JP2002197126A - 建築設計施工管理システム - Google Patents

建築設計施工管理システム

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JP2002197126A
JP2002197126A JP2001321830A JP2001321830A JP2002197126A JP 2002197126 A JP2002197126 A JP 2002197126A JP 2001321830 A JP2001321830 A JP 2001321830A JP 2001321830 A JP2001321830 A JP 2001321830A JP 2002197126 A JP2002197126 A JP 2002197126A
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JP2001321830A
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Norio Ikehara
則夫 池原
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MATSUMOTO TOCHI TATEMONO KK
Original Assignee
MATSUMOTO TOCHI TATEMONO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計変更等を効率良く、正確に行ない得る建
築設計施工管理システムを提案すること。 【解決手段】 建築設計施工管理システム100の作図
用端末9等において、カスタマイズされた三次元CAD
ソフトを起動して三次元の基本設計図を作成すると、二
次元の平面図、平面詳細図、矩計図等の一般設計図を作
成でき、別の画層に、設計図と連動して生成できる躯体
図、平面詳細図、断面詳細図、部屋展開図を含む施工図
を作成できる。施工図から、部分詳細図を作成できる。
部分詳細図の作成に当たっては、建材データベースから
建材部品(図形、属性)データを取得し、その建材詳細
をもとに、部屋毎の各部分の詳細納まり図を作成でき
る。部分詳細図から、建材表、部品表、各建材メーカの
製造ラインのコンピュータに直接に入力可能な建材部品
データを作成して、建材メーカに提供可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築の設計図面お
よび施工図面を効率良く作成でき、また、建築設計・施
工および建材メーカ間において設計・施工の修正および
変更処理を誤りなく簡単な操作により行なうことのでき
る建築設計施工管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築設計においては、建築設計事務所等
の設計業者が基本設計を行い、それに基づき、施工業者
が各種の施工図を作成し、施工図に基づき、建材・建具
メーカでは建築部材が製造され、また、建築現場では建
築の施工および管理が行われている。従来では、各段階
での設計図書は手書き、あるいは個別に作図用ソフトを
利用して作成されている。
【0003】近年においては、作図用ソフトとして、三
次元のオブジェクト指向型のCADソフトが開発され、
基本設計図作成において平面詳細図等の各部分に予め用
意されているオブジェクトモジュールが関連付けされ、
必要に応じて、建具等の詳細情報を確認でき、また、そ
の姿図等を図面上に表示させることが可能である。さら
には、設計変更に当たってはオブジェクトモジュール単
位で変更が行われるので、その作業も簡単である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建築図面の作成形態は、基本設計図と施工図は別個に作
成されており、相互間での作図データの互換性が無いの
が実状である。従って、基本設計において変更が発生し
た場合、逆に、建築現場において施工図に変更が発生し
た場合には、それぞれを個別に修正する必要がある。
【0005】また、建具の変更等が発生した場合には、
それにより影響を受ける壁の取り合い部分の変更、費用
の再見積等の作業が必要になるが、各図面が相互に連携
していないので、図面の変更、修正を行なうと、それに
伴う各種の煩雑な作業が発生する。
【0006】一方、建材メーカ等においても、建材の納
まり施工図等を描き、建材を製造しているが、修正、変
更があると、その都度、納まり施工図も修正する必要が
あり、作業が煩雑である。
【0007】このように、従来における建築設計図面の
作成方法では、図面に変更や修正が発生した場合に、設
計図、施工図、詳細図などの間の整合性を取る作業が煩
雑であり、誤りが起き易い。また、リアルタイムで処理
できないという問題がある。さらには、建材メーカーに
とっても図面に修正や変更があると、その対応が煩雑で
あるという問題がある。
【0008】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
設計図、施工図および詳細図に到る各種の建築図面情報
の一元化を図り、相互の図面を連携させながら修正、変
更、追加等の作業を行なうことのできる建築設計施工管
理システムを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の建築設計図作成用プログラムは、コンピ
ュータに、建物の基本設計図を三次元図面として作成す
る三次元のオブジェクト機能を持った三次元作図機能
と、前記基本設計図に基づき、二次元の平面図、平面詳
細図、矩計図を含む一般設計図を作成する二次元作図機
能と、当該二次元作図機能による前記一般設計図の作成
に連動して、躯体図、平面詳細図、断面詳細図、部屋展
開図、電気工事・設備工事施工図を含む施工図を作成す
る施工図作成機能と、前記二次元作図機能による前記一
般設計図の作成に連動して、部分平面詳細図、部分断面
詳細図、姿図、部品表を含む部分詳細図を作成する部分
詳細図作成機能を実現させる事を特徴としている。
【0010】ここで、前記部分詳細図作成機能は、イン
ターネット上において予め用意されている建材データベ
ースをウエブ検索する建材データベース検索機能と、こ
の建材データベース検索機能によって検索された該当建
材部品の図形情報および属性情報を含む建材部品情報に
基づき、各部屋毎の各部分の詳細納まり図を作成する詳
細納まり図作成機能と、作成された前記部分詳細図か
ら、建材表、部品表、および建材および部品メーカーの
製造ラインのコンピュータ制御システムに入力可能な建
材部品製造に必要な建材部品製造データを作成する機能
とを含むようにすることができる。
【0011】また、作成された前記の各図面を物件毎に
保存可能な物件データベースを作成する物件データベー
ス作成機能を有していることが望ましい。
【0012】更に、作成された前記物件データベースお
よび施工上必要なデータを含む物件管理データを所定の
端末側ホルダに保存すると共に、通信回線を介して、予
め定められているシステム管理サーバに対して当該物件
管理データを送信する物件管理機能を有していることが
望ましい。
【0013】次に、本発明の建築設計施工管理システム
は、一般に入手可能な建築設計図作成用プログラム、好
ましくは上記構成の建築設計図作成用プログラムがイン
ストールされた設計側コンピュータ端末と、この設計側
コンピュータ端末に対して通信回線を介して接続可能な
システム管理サーバ、このシステム管理サーバによって
制御されるデータサーバ、およびこのデータサーバに保
持されている内容を前記システム管理サーバの管理の下
でインターネット上において公開するウエブサーバを備
えたシステム管理装置とを有しており、前記データサー
バは前記設計側コンピュータ端末に保持されている前記
端末側ホルダと同一名称の管理サーバ側物件ホルダを備
えており、前記システム管理サーバは、前記設計側コン
ピュータ端末から送られた前記物件管理データを当該同
一名称の管理サーバ側物件ホルダに保存することを特徴
としている。
【0014】また、本発明では、前記データサーバは、
物件毎に前記物件管理データを保存するための複数の前
記管理サーバ側物件ホルダを備えており、前記システム
