するか考えないとインデ
ックスができないので、マッチングを意識したマッチン
グ用DB(インデックス)を履歴情報DBに基づいて作
成する。
【0148】一例として、A氏が出張時に「出張」とい
うキーワードを登録し特典情報を得るまでの処理の流れ
を以下に説明する。なお、説明は処理の流れに沿って箇
条書きで行う。また、[利用者]は、利用者11側で行
う操作・処理を示し、[提供者]は、商品・サービス提
供者13側で行う操作・処理を示す。
【0149】準備段階として、[利用者]履歴情報DB
を元にマッチング用データを作成する。個人情報DBへ
個人情報を格納する。 (1)[利用者]利用者側端末からのクエリをマッチン
グ装置内の利用者情報管理装置に渡す(「出張」という
キーワードを入力する)。[提供者]商品・サービス提
供者側コンピュータがマッチング装置内の利用者情報管
理装置に対象限定特典情報を登録する。
【0150】(2)[利用者]利用者情報管理装置がA
氏の個人情報を個人情報DBに問い合わせる。[提供
者]問い合わせ。提供者情報管理装置が特典情報DBに
以前の履歴などを問い合わせる。商品・サービス提供者
が対象限定特典情報を登録次第、提供者情報管理装置が
マッチング情報を構成する方法もあるが、ここでは、一
旦、特典情報DBに以前の特典情報を参照するために問
い合わせる方法をとる。これは、前回マッチング情報を
構成したものがステップ(8)で特典情報管理DBに格
納され、特典情報DBと特典情報管理DBとの差分が発
生しているためである。差分は、提供者情報管理装置が
その商品・サービス提供者の対象限定特典情報の特典情
報を回すためにアレンジしたもの等である。
【0151】(3)[利用者]利用者情報管理装置にA
氏の個人情報を渡す。[提供者]提供者情報管理装置に
特典情報が渡される。 (4)[利用者]個人情報を元に生成したマッチング用
DBからA氏の履歴を含むマッチング情報を問い合わせ
る。[提供者]提供者情報管理装置がステップ(1)で
新規に登録された対象限定特典情報を特典情報DBに格
納する。
【0152】(5)[利用者]利用者情報管理装置に
「出張」とA氏に関してのマッチング用の情報が渡る。
[提供者]提供者情報管理装置がマッチングの情報を構
成する。
【0153】(6)[利用者]個人情報DBとマッチン
グ用DBから関連する情報を吸い上げ、利用者情報管理
装置が持つルールに従い、マッチングの情報を構成す
る。 (7)[利用者][提供者]利用者側の6)と提供者側
の5)のそれぞれの管理装置が構成した、マッチング情
報のマッチングをとる。
【0154】(8)[利用者][提供者]マッチングの
情報をそれぞれの管理装置に渡す。[提供者]マッチン
グの情報を特典情報管理DBに格納する。 (9)[利用者]a.履歴情報DBにマッチング情報
(利用者情報管理装置が構成したマッチング情報の要素
を含む)を渡す。b.利用者側端末に特典情報(マッチ
ング情報)を提示する。c.利用者情報管理装置が個人
情報管理DBの情報を個人情報DBに渡すためのクエリ
を出力する。これは、構成したマッチング情報の中の個
人情報を次回の検索に活かすためである。[提供者]提
供者情報管理装置が特典情報管理DBの情報を特典情報
DBに渡すためのクエリを出す。これは、構成したマッ
チング情報の中の特典情報を次回の検索に活かすためで
ある。
【0155】(10)[利用者]個人情報DBに渡す。
[提供者]特典情報DBに渡す。つぎに、即時性を求め
ないマッチングでは、利用者が検索した際に、希望の情
報が返らなかった場合や、その特典情報を必要とするま
で時間がある場合に締め切り期限を知らせて、それまで
に随時登録される特典情報を監視し、検索条件に合致す
る特典情報が登録された場合に利用者に知らせる。ある
いは、以前に購入した商品又はサービスの購入履歴を記
憶しておき、それらの関連情報が登録されるのを監視
し、該当するものが登録されれば利用者に知らせる。例
えば照明器具を購入した場合の消耗品である蛍光灯管が
それにあたる。消耗時期を計算して利用者に通知する。
あるいは、スーパーの特典情報を毎日(定期的に)知ら
