JP2002189462A - 映像表示装置用ネットワークボード - Google Patents

映像表示装置用ネットワークボード

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JP2002189462A
JP2002189462A JP2000389025A JP2000389025A JP2002189462A JP 2002189462 A JP2002189462 A JP 2002189462A JP 2000389025 A JP2000389025 A JP 2000389025A JP 2000389025 A JP2000389025 A JP 2000389025A JP 2002189462 A JP2002189462 A JP 2002189462A
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大勢の人の目に触れる場所に設置される映像
表示装置の用途を、予め決められたスケジュールに従っ
て映像を表示すること以外に拡大するとともに、こうし
た映像表示装置を容易に制御できるようにする。 【解決手段】 映像表示装置の映像入力端子及び通信端
子に繋ぐための映像出力端子及び通信端子15と、ネッ
トワークへの接続用の端子9と、端子9から入力された
映像データを記録する記録手段18と、記録手段18に
記録された映像信号を、映像表示装置で表示可能な映像
信号に変換して映像出力端子15に送る映像処理手段1
7と、端子9から入力された通信信号を、映像表示装置
で処理可能な通信信号に変換して通信端子15に送り、
通信端子15から入力された通信信号を、ネットワーク
で伝送可能な通信信号に変換して端子9に送る通信処理
手段17とを備えた映像表示装置用ネットワークボード
1を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプラズマデ
ィスプレイパネルのような映像表示装置にオプションと
して接続するボードに関する。
【0002】
【従来の技術】デパートのような大規模店舗内に大画面
の映像表示装置を設置し、デパートの催し等を知らせる
映像をその映像表示装置で表示することが広く行われて
いる。
【0003】また、駅ビル内やテーマパークに大画面の
映像表示装置を設置して商品等を宣伝する映像を表示す
ることや、各種の展示会場に大画面の映像表示装置を設
置して展示内容を説明する映像を表示することも広く行
われている。
【0004】従来、このように大勢の人の目に触れる場
所に設置される映像表示装置を制御する方法としては、
次の(a),(b)のいずれかの方法が採られていた。 (a)映像表示装置本体に備わったコントロールパネル
や、映像表示装置に付属したリモートコントローラを操
作する。 (b)制御用のソフトウェアをインストールしたパーソ
ナルコンピュータを映像表示装置のシリアル通信端子に
ケーブルで繋ぎ、そのパーソナルコンピュータを操作す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の制
御方法では、予め決められたスケジュールに従って映像
を表示させるための制御(映像表示装置の近くに設置し
たVTRで再生されるビデオ信号の映像と映像表示装置
の近くに設置したパーソナルコンピュータから出力させ
たRGB信号の映像とのいずれを映像表示装置で表示さ
せるかをこのスケジュールに従って切り換えることや、
画サイズや色温度等を調整することや、映像表示装置の
現在の状態を示す各種パラメータを取得することや、映
像表示装置の故障を診断すること等)しか行うことがで
きなかった。その結果、大勢の人の目に触れる場所に設
置される映像表示装置の用途が、予め決められたスケジ
ュールに従って映像を表示することだけに限られてい
た。
【0006】また、この従来の制御方法では、映像表示
装置の設置場所や設置台数によっては制御に手間や時間
がかかってしまう。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、大勢の人の目
に触れる場所に設置される映像表示装置の用途を、予め
決められたスケジュールに従って映像を表示すること以
外に拡大することや、こうした映像表示装置を容易に制
御できるようにすることを課題としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、映像表示装置に設けられた映像入力端
子及び通信端子に繋ぐための映像出力端子及び通信端子
と、ネットワークへの接続用のネットワーク接続端子
