JP2002191689A - 遠心型血液ポンプ装置 - Google Patents

遠心型血液ポンプ装置

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JP2002191689A
JP2002191689A JP2000397914A JP2000397914A JP2002191689A JP 2002191689 A JP2002191689 A JP 2002191689A JP 2000397914 A JP2000397914 A JP 2000397914A JP 2000397914 A JP2000397914 A JP 2000397914A JP 2002191689 A JP2002191689 A JP 2002191689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気浮上方式の遠心型血液ポンプ装置
では、磁気浮上するインペラの位置の制御は、モータ磁
石とインペラ磁石間の吸引力とインペラの強磁性体円盤
と複数個からなる磁気軸受との吸引力の微妙な釣り合い
によってなされ、複雑な磁気軸受、センサ、センサアン
プ、制御回路、出力アンプからなる制御システムが必要
になり、いきおい装置が大型化し高価なものとなってい
た。 【解決手段】 インペラ3を内部に有するハウジング2
の内壁の内面形状は滑らかな回転対称形であって、その
上部の直径の小さい部分とその下部の直径の大きい部分
を有していて、その直径の大きい部分はその直径が徐々
に大きくなった後徐々に小さくなる滑らかな凹部17と
し、インペラ3はその外周部に前記凹部17に対応して
滑らかな曲面を有する複数の凸部19を有し、前記凸部
19が前記凹部17に構造的に回転自在に規制されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心型ポンプ装置
に関し、特に人工心肺、人工心臓等医療機器に用いられ
る血液ポンプ、さらには特に小型な遠心型血液ポンプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工心臓において用いられる血液ポンプ
は、血栓が発生しないこと、溶血しないこと、外部から
の感染がないことなどが要求されている。近年、小型化
の面から無拍動型、すなわち羽根車を有するインペラを
回転させ回転時の遠心力により血液を送液する遠心型血
液ポンプ装置が注目されている。ここで遠心型血液ポン
プ装置は回転機械であるため、回転支持構造が血液と接
触することによる血栓、溶血、外部からの感染等の問題
をどのように解決するかが課題である。インペラを磁気
浮上させる遠心型血液ポンプ装置の従来例として、特開
平10−179730号に提案されたものを図4に示
す。図4に示す血液ポンプは大きく分けて磁気軸受1と
ケーシングと呼ばれるハウジング2とインペラ3とモー
タ4との4つの部分で構成されており、血液はインペラ
3の回転に伴って磁気軸受1の中央の吸込口又は流入口
から流入し、ケーシングと呼ばれるハウジング2内でポ
ンピングされ、吐出口または流出口から排出される。イ
ンペラ3は羽根車を挟んで円周状で等間隔に配置された
永久磁石とその反対側に設けられた強磁性体の円盤とか
ら構成されている。インペラ3は内部の永久磁石とこれ
に対向して配置された永久磁石からの吸引力、またはそ
れと反対のインペラ3の強磁性体からなる円盤と複数個
からなる磁気軸受1との吸引力の釣合いによって能動制
御される。また半径方向制御および回転駆動は永久磁石
で構成される磁気カップリングによって行われる。磁気
軸受1は電磁石11とセンサ12によって構成されてお
り、センサ12の出力を演算し、各電磁石11の電流が
制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この前述の従来例で
は、インペラはハウジング内で磁気浮上するので、ハウ
ジング内にピボット等回転中心軸の支持部材を有してい
るものに比べ、流速の遅い回転中心付近のピボット周り
の血流のよどみから来る血栓の発生を防ぎ、またハウジ
ングにシール手段を介して軸を貫通させてハウジング外
のピボットで回転軸を支持するようにしたものに比べ
て、シール手段のところで起こる血液成分の選択的な浸
透漏れによる血液成分の破壊からくる溶血、一旦漏れた
血液のシール手段を通しての逆流による外部からの感染
を防ぐことができる。
【0004】しかしながら、従来例の磁気浮上方式の遠
心型血液ポンプ装置では、磁気浮上するインペラの位置
の制御は、半径方向制御および回転制御はインペラの永
久磁石と外部駆動モータの磁石の磁気カップリングによ
るものの、軸方向の制御はこれら磁石間の吸引力とイン
ペラの強磁性体円盤と複数個からなる磁気軸受との吸引
力の微妙な釣り合いによってなされている。後者の制御
は磁気軸受に電磁石への電流を位置センサの出力を演算
して入力することでなされる。したがって上記公開公報
によって開示されたような複雑な磁気軸受、センサ、セ
ンサアンプ、制御回路、出力アンプからなる制御システ
ムが必要になり、またインペラの交換時には軸方向の中
