JP2002192047A - カーテンアプリケータ - Google Patents
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- B05C5/007—Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
- B05C5/008—Slide-hopper curtain coaters
Abstract
料懸濁液の少なくとも1つの第1の層と少なくとも1つ
の第2の層とを移動ベースに塗布するためのより簡単な
構造を有する装置(アプリケータ)を提供する。 【解決手段】移動ベース(U)は、直接塗布の場合、材
料ウェブ(14)、特に紙または厚紙ウェブの表面(1
4a)であり、装置(10)は少なくとも2つのカーテ
ンアプリケータユニット(16、22)を具備し、その
各々は、実質的に重力下で移動するカーテンまたはベー
ル(28、30)として、放出ノズル(16a、22
a)からベース(U)上にそれぞれの塗布媒体(18、
24)を放出する。2つの塗布媒体カーテン(28、3
0)は、約100mm〜約500mmの間隔(D)でベ
ース(U)に突き当たる。
Description
ト状の塗布媒体、特に水性の顔料懸濁液から成る少なく
とも1つの第1の層と少なくとも1つの第2の層とを移
動ベースに塗布するための装置に関し、直接塗布の場合
の前記ベースは、材料ウェブ、特に紙または厚紙ウェブ
の表面であり、間接塗布の場合、転写要素、好ましく
は、次に塗布媒体を材料ウェブの表面に転写する転写ロ
ールの表面であり、またアプリケータは少なくとも2つ
カーテンアプリケータユニットを具備し、その各々は、
実質的に重力下で移動するカーテンまたはベールとし
て、放出ノズルからベースの上にそれぞれの塗布媒体を
放出する。
布媒体カーテンの運動が、ベースに向かって塗布媒体を
駆動するすべての力の内で、重力が塗布媒体カーテンに
最大の影響を及ぼすことを意味すると理解されることを
指摘したい。しかし、重力下の運動はまた、別の力(例
えば静電力による)によって補助し得るか、あるいは何
か他の要因(例えば、ガイド要素に沿った運動時の粘性
摩擦)によって影響を受け得る。
ウェブ、フィルムウェブまたは織物ウェブであり得る
が、特殊紙の生産例を用いて本発明についてより詳細に
説明する。この種類の特殊紙は、例えば、ノーカーボン
の複写用紙(CB、CFまたはCFB紙)、インクジェ
ットプリンタ用紙、シリコン処理紙、感熱紙、感光およ
び感熱写真紙および同様の紙であり得る。
塗布を保証するために、換言すれば、塗布媒体の混合、
あるいは別の1つ以上の層の引き続く塗布によって以前
に塗布された1つまたは複数の層の損傷を確実に避ける
ために、DE19716647A1は、次の塗布層をベ
ースに塗布する前に個々の塗布層を乾燥する方法を開示
している。
リケータのために相当な寸法の利用可能な全体空間を必
要とし、同時に乾燥装置、ウェブガイド要素等のために
相当な設計上の支出を必要とする。
れたアプリケータの場合、塗布媒体は、外部の有害な影
響から実際の塗布媒体カーテンを守るように意図される
補助媒体によって「仕切られる」。この結果、塗布媒体
の単一層を塗布するために使用されるアプリケータユニ
ットは、複雑な構造になりやすい。さらに、塗布媒体と
補助媒体との間の混合を完全に避けることができず、こ
れはさらなる問題をはらむ。
り簡単な構造を有する冒頭に述べた種類のアプリケータ
(液状またはペースト状の塗布媒体、特に水性顔料懸濁
液の少なくとも1つの第1の層と少なくとも1つの第2
の層とを移動ベースに塗布するための装置)を提供する
ことにある。
ため、この発明では、液状またはペースト状の塗布媒
体、特に水性顔料懸濁液の少なくとも1つの第1の層と
少なくとも1つの第2の層とを移動ベースに塗布するた
めの装置であって、前記ベースが、直接塗布の場合、材
料ウェブ、特に紙または厚紙ウェブの表面であり、間接
塗布の場合、転写要素、好ましくは、次に前記塗布媒体
を材料ウェブの表面に転写する転写ロールの表面であ
り、少なくとも2つのカーテンアプリケータユニットを
具備し、その各々が、実質的に重力下で移動するカーテ
ンまたはベールとして、放出ノズルからベース上にそれ
ぞれの塗布媒体を放出する装置において、前記2つの塗
布媒体カーテンが、約100mm〜約500mmの間隔
