JP2002186647A - 入浴用の椅子に取りつける身体保持具 - Google Patents

入浴用の椅子に取りつける身体保持具

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JP2002186647A
JP2002186647A JP2000388173A JP2000388173A JP2002186647A JP 2002186647 A JP2002186647 A JP 2002186647A JP 2000388173 A JP2000388173 A JP 2000388173A JP 2000388173 A JP2000388173 A JP 2000388173A JP 2002186647 A JP2002186647 A JP 2002186647A
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mounting
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chair
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JP2000388173A
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Tsunayoshi Morikawa
綱善 森川
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WELL PARTNERS CO Ltd
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WELL PARTNERS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体を自由に動かすことができない入浴者
が入浴用椅子に腰掛けた場合、入浴者の胴体部分が左右
方向に傾いたりずれることを防止する。 【解決手段】入浴用の椅子に腰掛けた者の身体を保持す
る保持具であって、該腰掛けた者の胴体部分の左右いず
れかの位置において該椅子の背もたれから少なくとも前
方方向に突出する防水構造の当接部と、該当接部を該背
もたれに着脱自在に取りつける取付部と、を備えてな
る、身体保持具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴(シャワーを
含む。以下、同じ。)用の椅子に腰掛けた者の身体を保
持する保持具に関し、より詳細には、入浴用の椅子に腰
掛けた者の胴体部分が左右方向(本明細書中において
は、入浴用の椅子に腰掛けた者が正面を向いた場合、該
者から見て左方向を「左方向」といい、該者から見て右
方向を「右方向」といい、該者から見て前方向を「前方
向」といい、該者から見て後方向を「後方向」といい、
該者から見て上方向を「上方向」といい、該者から見て
下方向を「下方向」という。)に所定範囲以上傾いたり
ずれたりしないようにするための身体を保持する保持具
に関する。
【0002】
【従来の技術】身体を自由に動かすことができない身体
障害者や高齢者等は、入浴のとき自らでは身体を十分洗
浄することが困難な場合があり、このため椅子に腰掛け
た状態で他人によって身体を洗浄してもらうことがあ
る。このような入浴の際に身体を洗浄してもらう者(以
下、「入浴者」という。)が腰掛ける椅子は、身体を洗
浄する他人(以下、「洗浄者」という。)が入浴者の身
体を洗浄しやすく、また水分や石鹸が付着しても差し支
えないようなものである必要があるので、通常の椅子と
は異なる入浴用の椅子が多数開発され販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入浴用椅子では、身体を自由に動かすことができない入
浴者では入浴者の胴体部分が左右方向に傾いたりずれる
ことがあり、それによって入浴者が入浴用椅子から転落
したり、その都度、洗浄者は洗浄の手をとめ入浴者をも
との位置に戻すことが必要になるという問題があった。
そして、この入浴者の胴体部分が左右方向に傾いたりず
れたりすることは、入浴者の身体表面をすべりやすくす
る水分や石鹸分が該身体表面に付着することによって、
通常の椅子に腰掛ける場合よりも一層起こりやすくな
る。即ち、入浴者の胴体部分が左右方向に傾いたりずれ
ることは、通常の椅子に腰掛ける場合よりも入浴用椅子
に腰掛ける場合の方が頻度及び程度も大きく発生し、さ
らにかかる傾きやずれは、入浴中の入浴者を危険になら
しめると共に、洗浄者の作業負荷を大幅に増加させるも
のであった。
【0004】そこで、本発明では、身体を自由に動かす
ことができない入浴者が入浴用椅子に腰掛けた場合、入
浴者の胴体部分が左右方向に傾いたりずれることを防止
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の身体保持具(以
下、「本保持具」という。)は、入浴用の椅子に腰掛け
た者の身体を保持する保持具であって、該腰掛けた者の
胴体部分の左右いずれかの位置において該椅子の背もた
れから少なくとも前方方向に突出する防水構造の当接部
と、該当接部を該背もたれに着脱自在に取りつける取付
部と、を備えてなる、身体保持具である。ここにいう
「入浴」とは、身体の一部又は全部を水(湯を含む。以
下、同じ。)によって洗浄することを広くいい、必ずし
も、浴場内における身体洗浄に限らず、さらにシャワー
や行水等のように水を身体の一部又は全部にかけて洗浄
することも含まれる。そして、本明細書にいう「左」
「右」「前」「後」「上」「下」の各方向は、前述のよ
うに、入浴用の椅子に腰掛けた者が正面を向いた場合、
該者から見て左、右、前、後、上、下をそれぞれいう。
また、ここにいう「防水構造」とは、当接部の外面に付
着した液状の水が当接部の内部に略進入しないことをい
い、このように当接部を防水構造とすることにより当接
部内部に進入した液状の水によって当接部の内部が不衛
生になることを防止することができる。なお、このよう
に当接部を防水構造とすることによって、当接部の内部
に柔軟なクッション材(例えば、スポンジ等)を充填す
ることが可能になり、それによって本保持具の使用感を
向上させ(使用者の身体に当接する当接部が柔軟な方が
使用感がよい)ると共に、本保持具の衛生的な使用を可
能ならしめる。
【0006】このような本保持具を用いることで、取付
部によって背もたれに取りつけられた当接部が椅子に腰
掛けた者の胴体部分の左右いずれかの位置において該椅
子の背もたれから少なくとも前方方向に突出しているの
で、椅子に腰掛けた者の胴体部分が左右いずれかの方向
に傾いたりずれた場合に該胴体部分に該当接部が当接
し、該胴体部分がそれ以上傾いたりずれることを防止す
る。従って、本保持具を入浴用椅子に取りつけること
で、身体を自由に動かすことができない入浴者であって
も該入浴用椅子に腰掛けた場合、入浴者の胴体部分が左
右方向に傾いたりずれることを効果的に防止することが
できる。また、当接部が防水構造にされることで、入浴
用の椅子に本保持具が取りつけられて使用される際、当
接部の外部に水分が付着しても液状の水分が当接部内部
に進入しないので、当接部内部に水分が進入することに
よって当接部が不衛生になること等を有効に防止するこ
とができる。さらに、取付部が当接部を前記背もたれに
