JP2002193968A - ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物、1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物、及びその合成法 - Google Patents

ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物、1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物、及びその合成法

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JP2002193968A JP2001195251A JP2001195251A JP2002193968A JP 2002193968 A JP2002193968 A JP 2002193968A JP 2001195251 A JP2001195251 A JP 2001195251A JP 2001195251 A JP2001195251 A JP 2001195251A JP 2002193968 A JP2002193968 A JP 2002193968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール化合物
及び1,2,4-トリアゾロ[3, 4-b]チアジアジン化合物,並
びにそれらの安価で容易な製造法を提供すること。 【解決手段】 一般式(I)で表されるピラゾロ[3,2-c]-
1,2,4-トリアゾール化合物及び沸点が20〜69℃の有機溶
媒を用いることを特徴とする一般式(I)の化合物の製造
方法、並びに一般式(II)で表される1,2,4-トリアゾロ
[3,4-b]チアジアジン化合物及び沸点が20〜84℃の有機
溶媒を用いることを特徴とする一般式(II)の化合物の製
造方法(式中、R1は、炭素数1〜6の無置換アルキル基を
表し、R2〜R7は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜3の
無置換のアルキル基を表し、X1は、5〜6員の含窒素複素
環を形成するのに必要な原子団を表す。s,tは0,1を表
す。但し、sが1かつtが0のときは、R2〜R5がともにメチ
ル基であることはなく、sが1かつtが0のときは、R2,R3
がともにメチル基で、R4,R5がともに水素原子であるこ
とはない。) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用カプラーの
合成中間体及び、医薬品の合成中間体として有用な、
1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化
合物、及び、ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−ト
リアゾール化合物、及び、その合成法に関する。
【0002】
【従来の技術】ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−
トリアゾール化合物は、ハロゲン化銀カラー感光材料の
マゼンタカプラー及び、その合成中間体として重要であ
る。また、医薬品の中間体としても重要である。その中
でも、カプラーの活性位(ピラゾロ[3,2−c]−
1,2,4−トリアゾール化合物の7位)が無置換のも
のは、発色現像時に銀4当量を必要とする、いわゆる4
当量カプラーとして利用されている。この4当量カプラ
ーは、優れた粒状性を要求される撮影感光材料に好まし
く用いられているが、従来の技術では、7位が無置換の
ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化
合物には優れた合成法が無く、その開発が強く要望され
ていた。
【0003】RD12443に、7位が無置換のピラゾ
ロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の
合成法が開示されている。しかし、限られた構造の化合
物の合成法についてのみ記載されたものであり、反応温
度が高く、低収率といった問題があった。特開昭63−
101386号、特開平2−101077号に、7位が
電子吸引性基で置換されたピラゾロ[3,2−c]−
1,2,4−トリアゾール化合物の合成法が開示されて
いる。また、特開昭63−231341号、特開平7−
175186号、特開2000−143664号に、7
位が無置換のピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−ト
リアゾール化合物の合成法が記載されている。しかし、
これらの合成法には、収率が低い、反応温度が高い等の
問題点があった。
【0004】尚、本明細書に記載の一般式(I)及び(I
I)の化合物は、従来知られていない全く新規な化合物
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハロ
