JP2002196129A - 光学多層膜フィルタ - Google Patents

光学多層膜フィルタ

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JP2002196129A
JP2002196129A JP2000395588A JP2000395588A JP2002196129A JP 2002196129 A JP2002196129 A JP 2002196129A JP 2000395588 A JP2000395588 A JP 2000395588A JP 2000395588 A JP2000395588 A JP 2000395588A JP 2002196129 A JP2002196129 A JP 2002196129A
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multilayer filter
wavelength
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JP2000395588A
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Mikio Okamoto
幹夫 岡本
Takayuki Akiyama
貴之 秋山
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Nikon Corp
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/281Interference filters designed for the infrared light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光依存性が小さく、高性能な光通信システ
ムを構築可能な光学多層膜フィルタを得る。 【解決手段】 高屈折率物質層11と低屈折率物質層1
2とを交互に積層して構成される光学多層膜フィルタ1
0において、高屈折率物質層11および低屈折率物質層
12の光学的膜厚(n・d)が、対象光の波長λに対
し、下記式(1)を満足する(3/4・λ)に設定され
ている。 (n・d)>(1/2・λ) ・・・(1) 但し、n: 対応する物質層の屈折率 d: 対応する物質層の機械的厚さ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高屈折率物質層と
低屈折率物質層とを交互に積層して構成され、近赤外領
域の光による光通信等に用いられる光学多層膜フィルタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、インターネット通信等の普及およ
び利用が進み、通信ラインの通信量が急速に増大しつつ
ある。現在は通信容量の大きな光ファイバを用いた光通
信が主流であるが、各光ファイバを介して伝達できる容
量を増加させることが要求され、光通信技術の中でも通
信容量の大容量化が容易な波長分割多重通信技術(WD
M通信方式:Wave-length Division Multplexing 通信
方式)が使用されるようになってきている。WDM通信
方式では通信用に用いられる近赤外領域の光を複数の細
かな波長領域に分割したり、これら複数の波長領域の光
を合成したりする必要があり、これら波長分割および合
成のために、光学多層膜フィルタが大量に必要とされ
る。
【0003】また、このような光通信技術において、長
距離を隔てた区間の光通信に際しては光信号を増幅器に
より増幅する必要がある。この場合に、増幅器の増幅率
が波長に依存して変動するため、この増幅率を平坦化す
るための利得平坦化フィルタとしても光学多層膜フィル
タが必要とされる。
【0004】このような光学多層膜フィルタは、例え
ば、特開平7−104123号公報、特開平7−198
935号公報等に開示されており、高屈折率物質層と低
屈折率物質層とを交互に積層して作られる。このような
従来の光学多層膜フィルタ100の一例を図19に示し
ており、ガラス基板105の上に、光学的膜厚(n・
d)が対象光の波長λのほぼ(1/4)倍の厚さの五酸
化ニオブ(Nb25)からなる高屈折率物質層101
と、光学的膜厚(n・d)が対象光の波長λのほぼ(1
/4)倍の厚さの二酸化ケイ素(SiO2)からなる低屈
折率物質層102とを交互に積層して作られている。こ
の光学多層膜フィルタ100の最上層102aおよび最
下層102bが低屈折率物質層から構成され、これらの