着脱自在に取りつけるので、椅子に腰掛けた者の胴体部
分を洗浄等する場合、当接部が邪魔になるような際には
当接部を前記背もたれから取り外すことができると共
に、当接部を前記背もたれに取りつける必要があれば当
接部を前記背もたれに取りつけることができるので、極
めて便利に本保持具を用いることができる。
【0007】前記当接部が、前記胴体部分の左の位置に
おいて前記背もたれから少なくとも前方方向に突出する
左当接部と、前記胴体部分の右の位置において前記背も
たれから少なくとも前方方向に突出する右当接部と、を
有してなるものであってもよい。こうすることで椅子に
腰掛けた者の胴体部分が左右いずれの方向に傾いた場合
でも、該胴体部分に左当接部又は右当接部が当接し、該
胴体部分がそれ以上傾いたりずれることを防止すること
ができるので、一層確実に入浴者の胴体部分が左右方向
に傾いたりずれることを防止することができる。
【0008】前記取付部が、内部に直線に略沿った嵌入
孔が形成され該嵌入孔が上方に向くように前記背もたれ
に取りつけられたパイプ状部材と、前記当接部に取りつ
けられ該嵌入孔に上方から嵌入される嵌入棒と、を有し
てなるものであってもよい。なお、ここにいう「嵌入孔
が上方に向く」とは、嵌入棒が高い位置から低い位置に
移動する(必ずしも鉛直に沿って行われる必要はな
い。)ことによって、嵌入棒が嵌入孔に嵌入可能である
ことをいう。また、「嵌入孔に上方から嵌入される嵌入
棒」とは、これも嵌入棒が高い位置から低い位置に移動
する(必ずしも鉛直に沿って行われる必要はない。)こ
とによって、嵌入棒が嵌入孔に嵌入されることをいう。
このため嵌入孔に嵌入された嵌入棒は、低い位置から高
い位置へ移動しないと抜き取られないので、本保持具の
使用者にとって不意に嵌入棒が嵌入孔から抜けて当接部
が背もたれから脱落することを防止することができる。
【0009】前記取付部が、内部に直線に略沿った嵌入
孔が形成され該嵌入孔が上方に向くように前記背もたれ
に取りつけられたパイプ状部材と、前記当接部に取りつ
けられ該嵌入孔に上方から嵌入される嵌入棒と、を有し
てなるものである場合、前記嵌入棒が前記直線に略沿っ
て前記嵌入孔に嵌入される長さを調節する長さ調節手段
を、さらに有するものであってもよい。長さ調節手段
が、前記嵌入棒が前記直線に略沿って前記嵌入孔に嵌入
される長さを調節するので、嵌入孔を有するパイプ状部
材に対して嵌入棒の高さを調節することができることか
ら、嵌入棒が取りつけられた当接部の高さを調節するこ
とができる。このため入浴用の椅子に腰掛けた者の体格
や好みに応じて、当接部の高さを調節することができる
ので、該者にとって快適かつ確実に胴体部分が左右方向
に傾いたりずれることを防止することができる。
【0010】前記背もたれが、長手方向が左右方向に略
向いた支持部材を有し、前記取付部が、該支持部材に係
合するもの(以下、「支持部材利用の場合」という。)
であってもよい。こうすることで前記背もたれが有す
る、長手方向が左右方向に略向いた支持部材を利用し
て、取付部が当接部を背もたれに取りつけるので、取付
部を簡単に構成することができ好ましい。
【0011】支持部材利用の場合、前記取付部が、前記
長手方向に対して垂直な断面において、前記支持部材を
取り囲む一部が分断又は分断可能にされており、該分断
又は分断可能にされた一部を経由して前記支持部材に前
記取付部が脱着自在にされたもの(以下、「分断による
着脱自在の場合」という。)であってもよい。こうする
ことで該長手方向に対して略垂直方向に取付部を移動さ
せて、該分断又は分断可能にされた一部を経由して迅速
かつ簡単に取付部を支持部材に取りつけたり取り外した
りすることができるので好ましい。なお、「分断された
一部」とは、取付部が支持部材に取りつけられた状態に
おいても支持部材を取り囲む一部が分断された状態であ
るものをいい、「分断可能にされた一部」とは、取付部
が支持部材に取りつけられた状態では取付部が分断され
ていないが何らかの操作(例えば、ある程度以上の力を
加えたり、分断された両側が結ばれているものであれば
それを解いたり、分断された両側が面ファスナーで係合
しているものであればその面ファスナーの係合を解く
等)を行うことで支持部材を取り囲む一部を分断するこ
とができるものをいう。
【0012】分断による着脱自在の場合、前記支持部材
が、前記長手方向に対する垂直な断面形状が略円形であ
る棒状部材であり、前記取付部が、該棒状部材を前記長
手方向の周りに回動自在に挟持するものであってもよ
い。こうすることで取付部が、棒状部材を前記長手方向
の周りに回動自在に挟持するので、前記長手方向の周り
に当接部も回動自在に取りつけられる。このため入浴用
の椅子に腰掛けた者の体格や好みに応じて、当接部の回
動位置(前記長手方向の周りの回動位置)を調節するこ
とができるので、該者にとって快適かつ確実に胴体部分
が左右方向に傾いたりずれることを防止することができ
る。
【0013】分断による着脱自在の場合、前記支持部材
が帯材又は線材であり、前記取付部が、該帯材又は線材
の上方から差し込み可能な挟持隙間を形成し、そして該
挟持隙間に差し込まれた該帯材又は線材が所定位置より
も上方へ移動することを制限する係止部を有するもので
あってもよい。こうすることで、取付部が形成した該挟
持隙間を上方から支持部材たる帯材又は線材に差し込む
ことで、支持部材たる帯材又は線材が、取付部が形成す
る挟持隙間の間に挟持されると共に、係止部が、該挟持
隙間に差し込まれた該帯材又は線材が所定位置よりも上
方へ移動することを制限する(即ち、取付部が支持部材
たる帯材又は線材から脱落しない。)ので、取付部が支
持部材たる帯材又は線材に確実に固定され、当接部を確
実に取りつけることができる。特に、背もたれには、長
手方向が左右方向に略向いた帯材を有するものが多いこ
とから、取付部をこのように構成すれば本保持具を汎用
的に構成することができる。
【0014】分断による着脱自在の場合、前記支持部材
が帯材又は線材であり、前記取付部が、該帯材又は線材
の周囲に巻着される取付帯又は取付線材を有してなるも
のであってもよい。こうすることで、取付部を取付帯又
は取付線材という簡単な構成にすることができる上に、
取付部たる取付帯又は取付線材を、支持部材たる帯材又
は線材の周囲に巻着することで、確実かつ容易に取付部
を支持部材たる帯材又は線材に確実に固定し、当接部を
確実に取りつけることができる。特に、背もたれには、
長手方向が左右方向に略向いた帯材を有するものが多い
ことから、取付部をこのように構成すれば本保持具を汎
用的に構成することができる。
【0015】前記取付部が、前記背もたれに巻着される
背もたれ巻着線材又は帯材と、前記当接部に取りつけら
れ該背もたれ巻着線材又は帯材に係合する係合部と、を
有してなるものであってもよい。こうすることで前記背
もたれに巻着される背もたれ巻着線材又は帯材は、種々
の背もたれに適合するように製作することが可能である
ので、本保持具を様々な椅子に取りつけることができる
よう汎用的に構成することができる。なお、このとき前
記係合部が、前記背もたれ巻着線材又は帯材に取りつけ
られた面ファスナーと係合する面ファスナーであっても
よい。こうすることで該背もたれ巻着線材又は帯材に対
して当接部を迅速かつ容易に脱着することができること
に加え、該背もたれ巻着線材又は帯材に対する当接部の
位置や向きを所定範囲内(互いの面ファスナー同士が係
