JP2002188863A - 金型温調機への媒体供給管理装置、金型温調システム - Google Patents

金型温調機への媒体供給管理装置、金型温調システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体の供給圧力維持のためだけに媒体供給ポン
プを作動させる必要がなく、場所的、制御的な繋がりが
よい金型温調システムを実現する媒体供給管理装置と、
この媒体供給管理装置を用いた金型温調システムを提供
する。 【解決手段】供給媒体管理装置10は、媒体Wを供給す
る対象である金型温調機11に対して一体的に設けら
れ、媒体供給ポンプ3の送出側と金型温調機11との間
の循環路LAに媒体Wを一旦貯留する予備タンク4aを
設け、この予備タンク4aに供給する与圧空気の圧力を
調整弁4cで一定に保持することで金型温調機11へ供
給する媒体Wの供給圧力を所定圧力に保持するようにし
た圧力保持機構4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形金型を所期の
温度に維持調整する金型温調機へ循環供給する媒体を管
理する媒体供給管理装置、この媒体供給管理装置と金型
温調機とを組み合わせた金型温調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の金型温調システムの一例
を示す全体構成図である。
【0003】この金型温調システム120は、プラスチ
ック製品などを成形する成形金型Mを所期の温度に維持
調整する複数の金型温調機111と一台の媒体供給管理
装置101とを送り側の循環路LA、返り側の循環路L
Bで接続し、媒体を金型温調機111を介して、成形金
型Mと媒体供給管理装置101との間で循環させて、金
型の温度調整を行っている。
【0004】媒体供給管理装置101は、周知のもので
あり、図示していない媒体供給ポンプ、熱交換器、電源
を備えて、媒体に所定の供給圧力をかけながら循環さ
せ、また、成形金型Mと金型温調機111との間を循環
して温度が上昇した媒体に、より低温の媒体を供給する
ことで、この媒体を冷却し所定の温度に調整する。
【0005】このため、媒体供給管理装置101には、
熱交換器に用いる冷却水が、一般の水道水などの水源W
0から、軟水器108、二次媒体供給管路W2iを介し
て供給され、使用後の冷却水は、二次媒体排出管路W2
oを介して排出されている。また、二次媒体供給管路W
2iには、ドレンのためのドレンバルブVc、二次媒体
供給管路W2iには、同様のドレンバルブVc、空気抜
きのためのバルブVb、排水を手動で操作するための制
水弁Vaを備えている。
【0006】金型温調機111も周知のものであり、不
図示の加熱器などを備え、成形金型Mとの間で媒体を循
環させて金型Mの温度を上げる一方、金型Mの温度を下
げる場合には、媒体供給管理装置101との管路を開い
て、より温度の低い媒体の供給を受け、温度の高い媒体
を媒体供給管理装置101に返す。
【0007】加えて、金型温調機111は、加圧空気源
A0から、所定の圧力の加圧空気を加圧空気供給管路L
Dによって供給され、この加圧空気を用いて成形金型M
の交換などの際に、金型M内に残った媒体をパージ排出
管路LC1〜3と通常の返り側の循環路LBで媒体供給
管理装置101側にエアーパージして、排出するように
なっている。また、それぞれの管路には、適宜、開閉弁
Vが設けられている。
【0008】このシステム120では、温度調整の対象
とする成形金型Mの到達温度が、100℃を超え、15
0℃や、それ以上になることがあるが、そのような金型
Mの到達温度においても、温度調整のための媒体が管路
内で沸騰状態となって調整の効率が落ちたり、調整不可
能となるのを防ぐために、媒体に到達温度に対応した圧
力をかける必要があり、このため、上述したように、媒
体供給管理装置101に内蔵された媒体供給ポンプは、
所定の供給圧力を与えることができるものであり、ま
た、金型M内に残った媒体をエアーパージする場合に供
給する加圧空気の圧力もこれに対応したものとなってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、媒体の供給圧力を維持するために、
媒体供給管理装置101に内蔵された媒体供給ポンプは
常時作動状態としておかねばならず、金型Mの温度調節
