JP2002194635A - ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸 - Google Patents
ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸Info
- Publication number
- JP2002194635A JP2002194635A JP2001308673A JP2001308673A JP2002194635A JP 2002194635 A JP2002194635 A JP 2002194635A JP 2001308673 A JP2001308673 A JP 2001308673A JP 2001308673 A JP2001308673 A JP 2001308673A JP 2002194635 A JP2002194635 A JP 2002194635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- multifilament
- polyester
- polymer
- polystyrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 title claims abstract description 103
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 89
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 claims abstract description 72
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 claims abstract description 72
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 51
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 39
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 37
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 32
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 claims description 13
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims description 11
- QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N isophthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=CC(C(O)=O)=C1 QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 7
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 206010016322 Feeling abnormal Diseases 0.000 abstract description 3
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 17
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 13
- 239000000306 component Substances 0.000 description 12
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 9
- 238000009981 jet dyeing Methods 0.000 description 8
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 239000000986 disperse dye Substances 0.000 description 7
- 208000016261 weight loss Diseases 0.000 description 7
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 7
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000009991 scouring Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 5
- 230000002087 whitening effect Effects 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- JBKVHLHDHHXQEQ-UHFFFAOYSA-N epsilon-caprolactam Chemical compound O=C1CCCCCN1 JBKVHLHDHHXQEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 3
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 3
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M Acrylate Chemical compound [O-]C(=O)C=C NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CERQOIWHTDAKMF-UHFFFAOYSA-M Methacrylate Chemical compound CC(=C)C([O-])=O CERQOIWHTDAKMF-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 2
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 2
- 230000000474 nursing effect Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002269 spontaneous effect Effects 0.000 description 2
