JP2002140495A - 店舗関連情報の管理方法および管理装置 - Google Patents

店舗関連情報の管理方法および管理装置

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JP2002140495A
JP2002140495A JP2000331317A JP2000331317A JP2002140495A JP 2002140495 A JP2002140495 A JP 2002140495A JP 2000331317 A JP2000331317 A JP 2000331317A JP 2000331317 A JP2000331317 A JP 2000331317A JP 2002140495 A JP2002140495 A JP 2002140495A
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English (en)
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Teruhiro Nakamura
彰宏 中村
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IZU KK
Geosystem Co Ltd Japan
Original Assignee
IZU KK
Geosystem Co Ltd Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詳細な顧客情報の管理を、各店舗において手
間を要さずかつ低コストで実現し、信頼性の高い経営分
析をして、低コストで効果的な店舗の宣伝広告をするこ
とができる店舗関連情報の管理方法および管理装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 複数の登録店舗25の店舗情報および複
数の登録店舗25を利用する複数の登録顧客27aの顧
客情報を、情報処理部21によってデータベース化して
記憶手段22に記憶する。情報処理部21は、登録店舗
25の要請に応じて、記憶手段22から顧客情報を読出
して供与する。登録顧客27aは、各登録店舗の店舗情
報が記載されるホームページを閲覧することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複数の登録店舗の店舗情報、
およびこれら登録店舗を利用する複数の登録顧客の顧客
情報を含む店舗関連情報の管理方法および管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】世界的に小売業における情報技術(I
T)化において、最も注目されているのが、顧客情報管
理(Customer Relationship Management:略称CRM)
である。個々の顧客に対応したサービスが求められ、
「顧客」という言葉が「個客」という言葉に変わり、特
に小規模小売店舗にとっては、いかにして顧客を確保す
るかが最大の命題となっている。
【0003】顧客獲得および顧客維持のために顧客情報
を管理して、個々の顧客に応じた業務を提供する小売店
舗がある。たとえば顧客の獲得および顧客情報収集のた
めに、顧客に対して店舗独自の会員証を発行し、顧客の
店舗利用状況を調査し、顧客のニーズを含む経営分析を
している小売店舗がある。またたとえば顧客の店舗利用
に応じてポイントを与え、所定のポイントに達すると景
品および割引券などの特典を与えて、顧客の店舗利用の
促進、すなわち顧客の維持を図っている小売店舗があ
る。
【0004】さらにたとえば一層の顧客の獲得および顧
客の維持のために、新聞の折り込み広告およびダイレク
トメールなどの宣伝広告をしている小売店舗がある。ま
たたとえば、インターネットにおけるホームページを構
築して、宣伝広告をするとともに店舗のイメージアップ
を狙う小売店舗がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】小規模独立小売店舗で
は、上述のような、顧客情報を管理するためのコンピュ
ータを用いた管理システムを導入する費用が大きな負担
となるだけでなく、このシステムを運用するための、新
たな人材の確保が必要であるが、この人材の確保は困難
である。このような理由から、大多数の小規模独立小売
店舗では、管理を人間の手に頼っているのが現状であ
る。このために詳細な顧客情報の管理を行うことができ
ず、顧客のニーズに上手く対応できない。また管理シス
テムを導入して、その運営ができたとしても、顧客情報
は、業務を利用したことのある顧客の数しか収集でき
ず、一小規模独立小売店舗の顧客数では、信頼性のある
経営分析をするのが困難である。したがってたとえば顧
客にダイレクトメールを送付するときにも、送付したい
顧客の絞り込みができず、店舗の利用が期待できない顧
客にもダイレクトメールを送付することになり、ダイレ
クトメールの作成および送付のコストが高くなり、かつ
手間が多くなるだけでなく、効果的な宣伝広告ができな
い。
【0006】さらにホームページを開設しようとして
も、印象が良く、かつ強い印象の宣伝効果の高いホーム
ページを作るには専門業者に依頼することになり、その
費用がかかる。その上、ホームページに記載される情報
を随時更新する手間もかかる。またホームページを開設
しても、その存在を多くの人に知ってもらうことが困難
であり、ホームページを開設したにもかかわらず、ほと
んど閲覧されない場合がある。またホームページの内容
の更新も行われず放置されてしまい、所望の効果が得ら
れないだけでなく、逆に店舗のイメージを損なう場合が
ある。
【0007】さらに顧客の側に立つと、各店舗毎に会員
の登録を行い、各店舗毎に会員証を所持する煩わしさが
ある。また受けられる特典も、個々の店舗でのポイント
に応じてしか受けることができないうえ、その店舗でし
か使用できない商品券および割引券であったり、個々の
店舗が選定および供与する商品しかなく、特典の選択肢
が少なく、顧客にとって満足するものとは言い難い。
【0008】したがって本発明の目的は、詳細な顧客情
報の管理を、各店舗において手間を要さずかつ低コスト
で実現し、信頼性の高い経営分析をして、低コストで効
果的な店舗の宣伝広告をすることができる店舗関連情報
の管理方法および管理装置を提供することである。
【0009】また本発明の目的は、店舗において手間を
要さず、かつ低コストで、宣伝効果の高い店舗のホーム
ページを開設することができる店舗関連情報の管理方法
および管理装置を提供することである。
【0010】また本発明の目的は、顧客における店舗利
用の煩わしさが少なく、かつ顧客が希望の特典を受ける
ことができる店舗関連情報の管理方法および管理装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の登録店
舗から店舗情報を取得するとともに、複数の登録顧客か
ら顧客情報を取得して、店舗情報および顧客情報を記録
したデータベースを作成し、各登録店舗から要請があっ
た場合、その要請をした登録店舗に対して、登録顧客の
顧客情報を供与し、各登録顧客から要請があった場合、
その要請をした登録顧客に対して、登録店舗の店舗情報
を供与し、各登録店舗から要請があった場合、その要請
をした登録店舗の指定する登録顧客に対して、登録店舗
の店舗情報を供与することを特徴とする店舗関連情報の
管理方法である。
【0012】本発明に従えば、複数の登録店舗の店舗情
報および複数の登録店舗を利用する登録顧客の顧客情報
をデータベース化して、その詳細な店舗情報および顧客
情報の管理が一括して行なわれる。各登録店舗は、各登
録店舗および各登録顧客の顧客情報に基づいて、換言す
れば、他店舗の店舗情報およびその登録店舗を今まで利
用したことがない登録顧客の顧客情報を含めて、ニーズ
を含む経営分析をすることができる。このように各登録
店舗に関して統括的な経営分析が可能となり、一店舗毎
