JP2002186313A - 田植機用の苗供給装置 - Google Patents
田植機用の苗供給装置Info
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- JP2002186313A JP2002186313A JP2000385257A JP2000385257A JP2002186313A JP 2002186313 A JP2002186313 A JP 2002186313A JP 2000385257 A JP2000385257 A JP 2000385257A JP 2000385257 A JP2000385257 A JP 2000385257A JP 2002186313 A JP2002186313 A JP 2002186313A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を簡素化して、部品点数の節減および装
置全体としての軽量化を図りながら、苗の損傷を防止し
ながら苗箱を輸送できるようにし、苗の搬出入を好適に
行うことのできる実用性に優れた苗供給装置を提供す
る。 【解決手段】 主枠の内部に、多数の苗箱を前後方向に
縦列状に載置収容する複数段の苗枠2をそれぞれ昇降可
能に、複数の吊り下げワイヤにより最上段の苗枠2を吊
り下げて配備し、上下に隣接する苗枠2同士の間を各別
に、苗枠2の左右両側で夫々回動自在に取り付けられた
連結ワイヤ111を用いて連結してある。そして、その
連結ワイヤ111の取付箇所に、連結ワイヤ111を取
り付けた架設姿勢を変更可能な架設形態変更手段110
を設けてある。
置全体としての軽量化を図りながら、苗の損傷を防止し
ながら苗箱を輸送できるようにし、苗の搬出入を好適に
行うことのできる実用性に優れた苗供給装置を提供す
る。 【解決手段】 主枠の内部に、多数の苗箱を前後方向に
縦列状に載置収容する複数段の苗枠2をそれぞれ昇降可
能に、複数の吊り下げワイヤにより最上段の苗枠2を吊
り下げて配備し、上下に隣接する苗枠2同士の間を各別
に、苗枠2の左右両側で夫々回動自在に取り付けられた
連結ワイヤ111を用いて連結してある。そして、その
連結ワイヤ111の取付箇所に、連結ワイヤ111を取
り付けた架設姿勢を変更可能な架設形態変更手段110
を設けてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、田植機
用の苗を農道から圃場内の田植機に供給したり、農道の
苗補給個所に苗を置いて行く場合などに使用する田植機
用の苗供給装置に関する。
用の苗を農道から圃場内の田植機に供給したり、農道の
苗補給個所に苗を置いて行く場合などに使用する田植機
用の苗供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】田植機用の苗供給装置としては、例えば
特開平11−289872号公報に開示されているよう
に、軽トラック等の運搬車両の荷台に搭載される主枠の
内部に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する
昇降可能な複数段の苗枠を配備し、苗枠群における最上
段の苗枠を、ネジ送り式の昇降駆動機構によって昇降取
付高さされる可動枠に吊り下げ連結するとともに、上下
に隣接する苗枠同士をチェーンリンクによって順次吊り
下げ支持し、可動枠によって最上段の苗枠を昇降させる
ことで、各段の苗枠を、その搬出入位置、即ち主枠の後
端下部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移
動させてゆくよう構成したものが提案されている。
特開平11−289872号公報に開示されているよう
に、軽トラック等の運搬車両の荷台に搭載される主枠の
内部に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する
昇降可能な複数段の苗枠を配備し、苗枠群における最上
段の苗枠を、ネジ送り式の昇降駆動機構によって昇降取
付高さされる可動枠に吊り下げ連結するとともに、上下
に隣接する苗枠同士をチェーンリンクによって順次吊り
下げ支持し、可動枠によって最上段の苗枠を昇降させる
ことで、各段の苗枠を、その搬出入位置、即ち主枠の後
端下部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移
動させてゆくよう構成したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の苗供給
装置は、多くの苗箱を整列して積み込み収容して運搬
し、かつ、能率よく搬出することができる利点を有する
ものであるが、構造的には幾分複雑であり、構造面及び
実用面においては改良の余地があった。
装置は、多くの苗箱を整列して積み込み収容して運搬
し、かつ、能率よく搬出することができる利点を有する
ものであるが、構造的には幾分複雑であり、構造面及び
実用面においては改良の余地があった。
【0004】つまり、上記従来装置では、可動枠の一箇
所をネジ送り式の昇降駆動機構に支持して昇降するの
で、多量の苗重量を受ける可動枠を円滑に平行昇降させ
るために精度の高い案内構造を複数箇所に装備する必要
があり、その結果、苗枠を昇降させるための構成部品の
点数が多くなってコスト高になるものであった。また、
苗枠群とは別に可動枠を装備するために、装置全体の重
量が大きいものとなっていた。こうした点を改善すべく
発明者等は鋭意研究を進め、前記苗枠を吊り下げワイヤ
で吊り下げ、単一のモータにより昇降駆動する機構を備
える苗供給装置を先に提案した(例えば特願2000−
133182号)。その後、発明者等はさらに改良を進
め、本発明をなすに至ったのである。
所をネジ送り式の昇降駆動機構に支持して昇降するの
で、多量の苗重量を受ける可動枠を円滑に平行昇降させ
るために精度の高い案内構造を複数箇所に装備する必要
があり、その結果、苗枠を昇降させるための構成部品の
点数が多くなってコスト高になるものであった。また、
苗枠群とは別に可動枠を装備するために、装置全体の重
量が大きいものとなっていた。こうした点を改善すべく
発明者等は鋭意研究を進め、前記苗枠を吊り下げワイヤ
で吊り下げ、単一のモータにより昇降駆動する機構を備
える苗供給装置を先に提案した(例えば特願2000−
133182号)。その後、発明者等はさらに改良を進
め、本発明をなすに至ったのである。
【0005】つまり、本発明は、上記実情に着目してな
されたものであって、構造を簡素化して、部品点数の節
減および装置全体としての軽量化を図りながら、苗の損
傷を防止しながら苗箱を輸送できるようにし、苗の搬出
入を好適に行うことのできる実用性に優れた苗供給装置
を提供することを主たる目的としている。
されたものであって、構造を簡素化して、部品点数の節
減および装置全体としての軽量化を図りながら、苗の損
傷を防止しながら苗箱を輸送できるようにし、苗の搬出
入を好適に行うことのできる実用性に優れた苗供給装置
を提供することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】〔構成〕請求項1による構成の特徴は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、上下に隣接する
前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の左右両側で夫々
回動自在に取り付けられた連結ワイヤを用いて連結して
ある点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、上下に隣接する
前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の左右両側で夫々
回動自在に取り付けられた連結ワイヤを用いて連結して
ある点にある。
【0008】〔作用〕上記請求項1に係る田植機用の苗
供給装置によれば、上下の苗枠を連結するのに、特別な
連結具を加工する必要がなく、苗枠に備えさせる枢支ピ
ンに連結可能な取付部材を用意するだけでく、簡単な構
造で苗枠間の間隔を保持できる。また、ワイヤは可撓性
に富むから、吊り下げワイヤを下降させる場合にも、最
下段の苗枠が装置本体の底部にまで下がった場合にも、
その上側の苗枠との間に突っ張り力が作用することもな
く、無理なく苗枠群を下降させることができる。さら
に、取付部材を端部に取り付けておけば、連結ワイヤは
交換が簡単であり、また、その長さの調節も容易であ
る。
供給装置によれば、上下の苗枠を連結するのに、特別な
連結具を加工する必要がなく、苗枠に備えさせる枢支ピ
ンに連結可能な取付部材を用意するだけでく、簡単な構
造で苗枠間の間隔を保持できる。また、ワイヤは可撓性
に富むから、吊り下げワイヤを下降させる場合にも、最
下段の苗枠が装置本体の底部にまで下がった場合にも、
その上側の苗枠との間に突っ張り力が作用することもな
く、無理なく苗枠群を下降させることができる。さら
に、取付部材を端部に取り付けておけば、連結ワイヤは
交換が簡単であり、また、その長さの調節も容易であ
る。
【0009】〔効果〕従って、構造を簡素化して、部品
点数の節減および装置全体としての軽量化を図りなが
ら、苗の損傷を防止しつつ苗箱を輸送でき、かつ、円滑
良好な苗の搬出入が可能となる。
点数の節減および装置全体としての軽量化を図りなが
ら、苗の損傷を防止しつつ苗箱を輸送でき、かつ、円滑
良好な苗の搬出入が可能となる。
【0010】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0011】〔構成〕請求項2による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、揺動下降して前
記苗枠上の苗箱の前記苗出入口からの飛び出しを防止す
る飛び出し防止姿勢と、振り上げて前記苗箱を前記苗出
入口から搬出入自在とする開放姿勢とに、操作部材の手
操作により回動自在で、かつ、姿勢固定可能に設けられ
た飛び出し防止機構を、前記苗出入口の上方に設けてあ
る点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、揺動下降して前
記苗枠上の苗箱の前記苗出入口からの飛び出しを防止す
る飛び出し防止姿勢と、振り上げて前記苗箱を前記苗出
入口から搬出入自在とする開放姿勢とに、操作部材の手
操作により回動自在で、かつ、姿勢固定可能に設けられ
た飛び出し防止機構を、前記苗出入口の上方に設けてあ
る点にある。
【0012】〔作用〕上記請求項2に係る田植機用の苗
供給装置によれば、苗出入口が開放された装置本体を運
搬車両の荷台に搭載して、その運搬車両を走行させる
と、その車両の加速時には、苗箱が前記苗出入口から後
方に飛び出し易くなるので、操作部材を操作して飛び出
し防止機構を揺動下降した飛び出し防止姿勢に固定し、
苗箱を安全に運搬するのである。苗箱を積み込み、或い
は払い出すべき場所では、前記飛び出し防止機構を振り
上げて苗箱の搬出入を可能な開放姿勢に固定して前記苗
出入口を開放するのである。
供給装置によれば、苗出入口が開放された装置本体を運
搬車両の荷台に搭載して、その運搬車両を走行させる
と、その車両の加速時には、苗箱が前記苗出入口から後
方に飛び出し易くなるので、操作部材を操作して飛び出
し防止機構を揺動下降した飛び出し防止姿勢に固定し、
苗箱を安全に運搬するのである。苗箱を積み込み、或い
は払い出すべき場所では、前記飛び出し防止機構を振り
上げて苗箱の搬出入を可能な開放姿勢に固定して前記苗
出入口を開放するのである。
【0013】〔効果〕従って、構造的に複雑な構成とせ
ず、苗出入口の閉鎖開放の操作が容易で、動力も用いな
いから、部品点数の節減および装置全体としての軽量化
を図れて、苗の損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、し
かも、円滑良好な苗の搬出入が可能となる。
ず、苗出入口の閉鎖開放の操作が容易で、動力も用いな
いから、部品点数の節減および装置全体としての軽量化
を図れて、苗の損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、し
かも、円滑良好な苗の搬出入が可能となる。
【0014】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0015】〔構成〕請求項3による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記主枠の前部
に縦枠を設け、その縦枠の内面側に上下に連続するスリ
ット状開口を形成し、前記スリット状開口の側縁部に係
合自在な係合部材を、前記苗枠の前端部に設け、前記係
合部材を前記スリット状開口に介入させることで、前記
苗枠の前後方向の移動規制手段としてある点にある。縦
枠の内面側にスリットを形成するだけであるから、構造
的にも簡単であり、重量増加も抑制できる。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記主枠の前部
に縦枠を設け、その縦枠の内面側に上下に連続するスリ
ット状開口を形成し、前記スリット状開口の側縁部に係
合自在な係合部材を、前記苗枠の前端部に設け、前記係
合部材を前記スリット状開口に介入させることで、前記
苗枠の前後方向の移動規制手段としてある点にある。縦
枠の内面側にスリットを形成するだけであるから、構造
的にも簡単であり、重量増加も抑制できる。
【0016】〔作用〕上記請求項3に係る田植機用の苗
供給装置によれば、主枠の前部に設けた縦枠に形成され
る、上下に連続するスリット状開口に、苗枠の前端部に
設けた係合部材を係合させれば、苗枠は、支障なく上下
に移動しながら、前後及び左右の移動を規制されるよう
になる。
供給装置によれば、主枠の前部に設けた縦枠に形成され
る、上下に連続するスリット状開口に、苗枠の前端部に
設けた係合部材を係合させれば、苗枠は、支障なく上下
に移動しながら、前後及び左右の移動を規制されるよう
になる。
【0017】〔効果〕従って、運搬車両の走行中にも苗
枠の動揺を防止できるから、部品点数の節減および装置
全体としての軽量化を図りながら、苗の損傷を防止しつ
つ苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬出入が可能とな
る。
枠の動揺を防止できるから、部品点数の節減および装置
全体としての軽量化を図りながら、苗の損傷を防止しつ
つ苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬出入が可能とな
る。
【0018】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0019】〔構成〕請求項4による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記吊り下げワ
イヤを夫々前後二箇所に配備して、前記最上段の苗枠を
前後で吊り下げ、前記主枠の上枠に配備した案内プーリ
に少なくとも前後一方の吊り下げワイヤを巻き掛け、前
記案内プーリを、その取付高さを上下調節自在に前記上
枠に取り付けて、前記案内プーリの取付高さを調節する
ことで、前記苗枠の前後の高さを調節可能に構成してあ
る点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記吊り下げワ
イヤを夫々前後二箇所に配備して、前記最上段の苗枠を
前後で吊り下げ、前記主枠の上枠に配備した案内プーリ
に少なくとも前後一方の吊り下げワイヤを巻き掛け、前
記案内プーリを、その取付高さを上下調節自在に前記上
枠に取り付けて、前記案内プーリの取付高さを調節する
ことで、前記苗枠の前後の高さを調節可能に構成してあ
る点にある。
【0020】〔作用〕上記請求項4に係る田植機用の苗
供給装置によれば、前後二箇所で吊り下げワイヤを用い
て苗枠を吊り下げるから、その吊り下げワイヤの前後何
れか一方の支持位置を調節すれば、苗枠を前後方向に水
平に吊り下げることができる。そこで、その吊り下げワ
イヤを巻き掛けた案内プーリの取付高さを調節すれば、
仮に予め長さを調節してあった前後の吊り下げワイヤの
間に不等伸びが生じたとしても、ターンバックル等の長
さ調節手段を吊り下げワイヤに介装してその長さを再調
節することも必要なく、苗枠の前後の高さを調節できる
のである。また、吊り下げワイヤの長さ調節を必要とし
ないから、苗枠の姿勢調整作業も容易になる。
供給装置によれば、前後二箇所で吊り下げワイヤを用い
て苗枠を吊り下げるから、その吊り下げワイヤの前後何
れか一方の支持位置を調節すれば、苗枠を前後方向に水
平に吊り下げることができる。そこで、その吊り下げワ
イヤを巻き掛けた案内プーリの取付高さを調節すれば、
仮に予め長さを調節してあった前後の吊り下げワイヤの
間に不等伸びが生じたとしても、ターンバックル等の長
さ調節手段を吊り下げワイヤに介装してその長さを再調
節することも必要なく、苗枠の前後の高さを調節できる
のである。また、吊り下げワイヤの長さ調節を必要とし
ないから、苗枠の姿勢調整作業も容易になる。
【0021】〔効果〕従って、ワイヤの長さを再調節す
るという面倒な処置を必要とせず、部品点数の節減およ
び装置全体としての軽量化を図りつつ、苗の損傷を防止
しながら苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬出入が可能
となる。
るという面倒な処置を必要とせず、部品点数の節減およ
び装置全体としての軽量化を図りつつ、苗の損傷を防止
しながら苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬出入が可能
となる。
【0022】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0023】〔構成〕請求項5による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠の後側
底部に取り付けられた後部横枠を、前記苗枠の幅方向に
亘る後側の領域に、上方に膨出する隆起部を形成した条
材で形成してある点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠の後側
底部に取り付けられた後部横枠を、前記苗枠の幅方向に
亘る後側の領域に、上方に膨出する隆起部を形成した条
材で形成してある点にある。
【0024】〔作用〕上記請求項5に係る田植機用の苗
供給装置によれば、苗箱が上を通過するのに障害となら
ないように、後部横枠を平板状の条材で形成すれば、そ
の厚さを厚くしない限り撓みやすく、これを防止するに
は苗枠の重量を増してしまうが、その後部横枠に、上方
に膨出する隆起部を形成することで、後部横枠の変形を
防止でき、しかも、その膨出部は、下方への張り出しを
伴わないから、苗箱がその下方を通過する際の苗の先端
部に対する通過障害にもならない。
供給装置によれば、苗箱が上を通過するのに障害となら
ないように、後部横枠を平板状の条材で形成すれば、そ
の厚さを厚くしない限り撓みやすく、これを防止するに
は苗枠の重量を増してしまうが、その後部横枠に、上方
に膨出する隆起部を形成することで、後部横枠の変形を
防止でき、しかも、その膨出部は、下方への張り出しを
伴わないから、苗箱がその下方を通過する際の苗の先端
部に対する通過障害にもならない。
【0025】〔効果〕従って、軽量化を可能とする後部
横枠を備えながら、苗箱の搬出入に対する障害となるこ
とがなく、部品点数の節減および装置全体としての軽量
化を図りながら、円滑良好な苗の搬出入が可能となる。
横枠を備えながら、苗箱の搬出入に対する障害となるこ
とがなく、部品点数の節減および装置全体としての軽量
化を図りながら、円滑良好な苗の搬出入が可能となる。
【0026】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0027】〔構成〕請求項6による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠の前部
横枠を、上方を前方に傾けた外拡がり傾斜壁に形成して
ある点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠の前部
横枠を、上方を前方に傾けた外拡がり傾斜壁に形成して
ある点にある。
【0028】〔作用〕上記請求項6に係る田植機用の苗
供給装置によれば、苗枠の前側に備える前部横枠を、車
両の制動等に起因する苗箱の前方への飛び出しを防止で
きるように、左右の前後方向の枠よりも高く形成して
も、上下の苗枠が直接重なった状態でも、その上方の苗
枠の底部に下方の苗枠の前部横枠がつかえることがな
い。
供給装置によれば、苗枠の前側に備える前部横枠を、車
両の制動等に起因する苗箱の前方への飛び出しを防止で
きるように、左右の前後方向の枠よりも高く形成して
も、上下の苗枠が直接重なった状態でも、その上方の苗
枠の底部に下方の苗枠の前部横枠がつかえることがな
い。
【0029】〔効果〕従って、苗箱の前方の飛び出しを
防止しながら、苗を積み込んでいない時の苗枠群の高さ
を低くでき、部品点数の節減および装置全体としての軽
量化を図り、苗の損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、
空荷の際には重心を低くして走行できるようになる。
防止しながら、苗を積み込んでいない時の苗枠群の高さ
を低くでき、部品点数の節減および装置全体としての軽
量化を図り、苗の損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、
空荷の際には重心を低くして走行できるようになる。
【0030】請求項7による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0031】〔構成〕請求項7による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、上下に隣接する
前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の左右両側で夫々
回動自在に取り付けられた連結ワイヤを用いて連結し
て、その連結ワイヤの取付箇所に、前記連結ワイヤを取
り付けた架設姿勢を変更可能な架設形態変更手段を設け
てある点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、上下に隣接する
前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の左右両側で夫々
回動自在に取り付けられた連結ワイヤを用いて連結し
て、その連結ワイヤの取付箇所に、前記連結ワイヤを取
り付けた架設姿勢を変更可能な架設形態変更手段を設け
てある点にある。
【0032】〔作用〕上記請求項7に係る田植機用の苗
供給装置によれば、上下の苗枠同士の間を連結する連結
ワイヤを、前記苗枠に夫々取り付けて、架設形態変更手
段によりその架設姿勢を変更することで、前記上下の苗
枠の間の間隔を変化させることが可能になる。そこで、
苗丈が高い場合には苗枠の間隔を大きくし、苗丈が低い
場合には苗枠の間隔を狭くすることも可能であり、ま
た、苗丈が低く、苗の運搬量が多い場合には、苗枠の間
隔を狭くして、その段数を追加することもできる。
供給装置によれば、上下の苗枠同士の間を連結する連結
ワイヤを、前記苗枠に夫々取り付けて、架設形態変更手
段によりその架設姿勢を変更することで、前記上下の苗
枠の間の間隔を変化させることが可能になる。そこで、
苗丈が高い場合には苗枠の間隔を大きくし、苗丈が低い
場合には苗枠の間隔を狭くすることも可能であり、ま
た、苗丈が低く、苗の運搬量が多い場合には、苗枠の間
隔を狭くして、その段数を追加することもできる。
【0033】〔効果〕従って、収容した苗の丈や、量に
応じて、苗の保護を図りながら、可能な限り苗を収容し
た装置本体の重心を低くすることもできて、部品点数の