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 2
- 101100116283 Arabidopsis thaliana DD11 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000008358 core component Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 235000011187 glycerol Nutrition 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009998 heat setting Methods 0.000 description 1
- -1 lining Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000011164 primary particle Substances 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
とで、嵩高感、ソフト感に優れ、かつ織編物にした時に
フロスティング等の品位問題がない混繊糸と仮撚加工糸
を提供する。 【解決手段】ポリエステルマルチフィラメントAとポリ
スチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯/鞘型に
複合されたマルチフィラメントBとを有し、かつ下記
(a)〜(c)の要件を満足していることを特徴とする
ポリエステル系混繊糸。 (a)マルチフィラメントBの破断伸度がマルチフィラ
メントAの破断伸度の1.1倍以上3倍以下であり、
(b)マルチフィラメントAの単糸繊度がマルチフィラ
メントBの単糸繊度の1.5倍以上25倍以下であり、
(c)マルチフィラメントBの糸長手方向と直角の糸断
面において芯/鞘型に複合されたポリスチレンポリマー
とポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
が芯部を構成するポリスチレンの内接円直径以上であ
る。
Description
成分とする混繊糸および仮撚加工糸に関するものであ
る。さらに詳しくは糸に適度な伸度差、繊度差あるいは
糸長差等に代表される構造差を有することで、嵩高感、
ソフト感に優れ、かつ織編物にした時にフロスティング
等の品位問題がない混繊糸と仮撚加工糸を提供するもの
であり、これらの特徴によりシャツ、ブラウス、ドレス
やコート、ジャケット、ブラックフォーマル、さらには
ウォーキングや介護衣料などの一般衣料や裏地等の衣料
資材用途、さらにはスポーツ衣料品などに幅広く活用で
きる素材を提供するものである。
安定性、ウォッシュアンドウェアー性等の特長を有する
ために、衣料用素材として薄地から中厚地にいたるまで
幅広く用いられている。さらに、その特長を活かしつ
つ、風合いを向上させるため、熱収縮差を利用したいわ
ゆる異収縮混繊糸やあるいはバルキー性を付与させるた
め、糸に捲縮を付与する仮撚加工糸が利用されて久し
く、さらにふくらみの向上のため、伸度の異なる2本以
上のマルチフィラメント糸を供給糸として、これらを引
き揃えて仮撚加工を施し、高伸度マルチフィラメントを
外層に、低伸度マルチフィラメントを内層に位置せしめ
た糸長差を有するいわゆる複合仮撚加工糸が良く知られ
ている。
繊糸の構成として、2種以上の糸が共に収縮性の完全延
伸糸でありながら熱処理により収縮の大なるフィラメン
トと収縮の小なるフィラメントを組み合わせたものは、
風合い向上のための主要件として糸長差を利用すること
が必須となるため、十分な熱収縮差を得るためには収縮
の大なるフィラメントの熱収縮率を大きくする必要があ
り、ふくらみ感は出るものの芯のある硬い風合いになり
やすい欠点を有している。この点を改善し、かつふくら
みやソフト感に富む織編物を得る手段として、熱処理に
より収縮するフィラメントと自発伸長性を示すフィラメ
ントとを混繊あるいは合撚した糸条を用いて製織編し、
染色加工工程等の熱処理により自発伸長性糸条を織編物
表面へ浮き出させることで、糸長差に加え自発伸長糸の
有するソフト感を風合い向上につなげる提案が数多く知
られており、例えば特公平4−1097号公報、特公平
4−18051号公報等が提案され一応の効果を収めて
いる。しかしながら、これらに提案された手法は自発伸
長性を付与させるために、自発伸長糸となる糸条をいっ
たん別工程で弛緩熱処理等により低速加工で得た後に収
縮糸と混繊、あるいは合撚することが必須であり、高コ
ストとならざるを得ないものであった。
ための提案として特開昭57−143522号公報にポ
リエステルの配向を抑制させるため、ポリエステルポリ
マーにスチレン系重合体、メタクリレート系重合体、ア
クリレート系重合体などのいずれかを添加したポリマー
と高収縮性を示すポリエステルの複合混繊糸が提案され
ているが、前記の各種重合体をポリエステルポリマーに
均一に添加しているため、織編物とした際、ポリエステ
ル系フィラメント布帛の染色工程に一般的に採用される
アルカリ減量加工により、繊維表面に露出している添加
ポリマーとポリエステルポリマーとの間に剥離が発生
し、結果的に繊維のフィブリル化等の問題があり、一般
衣料用途に適するものではなかった。
合仮撚加工糸の構成として、収縮差、伸度差、弾性率差
等物性が異なる2種以上のマルチフィラメントをそれぞ
れ別個に紡糸した後、仮撚加工に供する方法が一般に行
われている。これらの方法はフィラメント間の糸長差を
調整し易い点で優れているが、供給するための原糸をそ
れぞれ準備する必要があるため原糸段階でのコストがか
かるといった問題がある。この問題を改善する方法とし
て、異なる特性を持ったフィラメント群を同時に紡糸す
る紡糸混繊法があり、フィラメント繊度や断面形状の異
なるフィラメント群を同時に紡糸する方法や一部のフィ
ラメント群に異種ポリマーを添加し、配向に差のあるフ
ィラメント群を同時に紡糸してこれらの糸を仮撚加工に
供する提案も知られている。
るフィラメント群を同時に紡糸する方法として、例えば
孔径の異なる孔から繊度の異なる繊維を押し出す方法
(特開昭52−63417号公報、特開昭52−634
18号公報)があるが、太繊度フィラメントの冷却は細
繊度フィラメントの冷却より遅れるため、太繊度成分は
低配向高伸度成分に、細繊度成分は高配向低伸度成分に
なる。このようなフィラメント群を仮撚加工した場合、
細繊度成分に強い張力がはたらくため加工糸の中心部に
細繊度成分が集まり、外層部に太繊度成分が浮いてくる
ため、織編物とした際に硬いタッチとジャリジャリした