光学的膜厚が中間層を構成する低屈折率物質層102の
光学的膜厚の(1/2)倍の厚さに構成されている。こ
のような構成の光学多層膜フィルタは、光通信技術用等
の各種光学機器にダイクロイックミラー、ビームスプリ
ッター、濃度調整用フィルタとして用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この光学多層膜フィル
タ100の分光透過率特性を図20に示している。ここ
では光学多層膜フィルタ100に入射角5度で入射した
光の透過率特性を示しており、入射軸を含む垂直面に平
行な方向のP偏光透過率を太線で示し、これと直角な方
向のS偏光透過率を細線で示している。この図から分か
るように、入射角が5度傾くだけで偏光による透過率の
ずれが生じており、このずれが偏光依存性となり、光通
信システムに悪影響を与えるという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
偏光依存性が小さく、高性能な光通信システムを構築可
能な光学多層膜フィルタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る光学多層膜フィルタは、高屈折率物質
層と低屈折率物質層とを交互に積層して構成され、高屈
折率物質層および低屈折率物質層の少なくともいずれか
一方の光学的膜厚(n・d)が、対象光の波長λに対
し、下記式(1)を満足するように設定されている。
【0008】
【数1】 (n・d)>(1/2・λ) ・・・(1) 但し、n: 対応する物質層の屈折率 d: 対応する物質層の機械的厚さ
【0009】なお、高屈折率物質層および低屈折率物質
層はガラス基板の上に真空蒸着法等により交互に形成さ
れるのであるが、成膜速度の問題から、これらの膜厚
(層厚)をあまり厚くすると生産時間が長くなりすぎて
生産効率が低下するため、光学的膜厚(n・d)の上限
厚さを下記式(2)を満足するように設定するのが、好
ましい。
【0010】
【数2】 (n・d)<(3/2・λ) ・・・(2)
【0011】本発明に係る光学多層膜フィルタは、例え
ば、光学的膜厚(n・d)が波長λのほぼ(3/4)倍
の厚さの高屈折率物質層と光学的膜厚(n・d)が波長
λのほぼ(3/4)倍の厚さの低屈折率物質層とを交互
に積層して構成される。本発明に係る光学多層膜フィル
タは、さらに例えば、光学的膜厚(n・d)が波長λの
ほぼ(5/4)倍の厚さの高屈折率物質層と光学的膜厚
(n・d)が波長λのほぼ(5/4)倍の厚さの低屈折
率物質層とを交互に積層して構成される。この場合に、
好ましくは、最上層および最下層の光学的膜厚が、中間
層を構成する光学的膜厚のほぼ(1/2)倍の厚さに設
定される。
【0012】本発明に係る光学多層膜フィルタを、光学
的膜厚(n・d)が波長λのほぼ(3/4)倍の厚さの
高屈折率物質層と光学的膜厚(n・d)が波長λのほぼ
(1/4)倍の厚さの低屈折率物質層とを交互に積層し
て構成しても良い。この場合には、好ましくは、最上層
および最下層が低屈折率物質層から構成されるとともに
これらの光学的膜厚が、中間層を構成する低屈折率物質
層の光学的膜厚のほぼ(1/2)倍の厚さに設定され
る。
【0013】以上のような構成を用いれば、偏光依存性
が非常に小さな且つ所望の透過率特性を有する光学多層
膜フィルタを得ることができ、この光学多層膜フィルタ
を用いれば、高性能な光通信システム等を構築すること
ができる。
【0014】もう一つの本発明は、第1光学的膜厚の高
屈折率物質層と低屈折率物質層とを交互に第1所定層数
だけ積層して構成される第1積層の上に第1光学的膜厚
より厚い第2光学的膜厚の高屈折率物質からなる中間層
を設けるとともにこの中間層の上に第1積層と同様構成
の第2積層を設けてサンドイッチ状の積層組を構成し、
このような構成の積層組を複数積み重ねて光学多層膜フ
ィルタが構成される。このとき、中間層の第2光学的膜
厚が対象光の波長λに対して(1/2・λ)からずれて
おり、このような構成の光学多層膜フィルタが、近赤外
領域の光による光通信用のフィルタとして用いられる。
【0015】なお、この光学多層膜フィルタにおいて、
第1光学的膜厚が対象光の波長λに対してほぼ(1/4
・λ)の光学的膜厚を有し、第2光学的膜厚が対象光の
波長λに対してほぼ{(1/2・λ)×1.1}の光学
的膜厚を有するように設定するのが好ましい。もしく
は、第1光学的膜厚が、対象光の波長λに対してほぼ
(1/4・λ)の光学的膜厚を有し、第2光学的膜厚が
対象光の波長λに対してほぼ{(1/2・λ)×0.
