JP2002194317A - 高度耐水性接着剤組成物 - Google Patents

高度耐水性接着剤組成物

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JP2002194317A JP2000394215A JP2000394215A JP2002194317A JP 2002194317 A JP2002194317 A JP 2002194317A JP 2000394215 A JP2000394215 A JP 2000394215A JP 2000394215 A JP2000394215 A JP 2000394215A JP 2002194317 A JP2002194317 A JP 2002194317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比重の大きな木材の集成材に対して優れた接着
力が得られ、耐水性、耐熱性、耐久性にも優れた高耐水
性接着剤組成物を提供する。 【解決手段】水溶性高分子水溶液、水性ラテックス、水
性エマルジョンの1種または2種以上からなる主剤と、
一般式(1)で表されるイソシアネート化合物からなる
硬化剤とを含む。前記硬化剤の全量に対して、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネートを0〜40重量
%、好ましくは0〜30重量%、より好ましくは0〜1
5重量%の範囲で含む。前記硬化剤の全量に対して、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを好まし
くは10〜60重量%、より好ましくは20〜60重量
%、最も好ましくは40〜60%の範囲で含む。前記硬
化剤の全量に対して、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートを好ましくは40〜60%の範囲で含む。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材、特に集成材
の接着に用いられる耐水性接着剤組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、木材用の耐水性接着剤組成物とし
て、ユリア−ホルムアルデヒド樹脂接着剤、メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂接着剤、フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂接着剤、レゾルシノール−ホルムアルデヒド
樹脂接着剤等のホルムアルデヒド樹脂系接着剤が知られ
ている。しかし、前記ホルムアルデヒド樹脂系接着剤
は、遊離のホルムアルデヒドが残存しているために、該
ホルムアルデヒド樹脂系接着剤を用いて接着した製品か
ら放出されるホルムアルデヒドが環境汚染を生じるとの
問題がある。
【0003】また、前記ホルムアルデヒド樹脂系接着剤
のうち、ユリア−ホルムアルデヒド樹脂接着剤、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂接着剤、フェノール−ホルム
アルデヒド樹脂接着剤の3種の接着剤は、接着の際に加
熱圧締する必要があり、厚物材料の接着、特に集成材の
接着には適していない。これに対して前記レゾルシノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂接着剤は前記加熱圧締は必要
としないが、雰囲気温度20℃にて16時間という長時
間の冷熱圧締を必要とするために、作業能率が低い。さ
らに、前記レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂接着
剤は、接着剤自身が赤褐色であり接着層が同色に着色し
て製品の商品価値を低減するために、用途が限定される
との問題がある。
【0004】前記ホルムアルデヒド樹脂系接着剤の問題
を解決するために、水溶性高分子水溶液、水性ラテック
ス、水性エマルジョン等を主剤とし、該主剤に硬化剤と
してイソシアネート化合物を配合した水性高分子−イソ
シアネート系接着剤組成物が知られている。前記水性高
分子−イソシアネート系接着剤組成物は、ホルムアルデ
ヒド樹脂を含まないので、遊離のホルムアルデヒドの放
出による環境汚染の虞がなく、冷熱圧締が可能であり、
接着層が着色することもない。
【0005】前記水性高分子−イソシアネート系接着剤
組成物として、例えば、特公昭51−30576号公報
には、ポリビニルアルコールを含む水溶液または水性エ
マルジョンに、トリレンジイソシアネート系化合物、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート重合物等
のイソシアネート化合物を配合した接着剤組成物が記載
されている。また、特公昭51−30577号公報に
は、前記イソシアネート化合物を、該イソシアネート化
合物と相溶性があり、水には不溶の疎水性有機溶剤に溶
解した上で、ポリビニルアルコールを含む水溶液または
水性エマルジョンに配合した接着剤組成物が記載されて
いる。前記各公報の記載によれば、前記接着剤組成物
は、ラワン材に対し短時間の冷熱圧締により十分な接着
力を示すと共に、優れた耐水性、耐熱性、耐久性を示
し、日本農林規格の普通合板1類に合格する合板を得る
ことができるとされている。
【0006】ところが、前記イソシアネート化合物は、
前記水溶液または水性エマルジョンのように水を含む溶
液に直接配合すると、水と激しく反応して、著しく発泡
するという性質がある。このため、特公昭51−305
76号公報記載の接着剤組成物は、粘度が増加して塗布
作業性が低下するばかりか、調製後、経時的に著しく接
着力が低下し、使用可能な時間が短いという問題があ
る。
【0007】特公昭51−30577号公報記載の接着
剤組成物によれば、前記イソシアネート化合物を前記疎
水性有機溶剤に溶解することにより、該イソシアネート