触感を与えることになり好ましくない。
チレン系、メタクリレート系、およびアクリレート系重
合体を添加し、低配向、高伸度化させたフィラメント群
を別の吐出孔より紡糸されたポリエステルマルチフィラ
メント群と使用する方法(特開昭57−61716号公
報、特開昭57−143522号公報、特開昭58−9
1810号公報)がある。この方法では低配向、高伸度
化させたフィラメント群とポリエステルからなるフィラ
メント群を同時に紡糸できるため製造コストを抑えられ
る点で優れているが、添加されたポリマーによる悪影響
があった。これは例えば、添加ポリマーが繊維表面にも
存在するため、製品が白濁したり染織品の発色性の不良
等であり、また、ポリスチレンのように低軟化点温度を
有するポリマーを添加した場合、表層に存在する低軟化
点ポリマーのために仮撚加工時の高温熱処理により融着
を起こしやすいなどの欠点を有していた。
問題を解決するために、実質的にポリエステルであるポ
リマー(A)を鞘部、ポリスチレンのような伸長粘度の
温度依存性がポリマー(A)よりも大きいポリマー
(B)を芯部とした芯鞘複合フィラメント(F)を利用
したポリエステル混繊糸および加工糸の製造方法を特開
平10−88418号で提案した。しかしながら種々検
討を進めていくなかで、芯鞘複合フィラメントの形状お
よび加工糸形態を見直さなければ広範囲での用途に展開
できない部分があることが判明し、本発明に至ったもの
である。
来糸および製造方法の現状に鑑み、混繊糸および加工糸
に適度な構造差を有することで、嵩高感、ソフト感に優
れ、かつ織編物にした時にフロスティング等の品位問題
がない混繊糸と仮撚加工糸を提供することにある。
撚加工糸は上記の課題を解決するために次の構成を有す
る。
ンポリマーとポリエステルポリマーが芯/鞘型に複合さ
れたマルチフィラメントBとを有し、かつ下記(a)〜
(c)の要件を満足していることを特徴とするポリエス
テル系混繊糸。
マルチフィラメントAの破断伸度の1.1倍以上3倍以
下であり、(b)マルチフィラメントAの単糸繊度がマ
ルチフィラメントBの単糸繊度の1.5倍以上25倍以
下であり、(c)マルチフィラメントBの糸長手方向と
直角の糸断面において芯/鞘型に複合されたポリスチレ
ンポリマーとポリエステルポリマーとの境界から糸表面
までの距離が芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
以上である。
ポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーが同心円
状の芯/鞘型に複合されていることを特徴とする前記
[1]に記載のポリエステル系混繊糸。
トAとマルチフィラメントBを構成するポリエステルポ
リマーの少なくとも一方がアルカリ減量により糸表面に
ミクロボイドを生じるものであることを特徴とする前記
[1]または[2]に記載のポリエステル系混繊糸。
トAがイソフタル酸が共重合された高収縮性ポリエステ
ルであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに
記載のポリエステル系混繊糸。
載のポリエステル系混繊糸を用いて得られたことを特徴
とする仮撚加工糸。
とマルチフィラメントBとの間の加工糸状態での分解糸
糸長差が3%以上35%以下であることを特徴とする前
記[5]に記載の仮撚加工糸。
とマルチフィラメントBとの間の加工糸状態での分解糸
糸長差が3%以上15%以下であり、かつ織編物作成後
実施される染色加工工程における熱処理後の分解糸糸長
差が15%以上35%以下であることを特徴とする前記
[5]に記載の仮撚加工糸。
の範囲で混繊交絡していることを特徴とする前記[5]
〜[7]のいずれかに記載の仮撚加工糸。
exであることを特徴とする前記[5]〜[8]のいず
れかに記載の仮撚加工糸。
AとマルチフィラメントBとの少なくとも一方が繊維長
手方向に繊度分布を有することを特徴とする前記[5]
〜[9]のいずれかに記載の仮撚加工糸。である。
に説明する。
ルチフィラメントAとポリスチレンポリマーとポリエス
テルポリマーが芯/鞘型に複合されたマルチフィラメン
トBとを有しているものである。
ンポリマーとポリエステルポリマーとを芯/鞘型に同時
に複合紡糸することは、ポリスチレンがポリエステルの
配向を抑制し、ポリエステルマルチフィラメントAと同
一条件で同時に紡糸しても、ポリスチレンを含む側の糸
は低配向糸となる効果があり、得られた混繊糸において
マルチフィラメントBがポリエステルマルチフィラメン
トAよりも破断伸度が大きく、かつ同条件で延伸しても
マルチフィラメントBは完全延伸糸とならないため、ポ
リエステル独自のヌメリ感が解消されるだけでなく、見
かけヤング率の低さによりソフトなタッチを実現できる
のである。このためにはマルチフィラメントBの破断伸
度がポリエステルマルチフィラメントAの破断伸度の
1.1倍以上3倍以下の範囲であることが重要で、1.
1倍未満であれば構成糸A、B間の構造差が不足するた
め通常糸との差が小さく、また3倍を越えると、マルチ
フィラメントBの物理特性が不十分なため織編物とした
後に強度や堅牢度等の問題が発生するため好ましくな
い。
度がマルチフィラメントBの単糸繊度の1.5倍以上2
5倍以下であることも重要で、この範囲とすることで低
破断伸度のため、剛直なマルチフィラメントAが織編物
の反発性にさらに寄与し、マルチフィラメントBが前述
の高破断伸度にともなう、見かけヤング率の低さによる
ソフトなタッチをさらに向上することができるのであ
る。ここでマルチフィラメントAの単糸繊度がマルチフ
ィラメントBの単糸繊度の1.5倍に満たなければ織編
物の反発性向上効果が不十分で、また25倍を越えると
織編物が非常に硬く、実質的に一般衣料用途としての使
用が困難となるため好ましくない。
向と直角の糸断面において芯/鞘型に複合されたポリス
チレンポリマーとポリエステルポリマーとの境界から糸
表面までの最短の距離が芯部を構成するポリスチレンの
内接円直径以上であることが特に重要な点である。これ
はポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーとの親
和性が低く、両ポリマーの境界は剥離し易いためであ
り、境界から糸表面までの最短の距離が芯部を構成する
ポリスチレンの内接円直径に満たなければ、織編物とす
る際に採用される撚糸工程や、あるいはタスランに代表
される圧空流体混繊加工や仮撚加工、また衣料用ポリエ
ステル織編物の染色工程で採用されるケースの多いアル
カリ減量加工工程などでいわゆるパンク現象が生じ易
く、織編物のフロスティング問題や部分的な白化、糸筋
等の問題が発生するためである。
