JP2002185920A - デジタル放送の記録再生装置 - Google Patents

デジタル放送の記録再生装置

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JP2002185920A JP2000384742A JP2000384742A JP2002185920A JP 2002185920 A JP2002185920 A JP 2002185920A JP 2000384742 A JP2000384742 A JP 2000384742A JP 2000384742 A JP2000384742 A JP 2000384742A JP 2002185920 A JP2002185920 A JP 2002185920A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再生ビットレートを予約するときに不必要に帯
域を大きく取ってしまうことを防ぐ。 【解決手段】記録時にMPEG2の映像信号の符号化単
位であるピクチャ毎の記録量および時間を保持してお
き、これらのデータからピクチャ毎のビットレートを算
出する。再生ビットレートとしてはその最大値もしくは
最大値より少し高い値を設定して再生する。このように
することによって再生時のビットレートを記録した映
像、音声のビットレートに応じて決めることができ、記
録時のトランスポートストリームのビットレートより低
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル放送を
受信する装置に関し、特にMPEG2(Moving Picture
Experts Group)トランスポートストリームとして伝送
されるデジタル放送を受信して記録再生するデジタル放
送の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル方式で送受信を行うデジ
タル放送が開始されており、デジタル放送信号をそのま
ま記録する装置が開発されている。例えば、特願平10
−28252号公報にはデジタルVCRの記録再生処理
についての動作が示されている。
【0003】この従来例の記録再生動作について図13
を用いて簡単に説明する。図13で、PIDはパケット
IDを示す。記録時にMPEGトランスポートストリー
ム(a)中のプログラムAのみを記録すると、(b)の
パーシャルトランスポートストリームとなる。ここで基
準時刻を表すPCR値(プログラム・クロック・リファ
レンス)が狂ってしまうために、このまま再生すること
はできない。そこで再生時には隣接するPCR値間の値
を求めて、図13(c)に示す通り再生ビットレートに
対応する分だけダミーデータを挿入し、PCR値を正し
い時刻に出力できるようにする。
【0004】以上のようにして記録再生動作を実現して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したような記
録再生方法では、記録する番組のビットレートによって
再生ビットレートを規定しているわけではないため、再
生ビットレートを予約するときに不必要に帯域を大きく
取ってしまうという問題があった。
【0006】また再生時に隣接するPCRパケットデー
タ間で映像、音声データパケット信号を全て送りきって
からダミーデータを挿入しているために、映像、音声デ
ータ信号が元のタイミングよりも早くSTDバッファに
到達することになり、バッファがオーバーフローする可
能性があるという問題点があった。
【0007】この発明は記録した映像、音声のビットレ
ートに応じて再生時のビットレートを決めることがで
き、再生時のビットレートを記録時のビットレートより
も低減することができるデジタル放送の記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0008】また、この発明はピクチャのビットレート
と再生ビットレートの比率によりヌルパケットを挟みな
がら映像、音声データを再生するようにして、映像、音
声データパケットを記録時とほぼ等しい時刻で出力でき
るようにしてSTDバッファのオーバーフローを回避さ
せることができるデジタル放送の記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、デジタル放送により送信さ
れたデジタル放送信号を受信し、所定のトランスポート
ストリームを出力するチューナと、前記チューナから入
力された前記所定のトランスポートストリームから所定
の番組を含むパケットを抜き出してパーシャルトランス
ポートストリームを作成し、このパーシャルトランスポ
ートストリームを記録するために記録媒体へ出力する記