に経営分析をする場合に比べて、豊富な情報量の顧客情
報に基づく経営分析をすることができ、各登録店舗で
は、信頼性の高い経営分析をすることができる。また店
舗情報および顧客情報の一括管理をすることによって、
各登録店舗での店舗情報および顧客情報の管理が不要と
なり、各登録店舗における店舗情報および顧客情報の管
理に対する負担を小さく、したがって手間を必要とせ
ず、かつコストを低減することができる。さらに各登録
店舗は、上述のような経営分析に基づいて、指定する登
録顧客に店舗情報を供与することができるので、業務利
用が期待できない登録顧客に対して店舗情報を供与する
ことなく、登録顧客への店舗情報の供与を最小限に抑え
ることができるだけでなく、今までその登録店舗を利用
していない登録顧客であっても、その登録店舗の利用可
能性を有する登録顧客には、店舗情報を供与することが
できる。また各登録顧客は、今まで利用したことがない
登録店舗の店舗情報を含めて、各登録店舗の業務内容を
容易に知ることができ、高い利便性を有する。
【0013】また本発明は、登録顧客に対して複数の登
録店舗で共通の会員証を発行するとともに、その登録顧
客から各登録店舗で営まれる業務の利用状況を表す店舗
利用度データを含む顧客情報を取得して、その顧客情報
を記録したデータベースを作成し、登録顧客が各登録店
舗のうちの1つの業務を利用した場合、その業務に応じ
て店舗利用度データを更新し、各登録顧客から要請があ
った場合、前記店舗利用度データに応じた特典を供与す
ることを特徴とする店舗関連情報の管理方法である。
【0014】本発明に従えば、登録顧客は、複数の店舗
の複数の会員証を持つ必要がなく、登録店舗の共通の会
員証を用いて、各登録店舗の業務を利用することができ
る。登録顧客は、各登録店舗全体での店舗利用度データ
に応じた特典を得られるので、各店舗毎の利用度が低く
ても、全体で所定の利用度があれば特典を受けることが
できる。このように登録顧客は、店舗利用の煩わしさを
少なく、かつ希望の特典を受けることができる。また登
録顧客の店舗利用度データを含む顧客情報を、データベ
ースに記録することによって、登録顧客が登録店舗の業
務を、どのように利用しているのかがわかり、この顧客
情報を基にして、登録店舗の経営分析を行うことができ
る。
【0015】また本発明は、複数の登録店舗から店舗情
報を取得し、各登録店舗の店舗情報を記載したホームペ
ージを、コンピュータネットワークに接続されるコンピ
ュータに開設することを特徴とする店舗関連情報の管理
方法である。
【0016】本発明に従えば、各登録店舗の店舗情報を
ホームページに記載することによって、各登録店舗にお
ける手間を少なくし、かつ低コストで、店舗情報の供与
を望む登録顧客に、店舗情報を供与することができる。
また各登録顧客だけでなく未登録顧客を含む多数の顧客
が、コンピュータネットワークに接続される端末を用い
て、各登録店舗の店舗情報を記載したホームページを閲
覧することができるので、新たな登録顧客の獲得をする
ことができ、各登録店舗の利用を拡大することができ
る。また各登録店舗毎にホームページを開設しても、そ
のホームページの閲覧度数を高くすることが困難である
けれども、前述のように統括的なホームページを開設す
ることによって、他の登録店舗の店舗情報を得るために
ホームページを閲覧する顧客による店舗情報の取得を期
待することができる。このように宣伝効果の高いホーム
ページを開設できる。
【0017】また本発明は、予め入力された複数の登録
店舗の店舗情報および複数の登録顧客の顧客情報をデー
タベース化して記憶するための記憶手段と、情報供与の
要請を入力するための入力手段と、店舗情報および顧客
情報を出力するための出力手段と入力される情報供与の
要請に応答し、店舗情報および顧客情報の少なくともい
ずれか一方をデータベースから読出して、出力手段に出
力させる情報管理手段とを含むことを特徴とする店舗関
連情報の管理装置である。
【0018】本発明に従えば、記憶手段に、複数の登録
店舗の店舗情報および複数の登録店舗を利用する登録顧
客の顧客情報をデータベース化して、記憶させることが
できる。登録店舗は入力手段を用いて、情報供与の要請
すると、記憶手段に記憶されるデータベース化された店
舗情報および顧客情報の少なくとも一方が、情報管理手
段によって読み出されて出力手段によって出力され、こ
れらの情報を入手することができるので、各登録店舗
は、各登録店舗および各登録顧客の顧客情報に基づい
て、換言すれば、他店舗の店舗情報およびその登録店舗
を今まで利用したことがない登録顧客の顧客情報を含め
て、ニーズを含む経営分析をすることができる。このよ
うに各登録店舗に関して統括的な経営分析が可能とな
り、一店舗毎に経営分析をする場合に比べて、豊富な情
報量の顧客情報に基づく経営分析をすることができ、各
登録店舗では、信頼性の高い経営分析をすることができ
る。登録顧客および未登録顧客を含む顧客は、データベ
ース化された店舗情報の供与を要請して、店舗情報を入
手することができるので、今まで利用したことがない登
録店舗の店舗情報を含めて、各登録店舗の業務内容を容
易に知ることができる。
【0019】また本発明は、複数の登録店舗で営まれる
業務の利用状況を表す店舗利用度データを含む予め入力
された顧客情報を、データベース化して記憶するための
記憶手段と、登録顧客に対して発行された各登録店舗で
共通の会員証から顧客情報を読取って入力するととも
に、登録顧客が各登録店舗のうちの1つの業務を利用し
た場合、その業務に応じて店舗利用度データの変更成分
を入力する入力手段と、入力された顧客情報を記憶手段
に与えて、店舗利用度データの変更成分が入力された場
合、その店舗利用度データの変更成分に基づいて店舗利
用度データを更新記録させる情報管理手段とを含むこと
を特徴とする店舗関連情報の管理装置である。
【0020】本発明に従えば、登録顧客が登録店舗を利
用する度に、各登録店舗において入力手段を用いて店舗
利用度データの変更成分が入力され、記憶手段に記憶さ
れている店舗利用度データを含む顧客情報が、情報管理
手段によって更新されてデータベース化されて記録され
るので、登録顧客が登録店舗の業務を、どのように利用
しているのかがわかり、この顧客情報を基にして、登録
店舗の経営分析を行うことができる。
【0021】また本発明は、コンピュータネットワーク
に接続されるコンピュータに、複数の登録店舗の店舗情
報を記載したホームページが開設されることを特徴とす
る店舗関連情報の管理装置である。
【0022】本発明に従えば、各登録店舗の店舗情報を
記載したホームページを開設するコンピュータがコンピ
ュータネットワークに接続されるので、店舗情報の供与
を望む登録顧客に対してコンピュータネットワークを通
じて、店舗情報を容易に、かつ低コストで供与すること
ができる。また各登録顧客だけでなく未登録顧客を含む
多数の顧客が、コンピュータネットワークに接続される
端末を用いて、各登録店舗の店舗情報を記載したホーム
ページを開設するコンピュータに接続して、ホームペー
ジを閲覧することができるので、新たな登録顧客の獲得
をすることができ、各登録店舗の利用を拡大することが
できる。また各登録店舗毎にホームページを開設して
も、そのホームページの閲覧度数を高くすることが困難
であるけれども、前述のように統括的なホームページを
開設することによって、他の登録店舗の店舗情報を得る
ためにホームページを閲覧する顧客による店舗情報の取
得を期待することができる。このように宣伝効果の高い
ホームページを開設できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
店舗関連情報の管理装置20を示すブロック図である。
管理装置20は、少なくとも情報管理手段である情報処
理部21および記憶手段22を含み、本実施の形態で
は、さらにキーボードなどの入力部28、ファクシミリ
手段(略称:FAX)29、ホームページが開設される
コンピュータであるウェブサーバ23、電子メールの送