リスチレンポリマーの複合で抑制するためには、どのよ
うな形で複合されても良いのであるが、前述のパンク現
象を改善すると言う観点からすれば、同心円状の芯/鞘
型に複合されていることがさらに好ましい。
定されるものではなく、丸断面糸はもとより三角断面や
八葉断面なども好ましく採用されるし、ポリエステルポ
リマーに関しても特に限定されるものではなく、カチオ
ン染料に可染となる共重合成分を含んでいたり、また、
本混繊糸は一般衣料や衣料資材、さらにはスポーツ衣料
品として好ましく採用されるものであるため、見た目の
色の美しさも重要な要求点となり、ポリエステルマルチ
フィラメントAとマルチフィラメントBを構成するポリ
エステルポリマーの少なくとも一方がアルカリ減量によ
り糸表面にミクロボイドを生じて高深色性を呈するポリ
マーや添加材を含んでいるとさらに良い。
合い、質感を求められることが多く、このためポリエス
テルマルチフィラメントAとマルチフィラメントBとの
間に積極的に収縮差を持たせることで実質的に布帛とし
た際に両糸間に糸長差を発現するように設計するとふく
らみのあるタッチが得られて都合が良く、配向が抑制さ
れ、ソフトでかつドライなタッチをも表現できるマルチ
フィラメントBが主に糸の表層を覆えるよう、ポリエス
テルマルチフィラメントAとしてイソフタル酸を共重合
した高収縮性を示すポリエステルを採用することも好ま
しい。
加工に供することで、ポリエステルマルチフィラメント
Aが加工糸の中心部に集まり、マルチフィラメントBが
外層部に浮いて、従来のいわゆる複合仮撚加工糸のよう
な糸形態が得られるだけでなく、外層部に浮いたマルチ
フィラメントBがポリスチレンを内部に有することで、
ポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーとの光屈
折率の差により、ポリエステル100%に比較して織編
物に色相や光沢感に差を与えることができたり、ポリス
チレンポリマーが、ポリエステルポリマーに比較し、低
比重のため、軽量化できる効果も兼ね備えており、衣料
用途に適している。
で、ポリエステルマルチフィラメントAとマルチフィラ
メントBとの間に3%以上35%以下の範囲で分解糸糸
長差を有していると得られた布帛の風合い上さらに好ま
しい。これは糸長差が35%以下であれば、織編物を製
造する際の準備工程および製編織時に張力を受けても糸
質の変化や工程不良を引き起こしにくく、、一方糸長差
が3%に満たなければ、いわゆる複合仮撚加工糸構造と
は異なる引き揃え状態に近づくため、織編物に狙いとす
る嵩高感、ソフト感を充分付与することが困難となるた
めである。これらの点から加工糸段階での糸長差は3%
以上35%以下とするものであるが、5%以上20%以
下の範囲がさらに望ましい。
糸質の変化や工程通過性を全く問題のないレベルとし、
かつ得られる布帛に十分なふくらみ感を付与するために
は、ポリエステルマルチフィラメントAにイソフタル酸
を共重合した高収縮性を示すポリエステルを採用し、仮
撚加工糸状態での分解糸糸長差は3〜15%に留め、織
編物作成後実施される染色加工工程における熱処理によ
り、分解糸糸長差として15%以上35%以下のふくら
みが発現できるように設計することが好ましい。なお、
ここで述べた染色加工工程における熱処理とは生機の汚
れ落としや、歪みの除去、さらには糸の収縮やトルクを
発現させる目的で採用される精練リラックス工程や織編
物の寸法を安定させるための乾熱セットおよび染色加工
等を含み、本発明の様なポリエステル織編物であれば、
湿熱状態では80〜140℃、乾熱状態では100〜2
00℃の熱処理が相当する。
段階ですでに糸長差を有しているものを含むため取扱い
性向上のために芯成分と鞘成分が互いに混繊交絡してい
ることが望ましい場合も多く、取扱い向上のためには交
絡数は20個/m以上が好ましく、一方170個/mを
越えると、強い絡合部分のため硬い糸となり望ましくな
い。なお混繊交絡のためには通常のインターレースやタ
スランに代表される流体交絡装置が採用できる。
チフィラメントAとポリスチレンポリマーとポリエステ
ルポリマーが芯/鞘型に複合されたマルチフィラメント
Bとを同時に紡糸した混繊糸をも適用できるため、加工
糸総繊度を安価に細繊度化することも可能であり、従来
製造コスト上展開に制約のあった30〜100dtex
とすることで特に婦人薄地織物や衣料資材等にも採用で
き好ましい。
とポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯/
鞘型に複合されたマルチフィラメントBとの少なくとも
一方が繊維長手方向に繊度分布を有していると、微細な
構造差による織編物へのふくらみ付与や、染着性の差を
活かした自然感をも付与できるため好ましい。
説明すると、図1は本発明に係るポリスチレンポリマー
とポリエステルポリマーが芯/鞘型に複合されたマルチ
フィラメントBの断面形状であり、この図においてポリ
スチレンポリマーとポリエステルポリマーとの境界から
糸表面までの距離L1は芯部を構成するポリスチレンの
内接円直径L2以上である状態を示しており、また図2
は前記マルチフィラメントBにおいてポリスチレンポリ
マーとポリエステルポリマーが同心円状の芯/鞘型に複
合されている状態を示している。
とポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯/
鞘型に複合されたマルチフィラメントBとを同一条件下
で同時紡糸した糸の分解糸の強伸度曲線であり、マルチ
フィラメントB(2)の破断伸度がマルチフィラメント
A(1)の破断伸度よりも大きいことを示している。
の一例を示した投影図であり、主に加工糸の内層を形成
しているのがポリエステルマルチフィラメントA
(3)、加工糸の外層を形成しているのがマルチフィラ
メントB(4)である。
状態の断面形状であり、ポリスチレンポリマーがポリエ
ステルポリマーに完全に被覆されている状態を示してい
る。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。なお
本文中および実施例記載の各物性値は以下の測定方法に
よるものである。 (1) 破断伸度 混繊糸の構成糸を丁寧に分解し、各単糸の引張強伸度を
測定する。測定回数10回の平均値をもってその測定値
とする。 (2) 単糸繊度 混繊糸の構成糸を丁寧に分解し、各単糸ごとの繊度を旭
光精工(株)製Denikomを使用して測定する。測
定回数10回の平均値をもってその測定値とする。 (3) 糸断面における複合状態 通常の光学顕微鏡を用いて糸の断面写真を撮影する。得
られた断面写真より、複合状態、およびポリスチレンポ
