JP2002191116A - ケーブル接続部 - Google Patents
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Abstract
バーの外周面と絶縁ブロックの内周面間にギャップが生
じる虞のないケーブル接続部を提供する。 【解決手段】スリーブカバー13は、円筒状のスリーブ
カバー本体18と、このスリーブカバー本体18の一端
部(図中左側)に軸方向外方に向かって連設され、第1
のケーブルの絶縁体12a側に向かって縮径するラッパ
状のテーパ部19とを備えている。プレモールド型ゴム
ブロック絶縁体14の挿通部は、第1のケーブルの絶縁
体12aの外周面に配置される円筒状の第1の挿通部2
3aと、第2のケーブルの絶縁体12bおよびスリーブ
カバー本体18の外周面に配置される円筒状の第2の挿
通部23bと、この第1、第2の挿通部23a、23b
間に連通し、スリーブカバー13のテーパ部19の外周
面に配置される円錐状の挿通部23cとを備えている。
Description
に係わり、特に、接続すべき左右のケーブルの絶縁体外
径が異なるゴム、プラスチック絶縁ケーブルを中間接続
する場合に有用なケーブル接続部に関する。
リエチレン絶縁ビニルシースケーブル(以下、「CVケ
ーブル」という。)の中間接続部のコンパクト化及び高
信頼度化等を図る観点から、ゴムの自己収縮力を利用し
た、いわゆるワンピース・プレモールド型ゴムユニット
を適用したゴムブロック絶縁形普通接続部が開発されて
いる。
通接続部の縦断面図を示している。同図において、かか
るゴムブロック絶縁形普通接続部は、一対の導体1、1
を接続スリーブ2で圧縮接続して成る導体接続部3と、
この導体接続部3の外側に取付けた円筒状のスリーブカ
バー4と、このスリーブカバー4の外周に一対の絶縁体
5、5の外周間に跨って差込み装着された円筒状のプレ
モールド型ゴムブロック絶縁体6とを備えている。
部4aに導体1、1の貫通孔4bを有する両端閉鎖の金
属円筒体で構成され、その外径は絶縁体5、5の外径と
同径とされている。また、プレモールド型ゴムブロック
絶縁体6は、シリコーンゴム材料から成る円筒状の主絶
縁層6aと、この主絶縁層6aの内周面に一体に埋め込
み成形された半導電性シリコーンゴム材料から成る内部
半導電層6bと、主絶縁層6aの外周に一体に成形され
た半導電性シリコーンゴム材料から成る外部半導電層6
cとを備えている。なお、プレモールド型ゴムブロック
絶縁体6の挿通部6dの内径は、絶縁体5、5の外径よ
り若干小径とされている。
ック絶縁体6は、拡径冶具(不図示)を用いることによ
って導体接続部3の外周に一対の絶縁体5、5の外周間
に跨って差し込まれ、ゴムの自己収縮力によって絶縁体
5、5の外周に密着されている。これにより、ゴムブロ
ック絶縁形普通接続部における絶縁性能が確保されてい
る。
型ゴムブロック絶縁体は、接続すべき一対のケーブルの
絶縁体外径が略同一の場合に適用されるように設計され
ている。
下、「小径ケーブル」という。)と絶縁体外径が太いケ
ーブル(以下、「大径ケーブル」という。)とを中間接
続する場合、例えば、接続スリーブの外径が小径ケーブ
ルの絶縁体外径よりも大きくなるような場合において
は、上記のような構成のプレモールド型ゴムブロック絶
縁体は適用できないという難点があった。
を接続する場合(以下、このような接続を「異種ケーブ
ルの中間接続」という。)は、特殊構成のプレモールド
型ゴムブロック絶縁体を使用する必要があった。
ース・プレモールド型ゴムユニットを適用したゴムブロ
ック絶縁形普通接続部の縦断面図を示している。なお、
同図において、図5と同一部分には同一の符号が付され
ている。図6において、かかるゴムブロック絶縁形普通
接続部は、小径ケーブル7aの導体8aと大径ケーブル
7bの導体8bとを接続スリーブ9で圧縮接続して成る
導体接続部10と、この導体接続部10の外側に取付け
られた円筒状のスリーブカバー11と、このスリーブカ
バー11の外周に一対の絶縁体12a、12bの外周間
に跨って差込み装着された円筒状のプレモールド型ゴム
ブロック絶縁体30とを備えている。
ーブル7aの導体8aを受容する小径挿入孔9aと、大
径ケーブル7bの導体8bを受容する大径挿入孔9bを
備えている。
