JP2002187571A - 車両の側部開閉体支持構造 - Google Patents

車両の側部開閉体支持構造

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JP2002187571A JP2000386229A JP2000386229A JP2002187571A JP 2002187571 A JP2002187571 A JP 2002187571A JP 2000386229 A JP2000386229 A JP 2000386229A JP 2000386229 A JP2000386229 A JP 2000386229A JP 2002187571 A JP2002187571 A JP 2002187571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアヒンジの一部がフロントドア外面と連続し
て車外面を形成すると共に、ドアヒンジの一部がフロン
トフェンダパネルとフロントドアとの間の間隙(エアア
ウトレット)の一部を覆うように構成することで、ショ
ートオーバハングのデザイン(フロントドアとフロント
フェンダパネルとエアアウトレットの間のデザイン)と
フロントドア用のドアヒンジのレイアウトとの両立を図
りつつ、エアアウトレットを確保することができる車両
の側部開閉体構造の提供を目的とする。 【解決手段】車両の側部開口を開閉自在に覆うフロント
ドア3の前端部と、上記側部開口の前部に設けられたヒ
ンジピラー8との間に取付けられて上記フロントドア3
を車体8に支持するドアヒンジ12を備えてなる車両の
側部開閉体支持構造であって、上記ドアヒンジ12の一
部17が上記フロントドア3外面と連続して車外面を形
成すると共に、上記ヒンジピラー8の車外側を覆うフロ
ントフェンダパネル19とフロントドア3との間の間隙
20の一部を覆うように構成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の側部開口
を開閉自在に覆うフロントドア(詳しくはフロントサイ
ドドア)と、このドアの前端部を車体に開閉自在に支持
するドアヒンジとを備えたような車両の側部開閉体構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両の側部開閉体支持構
造としては、例えば図10に示す如き構造がある。すな
わち、ドアインナパネル81とドアアウタパネル82と
から成るフロントドア83(側部開閉体)を設け、このフ
ロントドア83で車両の側部開口(つまり前席用乗降口)
を開閉自在に覆うように構成する一方、上述の側部開口
の前部にはピラーインナ84とピラーアウタ85とから
成るヒンジピラー86を設け、上述のフロントドア83
をドアヒンジ87を介してヒンジピラー86に枢着した
ものである。
【0003】上述のドアヒンジ87はヒンジピラー86
におけるピラーアウタ85に対してボルト88、ナット
89を用いて固定されたフィメールヒンジ部90(ボデ
ィ側ヒンジ部材)と、フロントドア83におけるドアイ
ンナパネルら81に対してボルト91、ナット92を用
いて固定されたメールヒンジ部93(ドア側ヒンジ部材)
と、これら両ヒンジ部90,93を枢支するヒンジピン
94とを備え、フロントドア83を車体に開閉可能に支
持するものである。
【0004】また上述のヒンジピラー86の車外側はフ
ロントフェンダパネル95で覆われ、ヒンジピラー86
の車内側およびドアインナパネル81の車内側はそれぞ
れトリム部材96,97(詳しくはヒンジピラートリム
とドアトリム)で覆われると共に、ヒンジピラー86の
後部接合部位にはシール部材としてのウエザストリップ
98が取付けられている。
【0005】このように構成された従来の車両の側部開
閉体支持構造において、ブレーキ性能の維持を図る目的
でフロントフェンダパネル95内方部の空気を外部(車
外)に抜くためのエアアウトレット(空気の出口)は一般
に上記フロントフェンダパネル95に設けられるのが常
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両のデザイ
ンその他の関係によりオーバハング(前車輪のタイヤ中
心からバンパ先端までの直線長さ)を短くしたショート
オーバハングと成す場合やタイヤを大径にする場合に
は、上述のフロントフェンダパネル95にエアアウトレ
ットを形成することが、スペース的に困難となる。
【0007】そこで、フロントフェンダパネル95とフ
ロントドア83との間にエアアウトレットを形成するこ
とが考えられるが、この場合にはエアアウトレットを構
成するエアアウトレット部材がドアヒンジ87に干渉す
る問題点があった。
【0008】一方、特開平10−7020号公報には、
フロントピラーとフロントドアとの間にヒンジ機構を設
け、このヒンジ機構でフロントドアを車体に開閉自在に
支持した一般的なヒンジ機構が開示されている。この構
