JP2002190729A - 出力回路の電流制御装置及びドライバ回路の電流制御装置 - Google Patents

出力回路の電流制御装置及びドライバ回路の電流制御装置

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JP2002190729A
JP2002190729A JP2000382333A JP2000382333A JP2002190729A JP 2002190729 A JP2002190729 A JP 2002190729A JP 2000382333 A JP2000382333 A JP 2000382333A JP 2000382333 A JP2000382333 A JP 2000382333A JP 2002190729 A JP2002190729 A JP 2002190729A
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Yoshirou Iwasa
伊郎 岩佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電流を低減するのに好適な出力回路の電
流制御装置およびドライバ回路の電流制御装置を提供す
る。 【解決手段】 負荷を駆動するための駆動信号を出力す
る出力用トランジスタ12と、出力用トランジスタ12
のスイッチングを制御する制御用トランジスタ14と、
出力用トランジスタ12の基板電位に応じて出力用トラ
ンジスタ12がオフとなる信号を出力用トランジスタ1
2の信号入力端子に出力する停止用トランジスタ16と
を備えるドライバ回路10において、制御用トランジス
タ14のn型MOS14bのソース端子と接地電位との
間に抵抗素子としてのn型MOS18を設けた。これに
より、n型MOS14bがオンとなってp型MOS12
aがオンとなった状態で、出力用トランジスタ12の出
力に電源電圧Vccよりも高い電圧が外部回路等から印加
されたときに、基板に流れ込もうとする電流量が抑制さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力回路またはド
ライバ回路に適用する電流制御装置に係り、特に、消費
電流を低減するのに好適な出力回路の電流制御装置およ
びドライバ回路の電流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】より高密度の回路を形成するために、集
積半導体回路技術で使用される装置の形状を小型化また
は縮小する際、小型の装置における絶縁破壊を避けるた
めに、これまで一般に受け入れられてきた5〔V〕の標
準供給電圧より低い電圧を供給する電源が必要になって
きた。5〔V〕の電源からより低い電源、例えば3.3
〔V〕から3.6〔V〕への移行の際、標準の5〔V〕
電源で共に使用されるように設計された回路と、より低
い3.3〜3.6〔V〕の電源で使用されるように設計
された回路の混合体が使用される。一般にメモリ回路の
形状は、メモリ回路に結合されている論理回路の形状よ
りも速く縮小される。具体的には、CMOSランダム・
アクセス・メモリは、現在は約3.3〜3.6〔V〕電
源技術で設計されているが、メモリから出力信号または
データを受け取るトランジスタ・トランジスタ論理(T
TL)型回路などの論理回路は、依然として5〔V〕電
源技術で設計されている。これらの低圧メモリ回路がオ
フ・チップ・ドライバを介して高圧論理回路に給電する
場合、メモリ回路と論理回路の間のインターフェースを
形成するオフ・チップ・ドライバ中の一部のデバイスの
薄い絶縁層または酸化物層中に過大な電圧応力が発生
し、さらにその中に好ましくない電流漏洩経路ができ、
その結果、電力損失および時には深刻なCMOSのラッ
チアップの問題が生じる。
【0003】従来、負荷を駆動するドライバ回路として
は、図5に示すようなものがあった。図5は、従来のド
ライバ回路の構成を示す回路図である。このドライバ回
路は、図5に示すように、負荷を駆動するための駆動信
号を出力する出力用トランジスタ12と、出力用トラン
ジスタ12のスイッチングを制御する制御用トランジス
タ14と、出力用トランジスタ12の基板電位に応じて
出力用トランジスタ12がオフとなる信号を出力用トラ
ンジスタ12の信号入力端子に出力する停止用トランジ
スタ16とで構成されている。
【0004】出力用トランジスタ12は、pチャネル型
MOS電界効果トランジスタ(以下、単にp型MOSと
いう。)12aと、nチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタ(以下、単にn型MOSという。)12bとから
なるCMOS(ComplementaryMOS)であり、p型MO
S12aは、電源Vcc(例えば、3〔V〕)にソース端
子を接続しており、n型MOS12bは、p型MOS1
2aのドレイン端子にドレイン端子を接続しかつソース
端子を接地している。そして、p型MOS12aおよび
n型MOS12bのドレイン端子を出力としている。
【0005】制御用トランジスタ14は、p型MOS1
4aと、n型MOS14bとからなるCMOSであり、
p型MOS14aは、電源Vccにソース端子を接続して
おり、n型MOS14bは、p型MOS14aのドレイ
ン端子にドレイン端子を接続しかつソース端子を接地し
ている。そして、p型MOS14aおよびn型MOS1
4bのドレイン端子を出力としてp型MOS12aのゲ
ート端子に接続している。
【0006】なお、p型MOS14aおよびn型MOS
14bのゲート端子には、これらをスイッチングするた
めの制御信号Dが入力される。また、n型MOS12b
のゲート端子には、通常、p型MOS12aのゲート端
子に入力されるのと同じ信号が入力されるのであるが、
同じ信号を同時に入力すると、p型MOS12aおよび
n型MOS12bがスイッチングするときに外部回路等
からの電流がドライバ回路内部に流れ込んでしまう可能
性があることから、p型MOS12aおよびn型MOS
12bが両方ともオフとなる状態を作ることによりこれ
を防止するために、n型MOS12bのゲート端子に
は、p型MOS12aのゲート端子に入力されるのと同
じ信号(制御信号Dの反転信号)が、p型MOS12a
への入力タイミングよりも若干の遅れをもって入力され
る。
【0007】停止用トランジスタ16は、p型MOSか
らなり、p型MOS12aのサブストレート端子にドレ
イン端子およびサブストレート端子を接続しかつp型M
OS12aのゲート端子にソース端子を接続しており、
さらに電源Vccにゲート端子を接続している。停止用ト
ランジスタ16は、出力用トランジスタ12の出力に電
