JP2002196217A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP2002196217A
JP2002196217A JP2001362990A JP2001362990A JP2002196217A JP 2002196217 A JP2002196217 A JP 2002196217A JP 2001362990 A JP2001362990 A JP 2001362990A JP 2001362990 A JP2001362990 A JP 2001362990A JP 2002196217 A JP2002196217 A JP 2002196217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な装置を用いて、移動する部材の位置を正
確に検出する位置検出装置を提供する。 【解決手段】複数の位置に移動する遊星ギヤー104の
移動に伴ってフォトリフレクタ150の前面に進退して
パルス信号を発生させ、入射させる光量を互いに異なら
せる三つの対向部(灰パターン103g、白パターン、
黒パターン)を有するラチェットホイール103及び逆
止レバー110と、上記フォトリフレクタ150の出力
値と比較するための第1及び第2の検出レベルに変更可
能で、上記第1の検出レベル(白パターン検出レベル)
により上記遊星ギヤー104の相対位置を検出判断し、
上記第2の検出レベル(灰パターン検出レベル)によ
り、上記遊星ギヤー104が所定位置にあることを絶対
位置として確認判断する制御手段であるCPU1とを具
備する位置検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する部材の位
置を検出するための位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動する物体,部材の位置を検出するに
は様々な技術が存在し、例えば、実開昭59−3430
4号公報に開示の車両の位置検出装置では、複数のビッ
トの組み合わせを形成する反射パターンと、これらの反
射パターンを読み取るための複数のフォトカプラーとが
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭59−34304号公報に開示されている技術で
は、多くのビットパターンと複数フォトカプラーとが用
いられていて大きなスペースと多くのフォトカプラーと
を必要とし、小型化を狙う機器,装置には相応しいもの
ではなかった。
【0004】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、簡便な構成であって、正確
な位置検出ができる位置検出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の位置検出装置
は、複数の位置に移動する移動部材である遊星ギヤー1
04と、上記移動部材の位置を検出するため、光を発光
する単一の発光部と、この光を受ける単一の受光部とを
有した光検出器であるフォトリフレクタ150と、上記
移動部材の移動に伴って上記受光部の前面に進退してパ
ルス信号を発生させ、上記受光部に入射させる光量を互
いに異ならせる三つの対向部(中間反射パターン(灰パ
ターン)、白パターン(Hパターン)、黒パターン)を
有し、上記移動部材が所定位置に位置したとき、上記三
つの対向部の一つである所定の対向部である中間反射パ
ターン(灰パターン)103gが、上記受光部に対向す
る受光部対向手段であるラチェットホイール103と逆
止レバー110と、上記受光部からの出力値と比較する
ための第1及び第2の検出レベルに変更可能で、上記第
1の検出レベル(Hパターン検出レベル)で上記出力値
と比較するときは上記移動部材の上記複数の位置それぞ
れの相対位置を検出判断し、この相対位置判断を基に上
記移動部材が上記所定位置にあるとき、この検出レベル
を変更し、上記受光部対向手段の上記所定の対向部の一
つと協働して上記第2の検出レベル(灰パターン検出レ
ベル)で上記出力値と比較し、上記移動部材が上記所定
位置にあることを絶対位置として確認判断する制御手段
であるCPUとを具備することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態を示す位
置検出装置を有する駆動力伝達機構を内蔵するカメラの
回路系システム図である。カメラが有するCPU1に
は、電源スイッチPWSW,1stレリーズスイッチ1
R,2ndレリーズスイッチ2R,後蓋開閉スイッチB
K,ズームアップスイッチZU,ズームダウンスイッチ
ZD,フィルム給送検出スイッチ1K等のスイッチから
信号が入力されるようになっていて、これらの信号など