鎖部11a、11bに導体8a、8bの貫通孔11c、
11dを有する両端閉鎖の金属円筒体で構成され、その
外径は大径ケーブル7bの絶縁体12bの外径と同径と
されている。
30は、図5に示すプレモールド型ゴムブロック絶縁体
6と同様に、円筒状の主絶縁層30aと、この主絶縁層
30aの内外周面に一体に形成された内部半導電層30
bおよび外部半導電層(不図示)とを備えており、挿通
部30dの内径は、小径ケーブル7aの絶縁体12a側
に配置される部分が小径とされ、大径ケーブル7bの絶
縁体12b側に配置される部分が大径とされている。
ック絶縁体30は、図5に示すプレモールド型ゴムブロ
ック絶縁体6と同様に、拡径冶具(不図示)を用いるこ
とによって、導体接続部10の外周に異種ケーブルの絶
縁体12a、12bの外周間に跨って差し込まれ、ゴム
の自己収縮力によって絶縁体12a、12bの外周に密
着されている。
うな構成のケーブル接続部においては、プレモールド型
ゴムブロック絶縁体の挿通部の内径が左右で異なってい
ることから、すなわち、プレモールド型ゴムブロック絶
縁体の挿通部の小径部から大径部に移行する部分に段差
部分(以下、「段差部分」という。)が存在することか
ら、これを異種ケーブルの絶縁体間に差込み装着した場
合においては、小径部と大径部の寸法比が適切でない場
合は、プレモールド型ゴムブロック絶縁体の形状が歪ん
だり、スリーブカバーの角部外周とプレモールド型ゴム
ブロック絶縁体の段差部分の内周面間にギャップGが生
じたりするという難点があった。そして、このような構
成のケーブル接続部においては、プレモールド型ゴムブ
ロック絶縁体のケーブルの絶縁体に対するゴム自身の収
縮力による界面圧力が不均一になり、絶縁性能が低下す
る虞があった。
されたもので、異種ケーブルの中間接続において、スリ
ーブカバーの外周面とプレモールド型ゴムブロック絶縁
体の内周面間にギャップが生じる虞のないケーブル接続
部を提供することを目的としている。
るため、本発明のケーブル接続部は、第1のケーブルの
導体と、第1のケーブルの絶縁体の外径よりも大径の絶
縁体を有する第2のケーブルの導体とを接続して成る導
体接続部と、この導体接続部の外側に取付けられる円筒
状のスリーブカバーと、このスリーブカバーの外周に第
1、第2のケーブルの絶縁体間に跨がって挿通される円
筒状の絶縁ブロックとを備えるケーブル接続部におい
て、スリーブカバーは、導体接続部の外側に取付けられ
る円筒状のスリーブカバー本体と、このスリーブカバー
本体の第1のケーブル側の端部に軸方向外方に連設さ
れ、第1のケーブルの絶縁体側に向かって縮径するテー
パ部とを備えることを特徴としている。
挿通部は、第1のケーブルの絶縁体の外周面に配置され
る円筒状の第1の挿通部と、第2のケーブルの絶縁体お
よびスリーブカバー本体の外周面に配置される円筒状の
第2の挿通部と、この第1、第2の挿通部間に連通し、
スリーブカバーのテーパ部の外周面に配置される円錐状
の挿通部とを備えることを特徴としている。
は、プレモールド型ゴムブロックで構成され、このプレ
モールド型ゴムブロックは、差込み装着されて第1の挿
通部が第1のケーブルの絶縁体の外周面に、2の挿通部
が第2のケーブルの絶縁体およびスリーブカバー本体の
外周面に、円錐状の挿通部がスリーブカバーのテーパ部
の外周面にそれぞれ密接されることを特徴としている。
は、押出し注型により形成したポリオレフイン系樹脂ブ
ロックで構成され、このポリオレフイン系樹脂ブロック
は、加熱、加圧されて第1の挿通部が第1のケーブルの
絶縁体の外周面に、2の挿通部が第2のケーブルの絶縁
体およびスリーブカバー本体の外周面に、円錐状の挿通
部がスリーブカバーのテーパ部の外周面にそれぞれ接着
されることを特徴としている。
ば、スリーブカバー本体の第1のケーブル側の端部に第
1のケーブルの絶縁体側に向かって滑らかに縮径するテ
ーパ部が形成され、このテーパ部の外周面に、当該テー
パ部と対応する円錐状の挿通部を備える絶縁ブロックが
配設されていることから、スリーブカバー本体の外周面
と絶縁ブロックの内周面間にギャップが生じる虞がなく
なる。
適用した好ましい実施の形態例について、図面を参照し
て説明する。
断面図、図2は、図1の要部拡大縦断面図、図3は、図
1のA矢視図を示している。なお、これらの図におい