源電圧Vccよりも高い電圧(例えば、5〔V〕)が外部
回路等から印加されたときに、p型MOS12aをオフ
状態に維持するためのフェールセーフ回路であって、具
体的に次のように動作する。まず、出力用トランジスタ
12の出力端子に電源電圧Vccよりも高い電圧が印加さ
れると、p型MOS12aの基板電位が上昇し、停止用
トランジスタ16のドレイン端子およびサブストレート
端子の電位がソース端子の電位よりも高くなる。これに
より、停止用トランジスタ16がオンとなるので、p型
MOS12aのゲート端子にハイレベルの信号が出力さ
れ、p型MOS12aがオフとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドライバ回路にあっては、n型MOS14bがオン
となってp型MOS12aがオンとなった状態で、出力
用トランジスタ12の出力に電源電圧Vccよりも高い電
圧が外部回路等から印加されると、図5の波線矢印で示
すように、p型MOS12aのサブストレート端子、停
止用トランジスタ16のドレイン/ソース間、およびn
型MOS14bのドレイン/ソース間を経由して基板に
電流が流れ込んでしまい、消費電流の増加を招く要因と
なっていた。
【0009】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、消費電流を低減するのに好適な出力回路の電流制御
装置およびドライバ回路の電流制御装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の出力回路の電流制御装
置は、信号を出力する出力用トランジスタと、前記出力
用トランジスタのスイッチングを制御する制御用トラン
ジスタと、前記出力用トランジスタの基板電位に応じて
前記出力用トランジスタがオフとなる信号を前記出力用
トランジスタの信号入力端子に出力する停止用トランジ
スタとを備えた出力回路に適用する電流制御装置におい
て、前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ
および接地電位を少なくとも経由してなる電流経路に抵
抗素子を設けた。
【0011】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタおよび制御用トランジスタを経
由して接地電位に電流が流れ込もうとするが、その電流
経路にある抵抗素子の抵抗により、その流れ込み量が抑
制される。
【0012】ここで、抵抗素子とは、抵抗値を有する素
子をいい、これには、例えば、抵抗やトランジスタが含
まれる。以下、請求項2、3、8および9記載のドライ
バ回路の電流制御装置、並びに請求項7記載の出力回路
の電流制御装置において同じである。また、抵抗素子
は、電流経路であればどこに設けてもよいが、出力用ト
ランジスタと停止用トランジスタとの間に設けた場合
は、停止用トランジスタの応答が遅くなり、制御用トラ
ンジスタと出力用トランジスタとの間に設けた場合は、
出力用トランジスタの応答が遅くなるので、応答が遅れ
ることによる影響が少ないと思われる制御用トランジス
タと接地電位との間に設けるのが好ましい。
【0013】また、制御用トランジスタは、単一のトラ
ンジスタで構成されていても、CMOSのように複数の
トランジスタで構成されていてもよい。このことは、制
御用トランジスタおよび停止用トランジスタについても
同様である。以下、請求項2および3記載のドライバ回
路の電流制御装置において同じである。また、出力用ト
ランジスタ、制御用トランジスタおよび停止用トランジ
スタとは、少なくとも1つの障壁(pn接合など)を有
し、電気信号を増幅可能な3端子素子をいい、これに
は、入力電流によって出力電流を制御するバイポーラト
ランジスタや、入力電圧によって出力電流を制御するユ
ニポーラトランジスタ(電界効果トランジスタ)が含ま
れる。以下、請求項2、3、8および9記載のドライバ
回路の電流制御装置、並びに請求項7記載の出力回路の
電流制御装置において同じである。
【0014】また、信号入力端子とは、トランジスタの
制御信号を入力するための端子をいい、例えば、バイポ
ーラトランジスタであればベース端子をいい、ユニポー
ラトランジスタであればゲート端子をいう。以下、請求
項2、3、8および9記載のドライバ回路の電流制御装
置、並びに請求項7記載の出力回路の電流制御装置にお
いて同じである。
【0015】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項2記載のドライバ回路の電流制御装置は、
負荷を駆動するための駆動信号を出力する出力用トラン
ジスタと、前記出力用トランジスタのスイッチングを制
御する制御用トランジスタと、前記出力用トランジスタ
の基板電位に応じて前記出力用トランジスタがオフとな
る信号を前記出力用トランジスタの信号入力端子に出力
する停止用トランジスタとを備えたドライバ回路に適用
する電流制御装置において、前記停止用トランジスタ、
前記制御用トランジスタおよび接地電位を少なくとも経
由してなる電流経路のうち前記制御用トランジスタと接
地電位との間に抵抗素子を設けた。
【0016】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタおよび制御用トランジスタを経
由して接地電位に電流が流れ込もうとするが、その電流
経路のうち制御用トランジスタと接地電位との間にある
抵抗素子の抵抗により、その流れ込み量が抑制される。
【0017】さらに、本発明に係る請求項3記載のドラ
イバ回路の電流制御装置は、負荷を駆動するための駆動
信号を出力する出力用トランジスタと、前記出力用トラ
ンジスタの信号入力端子に電流入力端子を接続しかつ電
流出力端子を接地した前記出力用トランジスタのスイッ
チングを制御する制御用トランジスタと、前記出力用ト
ランジスタの基板と信号入力端子との間に電流入力端子
および電流出力端子を接続して前記出力用トランジスタ
の基板電位に応じて前記出力用トランジスタがオフとな
る信号を出力する停止用トランジスタとを備えるドライ
バ回路に適用する電流制御装置において、前記停止用ト
ランジスタ、前記制御用トランジスタおよび接地電位を
少なくとも経由してなる電流経路のうち前記制御用トラ
ンジスタの電流出力端子と接地電位との間に抵抗素子を
設けた。
【0018】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタの電流入力端子/電流出力端子
間、および制御用トランジスタの電流入力端子/電流出
力端子間を経由して接地電位に電流が流れ込もうとする
が、その電流経路のうち制御用トランジスタの電流出力
端子と接地電位との間にある抵抗素子の抵抗により、そ
の流れ込み量が抑制される。