録用信号出力手段と、前記記録用信号出力手段から入力
された前記パーシャルトランスポートストリームを前記
記録媒体に記録する記録手段と、前記記録用信号出力手
段が前記所定の番組の前記パーシャルトランスポートス
トリームに含まれる映像信号の所定の再生単位を前記記
録媒体へ出力する毎に、前記所定の再生単位のデータ量
および時間情報を有する管理テーブルを作成および保持
する管理テーブル手段と、前記管理テーブル手段が前記
管理テーブルを作成し終えたときに、この作成し終えた
前記管理テーブル内の前記所定の再生単位毎のデータ量
および時間情報から前記所定の再生単位毎のビットレー
トを算出し、このビットレートの最大値である最大ビッ
トレートを保持する最大ビットレート手段と、前記最大
ビットレート手段から入力された最大ビットレートまた
はこの最大ビットレートより所定の値だけ高いビットレ
ートを、前記記録媒体から再生された前記パーシャルト
ランスポートストリームの再生ビットレートとして設定
し、前記前記記録媒体から再生された前記パーシャルト
ランスポートストリームを出力する信号処理手段と、前
記処理手段から入力された前記パーシャルトランスポー
トストリームをデパケット処理するTSデコード部とを
備えたことを特徴とするデジタル放送の記録再生装置を
提供する。
【0010】また、前記信号処理手段は、前記所定の番
組を通常速度で再生するときに前記再生ビットレートと
前記所定の再生単位毎のビットレートの比率に応じて、
ヌルパケットを挿入した前記パーシャルトランスポート
ストリームを前記TSデコード部へ出力することを特徴
とする請求項1に記載のデジタル放送の記録再生装置を
提供する。
【0011】また、自走してSTCカウンタ値を出力す
るSTCカウンタを有し、前記管理テーブル手段は、前
記記録用信号出力手段が前記所定の番組の前記パーシャ
ルトランスポートストリームからPCR値(Program Cl
ock Reference)を含んだパケットを検出する毎に、前
記STCカウンタから入力された前記STCカウンタ値
と前記PCR値との差分を示す第1の差分値を算出し、
前記記録用信号出力手段が前記所定の再生単位を前記記
録媒体へ出力する毎に、前記STCカウンタ値と前記第
1の差分値を足した値を前記管理テーブルの前記時間情
報とし、前記信号処理手段は、前記記録媒体から再生さ
れた前記所定の再生単位の先頭を前記TSデコード部へ
出力するとき、前記所定の再生単位に対応する前記管理
テーブル上の前記STCカウンタ値と前記STCカウン
タのSTCカウンタ値との差分を示す第2の差分値を算
出し、前記所定の再生単位の前記先頭パケットを出力す
るときには、この所定の再生単位に対応する前記管理テ
ーブル上のSTCカウンタ値が前記第2の差分値と前記
STCカウンタのSTCカウンタ値との和より小さいも
しくは等しければ前記所定の再生単位の先頭パケットと
し、大きければヌルパケットとして、前記記録媒体から
再生された前記所定の番組を通常再生速度で再生すると
きに前記パーシャルトランスポートストリームを前記再
生ビットレートで前記TSデコード部へ出力することを
特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送の記
録再生装置を提供する。
【0012】また、前記信号処理手段は、前記記録媒体
から再生された前記パーシャルトランスポートストリー
ムからPCR値(Program Clock Reference)を含んだ
パケットを検出したときに、この検出されたパケットの
PCR値を、前記STCカウンタのSTCカウンタ値と
前記第2の差分値を足した値により書き換えて前記TS
デコード部へ出力することを特徴とする請求項3に記載
のデジタル放送の記録再生装置を提供する。
【0013】また、前記信号処理手段は早送りまたは早
戻しの特殊再生を行う際に、前記記録媒体から読み出さ
れた前記パーシャルトランスポートストリームに含まれ
るMPEG2の映像信号を、この映像信号の再生符号化
単位で前記TSデコード部へ出力する前に、前記再生符
号化単位に対応する前記管理テーブル上のSTCカウン
タ値をPCR値としたパケットを付加すると共に、この
パケットには discontinuity_indicator を立てて前記
TSデコード部へ出力することを特徴とする請求項4に
記載のデジタル放送の記録再生装置を提供する。
【0014】また、前記信号処理手段は早送りまたは早
戻しの特殊再生を行う際に、PCR値(Program Clock
Reference)またはタイムスタンプを検出した際に、前
記STCカウンタのカウンタ値で前記PCR値またはタ
イムスタンプの値を書き換えて前記TSデコード部へ出