造を備えた車両においてショートオーバハングまたは大
径タイヤの車両を構成し、上述のアウトレットを構成す
る際にも、前述同様の問題点が発生する。
【0009】この発明は、ドアヒンジの一部がフロント
ドア外面と連続して車外面を形成すると共に、ドアヒン
ジの一部がフロントフェンダパネルとフロントドアとの
間の間隙(エアアウトレット)の一部を覆うように構成す
ることで、ショートオーバハングのデザイン(フロント
ドアとフロントフェンダパネルとエアアウトレットの間
のデザイン)とフロントドア用のドアヒンジのレイアウ
トとの両立を図りつつ、エアアウトレットを確保するこ
とができる車両の側部開閉体構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による車両の側
部開閉体支持構造は、車両の側部開口を開閉自在に覆う
フロントドアの前端部と、上記側部開口の前部に設けら
れたヒンジピラーとの間に取付けられて上記フロントド
アを車体に支持するドアヒンジを備えてなる車両の側部
開閉体支持構造であって、上記ドアヒンジの一部が上記
フロントドア外面と連続して車外面を形成すると共に、
上記ヒンジピラーの車外側を覆うフロントフェンダパネ
ルとフロントドアとの間の間隙の一部を覆うように構成
されたものである。上記構成の車両の側部開口は、前席
用の乗降口に設定することができる。
【0011】上記構成によれば、ドアヒンジの一部がフ
ロントドア外面と連続して車外面を形成し、かつドアヒ
ンジの一部がフロントフェンダパネルとフロントドアと
の間の間隙(つまりエアアウトレット)の一部を覆うの
で、ショートオーバハングの車両デザイン(フロントド
アとフロントフェンダパネルとエアアウトレットの間の
デザイン)とフロントドア用のドアヒンジのレイアウト
との両立を図りつつ、エアアウトレットを確保すること
ができる。またドアヒンジとエアアウトレット部材との
一体化が可能となって、部品点数の削減を図ることがで
きる。
【0012】この発明の一実施態様においては、上記ド
アヒンジは、上記ヒンジピラーに取付けられたフィメー
ルヒンジ部と、上記フロントドアに取付けられたメール
ヒンジ部とが枢着されて構成され、上記メールヒンジ部
が上記フロントフェンダパネルとフロントドアとの間の
間隙の一部を覆うように構成されたものである。
【0013】上記構成によれば、メールヒンジ部が上記
間隙の一部を覆うので、上述の車両デザインとフロント
ドア用のドアヒンジのレイアウトとの両立を図りつつ、
エアアウトレットを確保することができ、またドアヒン
ジにおけるメールヒンジ部とエアアウトレット部材との
一体化が可能となって、部品点数の削減を図ることがで
きる。
【0014】この発明の一実施態様においては、上記フ
ロントフェンダパネルと上記フロントドアとの間にはエ
アアウトレット部材が設けられると共に、上記ドアヒン
ジの一部がエアアウトレット部材の開口を形成するガー
ニッシュ部として形成されたものである。上記構成によ
れば、ドアヒンジの一部を上述のガーニッシュ部として
形成したので、ドアヒンジとガーニッシュ部とを兼用一
体化することができる。
【0015】この発明の一実施態様においては、上記エ
アアウトレット部材はフロントドアを上記フロントフェ
ンダパネルに対して車室内側方向に凹設して形成された
凹部に設けられ、上記ドアヒンジの一部で該凹部を覆っ
て成るものである。上記構成によれば、上述の凹部にエ
アアウトレット部材を設けたので、エアの流れが良好と
なり、しかもエアアウトレット部材の凹部への配置によ
りデザイン性が向上する。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記ガ
ーニッシュ部は上記間隙から放出される空気を導く斜面
を備えたものである。上記構成によれば、フロントフェ
ンダパネル内からの空気はガーニッシュ部の斜面に沿っ
て車外へ放出されるので、エアの流れがより一層良好と
なる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記メ
ールヒンジ部とエアアウトレット部材とガーニッシュ部
とが金属部材で一体的に形成されたものである。上記構
成によれば、金属部材にてメールヒンジ部とエアアウト
レット部材とそのガーニッシュ部とを一体化することが
できるので、部品点数および組付け工数の削減を図るこ
とができるのは勿論、充分なドア支持剛性を確保するこ
とができる。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両の側部開閉体支持構造を示し、図1
は車両の全体斜視図、図2は図1のA−A線矢視断面
図、図3は図1のB−B線矢視断面図であって、ドアイ
ンナパネル1とドアアウタパネル2とから成るフロント
ドア(詳しくはフロントサイドドア)3を設け、このフロ
ントドア3(側部開閉体)で車両の側部開口つまり前席用