【0019】ここで、電流入力端子および電流出力端子
とは、トランジスタの制御対象となる電流を入出力する
ための端子をいい、例えば、バイポーラトランジスタで
あればコレクタ端子およびエミッタ端子をいい、ユニポ
ーラトランジスタであればソース端子およびドレイン端
子をいう。以下、請求項9記載のドライバ回路の電流制
御装置において同じである。
【0020】さらに、本発明に係る請求項4記載のドラ
イバ回路の電流制御装置は、請求項2および3のいずれ
かに記載のドライバ回路の電流制御装置において、前記
抵抗素子は、前記制御用トランジスタの信号入力端子に
信号入力端子を接続したトランジスタである。このよう
な構成であれば、抵抗素子としてのトランジスタの電流
入力端子/電流出力端子間の抵抗により、流れ込み量が
抑制される。
【0021】さらに、本発明に係る請求項5記載のドラ
イバ回路の電流制御装置は、請求項2および3のいずれ
かに記載のドライバ回路の電流制御装置において、前記
抵抗素子は、信号入力端子を電源に接続したp型トラン
ジスタである。このような構成であれば、p型トランジ
スタは、信号入力端子に電源電圧が印加されてオフとな
るので、p型トランジスタの電流入力端子/電流出力端
子間の抵抗により、流れ込み量が抑制される。
【0022】ここで、p型トランジスタとは、信号入力
端子をn型半導体で、電流入力端子および電流出力端子
をp型半導体で形成したトランジスタをいい、pnpト
ランジスタのほか、pチャネル型MOS電界効果トラン
ジスタもこれに含まれる。さらに、本発明に係る請求項
6記載のドライバ回路の電流制御装置は、請求項2およ
び3のいずれかに記載のドライバ回路の電流制御装置に
おいて、前記抵抗素子は、半導体装置の基板層または拡
散層の抵抗を利用して形成した素子である。
【0023】このような構成であれば、半導体装置の基
板層または拡散層の抵抗により、流れ込み量が抑制され
る。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請
求項7記載の出力回路の電流制御装置は、信号を出力す
る出力用トランジスタと、前記出力用トランジスタのス
イッチングを制御する制御用トランジスタと、前記出力
用トランジスタの基板電位に応じて前記出力用トランジ
スタがオフとなる信号を前記出力用トランジスタの信号
入力端子に出力する停止用トランジスタとを備えた出力
回路に適用する電流制御装置において、前記停止用トラ
ンジスタ、前記制御用トランジスタおよび前記制御用ト
ランジスタの電流入力端子よりも低い電位の低電位経路
を少なくとも経由してなる電流経路に抵抗素子を設け
た。
【0024】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタおよび制御用トランジスタを経
由して低電位経路に電流が流れ込もうとするが、その電
流経路にある抵抗素子の抵抗により、その流れ込み量が
抑制される。
【0025】ここで、抵抗素子は、電流経路であればど
こに設けてもよいが、出力用トランジスタと停止用トラ
ンジスタとの間に設けた場合は、停止用トランジスタの
応答が遅くなり、制御用トランジスタと出力用トランジ
スタとの間に設けた場合は、出力用トランジスタの応答
が遅くなるので、応答が遅れることによる影響が少ない
と思われる制御用トランジスタと低電位経路との間に設
けるのが好ましい。
【0026】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項8記載のドライバ回路の電流制御装置は、
負荷を駆動するための駆動信号を出力する出力用トラン
ジスタと、前記出力用トランジスタのスイッチングを制
御する制御用トランジスタと、前記出力用トランジスタ
の基板電位に応じて前記出力用トランジスタがオフとな
る信号を前記出力用トランジスタの信号入力端子に出力
する停止用トランジスタとを備えたドライバ回路に適用
する電流制御装置において、前記停止用トランジスタ、
前記制御用トランジスタおよび前記制御用トランジスタ
の電流入力端子よりも低い電位の低電位経路を少なくと
も経由してなる電流経路のうち、前記制御用トランジス
タと前記低電位経路との間に抵抗素子を設けた。
【0027】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタおよび制御用トランジスタを経
由して低電位経路に電流が流れ込もうとするが、その電
流経路のうち制御用トランジスタと低電位経路との間に
ある抵抗素子の抵抗により、その流れ込み量が抑制され
る。
【0028】さらに、本発明に係る請求項9記載のドラ
イバ回路の電流制御装置は、負荷を駆動するための駆動
信号を出力する出力用トランジスタと、前記出力用トラ
ンジスタの信号入力端子に電流入力端子を接続しかつ前
記電流入力端子よりも低い電位の低電位経路に電流出力
端子を接続した前記出力用トランジスタのスイッチング
を制御する制御用トランジスタと、前記出力用トランジ
スタの基板と信号入力端子との間に電流入力端子および
電流出力端子を接続して前記出力用トランジスタの基板
電位に応じて前記出力用トランジスタがオフとなる信号
を出力する停止用トランジスタとを備えるドライバ回路
に適用する電流制御装置において、前記停止用トランジ
スタ、前記制御用トランジスタおよび前記低電位経路を
少なくとも経由してなる電流経路のうち、前記制御用ト
ランジスタの電流出力端子と前記低電位経路との間に抵
抗素子を設けた。
【0029】このような構成であれば、出力用トランジ
スタがオンとなった状態で、出力用トランジスタの出力
に電源電圧よりも高い電圧が外部回路等から印加される
と、停止用トランジスタの電流入力端子/電流出力端子
間、および制御用トランジスタの電流入力端子/電流出
力端子間を経由して低電位経路に電流が流れ込もうとす
るが、その電流経路のうち制御用トランジスタの電流出
力端子と低電位経路との間にある抵抗素子の抵抗によ
り、その流れ込み量が抑制される。
【0030】さらに、本発明に係る請求項10記載のド
ライバ回路の電流制御装置は、請求項8および9のいず
れかに記載のドライバ回路の電流制御装置において、前
記抵抗素子は、前記制御用トランジスタの信号入力端子
に信号入力端子を接続したトランジスタである。このよ
うな構成であれば、抵抗素子としてのトランジスタの電
流入力端子/電流出力端子間の抵抗により、流れ込み量
が抑制される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
出力回路の電流制御装置およびドライバ回路の電流制御
装置の第1の実施の形態を示す図である。本実施の形態
は、本発明に係る出力回路の電流制御装置およびドライ
バ回路の電流制御装置を、図1に示すように、負荷を駆