受信の制御をするコンピュータであるメールサーバ24
およびftpサーバ26を含んで構成される。ftp
は、ファイル転送プロトコル(file transfer protocol)
の略であり、インターネット上でファイルを転送する手
順である。管理装置20は、複数の登録店舗25ならび
に複数の登録顧客27aおよび複数の未登録顧客27b
を含む複数の顧客27に関連し、複数の登録店舗の店舗
情報、およびこれら登録店舗25を利用する複数の登録
顧客27aの顧客情報を含む店舗関連情報を管理する装
置である。図1において、理解を容易にするために、登
録店舗25および顧客27は、それぞれ1つずつしか記
載していないが、実際にはそれぞれ複数である。登録店
舗25は、管理装置20に登録され、この装置を用いて
実行される管理方法で店舗情報が管理される店舗であ
る。登録顧客27aは、登録店舗25を利用し、管理装
置20に登録され、この装置を用いて実行される管理方
法で顧客情報が管理される顧客である。未登録顧客27
bは、管理装置20に登録されず、この装置を用いて実
行される管理方法で顧客情報が管理されない顧客であ
る。また顧客27には、登録店舗25を利用したことが
ある人、および登録店舗25を利用する可能性がある人
を含む。
【0024】情報処理部21は、たとえばワークステー
ションで実現され、登録店舗25の店舗情報および登録
顧客27aの顧客情報をデータベース化して記憶手段2
2に記憶する。店舗情報は、標準項目および取り扱い商
品区分の項目に分けられる。標準項目は、店舗名、住所
および電話番号などであり、取り扱い商品区分は、登録
店舗25で取り扱う商品、たとえば、婦人服、眼鏡およ
び理髪などである。このような商品区分は、サービス業
の場合は、サービスの内容である。このように登録店舗
25は、店舗情報が情報処理部21によってデータベー
ス化されて記憶手段22に記憶されることによって管理
装置20に登録される。顧客情報は、氏名、生年月日、
住所、電話番号、電子メールのアドレス、および電子メ
ールによる各種情報の受取の可否などである。このよう
に登録顧客27aは、顧客情報が情報処理部21によっ
てデータベース化されて記憶手段22に記憶されること
によって管理装置20に登録される。
【0025】情報処理部21は、店舗情報を記載したホ
ームページを構築し、ウェブサーバ23にホームページ
を開設し、管理運営する。情報処理部21は、店舗情報
を記載した電子メールを作成し、メールサーバ24を介
して登録顧客27aに送信する。情報処理部21は、記
憶手段22に記憶されるデータベース化された店舗情報
および顧客情報に基いて、個々の登録店舗25の要請に
応じた各種分析を行い、店舗情報および顧客情報を含む
分析結果を登録店舗27aに供与する。
【0026】記憶手段22は、ハードディスクなどによ
って実現され、情報処理部21によってデータベース化
された顧客情報および店舗情報を記憶する。入力部28
は、キーボード、マウスなどであり、情報処理部21に
接続され、顧客27から得られた顧客情報を入力する。
ファクシミリ手段29は、電話回線と接続し、登録店舗
25から送信される顧客情報が記載される顧客管理カー
ドを受信する。ウェブサーバ23はインターネットに接
続されるコンピュータであって、登録店舗25の店舗情
報を記載したホームページが開設されている。メールサ
ーバ24はインターネットに接続されるコンピュータで
あって、登録店舗25の店舗情報が記載される電子メー
ルを登録顧客27aへ送信する制御を行う。ftpサー
バ26は、インターネットに接続されるコンピュータで
あって、登録店舗25から送信される店舗情報および顧
客情報を受信して保存する。ftpサーバ26が受信し
た店舗情報および顧客情報を、情報処理部21がデータ
ベース化して記憶手段22に記憶する。
【0027】図2は、登録店舗25に設けられる店舗用
管理機器(以下「店舗機器」という)20aを示すブロ
ック図である。登録店舗25における店舗機器20a
は、パーソナルコンピュータ(略称:PC)31、入力
部32、出力部33、およびファクシミリ手段(略称:
FAX)34を含んで構成される。
【0028】PC31は、インターネットを介してft
pサーバ26と接続される。入力部32および出力部3
3は、PC31に電気的に接続される。入力部32は、
入力機器32aおよびカードリーダ32bを含む。入力
機器32aは、キーボードおよびマウスであって、登録
顧客27aの顧客情報および登録店舗25の店舗情報を
入力したり、情報処理部21に対して各種情報の供与の
要請を入力する。カードリーダ32bは、会員証に記録
される会員番号を読取る。出力部33は、ディスプレイ
およびプリンタであって、情報処理部21から供与され
る各種情報を出力する。ファクシミリ手段34は、顧客
情報が記載される顧客管理カードを読取って、電話回線
を介して、情報処理部21に送信する。
【0029】図3は、顧客27が所有する顧客端末機器
20bを示すブロック図である。端末41は、パーソナ
ルコンピュータおよび携帯電話である。パーソナルコン
ピュータは、インターネットに接続可能で、ホームペー
ジの閲覧および少なくとも電子メールの受信が可能であ
る。携帯電話は少なくとも電子メールの受信が可能であ
る。携帯電話は、インターネットに接続し、ホームペー
ジの閲覧および少なくとも電子メールの受信が可能な構
成であってもよい。端末41は、入力部42および出力
部43を有する。端末41の入力部42は、パーソナル
コンピュータの場合はキーボードおよびマウスであっ
て、携帯電話の場合は入力ボタンであって、店舗情報お
よび顧客情報の供与の要請を入力する。端末41の出力
部43は、ディスプレイであって、ホームページおよび
電子メールに記載される店舗情報を表示する。
【0030】本実施の形態において、入力手段は、管理
装置20の入力部28と、店舗機器20aの入力部32
と、顧客端末機器20bの入力部42とを含む。出力手
段は、店舗機器20aの出力部33と、顧客端末機器2
0bの出力部43とを含む。
【0031】図4は、本発明の実施の他の形態の店舗関
連情報の管理方法の概要を示す図である。本発明に基づ
く事業は、上記の管理装置20を用いて本発明の管理方
法を実行する。本発明に基づく事業は、従業員がたとえ
ば1〜10人程度の小規模小売店舗の顧客管理と、イン
ターネットを利用した小規模小売店舗の顧客に対する情
報発信とを組み合わせた事業であり、小規模小売店舗の
顧客管理のアウトソーシング(外部委託)をするだけで
なく、インターネットを利用した顧客に対する情報発
信、および店舗間の横のつながりを持たせて顧客の利点
を多くすることによって、顧客の購買意欲を増進させる
システムを提案し、登録店舗から管理運営費を頂くこと
を生業とする。具体的には、登録店舗25である小規模
小売店舗の顧客管理および宣伝広告のアウトソーシング
を実施し、登録店舗25間で共通の会員証を発行し、登
録店舗25を組織化し、会員である登録顧客27aに対
して、インターネットのホームページおよび電子メール
を使用して、店舗情報を含む各種情報の発信、会員特典
および商品購入などの会員サービスを供与する事業であ
る。以上の事業を、管理装置20を有する管理会社51
が行うものとする。たとえばある所定の地域において開
店する小規模小売店舗を登録店舗25として、本発明の
管理会社51が管理を実現する。
【0032】図5は、本発明の管理方法の手順を示すフ
ローチャートである。ステップR0で管理方法が実行さ
れ、ステップR1に進む。
【0033】ステップR1において、登録店舗25の店
舗情報および登録顧客27aの顧客情報の取得および前
記情報のデータベース登録を行う。以下に、その手順を
説明する。データベース登録とは、各種情報を情報処理
部21によってデータベース化し、記憶装置22に記憶
する一連の作業のことである。
【0034】第1に、管理会社51は登録店舗25の店
舗情報のデータベース登録を行う。登録される店舗情報
の項目は、標準項目および取り扱い商品区分である。標