管理サーバは、前記設計側コンピュータ端末から前記物
件管理データを受信すると、当該物件管理データが前記
物件管理サーバ側ホルダに保持されている内容と比較し
て更新されているか否かを判別し、更新されている場合
には、当該物件管理データが記憶保持されている前記管
理サーバ側物件ホルダの内容を更新することを特徴とし
ている。
【0015】また、インターネットを介して前記システ
ム管理装置のウエブサーバにアクセス可能な建築工事担
当者用の施工側コンピュータ端末を有しており、前記シ
ステム管理サーバは、前記データサーバの前記管理サー
バ側物件ホルダに対する更新権限を前記設計側コンピュ
ータ端末および前記施工側コンピュータ端末に付与する
か否かを制御する更新権限管理機能と、前記データサー
バの前記管理サーバ側物件ホルダに対する閲覧権限のみ
を前記設計側コンピュータ端末および前記施工側コンピ
ュータ端末に付与するか否かを制御する閲覧権限管理機
能を備えていることを特徴としている。
【0016】さらに、前記ウエブサーバはインターネッ
ト上において、前記設計側コンピュータ端末からアクセ
ス可能な設計者専用ホームページを開設しており、当該
設計者専用ホームページには設計完了ボタンが表示され
ており、前記設計側コンピュータ端末を介して前記設計
専用ページの前記設計完了ボタンがクリックされると、
前記システム管理サーバは、前記データベースの前記管
理サーバ側物件ホルダに保存されている前記一般設計
図、前記施工図および前記部分詳細図を含む二次元図面
ホルダを、当該管理サーバ側物件ホルダ内の見積もり用
公開ホルダにコピーし、前記設計側コンピュータ端末に
付与されている当該管理サーバ側物件ホルダの更新権限
を閲覧のみが可能な閲覧権限に切り換え、前記施工側コ
ンピュータ端末に対しては当該管理サーバ側物件ホルダ
を更新可能な更新権限を付与し、前記見積もり用公開ホ
ルダを、前記ウエブサーバを介して、インターネット上
で公開することを特徴としている。
【0017】さらにまた、前記閲覧権限が付与された後
の前記設計側コンピュータ端末は、前記管理サーバ側物
件ホルダの閲覧時に、当該ホルダに保存されているデー
タが更新されている場合には、前記端末側物件ホルダに
保存されている前記物件管理データを更新することを特
徴としている。
【0018】また、前記ウエブサーバはインターネット
上において、前記施工側コンピュータ端末からアクセス
可能な施工者専用ホームページを開設しており、当該施
工者専用ホームページには伺いボタンが表示されてお
り、前記施工側コンピュータ端末を介して前記施工者専
用ホームページの前記伺いボタンがクリックされると、
前記システム管理サーバは、前記ウエブサーバを介し
て、前記設計者専用ホームページ上に変更依頼を表示さ
せると共に差し戻しボタンが表示された修正箇所指示書
を表示させ、前記施工側コンピュータ端末に付与されて
いる更新権限を閲覧権限に切り換えて、前記ウエブサー
バを介して前記施工者専用ホームページに図面が検証中
である旨を表示させることを特徴としている。
【0019】さらに、前記設計側コンピュータ端末を介
して前記修正箇所指示書が記入されて前記差し戻しボタ
ンがクリックされると、前記システム管理サーバは、前
記施工側コンピュータ端末に対する差し戻し連絡指令を
出力して、前記ウエブサーバを介して前記施工者専用ホ
ームページに図面の差し戻しがあった旨を表示させ、前
記施工側コンピュータ端末に前記更新権限を付与するこ
とを特徴としている。
【0020】さらには、前記設計者専用ホームページに
は承諾ボタンが表示されており、前記設計側コンピュー
タ端末を介して前記承諾ボタンがクリックされると、前
記システム管理サーバは、前記ウエブサーバを介して前
記施工者専用ホームページに図面の承諾済みの表示を出
力させ、前記施工側コンピュータ端末に対して、前記デ
ータサーバの前記管理サーバ側物件ホルダの前記2次元
図面ホルダに保存されている前記一般設計図、前記施工
図および前記部分詳細図を更新可能な二次元図面更新権
限を付与することを特徴としている。
【0021】また、インターネットを介して前記システ
ム管理装置のウエブサーバにアクセス可能な建築下請け
業者用の下請け業者側コンピュータ端末を有しており、
前記ウエブサーバはインターネット上において、前記下
請け業者側コンピュータ端末からアクセス可能な下請け
業者専用ホームページを開設しており、前記施工側コン
ピュータ端末を介して前記施工者専用ホームページに設
計完了である旨が入力されると、前記システム管理サー
バは、前記ウエブサーバを介して前記下請け業者専用ホ
ームページ上に図面修正がなされた旨の表示を行わせ、
前記下請け側コンピュータ端末に対して、前記管理サー
バ側物件ホルダに保存されている建具詳細モデルの更新
権限と、これ以外の物件管理データの閲覧権限を付与す
ることを特徴としている。
【0022】さらに、前記下請け業者専用ホームページ
には図面修正の終了を表す修正終了ボタンが表示されて
おり、前記下請け側コンピュータ端末を介して前記修正
終了ボタンがクリックされると、前記システム管理サー
バは、前記ウエブサーバを介して前記施工者専用ホーム
ページに修正が終了した旨を表示させ、前記の各コンピ
ュータ端末による前記管理サーバ側物件ホルダへの更新
権限の付与を解除することを特徴としている。
【0023】さらには、前記施工者専用ホームページに
は承諾画面が含まれており、当該承諾画面に対して、前
記のいずれかのコンピュータ端末から、設計事務所、施
工業者および施主に対して予め付与されていたそれぞれ
のパスワードが全て入力されると、前記システム管理サ
ーバは、前記2次元図面ホルダの内容を承認された承認
図として、前記データサーバにおける公開用の承認図ホ
ルダにコピーし、前記ウエブサーバを介して当該承認図
をダウンロード可能にすることを特徴としている。
【0024】本発明では、前記施工者専用ホームページ
には工事終了ボタンが表示されており、前記施工側コン
ピュータ端末を介して前記工事終了ボタンがクリックさ
れると、前記システム管理サーバは、前記データサーバ
の前記二次元図面ホルダに保存されているデータを竣工
図として当該データサーバ内の竣工図ホルダにコピーす
ることを特徴としている。
【0025】本発明では、インターネットを介して前記
システム管理装置のウエブサーバにアクセス可能な建材
データベース資料提供メーカの側に設置されている建材
メーカ側コンピュータ端末を有しており、当該建材メー
カ側コンピュータ端末は、前記ウエブサーバによってイ
ンターネット上に公開されている該当物件の詳細納まり
図をダウンロードする機能と、当該詳細納まり図を訂正
・編集する編集機能と、訂正・修正後の詳細納まり図を
前記データサーバに送信する送信機能とを備えており、
前記システム管理サーバは、前記建材メーカ側コンピュ
ータ端末から前記詳細収まり図を受信すると、当該デー
タによって、前記データサーバの詳細納まり図ホルダの
内容を更新することを特徴としている。
【0026】前記システム管理サーバは、前記二次元図
面ホルダのデータが承認されると、これに対応する物件
建材データベースの内容を確定し、当該物件建材データ
ベースに含まれているデータに基づき、前記建材メーカ
側コンピュータ端末に送信するための送信用データを作
成し、インターネットを介して当該建材メーカ側コンピ
ュータ端末に向けて送信することを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した建築設計施工管理システムの実施例を説明す
る。
【0028】図1は本例の建築設計施工管理システムの
全体構成図である。この図に示すように、建築設計施工
管理システム100は、システム管理装置18と、この
システム管理装置18にイントラネット16を介して接
続されている建築主の所に設置された建築主端末1、設
計事務所に設置された設計事務所端末2、建築現場事務
所に設置された現場事務所端末3、設備業者の所に設置
された設備業者端末4、電気業者の所に設置された電気
業者端末5、および建設会社に設置された建設会社端末
6とを備えている。これら建築主、設計事務所、建築現
場事務所、設備業者、電気業者および建設業者にはイン
トラネットあるいはインターネット経由でシステム管理
装置18にアクセス可能なアクセス権が付与されてい