に基づいてカメラ全体のシーケンスを制御している。
【0007】さらに、カメラにはインターフェイス回路
であるIF−IC2が設けられていて、このIF−IC
2には、図示しないAF(自動合焦),AE(自動露
光)関係の回路が内蔵されているほかに、単一の駆動源
となるモータ101に給電するモータドライバを内蔵
し、さらに駆動力伝達機構の動きを検出する位置検出手
段であるフォトリフレクタ(PR)150用の信号整形
回路も設けられている。
【0008】上記CPU1とIF−IC2の間には、信
号授受のためのバスライン4と、上記PR150からの
信号に基づくパルスをIF−IC2からCPU1へ伝達
するCPO信号線5が接続されている。
【0009】上記CPU1は、上記バスライン4を介し
てIF−IC2の設定を行うことができる。すなわち、
上記モータ101の起動,停止の制御、駆動電圧の決定
が可能であり、また、上記PR150のLED側電流値
の制御およびフォトトランジスタ側の光電流のスレッシ
ュ値を制御できる。さらに上記CPU1は、上記各スイ
ッチの入力に従って、モータ101を駆動し、後述する
駆動力伝達機構を構成する遊星ギヤーの噛合状態を切り
替え、被駆動ギヤーを駆動制御するなどして、カメラの
全動作を制御している。
【0010】図2は、本実施形態を示す位置検出装置が
設けられている駆動力伝達機構の平面図である。また、
図3は、上記図2中のA−A断面を示した上記駆動力伝
達機構の要部断面図である。図3に示すように、正逆回
転可能なモータ101の出力軸にはピニオンギヤー10
1aが取り付けられていて、該ピニオンギヤー101a
は図示しない減速ギヤー列を介して上記モータ101の
回転動力をギヤー102へ伝達するようになっている。
上記ギヤー102の上面には、後述するラチェットホイ
ール103の回動中心位置を決める円盤状のスペーサ1
02bが、上記ギヤー102とー体に設けられている。
また、該スペーサ102bのさらに上面には、上記ギヤ
ー102と一体に回動する太陽歯車である太陽ギヤー1
02aが同軸に設けられている。
【0011】上記ラチェットホイール103上面の互い
に対称位置にある両側縁部には支軸ピン103a,10
3a’が垂設されていて、該支軸ピン103a,103
a’にはそれぞれ遊星歯車である遊星ギヤー104,1
04’が、上記太陽ギヤー102aに噛合して軸着され
ている。また、上記遊星ギヤー104,104’は、と
もに上記ラチェットホイール103との間に若干のフリ
クション105を有している。
【0012】上記ギヤー102が回動すると該ギヤー1
02と一体に形成されている太陽ギヤー102aが回動
し、これにより該太陽ギヤー102aと噛合している上
記遊星ギヤー104も回動する。従って、上記ラチェッ
トホイール103には上記太陽ギヤー102aが回動す
る方向の回動力が生じることになる。
【0013】図2に示すように、上記ラチェットホイー
ル103は、周端面103dを有する8つの同型の爪部
と、この爪部よりも長い周端面103eを有する1つの
爪部が突設されている。また、該ラチェットホイール1
03の一側方側の外周部近傍には、該ラチェットホイー
ル103の回動制御を行う逆止レバー110が配設され
ている。
【0014】この逆止レバー110は、その支点を支軸
110dに揺動自在に枢着されていて、一腕端部110
cには上記爪部と係合する逆止爪110eが形成されて
いる。また、該逆止レバー110の一腕端とカメラ本体
内所定位置との間にはばね111が架設されていて、該
逆止レバー110をラチェットホイール103に向けて
付勢している。上記一腕端部110cは上記ばね111
の付勢力によって係止部112に当接する位置まで揺動
するとともに、上記逆止爪110eは上記ラチェットホ
イール103爪部の係止面103bに係合している。そ
して、該逆止レバー110の他椀端部110aの上記フ
ォトリフレクタ(PR)150に対向する面には、反射
率の高い白パターン(Hパターン)が設けられていて、
これにより、PR150は後述する他のパターン(灰パ
ターン,黒パターン)と反射率の違いにより判別できる
ようになっている。
【0015】上記ラチェットホイール103の一側方近
傍には、円周方向に、上記ラチェットホイール103爪
部の間隔に対応する所定間隔をもって、複数の被駆動歯
車である巻き上げ用駆動ギヤー120,巻戻し用駆動ギ
ヤー121,AFレンズ用駆動ギヤー122,ズームダ
ウン用駆動ギヤー123,ズームアップ用駆動ギヤー1
24が、図示しない軸に軸着されて配設されている。
【0016】また、上記遊星ギヤー104,104’
は、上記太陽ギヤー102aの回動に伴って公転運動を
行うが、上記逆止爪110eが上記ラチェットホイール