化合物と水との反応を抑制することができ、塗布作業性
を改善し、使用可能な時間を延長することができる。し
かし、特公昭51−30577号公報記載の接着剤組成
物は、含有する前記疎水性有機溶剤が強い臭気を含有す
るため、塗布作業中に該接着剤組成物から該疎水性有機
溶剤が放出されたり、或いは該接着剤組成物を用いて製
造された製品から該疎水性有機溶剤が放出されたとき
に、該臭気により環境を汚染する虞がある。
【0008】また、前記各公報記載の接着剤組成物は、
前述のように、ラワン材のような比重の小さな木材から
なる合板の接着には有効であるが、カバ材等のようにラ
ワン材より比重の大きな木材からなる集成材の接着で
は、集成材に関する日本農林規格の浸せきはく離試験を
十分に満足できる耐水性が得られない。
【0009】さらに、近年では、前記水性高分子−イソ
シアネート系接着剤組成物として、水溶性高分子水溶
液、水性ラテックス、水性エマルジョン等の主剤に、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと、ポリ
メチレンポリフェニルポリイソシアネートとの50:5
0の混合物からなる硬化剤(例えば、住友バイエルウレ
タン工業株式会社製、商品名:スミジュール44V)を
配合した接着剤組成物が市販されている。前記市販の接
着剤組成物によれば、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートをポリメチレンポリフェニルポリイソシア
ネートに混合することにより、使用可能な時間を延長し
て塗布作業性を改善することができると共に、カバ材等
の比重の大きな木材の集成材に対して優れた接着力を得
ることができる。しかも、前記市販の接着剤組成物は、
有機溶剤を含まないので、該有機溶剤の臭気による環境
汚染を防止することができる。
【0010】しかしながら、前記市販の接着剤組成物
は、昨今の高度化した接着剤への要求に対し、耐水性、
耐熱性及び耐久性に関して満足せしめるものではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、カバ材等の比重の大きな木材の集成材に
対して優れた接着力を得ることができ、さらに耐水性、
耐熱性、耐久性にも優れた高耐水性接着剤組成物を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の高度耐水性接着剤組成物は、水溶性高分
子水溶液、水性ラテックス、水性エマルジョンの1種ま
たは2種以上からなる主剤と、一般式(1)で表される
イソシアネート化合物からなる硬化剤とを含むものであ
る。
【0013】
【化2】
【0014】ここで、前記主剤に対する硬化剤は、一般
式(1)(但し、n=1〜8)で表されるポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート、一般式(1)(但
し、n=0)で表される4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネートを1種または2種以上含んでいる。
【0015】そして、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、前記硬化剤の全量に対して、前記ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアネートを0〜40重量%の範囲で
含むことを特徴とするものである。
【0016】本発明の高度耐水性接着剤組成物は、前記
硬化剤として、前記一般式(1)で表される他のイソシ
アネート化合物と共に、前記ポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネートを該硬化剤の全量に対して0〜40
重量%の範囲で含むことにより、カバ材等の比重の大き
な木材の集成材に対して、従来の市販の接着剤組成物よ
りもさらに優れた接着力を得ることができ、しかも優れ
た耐水性、耐熱性及び耐久性を得ることができる。
【0017】但し、前記ポリメチレンポリフェニルポリ
イソシアネートは、前記硬化剤の全量に対して前記範囲
とすることが必要であり、40重量%を超えると、該硬
化剤を前記主剤に配合して得られた接着剤組成物におい
て所要の耐水性、耐熱性、耐久性が得られない。
【0018】前述のように、本発明の高度耐水性接着剤
組成物は、前記硬化剤として、前記ポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネート以外のイソシアネート化合物
を含んでいるが、耐水性、耐熱性、耐久性を向上させる
ために、特に一般式(1)(但し、n=0)で表される
イソシアネート化合物として、2,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネートを所定の範囲で含むことが好まし
い。
【0019】前記硬化剤が前記ポリメチレンポリフェニ
ルポリイソシアネートを該硬化剤の全量に対して0〜4
0重量%の範囲で含む場合、2,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートは該硬化剤の全量に対して10〜6
0重量%の範囲とすることが好ましい。前記硬化剤の全
量に対する2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
トの量が10重量%未満では、該硬化剤を前記主剤に配
合して得られた接着剤組成物において、耐水性、耐熱
性、耐久性を向上させる効果が得られない。
【0020】一方、2,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネートを含む硬化剤を前記主剤に配合して得られた
接着剤組成物において、より強力な接着力を発現させ、
耐水性、耐熱性、耐久性をより向上させるためには、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの量が多