節減および装置全体としての軽量化を図りなつつ、苗の
損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬
出入が可能となる。
応じて、苗の保護を図りながら、可能な限り苗を収容し
た装置本体の重心を低くすることもできて、部品点数の
節減および装置全体としての軽量化を図りなつつ、苗の
損傷を防止しながら苗箱を輸送でき、円滑良好な苗の搬
出入が可能となる。
【0034】請求項8による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
つぎのとおりである。
【0035】〔構成〕請求項8による発明の構成は、運
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠上に載
置収容する苗箱に対し、前記苗枠の幅方向における前記
苗箱の両端部分に外側から囲って立設可能な仕切部材を
備えさせた点にある。
搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部に、多数の苗箱を
前後方向に縦列状に載置収容する複数段の苗枠をそれぞ
れ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠に軸支された巻取
ドラムに一端側を巻き付けて取り付け、他端部を最上段
の苗枠の少なくとも左右両側の側枠に取り付けた複数の
吊り下げワイヤにより前記最上段の苗枠を吊り下げて、
前記巻取ドラムを回転駆動することで、その吊り下げワ
イヤを昇降駆動する昇降駆動機構によって前記最上段の
苗枠を昇降すると共に、最上段以外の苗枠を最上段の苗
枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗枠を、主枠の後端下
部に形成した苗出入口の高さ位置に1段づつ順次移動さ
せてゆくよう構成し、前記各段の苗枠が囲む空間内の前
記苗出入口に合わせた高さ位置に、前記苗出入口と前記
苗枠との間で前記苗箱を前後水平方向に搬入および搬出
する苗搬出入機構を設け、前記苗出入口の外側で、前記
苗箱を受け止める苗受け台を設けて、前記苗出入口の高
さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱を搬出入可能に構成し
てある田植機用の苗供給装置において、前記苗枠上に載
置収容する苗箱に対し、前記苗枠の幅方向における前記
苗箱の両端部分に外側から囲って立設可能な仕切部材を
備えさせた点にある。
【0036】〔作用〕上記請求項8に係る田植機用の苗
供給装置によれば、苗箱の端部に仕切部材を立設すれ
ば、その苗箱に収容された苗は、その仕切部材から苗箱
の外に出ることを規制される。その結果、苗箱の搬出入
に際して仕切部材の外側ですれ違う苗箱に収容された苗
同士が互いに絡むことを防止でき、また、側枠や連結ワ
イヤ、吊り下げワイヤ等との接触も防止できる。
供給装置によれば、苗箱の端部に仕切部材を立設すれ
ば、その苗箱に収容された苗は、その仕切部材から苗箱
の外に出ることを規制される。その結果、苗箱の搬出入
に際して仕切部材の外側ですれ違う苗箱に収容された苗
同士が互いに絡むことを防止でき、また、側枠や連結ワ
イヤ、吊り下げワイヤ等との接触も防止できる。
【0037】〔効果〕従って、他の苗箱の苗との絡み合
いや側枠、ワイヤ類への絡み付きが防止できるから、苗
の損傷を防止しながら苗を輸送でき、部品点数の節減お
よび装置全体としての軽量化を図りながら、円滑良好な
苗の搬出入が可能となる。
いや側枠、ワイヤ類への絡み付きが防止できるから、苗
の損傷を防止しながら苗を輸送でき、部品点数の節減お
よび装置全体としての軽量化を図りながら、円滑良好な
苗の搬出入が可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明に係る
苗供給装置は、運搬車両の一例である軽トラックTの荷
台tdに搭載され、育苗センターなどの苗供給元と圃場
との間を行き来して、圃場の田植機への苗補給を行うも
のであり、基本的には、多数の苗Fを収容した苗箱を積
載収容する装置本体Aと、その後部から収容した苗箱を
取り出すための払出機構Bとを備えている。
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明に係る
苗供給装置は、運搬車両の一例である軽トラックTの荷
台tdに搭載され、育苗センターなどの苗供給元と圃場
との間を行き来して、圃場の田植機への苗補給を行うも
のであり、基本的には、多数の苗Fを収容した苗箱を積
載収容する装置本体Aと、その後部から収容した苗箱を
取り出すための払出機構Bとを備えている。
【0039】図2〜図8に示すように、装置本体Aは、
中空枠組み構造の主枠1と、この主枠1の内部において
昇降可能に配備された上下5段の苗載置用の苗枠2と、
これら苗枠2を昇降する昇降駆動機構3と、主枠1の下
部の搬入搬出位置における後端に形成された苗出入口4
から苗枠2に苗箱を前後水平方向に搬入および搬出する
苗搬出入機構5とを備えている。つまり、前記苗Fは育
苗箱、即ち苗箱Fcに収容された状態で取り扱われる。
中空枠組み構造の主枠1と、この主枠1の内部において
昇降可能に配備された上下5段の苗載置用の苗枠2と、
これら苗枠2を昇降する昇降駆動機構3と、主枠1の下
部の搬入搬出位置における後端に形成された苗出入口4
から苗枠2に苗箱を前後水平方向に搬入および搬出する
苗搬出入機構5とを備えている。つまり、前記苗Fは育
苗箱、即ち苗箱Fcに収容された状態で取り扱われる。
【0040】前記主枠1は、下枠12、上枠11、四隅
の主柱10、前後一対づつの左右の中間支柱16,1
7、などの枠部材を溶接連結して剛性の高い中空構造に
構成されるとともに、左側の中間支柱16のみが下枠1
2と上枠11にわたって脱着可能にボルト連結された構
造となっており、中間支柱16を外して主枠1の左側面
を大きく開放することで、内部構造の組み立て作業やメ
ンテナンス作業を容易に行うことができるようなってい
る(図示省略)。また、トラックTの荷台tdに搭載し
て、苗Fを輸送する途中で、苗箱Fcに降雨等、水が溜
まって、苗Fが苗箱Fc中で浮き上がることを防止する
ために、透光性の覆い134を前記主枠1の上枠11の
上に被せてある。この覆い134には、巻き上げ可能
で、前記主枠1の側部を覆うことが可能な垂れ幕135
を備えている。土砂降りの雨の中を走行する場合等に、
この垂れ幕135を用いて側方からの雨の侵入を防止で
きる。
の主柱10、前後一対づつの左右の中間支柱16,1
7、などの枠部材を溶接連結して剛性の高い中空構造に
構成されるとともに、左側の中間支柱16のみが下枠1
2と上枠11にわたって脱着可能にボルト連結された構
造となっており、中間支柱16を外して主枠1の左側面
を大きく開放することで、内部構造の組み立て作業やメ
ンテナンス作業を容易に行うことができるようなってい
る(図示省略)。また、トラックTの荷台tdに搭載し
て、苗Fを輸送する途中で、苗箱Fcに降雨等、水が溜
まって、苗Fが苗箱Fc中で浮き上がることを防止する
ために、透光性の覆い134を前記主枠1の上枠11の
上に被せてある。この覆い134には、巻き上げ可能
で、前記主枠1の側部を覆うことが可能な垂れ幕135
を備えている。土砂降りの雨の中を走行する場合等に、
この垂れ幕135を用いて側方からの雨の侵入を防止で
きる。
【0041】5段の苗枠2の夫々は、左右端の前後各2
箇所、および、左右中間部位の前後各2箇所の合計6個
所において、上下に隣接する前記苗枠2同士の間を各別
に連結する連結ワイヤ111を介して互いに連結支持さ
れており(図2及び図3参照)、最上段の苗枠2を持ち
上げることで、以下の各段の苗枠2が上段のものから順
に、前記連結ワイヤ111の架設姿勢によって定まる上
下ピッチをもって吊り上げ上昇されるとともに、最上段
の苗枠2を下限まで降ろすことで、図9に示すように、
5段の苗枠2全体が、前記苗出入口4より下側において
主枠1の底部に積み重ね格納されるようになっている。
箇所、および、左右中間部位の前後各2箇所の合計6個
所において、上下に隣接する前記苗枠2同士の間を各別
に連結する連結ワイヤ111を介して互いに連結支持さ
れており(図2及び図3参照)、最上段の苗枠2を持ち
上げることで、以下の各段の苗枠2が上段のものから順
に、前記連結ワイヤ111の架設姿勢によって定まる上
下ピッチをもって吊り上げ上昇されるとともに、最上段
の苗枠2を下限まで降ろすことで、図9に示すように、
5段の苗枠2全体が、前記苗出入口4より下側において
主枠1の底部に積み重ね格納されるようになっている。
【0042】前記主枠1の前部、即ち、前記苗出入口4
から見て最奥部には、図10に示すように、前記主枠1
に縦枠15を設けて、図示の例ではその縦枠15とし
て、所定間隔で並設された縦長の案内縦枠部材15Aを
立設し、その案内縦枠部材15Aの間に、上下に亘って
開口するスリット状開口15bを形成すると共に、苗枠
2夫々の前端側の前部横枠23の前記案内縦枠部材15
Aに接当可能な位置に、その案内縦枠部材15Aに沿う
面を備えて前方に張り出す張出部材24を夫々取り付
け、その張出部材24に前記スリット状開口15bに係
入する状態で係合部材27を取り付けて、移動規制手段
26を構成する。図11及び図12に示す例において
は、前記係合部材27は、前記張出部材24に固着した
ピン部材27aに、ワッシャ状の係合片27bを前記案
内縦枠部材15Aの外側から止め付ける。このように構
成すれば、前記係合部材27は、前記係合片27bが、
前記案内縦枠部材15Aの前側の面、即ち外側の面に接
当可能に係入しているから、この係合片27bが前記外
側の面に接当すれば、それ以上苗枠2が後方に移動でき
なくなる。また、前記張出部材24の前面、即ち平面部
24aが前記案内縦枠部材15Aの後側の面、即ち内側
の面に接当すれば、それ以上苗枠2が前方に移動できな
くなる。こうして、前記苗枠2の前後位置を確実に位置
決めしているのである。こうして、苗枠2と縦枠15と
の間を面で接当可能にしてあるから、苗枠2群の昇降に
際して無理な相対移動が抑制され、移動規制機能を高め
ながら、その抵抗力が低減できる。また、図10に示し
た例においては、前記スリット状開口15bの開口幅が
前記係合部材27の径とほぼ等しくしてあるから、前記
苗枠2の前端部の左右の位置決めもできる移動規制手段
26となる。
から見て最奥部には、図10に示すように、前記主枠1
に縦枠15を設けて、図示の例ではその縦枠15とし
て、所定間隔で並設された縦長の案内縦枠部材15Aを
立設し、その案内縦枠部材15Aの間に、上下に亘って
開口するスリット状開口15bを形成すると共に、苗枠
2夫々の前端側の前部横枠23の前記案内縦枠部材15
Aに接当可能な位置に、その案内縦枠部材15Aに沿う
面を備えて前方に張り出す張出部材24を夫々取り付
け、その張出部材24に前記スリット状開口15bに係
入する状態で係合部材27を取り付けて、移動規制手段
26を構成する。図11及び図12に示す例において
は、前記係合部材27は、前記張出部材24に固着した
ピン部材27aに、ワッシャ状の係合片27bを前記案
内縦枠部材15Aの外側から止め付ける。このように構
成すれば、前記係合部材27は、前記係合片27bが、
前記案内縦枠部材15Aの前側の面、即ち外側の面に接
当可能に係入しているから、この係合片27bが前記外
側の面に接当すれば、それ以上苗枠2が後方に移動でき
なくなる。また、前記張出部材24の前面、即ち平面部
24aが前記案内縦枠部材15Aの後側の面、即ち内側
の面に接当すれば、それ以上苗枠2が前方に移動できな
くなる。こうして、前記苗枠2の前後位置を確実に位置
決めしているのである。こうして、苗枠2と縦枠15と
の間を面で接当可能にしてあるから、苗枠2群の昇降に
際して無理な相対移動が抑制され、移動規制機能を高め
ながら、その抵抗力が低減できる。また、図10に示し
た例においては、前記スリット状開口15bの開口幅が
前記係合部材27の径とほぼ等しくしてあるから、前記
苗枠2の前端部の左右の位置決めもできる移動規制手段
26となる。
【0043】前記連結ワイヤ111は、図7に示したよ
うに、前記苗枠2について、左右両側で夫々の側枠20
に、及び前記苗枠2の中仕切り枠21の間で前記夫々の
中仕切り枠21に、夫々枢支ピン113により回動自在
に取り付けられる。これらの連結ワイヤ111は、図1
3及び図14に示すように、上下のものが夫々枢支孔を
有する取付部材112を介して同一の枢支ピン113に
より取り付けられて(図13(イ)参照)、夫々一方向
(例えば前方)側に弧を描くように癖付けしてあり、全
ての苗枠2が下降収納された状態では、図13(ロ)に
示すように、各連結ワイヤ111は前記主枠1の側面に
沿う面内で一方向に湾曲した状態で収まるようになって
いる。そして、前記連結ワイヤ111の上側の取付部に
は、前記枢支ピン113に外嵌取り付けられるピン孔が
縦長に形成されている。これにより、上記のように各連
結ワイヤ111が一方向に癖付けされているにも拘わら
ず、前記連結ワイヤ111が伸張した状態では、確実に
その長さ方向に沿う軸力として、そのワイヤに作用する
ようになうのである。
うに、前記苗枠2について、左右両側で夫々の側枠20
に、及び前記苗枠2の中仕切り枠21の間で前記夫々の
中仕切り枠21に、夫々枢支ピン113により回動自在
に取り付けられる。これらの連結ワイヤ111は、図1
3及び図14に示すように、上下のものが夫々枢支孔を
有する取付部材112を介して同一の枢支ピン113に
より取り付けられて(図13(イ)参照)、夫々一方向
(例えば前方)側に弧を描くように癖付けしてあり、全
ての苗枠2が下降収納された状態では、図13(ロ)に
示すように、各連結ワイヤ111は前記主枠1の側面に
沿う面内で一方向に湾曲した状態で収まるようになって
いる。そして、前記連結ワイヤ111の上側の取付部に
は、前記枢支ピン113に外嵌取り付けられるピン孔が
縦長に形成されている。これにより、上記のように各連
結ワイヤ111が一方向に癖付けされているにも拘わら
ず、前記連結ワイヤ111が伸張した状態では、確実に
その長さ方向に沿う軸力として、そのワイヤに作用する
ようになうのである。
【0044】前記昇降駆動機構3は、最上段の苗枠2を
6本の吊り下げワイヤwで吊り下げ支持し、主枠1の前
部上方箇所に横架された回転駆動軸30によって、各吊
り下げワイヤwを同時に巻き上げ巻き下ろすことで、前
記苗枠2を水平に昇降させるよう構成されている。ここ
で、図8及び図9に示したように、これらの吊り下げワ
イヤwは、夫々最上段の苗枠2を下方の苗枠2と連結す
る各連結ワイヤ111を止め付けている前記枢支ピン1
13にその他端側を係止連結してある。そして、図15
に示すように、前記回転駆動軸30は六角軸からなり、
図16にも示すように、支持枠31を介して主枠1の上
部右側部に配備されたリフトモータM1にチェーン32
を介して減速駆動されている。前記リフトモータM1
は、電磁ブレーキMBを装備した減速機付伝導モータが
利用されており、非通電状態では電磁ブレーキMBによ
って回転駆動軸30が制動固定され、リフトモータM1
が通電駆動される通電状態では電磁ブレーキMBの制動
が解除される、いわゆるネガティブ・ブレーキ構造とな
っている。前記吊り下げワイヤwを巻き上げ巻き下ろす
各巻取ドラム33,34には連結金具35がフランジ状
に溶接固定され、各連結金具35に前記吊り下げワイヤ
wの一端側が脱着自在に係止連結されている。前記回転
駆動軸30の左端部および中間部を支持する軸受けブラ
ケット37は、図17に示すように、上下調節可能に主
枠1に取付けられており、回転駆動軸30を、その右端
側を基準にして水平調節することができるようになって
いる。
6本の吊り下げワイヤwで吊り下げ支持し、主枠1の前
部上方箇所に横架された回転駆動軸30によって、各吊
り下げワイヤwを同時に巻き上げ巻き下ろすことで、前
記苗枠2を水平に昇降させるよう構成されている。ここ
で、図8及び図9に示したように、これらの吊り下げワ
イヤwは、夫々最上段の苗枠2を下方の苗枠2と連結す
る各連結ワイヤ111を止め付けている前記枢支ピン1
13にその他端側を係止連結してある。そして、図15
に示すように、前記回転駆動軸30は六角軸からなり、
図16にも示すように、支持枠31を介して主枠1の上
部右側部に配備されたリフトモータM1にチェーン32
を介して減速駆動されている。前記リフトモータM1
は、電磁ブレーキMBを装備した減速機付伝導モータが
利用されており、非通電状態では電磁ブレーキMBによ
って回転駆動軸30が制動固定され、リフトモータM1
が通電駆動される通電状態では電磁ブレーキMBの制動
が解除される、いわゆるネガティブ・ブレーキ構造とな
っている。前記吊り下げワイヤwを巻き上げ巻き下ろす
各巻取ドラム33,34には連結金具35がフランジ状
に溶接固定され、各連結金具35に前記吊り下げワイヤ
wの一端側が脱着自在に係止連結されている。前記回転
駆動軸30の左端部および中間部を支持する軸受けブラ
ケット37は、図17に示すように、上下調節可能に主
枠1に取付けられており、回転駆動軸30を、その右端
側を基準にして水平調節することができるようになって
いる。
【0045】また、前記巻取ドラム33,34に係止連
結された各吊り下げワイヤwを案内する案内プーリ36
は、図5にも示すように、前記主枠1の上枠11後側箇
所に設けたブラケット38にその取付高さを変更可能に
取り付けてあり、そのブラケット38に形成された上下
方向の長孔38aに挿通したボルトの位置を調節するこ
とで、その取付高さを調節し、その案内プーリ36の高
さ位置を調節することが可能に取り付けられ、この案内
プーリ36の高さ調節により、前記吊り下げワイヤwの
他端側で吊り下げ支持した前記最上段の苗枠2の水平調
節を行うよう構成されている。つまり、最上段の苗枠2
は、左右端の前後各2箇所、および、左右中間部位の前
後各2箇所の合計6個所で前記吊り下げワイヤwにより
吊り下げられて、上昇下降するのである。
結された各吊り下げワイヤwを案内する案内プーリ36
は、図5にも示すように、前記主枠1の上枠11後側箇
所に設けたブラケット38にその取付高さを変更可能に
取り付けてあり、そのブラケット38に形成された上下
方向の長孔38aに挿通したボルトの位置を調節するこ
とで、その取付高さを調節し、その案内プーリ36の高
さ位置を調節することが可能に取り付けられ、この案内
プーリ36の高さ調節により、前記吊り下げワイヤwの
他端側で吊り下げ支持した前記最上段の苗枠2の水平調
節を行うよう構成されている。つまり、最上段の苗枠2
は、左右端の前後各2箇所、および、左右中間部位の前
後各2箇所の合計6個所で前記吊り下げワイヤwにより
吊り下げられて、上昇下降するのである。
【0046】前記連結ワイヤ111の前記苗枠2への取
付箇所に、前記連結ワイヤ111を取り付けた架設姿勢
を変更可能な架設形態変更手段110を設けてある。図
18に一例を示すが、前記側枠20及び前記中仕切り枠
21の夫々に、前記枢支ピン113夫々の位置に対し
て、所定の間隔で夫々側方に突出させた係合ピン114
を設けて、前記架設形態変更手段110を構成してある
(同図(イ)参照)。例えば同図(ロ)に示すように、
前記連結ワイヤ111の上側部分を前記係合ピン114
に係合させることで、前記連結ワイヤ111の架設姿勢
を、同図(イ)に示す上下に緊張させた姿勢から、前記
係合ピン114と下側の苗枠2の枢支ピン113との間
で緊張した、同図(ロ)に示す斜めの姿勢に姿勢変更
し、上下の苗枠2間の間隔を変更できるようにしてあ
る。さらに、前記連結ワイヤ111の上側部分と下側部
分とを共に上下の係合ピン114に係合させればさらに
上下の苗枠2間の間隔を狭くできる。尚、前記連結ワイ
ヤ111を前記係合ピン114側に向けて、前記枢支ピ
ン113の周りに回動させるように付勢しておけば、前
記連結ワイヤ111を前記係合ピン114に係合させる
際にワイヤに加わる曲げ外力を軽減でき、また、前記苗
枠2が下降して前記連結ワイヤ111が緩む際に、図9
に示したように、一方側に湾曲した姿勢に整えられるか
ら好都合である。この付勢は、先述のように、前記連結
ワイヤ111を一方向に湾曲するように癖付けしておく
ことで実現できる。
付箇所に、前記連結ワイヤ111を取り付けた架設姿勢
を変更可能な架設形態変更手段110を設けてある。図
18に一例を示すが、前記側枠20及び前記中仕切り枠
21の夫々に、前記枢支ピン113夫々の位置に対し
て、所定の間隔で夫々側方に突出させた係合ピン114
を設けて、前記架設形態変更手段110を構成してある
(同図(イ)参照)。例えば同図(ロ)に示すように、
前記連結ワイヤ111の上側部分を前記係合ピン114
に係合させることで、前記連結ワイヤ111の架設姿勢
を、同図(イ)に示す上下に緊張させた姿勢から、前記
係合ピン114と下側の苗枠2の枢支ピン113との間
で緊張した、同図(ロ)に示す斜めの姿勢に姿勢変更
し、上下の苗枠2間の間隔を変更できるようにしてあ
る。さらに、前記連結ワイヤ111の上側部分と下側部
分とを共に上下の係合ピン114に係合させればさらに
上下の苗枠2間の間隔を狭くできる。尚、前記連結ワイ
ヤ111を前記係合ピン114側に向けて、前記枢支ピ
ン113の周りに回動させるように付勢しておけば、前
記連結ワイヤ111を前記係合ピン114に係合させる
際にワイヤに加わる曲げ外力を軽減でき、また、前記苗
枠2が下降して前記連結ワイヤ111が緩む際に、図9
に示したように、一方側に湾曲した姿勢に整えられるか
ら好都合である。この付勢は、先述のように、前記連結
ワイヤ111を一方向に湾曲するように癖付けしておく
ことで実現できる。
【0047】前記苗枠2は、図7にも示したように、断
面形状L形の部材からなる左右の側枠20と、背中合わ
せの中仕切り枠21を前後において前部横枠23及び後
部横枠25で連結して、図4に示すように、前後に長い
空間を左右に有する中抜き枠状に構成されたものであっ
て、図8に示したように、側枠20と中仕切り枠21の
間に苗箱Fcを、横長姿勢で前後方向に6枚づつ、左右
2列に並べて載置可能となっている。つまり、1段の苗
枠2に12枚の苗箱Fcを収容することができ、5段の
苗枠2を備えたこの装置では、最大60枚の苗箱Fcを
収容して運搬できるように構成されている。なお、苗枠
2の前端側、即ち、前記苗出入口4から見て奥側の前部
横枠23は、図11にも示したように、上方を前方に傾
けた、前記苗出入口4から上方に向けて外拡がりの傾斜
壁に形成してあると共に、前記左右の側枠20や前記中
仕切り枠21よりも高く形成して、最前端の苗箱Fcが
順次後方から送り込まれてくる後続の苗箱Fcによって
押されて前部横枠23を乗り越えることを防止してあ
る。さらに、上記のように前記前部横枠23を外拡がり
の傾斜壁に形成することで、前記前部横枠23が高く形
成されてありながら、前記側枠20及び中仕切り枠21
の上面に上側の苗枠2を重ねることができるようにして
ある。また、図4に示したように、側枠20および中仕
切り枠21の出入り口側の端縁は外広がり形状に形成さ
れ、苗箱Fcが円滑に積み込み挿入されるようになって
いる。
面形状L形の部材からなる左右の側枠20と、背中合わ
せの中仕切り枠21を前後において前部横枠23及び後
部横枠25で連結して、図4に示すように、前後に長い
空間を左右に有する中抜き枠状に構成されたものであっ
て、図8に示したように、側枠20と中仕切り枠21の
間に苗箱Fcを、横長姿勢で前後方向に6枚づつ、左右
2列に並べて載置可能となっている。つまり、1段の苗
枠2に12枚の苗箱Fcを収容することができ、5段の
苗枠2を備えたこの装置では、最大60枚の苗箱Fcを
収容して運搬できるように構成されている。なお、苗枠
2の前端側、即ち、前記苗出入口4から見て奥側の前部
横枠23は、図11にも示したように、上方を前方に傾
けた、前記苗出入口4から上方に向けて外拡がりの傾斜
壁に形成してあると共に、前記左右の側枠20や前記中
仕切り枠21よりも高く形成して、最前端の苗箱Fcが
順次後方から送り込まれてくる後続の苗箱Fcによって