のために低い温度の媒体を供給する必要のない場合に
は、送り出される媒体を、金型温調機111へ供給せず
に、媒体供給管理装置101内で循環させるようにして
いた。
【0010】しかし、これでは、圧力維持のためだけに
媒体供給ポンプを常時作動させることとなり、電力節約
の観点から改善が望まれていた。また、ポンプが作動す
れば、それだけ、媒体にもポンプ作動により発生する熱
が与えられ、この熱による温度上昇を打ち消すために媒
体供給管理装置101に余分の冷却水を必要とし、効率
を下げることとなっていた。
【0011】さらに、上述したように、金型温調機11
1と媒体供給管理装置101とは密接な関係にあるにも
拘わらず、両者の間の場所的な繋がりは考慮されず、無
駄な設置スペースを必要とし、また、両者の間の制御的
な繋がりもあまり考慮されず、金型温調機111、媒体
供給管理装置101の一方が作動不良となっても、他方
がそれに合わせて自動的に作動停止をしたりするように
はなっておらず、手動により対応するようになってい
た。
【0012】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、媒体の供給圧力維持のためだけに媒体供給ポン
プを作動させる必要がなく、場所的、制御的な繋がりが
よい金型温調システムを実現する媒体供給管理装置と、
この媒体供給管理装置を用いた金型温調システムを提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の金型温
調機への媒体供給管理装置は、金型温調機へ循環供給す
る媒体を管理する媒体供給管理装置であって、媒体を供
給する対象である金型温調機に対して一体的に設けら
れ、前記媒体を貯留すると共に熱交換器を備えて貯留し
た媒体の温度を調整する媒体貯留タンクと、この媒体貯
留タンクに貯留した媒体を前記金型温調機へ送り出し循
環させる媒体供給ポンプとを備え、前記媒体供給ポンプ
の送出側と前記金型温調機との間の循環路に前記媒体を
一旦貯留する予備タンクを設け、この予備タンクに供給
する与圧空気の圧力を一定に保持することで前記金型温
調機へ供給する前記媒体の供給圧力を所定圧力に保持す
るようにした圧力保持機構を設けたことを特徴とする。
【0014】この媒体供給管理装置は、まず、金型温調
機に対して媒体供給管理装置を別のものとして扱うので
はなく、制御的かつ場所的に密接な関係を持った一体的
なものとして扱うことを特徴とする。具体的には、相互
に近接させたり、一つの共通機台の上に双方を設置した
り、また、相互に関係する制御信号をやりとりするよう
にして、自動的な制御ができるようにしたものである。
【0015】したがって、設置場所の節約ができ、無駄
がなくなり、また、共通の機台に設置した場合には、共
に移動させたりすることができる。また、制御的に一体
化したので、一方が作動不良の場合には、他方も作動停
止をさせたりすることができ、全体として、取扱がしや
すくなる。
【0016】また、この媒体供給管理装置は、予備タン
クを設け、ここに媒体供給ポンプから送り出される媒体
を一旦貯留し、この予備タンクに与圧空気を供給して、
この与圧空気の圧力を媒体の金型温調機への供給圧力と
した圧力保持機構を設けたことを特徴とする。つまり、
空気を加圧源としているので、圧力保持の柔軟性が高
く、媒体供給ポンプなどで供給圧力を維持するのに比べ
て、非常に少ないエネルギで供給圧力の維持ができる。
【0017】請求項2に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置は、請求項1に記載の媒体供給管理装置におい
て、前記媒体を循環させる必要のない場合には、前記媒
体供給ポンプの作動を停止させるようにしたことを特徴
とする。
【0018】この媒体供給管理装置は、請求項1の予備
タンクの圧力保持機構の効果を生かして、媒体の供給圧
力維持のためには、媒体供給ポンプを用いないようにし
たものである。したがって、電力の節約が可能であり、
また、圧力維持のためのポンプの作動による発熱がな
く、熱交換器、ひいては、媒体供給管理装置の熱効率が
向上する。
【0019】請求項3に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置は、請求項1または2のいずれかに記載の媒体
供給管理装置において、前記金型温調機内の媒体をエア