力することを特徴とする請求項3または4に記載のデジ
タル放送の記録再生装置を提供する。
【0015】また、前記所定の再生単位は、MPEG2
の映像信号の符号化単位であるGOPまたはピクチャで
あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に
記載のデジタル放送の記録再生装置を提供する。
【0016】また、前記信号処理手段は、前記所定の再
生単位を検出するために、入力されたトランスポートス
トリームヘッダ中の payload_unit_start_indicator
、adaptation_field 中の random_access_indicato
r の少なくともいずれか1つを検出するか、または映像
ストリーム中の Sequence Header Code , Group Start
Code , Picture Start Code の少なくともいずれか1
つを検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
か1項に記載のデジタル放送の記録再生装置を提供す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル放送の記
録再生装置の一実施の形態を図1を用いて詳細に説明す
る。
【0018】図1はデジタル放送の記録再生装置の構成
を示す図である。
【0019】端子100は、アンテナにより受信された
入力信号150をチューナ/誤り訂正部101に供給す
る。
【0020】チューナ/誤り訂正部101は、全体制御
部105から制御信号157によってコントロールさ
れ、所望のチャンネルが選択され誤り訂正されたトラン
スポートストリーム151をTSデパケット部111に
供給する。
【0021】TSデパケット部111は、記録装置I/
F部102およびTSデコード部103から構成されて
いる。
【0022】記録装置I/F部102は、全体制御部1
05によって所望の番組に対応するパケットだけを抜き
出すようにコントロールされ、所望のパーシャルトラン
スポートストリームをメモリ106を介して記録媒体1
08に記録する。
【0023】また、記録装置I/F部102は、チュー
ナ/誤り訂正部101から入力された入力信号151を
そのままTSデコード部103へ出力するか、記録媒体
108から読み出したパーシャルトランスポートストリ
ームをTSデコード部103に出力する。
【0024】TSデコード部103は、記録装置I/F
部102から入力された信号をセクションデータ、映
像、音声データ等のデパケット処理を施し、映像信号1
53、音声信号154をそれぞれ映像デコード部10
4、音声デコード部107に出力する。このときTSデ
コード部103からの信号152は図示しないIEEE
1394インターフェイス部により接続されることもあ
る。映像デコード部104、音声デコード部107は、
入力された映像パケット,音声パケットをそれぞれデコ
ードし、このデコードした映像、音声信号を外部へ出力
する。
【0025】またTSデコード部103は、PCR値を
全体制御部105によって制御されるSTCカウンタ1
10に出力し、送出側の時刻クロックを再生する。そし
てこのSTCカウンタ110により再生された時刻クロ
ックを映像デコード部104、音声デコード部107に
供給し、映像、音声の同期をとりながら再生動作を実現
している。
【0026】(記録動作の説明)次に記録時の動作につ
いて、更に図2、図3、図4も用いて更に詳細に説明す
る。
【0027】図2は、記録装置I/F部102の記録時
の動作フローを示す図である。
【0028】まず記録すべきパケットデータが到着した
かどうかを判定する(ステップ201)。
【0029】ステップ201の判定の結果、記録すべき
パケットデータが到着していないときにはステップ20
1に戻る。また、ステップ201の判定の結果、記録す
べきパケットデータが到着したときには、次にこの記録
すべきデータパケット内にPCR値が存在するかどうか
を判定する(ステップ202)。
【0030】ステップ202の判定の結果、記録すべき
パケットデータにPCR値が存在していなければ、後述
するステップ204へ進む。
【0031】また、ステップ202の判定の結果、記録
すべきパケットデータにPCR値が存在していれば、図
1に示す自走するSTCカウンタ109のSTCカウン
タ値を読み、PCR値との差分値α0を計算して保持す
ると共に、次にこの差分値α0を保持したことを示すフ
ラグを立てて、差分値α0を保持済みであることを認識
するようにする(ステップ203)。なお、このステッ
プ203では、PCR値との差分値α0を計算して保持
する動作については、PCR値を含んだデータパケット