リマーとポリエステルポリマーとの境界から糸表面まで
の距離(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円
直径(L2)を測定する。 (4) 分解糸糸長差 適当な長さの糸を取り出し、繊維自体が伸びないように
注意深く単糸1本1本に分解する。グリセリンを塗布し
たスケール板上に分解した単糸をのせて、 くせがな
くなる程度に伸ばして単糸1本の長さLをはかる(1m
m単位まで)。長さの短い単糸群と長い単糸群に分類
し、短い単糸群の平均長をLA、長い単糸群の平均長を
LBとして次式により算出する。測定回数5回の平均値
をもってその測定値とする。
LA}×100 (5) 交絡数 適当な長さの糸を取り出し、下端に0.088(cN/
dtex)の荷重をかけて垂直につり下げる。ついで適
当な針を糸中に突き差してゆっくり持ち上げ、荷重が持
ち上がるまでに移動する距離(cm)を100回測定
し、これより平均値L(cm)を求め、次式により算出
する。
レン(旭化成工業社製“スタイロン”685)を個々別
々に溶融し、前記ホモPETがポリスチレンを芯/鞘型
に被覆する部分とホモPETが単独で吐出する部分とを
有するように設計した複合紡糸口金を使用し、これら2
成分を紡速3200m/minで溶融紡糸して138d
tex−36フィラメントの高配向未延伸混繊糸を得
た。このときのホモPETとポリスチレンとの芯/鞘型
複合糸は69dtex−24フィラメント、またホモP
ET単独糸は69dtex−12フィラメントとし、前
記芯/鞘型複合糸におけるポリスチレンとホモPETと
の重量比は4:96とした。
それぞれの破断伸度を測定したところホモPET側は1
69%、ホモPETとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸
側は248%であった。
型複合糸の断面写真を撮影し、ポリスチレンポリマーと
ポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
(L2)を測定したところいずれの単糸断面においても
L1>L2であった。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度190℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は84dtex、交絡数は52
(個/m)、分解糸糸長差は12.2%であり、細い単
繊維が太い単繊維を覆っていた。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、13%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用い分散染料で染色した
後、160℃でファイナルセットした。得られた織物は
適度なふくらみと張り腰を有しており、特に微妙な表面
タッチと反発性にすぐれた風合いを持つものであった。
グを確認したが部分的な白化や糸筋等の問題はなかっ
た。
とポリスチレンとの芯/鞘型複合糸を69dtex−7
2フィラメントに、またホモPET単独糸を69dte
x−6フィラメントにした以外は同じ条件で高配向未延
伸混繊糸を得た。
それぞれの破断伸度を測定したところホモPET側は1
88%、ホモPETとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸
側は228%であった。
型複合糸の断面写真を撮影し、ポリスチレンポリマーと
ポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
(L2)を測定したところいずれの単糸断面においても
L1>L2であった。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度190℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は88dtex、交絡数は63
(個/m)、分解糸糸長差は10.2%であり、細い単
繊維が太い単繊維を覆っていた。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、18%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用い分散染料で染色した
後、160℃でファイナルセットした。得られた織物は
適度なふくらみと張り腰を有しており、特にファインで
微毛感のある表面タッチと反発性にすぐれた風合いを持
つものであった。
グを確認したが部分的な白化や糸筋等の問題はなかっ
た。
に1次粒子の平均径が35nmの乾式シリカを0.48
重量%配合した以外は同じ条件で高配向未延伸混繊糸を
得た。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度190℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は84dtex、交絡数は58
(個/m)、分解糸糸長差は11.7%であり、細い単
繊維が太い単繊維を覆っていた。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、22%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用いて染料濃度14%ow
fの分散染料(Dianix Black BG−FS
200%)で135℃、40分間染色し、160℃でフ
ァイナルセットした。得られた織物は適度なふくらみと
張り腰を有しており、特に濃染性、均染性に優れるもの
であった。
グを確認したが部分的な白化や糸筋等の問題はなく、ま
た走査型電子顕微鏡を使用して織物を構成する糸を拡大
して観察したところ、糸表面にミクロボイドを生じてい
ることが確認できた。
モPETとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸を45dt
ex−36フィラメントでかつポリスチレンとホモPE
Tとの重量比を10:90とし、また実施例1に採用し
ていたホモPET単独糸に変えてイソフタル酸を8mo
l%共重合した45dtex−9フィラメントの中空断
面糸にした以外は同じ条件で高配向未延伸混繊糸を得
た。
それぞれの破断伸度を測定したところイソフタル酸共重
合側は185%、ホモPETとポリスチレンとの芯/鞘
型複合糸側は246%であった。
型複合糸の断面写真を撮影し、ポリスチレンポリマーと
ポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
(L2)を測定したところいずれの単糸断面においても