準項目は、店舗名、住所、電話番号などであり、取り扱
い商品区分は、登録店舗25で取り扱う商品、たとえ
ば、婦人服、眼鏡および理髪などの選択方式となってい
る。
【0035】第2に、管理会社51は登録店舗25に対
して、顧客管理カードおよび会員証を供与し、パーソナ
ルコンピュータ(略称:PC)31およびカードリーダ
32bを含む店舗機器20aを貸出す。登録店舗25
は、登録店舗25を利用した顧客27に顧客管理カード
への顧客情報の記入を求め、会員証を発行する。顧客管
理カードに記入する顧客情報は、氏名、生年月日、住
所、電話番号、電子メールのアドレス、および電子メー
ルによる各種情報の受取りの可否などである。
【0036】登録店舗25は、顧客情報の記入された顧
客管理カードを管理会社51に送信して、管理会社51
は前記顧客管理カードに記載される顧客情報をデータベ
ース登録する。登録店舗25が登録店舗として登録され
る以前に発行した独自の会員証を既に持っている顧客2
7に対しては、前記独自の会員証を破棄させて、新たに
管理会社51の会員証を発行する。管理会社51は、登
録店舗が既に所有している顧客情報をデータベース登録
する。管理会社51は、データベース登録された顧客情
報を管理する。会員証には会員番号が記録され、その会
員番号はカードリーダ32bで読取り可能である。顧客
情報は、会員証に記録される会員番号に基づいて整理さ
れ、データベース化される。
【0037】第3に、管理会社51は登録店舗25の登
録顧客27a以外の未登録顧客27bに対して、街頭お
よびホームページで入会を呼びかけて登録を行い、新た
な登録顧客を開拓するとともに、顧客情報を取得する。
登録をするときに取得する顧客情報は、上記顧客管理カ
ードに記載する顧客情報と同様であり、これによって得
られた顧客情報をデータベース登録する。
【0038】以上で、登録店舗25の店舗情報および登
録顧客27aの顧客情報の取得および前記情報のデータ
ベース登録が行われ、ステップR2に進む。
【0039】ステップR2では、登録顧客27aに対す
る情報および特典の供与、ならびに登録店舗25に対す
る情報の供与を行う。以下に、その手順を説明する。
【0040】第1に、管理会社51は登録店舗25のホ
ームページを構築しウェブサーバ23に開設し管理運営
する。ホームページは、インターネットに接続可能でホ
ームページを閲覧可能な携帯電話にも対応する。登録店
舗25のホームページは、登録店舗25に関する各種情
報を顧客27に発信することを目的とし、その内容は、
たとえばバーゲン情報、新製品情報および予約情報など
の店舗情報であり、写真などの画像を多用して視覚的に
理解しやすい構成とする。管理会社51は、登録店舗2
5の要請に応じて、登録店舗25のホームページに記載
される店舗情報の更新を行う。管理会社51のホームペ
ージは、各登録店舗25のホームページを統括するよう
な構成になっていて、登録店舗25のホームページをた
とえば地域、業種および店舗名で検索することができ
る。登録店舗25からホームページ構築に要するホーム
ページ作成費は徴収せず、この作成費をホームページ運
営費用で賄うことによって、契約時の契約金を低く設定
できる。
【0041】第2に、電子メールによって、登録顧客2
7aに各種情報を発信する。さらに、登録店舗25の要
請に応じて、登録店舗25が指定する登録顧客27aに
対して、電子メールによるダイレクトメールを送信す
る。
【0042】第3に、管理会社51は登録顧客27aの
登録店舗25の利用度合いに応じて、特典を供与する。
特典は、たとえば、登録顧客27aが登録店舗25を利
用して支払った金額に応じてポイントを供与し、そのポ
イントが所定のポイント数に達すると、登録店舗25が
供与する業務を選択して、その業務を利用することがで
きる。ポイント数の確認および業務の選択は、ホームペ
ージで行うことができる。ポイントを含む登録顧客27
aの店舗利用度データは、登録顧客27aが登録店舗2
5の業務を利用すると更新され、顧客情報としてデータ
ベース登録される。更新される店舗利用データは、利用
登録店舗、利用日時、利用業務名、利用業務に対する支
払金額および取得ポイントなどである。
【0043】第4に、管理会社51は登録店舗25の要
請に応じて、定期および不定期に、各種顧客分析および
購買分析を登録店舗25に供与をする。管理会社51
は、分析を数種類に分類して、登録店舗25は分類の中
から所望の分析を選択して、管理会社51は登録店舗2
5が選択した分析の供与をする。
【0044】以上で、登録顧客27aに対する情報およ
び特典の供与、ならびに登録店舗25に対する情報の供
与が行われ、ステップR3に進み、本実施の形態に従う
管理方法を終了する。
【0045】上述のステップR1およびステップR2に
おける手順は、各ステップにおいて前後してもよい。
【0046】図6は、管理会社51が登録顧客27aに
送信する電子メールの情報発信の形態を示す図である。
電子メールの受取りを承諾した登録顧客27aには、定
期的および不定期的に、各種情報が掲載されるメールマ
ガジン、Mail DM、テストプロモーションおよび
携帯電話向けメールなどの電子メールが送信される。メ
ールマガジンは、新規登録店舗情報およびバーゲン情報
などのイベント情報が掲載され、電子メールの送付を承
諾した全ての登録顧客27aに対して定期的に送信され
る。Mail DMは、登録店舗25が指定する登録顧
客27aに対して送信する電子メールによるダイレクト
メールで、登録店舗25のバーゲン情報および新商品情
報などが掲載される。テストプロモーションは、新商品
の販売促進を目的として、新商品の情報および新製品に
関するアンケートを掲載し、登録顧客27aに対する新
製品の効果測定を行う。携帯電話向けメールは、電子メ
ールを受信可能な携帯電話を所有する登録顧客27aに
のみ送信する電子メールで、登録店舗25におけるタイ
ムサービス、および日替り特価品の情報が掲載され、毎
日送信される。電子クーポンは、顧客端末機器20bで
ある電子メールの受信可能な携帯電話に、管理番号と電
子クーポンの定型フォーマットが記述されるHTML書
式の電子メールとして送信される。HTMLは、ハイパ
ーテキストマークアップランゲージ(Hyper Text Marku
p Language)の略であり、ホームページおよび電子メー
ルに記載される情報および前記情報の画面上の配置等を
記述する言語である。前記携帯電話はホームページの閲
覧が可能な構成が好ましい。管理番号は、送信された個
々の電子クーポンに与えられる番号であり、管理会社5
1は、電子クーポンを送信した登録顧客27aのメール
アドレスおよび電話番号などの固有番号と、電子クーポ
ンの管理番号とを対応させてデータベース登録して管理
することによって、電子クーポンの運営を行う。これに
よって電子クーポンの不正使用を防止して運営すること
ができる。電子クーポンは、たとえば登録店舗25にお
ける業務利用の利用料金を割引きするものであって、電
子クーポンを受信した登録顧客27aは、登録店舗25
において利用料金を支払うときに、携帯電話のディスプ
レイに表示される電子クーポンを登録店舗25に提示す
ることによって、利用料金の割引きを受けることができ
る。
【0047】ホームページを使用する情報発信について
説明する。管理会社51のホームページは大略的には図
4に示すような内容である。管理会社51のホームペー
ジは、登録店舗情報ページ、検索ページ、顧客情報ペー
ジおよび会員登録ページで構成される。登録店舗情報ペ
ージには、各登録店舗のホームページ、バーゲン情報、
予約情報、新製品情報およびその他の最新情報などが記
載される。各登録店舗のホームページには、店舗名、住
所、地図、取り扱い業務およびバーゲン情報などが記載
されていて、記載内容が視覚的に分かりやすく構成され
ている。バーゲン情報は、登録店舗25において現在お
よび近日中に開催されるバーゲンに関する情報である。
予約情報は、登録店舗25における業務の予約の受付お
よび状況であり、たとえば飲食店における宴会の予約で