と、このネットワーク接続端子から入力された映像信号
を記録する記録手段と、この記録手段に記録された映像
信号を、映像表示装置で表示可能な方式の映像信号に変
換してこの映像出力端子に送る映像処理手段と、このネ
ットワーク接続端子から入力された通信信号を、この映
像表示装置で処理可能なプロトコルの通信信号に変換し
てこの通信端子に送り、この通信端子から入力された通
信信号を、このネットワークで伝送可能なプロトコルの
通信信号に変換してこのネットワーク接続端子に送る通
信処理手段とを備えた映像表示装置用ネットワークボー
ドを提案する。
【0009】この映像表示装置用ネットワークボード
は、映像出力端子及び通信端子を映像表示装置の映像入
力端子及び通信端子に繋ぐことにより、この映像表示装
置に接続することが可能である。
【0010】このように映像表示装置に接続した状態
で、ネットワーク経由で映像表示装置用ネットワークボ
ードに映像信号を送ると、この映像信号が、映像表示装
置用ネットワークボードにネットワーク接続端子から入
力され、映像処理手段によって映像表示装置で表示可能
な方式に変換され、映像表示装置用ネットワークボード
の映像出力端子及び映像表示装置の映像入力端子を介し
て映像表示装置に入力される。
【0011】また、このように映像表示装置に接続した
状態で、ネットワーク経由で映像表示装置用ネットワー
クボードに通信信号を送ると、この通信信号が、映像表
示装置用ネットワークボードにネットワーク接続端子か
ら入力され、通信処理手段によって映像表示装置で処理
可能なプロトコルに変換され、映像表示装置用ネットワ
ークボードの通信端子及び映像表示装置の通信端子を介
して映像表示装置に入力されることにより、映像表示装
置でこの通信信号に基づく処理が行われる。
【0012】したがって、予め決められたスケジュール
に従って映像表示装置で表示する映像(映像表示装置の
近くに設置したVTRやパーソナルコンピュータからの
映像等)以外の映像信号をネットワーク経由で映像表示
装置用ネットワークボードに送るとともに、この映像信
号の表示に関連した処理を行わせる通信信号をネットワ
ーク経由で映像表示装置用ネットワークボードに送るこ
とにより、予め決められたスケジュールに従って映像を
表示するための制御以外の制御を映像表示装置に対して
行うことができる。
【0013】これにより、大勢の人の目に触れる場所に
設置される映像表示装置の用途を、予め決められたスケ
ジュールに従って映像を表示すること以外に拡大するこ
とができる。
【0014】また、このようにネットワーク経由で映像
表示装置を制御することにより、映像表示装置の設置場
所や設置台数に係わらず映像表示装置を容易に制御する
ことができる。
【0015】なお、映像表示装置が映像入力端子及び通
信端子を有するスロットを備えている場合には、この映
像表示装置用ネットワークボードをこのスロットに着脱
可能に取り付けることが好適である。
【0016】それにより、映像表示装置用ネットワーク
ボードを映像表示装置に接続する作業を容易に行うこと
ができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明をプラズマディ
スプレイパネル(PDP)に適用した例について説明す
る。
【0018】図1は、本発明に係るPDP用のネットワ
ークボードの外観構成例を示す。このネットワークボー
ド1の前面(図の手前側の面)には、PCMCIAスロ
ット2,シリアルポート(RS−232Cポート)3,
マウスポート4,キーボードポート5,USBコネクタ
6及び7,RGB入力端子8,イーサネット(登録商
標)コネクタ(RJ45)9,ビデオ入力端子10,ビ
デオ出力端子11,オーディオ入力端子(L信号用)1
2,オーディオ入力端子(R信号用)13,パワーラン
プ(発光ダイオード)14が設けられている。シリアル
ポート3は、例えば無線マウスを利用したプレゼンテー
ションツールであるフリーダムライタでプレゼンテーシ
ョンを行う際に使用するためのポートである。
【0019】また、ネットワークボード1の背面には、
64ピンオス型コネクタ15,電源電圧入力用の3ピン
オス型コネクタ16が設けられている。
【0020】このネットワークボード1を取り付ける対
象となるPDPは、PFM−510A2Wという機種名
で既に普及している42型のPDPである。
【0021】図2は、このPDPの背面部分のうち、本
発明と関係する部分の構造を示す。このPDP31の背
面部分には、64ピンメス型コネクタ32及び電源電圧
(100V)出力用の3ピンメス型コネクタ33を有す