いことが好ましい。しかし、2,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートは、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートの異性体であり、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネートを合成する際の副生物として得
られるため、常に4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネートとの混合物となっている。従って、2,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネートを前記硬化剤の全量
に対して60重量%を超える量とすることは実質的に困
難である。
【0021】2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートを含む硬化剤を前記主剤に配合して得られた接着剤
組成物において、より強力な接着力を発現させ、耐水
性、耐熱性、耐久性をより向上させる効果を得るため
に、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートは該
硬化剤の全量に対してさらに好ましくは20〜60重量
%の範囲、最も好ましくは40〜60重量%の範囲とす
る。
【0022】また、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、耐水性、耐熱性、耐久性をさらに向上させるため
に、前記硬化剤の全量に対する前記ポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネートの量を低減すると共に、2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの量を増加さ
せることが好ましい。
【0023】そこで、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)(但し、
n=1〜8)で表されるポリメチレンポリフェニルポリ
イソシアネートを0〜30重量%、好ましくは0〜15
重量%の範囲で含むと共に、一般式(1)(但し、n=
0)で表されるイソシアネート化合物として、2,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜60重量
%、好ましくは40〜60重量%の範囲で含むことを特
徴とする。
【0024】さらに、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、前記硬化剤の全量に対する前記ポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネートの量を低減し、2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートの量を増加させたとき
に、より強力な接着力を発現させるために、前記硬化剤
がさらに4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
を所定の範囲で含んでいることが好ましい。
【0025】そこで、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、一般式(1)(但し、n=1〜8)で表されるポリ
メチレンポリフェニルポリイソシアネートを0〜15重
量%の範囲で含み、一般式(1)(但し、n=0)で表
されるイソシアネート化合物として、2,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートを20〜60重量%、好ま
しくは40〜60重量%の範囲で含むと共に、一般式
(1)(但し、n=0)で表されるイソシアネート化合
物として、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
トを40〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする。
【0026】この場合、前記硬化剤の全量に対する4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの量が40重
量%未満では接着力をより強力にする効果が得られない
ことがある。一方、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネートは常温で固体であるので、前記硬化剤の全量
に対する4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
の量が60重量%を超えると、塗布作業性が低減するこ
とがある。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
てさらに詳しく説明する。
【0028】本実施形態の高度耐水性接着剤組成物は、
水溶性高分子水溶液、水性ラテックス、水性エマルジョ
ンの1種または2種以上からなる主剤と、一般式(1)
で表されるイソシアネート化合物からなる硬化剤とを含
むものである。
【0029】
【化3】
【0030】まず、前記主剤として用いられる水溶性高
分子溶液としては、ポリビニルアルコール水溶液、澱粉
水溶液、蛋白質水溶液、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体水溶
液、ポリアクリル酸ソーダ水溶液、ポリアクリルアミド
水溶液、マレイン酸イミド共重合体水溶液等を挙げるこ
とができる。尚、ホルムアルデヒドの放出が環境上の問
題とならない用途では、前記水溶性高分子溶液としてホ
ルムアルデヒド系縮合樹脂水溶液を用いることもでき
る。
【0031】また、前記主剤として用いられる水性ラテ
ックスまたは水性エマルジョンとしては、スチレン、ブ
タジエン、アクリドアミド、アクリロニトリル、クロロ
プレン、1,3−ヘキサジエン、イソプレン、イソブテ
