JP3125196B2 - 耐圧防水シ−ル機構 - Google Patents

耐圧防水シ−ル機構

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JP3125196B2 JP04188813A JP18881392A JP3125196B2 JP 3125196 B2 JP3125196 B2 JP 3125196B2 JP 04188813 A JP04188813 A JP 04188813A JP 18881392 A JP18881392 A JP 18881392A JP 3125196 B2 JP3125196 B2 JP 3125196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線接触的な動圧効果を
利用したセラミックス動圧軸受を用いた耐圧防水シ−ル
機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、ボ−ルベアリング等の種々の軸
受が存在するものの、それら軸受は耐圧防水シ−ル機構
として機能するものはないばかりか、また耐圧防水シ−
ル機構として用いられたものは存在しなかった。
【0003】しかしながら、ポンプ等の種々の装置で
は、耐圧防水シ−ル機構が必要になるケ−スが多々あ
る。
【0004】モ−タを用いたポンプ、例えば、軸流形ス
クリュウモ−タポンプを体内に埋設した体内埋設形補助
人工心臓では、耐圧防水シ−ル機構が必要になる。
【0005】まず、先に本発明者の一人が発明した特願
平2−54910号に示す有用な体内埋設形補助人工心
臓は、学会で発表することで、注目に値するものとして
評価を受けたものがあるので、これについて説明する。
【0006】まずこの体内埋設形補助人工心臓では、ラ
ジアルギャップタイプポンプ用モ−タと、これを用いた
軸流形スクリュウポンプを用いているが、以下にこれを
説明する。
【0007】図20乃至図21は、体内埋設形補助人工
心臓1の一例を示すもので、図20には人体の心臓Aの
左心室Bに人工心臓1が埋設された状態を示す。尚、C
は心尖部、Dは左心房、Eは僧帽弁、Fは大動脈弁、G
は大動脈を示す。
【0008】この人工心臓1は、心尖部リング2と、軸
流形スクリュウモ−タポンプ3とで構成する。
【0009】上記心尖部リング2は、鍔部を有する短い
円筒形をなし、心臓Aの心尖部Cを切開し、この心尖部
Cを貫通して人体に埋設する。
【0010】軸流形スクリュウモ−タポンプ3は、軸流
形スクリュウポンプ4と、このポンプ4を駆動するラジ
アルギャップタイプポンプ用モ−タ5とで構成する。
【0011】軸流形スクリュウポンプ4の先端部は、径
が小さい先端部ノズル7に形成し、該先端部ノズル7を
大動脈弁Fの中心部を貫通して大動脈G内に挿入する。
【0012】軸流形スクリュウポンプ4は、心尖部リン
グ2を貫通して左心室B内に挿入し、ポンプ用モ−タ5
は、心臓Aの外部に位置して体内に埋設する。
【0013】軸流形スクリュウポンプ4とポンプ用モ−
タ5の間に、オイルシ−ル等のシ−ル手段を設けて、血
液の流出を防ぐ。
【0014】8は、先端部ノズル7の位置決めリング
で、大動脈Gの大動脈弁Fの中心部に設ける。
【0015】軸流形スクリュウポンプ4は、図21に示
すようにポンプ用モ−タ5の図示せず回転軸にジョイン
ト等を用いて連結されるか、またはポンプ用モ−タ5の
回転軸と一体して形成されたポンプ軸9が中空ポンプ本
体10の中心軸線上位置に軸受11によって回動自在に
支持されている。
【0016】ポンプ軸9には、例えば一重螺旋形のスク
リュウベ−ン12を設ける。
【0017】このように形成された人工心臓1は、ポン
プ用モ−タ5によって軸流形スクリュウポンプ4が駆動
されると、該ポンプ4のスクリュウベ−ン12が回転
し、中空ポンプ本体10の基端部に形成された吸入口6
から左心室B内の血液を吸い込み、先端部ノズル7から
大動脈G内に血液を圧送する。
【0018】軸流形スクリュウポンプ4の体積は左心室
Bの収縮末期の心室内体積よりも十分に小さく形成され
ているため、左心室B内に挿入しても当該左心室Bの機
能に影響を与えない。
【0019】また先端部ノズル7は、径が小さく、しか
も大動脈弁Fの中心部を貫通しているので、この先端部
ノズル7によっても大動脈弁Fの機能に影響を与えな
い。
【0020】従って、この人工心臓1は、人体の心臓A
の機能には影響を与えず、心臓Aによる血液の送り出し
に加えて人工心臓1からの血液の送り出しによって、人
体の心臓Aの機能を補い、十分な血液の送り出し量を確
保できる有用なものである。
【0021】
【従来技術の問題点】耐圧防水シ−ル機構が必要な装置
の一例として上記人工心臓1を例に出したが、この例の
ままでの人工心臓1は、有用なものであるにも係わら
ず、この例に示したままでのポンプ用モ−タ5である
と、十分な耐圧防水処理を施す必要があり、最適な耐圧
防水処理手段を求められていた。
【0022】まず軸流形スクリュウポンプ4は、血液の
圧送を行うために大きな力を必要とするため、ポンプ用
モ−タ5を、例えば10,000回転[rpm]などの
ように高速回転させて、スクリュウベ−ン12を高速回
転させねばならないため、オイルレスメタル等のスリ−
ブ軸受を用いたのでは、著しく寿命が短くなり、ポンプ
用モ−タ5の性能を維持できない。
【0023】長い寿命の期待できるボ−ルベアリング軸
受を用いても、ポンプ用モ−タ5を上記のように高速回
転させるとなると、ボ−ルベアリング軸受でも寿命が短
くなる。特に、人工心臓1は人体に装着して使用するも
のであり、多々振動がポンプ用モ−タ5に与えらえ、こ
の結果、点的接触のボ−ルベアリング軸受を破損するの
みならず、当該ボ−ルベアリング軸受を破損するとポン
プ用モ−タ5が回転中に大きな軸受騒音を発生する。
【0024】人工心臓1の被装着者が寝ているときで
も、人工心臓1は作動しているため、上記大きな軸受騒
音が発生すると、被装着者の安眠妨害になり、精神的な
面でも好ましくない。従って、ポンプ用モ−タ5の軸受
としてボ−ルベアリング軸受を用いることは好ましいこ
とではない。
【0025】従って、従来の寿命の短いスリ−ブ軸受や
点的接触のボ−ルベアリング軸受を用いたモンプ用モ−
タ5は、著しく寿命が短く、モ−タ5のメンテナンスサ
イクルが非常に短く、人工心臓1用として用いるには大
きな課題となっていた。
【0026】その上更に、軸流形スクリュウポンプ4は
吸入口6から左心室B内の血液を吸い込む為、モ−タ5
のスリ−ブ軸受やボ−ルベアリング軸受等の軸受と血液
が接触することによる問題点が生ずる。