ーパージする際に、前記予備タンクに供給される与圧空
気を用いたことを特徴とする。
【0020】この媒体供給管理装置は、予備タンクへの
与圧空気をエアーパージにも用いたもので、別途エアー
パージのための管路を設ける必要がなくなる。
【0021】請求項4に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置は、請求項1から3のいずれかに記載の媒体供
給管理装置において、更に、前記金型温調機を載置する
架台を備えたことを特徴とする。
【0022】この媒体供給管理装置は、金型温調機と媒
体供給管理装置とを一体化した上に、更に、媒体供給管
理装置側に架台を設け、この架台に金型温調機を載せる
ようにしたものである。したがって、金型温調機を設置
する余分のスペースが不要となり、また、密接な関係に
ある両者を同時に移動させたりすることができる。
【0023】請求項5に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置は、請求項1から4のいずれかに記載の媒体供
給管理装置において、前記熱交換器には、この熱交換器
に用いられる二次媒体の流量、かつ/または、温度を制
御する二次媒体制御装置を設けたことを特徴とする。
【0024】この媒体供給管理装置は、熱交換器に用い
る二次媒体、通常は冷却水などの流量、温度を制御する
二次媒体制御装置を設けたものである。したがって、二
次媒体は必要に応じて、使用され、制御されるので、使
い放しであった従来に比べ、環境への影響を少なくし、
エネルギー消耗を減らすことができる。
【0025】請求項6に記載の金型温調システムは、請
求項1から5のいずれかに記載の媒体供給管理装置と、
この媒体供給管理装置から媒体の供給を受ける金型温調
機とを組み合わせたことを特徴とする。
【0026】この金型温調システムは、上述の媒体供給
管理装置と金型温調機とを組み合わせたものである。し
たがって、上述の請求項1〜5の効果を、全体の金型温
調システムとしても発揮する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明の金型温調機への媒体供給
管理装置、金型温調システムの一例を示す全体構成図で
ある。
【0029】この金型温調システム20は、媒体供給管
理装置10と金型温調機11を包含したものであり、そ
れぞれの基本的な構成は、図5で示した従来例の金型温
調システム120と共通する部分が多く、異なるのは、
媒体供給管理装置10の要部である媒体貯留タンク1と
予備タンク4aを含んだ圧力保持機構4である。また、
図5と共通する部分は、同じ符合を付して重複説明を省
略する。
【0030】なお、ここでは、媒体供給管理装置10と
金型温調機11との一体性をより明確に示すべく、媒体
供給管理装置10としては、図5の媒体供給管理装置1
01に対応する媒体貯留タンク1だけでなく、金型温調
機11に関連する部分全体を包含したものとして把握し
ている。
【0031】つまり、この金型温調システム20は、プ
ラスチック製品などを成形する成形金型Mを所期の温度
に維持調整する複数の金型温調機11と一台の媒体貯留
タンク1とを送り側の循環路LA、返り側の循環路LB
で接続し、媒体Wを金型温調機11を介して、成形金型
Mと媒体貯留タンク1のとの間で循環させて、金型の温
度調整を行うもので、この金型温調機11を除く部分を
媒体供給管理装置10と呼んでいる。
【0032】なお、図では、二点鎖線の想像線で、複数
の金型温調機11からの管路が合流して成形金型Mに入
り、また、成形金型Mから出た管路が分岐して金型温調
機11に向かうように示してしているが、これは便宜的
にそう示したもので、実際には、個々の金型温調機11
は、成形金型Mの異なる部分、例えば、雄型、雌型、ス
プール部、パンチ部などの温度調節を目的とするもの
で、それぞれ独立の管路で成形金型Mと接続されている
ものである。
【0033】媒体供給管理装置10は、上述の媒体貯留
タンク1に加え、このタンク1内に設けられ、貯留され
た媒体Wの温度調節を行う熱交換器2、このタンク1か
ら媒体Wを金型温調機11側へ送り出す媒体供給ポンプ
3、送り側の循環路LAに設けられ、予備タンク4aを
含んだ圧力調整機構4、図2で後述する架台5、タンク
1に純水を供給、補充する純水供給装置6、熱交換器2
に用いられる二次媒体W2(i,o)の流量、温度を制