が到着する毎に実行する。
【0032】次にステップ204へ進む。
【0033】ステップ204では、差分値α0を保持済
みのフラグが立っていると共に、更にピクチャ先頭が存
在しているか否かを判定する。ステップ204の判定の
結果、Noの場合には後述するステップ207へ進む。
【0034】また、ステップ204でYesの場合に
は、次の(1)乃至(3)を実行する(ステップ20
5)。 (1)STCカウンタ109のSTCカウンタ値を読ん
で保持している差分値α0と足し算することで、管理テ
ーブルに記録するSTCカウンタ値を算出する。 (2)更にこのとき記録するためにメモリ106へ転送
したトランスポートストリームパケット数を保持する。 (3)この管理テーブル用STCカウンタ値および転送
パケット数をピクチャ毎の管理テーブルデータとして作
成する。
【0035】この(3)の管理テーブルの作成は、記録
装置I/F部102または全体制御部105で実行すれ
ば良い。
【0036】次に、転送開始時には転送開始フラグをO
nにする(ステップ206)。
【0037】次に、転送開始フラグがOnか否かを判定
する(ステップ207)。ステップ207で転送開始フ
ラグがOnでない場合にはステップ201へ戻る。ま
た、ステップ207で転送開始フラグがOnの場合には
PCR値を検出した後のピクチャ先頭から記録開始する
ようにパケットデータをメモリ106に転送し(ステッ
プ208)、次のパケットデータの到着を待つためステ
ップ201へ戻る。
【0038】メモリ106にある一定量以上のパケット
データが蓄積された時点で、全体制御部105がそのパ
ケットデータをメモリ106から記録媒体108に転送
して記録する。
【0039】上記記録動作の変形例としては、管理テー
ブルデータについてはメモリ106上に構築して全体制
御部105がそのデータを記録媒体108に転送して記
録するようにしても良いし、或いは図示しないメモリや
カード上に格納する構成としても良い。
【0040】また、記録時にピクチャ先頭を検出するた
めには、トランスポートストリームヘッダ中の payload
_unit_start_indicator 、 adaptation_field 中の
random_access_indicator を検出するか、若しくは
映像ストリーム中の SequenceHeader Code , Group St
art Code ,Picture Start Code を検出すれば良い。
【0041】図3に管理テーブルの例を示す。
【0042】管理情報は映像信号の1ピクチャ毎に作成
する構成としており、そのピクチャタイプをTYPE欄
に、さらに転送パケット数、STCカウンタ値、PID
値を記述するようにしている。またこの管理テーブル上
で転送パケット数を転送バイト数としても良い。またP
ID値の代わりに service_id 値を記録する構成も考
えられる。このSTCカウンタ値は、再生するときの時
間情報に相当している。
【0043】最大ビットレート値は各ピクチャの転送バ
イト数およびSTCカウンタ値から算出したビットレー
ト(即ちピクチャ毎のビットレート)のうち最大値を記
録するようにする。これは映像信号をVBR(可変ビッ
トレート)エンコードでも通常ピクチャ単位では一定の
ビットレートとなるため、ビットレートをピクチャ毎に
算出する必要があるためである。
【0044】図4にSTCカウンタ109のSTCカウ
ンタ値と、管理テーブルファイルに記述するSTCカウ
ンタ値の関係を示す。
【0045】まずPCR値を検出してSTCカウンタ1
09のSTCカウンタ値との差分値α0を算出する。
【0046】次にピクチャ先頭を検出した時点のSTC
カウンタ109のSTCカウンタ値と差分値α0を足し
た値を管理テーブル上のSTCカウンタ値とすることに
よって、ほぼこのSTCカウンタ値をストリーム上のS
TCカウンタ値として記録することができる。
【0047】次にPCR値を検出したときには同様にし
てSTCカウンタ109のSTCカウンタ値との差分値
α1を算出し更新する。
【0048】以上の動作を繰り返すことにより所望の番
組のみを抜き出して記録することができる。
【0049】(再生動作の説明)次に再生時の動作につ
いて図1、図5、図6、図7を用いて説明する。
【0050】図1において全体制御部105が記録装置
I/F部102に対して再生ビットレートを指定する。
この再生ビットレートは管理テーブル上の再生ビットレ
ート値もしくはある値だけ大きな値を設定すればよい。
従って再生ビットレートとしては記録時の映像、音声、
その他データ信号のビットレートの和に応じた値を設定
することができ、例えば記録装置I/F部102の出力