る。また、建材メーカー販売代理店の所に設置した建材
メーカー販売代理店端末7を備えており、これに対して
も予めアクセス権が付与されている。
【0029】なお、本例ではイントラネットおよびイン
ターネットにより端末相互の通信を行うようにしている
が、システム全体をインターネットにより接続する構成
としてもよいことは勿論である。
【0030】システム管理装置18は、物件管理サーバ
8と、作図用パソコン端末9と、リモートアクセスサー
バ20と、データサーバ10と、ウエブサーバ11とを
備えており、ターミナルアダプタ21およびリモートア
クセスサーバ20を介して、上記の各端末1ないし7の
それぞれが物件管理サーバ8およびウエブサーバ11に
アクセス可能である。
【0031】一方、アクセス権を有していない一般建設
会社に設置された一般建設会社端末12、一般設計事務
所に設置された一般設計事務所端末13、一般建築主の
所に設置された一般建築主端末14、および下請け企業
に設置された下請け企業端末15は、インターネット1
7を経由して、ウエブサーバ11にアクセス可能となっ
ている。
【0032】システム管理装置18の物件管理サーバ8
には、建築設計図作成用プログラムを含む図面管理プロ
グラム、データ更新チェックプログラムを含む物件管理
プログラムがインストールされている。物件管理サーバ
8、データサーバ10およびウエブサーバ11には、物
件毎に図面、建材データなどを保持している物件データ
ベースおよび物件建材データベース等の各種のデータホ
ルダーが保存されている。また、データサーバ10に
は、建材メーカ販売代理店端末7に対して送信される建
材送信データを自動生成するための建材送信データ作成
プログラムがインストールされている。
【0033】これに対して、設計事務所端末2、電気業
者端末5、および設備業者用端末4には、CADソフト
(建築設計図作成用プログラム)と、図面承認機能を除
く物件管理プログラムがインストールされている。建築
現場端末3には、CADソフト(建築設計図作成用プロ
グラム)と、物件管理プログラムがインストールされて
いる。建材メーカ販売代理店端末7は、データサーバ1
0で自動生成されて送られてくる建材送信データを受信
可能であり、受信した建材データをメーカ製造ラインの
制御コンピュータに入力可能なデータに変換して、当該
制御コンピュータ(図示せず)に送信する機能が備わっ
ている。
【0034】図2は、本例の建築設計施工管理システム
1における生産設計図作成手順を示す説明図である。こ
の図を参照して説明すると、基本設計に必要な資料等を
用意した後に、作図用パソコン端末9あるいは設計事務
所端末2において、三次元のオブジェクト機能を備えた
CADソフト(建築設計図作成用プログラム)を起動す
る。
【0035】このCADソフトはカスタマイズされてお
り、建物の基本設計図を三次元図面として作成し、その
基本図面から二次元の平面図、平面詳細図、矩計図等の
一般設計図を作成できる。同時に、これらの図面とは別
の画層に、一般設計図と連動して、躯体図、平面詳細
図、断面詳細図および部屋展開図を含む施工図を作成で
き、更に、この施工図から、部分詳細図(平面、断面、
姿図、部品表)を作成できる。さらには、種類の異なる
CADソフトで生成された平面詳細図をDXFファイ
ル、IFCファイル形式で取り込み、それらに基づき部
分詳細図(平面、断面、姿図、部品表)の作成も支援す
る。
【0036】ここで、部分詳細図の作成にあたっては、
端末装置2、9からインターネット17を経由して、予
めインターネット上に公開されている各建材メーカーの
建材データベース31を検索して、当該建材部品の図形
情報および属性情報を含む建材部品情報を取得し、当該
建材部品情報に基づき、各部屋毎の各部分の詳細納まり
図を作成する。
【0037】作成された部分詳細図から、建材表、部品
表、および建材および部品メーカーの製造ラインのコン
ピュータ制御システムに入力可能な建材部品製造に必要
な建材部品製造データが作成される。また、作成された
各図面は、図3、4に示すように、建物毎に保存された
物件建材データベースとして作成される。
【0038】ここで、CADソフトにおける構造ソフ
ト、設備ソフト、積算ソフトの各アプリケーションとの
連携について説明すると、構造ソフトと積算ソフトにつ
いては、IFCと呼ばれる建築CAD用の中間ファイル
にオブジェクト(柱、梁、窓、壁等)とそれに付随する
属性を付加して、出力できるフォーマットである。この
IFCを利用して、生産設計の3DデータからIFCを
書き出し、構造ソフトで読み込んで、それぞれの作業を
行い、結果をIFCに書き出して、生産設計ファイルに
読み込んで、元の生産設計ファイルを構造的裏付けのあ
る生産設計ファイルに成長させる。
【0039】構造的裏づけのある3D建物ファイルを例
えば市販の「AutoCad」の基本機能である外部参
照機能を利用して、設備アプリケーションで読み込む。
読み込まれた3D建物ファイルに同じく3Dの設備オブ
ジェクトを入力して設備図を作成する。作製された設備
オブジェクトを生産設計ファイルに読み込んで、生産設
計ファイルから外部参照を利用して設備オブジェクトを
読み込んで合成することによって設備図面を生成でき
る。
【0040】また、構造、電気、設備のオブジェクトが
読み込まれた生産設計の総合ファイルをIFCに書き出
し、積算ソフトに読み込んで積算作業をすれば、見積書
を作製できる。
【0041】次に、作成された物件建材データベースを
含む施工上必要な書類および資料は、パソコン端末2、
9にインストールされている物件管理プログラムによっ
て、当該パソコン端末の所定のホルダーに保存される。
同時に、システム管理サーバ8に作成されている、パソ
コン端末2あるいは9における各ホルダーと同一の名称
が付与されているホルダーに、イントラネット16を介
して送信されて、対応するホルダーに保存される。この
結果、物件毎に、図3、4に示すホルダーが、物件管理
サーバ8およびデータサーバ10に構築される。
【0042】ここで、システム管理サーバ8では、デー
タ更新チェックプログラムが常時作動しており、物件毎
のホルダーを常に監視している。例えば、設計事務所端
末2から送信されたデータが更新されている場合には、
当該データを、受け取り可能なホルダー構造をもってい
るインターネット用データサーバ10に転送し、当該物
件の工事関係者のパソコン端末に対して、ウエブサーバ
11を介してインターネット17上で公開する。
【0043】また、建材詳細図作成に当たっては、建材
詳細図作図プログラムがインストールされている建材メ
ーカあるいはメーカ代理店のパソコン端末7に、ウエブ
サーバ11によってインターネット17上に公開されて
いる該当する物件の詳細納まり図をダウンロードする。
次に、当該パソコン端末7上において、図形データおよ
び属性情報をウエブ検索して、当該詳細納まり図を訂正
・編集する。訂正・修正後の詳細納まり図は、イントラ
ネット経由で、システム管理サーバ8に保持されている
詳細納まり図ホルダーにリモートアクセスサーバ21を
経由して送信して、当該ホルダーに保存する。かかる手
続によって、当該詳細納まり図の不備を是正することが
できる。
【0044】このようにして一つの建築物件の設計・施
工図が確定すると、当該建築物件の工事に必要な図面、
資料等の情報は、物件毎にシステム管理サーバ8、デー
タサーバ10に物件建材データベースとして保存され
る。この後は、例えば、インターネット経由で、一般建
設会社に対して見積依頼を行い、工事を担当する建設会
社を決定する。工事を請け負う建設会社が決まり、各工
事の下請け会社が決ると、図3、図4に記載されている
ように、各ホルダーに対するアクセス権が付与される。
【0045】建築工事現場に現場事務所が設置される
と、工事現場端末3には、三次元モデル図面が作成保持
される。建築現場において、当該三次元モデル図面を画
面上に表示し、編集して登録すると、二次元の必要な施
工図が生成されて所定のホルダーに保存されると共に、
訂正前の図面はファイル名が変更されて図面履歴として
当該ホルダー内に保存され、訂正後の図面は更新チェッ
クプログラム所定のファイル名で保存される。同時に、
訂正後の図面が保存されたファイルのみが物件管理サー
バ8およびデータサーバ10に転送され、それらに保存