103爪部の所定の係止面103bに係合したときに、
上記駆動ギヤー120,121,122,123,12
4のうちの何れかと噛合するようになっている。なお、
上記駆動ギヤー120,121,122,123,12
4は、図示しないギヤー列を介してそれぞれ、フィルム
巻上機構,フィルム巻戻機構,オートフォーカス機構,
ズームダウン機構,ズームアップ機構に連結し、その駆
動源となっている。
【0017】上記太陽ギヤー102aが、図中矢印CC
W方向に回転すると、上記遊星ギヤー104,104’
の公転運動に伴い上記ラチェットホイール103も同C
CW方向に回転する。ここで、上記フリクション105
の力を上記ばね111の付勢力より強い力に設定する
と、上記逆止レバー110は、その逆止爪110eが上
記ばね111の付勢力に抗して上記ラチェットホイール
103爪部の斜面103cによって外方に押し上げら
れ、図中、2点鎖線にて示される位置まで揺動する。そ
して、上記ラチェットホイール103はラチェット機構
による回転動作を行う。
【0018】図4に、上記ラチェットホイール103
を、図2で示した方向の裏面の方向より見た形状を示
す。すなわち、この状態はPR150から見たラチェッ
トホイール103の形状である。上記遊星ギヤー10
4,104’がAFレンズ用駆動ギヤー122に噛合し
て、オートフォーカス機構に連結された状態のとき、上
記PR150の前面に相当する位置に、他の爪部より反
射率の高い灰パターン103fまたは103gが設けら
れた爪部が停止するようになっている。そして、これら
の灰パターン103f,103gが設けられた爪部以外
の爪部には、反射率の低い黒パターン(Lパターン)が
設けられていて、PR150は反射率により灰パターン
とLパターンとを判別できるようになっている。
【0019】そして、上記逆止レバー110の揺動動作
に基づく制御機構(後述する)により上記ラチェットホ
イール103の回転動作を制御することで、上記遊星ギ
ヤー104,104’の公転軌跡上での位置制御が可能
となる。すなわち、上記遊星ギヤー104,104’を
所望の位置に停止させて、上記駆動ギヤー120,12
1,122,123,124のうちの何れかと噛合する
ように該遊星ギヤー104,104’の公転動作を制御
することができる。
【0020】また、上述したように、上記ラチェットホ
イール103の9つの爪部のうち、1つの爪部のみが他
の爪部より周端面が長くなっているため、該ラチェット
ホイール103を図2中CCW方向に回転させると、上
記PR150からは8つの短いオン信号(パルス信号)
と1つの長いオン信号(パルス信号)が出力されること
になる。
【0021】このようなPR150における出力信号
と、これに対応した上記ラチェットホイール103,逆
止レバー110の動作のタイムチャートを図5に示す。
図中、ラチェットホイール103の回転による遊星ギヤ
ー104,104’の噛合する駆動ギヤーに応じて、次
のような各符号の駆動状態が選択される。すなわち、 Wind;フィルム巻き上げ RW ;フィルム巻戻し AF ;オートフォーカス ZD ;ズームダウン ZU ;ズームアップ となる。なお、上記各状態における遊星ギヤー104,
104’の噛合先は、それぞれ上記駆動ギヤー120,
121,122,123,124である。すなわち、上
記ラチェットホイールが回転し、上記遊星ギヤー10
4,104’の何れかが上記駆動ギヤー120,12
1,122,123,124の何れかと噛合すると、上
記の何れかの状態を選択するようになっている。
【0022】本実施形態では、上記1つの長いオン信号
の立ち下がりから8つめのオン信号の立ち下がり時、す
なわち、図2に示す上記遊星ギヤー104がオートフォ
ーカス駆動機構に連結された駆動ギヤー122に噛合し
ている状態を初期位置と設定する。
【0023】ここで上記オートフォーカス位置にあると
きには、PR150の出力は上記103f,103gの
灰パターンにより中間レベルとなる。
【0024】CPU1はIF−IC2に対し、PR15
0の反射光電流の検出レベルを設定できるようになって
いる。すなわち、CPU1は、図5中、1点鎖線で示さ
れる灰パターン検出レベルとHパターン検出レベルを選
択して設定できるようになっている。これらの内の選択
した検出レベルよりも光電流が大きい場合、IF−IC
2の出力するCPOはLレベルを出力し、上記光電流が
小さい場合には同CPOはHレベルを出力する。
【0025】上記Hパターン検出レベルは、上記逆止レ
バー110がPR150の前面にあることを検出するレ
ベルで、上記逆止レバー110がPR150の前面にあ
る場合、つまりHパターン(白パターン)がPR150
の前面にある場合にはCPOはLレベルになり、ラチェ
ットホイール103の灰パターンおよびLパターン(黒