合しうる範囲)であれば自由に調整することができるの
で好ましい。
【0016】当接部は防水構造にされるが、これは当接
部内部まで吸水性のない材料(例えば、ゴム材料、気泡
が不連続(独立気泡)のスポンジ等)によって形成して
もよいが、当接部の外部に付着した液状の水が内部に進
入しないような構造にすれば足りるので必ずしも当接部
内部まで吸水性のない材料によって形成する必要はな
い。一方、当接部は、椅子に腰掛けた者の胴体部分が左
右いずれかの方向に傾いたりずれた場合に該胴体部分に
当接し、該胴体部分がそれ以上傾いたりずれることを防
止するものであるから、椅子に腰掛けた者が当接部が当
接した胴体部分に痛み等を感じず良好な使用感を得るに
は、当接部が柔軟なものであることが好ましい。このた
めには当接部が、前記当接部の内部に存する柔軟なクッ
ション材と、該クッション材の外面を覆う防水膜と、を
有して構成されるようにしてもよい。また、このように
することで、当接部の内部に存する柔軟なクッション材
としては、汎用のスポンジ等を用いることができるの
で、本保持具を安価に構成することができる。
【0017】本保持具は、背もたれを有する入浴用の椅
子に取りつけられて用いることができる。かかる入浴用
の椅子としては、背もたれを有し入浴に際して腰掛ける
ものであればいかなるものであってもよく、特に制限さ
れるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。しかしながら、これらによって本
発明は何ら制限されるものではない。
【0019】(第1実施形態)図1は、第1実施形態の
本発明の身体保持具(本保持具)11a、11bが取り
つけられた入浴用の椅子101(いわゆる「シャワーチ
ェアー」と呼ばれるもの)を示す斜視図である。そし
て、図2は、本保持具11aの取付状態を示す部分斜視
図(図1中、矢印A方向から見たところを示している。
なお、説明を容易にするため、後述の嵌入棒15と高さ
調節ねじ25とは抜かれた状態を示している。)であ
る。図1及び図2を参照して、第1実施形態の本保持具
11a、11bが取りつけられた入浴用の椅子101に
ついて説明する。なお、本保持具11aと本保持具11
bとは、互いに面対称の形状(構造は両者とも同様)を
有しているので、本保持具11aについて詳述し、本保
持具11bについての説明は省略する。
【0020】入浴用の椅子101は、いわゆるシャワー
チェアーという名称で市販されているものであり、座面
板103と、座面板103を支持する脚部105a、1
05b、105c(座面板103に隠れて見えないが、
もう1本の脚部が存する。)と、座面板103の後方か
ら上方に向けて立ち上がるように配設された一対の背も
たれ支持棒107a、107bと、支持棒107a、1
07bの上端(支持棒107aの上端は、図2中、参照
番号107aaにて示した。)近傍に取りつけられた背
もたれ板109と、を備えている。なお、ここでは背も
たれ支持棒107a、107bと背もたれ板109と後
述の座金部材111及びボルト113(実際には、支持
棒107b側にも座金部材及びボルトが存する。)によ
って、本発明にいう背もたれが形成されている。ここで
は、当接部が、入浴用の椅子101に腰掛けた者の胴体
部分(図示せず)の左の位置において背もたれから少な
くとも前方方向に突出する左当接部たる本保持具11b
と、該胴体部分の右の位置において背もたれから少なく
とも前方方向に突出する右当接部たる本保持具11a
と、を有して構成されている。
【0021】支持棒107aの上端107aa(図2参
照)の近傍は、座金部材111と背もたれ板109とに
挟持されるようにボルト113が貫通している(ボルト
113は座金部材111と支持棒107aの上端107
aa近傍とを貫通し、ボルト113の先端部分は背もた
れ板109にねじ込まれ、座金部材111と背もたれ板
109との間に支持棒107aの上端107aa近傍が
挟持されている。)。一方、座金部材111には、パイ
プ状部材21が溶接されて取りつけられている。パイプ
状部材21は、直線に沿ってのびた中空円筒形の鋼製の
パイプを、所定長さになるように該直線に対して略垂直
方向に切断して形成されたものである。そしてパイプ状
部材21は、その長手方向が支持棒107aの上端10
7aa近傍の長手方向に略沿うように座金部材111に
取りつけられており、パイプ状部材21の長手方向はこ
こでは鉛直方向に対して略10度をなしている。従っ
て、パイプ状部材21は、内部に直線に略沿った嵌入孔
が形成されると共に、嵌入孔が上方に向くように背もた
れに取りつけられている。
【0022】そして、パイプ状部材21には、その長手
方向に沿った2カ所に該長手方向に対して略垂直方向に
向けて高さ調節ねじ嵌入孔23a、23bが穿設されて
いる。高さ調節ねじ嵌入孔23a、23bの内壁には、
高さ調節ねじ25の外周に螺刻された雄ねじが螺嵌され
る雌ねじが螺刻されている。このため高さ調節ねじ25
は、高さ調節ねじ嵌入孔23a、23bに自由に螺嵌す
ることができる。なお、後述の嵌入棒15は、パイプ状
部材21の内部に形成され直線に略沿った嵌入孔に遊嵌
されるが、該遊嵌された嵌入棒15の先端15aが、高
さ調節ねじ嵌入孔23a、23bに螺嵌された高さ調節
ねじ25に当接すると、それよりも深く嵌入棒15は該
嵌入孔に挿入されることができない。従って、ここでは
高さ調節ねじ25と高さ調節ねじ嵌入孔23a、23b
とによって、嵌入棒15が前記直線に略沿って前記嵌入
孔に嵌入される長さを調節する長さ調節手段が構成され
ている(即ち、調節ねじ25を高さ調節ねじ嵌入孔23
aと高さ調節ねじ嵌入孔23bとのいずれに嵌入するか
あるいはいずれにも嵌入しないかによって、嵌入棒15
が前記直線に略沿って前記嵌入孔に嵌入される長さを調
節することができる。)。
【0023】図3は、図2のB−B断面図(後述の取付
ボルト19a、19bの中心軸を含む平面によって切断
したところを示している。)である。図1乃至図3を参
照して、本保持具11aを詳細に説明する。本保持具1
1aは、当接部13と、嵌入棒15と、嵌入棒15の末
端が取りつけ(溶接)られ当接部13の後面13a(略
平面)に取りつけられる取付板17と、取付板17を当
接部13の後面13aに取りつける取付ボルト19a、
19bと、を有している。
【0024】当接部13は、当接部13の内部に存する
柔軟なクッション材たるスポンジ31と、塩化ビニル樹
脂製の板状部材を略90度に折り曲げて形成されスポン
ジ31の外面に貼着されたフレーム材35と、フレーム
材35の内面に貼着され取付ボルト19a、19bの先
端部分に螺刻された雄ねじと螺合する雌ねじ部分が形成
された金属板37と、フレーム材35の内面に貼着され
た金属板37を覆うように金属板37とその周囲のフレ
ーム材35とに貼着されたゴムシート39と、該クッシ
ョン材たるスポンジ31の外面を覆う防水膜たるポリウ
レタンの膜33と、を有して構成されている。なお、該
クッション材たるスポンジ31の外面を防水膜たるポリ
ウレタンの膜33によって覆う方法は、様々な方法が知
られておりこれらいかなる方法で行われても良いが、例
えば、融解させた樹脂融液又は溶媒に溶解させた樹脂溶
液にスポンジを浸け、その後、該樹脂融液又は該樹脂溶
液から該スポンジを取り出し、該取り出したスポンジを
冷却又は乾燥させることによって該スポンジ外面に防水