ある。新製品情報は、登録店舗25で取り扱う新製品に
関する情報である。最新情報は、新規登録店舗の紹介な
どである。
【0048】検索ページでは、所望の登録店舗25のホ
ームページを検索することができる。検索方法は、たと
えば、店舗名などの検索したい登録店舗25に関するキ
ーワードを入力して検索する方法、地域を選択して検索
する方法、業種を選択して検索する方法などである。
【0049】顧客情報ページは、登録顧客27aのみ閲
覧可能な会員専用ページ、および未登録顧客27bのた
めの会員登録ページで構成される。会員専用ページを閲
覧するには、登録顧客27aが所有する会員証に記録さ
れる会員番号、および予め与えられる暗証番号を入力し
なければならない。会員番号および暗証番号を入力する
と、登録顧客27aが所有するポイント数が表示され
る。ポイント数が所定のポイント数に達している場合、
そのポイント数に応じた商品、登録店舗25が供与する
業務およびその他のサービスの一覧が表示され、希望の
商品を選択することができる。希望の商品を選択する
と、その商品を供与する登録店舗25のホームページに
移動し、その商品の詳細情報が表示されるようになって
いる。希望する商品が決定すると、確認番号、商品提供
店舗および受付期間が表示される。登録顧客27aは、
特典を選択した登録店舗25に行って、その特典を受け
取ることができる。登録店舗25にとっては、登録顧客
27aが登録店舗25に足を運ぶことによって、特典以
外の店舗の利用を期待することができる。
【0050】会員登録ページは、未登録顧客27bが会
員登録を行うページである。未登録顧客27bは会員登
録ページにおいて、顧客登録カードと同様の顧客情報を
記入して、会員登録を行い登録顧客27aになる。この
顧客情報は、情報処理部21によってデータベース化さ
れて記憶手段22に記憶される。その後、前記未登録顧
客27bに会員証が送付される。
【0051】表1は、一般的なダイレクトメール、すな
わち、記録紙に広告を記録して、指定する登録顧客27
aに送付するダイレクトメールと、電子メールを用いた
ダイレクトメールとの比較をした表である。
【0052】
【表1】
【0053】一般的なダイレクトメールを編集し作成す
るには、文章だけでなく商品の写真なども使用し、多色
で印刷するために、編集費用および作成費用が非常に高
くなり、作成時間も非常に長い。一般的なダイレクトメ
ールの1通当たりの配信費用は高く、配信する数に比例
して配信費用は高くなる。一般的なダイレクトメール
は、実際に読まれる率が10%もなく、宣伝効果も1〜
2%ほどである。
【0054】電子メールによるダイレクトメールは、掲
載される情報は文字だけであるので、編集する手間もか
からなく、編集費用は安く作成時間も少ない。これによ
って製作費用も安くなる。配信費用は、電子メールを1
通送るのにかかる通信費用に依存するが、ほぼ一瞬にし
て完了するので、通信費用はほとんどかからない。ま
た、電子メールは複数の通信先に送る場合であっても、
通信費は1通送る場合と同じである。電子メールを受け
取る人は、それがダイレクトメールであるとわかってい
ても50%以上認知されるので、宣伝効果は10〜20
%ある。
【0055】一般的なダイレクトメールに掲載される情
報量は、電子メールによるダイレクトメールに掲載され
る情報量に比べて非常に大きいという特性を有するの
で、登録店舗25は、管理会社51から供与される各種
分析に基づいて、一般的なダイレクトメールを送付する
登録顧客27a、および電子メールによるダイレクトメ
ールを送信する登録顧客27aを選択することによっ
て、ダイレクトメールに関する費用を最小限に押さえる
ことができるとともに、効果的な広告宣伝をすることが
できる。表2は、ホームページおよび電子メールの特性
を示す表である。
【0056】
【表2】
【0057】ホームページは、文字、音声、静止画およ
び動画を扱えるマルチメディアであるので、閲覧者、す
なわち顧客27に対して視覚的および聴覚的に情報を伝
えることができる。電子メールの情報の表現形態は、文
字であるテキストであり、ホームページに比べて情報量
は少ない。電子メールはホームページにリンクすること
ができる。
【0058】ホームページに記載される情報を取得する
には、端末からインターネットを通じてホームページに
アクセスして閲覧しなければならない。電子メールは、
情報発信元、すなわち管理会社51から直接端末に送信
される。
【0059】ホームページの情報提供対象は、ホームペ
ージにアクセスすることができる不特定多数の閲覧者で
ある。電子メールの情報の提供対象は、電子メールの送
信元が指定するので特定される。
【0060】ホームページの情報更新をするには、その
都度、更新部分を構築し直してウェブサーバ23に開設
する必要があり、非常に面倒である。電子メールの情報
更新は、テキストを入力し直すだけでいいので、非常に
簡単である。
【0061】ホームページによる情報供与の対象は、基
本的に不特定多数の閲覧者(顧客27)であるので、ホ
ームページの閲覧者を特定することはできない。また、
ホームページを閲覧した顧客27が再度同じホームペー
ジを閲覧するタイミング、すなわち閲覧するまでの期間
は、各顧客27の意識、すなわちホームページを閲覧し
ようと思うタイミングに依存する。すなわちホームペー
ジによる情報発信は、情報提供側である管理会社51お
よび登録店舗25にとっては受動的であり、情報を提供
される側である顧客27にとっては単発的なリレーショ
ンである。
【0062】電子メールによる情報供与の対象は、情報
提供側が特定することができるので、同一対象者に送信
することができる。また、情報発信のタイミング、すな
わち間隔の取り方は、情報提供側が制御することができ
る。すなわち、電子メールによる情報発信は、情報提供
側である管理会社51および登録店舗25にとっては能
動的であり、情報を提供される側である登録顧客27a
にとっては継続的または連続的なリレーションである。
【0063】上記に示すようなホームページおよび電子
メールが有する特性を生かすことによって、顧客27に
対して効果的な情報発信を行うことができる。
【0064】登録顧客27aの登録店舗25の利用度合
いに応じて供与する特典について、具体的に説明する。
登録顧客27aは、登録店舗25を利用して利用料金を
支払うときに会員証を登録店舗25に提示することで、
支払う利用金額に応じたポイントが供与される。このポ
イントは、各登録店舗間で共通である。登録店舗25
は、提示された会員証をカードリーダ32bで読取り、
PC31に利用金額を入力すると、利用金額に応じたポ
イントが登録顧客27aに発行される。その後、各登録
顧客の利用金額およびポイントを含む顧客情報が各登録
店舗から管理会社51にインターネットを介して転送さ
れ、情報処理部21がこれらの顧客情報を更新してデー
タベース化して記憶手段22に記憶する。登録顧客27
aは、所有するポイントを管理会社51のホームページ
で確認することができる。ポイントが所定のポイント数
に達すると、ホームページに掲載されるポイント数に応
じた特典を受けることができる。特典は、登録店舗25
から提供される商品である。ホームページにおいて希望
商品が決定すると、確認番号、商品提供店舗および受付
期間が表示される。その後、前記登録顧客27aは、指
定された受付期間内に商品提供店舗である登録店舗25
へ行き、会員証および確認番号を提示して、希望商品を
受け取る。
【0065】このような登録店舗25の利用度合いに応
じた特典を登録顧客27aに供与することによって、登
録顧客27aは登録店舗25をさらに利用しようと努め
るようになるので、各登録顧客27aによる各登録店舗
25の利用が拡大する。登録顧客27aが希望商品を商
品提供店舗に取りに行くことによって、登録顧客27a
が商品提供店舗である登録店舗25を利用する機会を与
えることにもなる。
【0066】さらに具体的に一例を挙げて説明する。本
発明に従って管理会社51が行う管理事業の登録店舗に