9}の光学的膜厚を有するように設定しても良い。
【0016】このような構成の光学多層膜フィルタによ
れば、少なくとも所定の波長において光の透過率を急激
に変化させて帯域分離を行うフィルタとして良好な性能
を有するとともに偏光依存性の少ない光学多層膜フィル
タを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明に係る光学多
層膜フィルタについて説明する前に、このような光学多
層膜フィルタが用いられるWDM通信システムについて
図1を参照して説明する。
【0018】このシステムは、それぞれ異なる波長の光
信号を出力する複数のレーザー発光器L1,L2,L
3,・・・,Lnと、これらレーザー発光器から出射さ
れる信号光を合成する合波器1と、合波器1により合成
されて出射される信号光を伝送する伝送用光ファイバ2
と、この伝送用光ファイバ2に所定間隔(例えば、80
km間隔)をおいて配置されて伝送光信号を増幅する複
数の増幅器3(例えば、光ファイバアンプから構成され
る)と、伝送用光ファイバ2を介して送られてくる光信
号を複数の異なる波長の光信号に分割する分波器5と、
分波器5により分割された各光信号を検出する複数のデ
ィテクタD1,D2,D3,・・・,Dnとを有して構
成される。
【0019】このような構成のシステムでは、発信側に
おいて、各レーザー発光器L1,L2,L3,・・・,
Lnからそれぞれ光信号を出力し、これを合波器1によ
り合成して一纏めの光信号として伝送用光ファイバ2に
より伝送する。一方、受信側においては、伝送用光ファ
イバ2から出射される光信号を分波器5により複数の光
信号として分割した後、各光信号を対応するディテクタ
D1,D2,D3,・・・,Dnにより検出する。この
ように構成することにより、一本の伝送用光ファイバ2
により多数の光信号を重ねて送信することができ、信号
伝送効率が高い。
【0020】ここで、合波器1の構成を図2に詳しく示
している。この合波器1は、各レーザー発光器L1,L
2,L3,・・・,Lnに対向して配設される複数の光
学多層膜フィルタFL1,FL2,FL3,・・・,F
Lnを有して構成される。レーザー発光器L1からは波
長λ1のレーザー信号光が出射され、光学多層膜フィル
タFL1により所望の波長幅(例えば、1nm程度の狭
い波長幅)の光が選択されて、光ファイバOF1に出射
される。なお、レーザー発光器L1から所望の波長幅の
レーザー信号光が出射される場合には、光学多層膜フィ
ルタFL1はなくてもよい。
【0021】一方、レーザー発光器L2からは波長λ2
のレーザー信号光が出射され、光学多層膜フィルタFL
2の前面側に入射する。この光学多層膜フィルタFL2
の後面側には上記光ファイバOF1が導かれて波長λ1
のレーザー信号光が光学多層膜フィルタFL2の前面の
方向に出射される。ここで、光学多層膜フィルタFL2
は、図3に示すように、波長λ2の光を透過させるがこ
れ以外の波長の光は反射させる性質の光学多層膜フィル
タから構成されており、レーザー発光器L2からの波長
λ2の信号光をそのまま透過させ、後面側に照射された
光ファイバOF1からの波長λ1の光は反射させる。
【0022】光学多層膜フィルタFL2の後面側には光
ファイバOF2が対向配設されており、上記のようにし
て光学多層膜フィルタFL2を透過した信号光と光ファ
イバOF1から出射されて光学多層膜フィルタFL2で
反射された信号光とが光ファイバOF2に入射するよう
になっている。この結果、光ファイバOF2には波長λ
1と波長λ2との信号光が合成された信号光が入射され
る。
【0023】以下、上記と同様の関係で、各レーザー発
光器L3・・・Lnに対向して光学多層膜フィルタFL
3・・・FLnが配設されており、光学多層膜フィルタ
FL3には、波長λ1とλ2の合成信号光およびλ3の
信号光がそれぞれ異なる面に入射され、λ1、λ2およ
びλ3の信号光が合成され、次の光ファイバOF3に入
射される。最終の位置にある光学多層膜フィルタFLn
には、λ1,λ2,λ3・・・λn-1の合成信号光とλ
nの信号光が入射され、全波長λ1,λ2,λ3・・・
λnの合成信号光が光ファイバOFnに入射される。な
お、この光ファイバOFnが伝送用光ファイバ2に繋が
り、このように合成された信号光が伝送用光ファイバ2
を介して伝送される。
【0024】上記の説明から分かるように、各光学多層
膜フィルタFL1,FL2,FL3・・・FLnはそれ
ぞれ、図3に示すような対応する狭い波長幅の光信号の