ン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、エチルビニルエーテルからなる群から
選ばれた1種の化合物の水性ラテックスまたは水性エマ
ルジョン、または前記化合物群から選ばれた共重合可能
な2種以上の不飽和単量体からなる水性ラテックスまた
は水性エマルジョンを挙げることができる。前記水性ラ
テックスまたは水性エマルジョンは、カルボキシル基、
N−メチロール基、N−アルコキシメチル基、グリシジ
ル基、β−メチルグリシル基、水酸基、アミノ基、酸無
水物からなる群から選ばれた反応性基の1種または2種
以上を備える不飽和単量体を乳化重合させた変性ラテッ
クスまたは変性エマルジョンであってもよい。
【0032】本実施形態の高度耐水性接着剤組成物は、
前記水溶性高分子水溶液、水性ラテックスまたは水性エ
マルジョンのいずれか1種を単独で、または2種以上混
合して用いることができる。
【0033】次に、前記硬化剤は、前記一般式(1)で
表されるイソシアネート化合物からなり、該イソシアネ
ート化合物は、n=1〜8の場合のポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネート、n=0の場合の4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネートまたは2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートを含む。
【0034】本実施形態の高度耐水性接着剤組成物は、
杉、松等の低〜中比重木材はもちろん、ナラ、タモ、カ
バ等の高比重木材の接着に対し、市販の接着剤組成物よ
り優れた接着力を得るために、前記硬化剤の全量に対し
て、前記ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
を0〜40重量%の範囲で含むことが必要である。ま
た、本実施形態の高度耐水性接着剤組成物は、耐水性、
耐熱性、耐久性を向上させるために、前記硬化剤の全量
に対して、前記ポリメチレンポリフェニルポリイソシア
ネートを0〜30重量%の範囲で含むことが好ましく、
0〜15重量%の範囲で含むことがより好ましい。
【0035】また、本実施形態の高度耐水性接着剤組成
物は、前記硬化剤の全量に対して、前記ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネートを0〜40重量%の範囲
で含む場合には、強力な接着力を発現させると共に、耐
水性、耐熱性、耐久性を向上させるために、2,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネートを10〜60重量%
の範囲で含むことが好ましく、20〜60重量%で含む
ことがより好ましく、40〜60重量%の範囲で含むこ
とが最も好ましい。
【0036】また、本実施形態の高度耐水性接着剤組成
物は、前記硬化剤の全量に対して、前記ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネートを0〜30重量%の範囲
で含む場合には、より強力な接着力を発現させると共
に、耐水性、耐熱性、耐久性をより向上させるために、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜
60重量%で含むことが好ましく、40〜60重量%の
範囲で含むことがより好ましい。
【0037】また、本実施形態の高度耐水性接着剤組成
物は、前記硬化剤の全量に対して、前記ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネートを0〜15重量%の範囲
で含む場合には、さらに強力な接着力を発現させると共
に、耐水性、耐熱性、耐久性をさらに向上させるため
に、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを2
0〜60重量%で含むことが好ましく、40〜60重量
%の範囲で含むことがより好ましい。
【0038】さらに、本実施形態の高度耐水性接着剤組
成物は、前記硬化剤の全量に対して、前記ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネートを0〜15重量%の範
囲で含む場合には、よりさらに強力な接着力を発現させ
るために、前記範囲の量の2,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートと共に、4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネートを40〜60重量%の範囲で含むこと
が好ましい。
【0039】本実施形態の高度耐水性接着剤組成物にお
いて、前記硬化剤は、前記主剤100重量部に対して、
2〜100重量部、好ましくは3〜50重量部の範囲で
配合する。
【0040】また、本実施形態の高度耐水性接着剤組成
物は、前記一般式(1)で表されるイソシアネート化合
物からなる硬化剤の他、前記一般式(1)で表される以
外のイソシアネート化合物を含んでいてもよい。このよ
うなイソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート(IPDI)、フェニレンジ
イソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、水添トリメチルキシ
リレンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5
−ジイソシアネート、3−メチルペンタン−1,5−ジ
イソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレ
ン−1,6−ジイソシアネート、2,4,4−トリメチ
ルヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、4,4