なることを希望しているA服飾店がある。A服飾店は、
とある商店街の近くに1年前に開業し、レディスファッ
ションのオリジナルブランドを販売している。A服飾店
は、1日平均50品目の商品が販売され、1日の平均売
上は35万円、月当たり900万円程度の売上がある。
売上の50%は、頻繁にA服飾店を利用するリピータに
よる売上である。新規顧客は1日当たり20人程であ
る。売上は安定しているが、リピータの比率が上がらな
いということは、リピータの増加と減少が同程度である
と考えられる。
【0067】現在、独自の会員証であるスタンプカード
を発行していて、顧客の購入金額すなわち利用金額10
00円毎にスタンプカードに1つスタンプが押され、こ
れを1ポイントとし、スタンプカードのスタンプを押す
場所50箇所がすべて満たされ50ポイントになると、
購入商品のうち1点を5000円値引きして販売する顧
客サービスを行っている。現在、会員証の発行枚数は1
2000枚で、新規顧客の75%が会員となっている。
季節の変わり目などの商品の入れ替え時期には、バーゲ
ンセールを実施しており、前年度は、春夏物と秋冬物と
の入れ替えのバーゲンセールを2回、クリスマスバーゲ
ンセールを1回の合計3回のバーゲンセールを行った。
すべての会員に対してこれらのバーゲンセールの度に、
すなわち、この1年で3回、バーゲンセールの通知をす
るダイレクトメールを送付した。会員の選別をすること
ができず、ダイレクトメールは1回につき会員数分の1
2000通必要になり、1回のダイレクトメールの製作
および発送に200万円の費用がかかった。このため、
今年度のダイレクトメールに対する予算として600万
円を計上している。開店時にホームページ作成会社に依
頼して、店舗のホームページを作成したが、ホームペー
ジの存在をどのようにして知ってもらえたらいいのかが
分からず、また、A服飾店の店舗スタッフではメンテナ
ンスをすることができず、ホームページに記載されてい
る情報は古くなるばかりで、閲覧する人もいない。
【0068】図7は、上記A服飾店が管理会社51の登
録店舗27aになって、ホームページを開設するまでの
手順を示すフローチャートである。
【0069】ステップS1でA服飾店の登録手順が開始
され、ステップS1に進む。ステップS1では、現状に
おいてA服飾店の独自の会員証があるかどうか調査され
る。ステップS1において、会員証がある場合にはステ
ップS2に進み、会員証がない場合にはステップS3に
進む。ステップS2では、A服飾店の既存の会員が所有
しているA服飾店の独自の会員証が破棄され、ステップ
S3に進む。ステップS3では、A服飾店は管理会社5
1の登録店舗として管理会社51と契約を結び、ステッ
プS4に進む。
【0070】ステップS4では、管理会社51はA服飾
店のホームページ構築のために、店舗および商品の写真
を撮影し、A服飾店の販売対象および経営理念などを取
材して、ステップS5に進む。ステップS5では、A服
飾店が管理会社51に対して希望する顧客管理の最低条
件、および供与してもらいたい分析結果を、A服飾店と
管理会社51との双方で相談して決定し、ステップS6
に進む。
【0071】ステップS6では、管理会社51はA服飾
店の既存の会員に、管理会社51が発行する新しい会員
証を送付し、ステップS7に進む。ステップS7では、
管理会社51はA服飾店に、顧客登録シートおよび会員
番号が記録される会員証を供与し、パーソナルコンピュ
ータ(PC)31および会員証に記録される会員番号を
読み取るカードリーダ32bを含む店舗用管理機器20
aを貸し出し、ステップS8に進む。
【0072】ステップS8では、管理会社51はステッ
プS4における取材内容を基にして、A服飾店のホーム
ページを構築、開設して、ステップS9に進む。ステッ
プS9では、管理会社51は、A服飾店を含む新規登録
店の通知が記載された電子メールを、管理会社51の登
録顧客27aに送付する。このようにして、ステップS
10でA服飾店の登録店舗の契約から、ホームページの
開設までの手順が終了する。
【0073】図8は、A服飾店において、顧客27が店
舗を利用したときの通常運用を示すフローチャートであ
る。
【0074】A服飾店において、顧客27が商品を購入
するとステップT0で通常運用がスタートし、ステップ
T1に進む。ステップT1では、顧客27が登録顧客2
7aであるか否かが調査される。ステップT1におい
て、顧客27が登録顧客27aであると判断されるとス
テップT5に進み、顧客27が登録顧客27aでない未
登録顧客27bであると判断されると、ステップT2に
進む。ステップT2では、未登録顧客27bに、会員す
なわち登録顧客27aになってもらうことを求め、前記
未登録顧客27bが会員になることを承諾した場合には
ステップT3に進み、前記未登録顧客27bが会員にな
ることを拒否した場合にはステップT6に進む。
【0075】ステップT3では、会員になることを承諾
した未登録顧客27bに、顧客登録カードに顧客情報を
記入してもらい、A服飾店は、その場で前記未登録顧客
27bに会員証を発行して前記未登録顧客27bを会員
すなわち登録顧客27aにして、ステップT4に進む。
【0076】ステップT4では、A服飾店は、記入して
もらった顧客登録カードに会員証に記録されている会員
番号を記入して、前記顧客登録カードを管理会社51に
ファクシミリ手段(略称:FAX)34で送信し、ステ
ップT5に進む。ステップT5では、会員証をPC31
に接続されるカードリーダ32bで読取り、PC31に
接続される入力機器32aであるキーボードから登録顧
客27aの利用金額を入力して登録顧客27aの利用金
額を登録し、ステップT7に進む。このとき、登録顧客
27aの利用金額1円につき1ポイントが発行され、こ
のポイント数も登録される。ステップT7で、通常運用
が終了する。
【0077】ステップT6では、会員になることを拒否
した未登録顧客27bに対して、会員証なしでPC31
に利用金額を入力し、ステップT7に進む。ステップT
7で、通常運用が終了する。A服飾店において顧客27
が商品を購入する度に、ステップT0〜ステップT7の
手順を繰り返す。
【0078】A服飾店が閉店したときに、PC31に接
続される出力部33であるディスプレイに表示されるメ
ニューの送信ボタンを押すと、インターネットに接続さ
れ、ftpサーバ26に接続し、PC31に登録される
販売情報をftpサーバ26に転送する。販売情報は、
店舗の売上を含む店舗情報、および登録顧客の利用金額
を含む顧客情報である。転送された販売情報は、情報処
理部21によってデータベース化されて記憶手段22に
記録される。管理会社51は、全登録店舗から寄せられ
る店舗情報および顧客情報に基づいて、月末にA服飾店
との契約時に指定されたA服飾店における購入金額上位
の登録顧客27a100名のリスト、年齢別売上分析表
および時間別売上表をA服飾店に送付する。
【0079】次に、登録顧客27aに対する情報発信に
ついて、先述のA服飾店における実施例を説明する。9
月が近づいてきたので、A服飾店において夏物衣料から
秋冬物衣料に入れ替える時期となり、バーゲンセールを
計画することになった。ダイレクトメールを送付する登
録顧客27aを絞り込むために、過去半年間にA服飾店
において店舗を利用したことがある登録顧客27aのリ
ストを送ってもらうように管理会社51に要求し、管理
会社51は前記リストをA服飾店に送付する。前記リス
トに従って、過去半年間にA服飾店を利用した登録顧客
27aにのみ一般的なダイレクトメールを送付する。こ
れによって、A服飾店のすべての登録顧客15000人
の内、一般的なダイレクトメールを送付するのは100
0人になり、一般的なダイレクトメールにかかるコスト
は30万円であり、一般的なダイレクトメールに関する
費用が大幅に減少した。A服飾店は、一般的なダイレク
トメールの送付と同時に、A服飾店の全ての登録顧客2
7aに電子メールによるダイレクトメールを送信するよ
うに管理会社51に依頼し、管理会社51はA服飾店の