みを透過させるがその他の光信号を反射させるという性
能が要求され(すなわち、狭帯域干渉フィルタとしての
性能が要求され)、このような要求を満足させるために
光学多層膜フィルタが用いられる。なお、分波器5にお
いては、合波器1と逆の作用を行うように構成すればよ
く、分波器5においても合波器1に用いられるものと同
じ複数の光学多層膜フィルタが用いられる。
【0025】ところで光通信システムにおいて伝送用光
ファイバ2を介して伝達される光信号としては、C−ba
ndと称される波長1525〜1565nmの帯域の信号
と、L−bandと称される波長1565〜1590nmの
帯域の信号とを用いることが知られており、C−bandお
よびL−band光信号を混在させて一本の伝送用光ファイ
バ2を介して伝送することが行われている。このような
光信号の伝送を行う場合に、伝送用光ファイバ2の途中
に配設されて信号増幅を行う増幅器3においてはC−ba
ndおよびL−band光信号をそれぞれに適した増幅器で増
幅することが求められる。このため、増幅器3は例えば
図4のように構成され、ここでも光学多層膜フィルタ
6,7が用いられる。
【0026】ここで、光学多層膜フィルタ6,7は、図
5のような光透過特性を有するフィルタであり、図4に
おける左側から伝送用光ファイバ2を通って伝送されて
きたC−bandおよびL−band光信号が混在する光信号
は、光学多層膜フィルタ6に照射され、C−band光信号
のみが光学多層膜フィルタ6を透過して第1ファイバア
ンプ8により所定の増幅率で増幅された後、光学多層膜
フィルタ7に照射されてここをそのまま透過する。一
方、L−band光信号は光学多層膜フィルタ6において反
射されて第2ファイバアンプ9に入射してここで所定の
増幅率で増加された後、光学多層膜フィルタ7の後面側
に照射されて反射される。
【0027】この結果、光学多層膜フィルタ6により分
割され、それぞれ第1および第2ファイバアンプ8,9
において所定の増幅率で増幅されたC−bandおよびL−
band光信号は光学多層膜フィルタ7により合成され、図
4における右側の光伝送用ファイバ2を通って伝送され
る。なお、一般的にC−band光信号の増幅率はL−band
光信号の増幅率より大きい。そして、光学多層膜フィル
タ6,7は帯域分離フィルタ(エッジフィルタ)として
の役割が要求される。
【0028】
【第1の実施形態】このような帯域分離フィルタを構成
する本発明の第1の実施形態に係る光学多層膜フィルタ
10の基本構成を図6に示している。この光学多層膜フ
ィルタ10は、ガラス基板15の上に、光学的膜厚(n
・d)が対象光の波長λの(3/4)倍の厚さの五酸化
ニオブ(Nb25)からなる高屈折率物質層11と、光
学的膜厚(n・d)が対象光の波長λの(3/4)倍の
厚さの二酸化ケイ素(SiO2)からなる低屈折率物質層
12とを交互に積層して作られている。この光学多層膜
フィルタ10の最上層12aおよび最下層12bが低屈
折率物質層から構成され、これらの光学的膜厚が中間層
を構成する低屈折率物質層12の光学的膜厚の(1/
2)倍の厚さに構成されている。
【0029】このように構成された光学多層膜フィルタ
10の透過率特性を図7に示している。この図は、光学
多層膜フィルタ10に入射角5度で入射した光の透過率
特性を示しており、入射軸を含む垂直面に平行な方向の
P偏光透過率を太線で示し、これと直角な方向のS偏光
透過率を細線で示している。この図から分かるように、
入射角が5度傾いた場合での偏光による透過率のずれは
従来に比較して非常に小さく、この光学多層膜フィルタ
10を用いれば良好な性能の光通信システムを構築する
ことができる。
【0030】この光学多層膜フィルタ10は、前述した
光通信システムにおいて帯域分離フィルタとして用いる
ためのフィルタであるが、図6に示したように、各層1
1,12の光学的厚さを対象光の波長λの3/4倍に設
定した基本的構成における透過率特性を図7に示してい
る。このため図7に示すように、透過率は波長に対応し
て変動しており、図5に示したような平坦な透過率特性
とはなっていない。しかしながら、実際には、各層1
1,12の膜厚を僅かずつ調整することにより、図5に
示すような特性となるような設定がなされる。
【0031】
【第2の実施形態】次に、帯域分離フィルタを構成する
本発明の第2の実施形態に係る光学多層膜フィルタ20
について図8および図9を参照して説明する。この光学
多層膜フィルタ20の基本構成を図8に示しており、こ