る端子板用スロット34が設けられている。64ピンメ
ス型コネクタ32は、それぞれ特定の位置の所定本数の
ピンがビデオ入力端子,RGB(及び水平,垂直同期信
号)入力端子,オーディオ入力端子,シリアルポート
(RS−232Cポート),待機電圧(5V)の出力端
子としての役割を持っている。
【0022】端子板用スロット34には、標準装備品と
して、ビデオ入力端子,RGB入力端子,オーディオ入
力端子,シリアルポート(RS−232Cポート)を有
する端子板(図示略)が着脱可能に取り付けられるよう
になっている。
【0023】図1のネットワークボード1は、この標準
装備品である端子板を取り外して、図3に示すように端
子板用スロット34に着脱可能に取り付けるためのオプ
ションボードである。このように端子板用スロット34
に取り付けることにより、オス型コネクタ15,16が
それぞれPDP31のメス型コネクタ32,53に繋が
れるので、ネットワークボード1がPDP31に接続さ
れる。
【0024】このPDP31は、RS−232Cのプロ
トコルで(具体的には、シリアルリモートと呼ばれる、
同期式,データ伝送速度:9600bps,データ長:
8ビット,パリティなし,ストップビット長:1ビット
の伝送方式で)外部との間で通信を行うことに基づい
て、ビデオ信号の映像とRGB信号の映像とを切り換え
て表示したり、画サイズや色温度等を調整したり、映像
に文字をスーパーインポーズして表示したり、映像の中
に別の映像を縮小して挿入して表示(ピクチャーインピ
クチャー)したり、現在の状態を示す各種パラメータを
送信したり、故障診断用のデータの送信したりするよう
になっている。
【0025】また、図には表れていないが、PDP31
の前面の画面の下方にはコントロールパネルが設けられ
ている。このコントロールパネル上には、制御内容(映
像の切換えや画サイズや色温度等の調整等)を選択する
ためのメニューキーや、選択した内容の制御を行うため
の各種の操作キーが存在している。
【0026】図4は、図1のネットワークボード1のハ
ードウェア構成例を示す。ネットワークボード1には、
マザーボード17,ハードディスクドライブ(HDD)
18,2入力1出力のスイッチ回路19,電源回路20
が設けられている。
【0027】マザーボード17の仕様例は、次の通りで
ある。 OS(基本ソフト):Windows98 CPU:Celeron500MHz メモリ:64Mバイト チップセット:Intel440BX グラフィックチップ:Trident社製Cyber9
525DVD また、HDD18は、10ギガバイトの記録容量を有し
ている。したがって、ネットワークボード1は、フルス
ペックのパーソナルコンピュータ並の性能を持ってい
る。
【0028】マザーボード17のメモリには、シリアル
リモート−TCP/IP変換ドライバソフトがインスト
ールされている。このドライバソフトは、イーサネット
の通信信号であるTCP/IPパケットを図2のPDP
31で通信可能なRS−232Cの通信信号(前述のシ
リアルリモートの通信信号)に変換するプロトコル変換
処理と、その逆のプロトコル処理(シリアルリモートの
通信信号をTCP/IPパケットに変換する処理)とを
行うものである。
【0029】マザーボード17は、図1のPCMCIA
スロット2,シリアルポート3,マウスポート4,キー
ボードポート5,USBコネクタ6及び7,イーサネッ
トコネクタ9の他に、シリアルポート(RS−232C
ポート)21〜23,IDE(Integrated Device Elec
tronics )コネクタ24,RGB出力端子25,電源コ
ネクタ26を有している。
【0030】シリアルポート23は、64ピンオス型コ
ネクタ15のうちのシリアルポートとしての役割を持つ
所定本数のピンと結ばれている。このピンは、ネットワ
ークボード1を図2の端子板用スロット34に取り付け
た際に、PDP31の64ピンメス型コネクタ32のう
ちのシリアルポートとしての役割を持つピンと繋がれる
位置にあるピンである。
【0031】HDD18は、IDEコネクタ24を介し
てマザーボード17に接続されている。
【0032】RGB出力端子25はスイッチ回路19の
一方の入力端子I1と結ばれており、スイッチ回路19
のもう一方の入力端子I2は図1のRGB入力端子8と
結ばれている。スイッチ回路19は、入力端子I1及び
I2の両方からRGB信号が入力された際には入力端子
I1からのRGB信号を出力し、入力端子I1またはI
の一方のみからRGB信号が入力された際にはそのRG
B信号を出力する。
【0033】スイッチ回路19の出力端子は、64ピン