登録顧客27aの内、電子メールによるダイレクトメー
ルの受取を拒否している登録顧客27aを除いて、電子
メールによるダイレクトメールを送信する。さらに、管
理会社51はA服飾店のホームページに、バーゲン情報
および新商品情報を掲載する。
【0080】顧客27による、本発明の利用の一実施例
を説明する。B氏は、以前にD電器店において管理会社
51の登録顧客27aになっている。B氏には週に1
回、電子メールが送信され、B氏は、顧客端末機器20
bの端末41であるインターネットに接続されるパーソ
ナルコンピュータ(PC)の出力部43であるディスプ
レイに表示される電子メールの記載内容を読むことがで
きる。また、B氏には、不定期的に電子メールも送信さ
れる。
【0081】ある日、B氏は、所有するポイント数を確
認するために、管理会社51のホームページの会員専用
ページを閲覧しようとした。このとき「会員番号と暗証
番号とを入力してください」と表示が出たので、指示に
従って会員証に記録される会員番号と予め管理会社51
から通知されていた暗証番号とを入力すると、「現在あ
なたは、123000ポイント所有されています。以下
に表示されるお好きな商品と交換できます。」と表示さ
れ、各登録店舗から提供された商品の一覧が表示され
た。A服飾店が提供する商品に興味を持ったので、表示
されている商品の写真を押すと、A服飾店のホームペー
ジが表示され、前記商品の詳細な情報を閲覧することが
できた。B氏は、前記商品が気に入ったので、この商品
と所有ポイントとを交換することに決め、ホームページ
の決定ボタンを押すと、「ありがとうございました。確
認番号は〇〇番です。●月〇日から◎月●日までに、提
供店舗へ受け取りに行ってください。」と表示された。
後日、B氏はA服飾店に行き、確認番号を提示して、商
品を受け取った。
【0082】B氏は、過去A服飾店を利用したことがな
かったが、以上のようにA服飾店を利用する機会を得た
ので、今後、A服飾店を利用する可能性が大きいと考え
られる。
【0083】顧客27による、本発明の利用の他の実施
例を説明する。C氏は、管理会社51の登録顧客27a
でなかったが、インターネットを利用しているときに、
管理会社51のホームページを発見し、閲覧してみる
と、登録店舗25および特典に興味を持ち、ホームペー
ジの会員登録ページに、顧客情報を入力して、管理会社
51の会員、すなわち登録顧客27aとなった。会員登
録をした1週間後、C氏に会員証が届けられ、C氏は会
員証を持って登録店舗27aであるA服飾店に行き、会
員証を提示して商品を購入した。数日後、管理会社51
から「ご利用くださいまして、ありがとうございま
す。」の内容の電子メールがC氏に送信され、C氏が管
理会社51のホームページの会員専用ページを閲覧する
と、A服飾店で購入したときに発行されたポイントの数
を確認することができた。
【0084】以上に述べた本発明の店舗関連情報の管理
方法と、チェーン店の管理方法との相違について説明す
る。まず第1に、管理にかかる経費が少ないことであ
る。小規模独立小売店舗にとって、顧客管理のシステム
構築は非常に経費がかかるだけでなく、そのシステムを
運用する人員の確保も困難である。小規模独立小売店舗
が本発明の登録店舗になることによって、店舗情報およ
び顧客情報が一括して管理され、登録店舗における管理
システム構築および運用の負担(手間および費用)が軽
減し、豊富な情報量の顧客情報に基づく信頼度の高い経
営分析が可能になり、顧客のニーズに対応する業務の供
与および低コストで効果的な宣伝広告が可能になる。ま
た、管理会社による管理が保証されることによって、登
録店舗は大きな安心感を得ることができ、登録店舗は業
務に専念することができる。
【0085】第2に、登録店舗間で共通の会員証を発行
することである。別企業および異業種であっても登録店
舗であれば、共通の会員証を使用することができるの
で、登録顧客は複数の会員証を所持する必要がない。ま
た、登録店舗が多くなると、登録顧客は登録店舗を利用
する機会が必然的に増えてくるので、特典を受けられる
機会も増えてくる。さらに、登録店舗が多くなると特典
の提供店舗も多くなるので、登録顧客にとって特典の選
択肢が多くなる。これによって、登録店舗にとっても、
新規顧客の獲得の機会が増加する。
【0086】本発明の店舗情報の管理方法における、ホ
ームページの構築および運営について説明する。ホーム
ページの構築および運営を行う企業は多数存在するが、
これらの企業の構築および運営するホームページは、単
なる広告媒体としか機能していない。また、ホームペー
ジの記載内容変更などの管理運営は、ホームページを所
有する店舗によって行われ、各店舗の手間になる。
【0087】本発明の店舗情報の管理方法におけるホー
ムページは、登録店舗の広告媒体としてだけではなく、
ポイントの確認および特典商品の選択をする場としても
機能する。これによって、登録顧客は自主的にホームペ
ージを閲覧するようになり、これにともなって登録顧客
による登録店舗のホームページの閲覧回数が増加するこ
とが期待できる。さらに、登録顧客による特典商品の選
択状況を顧客情報として用いることができ、顧客情報が
増加してデータベースも大きくなり、このデータベース
に基づく経営分析の信頼度も向上する。すなわち、本発
明に従うホームページを用いて、登録店舗および登録顧
客双方を結び付け、店舗情報および顧客情報を操作する
ことが可能になる。また、登録店舗のホームページの管
理運営は、管理会社によって行われるので、登録店舗が
ホームページを管理運営する負担がなくなる。ホームペ
ージの閲覧回数が多くなると、ホームページに広告を掲
載することによって、広告収入も期待することができ
る。
【0088】本発明におけるホームページと、バーチャ
ルショッピングモールとの違いについて説明する。バー
チャルショッピングモールは、インターネットに開設さ
れる仮想商店および仮想商店街であり、利用者は個々の
仮想商店のホームページにおいて商品を購入することが
できる。衣料、飲食および美容などの業種は、このよう
な仮想商店での営業が困難である。また、仮想商店にお
いて購入する商品は、その品質が周知である商品がほと
んどである。このように、上記の業種にとっては、バー
チャルショッピングモールを構築しても、利点が少な
い。
【0089】衣料、飲食および美容などの業種がホーム
ページを構築するときに課題となるのは、いかにして顧
客に現実の店舗に興味を持ってもらい、実際の店舗を利
用してもらえるかということである。本発明における登
録店舗のホームページは、登録店舗の店舗情報を顧客に
対して発信することを主眼にしている。
【0090】上述のように、業種によってはインターネ
ットを利用した電子商取引によって大きな市場を確保す
るのは困難であるが、全国展開されていない店舗グルー
プ、および全国的に見て特殊な商品を取り扱う雑貨店な
ど店舗を頻繁に利用し、その店舗から遠距離に在住する
顧客は、電子商取引による購入の必要性も生まれてくる
と考えられ、本発明のホームページは、将来的には電子
商取引の場へと発展する可能性を持つ。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、登録店
舗は、店舗情報および顧客情報の管理に対する負担がな
くなるとともに、統括的な経営分析および顧客管理がで
きるので、効率的な店舗経営を行うことができる。また
登録店舗は、信頼性の高い経営分析に基づいて業務を供
与することができるので、登録顧客による登録店舗の利
用を拡大することができる。このことは、各登録顧客側
からみれば、ニーズに合った登録店舗が増えることにな
り、利便性が向上する。さらに各登録店舗は、上述の信
頼性の高い経営分析に基づいて、登録顧客への店舗情報
の供与を最小限に抑えたうえで、今までその登録店舗を
利用していない登録顧客であっても、その登録店舗の利
用可能性を有する登録顧客に店舗情報を供与することが
でき、このように低コストで効率的に宣伝広告をし、利