ゲン化銀感光材料で使用されるマゼンタカプラーとして
優れた性能を有するピラゾロ[3,2−c]−1,2,
4−トリアゾール化合物の合成中間体を提供することで
ある。本発明の他の目的は、安価で容易なピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の製
造法を提供することである。本発明の他の目的は、安価
で容易な1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジ
アジン化合物の製造法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、1,2,4
−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物、及
び、7位が無置換のピラゾロ[3,2−c]−1,2,
4−トリアゾール化合物の合成法について鋭意検討した
ところ、安価な原料から、収率良く、容易に合成が可能
な合成法を見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明の課題は以下の構成によ
り達成された。 一般式(I)で表されるピラゾロ[3,2−c]−
1,2,4−トリアゾール化合物。
【0008】
【化6】
【0009】一般式(I)中、R1は、炭素数1〜6の無置
換アルキル基を表し、R2、R3、R 4、R5、R6、R
7は、各々独立に、水素原子、または、炭素数1から3
の無置換のアルキル基を表し、X1は、5〜6員の含窒
素複素環を形成するのに必要な原子団を表す。s、t
は、0,1を表す。ただし、sが1かつ、tが0のとき
は、R2、R3、R4、R5がともにメチル基であることは
ない。また、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
がともにメチル基で、R4、R5がともに水素原子である
ことはない。
【0010】 下記一般式(II)で表される1,2,4
−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物。
【0011】
【化7】
【0012】一般式(II)中、R1は、炭素数1〜6の無
置換アルキル基を表し、R2、R3、R4、R5、R6、R7
は、各々独立に、水素原子、または、炭素数1から3の
無置換のアルキル基を表し、X1は、5〜6員の含窒素
複素環を形成するのに必要な原子団を表す。s、tは、
0、1を表す。ただし、sが1かつ、tが0のときは、
2、R3、R4、R5がともにメチル基であることはな
い。また、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3がと
もにメチル基で、R4、R5がともに水素原子であること
はない。
【0013】 下記一般式(IV)で表される化合物を脱
イオウ反応させることを特徴とする一般式(III)で表さ
れる化合物の製造方法。
【0014】
【化8】
【0015】式(III)、(IV)中、R11は、置換もしくは
無置換アルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキ
ル基、無置換のアリール基を表し、R12は、置換もしく
は無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のシクロア
ルキル基、置換もしくは無置換のアルケニル基、置換も
しくは無置換のアリール基を表す。
【0016】 沸点が20℃以上69℃以下の有機溶
媒を用いる、もしくは、溶媒を用いないで反応させるこ
とを特徴とする下記一般式(I)で表されるピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の製
造方法。
【0017】
【化9】
【0018】一般式(I)中、R1は、炭素数1〜6の無置
換アルキル基を表し、R2、R3、R 4、R5、R6、R
7は、各々独立に、水素原子、または、炭素数1から3
の無置換のアルキル基を表し、X1は、5〜6員の含窒
素複素環を形成するのに必要な原子団を表す。s、t
は、0、1を表す。ただし、sが1かつ、tが0のとき
は、R2、R3、R4、R5がともにメチル基であることは
ない。また、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
ともにメチル基で、R4、R5がともに水素原子であるこ
とはない。
【0019】 沸点が20℃以上84℃以下の有機溶
媒を用いることを特徴とする下記一般式(II)で表される
1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化
合物の製造方法。
【0020】
【化10】
【0021】一般式(II)中、R1は、炭素数1〜6の無
置換アルキル基を表し、R2、R3、R4、R5、R6、R7
は、各々独立に、水素原子、または、炭素数1から3の
無置換のアルキル基を表し、X1は、5〜6員の含窒素
複素環を形成するのに必要な原子団を表す。s、tは、
0、1を表す。ただし、sが1かつ、tが0のときは、