【0027】軸受が血液と接触するため、軸受と接触す
るポンプ軸9(あるいはモ−タ5の回転軸)間の空隙に
血液が流れ込み、血液の破損、及び血栓を形成するとい
う問題が生ずる。
【0028】また軸受と接触するポンプ軸9(あるいは
モ−タ5の回転軸)間の空隙に血液が流れ込みモ−タ5
の内部にも血液が入り込む結果、モ−タ5の回転体によ
り血液が摩擦接触されるため、より一層、血栓を招く欠
点があった。
【0029】かかる欠点を解消するために、軸受と接触
するポンプ軸9(あるいはモ−タ5の回転軸)間の空隙
に血液が流れ込まないように耐圧性の高いOリングやオ
イルシ−ル等のシ−ル手段を設けると、該シ−ル手段と
ポンプ軸9(あるいはモ−タ5の回転軸)が大きな摩擦
で接触しながら相対的に回転するので、シ−ル手段の破
損が生ずるばかりでなく、モ−タ5の負荷が大きくな
り、所望のモ−タ特性を得ることができない。
【0030】また人工心臓1に用いるモ−タ5は、人体
に装着されるものであることから、小形で軽量のもので
あることが望ましく、上記のように余分に大きな負荷が
加わると、モ−タ5を大きく重量のあるものに形成しな
ければならない欠点も生ずる。
【0031】以上においては、耐圧防水シ−ル機構を必
要とする装置として軸流形スクリュウモ−タポンプ3を
用いた人工心臓1を例に説明したが、人工心臓1用に限
らず、圧力流体側に回転軸が延びて構成された当該回転
軸を高速回転で回動自在に支持する軸受部分から圧力流
体が流入しないように当該軸受部分を耐圧防水シ−ル構
成にしなけらばならない装置は多数あるが、特に頻繁に
動かされる装置に用いる場合には、その軸受部分が耐圧
防水シ−ル機構を兼ね、しかも長寿命、騒音の点で満足
なものが無く、従来は非常にモ−タ特性に大きな負荷を
かけたり、耐圧シ−ル部分に大きな摩耗接触力を与える
耐圧防水シ−ル機構を用いなければならず、上述の人工
心臓1等では、その改良が求められていた。
【0032】
【発明の課題】本発明の課題は、回転軸を高速回転して
も寿命が長く、しかも低騒音振動の期待できる軸受構造
とし、また頻繁に動かされることによって発生する振動
によっても軸受の破損が極めて少なく長寿命が期待で
き、軸受の摩擦接触による発生熱が小さく、しかもその
軸受そのものが耐圧防水シ−ル機構を兼ねるようにする
ことで、メンテナンスサイクルの非常に長い耐圧防水シ
−ル機構を得て、従来の問題点を解消することにある。
【0033】
【発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の課
題は、圧力流体側に回転軸が臨む当該回転軸を回動自在
に支持する部分から圧力流体が流入しないように構成し
た耐圧防水シ−ル機構において、圧力流体側に回転軸が
臨む当該回転軸の外周側及び該回転軸の外周部と対向す
る固定側にセラミックス材からなり、当該回転側若しく
は固定側セラミックス材の互いに対向する少なくとも一
方の面に軸方向に形成した動圧発生溝を設けた円筒形ラ
ジアルギャップタイプのセラミックス摺動部材を備え、
上記圧力流体側に回転軸を延び突出させた当該回転軸側
に設けられた回転側スラスト部及び該回転側スラスト部
と対向する固定側スラスト部にセラミックス材からな
り、当該回転側若しくは固定側スラストセラミックス材
の互いに対向する少なくとも一方の面に周方向に形成し
た動圧発生溝を設けて形成した円板形アキシャルギャッ
プタイプのセラミックス摺動部材を上記円筒形ラジアル
ギャップタイプセラミックス摺動部材に連通して設けた
耐圧防水シ−ル装置を提供することで達成できる。
【0034】その他の課題達成手段は、上記耐圧防水シ
−ル機構において、上記圧力流体側に回転軸が臨む耐圧
防水シ−ル機構部分に設けた上記円板形アキシャルギャ
ップタイプのセラミックス摺動部材の回転側セラミック
ス摺動部材と固定側セラミックス摺動部材とを互いに強
制的に押圧させる手段を設けることで達成できる。
【0035】
【作用】本発明の耐圧防水シ−ル機構は、圧力流体を用
いる装置において、回転軸を高速回転しても回転軸と軸
受とが線接触的になるので寿命が長く、しかも低騒音振
動の期待できる軸受構造となり、また頻繁に動かされる
ことによって発生する振動によっても軸受の破損が極め
て少なく長寿命が期待でき、軸受をセラミックスで構成
しているので摩擦接触による発生熱が小さく、しかもそ
の軸受そのものが耐圧防水シ−ル機構を兼ね、メンテナ
ンスサイクルの非常に長い耐圧防水シ−ル機構となるの
で、人工心臓を初めとして種々の圧力流体を用いる装置
に最適な耐圧防水シ−ル装置となる。
【0036】
【発明の実施例】
【発明の第1実施例】図1は、本発明の第1実施例を示
す耐圧防水シ−ル機構13を人工心臓1−1(図1の人
工心臓1をも参照)に用いた軸流形スクリュウモ−タポ
ンプ3−1に適用した場合の説明図で、図2は図1の軸
流形スクリュウモ−タポンプ3−1のa−a線断面図
で、図3はポンプ用防水モ−タ5−1を構成するための
4極の界磁マグネット21と3個の電機子コイル19−
1,・・・,19−3群からなる3相コアレスステ−タ
電機子20の形状を説明するための3相コアレスDCブ
ラシレスモ−タの主要部の分解斜視図で、図4は同ポン
プ用防水モ−タ5−1である3相コアレスDCブラシレ
スモ−タの界磁マグネット21と3相コアレスステ−タ
電機子20との展開図で、図5は円板形セラミックス摺
動部材に形成する動圧発生溝の説明図で、図6は円筒形
セラミックス摺動部材に形成する動圧発生溝の説明図
で、図7はセラミックス動圧軸受の説明図で、以下、図
1乃至図7を参照して本発明の第1実施例の耐圧防水シ
−ル機構13について説明する。
【0037】図1を参照して、人工心臓1−1を形成す
るための軸流形スクリュウモ−タポンプ3−1は、ポン
プ用防水モ−タ5−1と、このポンプ用防水モ−タ5−
1の圧力流体側(心臓Aの動脈側に連通するため血液に
よる高い圧力がかかっている)の一端部に突出した当該
モ−タ5−1の回転軸14に、たとえば図21に示した
のスクリュ−ベ−ン12を有する軸流形スクリュウポン
プ4と同様な軸流形スクリュウポンプ4−1を装着して
構成する。
【0038】軸流形スクリュウモ−タポンプ3−1は、
高速回転させて軸流形スクリュウポンプ4−1によって
上記したように血液を高い圧力で圧送する必要があるた
め、高速回転が可能で且つ効率の良い3相のコアレスD
Cブラシレスモ−タ構成のポンプ用防水モ−タ5−1を
用いる。
【0039】このポンプ用防水モ−タ5−1について以
下に説明すると、少なくとも内部を磁性体に防錆手段を
施した円筒形モ−タハウジング15の両端開口部それぞ