立点設定を再度やり直さなくてはならない等複雑な手順
が必要であり、いきおい装置が大型化し高価なものとな
っていた。
【0005】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決し、小型でかつ安価な遠心型血液ポンプ装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる遠心型血液ポンプ装置は、開口部と
して流入口、流出口のみを備える密閉容器であるハウジ
ングと、そのハウジング内で回転し回転時の遠心力によ
って血液を送液するインペラを有する遠心型血液ポンプ
装置において、ハウジングの内壁の内面形状は滑らかな
回転対称形であって、その上部の直径の小さい部分とそ
の下部の直径の大きい部分を有していて、前記直径の大
きい部分はその直径が徐々に大きくなった後徐々に小さ
くなる滑らかな凹部となっていて、インペラはその外周
部に前記凹部に対応する滑らかな曲面を有する複数の凸
部を有し、前記凸部が前記凹部に回転自在に支持されて
いることを特徴とする。
【0007】さらに本発明にかかる遠心型血液ポンプ装
置は、前記インペラは、その中心に貫通した穴を有し、
前記複数の凸部の下部に前記ハウジングの内面の底面に
対向して球状の部分を有し、前記ハウジングの内壁と前
記インペラの上部に配設される羽根車との間のクリアラ
ンスは、前記凸部と前記凹部との間のクリアランスより
大きいことを特徴とする。
【0008】さらに本発明にかかる遠心型血液ポンプ装
置は、前記ハウジングの材質はポリエチレンまたはポリ
カーボネイトまたは純チタンからなること、前記羽根車
の材質はポリエチレンまたはポリカーボネイトまたは純
チタンからなること、前記凸部の材質はセラミックから
なること、前記球状の部分の材質はセラミックからなる
ことを特徴とする。
【0009】本発明においてハウジングは血液の流入口
と流出口のみを備えた密閉容器とし、その内部のインペ
ラの位置は、ハウジングの直径の大きい部分でその直径
が徐々に大きくなった後徐々に小さくなる滑らかな凹部
と、それに対応してインペラの外周に配置された滑らか
な曲面を有する複数の凸部によって、構造的に回転自在
に規制されている。したがってインペラの位置の制御に
センサ、アンプ、制御回路といった複雑な電子回路シス
テムが不要であり、構造が簡明であって小型となり、安
価となる。
【0010】また本発明においては、インペラの始動時
にはインペラはその凸部の下部における球状部のところ
でハウジングの内部底面と点接触しているのみであるの
で、インペラの中央を貫通する穴などにより血液流はイ
ンペラの下部にも十分行き渡り、インペラの回転により
血液流の上流側が負圧、下流側が正圧となり、その圧力
差によりインペラは浮き上がり、また前記ハウジングの
内壁と羽根車との間のクリアランスは、前記凸部と前記
凹部との間のクリアランスより大きいので、安定した性
能が確保できる。
【0011】さらに、ハウジング、羽根車の材質をポリ
エチレン、ポリカーボネイト(PC)などのプラスチッ
ク、純チタンなど、インペラ下部の凸部、球状の部分の
材質をセラミックなどとしたので、生体の順応性、潤滑
性などがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を実施す
るための形態について詳細に説明する。以下の図面にお
いて図4と共通の構成要素については、できるだけ図4
に用いたものと同一の符号を用いてある。図1は本発明
にかかる遠心型血液ポンプ装置の実施の形態についての
平面図と、平面図でA−O−Aと示した切断面における
断面図を示す。図1においてハウジング2は開口部とし
ては血液の流入口5と流出口6のみを備える密閉容器で
ある。ハウジング2はトップハウジング13とボトムハ
ウジング14からなり、それらはたとえば4ケ所のねじ
15等によって結合されて合わせ面16で密接して組み
立てられ密閉容器となる。ハウジングの内壁の内面形状
は滑らかな回転対称形であって、その上部の直径の小さ
い部分とその下部の直径の大きい部分を有していて、そ
の直径の大きい部分はその直径が徐々に大きくなった後
徐々に小さくなる滑らかな凹部17となっている。ハウ
ジング2の内部にはインペラ3を有している。インペラ
3の上部は羽根車7であって、その下部にはドーナツ状
の磁石18が埋め込まれており、その磁石はドーナツ状
磁石の中心軸に平行な方向に、すなわち磁石の厚み方向
に着磁されている。またその下部の外周部には前記凹部
17に対応する滑らかな曲面を有する複数の凸部19を
有し、前記凸部19が前記凹部17に回転自在に支持さ
れている。密閉したハウジング2内部ではインペラ3は
前記凸部19が前記凹部17とのクリアランスの範囲で
移動し得るが、図1における上下左右方向に最大限移動
しても羽根車7はハウジング2の内壁と接触する事はな
いようにハウジング内壁と羽根車7とのクリアランスを
大きく取ってある。インペラ3の中心には貫通穴20が
貫通している。ハウジング2、羽根車7の材質はポリエ
チレン、ポリカーボネイト(PC)などのプラスチッ
ク、純チタンなど、インペラ3下部の凸部の材質はセラ
ミックなど生体の順応性、潤滑性などを考慮して選択さ
