JP2002188619A - 軸継手装置 - Google Patents

軸継手装置

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JP2002188619A
JP2002188619A JP2000389816A JP2000389816A JP2002188619A JP 2002188619 A JP2002188619 A JP 2002188619A JP 2000389816 A JP2000389816 A JP 2000389816A JP 2000389816 A JP2000389816 A JP 2000389816A JP 2002188619 A JP2002188619 A JP 2002188619A
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stopper ring
cushion member
cushion
shaft coupling
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JP2000389816A
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Hiroshi Iwagaki
博志 岩垣
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Saitama Kiki Co Ltd
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Saitama Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大な軸方向力に耐える軸継手装置を提供す
る。 【解決手段】 互いに同心的に配設されたインナ部材2
0とアウタ部材11との間にクッション部材30が中心
線と平行方向に付勢されて圧縮変形されることにより蓄
力状態を作り出されており、アウタ部材11の中空部1
2の内周面に形成された環状溝14に嵌入のストッパリ
ング40によってクッション部材30の一端側が支持さ
れている軸継手装置10において、環状溝14およびス
トッパリング40の嵌合部の断面形状が楔形状に形成さ
れている。 【効果】 ストッパリングの軸方向に加わった力は環状
溝およびストッパリングの傾斜面部において、傾斜面部
を直角に押す分力と傾斜面部に平行な分力とに分散され
るため、環状溝のエッジ部が欠損されたり溝底に亀裂が
発生したりする現象を未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸継手装置に関
し、特に、インナ部材とアウタ部材との間にクッション
部材が介設されているものに係り、例えば、トラックや
バス等の後輪二軸自動車のV形トルクロッドに利用して
有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】後輪二軸自動車においては、二本の車軸
をフレームに対して三次元方向の自由度をもって位置決
めを行うために、V形トルクロッド(以下、Vロッドと
いう。)が使用されている。すなわち、図1に示されて
いるように、V字形状に形成されたVロッド1はその基
端部が車軸2に、その一対の先端部がフレーム3にイン
ナ部材とアウタ部材との間にクッション部材が介設され
た軸継手装置10によってそれぞれ連結されている。
【0003】そして、従来のVロッドにおいては、機械
的強度を確保するために、構成各部の構造材料には軸継
手装置を含めて鉄系材料(鉄またはその合金)が使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後輪二軸自
動車においては、積荷重量の増加の要求や省燃費の要求
に応えるためにアルミニウム系材料(アルミニウムまた
はその合金)の使用による軽量化が検討されており、V
ロッドについても軸継手装置を含めてアルミニウム系材
料の使用が検討されている。ところが、Vロッドを軸継
手装置を含めて単純に所謂アルミニウム化すると、軸継
手装置において過大な軸方向力が加わった際に機械的強
度が不足する場合がある。
【0005】本発明の目的は、過大な軸方向の力が加わ
った場合であっても充分な機械的強度を確保することが
できる軸継手装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
一の手段は、互いに同心的に配設されたインナ部材とア
ウタ部材との間にクッション部材が介装され、このクッ
ション部材が圧縮変形されることにより蓄力状態が作り
出されており、前記アウタ部材の内周面に環状溝が形成