の光学多層膜フィルタ20は、ガラス基板25の上に、
光学的膜厚(n・d)が対象光の波長λの(5/4)倍
の厚さの五酸化ニオブ(Nb25)からなる高屈折率物
質層21と、光学的膜厚(n・d)が対象光の波長λの
(5/4)倍の厚さの二酸化ケイ素(SiO2)からなる
低屈折率物質層22とを交互に積層して作られている。
この光学多層膜フィルタ20の最上層22aおよび最下
層22bが低屈折率物質層から構成され、これらの光学
的膜厚が中間層を構成する低屈折率物質層22の光学的
膜厚の(1/2)倍の厚さに構成されている。
【0032】このように構成された光学多層膜フィルタ
20の透過率特性を図9に示している。この図は、光学
多層膜フィルタ20に入射角5度で入射した光の透過率
特性を示しており、入射軸を含む垂直面に平行な方向の
P偏光透過率を太線で示し、これと直角な方向のS偏光
透過率を細線で示している。この図から分かるように、
入射角が5度傾いた場合での偏光による透過率のずれは
従来に比較して非常に小さく、この光学多層膜フィルタ
20を用いても良好な性能の光通信システムを構築する
ことができる。
【0033】この光学多層膜フィルタ20も、第1の実
施形態で説明したように、帯域分離フィルタとして用い
るために平坦な透過率特性を得たい場合は、各層21,
22の膜厚を僅かずつ調整することにより、図5に示す
ような特性となるような設定がなされる。
【0034】
【第3の実施形態】さらに、帯域分離フィルタを構成す
る本発明の第3の実施形態に係る光学多層膜フィルタ3
0について図10および図11を参照して説明する。こ
の光学多層膜フィルタ30の基本構成を図10に示して
おり、この光学多層膜フィルタ30は、ガラス基板35
の上に、光学的膜厚(n・d)が対象光の波長λの(3
/4)倍の厚さの五酸化ニオブ(Nb25)からなる高
屈折率物質層31と、光学的膜厚(n・d)が対象光の
波長λの(1/4)倍の厚さの二酸化ケイ素(SiO2
からなる低屈折率物質層32とを交互に積層して作られ
ている。この光学多層膜フィルタ30の最上層32aお
よび最下層32bが低屈折率物質層から構成され、これ
らの光学的膜厚が中間層を構成する低屈折率物質層32
の光学的膜厚の(1/2)倍の厚さに構成されている。
【0035】このように構成された光学多層膜フィルタ
30の透過率特性を図11に示している。この図は、光
学多層膜フィルタ30に入射角5度で入射した光の透過
率特性を示しており、入射軸を含む垂直面に平行な方向
のP偏光透過率を太線で示し、これと直角な方向のS偏
光透過率を細線で示している。この図から分かるよう
に、入射角が5度傾いた場合での偏光による透過率のず
れは従来に比較して非常に小さく、この光学多層膜フィ
ルタ30を用いても良好な性能の光通信システムを構築
することができる。
【0036】この光学多層膜フィルタ30も、帯域分離
フィルタとして用いるために平坦な透過率特性を得たい
場合は、各層31,32の膜厚を僅かずつ調整すること
により、図5に示すような特性となるような設定がなさ
れる。
【0037】以上においては、帯域分離フィルタとして
用いられる光学多層膜フィルタについて説明したが、本
発明に係る光学多層膜フィルタを利得平坦化フィルタと
して構成することも可能である。上述の実施形態におい
ては、各層の厚さを調整することにより透過率特性を図
5に示すように平坦化しているが、利得平坦化フィルタ
においては、このフィルタが用いられる増幅器(光アン
プ)の波長依存特性と正反対の特性を有する透過率特性
が設定される。このように設定された透過率特性の一例
を図12に示している。この特性は、図6、図8および
図10に示した構成の光学多層膜フィルタの各層の厚さ
を調整して得られ、このフィルタについても偏光による
透過率のずれは従来に比較して非常に小さく、良好な性
能の光通信システムを構築することができる。
【0038】以上の実施形態からわかるように、本発明
の実施例に係る光学多層膜フィルタは、高屈折率物質層
と低屈折率物質層とを交互に積層して構成され、高屈折
率物質層および低屈折率物質層の少なくともいずれか一
方の光学的膜厚(n・d)が、対象光の波長λに対し、
ほぼ(3/4)倍もしくはほぼ(5/4)倍に設定され
ており、これらの厚さを微妙に調整して初期の性能を有
するとともに偏光依存性の少ない光学多層膜を得てい
る。このようなことに鑑みれば、本発明に係る光学多層
膜フィルタは、高屈折率物質層および低屈折率物質層の
