JP2006069779A - ガスボンベ脱着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両への装備を必要とせずにガスボンベの脱着・交換作業が好適なガスボンベ脱着装置を提供する。
【解決手段】 複数の車輪により移動可能な台車部2と、前記台車部2に立設され、ガスボンベGBを夫々搭載可能な複数の装着台20A、20Bを共に昇降可能な昇降手段5と、からなり、前記昇降手段5は、いずれかの装着台20Aに新たに装着するガスボンベGBを積載する下降位置から、ガスボンベGBを搭載していない空の装着台20Bと車両の架台との間で架台上から空の装着台20BへのガスボンベGBを移載可能な上昇位置、および、新たに装着するガスボンベGBを搭載した装着台20Aと車両の架台との間で新たに装着するガスボンベGBを架台へ移載可能な上昇位置へ昇降可能である。
【選択図】 図9

Description

本発明は、フォークリフトトラック等の産業車両の架台に搭載されているガスボンベの脱着・交換作業に好適なガスボンベ脱着装置に関するものである。
従来から産業車両の架台に搭載されているガスボンベの脱着・交換作業を軽い力で簡単に行うようにしたガスボンベ搭載装置が提案されている(特許文献1参照)。
これは、ガスボンベを載置するボンベ載置部材と、載置したガスボンベをスプリングコイル等の弾性部材,或いは油圧式,空気圧式のアクチュエータ等を用いた上下に昇降する昇降手段とを、産業車両のリヤピラー等に対して、回動連結手段により回動可能に連結して構成したものである。機台上の空ボンベはボンベ載置部材と共に回動連結手段により機台上から回動され、昇降手段により下降されてボンベ載置部材から運搬台車上に移され、次いで、運搬台車上の充填ボンベがボンベ載置部材に載置されて、空ボンベ取り外し手順を逆に行うことで機台上に搭載されるようにしている。
特開平8−165093号公報
しかしながら、上記従来例では、ガスボンベがボンベ載置部材と共に昇降手段および回動連結手段により昇降・回動する構成となっているため、充填ボンベに加えてボンベ載置部材の重量を併せた重量を昇降可能且つ回動可能な構造とする必要があり、ガスボンベ搭載装置として機構的に複雑で高価な装置となり、しかも、運用している全てのガスボンベ搭載車両に装備する必要があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、車両への装備を必要とせずにガスボンベの脱着・交換作業が好適なガスボンベ脱着装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の車輪により移動可能な台車部と、前記台車部に立設され、ガスボンベを夫々搭載可能な複数の装着台を共に昇降可能な昇降手段と、からなり、前記昇降手段は、いずれかの装着台に新たに装着するガスボンベを積載する下降位置から、ガスボンベを搭載していない空の装着台と車両の架台との間で架台上から空の装着台へのガスボンベを移載可能な上昇位置、および、新たに装着するガスボンベを搭載した装着台と車両の架台との間で新たに装着するガスボンベを架台へ移載可能な上昇位置へ昇降可能である。
したがって、本発明では、複数の車輪により移動可能な台車部と、前記台車部に立設され、ガスボンベを夫々搭載可能な複数の装着台を共に昇降可能な昇降手段と、からなり、前記昇降手段は、いずれかの装着台に新たに装着するガスボンベを積載する下降位置から、ガスボンベを搭載していない空の装着台と車両の架台との間で架台上から空の装着台へのガスボンベを移載可能な上昇位置、および、新たに装着するガスボンベを搭載した装着台と車両の架台との間で新たに装着するガスボンベを架台へ移載可能な上昇位置へ昇降可能であるため、車両自体に夫々ガスボンベ交換のための機構的に複雑で高価なガスボンベ搭載装置を装備することを必要とせずに、ガスボンベを運搬し、ガスボンベを車両の架台まで持上げることが可能で、空ボンベと充填ボンベを1度の昇降作業により交換することができ、作業負担を軽減し、作業時間も短縮することができる。