て、図6と共通する部分には同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
ては、接続すべき一方の小径ケーブル(以下、「第1の
ケーブル」という。)7aとして、導体断面積が80m
m2相当の66kV級CVケーブルを、他方の大径ケー
ブル(以下、「第2のケーブル」という。)7bとし
て、導体断面積が400mm2相当の66kV級CVケ
ーブルを使用するものとする。この場合、後述する接続
スリーブ9の小径挿入孔9aの内径は、第1のケーブル
7aの導体8a外径に合わせて10.8mm程度とさ
れ、大径挿入孔9bの内径は、第2のケーブル7bの導
体8b外径に合わせて24.1mm程度とされ、また、
接続スリーブ9の外径は33mm程度とされている。
1、第2のケーブル7a、7bの導体8a、8bの導体
接続部10と、この導体接続部10の外側に取付けられ
たスリーブカバー13と、このスリーブカバー13の外
周に第1、第2のケーブル7a、7bの絶縁体12a、
12b間に跨って差込み装着された絶縁ブロックとして
のプレモールド型ゴムブロック絶縁体14とを備えてい
る。
続部10は、次のようにして形成されている。先ず、第
1、第2のケーブル7a、7bのシース15a、15
b、遮蔽層16a、16b、外部半導電層17a、17
b及び絶縁体12a、12bをそれぞれ段剥して導体8
a、8bをそれぞれ露出させる。そして、これらの露出
させた第1のケーブル7aの導体8aを接続スリーブ9
の小径挿入孔9aに、第2のケーブル7bの導体8bを
接続スリーブ9の大径挿入孔9bにそれぞれ挿入して圧
縮する。これにより、第1、第2のケーブル7a、7b
の導体8a、8bが相互に電気的に接続される。
10の外側に取付けられる円筒状のスリーブカバー本体
18と、このスリーブカバー本体18の第1のケーブル
7a側の端部(図中左側)に軸方向外方に向かって連設
され、第1のケーブル7aの絶縁体12a側に向かって
滑らかに縮径するラッパ状のテーパ部19とを備えてお
り、スリーブカバー本体18の外周面には、複数個(例
えば2個)の環状の凹溝20a、20bが軸方向に沿っ
て離間して設けられ、また、スリーブカバー本体18の
開放端(図中右側)およびテーパ部19の小径端(図中
左側)には、必要により、内方に向かう第1、第2の環
状部材18a、19aが連設されている。なお、スリー
ブカバー13は、アルミニウムや銅等の金属材料で形成
されている。
は、第2のケーブル7bの絶縁体12bの外径と同径と
され、内径は、接続スリーブ9の外径と同径若しくはこ
れより若干大径とされている。また、テーパ部19の小
径端の外径は、第1のケーブル7aの絶縁体12aの外
径と同径とされ、更に、第1の環状部材18aの内径
は、第2のケーブル7bの導体8bの外径と略同径とさ
れ、第2の環状部材19aの内径は、第1のケーブル7
aの導体8aの外径と略同径とされている。なお、第
1、第2の環状部材18a、19aを有するスリーブカ
バー13においては、それ自身の位置決めを容易に行な
うことができるという利点がある。
図3に示すように、その中心軸を通る平面で複数個に分
割(例えば2分割)されており、分割された一対のスリ
ーブカバー半部13a、13bは、分割面を対向させて
次のようにして導体接続部10の外側に取付けられてい
る。すなわち、一対のスリーブカバー半部13a、13
bを導体接続部10の両側から挟むようにして配置し、
凹溝20a、20b(図2参照)にOリング21a、2
1bを嵌着する。これにより、一対のスリーブカバー半
部13a、13bが一体化される。なお、一対のスリー
ブカバー半部13a、13bを一体化する方法は、Oリ
ング21a、21bの嵌着によるものに限定されず、例
えば、一対のスリーブカバー半部13a、13bに、図
3中点線で示すように、分割面と直交するようにネジ孔
22a、22bをそれぞれ設け、これらのネジ孔22
a、22bにボルト(不図示)を取付けて両者を一体化
しても良い。
型ゴムブロック絶縁体14は、シリコーンゴム製の円筒
状の主絶縁層14aと、この主絶縁層14aの内周面に
一体に埋め込み成形された円筒状の内部半導電層14b
と、主絶縁層14aの外周面に一体に成形された外部半
導電層14cとを備えている。
体14の挿通部は、第1のケーブル7aの絶縁体12a