れを、適宜な材質で形成した中央部に透孔を持つ蓋体1
6,17で閉じてポンプ用防水モ−タ本体18を形成す
る。
【0040】上記円筒形モ−タハウジング15の内面に
は、図示しない絶縁処理を施すか、あるいはフレキシブ
ルプリント配線基盤を介して図2及び図3で示すように
周方向に湾曲化された3個の空心形電機子コイル19−
1,・・・,19−3を3相配置して3相通電構造の3
相のコアレスステ−タ電機子20を設ける。
【0041】3相のコアレスステ−タ電機子20を構成
する3個の空心形電機子コイル19−1,・・・,19
−3は、図2乃至図4に示すように、軸方向に延びた発
生トルクに寄与する導体部19aと19aとの開角が後
記する4極の界磁マグネット21のN極、S極の一磁極
幅と等しい幅に形成され、機械角で120度の等間隔と
する。
【0042】尚、電機子コイル19−1,・・・,19
−3の周方向に延びた導体部19bは、発生トルクにほ
とんど寄与しない部分となっている。
【0043】ステ−タ電機子20側には、それぞれの電
機子コイル19−1,・・・,19−3の通電切り換え
のためのホ−ルセンサ22−1,・・・,22−3を図
4に示すような位置関係で設け、該ホ−ルセンサ22−
1,・・・,22−3が界磁マグネット21のN極、S
極の検出磁極を検出すると、この当該ホ−ルセンサ22
−1,・・・,22−3からの出力信号に基づいて制御
回路23(図4参照)が作動するので、ポンプ用防水モ
−タ5−1が所定方向に回転するように電機子コイル1
9−1,・・・,19−3に適宜方向の通電を行い、ポ
ンプ用防水モ−タ5−1を所定方向に回転させる。
【0044】尚、符号24−1は、正側電源端子を示
し、符号24−2は、負側電源端子を示す。
【0045】ポンプ用防水モ−タ本体18の中心部に
は、上記蓋体16に後記にて詳細に説明する耐圧防水シ
−ル機構13を構成するセラミックス動圧軸受25を設
けると共に、上記蓋体17にもセラミックス動圧軸受2
5同様のセラミックス動圧軸受26を設け、該セラミッ
クス動圧軸受25,26によって回転軸14を回動自在
に支持する。
【0046】この回転軸14は、当該防水モ−タ5−1
の両端に突出させ、該上記圧力流体側に突出した回転軸
14にジョイント27を介して軸流形スクリュウポンプ
4−1のポンプ軸9と連結し、回転軸14とポンプ軸9
が一体して回転するように構成する。
【0047】ポンプ軸9には、この軸9を回動自在に支
持すると共に、この支持部分においても耐圧防水シ−ル
機構13を構成する目的で、上記図21に示した軸受1
1に代えてセラミックス動圧軸受25を用いている。
【0048】上記耐圧防水シ−ル機構13を用いること
で、圧力流体側からの圧力流体、例えば血液が当該防水
モ−タ5−1側に流れ込むのを防ぐことができるが、ポ
ンプ軸9に施したセラミックス動圧軸受25の圧力流体
側に更に負荷の小さなオイルシ−ル手段33を用いて完
全に圧力流体の防水モ−タ5−1側への流れ込みを防止
している。
【0049】ポンプ軸9及び回転軸14に施したセラミ
ックス動圧軸受25で構成する耐圧防水シ−ル機構13
によれば、上記のように圧力流体の防水モ−タ5−1側
への流れ込みを防止できるので、これを完全なものとす
るために更にオイルシ−ル手段33を用いたとしても、
かかるオイルシ−ル手段33は従来用いていた負荷特性
の大きなものと異なり非常に小さな負荷特性のもので済
むので、モ−タ特性に大きな影響を与える事無く、また
オイルシ−ル手段33とポンプ軸9との接触摩耗圧も非
常に小さいので、当該ポンプ軸9及びオイルシ−ル手段
33の寿命は大幅に向上する。
【0050】上記ポンプ用防水モ−タ本体18内の回転
軸14の外周部に円筒ヨ−ク28を固定し、その外周に
図2及び図3に示すように周方向における隣接する磁極
が異極となるように交互にN極,S極の磁極を90度の
幅で着磁した4極円筒形の界磁マグネット21を固定
し、上記ステ−タ電機子20と相対的回転するように構
成している。
【0051】上記耐圧防水シ−ル機構13を構成するセ
ラミックス動圧軸受25及び耐圧防水シ−ル機構として
用いていないセラミックス動圧軸受26は、いずれも図
5乃至図8に示すように円板形セラミックス動圧軸受部
25A,26Aと円筒形セラミックス動圧軸受部25
B,26Bとで構成され、この実施例では、円板形セラ
ミックス動圧軸受部25A,26Aと円筒形セラミック
ス動圧軸受部25B,26Bとを連通して位置するよう
に一体形成した図7及び図8に示すように一端部に鍔を
有する中空円筒形状をなして構成している。
【0052】当該セラミックス動圧軸受25,26の円
板形セラミックス動圧軸受部25A,26Aは、図5
(a),(b)に示すように固定側円板形セラミックス
摺動部材25Aa,26Aaと、該部材25Aa,26
Aaと相対的に回転摺動する回転側円板形セラミックス
摺動部材25Ab,26Abとで構成する。
【0053】尚、符号34は、固定側円板形セラミック
ス摺動部材25Aaの中心部に形成した透孔を示し、後
記する固定側円板形セラミックス摺動部材25Aaの外
径と略々等しい大きさの径に形成され、また符号35
は、回転側円板形セラミックス摺動部材26Aaの中心
部に形成した透孔を示し、回転軸14の外径の大きさに
略々一致した大きさの径に形成されている。
【0054】硬質のセラミックス材料、例えばSiC燒
結体、BeOを含むα−SiC燒結体、またはSi3 N
4 燒結体などで構成した円板形セラミックス摺動部材2
5Aa,26Aaまたは/及び25Ab,26Abの互
いに対向する摺動面のいずれか一方の面または両面に、
図5(a)では回転側円板形セラミックス摺動部材25
Ab,26Ab面に動圧(効果)発生溝29、例えばラ
ジアル方向に延びるスパイラル溝をランド部30を残し
て形成したものを描いている。
【0055】同様に、円筒形セラミックス動圧軸受部2
5B,26Bは、図6に示すように固定側円筒形セラミ
ックス摺動部材25Ba,26Baと、該部材25B
a,26Baと相対的に回転摺動する回転側円板形セラ
ミックス摺動部材25Bb,26Bbとで構成する。
【0056】上記円板形セラミックス摺動部材25A
a,26Aa,25Ab,26Abと同様の材質で形成
した円筒形セラミックス摺動部材25Ba,26Baま
たは/及び25Bb,26Bbの互いに対向する摺動面
のいずれか一方の面または両面に、この実施例では図6
に示すように回転側円筒形セラミックス摺動部材25B
b,26Bb面に動圧(効果)発生溝31、例えばアキ
シャル方向に延びた2つのヘリングボ−ン状の溝を中間
部にランド部32を残して形成する。尚、ヘリングボ−