2、R3、R4、R5がともにメチル基であることはな
い。また、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3がと
もにメチル基で、R4、R5がともに水素原子であること
はない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。一般式(I)において、R1は、炭素数1〜6の無置
換アルキル基を表す。その例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,
1−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、
1,1−ジメチルブチルが挙げられる。R1は、好まし
くは、炭素数1から4の無置換アルキル基である。その
なかでも、イソプロピル、t−ブチルが好ましい。R1
は、最も好ましくはt−ブチルである。
【0023】R2、R3、R4、R5、R6、R7は、各々独
立に、水素原子、または、炭素数1から3の無置換のア
ルキル基を表す。ただし、sが1かつ、tが0のとき
は、R 2、R3、R4、R5がともにメチル基であることは
ない。また、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
ともにメチル基で、R4、R5がともに水素原子であるこ
とはない。R2、R3、R4、R5、R6、R7の具体例とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基が挙げられる。R2、R3、R4
5、R6、R7は、好ましくは、水素原子、メチル基で
ある。更に詳しくは、R2は水素原子が好ましく、R3
メチル基が好ましい。R4、R5、R6、R7は水素原子、
またはメチル基が好ましい。
【0024】X1は、5,6員の含窒素複素環を形成す
るのに必要な原子団を表す。形成する原子団としては、
以下の構造が例として挙げられる。
【0025】
【化11】
【0026】X1は、5員環を形成するものが更に好ま
しい。その中でも、置換もしくは無置換のフタルイミド
基を形成するものが特に好ましい。無置換フタルイミド
基を形成するものが最も好ましい。
【0027】s、tは、0、1を表す。好ましくは、s
は0または1であり、tは0である。
【0028】一般式(I)の化合物の好ましいものは、R1
が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イ
ソペンチル、1,1−ジメチルプロピル、n−ヘキシ
ル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチルであり、R
2、R3、R4、R5、R6、R7が、各々独立に、水素原
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基であり、sは0または1であり、tは0であり、X
1は、置換もしくは無置換のフタルイミド基を形成する
原子団のものである。ただし、R2、R3がともにメチル
基であることはない。
【0029】一般式(I)の更に好ましい構造は、R1が、
イソプロピル、t−ブチルであり、R2が水素原子であ
り、R3がメチル基であり、sは0または1であり、t
は0であり、X1は、無置換フタルイミド基を形成する
原子団ものである。
【0030】一般式(I)の最も好ましい構造は、R1が、
t−ブチルであり、R2が水素原子であり、R3がメチル
基であり、s、tは0であり、X1は、無置換フタルイ
ミド基を形成する原子団ものである。
【0031】一般式(II)の構造について説明する。一般
式(II)の R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、X1
s、tは、一般式(I)でのR1、R2、R3、R4、R5、R
6、R7、X1、s、tと同義である。また、その好まし
い構造も一般式(I)の場合と同様である。
【0032】本発明の一般式(I)で表されるピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の具
体例を挙げて、更に詳しく本発明を説明する。本発明は
これら具体例に限定されない。
【0033】
【化12】
【0034】本発明の一般式(II)で表される1,2,4
−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物の具体
的な化合物例を示し、本発明を更に詳しく説明する。本
発明はこれら具体例に限定されない。
【0035】
【化13】
【0036】下記一般式(IV)で表される化合物を脱イオ
ウ反応させる一般式(III)で表される化合物の製造方法
について詳しく述べる。
【0037】
【化14】
【0038】式(III)、(IV)、(VII)中、R11は、置換も
しくは無置換アルキル基(好ましくは、炭素数1〜3
0)、置換もしくは無置換のシクロアルキル基(好まし
くは炭素数3〜30)、無置換のアリール基(好ましく