せる場合のように、スケジューリング機能を要するもの
もこれに該当する。随時登録される情報に対して定期的
にマッチングを行う。
【0156】時間をかけて履歴情報DBや個人情報を計
算し、情報の全ての要素を見る。メールを出すタイミン
グの管理は「スケジューリング装置」が行う。利用者情
報管理装置は、マッチング情報をスケジュール装置の
「マッチング情報管理DB」に格納し、スケジュール管
理ルールを元に、随時、または定期的に利用者に情報を
提供する。履歴情報を蓄積するのは「履歴情報DB」で
ある。
【0157】リアルタイムマッチングの説明で用いた例
と同じく、A氏が出張時に「出張」というキーワードを
登録し特典情報を得るまでの処理の流れを以下に説明す
る。[利用者]は、利用者11側で行う操作・処理を示
し、[提供者]は、商品・サービス提供者13側で行う
操作・処理を示す。
【0158】準備段階及びステップ(1)〜(3)の処
理はリアルタイムマッチングの場合と同じである。 (4)[利用者]履歴情報DBに問い合わせ、マッチン
グ情報を吸い上げる。[提供者]提供者情報管理装置が
ステップ(1)で新規に登録された対象限定特典情報を
特典情報DBに格納する。
【0159】(5)[利用者]利用者情報管理装置にマ
ッチング用の情報を渡す。[提供者]提供者情報管理装
置がマッチングの情報を構成する。 (6)[利用者]個人情報DBと履歴情報DBから関連
する情報を吸い上げ、利用者情報管理装置が持つルール
に従い、マッチングの情報を構成する。
【0160】(7)[利用者][提供者]利用者側のス
テップ(6)と提供者側のステップ(5)のそれぞれに
おける管理装置が構成したマッチング情報のマッチング
をとる。
【0161】(8)[利用者][提供者]マッチングの
情報をそれぞれの管理装置に渡す。[提供者]マッチン
グの情報を特典情報管理DBに格納する。 (9)[利用者]a.履歴情報DBにマッチング情報
(利用者情報管理装置が構成したマッチング情報の要素
を含む)を渡す。b.スケジューリング装置のマッチン
グ情報管理DBにスケジューリングを要する。特典情報
を渡す。その際、必要なスケジュールも提示する。c.
利用者情報管理装置が個人情報管理DBの情報を個人情
報DBに渡す用クエリを出す。これは、構成したマッチ
ング情報の中の個人情報を次回の検索に活かすためであ
る。[提供者]提供者情報管理装置が特典情報管理DB
の情報を特典情報DBに渡す用クエリを出す。これは、
構成したマッチング情報の中の特典情報を次回の検索に
活かすためである。
【0162】(10)[利用者]a.スケジュールを元
にスケジュール管理ルールが必要なタイミングで特典情
報を処理する。b.個人情報DBに渡す。[提供者]特
典情報DBに渡す。
【0163】(11)[利用者]利用者側端末に特典情
報(マッチング情報)を提示する。 (12)[利用者]利用者に通知の旨と、提示した情報
を利用者情報管理装置に渡す。
【0164】つぎに、仲介コンピュータ12が備えるデ
ータベース(DB)について説明を加える。商品・サー
ビス提供者13関連のデータベースは、提供者情報DB
と特典管理DBとを含む。提供者情報DBには、商品・
サービス提供者13の業種、カード扱の可否、会員制の
有無等のデータが登録される。特典管理DBには、サー
ビス提供元、対象商品、サービス内容、対象者、条件等
のデータが登録される。このデータベースに登録される
対象限定特典情報のXMLファイルの一部は、図23に
例示した。
【0165】利用者11関連のデータベースは、個人情
報DB、個人情報管理DB、マッチング情報管理DB、
履歴情報DB、及びマッチング用DBを含む。個人情報
DBは、個人プロファイル、クレジットカード所持情
報、趣味、企業などの固定情報を記憶する。個人情報管
理DBは、マッチングのための情報を管理する。マッチ
ング情報管理DBは、リアルタイムでない時のメールを
出すタイミングを管理するスケジュール装置が持つDB
である。履歴情報DBは、ログや利用者が入力した内容
などの履歴を管理する。マッチング用DBは、履歴情報