ン溝に代えてスパイラル溝を形成しても良い。
【0057】上記ラジアル方向に延びるスパイラル溝に
形成した動圧発生溝29は、スラスト荷重を支えるもの
であり、アキシャル方向に延びるヘリングボ−ン状に形
成した動圧発生溝31は、ラジアル荷重を支えるための
ものとなっており、各々の動圧発生溝29,31は、そ
の溝の深さを3〜10μm程度に形成するのが望まし
く、望ましくは圧力流体の粒子が互いに対向するセラミ
ックス摺動部材間に入り憎い程度の溝に構成することが
望ましい。但し、溝の深さを3〜10μm程度に形成す
る場合は、圧力流体として血液でなく、他の流体の場合
に都合良く、圧力流体として血液を選択する場合には、
それに適した溝の深さを適宜設計する必要がある。
【0058】また動圧発生溝29,31を構成するため
のセラミックス摺動部材25Aa,26Aa,25B
a,26Baまたは/及び25Ab,26Ab、25B
b,26Bbは,あまり厚みの薄いものを用いると動圧
発生溝29,31を溝加工した後に変形する惧れもある
ので,変形しない程度の厚みに選定する必要があり,そ
れらの互いに対向する面は、うねりが0.3μm以下
で、最大面粗度が0.1μmの平滑な平面であるランド
部30,32面とした上で、ショットブラストによって
3〜10μmの深さの動圧発生溝に形成したものであ
る。
【0059】いずれにしても、セラミックス動圧軸受2
5,26は、硬質のセラミックス材料で高い精度で前記
動圧発生溝29,31を形成することができ、且つ、そ
の動圧発生に適した摺動部の形状が動圧が発生した状態
においても維持され、しかも、起動及び連続動作摺動時
の際において生ずる固体摩擦に対しても、ある程度の負
荷であれば、耐久性を持って有効に機能する。
【0060】特にボ−ルベアリング軸受を用いて高速に
ポンプ軸9や回転軸14を回した場合には、ボ−ルベア
リングとそれを受ける側との接触が点接触的であるのに
対して、セラミックス動圧軸受25,26は、線接触的
であるので、振動に対してもその衝撃力を全体で受ける
ことができるので、また硬質であることから摺動摩擦や
外的衝撃によっても破損することが無く、また人工心臓
1−1において問題になる軸受による接触摩耗により発
生する熱がほとんど生じない利点があり、しかも軸受の
機能をなして尚且つ耐圧防水シ−ル機能を有するので、
軸受の信頼性の向上と、高価で寿命が短いなど種々の問
題となる従来の耐圧防水のためのシ−ル機構が不要にな
るので、大型になるシ−ル機構を省くことができるの
で、信頼性が高く、而も小型に耐圧防水シ−ル機構を構
成できる利点がある。
【0061】尚、以上の耐圧防水シ−ル機構13を構成
するセラミックス動圧軸受25では、耐圧防水シ−ル機
構として有効に機能させる為には、円板形セラミックス
動圧軸受部25A,26Aと円筒形セラミックス動圧軸
受部25B,26Bとで構成され、この実施例では、円
板形セラミックス動圧軸受部25A,26Aと円筒形セ
ラミックス動圧軸受部25B,26Bとを連通して位置
するように一体形成した図7及び図8に示すように一端
部に鍔を有する中空円筒形状をなして構成している。
【0062】当該セラミックス動圧軸受25,26の円
板形セラミックス動圧軸受部25A,26Aの固定側円
板形セラミックス摺動部材25Aa,26Aa及び円筒
形セラミックス動圧軸受部25B,26Bの固定側円筒
形セラミックス摺動部材25Ba,26Baは、それぞ
れ蓋体16,17の内周部または軸流形スクリュウポン
プ4−1の図示せず固定側に適宜な手段によって固定さ
れ、回転側円板形セラミックス摺動部材25Bb,26
Bbの回転側円板形セラミックス摺動部材25Ab,2
6Ab及び回転側円筒形セラミックス摺動部材25A
b,26Abは防水モ−タ5−1の回転軸14またはポ
ンプ軸9の外周に固定する。
【0063】この際、耐圧防水シ−ル機構13を構成す
るセラミックス動圧軸受25は、耐圧防水シ−ル機構の
作用をなすためには、固定側円板形セラミックス摺動部
材25Aaと回転側円板形セラミックス摺動部材25A
bとが強制的に互いに適度に押圧接触し合う力を与え、
動圧効果による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生させる
軸受機能を十分に発揮できるようにしておくことが望ま
しい。
【0064】そのために、この実施例では、回転側円板
形セラミックス摺動部材25Abを圧力流体側に配置し
て、当該圧力流体からの圧力を受け、回転側円板形セラ
ミックス摺動部材25Abが固定側円板形セラミックス
摺動部材25Aaに押圧されるように構成している。
【0065】いま、この実施例では、オイルシ−ル手段
33を用いているので、耐圧防水シ−ル機構13として
のセラミックス動圧軸受25は、耐圧防水シ−ル機能を
果たしていないが、この実施例に用いたオイルシ−ル手
段33は、上記したように従来のようにモ−タ特性に大
きな負荷を与えるようなものでないため、経時的使用に
よりオイルシ−ル手段33がその機能を十分に維持し得
なくなったり、破損する場合がある。
【0066】このような場合、当該オイルシ−ル手段3
3から当該圧力流体がセラミックス動圧軸受25側に流
れ込んでくると、この圧力流体による圧力が回転側円板
形セラミックス摺動部材25Abを固定側円板形セラミ
ックス摺動部材25Aa側に押圧するので、セラミック
ス動圧軸受25は、耐圧防水シ−ル機能を十分に果たす
耐圧防水シ−ル機構13として十分に発揮する。
【0067】従って、オイルシ−ル手段33が破損した
場合でも、耐圧防水シ−ル機構13が人工心臓1−1の
寿命を更に生かす機能を持つ。
【0068】回転軸14の下端部には、セラミックス動
圧軸受26の抜け止め防止子36が装着され、蓋体17
の外部から出た回転軸14、セラミックス動圧軸受2
6、抜け止め防止子36を保護するカバ−37が上記モ
−タ5−1の適宜箇所に図示せず手段をもって固定され
ている。
【0069】尚、上記した耐圧防水シ−ル機構13は、
人工心臓1に用いたため、圧力流体としては血液となる
が、血液の特殊性を考慮して上記したようにオイルシ−
ル手段33等を用いて当該血液が破損しないように十分
な対策を施す必要があるが、血液のような特殊な圧力流
体を除く圧力を賭けられた状態の水などの場合には、上
記したオイルシ−ル手段33を用いなくても、セラミッ
クス動圧軸受25のみで十分に耐圧防水機能を発揮でき
る。
【0070】なお、オイルシ−ル手段33とセラミック
ス動圧軸受25を用いた場合、上記モ−タ5−1の回転
数を10,000r.p.mに固定し、圧力流体として
の血液の圧力をそれぞれ100mmHg、200mmH