される。
【0046】同様に、データサーバ10には、物件の工
程表、施工要領書を含む工程管理上必要な書類が、物件
管理プログラムによって生成される所定のホルダーに、
変更履歴と共に保存される(図4参照)。このようなホ
ルダーは、当該物件のインターネットのアクセス権を持
っている下請け企業端末にインターネット経由で公開さ
れる。各下請け企業は公開情報に基づき、工程管理など
を行なうことができる。
【0047】ここで、図面等の確定(承認)手続は次の
ようにして行われる。まず、物件管理サーバ8に対する
アクセス権が付与されているパソコン端末、例えば、建
築主端末1、設計事務所端末2等において、図面管理プ
ログラムを起動させ、画面上に承諾ボタン表示用のダイ
アログボックスを表示させる。この画面において、建築
主、設計事務所、現場担当者の三者が共にパスワードを
入力すると、画面上に承諾ボタンが表示され、当該ボタ
ンをクリックすることにより、図面が読み出し専用ホル
ダーに移動して、以後の訂正、編集が不可能になり、図
面内容が確定する。
【0048】また、確定後の図面内容を変更する場合に
も同様な手続により行われる。すなわち、端末上におい
て、建築主、設計事務所、現場担当者のそれぞれに与え
られているパスワードを図面管理プログラム上の承諾解
除ボタン表示用のダイアログボックスへ入力することに
より、承諾済み図面ホルダー内の図面を表示させ、承諾
解除ボタンをクリックすると当該図面が削除される。
【0049】上記のようにして図面内容が確定すると、
物件建材データベースの内容が確定し、データサーバ1
0上の建材送信データ作成プログラムが作動して、建材
メーカ販売代理店端末7への送信用データが自動生成さ
れて、建材データベース資料提供メーカに当該データが
自動メール送信される。ここで、送信用データには、作
成された部分詳細図に基づき作成された建材表および部
品表と、各建材メーカの製造ラインのコンピュータ制御
システムに直接入力可能な建材部品データが含まれてい
る。
【0050】作成された建材部品データは、インターネ
ット経由の代わりに、CD、MO等の記録媒体に記録さ
れた状態で、各建材メーカに提供することもできる。
【0051】建材部品製造後は、建材部品を建築現場に
搬入して、当該建材部品の製造データの元になっている
建物の部屋毎の部分詳細図に従って現場で建材取付け作
業を行なう。
【0052】一方、建築現場においては、前述したよう
に、その工事現場端末3から物件管理サーバ8にアクセ
スして、当該現場のデータが保存されている物件建材デ
ータベース31の内容を必要とする時にダウンロードで
きる。また、建築現場の打ち合わせにより修正変更が発
生した場合には、前述したように、修正変更を、建築設
計事務所および建築主に確認を取り、すなわち、三者の
パスワードを入力することにより、変更事項等をイント
ラネット経由で物件管理サーバ8に送信して内容を更新
できる。
【0053】ここにおいて、このような変更が発生した
場合には、作成された各図面は相互に連携しているの
で、基本設計の部分で変更するだけで、該当する各図の
部分が自動的に修正されることになる。また、建材部品
に変更が発生した場合には、変更により更新された建材
部品データが建材メーカ販売代理店端末7に自動送信さ
れる。従って、建材メーカ側では提供された建材部品デ
ータの更新データに基づき、変更に対して迅速かつ正確
に対応できる。
【0054】なお、図5は本例のシステム1における詳
細図作成までの操作手順を示すフローチャートであり、
図6は、物件建材データベースに保持される各物件毎の
ファイル概念図である。
【0055】一方、建材表および部品表の生成にあたっ
ては、図7、8に示すように、建材部品詳細の入力時に
生成された建材部品管理データベースと、姿図とに基づ
き、選択された建材表および部品表が自動生成される。
また、建材部品詳細の入力時に生成された建材部品管理
データベースに基づき、選択された物件の建材部品デー
タが各建材メーカのコンピュータのデータ形式に合わせ
た形式で自動生成される。通常は、XMLデータを自動
生成するようになっている。
【0056】次に、図8を参照して、本例における建具
詳細作成手順について説明する。建具詳細図(平面、断
面、姿図)は、三次元CADソフトによって作成された
階平面図もしくは躯体図をもとに作成した階平面詳細図
(但し、開口部は躯体図表現のまま)に対して、建具詳
細データを入力することにより自動生成される。まず、
階平面詳細図の開口部(記号)を選択することにより、
建具詳細図(別ファイル)として展開する。
【0057】次に、展開された建具詳細図(別ファイ
ル)の建具情報を入力することにより、平面詳細(段窓
部)、断面詳細(連窓分)を自動生成すると共に、元の
平面詳細図の建具図形(下側の平面詳細部を取り込ん
で)も更新する。考慮する部品図形は、建具枠、額縁、
水切り等とする。同時に、姿図を自動生成する。入力さ
れた建具情報を、建具管理データベース(符号データと
配置データ)に登録する。
【0058】次に、作成された建具詳細図から、部屋展
開図に必要な詳細部を窓枠で設定する。
【0059】しかる後に、建具詳細を作成した階平面詳
細図の部屋を窓で指示することにより、部屋展開図を別
ファイルとして、レイアウトに外部参照することで自動
生成する。
【0060】次に、作成された部屋展開図の開口部(記
号)を選択することにより、該当する建具詳細図の詳細
部を指定した位置に自動リンクする。
【0061】次に、本例のシステム1において使用する
三次元作図用ソフトウエアの仕様を以下に概説する。
【0062】(1)物件管理 (物件に対するGL・FL・階数・階高を管理し、新規
図面を起動する。) 初期設定画面を表示して、工事名、階数、階高を入力
する。 工事名は階数を作成したテンプレートの工事名・階数
欄にリンクして、図面出力時に自動的に記入されて出力
する。 階数と階高を入力することによって、各階毎の基準高
さが設定された階数分のファイルが用意されて新規図面
として起動する。 設計GLはWCS(AutoCadの絶対原点)のZ
方向の値を0として起動時に設定される。 各階のFL高さは初期設定画面で入力された、各階の
階高と1階のFL迄の高さを計算して、WCSからのZ
方向の相対寸法で各階のUCS(AutoCadの相対
原点)を決定する。 地下階、および基礎部分の高さは、1階FLを基準と
して、Z方向の−の値で入力することによってUCSを
設定し地上階と区別する。 初期設定で入力された階高、1階FL高さを計算し断
面図、断面詳細図にGL、FLラインを記入し階高と最
高軒高、最高高さの寸法を自動記入できるようにファイ
ルにリンクする。また、3Dモデル図と立面図にGLを
記入し、GLより下の部分の基礎および地下階を陰線処
理して表示できるようにする。
【0063】(2)図面表示設定 (躯体図、詳細図などの表示切替の設定) 画層を共通、構造、仕上げ、電気、設備、外構のそれ
ぞれの要素に合わせて作成し、各要素に対して画層のキ
ー振りを行い、要素を入力すれば、自動的にその画層で
表示されるようにする。 表示画面に合わせて画層をグループ化して、必要のな
い画層をフリーズしたり、ロックする画層を決めて、表
示画面の名称をつけて登録する。 名称をつけて登録された画層グループを表示表現セッ
トの登録機能を利用して、画面上に表示できるようにす
る。このとき表示できる画面は、平面図、立面図、断面
図、断面詳細図、平面詳細図、躯体図、天井伏せ図、3
Dモデル図などとなる。 画面上での各図面の切り替えは、表示画面の下にある
タグをクリックすることによって必要なときにリアルタ
イムで表示させることができる。 躯体と内部外部の仕上げは、それぞれ分けてコンポー
ネントを作成して入力することによって、それぞれの画
層に分かれて入力されるので、表示の切り替えだけで、
それぞれ別々の図面が作成できる。 1度の入力で全ての図面に表示も可能となり、それぞ
れの要素はシステムの中で共通した1元化したデータと
して取り扱いができる。 全ての要素が各図面に共通になっているため、表示さ
れている要素をどの図面で編集しても全ての図面で修正
されて表示されるので、各図面を編集の都度訂正する必
要がない。
【0064】(3)敷地入力・編集 (入力はExcel(登録商標)で作成した測量座標から