DBを元に、ログや利用者が入力した内容などの履歴の
インデックスを作成し管理する。マッチングのためのイ
ンデックス作成を行う。
【0166】つぎに、マッチング情報について説明す
る。マッチング情報を構成するためのルールは、それぞ
れの「情報管理装置」が有する。利用者情報管理装置が
出力するマッチング情報には以下のようなものが含まれ
る。
【0167】利用者ID。ルール、例えば「出張」とい
うキーワード入力から航空券、ホテル及び食事の属性を
出力するルールである。このルールは「利用者情報管理
装置」に記述する。利用者がキーワードを登録すると、
「利用者情報管理装置」がこのルールに基づいて必要な
属性に分解する。カテゴリ。エリア。会員。年齢。性
別。企業。家族構成。ランキング。これは、複数の結果
(特典情報)の順番を決めるために使用される。例え
ば、F社で利用できる特典よりAカード会社で利用でき
る特典の方が有利といったルールを吸い上げる。イベン
ト。これは履歴の元となる情報であり、利用者が興味を
持ったという情報、入力したキーワード(個人のログ)
を含む。
【0168】提供者情報管理装置が出力するマッチング
情報には以下のようなものが含まれる。提供者ID。対
象限定特典情報ID。サービス提供元。対象商品。サー
ビス内容。対象者。条件。有効期間。カテゴリ。エリ
ア。家族構成。ランキング。イベント。
【0169】以上、本発明の実施形態と実施例を詳細に
説明したが、本発明は、上記の実施形態、実施例及び図
面の例示に限らず、種々の形態で実施することができ
る。例えば、仲介コンピュータ12の機能の一部を利用
者11のコンピュータ(利用者側端末)に持たせてもよ
い。つまり、仲介コンピュータのみが特典検索を行うの
ではなく、利用者側コンピュータに備えられた独自ブラ
ウザ/メーラ、あるいは、汎用ブラウザ/メーラの拡張
機能(アプレットを含む)、あるいはプラグインソフト
ウェアを用いて特典検索を行うようにしてもよい。
【0170】メールを用いて本システムを実現する場
合、商品・サービス提供者13は、仲介コンピュータ
(の運営者)12に対象限定特典情報の発信を委託する
だけでなく、仲介コンピュータ12が設定したフォーマ
ットに準拠したメールを自ら限定顧客に直接送信するこ
とも考えられる。このような場合は、独自メーラ、汎用
メーラの拡張機能又はプラグインソフトウェアが、受信
したメールに対してその内容の検索を行うように構成す
ればよい。
【0171】ウェブページを用いて本システムを実現す
る場合、利用者11は、仲介コンピュータ12(又はそ
れが接続されたウェブサーバ)から対象限定特典情報を
受信する。この場合も、利用者側端末(コンピュータ)
に備えられた独自ブラウザ又は汎用ブラウザの拡張機能
(アプレットを含む)、あるいはプラグインソフトウェ
アが実際の検索を行うように構成することができる。仲
介コンピュータ12は利用者側端末11のこのような使
用形態も対応できるように構成することが好ましい。つ
まり、商品・サービス提供者13が特典情報の送信を仲
介コンピュータ12に委託せずに、自ら利用者11に対
して直接行い、本来は仲介コンピュータ12の機能の一
部である検索(マッチング)を実行するソフトウエアを
利用者側コンピュータ上で動作させる形態としてもよ
い。
【0172】(付記1)複数の商品・サービス提供者側
コンピュータと、複数の利用者側端末とにネットワーク
を介して接続され、利用者を限定した対象限定特典情報
の仲介を行う仲介コンピュータであって、前記商品・サ
ービス提供者側コンピュータからのアクセスにしたがっ
て提供者情報を登録し、前記利用者側端末からのアクセ
スにしたがって利用者情報を登録すると共に前記利用者
側端末に利用者IDを発行し、前記商品・サービス提供
者側コンピュータからのアクセスにしたがって対象限定
特典情報を随時登録すると共にこれらの対象限定特典情
報を蓄積し、前記利用者が前記利用者側端末から送信し
た利用目的に応じた特典検索条件と前記利用者IDを受
信するに伴って、蓄積した対象限定特典情報の中から、
特典内容が前記特典検索条件に合致し、かつ、その対象