−ジベンジルジイソシアネート、1,5−ナフチレンジ
イソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、
2,4−もしくは2,6−トリレンジイソシアネートま
たはその混合物、テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート、4,4−ジフェニルエーテルジイソシアネート等
の芳香族ジイソシアネート、1,3−もしくは1,4−
キシリレンジイソシアネートまたはその混合物等の芳香
脂肪族ジイソシアネートを挙げることができる。
【0041】また、前記一般式(1)で表される以外の
イソシアネート化合物として、さらに、トリフェニルメ
タン−4,4’、4’’−トリイソシアネート等の前記
ポリイソシアネート単量体から誘導されたダイマー、ト
リマー、ビューレット体、炭酸ガスと前記ポリイソシア
ネート単量体とから得られる2,4,6−オキサジリジ
ントリオン環を有するポリイソシアネート、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、へキシレングリコール、ネオペンチルグリコール、
シクロヘキサンジメタノール等の低分子量ポリオールと
ポリイソシアネートとの付加体、イソシアネート化合物
のカルボジイミドによる変性体、或いはポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオール等とポリイソシアネ
ートとの高分子ポリオール等との付加体等のNCO末端
化合物及び、これらの2種以上の混合物を挙げることが
できる。
【0042】また、本実施形態の高度耐水性接着剤組成
物は、活性水素基を持つ化合物、例えば、ポリアミン、
ポリオール等に前記一般式(1)で表されるイソシアネ
ート化合物または前記一般式(1)で表される以外のイ
ソシアネート化合物を過剰に混合したものを用いてもよ
く、過剰の前記活性水素基を持つ化合物で予めポリマー
化したOH末端プレポリマーに、使用時に、前記一般式
(1)で表されるイソシアネート化合物または前記一般
式(1)で表される以外のイソシアネート化合物を過剰
に添加して用いてもよい。
【0043】さらに、前記活性水素基を持つ化合物と過
剰のポリイソシアネートとで予めポリマー化したNCO
末端プレポリマーを用いてもよい。
【0044】本実施形態の高度耐水性接着剤組成物は、
さらに充填剤、増量剤、各種添加剤を含んでもよい。前
記充填剤または増量剤としては、小麦粉、大豆粉、血
粉、木粉、クルミ殻粉等の有機系のもの、クレー、カオ
リン、ゼオライト、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、
酸化アルミニウム等の無機系のもの等を挙げることがで
きる。また、前記添加剤としては、消泡剤、防腐剤、防
火剤、防蟻剤、防カビ剤、防虫剤、整泡剤、起泡剤、防
錆剤、湿潤剤、濡れ性改質剤等を挙げることができ、前
記添加剤のいずれか1種を単独で、または2種以上混合
して、適宜添加することができる。
【0045】本発明の高度耐水性接着剤組成物は、水性
接着剤であり有機溶剤を含まないので環境を汚染する虞
が無く、ポットライフが長い上、優れた耐水接着力を備
え、加熱下、或いは高温多湿の環境下、長期に亘って耐
水接着力を維持することができる。従って、本発明の高
度耐水性接着剤組成物は、合板、LVL、突板、化粧
板、集成材、パーティクルボード等の木質繊維板、家
具、建具、運動具その他の木工製品製造用の木材用接着
剤として好適に用いることができ、集成材用接着剤とし
て特に好適に用いることができる。
【0046】本発明の高度耐水性接着剤組成物は、前記
木材の他、段ボール、紙、布、金属、陶磁器、ガラス、
木毛板、プラスチック板(塩化ビニル樹脂板、ABS
板、FRP板、スチレン樹脂板等)、無機板(アスベス
ト、ロックウール等の鉱物質繊維板等)、セメント系無
機板(石綿スレート板、パルプセメント板、コンクリー
ト板等)を同一素材同士、または異種の素材に対して接
着する場合にも適用することができる。
【0047】さらに、本発明の高度耐水性接着剤組成物
は、コーティング用、塗料用組成物としても用いること
ができる。
【0048】次に、本発明の実施例及び比較例を示す。
【0049】
【実施例1】まず、15%ポリビニルアルコール水溶液
(株式会社クラレ製、商品名:PVA217)100重
量部、炭酸カルシウム(東洋ファインケミカル株式会社
製、商品名:ホワイトンP−30)60重量部、ヘキサ
メタリン酸ソーダ0.5重量部、スチレン−ブタジエン
共重合ラテックス(旭化成工業株式会社製、商品名:D
L−612)100重量部を混合して主剤を調製した。
【0050】次に、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネートと2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートとを、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト/2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=4
5/55の重量比で含む混合物(住友バイエルウレタン
工業株式会社製、商品名:スミジュールPU−0129
S、以下硬化剤Aと略記する)を単独で硬化剤とし、予
め35℃に加温した前記主剤100重量部に、予め同一
温度に加温した該硬化剤15重量部を添加、撹拌して、
接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例の接
着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート=0/55/45の重量比となっ
ている。
【0051】次に、前記接着剤組成物について、「JI
S K−6806」に基づいて、製糊から5分間経過後
と、60分間経過後との接着性能を試験した。
【0052】前記試験では、含水率6〜8%、比重0.