3Dメッシュなどを利用して自動生成する。作成された
敷地に対して、面カット機能を設ける。) 敷地は外部の測量会社から座標データとして入手でき
るため、そのデータを表計算ソフトで作成した標準フォ
ーマットに入力してリンクさせた実行モジュールで3D
メッシュを使用して自動生成する。 自動生成された敷地は、面カット機能(切土)と面の
押し出し機能(盛土)を利用して土地の造成形態を表現
する。 敷地に傾斜がある場合、建物が周囲の地盤高さとの関
係で平均地盤を算出するが、建物の各コーナー位置で現
状地盤と接する点の高さをその点をクリックすることに
よって取得し、基準点からの高さで表示し、その数値を
得て平均地盤面の高さを算出する。 平均地盤面が算出できた時点で、敷地が傾斜地の場合
は平均地盤を設計GLとして表示し、敷地傾斜に合わせ
た現況地盤GLを表示するようにする。図面の表示も現
況地盤以下の部分を陰線処理して表示する。 面カット機能(切土)と面の押し出し機能(盛土)の
移動数値と元の傾斜面との数値を得て土の移動量を算出
する。 敷地に工作物のAECコンテンツ(例えば、基礎・擁
壁・花壇・石積みなど)を配置して断面表示した時に、
それぞれのAECコンテンツの土に隠れている部分の表
示をする。
【0065】(4)通り芯作成 (スパン入力による通り芯・補助芯作成) 通り芯と補助芯を線分として作成し、斜め通り芯も入
力可能とする。 初期設定でスパン間隔、スパン数、通り名、予長を入
力することによって各階のファイルに自動生成する。 自動生成された通り芯交点には節点アンカーがセット
され、柱が入力された時に、自動的に柱がアンカーされ
て、通り芯からの寄り寸法が芯交点を原点として変更で
きる。
【0066】(5)部材リスト入力 (Excelを利用した部材(基礎・柱・梁・壁・スラ
ブ・建具)リストの簡易入力、壁・スラブ・建具に関し
ては、符号に対するスタイルを選択できるようにす
る。) 計算ソフトで作成した躯体入力標準フォーマットで、
躯体の各要素を数値入力することによって、各階の躯体
要素を同時にそれぞれの階のファイルに自動生成する。 各節点アンカーに柱の寄り寸法も入力できる入力フォ
ーマットが作成されるので、必要となる寄り寸法を数値
入力することによって、柱と梁の寄り寸法も処理された
状態で柱、梁が自動生成される。 単独で柱梁の寄り寸法を変更する場合は、オブジェク
トプロパティ管理のアンカー寸法を変更することで編集
が可能となる。 表示されるそれぞれの躯体要素の符号は、標準フォー
マットの符号入力セルと断面入力セルに構造図面の符号
と要素断面寸法を入力し、部材要素にアンカーされてい
るタグに符号と断面寸法を表示する。 要素断面寸法が入力されているセルと寸法オブジェク
トがリンクできる実行モジュールを作成して、躯体要素
のそれぞれの寸法が自動生成できるようにし、要素断面
が変更されたときは、寸法も追随して変更できるように
する。 壁、スペース、建具はスタイル設定をしてある基本図
面から、新規起動図面の各階ファイルに初期設定の標準
フォーマットに仕様を入力することによって自動的に読
み込んで使用できるようにする。基本図面には、予め十
分なスタイルを登録しておき、読み込みの入力フォーマ
ットと関連付けさせておく。
【0067】(6)基礎入力 (入力された部材リストから、独立基礎・杭基礎(マス
機能を利用)を作成する) 基礎はオブジェクトとして用意されていないため、マ
ス機能を利用してAECコンテンツとして作成する。 入力は他の躯体要素と同じように躯体入力標準フォー
マットに数値入力して、作成したAECコンテンツと関
連付けさせて、自動生成させる。このとき、他の躯体要
素と同じように符号、寸法を自動生成させ、寸法の追随
機能も同様とする。
【0068】(7)間仕切り入力 (入力された壁に対して、スタッド・半柱・間柱を作成
する。) (アンカー機能を利用) 上記ので読み込まれたスタイルのうち、間仕切り壁
の軽量間仕切りと木造間仕切りについては、間仕切りの
中心線(壁芯)にレイアウト曲線アンカーを所定のピッ
チでセットし、予め作成しておいた軽量スタッドコンテ
ンツまたは木造間柱コンテンツを自動的に配置する実行
モジュールを作成する。壁の移動が生じた場合でも追随
して移動できるようにする。
【0069】(8)建具入力 (入力された部材リストから建具を作成する。) 建具はプロトタイプの標準スタイルをスタイル登録し
ておき、その他に予想できる多くの組み合わせの建具を
スタイル登録して、基本図面から読み込んで使用する。 建具入力標準フォーマットに数値入力して設計寸法で
自動表示して、変更に伴って、寸法の自動追随機能によ
って開口寸法を変更する。 建具寸法は物件建材データベースに登録されて、メー
カーに送信されるWH寸法の基本寸法となるので、内法
寸法で表示し、タグをアンカーして開口寸法の大きな順
に建具の符号を自動生成して、同時に物件建材データベ
ースに保存する。 建具の姿図は建具コンテンツを利用して、建具画層の
データから作成して、建具詳細図システムの建具表作成
時に外部参照図面として表示される。
【0070】(9)外壁タイル割 (立面図に対して、単にタイルイメージのハッチングを
行うとともに、別図形として正確なタイル割を行う。) 立面図に対するハッチングはハッチング間隔の寸法入
力と模様のスタイルが選択できて、入力基準点を明記す
る。 開口部分の建具入力点をタイル割寸法とサッシュのチ
リ寸法と建具の通り芯からの寸法位置に合わせて自動生
成できるようにする。 平面図と立面図に対して、タイル割寸法を自動生成す
る。基準点を反抗した場合、寸法は自動追随する。
【0071】(10)床タイル割 (平面図に対して、単に床イメージのハッチングを行う
とともに、別図形として正確な床割を行う。) 平面図に対するハッチングはハッチング間隔の寸法入
力と模様のスタイルが選択できて、入力基準点を明記す
ることができる。
【0072】(11)天井ボード割 (天井伏せ図に対して、単に天井ボードイメージのハッ
チングを行うとともに、別図形として正確な天井ボード
割を行う。) 天井伏せ図に対するハッチングはハッチング間隔の寸
法入力と模様のスタイルが選択できて、入力基準点を明
記することができる。
【0073】(12)DB接続を利用したタグの設定 (建材DBとの接続) 外壁、内部壁、床、天井、柱、梁、家具などのタグの
設定をし、それぞれの建材データベースと接続できるよ
うにする。
【0074】(13)寸法自動表示と変更追随 (部材(柱・梁・壁)編集時に、入力で自動生成された
寸法も自動で巾などの変更に自動追随する。) 間仕切り芯、通り芯、補助芯の芯々の寸法と建具の巾
内法寸法と間仕切り芯、通り芯、補助芯など迄の寸法も
追随機能を持たせる。
【0075】(サーバ/クライアント間の状態遷移)次
に、図9〜図21を参照して、本例の建築設計管理シス
テム1による処理動作の流れ(サーバ/クライアント間
の状態遷移)について説明する。
【0076】まず、図9に示す設計段階(1)において
は、設計事務所端末2(設計側コンピュータ端末)によ
って図面が作成される。作成された図面を設計事務所端
末2の物件ホルダ101に保存されると、当該設計事務
所端末1の通信ソフトウエアが自動起動して、保存され
た図面データ(物件管理データ)を管理装置側の管理サ
ーバ8に送信する。
【0077】管理サーバ8は、設計事務所端末2から送
られた物件管理データを当該同一名称の物件ホルダ10
2に保存する。本例では、管理装置側のデータサーバ1
0は、物件毎に物件管理データを保存するための複数の
管理サーバ側物件ホルダ102を備えている。すなわ
ち、管理サーバ8は、設計事務所端末1から物件管理デ
ータを受信すると、当該物件管理データが物件管理サー
バ側ホルダ102に保持されている内容と比較して更新
されているか否かを判別し、更新されている場合には、
当該物件管理データが記憶保持されている管理サーバ側
物件ホルダ102の内容を更新する。
【0078】次に、図10に示す設計段階(2)では、
設計が終了した時点で、設計事務所端末2では、作成し
た3D図面から2D図面を一括生成する。生成された2
D図面は通信ソフトウエアによって管理システムの側に
送信され、管理サーバ8の制御の下に、データサーバ1
0の管理サーバ側物件ホルダ102に保存される。