の乗降口4を開閉自在に覆うように構成している。
【0019】一方、上述の乗降口4の前部には図2、図
3に示すようにピラーインナ5とピラーアウタ6とを有
して、上下方向に延びるピラー閉断面7を備えた車体剛
性部材としてのヒンジピラー8を設け、このヒンジピラ
ー8の後部接合部位にはシール部材としてのウエザスト
リップ9を取付けると共に、ヒンジピラー8とドアイン
ナパネル1との車内側にはそれぞれトリム部材10,1
1(詳しくはヒンジピラートリムとドアトリム)を取付け
て、上述のウエザストリップ9によりヒンジピラー8と
フロントドア3との間をシールすると共に、ウエザスト
リップ9のリップ部9aによりピラーインナ5とトリム
部材10との間をシールしている。
【0020】上述のフロントドア3はドアヒンジ12を
介して車体としてのヒンジピラー8に開閉可能に支持さ
れるが、このドアヒンジ12はボルト13、ナット14
を用いてピラーアウタ6に固定されたフィメールヒンジ
部15(ボディ側ヒンジ部材)と、エアアウトレット部材
16を一体的に形成したメールヒンジ部17(ドア側ヒ
ンジ部材)と、両ヒンジ部15,17を枢着するヒンジ
ピン18とを備えている。
【0021】上述のヒンジピラー8の車外側を覆うフロ
ントフェンダパネル19を設け、このフロントフェンダ
パネル19の後端とフロントドア3の前端との間には間
隙10つまりエアアウトレット(空気出口)を形成してい
る。
【0022】ここで、上述のエアアウトレット部材16
の構造について更に詳述すると、このエアアウトレット
部材16は図2、図3に示すようにフロントドア3にお
けるドアアウタパネル2の前部をフロントフェンダパネ
ル19に対して車室内側方向つまり車幅方向内方に凹設
して形成された凹部2aに固定されたもので、その具体
的構成は図4に示す通りである。
【0023】すなわち、このエアアウトレット部材16
は、フロントドア3外面としてのドアアウタパネル2と
略面一状に連続して車外面を形成するエアアウトレット
部材本体16a(以下単に本体と略記する)と、この本体
16aに斜面部16bを介して車室内側方向に向けて一
体形成された複数かつ凹状のガーニッシュ部16c(gar
nish、飾り部)とがアルミニウムまたはアルミ合金等の
金属部材にて一体的に形成されたものであって、上述の
複数のガーニッシュ部16c…の上下両位置における本
体16aの内面側(車内面側)には前述のメールヒンジ部
17,17が一体的に接合固定されている。換言すれ
ば、メールヒンジ部17を有するエアアウトレット部材
16の全体をドアヒンジ12のメールヒンジとして兼用
すべく構成したものである。
【0024】上述のガーニッシュ部16cはフロントフ
ェンダパネル19内からの空気を車外へ放出するための
開口16d(図3参照)を形成するものであり、また上述
の斜面部16bはその前端が車幅方向内方に位置し、そ
の後端が車幅方向外方に位置して、この傾斜によりエア
アウトレットとしての間隙20および開口16dから車
外へ放出される空気を図3に矢印で示す如く案内するも
のである。
【0025】このように上述のメールヒンジ部17,1
7が一体化されたエアアウトレット部材16は上記凹部
2aに強固に固定されて、このエアアウトレット部材1
6でフロントフェンダパネル19とフロントドア3との
間の間隙20の一部を覆うように構成している。
【0026】ところで、上述の各メールヒンジ部17,
17は図4から明らかなようにコの字状に形成されてお
り、このコの字状のメールヒンジ部17,17の上下両
片部にはヒンジピン18のを挿通させるためのピン孔1
7aがそれぞれ形成されている。
【0027】また前述のフィメールヒンジ部15は図4
に示す如くピラーアウタ6に対する取付け部15aと、
メールヒンジ部17の上下両片部に対する枢着支持部1
5b,15bとを備え、この枢着支持部15b,15b
にはヒンジピン18を挿通させるためのピン孔15c,
15cがそれぞれ形成されている。
【0028】而して、メールヒンジ部17の上下両片部
にフィメールヒンジ部15の枢着支持部15b,15b
を装着させ、各ピン孔15c,17a,17a,15c
を上下方向に一致させた後に、この一致する各ピン孔1
5c,17aにヒンジピン18を取付けて、ボディとし
てのヒンジピラー8に対してドアヒンジ12を介してフ
ロントドア3を開閉自在に支持させたものである。
【0029】このように図1〜図4で示した実施例の車
両の側部開閉体支持構造は、車両の側部開口(乗降口4
参照)を開閉自在に覆うフロントドア3の前端部と、上
記側部開口(乗降口4参照)の前部に設けられたヒンジピ
ラー8との間に取付けられて上記フロントドア3を車体
(ヒンジピラー8参照)に支持するドアヒンジ12を備え
てなる車両の側部開閉体支持構造であって、上記ドアヒ
ンジ12の一部(メールヒンジ部17参照)が上記フロン
トドア3外面(つまりドアアウタパネル2の外面)と連続
して車外面を形成すると共に、上記ヒンジピラー8の車