オス型コネクタ15のうちのRGB出力端子としての役
割を持つ所定本数のピンと結ばれている。このピンは、
ネットワークボード1を図2の端子板用スロット34に
取り付けた際に、PDP31の64ピンメス型コネクタ
32のうちのRGB入力端子としての役割を持つピンと
繋がれる位置にあるピンである。
【0034】電源回路20は、64ピンオス型コネクタ
15のうちの待機電圧入力端子としての役割を持つ所定
本数のピン(ネットワークボード1を端子板用スロット
34に取り付けた際に64ピンメス型コネクタ32のう
ちの待機電圧の出力端子としての役割を持つピンと繋が
れる位置にあるピン)と結ばれるとともに、ピンオス型
コネクタ16と結ばれ、電源コネクタ26を介してマザ
ーボード17に接続され、図1のパワーランプ14に接
続されている。
【0035】ネットワークボード1を図2の端子板用ス
ロット34に取り付けることにより、PDP31から待
機電圧及び電源電圧が電源回路20に供給され、待機
時,動作時にそれぞれ5V,12Vの電圧がマザーボー
ド17に供給されるとともに、パワーランプ14が点灯
する。
【0036】図1のビデオ入力端子10は、ビデオ出力
端子11と結ばれるとともに、64ピンオス型コネクタ
15のうちのビデオ出力端子としての役割を持つ所定本
数のピンと結ばれている。このピンは、ネットワークボ
ード1を図2の端子板用スロット34に取り付けた際
に、PDP31の64ピンメス型コネクタ32のうちの
ビデオ入力端子としての役割を持つピンと繋がれる位置
にあるピンである。
【0037】図1のオーディオ入力端子12及び13
は、64ピンオス型コネクタ15のうちのオーディオ出
力端子としての役割を持つ所定本数のピンと結ばれてい
る。このピンは、ネットワークボード1を図2の端子板
用スロット34に取り付けた際に、PDP31の64ピ
ンメス型コネクタ32のうちのオーディオ入力端子とし
ての役割を持つピンと繋がれる位置にあるピンである。
【0038】次に、このネットワークボード1を図2の
PDP31に取り付けた状態でPDP31を制御する方
法について説明する。
【0039】図5は、ネットワークボード1を取り付け
たPDP31の制御方法の一例を示す。この例では、P
DP31に取り付けたネットワークボード1のイーサネ
ットコネクタ9にイーサネットへの接続用のケーブル
(10Base−Tケーブルまたは100Base−T
ケーブル)41を繋ぐことにより、ネットワークボード
1をイーサネット42に接続する。
【0040】そして、イーサネット42に接続した制御
端末(パーソナルコンピュータ)43から、イーサネッ
ト42経由で映像信号や通信信号(TCP/IPパケッ
ト)をネットワークボード1に送る。
【0041】こうしてネットワークボード1に送られた
映像信号は、イーサネットコネクタ9からマザーボード
17(図4)に入力し、HDD18に一時記録された
後、HDD18から読み出されてマザーボード17のグ
ラフィックチップでRGB信号にフォーマット変換され
る。そして、マザーボード17のRGB出力端子25か
ら出力され、スイッチ回路19,64ピンオス型コネク
タ15及び64ピンメス型コネクタ32を介してPDP
31に入力する。
【0042】また、こうしてネットワークボード1に送
られた通信信号は、イーサネットコネクタ9からマザー
ボード17に入力し、マザーボード17のCPUが実行
するシリアルリモート−TCP/IP変換ソフトによっ
てシリアルリモートの通信信号にプロトコル変換され
る。そして、マザーボード17のシリアルポート23か
ら出力され、64ピンオス型コネクタ15及び64ピン
メス型コネクタ32を介してPDP31に入力すること
により、PDP31でこの通信信号に基づく処理が行わ
れる。
【0043】このように、制御端末43を操作してイー
サネット42経由でPDP31を制御することができ
る。また、予め決められたスケジュールに従ってPDP
31で表示する映像(PDP31の近くに設置したVT
Rやパーソナルコンピュータからの映像等)以外の映像
信号を制御端末43から送るとともに、この映像信号の
表示に関連した処理を行わせる通信信号を制御端末43
から送ることにより、予め決められたスケジュールに従
って映像を表示するための制御以外の制御をPDP31
に対して行うことが可能である。
【0044】図6は、ネットワークボード1を取り付け
たPDP31の制御方法の別の一例を示すものであり、
図5と共通する部分には同一符号を付している。この例
では、PDP31に取り付けたネットワークボード1の
PCMCIAスロット2に、IEEE802.11bに
準拠した無線LAN用のPCMCIAカード44を装着