で前記ベースに突き当たるようにしている。
を用いて、本発明について以下により詳細に説明する。
体的に10によって示されている。アプリケータを使用
して、ベースUに、例えば、走行方向Lに移動する紙ウ
ェブ14に、多層コーティング12を塗布する。
8、例えば澱粉溶液または澱粉懸濁液をプレコート20
として紙ウェブ14の表面14aに塗布する第1のカー
テンアプリケータユニット16を具備する。さらに、ア
プリケータ10は、第1のカーテンアプリケータユニッ
ト16によって塗布されるプレコート20の上に、トッ
プコート26として塗布媒体24を塗布する第2のカー
テンアプリケータユニット22を具備する。トップコー
ト26の塗布媒体24は、例えば、インク充填マイクロ
カプセルの分散液または懸濁液であることができ、これ
らのマイクロカプセルは図1に点で示されている。
は、塗布媒体カーテン28と30の形態の塗布媒体18
と24をそれぞれ放出する。この場合、案内羽根32と
34は、アプリケータユニット16、22の放出開口部
16aと22aに直接隣接して設けられ、塗布媒体18
または24の流動方向のその長さは、塗布媒体カーテン
28または30が、分離エッジ32aと34aにおいて
次に略垂直の経過(方向V)をとり、換言すれば、いわ
ゆる「ティーポット効果」も示さず、また放物線状の分
離エッジ32aまたは34aにわたって「飛び出さ」な
いように、それぞれの塗布媒体の特性の関数として寸法
決めされるか、または設定される。
域では、ドクタ要素36も、紙ウェブ14の表面14a
に対して設定される。このドクタ要素36は、紙ウェブ
14によってその表面14aに随伴される空気境界層G
を弱めるかまたは除去するために第一に使用される。第
二に、ドクタ要素36は塗布媒体カーテン28をくい止
め、塗布媒体18とドクタ要素36の表面36aとの間
の粘性摩擦力の故に前記カーテンを安定させ、また紙ウ
ェブ14の表面14aに向かって塗布媒体18を導く。
およびトップコートカーテン30の2つの到達点(投射
点(point of incidence))38と40は、互いに約1
00mm〜約500mmの間隔Dにある。この間隔D
は、プレコート20を紙ウェブ表面14a上に適切に固
定するために十分であり、この結果、トップコートカー
テン30が突き当たる結果としてのプレコート20への
障害または損傷さえも恐れる必要がない。
つのカーテンアプリケータユニット16と22の間に設
けられる。この吸引/送風機ボックス42を用いて、2
つのアプリケータユニット16と22、2つの塗布媒体
カーテン28と30、紙ウェブ14および吸引/送風機
ボックス42それ自体によって囲まれる空間44内の圧
力を変化させることができる。空間44内に負圧を生成
するための空気の抽出、およびこの空間内に正圧を生成
するための空気吹込みは、図1の矢印S(抽出)とB
(吹き込み)によって示されている。
クタ36からのプレコートカーテン28の分離、第二
に、プレコート20上のトップコート26の湿潤を改善
し得る。領域44で支配する正圧によって、第一に、プ
レコート20を紙ウェブ14上により良く固定すること
ができ、第二に、正圧が両方のカーテン28と30の揺
れの傾向を低減するので、それらを安定させることがで
きる。
使用できる塗布システム50の実施例を示している。こ
の場合、本発明によるカーテンアプリケータ10によっ
て、走行方向Lに移動する材料ウェブ14の表面14a
上に、「ウェットオンウェット」塗布12が行われる。
さらに、塗布層54も材料ウェブ14の裏面14bに塗
布される。材料ウェブ14の裏面のコーティングは、間
接的に動作するアプリケータユニット52によって実施
され、前記アプリケータユニットは、最初に塗布媒体を
転写ローラ56の表面56aに塗布し、次に、材料ウェ
ブ14に向かって塗布媒体58を運ぶ。図示した塗布シ
ステム50では、ローラ56はまた、材料ウェブ14用
のウェブ偏向要素として使用される。
は、材料ウェブ14の走行方向Lに、別のウェブ偏向要
素60が設けられる。図示した模範的な実施形態では、
このウェブガイド要素60は、ウェブガイド要素60に
よる「ウェットオンウェット」塗布12の障害をすべて
防止するために、公知のように、接触することなく動作
するウェブ偏向要素として、好ましくはエアターンとし
て構成される。次に、乾燥装置62がウェブガイド要素