動するドライバ回路10に適用したものであり、従来の
ドライバ回路と異なる点は、n型MOS14bのソース
端子と接地電位との間にn型MOS18を設けた点にあ
る。
【0032】まず、本発明を適用したドライバ回路10
の構成を図1を参照しながら説明する。図1は、ドライ
バ回路10の構成を示す回路図である。ドライバ回路1
0は、図1に示すように、負荷を駆動するための駆動信
号を出力する出力用トランジスタ12と、出力用トラン
ジスタ12のスイッチングを制御する制御用トランジス
タ14と、出力用トランジスタ12の基板電位に応じて
出力用トランジスタ12がオフとなる信号を出力用トラ
ンジスタ12の信号入力端子に出力する停止用トランジ
スタ16と、抵抗素子としてのn型MOS18とで構成
されている。
【0033】出力用トランジスタ12は、p型MOS1
2aと、n型MOS12bとからなるCMOSであり、
p型MOS12aは、電源Vcc(例えば、3〔V〕)に
ソース端子を接続しており、n型MOS12bは、p型
MOS12aのドレイン端子にドレイン端子を接続しか
つソース端子を接地している。そして、p型MOS12
aおよびn型MOS12bのドレイン端子を出力として
いる。
【0034】制御用トランジスタ14は、p型MOS1
4aと、n型MOS14bとからなるCMOSであり、
p型MOS14aは、電源Vccにソース端子を接続して
おり、n型MOS14bは、p型MOS14aのドレイ
ン端子にドレイン端子を接続している。そして、p型M
OS14aおよびn型MOS14bのドレイン端子を出
力としてp型MOS12aのゲート端子に接続してい
る。
【0035】なお、p型MOS14aおよびn型MOS
14bのゲート端子には、これらをスイッチングするた
めの制御信号Dが入力される。また、n型MOS12b
のゲート端子には、p型MOS12aのゲート端子に入
力されるのと同じ信号(制御信号Dの反転信号)が、上
記同様の理由から、p型MOS12aへの入力タイミン
グよりも若干の遅れをもって入力される。
【0036】停止用トランジスタ16は、p型MOSか
らなり、p型MOS12aのサブストレート端子にソー
ス端子およびサブストレート端子を接続しかつp型MO
S12aのゲート端子にドレイン端子を接続しており、
さらに電源Vccにゲート端子を接続している。停止用ト
ランジスタ16は、出力用トランジスタ12の出力に電
源電圧Vccよりも高い電圧(例えば、5〔V〕)が外部
回路等から印加されたときに、p型MOS12aをオフ
にするためのフェールセーフ回路であって、具体的に次
のように動作する。まず、出力用トランジスタ12の出
力に電源電圧Vccよりも高い電圧が印加されると、p型
MOS12aの基板電位が上昇し、停止用トランジスタ
16のソース端子およびサブストレート端子の電位がゲ
ート端子のVcc電位よりも高くなる。これにより、停止
用トランジスタ16がオンとなるので、p型MOS12
aのゲート端子にハイレベルの信号が出力され、p型M
OS12aがオフとなる。
【0037】n型MOS18は、抵抗素子としての役割
を有し、n型MOS14bのソース端子にドレイン端子
を接続しかつソース端子を接地しており、さらにn型M
OS14bのゲート端子にゲート端子を接続している。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。まず、
p型MOS14a、n型MOS14bおよびn型MOS
18にローレベルの制御信号Dが入力されると、p型M
OS14aがオンとなり、n型MOS14bおよびn型
MOS18がオフとなるので、p型MOS12aにハイ
レベルの信号が入力されることとなり、p型MOS12
aがオフとなる。また、p型MOS12aに制御信号D
の反転信号、すなわちハイレベルの信号がn型MOS1
2bに入力されると、p型MOS12aがオフとなった
後に、n型MOS12bがオンとなる。これにより、ド
ライバ回路10からは、ローレベルの信号が出力され
る。
【0038】次に、p型MOS14a、n型MOS14
bおよびn型MOS18にハイレベルの制御信号Dが入
力されると、p型MOS14aがオフとなり、n型MO
S14bおよびn型MOS18がオンとなるので、p型
MOS12aにローレベルの信号が入力されることとな
り、p型MOS12aがオンとなる。また、制御信号D
の反転信号、すなわちローレベルの信号がn型MOS1
2bに入力されると、p型MOS12aがオンとなった
後に、n型MOS12bがオフとなる。これにより、ド
ライバ回路10からは、ハイレベルの信号が出力され
る。
【0039】このように、n型MOS14bがオンとな
ってp型MOS12aがオンとなった状態で、出力用ト
ランジスタ12の出力に電源電圧Vccよりも高い電圧が
外部回路等から印加されると、図1の波線矢印で示すよ
うに、p型MOS12aのサブストレート端子、停止用
トランジスタ16のドレイン/ソース間、およびn型M
OS14bのドレイン/ソース間を経由して基板に電流
が流れ込もうとするが、n型MOS18のドレイン/ソ
ース間の抵抗により、その電流量が抑制される。
【0040】一方これとともに、p型MOS12aの基
板電位が上昇し、停止用トランジスタ16のソース端子
およびサブストレート端子の電位がゲート端子の電位よ
りも高くなる。これにより、停止用トランジスタ16が
オンとなるので、p型MOS12aのゲート端子にハイ
レベルの信号が出力され、p型MOS12aがオフとな
る。
【0041】このようにして、本実施の形態では、負荷
を駆動するための駆動信号を出力する出力用トランジス
タ12と、出力用トランジスタ12のスイッチングを制
御する制御用トランジスタ14と、出力用トランジスタ
12の基板電位に応じて出力用トランジスタ12がオフ
となる信号を出力用トランジスタ12のゲート端子に出
力する停止用トランジスタ16とを備えるドライバ回路
10において、停止用トランジスタ16、制御用トラン
ジスタ14および接地電位を少なくとも経由してなる電
流経路に抵抗素子としてのn型MOS18を設けた。
【0042】これにより、n型MOS14bがオンとな
ってp型MOS12aがオンとなった状態で、出力用ト
ランジスタ12の出力に電源電圧Vccよりも高い電圧が
外部回路等から印加されたときに、基板に流れ込もうと
する電流量が抑制されるので、従来に比して、消費電流
を比較的低減することができる。さらに、本実施の形態
では、制御用トランジスタ14のn型MOS14bのソ
ース端子と接地電位との間に抵抗素子としてのn型MO
S18を設けた。
【0043】これにより、p型MOS12aのサブスト
レート端子と停止用トランジスタ16のドレイン端子と
の間に設けた場合は、停止用トランジスタ16の応答が