する。
【0045】また、無線LANのエリア内に、無線LA
Nアクセスポイント45を設ける。無線LANアクセス
ポイント45は、PCMCIAカード44と同じくIE
EE802.11bに準拠したPCMCIAカード46
を有し、イーサネットへの接続用のケーブル(10Ba
se−Tケーブルまたは100Base−Tケーブル)
47でイーサネット42に接続されるとともに、無線L
ANとイーサネット42とを接続するブリッジ(図示
略)を有するものである。
【0046】そして、イーサネット42に接続した制御
端末43から、イーサネット42及び無線LAN経由で
映像信号や通信信号をネットワークボード1に送る。
【0047】この例でも、図5の例と同様に、制御端末
43を操作してイーサネット42経由でPDP31を制
御することができるとともに、制御端末43から送る映
像信号と関連してPDP31を制御することが可能であ
る。
【0048】図7は、図5や図6の制御端末43にイン
ストールしたソフトウェアに基づいて制御端末43に表
示されるPDP31制御用のGUI(グラフィカルユー
ザーインタフェース)画面の一例を示す。
【0049】制御端末43からネットワークボード1へ
のアクセス及びログインを行った後、このソフトウェア
を起動すると、図7Aのメイン画面が表示される。この
画面には、次のようなアイコンが存在する。 (a)ビデオ信号(ネットワークボード1にビデオ入力
端子10から入力し、64ピンオス型コネクタ15及び
64ピンメス型コネクタ32を介してPDP31に入力
したもの)の映像をPDP31に表示させるためのアイ
コン51 (b)RGB信号(制御端末43から送りネットワーク
ボード1でフォーマット変換されてPDP31に入力し
たものか、ネットワークボード1にRGB入力端子8か
ら入力し、スイッチ回路19,64ピンオス型コネクタ
15及び64ピンメス型コネクタ32を介してPDP3
1に入力したもの)の映像をPDP31に表示させるた
めのアイコン52 (c)詳細設定用画面を開くためのアイコン53 (d)制御を終了するためのアイコン54
【0050】アイコン53をクリックすると、図7Bの
詳細設定用画面が開かれる。この画面には、次のような
アイコン及び欄が存在する。 (a)ビデオ信号の映像をPDP31に表示させるため
のアイコン61 (b)通常の規格であるRGB1の規格のRGB信号の
映像をPDP31に表示させるためのアイコン62 (c)RGB2の規格のRGB信号の映像をPDP31
に表示させるためのアイコン63 (d)PDP31に対するコマンドを16進数字で打ち
込むための欄64 (e)PDP31からデータを送信させるコマンドを1
6進数字で打ち込むための欄65 (f)欄64や欄65に打ち込んだコマンドを送信する
ためのアイコン66 (g)欄64や欄65に打ち込んだコマンドを削除する
ためのアイコン67 (f)ネットワークボード1のマザーボード17の4つ
のシリアルポートCOM1〜4(図4のシリアルポート
3,21〜23)の中から、PDP31に通信信号を送
るシリアルポートを指定するためのアイコン群68 (g)詳細設定用画面を閉じるためのアイコン69
【0051】欄64に打ち込むコマンドの例としては、
画サイズや色温度等を調整させるコマンドや、映像に文
字をスーパーインポーズして表示させるコマンドや、映
像の中に別の映像を挿入して表示(ピクチャーインピク
チャー)させるコマンドや、さらには、PDP31のコ
ントロールパネル上の特定のキー(例えばメニューキ
ー)の機能を一時的に変更させて、そのキーが操作され
た際に操作されたことを示す通信信号を送信させるコマ
ンドが挙げられる。
【0052】欄65にコマンドを打ち込んで送信させる
データとしては、現在の状態を示す各種パラメータや、
故障診断用のデータが挙げられる。
【0053】次に、このネットワークボード1を取り付
けたPDP31の具体的な利用例について説明する。
【0054】図8は、ネットワークボード1を取り付け
たPDP31のデパートでの利用例を示すものであり、
図5と共通する部分には同一符号を付している。ネット
ワークボード1を取り付けたPDP31が、デパートの
各階の休憩所にそれぞれ設置されている。各階のネット
ワークボード1には、PDP31の近くに設置したVT
R71がそれぞれビデオ入力端子10を介して接続され
ている。VTR71には、デパートの催し等を知らせる
映像を収録したビデオテープが格納されている。この映
像は、予め決められたスケジュールでVTR71で再生
されて、PDP31で表示される。
【0055】各階のネットワークボード1は図5のよう