限定条件が前記利用者の利用者情報に合致する対象限定
特典情報を抽出して前記利用者側端末に送信することを
特徴とする仲介コンピュータ。(1) (付記2)前記対象限定特典情報と共に特典識別子を前
記利用者側端末に送信し、前記利用者が前記利用者側端
末を用いて前記仲介コンピュータから受信した対象限定
特典情報の中から必要な対象限定特典情報を選択し、そ
の対象限定特典情報に付与されている特典識別子を用い
て前記商品・サービス提供者側コンピュータに商品・サ
ービスの購入依頼を直接行う場合に、前記商品・サービ
ス提供者側コンピュータから送信される前記購入依頼に
対応する提携売上情報を受信することを特徴とする付記
1記載の仲介コンピュータ。(2) (付記3)前記商品・サービス提供者側コンピュータに
対して前記対象限定特典情報及び商品・サービスに関係
する詳細情報の送信要求を行い、その結果得られた詳細
情報を前記利用者側端末に送信することを特徴とする付
記1記載の仲介コンピュータ。
【0173】(付記4)前記利用者が前記利用者側端末
を用いて前記仲介コンピュータから送信された対象限定
特典情報の中から必要な対象限定特典情報を選択し、前
記仲介コンピュータに商品・サービスの購入依頼を行う
場合に、前記利用者側端末からの商品・サービスの購入
依頼を前記商品・サービス提供者側コンピュータに転送
すると共に、前記利用者端末からの商品・サービスの購
入依頼に関する蓄積情報を分析して得られたマーケティ
ング情報を前記商品・サービス提供者側コンピュータに
送信することを特徴とする付記1記載の仲介コンピュー
タ。(3) (付記5)外部企業のコンピュータからの送信要求に応
じて、前記マーケティング情報を前記外部企業のコンピ
ュータに送信することを特徴とする付記4記載の仲介コ
ンピュータ。
【0174】(付記6)前記商品・サービス提供者側コ
ンピュータから受信した前記提携売上情報に関する蓄積
情報を分析して得られたマーケティング情報を前記商品
・サービス提供者側コンピュータに送信することを特徴
とする付記2記載の仲介コンピュータ。(4) (付記7)外部企業のコンピュータからの送信要求に応
じて、前記仲介コンピュータが前記マーケティング情報
を前記外部企業のコンピュータに送信することを特徴と
する付記4記載の仲介コンピュータ。
【0175】(付記8)前記仲介コンピュータは、前記
利用者側端末から受信した特典検索条件を蓄積してお
き、かつ、前記商品・サービス提供者側コンピュータか
ら随時登録される前記対象限定特典情報を監視し、前記
特典検索条件に合致する対象限定特典情報が登録された
場合に、その対象限定特典情報を前記利用者側端末に送
信することを特徴とする付記1記載の仲介コンピュー
タ。(5) (付記9)前記利用者が前記仲介コンピュータに対して
行う商品・サービスの購入依頼に関する蓄積情報、又は
前記利用者が直接前記商品・サービス提供者側コンピュ
ータに商品・サービスの購入依頼を直接行う場合に前記
商品・サービス提供者側コンピュータから前記仲介コン
ピュータに対して送信される提携売上情報の蓄積情報で
ある購買履歴に基づいて、前記商品・サービス提供者側
コンピュータから随時登録される前記対象限定特典情報
を監視し、前記利用者が必要とする対象限定特典情報が
登録された場合に、その対象限定特典情報を前記利用者
側端末に送信することを特徴とする付記1記載の仲介コ
ンピュータ。
【0176】(付記10)複数の商品・サービス提供者
側コンピュータと、複数の利用者側端末と、利用者を限
定した対象限定特典情報を仲介するための仲介コンピュ
ータとをネットワークで接続し、前記商品・サービス提
供者側コンピュータから前記仲介コンピュータに提供者
情報を登録し、前記利用者側端末から前記仲介コンピュ
ータに利用者情報を登録するに伴って前記仲介コンピュ
ータは前記利用者側端末に利用者IDを発行し、前記商
品・サービス提供者側コンピュータから前記仲介コンピ
ュータに対象限定特典情報を随時登録し、前記仲介コン
ピュータはこれら対象限定特典情報を蓄積し、前記利用
者が自分の利用目的に応じた特典検索条件と前記利用者