【0079】ここで、管理サーバ8は、データサーバ1
0の管理サーバ側物件ホルダ102に対する更新権限
を、設計事務所端末2および現場事務所端末3(施工側
コンピュータ端末)に付与するか否かを制御する更新権
限管理機能と、データサーバ10の管理サーバ側物件ホ
ルダ102に対する閲覧権限のみを設計事務所端末2お
よび現場事務所端末3に付与するか否かを制御する閲覧
権限管理機能を備えている。
【0080】次に、図11に示す設計段階(3)を説明
する。ウエブサーバ11はインターネット上において、
設計事務所端末2からアクセス可能な設計者専用ホーム
ページを開設しており、当該設計者専用ホームページに
は設計完了ボタンが表示されている。設計事務所端末2
において2D図面の一括生成が終了し設計が完了した場
合には、当該設計事務所端末2はWWWブラウザを自動
起動して、設計者専用ホームページにアクセスする。こ
の設計事務所端末2を介してページ内の設計完了ボタン
がクリックされると、管理サーバ8は、データサーバ1
0上の2D設計図面が見積もり用の公開ホルダ103に
コピーして、当該2D設計図面をインターネット経由で
ダウンロード可能にする。しかる後に、設計事務所端末
2に付与されている当該管理サーバ側物件ホルダ102
の更新権限を閲覧のみが可能な閲覧権限に切り換え、現
場事務所端末3に対しては当該管理サーバ側物件ホルダ
102を更新可能な更新権限を付与する。
【0081】この後は、図12に示す見積もり段階に移
行する。この見積もり段階では、インターネットを経由
してダウンロード可能なデータはフォルタ単位で「建築
設計」、「電気設計」、「設備設計」、「外構設計」の
4つのファイルに、例えばZIP形式で圧縮してダウン
ロード可能である。
【0082】下請け業者がインターネットでダウンロー
ドする図面データは「詳細図面」のファイル毎にZIP
形式で圧縮してダウンロードできる。また、ダウンロー
ドする図面データは、SVG形式でIE5.0以上のブ
ラウザでCADが無くても縮尺をあわせて出力できるこ
とが望ましい。
【0083】次に、図13に示す施工段階(1)を説明
する。上記のように3D図面の更新権限は現場事務所端
末3(建設業者)に移行している。閲覧権限が付与され
た後の設計事務所端末2では、管理サーバ側物件ホルダ
102の閲覧時に、当該ホルダに保存されているデータ
が更新されている場合には、設計事務所端末2の側の物
件ホルダ101に保存されている物件管理データを更新
する。
【0084】次に、図14の施工段階(2)を説明す
る。管理装置側のウエブサーバ11はインターネット上
において、現場事務所端末3からアクセス可能な施工者
専用ホームページを開設しており、当該施工者専用ホー
ムページには「伺い」ボタンが表示される。
【0085】現場事務所端末3を介して施工者専用ホー
ムページの伺いボタンがクリックされると、管理サーバ
8の制御の下に、ウエブサーバ11を介して、設計者専
用ホームページ上に変更依頼を表示させると共に差し戻
しボタンが表示された修正箇所指示書を表示させ、現場
事務所端末3に付与されている更新権限を閲覧権限に切
り換えて、ウエブサーバ11を介して施工者専用ホーム
ページに図面が「検証中」である旨を表示する。
【0086】次に、図15に示す施工段階(3)を説明
する。設計事務所端末2を介して設計担当者によって図
面の検証が行われる。修正すべき箇所があった場合に
は、設計事務所端末2を介して修正箇所指示書を記入し
て「差し戻し」ボタンをクリックする。このボタンがク
リックされると、管理サーバ8は、現場事務所端末3に
対する差し戻し連絡指令を出力して、ウエブサーバ11
を介して施工者専用ホームページに図面の差し戻しがあ
った旨を表示させ、現場事務所端末3に更新権限を付与
する。
【0087】このようなやり取りを繰り返した後に、修
正の必要が無くなると、図16に示す施工段階(4)に
移行する。設計者専用ホームページには「承諾」ボタン
が表示されており、設計事務所端末2を介して承諾ボタ
ンがクリックされると、管理サーバ8は、ウエブサーバ
11を介して現場事務所端末3の施工者専用ホームペー
ジに図面の承諾済みの表示を出力させ、現場事務所端末
3に対して、データサーバ10の管理サーバ側物件ホル
ダ102の2D図面ホルダに保存されている一般設計
図、施工図および部分詳細図を更新可能な二次元図面更
新権限を付与する。
【0088】この後は、図17に示す施工段階(5)に
移行する。ウエブサーバ11はインターネット上におい
て、下請け業者側コンピュータ端末15からアクセス可
能な下請け業者専用ホームページを開設している。現場
事務所端末3を介して施工者専用ホームページに設計完
了である旨が入力されると、管理サーバ8は、ウエブサ
ーバ11を介して下請け業者専用ホームページ上に図面
修正がなされた旨の表示を行わせる。さらに、下請け側
コンピュータ端末15に対して、管理サーバ側物件ホル
ダ101に保存されている建具詳細モデルの更新権限
と、これ以外の物件管理データの閲覧権限を付与する。
【0089】次に、図18に示す施工段階(6)に移行
し、下請け業者によって建具詳細図の更新が行われる。
更新終了後において、下請け業者専用ホームページに表
示されている図面修正の終了を表す修正終了ボタン(チ
ェック終了ボタン)がクリックされると、管理サーバ8
は、ウエブサーバ11を介して施工者専用ホームページ
に修正が終了した旨を表示させ、各コンピュータ端末に
よる管理サーバ側物件ホルダ102への更新権限の付与
を解除する。
【0090】この後は、図19に示す建築主(施主)、
設計事務所および施工を担当している建設会社による3
者承諾(1)の状態に移行する。これら三者の立会いの
もとで、施工者専用ホームページから承諾画面を表示す
る。承諾が得られない場合には上記の施工段階に戻り図
面の修正が行われる。
【0091】承諾が得られた場合には、当該承諾画面に
対して、コンピュータ端末から、設計事務所、施工業者
および施主に対して予め付与されていたそれぞれのパス
ワードを全て入力する。
【0092】これらのパスワードが入力されると、図2
0に示す3者承諾(2)の状態に移行し、管理サーバ8
は、2次元図面ホルダの内容を承認された承認図とし
て、データサーバ10における公開用の承認図ホルダに
コピーし、ウエブサーバ11を介して当該承認図をダウ
ンロード可能にする。
【0093】この後は図21に示す工事終了の状態に移
行する。施工者専用ホームページには「工事終了」ボタ
ンが表示されている。現場事務所端末3を介して工事終
了ボタンがクリックされると、管理サーバ8は、データ
サーバ10の2D図面ホルダに保存されているデータを
竣工図として当該データサーバ内の竣工図ホルダ105
にコピーして、保管する。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、設計
図および施工図を一元管理し、物件毎に物件データベー
スを作成するようにしている。従って、設計変更を簡単
な作業により、迅速、かつ誤りなく行なうことができ
る。
【0095】また、建材部品メーカの製造ラインに入力
可能な建材部品データを生成して建材メーカに提供する
ようにしているので、建材部品の発注、製造、取付け作
業を効率良く行なうことが可能になる。
【0096】さらに、変更された設計図、施工図は、建
築下請け企業等が、インターネットを介してウエブサー
バ上で閲覧でき、また、図面データをダウンロードでき
るので、設計変更に伴う段取り作業等を効率的に、しか
も正確に行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築生産設計システムの概略構成
図である。
【図2】図1のシステムによる設計図作成手順を示す説
明図である。
【図3】図1のシステムにおけるシステム管理サーバの
ホルダー構成の概念図である。
【図4】図1のシステムにおけるデータサーバのホルダ
ー構成の概念図である。
【図5】図1のシステムにおける詳細図作成までの操作
手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のシステムにおける物件データベースのフ
ァイル概念図である。
【図7】図1のシステムにおける建具表、建具製造デー
タ作成手順を示す説明図である。