g、300mmHgで、各々数時間運転し、オイルシ−
ル手段33からの血液の漏れを観測した結果について以
下に示す。
【0071】血液圧力が100mmHgの時を10時
間、200mmHgの時を5時間、300mmHgの時
を5時間、合計20時間に渡って上記モ−タ5−1を1
0,000r.p.mで運転した場合でも、オイルシ−
ル手段33からの血液の漏れは生じなかった。
【0072】従って、オイルシ−ル手段33とセラミッ
クス動圧軸受25からなる耐圧防水シ−ル機構13を併
用することで、極めて高い圧力流体の耐圧防水シ−ル機
能を発揮させることができる。
【0073】
【発明の第2実施例】図9は、オイルシ−ル手段33を
用いないことを考慮したポンプ用防水モ−タ5−2の縦
断面図を示すもので、図1に示したポンプ用防水モ−タ
5−1の3個の電機子コイル19−1,・・・,19−
3群をプラスチック60で完全にモ−ルドして、プラス
チックモ−ルド形3相コアレスステ−タ電機子20−1
とすることで、ポンプ用防水モ−タ5−2の振動騒音の
防止を図ると共に、オイルシ−ル手段33を省いたこと
により、もしも圧力流体側の圧力が極度に変化したり、
あるいはセラミックス動圧軸受25が耐圧防水シ−ル機
能を十分に果たすことができずに当該ポンプ用防水モ−
タ5−2内に圧力流体が流れ込んだ場合でも、漏電など
がないようにしたり、当該モ−タ5−2の破損の防止を
確実に行えるようにしている。尚、図9における他の箇
所に説明は図1のモ−タ5−1を参照されたい。
【0074】
【発明の第3実施例】図10は、オイルシ−ル手段33
を用いないことを考慮したポンプ用防水モ−タ5−3の
縦断面図を示すもので、図1に示したポンプ用防水モ−
タ5−1と共通する箇所の説明は上記第1実施例の箇所
を参照し異なる箇所のみを説明すると、円筒ヨ−ク28
−1は円筒ヨ−ク28よりも若干径方向に厚みの厚いも
のにて形成する。
【0075】セラミックス動圧軸受25は、防水モ−タ
5−1と異なり、固定側円板形セラミックス摺動部材2
5Aa及び回転側円板形セラミックス摺動部材25Ab
が反圧力流体側に位置するように当該モ−タ5−3の内
部側に設けて、モ−タ5−3の内部に耐圧防水シ−ル機
構13−1を内蔵する。
【0076】上記円筒ヨ−ク28−1の上端と回転側円
板形セラミックス摺動部材25Ab間に、当該固定側円
板形セラミックス摺動部材25Aaと回転側円板形セラ
ミックス摺動部材25Abとが強制的に互いに適度に押
圧接触し合う力を与えるように圧縮バネ38を介在さ
せ、耐圧防水させるに十分な動圧効果をセラミックス動
圧軸受25によって発生させ、該セラミックス動圧軸受
25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生させる軸受
機能を十分に発揮できるようしている。
【0077】セラミックス動圧軸受25と圧縮バネ38
とによって構成する耐圧防水シ−ル機構13−1は、図
11のように表せる。
【0078】尚、この図11では、図面の都合上、ポン
プ軸9と回転軸14を一体形成した新たな回転軸39を
用いて、ジョイント27及びスクリュウポンプ4−1内
のセラミックス動圧軸受25を省略し、モ−タ5−3内
の1個のセラミックス動圧軸受25のみを耐圧防水シ−
ル機構として利用するようにしているが、単なる図面の
都合上のみでなく、この実施例においても、上記実施例
及び後記する実施例においても、このように構成しても
良く、量産に当たっては、このようにするのが望まし
い。
【0079】またこの図11では、スクリュウポンプ4
内の図 に示したスクリュウベ−ン12と異なる更に改
良した2枚羽根方式のスクリュウベ−ン12−1を描い
ているが、これは本発明の根本的な趣旨ではないので、
この説明は省略する。
【0080】いま、この実施例では、オイルシ−ル手段
33を設けないため、図12を参照して(尚、この図1
2では図面の都合上、セラミックス動圧軸受25の固定
側円板形セラミックス摺動部材25Aa及び固定側円筒
形セラミックス摺動部材25Baを描かず)、図1の防
水モ−タ5−1の場合、人工心臓1−1に用いた場合に
は、図12において矢印H方向から左室内血液の高い流
体圧力が加わるが、円板形セラミックス動圧軸受部25
Aでは矢印I方向に圧力流体を運ぶ動圧効果が発生して
いる。
【0081】円筒形セラミックス動圧軸受部25Bで
は、互いに打ち消し合う矢印J方向と矢印K方向の動圧
効果が発生する。
【0082】従って、全体として考えると、発生動圧
は、円板形セラミックス動圧軸受部25Aの側面から
(矢印I方向から)セラミックス動圧軸受25内に圧力
流体を吸い込んで当該圧力流体をセラミックス動圧軸受
25の下端の矢印L方向に導くことになり、圧力流体は
当該モ−タ5−1内に流れ込む惧れが考えられる。
【0083】かかる惧れは、矢印H方向の圧力流体によ
る圧力が十分に許容できる圧力値のものである場合に
は、円筒形セラミックス動圧軸受部25Bの矢印J方向
と矢印K方向の互いに打ち消し合う中間部において動圧
効果が高まるため、かかる高くなった発生動圧によって
当該圧力流体がセラミックス動圧軸受25の下端の矢印
L方向に導くのを防ぎ、当該圧力流体が当該モ−タ5−
1内に流れ込むのを防げるので、セラミックス動圧軸受
25は十分に耐圧防水シ−ル機能を有する耐圧防水シ−
ル装置13として機能する。
【0084】更にまた、円板形セラミックス動圧軸受部
25Aのランド部30によって発生する動圧効果によっ
ても当該圧力流体が当該モ−タ5−1内に流れ込むのを
防げるので、セラミックス動圧軸受25は十分に耐圧防
水シ−ル機能を有する耐圧防水シ−ル装置13として機
能する。
【0085】しかしながら、人工心臓1−1などのよう
に矢印H方向の流体圧力が非常に高い場合には、セラミ
ックス動圧軸受25を大きなものにして高い動圧効果を
得る必要がある。
【0086】ここでは、この実施例の場合、人工心臓1
−1に用いるセラミックス動圧軸受25は、小さなもの
であることが望ましいため、当該圧力流体が当該モ−タ
5−3内に流れ込むのを防ぐために、セラミックス動圧
軸受25の配置を上記モ−タ5−1と逆配置にし、圧縮
バネ38を用い、矢印H方向の圧力流体の圧力を打ち消
すように、図13に示すように矢印M方向の圧縮バネ3
8のバネ圧により回転側円板形セラミックス摺動部材2
5Abを固定側円板形セラミックス摺動部材25Aaに
強制的に押圧し、耐圧防水させるに十分な動圧効果をセ
ラミックス動圧軸受25によって発生させ、該セラミッ
クス動圧軸受25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発