の外周面に配置される円筒状の第1の挿通部23aと、
第2のケーブル7bの絶縁体12bおよびスリーブカバ
ー本体18の外周面に配置される円筒状の第2の挿通部
23bと、この第1、第2の挿通部23a、23b間に
連通し、スリーブカバー13のテーパ部19の外周面に
配置される円錐状の挿通部23cとを備えている。な
お、第1の挿通部23aの内径は第1のケーブル7aの
絶縁体12aの外径と同等かそれより若干小径とされ、
第2の挿通部23bの内径は第2のケーブル7bの絶縁
体12bの外径と同等かそれより若干小径とされ、円錐
状の挿通部23cのテーパ径はスリーブカバー13のテ
ーパ部19の外径と同等かそれより若干小径とされてい
る。
ック絶縁体14は、現地において、拡径冶具(不図示)
を用いることによって、何れか一方のケーブル7a、7
bに嵌挿される。そして、導体接続部10の形成作業が
終了した後に、何れか一方のケーブル7a、7bに嵌挿
しておいたプレモールド型ゴムブロック絶縁体14を規
定位置に配置し、拡径冶具を取外す。これにより、プレ
モールド型ゴムブロック絶縁体14が導体接続部10の
外周に第1、第2のケーブル7a、7bの絶縁体12
a、12bの外周間に跨って被着され、自己収縮力によ
って絶縁体12a、12bの外周に密着されることにな
る。
縁体14の外周面には、一対の外部半導電層17a、1
7b及びケーブル遮蔽層16a、16b間に跨ってメッ
シュ状の遮蔽テープ24が巻回され、この外側には金属
管等から成る保護管25が設けられる。なお、図中、2
6はポリ塩化ビニル等のデッピング等により形成される
保護層、27a、27bは接地線、28a、28bは防
水保護層、29は防水混和物をそれぞれ示している。
は、スリーブカバーに第1のケーブル側に向かって滑ら
かに縮径するテーパ部が設けられ、このテーパ部の外表
面にプレモールド型ゴムブロック絶縁体の円錐状の挿通
部が所定の面圧を維持して配設されていることから、ス
リーブカバーの外周面とプレモールド型ゴムブロック絶
縁体の内周面間の界面にギャップを生ずる虞がなく、ひ
いては、絶縁性能の優れたケーブル接続部を提供するこ
とができる。
7aとして、導体断面積が80mm 2相当の66kV級
CVケーブルを、第2のケーブル7bとして、導体断面
積が400mm2相当の66kV級CVケーブルを使用
した場合について述べているが、これらの第1、第2の
ケーブル7a、7bは、その絶縁体外径が多少太くなっ
ても若しくは多少細くなっても一つのプレモールド型ゴ
ムブロック絶縁体で対応可能とされている。例えば、第
1の挿通部23aの内径が26mmとされ、第2の挿通
部23bの内径が31.5mmとされたプレモールド型
ゴムブロック絶縁体においては、前者については絶縁体
外径が30.8mm〜34.7mmのケーブルに適用で
き、後者については絶縁体外径が37〜44.1mmの
ケーブルに適用できる。また、本実施例においては、プ
レモールド型ゴムブロック絶縁体として、シリコーンゴ
ム製のものを使用した場合について述べているが、本発
明はこれに限定されず、例えば、エチレンプロピレンゴ
ム材料で形成したプレモールド型ゴムブロック絶縁体を
使用しても良い。但し、シリコーンゴム製のプレモール
ド型ゴムブロック絶縁体の方がエチレンプロピレンゴム
製のプレモールド型ゴムブロック絶縁体よりも、耐熱性
がよく、また、拡径性や復元性にも優れている。さら
に、本実施例においては、絶縁ブロックの挿通部に円錐
状の挿通部を設けた場合について述べているが、第1、
第2のケーブルの外径差が小さい場合には、絶縁ブロッ
クの挿通部に円錐状の挿通部を設けなくても良い。この
場合においては、プレモールド型ゴムブロック絶縁体の
ゴムの収縮力によって、絶縁ブロックの挿通部をケーブ
ル絶縁体の外周に密着させることができる。
ル接続部の要部説明図である。なお、同図において、図
1〜図3と共通する部分には同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。図4において、導体接続部10の外側
にテーパ部19を有するスリーブカバー13を取付け、
この外側に、前述の実施例におけるプレモールド型ゴム
ブロック14と同様の形状を呈する絶縁ブロックを第
1、第2のケーブル7a、7bの絶縁体12a、12b
の外周間に跨って被着する点は、前述の実施例と同様で