をIEEE1394に出力するときに予約するビットレ
ート値を余分に大きく設定する必要がないようにしてい
る。
【0051】図5に再生時の記録装置I/F部102の
フローを示した。
【0052】記録媒体108から再生されたパケットデ
ータをメモリ106に書き込み、記録装置I/F部10
2がメモリ106からパケットデータを取り込み(ステ
ップ501)、この取り込んだ最初のデータパケットを
TSデコード部103へ転送する。
【0053】次に、記録装置I/F部102は、全体制
御部105からの再生開始指示の有無によって再生開始
時であるか否かを判定する(ステップ502)。
【0054】ステップ502で再生開始時でない場合に
は、後述するステップ504へ進む。また、ステップ5
02で再生開始時である場合には、再生開始時の最初の
パケットの転送時のSTCカウンタ109のSTCカウ
ンタ値を保持し、このSTCカウンタ値と管理テーブル
上のSTCカウンタ値との差分値βを保持する(ステッ
プ503)。
【0055】次にステップ504に進む。
【0056】次にピクチャ内の全てのデータパケットを
転送し終えたか否かを判定する(ステップ504)。ス
テップ504の判定の結果、転送し終えていた場合は、
管理テーブル上のSTCカウンタ値と前記差分値βとを
足し算した値が、次のピクチャの管理テーブル上のST
Cカウンタ値より大きいか否かを判定する(ステップ5
05)。
【0057】ステップ505の判定の結果、Yesだっ
た場合にはそのピクチャを転送すべき時間を過ぎている
ことになるのでデータパケットをTSデコード部103
に転送し始め(ステップ506)、ステップ501へ戻
る。また、ステップ505の判定の結果、Noだった場
合にはまだそのピクチャを転送する時間になっていない
のでヌルパケットをTSデコード部103に転送し(ス
テップ507)、ステップ501へ戻る。
【0058】ステップ504にてピクチャ内の全てのデ
ータパケットを転送し終えていない場合は、ピクチャ内
のデータパケットを再生ビットレートとピクチャビット
レートから制御しながらTSデコード部103に転送し
(ステップ508)、ステップ501へ戻る。
【0059】TSデコード部103への転送制御につい
ては図7を用いて後で詳細に説明する。
【0060】また記録装置I/F部102において、図
5のフローには図示していないがメモリ106から入力
されたTSパケット内にPCR値を含んだパケットを検
出したときには、STCカウンタ値109のカウンタ値
にβを足し算した値でそのPCR値を書き換える。これ
を図に示すと図6に示す通りとなる。このようにするこ
とによってPCR値のジッタを低減することができる。
PCR値を書き換えた後、そのパケットをTSデコード
部103へ出力する。
【0061】次にピクチャ先頭以外のデータ転送制御に
ついて図7を用いて説明する。
【0062】例として再生ビットレート5.1Mbp
s、ピクチャの再生ビットレートが3Mbpsの場合を
考える。基本的な制御方法は、記録装置I/F部102
がピクチャビットレートを積算していき、再生ビットレ
ート値を超えたらデータパケットをTSデコード部10
3へ出力するようにする。
【0063】始めに記録装置I/F部102は、0と510
0kbpsを比較して0<5100となるのでヌルパケットをTS
デコード部103へ出力する。
【0064】次に0+3000kbps<5100となるので続けてヌ
ルパケットをTSデコード部103へ出力する。
【0065】次に3000+3000>5100となるのでデータパケ
ットAをTSデコード部103へ出力し、6000-5100=90
0を保持する。
【0066】引き続き900+3000<5100となるのでヌルパ
ケットをTSデコード部103へ転送する。
【0067】以上の動作を繰り返すことによりピクチャ
ビットレートと再生ビットレートの比率に応じてデータ
パケットを出力することができる。
【0068】また映像、音声のデータパケットを記録時
とほぼ等しい時刻に出力することができ、STDバッフ
ァのオーバーフローを回避させることができる。
【0069】以上に述べた方法によって記録再生するこ
とにより再生時のビットレートを記録時のトランスポー
トストリームのビットレートではなく記録した信号のビ
ットレートに対応した値で再生することができる。従っ
て記録装置I/F部102の出力信号をたとえばIEE
E1394に出力するときにその信号帯域を闇雲に広く
確保することがないので、消費する帯域を低減させるこ
とができる。
【0070】なお、本実施例において図5のステップ5
04、ステップ505、ステップ506、ステップ50
7を省略して、ステップ503に引き続いてステップ5
08を実行する構成も考えられる。即ち、ピクチャ内の