60の下流側に続く。
テンアプリケータ10の領域で材料ウェブが支持されず
に走るという、特に簡単なウェブ案内を特徴とする。し
たがって、材料ウェブ14は、非常に慎重に3回コーテ
ィングすることができる。
側にコーティングされた紙(CF紙)を製造する実施例
を用いて、本発明について上に説明してきたが、マイク
ロカプセルが紙裏面の片側にコーティングされた紙(C
B紙)、あるいは両側にコーティングされた紙(CFB
紙)を製造するために、本発明を同様に利用できること
は、言うまでもない。
より、塗布媒体18、24の少なくとも1つが、実質的
に最後に配量されるようにベースUに塗布されるように
してもよい。また、塗布結果を改良するため、少なくと
も1つのガイド要素32、34、36をカーテンまたは
ベール28、30の落下通路に配設して、落下通路の少
なくとも一部に沿って、実質的に落下通路の全幅にわた
って、カーテンまたはベール28、30を案内するよう
にしている。この場合、「落下通路に沿って案内する」
という言葉は、ガイド要素により自由落下に応じて塗布
媒体カーテンを通路から偏向させ得ることもほとんど意
味し得る。このガイド要素が塗布媒体カーテンに対して
有する有利な効果は、塗布媒体が案内要素と接触したと
きに当初幾分制動され、このことが塗布媒体カーテンの
形状を安定させるという事実に基づくと最も考えられ
る。しかし、ガイド要素に沿った塗布媒体の運動が大き
くなるに従い、落下速度、より正確には案内要素に沿っ
た塗布媒体の流速は、再び増加する。本発明による塗布
媒体カーテンの安定化の結果、カーテンによって形成さ
れる塗布媒体層の品質に関連した不利益なしに、従来の
自由落下の塗布媒体カーテンと比較して、カーテンの合
計の落下高さを、したがって、全体的に達成し得る重力
の大きさを増大することができる。塗布媒体の物理的性
質においては、配量されたフィルム内にコーティングの
均一性に有害な影響を及ぼす振動波が形成されるが、上
記のことにより、自由落下の塗布媒体カーテンによって
従来可能であった場合よりも、前記物理的性質によって
制限されるフィルム伸張限界に、より近く迫ることがで
きる。なお、カーテン28、30の高さは、たとえば、
約40mm〜約400mmである。また、塗布媒体1
8、24は、たとえば、1mの作動幅につき約4l/分
〜約100l/分の速度でベースU上に放出される。な
お、ベースUの走行速度は、たとえば、コーティンググ
ラフィック紙の場合、最高3000m/分であるが、コ
ーティング厚紙の場合、少なくとも200m/分であ
る。また、本発明のカーテンアプリケータによりコーテ
ィングされた材料ウェブ14の坪量は、たとえば、コー
ティンググラフィック紙の場合、約30g/m2 〜約1
50g/m2 であり、またコーティング厚紙の場合、約
150g/m2 〜約1000g/m2 である。また、本
発明のカーテンアプリケータによりコーティングされる
材料ウェブ14は、紙ウェブ、厚紙ウェブ、フィルムウ
ェブまたは繊維ウェブであればよい。
布媒体カーテンが約100mm〜約500mmの間隔で
ベースに突き当たる包括的なアプリケータによって達成
される。驚くべきことに、この範囲の間隔は、依然湿っ
ている第1の塗布層内への第2の塗布層の塗布(ウェッ
トオンウェット塗布)にもかかわらず、塗布結果の品質
の悪化を恐れる必要がない程度に最初に塗布された層の
大きな固定を達成するのに、実際に十分であることが証
明されている。
けるために、材料ウェブの毛管作用による脱水の結果と
してのプレコートの迅速な固定が有利であるので、本発
明の発展形態では、第1の層を形成する塗布媒体の保水
容量を、第2の層を形成する塗布媒体の保水容量よりも
低くすることが提案される。
1の層を形成する塗布媒体の密度が、第2の層を形成す
る塗布媒体の密度よりも少なくとも10%高ければ、さ
らに有利である。この濃度差を維持することによって、
第2の塗布媒体が、第1の塗布媒体によって形成された
層の上に「浮き」、その中に沈みこまないことを保証す
ることができる。
度が、第2の層を形成する塗布媒体の粘度よりも高けれ
ば、このことは、トップコート(第2の塗布媒体)の塗
布時の引張り荷重の結果としてのプレコート(第1の塗
布媒体)に対する損傷の防止に貢献するので、有益であ
る。
発明による多層アプリケータによって処理することがで
きる。ごく一般的には、塗布媒体は、水溶液、あるいは