外側を覆うフロントフェンダパネル19とフロントドア
3との間の間隙20の一部を覆うように構成されたもの
である。この構成によれば、ドアヒンジ12の一部(メ
ールヒンジ部17参照)がフロントドア3外面と連続し
て車外面を形成し、かつドアヒンジ12の一部がフロン
トフェンダパネル19とフロントドア3との間の間隙2
0(つまりエアアウトレット)の一部を覆うので、ショー
トオーバハングの車両デザイン(フロントドア3とフロ
ントフェンダパネル19とエアアウトレット20の間の
デザイン)とフロントドア3用のドアヒンジ12のレイ
アウトとの両立を図りつつ、エアアウトレットを確保す
ることができる。またドアヒンジ12とエアアウトレッ
ト部材16との一体化が可能となって、部品点数の削減
を図ることができる。
【0030】さらに、上記ドアヒンジ12は、上記ヒン
ジピラー8に取付けられたフィメールヒンジ部15と、
上記フロントドア3に取付けられたメールヒンジ部17
とがヒンジピン18にて枢着されて構成され、上記メー
ルヒンジ部17が上記フロントフェンダパネル19とフ
ロントドア3との間の間隙20の一部を覆うように構成
されたものである。
【0031】この構成によれば、メールヒンジ部17が
上記間隙20の一部を覆うので、車外方からのドアヒン
ジ12の目視を不可とすることができて、上述の車両デ
ザインとフロントドア3用のドアヒンジ12のレイアウ
トとの両立を図りつつ、エアアウトレットを確保するこ
とができ、またドアヒンジ12におけるメールヒンジ部
17とエアアウトレット部材16との一体化が可能とな
って、部品点数の削減を図ることができる。
【0032】加えて、上記フロントフェンダパネル19
と上記フロントドア3との間にはエアアウトレット部材
16が設けられると共に、上記ドアヒンジ12の一部
(メールヒンジ部17参照)がエアアウトレット部材16
の開口16dを形成するガーニッシュ部16cとして形
成されたものである。この構成によれば、ドアヒンジ1
2の一部(メールヒンジ部17参照)を上述のガーニッシ
ュ部16cとして形成したので、ドアヒンジ12とガー
ニッシュ部16cとを兼用一体化することができる。
【0033】しかも、上記エアアウトレット部材16は
フロントドア3を上記フロントフェンダパネル19に対
して車室内側方向に凹設して形成された凹部2aに設け
られ、上記ドアヒンジ12の一部(メールヒンジ部17
参照)で該凹部2aを覆って成るものである。この構成
によれば、上述の凹部2aにエアアウトレット部材16
を設けたので、図3に矢印で示すようにフロントフェン
ダパネル19内から車外へ流動するエアの流れが良好と
なり、また、エアアウトレット部材16の凹部2aへの
配置により、その本体16aがドアアウタパネル2の外
面と略面一状になり、かつエアアウトレット部材16に
てドアヒンジ12が車外から目視不可となるので、デザ
イン性が向上する。
【0034】さらに、上記ガーニッシュ部16cは上記
間隙20から放出される空気を導く斜面(斜面部16b
参照)を備えたものである。この構成によれば、フロン
トフェンダパネル19内からの空気はガーニッシュ部1
6cの斜面(斜面部16b参照)に沿って車外へ放出され
るので、エアの流れが図3に矢印で示す如くより一層良
好となる。
【0035】また、上記メールヒンジ部17とエアアウ
トレット部材16とガーニッシュ部16cとが金属部材
で一体的に形成されたものである。この構成によれば、
金属部材にてメールヒンジ部17とエアアウトレット部
材16とそのガーニッシュ部16cとを一体化すること
ができるので、部品点数および組付け工数の削減を図る
ことができるのは勿論、充分なフロントドア3の支持剛
性を確保することができる。
【0036】図5、図6、図7は車両の側部開閉体支持
構造の他の実施例を示し、図4で示した先の実施例にお
いてはエアアウトレット部材16の本体16aに車室内
側方向(車幅方向内方)に向けて一体形成された凹状のガ
ーニッシュ部16cを合計6つもうけたが、このガーニ
ッシュ部16cは図5に示す如く3つでもよく、図6に
示す如く2つでもよく、或は図7に示す如く1つでもよ
く、さらには上記数量以外の複数であってもよい。
【0037】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、
図5、図6、図7において前図と同一の部分には同一符
号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0038】図8、図9は車両の側部開閉体支持構造の
さらに他の実施例を示す。ここで、図8は図1のA−A
線矢視に相当する断面図であり、図9は図1のB−B線
矢視に相当する断面図である。
【0039】図1〜図4で示した先の実施例においては
フロントフェンダパネル19として合成樹脂製のパネル
(いわゆる樹脂フェンダ)を用いたが、この図8、図9に
示す実施例においてはフロントフェンダパネル21とし