【図8】図1のシステムにおける建具表、建具製造デー
タの作成手順を示すフローチャートである。
【図9】図1のシステムの状態遷移を説明するための説
明図であり、設計段階(1)を示す。
【図10】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、設計段階(2)を示す。
【図11】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、設計段階(3)を示す。
【図12】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、見積り段階を示す。
【図13】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(1)を示す。
【図14】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(2)を示す。
【図15】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(3)を示す。
【図16】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(4)を示す。
【図17】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(5)を示す。
【図18】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、施工段階(6)を示す。
【図19】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、3者承諾(1)の状態を示す。
【図20】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、3者承諾(2)の状態を示す。
【図21】図1のシステムの状態遷移を説明するための
説明図であり、工事終了の状態を示す。
【符号の説明】
100 建築生産設計システム 1 建築主端末 2 設計事務所端末 3 現場事務所端末 4 設備業者端末 5 電気業者端末 6 建設会社端末 7 建材メーカ販売代理店端末 8 物件管理サーバ 9 作図用端末 10 データサーバ 11 ウエブサーバ 12 一般建設会社端末 13 一般設計事務所端末 14 一般建築主端末 15 下請け企業端末 16 イントラネット 17 インターネット 18 システム管理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月16日(2001.11.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに、 建物の基本設計図を三次元図面として作成する三次元の
    オブジェクト機能を持った三次元作図機能と、 前記基本設計図に基づき、二次元の平面図、平面詳細
    図、矩計図を含む一般設計図を作成する二次元作図機能
    と、 当該二次元作図機能による前記一般設計図の作成に連動
    して、躯体図、平面詳細図、断面詳細図、部屋展開図、
    電気工事・設備工事施工図を含む施工図を作成する施工
    図作成機能と、 前記二次元作図機能による前記一般設計図の作成に連動
    して、部分平面詳細図、部分断面詳細図、姿図、部品表
    を含む部分詳細図を作成する部分詳細図作成機能を実現
    させるための建築設計図作成用プログラム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記部分詳細図作成機能は、 インターネット上において予め用意されている建材デー
    タベースをウエブ検索する建材データベース検索機能
    と、 この建材データベース検索機能によって検索された該当
    建材部品の図形情報および属性情報を含む建材部品情報
    に基づき、各部屋毎の各部分の詳細納まり図を作成する
    詳細納まり図作成機能と、 作成された前記部分詳細図から、建材表、部品表、およ
    び建材および部品メーカーの製造ラインのコンピュータ
    制御システムに入力可能な建材部品製造に必要な建材部
    品製造データを作成する機能とを含むことを特徴とする
    建築設計図作成用プログラム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更に、 作成された前記の各図面を物件毎に保存可能な物件デー
    タベースを作成する物件データベース作成機能を有して
    いることを特徴とする建築設計図作成用プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、更に、 作成された前記物件データベースおよび施工上必要なデ
    ータを含む物件管理データを所定の端末側ホルダに保存
    すると共に、通信回線を介して、予め定められているシ
    ステム管理サーバに対して当該物件管理データを送信す
    る物件管理機能を有していることを特徴とする建築設計
    図作成用プログラム。
  5. 【請求項5】 建築設計図作成用プログラムがインスト
    ールされた設計側コンピュータ端末と、 この設計側コンピュータ端末に対して通信回線を介して
    接続可能なシステム管理サーバ、このシステム管理サー
    バによって制御されるデータサーバ、およびこのデータ
    サーバに保持されている内容を前記システム管理サーバ
    の管理の下でインターネット上において公開するウエブ
    サーバを備えたシステム管理装置とを有しており、 前記データサーバは前記設計側コンピュータ端末に保持
    されている前記端末側ホルダと同一名称の管理サーバ側
    物件ホルダを備えており、 前記システム管理サーバは、前記設計側コンピュータ端
    末から送られた前記物件管理データを当該同一名称の管
    理サーバ側物件ホルダに保存することを特徴とする建築
    設計施工管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記データサーバは、物件毎に前記物件管理データを保
    存するための複数の前記管理サーバ側物件ホルダを備え
    ており、 前記システム管理サーバは、前記設計側コンピュータ端
    末から前記物件管理データを受信すると、当該物件管理
    データが前記物件管理サーバ側ホルダに保持されている
    内容と比較して更新されているか否かを判別し、更新さ
    れている場合には、当該物件管理データが記憶保持され
    ている前記管理サーバ側物件ホルダの内容を更新するこ
    とを特徴とする建築設計施工管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 建築設計図作成用プログラムがインストールされている
    と共に、インターネットを介して前記システム管理装置
    のウエブサーバにアクセス可能な建築工事担当者用の施
    工側コンピュータ端末を有しており、 前記システム管理サーバは、前記データサーバの前記管
    理サーバ側物件ホルダに対する更新権限を前記設計側コ
    ンピュータ端末および前記施工側コンピュータ端末に付
    与するか否かを制御する更新権限管理機能と、前記デー
    タサーバの前記管理サーバ側物件ホルダに対する閲覧権
    限のみを前記設計側コンピュータ端末および前記施工側
    コンピュータ端末に付与するか否かを制御する閲覧権限
    管理機能を備えていることを特徴とする建築設計施工管
    理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記ウエブサーバはインターネット上において、前記設
    計側コンピュータ端末からアクセス可能な設計者専用ホ
    ームページを開設しており、当該設計者専用ホームペー
    ジには設計完了ボタンが表示されており、 前記設計側コンピュータ端末を介して前記設計専用ペー
    ジの前記設計完了ボタンがクリックされると、前記シス
    テム管理サーバは、 前記データベースの前記管理サーバ側物件ホルダに保存
    されている前記一般設計図、前記施工図および前記部分