パターン)がPR150の前面にある場合にはCPOは
Hレベルになる。
【0026】上記灰パターン検出レベルは、上記灰パタ
ーン103g,103fがPR150の前面にある場
合、CPOをLレベルとし、LパターンがPR150の
前面にある場合にはCPOをHレベルにする値である。
【0027】図6は、本実施形態における上記ラチェッ
トホイール103の初期位置設定時に係る上記PR15
0の出力信号タイムチャートである。上記PR150か
ら出力されるパルス信号(図中、CPOで示す)は、起
動(スタート)直後の図中、タイミングT1においては
読み飛ばされる。なお、そのパルス数は、図示しないE
EPROM等に記憶されているデータ(GPSTRT)
に基づく。
【0028】次に、上記パルス信号は、図中タイミング
T2においてパルス数カウンタC1においてカウントさ
れ、1周期の駆動シーケンス信号となる。なお、図6
中、maxで示されるオン信号区間は、上記1つの長い
オン信号が出力されていることを示している。さらに、
図中、タイミングT3におけるパルス信号によってラチ
ェットホイール103がオートフォーカス駆動ギヤー1
22に対応する位置、すなわち、上記遊星ギヤー104
が該駆動ギヤー122と噛合する位置へ移動される。
【0029】図7,図8は、本実施形態におけるラチェ
ットホイール103(遊星ギヤー104,104’)の
初期位置設定動作のサブルーチンを示したフローチャー
トである。なお、これらのフローチヤートはCPU1の
動作として説明する。
【0030】上記ラチェットホイール103、ひいては
遊星ギヤー104,104’の初期位置設定動作は、ま
ず、PR150の反射光電流の検出レベルをHパターン
検出レベルに設定する(ステップS1)。この検出レベ
ルは灰パターンがあってもCPOはHレベルになるモー
タ駆動電圧を設定し(ステップS2)、モータ101
(図1,図3参照)を駆動した後(ステップS3)、読
み飛ばしパルス数C0を図示しないEEPROM等に記
憶された値に設定する(スチップS4)。なお、このと
きフラグF1=1とする。その後、パルス数カウンタC
1=8として(ステップS5)、該パルス信号の立ち下
がり(Lowエッジ)を検出するまで待機する(ステッ
プS6)。上記ステップS6で該パルス信号の立ち下が
りを検出すると、パルス幅タイマT0がスタートし(ス
テップS7)、該パルス信号の立ち上がり(Highエ
ッジ)を検出するまで図示しないCPUのハードタイマ
をかける(ステップS8)。すなわち、ここでパルス幅
を検出する。
【0031】上記ステップS8で該パルス信号の立ち上
がりを検出すると、上記タイマT0、すなわち、上記P
R150から出力されるパルス幅を読み込み(ステップ
S9)、上記EEPROM等に記憶されている最低パル
ス幅のデータと比較する(ステップS10,ステップS
11)。そして、上記PR150から出力されるパルス
幅が上記EEPROM等に記憶されている最低パルス幅
以下のときは、チャタリングが生じたとして上記ステッ
プS6に戻る。
【0032】上記ステップS10,ステップS11で、
上記PR150から出力されるパルス幅が上記EEPR
OM等に記憶されている最低パルス幅以上のときは、上
記フラグF1を調べて読み飛ばし中か否かを検出する
(ステップS12)。ここで、読み飛ばし中であるな
ら、上記読み飛ばしパルス数C0をデクリメントして
(ステップS13)、C0=0か否かを調べる(ステッ
プS14)。そして、該ステップS14でC≠0である
なら直接、また、C0=0であるなら読み飛ばし終了し
て(ステップS15)、それぞれ上記ステップS6に戻
る。
【0033】上記ステップS12で読み飛ばし終了であ
ると判定されると、図8の〔2〕に移行して、上記PR
150からの現在のパルス幅を過去の最大値と比較する
(ステップS16,ステップS17)。そして、現在の
パルス幅の方が大きいときは該現在のパルス幅を最大値
とし(ステップS18)、パルス数カウンタC1の値を
図示しないRAMにおけるRAM−1領域にストアした
後(ステップS19)、該パルス数カウンタC1をデク
リメントする(ステップS20)。
【0034】上記ステップS17において現在のパルス
幅の方が小さいときも該ステップS20に移行し、その
後、該パルス数カウンタC1=0か否かを判定する(ス
テップS21)。該ステップS21においてパルス数カ
ウンタC1≠0であるなら、すなわち、上記図12に示
す1周期のシーケンスが終了していないなら、上記図7
中、〔1〕に移行して上記ステップS6に戻る。
【0035】また、上記ステップS21で該パルス数カ
ウンタC1=0であるなら、すなわち、上記図6に示す
1周期のシーケンスが終了したなら、上記ラチェットホ