72〜0.75の10mm厚のカバ柾目挽板に対し、前
記接着剤組成物を250g/m2塗布し、開放堆積時間
20℃にて1分以内、閉鎖堆積時間20℃にて10分以
内、20℃にて12kgf/cm2の圧力で24時間圧
締した後、解圧し、20℃にて7日間養生したものを試
験片とした。そして、前記各試験片の圧縮せん断接着強
さを、常態、耐温水、煮沸繰り返しの3通りの条件で、
測定した。
【0053】試験結果を表1に示す。試験結果は、「J
IS K−6806」に定める試験機により試験片が破
断するまでの最大荷重を測定し、実測した接着面積で除
した接着強さ(kgf/cm2)で示す。また、このと
き木部において破断した面積のせん断面積に対する百分
率を木部破断率(%)として、カッコ内に示す。
【0054】ここで、「常態」とは試験片作成後、直ち
に試験に供するもので、耐水性に関わらない接着力を示
す。また、「耐温水」とは試験片を60±3℃の温水中
に3時間浸漬した後、室温の水中に冷めるまで浸し、濡
れたままの状態で試験に供するもので、耐水性及び耐熱
性の指標となるものである。また、「煮沸繰り返し」と
は試験片を沸騰水中に4時間浸漬した後、60±3℃の
空気中で20時間乾燥し、さらに沸騰水中に4時間浸漬
してから、室温の水中に冷めるまで浸し、濡れたままの
状態で試験に供するもので、耐久性の指標となるもので
ある。
【0055】
【実施例2】硬化剤として、実施例1で用いたものと同
一の硬化剤Aと、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネートのみからなる化合物(住友バイエルウレタン工
業株式会社製、商品名:スミジュール44S、以下硬化
剤Bと略記する)とを75/25の重量比で混合したも
のを用いた以外は、実施例1と全く同一にして接着剤組
成物を調製、製糊した。従って、本実施例の接着剤組成
物において、前記硬化剤の組成は、ポリメチレンポリフ
ェニルポリイソシアネート/2,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート/4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート=0/41.3/58.7の重量比となっ
ている。
【0056】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表1に
示す。
【0057】
【実施例3】硬化剤として、実施例1で用いたものと同
一の硬化剤Aと、前記一般式(1)で表されるポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート(但し、n=1〜
8)と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと
を、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート/
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=50/
50の重量比で含む混合物(住友バイエルウレタン工業
株式会社製、商品名:スミジュール44V、以下硬化剤
Cと略記する)とを75/25の重量比で混合したもの
を用いた以外は、実施例1と全く同一にして接着剤組成
物を調製、製糊した。従って、本実施例の接着剤組成物
において、前記硬化剤の組成は、ポリメチレンポリフェ
ニルポリイソシアネート/2,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート/4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート=12.5/41.3/46.2の重量比と
なっている。
【0058】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表1に
示す。
【0059】
【実施例4】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Bと、硬化剤Cとを60/1
5/25の重量比で混合したものを用いた以外は、実施
例1と全く同一にして接着剤組成物を調製、製糊した。
従って、本実施例の接着剤組成物において、前記硬化剤
の組成は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネー
ト/2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=12.