は炭素数6〜30)を表し、R 12は、置換もしくは無置
換のアルキル基(好ましくは炭素数1〜30)、置換も
しくは無置換のシクロアルキル基(好ましくは炭素数3
〜30)、置換もしくは無置換のアルケニル基(好まし
くは炭素数3〜30)、置換もしくは無置換のアリール
基(好ましくは炭素数6〜30)を表す。式(VII)
中、R21は、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基(好ましくは炭素数1〜30)、置換もしくは無置換
のアシル基(好ましくは炭素数1〜30)である。
【0039】上述した基が置換された基の場合の置換基
としては、ハロゲン原子、アルコキシ基(炭素数1〜3
0)、アリールオキシ基(炭素数6〜30)が好まし
い。その例としては、塩素原子、メトキシ基、エトキシ
基、1−プロポキシ基、t−ブトキシ基、n−オクチル
オキシ基、n−オクタデシルオキシ基、フェノキシ基、
p−t−オクチルフェノキシ基が例として挙げられる。
【0040】本反応の溶媒は、炭化水素系の溶媒(例え
ば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エ
ーテル、流動パラフィン)、芳香族系溶媒(ベンゼン、
トルエン、キシレン、メシチレン、クロロベンゼン、ト
リクロロベンゼン)、エーテル系溶剤(ジエチルエーテ
ル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン)、エステ
ル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸ブチル)、ア
ミド系溶剤(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド)、ハロゲン化炭化水素系溶剤(ジクロロエタン、
トリクロロエタン)、アルコール系溶媒(メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール)、カ
ルボン酸系溶媒(酢酸、プロピオン酸)、その他にスル
ホラン、アセトニトリル、ジメチルイミダゾリジノン等
が例として挙げられる。
【0041】反応溶媒は、芳香族系溶媒、カルボン酸系
溶媒が好ましい。また、無溶媒で反応させることも好ま
しい。溶媒を使用するときの使用量は、一般式(IV)で
表される化合物に対して、0.01〜100質量部使用
されることが好ましい。更には、0.1〜10質量部使
用されることが好ましい。0.5〜5質量部使用される
ことが最も好ましい。
【0042】本発明の反応の温度は、0℃以上が好まし
い。反応速度の観点から、20℃以上が好ましく、40
℃以上が更に好ましい。反応温度は、250℃以下が好
ましいが、反応温度が高すぎると、生成したピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物が分
解し収率が低下する点から、200℃以下が好ましく、
150℃以下がさらに好ましい。69℃以下が最も好ま
しい。反応時間は、1分から20時間が好ましい。更に
は、30分から10時間が好ましい。更に好ましくは、
3時間から6時間である。
【0043】反応を加速するために、酸または、酸無水
物を添加することが好ましい。酸の具体例としては、無
機酸(塩酸、硫酸、リン酸)、有機酸(メタンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸)、ルイス酸(塩化
アルミニウム、テトライソプロポキシチタン)、固体酸
(活性白土、アンバーリスト)が挙げられる。酸無水物
としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水フタル酸
が例として挙げられる。
【0044】酸及び酸無水物は、一般式(II)で表される
化合物に対して、0.01〜100当量用いることが好
ましい。0.1〜10当量使用することが更に好まし
い。0.5〜5当量使用することが更に好ましい。
【0045】本発明の好ましい実施態様は、一般式(II)
の化合物を用いて、一般式(I)の化合物を製造する場合
である。
【0046】特開昭63−231341号の記載のよう
に、本反応は、2段階の反応である。反応条件によって
は、中間体の一般式(VII)(R21は水素原子、アルキ
ル基、アシル基)の化合物で反応を停止させることがで
きる。この中間体を改めて脱イオウ反応を行い、一般式
(III)の化合物に変換しても良い。その場合の2段階の
段階的合成法も本発明の範囲内である。2段階合成法と
連続1段階合成法とでは、連続1段階合成法の方が好ま
しい。
【0047】一般式(VII)で表される化合物から一般
式(III)で表される化合物への変換反応は、反応系を強
酸性条件にすることで加速される。また、アルコール系
溶剤を添加することによっても、反応は加速され、収率
も向上する。アルコール系溶剤としては、メタノールが
好ましい。
【0048】脱イオウ反応の溶媒としては、沸点が20
℃以上69℃以下の有機溶媒で反応を行うか、溶媒を用
いないで反応を行うことが好ましい。そのような溶媒の