押されて前部横枠23を乗り越えることを防止してあ
る。さらに、上記のように前記前部横枠23を外拡がり
の傾斜壁に形成することで、前記前部横枠23が高く形
成されてありながら、前記側枠20及び中仕切り枠21
の上面に上側の苗枠2を重ねることができるようにして
ある。また、図4に示したように、側枠20および中仕
切り枠21の出入り口側の端縁は外広がり形状に形成さ
れ、苗箱Fcが円滑に積み込み挿入されるようになって
いる。
【0048】前記両側の側枠20及び中仕切り枠21の
出入り口側の端縁部の下部には図11に示したように、
夫々切り欠き部22を形成してあり、それらの切り欠き
部22に収めて、後部横枠25を、前記両側の側枠20
及び中仕切り枠21の出入り口側端縁部に取り付け、前
記両側の側枠20及び中仕切り枠21の後側同士を連結
してある。前記後部横枠25は、前記苗枠2の幅方向に
亘る後側の領域に、上方に膨出する隆起部25aを形成
した条材で形成して、前記苗枠2の後側の強度を維持す
る後部横枠25の曲げ強度を高めつつ、出入り口側から
供給される苗箱Fcが円滑に積み込み挿入されるように
してありながら、前記後部横枠25が前記苗枠2の底か
ら下方への突出を避けている。
出入り口側の端縁部の下部には図11に示したように、
夫々切り欠き部22を形成してあり、それらの切り欠き
部22に収めて、後部横枠25を、前記両側の側枠20
及び中仕切り枠21の出入り口側端縁部に取り付け、前
記両側の側枠20及び中仕切り枠21の後側同士を連結
してある。前記後部横枠25は、前記苗枠2の幅方向に
亘る後側の領域に、上方に膨出する隆起部25aを形成
した条材で形成して、前記苗枠2の後側の強度を維持す
る後部横枠25の曲げ強度を高めつつ、出入り口側から
供給される苗箱Fcが円滑に積み込み挿入されるように
してありながら、前記後部横枠25が前記苗枠2の底か
ら下方への突出を避けている。
【0049】図4,図7に示したように、前記苗搬出入
機構5は主枠1内の下部に左右2組配備されており、各
苗搬出入機構5が、苗枠2内の左右に形成された前後に
長い矩形空間に収まるように構成されている。そして、
各苗搬出入機構5は、左右の支持枠50に左右水平に支
架された前側の駆動軸51と後側の従動軸52、これら
両軸51,52にわたって前後水平に巻き掛け配備され
た左右一対づつの搬送ベルト53、駆動軸51を正逆転
駆動する減速機付きの電動モータからなる左右の搬出入
モータM2 、各搬送ベルト53を下方から案内するガイ
ドローラ54群、等で構成されるとともに、主枠1後端
の苗出入口4側に位置する従動軸52は、搬送ベルト5
3の上側搬送面より少し上方に突出する外径を有すると
ともに外周面に滑り止めの凹凸溝が形成されたゴムロー
ラ55が取り付けられている。また、図6に示すよう
に、苗出入口4の下側には、幅広の縦送り遊転ローラ5
7が配備されている。
機構5は主枠1内の下部に左右2組配備されており、各
苗搬出入機構5が、苗枠2内の左右に形成された前後に
長い矩形空間に収まるように構成されている。そして、
各苗搬出入機構5は、左右の支持枠50に左右水平に支
架された前側の駆動軸51と後側の従動軸52、これら
両軸51,52にわたって前後水平に巻き掛け配備され
た左右一対づつの搬送ベルト53、駆動軸51を正逆転
駆動する減速機付きの電動モータからなる左右の搬出入
モータM2 、各搬送ベルト53を下方から案内するガイ
ドローラ54群、等で構成されるとともに、主枠1後端
の苗出入口4側に位置する従動軸52は、搬送ベルト5
3の上側搬送面より少し上方に突出する外径を有すると
ともに外周面に滑り止めの凹凸溝が形成されたゴムロー
ラ55が取り付けられている。また、図6に示すよう
に、苗出入口4の下側には、幅広の縦送り遊転ローラ5
7が配備されている。
【0050】前記苗出入口4には、苗枠2への苗箱Fc
の積み込みを指示可能な積込検出部56を設けてある。
この積込検出部56による苗の検知により、苗搬出入機
構5を積込起動するのである。このために、前記苗出入
口4の下側に配備された前記縦送り遊転ローラ57の支
軸57aは、図19に示すように、外端側の支点bを中
心に上下揺動可能に支持されるとともに、支軸57aの
遊端側を支承した軸受けブラケット58には、図20
(イ)に示すように、前記支軸57aを一定小範囲で上
下揺動可能に支持する、縦長に形成された長孔を形成し
てあり、前記支軸57aの遊端側は、弦巻バネ59によ
って上方に付勢されており、図19(イ)に示すよう
に、ローラ上に苗箱Fcが載置されない状態では支軸5
7aはローラ遊端側が少し上方に突出した傾斜姿勢にあ
り、図19(ロ)に示すように、ローラ上に苗箱Fcが
載置されると、前記支軸57aの遊端側が弦巻バネ59
に抗して下降されて、ローラ全体が水平姿勢となるよう
になっている。そして、左右の各縦送り遊転ローラ57
の支軸57aの遊端側には、図20(ロ)に示すよう
に、前記縦送り遊転ローラ57の下降変位を検出する積
込スイッチSw5 が、前記支軸57aの遊端側の下降を
検知可能に配備されている。前記支軸57aの遊端側が
弦巻バネ59に抗して下降すると、前記積込スイッチS
w5 に、上方に向けて付勢して付設された感知レバー1
05に接当し、これを押し下げ、その感知レバー105
が押し下げられると、前記積込スイッチSw5 の接触片
を押し込むようになり、この積込スイッチSw5 の苗検
出作動に基づいて前記苗搬出入機構5が積込起動される
ようになっている。
の積み込みを指示可能な積込検出部56を設けてある。
この積込検出部56による苗の検知により、苗搬出入機
構5を積込起動するのである。このために、前記苗出入
口4の下側に配備された前記縦送り遊転ローラ57の支
軸57aは、図19に示すように、外端側の支点bを中
心に上下揺動可能に支持されるとともに、支軸57aの
遊端側を支承した軸受けブラケット58には、図20
(イ)に示すように、前記支軸57aを一定小範囲で上
下揺動可能に支持する、縦長に形成された長孔を形成し
てあり、前記支軸57aの遊端側は、弦巻バネ59によ
って上方に付勢されており、図19(イ)に示すよう
に、ローラ上に苗箱Fcが載置されない状態では支軸5
7aはローラ遊端側が少し上方に突出した傾斜姿勢にあ
り、図19(ロ)に示すように、ローラ上に苗箱Fcが
載置されると、前記支軸57aの遊端側が弦巻バネ59
に抗して下降されて、ローラ全体が水平姿勢となるよう
になっている。そして、左右の各縦送り遊転ローラ57
の支軸57aの遊端側には、図20(ロ)に示すよう
に、前記縦送り遊転ローラ57の下降変位を検出する積
込スイッチSw5 が、前記支軸57aの遊端側の下降を
検知可能に配備されている。前記支軸57aの遊端側が
弦巻バネ59に抗して下降すると、前記積込スイッチS
w5 に、上方に向けて付勢して付設された感知レバー1
05に接当し、これを押し下げ、その感知レバー105
が押し下げられると、前記積込スイッチSw5 の接触片
を押し込むようになり、この積込スイッチSw5 の苗検
出作動に基づいて前記苗搬出入機構5が積込起動される
ようになっている。
【0051】図1〜図4にも示したように、前記苗出入
口4の下側外方には、各苗搬出入機構5の後端部に臨ん
で主苗受け台60が前記主枠1の後側に固定配置されて
いるが、この主苗受け台60は、前記苗枠2との間で苗
箱Fcを搬出入する際に、一旦受け止めて載置する苗受
け台6の基部を構成するもので、前記主苗受け台60自
体は、図21に示し、図32,図47にも示すように、
前記主枠1の外側に前端部を固定された左右の縦受け部
材61の後端部に、横受け部材62の両端部を溶接結合
して剛性の高い中抜き格子状に構成したものであり、前
記縦受け部材61の前端部を主枠1の左右両端の主柱1
0に溶接して、主苗受け台60が後向き水平に片持ち支
持されるようになっている。また、前記中抜き格子内で
主苗受け台60における縦受け部材61の中間部後寄り
の内側には、揺動支持部材65をその後端部で支点c周
りに揺動可能に支持し、夫々の揺動支持部材65の前端
部に揺動桁64の両端部を溶接して、後部の開放した中
抜き格子状に形成したコの字型の苗箱支持枠63に形成
し、前記横受け部材62と前記苗箱支持枠63の揺動桁
64とに亘って、複数本の横送り遊転ローラ66を架設
するとともに、隣接する横送り遊転ローラ66の間隔
を、苗箱Fcの左右長さの2分の1より少し小さい寸法
に設定してあり、この主苗受け台60に横向き姿勢で載
置された苗箱Fcが、常に2本以上の横送り遊転ローラ
66上に安定よく載置支持されて横方向に転動できるよ
うになっている。
口4の下側外方には、各苗搬出入機構5の後端部に臨ん
で主苗受け台60が前記主枠1の後側に固定配置されて
いるが、この主苗受け台60は、前記苗枠2との間で苗
箱Fcを搬出入する際に、一旦受け止めて載置する苗受
け台6の基部を構成するもので、前記主苗受け台60自
体は、図21に示し、図32,図47にも示すように、
前記主枠1の外側に前端部を固定された左右の縦受け部
材61の後端部に、横受け部材62の両端部を溶接結合
して剛性の高い中抜き格子状に構成したものであり、前
記縦受け部材61の前端部を主枠1の左右両端の主柱1
0に溶接して、主苗受け台60が後向き水平に片持ち支
持されるようになっている。また、前記中抜き格子内で
主苗受け台60における縦受け部材61の中間部後寄り
の内側には、揺動支持部材65をその後端部で支点c周
りに揺動可能に支持し、夫々の揺動支持部材65の前端
部に揺動桁64の両端部を溶接して、後部の開放した中
抜き格子状に形成したコの字型の苗箱支持枠63に形成
し、前記横受け部材62と前記苗箱支持枠63の揺動桁
64とに亘って、複数本の横送り遊転ローラ66を架設
するとともに、隣接する横送り遊転ローラ66の間隔
を、苗箱Fcの左右長さの2分の1より少し小さい寸法
に設定してあり、この主苗受け台60に横向き姿勢で載
置された苗箱Fcが、常に2本以上の横送り遊転ローラ
66上に安定よく載置支持されて横方向に転動できるよ
うになっている。
【0052】前記苗箱支持枠63は、前側、即ち主枠1
側の揺動支持部材65を上方に浮き上がらせるように弾
性的に付勢してある。これにより、図21に示したよう
に、苗箱Fcが横送り遊転ローラ66上に存在すれば、
その重量により前記付勢に抗して前記揺動桁64が下が
る(同図(ロ)参照)。そこで、主苗受け台60には、
苗箱Fcの存在を検出して前記苗搬出入機構5の搬出入
作動を操作するための苗箱検出スイッチSw7 を設けて
苗箱検出手段107を構成してある。つまり、前記横送
り遊転ローラ66上に苗箱Fcが載置されれば、前記揺
動桁64が下降し、感知レバー107aを押し下げるよ
うになる結果、前記苗箱検出スイッチSw7 が前記苗箱
支持枠63の下降を検知し、これに伴って、前記苗箱支
持枠63の上に載置支持された苗箱Fcの存在を検出で
きるようになっている。そこで、積み込みモードの場合
には、前記苗箱検出スイッチSw7 で苗箱Fcが検出さ
れている間は、前記苗搬出入機構5の搬入動作を継続
し、逆に、払出モードの場合には、前記苗箱検出スイッ
チSw7 で苗箱Fcが検出されている間は、前記苗搬出
入機構5の搬出作動を停止するのである。
側の揺動支持部材65を上方に浮き上がらせるように弾
性的に付勢してある。これにより、図21に示したよう
に、苗箱Fcが横送り遊転ローラ66上に存在すれば、
その重量により前記付勢に抗して前記揺動桁64が下が
る(同図(ロ)参照)。そこで、主苗受け台60には、
苗箱Fcの存在を検出して前記苗搬出入機構5の搬出入
作動を操作するための苗箱検出スイッチSw7 を設けて
苗箱検出手段107を構成してある。つまり、前記横送
り遊転ローラ66上に苗箱Fcが載置されれば、前記揺
動桁64が下降し、感知レバー107aを押し下げるよ
うになる結果、前記苗箱検出スイッチSw7 が前記苗箱
支持枠63の下降を検知し、これに伴って、前記苗箱支
持枠63の上に載置支持された苗箱Fcの存在を検出で
きるようになっている。そこで、積み込みモードの場合
には、前記苗箱検出スイッチSw7 で苗箱Fcが検出さ
れている間は、前記苗搬出入機構5の搬入動作を継続
し、逆に、払出モードの場合には、前記苗箱検出スイッ
チSw7 で苗箱Fcが検出されている間は、前記苗搬出
入機構5の搬出作動を停止するのである。
【0053】前記苗搬出入機構5を搬出入作動させ、そ
の搬出に際しては、苗箱Fcを苗搬出入機構5上に載置
した状態で、前記苗箱Fcを苗枠2上から苗出入口4に
向けて搬出し、搬入に際しては、前記苗出入口4から前
記苗枠2上に、前記苗搬出入機構5上に引き込み載置す
る搬出入位置に、前記苗枠2を一時停止させるための苗
枠検出手段104を設ける。
の搬出に際しては、苗箱Fcを苗搬出入機構5上に載置
した状態で、前記苗箱Fcを苗枠2上から苗出入口4に
向けて搬出し、搬入に際しては、前記苗出入口4から前
記苗枠2上に、前記苗搬出入機構5上に引き込み載置す
る搬出入位置に、前記苗枠2を一時停止させるための苗
枠検出手段104を設ける。
【0054】図2に示した苗枠検出手段104の検出端
は、図22に示すように、接触スイッチとして例えば接
触片を検出側に押圧移動させることで接点を開閉操作す
るように構成した苗枠検出スイッチSw4 で構成する。
一方、前記苗枠検出スイッチSw4 に接当可能な被接当
部として、前記張出部材24を活用する。そこで、前記
張出部材24の前記案内縦枠部材15A内面に接当可能
な接当部を、上下に幅を有する平面部24aで形成し、
前記苗枠検出スイッチSw4 を、一端側で前記縦枠15
に枢支し、他端側を前記苗枠2に接当可能に付勢した板
状の揺動検知片104aに取り付け、前記苗枠検出スイ
ッチSw4 の前記接触片が、前記揺動検知片104aか
ら僅かに前記苗枠2の側に突出するように固定する。前
記揺動検知片104aの側縁部で前記張出部材24の平
面部24aに接当可能な接当部を、所定の範囲に亘り直
線状に形成する。こうして、図23に示したように、前
記苗枠検出手段104が、前記張出部材24の平面部2
4aの上下幅の範囲内で幅広く前記苗枠2を検出するよ
うに構成してある。前記平面部24aは、移動規制手段
26としても機能している。
は、図22に示すように、接触スイッチとして例えば接
触片を検出側に押圧移動させることで接点を開閉操作す
るように構成した苗枠検出スイッチSw4 で構成する。
一方、前記苗枠検出スイッチSw4 に接当可能な被接当
部として、前記張出部材24を活用する。そこで、前記
張出部材24の前記案内縦枠部材15A内面に接当可能
な接当部を、上下に幅を有する平面部24aで形成し、
前記苗枠検出スイッチSw4 を、一端側で前記縦枠15
に枢支し、他端側を前記苗枠2に接当可能に付勢した板
状の揺動検知片104aに取り付け、前記苗枠検出スイ
ッチSw4 の前記接触片が、前記揺動検知片104aか
ら僅かに前記苗枠2の側に突出するように固定する。前
記揺動検知片104aの側縁部で前記張出部材24の平
面部24aに接当可能な接当部を、所定の範囲に亘り直
線状に形成する。こうして、図23に示したように、前
記苗枠検出手段104が、前記張出部材24の平面部2
4aの上下幅の範囲内で幅広く前記苗枠2を検出するよ
うに構成してある。前記平面部24aは、移動規制手段
26としても機能している。
【0055】上記のように、前記苗枠検出スイッチSw
4 は、前記縦枠15に、前記案内縦枠部材15Aに近接
して配備し、前記張出部材24を検知するように配置さ
れ、この苗枠検出スイッチSw4 の検出が苗枠2の1段
送り情報に利用される。つまり、前記苗枠検出スイッチ
Sw4 が前記張出部材24を検知すると、前記リフトモ
ータM1 が一旦停止するのである。
4 は、前記縦枠15に、前記案内縦枠部材15Aに近接
して配備し、前記張出部材24を検知するように配置さ
れ、この苗枠検出スイッチSw4 の検出が苗枠2の1段
送り情報に利用される。つまり、前記苗枠検出スイッチ
Sw4 が前記張出部材24を検知すると、前記リフトモ
ータM1 が一旦停止するのである。
【0056】図2中に示したように、前記苗枠2が移動
して前記苗出入口4との間で苗箱Fcを搬出入自在な搬
出入位置に達したことを検出可能な苗枠検出手段104
を設ける。前記苗枠検出手段104は、前記張出部材2
4を活用し、前記搬出入位置に位置する前記苗枠2の張
出部材24を検知可能なセンサを前記案内縦枠部材15
Aに設ける(図23参照)。つまり、前記苗枠検出手段
104で前記苗枠2を検出する都度、前記昇降駆動機構
3を一時停止させ、モードに応じて前記苗搬出入機構5
を搬出入作動させるのである。
して前記苗出入口4との間で苗箱Fcを搬出入自在な搬
出入位置に達したことを検出可能な苗枠検出手段104
を設ける。前記苗枠検出手段104は、前記張出部材2
4を活用し、前記搬出入位置に位置する前記苗枠2の張
出部材24を検知可能なセンサを前記案内縦枠部材15
Aに設ける(図23参照)。つまり、前記苗枠検出手段
104で前記苗枠2を検出する都度、前記昇降駆動機構
3を一時停止させ、モードに応じて前記苗搬出入機構5
を搬出入作動させるのである。
【0057】また、図3に示したように前記苗枠2の上
に載置した苗箱Fcが、運搬走行中の振動などによって
前記苗出入口4からの飛び出しを防止するために、例え
ば図24に示すように、飛び出し防止機構40を前記苗
出入口4の上方に設ける。この飛び出し防止機構40
は、左右の各縦送り遊転ローラ57の上方で、前記主枠
1の横枠13から上下に向けて配備された二本の中間縦
柱18に、上端部で揺動自在に枢支して制止用揺動部材
41を取り付け、操作部材43の手操作により、制止用
揺動部材41を振り上げて前記苗箱Fcを前記苗出入口
4から搬出入自在とする開放姿勢と、前記制止用揺動部
材41を揺動下降して前記苗箱Fcが前記苗出入口4か
ら飛び出すのを防止する飛び出し防止姿勢とに回動自在
で、かつ、その姿勢を固定可能に構成する。
に載置した苗箱Fcが、運搬走行中の振動などによって
前記苗出入口4からの飛び出しを防止するために、例え
ば図24に示すように、飛び出し防止機構40を前記苗
出入口4の上方に設ける。この飛び出し防止機構40
は、左右の各縦送り遊転ローラ57の上方で、前記主枠
1の横枠13から上下に向けて配備された二本の中間縦
柱18に、上端部で揺動自在に枢支して制止用揺動部材
41を取り付け、操作部材43の手操作により、制止用
揺動部材41を振り上げて前記苗箱Fcを前記苗出入口
4から搬出入自在とする開放姿勢と、前記制止用揺動部
材41を揺動下降して前記苗箱Fcが前記苗出入口4か
ら飛び出すのを防止する飛び出し防止姿勢とに回動自在
で、かつ、その姿勢を固定可能に構成する。
【0058】図示の例について具体的に説明すれば、図
25に示すように、両制止用揺動部材41の内側、即
ち、対向する側に係合ピン42を前記主枠1の内方に向
けて設け、前記操作部材43には、その外方の面に、長
手方向の長孔を設けると共に、その長孔の外端部から上
方に向けて切り込んで、対称に形成した鉤型の孔を形成
し、その鉤型の孔に前記係合ピン42を係合させて、前
記操作部材43を前記両制止用揺動部材41に保持させ
るのである。このように前記飛び出し防止機構40を構
成することで、前記操作部材43を下降させた状態で
は、前記係合ピン42は前記鉤型の孔の上方への切り込
み部に係合しており、前記両制止用揺動部材41の左右
方向への揺動を規制して、飛び出し防止姿勢に固定して
おり、前記操作部材43を持ち上げれば、前記係合ピン
42が前記切り込み部から相対的に下降するから、前記
両係合ピン42の相対近接移動が可能となり、前記両制
止用揺動部材41は、相対近接方向に揺動し、さらに前
記操作部材43を持ち上げれば、前記係合ピン42が再
び前記切り込み部に達し、ここで、前記操作部材43を
手放せば、前記係合ピン42が再び前記切り込み部に係
合するようになる。つまり、前記長孔の長さは、前記制
止用揺動部材41が飛び出し防止姿勢にあるときの前記
係合ピン42の位置を最外端とし、前記両制止用揺動部
材41の係合ピン42同士が最近接する位置を最内端と
するのである。
25に示すように、両制止用揺動部材41の内側、即
ち、対向する側に係合ピン42を前記主枠1の内方に向
けて設け、前記操作部材43には、その外方の面に、長
手方向の長孔を設けると共に、その長孔の外端部から上
方に向けて切り込んで、対称に形成した鉤型の孔を形成
し、その鉤型の孔に前記係合ピン42を係合させて、前
記操作部材43を前記両制止用揺動部材41に保持させ
るのである。このように前記飛び出し防止機構40を構
成することで、前記操作部材43を下降させた状態で
は、前記係合ピン42は前記鉤型の孔の上方への切り込
み部に係合しており、前記両制止用揺動部材41の左右
方向への揺動を規制して、飛び出し防止姿勢に固定して
おり、前記操作部材43を持ち上げれば、前記係合ピン
42が前記切り込み部から相対的に下降するから、前記
両係合ピン42の相対近接移動が可能となり、前記両制
止用揺動部材41は、相対近接方向に揺動し、さらに前
記操作部材43を持ち上げれば、前記係合ピン42が再
び前記切り込み部に達し、ここで、前記操作部材43を
手放せば、前記係合ピン42が再び前記切り込み部に係
合するようになる。つまり、前記長孔の長さは、前記制
止用揺動部材41が飛び出し防止姿勢にあるときの前記
係合ピン42の位置を最外端とし、前記両制止用揺動部
材41の係合ピン42同士が最近接する位置を最内端と
するのである。
【0059】また、前記主苗受け台60には、前記横受
け部材62の下部に、図42,図43に示すように、前
記主苗受け台60の下方で前記苗箱Fcを上に受け止め
支持可能な予備苗載置部材89を設けてある。この予備
苗載置部材89は、例えば苗供給場所から苗を搬出する
際に、必要に応じて、受け取った苗箱を一時的に仮置き
するような用途に供するものである。この主苗受け台6
0は、後述の横払出機構B1 又は路上払出機構B2 の何
れかを着脱可能にする連結片86又は連結片87及び門
形アーム90を着脱可能に構成する。
け部材62の下部に、図42,図43に示すように、前
記主苗受け台60の下方で前記苗箱Fcを上に受け止め
支持可能な予備苗載置部材89を設けてある。この予備
苗載置部材89は、例えば苗供給場所から苗を搬出する
際に、必要に応じて、受け取った苗箱を一時的に仮置き
するような用途に供するものである。この主苗受け台6
0は、後述の横払出機構B1 又は路上払出機構B2 の何
れかを着脱可能にする連結片86又は連結片87及び門
形アーム90を着脱可能に構成する。
【0060】また、図2にも示したように、この苗供給
装置をトラックTの荷台tdに積み卸しする際に、図2
6に示す仮設脚部45を取り付けるための仮脚取付部材
19が、主枠1両側部の主柱10に夫々取り付けられて
いる。この仮脚取付部材19は、前記主柱10に夫々前
後方向に向けて溶接された管状材である。この仮設脚部
45は、図27にも示すように下端部にキャスタ輪45
aを縦軸周りに回動自在に備える脚部分46と、その脚
部分46の上側基部46aに横向きに取り付けられた梁
部分47と、前記脚部分46に平行に、前記梁部分47
を介して固設された取付部分48とで構成されており、
前記取付部分48の上端部には、前記仮脚取付部材19
に外嵌自在な貫通孔を有する枢着部材120を備え、そ
の下部には、その取付部分48の前記脚部分46の反対
側に、前記主柱10の下側に配備された火打ち板14を
挟み込み可能に枢着された固着板部材121を備えてい
る。この固着板部材121は、一方向に幾分長く形成さ
れた板で構成されると共に、一端側に操作用のハンドル
122を備え、前記取付部分48に固定されたブラケッ
ト48aに中間部で枢着されている。
装置をトラックTの荷台tdに積み卸しする際に、図2
6に示す仮設脚部45を取り付けるための仮脚取付部材
19が、主枠1両側部の主柱10に夫々取り付けられて
いる。この仮脚取付部材19は、前記主柱10に夫々前
後方向に向けて溶接された管状材である。この仮設脚部
45は、図27にも示すように下端部にキャスタ輪45
aを縦軸周りに回動自在に備える脚部分46と、その脚
部分46の上側基部46aに横向きに取り付けられた梁
部分47と、前記脚部分46に平行に、前記梁部分47