遅くなり、n型MOS14bのドレイン端子とp型MO
S12aのゲート端子との間に設けた場合は、出力用ト
ランジスタ12の応答が遅くなるのに対し、応答が遅れ
ることによる影響が比較的少ない。
【0044】上記第1の実施の形態において、n型MO
S18は、請求項1ないし4、7ないし10記載の抵抗
素子に対応し、接地電位は、請求項7ないし9記載の低
電位経路に対応している。次に、本発明の第2の実施の
形態を図面を参照しながら説明する。図2は、本発明に
係る出力回路の電流制御装置およびドライバ回路の電流
制御装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0045】本実施の形態は、本発明に係る出力回路の
電流制御装置およびドライバ回路の電流制御装置を、図
2に示すように、負荷を駆動するドライバ回路20に適
用したものであり、上記第1の実施の形態と異なる点
は、プルアップ用p型MOS30a〜30cを設けた点
にある。まず、本発明を適用したドライバ回路20の構
成を図2を参照しながら説明する。図2は、ドライバ回
路20の構成を示す回路図である。
【0046】ドライバ回路20は、図2に示すように、
データ出力パッド36(PADまたはPIN)を駆動す
るための駆動信号を出力する出力用トランジスタ22
と、出力用トランジスタ22のスイッチングを制御する
制御用トランジスタ24と、出力用トランジスタ22の
基板電位に応じて出力用トランジスタ22がオフとなる
信号を出力用トランジスタ22の信号入力端子に出力す
る停止用トランジスタ26と、抵抗素子としてのn型M
OS28と、共通Nウェル40の浮動Nウェル電圧を所
定電圧にプルアップするプルアップ用p型MOS30a
〜30cと、入力信号INを入力しかつ直列接続したバ
ッファ32a,32bと、入力信号INの入力側からみ
て後段のバッファ32bの出力とデータ出力パッド36
との間に介挿した入力保護抵抗34とで構成されてい
る。
【0047】出力用トランジスタ22は、p型MOS2
2aと、n型MOS22bとからなるCMOSである。
p型MOS22aは、第1の電源VDD(例えば、3
〔V〕)にそのソース端子を接続しかつそのサブストレ
ート端子を共通Nウェル40に接続している。n型MO
S22bは、p型MOS22aのドレイン端子にそのド
レイン端子を接続しかつ第2の電源VSS(例えば、0
〔V〕)にそのソース端子を接続している。そして、p
型MOS22aおよびn型MOS22bのドレイン端子
を出力とし、その出力は、データ出力パッド36と接続
している。
【0048】制御用トランジスタ24は、p型MOS2
4aと、n型MOS24bとからなるCMOSである。
p型MOS24aは、第1の電源VDDにそのソース端子
を接続しており、n型MOS24bは、p型MOS24
aのドレイン端子にそのドレイン端子を接続している。
そして、p型MOS24aおよびn型MOS24bのド
レイン端子を出力とし、その出力は、p型MOS22a
のゲート端子に接続している。
【0049】なお、p型MOS24aおよびn型MOS
24bのゲート端子には、これらをスイッチングするた
めの制御信号Dが入力される。また、n型MOS22b
のゲート端子には、p型MOS22aのゲート端子に入
力されるのと同じ信号(制御信号Dの反転信号)が、上
記同様の理由から、p型MOS22aへの入力タイミン
グよりも若干の遅れをもって入力される。
【0050】プルアップ用p型MOS30aは、そのソ
ース端子およびサブストレート端子を共通Nウェル40
に接続しかつ出力用トランジスタ22の出力にそのドレ
イン端子を接続しており、さらに第1の電源VDDにその
ゲート端子を接続している。プルアップ用p型MOS3
0aは、出力用トランジスタ22の出力に第1の電源電
圧VDDよりも高い電圧(例えば、5〔V〕。以下、パッ
ド過電圧という。)がデータ出力パッド36から印加さ
れたときに、浮動Nウェル電圧をパッド過電圧にプルア
ップするためのプルアップトランジスタであって、具体
的に次のように動作する。まず、出力用トランジスタ2
2の出力電圧が第1の電源電圧VDDまたは第2の電源電
圧VSSと同電位であるときは、第1の電源電圧VDDがゲ
ート端子に印加されていることからオフとなり、出力用
トランジスタ22の出力とデータ出力パッド36とを結
ぶノード41と、共通Nウェル40とを電気的に遮断す
る。ところが、出力用トランジスタ22の出力にパッド
過電圧が印加されると、ドレイン/ゲート間に作動閾値
電圧よりも大きな電位差が生じることからオンとなり、
p型MOS30aの順方向ソース/共通Nウェル接合部
の順方向バイアスによって浮動Nウェル電圧を印加電圧
にプルアップする。
【0051】プルアップ用p型MOS30bは、そのソ
ース端子およびサブストレート端子を共通Nウェル40
に接続しかつそのドレイン端子を第1の電源VDDに接続
しており、さらにバッファ32bの出力にそのゲート端
子を接続している。プルアップ用p型MOS30cは、
そのソース端子およびサブストレート端子を共通Nウェ
ル40に接続しかつそのドレイン端子を第1の電源VDD
に接続しており、さらに制御用トランジスタ24の出力
にそのゲート端子を接続している。
【0052】プルアップ用p型MOS30b,30c
は、浮動Nウェル電圧を第1の電源電圧VDDにプルアッ
プするためのプルアップトランジスタであって、出力用
トランジスタ22の出力にパッド過電圧が印加されてい
ない定常状態において、浮動Nウェル電圧を第1の電源
電圧VDDにプルアップするようになっている。停止用ト
ランジスタ26は、p型MOSからなり、そのソース端
子およびサブストレート端子を共通Nウェル40に接続
しかつp型MOS22aのゲート端子にそのドレイン端
子を接続しており、さらに第1の電源VDDにそのゲート
端子を接続している。
【0053】停止用トランジスタ26は、出力用トラン
ジスタ22の出力にパッド過電圧が印加されたときに、
p型MOS22aをオフにするためのフェールセーフ回
路であって、具体的に次のように動作する。まず、浮動
Nウェル電圧が第1の電源電圧VDDと同電位であるとき
は、第1の電源電圧VDDがゲート端子に印加されている
ことからオフとなり、制御用トランジスタ24の出力と
p型MOS22aのゲート端子とを結ぶノード42と、
共通Nウェル40とを電気的に遮断する。ところが、出
力用トランジスタ22の出力にパッド過電圧が印加され
ると、プルアップ用p型MOS30aにより浮動Nウェ
ル電圧がパッド過電圧にプルアップされ、ソース/ゲー
ト間に作動閾値電圧よりも大きな電位差が生じることか
らオンとなり、p型MOS22aのゲート端子に浮動N
ウェル電圧を印加することによりp型MOS22aをオ