イール103の現在位置の算出処理を行う(ステップS
22)。すなわち、最大パルス幅の位置データから9パ
ルス目の絶対位置を算出し、上記図5に示すようにma
xの位置を絶対位置の4の位置とする。なお、上記RA
M−1領域にストアしたデータ+4>10のときは1桁
目を絶対位置とする。この後、遊星ギヤー104をオー
トフォーカス駆動ギヤー122と噛合する位置へ駆動す
る(ステップS23)。
【0036】次に、上記検出パターンをHパターン検出
レベルから灰パターン検出レベルに切り替える(ステッ
プS24)。このときCPOがHレベル→Lレベルへ変
化すれば正常終了となり(ステップS25)、CPOが
Hレベルのままだと異常と判断して、ステップS1へ戻
りすべて最初からこの処理を実行する。そして正常終了
の場合には、該ラチェットホイール103の現在位置
(あるいは遊星ギヤー104,104’の現在位置)を
上記RAMにおけるRAM−2領域にストアして(ステ
ップS26)、サブルーチン「初期位置出し」を終了す
る。
【0037】図9は、本実施形態における駆動ギヤー選
択動作のサブルーチンを示すフローチャートである。な
お、このフローチャートも上記のフローチャート同様、
CPUの動作として説明する。
【0038】駆動ギヤー選択動作は、まず、駆動ギヤー
の第1の目標位置データD1を図示しないRAMにおけ
るRAM−A領域に設定する(ステップS31)。次に
第2の目標位置データD2をRAM−B領域に設定する
(ステップS32)。現在位置がAF位置であるかどう
かを判断し(ステップS33)、AF位置である場合に
は、PR150の反射光電流の検出レベルを灰パターン
検出レベルに設定し(ステップS34)、CPOのレベ
ルをチェックする(ステップS35)。CPOがHレベ
ルの場合には、上記ステップS1に戻って初期位置出し
処理を行う。
【0039】次に、PR150の反射光電流の検出レベ
ルをHパターン検出レベルに設定する(ステップS3
6)。この後、モータ駆動電圧を設定して(ステップS
37)、該RAM−A領域のデータと上記RAM−2領
域のデータとを比較する(ステップS38,ステップS
39)。すなわち、駆動ギヤーの目標位置と、上記ラチ
ェットホイール103あるいは遊星ギヤー104,10
4’の現在位置とを比較する。そして、ステップS15
4において該遊星ギヤー104,104’が目標位置に
到達したら、上記モータ101(図1,図3参照)にブ
レーキをかけて停止させる(ステップS47)。
【0040】もしも上記RAM−2の値が上記RAM−
Aと一致しない場合には、該RAM−B領域のデータと
上記RAM−2領域のデータとを比較する(ステップS
40,ステップS41)。すなわち、駆動ギヤーの目標
位置と上記ラチェットホイール103あるいは遊星ギヤ
ー104,104’の現在位置とを比較する。そして、
ステップS41において該遊星ギヤー104,104’
が目標位置に到達したら、上記モータ101(図3参
照)にブレーキをかけて停止させる(ステップS4
7)。停止後、現在位置がAF位置であるかどうかを判
断し(ステップS48)、AF位置である場合には、P
R150の反射光電流の検出レベルを灰パターン検出レ
ベルに設定し(ステップS49)、CPOのレベルをチ
ェックする(ステップS50)。CPOがHレベルの場
合にはステップS1へ戻って(図7参照)、上記初期位
置出し処理を行う。
【0041】また、上記ステップS41で該遊星ギヤー
104,104’が未だ目標位置に到達していないとき
は、さらにモータ101を駆動させて(ステップS4
2)、上記PR150からのパルスの立ち下がり(Lo
wエッジ)を検出するまで該遊星ギヤー104,10
4’を公転させる(ステップS43)。
【0042】そして、上記ステップS43でパルスの立
ち下がりを検出すると、モータ駆動電圧を再設定して
(ステップS44)、パルスの立ち上がりを検出したか
否かを判定する(ステップS45)。その後、上記RA
M−2領域のデータをインクリメントして(ステップS
46)、上記ステップS38に戻る。
【0043】駆動系選択動作である上述の「ギヤー位置
決め」動作をまとめると、モータ101により、太陽ギ
ヤー102aをCCW方向に回転させ、駆動させたい駆
動系の駆動ギヤーに噛合する位置に遊星ギヤー104,
104’のうちの−方を移行させる。この位置は、上記
フォトリフレクタPR150からの出力信号で検出す
る。
【0044】なお、目標位置データD1とD2は、同一
の被駆動歯車の選択のためのデータであり、図2中の遊
星歯車104と104’が存在するためのデータを2個
有することになる。
【0045】図10,図11に本実施形態のカメラシー
ケンスにおける、メカ駆動の処理サブルーチンを示す。
図10にはズームアップ処理、図11にはズームダウン