れ製作される。ハウジング2の底面部の外部には、ドラ
イバユニット21が配置され、円周状に配置された複数
のコイルと必要な電子回路がおさめられている。
【0013】図2はトップハウジング13を取り外した
ときの平面図のうちハウジング内部を示す図である。こ
こではインペラ3の上部にある6枚羽根の羽根車7、イ
ンペラ3の下部の滑らかな曲面を有する複数の、ここで
は4ケの凸部19も示されている。
【0014】図3は、図1の断面図について下部の拡大
図である。トップハウジング13とボトムハウジング1
4の合わせ面16は一つの平面ではなくて段違い構造2
2となっていて、さらにそのハウジング内壁における合
わせ面は、ハウジング2の直径の大きい部分のその直径
が徐々に大きくなった後徐々に小さくなる滑らかな凹部
17のもっとも直径の大きな個所、すなわち凹部の谷底
とは異なるところに設定されている。インペラ3の下部
の滑らかな曲面を有する複数の凸部19の下部には、ボ
トムハウジング14の内面の底面23に対向して球状部
24を有している。球状部24の材質も前記凸部19と
同様な材質の選択の配慮が為される。
【0015】かかる本発明の実施の形態についてその作
用を説明する。インペラ3の下部にドーナツ状の磁石1
8が埋め込まれており、その磁石はドーナツ状磁石の中
心軸に平行な方向に、すなわち磁石の厚み方向に着磁さ
れている。ドライバユニット21が配置され、円周状に
配置された複数のコイルと必要な電子回路がおさめられ
ている。この円周状に配置された複数のコイルに電子回
路により回転する磁界を発生すれば、その磁界とインペ
ラ3の下部に埋め込まれたドーナツ状の磁石とのカップ
リングにより、その回転磁界によってインペラ3には回
転駆動力が与えられる。血液が流入口5より流入して、
インペラ3が回転すれば、回転時の遠心力により血液が
送液されて流出口6より排出される。羽根車7の直径5
0mm、高さ9mm、羽根が回転円の接線となす角度8
3度の寸法で製作するときは、インペラ3を2000r
pmで駆動したとき、流入口と流出口の差圧150mH
g、血液流量5リットル/minを標準的に得る事がで
きる。始動時にはインペラ3は磁石18とドライバユニ
ット21の発生する回転磁界とカップリングするが、球
状部24のところでハウジング3の内部底面23と点接
触しているのみであるので、インペラ3の中央を貫通す
る貫通穴20などにより血液流はインペラ3の下部にも
十分行き渡り、インペラ3の回転により血液流の上流側
が負圧、下流側が正圧となり、その圧力差によりインペ
ラ3は浮き上がる。しかしハウジング2内壁の下部にお
ける直径の大きい部分はその直径が徐々に大きくなった
後徐々に小さくなる滑らかな凹部17となっていて、さ
らにインペラ3の下部の外周部には前記凹部17に対応
して滑らかな曲面を有する複数の凸部19を有するの
で、前記凸部19は前記凹部17に回転自在に支持され
る。この場合、いかなる場合も羽根車7はハウジング2
の内壁に接触する事はない。インペラ3の中央の貫通穴
20を通して流入した血液はインペラ3の下部、ハウジ
ング2の底面に達する事ができる。この部分はもしこの
穴が無ければもっとも血液流速の遅い部分であって、よ
どみが生じ易いが、この貫通穴20により十分な流速を
確保される。さらに前記凹部と凸部とが対向するところ
は血液流速が最大の個所であり、そのクリアランスに血
液のよどむ事が無い。
【0016】この実施の形態では、対象を人体の血液に
ついて説明したが、血液以外の液体についても実施可能
である。インペラの駆動法は磁石とコイルの回転磁場と
のカップリング以外にも、外部モータで磁石を回転さ
せ、磁石と磁石のカップリングなど他の直接駆動(D
D)型モータでも実施できる。材質の選択も実施の形態
に示したもののみに限られず当業者が選択可能な範囲で
実施できる。羽根車等の羽根の数、前記凸部の数、また
各部寸法についても対象にあわせ変更して実施できる。
【0017】
【発明の効果】本発明ではハウジングを開口部として流
入口、流出口のみを備える密閉容器として、そのハウジ
ング内で回転し回転時の遠心力によって血液を送液する
インペラを有するようにし、インペラの中心部に貫通穴
を設け、またクリアランスの小さい凹部と凸部の対向す
るところを流速最大の個所に設定したので、血栓の発
生、溶血、外部からの感染を防止できる。また、そのハ
ウジングの内壁の内面形状は滑らかな回転対称形であっ
て、その上部の直径の小さい部分とその下部の直径の大
きい部分を有していて、その直径の大きい部分はその直
径が徐々に大きくなった後徐々に小さくなる滑らかな凹
部とし、インペラはその外周部に前記凹部に対応する滑
らかな曲面を有する複数の凸部を有するようにしたの
で、前記凸部が前記凹部に構造的に回転自在に規制され
ている。したがってインペラの位置の制御にセンサ、ア
ンプ、制御回路といった複雑な電子回路システムが不要
であり、構造が簡明であって小型となり、安価となる。
【0018】また本発明では、インペラの始動時にはイ
ンペラはその凸部の下部における球状部のところでハウ
ジングの内部底面と点接触しているのみであるので、イ
ンペラの中央を貫通する穴などにより血液流はインペラ