されているとともに、この環状溝に嵌入されたストッパ
リングによって前記クッション部材の一端が支持されて
おり、前記環状溝および前記ストッパリングの嵌合部の
断面形状が楔形状に形成されていることを特徴とする。
【0007】課題を解決するための第二の手段は、互い
に同心的に配設されたインナ部材とアウタ部材との間に
クッション部材が介装されており、このクッション部材
が圧縮変形されることにより蓄力状態が作り出されてお
り、前記アウタ部材と前記クッション部材との間にスリ
ーブが嵌入されて固定されており、このスリーブの内周
面に形成された環状溝に前記アウタ部材に反力をとり前
記クッション部材の一端側を支持するストッパリングが
嵌入されていることを特徴とする。
【0008】課題を解決するための第三の手段は、互い
に同心的に配設されたインナ部材とアウタ部材との間に
クッション部材が介装され、このクッション部材が圧縮
変形されることにより蓄力状態が作り出されており、前
記アウタ部材の内周面に環状溝が形成されているととも
に、この環状溝に嵌入されたストッパリングによって前
記クッション部材の一端側が支持されており、前記スト
ッパリングの前記クッション部材と反対側の端面にスペ
ーサリングが嵌入されており、このスペーサリングによ
って前記ストッパリングの前記クッション部材からの弾
発力を受けていることを特徴とする。
【0009】課題を解決するための第四の手段は、前記
した第一の手段乃至第三の手段に加うるに、前記アウタ
部材がアルミニウム系材料で構成されていることを特徴
とする。
【0010】前記した第一の手段によれば、ストッパリ
ングの軸方向に加わった力は環状溝およびストッパリン
グの傾斜面部において、傾斜面部を直角に押す分力と、
傾斜面部に平行な分力とに分散されるため、環状溝のエ
ッジ部および溝底に集中応力が作用するのを防止するこ
とができ、エッジ部が欠損されたり、溝底に亀裂が発生
したりする現象を未然に防止することができる。また、
ストッパリングが溝底に直接触れないため、溝底の曲面
の半径Rを大きくすることができる。
【0011】前記した第二の手段によれば、スリーブは
機械的強度の大きい材料によって形成することができる
ため、ストッパリングに過大な軸方向の力が加わった場
合であっても、環状溝のエッジ部に欠損が発生したり、
環状溝の溝底の直角隅部に亀裂が発生したりする現象を
防止することができる。
【0012】前記した第三の手段よれば、環状溝におい
てストッパリングの軸方向の力を受けるスペーサリング
は機械的強度の大きい材料によって形成することができ
るとともに、スペーサリングの板厚の分だけ環状溝の溝
底の直角隅部の半径Rを大きく設定することができるの
で、ストッパリングに過大な軸方向の力が加わった場合
であっても、環状溝のエッジ部に欠損が発生したり、環
状溝の溝底の直角隅部に亀裂が発生したりする現象を防
止することができる。
【0013】前記した第四の手段によれば、アウタ部材
例えばトルクロッドをアルミニウム系材料で構成するの
で、前記した第一乃至第三の手段を採用した効果に加わ
うるに、トルクロッドを軽量化することができるという
効果が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、第一の発明の実施の形態を
図面に即して説明する。
【0015】本実施の形態において、本発明に係る軸継
手装置は、図1に示されているVロッド1の基端部を車
軸2に連結するものとして構成されており、Vロッド1
の車軸2に対する三次元方向の自由度を確保するように
なっている。
【0016】図2に示されているように、Vロッド1の
基端部に使用された軸継手装置10はVロッド1の基端
部自体によって構成されたアウタ部材11と、それ自身
がピボット軸を実質的に構成しているインナ部材20
と、アウタ部材11とインナ部材20との間に介設され
たクッション部材30と、クッション部材30の圧縮変
形を維持するためのストッパリング40とを備えてい
る。
【0017】本実施の形態において、Vロッド1はアル
ミニウム系材料が使用されて形成されており、Vロッド
1の基端部自体を構成しているアウタ部材11もアルミ
ニウム系材料によって形成されている。アウタ部材11
には略円柱形状の中空部12が開設されており、中空部
12の内周面の一端部には内径が小径になったストッパ
部13が形成されている。中空部12の内周面の他端部
には環状溝14が一定の深さで切設されており、環状溝
14はストッパリング40を嵌入して保持し得るように
形成されている。環状溝14の断面形状はストッパ部1
3側の側面が中空部12の中心線と直交する直交面部1
5を形成し、その対向面側の側面が直交面に対して傾斜
する傾斜面部16を形成し、その溝底が半円形の弯曲面