固体粒子の水性分散体、例えばアクリレートまたはブタ
ジエンスチレン分散体であり得る。この場合、固体粒子
は、無機顔料または顕微鏡的プラスチック粒子、例えば
プラスチック顔料またはインク充填マイクロカプセルま
たは澱粉を含むことができる。塗布媒体の固体成分は、
約5重量%〜約70重量%であり得る。さらに、塗布媒
体は、約10mPas〜約2000mPasの100r
ev/分で決定されたブルックフィールド粘度を有し得
る。
以下に示した特性の少なくとも1つを有する澱粉溶液で
あり得る。 −固体成分が約2重量%〜約30重量%である特性、 −100rev/分で決定されたブルックフィールド粘
度が約10mPas〜約150mPasである特性、 −密度が約0.8g/cm3 〜約1.1g/cm3 であ
る特性。
約2ml/m2 〜約20ml/m2 の層厚でベースに塗布
し得る。
は、以下に示した特性の少なくとも1つを有するインク
充填マイクロカプセルの分散体であり得る。 −マイクロカプセルの直径が約5μm〜約12μmであ
る特性、 −固体成分が約20重量%〜約50重量%である特性、 −100rev/分で決定されたブルックフィールド粘
度が約100mPas〜約400mPasである特性。
天然の結合剤、例えばポリビニルアルコールまたは澱粉
も使用できる。さらに、第2の層を形成する塗布媒体
は、約5ml/m2 〜約30ml/m2 の層厚でベースに
塗布し得る。
上述の塗布媒体は、特に、グラフィック紙、特にノーカ
ーボン複写紙の製造に利用するために意図される。この
場合のプレコート(第1の塗布媒体)は、第一に、ノー
カーボン複写紙の表面に確実にインク充電マイクロカプ
セルを保持するトップコート(第2の塗布媒体)に収容
される前記マイクロカプセル用のバリヤ層を提供する使
命を有する。しかし、第二に、プレコートはまた、ベー
スペーパの凹凸を均一にし、またトップコート用に滑ら
かなベースを形成する使命を有し、このため、トップコ
ートは、材料ウェブの全面にわたって実質的に一定の厚
さで容易に形成することができる。これは、同様に均一
なマイクロカプセルの分布のために、したがってノーカ
ーボン複写紙によって達成されるラインの均一なインク
密度にとって非常に重要である。マイクロカプセルを収
容する媒体は、カーテン塗布方法を用いて特に慎重に塗
布し得る。
とも1つが、実質的に最後に配量されるようにベースに
塗布されること(「1:1」塗布)が提案され、これは
多くの見地から有利である。第一に、この手段によって
塗布媒体の循環量を低減し得る。これによって、より小
さな力の、したがってより費用効率の高いポンプ、より
小さな断面積のカラーライン、より小さな保管容器等の
使用が許容される。第二に、塗布媒体内の空気を濃縮す
る大きな循環量に関連したリスク、したがって塗布媒体
の老化のリスクも低減できる。最後に、「1:1」塗布
によって、原料またはすでにプレコートされた材料ウェ
ブから離れる可能性のある水、繊維または他の物質によ
る塗布媒体の汚染の低減も許容される。
形態は、少なくとも1つのガイド要素をカーテンまたは
ベールの落下通路に配設して、落下通路の少なくとも一
部に沿って、実質的に落下通路の全幅にわたって、カー
テンまたはベールを案内することを提案している。この
場合、「落下通路に沿って案内する」という言葉は、ガ
イド要素により自由落下に応じて塗布媒体カーテンを通
路から偏向させ得ることもほとんど意味し得る。このガ
イド要素が塗布媒体カーテンに対して有する有利な効果
は、塗布媒体が案内要素と接触したときに当初幾分制動
され、このことが塗布媒体カーテンの形状を安定させる
という事実に基づくと最も考えられる。しかし、ガイド
要素に沿った塗布媒体の運動が大きくなるに従い、落下
速度、より正確には案内要素に沿った塗布媒体の流速
は、再び増加する。本発明による塗布媒体カーテンの安
定化の結果、カーテンによって形成される塗布媒体層の
品質に関連した不利益なしに、従来の自由落下の塗布媒
体カーテンと比較して、カーテンの合計の落下高さを、
したがって、全体的に達成し得る重力の大きさを増大す
ることができる。塗布媒体の物理的性質においては、配
量されたフィルム内にコーティングの均一性に有害な影
響を及ぼす振動波が形成されるが、上記のことにより、
自由落下の塗布媒体カーテンによって従来可能であった
場合よりも、前記物理的性質によって制限されるフィル