にしてデパート内のイーサネット42に接続されてお
り、制御端末43はデパート内の管理センターに配置さ
れている。制御端末43には、デジタルスチルカメラ7
2が接続されている。
【0056】通常時は、制御端末43で図7Aのメイン
画面のアイコン51をクリックしておくことにより、V
TR71で再生されたデパートの催し等を知らせる映像
を各階のPDP31の画面全体に表示させる。
【0057】これに対し、デパート内で迷子が保護され
ると、その迷子の顔をデジタルスチルカメラ72で撮影
して、その映像信号を制御端末43からイーサネット4
2経由で各階のネットワークボード1に送信する。
【0058】また、制御端末43で図7Bの詳細設定画
面を開き、現在PDP31で表示しているデパートの催
し等を知らせる映像の中にこの迷子の顔の映像を挿入し
て表示させるコマンドと、現在PDP31で表示してい
る映像に「迷子の保護者のかたはメニューキーを押して
ください」という文字をスーパーインポーズさせるコマ
ンドと、このメニューキーの機能を一時的に変更させ
て、メニューキーが操作された際に操作されたことを示
す通信信号を送信させるコマンドとを欄64に入力す
る。そして、アイコン66をクリックすることによりこ
れらのコマンドを制御端末43からイーサネット42経
由で各階のネットワークボード1に送信する。
【0059】すると、この迷子の顔の映像信号がネット
ワークボード1でフォーマット変換されてPDP31に
入力するとともに、これらのコマンドがネットワークボ
ード1でプロトコル変換されてPDP31に入力し、P
DP31がこのコマンドを実行することにより、図9に
例示するように、各階のPDP31で、デパートの催し
を知らせる映像81が表示されている画面の一画にこの
迷子の顔の映像82が表示されるとともに、「迷子の保
護者は下のメニューキーを押してください」という文字
が映像にスーパーインポーズされる。
【0060】そして、或る階でPDP31の画面を見た
保護者がそのPDP31のメニューキーを押すと、その
PDP31のメニューキーが操作されたことを示す通信
信号が、そのPDP31に取り付られたネットワークボ
ード1でプロトコル変換され、イーサネット42経由で
制御端末43に送られる。
【0061】制御端末43では、この通信信号と、この
通信信号を送信したネットワークボード1のイーサネッ
ト42上でのIPアドレスとに基づき、その階の休憩所
に保護者がいることを知らせる画面表示が行なわれる。
これにより、この迷子を保護者に引き渡すことができ
る。
【0062】このように、デパートの各階のPDP31
が、デパートの催し等を知らせる映像を予め決められた
スケジュールで表示することだけでなく、迷子のお知ら
せを行うとともに保護者がこのお知らせに対して応答す
る操作を行うためにも用いられる。したがって、PDP
31の用途が拡大される。
【0063】また、単一の制御端末43を操作してイー
サネット42経由で各階のPDP31を制御するので、
デパート内でのPDP31の設置場所や設置台数に係わ
らずPDP31を容易に制御することができる。
【0064】また、ネットワークボード1をPDP31
の端子板用スロット34に取り付けるだけでネットワー
クボード1がPDP31に接続されるので、ネットワー
クボード1をPDP31に接続する作業を容易に行うこ
とができる。
【0065】なお、図8の例ではネットワークボード1
を取り付けたPDP31をデパートで利用しているが、
駅ビルやテーマパークや各種の展示会場等でも利用して
も同様にしてPDP31の用途を拡大できるとともにP
DP31を容易に制御できることはもちろんである。
【0066】また、以上の例では、端子板用スロット3
4が設けられたPDP31に本発明を適用している。し
かし、このような端子板用のスロットが設けられていな
いPDPに本発明を適用する(PDPに設けられたビデ
オ入力端子やRGB入力端子やシリアルポートに繋ぐた
めのビデオ出力端子やRGB出力端子やシリアルポート
をネットワークボードに設け、このビデオ出力端子やR
GB出力端子やシリアルポートをPDPのビデオ入力端
子やRGB入力端子やシリアルポートに繋ぐことによっ
てネットワークボードをPDPに接続する)ようにして
もよい。
【0067】また、以上の例ではPDPに本発明を適用
しているが、PDP以外の映像表示装置(例えば液晶デ
ィスプレイ等)にも本発明を適用してよい。
【0068】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る映像表示装
置用ネットワークボードによれば、予め決められたスケ