IDを前記利用者側端末から前記仲介コンピュータに送
信すると、前記仲介コンピュータは、蓄積した対象限定
特典情報の中から、特典内容が前記特典検索条件に合致
し、かつ、その対象限定条件が前記利用者の利用者情報
に合致する対象限定特典情報を抽出して前記利用者側端
末に送信することを特徴とする対象限定特典情報仲介シ
ステム。
【0177】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の対象限
定特典情報仲介システムによれば、利用者と商品・サー
ビス提供者とのチャンネルを仲介コンピュータが統一的
に管理し、対象限定特典情報の仲介を行うので、利用者
は必要な対象限定特典情報を効率的に検索することがで
きる。商品・サービス提供者は、検索システムが効率的
に機能する対象限定特典情報を簡単に登録することがで
きる。そして、顧客(利用者)に適合する特典情報を提
示し、それによって売上の向上及び固定客の確保を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第1
実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第2
実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第3
実施形態を示すブロック図である。
【図4】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第4
実施形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第5
実施形態を示すブロック図である。
【図6】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第6
実施形態を示すブロック図である。
【図7】本発明の対象限定特典情報仲介システムの第7
実施形態を示すブロック図である。
【図8】本発明の対象限定特典情報仲介システムにおけ
るお金の流れを例示するブロック図である。
【図9】商品・サービス提供者が店舗情報を登録する際
のユーザーインターフェイス例を示す図である。
【図10】商品・サービス提供者が特典情報を登録する
際のユーザーインターフェイス例を示す図である。
【図11】商品・サービス提供者のカテゴリを登録する
ためのユーザーインターフェイス例を示す図である。
【図12】利用者が利用者情報を登録するためのユーザ
ーインターフェイス例を示す図である。
【図13】利用者が本システムを利用してイベント検索
を行う場合のユーザーインターフェイス例を示す図であ
る。
【図14】利用者が本システムを利用してキーワード検
索を行う場合のユーザーインターフェイス例を示す図で
ある。
【図15】利用者が本システムを利用してカテゴリ検索
を行う場合のユーザーインターフェイス例を示す図であ
る。
【図16】利用者が本システムを利用して店名検索を行
う場合のユーザーインターフェイス例を示す図である。
【図17】利用者が本システムを利用して提供元種別検
索を行う場合のユーザーインターフェイス例を示す図で
ある。
【図18】仲介コンピュータから利用者に提示されるイ
ベント検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図19】仲介コンピュータから利用者に提示されるキ
ーワード検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図20】仲介コンピュータから利用者に提示されるカ
テゴリ検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図21】仲介コンピュータから利用者に提示される店
名検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図22】仲介コンピュータから利用者に提示される提
供元種別検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図23】仲介コンピュータのデータベースに登録され