具体例としては、メタノール(沸点65℃)、メチレン
クロライド(沸点40℃)、クロロホルム(沸点62
℃)、ヘキサン(沸点69℃)が挙げられる。溶媒を使
用するときの使用量は、一般式(IV)で表される化合物
に対して、0.01〜100質量部使用されることが好
ましい。更には、0.1〜10質量部使用されることが
好ましい。0.5〜5質量部使用されることが最も好ま
しい。
【0049】溶媒を使用するときは、還流条件下で反応
を行うことが好ましい。反応時間は、1分から20時間
が好ましい。更には、30分から10時間が好ましい。
更に好ましくは、1時間から3時間である。
【0050】反応を加速するために、酸または、酸無水
物を添加することが好ましい。酸の具体例としては、無
機酸(塩酸、硫酸、リン酸)、有機酸(メタンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸)、ルイス酸(塩化
アルミニウム、テトライソプロポキシチタン)、固体酸
(活性白土、アンバーリスト)が挙げられる。酸無水物
としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水フタル酸
が例として挙げられる。
【0051】酸及び酸無水物は、一般式(IV)で表される
化合物に対して、0.01〜100当量用いることが好
ましい。0.1〜10当量使用することが更に好まし
い。0.5〜5当量使用することが更に好ましい。
【0052】反応の加速剤としては、無水酢酸が安価で
収率がよく好ましい。無水酢酸を用いるときは、反応溶
媒を用いず、無水酢酸を溶媒として使用する方が好まし
い。そのときは、溶媒量の無水酢酸を用いる必要である
ので、一般式(IV)と当量又はそれ以上が好ましい。
【0053】本発明の、一般式(III)で表される化合物
の例を挙げる。
【0054】
【化15】
【0055】
【化16】
【0056】本発明の、一般式(IV)で表される化合物の
例を挙げる。
【0057】
【化17】
【0058】一般式(II)の化合物の合成法について説明
する。
【0059】
【化18】
【0060】一般式(II)の化合物は、一般式(V)で表さ
れるヒドラジン誘導体、一般式(VI)で表される酸塩化物
とを反応させて合成する。一般式(V)中のR1は、一般式
(II)のR1と同義である。一般式(VI)中のR2、R3
4、R5、R6、R7、X1、s、tは、一般式(II)中の
2、R3、R4、R5、R6、R7、X1、s、tと同義で
ある。
【0061】本反応の溶媒は、沸点20℃以上84℃以
下の有機溶媒中で行うことが好ましい。そのような溶媒
の具体例として、アセトニトリル(沸点81℃)、酢酸
エチル(沸点77℃)、ベンゼン(80℃)が挙げられ
る。溶媒を使用するときの使用量は、一般式(IV)で表
される化合物に対して、0.01〜100質量部使用さ
れることが好ましい。更には、0.1〜10質量部使用
されることが好ましい。0.5〜5質量部使用されるこ
とが最も好ましい。
【0062】反応は、溶媒を還流条件下行うことが好ま
しい。反応時間は、1分から20時間が好ましい。更に
は、30分から10時間が好ましい。更に好ましくは、
1時間から3時間である。
【0063】一般式(V)で表されるヒドラジン化合物
が、酸との塩を形成している場合は、遊離のヒドラジン
とするため、1当量の塩基(いわゆる脱酸剤)を用いる
ことが好ましい。
【0064】一般式(I)で表される化合物の合成法につ
いて説明する。
【0065】
【化19】
【0066】一般式(I)で表される化合物は、一般式(I
I)で表される化合物の脱イオウ反応によって合成する。
脱イオウ反応の溶媒としては、沸点が20℃以上69℃
以下の有機溶媒で反応を行うか、溶媒を用いないで反応
を行うことが好ましい。そのような溶媒の具体例として
は、メタノ−ル(沸点65℃)、メチレンクロライド
(沸点40℃)、クロロホルム(沸点62℃)、ヘキサ
ン(沸点69℃)が挙げられる。
【0067】溶媒を使用するときは、還流条件下反応を
行うことが好ましい。反応時間は、1分から20時間が
好ましい。更には、30分から10時間が好ましい。更
に好ましくは、3時間から10時間である。
【0068】反応を加速するために、酸または、酸無水
物を添加することが好ましい。酸の具体例としては、無
機酸(塩酸、硫酸、リン酸)、有機酸(メタンスルホン
酸、pトルエンスルホン酸、酢酸)、ルイス酸(塩化ア
ルミニウム、テトライソプロポキシチタン)、固体酸
(活性白土、アンバーリスト)が挙げられる。酸無水物
としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水フタル酸
が例として挙げられる。
【0069】酸及び酸無水物は、一般式(II)で表される
化合物に対して、0.01〜100当量用いることが好
ましい。0.1〜10当量使用することが更に好まし
い。0.5〜5当量使用することが特に好ましい。
【0070】反応の加速剤としては、無水酢酸が安価で
収率がよく好ましい。無水酢酸を用いるときは、反応溶