ジュールに従って映像表示装置で表示する映像以外の映
像信号をネットワーク経由で映像表示装置用ネットワー
クボードに送るとともに、この映像信号の表示に関連し
た処理を行わせる通信信号をネットワーク経由で映像表
示装置用ネットワークボードに送ることにより、予め決
められたスケジュールに従って映像を表示するための制
御以外の制御を映像表示装置に対して行うことができ
る。
【0070】したがって、大勢の人の目に触れる場所に
設置される映像表示装置の用途を、予め決められたスケ
ジュールに従って映像を表示すること以外に拡大するこ
とができるという効果が得られる。
【0071】また、ネットワーク経由で映像表示装置を
制御することにより、映像表示装置の設置場所や設置台
数に係わらず映像表示装置を容易に制御することができ
るという効果が得られる。
【0072】なお、映像入力端子及び通信端子を有する
スロットを備えた映像表示装置のこのスロットにこの映
像表示装置用ネットワークボードを取り付けるようにし
た場合には、映像表示装置用ネットワークボードを映像
表示装置に接続する作業を容易に行うことができるとい
う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPDP用のネットワークボードの
外観構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のネットワークボードの取付対象となるP
DPの背面部分のうち本発明と関係する部分の構造を示
す斜視図である。
【図3】図1のネットワークボードを図2のPDPに取
り付ける様子を示す図である。
【図4】図1のネットワークボードのハードウェア構成
を示すブロック図である。
【図5】ネットワークボードを取り付けたPDPの制御
方法を例示する図である。
【図6】ネットワークボードを取り付けたPDPの制御
方法を例示する図である。
【図7】図5や図6の制御端末に表示されるGUI画面
を例示する図である。
【図8】ネットワークボードを取り付けたPDPのデパ
ートでの利用例を示す図である。
【図9】図8のPDPの画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークボード、 2 PCMCIAスロッ
ト、 3,21〜23シリアルポート、 4 マウスポ
ート、 5 キーボードポート、 6,7 USBコネ
クタ、 8 RGB入力端子、 9 イーサネットコネ
クタ、 10ビデオ入力端子、 11 ビデオ出力端
子、 12,13 オーディオ入力端子、 14 パワ
ーランプ、 15 64ピンオス型コネクタ、 16
3ピンオス型コネクタ、 17 マザーボード、 18
HDD、 19 スイッチ回路、 20 電源回路、
24 IDEコネクタ、 25 RGB出力端子、
26 電源コネクタ、 31 PDP、 32 64ピ
ンメス型コネクタ、 333ピンメス型コネクタ、 3
4 端子板用スロット、 41 イーサネット接続用の
ケーブル、 42 イーサネット、 43 制御端末、
71 VTR、72 デジタルスチルカメラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示装置に設けられた映像入力端子
    及び通信端子に繋ぐための映像出力端子及び通信端子
    と、 ネットワークに接続するためのネットワーク接続端子
    と、 前記ネットワーク接続端子から入力された映像信号を記
    録する記録手段と、 前記記録手段に記録された映像信号を、前記映像表示装
    置で表示可能な方式の映像信号に変換して前記映像出力
    端子に送る映像処理手段と、 前記ネットワーク接続端子から入力された通信信号を、
    前記映像表示装置で処理可能なプロトコルの通信信号に
    変換して前記通信端子に送り、前記通信端子から入力さ
    れた通信信号を、前記ネットワークで伝送可能なプロト
    コルの通信信号に変換して前記ネットワーク接続端子に
    送る通信処理手段とを備えたことを特徴とする映像表示
    装置用ネットワークボード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像表示装置用ネット
    ワークボードにおいて、 前記映像表示装置は、前記映像入力端子及び前記通信端
    子を有するスロットを備えており、 前記スロットに着脱可能に取り付けられることを特徴と
    する映像表示装置用ネットワークボード。
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