を介して固設された取付部分48とで構成されており、
前記取付部分48の上端部には、前記仮脚取付部材19
に外嵌自在な貫通孔を有する枢着部材120を備え、そ
の下部には、その取付部分48の前記脚部分46の反対
側に、前記主柱10の下側に配備された火打ち板14を
挟み込み可能に枢着された固着板部材121を備えてい
る。この固着板部材121は、一方向に幾分長く形成さ
れた板で構成されると共に、一端側に操作用のハンドル
122を備え、前記取付部分48に固定されたブラケッ
ト48aに中間部で枢着されている。
【0061】この仮設脚部45を前記主枠1に取り付け
るには、図27(イ)に示すように、これを斜めの姿勢
に保持しながら、前記枢着部材120の貫通孔を前記仮
脚取付部材19に外嵌し、主柱10に向けて適宜移動さ
せた後、図27(ロ)に示すように、その仮脚取付部材
19の周りに回動して、前記取付部分48を前記主枠1
に近接させ、前記ハンドル122を回動操作して、前記
火打ち板14を、前記取付部分48の本体と前記固着板
部材121との間に挟み付け固定する。
るには、図27(イ)に示すように、これを斜めの姿勢
に保持しながら、前記枢着部材120の貫通孔を前記仮
脚取付部材19に外嵌し、主柱10に向けて適宜移動さ
せた後、図27(ロ)に示すように、その仮脚取付部材
19の周りに回動して、前記取付部分48を前記主枠1
に近接させ、前記ハンドル122を回動操作して、前記
火打ち板14を、前記取付部分48の本体と前記固着板
部材121との間に挟み付け固定する。
【0062】前記脚部分46は、伸縮可能に構成されて
おり、前記基部46aの下端部に伸縮部46bを連結し
て、前記キャスタ輪45aを備える接地部46cを、前
記伸縮部46bの下端部に接続してある。前記伸縮部4
6bは、前記基部46aの上端部に着脱可能に備える伸
縮ハンドル123の回転操作により、前記基部46aに
対して相対的に上下移動するように構成されている。こ
のように構成してあるから、この苗供給装置をトラック
の荷台に積載しようとする場合には、前記伸縮ハンドル
123を操作して、バランスを取りながら前記主枠1の
下枠12が荷台の高さになるように調節して装置全体の
支持できるようにする。その後、前記キャスタ輪45a
を利用して移動し、荷台に載せ、さらにその前奥に向け
て装置全体を移動させ、その間に前記仮設脚部45を、
前側から順に上述の手順とは逆の手順で主枠1から取り
外し、荷台上を車体前方に向けて滑らせて搭載する。
おり、前記基部46aの下端部に伸縮部46bを連結し
て、前記キャスタ輪45aを備える接地部46cを、前
記伸縮部46bの下端部に接続してある。前記伸縮部4
6bは、前記基部46aの上端部に着脱可能に備える伸
縮ハンドル123の回転操作により、前記基部46aに
対して相対的に上下移動するように構成されている。こ
のように構成してあるから、この苗供給装置をトラック
の荷台に積載しようとする場合には、前記伸縮ハンドル
123を操作して、バランスを取りながら前記主枠1の
下枠12が荷台の高さになるように調節して装置全体の
支持できるようにする。その後、前記キャスタ輪45a
を利用して移動し、荷台に載せ、さらにその前奥に向け
て装置全体を移動させ、その間に前記仮設脚部45を、
前側から順に上述の手順とは逆の手順で主枠1から取り
外し、荷台上を車体前方に向けて滑らせて搭載する。
【0063】上述の各苗枠2に苗箱Fcを積載するに際
して、前記苗箱Fcに収容した苗Fが、搬出入或いは輸
送中に他の前記苗箱Fcに収容された苗Fとの間で相互
に絡み合い、若しくは、吊り下げワイヤw又は連結ワイ
ヤ111に絡み付き、苗傷みを起こすことを防止するた
めに、図28(イ)、(ロ)に示すように、前記苗箱F
cの、幅方向側部に立設自在な仕切部材136が用意さ
れている。図示の例においては、前記仕切部材136
は、苗箱Fcに取り付けた状態で、平面視コ字状に形成
してある。この仕切部材136が前記苗箱Fcの長さ方
向端部に配置されることで、収容された苗Fが外部、つ
まり、苗箱Fcの搬出入に際して、相対移動する装置本
体の側部に配置されたワイヤや構造部材の外、隣接して
積載されている苗箱Fcに収容された苗Fと接触するこ
とが抑制され、苗傷みを防止できるようになる。
して、前記苗箱Fcに収容した苗Fが、搬出入或いは輸
送中に他の前記苗箱Fcに収容された苗Fとの間で相互
に絡み合い、若しくは、吊り下げワイヤw又は連結ワイ
ヤ111に絡み付き、苗傷みを起こすことを防止するた
めに、図28(イ)、(ロ)に示すように、前記苗箱F
cの、幅方向側部に立設自在な仕切部材136が用意さ
れている。図示の例においては、前記仕切部材136
は、苗箱Fcに取り付けた状態で、平面視コ字状に形成
してある。この仕切部材136が前記苗箱Fcの長さ方
向端部に配置されることで、収容された苗Fが外部、つ
まり、苗箱Fcの搬出入に際して、相対移動する装置本
体の側部に配置されたワイヤや構造部材の外、隣接して
積載されている苗箱Fcに収容された苗Fと接触するこ
とが抑制され、苗傷みを防止できるようになる。
【0064】図6に示したように、前記主枠1の後端に
形成された苗出入口4の上方には前記横枠13が横架溶
接され、この横枠13に操作ボックス140を装着して
あり、押し回しボタン式で、非常停止スイッチを兼ねる
電源スイッチ141を備えている。この電源スイッチ1
41は、通常の回動位置に向けて付勢され、その回動位
置では電源オフの状態であり、ボタンを、前記付勢に抗
して右に押し回すことで電源オンの状態になり、このボ
タンを右に回したまま放すと、そのまま右に回した状態
が保持され、再び押せば保持が解除されて通常の位置に
戻り、直ちに電源オフの状態になるように構成し非常停
止スイッチとしても機能するようにしてある。この操作
ボックス140には、図29に示すように、この電源ス
イッチ141の外、積込モードと払出モードとを選択す
る3位置切換え型の作業モード選択スイッチ142、強
制1段上昇スイッチ143、および、モニター用ランプ
144が備えられており、機体後方から操作すできるよ
うに構成してある。
形成された苗出入口4の上方には前記横枠13が横架溶
接され、この横枠13に操作ボックス140を装着して
あり、押し回しボタン式で、非常停止スイッチを兼ねる
電源スイッチ141を備えている。この電源スイッチ1
41は、通常の回動位置に向けて付勢され、その回動位
置では電源オフの状態であり、ボタンを、前記付勢に抗
して右に押し回すことで電源オンの状態になり、このボ
タンを右に回したまま放すと、そのまま右に回した状態
が保持され、再び押せば保持が解除されて通常の位置に
戻り、直ちに電源オフの状態になるように構成し非常停
止スイッチとしても機能するようにしてある。この操作
ボックス140には、図29に示すように、この電源ス
イッチ141の外、積込モードと払出モードとを選択す
る3位置切換え型の作業モード選択スイッチ142、強
制1段上昇スイッチ143、および、モニター用ランプ
144が備えられており、機体後方から操作すできるよ
うに構成してある。
【0065】前記作業モード選択スイッチ142は、中
間位置がモードOFFであり、左方にずらせれば積込モ
ードに、右方にずらせれば払出モードに、夫々設定でき
るようになっている。前記強制1段上昇スイッチ143
は、単純な押しボタンスイッチであり、これを押し操作
すれば昇降駆動機構3が上昇駆動操作され、前記一連の
苗枠2の何れかが正規の積み込み高さ、即ち、搬出入位
置に達するか、最上段の苗枠2が上限位置に達するか
の、何れかの停止条件を満足するまで引き上げられる。
この強制1段上昇モードにおいては、前記作業モード選
択スイッチ142の位置に関わらず、上記停止条件を満
足するまで前記吊り下げワイヤwを引き上げる。尚、前
記操作ボックス140は、取り外してトラックTの運転
部に持ち込み、車体を操縦しながら操作することもでき
るようになっている。前記モニター用ランプ144は、
正常であれば連続点灯し、異常およびエラーが発生する
と異なった周期で点滅するようになっている。
間位置がモードOFFであり、左方にずらせれば積込モ
ードに、右方にずらせれば払出モードに、夫々設定でき
るようになっている。前記強制1段上昇スイッチ143
は、単純な押しボタンスイッチであり、これを押し操作
すれば昇降駆動機構3が上昇駆動操作され、前記一連の
苗枠2の何れかが正規の積み込み高さ、即ち、搬出入位
置に達するか、最上段の苗枠2が上限位置に達するか
の、何れかの停止条件を満足するまで引き上げられる。
この強制1段上昇モードにおいては、前記作業モード選
択スイッチ142の位置に関わらず、上記停止条件を満
足するまで前記吊り下げワイヤwを引き上げる。尚、前
記操作ボックス140は、取り外してトラックTの運転
部に持ち込み、車体を操縦しながら操作することもでき
るようになっている。前記モニター用ランプ144は、
正常であれば連続点灯し、異常およびエラーが発生する
と異なった周期で点滅するようになっている。
【0066】主枠1の各部には、以下に説明するよう
に、制御用の各種検出手段が備えられて、主枠1の右側
上部に設けたマイコン利用のコントローラ100に接続
されている。
に、制御用の各種検出手段が備えられて、主枠1の右側
上部に設けたマイコン利用のコントローラ100に接続
されている。
【0067】図7中に示したように、主枠1の前奥部に
おける上下個所には、最上段の苗枠2の最上昇位置およ
び最下降位置を規制するために、前記昇降駆動機構3に
よる前記苗枠2の昇降上限を設定可能な上限検出手段1
01と下限検出手段103とを設け、上限検出手段10
1の検出端として上限スイッチSw1 と、下限検出手段
103の検出端として下限スイッチSw2 とを配備す
る。各スイッチSw1 ,Sw2 には、検出部材として揺
動式の感知レバー101a,103aを備えており、最
上段の苗枠2の前部横枠23の外面に突設した操作片2
8が前記感知レバー101a,103aを接当押圧する
と、昇降駆動機構3のリフトモータM1 が停止制御され
るようになっている。また、前記最上段の苗枠2の上昇
上限高さを低く制限するために、例えば図30に示すよ
うに、前記最上段の苗枠2の前部横枠23に突設した操
作片28の上方の位置に延出自在な上昇制限操作片10
2を、前記感知レバー101aに対して接当自在に設け
る。この上昇制限操作片102は、前記操作片28の上
方の位置に延出する作用位置と、前記操作片28の下方
に垂下する非作用位置とに回動自在に前記前部横枠23
外面の前記操作片28の近傍に取り付ければよい。この
上昇制限操作片102を作用位置に固定すれば、その上
端部の高さと前記操作片28の高さとの差分だけ、低い
位置に最上段の苗枠2の上昇最高高さが制限されるよう
になる。
おける上下個所には、最上段の苗枠2の最上昇位置およ
び最下降位置を規制するために、前記昇降駆動機構3に
よる前記苗枠2の昇降上限を設定可能な上限検出手段1
01と下限検出手段103とを設け、上限検出手段10
1の検出端として上限スイッチSw1 と、下限検出手段
103の検出端として下限スイッチSw2 とを配備す
る。各スイッチSw1 ,Sw2 には、検出部材として揺
動式の感知レバー101a,103aを備えており、最
上段の苗枠2の前部横枠23の外面に突設した操作片2
8が前記感知レバー101a,103aを接当押圧する
と、昇降駆動機構3のリフトモータM1 が停止制御され
るようになっている。また、前記最上段の苗枠2の上昇
上限高さを低く制限するために、例えば図30に示すよ
うに、前記最上段の苗枠2の前部横枠23に突設した操
作片28の上方の位置に延出自在な上昇制限操作片10
2を、前記感知レバー101aに対して接当自在に設け
る。この上昇制限操作片102は、前記操作片28の上
方の位置に延出する作用位置と、前記操作片28の下方
に垂下する非作用位置とに回動自在に前記前部横枠23
外面の前記操作片28の近傍に取り付ければよい。この
上昇制限操作片102を作用位置に固定すれば、その上
端部の高さと前記操作片28の高さとの差分だけ、低い
位置に最上段の苗枠2の上昇最高高さが制限されるよう
になる。
【0068】従って、苗箱Fcに植立する苗Fの草丈が
高い場合や、一回の苗箱Fcの搬送量が少ない場合に、
例えば、上述のように5段の苗枠2を備える場合に、そ
のうちの上部の4段の苗枠2のみに苗Fを積載すれば、
苗枠群を低い位置に保持して、この苗供給装置を積載し
た運搬車両Tの走行安定性を維持できるようにもなる。
また、上記連結ワイヤ111の架設形態変更手段110
を操作して、上下の苗枠2間の間隔を狭く変更した場合
にも、通常の上限検出手段101の上限検出位置であれ
ば、最下段の苗枠2が搬出入位置に達した後に、これが
最下段の苗枠であることを確認するために、前記上限検
出手段101により、最上段の苗枠2が上限位置に達し
たことを確認するまで引き上げられ、この引き揚げ距離
が長くなるが、前記上昇制限操作片102を作用位置に
固定することで、その引き揚げ距離を短くでき、積み込
み作業の際に、最下段の苗枠2に苗箱Fcの積み込みを
完了した後の、巻き揚げ巻き戻しの距離を短縮できる。
高い場合や、一回の苗箱Fcの搬送量が少ない場合に、
例えば、上述のように5段の苗枠2を備える場合に、そ
のうちの上部の4段の苗枠2のみに苗Fを積載すれば、
苗枠群を低い位置に保持して、この苗供給装置を積載し
た運搬車両Tの走行安定性を維持できるようにもなる。
また、上記連結ワイヤ111の架設形態変更手段110
を操作して、上下の苗枠2間の間隔を狭く変更した場合
にも、通常の上限検出手段101の上限検出位置であれ
ば、最下段の苗枠2が搬出入位置に達した後に、これが
最下段の苗枠であることを確認するために、前記上限検
出手段101により、最上段の苗枠2が上限位置に達し
たことを確認するまで引き上げられ、この引き揚げ距離
が長くなるが、前記上昇制限操作片102を作用位置に
固定することで、その引き揚げ距離を短くでき、積み込
み作業の際に、最下段の苗枠2に苗箱Fcの積み込みを
完了した後の、巻き揚げ巻き戻しの距離を短縮できる。
【0069】また、図2中に示したように、主枠1の上
部には、最上段の苗枠2が上限位置を越えてオーバーラ
ンした際にこれを検知してリフトモータM1 による上昇
駆動を停止する安全スイッチSw3 が配備されている。
部には、最上段の苗枠2が上限位置を越えてオーバーラ
ンした際にこれを検知してリフトモータM1 による上昇
駆動を停止する安全スイッチSw3 が配備されている。
【0070】こうした構成により、前記苗枠検出手段1
04の前記搬出入位置における苗枠2の検出高さ位置に
上下幅を持たせるように構成して、前記苗枠2を前記搬
出入位置に正確に停止させるために、前記苗枠2を前記
搬出入位置に停止させるように構成した、前記昇降駆動
機構3による前記苗枠2の昇降位置と、前記苗搬出入機
構5による苗Fの搬出入操作とを共に制御可能な制御機
構を図31に示すように構成し、以下のように動作させ
る。
04の前記搬出入位置における苗枠2の検出高さ位置に
上下幅を持たせるように構成して、前記苗枠2を前記搬
出入位置に正確に停止させるために、前記苗枠2を前記
搬出入位置に停止させるように構成した、前記昇降駆動
機構3による前記苗枠2の昇降位置と、前記苗搬出入機
構5による苗Fの搬出入操作とを共に制御可能な制御機
構を図31に示すように構成し、以下のように動作させ
る。
【0071】[基本動作] (A1)制御動作中に異常が生じたと判断した場合に
は、モニター用ランプ144を点滅させ、自動制御を停
止する。 (A2)操作ボックス140の作業モード選択スイッチ
142と強制1段上昇スイッチ143との同時操作によ
り、検査モードが選択されれば、後述のように、各セン
サの検査が可能なモードに移行し、自動制御を停止す
る。 (A3)作業モード選択スイッチ142による選択によ
り、積込作業が選択されれば、それが完了するまで、積
込動作を行い、その後、次の作業入力を待機する。 (A4)作業モード選択スイッチ142による選択によ
り、払出作業が選択されれば、それが完了するまで、積
込動作を行い、その後、次の作業入力を待機する。 (A5)積込動作中に苗枠2が上昇しすぎて上限検出手
段101で上昇過度を検出した場合には、自動的に上昇
位置を補正する。 (A6)作業モード選択スイッチ142による選択によ
る作業モードが選択されていない状態で、強制1段上昇
スイッチ143が長押し(例えば2秒以上)されれば、
全てのモータを停止し、制御を終了する。
は、モニター用ランプ144を点滅させ、自動制御を停
止する。 (A2)操作ボックス140の作業モード選択スイッチ
142と強制1段上昇スイッチ143との同時操作によ
り、検査モードが選択されれば、後述のように、各セン
サの検査が可能なモードに移行し、自動制御を停止す
る。 (A3)作業モード選択スイッチ142による選択によ
り、積込作業が選択されれば、それが完了するまで、積
込動作を行い、その後、次の作業入力を待機する。 (A4)作業モード選択スイッチ142による選択によ
り、払出作業が選択されれば、それが完了するまで、積
込動作を行い、その後、次の作業入力を待機する。 (A5)積込動作中に苗枠2が上昇しすぎて上限検出手
段101で上昇過度を検出した場合には、自動的に上昇
位置を補正する。 (A6)作業モード選択スイッチ142による選択によ
る作業モードが選択されていない状態で、強制1段上昇
スイッチ143が長押し(例えば2秒以上)されれば、
全てのモータを停止し、制御を終了する。
【0072】[積込動作] 〈積込モード〉を設定して苗箱Fcの積込作業を行う場
合、上記した[横払出形態]では、図35又は図39に
も示すように、延長苗受け台7又は延長苗受け台8を主
苗受け台60に取り付けた苗受け台6を用い、また、上
記した[路上払出形態]では、図32に示したように、
延長苗受け台8を主苗受け台60に取り付けた苗受け台
6を用いて案内シュート9を主苗受け台60に取り付け
た状態にして、主枠1後端の苗出入口4を開放する。
合、上記した[横払出形態]では、図35又は図39に
も示すように、延長苗受け台7又は延長苗受け台8を主
苗受け台60に取り付けた苗受け台6を用い、また、上
記した[路上払出形態]では、図32に示したように、
延長苗受け台8を主苗受け台60に取り付けた苗受け台
6を用いて案内シュート9を主苗受け台60に取り付け
た状態にして、主枠1後端の苗出入口4を開放する。
【0073】(B1)装置本体Aにおける苗積み込み状
況を判断し、苗枠2に12枚の苗箱Fcが積み込まれて
いることが苗検出スイッチSw6 群によって検出されて
おり、かつ、最上段の苗枠2が上限に在ることが上限ス
イッチSw1 によって検出されれば、積込完了状態と判
断して〈積込モード〉を終了する。 (B2)上記ステップ(B1)において積み込みが完了
していないと判断されると、苗枠2が苗出入口4に対す
る正規の積込高さに在るかどうかを苗枠検出スイッチS
w4 からの情報によって判断し、リフトモータM1 を正
転駆動して、苗枠2を正規の搬出入位置にまで上昇させ
る。 (B3)上記ステップ(B1)における苗積み込み状況
の判断は、苗出入口4に臨む苗枠2の左右夫々に6枚の
苗箱Fcが積み込まれているかどうかを苗検出スイッチ
Sw6 群からの情報に基づき、全部の苗検出スイッチS
w6 がオンしていれば1段分の積み込みが完了している
と判断し、いずれかの苗検出スイッチSw6 がオフであ
れば積み込みが完了していないと判断する。 (B4)積み込みが完了していないと判断した状態で
は、開放した苗出入口4の左右個所に苗箱Fcを任意に
挿入して左右何れかの縦送り遊転ローラ57上に載せる
と、これが積込検出部56を構成する左右何れかの積込
スイッチSw5 によって別々に検出され、苗挿入が検出
された側の苗搬出入機構5の搬出入モータM2 が正転さ
れ、積込スイッチSw5 がオフとなるまで送り込みが続
行され、苗箱Fcは規定位置まで送り込まれる。 (B5)苗枠2に1段分の積込完了が確認されると、左
右の搬出入モータM2 を設定小時間だけさらに念押しの
正転動作すると、夫々6枚の苗箱Fcが隙間なく縦列状
に並べられる。その後、苗枠2が上限にないことが判断
するとともに、積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検出し
ていないことを確認した後、リフトモータM1 が正転さ
れて苗枠2が上昇され、1段の上昇が苗枠検出スイッチ
Sw4 で検出されるとリフトモータM1 を停止する。 (B6)積込完了状態が判断されるまで、1段づつ上記
ステップ(B1)以下を繰り返す。
況を判断し、苗枠2に12枚の苗箱Fcが積み込まれて
いることが苗検出スイッチSw6 群によって検出されて
おり、かつ、最上段の苗枠2が上限に在ることが上限ス
イッチSw1 によって検出されれば、積込完了状態と判
断して〈積込モード〉を終了する。 (B2)上記ステップ(B1)において積み込みが完了
していないと判断されると、苗枠2が苗出入口4に対す
る正規の積込高さに在るかどうかを苗枠検出スイッチS
w4 からの情報によって判断し、リフトモータM1 を正
転駆動して、苗枠2を正規の搬出入位置にまで上昇させ
る。 (B3)上記ステップ(B1)における苗積み込み状況
の判断は、苗出入口4に臨む苗枠2の左右夫々に6枚の
苗箱Fcが積み込まれているかどうかを苗検出スイッチ
Sw6 群からの情報に基づき、全部の苗検出スイッチS
w6 がオンしていれば1段分の積み込みが完了している
と判断し、いずれかの苗検出スイッチSw6 がオフであ
れば積み込みが完了していないと判断する。 (B4)積み込みが完了していないと判断した状態で
は、開放した苗出入口4の左右個所に苗箱Fcを任意に
挿入して左右何れかの縦送り遊転ローラ57上に載せる
と、これが積込検出部56を構成する左右何れかの積込
スイッチSw5 によって別々に検出され、苗挿入が検出
された側の苗搬出入機構5の搬出入モータM2 が正転さ
れ、積込スイッチSw5 がオフとなるまで送り込みが続
行され、苗箱Fcは規定位置まで送り込まれる。 (B5)苗枠2に1段分の積込完了が確認されると、左
右の搬出入モータM2 を設定小時間だけさらに念押しの
正転動作すると、夫々6枚の苗箱Fcが隙間なく縦列状
に並べられる。その後、苗枠2が上限にないことが判断
するとともに、積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検出し
ていないことを確認した後、リフトモータM1 が正転さ
れて苗枠2が上昇され、1段の上昇が苗枠検出スイッチ
Sw4 で検出されるとリフトモータM1 を停止する。 (B6)積込完了状態が判断されるまで、1段づつ上記
ステップ(B1)以下を繰り返す。
【0074】[払出動作] 〈払出モード〉を設定して苗箱Fcの払出作業を行う場
合、上記した[横払出形態]では、図35又は図39に
示したように、延長苗受け台7又は延長苗受け台8を主
苗受け台60に取り付けた苗受け台6を用い、また、上
記した[路上払出形態]では、図32に示したように、
延長苗受け台8を主苗受け台60に取り付けた苗受け台
6を用いて案内シュート9を主苗受け台60に取り付け
た状態にして、主枠1後端の苗出入口4を開放する。
合、上記した[横払出形態]では、図35又は図39に
示したように、延長苗受け台7又は延長苗受け台8を主
苗受け台60に取り付けた苗受け台6を用い、また、上
記した[路上払出形態]では、図32に示したように、
延長苗受け台8を主苗受け台60に取り付けた苗受け台
6を用いて案内シュート9を主苗受け台60に取り付け
た状態にして、主枠1後端の苗出入口4を開放する。
【0075】(C1)装置本体Aにおける払出状況を判
断し、最上段の苗枠2が下限位置に在り、かつ、その苗
枠2上に苗箱Fcが全く存在しなければ払出完了状態と
判断して、〈払出モード〉を終了する。 (C2)上記ステップ(C1)において払い出しが完了
していないと判断されると、苗枠2が苗出入口4に対す
る正規の払出高さに在るかどうかが苗枠検出スイッチS
w4 からの情報によって判断し、リフトモータM1 を逆
転駆動して、苗枠2が正規の搬出入位置にまで下降す
る。 (C3)苗出入口4に臨む左右の苗枠2から夫々6枚の