用拡大を図ることができる。このことは、各登録顧客側
からみれば、自ら店舗を探さなくても、ニーズに合った
登録店舗を知ることができ、利便性が向上する。また登
録顧客は、今まで利用したことがない登録店舗も含め
て、ニーズに合った登録店舗を知ることができるので、
最もニーズに合った登録店舗において所望の業務を享受
することができる。このことは、各登録店舗側からみれ
ば、特別な宣伝活動をしなくても、新たな登録顧客の利
用が期待できる。このように各登録店舗および各登録顧
客の双方において、極めて有意義な効果を達成すること
ができる。
【0092】請求項2記載の本発明によれば、各登録顧
客は、各登録店舗に対して個別の会員証を持つ必要がな
く、利便性に優れている。また各登録顧客は、各登録店
舗全体での店舗利用度データに応じた特典を得られるの
で、特典を受けやすくなる。このように特典を受けやす
くなると、特典を受けにくい場合に比べて、各登録顧客
が登録店舗をさらに利用しようと努めるので、各登録顧
客による各登録店舗の利用が拡大する。
【0093】請求項3記載の本発明によれば、コンピュ
ータネットワークを利用する不特定多数の人に対して登
録店舗の店舗情報を供与することができるので、新規登
録顧客を獲得することができる。また各登録店舗毎にホ
ームページを開設する場合に比べて、多数の顧客に対す
る店舗情報の供与が可能となり、各登録店舗の利用をさ
らに拡大することができる。
【0094】請求項4記載の本発明によれば、登録店舗
は、店舗情報および顧客情報の管理に対する負担がなく
なるとともに、統括的な経営分析および顧客管理ができ
るので、効率的な店舗経営を行うことができる。また登
録店舗は、信頼性の高い経営分析に基づいて業務を供与
することができるので、登録顧客による登録店舗の利用
を拡大することができる。このことは、各登録顧客側か
らみれば、ニーズに合った登録店舗が増えることにな
り、利便性が向上する。登録顧客は、今まで利用したこ
とがない登録店舗も含めて、ニーズに合った登録店舗を
知ることができるので、最もニーズに合った登録店舗に
おいて所望の業務を享受することができる。このこと
は、各登録店舗側からみれば、特別な宣伝活動をしなく
ても、新たな登録顧客の利用が期待できる。このように
各登録店舗および各登録顧客の双方において、極めて有
意義な効果を達成することができる。
【0095】請求項5記載の本発明によれば、登録店舗
は、登録顧客の店舗利用度データを含む顧客情報に基づ
いて、顧客のニーズに応じた経営分析および顧客管理が
できるので、効率的な店舗経営を行うことができる。ま
た登録店舗は、信頼性の高い経営分析に基づいて業務を
供与することができるので、登録顧客による登録店舗の
利用を拡大することができる。
【0096】請求項6記載の本発明によれば、コンピュ
ータネットワークを利用する不特定多数の人に対して登
録店舗の店舗情報を供与することができるので、新規登
録顧客を獲得することができる。また各登録店舗毎にホ
ームページを開設する場合に比べて、多数の顧客に対す
る店舗情報の供与が可能となり、各登録店舗の利用をさ
らに拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の店舗関連情報の管理装
置20を示すブロック図である。
【図2】登録店舗25に設けられる店舗用管理機器20
aを示すブロック図である。
【図3】顧客27が所有する顧客端末機器20bを示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施の他の形態の店舗関連情報の管理
方法の概要を示す図である。
【図5】本発明の実施の他の形態の店舗関連情報の管理
方法の手順を示すフローチャートである。
【図6】登録顧客27aに送信される電子メールの情報
発信の形態を示す図である。
【図7】A服飾店が管理会社51の登録店舗27aにな
って、ホームページを開設するまでの手順を示すフロー
チャートである。
【図8】A服飾店において、顧客27が店舗を利用した
ときの通常運用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 管理装置 20a 店舗用管理機器 20b 顧客端末機器 21 情報処理部 22 記憶手段 25 登録店舗 27a 登録顧客 28,32,42 入力部 33,43 出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の登録店舗から店舗情報を取得する
    とともに、複数の登録顧客から顧客情報を取得して、店
    舗情報および顧客情報を記録したデータベースを作成
    し、 各登録店舗から要請があった場合、その要請をした登録
    店舗に対して、登録顧客の顧客情報を供与し、 各登録顧客から要請があった場合、その要請をした登録
    顧客に対して、登録店舗の店舗情報を供与し、 各登録店舗から要請があった場合、その要請をした登録
    店舗の指定する登録顧客に対して、登録店舗の店舗情報
    を供与することを特徴とする店舗関連情報の管理方法。
  2. 【請求項2】 登録顧客に対して複数の登録店舗で共通
    の会員証を発行するとともに、その登録顧客から各登録
    店舗で営まれる業務の利用状況を表す店舗利用度データ
    を含む顧客情報を取得して、その顧客情報を記録したデ
    ータベースを作成し、 登録顧客が各登録店舗のうちの1つの業務を利用した場
    合、その業務に応じて店舗利用度データを更新し、 各登録顧客から要請があった場合、前記店舗利用度デー
    タに応じた特典を供与することを特徴とする店舗関連情
    報の管理方法。
  3. 【請求項3】 複数の登録店舗から店舗情報を取得し、
    各登録店舗の店舗情報を記載したホームページを、コン
    ピュータネットワークに接続されるコンピュータに開設
    することを特徴とする店舗関連情報の管理方法。
  4. 【請求項4】 予め入力された複数の登録店舗の店舗情
    報および複数の登録顧客の顧客情報をデータベース化し
    て記憶するための記憶手段と、 情報供与の要請を入力するための入力手段と、 店舗情報および顧客情報を出力するための出力手段と 入力される情報供与の要請に応答し、店舗情報および顧
    客情報の少なくともいずれか一方をデータベースから読
    出して、出力手段に出力させる情報管理手段とを含むこ
    とを特徴とする店舗関連情報の管理装置。
  5. 【請求項5】 複数の登録店舗で営まれる業務の利用状
    況を表す店舗利用度データを含む予め入力された顧客情
    報を、データベース化して記憶するための記憶手段と、 登録顧客に対して発行された各登録店舗で共通の会員証
    から顧客情報を読取って入力するとともに、登録顧客が
    各登録店舗のうちの1つの業務を利用した場合、その業
    務に応じて店舗利用度データの変更成分を入力する入力
    手段と、 入力された顧客情報を記憶手段に与えて、店舗利用度デ
    ータの変更成分が入力された場合、その店舗利用度デー
    タの変更成分に基づいて店舗利用度データを更新記録さ
    せる情報管理手段とを含むことを特徴とする店舗関連情
    報の管理装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータネットワークに接続される
    コンピュータに、複数の登録店舗の店舗情報を記載した
    ホームページが開設されることを特徴とする店舗関連情
    報の管理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012079173A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Life Innovation Co Ltd ポイント管理サーバ及びポイント管理システム

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