以下、本発明のガスボンベ脱着装置の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1〜図10は、本発明を適用したガスボンベ脱着装置の第1実施形態を示し、図1はガスボンベ脱着装置の側面図、図2はガスボンベ装着台の側面図、図3〜図8は装着台の構造および作動説明図、図9は装着台を上昇させた空ガスボンベの収容状態のガスボンベ脱着装置の側面図、図10は装着台を上昇させた充填ボンベの移載位置でのガスボンベ脱着装置の側面図である。
図1において、ガスボンベ脱着装置1は、キャスタ11、13により移動可能な台車部2と、台車部2から起立したガイドレール3と、ガイドレール3に沿って昇降可能な装着台4と、装着台4をガイドレール3に沿って昇降させる昇降手段5とを備える。
前記台車部2は、ガイドレール3が起立する部位から後方に延びたベース部分10の下方に設けた後輪キャスタ11と、同じくガイドレール3起立部位から前方に延びた腕部12の下方に設けた前輪キャスタ13とを備える。前方への腕部12は、図示しないが二又状に延びており、夫々の腕部12の前端下方に前輪キャスタ13を備える。このため、前後輪のキャスタ11、13によりガスボンベ脱着装置1をフロア上で移動可能である。前記後輪キャスタ11は、キャスタ車輪の回転を止めるブレーキ機構により構成したストッパ機能が組込まれており、ストッパ機能を働かせることで、ガスボンベ脱着装置1の移動を止めてフロアに固定可能である。
前記ガイドレール3は、台車部2から起立した一対のレール15により形成され、一対のレール15は、コ字状断面をなし、開口した部分が互いに相対向した状態で起立され、上端部はクロスビーム16により連結されている。前記クロスビーム16にはプーリ17を回転可能に備え、このプーリ17には昇降手段5のワイヤロープ31が巻掛けられる。また、前記ガイドレール3の中途部には、移動用ハンドル18の上下端が固定されており、移動用ハンドル18の中途部は後方に折り曲げて把持可能とされ、移動用ハンドル18を前後左右に押引きすることで、ガスボンベ脱着装置1をフロア上で移動させることができる。ガイドレール3の中途部には、また、前記移動用ハンドル18に近接させて操作盤19を固定して備え、この操作盤19には、昇降手段5の電源スイッチ、昇降操作スイッチ、昇降速度設定スイッチ等を配置している。また、ガイドレール3の後方のベース部分10上には、昇降手段5のコントロールボックス30を配置して備える。
前記装着台4は、前記一対のガイドレール15の対向するコ字状断面内で転動して、コ字状断面に沿って上下動可能な複数のガイドローラ22を両端に配置した昇降基部21を備える。昇降基部21には、昇降手段5により繰出され、前記クロスビーム16のプーリ17を巻掛けられたワイヤ31の端部が固定される。従って、装着台2は、昇降手段5より繰出されたワイヤ31を昇降手段5により巻取ることにより上昇され、ワイヤ31を繰出すことにより下降され、ワイヤ31の繰出しまたは巻取りを停止させると昇降移動が停止される。
前記装着台2は、図2に示すように、上側装着台20Aと下側装着台20Bとで形成され、上側装着台20Aの昇降基部21Aに前記ワイヤ31の端部を固定し、昇降手段5によるワイヤ31の繰出し・巻取りにより上側装着台20Aが直接昇降される。下側装着台20Bは、上側装着台20Aに対して所定間隔を超える離間はストッパ23により拘束されるも、互いの接近は許容されるよう、互いの昇降基部21A、21Bをスライドロッド24により連結している。
前記スライドロッド24は、図示のように、下側装着台20Bの昇降基部21Bに固定して備える場合には、上側装着台20Aの昇降基部21Aのガイドローラ22Aが下側装着台20Bの昇降基部21Bの上方のガイドローラ22Bの機能を兼用し、下側装着台20Bの昇降基部21Bのガイドローラ22Bを左右一組として、ガイドローラ22の構成を簡素化できる。この構成により、下側装着台20Bと上側装着台20Aとをガイドレール15に沿って最下降させると、図2に示すように、上下装着台20A、20Bは上下方向で重なり合う状態となる。この状態から昇降手段5により上側装着台20Aを上昇させると、上側装着台20Aのみが上昇し、スライドロッド24のストッパ23に上側装着台20Aの昇降基部21Aが当接した段階で、図3に示すように、下側装着台20Bがスライドロッド24による間隔を保持して一体に上昇する。
