JP2002187519A - 車両のサイドエアバッグ装置 - Google Patents
車両のサイドエアバッグ装置Info
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- JP2002187519A JP2002187519A JP2000391048A JP2000391048A JP2002187519A JP 2002187519 A JP2002187519 A JP 2002187519A JP 2000391048 A JP2000391048 A JP 2000391048A JP 2000391048 A JP2000391048 A JP 2000391048A JP 2002187519 A JP2002187519 A JP 2002187519A
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Abstract
にインフレータのエアバッグ本体内への挿入作業性を著
しく向上した車両用エアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 インフレータ接続口9の内部には、該イ
ンフレータ接続口9の筒寸法よりも小さく且つ内側にイ
ンフレータ10の少なくとも一部を収容可能なると共に
取付片部が一体的に形成されてなる補強筒30が挿入保
持され、取付片部がインフレータ接続口9に止着されて
なる。
Description
アバッグ装置に関する。
頭部に対応する部分には、サイドルーフレールが配さ
れ、このサイドルーフレールに沿って、側面衝突時にお
ける乗員保護用のサイドエアバッグ装置を設けたものが
ある。この種のサイドエアバッグ装置は、前席から後席
に至る前後長さを有するエアバッグ本体を上下方向に折
りたたんで収納している。このエアバッグ本体は、上端
部がサイドルーフレールに固定され、エアバッグ本体の
上端部における一部に形成されたガス導入口からインフ
レータのガスを噴出することにより、エアバッグ本体を
下側へ向けてカーテン状に膨張展開させるようにしてい
る。
スが自動車の前後方向に広く、左右方向に狭い構造が求
められ、膨張展開した時は扁平で面積が大きく、しかも
短時間に膨張展開して数秒間は内圧を保持する必要があ
り、収納時はコンパクトに折り畳めるという特殊性を要
する。このため、インフレータから噴出されるガスを効
率よくエアバッグ本体内に留まらせるために、エアバッ
グ本体の基布を通気性の抑えたものとし、しかも、コン
パクトにするために基布の厚さを薄いものとせざるを得
ない(類似技術として特開平11−321536号公報
参照)。
うな従来の技術にあっては、インフレータから噴出され
た高温且つ高圧の発生ガスに対応できるようにエアバッ
グ本体の基布全体に防炎処理或いは防熱処理を施すと共
に増強させると、製造原価が著しく高価なものとなり、
改善が求められている。また、インフレータとエアバッ
グ本体との接続箇所の気密性を高めるために、機械的強
度を高める必要性があり、インフレータのエアバッグ本
体内への挿入作業性が良くなくなり、この点でも改善が
求められている。
してなされたものであり、エアバッグ本体の製造原価の
低減を図ると共にインフレータのエアバッグ本体内への
挿入作業性を著しく向上した車両用エアバッグ装置を提
供するものである。
上端部を乗員頭部付近に位置する車体に固定すると共
に、上下方向で折りたたんでなる袋状のエアバッグ本体
と、該エアバッグ本体の一端部に一体に形成されてなる
と共に細長いインフレータを挿入支持可能なる狭筒状の
インフレータ接続口とよりなり、該インフレータ接続口
から前記エアバッグ本体の内部に導入されたガスを、エ
アバッグ本体内に噴出し、エアバッグ本体を下側へ向け
てカーテン状に膨張展開させる車両のサイドエアバッグ
装置であって、前記インフレータ接続口の内部には、該
インフレータ接続口の筒寸法よりも小さく且つ内側に前
記インフレータの少なくとも一部を収容可能なると共に
取付片部が一体的に形成されてなる補強筒が挿入保持さ
れ、前記取付片部が前記インフレータ接続口に止着され
てなる。
タ接続口の内部には、該インフレータ接続口の筒寸法よ
りも小さく且つ内側に前記インフレータの少なくとも一
部を収容可能なると共に取付片部が一体的に形成されて
なる補強筒が挿入保持され、前記取付片部が前記インフ
レータ接続口に止着されてなるため、インフレータから
噴出されるガスの圧力をインフレータ接続口の内側に配
された補強筒によって受けることになり、エアバッグ本
体に直接作用させないことで、エアバッグ本体の製造原
価が低いものでも良いものとなり、結果として原価低減
が図れることになる。また、この補強筒の取付片により
エアバッグ本体に止着されるので、組み立て作業におい