すべてのパケットの転送終了か否かにかかわらず、ステ
ップ508に示した転送制御のみで再生動作を行う構成
でもよい。
【0071】(時間を指定してジャンプし、再生する動
作の説明)次に時間を指定してジャンプして再生する動
作について説明する。
【0072】ジャンプ時間を指定されると全体制御部1
05は、ジャンプ時間をSTCカウンタ値に換算する。
【0073】次にこの換算したカウンタ値と現在再生中
のピクチャに対応するSTCカウンタ値とを足し算して
ジャンプ先のSTCカウンタ値を求め、このSTCカウ
ンタ値に対応するSTCカウンタ値を管理テーブル上か
ら検索する。この検索するSTCカウンタ値としては、
例えばジャンプ先カウンタ値に一番近い値であり、更に
足し算して求めたSTCカウンタ値を超えないGOP先
頭のSTCカウンタ値を求める。
【0074】次にこの求めたSTCカウンタ値に対応す
るGOP先頭ピクチャ迄ジャンプするパケット量を管理
テーブル上の転送パケット数から算出する。次に全体制
御部105がこのパケット量に対応する記録容量分だけ
記録媒体108内に記録されているファイルのファイル
ポインタを移動してジャンプ先のデータを記録媒体10
8から読み出すようにする。この記録媒体108から読
み出したデータはメモリ106経由で記録装置I/F部
102に入力される。この後の動作は通常再生時と同様
である。
【0075】以上の動作により、ジャンプ時間が正確で
かつ迅速なジャンプ再生を実現することができる。
【0076】(早送り、早戻しの特殊再生制御の動作の
説明 その1)次に所望の倍速度に対応した早送り、早
戻しの特殊再生制御の方法について図8、図10、図1
1を用いて説明する。
【0077】まず所望のGOPデータのみを記録媒体1
08から読み出して早送り再生する方法について説明す
る。
【0078】全体制御部105は図3に示す管理テーブ
ル上のTYPEおよび転送パケット数から、所望の倍速
に対応したGOPデータのみを記録媒体108からメモ
リ106に読み出すようにする。そしてこの読み出した
データをメモリ106から記録装置I/F部102に入
力する。
【0079】以下この記録装置I/F部102の動作に
ついて図8を用いて説明する。
【0080】(記録装置I/F部102の動作)まずメ
モリ106からパケットを取り込む(ステップ80
1)。
【0081】次に、メモリ106から取り込んだパケッ
トがGOP先頭のパケットであるか否かを判定する(ス
テップ802)。ステップ802の判定の結果、GOP
先頭のパケットでない場合には、後述するステップ80
5へ移行する。ステップ802の判定の結果、GOP先
頭のパケットである場合には、映像デコーダのSTDバ
ッファがオーバーフローしないように数フレーム期間待
つ(ステップ803)。
【0082】ステップ803にて数フレーム期間待った
後、このGOP先頭パケットをTSデコード部103へ
転送する前にPCR値を含んだパケットを挿入する。即
ち図10に示すように、GOP先頭データを転送する手
前に、必ずSTCカウンタ値をPCR値としたPCRパ
ケットを挿入すると共に、このPCRパケットには dis
continuity_indicator を立てる(ステップ804)。
【0083】この記録装置I/F部102が作成して挿
入するPCRパケット内に含まれるPCR値およびPI
D値としては、管理テーブル上のデータを使っている。
何故なら管理テーブル上のSTCカウンタ値は図11に
示すようにストリーム上の時刻に対応しているからであ
る。図11において、例えば時刻Aのデータパケットに
引き続き時刻Bのデータパケットを記録媒体108から
読み出す場合には、時刻Bに対応する管理テーブル上の
STCカウンタ値STCbをPCR値として挿入すれば
良い。
【0084】次に、ピクチャ内のデータパケットを再生
ビットレートとピクチャビットレートから制御しながら
TSデコード部103へ転送し(ステップ805)、ス
テップ801へ戻る。
【0085】この結果、PCRパケットおよびGOPデ
ータを転送するタイミングは、図10に示す通り、映像
デコーダのSTDバッファがオーバーフローしないよう
にステップ803にて数フレーム期間おいてからGOP
データをTSデコード部103へ転送するようにする。
更にまたステップ803にて数フレーム期間おいてから
次のPCRパケットおよび次のGOPデータをTSデコ
ード部103へ転送するようにする。
【0086】このようにすることによってGOPデータ
毎にストリームのタイムベースを変化させ、映像、音声
デコーダがその都度タイムスタンプを見ずにデコードす
ることが可能となるからである。
【0087】なお、この例ではGOPデータ全てを転送