媒を用いず、無水酢酸を溶媒として使用する方が好まし
い。そのときは、溶媒量の無水酢酸を用いる必要がある
ので、一般式(II)の化合物と当量又はそれ以上が好まし
い。
【0071】
【実施例】合成例を挙げて、本発明を更に詳しく説明す
る。
【0072】
【化20】
【0073】
【化21】
【0074】(合成例)(工程〜工程) 工程 (中間体1)の合成 (参考例) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、チオカルボヒドラジド53.1g(0.5モ
ル)、メタノール250mLを仕込み、氷水冷却にて内
温10〜15℃で撹拌する。1−クロロピナコロン69
g(0.5125モル)を内温10〜15℃を保持しな
がら30分で滴下した。さらに30分間撹拌後、氷水浴
を除去し室温にて1時間撹拌した。その時、反応液は徐
々に発熱し内温は40℃まで上昇した。続いて反応液を
2時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去した。濃縮残渣
にアセトニトリル400mLを加えて溶解し氷冷却にて
晶析した。析出結晶を吸引濾過し(中間体1)の結晶9
7.6g(収率87.6%)を得た。
【0075】 工程 (II−1)の合成 (本発
明) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、(中間体1)55.7g(0.25モル)、アセ
トニトリル300mLを仕込み水浴上で加熱還流した。
その中に(中間体B)59.4g(0.25モル)/ア
セトニトリル30mLの溶液を2時間かけて滴下した。
滴下終了後さらに30分間加熱還流し、水冷にて冷却し
た。析出結晶を吸引濾過、アセトニトリルでかけ洗いし
(II−1)のHCL塩結晶84.3g(収率=83.1
%)を得た。
【0076】1H NMR(200MHz、重ジメチルスル
ホキシド中) 0.92(s, 9H), 1.85(d, 3H), 3.87(s, 2H), 5.62(q, 1
H), 7.90(s, 4H), 12.18(bs, 1H)
【0077】この(II−1)のHCL塩を水250mL
に分散し、内温40℃にて水酸化ナトリウム7.9g/
水70mLの水溶液を30分間で滴下した。1時間撹拌
後、NaHCO3にて反応液のpHを7〜8に調整しさ
らに30分間撹拌した。水冷にて冷却後、結晶を吸引濾
過、水洗し50℃にて乾燥し(II−1)結晶72.9g
(収率78.9%)を得た。
【0078】 工程 (I−1)の合成 (本発
明) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、(II−1)73.9g(0.2モル)、無水酢酸
180mLを仕込み150℃にセットしたオイルバスに
て5時間加熱還流した。続いて内温を110℃以上に保
持しながら無水酢酸を減圧留去し、濃縮物にアセトニト
リル200mLを10分間で滴下後、メタノール10m
Lを添加し加熱還流した。この反応液に濃塩酸15.3
mLを15分間で滴下しその後2時間加熱還流した。反
応液を氷水にて5〜10℃で1時間冷却、析出した結晶
を吸引濾過、アセトニトリルかけ洗いを行い(I−1)
の結晶71g(収率=95%)を得た。HPLCで純度
の測定を行ったところ、この結晶中には反応副生成物の
硫黄が含まれ純度は93%であった。
【0079】1H NMR (300MHz、重ジメチルス
ルホキシド中) 1.07(s, 9H), 2.08(d, 3H), 5.41(s, 1H), 5.87(q, 1
H), 7.65-7.90(m, 4H),9.37(bs, 1H)
【0080】 工程 (中間体2)の合成 (参考
例) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、(I−1)71.0g(0.176モル)、水3
50mLを仕込み40℃にて撹拌した。続いて水酸化ナ
トリウム6.6g/水50mL水溶液を30分間で滴下
した。1時間撹拌後、NaHCO3にて反応液のpHを
7〜8に調整しさらに30分間撹拌した。水冷にて冷却
後、結晶を吸引濾過、水洗し(I−1)のフリー体を得
た。
【0081】このフリー体全量をイソプロピルアルコー
ル350mLに分散、加熱還流した。泡水ヒドラジン1
1gを20分間で滴下し、滴下後更に1時間加熱還流し
た。反応液を水冷にて20℃まで冷却し析出する結晶を
吸引濾過し、濾液を濃縮し(中間体2)の粗油状物を得
た。これを酢酸エチル200mLに溶解し氷冷下0〜1
0℃にて塩酸ガス6.5gを吹き込み析出する結晶を吸
引濾過した。酢酸エチル30mL、アセトン30mLで
洗浄し(中間体2)の塩酸塩42g(収率=96%)を
得た。
【0082】(i)MSスペクトル(FABマス、マトリ
ックス:ニトロベンジルアルコール、ポジティブ) (89, 107, 120, 136, 154, 176, 191, 208) (ii)1H NMR(300MHz、重ジメチルスルホキシ
ド) 1.31(s, 9H), 1.72(d, 3H), 4.82(bs, 1H), 5.70(s, 1