御する二次媒体制御装置7を備えている。
【0034】媒体貯留タンク1は、金型Mの温度調節に
用いられる媒体Wを貯留しておくもので、媒体Wとして
は金型M内で高温になった場合にも反応性の低い純水を
用い、これに対応して、このタンク1の材質も反応性の
少ないステンレスが良い。
【0035】このタンク1には、タンク1内を大気に開
放しながら、大気からの粉塵の流入を防止する通気ダク
ト1a、循環路LBで帰ってきた媒体Wから不純物を除
去するための媒体フィルタ1b、貯留された媒体Wが一
定量に達したか否かを検知するレベル計1c、用済みの
媒体Wを排出するためのドレン排水管路1dが備えられ
ている。
【0036】熱交換器2は、例えば、タンク1に貯留さ
れた媒体W内を貫通する螺旋状、あるいは、複層渦巻き
状、あるいは、並列管状のパイプで構成され、その中を
通過する二次媒体と媒体Wの間で熱を交換して、媒体W
の温度を調整、この場合、温度を下げるもので、必要に
応じて、熱交換効率を上げるためにフィンを設けたもの
を用いてもよい。この熱交換器2のパイプ内には、水源
W0から水道水などの供給を受けた二次媒体制御装置7
からの二次媒体が、二次媒体供給管路W2iによって供
給され、二次媒体排出管路W2oによって還流されてい
る。
【0037】媒体供給ポンプ3は、ステンレス製のもの
が、媒体Wに悪影響を与えないので良い。
【0038】圧力調整機構4は、媒体供給ポンプ3から
送り出された媒体Wを一旦貯留する予備タンク4a、こ
の予備タンク4aに貯留された媒体Wの量を検知するレ
ベルゲージ4b、予備タンク4a内の与圧空気の圧力を
一定に保つために、加圧空気源A0から、調整弁4cで
調整された一定圧力の与圧空気を送る与圧空気供給管路
LDから構成されている。また、予備タンク4aには、
圧力調整可能なチェックバルブCAを設け、余分の媒体
Wを媒体貯留タンク1に還流させる還流管路LEも備え
られている。
【0039】このような圧力調整機構4によれば、調整
弁4cで与圧空気の圧力を一定に保持しておけば、この
与圧空気の圧力が、金型温調機11へ供給される媒体W
の供給圧力となり、この供給圧力は、たとえ、媒体供給
ポンプ3を停止させたままでも、維持され、媒体供給ポ
ンプなどで供給圧力を維持するのに比べて、非常に少な
いエネルギで供給圧力の維持ができる。
【0040】また、低温の媒体Wを金型温調機11へ供
給する必要のないとき、例えば、金型温調機11と成形
金型Mとの間だけで媒体の循環が行われているときに
は、媒体供給ポンプ3を止めておくことができ、電力の
節約が可能であり、また、圧力維持のためのポンプの作
動による発熱がなく、熱交換器、ひいては、媒体供給管
理装置の熱効率が向上する。
【0041】さらに、この与圧空気の圧力は、金型内の
到達温度に対応した所定の供給圧力となっており、その
まま、成形金型Mなどのエアーパージの加圧空気として
も用いることができる。その場合、別途エアーパージの
ための管路を設ける必要がなくなり、コストダウンを図
ることができる。
【0042】なお、圧力調整機構4の与圧空気をエアー
パージに用いるためには、まず、媒体供給ポンプ3を停
止させ、予備タンク3a内の媒体が与圧空気の圧力だけ
で金型温調機11へ送り出された後も、与圧空気の圧力
を維持するようにすると良い。こうすると、自然に、こ
の与圧空気で、成形金型M内の媒体Wが排出され、エア
ーパージをすることができる。
【0043】純水供給装置6は、二次媒体供給管路W2
iから通常の水道水などである二次媒体の供給を受け、
これを濾過し軟水化して、純水である媒体Wとして、媒
体供給管路WZfでタンク1に供給する。
【0044】二次媒体制御装置7は、温度センサなどを
備え、二次媒体供給管路W2iに設けられたバルブVの
開度を調整して、二次媒体の流量や温度を必要に応じて
調整している。したがって、二次媒体は必要に応じて、
使用され、制御されるので、使い放しであった従来に比
べ、環境への影響を少なくし、エネルギー消耗を減らす
ことができる。
【0045】なお、循環路LA1〜LA4,LB1〜4
は、送り出しの循環路LAが接続されている金型温調機
11に対応して分岐し、また、それぞれの金型温調機1
1から返り側の循環路LBに合流する前のものである。
また、それぞれの管路には、適宜、開閉弁Vや逆流を防
止するチェックバルブCが設けられている。