膜を形成する方法や、溶媒に溶解させた樹脂溶液をスポ
ンジにスプレー等によって噴霧した後、該スポンジを乾
燥させることによって該スポンジ外面に防水膜を形成す
る方法や、融解させた樹脂融液又は溶媒に溶解させた樹
脂溶液を刷毛等によってスポンジの表面に塗布した後、
スポンジを冷却又は乾燥させることによって該スポンジ
外面に防水膜を形成する方法や、これらの方法の1種を
反復して行ったりこれらの方法を組み合わせて行うよう
にする方法等を例示的に挙げることができる。なお、こ
こでは防水膜としてポリウレタンによって形成された膜
を用いているが、これに限定されるものではなく、その
他の材質、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド等の樹脂材料や、ゴム材料等
を用いて防水膜を形成してよいことは言うまでもない。
このように当接部13は防水膜たるポリウレタンの膜3
3によって覆われているので、当接部13の外面に付着
した液状の水が当接部13の内部に略進入しない。当接
部13をこのような防水構造とすることにより、当接部
13内部に液状の水が進入することを防止し、当接部1
3の内部が不衛生になることを防止している(なお、取
付ボルト19a、19bが貫通している箇所はゴムシー
ト39によって覆われているので、万一、該貫通してい
る箇所を経て水蒸気等が進入したとしてもゴムシート3
9によってスポンジ31へは進入しないようになってい
る。)。また、当接部13は、入浴用の椅子に腰掛けた
者の胴体部分(図示せず)の右の位置において椅子10
1の背もたれから前方方向に突出する突出部分14を有
している。
【0025】嵌入棒15は、取付板17と取付ボルト1
9a、19bとによって当接部13に取りつけられ、パ
イプ状部材21の内部に直線に略沿って形成される嵌入
孔に上方から嵌入(遊嵌)される。なお、嵌入棒15が
パイプ状部材21が形成する嵌入孔に嵌入された状態で
は、当接部13の後面13aと背もたれ板109の前面
とが略当接し、当接部13が所定範囲内に固定される。
従って、ここでは取付部が、内部に直線に略沿った嵌入
孔が形成され該嵌入孔が上方に向くように背もたれに取
りつけられたパイプ状部材21と、当接部13に取りつ
けられ該嵌入孔に上方から嵌入される嵌入棒15と、を
有して構成されている。また、この取付部は、嵌入棒1
5をパイプ状部材21に自在に嵌脱することができるの
で、当接部13を背もたれに着脱自在に取りつける。
【0026】(第2実施形態)図4は、第2実施形態の
本発明の身体保持具(本保持具)41a、41bが取り
つけられた入浴用の椅子151(いわゆる「シャワーチ
ェアー」と呼ばれるもの)を示す斜視図である。そし
て、図5は、本保持具41aの取付状態を示す部分斜視
図(図4中、矢印B方向から見たところを示している。
なお、説明を容易にするため、後述のカバー部材48及
び取付ねじ49ははずされた状態を示している。)であ
る。図4及び図5を参照して、第2実施形態の本保持具
41a、41bが取りつけられた入浴用の椅子151に
ついて説明する。なお、本保持具41aと本保持具41
bとは、互いに面対称の形状(構造は両者とも同様)を
有しているので、本保持具41aについて詳述し、本保
持具41bについての説明は省略する。
【0027】入浴用の椅子151は、いわゆるシャワー
チェアーという名称で市販されているものであり、上面
が略長方形の座面板153と、該略長方形の各角から下
方に向けてのび座面板153を支持する脚部155a、
155b、155c(座面板153に隠れて見えない
が、もう1本の脚部が存する。)と、該略長方形の各角
のうち3の角から上方に向けて立設された3本の支持棒
157a、157b、157cと、該略長方形の各辺の
うち支持棒157a、157bが立設された両角を結ぶ
辺と略平行に長手方向が向いた支持棒157a、157
bの両上端を連結する連結棒158aと、該略長方形の
各辺のうち支持棒157b、157cが立設された両角
を結ぶ辺と略平行に長手方向が向いた支持棒157b、
157cの両上端を連結する連結棒158bと、を備え
ている。なお、ここでは支持棒157a、157bと連
結棒158aとによって、本発明にいう背もたれが形成
されている(入浴用の椅子151に腰掛けた者の背中
は、主として連結棒158aによって支持される。な
お、支持棒157cと連結棒158bとは、肘おき等と
して機能する。)。そしてここでは、当接部が、入浴用
の椅子151に腰掛けた者(図4中、矢印Cの方向が前
方になるように腰掛ける。)の胴体部分(図示せず)の
左の位置において背もたれから少なくとも前方方向に突
出する左当接部たる本保持具41bと、該胴体部分の右
の位置において背もたれから少なくとも前方方向に突出
する右当接部たる本保持具41aと、を有して構成され
ている。
【0028】そして連結棒158aは、長手方向(図5
中、矢印F方向)に対する垂直な断面形状が略円形であ
る棒状部材たる管状部材(中空)を所定長さに切断され
たものによって形成されており、該長手方向が左右方向
に略向くように支持棒157a、157bによって支持
されており、本発明にいう支持部材を構成している。一
方、本保持具41aは、当接部43と、連結棒158a
がなす円筒形の軸を含む平面によって切断された一方の
部分が収容される凹部が形成され当接部43の後面43
a(略平面)に取りつけられる取付ブロック47(樹脂
製)と、取付ブロック47の該凹部に一部が収容された
連結棒158aに跨るように(該円筒形の軸を含む平面
によって切断された該一方とは異なる他方の部分が収容
される凹部が形成されている。)取付ブロック47に取
り付けられカバーするカバー部材48(ゴム製)と、カ
バー部材48が連結棒158aに跨る両側のうち一方側
(ここでは上側と下側との両側のうち上側)においてカ
バー部材48を取付ブロック47に取りつける取付ねじ
49と、を有している。
【0029】ここに当接部43は、前述した第1実施形
態の当接部13と同様の構造を有しているので、ここで
は説明を省略する。そして、カバー部材48が取付ねじ
49によって取付ブロック47に取りつけられると、カ
バー部材48と取付ブロック47とによって連結棒15
8aが挟持され、それにより当接部43が連結棒158
aに取りつけられる。ここでは支持部材たる連結棒15
8aが、前述したように、長手方向に対する垂直な断面
形状が略円形である棒状部材(管状部材)であり、カバ
ー部材48と取付ねじ49と取付ブロック47とによっ
て構成される取付部が、支持部材かつ棒状部材たる連結
棒158aを前記長手方向の周りに回動自在(図4及び
図5中、矢印Eの方向)に挟持(係合)する。
【0030】また、取付ねじ49は、カバー部材48が
連結棒158aに跨る両側のうち一方側(ここでは上側
と下側との両側のうち上側)においてのみカバー部材4
8を取付ブロック47に取りつけており、かつカバー部
材48は柔軟なゴムによって形成されていることから、
カバー部材48と取付ねじ49と取付ブロック47とに
よって構成される取付部は、前記長手方向(図5中、矢
印F方向)に対して垂直な断面において、支持部材たる
連結棒158aを取り囲む一部が分断又は分断可能にさ
れている(取付ねじ49が、カバー部材48が連結棒1
58aに跨る両側のうち他方側(ここでは上側と下側と
の両側のうち下側)において該他方側を取付ブロック4
7から引き離すように力を加えると分断される。)。こ