の下部にも十分行き渡り、インペラの回転により血液流
の上流側が負圧、下流側が正圧となり、その圧力差によ
りインペラは浮き上がり、また前記ハウジングの内壁と
羽根車との間のクリアランスは、前記凸部と前記凹部と
の間のクリアランスより大きいので安定した性能が確保
できる。
【0019】さらに本発明では、ハウジング、羽根車の
材質をポリエチレン、ポリカーボネイト(PC)などの
プラスチック、純チタンなど、インペラ下部の凸部、球
状の部分の材質をセラミックなどとしたので、生体の順
応性、潤滑性などがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の平面図、平面図に示す
A−O−Aにおける断面図である。
【図2】 図1において、トップハウジングを取り外し
たときのハウジング内部の図面である。
【図3】 図1において、断面図の下部の拡大図であ
る。
【図4】 従来の実施例の断面図を用いたブロック図で
ある。
【符号の説明】 1 磁気軸受、2 ハウジング、3 インペラ、4 モ
ータ、5 流入口、6流出口、7 羽根車、8,10
永久磁石、9 円盤、11 電磁石、12センサ、13
トップハウジング、14 ボトムハウジング、15
ねじ、16合わせ面、17 凹部、18 磁石、19
凸部、20 貫通穴、21 ドライバユニット、22
段違い構造、23 底面、24 球状部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/24 F04D 29/24 D 29/42 29/42 A F Fターム(参考) 3H022 AA01 BA01 BA04 CA09 CA16 CA53 CA54 DA20 3H033 AA01 AA11 BB01 BB06 CC01 CC03 CC04 DD03 DD26 EE09 3H034 AA01 AA11 BB01 BB06 CC01 CC03 CC04 DD01 DD24 EE09 EE12 4C077 AA02 AA04 DD08 KK04 KK07 KK09 KK23 PP08 PP18 PP24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部として流入口、流出口のみを備え
    る密閉容器であるハウジングと、そのハウジング内で回
    転し回転時の遠心力によって血液を送液するインペラを
    有する遠心型血液ポンプ装置において、ハウジングの内
    壁の内面形状は滑らかな回転対称形であって、その上部
    の直径の小さい部分とその下部の直径の大きい部分を有
    しており、前記直径の大きい部分はその直径が徐々に大
    きくなった後徐々に小さくなる滑らかな凹部となってい
    て、インペラはその外周部に前記凹部に対応する滑らか
    な曲面を有する複数の凸部を有し、前記凸部が前記凹部
    に回転自在に支持されていることを特徴とする遠心型血
    液ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠心型血液ポンプ装置
    において、前記インペラは、その中心に貫通した穴を有
    し、前記複数の凸部の下部に前記ハウジングの内面の底
    面に対向して球状の部分を有し、前記ハウジングの内壁
    と前記インペラの上部に配設される羽根車との間のクリ
    アランスは、前記凸部と前記凹部との間のクリアランス
    より大きいことを特徴とする遠心型血液ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の遠心型血液ポンプ装置において、前記ハウジングの
    材質はポリエチレンまたはポリカーボネイトまたは純チ
    タンからなることを特徴とする遠心型血液ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれかに記載の遠心型血液ポンプ装置において、前記羽
    根車の材質はポリエチレンまたはポリカーボネイトまた
    は純チタンからなることを特徴とする遠心型血液ポンプ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4のいずれかに記載の遠心型血液ポンプ装置におい
    て、前記凸部の材質はセラミックからなることを特徴と
    する遠心型血液ポンプ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、請求項3、請求項4または請
    求項5のいずれかに記載の遠心型血液ポンプ装置におい
    て、前記球状の部分の材質はセラミックからなることを
    特徴とする遠心型血液ポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207545A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Taisei Kogyo Kk 小型遠心ポンプ及び小型遠心ポンプの運転方法

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