生させる軸受機能を十分に発揮できるようにすること
で、当該圧力流体が当該モ−タ5−3内に流れ込むのを
防げるので、セラミックス動圧軸受25が十分に耐圧防
水シ−ル機能を有する耐圧防水シ−ル機構13−1とし
て機能する。
【0087】ここで、小さなセラミックス動圧軸受25
のみからなる耐圧防水シ−ル機構13の場合、圧力流体
として生理食塩水を用いた場合、上記図1のモ−タ5−
1を数分間約10,000r.p.mで回したとき、1
00mmHg程度の耐圧力性能が得られた。
【0088】しかしながら、本実施例の耐圧防水シ−ル
機構13−1の場合には、圧力流体として生理食塩水を
用いて当該モ−タ5−3を10分間、約8,000〜1
0,000r.p.mで回したとき、300〜400m
mHg程度の耐圧力性能が得られ十分に耐圧性の生理食
塩水の当該モ−タ5−3側への流れ込みを防止すること
が確認されている。
【0089】
【発明の第4実施例】図14は本発明第4実施例の耐圧
防水シ−ル機構13−2を説明するもので、第3実施例
の場合は、圧縮バネ38をモ−タ5−3内に内蔵した例
を示したが、バネ38をモ−タ5−3内に内蔵すると、
当該モ−タ5−3が大きくなりコスト高になることか
ら、この実施例では、上記第1実施例のモ−タ5−1の
上端に突出した回転軸14に鍔状止子39を固定し、該
鍔状止子39と回転側円板形セラミックス摺動部材25
Ab間に、当該固定側円板形セラミックス摺動部材25
Aaと回転側円板形セラミックス摺動部材25Abとが
強制的に互いに適度に押圧接触し合う力を与えるように
圧縮バネ38を介在させ、耐圧防水させるに十分な動圧
効果をセラミックス動圧軸受25によって発生させ、該
セラミックス動圧軸受25による耐圧防水シ−ル機能と
動圧を発生させる軸受機能を十分に発揮できるようし、
第3実施例の耐圧防水シ−ル機構13−1の場合と同じ
効果を発生できるようにしている。
【0090】
【発明の第5実施例】図15は本発明の第5実施例の耐
圧防水シ−ル機構13−3をポンプ用防水モ−タ5−3
を用いて説明すると、このモ−タ5−3では第3実施例
のモ−タ5−2の強制的押圧手段としてのバネ38に代
えて磁気的手段を用いるもので、円筒ヨ−ク28−1の
上端に磁気シ−ルド円環状円板40を設け、この上端に
N極またはS極の円板状円環反発磁石41を固定し、該
磁石41と対向する面に同極,即ちN極またはS極の磁
極を臨ました円板状円環反発磁石42を回転側円板形セ
ラミックス摺動部材25Abの下面に固定し、円板状円
環反発磁石41の磁力で円板状円環反発磁石42を上方
に反発させることで、固定側円板形セラミックス摺動部
材25Aaと回転側円板形セラミックス摺動部材25A
bとが強制的に互いに適度に押圧接触し合う力を与え
て、耐圧防水させるに十分な動圧効果をセラミックス動
圧軸受25によって発生させ、該セラミックス動圧軸受
25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生させる軸受
機能を十分に発揮できるように構成する。
【0091】
【発明の第6実施例】図16は本発明第6実施例の耐圧
防水シ−ル機構13−4を説明するもので、第5実施例
の場合は、反発磁石41,42をモ−タ5−3内に内蔵
した例を示したが、このようにすると当該モ−タ5−3
が大きくなりコスト高になることから、この実施例で
は、上記第1実施例のモ−タ5−1の上端に突出した回
転軸14に円板状円環磁性体板43を固定し、該円板状
円環磁性体板43の下端面に下端方向にN極またはS極
の磁極を臨ました円板状円環反発磁石44を固定し、該
磁石44と対向する面に同極,即ちN極またはS極の磁
極を臨ました円板状円環反発磁石45を回転側円板形セ
ラミックス摺動部材25Abの上面に固定し、円板状反
発磁石44の磁力で円板状円環反発磁石45を下方に反
発させることで、固定側円板形セラミックス摺動部材2
5Aaと回転側円板形セラミックス摺動部材25Abと
が強制的に互いに適度に押圧接触し合う力を与えて、耐
圧防水させるに十分な動圧効果をセラミックス動圧軸受
25によって発生させ、該セラミックス動圧軸受25に
よる耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生させる軸受機能を
十分に発揮できるように構成する。
【0092】
【発明の第7実施例】図17は本発明第7実施例の耐圧
防水シ−ル機構13−5を説明するもので、第5実施例
の場合は、反発磁石41,42をモ−タ5−3内に内蔵
した例を示したが、このようにすると当該モ−タ5−3
が大きくなりコスト高になることから、この実施例で
は、上記第1実施例のモ−タ5−1の下端部に磁気的反
発力手段を設けるためのスペ−スがカバ−37内に得ら
れている事から、このスペ−ス内に当該磁気的反発力手
段を設けるようにしたものである。
【0093】すなわち、セラミックス動圧軸受26の回
転側円板形セラミックス摺動部材26Bbの下面に下端
方向にN極またはS極の磁極を臨ました円板状円環吸引
磁石46を固定し、該磁石46と対向するカバ−37面
に異極、即ちS極またはN極の磁極を臨ました円板状円
環吸引磁石47を固定し、円板状円環吸引磁石47の磁
力で円板状円環吸引磁石46を下方に吸引させること
で、セラミックス動圧軸受25の固定側円板形セラミッ
クス摺動部材25Aaと回転側円板形セラミックス摺動
部材25Abとが強制的に互いに適度に吸引接触し合う
力を与えて、耐圧防水させるに十分な動圧効果を当該セ
ラミックス動圧軸受25によって発生させ、該セラミッ
クス動圧軸受25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発
生させる軸受機能を十分に発揮できるように構成する。
【0094】
【発明の第8実施例】図18は本発明第8実施例の耐圧
防水シ−ル機構13−5を説明するもので、第5実施例
の場合は、反発磁石41,42をモ−タ5−3内に内蔵
した例を示したが、このようにすると当該モ−タ5−3
が大きくなりコスト高になることから、この実施例で
は、上記第1実施例のモ−タ5−1の蓋体16の上面部
且つ固定側円板形セラミックス摺動部材25Aaの下面
位置に凹部50を形成し、該凹部50に上面方向にN極
またはS極の磁極を臨ました円板状円環吸引磁石48を
固定し、該磁石48と対向する回転側円板形セラミック
ス摺動部材25Abの上面に下面方向に臨む磁極が異
極、即ちS極またはN極の磁極を臨ました円板状円環吸
引磁石49を固定し、円板状円環吸引磁石48の磁力で
円板状円環吸引磁石49を下方に吸引させることで、セ