苗箱Fcが全部払い出されているかどうかが苗検出スイ
ッチSw6 群からの情報によって判断され、全部の苗検
出スイッチSw6 がオフしていれば1段分の払い出しが
完了したと判断し、何れかの苗検出スイッチSw6 がオ
ンであれば払い出しが完了していないと判断する。 (C4)払い出しが完了していないと判断されると、主
苗受け台60の上に苗箱Fcが存在しているかどうか
が、苗箱検出スイッチSw7 によって確認され、苗箱F
cが存在していないことが判別されると、搬出入モータ
M2 を逆転作動させて苗箱Fcを苗出入口4に向けて送
り出してゆく。 (C5)ここで、送り出された苗箱Fcが主苗受け台6
0上に到ると苗箱検出スイッチSw7 が苗箱Fcを検出
することになり、搬出入モータM2 による送り出しが停
止し、作業者が主苗受け台60上の苗Fを延長苗受け台
7上に手動で送り出して、主苗受け台60上の左右に苗
箱Fcがなくなると、上記のように後続の苗箱Fcが送
り出されてくる。 (C6)ステップ(C1)において1段分の払い出しが
完了したと判断されると、苗枠2が下限にないことが判
断されるとともに、積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検
出していないことを確認した後、リフトモータM1 を逆
転駆動して苗枠2を下降し、1段の下降が苗枠検出スイ
ッチSw4 で検出されるとリフトモータM1 を停止す
る。 (C7)払出完了状態が判断されるまで、1段づつ上記
ステップ(C1)以下を繰り返す。尚、上記積込動作及
び払出動作中に、苗枠2の昇降位置を搬出入位置に維持
するために、昇降位置補正動作を行う。尚、後述の制御
動作の詳細説明では、この昇降位置補正動作については
省略するが、その概要は後記の通りである。
断し、最上段の苗枠2が下限位置に在り、かつ、その苗
枠2上に苗箱Fcが全く存在しなければ払出完了状態と
判断して、〈払出モード〉を終了する。 (C2)上記ステップ(C1)において払い出しが完了
していないと判断されると、苗枠2が苗出入口4に対す
る正規の払出高さに在るかどうかが苗枠検出スイッチS
w4 からの情報によって判断し、リフトモータM1 を逆
転駆動して、苗枠2が正規の搬出入位置にまで下降す
る。 (C3)苗出入口4に臨む左右の苗枠2から夫々6枚の
苗箱Fcが全部払い出されているかどうかが苗検出スイ
ッチSw6 群からの情報によって判断され、全部の苗検
出スイッチSw6 がオフしていれば1段分の払い出しが
完了したと判断し、何れかの苗検出スイッチSw6 がオ
ンであれば払い出しが完了していないと判断する。 (C4)払い出しが完了していないと判断されると、主
苗受け台60の上に苗箱Fcが存在しているかどうか
が、苗箱検出スイッチSw7 によって確認され、苗箱F
cが存在していないことが判別されると、搬出入モータ
M2 を逆転作動させて苗箱Fcを苗出入口4に向けて送
り出してゆく。 (C5)ここで、送り出された苗箱Fcが主苗受け台6
0上に到ると苗箱検出スイッチSw7 が苗箱Fcを検出
することになり、搬出入モータM2 による送り出しが停
止し、作業者が主苗受け台60上の苗Fを延長苗受け台
7上に手動で送り出して、主苗受け台60上の左右に苗
箱Fcがなくなると、上記のように後続の苗箱Fcが送
り出されてくる。 (C6)ステップ(C1)において1段分の払い出しが
完了したと判断されると、苗枠2が下限にないことが判
断されるとともに、積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検
出していないことを確認した後、リフトモータM1 を逆
転駆動して苗枠2を下降し、1段の下降が苗枠検出スイ
ッチSw4 で検出されるとリフトモータM1 を停止す
る。 (C7)払出完了状態が判断されるまで、1段づつ上記
ステップ(C1)以下を繰り返す。尚、上記積込動作及
び払出動作中に、苗枠2の昇降位置を搬出入位置に維持
するために、昇降位置補正動作を行う。尚、後述の制御
動作の詳細説明では、この昇降位置補正動作については
省略するが、その概要は後記の通りである。
【0076】[強制1段上昇] 〈強制1段上昇モード〉は、メンテナンス作業のために
苗枠2を移動させたい場合や、積込作業途中で、苗Fの
種類の変更、等に対応して意識的に苗枠2を1段上昇さ
せたい場合、等に利用されるものである。 (D1)強制1段上昇スイッチ143が1回押し操作さ
れると、先ず、最上段の苗枠2が上限に在るかどうかが
判断され、上限スイッチSw1 によて上限に在ることが
検出されると、モータを停止して自動制御を終了し、
〈強制1段上昇モード〉が選択され、かつ、苗出入口4
に苗箱Fcが存在しないことが積込スイッチSw5 で検
出されれば、強制1段上昇制御が実行される。また、作
業モードが全く設定されていないことが判別されるとモ
ータ出力オフとなり、次の設定変更を待機する。 (D2)最上段の苗枠2が上限にないことが検出される
と、次に、苗枠2が苗出入口4に対する正規の高さに在
るかどうかが、苗枠検出スイッチSw4 からの情報によ
って判断され、正規の搬出入位置になければリフトモー
タM1 が正転駆動されて、苗枠2が正規の高さにまで上
昇される。苗枠2が正規の搬出入位置に在ると、積込ス
イッチSw5 が苗箱Fcを検出していないことを確認し
た後、リフトモータM1 を正転して苗枠2を上昇し、1
段の上昇が苗枠検出スイッチSw4で検出されるとリフ
トモータM1 が停止され、1回の強制1段上昇制御が終
了する。 (D3)以上の作動が強制1段上昇スイッチ143が押
し操作されるたびに実行される。
苗枠2を移動させたい場合や、積込作業途中で、苗Fの
種類の変更、等に対応して意識的に苗枠2を1段上昇さ
せたい場合、等に利用されるものである。 (D1)強制1段上昇スイッチ143が1回押し操作さ
れると、先ず、最上段の苗枠2が上限に在るかどうかが
判断され、上限スイッチSw1 によて上限に在ることが
検出されると、モータを停止して自動制御を終了し、
〈強制1段上昇モード〉が選択され、かつ、苗出入口4
に苗箱Fcが存在しないことが積込スイッチSw5 で検
出されれば、強制1段上昇制御が実行される。また、作
業モードが全く設定されていないことが判別されるとモ
ータ出力オフとなり、次の設定変更を待機する。 (D2)最上段の苗枠2が上限にないことが検出される
と、次に、苗枠2が苗出入口4に対する正規の高さに在
るかどうかが、苗枠検出スイッチSw4 からの情報によ
って判断され、正規の搬出入位置になければリフトモー
タM1 が正転駆動されて、苗枠2が正規の高さにまで上
昇される。苗枠2が正規の搬出入位置に在ると、積込ス
イッチSw5 が苗箱Fcを検出していないことを確認し
た後、リフトモータM1 を正転して苗枠2を上昇し、1
段の上昇が苗枠検出スイッチSw4で検出されるとリフ
トモータM1 が停止され、1回の強制1段上昇制御が終
了する。 (D3)以上の作動が強制1段上昇スイッチ143が押
し操作されるたびに実行される。
【0077】[昇降位置補正動作] (E1)前記苗枠2の上昇操作又は下降操作中に、前記
苗枠検出手段104で前記苗枠2の検出を開始した時点
で計時を開始し、(E2)所定の第一補充時間経過後に
前記苗枠検出スイッチSw4 による前記苗枠2の検出が
持続されている場合には直ちに前記苗枠2の上昇又は下
降を停止し、(E3)前記第一補充時間経過後には前記
苗枠2を検出していない場合には、前記昇降駆動機構3
による駆動方向を逆転し、前記苗枠2を改めて下降操作
又は上昇操作すると同時に改めて計時を開始し、(E
4)所定の第二補充時間経過後に前記苗枠2の検出が持
続されている場合には直ちに前記昇降駆動機構3を停止
して、前記苗枠2の下降又は上昇を停止し、(E5)前
記第二補充時間経過後には前記苗枠2を検出していない
場合には、再び前記昇降駆動機構3による駆動方向を再
び逆転して、上記(E1)の工程に戻るように構成す
る。
苗枠検出手段104で前記苗枠2の検出を開始した時点
で計時を開始し、(E2)所定の第一補充時間経過後に
前記苗枠検出スイッチSw4 による前記苗枠2の検出が
持続されている場合には直ちに前記苗枠2の上昇又は下
降を停止し、(E3)前記第一補充時間経過後には前記
苗枠2を検出していない場合には、前記昇降駆動機構3
による駆動方向を逆転し、前記苗枠2を改めて下降操作
又は上昇操作すると同時に改めて計時を開始し、(E
4)所定の第二補充時間経過後に前記苗枠2の検出が持
続されている場合には直ちに前記昇降駆動機構3を停止
して、前記苗枠2の下降又は上昇を停止し、(E5)前
記第二補充時間経過後には前記苗枠2を検出していない
場合には、再び前記昇降駆動機構3による駆動方向を再
び逆転して、上記(E1)の工程に戻るように構成す
る。
【0078】ここで、前記第一補充時間を、通常の条件
下では前記苗枠検出スイッチSw4が前記張出部材24
の平面部24aに接当してから、この平面部24aを通
過しない程度の時間に設定し、前記第二補充時間を、前
記第一補充時間よりも短く設定しておけば、前記昇降駆
動機構3が前記苗枠2の上昇下降を繰り返すことを防止
できる。
下では前記苗枠検出スイッチSw4が前記張出部材24
の平面部24aに接当してから、この平面部24aを通
過しない程度の時間に設定し、前記第二補充時間を、前
記第一補充時間よりも短く設定しておけば、前記昇降駆
動機構3が前記苗枠2の上昇下降を繰り返すことを防止
できる。
【0079】上記のようにして搬出入位置に停止させた
苗枠2と主苗受け台60との間で、苗出入口4を介して
苗箱Fcを積み込み、或いは払い出す際に、その苗枠2
上に苗箱Fcが載置されているかを検出する。例えば苗
箱Fcを積み込む場合について説明すると、図4に示し
たように、前記苗搬出入機構5の支持枠50には、前後
方向の6箇所に、前記苗搬出入機構5上の苗箱Fcの存
否を検知可能な苗検出手段106の検出端として、前記
苗搬出入機構5に積み込まれた6枚の苗箱Fcの夫々を
検出する苗検出スイッチSw6 と、その感知レバー10
6aが配備されている。これら苗検出スイッチSw6 群
のうち、最前端の苗検出スイッチSw6とその後方に隣
接する苗検出スイッチSw6 との間隔、即ち、最前端の
感知レバー106aとその後方に隣接する感知レバー1
06aとの間隔が苗箱Fcの前後幅よりも小さく、か
つ、それより後側(苗出入口4側)での苗検出スイッチ
Sw6 間の間隔、即ち、感知レバー106a間の間隔が
苗箱Fcの前後幅よりも大きく設定されている。これに
よって、6枚の苗箱Fcが積み込まれた状態でのみ6個
の苗検出スイッチSw6 が全て苗箱Fcの存在を検出す
ることになり、6枚に満たない苗箱Fcが積み込まれた
状態で6個の苗検出スイッチSw6 が全て苗箱Fcの存
在を検出してしまうような前記苗検出手段106の誤認
識現象が発生することを未然に回避している。
苗枠2と主苗受け台60との間で、苗出入口4を介して
苗箱Fcを積み込み、或いは払い出す際に、その苗枠2
上に苗箱Fcが載置されているかを検出する。例えば苗
箱Fcを積み込む場合について説明すると、図4に示し
たように、前記苗搬出入機構5の支持枠50には、前後
方向の6箇所に、前記苗搬出入機構5上の苗箱Fcの存
否を検知可能な苗検出手段106の検出端として、前記
苗搬出入機構5に積み込まれた6枚の苗箱Fcの夫々を
検出する苗検出スイッチSw6 と、その感知レバー10
6aが配備されている。これら苗検出スイッチSw6 群
のうち、最前端の苗検出スイッチSw6とその後方に隣
接する苗検出スイッチSw6 との間隔、即ち、最前端の
感知レバー106aとその後方に隣接する感知レバー1
06aとの間隔が苗箱Fcの前後幅よりも小さく、か
つ、それより後側(苗出入口4側)での苗検出スイッチ
Sw6 間の間隔、即ち、感知レバー106a間の間隔が
苗箱Fcの前後幅よりも大きく設定されている。これに
よって、6枚の苗箱Fcが積み込まれた状態でのみ6個
の苗検出スイッチSw6 が全て苗箱Fcの存在を検出す
ることになり、6枚に満たない苗箱Fcが積み込まれた
状態で6個の苗検出スイッチSw6 が全て苗箱Fcの存
在を検出してしまうような前記苗検出手段106の誤認
識現象が発生することを未然に回避している。
【0080】ところで、上述のように、苗箱検出手段1
07、苗検出手段106、苗枠検出手段104、上限検
出手段101、下限検出手段103等の多数の検出端を
備えている点に鑑み、この苗運搬装置の制御機構には、
そのうちの何れかの検出端に異常が生じた場合を想定
し、各検出端を個別に検査することを可能にする検査モ
ードを備えるように構成し、前記制御機構に異常判断部
108を設けた。この異常判断部108は、前記夫々の
検出手段に備える検出端の検出状態を記憶可能な状態記
憶部109を備え、その状態記憶部109に前記検査モ
ードの開始時期における夫々の検出端の検出状態を記憶
し、前記夫々の検出手段の何れかを特定して、その検出
端の状態を変化させた後に、その状態変化後の検出状態
を前記状態記憶部109に記憶した検出状態と比較し、
前記状態変化の前後における前記特定した検出手段にお
ける検出端の検出状態に変化がない場合に、前記特定し
た検出手段の検出端に異常があると判断して、モニター
用ランプ144を点滅させて異常を報知するように構成
する。
07、苗検出手段106、苗枠検出手段104、上限検
出手段101、下限検出手段103等の多数の検出端を
備えている点に鑑み、この苗運搬装置の制御機構には、
そのうちの何れかの検出端に異常が生じた場合を想定
し、各検出端を個別に検査することを可能にする検査モ
ードを備えるように構成し、前記制御機構に異常判断部
108を設けた。この異常判断部108は、前記夫々の
検出手段に備える検出端の検出状態を記憶可能な状態記
憶部109を備え、その状態記憶部109に前記検査モ
ードの開始時期における夫々の検出端の検出状態を記憶
し、前記夫々の検出手段の何れかを特定して、その検出
端の状態を変化させた後に、その状態変化後の検出状態
を前記状態記憶部109に記憶した検出状態と比較し、
前記状態変化の前後における前記特定した検出手段にお
ける検出端の検出状態に変化がない場合に、前記特定し
た検出手段の検出端に異常があると判断して、モニター
用ランプ144を点滅させて異常を報知するように構成
する。
【0081】また、前記制御機構を、通常の制御モード
において、苗が前記最上段の苗枠2上に存在する状態
で、前記下限検出手段103により前記最上段の苗枠2
が昇降下限に達したことを検出した場合には、昇降駆動
機構を一旦停止し、その後逆転させて、前記最上段の苗
枠2を再び前記搬出入位置にまで上昇させるように構成
すると共に、前記上限検出手段101により前記最上段
の苗枠2が昇降上限に達したことを検出した場合には、
前記昇降駆動機構を一旦停止し、その後逆転させて、最
下段の苗枠2を再び前記搬出入位置にまで下降させるよ
うに構成する。そして、前記異常判断部108を、前記
最上段の苗枠2が昇降下限に達したことを検出した後、
所定時間経過する間に前記苗枠検出手段104から再び
苗枠2の検出信号が出力されない場合、又は、前記最上
段の苗枠2が昇降上限に達したことを検出した後、所定
時間経過する間に前記苗枠検出手段104から再び苗枠
2の検出信号が出力されない場合には、前記下限検出手
段103及び前記苗枠検出手段104の少なくとも何れ
か一方に備える検出端、又は、前記上限検出手段101
及び前記苗枠検出手段104の少なくとも何れか一方に
備える検出端に異常があると判断するように構成する。
このように異常を検出した場合には、モニター用ランプ
144を点滅させて異常を報知するように構成する。こ
うして、通常の制御モードにおいても、各検出端の異常
を監視できるように構成してある。
において、苗が前記最上段の苗枠2上に存在する状態
で、前記下限検出手段103により前記最上段の苗枠2
が昇降下限に達したことを検出した場合には、昇降駆動
機構を一旦停止し、その後逆転させて、前記最上段の苗
枠2を再び前記搬出入位置にまで上昇させるように構成
すると共に、前記上限検出手段101により前記最上段
の苗枠2が昇降上限に達したことを検出した場合には、
前記昇降駆動機構を一旦停止し、その後逆転させて、最
下段の苗枠2を再び前記搬出入位置にまで下降させるよ
うに構成する。そして、前記異常判断部108を、前記
最上段の苗枠2が昇降下限に達したことを検出した後、
所定時間経過する間に前記苗枠検出手段104から再び
苗枠2の検出信号が出力されない場合、又は、前記最上
段の苗枠2が昇降上限に達したことを検出した後、所定
時間経過する間に前記苗枠検出手段104から再び苗枠
2の検出信号が出力されない場合には、前記下限検出手
段103及び前記苗枠検出手段104の少なくとも何れ
か一方に備える検出端、又は、前記上限検出手段101
及び前記苗枠検出手段104の少なくとも何れか一方に
備える検出端に異常があると判断するように構成する。
このように異常を検出した場合には、モニター用ランプ
144を点滅させて異常を報知するように構成する。こ
うして、通常の制御モードにおいても、各検出端の異常
を監視できるように構成してある。
【0082】この苗搬送装置における装置本体Aの構造
は以上のようであり、その主枠1後端部に備える主苗受
け台60には、以下に示す横払出機構B1 ,路上払出機
構B2 の何れか一方又は両者を、前記払出機構Bとして
選択して装着することで、[横払出形態]、[路上払出
形態]の何れかの作業形態を選択することができるよう
になっている。
は以上のようであり、その主枠1後端部に備える主苗受
け台60には、以下に示す横払出機構B1 ,路上払出機
構B2 の何れか一方又は両者を、前記払出機構Bとして
選択して装着することで、[横払出形態]、[路上払出
形態]の何れかの作業形態を選択することができるよう
になっている。
【0083】[横払出形態]
【0084】〈田植機積み込み〉この払出形態は、図3
5に示したように、装置本体Aに収容した苗箱Fcを取
り出して、圃場の田植機Pに直接手渡す場合に利用され
るものであって、払出機構Bとして、図32及び図33
に示す横払出機構B1 が利用される。この横払出機構B
1 は、先述の苗出入口4の外側下方に固定配置された横
長の主苗受け台60の横一端に延長苗受け台7を連結し
て苗受け台6として構成する。図32に示すように、延
長苗受け台7は、主枠1の主柱10に固定され、後向き
水平に片持ち支持される主苗受け台60の縦受け部材6
1に連結されている。
5に示したように、装置本体Aに収容した苗箱Fcを取
り出して、圃場の田植機Pに直接手渡す場合に利用され
るものであって、払出機構Bとして、図32及び図33
に示す横払出機構B1 が利用される。この横払出機構B
1 は、先述の苗出入口4の外側下方に固定配置された横
長の主苗受け台60の横一端に延長苗受け台7を連結し
て苗受け台6として構成する。図32に示すように、延
長苗受け台7は、主枠1の主柱10に固定され、後向き
水平に片持ち支持される主苗受け台60の縦受け部材6
1に連結されている。
【0085】図32中に示したように、前記延長苗受け
台7は、前後の横枠71,71の先端側部位を連結枠7
0で溶接結合し、さらに、中間部位を複数のローラ支軸
74で結合して剛性の高い中抜き格子状に構成してあ
り、前後の横枠71,71に亘って複数本の遊転ローラ
73を前記ローラ支軸74に外嵌して架設するととも
に、隣接する遊転ローラ73の間隔は、苗箱Fcの長さ
の2分の1より少し小さい寸法に設定してある。そし
て、図33に示すように、延長苗受け台7の基端部に設
けた連結片72は、主苗受け台60の左右両端に着脱可
能で、その一方に取り付けられた連結部材68に、前記
延長苗受け台7を振り上げ揺動可能に連結できるように
構成してある。そして、この延長苗受け台7は、その左
右中間部位に設けられたピン75と主枠1の主柱10に
設けられたピン78とに亘って張設可能な吊下げケーブ
ル79によって水平に支架されるようになっている。さ
らに、延長苗受け台7の連結片72と反対側の先端部に
は、延長苗受け台7上に送り出された苗箱Fcを受け止
めて、受け台端部から脱落するのを阻止可能な苗ストッ
パ76が設けられている。また、前記遊転ローラ73上
を搬送する苗箱Fcが側方に転落することを防止する断
面L字状のガイド71aを、前記横枠71,71夫々の
上に配備してある。
台7は、前後の横枠71,71の先端側部位を連結枠7
0で溶接結合し、さらに、中間部位を複数のローラ支軸
74で結合して剛性の高い中抜き格子状に構成してあ
り、前後の横枠71,71に亘って複数本の遊転ローラ
73を前記ローラ支軸74に外嵌して架設するととも
に、隣接する遊転ローラ73の間隔は、苗箱Fcの長さ
の2分の1より少し小さい寸法に設定してある。そし
て、図33に示すように、延長苗受け台7の基端部に設
けた連結片72は、主苗受け台60の左右両端に着脱可
能で、その一方に取り付けられた連結部材68に、前記
延長苗受け台7を振り上げ揺動可能に連結できるように
構成してある。そして、この延長苗受け台7は、その左
右中間部位に設けられたピン75と主枠1の主柱10に
設けられたピン78とに亘って張設可能な吊下げケーブ
ル79によって水平に支架されるようになっている。さ
らに、延長苗受け台7の連結片72と反対側の先端部に
は、延長苗受け台7上に送り出された苗箱Fcを受け止
めて、受け台端部から脱落するのを阻止可能な苗ストッ
パ76が設けられている。また、前記遊転ローラ73上
を搬送する苗箱Fcが側方に転落することを防止する断
面L字状のガイド71aを、前記横枠71,71夫々の
上に配備してある。
【0086】この苗ストッパ76は、前記遊転ローラ7
3の間に介装できる間隔で、太い線材を併置して一端部
側寄りの位置で連結線材を用いて連結し、夫々の他端部
を輪状に捲回して、延長苗受け台7の中央から他端側寄
りのローラ支軸74に外嵌し、前記延長苗受け台7上に
折り畳んだ収納姿勢と、延長苗受け台7の先端部側に向
けて振り上げ揺動して前記延長苗受け台7をさらに延長
した使用姿勢とに姿勢変更可能にしてある。その苗スト
ッパ76の先端部を使用姿勢における上方に折り曲げ
て、前記使用姿勢において立ち上がったストッパ部76
aを形成してある。このストッパ部76aは、前記収納
姿勢においては、遊転ローラ73の間に収められる。
3の間に介装できる間隔で、太い線材を併置して一端部
側寄りの位置で連結線材を用いて連結し、夫々の他端部
を輪状に捲回して、延長苗受け台7の中央から他端側寄
りのローラ支軸74に外嵌し、前記延長苗受け台7上に
折り畳んだ収納姿勢と、延長苗受け台7の先端部側に向
けて振り上げ揺動して前記延長苗受け台7をさらに延長
した使用姿勢とに姿勢変更可能にしてある。その苗スト
ッパ76の先端部を使用姿勢における上方に折り曲げ
て、前記使用姿勢において立ち上がったストッパ部76
aを形成してある。このストッパ部76aは、前記収納
姿勢においては、遊転ローラ73の間に収められる。
【0087】この延長苗受け台7は、図34に示すよう
に、前記吊下げケーブル79を取り外すことなく、前記
苗ストッパ76を収納姿勢とした状態で、前記連結片7
2と前記連結部材68との連結支点eの周りに振り上げ
回動した保持姿勢で、前記主枠1の後端側両側部の主柱
10に、対称の位置に固定した係止保持部材44に止め
付けて輸送するように構成してある。前記係止保持部材
44は、図46に示すように、上方から切り込んだ切り
欠きを有し、前記主柱10に固定された板材で形成さ
れ、延長苗受け台7の一方の横枠71に、前記ローラ支
軸74に平行な回転軸心を有し、回動自在に備える係止
曲棒77を前記切り欠きに係入し、その回転軸心回りに
回動させて前記係止保持部材44に係合させることで、
前記延長苗受け台7の保持姿勢を維持できるようになっ
ている。
に、前記吊下げケーブル79を取り外すことなく、前記
苗ストッパ76を収納姿勢とした状態で、前記連結片7
2と前記連結部材68との連結支点eの周りに振り上げ
回動した保持姿勢で、前記主枠1の後端側両側部の主柱
10に、対称の位置に固定した係止保持部材44に止め
付けて輸送するように構成してある。前記係止保持部材
44は、図46に示すように、上方から切り込んだ切り