部17を形成する楔形状になっており、傾斜面部16は
溝の開口側が広くなるように傾斜されている。
【0018】インナ部材20は鉄系材料が使用されて形
成されており、インナ部材20の略中央部には凸球面軸
部21が一体的に突設されている。凸球面軸部21の外
径はアウタ部材11の中空部12の内径よりも小径に設
定されている。インナ部材20の両端部には一対の連結
部22、22が略直方体形状にそれぞれ形成されてお
り、両連結部22、22はアウタ部材11の中空部12
からその両脇へ突出するように設定されている。連結部
22には固定孔23が長手方向と直交するように穿設さ
れており、固定孔23にボルトを挿入することにより、
インナ部材20を車軸2のブラケットに連結するように
なっている。
【0019】クッション部材30はゴムまたは樹脂等の
弾性体が使用されて加硫成形されており、インナ部材2
0の凸球面軸部21にこれを包囲するように設けられて
接着等の手段により固着されている。クッション部材3
0はその中央部31が略円柱形状に、その両方の端部3
2が略台形円錐形状にそれぞれ形成されており、中央部
31はその直径が自然状態時においてアウタ部材11の
中空部12の内径よりも若干小径になるように形成され
ている。クッション部材30の両方の端部32、32に
おける外側面には一対のサイドプレート33、33がそ
れぞれ配されて接着等の手段により固着されており、サ
イドプレート33はその略台形円錐形状に対応する筒形
状に形成されている。
【0020】ストッパリング40は鋼等の弾性を有する
鉄系材料が使用されて一部を切り欠いた円形リング形状
(Cリング形状)に形成されており、その幅および外径
はアウタ部材11の環状溝14に嵌入して保持され得る
ように、内径はその端面がサイドプレート33の端面の
一部に当接し得るようにそれぞれ設定されている。スト
ッパリング40の断面形状は一方の端面が中心線と直交
する直交面部41を形成し、他方の端面が直交面に対し
て傾斜する傾斜面部42を形成する楔形状になってお
り、傾斜面部42は内周側が広くなるように傾斜されて
いる。
【0021】次に、軸継手装置10の組み立て作業を説
明することにより、その構成および作用を説明する。
【0022】軸継手装置10の組み立て作業に際して、
前記構成に係るインナ部材20とクッション部材30と
の複合体はアウタ部材11の中空部12内に環状溝14
が切設されている側の開口から挿入される。挿入された
クッション部材30の挿入前側に固着されているサイド
プレート33は中空部12の端部に形成されているスト
ッパ部13に当接する。
【0023】続いて、ストッパリング40がアウタ部材
11の開口に縮径されて押し込まれ、その端面がインナ
部材20の環状溝14側のサイドプレート33の端面に
当接される。この状態において、ストッパリング40が
インナ部材20の中心線と平行方向にストッパ部13に
向けてシリンダ装置(図示せず)等によって押し込まれ
ると、反対側のサイドプレート33がストッパ部13に
よって位置規制されているため、クッション部材30は
圧縮変形されて蓄力されて行く。このとき、クッション
部材30は径方向に膨出しようとするが、若干膨出する
と、アウタ部材11の中空部12の内周面に押接するた
め、中心線と平行方向への圧縮変形に伴って効果的に蓄
力して行くことになる。
【0024】ストッパリング40が環状溝14に整合す
ると、ストッパリング40はそれ自身の弾性力によって
拡径することにより環状溝14に嵌入する。この際、ス
トッパリング40および環状溝14の断面形状が楔形状
に形成されていることにより、ストッパリング40は環
状溝14に迎え入れられる状態になるため、環状溝14
に自動的かつ確実に嵌入する。また、ストッパリング4
0の環状溝14への嵌入が不完全であった場合であって
も、ストッパリング40のスプリングバック効果および
楔効果によって、ストッパリング40は環状溝14から
抜け出し難い状態になる。
【0025】このようにしてストッパリング40が環状
溝14に嵌入して固定されると、クッション部材30は
ストッパ部13とストッパリング40とによって復元力
を支持されて圧縮変形を維持されて蓄力された状態のま
まになる。このクッション部材30の蓄力(弾発力)の
大きさはクッション部材30自体の圧縮変形量に依存す
るため、そのクッション部材30の圧縮変形量を環状溝
14の位置を適当に調整することにより、クッション部
材30の蓄力は所望の値に設定することができる。
【0026】以上のようにして組み立てられて構成され
た軸継手装置10において、インナ部材20に形成され
た凸球面軸部21がアウタ部材11に圧縮変形されて保
持されたクッション部材30によってフローティング支