図2および図3に示すように、前記上下装着台20A、20Bは、昇降基部21A、21Bから前方に延びてガスボンベGBを載置可能なアーム25A、25Bを夫々備える。アーム25A、25Bは、ガスボンベGBを所定スパーンを持って支持するよう図示しないが左右で一対となるよう配置し、両アーム25Aおよび25A同士、および25Bおよび25B同士を連結棒26で連結して一体化させている(図4〜6参照)。下側装着台20Bのアーム25Bは、昇降基部21Bと一体に形成される。上側装着台20Aのアーム25Aは、図4に示すように、昇降基部21Aに対してヒンジピン27により回動可能に連結され、図5に示すように、ストッパ28により水平位置からのアーム25Aの下方への回動は規制するも、図6および図7に示すように、上方へのアーム25Aの回動は許容するようにしている。従って、下側装着台20Bのアーム25B上にガスボンベGBを搭載した状態で上下装着台20A、20Bをガイドレール15に沿って下降させて、下側装着台20Bがガイドレール15下端で停止され、さらに上側装着台20Aを下降させる場合には、図8に示すように、ガスボンベGBの上面に上側装着台20Aのアーム25Aが当接し、上側装着台20Aの下降に連れて上側装着台20Aのアーム25AがガスボンベGBにより起立されることになる。
前記上側装着台20Aのアーム25Aのヒンジピン27には、図7および図6に示すアーム25Aの起立状態から図5に示すストッパ28当接位置への回動時に、徐々に回動させるヒンジダンパ機構29を備え、アーム25Aが急激にストッパ28に当接しないように構成している。各アーム25A、25Bの上面には、ガスボンベGBを据わりよく保持可能に窪みを設けている。ガスボンベGBは、前記アーム25A、25Bの窪みと左右のアーム同士を連結している連結棒26とで支持される。
前記昇降手段5は、前記コントロールボックス30内に配置されており、図示しないが、バッテリと、バッテリの電源により駆動される電動モータと、電動モータと接続されて電動モータにより回転駆動されるドラムと、電動モータのスピードおよび駆動方向を制御するドライバを備える。電動モータは、操作盤19に設置された電源スイッチ、装着台4の上下可動スイッチ、およびモータ速度設定スイッチの操作状況により送信されたドライバの指令に基づいて回転駆動される。前記ドラムと上側装着台20Aは、クロスビーム16のプーリ17に巻掛けたワイヤ31により連結されており、ワイヤ31をドラムにより巻取ることで、装着台4は垂直上方向に上昇駆動する。また、ドラムで巻取ったワイヤ31を弛ませることにより、装着台4は垂直下方向に下降駆動する。
以上の構成のガスボンベ脱着装置によるガスボンベGBの脱着・交換作業について以下に説明する。
先ず、図1に示すように、ガスが充填された新しい充填ボンベGBをガスボンベ脱着装置1の上側装着台20Aに搭載してガスボンベGBの交換が必要な車両まで搬送する。ガスボンベ集積所またはボンベ運搬トラック等の荷台から、ガスボンベ脱着装置1の上側装着台20AへのガスボンベGBの搭載は、ガスボンベGBが貯蔵されている高さに上側装着台20Aを昇降させることにより、ガスボンベGBを水平方向に転がして移動させるのみで搭載することができる。また、搭載したガスボンベGBは、ガスボンベ脱着装置1の移動用ハンドル18を押し引きするのみでキャスタ車輪11、13により容易に移動可能である。
次いで、図9に示すように、ガスボンベGBの交換作業を行う産業車両(ここでは、フォークリフトトラックを対象として説明する)のカウンタウェイトCWの後方にガスボンベ脱着装置1を位置させて後輪キャスタ11のストッパ機能を作動させてキャスタ車輪11をロックする。この状態では、ガスボンベ脱着装置1の腕部12および前輪キャスタ13はカウンタウェイトCWの下側に入り込み、装着台4のアーム25先端はカウンタウェイトCWの後面に臨んでいる。