の分断又は分断可能にされた一部を経由して、支持部材
たる連結棒158aに取付部(カバー部材48と取付ね
じ49と取付ブロック47とによって構成される。)が
脱着自在にされている。なお、前述のように、ここでは
カバー部材48と取付ねじ49と取付ブロック47とに
よって、当接部43を背もたれに着脱自在に取りつける
取付部が構成されている。
【0031】また、第2実施形態の本保持具41a、4
1bは、カバー部材48と取付ねじ49と取付ブロック
47とによって構成される取付部が、支持部材かつ棒状
部材たる連結棒158aを前記長手方向(図5中、矢印
F方向)の周りに回動自在(図4及び図5中、矢印Eの
方向)に挟持(係合)するので、当接部43の前記長手
方向(図5中、矢印F方向)の周りの回動位置を自由に
調節することができる。さらに、第2実施形態の本保持
具41a、41bは、カバー部材48と取付ねじ49と
取付ブロック47とによって構成される取付部が、支持
部材かつ棒状部材たる連結棒158aを前記長手方向
(図5中、矢印F方向)に沿って移動自在に挟持(係
合)するので、当接部43の前記長手方向(図5中、矢
印F方向)に沿った位置を自由に調節することができ
る。
【0032】なお、第2実施形態においては当接部43
を背もたれに着脱自在に取りつける取付部が、カバー部
材48と取付ねじ49と取付ブロック47とにより構成
されていたが、図6に示すように構成してもよい(図6
では、本保持具41bを示している。)。即ち、本保持
具41bは、当接部43と、連結棒158aがなす円筒
形の外周の一部が収容される凹部が形成され当接部43
の後面43a(略平面)に取りつけられる取付具51
(柔軟性を有する樹脂製。なお、該凹部に収容される該
一部は、連結棒158aの長手方向(図6中、矢印F方
向)に対して垂直な断面において、該円筒形の中心にお
ける該一部がなす中心角として略240度程度とされ
る。)と、取付具51を当接部43の後面43a(略平
面)に取りつける取付ねじ53と、を有している。
【0033】ここでは取付具51及び取付ねじ53以外
は、前述の第2実施形態と同様であるので、説明を省略
する。取付具51には、連結棒158aがなす円筒形の
外周の前記一部が収容される凹部51cが、上側突出部
51aと下側突出部51bとの間に形成されている。凹
部51cは連結棒158aがなす円筒形の外周の前記一
部が収容される形状(円柱の外面に略接する形状)に形
成されると共に、連結棒158aの長手方向(図6中、
矢印F方向)に対して垂直な断面において凹部51cに
収容された連結棒158aの外周のうち凹部51cによ
って取り囲まれた部分が、該円筒形の中心においてなす
中心角(略240度)が180度以上とされているの
で、凹部51cに収容された連結棒158aは凹部51
c中で保持(上側突出部51aと下側突出部51bとの
間に挟持)される。また、取付具51は柔軟性を有する
樹脂によって形成されているので、上側突出部51aと
下側突出部51bとの間に形成された隙間51dに力が
加わることで隙間51dを拡げることができることか
ら、凹部51cに収容された連結棒158aを取り外し
(連結棒158aの長手方向(図6中、矢印F方向)に
対して略垂直方向であって隙間51dが形成されている
方向へ取付具51に力を加える)たり、凹部51cに収
容されていない連結棒158aを取り付け(連結棒15
8aの長手方向(図6中、矢印F方向)に対して略垂直
方向であって隙間51dが形成されている方向へ取付具
51に力を加える)たりすることができる。
【0034】従って、ここでは連結棒158aが上側突
出部51aと下側突出部51bとの間に挟持されること
で、当接部43が連結棒158aに取りつけられる。こ
こでは支持部材たる連結棒158aが、前述したよう
に、長手方向に対する垂直な断面形状が略円形である棒
状部材(管状部材)であり、取付具51と取付ねじ53
とによって構成される取付部が、支持部材かつ棒状部材
たる連結棒158aを前記長手方向の周りに回動自在
(図6中、矢印Gの方向)に挟持(係合)する。
【0035】また、上側突出部51aと下側突出部51
bとの間に形成された隙間51dによって、取付具51
と取付ねじ53とによって構成される取付部は、前記長
手方向(図6中、矢印F方向)に対して垂直な断面にお
いて、支持部材たる連結棒158aを取り囲む一部が分
断されている。この分断された一部たる隙間51dを経
由して、支持部材たる連結棒158aに取付部(取付具
51と取付ねじ53とによって構成される。)が脱着自
在にされている。なお、前述のように、ここでは取付具
51と取付ねじ53とによって、当接部43を背もたれ
に着脱自在に取りつける取付部が構成されている。
【0036】また、取付具51と取付ねじ53とによっ
て構成される取付部が、支持部材かつ棒状部材たる連結
棒158aを前記長手方向(図6中、矢印F方向)の周
りに回動自在(図6中、矢印Gの方向)に挟持(係合)
するので、当接部43の前記長手方向(図6中、矢印F
方向)の周りの回動位置を自由に調節することができ
る。さらに、取付具51と取付ねじ53とによって構成
される取付部が、支持部材かつ棒状部材たる連結棒15
8aを前記長手方向(図6中、矢印F方向)に沿って移
動自在に挟持(係合)するので、当接部43の前記長手
方向(図6中、矢印F方向)に沿った位置を自由に調節
することができる。
【0037】(第3実施形態)図7は、第3実施形態の
本発明の身体保持具(本保持具)61a、61bが取り
つけられた入浴用の椅子161(いわゆる「シャワーチ
ェアー」と呼ばれるもの)を示す部分斜視図(座面板1
63を支持する脚部を省略している。)である。そし
て、図8は、本保持具61bの取付状態を示す部分斜視
図(図7中、矢印H方向から見たところを示してい
る。)である。図7及び図8を参照して、第3実施形態
の本保持具61a、61bが取りつけられた入浴用の椅
子161について説明する。なお、本保持具61aと本
保持具61bとは、互いに面対称の形状(構造は両者と
も同様)を有しているので、本保持具61bについて詳
述し、本保持具61aについての説明は省略する。
【0038】入浴用の椅子161は、いわゆるシャワー
チェアーという名称で市販されているものであり、上面
が略長方形の座面板163と、該略長方形の各角から下
方に向けてのび下端にキャスター(図示せず)が取りつ
けられ座面板163を支持する脚部(図示せず)と、該
略長方形の各角のうち隣接する2の角から上方に向けて
立設された2本の支持棒167a、167bと、支持棒
167aの上部と支持棒167bの上部とに張設された
背もたれベルト166と、支持棒167a、167bの
略中央部分に付設された肘おき168a、168bと、
を備えている。なお、座面板163の略中心部分に設け
られた開口163hは、洗浄者が下方から入浴者の肛門
等近傍を洗浄しやすくするために設けられたものであ
る。そして支持棒167a、167bの上端近傍が後方
に向けて折り曲げられているのは、洗浄者が、該折り曲
げられた部分を把持し、椅子161を移動等させること
を容易ならしめるためである。なお、ここでは支持棒1
67a、167bと背もたれベルト166とによって、
本発明にいう背もたれが形成されている(入浴用の椅子
161に腰掛けた者の背中は、主として背もたれベルト
166によって支持される。)。そしてここでは、当接