5/33.0/54.5の重量比となっている。
【0060】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表1に
示す。
【0061】
【比較例1】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Cを単独で用いた以外は、実施例1と全く
同一にして接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本
実施例の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート/2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート=50/0/50の
重量比となっている。
【0062】次に、前記接着剤組成物について、前記実
施例と全く同一にして接着性能を試験した。試験結果を
表1に併せて示す。
【0063】
【表1】
【0064】表1から、実施例1〜4の各接着剤組成物
は、常態において比較例の接着剤組成物に比較して優れ
た接着力を示すばかりか、耐温水、煮沸繰り返しのいず
れの条件においても、比較例の接着剤組成物に比較して
優れた接着力を示し、優れた耐水性、耐熱性、耐久性を
備えていることが明らかである。
【0065】
【実施例5】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Bとを72.7/27.3の
重量比で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く
同一にして接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本
実施例の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート/2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート=0/40/60の
重量比となっている。
【0066】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表2に
示す。
【0067】
【実施例6】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Bとを50/50の重量比で
混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一にし
て接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例の
接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート=0/27.5/72.5の重
量比となっている。
【0068】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表2に
示す。
【0069】
【実施例7】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Bと、硬化剤Cを37.5/
37.5/25の重量比で混合したものを用いた以外
は、実施例1と全く同一にして接着剤組成物を調製、製
糊した。従って、本実施例の接着剤組成物において、前
記硬化剤の組成は、ポリメチレンポリフェニルポリイソ
シアネート/2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=
12.5/20.6/66.9の重量比となっている。
【0070】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表2に
示す。
【0071】
【実施例8】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Cとを50/50の重量比で
混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一にし
て接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例の
接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート=25.0/27.5/47.
5の重量比となっている。
【0072】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表2に
示す。
【0073】
【表2】
【0074】
【実施例9】硬化剤として、前記実施例で用いたものと
同一の硬化剤Aと、硬化剤Cとを40/60の重量比で
混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一にし
て接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例の
接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメチ
レンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート=30/22/48の重量比と
なっている。
【0075】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表3に
示す。
【0076】
【実施例10】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Aと、硬化剤Bとを25/75の重量比
で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一に
して接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例
の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート=0/13.8/86.2の
重量比となっている。
【0077】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表3に
示す。
【0078】
【実施例11】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Aと、硬化剤Cとを25/75の重量比
で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一に
して接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例
の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート=37.5/13.7/4
8.8の重量比となっている。
【0079】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表3に
示す。
【0080】
【実施例12】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Aと、硬化剤Bと、硬化剤Cとを25/
25/50の重量比で混合したものを用いた以外は、実
施例1と全く同一にして接着剤組成物を調製、製糊し
た。従って、本実施例の接着剤組成物において、前記硬
化剤の組成は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシア
ネート/2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=2
5.0/13.8/61.2の重量比となっている。
【0081】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表3に
示す。
【0082】
【表3】
【0083】
【実施例13】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Bを単独で用いた以外は、実施例1と全
く同一にして接着剤組成物を調製、製糊した。従って、
本実施例の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成
は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート/
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート=0/0/1
00の重量比となっている。
【0084】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表4に
示す。
【0085】
【実施例14】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Bと、硬化剤Cとを25/75の重量比
で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一に
して接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例
の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート=37.5/0/62.5の
重量比となっている。
【0086】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表4に
示す。
【0087】
【実施例15】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Bと、硬化剤Cとを50/50の重量比
で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一に
して接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例
の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート=25.0/0/75.0の
重量比となっている。
【0088】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表4に
示す。
【0089】
【実施例16】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Bと、硬化剤Cとを75/25の重量比
で混合したものを用いた以外は、実施例1と全く同一に
して接着剤組成物を調製、製糊した。従って、本実施例
の接着剤組成物において、前記硬化剤の組成は、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート/2,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート/4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート=12.5/0/87.5の
重量比となっている。
【0090】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表5に
示す。
【0091】
【実施例17】硬化剤として、前記実施例で用いたもの
と同一の硬化剤Aと、硬化剤Bと、硬化剤Cとを12.