欠きを有し、前記主柱10に固定された板材で形成さ
れ、延長苗受け台7の一方の横枠71に、前記ローラ支
軸74に平行な回転軸心を有し、回動自在に備える係止
曲棒77を前記切り欠きに係入し、その回転軸心回りに
回動させて前記係止保持部材44に係合させることで、
前記延長苗受け台7の保持姿勢を維持できるようになっ
ている。
【0088】〈畦払い出し〉この払出形態は、先に図3
5に示した、装置本体Aに収容した苗箱Fcを取り出し
て、圃場の田植機Pに直接手渡す上記〈田植機積み込
み〉とは異なり、前記苗受け台6に払い出された苗箱F
cを一旦路側若しくは圃場の畦等に配備された苗置き場
に降ろす場合に利用されるものであって、払出機構Bと
して、図36及び図37に示す横払出機構B1 が利用さ
れる。この横払出機構B1 は、先述の苗出入口4の外側
下方に固定配置された横長の主苗受け台60の横一端に
延長苗受け台8を連結して苗受け台6として構成する。
前記延長苗受け台8は、前記延長苗受け台7とは異な
り、その長さが、農道上に停車したトラックTから路側
上に懸架される程度の短いもので、主枠1の主柱10に
固定されて後向き水平に片持ち支持される主苗受け台6
0の縦受け部材61に連結される。
5に示した、装置本体Aに収容した苗箱Fcを取り出し
て、圃場の田植機Pに直接手渡す上記〈田植機積み込
み〉とは異なり、前記苗受け台6に払い出された苗箱F
cを一旦路側若しくは圃場の畦等に配備された苗置き場
に降ろす場合に利用されるものであって、払出機構Bと
して、図36及び図37に示す横払出機構B1 が利用さ
れる。この横払出機構B1 は、先述の苗出入口4の外側
下方に固定配置された横長の主苗受け台60の横一端に
延長苗受け台8を連結して苗受け台6として構成する。
前記延長苗受け台8は、前記延長苗受け台7とは異な
り、その長さが、農道上に停車したトラックTから路側
上に懸架される程度の短いもので、主枠1の主柱10に
固定されて後向き水平に片持ち支持される主苗受け台6
0の縦受け部材61に連結される。
【0089】図37に示すように、前記延長苗受け台8
は、前後の横枠81,81の両端部位同士を連結枠80
で結合し、て剛性の高い中抜き格子状に構成してあり、
前後の横枠81,81に亘って複数本の遊転ローラ82
を架設するとともに、隣接する遊転ローラ82の間隔
は、苗箱Fcの長さの2分の1より少し小さい寸法に設
定してある(図36参照)。そして、図38にも示すよ
うに、延長苗受け台8の基端部81aは、主苗受け台6
0の左右両端部の一方に取り付けられた、前記連結部材
68と交換自在な連結部材69に、前記延長苗受け台8
を振り上げ揺動可能に、連結支点dを介して着脱可能に
連結できる。この連結部材69は、後述の門形アーム9
0の側腕部92を上方から受け入れ、揺動端部側を支持
できるように、前記連結支点dの側を上方に突出させた
L字型に形成してある。前記連結支点dの高さ位置は、
前記連結支点eの高さに一致させてある。そして、この
延長苗受け台8は、前記横枠81の先端部寄りの位置に
回動自在に備え、前記遊転ローラ82の回転軸に平行な
回転軸心を有する係止曲棒83の回動軸と係止保持部材
44に設けられたピン44aとに亘って張設可能な腰折
れリンクで形成された張支リンク84によって水平に支
架されるようになっている。この係止保持部材44は、
前記延長苗受け台7を振り上げ回動した保持姿勢に維持
する場合と共用されるものである。さらに、延長苗受け
台8の基端部81aと反対側の先端部には、延長苗受け
台8上に送り出された苗箱Fcを受け止めて、受け台端
部から脱落するのを阻止可能な苗ストッパ85が設けら
れている。
は、前後の横枠81,81の両端部位同士を連結枠80
で結合し、て剛性の高い中抜き格子状に構成してあり、
前後の横枠81,81に亘って複数本の遊転ローラ82
を架設するとともに、隣接する遊転ローラ82の間隔
は、苗箱Fcの長さの2分の1より少し小さい寸法に設
定してある(図36参照)。そして、図38にも示すよ
うに、延長苗受け台8の基端部81aは、主苗受け台6
0の左右両端部の一方に取り付けられた、前記連結部材
68と交換自在な連結部材69に、前記延長苗受け台8
を振り上げ揺動可能に、連結支点dを介して着脱可能に
連結できる。この連結部材69は、後述の門形アーム9
0の側腕部92を上方から受け入れ、揺動端部側を支持
できるように、前記連結支点dの側を上方に突出させた
L字型に形成してある。前記連結支点dの高さ位置は、
前記連結支点eの高さに一致させてある。そして、この
延長苗受け台8は、前記横枠81の先端部寄りの位置に
回動自在に備え、前記遊転ローラ82の回転軸に平行な
回転軸心を有する係止曲棒83の回動軸と係止保持部材
44に設けられたピン44aとに亘って張設可能な腰折
れリンクで形成された張支リンク84によって水平に支
架されるようになっている。この係止保持部材44は、
前記延長苗受け台7を振り上げ回動した保持姿勢に維持
する場合と共用されるものである。さらに、延長苗受け
台8の基端部81aと反対側の先端部には、延長苗受け
台8上に送り出された苗箱Fcを受け止めて、受け台端
部から脱落するのを阻止可能な苗ストッパ85が設けら
れている。
【0090】この延長苗受け台8は、図38に示すよう
に、前記張支リンク84を屈曲姿勢にして、前記基端部
81aと前記連結部材69との連結支点dの周りに振り
上げ回動した保持姿勢で、前記係止保持部材44に止め
付けて輸送するように構成してある。つまり、前記延長
苗受け台7を保持する場合と同様に、前記係止保持部材
44の切り欠きに前記横枠81に備える係止曲棒83を
係入回動することで、前記延長苗受け台7と同様にして
前記延長苗受け台8の保持姿勢を維持できるようになっ
ている(図46参照)。
に、前記張支リンク84を屈曲姿勢にして、前記基端部
81aと前記連結部材69との連結支点dの周りに振り
上げ回動した保持姿勢で、前記係止保持部材44に止め
付けて輸送するように構成してある。つまり、前記延長
苗受け台7を保持する場合と同様に、前記係止保持部材
44の切り欠きに前記横枠81に備える係止曲棒83を
係入回動することで、前記延長苗受け台7と同様にして
前記延長苗受け台8の保持姿勢を維持できるようになっ
ている(図46参照)。
【0091】[路上払出形態]
【0092】この払出形態は、図45に示すように、装
置本体Aに収容した苗箱Fcを取り出して、主として農
道の路側に並べ置いてゆく場合に利用されるものであっ
て、払出機構Bとして、路上払出機構B2 が利用され
る。この路上払出機構B2 は、図41に示すように、主
枠1の苗出入口4から搬出されてきた苗箱Fcを受止め
る、主苗受け台60と延長苗受け台8とで構成される横
長の苗受け台6と、苗受け台6上の苗箱Fcを地上に向
けて摺動案内するよう傾斜配備される1列分の案内シュ
ート9とで構成される。
置本体Aに収容した苗箱Fcを取り出して、主として農
道の路側に並べ置いてゆく場合に利用されるものであっ
て、払出機構Bとして、路上払出機構B2 が利用され
る。この路上払出機構B2 は、図41に示すように、主
枠1の苗出入口4から搬出されてきた苗箱Fcを受止め
る、主苗受け台60と延長苗受け台8とで構成される横
長の苗受け台6と、苗受け台6上の苗箱Fcを地上に向
けて摺動案内するよう傾斜配備される1列分の案内シュ
ート9とで構成される。
【0093】ここで用いる苗受け台6は、基本的には図
37に示した横払出機構B1 における主苗受け台60及
び延長苗受け台8とで構成された苗受け台6と同仕様と
なっており、図40及び図41に示すように、前後の横
受け部材62の両端部を縦受け部材61で溶接結合して
剛性の高い中抜き格子状に構成され複数本の横送り遊転
ローラ66を備えた主苗受け台60と前記延長苗受け台
8とを、主枠1の後端部左右の主柱10に受け止めら
れ、後向き水平に片持ち支持されて、苗受け台6として
形成されている。この苗受け台6においても、苗箱Fc
の存在状態を検出して前記苗搬出入機構5の搬出作動を
操作するための前記苗箱検出手段107が前記主苗受け
台60に備えられている。
37に示した横払出機構B1 における主苗受け台60及
び延長苗受け台8とで構成された苗受け台6と同仕様と
なっており、図40及び図41に示すように、前後の横
受け部材62の両端部を縦受け部材61で溶接結合して
剛性の高い中抜き格子状に構成され複数本の横送り遊転
ローラ66を備えた主苗受け台60と前記延長苗受け台
8とを、主枠1の後端部左右の主柱10に受け止めら
れ、後向き水平に片持ち支持されて、苗受け台6として
形成されている。この苗受け台6においても、苗箱Fc
の存在状態を検出して前記苗搬出入機構5の搬出作動を
操作するための前記苗箱検出手段107が前記主苗受け
台60に備えられている。
【0094】前記主苗受け台60の外側には、案内シュ
ート支持用の門形アーム90が、前記主苗受け台60を
安定支持するためにその縦受け部材61と前記主柱10
とに亘って、前記主苗受け台60の下方に斜めに配設さ
れた補強部材67に備える支点fの周りに上下に回動可
能に配備されている。この門形アーム90は、下方に回
動されると、苗受け台6の両側部に備えられた前記連結
部材69に両側の側腕部92が受止め支持されて、門形
アーム90後端の丸棒で形成された横軸部91が苗受け
台6の後端後方に位置保持される。また、前記苗出入口
4左右の主柱10には、図42及び図43に示すよう
に、前記門形アーム90を上方に大きく回動すれば前記
側腕部92を二枚の板の間に迎え入れ、固定するブラケ
ット130を設けてある。
ート支持用の門形アーム90が、前記主苗受け台60を
安定支持するためにその縦受け部材61と前記主柱10
とに亘って、前記主苗受け台60の下方に斜めに配設さ
れた補強部材67に備える支点fの周りに上下に回動可
能に配備されている。この門形アーム90は、下方に回
動されると、苗受け台6の両側部に備えられた前記連結
部材69に両側の側腕部92が受止め支持されて、門形
アーム90後端の丸棒で形成された横軸部91が苗受け
台6の後端後方に位置保持される。また、前記苗出入口
4左右の主柱10には、図42及び図43に示すよう
に、前記門形アーム90を上方に大きく回動すれば前記
側腕部92を二枚の板の間に迎え入れ、固定するブラケ
ット130を設けてある。
【0095】前記案内シュート9の前端は、前記門形ア
ーム90における横軸部91に管状の接続部材98を外
嵌して支点g周りに上下回動可能に連結されており、前
記接続部材98は、前記横軸部91に対して左右方向に
摺動自在に構成してあり、図45に示すように、左側あ
るいは右側に寄った位置にセットすることで、農道にお
ける苗放置位置を左右に選択することができるようにな
っている。図40及び図44に示すように、この案内シ
ュート9は、苗箱Fcを横長姿勢で受け止めて地上に向
けて摺動案内するよう、断面形状L形のレール部材93
の一対を平行に対向させて連結したものであり、折り畳
み可能な二分割構造に構成されている。つまり、この案
内シュート9は、門形アーム90に連結される第1シュ
ート部分94と、これの後端に支点h周りに下方に折込
み回動可能に枢支連結された第2シュート部分95とか
らなり、第1シュート部分94と第2シュート部分95
とは、伸展状態において、レール部材同士の付き合わせ
接当によって直線状に維持される。また、第2シュート
部分95の後端側には接地追従用の転輪97が備えられ
るとともに、案内されて下降してきた苗箱Fcを円滑に
地上に案内するために左右に縦壁を設けたガイド板96
が装備されている。こうして、前記ガイド板96によ
り、苗箱Fcの滑降終端部を滑降面で構成したから、例
えば、払い出す路面に凹凸があったり、草株が路面に突
出していたりしても、これらに引っ掛かることなく、苗
箱Fcを安定して着地させることができる。
ーム90における横軸部91に管状の接続部材98を外
嵌して支点g周りに上下回動可能に連結されており、前
記接続部材98は、前記横軸部91に対して左右方向に
摺動自在に構成してあり、図45に示すように、左側あ
るいは右側に寄った位置にセットすることで、農道にお
ける苗放置位置を左右に選択することができるようにな
っている。図40及び図44に示すように、この案内シ
ュート9は、苗箱Fcを横長姿勢で受け止めて地上に向
けて摺動案内するよう、断面形状L形のレール部材93
の一対を平行に対向させて連結したものであり、折り畳
み可能な二分割構造に構成されている。つまり、この案
内シュート9は、門形アーム90に連結される第1シュ
ート部分94と、これの後端に支点h周りに下方に折込
み回動可能に枢支連結された第2シュート部分95とか
らなり、第1シュート部分94と第2シュート部分95
とは、伸展状態において、レール部材同士の付き合わせ
接当によって直線状に維持される。また、第2シュート
部分95の後端側には接地追従用の転輪97が備えられ
るとともに、案内されて下降してきた苗箱Fcを円滑に
地上に案内するために左右に縦壁を設けたガイド板96
が装備されている。こうして、前記ガイド板96によ
り、苗箱Fcの滑降終端部を滑降面で構成したから、例
えば、払い出す路面に凹凸があったり、草株が路面に突
出していたりしても、これらに引っ掛かることなく、苗
箱Fcを安定して着地させることができる。
【0096】前記ブラケット130には、図47に示す
ように、互いに貫通するロック用孔131を備え、その
一方に備えるロック用孔131には、ロックハンドル1
33を、その先端部に備えるピンと共に挿通自在で、か
つ、そのロックハンドル133の先端部に備えるピンを
係合可能にするロック用切り欠き132を備えている。
前記ロックハンドル133は、他方のロック用孔131
に挿通した後に、その先端部にピンを植設する。そこ
で、前記門形アーム90を上方に大きく回動し、前記側
腕部92を前記ブラケット130の二枚の板の間に嵌入
させ、前記ロックハンドル133を、前記一方のロック
用孔131に係入させた後回せば、前記ロックハンドル
133が前記側腕部92の後方に位置する状態でロック
されるから、図43に示すように、前記門形アーム90
は、前記主枠1の後方に、前記横軸部91が上方に位置
する状態で保持される。
ように、互いに貫通するロック用孔131を備え、その
一方に備えるロック用孔131には、ロックハンドル1
33を、その先端部に備えるピンと共に挿通自在で、か
つ、そのロックハンドル133の先端部に備えるピンを
係合可能にするロック用切り欠き132を備えている。
前記ロックハンドル133は、他方のロック用孔131
に挿通した後に、その先端部にピンを植設する。そこ
で、前記門形アーム90を上方に大きく回動し、前記側
腕部92を前記ブラケット130の二枚の板の間に嵌入
させ、前記ロックハンドル133を、前記一方のロック
用孔131に係入させた後回せば、前記ロックハンドル
133が前記側腕部92の後方に位置する状態でロック
されるから、図43に示すように、前記門形アーム90
は、前記主枠1の後方に、前記横軸部91が上方に位置
する状態で保持される。
【0097】そして、折畳まれた案内シュート9は、図
42,図43中に示すように、格納ロックされた門形ア
ーム90に対してさらに上方に振上げられ、主枠1の中
間縦柱18に前記ブラケット130と同様に形成だれた
ブラケット124のロック孔に挿通したロックハンドル
125により、案内シュート9を振上げ格納位置に固定
することができるように構成されている。なお、折畳ま
れ起立格納された案内シュート9の最上端の地上高さ
は、育苗ハウスにおける出入り口の間口高さより低いも
の(例えば約1.9m程度)に設定してあり、苗搬送装
置を軽トラックTに積載したままで育苗ハウスに出入り
できるものとなっている。
42,図43中に示すように、格納ロックされた門形ア
ーム90に対してさらに上方に振上げられ、主枠1の中
間縦柱18に前記ブラケット130と同様に形成だれた
ブラケット124のロック孔に挿通したロックハンドル
125により、案内シュート9を振上げ格納位置に固定
することができるように構成されている。なお、折畳ま
れ起立格納された案内シュート9の最上端の地上高さ
は、育苗ハウスにおける出入り口の間口高さより低いも
の(例えば約1.9m程度)に設定してあり、苗搬送装
置を軽トラックTに積載したままで育苗ハウスに出入り
できるものとなっている。
【0098】なお、前記横払出機構B1 、路上払出機構
B2 は共通の主苗受け台60に連結してあるだけである
ので、必要に応じて脱着および交換することができる。
ただし、払出機構Bを交換する場合、各払出機構B1 ,
B2 によって格納仕様が多少異なるので、連結部材6
8、連結部材69、ブラケット130、ブラケット12
4等は交換する必要がある。また、この苗供給装置は、
軽トラックTのバッテリBTを電源として作動するもの
であり、図35、図39及び図45中に示すように、機
体の左右いずれにバッテリBTが配備されていても最短
距離で配線接続できるように、前記コントローラ100
から導出された電源コードは、装置本体Aにおける下部
の左右中央部位にまで延出されて一旦主枠1に係止支持
され、それからさらに延長した電源コードが左右いずれ
かに在るバッテリBTに接続されるようになっている。
B2 は共通の主苗受け台60に連結してあるだけである
ので、必要に応じて脱着および交換することができる。
ただし、払出機構Bを交換する場合、各払出機構B1 ,
B2 によって格納仕様が多少異なるので、連結部材6
8、連結部材69、ブラケット130、ブラケット12
4等は交換する必要がある。また、この苗供給装置は、
軽トラックTのバッテリBTを電源として作動するもの
であり、図35、図39及び図45中に示すように、機
体の左右いずれにバッテリBTが配備されていても最短
距離で配線接続できるように、前記コントローラ100
から導出された電源コードは、装置本体Aにおける下部
の左右中央部位にまで延出されて一旦主枠1に係止支持
され、それからさらに延長した電源コードが左右いずれ
かに在るバッテリBTに接続されるようになっている。
【0099】本発明に係る苗供給装置は以上のような構
造を備えるとともに、図31に示すように、各種の操作
スイッチ、検出手段、および、モータ類が制御用のコン
トローラ100に接続されており、次に、その制御作動
について説明する。
造を備えるとともに、図31に示すように、各種の操作
スイッチ、検出手段、および、モータ類が制御用のコン
トローラ100に接続されており、次に、その制御作動
について説明する。
【0100】[基本動作制御]
【0101】図48に、制御作動の基本ルーチンを示
す。各ステップを辿って順次説明すれば、先ず、操作ボ
ックス140の電源スイッチ141を入れると、 (#A01)初期設定がなされるとともに、モータ出力を全
て一旦オフとし、モニター用ランプ144を一旦連続点
灯させる。 (#A02)安全スイッチSw3 がオンであるか、強制1段
上昇スイッチ143が、電源スイッチ141を入れた後
2秒以上連続してオンであれば(#A02-1)、系に異常が
あると判定して《異常フラグ》をセットする。 (#A03)《異常フラグ》がセットされておれば(#A03-
1)、〈異常モード〉に移行し、異常制御ルーチンを実
行する。 (#A04)《異常フラグ》がセットされておらず、《検査
フラグ》がセットされておれば(#A04-1)、〈検査モー
ド〉に移行し、検査制御ルーチンを実行する。 (#A05)《異常フラグ》と《検査フラグ》の検査の結
果、両者共にセットされておらなければ、作業モード選
択スイッチ142が判断される。 (#A06)強制1段上昇スイッチ143を検査し、強制1
段上昇スイッチ143がオフであれば、安全スイッチS
w3 がオフであることを確認し、要件が満たされれば、
作業モードの設定状態を判断する(#A12-1,#A13-1)。 (#A07)《強制1段上昇フラグ》がセットされておれば
(#A07-1)、〈強制1段上昇モード〉に移行し、強制1
段上昇制御ルーチンに移行する。 (#A08)《積込フラグ》がセットされておれば(#A08-
1)、積込制御ルーチンに移行する。 (#A09)《払出フラグ》がセットされておれば(#A09-
1)、払出制御ルーチンに移行する。 (#A10)《停止フラグ》がセットされされた状態で、強
制1段上昇スイッチ143がオンであれば(#A10-1)、
《異常フラグ》をセットする。 (#A11)作業モード選択スイッチ142で何れかの作業
モードが選択されており、強制1段上昇スイッチ143
がオン操作されて〈強制1段上昇モード〉が選択されれ
ば(#A11-1)、《強制1段上昇フラグ》をセットする。 (#A12)強制1段上昇スイッチ143がオフであり、作
業モード選択スイッチ142で〈積込モード〉が選択さ
れておれば(#A12-1)、《積込フラグ》をセットする。 (#A13)強制1段上昇スイッチ143がオフであり、作
業モード選択スイッチ142で〈払出モード〉が選択さ
れれば(#A13-1)、《払出フラグ》をセットする。 (#A14)作業モード選択スイッチ142で〈積込モー
ド〉が選択され(#A12-1)、強制1段上昇スイッチ14
3がオンであれば(#A14-1)、《検査フラグ》がセット
される。 (#A15)作業モード設定が全く行われないことが判別さ
れ(#A05)、《強制1段上昇フラグ》がセットされてい
なければ(#A15-1)、《停止フラグ》をセットする。 (#A16)《停止フラグ》がセットされておれば(#A16-
1)、〈停止モード〉に移行して停止制御ルーチンを実
行し、全てのモータ出力がオフとし、ステップ(#A03-
1)に戻って、次の設定変更を待機する。
す。各ステップを辿って順次説明すれば、先ず、操作ボ
ックス140の電源スイッチ141を入れると、 (#A01)初期設定がなされるとともに、モータ出力を全
て一旦オフとし、モニター用ランプ144を一旦連続点
灯させる。 (#A02)安全スイッチSw3 がオンであるか、強制1段
上昇スイッチ143が、電源スイッチ141を入れた後
2秒以上連続してオンであれば(#A02-1)、系に異常が
あると判定して《異常フラグ》をセットする。 (#A03)《異常フラグ》がセットされておれば(#A03-
1)、〈異常モード〉に移行し、異常制御ルーチンを実
行する。 (#A04)《異常フラグ》がセットされておらず、《検査
フラグ》がセットされておれば(#A04-1)、〈検査モー
ド〉に移行し、検査制御ルーチンを実行する。 (#A05)《異常フラグ》と《検査フラグ》の検査の結
果、両者共にセットされておらなければ、作業モード選
択スイッチ142が判断される。 (#A06)強制1段上昇スイッチ143を検査し、強制1
段上昇スイッチ143がオフであれば、安全スイッチS
w3 がオフであることを確認し、要件が満たされれば、
作業モードの設定状態を判断する(#A12-1,#A13-1)。 (#A07)《強制1段上昇フラグ》がセットされておれば
(#A07-1)、〈強制1段上昇モード〉に移行し、強制1
段上昇制御ルーチンに移行する。 (#A08)《積込フラグ》がセットされておれば(#A08-
1)、積込制御ルーチンに移行する。 (#A09)《払出フラグ》がセットされておれば(#A09-
1)、払出制御ルーチンに移行する。 (#A10)《停止フラグ》がセットされされた状態で、強
制1段上昇スイッチ143がオンであれば(#A10-1)、
《異常フラグ》をセットする。 (#A11)作業モード選択スイッチ142で何れかの作業
モードが選択されており、強制1段上昇スイッチ143
がオン操作されて〈強制1段上昇モード〉が選択されれ
ば(#A11-1)、《強制1段上昇フラグ》をセットする。 (#A12)強制1段上昇スイッチ143がオフであり、作
業モード選択スイッチ142で〈積込モード〉が選択さ
れておれば(#A12-1)、《積込フラグ》をセットする。 (#A13)強制1段上昇スイッチ143がオフであり、作
業モード選択スイッチ142で〈払出モード〉が選択さ
れれば(#A13-1)、《払出フラグ》をセットする。 (#A14)作業モード選択スイッチ142で〈積込モー
ド〉が選択され(#A12-1)、強制1段上昇スイッチ14
3がオンであれば(#A14-1)、《検査フラグ》がセット