L1>L2であった。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度150℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は59dtex、交絡数は121
(個/m)、分解糸糸長差は11.3%であり、細い単
繊維が太い単繊維を覆っていた。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛を最高温度120℃で
液流染色機を用いてリラックス精練した後、180℃で
セットし、22%のアルカリ減量加工を施し、ひき続き
液流染色機を用い分散染料で染色した後、160℃でフ
ァイナルセットした。得られた織物は適度なふくらみと
張り腰を有しており、特にファインで微毛感のある表面
タッチと反発性にすぐれた高級梳毛調風合いを持つもの
であった。
長差を測定したところ23.5%であった。また、得ら
れた織物を強制摩擦してフロスティングを確認したが部
分的な白化や糸筋等の問題はなかった。
延伸混繊糸を用い、延伸ピンを搭載した仮撚加工機を使
用し、高配向未延伸混繊糸の自然延伸倍率以下の延伸倍
率で一旦アウトドローした後、引き続いて仮撚加工と交
絡加工を実施した。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、15%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用いて染料濃度1%owf
の分散染料(Dianix Brown 3B−FS)
で120℃、40分間染色し、160℃でファイナルセ
ットした。得られた織物は適度なふくらみと張り腰を有
しており、特に糸長手方向に微細でこなれた染着差があ
り、自然な外観を持つものであった。
4フィラメントと69dtexの12フィラメントとな
る紡糸口金を使用し、紡速3200m/minでホモP
ETを溶融紡糸して138dtex−36フィラメント
の高配向未延伸混繊糸を得た。
それぞれの破断伸度を測定したところ12フィラメント
側は169%、24フィラメント側は148%であっ
た。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度190℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は84dtex、交絡数は48
(個/m)、分解糸糸長差は4.2%であり、太い単繊
維が細い単繊維よりも糸長が長かった。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、18%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用い分散染料で染色した
後、160℃でファイナルセットした。得られた織物は
僅かながらふくらみを感じるものの、硬さがあり、ざら
ざらした表面タッチを有する持つものであった。
0.63のホモPETとポリスチレン(旭化成工業社製
“スタイロン”685)を個々別々に溶融し、前記ホモ
PETがポリスチレンを芯/鞘型に被覆する部分とホモ
PETが単独で吐出する部分とを有するように設計した
複合紡糸口金を使用し、これら2成分を紡速3200m
/minで溶融紡糸して138dtex−36フィラメ
ントの高配向未延伸混繊糸を得た。このときのホモPE
Tとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸は69dtex−
24フィラメント、またホモPET単独糸は69dte
x−12フィラメントとし、前記芯/鞘型複合糸におけ
るポリスチレンとホモPETとの重量比は30:70と
した。
それぞれの破断伸度を測定したところホモPET側は1
70%、ホモPETとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸
側は304%であった。
型複合糸の断面写真を撮影し、ポリスチレンポリマーと
ポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
(L2)を測定したところ、一部の単糸断面においてL
1<L2の部分が観察され、かつポリスチレンを被覆し
ているポリエステルに僅かながら割れが生じている部分
が確認された。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度150℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は84dtex、交絡数は68
(個/m)、分解糸糸長差は14.2%であったが、糸
加工工程中で糸切れが多発した。
ろ、ポリスチレンを被覆しているポリエステルに多数の
割れが生じていた。
成し分散染料で染色後、編地を強制摩擦してフロスティ
ングを確認したところ摩擦部分が白化し、毛羽立ちを発
生することが確認された。
Tとポリスチレン(旭化成工業社製“スタイロン”68
5)を個々別々に溶融し、前記ホモPETがポリスチレ
ンを芯/鞘型に被覆する部分とホモPETが単独で吐出
する部分とを有するように設計した複合紡糸口金を使用
し、これら2成分を紡速3000m/minで溶融紡糸
して138dtex−36フィラメントの高配向未延伸
混繊糸を得た。このときのホモPETとポリスチレンと
の芯/鞘型複合糸は69dtex−18フィラメント、
またホモPET単独糸は69dtex−18フィラメン
トとし、前記芯/鞘型複合糸におけるポリスチレンとホ
モPETとの重量比は4:96とした。
それぞれの破断伸度を測定したところホモPET側は1
78%、ホモPETとポリスチレンとの芯/鞘型複合糸
側は268%であった。
鞘型複合糸の断面写真を撮影し、ポリスチレンポリマー
とポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
(L1)と芯部を構成するポリスチレンの内接円直径
(L2)を測定したところいずれの単糸断面においても
L1>L2であった。
常のフリクション仮撚機を用いて、仮撚温度190℃の
条件で延伸同時仮撚加工を行い、一旦巻き上げることな
くインターレースノズルを使用して交絡加工を行った。
この仮撚加工糸の繊度は84dtex、交絡数は66
(個/m)、分解糸糸長差は13.8%であった。
m)の撚糸を施してタテ糸およびヨコ糸として使用し、
綾織物を製織した。製織した布帛をリラックス精練した
後、180℃でセットし、15%のアルカリ減量加工を
施し、ひき続き液流染色機を用い分散染料で染色した
後、160℃でファイナルセットした。得られた織物は