5/12.5/75の重量比で混合したものを用いた以
外は、実施例1と全く同一にして接着剤組成物を調製、
製糊した。従って、本実施例の接着剤組成物において、
前記硬化剤の組成は、ポリメチレンポリフェニルポリイ
ソシアネート/2,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
=37.5/6.9/55.6の重量比となっている。
【0092】次に、前記接着剤組成物について、実施例
1と全く同一にして接着性能を試験した。結果を表4に
示す。
【0093】
【表4】
【0094】表2〜5に示すように、実施例5〜21の
各接着剤組成物は、常態において表1に示す比較例の接
着剤組成物に比較して優れた接着力を示すばかりか、耐
温水、煮沸繰り返しのいずれの条件においても、比較例
の接着剤組成物に比較して優れた接着力を示し、優れた
耐水性、耐熱性、耐久性を備えていることが明らかであ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 DA01 DA02 DA05 DA08 DB03 DC01 DC12 DC42 DC50 DE02 DE04 DP06 DP12 DP16 DP17 DP18 DP19 DP20 EA01 EA04 EA08 HA01 HA02 HA06 HA07 HA13 HA14 HC11 HC12 HC63 HC64 HC65 HC67 JA13 QC05 RA08 4J040 BA041 DD021 DF001 DF091 EF101 EF301 EH031 JA02 JA03 JB02 KA16 LA06 LA07 LA08 MA01 MA02 MA05 MA06 MA08 MA10 MA13 NA05 NA07 NA12 PA30 PA33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性高分子水溶液、水性ラテックス、水
    性エマルジョンの1種または2種以上からなる主剤と、 一般式(1)で表されるイソシアネート化合物からなる
    硬化剤とを含む接着剤組成物であって、 前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)(但し、n=
    1〜8)で表されるポリメチレンポリフェニルポリイソ
    シアネートを0〜40重量%の範囲で含むことを特徴と
    する高度耐水性接着剤組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=0)で表されるイソシアネート化合物とし
    て、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを1
    0〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする請求項1
    記載の高度耐水性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=0)で表されるイソシアネート化合物とし
    て、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを2
    0〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする請求項2
    記載の高度耐水性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=0)で表されるイソシアネート化合物とし
    て、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを4
    0〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする請求項3
    記載の高度耐水性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=1〜8)で表されるポリメチレンポリフェ
    ニルポリイソシアネートを0〜30重量%の範囲で含む
    と共に、一般式(1)(但し、n=0)で表されるイソ
    シアネート化合物として、2,4’−ジフェニルメタン
    ジイソシアネートを20〜60重量%の範囲で含むこと
    を特徴とする請求項1記載の高度耐水性接着剤組成物。
  6. 【請求項6】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=1〜8)で表されるポリメチレンポリフェ
    ニルポリイソシアネートを0〜15重量%の範囲で含む
    と共に、一般式(1)(但し、n=0)で表されるイソ
    シアネート化合物として、2,4’−ジフェニルメタン
    ジイソシアネートを20〜60重量%の範囲で含むこと
    を特徴とする請求項5記載の高度耐水性接着剤組成物。
  7. 【請求項7】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=0)で表されるイソシアネート化合物とし
    て、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを4
    0〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする請求項5
    または請求項6記載の高度耐水性接着剤組成物。
  8. 【請求項8】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=1〜8)で表されるポリメチレンポリフェ
    ニルポリイソシアネートを0〜15重量%の範囲で含
    み、一般式(1)(但し、n=0)で表されるイソシア
    ネート化合物として、2,4’−ジフェニルメタンジイ
    ソシアネートを20〜60重量%の範囲で含むと共に、
    一般式(1)(但し、n=0)で表されるイソシアネー
    ト化合物として、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
    アネートを40〜60重量%の範囲で含むことを特徴と
    する請求項1記載の高度耐水性接着剤組成物。
  9. 【請求項9】前記硬化剤の全量に対して、一般式(1)
    (但し、n=0)で表されるイソシアネート化合物とし
    て、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを4
    0〜60重量%の範囲で含むことを特徴とする請求項8
    記載の高度耐水性接着剤組成物。
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