フにする。この場合、p型MOS22aは、ノード41
の電圧とノード42の電圧とが同電位となってゲート/
ドレイン間が同電位となることからオフとなる。
【0054】n型MOS28は、抵抗素子としての役割
を有し、n型MOS24bのソース端子にそのドレイン
端子を接続しかつそのソース端子を第2の電源VSSに接
続しており、さらにn型MOS24bのゲート端子にそ
のゲート端子を接続している。なお、プルアップ用p型
MOS30a〜30c、p型MOS20aおよび停止用
トランジスタ36はすべて、共通Nウェル40内に配置
されている。p型MOSのソースとドレインは、不純物
として例えばホウ素を用いた拡散またはイオン注入技術
を使って共通Nウェル40内にp+領域を形成すること
によって作成することができる。共通Nウェル40への
接点は、共通Nウェル40中にN+領域を形成すること
によって行われる。
【0055】次に、上記第2の実施の形態の動作を説明
する。まず、p型MOS24a、n型MOS24bおよ
びn型MOS28にローレベルの制御信号Dが入力され
ると、p型MOS24aがオンとなり、n型MOS24
bおよびn型MOS28がオフとなるので、p型MOS
22aにハイレベルの信号が入力されることとなり、p
型MOS22aがオフとなる。また、p型MOS22a
への入力タイミングよりも若干の遅れをもって制御信号
Dの反転信号、すなわちハイレベルの信号がn型MOS
22bに入力されると、p型MOS22aがオフとなっ
た後に、n型MOS22bがオンとなる。これにより、
ドライバ回路20からは、ローレベルの信号が出力され
る。
【0056】次に、p型MOS24a、n型MOS24
bおよびn型MOS28にハイレベルの制御信号Dが入
力されると、p型MOS24aがオフとなり、n型MO
S24bおよびn型MOS28がオンとなるので、p型
MOS22aにローレベルの信号が入力されることとな
り、p型MOS22aがオンとなる。また、p型MOS
22aへの入力タイミングよりも若干の遅れをもって制
御信号Dの反転信号、すなわちローレベルの信号がn型
MOS22bに入力されると、p型MOS22aがオン
となった後に、n型MOS22bがオフとなる。これに
より、ドライバ回路20からは、ハイレベルの信号が出
力される。
【0057】このように、n型MOS24bがオンとな
ってp型MOS22aがオンとなった状態で、出力用ト
ランジスタ22の出力にパッド過電圧が印加されると、
図2の波線矢印で示すように、p型MOS22aのサブ
ストレート端子、停止用トランジスタ26のドレイン/
ソース間、およびn型MOS24bのドレイン/ソース
間を経由して第2の電源VSSに電流が流れ込もうとする
が、n型MOS28のドレイン/ソース間の抵抗によ
り、その電流量が抑制される。
【0058】一方これとともに、プルアップ用p型MO
S30aにより浮動Nウェル電圧がパッド過電圧にプル
アップされ、停止用トランジスタ26のソース/ゲート
間に作動閾値電圧よりも大きな電位差が生じる。これに
より、停止用トランジスタ26がオンとなるので、p型
MOS22aのゲート端子に浮動Nウェル電圧、すなわ
ちパッド過電圧が印加され、p型MOS22aがオフと
なる。
【0059】このようにして、本実施の形態では、デー
タ出力パッド36を駆動するための駆動信号を出力する
出力用トランジスタ22と、出力用トランジスタ22の
スイッチングを制御する制御用トランジスタ24と、出
力用トランジスタ22の基板電位に応じて出力用トラン
ジスタ22がオフとなる信号を出力用トランジスタ22
のゲート端子に出力する停止用トランジスタ26とを備
えるドライバ回路20において、停止用トランジスタ2
6、制御用トランジスタ24および第2の電源VSSを少
なくとも経由してなる電流経路に抵抗素子としてのn型
MOS28を設けた。
【0060】これにより、n型MOS24bがオンとな
ってp型MOS22aがオンとなった状態で、出力用ト
ランジスタ22の出力にパッド過電圧が印加されたとき
に、第2の電源VSSに流れ込もうとする電流量が抑制さ
れるので、従来に比して、消費電流を比較的低減するこ
とができる。さらに、本実施の形態では、制御用トラン
ジスタ24のn型MOS24bのソース端子と第2の電
源VSSとの間に抵抗素子としてのn型MOS28を設け
た。
【0061】これにより、p型MOS22aのサブスト
レート端子と停止用トランジスタ26のドレイン端子と
の間に設けた場合は、停止用トランジスタ26の応答が
遅くなり、n型MOS24bのドレイン端子とp型MO
S22aのゲート端子との間に設けた場合は、出力用ト
ランジスタ22の応答が遅くなるのに対し、応答が遅れ
ることによる影響が比較的少ない。
【0062】上記第2の実施の形態において、n型MO
S18は、請求項1ないし4、7ないし10記載の抵抗
素子に対応し、第2の電源VSSは、請求項7ないし9記
載の低電位経路に対応している。なお、上記第1の実施
の形態においては、n型MOS18のゲート端子をn型
MOS14bのゲート端子に接続して構成したが、これ
に限らず、図3に示すように、n型MOS18をp型M
OSで構成するとともにそのゲート端子を電源V ccに接
続して構成してもよい。図3は、ドライバ回路10の他
の実施の形態を示す回路図である。
【0063】このような構成であれば、そのp型MOS
は、ゲート端子に電源電圧Vccが印加されてオフとなる
ので、n型MOS14bがオンとなってp型MOS12
aがオンとなった状態で、出力用トランジスタ12の出
力に電源電圧Vccよりも高い電圧が外部回路等から印加
されたときに、基板に流れ込もうとする電流量が抑制さ
れる。
【0064】なお、このことは、上記第2の実施の形態
におけるドライバ回路20についても同様である。すな
わち、上記第2の実施の形態においては、n型MOS2
8をp型MOSで構成するとともにそのゲート端子を第
1の電源VDDに接続して構成することができる。また、
上記第1の実施の形態においては、n型MOS18のゲ
ート端子をn型MOS14bのゲート端子に接続して構
成したが、これに限らず、n型MOS18のスイッチン
グを制御する他のコントローラに接続して構成してもよ
い。なお、このことは、上記第2の実施の形態における
ドライバ回路20についても同様である。
【0065】また、上記第1の実施の形態においては、
n型MOS18のゲート端子をn型MOS14bのゲー
ト端子に接続して構成したが、これに限らず、出力用ト
ランジスタ12の出力端子の電圧を測定してその測定電
圧が所定値(例えば、5〔V〕)以上となったときに出
力信号をローレベルにする検出回路を設け、n型MOS
18のゲート端子をその検出回路に接続して構成しても
よい。なお、このことは、上記第2の実施の形態におけ