部が、入浴用の椅子161に腰掛けた者(図7中、矢印
J方向が前方になるように腰掛ける。)の胴体部分(図
示せず)の左の位置において背もたれから少なくとも前
方方向に突出する左当接部たる本保持具61bと、該胴
体部分の右の位置において背もたれから少なくとも前方
方向に突出する右当接部たる本保持具61aと、を有し
て構成されている。
【0039】背もたれベルト166は、その長手方向
(図7中、矢印K方向)が左右方向に略向くように支持
棒167aの上部と支持棒167bの上部とに固定され
て張設された帯材であり、本発明にいう支持部材を構成
している。一方、本保持具61bは、当接部43と、当
接部43の後面43a(略平面)に取りつけられ背もた
れベルト166を挟持する挟持金具63と、挟持金具6
3を当接部43の後面43a(略平面)に取りつける取
付ねじ65と、を有している。なお当接部43は、前述
した第2実施形態の当接部43と同様の構造を有してい
るので、ここでは説明を省略する。
【0040】挟持金具63は、主表面が略長方形のステ
ンレス鋼板を該略長方形の短辺に略平行に90度折り曲
げ(最初の折り曲げ)さらに該短辺に略平行に該最初の
折り曲げとは逆側に90度折り曲げて形成されたもので
あり、当接部43の後面43a(略平面)に取りつけら
れる取付部分63aと、取付部分63aから略垂直方向
に向けて突出する突出部分63bと、突出部分63bの
突出した先端から取付部分63aと略平行に下方に向け
て垂下する挟持部63cと、を有している。そして取付
部分63aは、取付ねじ65によって当接部43の後面
43a(略平面)に取りつけられている。このため当接
部43の後面43a(略平面)と取付部分63aとは接
しており両者間に隙間はなく、当接部43の後面43a
(略平面)と挟持部63cとの間には隙間(挟持隙間)
が形成されている。なお、後述するように、当接部43
の後面43a(略平面)と挟持部63cとの間に形成さ
れた隙間(挟持隙間)には背もたれベルト166が差し
込まれるので、この隙間(挟持隙間)への背もたれベル
ト166の差し込みを容易にすることからは、挟持部6
3cの下端近傍を当接部43の後面43a(略平面)と
は遠ざかる方向(即ち、挟持部63cの下端近傍が形成
する該隙間(挟持隙間)が広がる方向)にやや曲げるよ
うにしてもよい。
【0041】そしてここでは挟持金具63が取付ねじ6
5によって取りつけられた当接部43は、帯材たる背も
たれベルト166の上方から下方に向けて移動され、そ
れによって当接部43の後面43a(略平面)と挟持部
63cとの間に形成された隙間(挟持隙間)に背もたれ
ベルト166が差し込まれ挟持されている。当接部43
の後面43a(略平面)と挟持部63cとの間に形成さ
れた隙間(挟持隙間)に差し込まれた帯材たる背もたれ
ベルト166は、係止部たる突出部分63bに当接する
とそれよりも上方(挟持金具63に対して上方をい
う。)へ移動することを制限される(逆から見れば、背
もたれベルト166に対して挟持金具63即ち、本保持
具61bが所定位置よりも下方に降下せず、所定位置に
おいて保持される。)。このようにして背もたれベルト
166に当接部43を取り付けることができる。また、
当接部43の後面43a(略平面)と挟持部63cとの
間に形成された隙間(挟持隙間)に背もたれベルト16
6が差し込まれ挟持された当接部43は、背もたれベル
ト166に対して上方に向けて移動されれば、当接部4
3の後面43a(略平面)と挟持部63cとの間に形成
された隙間(挟持隙間)から背もたれベルト166を抜
き取ることができ、それによって背もたれベルト166
から当接部43を取り外すことができる。即ち、ここで
は挟持金具63と取付ねじ65とによって、当接部43
を背もたれに着脱自在に取りつける取付部が構成されて
おり、該取付部が支持部材たる背もたれベルト166に
係合する。
【0042】以上のように、第3実施形態においては、
背もたれベルト166が、長手方向(図7中、矢印K方
向)が左右方向に略向いた支持部材たる帯材を構成す
る。そして挟持金具63と取付ねじ65とによって構成
される取付部が、帯材たる背もたれベルト166の上方
から差し込み可能な挟持隙間(当接部43の後面43a
(略平面)と挟持部63cとの間に形成された隙間)を
形成し、そして該挟持隙間に差し込まれた帯材たる背も
たれベルト166が所定位置よりも上方へ移動すること
を制限する係止部たる突出部分63bを有する。また、
挟持金具63と取付ねじ65とによって構成される取付
部は、前記長手方向(図7中、矢印K方向)に対して垂
直な断面において、支持部材たる背もたれベルト166
を取り囲む一部が分断されており(当接部43の後面4
3a(略平面)と挟持部63cの下端との間)、該分断
された一部を経由して背もたれベルト166(支持部
材)に前記取付部が脱着自在にされている。
【0043】(第4実施形態)第4実施形態の本発明の
身体保持具(本保持具)は、第3実施形態の本発明の身
体保持具(本保持具)61a、61bにおいては挟持金
具63と取付ねじ65とによって当接部43を背もたれ
に着脱自在に取りつける取付部が構成されていたのに比
して、取付部の構成が異なるのみであり、その他は同一
である。従って、第3実施形態の本発明の身体保持具
(本保持具)61a、61bと同様の部分の説明は省略
し、異なるところのみ説明する。なお、第4実施形態の
本発明の身体保持具(本保持具)が取りつけられた入浴
用の椅子も、第3実施形態において説明した椅子161
と同様のものである。図9は、第4実施形態の本保持具
71bの取付状態を示す部分斜視図(図8と同様の位置
から見たところを示している。)である。図9を参照し
て、第4実施形態の本保持具71bについて説明する。
なお、実際には図7と同様、第4実施形態においても、
当接部は、入浴用の椅子に腰掛けた者の胴体部分(図示
せず)の左の位置において背もたれから少なくとも前方
方向に突出する左当接部たる本保持具71bと、該胴体
部分の右の位置において背もたれから少なくとも前方方
向に突出する右当接部たる本保持具(図示せず)と、を
有して構成されている。これら両本保持具は、互いに面
対称の形状(構造は両者とも同様)を有しているので、
一方の本保持具71bについて詳述し、他方の本保持具
についての説明は省略する。
【0044】背もたれベルト166は、第4実施形態に
おいても、その長手方向が左右方向に略向くように支持
棒167aの上部と支持棒167bの上部とに固定され
て張設された帯材であり、本発明にいう支持部材を構成
している。一方、本保持具71bは、当接部43と、当
接部43の後面43a(略平面)に取りつけられ背もた
れベルト166(支持部材たる帯材)の周囲に巻着(係
合)される取付帯たる取付ベルト73と、取付ベルト7
3を当接部43の後面43a(略平面)に取りつける取
付ねじ(図示せず)と、を有している。なお当接部43
は、前述した第2実施形態の当接部43と同様の構造を
有しているので、ここでは説明を省略する。
【0045】取付ベルト73は、背もたれベルト166
(支持部材たる帯材)の周囲に縦方向に巻着(背もたれ
ベルト166の長手方向(図9中、矢印Lの方向)に対
する垂直平面内に、取付ベルト73の長手方向が略沿う
ように取付ベルト73は背もたれベルト166の周囲に
巻着される。)されるのに十分な長さを有する帯体であ
る。取付ベルト73の両端部のうち一方側の表面には雄