ラミックス動圧軸受25の固定側円板形セラミックス摺
動部材25Aaと回転側円板形セラミックス摺動部材2
5Abとが強制的に互いに適度に押圧接触し合う力を与
えて、耐圧防水させるに十分な動圧効果を当該セラミッ
クス動圧軸受25によって発生させ、該セラミックス動
圧軸受25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生させ
る軸受機能を十分に発揮できるように構成する。
【0095】
【発明の第9実施例】図19は本発明の耐圧防水シ−ル
機構13−7を第9実施例の遠心ポンプ用遠心ファン5
1に適用した例を示す。
【0096】図19を参照して、この遠心ポンプ用遠心
ファン51の下面には、当該遠心ポンプ用遠心ファン5
1に設けた界磁マグネット52と共同して構成するポン
プ用防水モ−タのための図示せずステ−タ電機子を設
け、このステ−タ電機子に通電することで、遠心ポンプ
用遠心ファン51の回転側遠心ファン55を所定方向に
回転させる。
【0097】遠心ポンプ用遠心ファン51は上端部に圧
力流体流入口53を有し、上面部は中心部上方に臨んで
高くなるように傾斜した傾斜部を有し、下面部は平坦な
面を持つ固定側中空遠心ポンプ用遠心ファン本体54
と、この内部に固定されて回転自在に設けられた回転側
遠心ファン55からなる。
【0098】回転側遠心ファン55は、固定側中空遠心
ポンプ用遠心ファン本体54と略平行な圧力流体流通路
61−1,61−2を形成するための平行ギャップを介
して形成された二重構造の遠心ファン62−1,62−
2を形成したものを用いている。
【0099】下段の遠心ファン62−2は、縦断面中空
山形状の下段側回転中空遠心ポンプ用遠心ファン本体5
8を形成し、この上面傾斜部が当該下段の遠心ファン6
2−2を形成し、遠心ファン本体58の底面59の内部
には、図示せず公知のステ−タ電機子と対向する公知の
界磁マグネット52が設置されている。
【0100】回転側遠心ファン55の中心部の下面に
は、一体して回転する回転軸57が設けられ、固定側中
空遠心ポンプ用回転遠心ファン本体54に回動自在に支
持されている。
【0101】圧力流体流通路63は、上記圧力流体流通
路61−1,61−2と連通する遠心ファン本体58の
底面59の下部に形成している。
【0102】遠心ファン本体58の中心部の下部方向に
臨んで設けられた回転軸57には、上端部が閉じられ、
下端に小さな開口が設けられた一端閉鎖形耐圧防水シ−
ル機構内蔵用筒体64を一体して設け、この防水シ−ル
機構内蔵用筒体64の上部の回転軸57を通す部分から
圧力流体が防水シ−ル機構内蔵用筒体64内に漏洩しな
いように当該防水シ−ル機構内蔵用筒体64の内部にO
リング56を装着している。
【0103】上記回転側遠心ファン55の上段の遠心フ
ァン62−1の中心部には、圧力流体流通路61−2内
に圧力流体を取り入れるための圧力流体流入口65が開
口され、また上記圧力流体流通路61−2内を通ってき
た圧力流体を回転側遠心ファン55の半径外周方向に吐
き出すための圧力流体排出口66を上段の遠心ファン6
2−1と下段の遠心ファン62−2との間の半径外側位
置に形成しており、該圧力流体排出口66と対向する遠
心ファン本体54の側面部67に当該遠心ポンプ用遠心
ファン51の外部矢印方向に導き出すための圧力流体排
出口68を形成している。
【0104】上記防水シ−ル機構内蔵用筒体64の下端
部には、中心部方向に延びた中心部開口を有する鍔69
が一体形成され、該鍔69の中心部から当該防水シ−ル
機構内蔵用筒体64の下端部方向に突出する回転軸57
の周辺から当該防水シ−ル機構内蔵用筒体64内の耐圧
防水シ−ル機構内蔵用スペ−ス70内に圧力流体が入り
込まないようにするためのオイルシ−ル手段71を上記
鍔69の内周部に設けて当該回転軸57の外周に作用さ
せている。
【0105】上記防水シ−ル機構内蔵用筒体64内の回
転軸57に、上記セラミックス動圧軸受25を装着して
いる。
【0106】上記セラミックス動圧軸受25は、適宜な
手段で適宜な固定位置に固定された固定側円板形セラミ
ックス摺動部材25Aa及び回転側円板形セラミックス
摺動部材25Abが反圧力流体側に位置するように当該
防水シ−ル機構内蔵用筒体64内の鍔69の内部側に設
けて、当該防水シ−ル機構内蔵用筒体64の内部に耐圧
防水シ−ル機構13−7を構成する。
【0107】上記防水シ−ル機構内蔵用筒体64の上端
と固定側円板形セラミックス摺動部材25Aa間に、当
該固定側円板形セラミックス摺動部材25Aaと回転側
円板形セラミックス摺動部材25Abとが強制的に互い
に適度に押圧接触し合う力を与えるように圧縮バネ38
を介在させ、耐圧防水させるに十分な動圧効果をセラミ
ックス動圧軸受25によって発生させ、該セラミックス
動圧軸受25による耐圧防水シ−ル機能と動圧を発生さ
せる軸受機能を十分に発揮できるようしている。
【0108】尚、圧力流体の種類及びその圧力値によっ
ては、上記圧縮バネ38及びオイルシ−ル手段71が不
要になることは上記した通りである。
【0109】以上によれば、上記圧縮バネ38及びオイ
ルシ−ル手段71のあると無しに係わらず、上記耐圧防
水シ−ル機構13−7を内蔵する防水シ−ル機構内蔵用
筒体64内へ圧力流体の流れ込みを防ぐことが出来、特
に人工心臓用に用いた場合には、最適なものとなる。
【0110】
【発明の効果】本発明の耐圧防水シ−ル機構は、圧力流
体を用いる装置において、回転軸を高速回転しても回転
軸と軸受とが線接触的になるので寿命が長く、しかも低
騒音振動の期待できる軸受構造となり、また頻繁に動か
されることによって発生する振動によっても軸受の破損
が極めて少なく長寿命が期待でき、軸受をセラミックス
で構成しているので摩擦接触による発生熱が小さく、し
かもその軸受そのものが耐圧防水シ−ル機構を兼ね、メ
ンテナンスサイクルの非常に長い耐圧防水シ−ル機構と
なるので、人工心臓を初めとして種々の圧力流体を用い
る装置に最適な耐圧防水シ−ル装置を安価に得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を説明するための圧力流
体を使用する装置に用いた耐圧防水シ−ル機構の縦断面
図である。
【図2】 図1のA−A’線縦断面図である。
【図3】 図1に用いたポンプ用防水モ−タの主要部の
分解斜視図である。
【図4] 同ポンプ用防水モ−タの
界磁マグネットとステ−タ電機子との展開図である。 【図5乃至図8】 同耐圧防水シ−ル機構を構成するセ
ラミックス動圧軸受の説明図である。
【図9】 本発明の第2実施例としての耐圧防水シ−ル