される。 (#A15)作業モード設定が全く行われないことが判別さ
れ(#A05)、《強制1段上昇フラグ》がセットされてい
なければ(#A15-1)、《停止フラグ》をセットする。 (#A16)《停止フラグ》がセットされておれば(#A16-
1)、〈停止モード〉に移行して停止制御ルーチンを実
行し、全てのモータ出力がオフとし、ステップ(#A03-
1)に戻って、次の設定変更を待機する。
【0102】上記において、積込制御又は払出制御に移
行する際には、作業モード選択スイッチ142による作
業モードの設定状態を判断する(#A12-1,#A23-1)際
に、少なくとも第一の所定の時間(例えば0.5秒)の
オンの持続を確認する。また、《異常フラグ》をセット
する(#A10)際、及び《検査フラグ》をセットする(#A
14)際には、強制1段上昇スイッチ143が少なくとも
第一の所定の時間よりも長い第二の所定の時間(例えば
2秒)以上オンであることを確認して移行する。
行する際には、作業モード選択スイッチ142による作
業モードの設定状態を判断する(#A12-1,#A23-1)際
に、少なくとも第一の所定の時間(例えば0.5秒)の
オンの持続を確認する。また、《異常フラグ》をセット
する(#A10)際、及び《検査フラグ》をセットする(#A
14)際には、強制1段上昇スイッチ143が少なくとも
第一の所定の時間よりも長い第二の所定の時間(例えば
2秒)以上オンであることを確認して移行する。
【0103】[積込動作制御]
【0104】図49に、〈積込モード〉の積込制御ルー
チンを示した。この作業モードに移行するのに、先ず、
操作ボックス140の作業モード選択スイッチ142に
より〈積込モード〉を選択すると、各フラグがリセット
される。 (#B01)苗枠検出スイッチSw4 を検査して(#B01-
1)、苗枠検出スイッチSw4 がオンでなければ、苗枠
位置調整操作を実行する。つまり搬出入モータM2 を正
転駆動した際に、縦送り遊転ローラ57に載せられた苗
箱Fcが、正常に苗枠2の上に積み込まれる位置に、苗
枠2の高さを調節するのである。 (#B02)右側の積込スイッチSw5 がオンであれば(#B
02-1)、苗搬出入機構5の右側の搬出入モータM2 を正
転駆動する右側搬入ルーチンを実行する。つまり、右側
の縦送り遊転ローラ57に載せられた苗箱Fcを、苗枠
2の右側部分に引き込むのである。 (#B03)左側の積込スイッチSw5 がオンであれば(#B
03-1)、苗搬出入機構5の左側の搬出入モータM2 を正
転駆動する左側搬入ルーチンを実行する。つまり、右側
の縦送り遊転ローラ57に載せられた苗箱Fcを、苗枠
2の左側部分に引き込むのである。 (#B04)苗検出スイッチSw6 群を検査して、苗検出ス
イッチSw6 群の全てがオンであれば(#B04-1)、《搬
入完了フラグ》をセットする。つまり、搬出入位置、即
ち、苗搬出入機構5の高さに位置する苗枠2が満杯にな
ったことを確認できるようにするのである。 (#B05)《搬入完了フラグ》がセットされていなけれ
ば、ステップ(#B02)に戻る。つまり、その高さ位置の
苗枠2には、未だ積み込む余地があるので、次の積み込
みの機会を待つのである。 (#B06)《搬入完了フラグ》がセットされておれば、苗
枠上昇ルーチンを実行する。つまり、その高さ位置の苗
枠2が満杯になったので、下方の苗枠2を搬出入位置に
まで引き上げるのである。 (#B07)《異常フラグ》がセットされておれば、(#B0
9)に分岐する。つまり、苗枠2を上昇した際の高さ位
置調節が正常に行われない場合等、異常が検知された場
合には、この〈積込モード〉を終了し、基本ルーチンに
戻るのである。 (#B08)《搬入完了フラグ》がセットされており、か
つ、上限スイッチSw1 オンであれば、積込完了状態と
判断する一方、上限スイッチSw1 オンでなければ(#B
08-1)、《搬入完了フラグ》をリセットした後、ステッ
プ(#B02)に戻る。つまり、最下段の苗枠2が満杯とな
った状態で、さらに苗枠2群が引き上げられた場合に、
最上段の苗枠2が上限に達することで、苗箱の積み込み
の完了を判断するのである。 (#B09)積込完了状態又は異常状態と判断すれば、〈積
込モード〉の積込制御ルーチンを終了し、《搬入完了フ
ラグ》をリセットして、基本ルーチンに戻る。
チンを示した。この作業モードに移行するのに、先ず、
操作ボックス140の作業モード選択スイッチ142に
より〈積込モード〉を選択すると、各フラグがリセット
される。 (#B01)苗枠検出スイッチSw4 を検査して(#B01-
1)、苗枠検出スイッチSw4 がオンでなければ、苗枠
位置調整操作を実行する。つまり搬出入モータM2 を正
転駆動した際に、縦送り遊転ローラ57に載せられた苗
箱Fcが、正常に苗枠2の上に積み込まれる位置に、苗
枠2の高さを調節するのである。 (#B02)右側の積込スイッチSw5 がオンであれば(#B
02-1)、苗搬出入機構5の右側の搬出入モータM2 を正
転駆動する右側搬入ルーチンを実行する。つまり、右側
の縦送り遊転ローラ57に載せられた苗箱Fcを、苗枠
2の右側部分に引き込むのである。 (#B03)左側の積込スイッチSw5 がオンであれば(#B
03-1)、苗搬出入機構5の左側の搬出入モータM2 を正
転駆動する左側搬入ルーチンを実行する。つまり、右側
の縦送り遊転ローラ57に載せられた苗箱Fcを、苗枠
2の左側部分に引き込むのである。 (#B04)苗検出スイッチSw6 群を検査して、苗検出ス
イッチSw6 群の全てがオンであれば(#B04-1)、《搬
入完了フラグ》をセットする。つまり、搬出入位置、即
ち、苗搬出入機構5の高さに位置する苗枠2が満杯にな
ったことを確認できるようにするのである。 (#B05)《搬入完了フラグ》がセットされていなけれ
ば、ステップ(#B02)に戻る。つまり、その高さ位置の
苗枠2には、未だ積み込む余地があるので、次の積み込
みの機会を待つのである。 (#B06)《搬入完了フラグ》がセットされておれば、苗
枠上昇ルーチンを実行する。つまり、その高さ位置の苗
枠2が満杯になったので、下方の苗枠2を搬出入位置に
まで引き上げるのである。 (#B07)《異常フラグ》がセットされておれば、(#B0
9)に分岐する。つまり、苗枠2を上昇した際の高さ位
置調節が正常に行われない場合等、異常が検知された場
合には、この〈積込モード〉を終了し、基本ルーチンに
戻るのである。 (#B08)《搬入完了フラグ》がセットされており、か
つ、上限スイッチSw1 オンであれば、積込完了状態と
判断する一方、上限スイッチSw1 オンでなければ(#B
08-1)、《搬入完了フラグ》をリセットした後、ステッ
プ(#B02)に戻る。つまり、最下段の苗枠2が満杯とな
った状態で、さらに苗枠2群が引き上げられた場合に、
最上段の苗枠2が上限に達することで、苗箱の積み込み
の完了を判断するのである。 (#B09)積込完了状態又は異常状態と判断すれば、〈積
込モード〉の積込制御ルーチンを終了し、《搬入完了フ
ラグ》をリセットして、基本ルーチンに戻る。
【0105】[苗枠位置調整操作]そのモードに移行し
た際に、苗枠検出スイッチSw4 による苗枠の検出が行
われていなければ、苗枠検出スイッチSw4 により苗枠
の検出が行われるまでリフトモータM1 を正転駆動し、
その間に設定された時間(例えば3.5秒間)以上が経
過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセットし、そ
の間に安全スイッチSw3 がオンになれば、動作異常と
して緊急停止する。正常に苗枠が検出されれば、リフト
モータM1 を停止し、苗枠位置調整操作を終了する。
た際に、苗枠検出スイッチSw4 による苗枠の検出が行
われていなければ、苗枠検出スイッチSw4 により苗枠
の検出が行われるまでリフトモータM1 を正転駆動し、
その間に設定された時間(例えば3.5秒間)以上が経
過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセットし、そ
の間に安全スイッチSw3 がオンになれば、動作異常と
して緊急停止する。正常に苗枠が検出されれば、リフト
モータM1 を停止し、苗枠位置調整操作を終了する。
【0106】[右側搬入ルーチン]及び[左側搬入ルー
チン]右側又は左側の苗搬出入機構5の右側又は左側の
積込スイッチSw5 がオンになれば、それに対応して右
側又は左側の搬出入モータM2 を正転駆動する。この搬
出入モータM2 は、積込スイッチSw5 がオフになった
後、所定時間(例えば1.5秒間)経過するまで正転駆
動を続ける。ここで、右側又は左側一方側の苗検出スイ
ッチSw6 群の全てがオンになれば、その側の搬出入モ
ータM2 を停止する。両側の搬出入モータM2 が停止す
れば、夫々の搬入ルーチンを終了し、両搬入ルーチンが
終了すれば、積込制御ルーチンに戻る。ここでは、搬出
入モータM2 は、左右独立して制御されている。
チン]右側又は左側の苗搬出入機構5の右側又は左側の
積込スイッチSw5 がオンになれば、それに対応して右
側又は左側の搬出入モータM2 を正転駆動する。この搬
出入モータM2 は、積込スイッチSw5 がオフになった
後、所定時間(例えば1.5秒間)経過するまで正転駆
動を続ける。ここで、右側又は左側一方側の苗検出スイ
ッチSw6 群の全てがオンになれば、その側の搬出入モ
ータM2 を停止する。両側の搬出入モータM2 が停止す
れば、夫々の搬入ルーチンを終了し、両搬入ルーチンが
終了すれば、積込制御ルーチンに戻る。ここでは、搬出
入モータM2 は、左右独立して制御されている。
【0107】[苗箱上昇ルーチン]前記苗枠検出手段1
04の苗枠検出スイッチSw4 がオンになり、前記苗枠
2の検出を開始するまでリフトモータM1 を正転駆動
し、前記苗枠2の検出を開始した時点から前記昇降位置
補正動作を行う。その間に前記リフトモータM1 の正転
駆動開始後、設定された時間(例えば3.5秒間)以上
が経過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセット
し、その間に安全スイッチSw3 がオンになれば、動作
異常として緊急停止する。前記リフトモータM1 を停止
し、或いは、《異常フラグ》をセットすれば、苗箱上昇
ルーチンを終了し、積込制御ルーチンに戻る。
04の苗枠検出スイッチSw4 がオンになり、前記苗枠
2の検出を開始するまでリフトモータM1 を正転駆動
し、前記苗枠2の検出を開始した時点から前記昇降位置
補正動作を行う。その間に前記リフトモータM1 の正転
駆動開始後、設定された時間(例えば3.5秒間)以上
が経過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセット
し、その間に安全スイッチSw3 がオンになれば、動作
異常として緊急停止する。前記リフトモータM1 を停止
し、或いは、《異常フラグ》をセットすれば、苗箱上昇
ルーチンを終了し、積込制御ルーチンに戻る。
【0108】[払出動作制御]
【0109】図50に、〈払出モード〉の払出制御ルー
チンを示した。この作業モードに移行するのに、先ず、
操作ボックス140の作業モード選択スイッチ142に
より〈払出モード〉を選択すると、各フラグがリセット
される。 (#C01)苗枠検出スイッチSw4 を検査して(#C01-
1)、苗枠検出スイッチSw4 がオンでなければ、上述
の苗枠位置調整操作を実行する。つまり搬出入モータM
2 を逆転駆動した際に、苗箱Fcが縦送り遊転ローラ5
7上に支障なく載せられる高さ位置に、苗枠2の高さを
調節するのである。 (#C02)主苗受け台60の苗箱検出スイッチSw7 がオ
フであれば(#C02-1)、苗搬出入機構5の搬出入モータ
M2 を逆転駆動する苗箱搬出ルーチンを実行する。つま
り、主苗受け台60上に苗箱Fcが検出されていなけれ
ば、苗箱Fcが縦送り遊転ローラ57上から主苗受け台
60上に送り出されても、主苗受け台60上で苗箱同士
が積み重なるおそれがないから、苗枠2から主苗受け台
60上に苗箱Fcを送り出すのである。 (#C03)苗検出スイッチSw6 を検査して、全ての苗検
出スイッチSw6 がオフになれば(#C03-1)、《搬出完
了フラグ》をセットする。つまり、搬出入位置、即ち、
苗搬出入機構5の高さに位置する苗枠2が空になったこ
とを確認できるようにするのである。 (#C04)《搬出完了フラグ》がセットされていなけれ
ば、ステップ(#C02)に戻る。つまり、その高さ位置の
苗枠2には、払い出していない苗箱Fcがあるので、次
の払い出しの機会を待つのである。 (#C05)《搬出完了フラグ》がセットされておれば、苗
枠下降ルーチンを実行する。つまり、その高さ位置の苗
枠2が空になったので、上方の苗枠2を搬出入位置にま
で下降させるのである。 (#C06)《異常フラグ》がセットされておれば、(#C0
8)に分岐する。つまり、苗枠2を下降させた際の高さ
位置調節が正常に行われない場合等、異常が検知された
場合には、この〈払出モード〉を終了し、基本ルーチン
に戻るのである。 (#C07)《搬出完了フラグ》がセットされており、か
つ、下限スイッチSw2 がオンであれば払出完了状態と
判断する一方、下限スイッチSw2 がオンでなければ
(#C07-1)、《搬出完了フラグ》をリセットした後、ス
テップ(#C02)に戻る。つまり、最上段の苗枠2が空と
なった状態で、さらに苗枠2群が下降された場合に、最
下段の苗枠2が下限に達することで、苗箱の払い出しの
完了を判断するのである。 (#C08)〈搬出モード〉の払出制御ルーチンを終了し、
《搬出完了フラグ》をリセットして、基本ルーチンに戻
る。
チンを示した。この作業モードに移行するのに、先ず、
操作ボックス140の作業モード選択スイッチ142に
より〈払出モード〉を選択すると、各フラグがリセット
される。 (#C01)苗枠検出スイッチSw4 を検査して(#C01-
1)、苗枠検出スイッチSw4 がオンでなければ、上述
の苗枠位置調整操作を実行する。つまり搬出入モータM
2 を逆転駆動した際に、苗箱Fcが縦送り遊転ローラ5
7上に支障なく載せられる高さ位置に、苗枠2の高さを
調節するのである。 (#C02)主苗受け台60の苗箱検出スイッチSw7 がオ
フであれば(#C02-1)、苗搬出入機構5の搬出入モータ
M2 を逆転駆動する苗箱搬出ルーチンを実行する。つま
り、主苗受け台60上に苗箱Fcが検出されていなけれ
ば、苗箱Fcが縦送り遊転ローラ57上から主苗受け台
60上に送り出されても、主苗受け台60上で苗箱同士
が積み重なるおそれがないから、苗枠2から主苗受け台
60上に苗箱Fcを送り出すのである。 (#C03)苗検出スイッチSw6 を検査して、全ての苗検
出スイッチSw6 がオフになれば(#C03-1)、《搬出完
了フラグ》をセットする。つまり、搬出入位置、即ち、
苗搬出入機構5の高さに位置する苗枠2が空になったこ
とを確認できるようにするのである。 (#C04)《搬出完了フラグ》がセットされていなけれ
ば、ステップ(#C02)に戻る。つまり、その高さ位置の
苗枠2には、払い出していない苗箱Fcがあるので、次
の払い出しの機会を待つのである。 (#C05)《搬出完了フラグ》がセットされておれば、苗
枠下降ルーチンを実行する。つまり、その高さ位置の苗
枠2が空になったので、上方の苗枠2を搬出入位置にま
で下降させるのである。 (#C06)《異常フラグ》がセットされておれば、(#C0
8)に分岐する。つまり、苗枠2を下降させた際の高さ
位置調節が正常に行われない場合等、異常が検知された
場合には、この〈払出モード〉を終了し、基本ルーチン
に戻るのである。 (#C07)《搬出完了フラグ》がセットされており、か
つ、下限スイッチSw2 がオンであれば払出完了状態と
判断する一方、下限スイッチSw2 がオンでなければ
(#C07-1)、《搬出完了フラグ》をリセットした後、ス
テップ(#C02)に戻る。つまり、最上段の苗枠2が空と
なった状態で、さらに苗枠2群が下降された場合に、最
下段の苗枠2が下限に達することで、苗箱の払い出しの
完了を判断するのである。 (#C08)〈搬出モード〉の払出制御ルーチンを終了し、
《搬出完了フラグ》をリセットして、基本ルーチンに戻
る。
【0110】[苗箱搬出ルーチン]左右各別に苗検出ス
イッチSw6 群を検査して、夫々にオンの苗検出スイッ
チSw6 があれば、苗搬出入機構5の該当する側の搬出
入モータM2 を逆転駆動する。夫々の搬出入モータM2
は、その側の積込スイッチSw5 がオンになった後、再
びオフになってから所定時間(例えば1.5秒間)経過
するまで逆転駆動を続けた後、停止する。ここで、右側
又は左側一方側の苗検出スイッチSw6 群の全てがオフ
になれば、その側の搬出入モータM2 を停止する。両側
の搬出入モータM2 が停止すれば、苗箱搬出ルーチンを
終了し、払出制御ルーチンに戻る。
イッチSw6 群を検査して、夫々にオンの苗検出スイッ
チSw6 があれば、苗搬出入機構5の該当する側の搬出
入モータM2 を逆転駆動する。夫々の搬出入モータM2
は、その側の積込スイッチSw5 がオンになった後、再
びオフになってから所定時間(例えば1.5秒間)経過
するまで逆転駆動を続けた後、停止する。ここで、右側
又は左側一方側の苗検出スイッチSw6 群の全てがオフ
になれば、その側の搬出入モータM2 を停止する。両側
の搬出入モータM2 が停止すれば、苗箱搬出ルーチンを
終了し、払出制御ルーチンに戻る。
【0111】[苗箱下降ルーチン]リフトモータM1 を
前記苗枠検出手段104の苗枠検出スイッチSw4 がオ
ンになり、前記苗枠2の検出を開始するまで逆転駆動
し、前記苗枠2の検出を開始した時点から前記昇降位置
補正動作を行う。その間に前記リフトモータM1 の逆転
駆動開始後、設定された時間(例えば3.5秒間)以上
が経過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセットす
る。尚、その間に下限スイッチSw2 がオンになれば、
下記の下限到達処理ルーチンを実行する。正常に復帰す
れば、前記昇降位置補正動作を行う。前記リフトモータ
M1 を停止し、或いは、《異常フラグ》をセットすれ
ば、苗箱下降ルーチンを終了し、払出制御ルーチンに戻
る。
前記苗枠検出手段104の苗枠検出スイッチSw4 がオ
ンになり、前記苗枠2の検出を開始するまで逆転駆動
し、前記苗枠2の検出を開始した時点から前記昇降位置
補正動作を行う。その間に前記リフトモータM1 の逆転
駆動開始後、設定された時間(例えば3.5秒間)以上
が経過すれば異常と判断して《異常フラグ》をセットす
る。尚、その間に下限スイッチSw2 がオンになれば、
下記の下限到達処理ルーチンを実行する。正常に復帰す
れば、前記昇降位置補正動作を行う。前記リフトモータ
M1 を停止し、或いは、《異常フラグ》をセットすれ
ば、苗箱下降ルーチンを終了し、払出制御ルーチンに戻
る。
【0112】[下限到達処理ルーチン]下限スイッチS
w2 がオンになれば、リフトモータM1 を一旦停止する
が、前記下限スイッチSw2 がオンになった後、設定さ
れた時間以内に苗枠検出スイッチSw4 がオンになれ
ば、異常と判断して《異常フラグ》をセットし、前記リ
フトモータM1 を緊急停止し、苗箱下降ルーチンに戻
る。前記設定されて時間経過後に前記下限スイッチSw
2 がオンのままであれば前記リフトモータM1 を正転駆
動し、前記苗枠検出スイッチSw4 がオンになれば下限
到達処理ルーチンを終了して苗箱下降ルーチンに戻る。
この下限到達ルーチンにより、昇降駆動機構3による下
降駆動の惰性により巻取ドラム33,34に掛け巻きさ
れた吊り下げワイヤwが同じ巻取ドラム33,34に逆
巻きされてしまう現象を、他にセンサを設けることなく
防止できるのである。
w2 がオンになれば、リフトモータM1 を一旦停止する
が、前記下限スイッチSw2 がオンになった後、設定さ
れた時間以内に苗枠検出スイッチSw4 がオンになれ
ば、異常と判断して《異常フラグ》をセットし、前記リ
フトモータM1 を緊急停止し、苗箱下降ルーチンに戻
る。前記設定されて時間経過後に前記下限スイッチSw
2 がオンのままであれば前記リフトモータM1 を正転駆
動し、前記苗枠検出スイッチSw4 がオンになれば下限
到達処理ルーチンを終了して苗箱下降ルーチンに戻る。
この下限到達ルーチンにより、昇降駆動機構3による下
降駆動の惰性により巻取ドラム33,34に掛け巻きさ
れた吊り下げワイヤwが同じ巻取ドラム33,34に逆
巻きされてしまう現象を、他にセンサを設けることなく
防止できるのである。
【0113】[強制1段上昇制御]
【0114】図51に、〈強制1段上昇モード〉の強制
1段上昇制御ルーチンを示す。強制1段上昇スイッチ1
43が1回押し操作されると、 (#D01)上限スイッチSw1 を検査し、上限スイッチS
w1 がオンであれば、強制1段上昇制御を終了する。 (#D02)上限スイッチSw1 がオフであり、積込スイッ
チSw5 がオンの場合には(#D02-1)、苗箱処理ルーチ
ンを実行する。 (#D03)リフトモータM1 を正転駆動する。 (#D04)上限スイッチSw1 がオンになれば(#D04-
1)、上限到達処理ルーチンを実行する。 (#D05)苗枠検出スイッチSw4 がオンにならなけれ
ば、(#D04)に戻る。 (#D06)苗枠検出スイッチSw4 がオンになれば、前記
昇降位置補正動作を行う。 (#D07)前記昇降位置補正動作が正常に終了すれば、モ
ータ出力を停止し、強制1段上昇制御ルーチンを終了す
る。
1段上昇制御ルーチンを示す。強制1段上昇スイッチ1
43が1回押し操作されると、 (#D01)上限スイッチSw1 を検査し、上限スイッチS
w1 がオンであれば、強制1段上昇制御を終了する。 (#D02)上限スイッチSw1 がオフであり、積込スイッ
チSw5 がオンの場合には(#D02-1)、苗箱処理ルーチ
ンを実行する。 (#D03)リフトモータM1 を正転駆動する。 (#D04)上限スイッチSw1 がオンになれば(#D04-
1)、上限到達処理ルーチンを実行する。 (#D05)苗枠検出スイッチSw4 がオンにならなけれ
ば、(#D04)に戻る。 (#D06)苗枠検出スイッチSw4 がオンになれば、前記
昇降位置補正動作を行う。 (#D07)前記昇降位置補正動作が正常に終了すれば、モ
ータ出力を停止し、強制1段上昇制御ルーチンを終了す
る。
【0115】[苗枠処理ルーチン]何れか一方側又は両
側の積込スイッチSw5 がオンであれば、苗枠検出スイ
ッチSw4 を検査する。前記苗枠検出スイッチSw4 が
オンである場合には、苗検出スイッチSw6 群が全てオ
ンでない場合のみ、オフである苗検出スイッチSw6 を
備える側の搬出入モータM2 を、前記積込スイッチSw
5 がオフになるまで正転駆動した後前記搬出入モータM
2 を停止し、前記苗検出スイッチSw6 群が全てオンで
ある場合には《異常フラグ》をセットする。前記苗枠検
出スイッチSw4 がオフである場合には、前記搬出入モ
ータM2 を、前記積込スイッチSw5がオフになるまで
逆転駆動する。
側の積込スイッチSw5 がオンであれば、苗枠検出スイ
ッチSw4 を検査する。前記苗枠検出スイッチSw4 が
オンである場合には、苗検出スイッチSw6 群が全てオ
ンでない場合のみ、オフである苗検出スイッチSw6 を
備える側の搬出入モータM2 を、前記積込スイッチSw
5 がオフになるまで正転駆動した後前記搬出入モータM
2 を停止し、前記苗検出スイッチSw6 群が全てオンで
ある場合には《異常フラグ》をセットする。前記苗枠検
出スイッチSw4 がオフである場合には、前記搬出入モ
ータM2 を、前記積込スイッチSw5がオフになるまで
逆転駆動する。
【0116】[上限到達処理ルーチン]上限スイッチS
w1 がオンになってから、設定された時間(例えば3.
5秒間)以上が経過すれば異常と判断して《異常フラ
グ》をセットし、その間に安全スイッチSw3 がオンに
なれば、動作異常として緊急停止する。前記リフトモー
タM1 を停止し、或いは、《異常フラグ》をセットすれ
ば、上限到達処理ルーチンを終了して強制1段上昇制御
ルーチンに戻る。
w1 がオンになってから、設定された時間(例えば3.