少なくともいずれか一方の光学的膜厚(n・d)が、対
象光の波長λに対し、上述の式(1)を満足すること、
すなわち、(1/2・λ)より厚い厚さを有するのが好
ましいということが分かった。
【0039】さらに、高屈折率物質層および低屈折率物
質層はガラス基板の上に真空蒸着法等により交互に形成
されるのであるが、成膜速度が生産効率に非常に大きく
影響し、これらの膜厚(層厚)をあまり厚くすると生産
時間が長くなりすぎて生産効率が低下するという問題
や、膜の剥がれが発生しやすくなるという問題がある。
本発明者が種々の検討を行った結果、現在の成膜方法
(真空蒸着、スパッタリング等)の下では、高屈折率物
質層および低屈折率物質層の少なくともいずれか一方の
光学的膜厚(n・d)が、対象光の波長λに対し、上述
の式(2)を満足すること、すなわち、(3/2・λ)
より薄い厚さを有することが生産効率を確保するととも
に膜の剥がれを防止する上で好ましいことが分かった。
【0040】
【第4の実施形態】次に、もう一つの本発明の実施形態
(第4の実施形態)に係る光学多層膜フィルタについて
以下に説明する。まず最初に、従来から知られている帯
域分離フィルタとして、光学多層膜フィルタ50を例示
する。この光学多層膜フィルタ50は、図13に示すよ
うな構成を有する。この光学多層膜フィルタ50におい
ては、図示のように、ガラス基板60の上に光学的膜厚
(n・d)が対象光の波長λの(1/4)倍の厚さの五
酸化ニオブ(Nb25)からなる高屈折率物質層51
と、光学的膜厚(n・d)が対象光の波長λの(1/
4)倍の厚さの二酸化ケイ素(SiO2)からなる低屈折
率物質層52とを交互に積層して第1積層53がまず作
られる。そして、この第1積層53の上に光学的膜厚
(n・d)が対象光の波長λの(1/2)倍の厚さの五
酸化ニオブ(Nb25)からなる中間層55が形成さ
れ、この中間層55の上に上記第1積層53と同様の構
成の第2積層54が形成される。上記のようにして、中
間層55を第1及び第2積層53,54によりサンドイ
ッチ状に挟んで積層形成された積層組56が形成される
が、この積層組56が合計9組積み重ねて、光学多層膜
フィルタ50が構成されている。
【0041】このような構成の光学多層膜フィルタ50
の透過率特性を図14に示している。この図は、光学多
層膜フィルタ50に入射角5度で入射した光の透過率特
性を示しており、入射軸を含む垂直面に平行な方向のP
偏光透過率を太線で示し、これと直角な方向のS偏光透
過率を細線で示している。また、C−Bandの光とL−Ba
ndの光を分けるのに必要な波長域(1560nm〜15
65nm)において透過率曲線を拡大したものを図15
に示している。
【0042】これらの図から分かるように、波長域(1
560nm〜1565nm)での偏光による透過率のず
れは第1の実施形態より総膜数を多くしてもいくらか存
在している。このように図13のような構成の光学多層
膜フィルタ50では、P偏光透過率とS偏光透過率とに
まだ相違が存在しており、このような偏光依存性を小さ
く抑えることが望まれる。
【0043】そこで本発明の第4の実施形態では、図1
3に示す構成の光学多層膜フィルタ50において、五酸
化ニオブ(Nb25)からなる中間層55の光学的膜厚
を、全て上述の場合の1.1倍に設定した。このような
構成の光学多層膜フィルタ50に入射角5度で入射した
光の透過率特性を図16に示しており、さらにこの図に
おいて右側の透過率が急激に変化する部分を拡大して図
17に示している。これらの図から分かるように、中間
層55の厚さを1.1倍にすれば、透過率が急激に変化
する右側部分(波長1562nm近傍)において偏光依
存性が殆どなくなり、左側(波長1523nm近傍)に
おいて偏光依存性が大きくなっている。このため、この
光学多層膜フィルタは、総膜厚を増やさなくても波長1
562nm近傍を境とする帯域分離フィルタとして用い
ると偏光依存性のない良好な性能を得ることができる。
【0044】また、もう一つの本発明の第4の実施形態
として、図13に示す構成の光学多層膜フィルタ50に
おいて、五酸化ニオブ(Nb25)からなる中間層55
の光学的膜厚を、全て上述の場合の0.9倍に設定し
た。このような構成の光学多層膜フィルタ50に入射角
5度で入射した光の透過率特性を図18に示している。
この図から分かるように、中間層55の厚さを0.9倍
にすれば、透過率が急激に変化する左側部分(波長15
23nm近傍)において偏光依存性が殆どなくなり、右