持されているため、インナ部材20はアウタ部材11に
対して三次元の全方位に揺動することができる状態にな
る。
【0027】また、クッション部材30は圧縮変形され
て蓄力されているため、アウタ部材11とインナ部材2
0との間における衝撃の伝播において、その弾性限界を
越えて伸長変形することは未然に回避されることにな
り、その衝撃吸収作用を効果的に発揮する。また、衝撃
を繰り返して受けた場合における疲労度が抑制されるた
め、耐久性も向上される。
【0028】ところで、図3(a)に示されているよう
に、アルミニウム系材料によって形成されたアウタ部材
11の環状溝18およびストッパリング43の断面形状
が長方形にそれぞれ形成されている場合には、ストッパ
リング43に過大な軸方向力が加わった際に、環状溝1
8の開口のストッパリング43と反対側のエッジ部18
aおよび溝底のストッパリング43の反対側の直角隅部
18bに応力が集中するため、エッジ部18が欠損され
たり、直角隅部18bに亀裂18cが発生したりする可
能性がある。
【0029】しかし、アルミニウム系材料によって形成
されたアウタ部材11の環状溝14およびストッパリン
グ40の断面形状が楔形にそれぞれ形成されている本実
施の形態においては、図3(b)に示されているよう
に、ストッパリング40に加わった軸方向力Fは楔形の
環状溝14の傾斜面部16と楔形のストッパリング40
の傾斜面部42とにおいて、傾斜面部16を直角に押す
分力Fyと、傾斜面部16に平行な分力Fxとに分散さ
れるため、楔形の環状溝14のエッジ部14aおよび溝
底に応力が集中するのを防止することができ、エッジ部
14aが欠損されたり、溝底に亀裂が発生したりする現
象を未然に防止することができる。しかも、楔形の環状
溝14の溝底は弯曲面部17に形成されており、また、
ストッパリング40が弯曲面部17に接触していないの
で、溝底に応力が集中するのを確実に防止することがで
きるため、楔形の環状溝14の溝底に亀裂が発生する現
象を確実に防止することができる。
【0030】本実施の形態によれば、ストッパリング4
0に過大な軸方向力が作用した場合であっても、環状溝
14のエッジ部の欠損や溝底の亀裂の発生を防止するこ
とができるため、アウタ部材11すなわちVロッド1を
アルミニウム系材料を使用して形成することができ、そ
の結果、軸継手装置10を使用したVロッド1の軽量化
を推進することができる。
【0031】図4は第二の発明の実施の形態である軸継
手装置を示す一部省略平面断面図である。
【0032】本実施の形態が前記第一の発明の実施の形
態と異なる点は、アルミニウム系材料によって形成され
たアウタ部材11の中空部12に鉄系材料が使用されて
円筒形状に形成されたスリーブ50が嵌入されていると
ともに、スリーブ50が中空部12にノックピン51に
よって固定されており、スリーブ50の内周面に形成さ
れた長方形断面形状の環状溝18に長方形断面形状のス
トッパリング43が嵌入されている点である。
【0033】本実施の形態においては、長方形断面形状
のストッパリング43が嵌入された長方形断面形状の環
状溝18はアルミニウムに比べて機械的強度の大きい鉄
製のスリーブ50に形成されているため、ストッパリン
グ43に過大な軸方向力が加わった場合であっても、環
状溝18のエッジ部18aに欠損が発生したり、環状溝
18の溝底の直角隅部18bに亀裂が発生したりする現
象を防止することができる。他方、アウタ部材11すな
わちVロッド1はアルミニウム系材料によって製造され
ているため、Vロッド1の全重量は軽量化することがで
きる。
【0034】図5は第三の発明の実施の形態である軸継
手装置を示す一部省略平面断面図である。
【0035】本実施の形態が前記第一の発明の実施の形
態と異なる点は、アルミニウム系材料によって形成され
たアウタ部材11の中空部12の内周面に長方形断面形
状の環状溝18が形成されているとともに、鉄系材料が
使用されて断面がL字形のリング形状に形成されたスペ
ーサリング52が嵌入されており、このスペーサリング
52が嵌入された環状溝18に長方形断面形状のストッ
パリング43が嵌入されている点である。
【0036】本実施の形態においては、環状溝18にお
いてストッパリング43の軸方向力を受ける側の側面に
はアルミニウム系材料に比べて機械的強度の大きい鉄系
材料製のスペーサリング52が配設されており、かつ、
このスペーサリング52の板厚の分だけ、アウタ部材1
1の環状溝18の溝底の直角隅部18bの半径Rを大き
く出来るので、ストッパリング43に過大な軸方向力が
加わった場合であっても、環状溝18のエッジ部18a
に欠損が発生したり、環状溝18の溝底の直角隅部18