【0046】また、この媒体供給管理装置10、金型温
調システム20は、密接な関係にある金型温調機11と
媒体供給管理装置10とを一体のものであると把握して
構成されており、図2〜図4で説明するように、相互に
近接させたり、一つの共通機台や架台上に双方を設置し
たりしている。
【0047】また、相互に関係する制御信号をやりとり
するようにして、自動的な制御ができるように、例え
ば、媒体供給ポンプ3の異常が発生した場合や、媒体貯
留タンク1に貯留された媒体Wの温度が制限以上に上昇
した場合には、金型温調機11の作動を停止し、これに
対応させて、樹脂成形機の作動を停止させたりすること
ができるものである。
【0048】したがって、設置場所の節約ができ、無駄
がなくなり、また、共通の機台に設置した場合には、共
に移動させたりすることができる。また、制御的に一体
化したので、一方が作動不良の場合には、他方も作動停
止をさせたりすることができ、全体として、取扱がしや
すくなる。
【0049】図2は、図1の媒体供給管理装置、金型温
調システムの外観正面図、図3は、その外観側面図、図
4は、その外観裏面図である。
【0050】これらの図において、図1に示された各部
分は、同一の符合を以て示されており、本発明の媒体供
給管理装置10、金型温調システム20の具体的な装置
配置がよく解る。
【0051】図2に示された11aは、金型温調機11
の操作パネルであり、11bはエアーパージをさせるた
めのエアーパージボタンである。
【0052】また、媒体供給管理装置10を構成する媒
体貯留タンク1、媒体供給ポンプ3、予備タンク4aを
備えた圧力調整機構4などと、6台の金型温調機11
が、一つの架台5の上に設置され、この架台5には、自
在コロ5aが設置されていて、移動可能となっている。
【0053】したがって、金型温調機を設置する余分の
スペースが不要となり、また、密接な関係にある媒体供
給管理装置と金型温調機との両者を同時に移動させたり
することができる。
【0054】なお、これらの図では、金型温調機11が
6台示されているが、図1では、図面の都合上、その内
4台だけを示したもので、また、媒体供給管理装置と組
み合わされる金型温調機の台数は、例示の台数に限定さ
れるものではなく、実際の必要に応じて増減するもので
ある。
【0055】また、上述した種々の特徴は、媒体供給管
理装置と、これと金型温調機とを組み合わせた金型温調
システムに共通のものである。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の金型温調機への媒体供
給管理装置によれば、まず、金型温調機に対して媒体供
給管理装置を別のものとして扱うのではなく、制御的か
つ場所的に密接な関係を持った一体的なものとして扱う
ようにしたので、設置場所の節約ができ、無駄がなくな
り、また、共通の機台に設置した場合には、共に移動さ
せたりすることができる。また、制御的に一体化したの
で、一方が作動不良の場合には、他方も作動停止をさせ
たりすることができ、全体として、取扱がしやすくな
る。
【0057】また、予備タンクを設け、ここに媒体供給
ポンプから送り出される媒体を一旦貯留し、この予備タ
ンクに与圧空気を供給して、この与圧空気の圧力を媒体
の金型温調機への供給圧力とした圧力保持機構を設け、
空気を加圧源としているので、圧力保持の柔軟性が高
く、媒体供給ポンプなどで供給圧力を維持するのに比べ
て、非常に少ないエネルギで供給圧力の維持ができる。
【0058】請求項2に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置によれば、請求項1の効果に加え、請求項1の
予備タンクの圧力保持機構の効果を生かして、媒体の供
給圧力維持のためには、媒体供給ポンプを用いないよう
にしたので、電力の節約が可能であり、また、圧力維持
のためのポンプの作動による発熱がなく、熱交換器、ひ
いては、媒体供給管理装置の熱効率が向上する。
【0059】請求項3に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置によれば、請求項1または2のいずれかの効果
に加え、予備タンクへの与圧空気をエアーパージにも用
いたもので、別途エアーパージのための管路を設ける必
要がなくなる。