側(波長1563nm近傍)において偏光依存性が大き
くなっている。このため、この光学多層膜フィルタは、
総膜厚を増やさなくても波長1523nm近傍を境とす
る帯域分離フィルタとして用いると偏光依存性のない良
好な性能を得ることができる。
【0045】なお、本発明は、光通信用光学多層膜フィ
ルタについて、先に例示した合波器、分波器に用いられ
る波長選択フィルタや、増幅器に用いられる波長選択フ
ィルタに限られるものではなく、上述したように増幅器
で出力された光信号をどの波長においても同じ強度にす
る利得平坦化フィルタなど多種にわたる。なお、これら
の光学多層膜は全て非常に厳密な波長特性が必要とな
り、且つ一つの回線に非常に多くの数を必要とする。特
に、利得平坦化フィルタを使用するファィバアンプの波
長に対する増幅利得に対して反転した透過利得性能が必
要とされるため、複雑な波長特性となり、非常に多くの
層数を必要とする。従って必然的に総膜厚も大きくな
り、膜応力も大きくなる傾向がある。
【0046】これに対して、第4の実施形態のように極
く一部の膜厚を変化させれば、偏光依存性が所定の波長
域で小さくなるので、この特性を帯域分離フィルターの
分離波長域に設定すれば偏光依存性の小さなフィルター
を作ることができる。このようにすれば、総膜厚は従来
と殆ど変わることがなく、今まで偏光依存性解消のため
に総膜厚が厚くなって生じているフィルターの変形や、
多層膜の剥がれ等の問題を増長させることなく偏光依存
性を解消できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高屈折率物質層と低屈折率物質層とを交互に積層して光
学多層膜フィルタが構成され、高屈折率物質層および低
屈折率物質層の少なくともいずれか一方の光学的膜厚
(n・d)が、対象光の波長λに対し、(n・d)>
(1/2・λ)となるように設定されており、このよう
に構成された光学多層膜フィルタを用いれば、偏光依存
性が小さく、高性能な光通信システムを構築可能な光学
多層膜フィルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学多層膜フィルタを用いて構成され
るWDM通信システム構成を示す概略図である。
【図2】上記システムを構成する合波器の構成を示す概
略図である。
【図3】上記合波器に用いられる光学多層膜フィルタの
光透過特性を示すグラフである。
【図4】上記システムを構成する増幅器の構成を示す概
略図である。
【図5】上記増幅器に用いられる光学多層膜フィルタの
光透過特性を示すグラフである。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る光学多層膜フィ
ルタ構成を示す説明図である。
【図7】上記第1の実施形態に係る光学多層膜フィルタ
の透過率特性を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る光学多層膜フィ
ルタ構成を示す説明図である。
【図9】上記第2の実施形態に係る光学多層膜フィルタ
の透過率特性を示すグラフである。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る光学多層膜フ
ィルタ構成を示す説明図である。
【図11】上記第3の実施形態に係る光学多層膜フィル
タの透過率特性を示すグラフである。
【図12】本発明に係る光学多層膜フィルタを利得平坦
化フィルタとして構成した場合の透過率特性を示すグラ
フである。
【図13】従来の光学多層膜フィルタ構成を示す説明図
である。
【図14】上記従来の光学多層膜フィルタの透過率特性
を示すグラフである。
【図15】上記従来の光学多層膜フィルタの透過率特性
の右側部分を拡大して示すグラフである。
【図16】本発明の第4の実施形態に係る光学多層膜フ
ィルタにおいて中間層厚さを1.1倍にした場合の透過
率特性を示すグラフである。
【図17】図16に示す光学多層膜フィルタの透過率特
性の右側部分を拡大して示すグラフである。
【図18】本発明の第4の実施形態に係る光学多層膜フ
ィルタにおいて中間層厚さを0.9倍にした場合の透過
率特性を示すグラフである。
【図19】従来の光学多層膜フィルタ構成を示す説明図
である。