bに亀裂が発生したりする現象を防止することができ
る。他方、アウタ部材11すなわちVロッド1はアルミ
ニウム系材料によって形成されているため、Vロッド1
の全重量は軽量化することができる。
【0037】図5においてはスペーサリング52の断面
形状がL字形のものについて示したが、L字形に限らず
U字形にしてもよい。
【0038】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0039】例えば、前記実施の形態においては、Vロ
ッドの基端部に適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限らず、Vロッドの両方の先端部や直線形状
のトルクロッドにも適用でき、また、後輪二軸車のみな
らず後輪一軸車にも適用ができ、その他の用途に使用さ
れる軸継手装置全般に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストッパリングに過大な軸方向力が加わった場合であっ
ても、環状溝のエッジ部に欠損が発生したり、環状溝の
溝底の直角隅部に亀裂が発生したりする現象を防止する
ことができる。また、トルクロッドの軽量化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である軸継手装置が使用
されたVロッドを示す斜視図である。
【図2】第一の発明の実施の形態である軸継手装置を示
す平面断面図である。
【図3】その作用を説明するための各拡大部分断面図で
あり、(a)は比較例の場合を示し、(b)は本実施の
形態の場合を示している。
【図4】第二の発明の実施の形態である軸継手装置を示
す一部省略の平面断面図である。
【図5】第三の発明の実施の形態である軸継手装置を示
す一部省略の平面断面図である。
【符号の説明】
1…Vロッド(V形トルクロッド)、2…車軸、3…フ
レーム、10…軸継手装置、11…アウタ部材、12…
中空部、13…ストッパ部、14…楔形断面形状の環状
溝、14a…エッジ部、15…直交面部、16…傾斜面
部、17…弯曲面部、18…長方形断面形状の環状溝、
18a…エッジ部、18b…直角隅部、18c…亀裂、
20…インナ部材、21…凸球面軸部、22…連結部、
23…固定孔、30…クッション部材、31…中央部、
32…端部、33…サイドプレート、40…ストッパリ
ング、41…直交面部、42…傾斜面部、43…長方形
断面形状のストッパリング、50…スリーブ、51…ノ
ックピン、52…スペーサリング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心的に配設されたインナ部材と
    アウタ部材との間にクッション部材が介装され、このク
    ッション部材が圧縮変形されることにより蓄力状態が作
    り出されており、前記アウタ部材の内周面に環状溝が形
    成されているとともに、この環状溝に嵌入されたストッ
    パリングによって前記クッション部材の一端が支持され
    ており、前記環状溝および前記ストッパリングの嵌合部
    の断面形状が楔形状に形成されていることを特徴とする
    軸継手装置。
  2. 【請求項2】 互いに同心的に配設されたインナ部材と
    アウタ部材との間にクッション部材が介装され、このク
    ッション部材が圧縮変形されることにより蓄力状態が作
    り出されており、前記アウタ部材と前記クッション部材
    との間にスリーブが嵌入されて固定されており、このス
    リーブの内周面に形成された環状溝に前記アウタ部材に
    反力をとり前記クッション部材の一端側を支持するスト
    ッパリングが嵌入されていることを特徴とする軸継手装
    置。
  3. 【請求項3】 互いに同心的に配設されたインナ部材と
    アウタ部材との間にクッション部材が介装され、このク
    ッション部材が圧縮変形されることにより蓄力状態が作
    り出されており、前記アウタ部材の内周面に環状溝が形
    成されているとともに、この環状溝に嵌入されたストッ
    パリングによって前記クッション部材の一端側が支持さ
    れており、前記ストッパリングの前記クッション部材と
    反対側の端面にスペーサリングが嵌入されており、この
    スペーサリングによって前記ストッパリングの前記クッ
    ション部材からの弾発力を受けていることを特徴とする
    軸継手装置。
  4. 【請求項4】 前記アウタ部材がアルミニウム系材料で
    構成されていることを特徴とする請求項1、2または3
    に記載の軸継手装置。
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