次いで、下側装着台20BをカウンタウェイトCW上面まで上昇させる。操作盤19の電源スイッチをオンさせ、装着台上昇スイッチを操作すると、昇降手段5の電動モータがワイヤ巻取りのドラムを駆動してワイヤ31を巻上げ、装着台4は上昇する。上側装着台20Aが充填ガスボンベGBを搭載した状態で先行して上昇し、スライドロッド24の上端のストッパ23に上側装着台20Aの昇降基部21Aが当接した段階からは、下側装着台20Bも連動して上昇される。下側装着台20Bのアーム25B上端がカウンタウェイトCWの上面と略同一高さとなった時点で、昇降スイッチを中立状態に戻せば、昇降手段5は停止される。この時点で電源スイッチをオフに切換えると昇降手段5はロック状態となり上下装着台20A、20Bの昇降移動が禁止できる。
次いで、カウンタウェイトCW上に積載されている空ガスボンベGBを下側装着台20Bに移載させる。カウンタウェイトCW上のガスボンベGBは、通常、装着架台上に、図示しない止め金具により固定されている。止め金具を外して、ガスボンベGBを略水平方向に移動させることで、前記移動を行うことができる。このボンベGBの移動に当たっては、ボンベGBを転がしながら移動させると比較的容易に移動させることができ、例えば、移動レール等を架台と下側装着台20Bとの間に差し渡すことで、さらにこの移載が容易となる。
上記空ガスボンベGBの下側装着台20Bへの移載が完了した段階で、上下装着台20A、20Bを下降させて、上側装着台20Aの上面がカウンタウェイトCW上面と略同一高さとする。操作盤19の電源スイッチを再びオンさせ、昇降スイッチを下降位置に切換えると昇降手段5は電動モータによりドラムを駆動してワイヤ31を繰出させ、ワイヤ31が繰出しに応じて上下装着台20A、20Bが下降する。上側装着台20Aの上面がカウンタウェイトCWの上面と略同一高さとなった時点で、昇降スイッチを中立状態に戻せば、昇降手段5は停止される。この時点でも、電源スイッチをオフに切換えると昇降手段5はロック状態となり上下装着台20A、20Bの昇降移動が禁止できる。
次いで、上側装着台20Aに搭載している充填ガスボンベGBを車両の架台上に移載する。ガスボンベGBを略水平方向に移動させることで、前記移動を行うことができる。このボンベGBの移動に当たっても、ボンベGBを転がしながら移動させると比較的容易に移動させることができ、例えば、移動レール等を架台と上側装着台20Aとの間に差し渡すことで、さらにこの移載が容易となる。
上記充填ガスボンベGBの架台への移載が完了した段階で、上下装着台20A、20Bを下降させて、ガスボンベ脱着装置1を押して空ガスボンベGBをガス充填場所へ搬送する。操作盤19の電源スイッチを再びオンさせ、昇降スイッチを下降位置に切換えると昇降手段5は電動モータによりドラムを駆動してワイヤ31を繰出させ、ワイヤ31が繰出しに応じて上下装着台20A、20Bが下降する。下側装着台20Bがガイドレール15最下端に到達すると、下側装着台20Bの下降は停止し、上側装着台20Aのみが継続して下降される。この上側装着台20Aの下降により上側装着台20Aのアーム25Aは下側装着台20B上の空ガスボンベGBに当接し、アーム25Aがヒンジピン27により起立されていく。
図8に示すように、上側装着台20Aの昇降基部21Aが下側装着台20Bの昇降基部21Bに当接した時点で、昇降スイッチを中立状態に戻せば、昇降手段5は停止される。この時点でも、電源スイッチをオフに切換えると昇降手段5はロック状態となり上下装着台20A、20Bの昇降移動が禁止できる。なお、上側装着台20Aの昇降基部21Aと下側装着台20Bの昇降基部21Bとの当接を検出するスイッチを設けて、上側装着台20Aの昇降基部21Aが下側装着台20Bの昇降基部21Bに当接した時点で、昇降手段5が自動的に停止するようにしてもよく、このようにすると、その都度電源スイッチをオフにする必要がなく、操作性が向上する。
この積載状態で後輪キャスタ11のストッパ機能を解除すれば、移動用ハンドル18を押してガスボンベ脱着装置1を移動させることができる。ガス充填場所では、上側装着台20Aのアーム25Aを、図7に示すように、最大起立状態とし、空ガスボンベGBを下側装着台20Bから降ろすことで、ガスボンベGBの脱着・交換作業を終了させることができる。上側装着台20Aの起立したアーム25Aはヒンジダンパ29により徐々に下降するため、空ガスボンベGBの荷降ろし作業を阻害することがなく、荷降ろし後に徐々に水平状態に復帰される。