てインフレータの挿入作業性が著しく向上することにな
る。
両のサイドエアバッグ装置であって、前記補強筒は、二
枚のシート材を対向させて縫い合わせて筒状となし、端
縁の縫い代を取付片部とした。
は、二枚のシート材を対向させて縫い合わせて筒状とな
し、端縁の縫い代を取付片部としたため、構造が簡易と
なり、その分製造原価が低減できることになる。
両のサイドエアバッグ装置であって、前記補強筒は、一
枚のシート材を折り返して対向させて縫い合わせて筒状
となし、端縁の縫い代を取付片部とした。
は、一枚のシート材を折り返して対向させて縫い合わせ
て筒状となし、端縁の縫い代を取付片部としたため、構
造が簡易となり、その分製造原価が低減できることにな
る。
項2記載の車両のサイドエアバッグ装置であって、前記
取付片部から離間した補強筒周辺に、他の取付片部を形
成した。
片により補強筒の取付強度が著しく増すと共に補強筒の
位置が定まることによって、インフレータの挿入作業が
一層簡易なるものとなる。
何れか1項に記載の車両のサイドエアバッグ装置であっ
て、補強筒の縫い糸線は、インフレータ接続口を縫着す
る縫い糸線に平行な位置に形成されてなる。
い糸線は、インフレータ接続口を縫着する縫い糸線に平
行な位置に形成されてなるため、補強筒とインフレータ
接続口との間隔が一定になり、インフレータ接続口への
インフレータの挿入が正しく行える。
態を図1〜図6に基づいて説明する。
車室内側から見た図で、エアバッグ本体1が展開した状
態を示している。2はフロントピラー、3はセンタピラ
ー、4はリヤピラーを示している。各ピラー2、3、4
の上部には、前後方向に沿って閉断面構造のサイドルー
フレール5が形成されている。このサイドルーフレール
5の接続されたフロントピラー2の上端部2a、センタ
ピラー3の上端部3a、リアピラー4の上端部4aにか
けて、袋状のエアバッグ本体1が折りたたまれた状態で
取付けられている。
ッチライン8で縫合されて袋状をなすエアバッグ本体1
の上端部の5箇所が、ブラケット6を介して、サイドル
ーフレール5に固定されいてる。エアバッグ本体1の中
央部分には、前側端縁1aに平行してほぼ等間隔に6本
のステッチ7が施されて、展開時の扁平な形状を得てい
る。
は、斜め下方に延設されたインフレータ接続口9が形成
されている。該インフレータ接続口9には、細長い筒状
のインフレータ10が挿入され、バンド11で固定され
ている。前記インフレータ10は、前記リアピラー4の
上端部4aに固定されている。
がエアバッグ本体1に縫製され、他端(図示省略)がフ
ロントピラー2の根本部(図示省略)に取付けられたス
トラップ12が設けられている。ストラップ12は、エ
アバッグ本体1が下向きに展開する際に、エアバッグ本
体1を前側へ引っ張って、前後方向への展開を助けるた
めのものである。
2に示すように、外側シート材21と、内側シート材2
2とが、エアバッグ本体1の上端部1cに相当するセン
ター部23を中心に線対称の形状に形成されてなる。前
記インフレータ接続口9は、「取付片部」としての延設
片24,25よりなる。該延設片24,25は、それぞ
れ長辺24a,25aと短辺24b、25bとよりな
る。
筒」としてのスリーブ30が配されてなる。該スリーブ
30は、図3(a)に示す矩形のシート材31の端末3
1a,31bを重ねて、図3(b)に示す「縫い糸線」
としてのステッチ33で縫製し、管部32と、縫い代で
ある「取付片部」である耳34を形成されてなる。
aを、エアバッグ本体1の内側シート材22の延設片2
5の短辺25bに重ねると共に、開口35を端末25c
に一致させて重ねる。次に、外側シート材21を内側シ
ート材22に重ね合わせて、ステッチ33に平行するよ
うに耳34ともどもステッチライン8で縫合する。エア
バッグ本体1の全周を縫合したステッチライン8は、最
後に長辺24a,25aを縫合する。
側に止着され、長辺24a,25aとは自由なる状態に
ある。
は、共に66ナイロンの織り布であり、315デニー
ル、打ち込み本数62本/インチ(経緯とも)で、片面
にシリコーンラバーを45g/■コートしたものであ
る。前記スリーブ30は、図4に示すように、インフレ
ータ接続口9内に収容されるため、さらに厚手の織り布
としてある。該スリーブ30は、これに限らず、シリコ
ーンラバーのコート量を増大させても良い。また、縫い
糸は、上糸、下糸とも1260デニールの66ナイロン
糸を使用し、ステッチライン8は、二重環縫い2列、ス
テッチ33は、本縫い2列としてある。
展開させる場合には、インフレータ接続口9におけるエ
アバッグ本体1の上縁部1cと後側縁部1bの各端末部
のステッチライン8は、スリーブ30の出口開口36付
近の管部32によりインフレータ10の先端部10aか