るドライバ回路20についても同様である。
【0066】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、n型MOS14bと接地電位との間に設ける
抵抗素子を、n型MOS18として構成したが、これに
限らず、図4に示すように、半導体装置の基板層の抵抗
を利用して構成してもよい。図4(a)は、半導体装置
の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A’
線に沿った断面図である。
【0067】図4において、基板層42上には、ゲート
絶縁膜43を介してゲート電極44が形成され、ゲート
電極44の片側にあたる基板層42表面には、n型MO
S14bのソース層40と不純物層41とが離間して形
成されている。また、ゲート電極44、ソース層40お
よび不純物層41上には、層間絶縁膜45が形成されて
いる。そして、不純物層41上の層間絶縁膜45には、
コンタクトホール46が形成され、層間絶縁膜45上に
は、コンタクトホール46を介して不純物層41にコン
タクトし、接地電位に接続する配線47が形成されてい
る。これにより、ソース層40と不純物層41との間で
は、基板層42を介して電流が流れることとなるので、
n型MOS14bがオンとなってp型MOS12aがオ
ンとなった状態で、出力用トランジスタ12の出力に電
源電圧Vccよりも高い電圧が外部回路等から印加された
ときには、ソース層40と不純物層41との間の基板層
42の抵抗により、接地電位への流れ込みが抑制され
る。
【0068】上述の実施例では、基板層42を抵抗とし
て用いたが、ソース層40の領域を延長し、このソース
層からGNDに接続された配線が引き出される位置まで
を抵抗として利用するようにしてもよい。なお、このこ
とは、上記第2の実施の形態におけるドライバ回路20
についても同様である。すなわち、n型MOS24bと
第2の電源VSSとの間に設ける抵抗素子を、半導体装置
の基板層の抵抗を利用して構成することができる。
【0069】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、n型MOS14b,24bと接地電位または
第2の電源VSSとの間に設ける抵抗素子を、n型MOS
18,28として構成したが、これに限らず、トランジ
スタを多段階に接続したものとして構成することもでき
るし、拡散層の抵抗を利用して形成したいわゆる拡散抵
抗として構成することもできる。
【0070】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、抵抗素子として、n型MOS18,28を設
けて構成したが、これに限らず、抵抗を設けて構成して
もよい。また、上記第1の実施の形態においては、制御
用トランジスタ14のn型MOS14bのソース端子と
接地電位との間に抵抗素子を設けて構成したが、これに
限らず、停止用トランジスタ16、制御用トランジスタ
14および接地電位を少なくとも経由してなる電流経路
であればどこでもよく、例えば、p型MOS12aのサ
ブストレート端子と停止用トランジスタ16のドレイン
端子との間、またはn型MOS14bのドレイン端子と
p型MOS12aのゲート端子との間に設けて構成して
もよい。
【0071】また、上記第2の実施の形態においては、
制御用トランジスタ24のn型MOS24bのソース端
子と第2の電源VSSとの間に抵抗素子を設けて構成した
が、これに限らず、停止用トランジスタ26、制御用ト
ランジスタ24および第2の電源VSSを少なくとも経由
してなる電流経路であればどこでもよく、例えば、p型
MOS22aのサブストレート端子と停止用トランジス
タ26のソース端子との間、またはn型MOS24bの
ドレイン端子とp型MOS22aのゲート端子との間に
設けて構成してもよい。
【0072】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、n型MOS14b,24bを一つだけ設けて
構成したが、これに限らず、n型MOS14b,24b
に代えて、多段化したn型MOSを設けて構成してもよ
い。n型MOS14b,24bを多段化することで次の
ような改良を施すことができる。第1に、停止用トラン
ジスタ16,26と多段化したn型MOSとの能力差を
つけて信号のコンテンションの度合いを調整することが
できる。第2に、多段化したn型MOSの能力を抑えて
電流経路を高抵抗化して接地電位または第2の電源VSS
に流れ込む電流量を制御することができる。第2に、ノ
ード42の電位がパッド印加電圧近傍まで上昇するた
め、p型MOS12a,22aをオフ状態にきわめて近
い状態に設定することが可能であり、3〔V〕出力と5
〔V〕出力とのコンテンションを抑制することができ
る。
【0073】こうした改良により、ノード42において
停止用トランジスタ16,26と多段化したn型MOS
との信号がコンテンションを起こしてしまうのを比較的
抑制することができる。さらに、接地電位または第2の
電源VSSに電流が流れ込む電流経路が形成されるのをあ
る程度防止することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1若しくは7記載の出力回路の電流制御装置、または
請求項2ないし6、8ないし10記載のドライバ回路の
電流制御装置によれば、出力用トランジスタがオンとな
った状態で、出力用トランジスタの出力に電源電圧より
も高い電圧が印加されたときに、基板に流れ込もうとす
る電流量が抑制されるので、従来に比して、消費電流を
比較的低減することができるという効果が得られる。
【0075】一方、本発明に係る請求項2ないし6、8
ないし10記載のドライバ回路の電流制御装置によれ
ば、応答が遅れることによる影響が比較的少ないという
効果も得られる。さらに、本発明に係る請求項6記載の
ドライバ回路の電流制御装置によれば、製造コストを低
減することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドライバ回路10の構成を示す回路図である。
【図2】ドライバ回路20の構成を示す回路図である。
【図3】ドライバ回路10の他の実施の形態を示す回路
図である。
【図4】半導体装置の基板層の抵抗を利用して形成した
抵抗素子の構造を示す図である。