【0060】請求項4に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置によれば、請求項1から3のいずれかの効果に
加え、金型温調機と媒体供給管理装置とを一体化した上
に、更に、媒体供給管理装置側に架台を設け、この架台
に金型温調機を載せるようにしたので、金型温調機を設
置する余分のスペースが不要となり、また、密接な関係
にある両者を同時に移動させたりすることができる。
【0061】請求項5に記載の金型温調機への媒体供給
管理装置によれば、請求項1から4のいずれかの効果に
加え、熱交換器に用いる二次媒体の流量、温度を制御す
る二次媒体制御装置を設けたので、使い放しであった従
来に比べ、環境への影響を少なくし、エネルギー消耗を
減らすことができる。
【0062】請求項6に記載の金型温調システムによれ
ば、上述の媒体供給管理装置と金型温調機とを組み合わ
せたので、上述の請求項1〜5の効果を、全体の金型温
調システムとしても発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型温調機への媒体供給管理装置、金
型温調システムの一例を示す全体構成図
【図2】図1の媒体供給管理装置、金型温調システムの
外観正面図
【図3】図1の媒体供給管理装置、金型温調システムの
外観側面図
【図4】図1の媒体供給管理装置、金型温調システムの
外観裏面図
【図5】従来の金型温調システムの一例を示す全体構成
【符号の説明】
1 媒体貯留タンク 2 熱交換器 3 媒体供給ポンプ 4 圧力保持機構 4a 予備タンク 4c 調整弁 5 架台 6 純水供給装置 7 二次媒体制御装置 10 媒体供給管理装置 11 金型温調機 20 金型温調システム LA、LB 循環路 W 媒体 W2 二次媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型温調機へ循環供給する媒体を管理する
    媒体供給管理装置であって、 媒体を供給する対象である金型温調機に対して一体的に
    設けられ、 前記媒体を貯留すると共に熱交換器を備えて貯留した媒
    体の温度を調整する媒体貯留タンクと、この媒体貯留タ
    ンクに貯留した媒体を前記金型温調機へ送り出し循環さ
    せる媒体供給ポンプとを備え、 前記媒体供給ポンプの送出側と前記金型温調機との間の
    循環路に前記媒体を一旦貯留する予備タンクを設け、こ
    の予備タンクに供給する与圧空気の圧力を一定に保持す
    ることで前記金型温調機へ供給する前記媒体の供給圧力
    を所定圧力に保持するようにした圧力保持機構を設けた
    ことを特徴とする金型温調機への媒体供給管理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の媒体供給管理装置におい
    て、 前記媒体を循環させる必要のない場合には、前記媒体供
    給ポンプの作動を停止させるようにしたことを特徴とす
    る金型温調機への媒体供給管理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかに記載の媒体
    供給管理装置において、 前記金型温調機内の媒体をエアーパージする際に、前記
    予備タンクに供給される与圧空気を用いたことを特徴と
    する金型温調機への媒体供給管理装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の媒体供
    給管理装置において、 更に、前記金型温調機を載置する架台を備えたことを特
    徴とする金型温調機への媒体供給管理装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の媒体供
    給管理装置において、 前記熱交換器には、この熱交換器に用いられる二次媒体
    の流量、かつ/または、温度を制御する二次媒体制御装
    置を設けたことを特徴とする金型温調機への媒体供給管
    理装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の媒体供
    給管理装置と、この媒体供給管理装置から媒体の供給を
    受ける金型温調機とを組み合わせたことを特徴とする金
    型温調システム。
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