ある。
て、品質管理の容易な工場において押出し注型により作
成したポリオレフイン系樹脂ブロック14´が用いられ
る。
´は、未架橋のポリエチレン樹脂で形成される主絶縁層
14a´と、未架橋の半導電性ポリエチレン樹脂から成
り、主絶縁層14a´の内外周に形成される内部半導電
層14b´および外部半導電層14c´とを備えてい
る。ここで、第1の挿通部23a´の内径は第1のケー
ブル7aの絶縁体12aの外径と同等とされ、第2の挿
通部23b´の内径は第2のケーブル7bの絶縁体12
bの外径と同等とされ、円錐状の挿通部23c´のテー
パ径はスリーブカバー13のテーパ部19の外径と同等
とされている。なお、ポリオレフイン系樹脂ブロック1
4´は、その中心軸を通る平面で複数個に分割(例えば
2分割)されている。
ロック14´は、ケーブルの接続工事現場に搬入され、
当該現場において加熱、加圧されて第1の挿通部23a
´が第1のケーブル7aの絶縁体12aの外周面に、第
2の挿通部23b´が第2のケーブル7bの絶縁体12
bおよびスリーブカバー本体18の外周面に、円錐状の
挿通部23c´がスリーブカバー13のテーパ部19の
外周面にそれぞれ接着されることになる。
様に、滑らかに縮径するテーパ部の外表面にポリオレフ
イン系樹脂ブロックの円錐状の挿通部が加熱、加圧され
て接着されていることから、スリーブカバーの外周面と
ポリオレフイン系樹脂ブロックの内周面間の界面にギャ
ップを生ずる虞がなく、ひいては、絶縁性能の優れたケ
ーブル接続部を提供することができる。
級のCVケーブルの中間接続部について述べているが、
本発明は、この種のケーブルに限定されず、例えば、3
3kV未満若しくは33kVを超えるゴム、プラスチッ
ク絶縁ケーブルの中間接続部に適用してもよい。
のケーブル接続部によれば、滑らかに縮径するテーパ部
の外表面に絶縁ブロックの円錐状の挿通部が被着されて
いることから、スリーブカバーの外周面と絶縁ブロック
の内周面間の界面にギャップを生ずる虞がなく、ひいて
は、絶縁性能の優れたケーブル接続部を提供することが
できる。
部縦断面図。
絶縁体) 13・・・・・・スリーブカバー 18・・・・スリーブカバー本体 19・・・・・・テーパ部 23a・・・・・・第1の挿通部 23b・・・・・・第2の挿通部 23c・・・・・・円錐状の挿通部
Claims (4)
- 【請求項1】第1のケーブルの導体と、前記第1のケー
ブルの絶縁体の外径よりも大径の絶縁体を有する第2の
ケーブルの導体とを接続して成る導体接続部と、この導
体接続部の外側に取付けられる円筒状のスリーブカバー
と、このスリーブカバーの外周に前記第1、第2のケー
ブルの絶縁体間に跨がって挿通される円筒状の絶縁ブロ
ックとを備えることを特徴とするケーブル接続部。 - 【請求項2】前記絶縁ブロックの挿通部は、前記第1の
ケーブルの絶縁体の外周面に配置される円筒状の第1の
挿通部と、前記第2のケーブルの絶縁体および前記スリ
ーブカバー本体の外周面に配置される円筒状の第2の挿
通部と、この第1、第2の挿通部間に連通し、前記スリ
ーブカバーのテーパ部の外周面に配置される円錐状の挿
通部とを備えることを特徴とする請求項1記載のケーブ
ル接続部。 - 【請求項3】前記絶縁ブロックは、プレモールド型ゴム
ブロックで構成され、このプレモールド型ゴムブロック
は、差込み装着されて前記第1の挿通部が前記第1のケ
ーブルの絶縁体の外周面に、前記2の挿通部が前記第2
のケーブルの絶縁体および前記スリーブカバー本体の外
周面に、前記円錐状の挿通部が前記スリーブカバーのテ
ーパ部の外周面にそれぞれ密接されることを特徴とする
請求項1または請求項2記載のケーブル接続部。 - 【請求項4】前記絶縁ブロックは、押出し注型により形
成したポリオレフイン系樹脂ブロックで構成され、この
ポリオレフイン系樹脂ブロックは、加熱、加圧されて前
記第1の挿通部が前記第1のケーブルの絶縁体の外周面
に、前記2の挿通部が前記第2のケーブルの絶縁体およ
び前記スリーブカバー本体の外周面に、前記円錐状の挿
通部が前記スリーブカバーのテーパ部の外周面にそれぞ
れ接着されることを特徴とする請求項1または請求項2
記載のケーブル接続部。
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