適度なふくらみを有していたが、張り腰、反発が不十分
なものであった。
繊糸および仮撚加工糸は糸に適度な伸度差、繊度差ある
いは糸長差等に代表される構造差を有することで、嵩高
感、ソフト感に優れ、かつ織編物にした時にフロスティ
ング等の品位問題がない混繊糸と仮撚加工糸を提供する
ものであり、これらの特徴によりシャツ、ブラウス、ド
レスやコート、ジャケット、ブラックフォーマル、さら
にはウォーキングや介護衣料などの一般衣料や裏地等の
衣料資材用途、さらにはスポーツ衣料品などに幅広く活
用できる素材を提供出来ることから新しい展開が期待さ
れる。
テルポリマーが芯/鞘型に複合されたマルチフィラメン
トBの断面形状の一例を示す図である。
テルポリマーが同心円状の芯/鞘型に複合されたマルチ
フィラメントBの断面形状の一例を示す図である。
レンポリマーとポリエステルポリマーが芯/鞘型に複合
されたマルチフィラメントBとを同一条件下で同時紡糸
した糸の分解糸の強伸度曲線の一例を示す図である
した投影モデル図である。
形状の一例を示す図である。
の境界から糸表面までの距離 L2:芯部を構成するポリスチレンの内接円直径 1:ポリエステルマルチフィラメントAの高配向未延伸
糸状態の強伸度曲線 2:ポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯
/鞘型に複合されたマルチフィラメントBの高配向未延
伸糸状態の強伸度曲線 3:ポリエステルマルチフィラメントA 4:ポリスチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯
/鞘型に複合されたマルチフィラメントB
Claims (10)
- 【請求項1】ポリエステルマルチフィラメントAとポリ
スチレンポリマーとポリエステルポリマーが芯/鞘型に
複合されたマルチフィラメントBとを有し、かつ下記
(a)〜(c)の要件を満足していることを特徴とする
ポリエステル系混繊糸。 (a)マルチフィラメントBの破断伸度がマルチフィラ
メントAの破断伸度の1.1倍以上3倍以下であり、 (b)マルチフィラメントAの単糸繊度がマルチフィラ
メントBの単糸繊度の1.5倍以上25倍以下であり、 (c)マルチフィラメントBの糸長手方向と直角の糸断
面において芯/鞘型に複合されたポリスチレンポリマー
とポリエステルポリマーとの境界から糸表面までの距離
が芯部を構成するポリスチレンの内接円直径以上であ
る。 - 【請求項2】前記マルチフィラメントBにおいてポリス
チレンポリマーとポリエステルポリマーが同心円状の芯
/鞘型に複合されていることを特徴とする請求項1に記
載のポリエステル系混繊糸。 - 【請求項3】前記ポリエステルマルチフィラメントAと
マルチフィラメントBを構成するポリエステルポリマー
の少なくとも一方がアルカリ減量により糸表面にミクロ
ボイドを生じるものであることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載のポリエステル系混繊糸。 - 【請求項4】前記ポリエステルマルチフィラメントAが
イソフタル酸が共重合された高収縮性ポリエステルであ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポ
リエステル系混繊糸。 - 【請求項5】前記請求項1〜4のいずれかに記載のポリ
エステル系混繊糸を用いて得られたことを特徴とする仮
撚加工糸。 - 【請求項6】ポリエステルマルチフィラメントAとマル
チフィラメントBとの間の加工糸状態での分解糸糸長差
が3%以上35%以下であることを特徴とする請求項5
に記載の仮撚加工糸。 - 【請求項7】ポリエステルマルチフィラメントAとマル
チフィラメントBとの間の加工糸状態での分解糸糸長差
が3%以上15%以下であり、かつ織編物作成後実施さ
れる染色加工工程における熱処理後の分解糸糸長差が1
5%以上35%以下であることを特徴とする請求項5に
記載の仮撚加工糸。 - 【請求項8】加工糸が交絡数20〜170個/mの範囲
で混繊交絡していることを特徴とする請求項5〜7のい
ずれかに記載の仮撚加工糸。 - 【請求項9】加工糸の総繊度が30〜100dtexで
あることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の
仮撚加工糸。 - 【請求項10】ポリエステルマルチフィラメントAとマ
ルチフィラメントBとの少なくとも一方が繊維長手方向
に繊度分布を有することを特徴とする請求項5〜9のい
ずれかに記載の仮撚加工糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001308673A JP3912065B2 (ja) | 2000-10-16 | 2001-10-04 | ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000-314805 | 2000-10-16 | ||
| JP2000314805 | 2000-10-16 | ||
| JP2001308673A JP3912065B2 (ja) | 2000-10-16 | 2001-10-04 | ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002194635A true JP2002194635A (ja) | 2002-07-10 |
| JP3912065B2 JP3912065B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=26602121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001308673A Expired - Lifetime JP3912065B2 (ja) | 2000-10-16 | 2001-10-04 | ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3912065B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006340909A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Pentax Corp | 内視鏡用緊縛糸、外皮固定方法、内視鏡用可撓管および内視鏡 |
| JP2011162888A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Teijin Fibers Ltd | ポリエステル混繊糸およびポリエステル布帛 |