5秒間)以上が経過すれば異常と判断して《異常フラ
グ》をセットし、その間に安全スイッチSw3 がオンに
なれば、動作異常として緊急停止する。前記リフトモー
タM1 を停止し、或いは、《異常フラグ》をセットすれ
ば、上限到達処理ルーチンを終了して強制1段上昇制御
ルーチンに戻る。
【0117】[異常制御]
【0118】[異常制御ルーチン] 《異常フラグ》が設定されておれば、モニター用ランプ
144を所定の周期(例えば、300msec点灯、170
0msec消灯)で点滅させ、作業モード選択スイッチ14
2による作業モードの選択がなされていない状態で、強
制1段上昇スイッチ143が所定時間(例えば2秒間)
以上に亘って押し操作されてオンになれば、前記モニタ
ー用ランプ144の点滅周期を変え(例えば、1700
msec点灯、300msec消灯)、強制1段上昇スイッチ1
43が押されていないか、安全スイッチSw3 がオンで
あるか、苗枠検出スイッチSw4 がオフである場合に、
その条件が解除されるか、苗枠検出スイッチSw4 がオ
ンになるまでリフトモータM1 を逆転駆動して、苗枠2
を下降させる。その後、リフトモータM1 を停止させ
て、モニター用ランプ144を連続点灯させて、処理を
終わる。この異常制御ルーチンは、電源がオフになるま
で終了しない。
144を所定の周期(例えば、300msec点灯、170
0msec消灯)で点滅させ、作業モード選択スイッチ14
2による作業モードの選択がなされていない状態で、強
制1段上昇スイッチ143が所定時間(例えば2秒間)
以上に亘って押し操作されてオンになれば、前記モニタ
ー用ランプ144の点滅周期を変え(例えば、1700
msec点灯、300msec消灯)、強制1段上昇スイッチ1
43が押されていないか、安全スイッチSw3 がオンで
あるか、苗枠検出スイッチSw4 がオフである場合に、
その条件が解除されるか、苗枠検出スイッチSw4 がオ
ンになるまでリフトモータM1 を逆転駆動して、苗枠2
を下降させる。その後、リフトモータM1 を停止させ
て、モニター用ランプ144を連続点灯させて、処理を
終わる。この異常制御ルーチンは、電源がオフになるま
で終了しない。
【0119】[検査制御]
【0120】[検査制御ルーチン]作業モード選択スイ
ッチ142で〈積込モード〉が選択され(#A12-1)、強
制1段上昇スイッチ143がオンである場合に〈検査モ
ード〉に移行するが、先ず、モニター用ランプ144を
消灯する。強制1段上昇スイッチ143がオフになれ
ば、各センサスイッチの状態を状態記憶部109に記憶
し、何れかのセンサスイッチに前記状態記憶部109に
記憶した状態とは異なる状態が検出されれば、前記モニ
ター用ランプ144を点灯する。この検査制御ルーチン
は電源がオフになるまで終了しない。
ッチ142で〈積込モード〉が選択され(#A12-1)、強
制1段上昇スイッチ143がオンである場合に〈検査モ
ード〉に移行するが、先ず、モニター用ランプ144を
消灯する。強制1段上昇スイッチ143がオフになれ
ば、各センサスイッチの状態を状態記憶部109に記憶
し、何れかのセンサスイッチに前記状態記憶部109に
記憶した状態とは異なる状態が検出されれば、前記モニ
ター用ランプ144を点灯する。この検査制御ルーチン
は電源がオフになるまで終了しない。
【0121】「その他の事項」
【0122】(1)電源スイッチ141が入れられる前
に作業モード選択スイッチ142を〈積込モード〉或い
は〈払出モード〉に設定操作しても、その動作には入ら
ない。 (2)積込作動或いは払出動作中に強制1段上昇スイッ
チ143を操作しても強制1段上昇モードに入らない。 (3)強制1段上昇作動中に作業モード選択スイッチ1
42を〈積込モード〉或いは払出モードに設定操作して
も、積込動作又は払出動作には入らない。 (4)積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検出している時
は、強制1段上昇スイッチ143を操作しても強制1段
上昇モードに入らない。
に作業モード選択スイッチ142を〈積込モード〉或い
は〈払出モード〉に設定操作しても、その動作には入ら
ない。 (2)積込作動或いは払出動作中に強制1段上昇スイッ
チ143を操作しても強制1段上昇モードに入らない。 (3)強制1段上昇作動中に作業モード選択スイッチ1
42を〈積込モード〉或いは払出モードに設定操作して
も、積込動作又は払出動作には入らない。 (4)積込スイッチSw5 が苗箱Fcを検出している時
は、強制1段上昇スイッチ143を操作しても強制1段
上昇モードに入らない。
【0123】[修正機能] (1)異常時に苗枠2の位置を修正したい時、修正モー
ドに入り、コントローラ100に備えたスイッチを用い
て苗枠2の位置修正を行うことができる。 (2)異常時の状態を認識し、上方側あるいは下方側に
修正するかを判別することも可能である。 (3)強制1段上昇スイッチ143の押し操作した時間
だけリフトモータM1を駆動させることができる。 (4)作業モード選択スイッチ142における〈積込モ
ード〉設定と、〈払出モード〉設定とのオン・オフで2
個の搬出入モータM2 の駆動の組み合わせを決めること
ができる。 (5)正常位置に修正が終わると、修正モードは終了す
る。 (6)電源スイッチ141のオン操作と同時に強制1段
上昇スイッチ143を設定時間以上押すか、異常時に強
制1段上昇スイッチ143を設定時間以上押すかで修正
モードに入ることができる。
ドに入り、コントローラ100に備えたスイッチを用い
て苗枠2の位置修正を行うことができる。 (2)異常時の状態を認識し、上方側あるいは下方側に
修正するかを判別することも可能である。 (3)強制1段上昇スイッチ143の押し操作した時間
だけリフトモータM1を駆動させることができる。 (4)作業モード選択スイッチ142における〈積込モ
ード〉設定と、〈払出モード〉設定とのオン・オフで2
個の搬出入モータM2 の駆動の組み合わせを決めること
ができる。 (5)正常位置に修正が終わると、修正モードは終了す
る。 (6)電源スイッチ141のオン操作と同時に強制1段
上昇スイッチ143を設定時間以上押すか、異常時に強
制1段上昇スイッチ143を設定時間以上押すかで修正
モードに入ることができる。
【0124】〔別実施形態〕払出機構Bの組み付けは任
意であって、横払出機構B1 も路上払出機構B2 も備え
ない状態で、装置本体Aのみで苗供給装置を用いてもよ
い。また、横払出機構B1 と路上払出機構B2 との何れ
か一方のみを装置本体Aに装着して使用することも可能
である。
意であって、横払出機構B1 も路上払出機構B2 も備え
ない状態で、装置本体Aのみで苗供給装置を用いてもよ
い。また、横払出機構B1 と路上払出機構B2 との何れ
か一方のみを装置本体Aに装着して使用することも可能
である。
【0125】積込及び払出高さに在る苗枠2における苗
箱Fcの存否を検出する検出手段としては、上記のよう
に接触式の苗検出スイッチSw6 を利用する他に、近接
スイッチやフォトスイッチなどの非接触式のセンサを利
用するもよい。また、その他の前記スイッチ類に代えて
非接触式のセンサを利用して構成することもできる。苗
枠2を5段設けた構成について説明したが、苗枠2の数
は上記構成に限るものではない。要するに、上下に多段
の苗枠2を重ねてあればよい。また、上下の苗枠2を連
結する連結ワイヤ111は、これに代えてリンクチェー
ン等で連結してあってもよい。そこで、図18に示した
構成に代えて、例えば図52に示すように、揺動係合部
材115の一端側に枢支孔を設けて、その枢支孔を介し
て枢支ピン113の周りに揺動自在に取り付け、前記揺
動係合部材115の他端側には係合ピン114に係合自
在な係合孔117を設けると共に、その中間部の側部
に、前記枢支ピン113の取り付け側に屈曲させ、前記
枢支ピン113に取り付けてある取付部材112に係合
自在な係合折曲部116を形成して、同図(ロ)に示す
ように、前記係合ピン114に係合孔117を係合させ
た状態で、前記係合折曲部116を係合させた取付部材
112を前記係合ピン114側に引き付けて、上下の苗
枠2の間隔を縮めるようにしてあってもよい。
箱Fcの存否を検出する検出手段としては、上記のよう
に接触式の苗検出スイッチSw6 を利用する他に、近接
スイッチやフォトスイッチなどの非接触式のセンサを利
用するもよい。また、その他の前記スイッチ類に代えて
非接触式のセンサを利用して構成することもできる。苗
枠2を5段設けた構成について説明したが、苗枠2の数
は上記構成に限るものではない。要するに、上下に多段
の苗枠2を重ねてあればよい。また、上下の苗枠2を連
結する連結ワイヤ111は、これに代えてリンクチェー
ン等で連結してあってもよい。そこで、図18に示した
構成に代えて、例えば図52に示すように、揺動係合部
材115の一端側に枢支孔を設けて、その枢支孔を介し
て枢支ピン113の周りに揺動自在に取り付け、前記揺
動係合部材115の他端側には係合ピン114に係合自
在な係合孔117を設けると共に、その中間部の側部
に、前記枢支ピン113の取り付け側に屈曲させ、前記
枢支ピン113に取り付けてある取付部材112に係合
自在な係合折曲部116を形成して、同図(ロ)に示す
ように、前記係合ピン114に係合孔117を係合させ
た状態で、前記係合折曲部116を係合させた取付部材
112を前記係合ピン114側に引き付けて、上下の苗
枠2の間隔を縮めるようにしてあってもよい。
【0126】また、例えば図53に示すように、前記枢
支ピン113には、前記連結ワイヤ111の取付部材1
12を外嵌取り付け自在な枢支ピン119を一端部に備
える揺動枢支部材118を、他端部寄りに設けた枢支孔
を外嵌して枢支し、その両側に等間隔に形成した係合孔
117の一方を前記係合ピン114に係合させて取り付
けるようにしてもよい。例えば同図(イ)に示すよう
に、前記枢支ピン119から遠い側の係合孔117を前
記係合ピン114に係合させれば、上下の連結ワイヤ1
11を直線上に配置して、上下の苗枠2の間隔を拡げる
ようにすることができ、同図(ロ)に示すように、上下
一方の苗枠2で、前記枢支ピン119に近接した側の係
合孔117を前記係合ピン114に係合させれば、前記
連結ワイヤ111を屈曲させて配置して、上下の苗枠2
の間隔を縮めるようにすることができる。図53におい
ては、揺動枢支部材118における係合孔117の外側
に枢支ピン119を配置した例を示したが、前記枢支ピ
ン119を揺動枢支部材118における係合孔117と
枢支孔との間に配置してもよい。以上に、上下の苗枠2
を連結する連結ワイヤ111の架設姿勢を変更可能な架
設形態変更手段110を設けた例を示したが、この架設
形態変更手段110も省略可能である。
支ピン113には、前記連結ワイヤ111の取付部材1
12を外嵌取り付け自在な枢支ピン119を一端部に備
える揺動枢支部材118を、他端部寄りに設けた枢支孔
を外嵌して枢支し、その両側に等間隔に形成した係合孔
117の一方を前記係合ピン114に係合させて取り付
けるようにしてもよい。例えば同図(イ)に示すよう
に、前記枢支ピン119から遠い側の係合孔117を前
記係合ピン114に係合させれば、上下の連結ワイヤ1
11を直線上に配置して、上下の苗枠2の間隔を拡げる
ようにすることができ、同図(ロ)に示すように、上下
一方の苗枠2で、前記枢支ピン119に近接した側の係
合孔117を前記係合ピン114に係合させれば、前記
連結ワイヤ111を屈曲させて配置して、上下の苗枠2
の間隔を縮めるようにすることができる。図53におい
ては、揺動枢支部材118における係合孔117の外側
に枢支ピン119を配置した例を示したが、前記枢支ピ
ン119を揺動枢支部材118における係合孔117と
枢支孔との間に配置してもよい。以上に、上下の苗枠2
を連結する連結ワイヤ111の架設姿勢を変更可能な架
設形態変更手段110を設けた例を示したが、この架設
形態変更手段110も省略可能である。
【0127】苗枠検出スイッチSw4 は、接触スイッチ
に限らず、至近距離で検出可能な近接スイッチであって
もよく、このような近接スイッチを揺動検知片104a
に固定してあることで、一定距離で苗枠2を検出するよ
うにでき、ことに、上述のように、張出部材24の平面
部24aを検出するようにすれば、極めて敏感な検出手
段として構成できる。
に限らず、至近距離で検出可能な近接スイッチであって
もよく、このような近接スイッチを揺動検知片104a
に固定してあることで、一定距離で苗枠2を検出するよ
うにでき、ことに、上述のように、張出部材24の平面
部24aを検出するようにすれば、極めて敏感な検出手
段として構成できる。
【0128】上記実施の形態に於いては、上昇制限操作
片102を、操作片28の上方の位置に延出自在とする
ように、苗枠2の前部横枠23に枢支した例を図示して
説明したが、上昇制限操作片102の上端部が、操作片
28の上方の位置に延在するように、前記操作片28に
着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
片102を、操作片28の上方の位置に延出自在とする
ように、苗枠2の前部横枠23に枢支した例を図示して
説明したが、上昇制限操作片102の上端部が、操作片
28の上方の位置に延在するように、前記操作片28に
着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
【0129】上記実施の形態に於いては、苗枠2には中
仕切り枠21を介在させて左右2列に苗箱Fcを収容す
る例を示したが、苗枠2に中仕切り枠21を設けず、前
後に1列の収容形態で苗箱Fcを運搬するように構成し
てあってもよく、3列以上に並べて収容するようにして
もよく、その苗箱Fcの収容数も任意である。さらに、
苗枠2の形態も任意であって、前部横枠23を外拡がり
に形成することなく、直立させてあってもよい。さら
に、後部横枠25の形態も任意であって、下方に延下す
るアングル材で形成してあってもよい。
仕切り枠21を介在させて左右2列に苗箱Fcを収容す
る例を示したが、苗枠2に中仕切り枠21を設けず、前
後に1列の収容形態で苗箱Fcを運搬するように構成し
てあってもよく、3列以上に並べて収容するようにして
もよく、その苗箱Fcの収容数も任意である。さらに、
苗枠2の形態も任意であって、前部横枠23を外拡がり
に形成することなく、直立させてあってもよい。さら
に、後部横枠25の形態も任意であって、下方に延下す
るアングル材で形成してあってもよい。
【0130】尚、上記実施の形態に於いては、移動規制
手段26を、主枠1の前面の縦枠8を利用して構成する
例を示したが、前記移動規制手段26を、中間支柱17
を利用して設けてもよい。また、上記実施の形態に示し
た移動規制手段26に加えて、中間支柱17との間にも
移動規制手段を設けてもよい。
手段26を、主枠1の前面の縦枠8を利用して構成する
例を示したが、前記移動規制手段26を、中間支柱17
を利用して設けてもよい。また、上記実施の形態に示し
た移動規制手段26に加えて、中間支柱17との間にも
移動規制手段を設けてもよい。
【0131】上記実施の形態に於いては、苗箱Fcに取
り付けた状態で、平面視コ字状に形成してある仕切部材
136を用いる例について説明したが、例えば図54に
示すように、板材を屈曲形成して、苗Fの下敷きになる
ように苗箱Fcの底部内面に沿って配置される底面部1
36aと、前記苗箱Fcの側部に立設される、前記底部
に対して直交するように形成された立壁部とを備える仕
切部材136を用いてもよい。
り付けた状態で、平面視コ字状に形成してある仕切部材
136を用いる例について説明したが、例えば図54に
示すように、板材を屈曲形成して、苗Fの下敷きになる
ように苗箱Fcの底部内面に沿って配置される底面部1
36aと、前記苗箱Fcの側部に立設される、前記底部
に対して直交するように形成された立壁部とを備える仕
切部材136を用いてもよい。
【0132】案内シュート9の下降終端部に備えるガイ
ド板96は、網板若しくは金網で形成してあってもよ
く、また、下降方向に併設した案内レールに置き換えて
あってもよい。
ド板96は、網板若しくは金網で形成してあってもよ
く、また、下降方向に併設した案内レールに置き換えて
あってもよい。
【0133】上記実施の形態においては、案内シュート
9の前端を、門形アーム90における横軸部91に管状
の接続部材98を外嵌して支点g周りに上下回動可能
に、かつ、前記横軸部91に対して左右方向に摺動自在
に連結し、前記案内シュート9の路側側端部を、延長苗
受け台8の先端部に合わせた位置で、苗箱Fcを路上に
払い出す例を説明したが、前記延長苗受け台8に代えて
延長苗受け台7を苗受け台6として配備し、その先端部
まで前記案内シュート9を張り出させて、図35に示し
て説明した田植機Pに苗を供給する代わりに、前記案内
シュート9を介して畦に苗を払い出すことも可能であ
る。
9の前端を、門形アーム90における横軸部91に管状
の接続部材98を外嵌して支点g周りに上下回動可能
に、かつ、前記横軸部91に対して左右方向に摺動自在
に連結し、前記案内シュート9の路側側端部を、延長苗
受け台8の先端部に合わせた位置で、苗箱Fcを路上に
払い出す例を説明したが、前記延長苗受け台8に代えて
延長苗受け台7を苗受け台6として配備し、その先端部
まで前記案内シュート9を張り出させて、図35に示し
て説明した田植機Pに苗を供給する代わりに、前記案内
シュート9を介して畦に苗を払い出すことも可能であ
る。
【0134】また、装置本体Aの上に被せた覆い134
は任意であって、それに付設した垂れ幕135も任意で
あり、これらは省略してあってもよい。また、トラック
Tの荷台tdを覆う幌を前記覆い134として用いても
よい。
は任意であって、それに付設した垂れ幕135も任意で
あり、これらは省略してあってもよい。また、トラック
Tの荷台tdを覆う幌を前記覆い134として用いても
よい。
【0135】予備苗載置部材89の装備は任意であっ
て、これを備えなくてもよい。
て、これを備えなくてもよい。
【図1】本発明の苗供給装置の使用状態を示す全体側面
図
図
【図2】装置本体の右側面図
【図3】装置本体の後面図
【図4】装置本体に内装した苗搬出入機構を示す平面図
【図5】苗枠の昇降駆動機構を示す平面図
【図6】開放された苗出入り口を示す装置本体の要部後
面図
面図
【図7】苗枠群が上昇された状態を示す装置本体の縦断
後面図
後面図
【図8】苗が満杯収納された状態を示す装置本体の要部
縦断後面図
縦断後面図
【図9】苗枠群が下降された状態を示す装置本体の右側
面図
面図
【図10】装置本体の前面図
【図11】移動規制手段の例を示す苗枠の要部側面図
【図12】移動規制手段の例を示す苗枠の要部平面図
【図13】苗枠を連結する連結ワイヤの状態を示す側面
図
図
【図14】連結ワイヤの苗枠はの取付状態を示す詳細説
明図
明図
【図15】昇降駆動機構の主要部を示す側面図
【図16】昇降駆動機構の主要部を示す一部切り欠き平
面図
面図
【図17】苗枠群が下降された状態を示す装置本体の要
部縦断後面図
部縦断後面図
【図18】架設形態変更手段の一例を示す要部側面図
【図19】積込検出部の苗箱検出状態を説明する正面図
【図20】積込検出部の詳細説明図
【図21】苗箱検出手段の苗箱検出を説明する要部側断
面図
面図
【図22】苗枠検出手段の詳細構成を説明する要部側面
図
図
【図23】苗枠検出手段の詳細構成を説明する要部正面
図
図
【図24】飛び出し防止機構の構成を説明する要部後面
図
図
【図25】飛び出し防止機構の構成を説明する要部側断
面図
面図
【図26】装置本体の仮支持状態を説明する後面図
【図27】架設脚部の着脱を説明する要部斜視図
【図28】搬送時の苗箱に取り付ける仕切部材を説明す
る二面図
る二面図
【図29】操作ボックスの正面図
【図30】昇降駆動機構による苗枠の上昇制限手段の説
明図
明図
【図31】制御用のブロック図
【図32】横払出機構を装着した状態の苗受け台の平面
図
図
【図33】図32に示した苗受け台の後面図
【図34】収納された横払出機構の側面図
【図35】田植機への横払出作業状態を示す平面図
【図36】別の横払出機構を装着した状態の苗受け台の
後面図
後面図
【図37】図36に示した苗受け台の平面図
【図38】図36に示した横払出機構の収納された状態
を示す側面図
を示す側面図
【図39】路側への横払出作業状態を示す平面図
【図40】路上払出機構が装着された状態の要部側面図
【図41】路上払出機構が装着された状態の要部平面図
【図42】格納された路上払出機構の側面図
【図43】格納された路上払出機構の正面図
【図44】路上払出機構の構成説明図
【図45】路上払出作業状態を示す平面図
【図46】横払出機構を収納固定する係止保持機構の要
部斜視図
部斜視図
【図47】路上払出機構の基部を収納固定する係止保持
機構の要部斜視図
機構の要部斜視図
【図48】基本ルーチンの制御流れ図
【図49】図48に続く基本ルーチンの制御流れ図
【図50】積込モードの制御流れ図
【図51】払出モードの制御流れ図
【図52】強制1段上昇モードの制御流れ図
【図53】架設形態変更手段の他の例を示す要部側面図
【図54】架設形態変更手段の他の例を示す要部側面図
【図55】仕切部材の他の例についての説明図
1 主枠 2 苗枠 3 昇降駆動機構 4 苗出入口 5 苗搬出入機構 6 苗受け台 11 上枠 15 縦枠 15b スリット状開口 20 側枠 23 前部横枠 25 後部横枠 25a 隆起部 26 移動規制手段 27 係合部材 33 巻取ドラム 34 巻取ドラム 36 案内プーリ 40 飛び出し防止機構 43 操作部材 110 架設形態変更手段 111 連結ワイヤ 136 仕切部材 Fc 苗箱 w 吊り下げワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折本 正樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 越智 竜児 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 樫井 秋雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 大利 公彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 村田 充 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 Fターム(参考) 2B027 NA01 TA04 TA09 TA10 TA14 TA19 TA29 TC07 TC09 TC13 TC14 TC15 TC18 TC19 TC25 2B060 AA02 AB06 AC03
Claims (8)
- 【請求項1】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 上下に隣接する前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の
左右両側で夫々回動自在に取り付けられた連結ワイヤを
用いて連結してある田植機用の苗供給装置。 - 【請求項2】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 揺動下降して前記苗枠上の苗箱の前記苗出入口からの飛
び出しを防止する飛び出し防止姿勢と、振り上げて前記
苗箱を前記苗出入口から搬出入自在とする開放姿勢と
に、操作部材の手操作により回動自在で、かつ、姿勢固
定可能に設けられた飛び出し防止機構を、前記苗出入口
の上方に設けてある田植機用の苗供給装置。 - 【請求項3】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 前記主枠の前部に縦枠を設け、その縦枠の内面側に上下
に連続するスリット状開口を形成し、前記スリット状開
口の側縁部に係合自在な係合部材を、前記苗枠の前端部
に設け、前記係合部材を前記スリット状開口に介入させ
ることで、前記苗枠の前後方向の移動規制手段としてあ
る田植機用の苗供給装置。 - 【請求項4】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 前記吊り下げワイヤを夫々前後二箇所に配備して、前記
最上段の苗枠を前後で吊り下げ、前記主枠の上枠に配備
した案内プーリに少なくとも前後一方の吊り下げワイヤ
を巻き掛け、前記案内プーリを、その取付高さを上下調
節自在に前記上枠に取り付けて、前記案内プーリの取付
高さを調節することで、前記苗枠の前後の高さを調節可
能に構成してある田植機用の苗供給装置。 - 【請求項5】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 前記苗枠の後側底部に取り付けられた後部横枠を、前記
苗枠の幅方向に亘る後側の領域に、上方に膨出する隆起
部を形成した条材で形成してある田植機用の苗供給装
置。 - 【請求項6】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 前記苗枠の前側の前部横枠を、上方を前方に傾けた外拡
がり傾斜壁に形成してある田植機用の苗供給装置。 - 【請求項7】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 上下に隣接する前記苗枠同士の間を各別に、前記苗枠の
左右両側で夫々回動自在に取り付けられた連結ワイヤを
用いて連結して、その連結ワイヤの取付箇所に、前記連
結ワイヤを取り付けた架設姿勢を変更可能な架設形態変
更手段を設けてある田植機用の苗供給装置。 - 【請求項8】 運搬車両の荷台に搭載可能な主枠の内部
に、多数の苗箱を前後方向に縦列状に載置収容する複数
段の苗枠をそれぞれ昇降可能に配備し、前記主枠の上枠
に軸支された巻取ドラムに一端側を巻き付けて取り付
け、他端部を最上段の苗枠の少なくとも左右両側の側枠
に取り付けた複数の吊り下げワイヤにより前記最上段の
苗枠を吊り下げて、前記巻取ドラムを回転駆動すること
で、その吊り下げワイヤを昇降駆動する昇降駆動機構に
よって前記最上段の苗枠を昇降すると共に、最上段以外
の苗枠を最上段の苗枠に順次吊り下げ支持し、各段の苗
枠を、主枠の後端下部に形成した苗出入口の高さ位置に
1段づつ順次移動させてゆくよう構成し、前記各段の苗
枠が囲む空間内の前記苗出入口に合わせた高さ位置に、
前記苗出入口と前記苗枠との間で前記苗箱を前後水平方
向に搬入および搬出する苗搬出入機構を設け、前記苗出
入口の外側で、前記苗箱を受け止める苗受け台を設け
て、前記苗出入口の高さ位置ある苗枠に対してのみ苗箱
を搬出入可能に構成してある田植機用の苗供給装置であ
って、 前記苗枠上に載置収容する苗箱に対し、前記苗枠の幅方
向における前記苗箱の両端部分に外側から囲って立設可
能な仕切部材を備えさせた田植機用の苗供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385257A JP2002186313A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 田植機用の苗供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385257A JP2002186313A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 田植機用の苗供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002186313A true JP2002186313A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18852554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000385257A Pending JP2002186313A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 田植機用の苗供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002186313A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100796460B1 (ko) | 2006-07-06 | 2008-01-22 | 서동환 | 행거형 분화식물 재배장치 |
KR100795931B1 (ko) * | 2006-07-06 | 2008-01-23 | 서동환 | 다단식 분화식물 재배장치 |
JP2013219374A (ja) * | 2002-11-11 | 2013-10-24 | Oki Data Corp | 半導体装置の製造方法、半導体装置及びそれを用いた光プリントヘッド、及び画像形成装置 |
-
2000
- 2000-12-19 JP JP2000385257A patent/JP2002186313A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013219374A (ja) * | 2002-11-11 | 2013-10-24 | Oki Data Corp | 半導体装置の製造方法、半導体装置及びそれを用いた光プリントヘッド、及び画像形成装置 |
KR100796460B1 (ko) | 2006-07-06 | 2008-01-22 | 서동환 | 행거형 분화식물 재배장치 |
KR100795931B1 (ko) * | 2006-07-06 | 2008-01-23 | 서동환 | 다단식 분화식물 재배장치 |
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