る対象限定特典情報のXMLファイルの一部を例示する
図である。
【符号の説明】
11 利用者(利用者側端末、利用者側コンピュータ) 12 仲介コンピュータ(の運営者、仲介サービス提供
者) 13 商品・サービス提供者
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170Z 340 340A (72)発明者 塩内 玉美 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND20 PP23 PQ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の商品・サービス提供者側コンピュー
    タと、複数の利用者側端末とにネットワークを介して接
    続され、利用者を限定した対象限定特典情報の仲介を行
    う仲介コンピュータであって、 前記商品・サービス提供者側コンピュータからのアクセ
    スにしたがって提供者情報を登録し、 前記利用者側端末からのアクセスにしたがって利用者情
    報を登録すると共に前記利用者側端末に利用者IDを発
    行し、 前記商品・サービス提供者側コンピュータからのアクセ
    スにしたがって対象限定特典情報を随時登録すると共に
    これらの対象限定特典情報を蓄積し、 前記利用者が前記利用者側端末から送信した利用目的に
    応じた特典検索条件と前記利用者IDを受信するに伴っ
    て、蓄積した対象限定特典情報の中から、特典内容が前
    記特典検索条件に合致し、かつ、その対象限定条件が前
    記利用者の利用者情報に合致する対象限定特典情報を抽
    出して前記利用者側端末に送信することを特徴とする仲
    介コンピュータ。
  2. 【請求項2】前記対象限定特典情報と共に特典識別子を
    前記利用者側端末に送信し、 前記利用者が前記利用者側端末を用いて前記仲介コンピ
    ュータから受信した対象限定特典情報の中から必要な対
    象限定特典情報を選択し、その対象限定特典情報に付与
    されている特典識別子を用いて前記商品・サービス提供
    者側コンピュータに商品・サービスの購入依頼を直接行
    う場合に、前記商品・サービス提供者側コンピュータか
    ら送信される前記購入依頼に対応する提携売上情報を受
    信することを特徴とする請求項1記載の仲介コンピュー
    タ。
  3. 【請求項3】前記利用者が前記利用者側端末を用いて前
    記仲介コンピュータから送信された対象限定特典情報の
    中から必要な対象限定特典情報を選択し、前記仲介コン
    ピュータに商品・サービスの購入依頼を行う場合に、前
    記利用者側端末からの商品・サービスの購入依頼を前記
    商品・サービス提供者側コンピュータに転送すると共
    に、前記利用者端末からの商品・サービスの購入依頼に
    関する蓄積情報を分析して得られたマーケティング情報
    を前記商品・サービス提供者側コンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の仲介コンピュータ。
  4. 【請求項4】前記商品・サービス提供者側コンピュータ
    から受信した前記提携売上情報に関する蓄積情報を分析
    して得られたマーケティング情報を前記商品・サービス
    提供者側コンピュータに送信することを特徴とする請求
    項2記載の仲介コンピュータ。
  5. 【請求項5】前記利用者側端末から受信した特典検索条
    件を蓄積しておき、かつ、前記商品・サービス提供者側
    コンピュータから随時登録される前記対象限定特典情報
    を監視し、前記特典検索条件に合致する対象限定特典情
    報が登録された場合に、その対象限定特典情報を前記利
    用者側端末に送信することを特徴とする請求項1記載の
    仲介コンピュータ。
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