ら高速に噴射される高温のガスが直接ぶつかることがな
い。ステッチ33は、ステッチライン8と独立して形成
されているため、ステッチ33に加わる張力の影響をス
テッチライン8が受けないので、インフレータ接続口9
に求められる縫合強度よりも小さくてすむことになる。
度でエアバッグ本体1の全周を縫合すると、長い距離に
渡り、厳重なステッチラインを施す必要になり、製造原
価が高騰するばかりか、エアバッグ本体1が硬くなり、
折り畳む際の嵩高が増して、室内空間を狭くすることに
なるが、前記した理由によりインフレータ接続口9の縫
合強度に対してエアバッグ本体1の縫合強度を下げてい
るので、かかる問題が生じない。
続口9の内部には、該インフレータ接続口9の筒寸法よ
りも小さく且つ内側に前記インフレータ10の少なくと
も一部を収容可能なると共に延設片24,25が一体的
に形成されてなるスリーブ30が挿入保持され、前記延
設片24,25が前記インフレータ接続口9に止着され
てなるため、インフレータ10から噴出されるガスの圧
力をインフレータ接続口9の内側に配されたスリーブ3
0によって受けることになり、エアバッグ本体1に直接
作用させないことで、エアバッグ本体1の製造原価が低
いものでも良いものとなり、結果として原価低減が図れ
ることになる。また、前記インフレータ10は、このス
リーブ30の耳34によりエアバッグ本体1に止着され
るので、組み立て作業においてインフレータ10の挿入
作業性が著しく向上することになる。
材31を折り返して対向させて縫い合わせて筒状とな
し、端縁の縫い代を耳34としたため、構造が簡易とな
り、その分製造原価が低減できることになる。
ンフレータ接続口9を縫着するステッチライン8に平行
な位置に形成されてなるため、スリーブ30とインフレ
ータ接続口9との間隔が一定になり、インフレータ接続
口9へのインフレータ10の挿入が正しく行える。
0より噴射される熱ガスが、インフレータ接続口9に直
接触れないので、エアバッグ本体1の耐熱強度と機械的
強度とが増し、しかも硬くならない。
実施形態と異なるもので、主に異なる点はスリーブの形
態である。
材61,62を対向させて重ね合わせて、縫い合わせて
筒状をなして、端縁の縫い代である二つの耳64,65
を形成させた例である。このような構成にしたことによ
り、構造が簡易となり、その分製造原価が低減できるこ
とになる。
4,65によりスリーブ60の取付強度が著しく増すと
共にスリーブ60の位置が定まることによって、インフ
レータ10(図6参照)の挿入作業が一層簡易なるもの
となる。
と更に異なるもので、主に異なる点はスリーブの形態で
ある。
材71の耳75に対向する箇所にループ部74を形成し
てステッチ33を施して管状にした例である。このよう
な構成にしても、前記したような作用効果を得られる。
ータ接続口の内部には、該インフレータ接続口の筒寸法
よりも小さく且つ内側に前記インフレータの少なくとも
一部を収容可能なると共に取付片部が一体的に形成され
てなる補強筒が挿入保持され、前記取付片部が前記イン
フレータ接続口に止着されてなるため、インフレータか
ら噴出されるガスの圧力をインフレータ接続口の内側に
配された補強筒によって受けることになり、エアバッグ
本体に直接作用させないことで、エアバッグ本体の製造
原価が低いものでも良いものとなり、結果として原価低
減が図れることになる。また、この補強筒の取付片によ
りエアバッグ本体に止着されるので、組み立て作業にお
いてインフレータの挿入作業性が著しく向上することに
なる。
は、二枚のシート材を対向させて縫い合わせて筒状とな
し、端縁の縫い代を取付片部としたため、構造が簡易と
なり、その分製造原価が低減できることになる。
は、一枚のシート材を折り返して対向させて縫い合わせ
て筒状となし、端縁の縫い代を取付片部としたため、構
造が簡易となり、その分製造原価が低減できることにな
る。
片により補強筒の取付強度が著しく増すと共に補強筒の
位置が定まることによって、インフレータの挿入作業が
一層簡易なるものとなる。
い糸線は、インフレータ接続口を縫着する縫い糸線に平
行な位置に形成されてなるため、補強筒とインフレータ
接続口との間隔が一定になり、インフレータ接続口への
インフレータの挿入が正しく行える。
向きに展開した状態を示す車室内側面図。
図。
で、(a)は基材の状態の斜視図、(b)は筒状の斜視
図。
接続口を示す側面図。
視図。
相当斜視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 上端部を乗員頭部付近に位置する車体に
固定すると共に、上下方向で折りたたんでなる袋状のエ
アバッグ本体と、該エアバッグ本体の一端部に一体に形
成されてなると共に細長いインフレータを挿入支持可能