H), 9.00(bs, 3H), 13.13(bs, 1H)
【0083】 工程 (中間体3)の合成 (参考
例) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、(中間体2)24.4g(0.1モル)、(中間
体A)53.1g(0.1モル)、アセトニトリル20
0mLを仕込み15℃にて撹拌した。トリエチルアミン
35mLを30分間で滴下し、反応液を室温にて1時間
撹拌後、酢酸エチル250mLを添加、濃縮塩15mL
/水150mL水溶液で抽出・分液、更に水200mL
にて2回(100mL×2)洗浄し有機層を分取、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥した。抽出液を濾過後、減圧
濃縮して溶媒を留去し(中間体3)の油状物68.3g
(収率=97.3%)を得た。
【0084】 工程 (カプラー1)の合成 (参
考例) 温度計、攪拌機、冷却管のついた500mL三口フラス
コに、工程で得た(中間体3)の油状物68.3g
(0.0973モル)、メタノール100mL、THF
100mLを仕込み、室温にて撹拌し溶解した。続いて
水酸化ナトリウム8.8g/水35mL水溶液を滴下し
た。反応液を室温にて1時間撹拌後、酢酸エチル300
mL、濃塩酸20mL/水200mL水溶液を添加し抽
出・分液した。有機層を更に水200mLにて2回(1
00mL×2)洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥
した。抽出液を濾過後、減圧濃縮して溶媒を留去し(例
示化合物M−75)の油状物66.5gを得た。この油
状物をヘキサン/トルエン=10/1の混合溶媒550
mLに溶解し室温にて静置、析出した結晶を吸引濾過し
た。冷ヘキサン/トルエン=10/1の混合溶媒100
mLにて結晶を洗浄し(カプラー1)の白色結晶37.
1g(収率56.5%)を得た。以上のようにして得ら
れた中間体1、2、3、II−1、I−1、カプラー1
は、全て1H NMRおよびマススペクトルで同定を行
った。
【0085】得られたカプラー1をハロゲン化銀感光材
料のマゼンタカプラーとして評価したところ、発色性が
高く、優れた色相を呈した。
【0086】<比較例1>工程で、メタノールの代わ
りに、同量の他の溶媒を用いて、用いた溶媒の還流温度
で反応を行った。結果を以下に示す。
【0087】
【0088】いずれも収率が、本発明より低下した。ま
た、溶媒の沸点が高いので、溶媒の留去に時間がかか
り、単離に手間取った。
【0089】<比較例2> 工程で反応溶媒をアセト
ニトリルから、同量の他の溶媒に変更した以外は、実施
例1の工程と全く同様に合成を行った。反応は、還流
下で行った。評価は、塩酸塩での収率で行った。
【0090】
【0091】本発明の方法と比較して、他の方法は、収
率が低下した。また、溶媒の沸点が高いので、溶媒の留
去に時間がかかり、単離に手間取った。特開昭63−2
31341号の288〜291頁に開示されているよう
に、無水酢酸を用いて脱イオウ反応を行っても、7位に
−S−CO−CH3基を有する中間体で反応が停止せ
ず、一般式(III)で表される化合物が連続1工程で得ら
れている。
【0092】このように、本発明の1,2,4−トリア
ゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物、ピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物は、
ハロゲン化銀感光材料に用いるカプラーの合成中間体と
して有用であることがわかる。また、本発明のピラゾロ
[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の製
造方法は、安価で収率良く容易にピラゾロ[3,2−
c]−1,2,4−トリアゾール化合物を製造可能であ
ることがわかる。
【0093】<実施例2>実施例1の工程と全く同様に
して、一般式(I)の化合物を表1の記載の化合物に変更
し、一般式(II)の化合物を合成した。構造決定は、NM
R及びマススペクトル法で行った。単離収率を表1に記
載した。
【0094】
【表1】
【0095】以上の様に、本発明の製造方法は、広範な
1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化
合物の製造法として、有用であることがわかる。
【0096】
【発明の効果】本発明のピラゾロ[3,2−c]−1,
2,4−トリアゾール化合物及び1,2,4−トリアゾ
ロ[3,4−b]チアジアジン化合物は、ハロゲン化銀
感光材料で用いられるカプラーの合成中間体として有用
であることがわかる。また、本発明の製造法は、安価に
ピラゾロ[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール化
合物及び1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジ
アジン化合物を製造できることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C050 AA01 BB06 CC08 EE04 FF02 GG01 HH04 4C072 AA01 BB02 CC04 EE15 FF02 GG01 HH08 JJ02 UU08 4H039 CA42 CH90

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表されるピラゾロ[3,2
    −c]−1,2,4−トリアゾール化合物。 【化1】 一般式(I)中、R1は、炭素数1〜6の無置換アルキル基
    を表し、R2,R3,R 4,R5,R6、R7は、各々独立
    に、水素原子、または、炭素数1から3の無置換のアル
    キル基を表し、X1は、5、6員の含窒素複素環を形成
    するのに必要な原子団を表す。s、tは、0、1を表
    す。ただし、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
    4、R5がともにメチル基であることはない。また、s
    が1かつ、tが0のときは、R2、R3、がともにメチル
    基で、R4、R5がともに水素原子であることはない。
  2. 【請求項2】 下記一般式(II)で表される1,2,4−
    トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化合物。 【化2】 一般式(II)中、R1は、炭素数1〜6の無置換アルキル
    基を表し、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、各々独立
    に、水素原子、または、炭素数1から3の無置換のアル
    キル基を表し、X1は、5、6員の含窒素複素環を形成
    するのに必要な原子団を表す。s、tは、0、1を表
    す。ただし、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
    4,R5がともにメチル基であることはない。また、s
    が1かつ、tが0のときは、R2、R3がともにメチル基
    で、R4、R5がともに水素原子であることはない。
  3. 【請求項3】 下記一般式(IV)で表される化合物を脱イ
    オウ反応させることを特徴とする一般式(III)で表され
    る化合物の製造方法。 【化3】 式(III)、(IV)中、R11は、置換もしくは無置換アルキ
    ル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、無置換
    のアリール基を表し、R12は、置換もしくは無置換のア
    ルキル基、置換もしくは無置換のシクロアルキル基、置
    換もしくは無置換のアルケニル基、置換もしくは無置換
    のアリール基を表す。
  4. 【請求項4】 沸点が20℃以上69℃以下の有機溶媒
    を用いる、もしくは、溶媒を用いないで反応させること
    を特徴とする下記一般式(I)で表されるピラゾロ[3,
    2−c]−1,2,4−トリアゾール化合物の製造方
    法。 【化4】 式(I)中、R1は、炭素数1〜6の無置換アルキル基を表
    し、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、各々独立に、水
    素原子、または、炭素数1から3の無置換のアルキル基
    を表し、X1は、5、6員の含窒素複素環を形成するの
    に必要な原子団を表す。s、tは、0、1を表す。ただ
    し、sが1かつ、tが0のときは、R 2、R3、R4、R5
    がともにメチル基であることはない。また、sが1か
    つ、tが0のときは、R2、R3がともにメチル基で、R
    4、R5がともに水素原子であることはない。
  5. 【請求項5】 沸点が20℃以上84℃以下の有機溶媒
    を用いることを特徴とする下記一般式(II)で表される
    1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]チアジアジン化
    合物の製造方法。 【化5】 一般式(II)中、R1は、炭素数1〜6の無置換アルキル
    基を表し、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、各々独立
    に、水素原子、または、炭素数1から3の無置換のアル
    キル基を表し、X1は、5、6員の含窒素複素環を形成
    するのに必要な原子団を表す。s、tは、0、1を表
    す。ただし、sが1かつ、tが0のときは、R2、R3
    4、R5がともにメチル基であることはない。また、s
    が1かつ、tが0のときは、R2、R3がともにメチル基
    で、R4、R5がともに水素原子であることはない。
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