| CN102277667A (zh) * | 2011-08-05 | 2011-12-14 | 福建百宏聚纤科技实业有限公司 | 一种超仿棉聚酯长丝及其生产工艺 |
| US8206286B2 (en) | 2005-03-25 | 2012-06-26 | Hoya Corporation | Tightening string for an endoscope, outer cover securing method, flexible tube for an endoscope, and an endoscope |
| JP2017172101A (ja) * | 2017-06-01 | 2017-09-28 | ユニチカトレーディング株式会社 | 混繊交絡糸、その製造方法、及び混繊交絡糸を用いた織編物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103320923B (zh) * | 2013-05-22 | 2015-08-12 | 浙江恒逸高新材料有限公司 | 一种阳离子型复合仿棉纱线的生产方法 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308673A patent/JP3912065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8206286B2 (en) | 2005-03-25 | 2012-06-26 | Hoya Corporation | Tightening string for an endoscope, outer cover securing method, flexible tube for an endoscope, and an endoscope |
| US9138131B2 (en) | 2005-03-25 | 2015-09-22 | Hoya Corporation | Tightening string for an endoscope, outer cover securing method, flexible tube for an endoscope, and an endoscope |
| JP2006340909A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Pentax Corp | 内視鏡用緊縛糸、外皮固定方法、内視鏡用可撓管および内視鏡 |
| JP2011162888A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Teijin Fibers Ltd | ポリエステル混繊糸およびポリエステル布帛 |
| CN102277667A (zh) * | 2011-08-05 | 2011-12-14 | 福建百宏聚纤科技实业有限公司 | 一种超仿棉聚酯长丝及其生产工艺 |
| JP2017172101A (ja) * | 2017-06-01 | 2017-09-28 | ユニチカトレーディング株式会社 | 混繊交絡糸、その製造方法、及び混繊交絡糸を用いた織編物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3912065B2 (ja) | 2007-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4292763B2 (ja) | 複合布帛およびその製造方法 | |
| JP3912065B2 (ja) | ポリエステル系混繊糸および仮撚加工糸 | |
| KR100635857B1 (ko) | 멜란지 효과가 우수한 이수축 혼섬사 및 그의 제조방법 | |
| JP3736298B2 (ja) | 混繊糸 | |
| JP4123646B2 (ja) | ポリエステル繊維糸条および布帛 | |
| JP4522573B2 (ja) | 複合加工糸及びこれを用いた織編物 | |
| JP3946042B2 (ja) | ポリエステル複合加工糸 | |
| KR100460003B1 (ko) | 표면촉감이 우수한 복합가연사의 제조방법 | |
| JP3531531B2 (ja) | 長・短繊維複合糸およびその糸を用いた織編物 | |
| JP3501041B2 (ja) | 中空構造体糸条および織編物 | |
| JP2000248430A (ja) | 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維および製造方法 | |
| JP3988286B2 (ja) | 織編物 | |
| JP2001214335A (ja) | 低収縮ポリエステル太細糸およびそれからなるポリエステル混繊糸 | |
| JP3501012B2 (ja) | 複合糸およびその複合糸からなる織編物 | |
| JP3509995B2 (ja) | 濃染性を有するポリエステル系複合糸 | |
| JP2001123358A (ja) | 織編物 | |
| JP3526990B2 (ja) | ポリエステル系異収縮混繊糸 | |
| JP3761908B2 (ja) | 捲縮加工糸およびその製造方法 | |
| JP3465640B2 (ja) | 長短複合紡績糸および織物 | |
| JP3139557B2 (ja) | 複合交絡糸とその糸条を用いた布帛 | |
| JP2820589B2 (ja) | 潜在嵩高性混繊糸 | |
| JP4701478B2 (ja) | 多色性複合加工糸およびその製造方法 | |
| JP2000129546A (ja) | ポリエステル複合糸およびその糸を用いた織編物 | |
| JP2008196093A (ja) | 伸度差混繊糸 | |
| JP2002266198A (ja) | 複合伸縮性織編物およびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040226 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051111 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070109 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070122 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3912065 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209 Year of fee payment: 7 |