型の面ファスナーと、該両端部のうち他方側の裏面には
雌型の面ファスナーと、が取り付けられており、該雄型
の面ファスナーと該雌型の面ファスナーとは互いに係合
可能になっている。そして取付ベルト73の長手方向が
背もたれベルト166の長手方向(図9中、矢印Lの方
向)に対して略垂直になるように、取付ベルト73はそ
の長手方向に関して略中心部分において取付ねじ(図示
せず)によって当接部43の後面43a(略平面)に取
り付けられている。図9は、取付ベルト73が、背もた
れベルト166(支持部材たる帯材)の周囲に縦方向に
巻着されると共に、取付ベルト73の両端部のうち一方
側の表面に取り付けられた前記雄型の面ファスナーと該
両端部のうち他方側の裏面に取り付けられた前記雌型の
面ファスナーとが係合した状態を示している。
【0046】以上のように、第4実施形態においては、
背もたれベルト166が、長手方向(図9中、矢印L方
向)が左右方向に略向いた支持部材たる帯材を構成す
る。そして取付ベルト73とそれを当接部43の後面4
3a(略平面)に取りつける取付ねじ(図示せず)とに
よって、当接部43を背もたれに着脱自在に取りつける
取付部が構成されている。さらに、該取付部が、前記長
手方向(図9中、矢印L方向)に対して垂直な断面にお
いて、支持部材たる背もたれベルト166を取り囲む一
部が分断可能にされており(取付ベルト73の両端部の
うち一方側に取り付けられた前記雄型の面ファスナーと
他方側に取り付けられた前記雌型の面ファスナーとの係
合を解けばよい。)、該分断可能にされた一部を経由し
て支持部材たる背もたれベルト166に前記取付部(取
付ベルト73とそれを当接部43の後面43a(略平
面)に取りつける取付ねじ(図示せず)とによって構成
される。)が脱着自在にされている(これによって当接
部43が背もたれに着脱自在に取りつけられる。)。
【0047】(第5実施形態)図10は、第5実施形態
の本発明の身体保持具(本保持具)81を示す斜視図で
あり、図11は、第5実施形態の本発明の身体保持具
(本保持具)81から後述の当接部44a、44bを取
り外したところを示す斜視図であり、図12は第5実施
形態の本保持具81が取りつけられた入浴用の椅子17
1(いわゆる「シャワーチェアー」と呼ばれるもの)を
示す部分斜視図(座面板163を支持する脚部を省略し
ている。)である。図10乃至図12を参照して、第5
実施形態の本保持具81及びそれが取りつけられた入浴
用の椅子171について説明する。なお、第5実施形態
の本保持具81を除く入浴用の椅子171と、第3実施
形態の本保持具61a、61bを除く入浴用の椅子16
1と、は同一のものであるので、ここでは椅子171自
体の説明は省略する(椅子171において、椅子161
に付された参照番号と同じ参照番号が付されたものは同
一のものを示す。)。
【0048】第5実施形態の本保持具81は、略長方形
の両主表面を有し該両主表面のうちの一方の主表面に雄
型の面ファスナー85が貼設された取付板86と、取付
板86の両主表面のうち他方の主表面が形成する略長方
形の両短辺から略垂直方向に突出するように該他方の主
表面に一端が取り付けられた巻着バンド87、88と、
巻着バンド88の他端に取り付けられ巻着バンド87と
係合するバックル89と、取付板86の該一方の主表面
側に取り付けられる当接部44a、44bと、当接部4
4a、44bの後面(略平面)に貼設され雄型の面ファ
スナー85と係合する雌形の面ファスナー(図示せず)
と、を有してなる。なお当接部44a、44bは、前述
した第2実施形態の当接部43と同様の構造を有してい
るので、ここでは説明を省略する(当接部44a、44
bでは、その後面を貫通する取付ボルトがなく、該後面
のほぼ全面にわたって雌形の面ファスナーが貼設されて
いる点が異なる。)。そしてここでは、当接部が、入浴
用の椅子171に腰掛けた者(図12中、矢印J方向が
前方になるように腰掛ける。)の胴体部分(図示せず)
の左の位置において背もたれ(なお、ここでは第3実施
形態の入浴用の椅子161と同様、支持棒167a、1
67bと背もたれベルト166とによって、本発明にい
う背もたれが形成されている)から少なくとも前方方向
に突出する左当接部44bと、該胴体部分の右の位置に
おいて背もたれから少なくとも前方方向に突出する右当
接部44aと、を有して構成されている。
【0049】このような第5実施形態の本保持具81を
使用するには、まず、巻着バンド87、88を、椅子1
71の前記背もたれ(支持棒167a、167bと背も
たれベルト166とによって構成されている。)に巻き
付ける。そして、巻着バンド87は、前記一端側の反対
側である他端側からバックル89に通され、本保持具8
1が椅子171の前記背もたれに確実に取り付けられる
よう巻着バンド87、88によって前記背もたれを締め
付ける位置にて巻着バンド87をバックル89に係合さ
せとめる。なお、このとき面ファスナー85が貼設され
た取付板86の面(前記一方の主表面)側が、図12に
示したように前面を向くよう(即ち、当接部44a、4
4bが前記背もたれから前方方向に突出するよう)、巻
着バンド87、88が椅子171の前記背もたれに巻き
付けられる。
【0050】この状態では、取付板86及びそれに取り
付けられた面ファスナー85は、椅子171の前記背も
たれに対して確実に固定されている。このため当接部4
4a、44bを把持して、面ファスナー85から引き離
すように力を加えれば、当接部44a、44bを面ファ
スナー85から取り外すことができる。そして再び、当
接部44a、44bを把持して、当接部44a、44b
の後面(略平面)に貼設された前記雌形の面ファスナー
(図示せず)を面ファスナー85に押しつけるように力
を加えれば、当接部44a、44bを面ファスナー85
に取り付けることができる。即ち、当接部44a、44
bは面ファスナー85に脱着自在にされていることで、
当接部44a、44bが前記背もたれに着脱自在に取り
つけられている。そして巻着バンド87、88を、椅子
171の前記背もたれに巻着したり、椅子171の前記
背もたれから取り外す(巻着バンド87をバックル89
の係合から解く。)ことでも、当接部44a、44bが
前記背もたれに着脱自在に取りつけられている。
【0051】以上のように、第5実施形態の本保持具8
1においては、前記背もたれに巻着される背もたれ巻着
帯材が、取付板86とそれに貼設された面ファスナー8
5と巻着バンド87、88とバックル89とによって構
成されている。そして当接部44a、44bに取りつけ
られ該背もたれ巻着帯材に係合する係合部が、当接部4
4a、44bの後面(略平面)に貼設され雄型の面ファ
スナー85と係合する前記雌形の面ファスナー(図示せ
ず)によって構成されている(即ち、背もたれ巻着帯材
に取りつけられた面ファスナー85と係合する面ファス
ナーによって構成されている。)。これら前記背もたれ
巻着帯材と前記係合部と、を有して本発明にいう取付部
が構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)が取りつけられた入浴用の椅子を示す斜視図であ
る。
【図2】第1実施形態の本保持具の取付状態を示す部分
斜視図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】第2実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)が取りつけられた入浴用の椅子を示す斜視図であ