処理を一例として示す。図10のズームアップ処理の場
合、まず、使用者の操作により、ズームアップスイッチ
ZU(図1参照)がオン状態になると、CPU1の図示
しないメインフローチャート中の判断により、サブルー
チン「ズームアップ処理」がコールされる。まず、ズー
ムアップの被駆動歯車を目標位置として、図9に示すギ
ヤー位置決め処理によりギヤー選択を実行する(ステッ
プS61)。上記ズームアップ位置の被駆動歯車が選択
の後、上記モータ101をCW方向へ回転させる(ステ
ップS62)ことにより、ズームをアップ方向へ駆動す
る。さらに、使用者によって上記ズームスイッチが離さ
れるか、ズームが図示しないテレ端位置に到達したこと
を検出した場合には(ステップS63,S64)、ステ
ップS65へ進み上記モータ101へブレーキをかけズ
ームを停止させる。その後、AFレンズ駆動歯車位置を
目標位置データとし、図9の上記ギヤー選択処理を実行
する(ステップS66)。これにより、上記遊星ギヤー
104もしくは104’がAFレンズ駆動位置に移動さ
れる。
【0046】同様にズームダウン処理の場合も、図10
のサブルーチン「ズームダウン処理」に示すステップS
71〜ステップS76の処理に基づいてズーム処理が実
行される。以上のズーム処理が実行され、ズーミングが
終了した時点では、上記遊星ギヤー104,104’は
AFレンズ駆動ギヤー122と噛合してAFレンズを駆
動する位置に移動されている。また図示しないが、巻き
上げ,巻戻しの各処理を実行後も上記遊星ギヤー104
もしくは104’がAFレンズ駆動の選択位置に置かれ
ている。
【0047】次に、本実施形態のカメラの撮影シーケン
スにおけるレリーズ処理について説明する。図12は、
上記レリーズ処理のサブルーチンのフローチャートを示
しており、使用者の操作によって上記1stレリーズス
イッチ1R,2ndレリーズスイッチ2Rのオン状態が
図示しないメインフロー上で検出された場合に、図12
のサブルーチン「レリーズ処理」が実行される。まず、
上記IF−IC2のAFブロックを起動して、CPU1
へ出力されるAFデータを元にAF(自動合焦)演算を
実行し(ステップS81)、AFレンズの繰り出しパル
ス数が求められる。次に、AE(自動露出)演算を実行
し、シャッタの露出秒時を決定する(ステップS8
2)。
【0048】次に、上記AF演算で求めたAFレンズ繰
り出しパルス数に基づいてAFレンズ駆動処理を行う
(ステップS83)。このとき上記遊星ギヤー104、
または、104’はAFレンズ駆動位置にあらかじめ選
択移動されているので、駆動ギヤー選択処理を行う必要
はない。上記AFレンズ駆動が終了した後、上記AE演
算で求めた露出秒数に基づいて、シャッタ制御処理を実
行する(ステップS84)。
【0049】なお、上記1stレリーズスイッチ1R,
2ndレリーズスイッチ2Rのオン状態を検出した時点
から該シャッタ制御処理が実行されるまでの時間が、い
わゆるレリーズタイムラグであり、可能な限り短い時間
にすることが望まれている。そこで、本実施形態のもの
では、撮影待ち状態では常時、上記遊星ギヤー104、
または、104’を上記AFレンズ駆動位置に移動して
いるので、レリーズ処理中におけるギヤー位置選択動作
が省略され、該レリーズタイムラグの短縮が実現され
る。
【0050】その後、シャッタ制御処理終了後、AFレ
ンズを初期位置まで駆動するAFレンズリセット処理を
実行する(ステップS85)。次に、上記遊星ギヤー1
04、または、104’を巻き上げ駆動用の被駆動ギヤ
ーである駆動ギヤー120の位置へ移動し、噛合させる
(ステップS86)。その後、一コマ巻き上げ処理を実
行し(ステップS87)、上記遊星ギヤー104、また
は、104’をAFレンズ駆動位置に戻す(ステップS
88)。以上の動作により一連の撮影シーケンス処理を
終了する。
【0051】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、単一のモータを用いて複数の被駆動歯車に選択的に
駆動力を伝達する駆動力伝達機構において、AFレンズ
駆動位置を初期位置と定め、常時選択されるようにする
ことで、レリーズタイムラグの短縮を図ることが可能と
なる。
【0052】また、被駆動ギヤーの位置検出PRの反射
パターンにHパターン,Lパターンとは別のパターンを
設け、この中間反射パターン(灰パターン)を上記初期
位置が選択されている場合に、PRの前面に正対するよ
うに配置することで、該初期位置が選択されていること
が検出可能となり、誤動作の起こることを防ぐことがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、移動する
部材の位置を第1の検出レベルでパルスをカウントし、