機構を説明するためのポンプ用防水モ−タの縦断面図で
ある。
【図10】 本発明の第3実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を説明するためのポンプ用防水モ−タの縦断面図
である。
【図11乃至図13】 同耐圧防水シ−ル機構の原理説
明図である。
【図14】 本発明の第4実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を用いたポンプ用防水モ−タの縦断面図である。
【図15】 本発明の第5実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を説明するためのポンプ用防水モ−タの縦断面図
である。
【図16】 本発明の第6実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を用いたポンプ用防水モ−タの縦断面図である。
【図17】 本発明の第7実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を用いたポンプ用防水モ−タの縦断面図である。
【図18】 本発明の第8実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を用いたポンプ用防水モ−タの縦断面図である。
【図19】 本発明の第9実施例としての耐圧防水シ−
ル機構を用いたポンプ用遠心ファンの縦断面図である。
【図20及び図21】 従来例を示す耐圧防水シ−ル機
構を必要とする体内埋設形補助人工心臓の説明図であ
る。
【記号及び符号の説明】
A 心臓 B 左心室 C 心尖部 D 左心房 E 僧帽弁 F 大動脈弁 G 大動脈 1 体内埋設形補助人工心臓 2 心尖部リング 3 軸流形スクリュウモ−タポンプ 4,4−1 軸流形スクリュウポンプ 5,5−1,5−2,5−3 ポンプ用防水モ−タ 6 吸入口 7 先端部ノズル 8 位置決めリング 9 ポンプ軸 10 中空ポンプ本体 11、11−1 軸受 12 スクリュウベ−ン 13 耐圧防水シ−ル機構 14 回転軸 15 円筒形モ−タハウジング 16 、17 蓋体 18 コアレスブラシレス防水モ−タ本体 19−1,・・・,19−3 電機子コイル 19a 発生トルクに寄与する導体部 19b 発生トルクに寄与しない導体部 20 3相コアレスステ−タ電機子 21 界磁マグネット 22−1,・・・、22−3 ホ−ルセンサ 23 制御回路 24−1 正側電源端子 24−2 負側電源端子 25 セラミックス動圧軸受 25A 円板形セラミックス動圧軸受部 25Aa 固定側円板形セラミックス摺動部材 25Ab 回転側円板形セラミックス摺動部材 25B 円筒形セラミックス動圧軸受部 25Ba 固定側円筒形セラミックス摺動部材 25Bb 回転側円筒形セラミックス摺動部材 26A 円板形セラミックス動圧軸受部 26Aa 固定側円板形セラミックス摺動部材 26Ab 回転側円板形セラミックス摺動部材 26B 円筒形セラミックス動圧軸受部 26Ba 固定側円筒形セラミックス摺動部材 26Bb 回転側円筒形セラミックス摺動部材 27 ジョイント 28,28−1 円筒ヨ−ク 29 動圧発生溝 30 ランド部 31 動圧発生溝 32 ランド部 33 オイルシ−ル手段 34,35 透孔 36 抜け止め防止子 37 カバ− 38 圧縮バネ 39 鍔状止子 40 磁気シ−ルド円環状円板 41,42 円板状円環反発磁石 43 円板状円環磁性体板 44,45 円板状円環反発磁石 46,47,48,49 円板状円環吸引磁石 50 凹部 51 遠心ポンプ用遠心ファン 52 界磁マグネット 53 圧力流体流入口 54 固定側中空遠心ポンプ用遠心ファン本体 55 回転側遠心ファン 56 Oリング 57 回転軸 58 下段側回転中空遠心ポンプ用遠心ファン本体 59 底面 61−1,61−2 圧力流体流通路 62−1,62−2 遠心ファン 63 圧力流体流通路 64 一端閉鎖形耐圧防水シ−ル機構内蔵用筒体 65 圧力流体流入口 66 圧力流体排出口 67 側面部 68 圧力流体排出口 69 鍔 70 耐圧防水シ−ル機構内蔵用スペ−ス 71 オイルシ−ル手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 真哲 神奈川県大和市中央林間4丁目9番4号 株式会社シ コ−技研内 審査官 神崎 孝之 (56)参考文献 特開 昭62−159794(JP,A) 特開 昭62−37574(JP,A) 特開 昭63−145816(JP,A) 特開 平3−69815(JP,A) 特開 平1−303313(JP,A) 実開 平5−89945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/48 A61M 1/12 F04D 29/02 F04D 29/04 F04C 2/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体側に回転軸が臨んだ当該回転軸
    を回動自在に支持する部分から圧力流体が流入しないよ
    うに構成した下記構成要素、、を備えたことを特
    徴とする耐圧防水シール機構。 圧力流体側に回転軸
    を臨ませた当該回転軸の外周側及び該回転軸の外周部と
    対向する固定側にセラミックス材からなり、当該回転側
    若しくは固定側セラミックス材の互いに対向する少なく
    とも一方の面に軸方向に形成した動圧発生溝を設けた円
    筒形ラジアルギャップタイプのセラミックス摺動部材を
    備えていること。 上記圧力流体側に回転軸を臨ませ
    た当該回転軸側に設けられた回転側スラスト部及び該回
    転側スラスト部と対向する固定側スラスト部にセラミッ
    クス材からなり、当該回転側若しくは固定側スラストセ
    ラミックス材の互いに対向する少なくとも一方の面に周
    方向に形成した動圧発生溝を設けて形成した円板形アキ
    シャルギャップタイプのセラミックス摺動部材を上記円
    筒形ラジアルギャップタイプセラミックス摺動部材に連
    通して設けていること。 上記圧力流体側に回転軸を
    臨ませた耐圧防水シール機構部分に設けた上記円板形ア
    キシャルギャップタイプのセラミックス摺動部材の回転
    側セラミックス摺動部材と固定側セラミックス摺動部材
    とを互いに圧縮バネにより強制的に押圧させる手段を設
    けていること。
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