【図5】従来のドライバ回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 ドライバ回路 12 出力用トランジスタ 12a,14a p型MOS 12b,14b n型MOS 14 制御用トランジスタ 16 停止用トランジスタ 18 n型MOSトランジスタ 20 ドライバ回路 22 出力用トランジスタ 22a,24a p型MOS 22b,24b n型MOS 24 制御用トランジスタ 26 停止用トランジスタ 28 n型MOSトランジスタ 30a〜30c プルアップ用p型MOS 32a,32b バッファ 36 データ出力パッド 40,41 拡散層 42 基板層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を出力する出力用トランジスタと、
    前記出力用トランジスタのスイッチングを制御する制御
    用トランジスタと、前記出力用トランジスタの基板電位
    に応じて前記出力用トランジスタがオフとなる信号を前
    記出力用トランジスタの信号入力端子に出力する停止用
    トランジスタとを備えた出力回路に適用する電流制御装
    置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    接地電位を少なくとも経由してなる電流経路に抵抗素子
    を設けたことを特徴とする出力回路の電流制御装置。
  2. 【請求項2】 負荷を駆動するための駆動信号を出力す
    る出力用トランジスタと、前記出力用トランジスタのス
    イッチングを制御する制御用トランジスタと、前記出力
    用トランジスタの基板電位に応じて前記出力用トランジ
    スタがオフとなる信号を前記出力用トランジスタの信号
    入力端子に出力する停止用トランジスタとを備えたドラ
    イバ回路に適用する電流制御装置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    接地電位を少なくとも経由してなる電流経路のうち前記
    制御用トランジスタと接地電位との間に抵抗素子を設け
    たことを特徴とするドライバ回路の電流制御装置。
  3. 【請求項3】 負荷を駆動するための駆動信号を出力す
    る出力用トランジスタと、前記出力用トランジスタの信
    号入力端子に電流入力端子を接続し且つ電流出力端子を
    接地した前記出力用トランジスタのスイッチングを制御
    する制御用トランジスタと、前記出力用トランジスタの
    基板と信号入力端子との間に電流入力端子及び電流出力
    端子を接続して前記出力用トランジスタの基板電位に応
    じて前記出力用トランジスタがオフとなる信号を出力す
    る停止用トランジスタとを備えるドライバ回路に適用す
    る電流制御装置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    接地電位を少なくとも経由してなる電流経路のうち前記
    制御用トランジスタの電流出力端子と接地電位との間に
    抵抗素子を設けたことを特徴とするドライバ回路の電流
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記抵抗素子は、前記制御用トランジスタの信号入力端
    子に信号入力端子を接続したトランジスタであることを
    特徴とするドライバ回路の電流制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記抵抗素子は、信号入力端子を電源に接続したp型ト
    ランジスタであることを特徴とするドライバ回路の電流
    制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記抵抗素子は、半導体装置の基板層又は拡散層の抵抗
    を利用して形成した素子であることを特徴とするドライ
    バ回路の電流制御装置。
  7. 【請求項7】 信号を出力する出力用トランジスタと、
    前記出力用トランジスタのスイッチングを制御する制御
    用トランジスタと、前記出力用トランジスタの基板電位
    に応じて前記出力用トランジスタがオフとなる信号を前
    記出力用トランジスタの信号入力端子に出力する停止用
    トランジスタとを備えた出力回路に適用する電流制御装
    置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    前記制御用トランジスタの電流入力端子よりも低い電位
    の低電位経路を少なくとも経由してなる電流経路に抵抗
    素子を設けたことを特徴とする出力回路の電流制御装
    置。
  8. 【請求項8】 負荷を駆動するための駆動信号を出力す
    る出力用トランジスタと、前記出力用トランジスタのス
    イッチングを制御する制御用トランジスタと、前記出力
    用トランジスタの基板電位に応じて前記出力用トランジ
    スタがオフとなる信号を前記出力用トランジスタの信号
    入力端子に出力する停止用トランジスタとを備えたドラ
    イバ回路に適用する電流制御装置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    前記制御用トランジスタの電流入力端子よりも低い電位
    の低電位経路を少なくとも経由してなる電流経路のう
    ち、前記制御用トランジスタと前記低電位経路との間に
    抵抗素子を設けたことを特徴とするドライバ回路の電流
    制御装置。
  9. 【請求項9】 負荷を駆動するための駆動信号を出力す
    る出力用トランジスタと、前記出力用トランジスタの信
    号入力端子に電流入力端子を接続し且つ前記電流入力端
    子よりも低い電位の低電位経路に電流出力端子を接続し
    た前記出力用トランジスタのスイッチングを制御する制
    御用トランジスタと、前記出力用トランジスタの基板と
    信号入力端子との間に電流入力端子及び電流出力端子を
    接続して前記出力用トランジスタの基板電位に応じて前
    記出力用トランジスタがオフとなる信号を出力する停止
    用トランジスタとを備えるドライバ回路に適用する電流
    制御装置において、 前記停止用トランジスタ、前記制御用トランジスタ及び
    前記低電位経路を少なくとも経由してなる電流経路のう
    ち、前記制御用トランジスタの電流出力端子と前記低電
    位経路との間に抵抗素子を設けたことを特徴とするドラ
    イバ回路の電流制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項8及び9のいずれかにおいて、 前記抵抗素子は、前記制御用トランジスタの信号入力端
    子に信号入力端子を接続したトランジスタであることを
    特徴とするドライバ回路の電流制御装置。
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