    詳細図を含む二次元図面ホルダを、当該管理サーバ側物
    件ホルダ内の見積もり用公開ホルダにコピーし、前記設
    計側コンピュータ端末に付与されている当該管理サーバ
    側物件ホルダの更新権限を閲覧のみが可能な閲覧権限に
    切り換え、前記施工側コンピュータ端末に対しては当該
    管理サーバ側物件ホルダを更新可能な更新権限を付与
    し、前記見積もり用公開ホルダを、前記ウエブサーバを
    介して、インターネット上で公開することを特徴とする
    建築設計施工管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記閲覧権限が付与された後の前記設計側コンピュータ
    端末は、前記管理サーバ側物件ホルダの閲覧時に、当該
    ホルダに保存されているデータが更新されている場合に
    は、前記端末側物件ホルダに保存されている前記物件管
    理データを更新することを特徴とする建築設計施工管理
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記ウエブサーバはインターネット上において、前記施
    工側コンピュータ端末からアクセス可能な施工者専用ホ
    ームページを開設しており、当該施工者専用ホームペー
    ジには伺いボタンが表示されており、 前記施工側コンピュータ端末を介して前記施工者専用ホ
    ームページの前記伺いボタンがクリックされると、前記
    システム管理サーバは、 前記ウエブサーバを介して、前記設計者専用ホームペー
    ジ上に変更依頼を表示させると共に差し戻しボタンが表
    示された修正箇所指示書を表示させ、前記施工側コンピ
    ュータ端末に付与されている更新権限を閲覧権限に切り
    換えて、前記ウエブサーバを介して前記施工者専用ホー
    ムページに図面が検証中である旨を表示させることを特
    徴とする建築設計施工管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記設計側コンピュータ端末を介して前記修正箇所指示
    書が記入されて前記差し戻しボタンがクリックされる
    と、前記システム管理サーバは、 前記施工側コンピュータ端末に対する差し戻し連絡指令
    を出力して、前記ウエブサーバを介して前記施工者専用
    ホームページに図面の差し戻しがあった旨を表示させ、
    前記施工側コンピュータ端末に前記更新権限を付与する
    ことを特徴とする建築設計施工管理システム。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記設計者専用ホームページには承諾ボタンが表示され
    ており、 前記設計側コンピュータ端末を介して前記承諾ボタンが
    クリックされると、前記システム管理サーバは、 前記ウエブサーバを介して前記施工者専用ホームページ
    に図面の承諾済みの表示を出力させ、前記施工側コンピ
    ュータ端末に対して、前記データサーバの前記管理サー
    バ側物件ホルダの前記2次元図面ホルダに保存されてい
    る前記一般設計図、前記施工図および前記部分詳細図を
    更新可能な二次元図面更新権限を付与することを特徴と
    する建築設計施工管理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 インターネットを介して前記システム管理装置のウエブ
    サーバにアクセス可能な建築下請け業者用の下請け業者
    側コンピュータ端末を有しており、 前記ウエブサーバはインターネット上において、前記下
    請け業者側コンピュータ端末からアクセス可能な下請け
    業者専用ホームページを開設しており、 前記施工側コンピュータ端末を介して前記施工者専用ホ
    ームページに設計完了である旨が入力されると、前記シ
    ステム管理サーバは、 前記ウエブサーバを介して前記下請け業者専用ホームペ
    ージ上に図面修正がなされた旨の表示を行わせ、前記下
    請け側コンピュータ端末に対して、前記管理サーバ側物
    件ホルダに保存されている建具詳細モデルの更新権限
    と、これ以外の物件管理データの閲覧権限を付与するこ
    とを特徴とする建築設計施工管理システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記下請け業者専用ホームページには図面修正の終了を
    表す修正終了ボタンが表示されており、 前記下請け側コンピュータ端末を介して前記修正終了ボ
    タンがクリックされると、前記システム管理サーバは、
    前記ウエブサーバを介して前記施工者専用ホームページ
    に修正が終了した旨を表示させ、前記の各コンピュータ
    端末による前記管理サーバ側物件ホルダへの更新権限の
    付与を解除することを特徴とする建築設計施工管理シス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記施工者専用ホームページには承諾画面が含まれてお
    り、 当該承諾画面に対して、前記のいずれかのコンピュータ
    端末から、設計事務所、施工業者および施主に対して予
    め付与されていたそれぞれのパスワードが全て入力され
    ると、前記システム管理サーバは、 前記2次元図面ホルダの内容を承認された承認図とし
    て、前記データサーバにおける公開用の承認図ホルダに
    コピーし、前記ウエブサーバを介して当該承認図をダウ
    ンロード可能にすることを特徴とする建築設計施工管理
    システム。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記施工者専用ホームページには工事終了ボタンが表示
    されており、 前記施工側コンピュータ端末を介して前記工事終了ボタ
    ンがクリックされると、前記システム管理サーバは、前
    記データサーバの前記二次元図面ホルダに保存されてい
    るデータを竣工図として当該データサーバ内の竣工図ホ
    ルダにコピーすることを特徴とする建築設計施工管理シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 請求項8ないし16のうちのいずれか
    の項において、 インターネットを介して前記システム管理装置のウエブ
    サーバにアクセス可能な建材データベース資料提供メー
    カの側に設置されている建材メーカ側コンピュータ端末
    を有しており、 当該建材メーカ側コンピュータ端末は、 前記ウエブサーバによってインターネット上に公開され
    ている該当物件の詳細納まり図をダウンロードする機能
    と、当該詳細納まり図を訂正・編集する編集機能と、訂
    正・修正後の詳細納まり図を前記データサーバに送信す
    る送信機能とを備えており、 前記システム管理サーバは、前記建材メーカ側コンピュ
    ータ端末から前記詳細収まり図を受信すると、当該デー
    タによって、前記データサーバの詳細納まり図ホルダの
    内容を更新することを特徴とする建築設計管理システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記システム管理サーバは、前記二次元図面ホルダのデ
    ータが承認されると、これに対応する物件建材データベ
    ースの内容を確定し、当該物件建材データベースに含ま
    れているデータに基づき、前記建材メーカ側コンピュー
    タ端末に送信するための送信用データを作成し、インタ
    ーネットを介して当該建材メーカ側コンピュータ端末に
    向けて送信することを特徴とする建築設計施工管理シス
    テム。
  19. 【請求項19】 請求項5ないし18のうちのいずれか
    の項において、 前記建築設計図作成プログラムは、請求項1ないし4の
    うちのいずれかの項に記載の建築設計図作成用プログラ
    ムであることを特徴とする建築設計施工管理システム。
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