ム伸張限界に、より近く迫ることができる。
アプリケータユニットの間の領域で、特に塗布媒体カー
テンおよびベース上で支配する圧力に干渉するための装
置を前記領域に割り当てることが、有利であり得る。そ
れぞれ使用される塗布媒体に応じて、負圧の生成と正圧
の生成の両方が有益であり得る。負圧が生成されるなら
ば、第一に、ガイドドクタ(換言すれば、ベースによっ
て随伴される空気境界層を弱めるために、前記ベースに
対して配置されるガイド要素)からの第1の塗布媒体カ
ーテンの分離と、第二に、プレコート上のトップコート
の湿潤とを改善し得る。2つのアプリケータユニットの
間の領域で支配する正圧によって、第一に、プレコート
を移動材料ウェブ上により良く固定することができ、第
二に、正圧が両方のカーテンの揺れの傾向を低減するの
で、それらを安定させることができる。
る。
な塗布システムの概略図である。
塗布、14 紙ウェブ、14a 紙ウェブの表面、14
b 紙ウェブの裏面、16 第1のカーテンアプリケー
タユニット、16a、22a 放出開口部、18 第1
の塗布媒体、20プレコート、22 第2のカーテンア
プリケータユニット、24 塗布媒体、26 トップコ
ート、28、30 塗布媒体カーテン、32、34 案
内羽根、32a、34a 分離エッジ、36 ドクタ要
素、36a ドクタ要素の表面、38、40 到達点、
42 吸引/送風機ボックス、44 領域、50 塗布
システム、52 アプリケータユニット、54 塗布
層、56 転写ローラ、56a 転写ローラの表面、5
8 塗布媒体、60 ウェブガイド要素、62 乾燥装
置、D 間隔、G 空気境界層、L 走行方向、V 方
向
Claims (20)
- 【請求項1】 液状またはペースト状の塗布媒体(1
8、24)、特に水性顔料懸濁液の少なくとも1つの第
1の層(20)と少なくとも1つの第2の層(26)と
を移動ベース(U)に塗布するための装置(10)であ
って、 前記ベース(U)が、直接塗布の場合、材料ウェブ(1
4)、特に紙または厚紙ウェブの表面(14a)であ
り、間接塗布の場合、転写要素、好ましくは、次に前記
塗布媒体を材料ウェブの表面に転写する転写ロールの表
面であり、 少なくとも2つのカーテンアプリケータユニット(1
6、22)を具備し、その各々が、実質的に重力下で移
動するカーテンまたはベール(28、30)として、放
出ノズル(16a、22a)からベース(U)上にそれ
ぞれの塗布媒体(18、24)を放出する装置におい
て、 前記2つの塗布媒体カーテン(28、30)が、約10
0mm〜約500mmの間隔(D)で前記ベース(U)
に突き当たることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 前記第1の層(20)を形成する塗布媒
体(18)の保水容量が、第2の層(26)を形成する
塗布媒体(24)の保水容量よりも低いことを特徴とす
る、請求項1に記載のアプリケータ。 - 【請求項3】 前記第1の層(20)を形成する塗布媒
体(18)の密度が、第2の層(26)を形成する塗布
媒体(24)の密度よりも少なくとも10%高いことを
特徴とする、請求項1または2に記載のアプリケータ。 - 【請求項4】 前記第1の層(20)を形成する塗布媒
体(18)の粘度が、第2の層(26)を形成する塗布
媒体(24)の粘度よりも高いことを特徴とする、請求
項1〜3のいずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項5】 前記塗布媒体(18、24)が、水溶
液、あるいは固体粒子、例えばアクリレートまたはブタ
ジエンスチレン分散体の水性分散体であることを特徴と
する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアプリケー
タ。 - 【請求項6】 前記固体粒子が、無機顔料または顕微鏡
的プラスチック粒子、例えばプラスチック顔料またはイ
ンク充填マイクロカプセルまたは澱粉を含むことを特徴
とする、請求項5に記載のアプリケータ。 - 【請求項7】 前記塗布媒体(18、24)が、約5重
量%〜約70重量%の固体成分を有することを特徴とす
る、請求項5または6に記載のアプリケータ。 - 【請求項8】 前記塗布媒体(18、24)が、約10
mPas〜約2000mPasの100rev/分で決