その移動部材が所定の相対位置に来たときには、その
後、第2の検出レベルと光検出器からの出力とを比較
し、その移動部材が上記所定の位置に来たことを確認判
断することができ、簡便な構成で移動する部材の位置検
出を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す位置検出装置を含む駆
動力伝達機構を有するカメラの要部系統図。
【図2】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
の平面図。
【図3】上記図2の駆動力伝達機構のA−A断面図。
【図4】上記図2のラチェットホイールを裏面から見た
拡大平面図。
【図5】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
におけるフォトリフレクタの出力信号のタイムチャー
ト。
【図6】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
におけるラチェットホールの初期位置設定に関するフォ
トリフレクタの出力信号のタイムチャート。
【図7】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン「初
期位置出し処理」のフローチャートの一部。
【図8】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン「初
期位置出し処理」のフローチャートの一部。
【図9】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機構
を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン「ギ
ヤー位置決め処理」のフローチャート。
【図10】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機
構を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン
「ズームアップ処理」のフローチャート。
【図11】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機
構を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン
「ズームダウン処理」のフローチャート。
【図12】上記図1の位置検出装置を含む駆動力伝達機
構を内蔵するカメラの制御処理におけるサブルーチン
「レリーズ処理」のフローチャート。
【符号の説明】
1…CPU(制御手段) 101…モータ 102a…太陽ギヤー 103…ラチェットホイール(受光部対向手段) 103f,103g…灰パターン 104,104’…遊星ギヤー(移動部材) 110…逆止レバー(受光部対向手段) 120…巻き上げ用駆動ギヤー 121…巻戻し用駆動ギヤー 122…AFレンズ用駆動ギヤー 123…ズームダウン用駆動ギヤー 124…ズームアップ用駆動ギヤー 150…フォトリフレクタ(PR)(光検出器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の位置に移動する移動部材と、 上記移動部材の位置を検出するため、光を発光する単一
    の発光部と、この光を受ける単一の受光部とを有した光
    検出器と、 上記移動部材の移動に伴って上記受光部の前面に進退し
    てパルス信号を発生させ、上記受光部に入射させる光量
    を互いに異ならせる三つの対向部を有し、上記移動部材
    が所定位置に移動したとき、上記三つの対向部の一つで
    ある所定の対向部が上記受光部に対向する受光部対向手
    段と、 上記受光部からの出力値と比較するための第1及び第2
    の検出レベルに変更可能で、上記第1の検出レベルで上
    記出力値と比較するときは上記移動部材の上記複数の位
    置それぞれの相対位置を検出判断し、この相対位置判断
    を基に上記移動部材が上記所定位置にあるとき、この検
    出レベルを変更し、上記受光部対向手段の上記所定の対
    向部の一つと協働して上記第2の検出レベルで上記出力
    値と比較し、上記移動部材が上記所定位置にあることを
    絶対位置として確認判断する制御手段と、 を具備することを特徴とする位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110053166A (zh) * 2019-05-28 2019-07-26 付清海 一种高效的建筑用混凝土搅拌装置

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