するようにしているが、GOPデータの代わりにそのG
OPデータ内のIピクチャのみを転送するような構成と
しても良い。早戻しの動作についても上記と同様な制御
によって実現することができる。
【0088】(早送り、早戻しの特殊再生制御の動作の
説明 その2)次に、早送り、早戻しの特殊再生を実現
するための、他の実施の形態について図9および図12
を用いて詳細に説明する。
【0089】まず所望のGOPデータのみを記録媒体1
08から読み出して早送り再生する方法について説明す
る。
【0090】全体制御部105は図3に示す管理テーブ
ル上のTYPEおよび転送パケット数から、所望の倍速
に対応したGOPデータのみを記録媒体108からメモ
リ106に読み出すようにする。そしてこの読み出した
データをメモリ106から記録装置I/F部102に入
力する。
【0091】以下この記録装置I/F部102の動作に
ついて図9を用いて説明する。
【0092】(記録装置I/F部102の動作)図9は
早送り、早戻し再生を実現するためのフローを表した図
である。
【0093】まずメモリ106からパケットを取り込む
(ステップ901)。
【0094】次に、メモリ106から取り込んだパケッ
トがGOP先頭のパケットであるか否かを判定する(ス
テップ902)。ステップ902の判定の結果、GOP
先頭のパケットでない場合には、後述するステップ90
8へ移行する。また、ステップ902の判定の結果、G
OP先頭のパケットである場合には、映像デコーダのS
TDバッファがオーバーフローしないように数フレーム
期間待つ(ステップ903)。
【0095】ここまでは図8のフローと同様である。
【0096】次にこのステップ903で待ったパケット
にPCR値が含まれているか否かを判定する(ステップ
904)。ステップ904の判定の結果、PCR値が含
まれていない場合には、後述するステップ908へ移行
する。また、ステップ904の判定の結果、PCR値が
含まれている場合には、STCカウンタ109のSTC
カウンタ値を読み、この読んだSTCカウンタ値でPC
R値を書き換える(ステップ905)。
【0097】次にPCR値を書き換えられたデータパケ
ットにタイムスタンプが含まれているか否かを判定する
(ステップ906)。ステップ906の判定の結果、タ
イムスタンプが含まれていない場合には、後述するステ
ップ908へ移行する。また、ステップ906の判定の
結果、PCR値が含まれている場合には、STCカウン
タ109のSTCカウンタ値を読み、この読んだSTC
カウンタ値を元にタイムスタンプ値を書き換える(ステ
ップ907)。
【0098】ただしMPEG2のPES(Packetized E
lementary Stream)のタイムスタンプの精度は33ビッ
トなのでSTCカウンタ値42ビットのうちBase部
分33ビットのみ使用すれば良い。
【0099】次に、ピクチャ内のデータパケットを再生
ビットレートとピクチャビットレートから制御しながら
TSデコード部103へ転送し(ステップ908)、ス
テップ901へ戻る。
【0100】以上のようにPCR値およびタイムスタン
プを書き換えてからデータパケットを出力する。
【0101】この動作について図12を用いて更に詳細
に説明する。
【0102】図12において、例えば時刻Aのデータパ
ケットに引き続き時刻Bのデータパケットを記録媒体1
08から読み出す場合には、ステップ905にてこの後
読み出されるPCR値(PCR_B1)をSTCカウン
タ109から読み込んだSTCカウンタ値(PCR_B
2)で書き換える。
【0103】従って図12に示す通り、再生時にはST
Cカウンタ109のSTCカウンタ値を基準時刻として
ストリームを再生するようにしている。このとき再生ビ
ットレートとピクチャのビットレートで制御する動作で
あるステップ908は、図5に示したステップ508と
同様である。
【0104】以上述べた構成により早送り、早戻しの特
殊再生を実現することができる。ただここで記録装置I
/F部102の出力信号をMPEG2準拠のストリーム
とするために、記録装置I/F102においてMPEG
2映像ストリーム上の sequence_header_extention
中の low_delay_mode 、GOPヘッダ中の broken_l
ink 、ピクチャヘッダ中の temporal_reference 等を
書き換える構成としてもよい。
【0105】またIピクチャを転送し終わる毎に、数フ
レーム分の時間が経過してから次のIピクチャデータを
転送し始める構成としているが、このときにIピクチャ
の転送時間を予め算出しておき、この算出しておいたI
ピクチャの転送時間の値によって隙間時間を可変にする