なる狭筒状のインフレータ接続口とよりなり、該インフ
レータ接続口から前記エアバッグ本体の内部に導入され
たガスを、エアバッグ本体内に噴出し、エアバッグ本体
を下側へ向けてカーテン状に膨張展開させる車両のサイ
ドエアバッグ装置であって、 前記インフレータ接続口の内部には、該インフレータ接
続口の筒寸法よりも小さく且つ内側に前記インフレータ
の少なくとも一部を収容可能なると共に取付片部が一体
的に形成されてなる補強筒が挿入保持され、前記取付片
部が前記インフレータ接続口に止着されてなることを特
徴とする車両のサイドエアバッグ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両のサイドエアバッグ
装置であって、前記補強筒は、二枚のシート材を対向さ
せて縫い合わせて筒状となし、端縁の縫い代を取付片部
としたことを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の車両のサイドエアバッグ
装置であって、前記補強筒は、一枚のシート材を折り返
して対向させて縫い合わせて筒状となし、端縁の縫い代
を取付片部としたことを特徴とする車両のサイドエアバ
ッグ装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の車両のサイ
ドエアバッグ装置であって、 前記取付片部から離間した補強筒周辺に、他の取付片部
を形成したことを特徴とする車両のサイドエアバッグ装
置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4の何れか1項に記載の車
両のサイドエアバッグ装置であって、 補強筒の縫い糸線は、インフレータ接続口を縫着する縫
い糸線に平行な位置に形成されてなることを特徴とする
車両のサイドエアバッグ装置。
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JP2000391048A JP3839252B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 車両のサイドエアバッグ装置 |
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ID=18857284
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000391048A Expired - Lifetime JP3839252B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 車両のサイドエアバッグ装置 |
Country Status (1)
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Cited By (4)
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JP2005500939A (ja) * | 2001-08-22 | 2005-01-13 | オートリブ デベロップメント アクテボラゲット | エアバッグ |
WO2006092226A2 (de) * | 2005-03-02 | 2006-09-08 | Autoliv Development Ab | Rohrförmiges gasleitelement, gaserzeugungs- und zuführeinheit und vorhanggassack-einheit |
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JP2019010991A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 豊田合成株式会社 | エアバッグ装置 |
Families Citing this family (1)
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2000
- 2000-12-22 JP JP2000391048A patent/JP3839252B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2006092226A3 (de) * | 2005-03-02 | 2008-03-13 | Autoliv Dev | Rohrförmiges gasleitelement, gaserzeugungs- und zuführeinheit und vorhanggassack-einheit |
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