以上説明した本実施形態のガスボンベ脱着装置1においては、車両自体に夫々ガスボンベ交換のための機構的に複雑で高価なガスボンベ搭載装置を装備することを必要とせずに、ガスボンベGBの脱着・交換作業が好適なガスボンベ脱着装置1を提供することができる。
しかも、従来一般に行われるハンドリフターでのガスボンベGBの交換作業においては、ハンドリフターで充填ボンベGBをフォークリフト近くまで運び、運んだ充填ボンベGBを一度ハンドリフターから地上に降ろす第1段階の作業と、ハンドリフターを操作し、車両の架台高さまでリフターを持上げ、空ボンベGBをリフターに積み、ハンドリフターを操作し空ボンベGBを降ろし、リフターから空ボンベGBを降ろす第2段階の作業と、リフターに充填ボンベGBを積み替え、ハンドリフターを操作し、充填ボンベGBを架台高さまで持上げ、充填ボンベGBを架台に積み込み、ハンドリフターを操作してリフターを下げる第3段階の作業と、空ボンベGBをリフターに積み、ハンドリフターごと空ボンベGBを運搬する第4段階の作業とが必要であった。
しかしながら、この実施形態のガスボンベ脱着装置1においては、ガスボンベGBの装着台4を2つ備えることにより、いずれか一方に充填ボンベGBを積載した状態でフォークリフト近くまで運び、そのまま両装着台20を上昇させ、上昇位置で車両の架台上の空ガスボンベGBを空いている装着台20に移載させ、同じく上昇位置で、充填ボンベGBを車両の架台上に移載し、そのまま空ボンベGBを搬送すればよく、ボンベ交換作業時間を短縮することができる。
また、上側装着台20Aと下側装着台20Bとがスライドロッド24により、上昇位置では互いの間隔を所定間隔にあけて位置させることができるため、上昇位置を変更するのみで車両の架台から空ガスボンベGBを収容し且つ充填ボンベGBを車両の架台上に移載させることができる。また、上下装着台20A、20Bを最下段に下降させた位置では、上側装着台20Aを下側装着台20Bに重ねて位置させることができ、上側装着台20Aの高さ位置を低くでき、上側装着台20AへのガスボンベGBの積込み・積み降ろしを容易とできる。
さらに、上側装着台20Aのアーム25Aがヒンジ構造により折れ曲がり可能となっているため、アーム25Aを起立させて下側装着台20BにのみガスボンベGBを搭載することもでき、下側装着台20BへのガスボンベGBの積込み・積み降ろしを容易とできる。また、前記ヒンジ構造にヒンジダンパ29を組込むことで、積込み・積み降ろし作業中に上側装着台20Aのアーム25Aが下降して作業を阻害することも防止でき、積込み・積み降ろし作業をより一層容易とできる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)複数の車輪により移動可能な台車部2と、前記台車部2に立設され、ガスボンベGBを夫々搭載可能な複数の装着台20A、20Bを共に昇降可能な昇降手段5と、からなり、前記昇降手段5は、いずれかの装着台20Aに新たに装着するガスボンベGBを積載する下降位置から、ガスボンベGBを搭載していない空の装着台20Bと車両の架台との間で架台上から空の装着台20BへのガスボンベGBを移載可能な上昇位置、および、新たに装着するガスボンベGBを搭載した装着台20Aと車両の架台との間で新たに装着するガスボンベGBを架台へ移載可能な上昇位置へ昇降可能であるため、車両自体に夫々ガスボンベ交換のための機構的に複雑で高価なガスボンベ搭載装置を装備することを必要とせずに、ガスボンベGBを運搬し、ガスボンベGBを車両の架台まで持上げることが可能で、空ボンベGBと充填ボンベGBを1度の昇降作業により交換することができ、作業負担を軽減し、作業時間も短縮することができる。
(イ)複数の装着台20A、20Bは、互いに上下位置となるよう配列され、昇降手段5は、複数の装着台20A、20Bを同時に上昇および下降可能に構成しているため、いずれか一方に充填ボンベGBを積載した状態でフォークリフト近くまで運び、そのまま両装着台20A、20Bを上昇させ、上昇位置で車両の架台上の空ガスボンベGBを空いている装着台20Bに移載させ、同じく昇降手段5の上昇位置を調整して、充填ボンベGBを車両の架台上に移載し、そのまま空ボンベGBを搬送すればよく、ボンベ交換作業時間を短縮することができる。