る。
【図5】第2実施形態の本保持具の取付状態を示す部分
斜視図である。
【図6】第2実施形態の本保持具の取付部の他の構成例
を示す部分斜視図である。
【図7】第3実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)が取りつけられた入浴用の椅子を示す部分斜視図で
ある。
【図8】第3実施形態の本保持具の取付状態を示す部分
斜視図である。
【図9】第4実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)の取付状態を示す部分斜視図である。
【図10】第5実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)を示す斜視図である。
【図11】第5実施形態の本発明の身体保持具(本保持
具)から当接部を取り外したところを示す斜視図であ
る。
【図12】第5実施形態の本保持具が取りつけられた入
浴用の椅子を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
11a、11b 第1実施形態の本保持具 13 当接部 13a 当接部の後面 14 突出部分 15 嵌入棒 15a 嵌入棒の先端 17 取付板 19a、19b 取付ボルト 21 パイプ状部材 23a、23b 高さ調節ねじ嵌入孔 25 高さ調節ねじ 31 スポンジ 33 膜 35 フレーム材 37 金属板 39 ゴムシート 41a、41b 第2実施形態の本保持具 43 当接部 43a 当接部の後面 44a、44b 当接部 47 取付ブロック 48 カバー部材 49 取付ねじ 51 取付具 51a 上側突出部 51b 下側突出部 51c 凹部 51d 隙間 53 取付ねじ 61a、61b 第3実施形態の本保持具 63 挟持金具 63a 取付部分 63b 突出部分 63c 挟持部 65 取付ねじ 71b 第4実施形態の本保持具 73 取付ベルト 81 第5実施形態の本保持具 85 面ファスナー 86 取付板 87、88 巻着バンド 89 バックル 101 入浴用の椅子 103 座面板 105a、105b、105c 脚部 107a、107b 支持棒 107aa 支持棒の上端 109 背もたれ板 111 座金部材 113 ボルト 151 入浴用の椅子 153 座面板 155a、155b、155c 脚部 157a、157b、157c 支持棒 158a、158b 連結棒 161 入浴用の椅子 163 座面板 163h 開口 166 背もたれベルト 167a、167b 支持棒 168a、168b 肘おき 171 入浴用の椅子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入浴用の椅子に腰掛けた者の身体を保持す
    る保持具であって、 該腰掛けた者の胴体部分の左右いずれかの位置において
    該椅子の背もたれから少なくとも前方方向に突出する防
    水構造の当接部と、 該当接部を該背もたれに着脱自在に取りつける取付部
    と、を備えてなる、身体保持具。
  2. 【請求項2】前記当接部が、前記胴体部分の左の位置に
    おいて前記背もたれから少なくとも前方方向に突出する
    左当接部と、前記胴体部分の右の位置において前記背も
    たれから少なくとも前方方向に突出する右当接部と、を
    有してなるものである、請求項1に記載の身体保持具。
  3. 【請求項3】前記取付部が、内部に直線に略沿った嵌入
    孔が形成され該嵌入孔が上方に向くように前記背もたれ
    に取りつけられたパイプ状部材と、前記当接部に取りつ
    けられ該嵌入孔に上方から嵌入される嵌入棒と、を有し
    てなるものである、請求項1又は2に記載の身体保持
    具。
  4. 【請求項4】前記嵌入棒が前記直線に略沿って前記嵌入
    孔に嵌入される長さを調節する長さ調節手段を、さらに
    有するものである、請求項3に記載の身体保持具。
  5. 【請求項5】前記背もたれが、長手方向が左右方向に略
    向いた支持部材を有し、 前記取付部が、該支持部材に係合するものである、請求
    項1又は2に記載の身体保持具。
  6. 【請求項6】前記取付部が、前記長手方向に対して垂直
    な断面において、前記支持部材を取り囲む一部が分断又
    は分断可能にされており、該分断又は分断可能にされた
    一部を経由して前記支持部材に前記取付部が脱着自在に
    されたものである、請求項5に記載の身体保持具。
  7. 【請求項7】前記支持部材が、前記長手方向に対する垂
    直な断面形状が略円形である棒状部材であり、前記取付
    部が、該棒状部材を前記長手方向の周りに回動自在に挟
    持するものである、請求項6に記載の身体保持具。
  8. 【請求項8】前記支持部材が帯材又は線材であり、 前記取付部が、該帯材又は線材の上方から差し込み可能
    な挟持隙間を形成し、そして該挟持隙間に差し込まれた
    該帯材又は線材が所定位置よりも上方へ移動することを
    制限する係止部を有するものである、請求項6に記載の
    身体保持具。
  9. 【請求項9】前記支持部材が帯材又は線材であり、 前記取付部が、該帯材又は線材の周囲に巻着される取付
    帯又は取付線材を有してなる、請求項6に記載の身体保
    持具。
  10. 【請求項10】前記取付部が、前記背もたれに巻着され
    る背もたれ巻着線材又は帯材と、前記当接部に取りつけ
    られ該背もたれ巻着線材又は帯材に係合する係合部と、
    を有してなるものである、請求項1又は2に記載の身体
    保持具。
  11. 【請求項11】前記係合部が、前記背もたれ巻着線材又
    は帯材に取りつけられた面ファスナーと係合する面ファ
    スナーである、請求項10に記載の身体保持具。
  12. 【請求項12】前記当接部が、前記当接部の内部に存す
    る柔軟なクッション材と、該クッション材の外面を覆う
    防水膜と、を有して構成されているものである、請求項
    1乃至11のいずれかに記載の身体保持具。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の身
    体保持具が取りつけられた入浴用の椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009014831A1 (en) * 2007-07-25 2009-01-29 Roho, Inc. Supportive back overlay for wheelchair back
JP2018019930A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 パナソニック株式会社 浴室用椅子

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US8061771B2 (en) 2007-07-25 2011-11-22 Roho, Inc. Supportive back overlay for wheelchair back
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