【図20】上記従来の光学多層膜フィルタの透過率特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 合波器 2 伝送用光ファイバ 3 増幅器 5 分波器 6,7 光学多層膜フィルタ 8,9 ファイバアンプ 10,20,30,50 光学多層膜フィルタ 11,21,31,51 高屈折率物質層 12,22,32,52 低屈折率物質層 53 第1積層 54 第2積層 55 中間層 56 積層組 L1,L2,L3,・・・,Ln レーザー発光器 D1,D2,D3,・・・,Dn ディテクタ FL1,FL2,FL3,・・・,FLn 光学多層膜
フィルタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高屈折率物質層と低屈折率物質層とを交
    互に積層して構成される光学多層膜フィルタにおいて、 前記高屈折率物質層および前記低屈折率物質層の少なく
    ともいずれか一方の光学的膜厚(n・d)が、対象光の
    波長λに対し、 (n・d)>(1/2・λ) 但し、n: 対応する物質層の屈折率 d: 対応する物質層の機械的厚さ となるように設定されていることを特徴とする光学多層
    膜フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記光学的膜厚(n・d)が、 (n・d)<(3/2・λ) となるように設定されていることを特徴とする光学多層
    膜フィルタ。
  3. 【請求項3】 光学的膜厚(n・d)が前記波長λのほ
    ぼ(3/4)倍の厚さの前記高屈折率物質層と光学的膜
    厚(n・d)が前記波長λのほぼ(3/4)倍の厚さの
    前記低屈折率物質層とを交互に積層して構成されること
    を特徴とする請求項1もしくは2に記載の光学多層膜フ
    ィルタ。
  4. 【請求項4】 光学的膜厚(n・d)が前記波長λのほ
    ぼ(5/4)倍の厚さの前記高屈折率物質層と光学的膜
    厚(n・d)が前記波長λのほぼ(5/4)倍の厚さの
    前記低屈折率物質層とを交互に積層して構成されること
    を特徴とする請求項1もしくは2に記載の光学多層膜フ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 最上層および最下層の光学的膜厚が、中
    間層を構成する光学的膜厚のほぼ(1/2)倍の厚さに
    設定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の光学多層膜フィルタ。
  6. 【請求項6】 光学的膜厚(n・d)が前記波長λのほ
    ぼ(3/4)倍の厚さの前記高屈折率物質層と光学的膜
    厚(n・d)が前記波長λのほぼ(1/4)倍の厚さの
    前記低屈折率物質層とを交互に積層して構成されること
    を特徴とする請求項1もしくは2に記載の光学多層膜フ
    ィルタ。
  7. 【請求項7】 最上層および最下層が前記低屈折率物質
    層から構成されるとともにこれらの光学的膜厚が、中間
    層を構成する前記低屈折率物質層の光学的膜厚のほぼ
    (1/2)倍の厚さに設定されることを特徴とする請求
    項6に記載の光学多層膜フィルタ。
  8. 【請求項8】 第1光学的膜厚の高屈折率物質層と低屈
    折率物質層とを交互に第1所定層数だけ積層して構成さ
    れる第1積層の上に前記第1光学的膜厚より厚い第2光
    学的膜厚の高屈折率物質からなる中間層を設けるととも
    に前記中間層の上に前記第1積層と同様構成の第2積層
    を設けてサンドイッチ状の積層組を構成し、前記中間層
    の前記第2光学的膜厚が対象光の波長λに対して(1/
    2・λ)からずれており、 複数の前記積層組を積み重ねて構成され、近赤外領域の
    光による光通信用のフィルタとして用いられることを特
    徴とする光学多層膜フィルタ。
  9. 【請求項9】 前記第1光学的膜厚が、対象光の波長λ
    に対してほぼ(1/4・λ)の光学的膜厚を有し、前記
    第2光学的膜厚が対象光の波長λに対してほぼ{(1/
    2・λ)×1.1}の光学的膜厚を有することを特徴と
    する請求項8に記載の光学多層膜フィルタ。
  10. 【請求項10】 前記第1光学的膜厚が、対象光の波長
    λに対してほぼ(1/4・λ)の光学的膜厚を有し、前
    記第2光学的膜厚が対象光の波長λに対してほぼ{(1
    /2・λ)×0.9}の光学的膜厚を有することを特徴
    とする請求項8に記載の光学多層膜フィルタ。
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