(ウ)下側の装着台20Bは、上側の装着台20Aに対して接近および離反可能であり且つ所定間隔以上の離反を規制して上側の装着台20Aに連結され、昇降手段5は、上側の装着台20Aを昇降させるようにしているため、上昇位置では互いの間隔を所定間隔にあけて位置させることができるため、上昇位置を変更するのみで車両の架台から空ガスボンベGBを収容し且つ充填ボンベGBを車両の架台上に移載させることができる。また、上下装着台20A、20Bを最下段に下降位置では、上側装着台20Aを下側装着台20Bに重ねて位置させることができ、上側装着台20Aの高さ位置を低くでき、上側装着台20AへのガスボンベGBの積込み・積み降ろしを容易とできる。
(エ)各装着台20A、20Bは、昇降基部21と昇降基部21から水平方向に突出してガスボンベGBを搭載するアーム25とを備え、上側装着台20Aのアーム25Aは、昇降基部21Aに対してヒンジピン27により跳ね上げ可能に連結しているため、アーム25Aを起立させて下側装着台20BにのみガスボンベGBを搭載することもでき、下側装着台20BへのガスボンベGBの積込み・積み降ろしを容易とできる。また、前記ヒンジ構造にヒンジダンパ29を組込むことで、積込み・積み降ろし作業中に上側装着台20Aのアーム25Aが下降して作業を阻害することも防止でき、積込み・積み降ろし作業をより一層容易とできる。
なお、上記実施形態において、ガスボンベの装着台として、上側装着台と下側装着台を備えるものについて説明したが、図示はしないが、水平面上に複数の装着台を並べて備えるものであってもよく、この場合には、空の装着台上に空のガスボンベを回収し、昇降位置を変更することなくガスボンベ脱着装置を移動させて、充填したガスボンベを代わりに供給するようにする。
本発明の一実施形態を示すガスボンベ脱着装置の側面図。 同じくガスボンベ装着台の側面図。 ガスボンベ装着台の作動状態を示す側面図。 上側装着台の分解図。 上側装着台の通常形態を示す側面図。 上側装着台の動作状態を示す側面図。 上側装着台の図6を超える動作状態を示す側面図。 下側装着台にガスボンベが搭載された状態での最下降時の上下装着台の動作状態を示す側面図。 フォークリフトのカウンタウェイト上からのガスボンベの回収状態を示す作動説明図。 フォークリフトのカウンタウェイト上へのガスボンベの供給状態を示す作動説明図。
符号の説明
CW カウンタウェイト
GB ガスボンベ
1 ガスボンベ脱着装置
2 台車部
3 ガイドレール
4 装着台
5 昇降手段
11、13 キャスタ
15 レール
17 プーリ
18 移動用ハンドル
19 操作盤
20A、20B 上下装着台
21A、21B 上下装着台の昇降基部
22A、22B ガイドローラ
23 ストッパ
24 スライドロッド
25A、25B アーム
27 ピン
29 ヒンジダンパ機構

Claims (4)

  1. 複数の車輪により移動可能な台車部と、前記台車部に立設され、ガスボンベを夫々搭載可能な複数の装着台を共に昇降可能な昇降手段と、からなり、
    前記昇降手段は、いずれかの装着台に新たに装着するガスボンベを積載する下降位置から、ガスボンベを搭載していない空の装着台と車両の架台との間で架台上から空の装着台へのガスボンベを移載可能な上昇位置、および、新たに装着するガスボンベを搭載した装着台と車両の架台との間で新たに装着するガスボンベを架台へ移載可能な上昇位置へ昇降可能であることを特徴とするガスボンベ脱着装置。
  2. 前記複数の装着台は、互いに上下位置となるよう配列され、
    前記昇降手段は、複数の装着台を同時に上昇および下降可能に構成していることを特徴とする請求項1に記載のガスボンベ脱着装置。
  3. 前記下側の装着台は、上側の装着台に対して接近および離反可能であり且つ所定間隔以上の離反を規制して上側の装着台に連結され、
    前記昇降手段は、上側の装着台を昇降させることを特徴とする請求項2に記載のガスボンベ脱着装置。
  4. 前記各装着台は、昇降基部と昇降基部から水平方向に突出してガスボンベを搭載するアームとを備え、
    上側装着台のアームは、昇降基部に対してヒンジピンにより跳ね上げ可能に連結していることを特徴とする請求項3に記載のガスボンベ脱着装置。
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