て鋼板等の金属製のパネルを用いている。
【0040】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、
図8、図9において前図と同一の部分には同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の車両の側部開口は、実施例の前席
用の乗降口4に対応し、以下同様に、フロントドアを支
持する車体は、ヒンジピラー8に対応し、車外面を形成
するドアヒンジの一部は、メールヒンジ部17に対応
し、斜面は、斜面部16bに対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、ドアヒンジの一部が
フロントドア外面と連続して車外面を形成すると共に、
ドアヒンジの一部がフロントフェンダパネルとフロント
ドアとの間の間隙(エアアウトレット)の一部を覆うよう
に構成することで、ショートオーバハングのデザイン
(フロントドアとフロントフェンダパネルとエアアウト
レットの間のデザイン)とフロントドア用のドアヒンジ
のレイアウトとの両立を図りつつ、エアアウトレットを
確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の側部開閉体支持構造を備えた車両の
斜視図。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図。
【図3】 図1のB−B線矢視断面図。
【図4】 エアアウトレット部材およびフィメールヒン
ジ部の分解斜視図。
【図5】 エアアウトレット部材の他の実施例を示す斜
視図。
【図6】 エアアウトレット部材のさらに他の実施例を
示す斜視図。
【図7】 エアアウトレット部材のさらに他の実施例を
示す斜視図。
【図8】 本発明の側部開閉体支持構造の他の実施例を
示すA−A線矢視相当の断面図。
【図9】 本発明の側部開閉体支持構造の他の実施例を
示すB−B線矢視相当の断面図。
【図10】 従来の車両の側部開閉体支持構造を示す断
面図。
【符号の説明】
2a…凹部 3…フロントドア 4…乗降口(側部開口) 8…ヒンジピラー 12…ドアヒンジ 15…フィメールヒンジ部 16…エアアウトレット部材 16b…斜面部 16c…ガーニッシュ部 16d…開口 17…メールヒンジ部 19,21…フロントフェンダパネル 20…間隙(エアアウトレット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 敏則 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA08 BB02 CA33 CA53 CA55 DA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の側部開口を開閉自在に覆うフロント
    ドアの前端部と、上記側部開口の前部に設けられたヒン
    ジピラーとの間に取付けられて上記フロントドアを車体
    に支持するドアヒンジを備えてなる車両の側部開閉体支
    持構造であって、上記ドアヒンジの一部が上記フロント
    ドア外面と連続して車外面を形成すると共に、上記ヒン
    ジピラーの車外側を覆うフロントフェンダパネルとフロ
    ントドアとの間の間隙の一部を覆うように構成された車
    両の側部開閉体支持構造。
  2. 【請求項2】上記ドアヒンジは、上記ヒンジピラーに取
    付けられたフィメールヒンジ部と、上記フロントドアに
    取付けられたメールヒンジ部とが枢着されて構成され、
    上記メールヒンジ部が上記フロントフェンダパネルとフ
    ロントドアとの間の間隙の一部を覆うように構成された
    請求項1記載の車両の側部開閉体支持構造。
  3. 【請求項3】上記フロントフェンダパネルと上記フロン
    トドアとの間にはエアアウトレット部材が設けられると
    共に、上記ドアヒンジの一部がエアアウトレット部材の
    開口を形成するガーニッシュ部として形成された請求項
    1または2記載の車両の側部開閉体構造。
  4. 【請求項4】上記エアアウトレット部材はフロントドア
    を上記フロントフェンダパネルに対して車室内側方向に
    凹設して形成された凹部に設けられ、上記ドアヒンジの
    一部で該凹部を覆って成る請求項3記載の車両の側部開
    閉体構造。
  5. 【請求項5】上記ガーニッシュ部は上記間隙から放出さ
    れる空気を導く斜面を備えた請求項3または4記載の車
    両の側部開閉体支持構造。
  6. 【請求項6】上記メールヒンジ部とエアアウトレット部
    材とガーニッシュ部とが金属部材で一体的に形成された
    請求項2,3,4または5記載の車両の側部開閉体支持
    構造。
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