定されたブルックフィールド粘度を有することを特徴と
する、請求項5〜7のいずれか1項に記載のアプリケー
タ。 - 【請求項9】 前記第1の層(20)を形成する塗布媒
体(18)が、例えば澱粉溶液であるバリヤ層を形成
し、該バリヤ層が、 固体成分が約2重量%〜約30重量%である特性と、 100rev/分で決定されたブルックフィールド粘度
が約10mPas〜約150mPasである特性と、 密度が約0.8g/cm3 〜約1.1g/cm3 である
特性のうちの少なくとも1つを有することを特徴とす
る、請求項1〜8のいずれか1項に記載のアプリケー
タ。 - 【請求項10】 前記第1の層(20)を形成する塗布
媒体(18)が、約2ml/m2 〜約20ml/m2 の層
厚でベース(U)に塗布されることを特徴とする、請求
項9に記載のアプリケータ。 - 【請求項11】 前記第2の層(26)を形成する塗布
媒体(24)が、インク充填マイクロカプセルの分散体
であり、該分散体が、 前記マイクロカプセルの直径が約5μm〜約12μmで
ある特性と、 固体成分が約20重量%〜約50重量%である特性と、 100rev/分で決定されたブルックフィールド粘度
が約100mPas〜約400mPasである特性のう
ちの少なくとも1つを有することを特徴とする、請求項
1〜10のいずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項12】 前記第2の層(26)を形成する塗布
媒体(24)が、約5ml/m2 〜約30ml/m2 の層
厚でベース(U)に塗布されることを特徴とする、請求
項11に記載のアプリケータ。 - 【請求項13】 前記塗布媒体(18、24)の少なく
とも1つが、実質的に最後に配量されるようにベース
(U)に塗布されることを特徴とする、請求項1〜12
のいずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項14】 負圧または正圧を生成するための装置
(42)が、カーテンアプリケータユニット(16、2
2)の間の領域(44)に割り当てられることを特徴と
する、請求項1〜13のいずれか1項に記載のアプリケ
ータ。 - 【請求項15】 少なくとも1つのガイド要素(32、
34、36)が、カーテンまたはベール(28、30)
の落下通路に配設されて、前記落下通路の少なくとも一
部に沿って、実質的に前記落下通路の全幅にわたって、
カーテンまたはベール(28、30)を案内することを
特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のア
プリケータ。 - 【請求項16】 前記カーテン(28、30)の高さが
約40mm〜約400mmであることを特徴とする、請
求項1〜15のいずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項17】 前記塗布媒体(18、24)が、1m
の作動幅につき約4l/分〜約100l/分の速度でベー
ス(U)上に放出されることを特徴とする、請求項1〜
16のいずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項18】 前記ベース(U)の走行速度が、コー
ティンググラフィック紙の場合、最高3000m/分で
あるが、コーティング厚紙の場合、少なくとも200m
/分であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれ
か1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項19】 前記コーティングされた材料ウェブ
(14)の坪量が、コーティンググラフィック紙の場
合、約30g/m2 〜約150g/m2 であり、またコ
ーティング厚紙の場合、約150g/m2 〜約1000
g/m2 であることを特徴とする、請求項1〜18のい
ずれか1項に記載のアプリケータ。 - 【請求項20】 前記材料ウェブ(14)が、紙ウェ
ブ、厚紙ウェブ、フィルムウェブまたは繊維ウェブであ
ることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に
記載のアプリケータ。
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