構成としても良い。例えばIピクチャの転送時間が長い
場合には次のIピクチャを転送開始するための待ち時間
を短くするようにする。このようにすることによってあ
る一定時間内に表示できる映像フレームのばらつきを低
減することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
記録した映像、音声のビットレートに応じて再生時のビ
ットレートを決めることができ、再生時のビットレート
を記録時のビットレートより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル放送の記録再生装置および方
法の構成を説明するためのブロック図。
【図2】本発明のデジタル放送の記録再生装置の記録動
作時の動作を説明するためのフローチャート
【図3】管理テーブルの例を説明するための説明図。
【図4】記録動作時に管理テーブルに記述するSTCカ
ウンタ値を説明するための図。
【図5】通常再生時の動作を説明するためのフローチャ
ート
【図6】通常再生時のSTCカウンタ値と管理テーブル
上のSTCカウンタ値を説明するための説明図。
【図7】通常再生時に再生ビットレートとピクチャビッ
トレートとの比率に応じて出力を制御する動作を説明す
るための説明図
【図8】早送り、早戻し再生時の動作を説明するための
フローチャート。
【図9】早送り、早戻し再生時の別の実施例の動作を説
明するためのフローチャート。
【図10】図8に示した実施例のPCRパケットの挿入
動作を説明するための説明図。
【図11】図8に示した実施例のストリーム上のSTC
カウンタ値の推移を表した図である。
【図12】図9に示した実施例のストリーム上のSTC
カウンタ値の推移を表した図である。
【図13】従来例の記録再生動作を表した図である。
【符号の説明】
101…チューナ/誤り訂正部、102…記録装置I/
F部、103…TSデコード部、104…映像デコード
部、105…全体制御部、106…メモリ、107…音
声デコード部、108…記録媒体。
フロントページの続き (72)発明者 山田 雅弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5C053 FA20 FA27 GA11 GB21 GB38 JA07 JA21 KA24 KA25 LA06 LA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送により送信されたデジタル
    放送信号を受信し、所定のトランスポートストリームを
    出力するチューナと、 前記チューナから入力された前記所定のトランスポート
    ストリームから所定の番組を含むパケットを抜き出して
    パーシャルトランスポートストリームを作成し、このパ
    ーシャルトランスポートストリームを記録するために記
    録媒体へ出力する記録用信号出力手段と、 前記記録用信号出力手段から入力された前記パーシャル
    トランスポートストリームを前記記録媒体に記録する記
    録手段と、 前記記録用信号出力手段が前記所定の番組の前記パーシ
    ャルトランスポートストリームに含まれる映像信号の所
    定の再生単位を前記記録媒体へ出力する毎に、前記所定
    の再生単位のデータ量および時間情報を有する管理テー
    ブルを作成および保持する管理テーブル手段と、 前記管理テーブル手段が前記管理テーブルを作成し終え
    たときに、この作成し終えた前記管理テーブル内の前記
    所定の再生単位毎のデータ量および時間情報から前記所
    定の再生単位毎のビットレートを算出し、このビットレ
    ートの最大値である最大ビットレートを保持する最大ビ
    ットレート手段と、 前記最大ビットレート手段から入力された最大ビットレ
    ートまたはこの最大ビットレートより所定の値だけ高い
    ビットレートを、前記記録媒体から再生された前記パー
    シャルトランスポートストリームの再生ビットレートと
    して設定し、前記前記記録媒体から再生された前記パー
    シャルトランスポートストリームを出力する信号処理手
    段と、 前記処理手段から入力された前記パーシャルトランスポ
    ートストリームをデパケット処理するTSデコード部と
    を備えたことを特徴とするデジタル放送の記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記所定の番組を
    通常速度で再生するときに前記再生ビットレートと前記
    所定の再生単位毎のビットレートの比率に応じて、ヌル
    パケットを挿入した前記パーシャルトランスポートスト
    リームを前記TSデコード部へ出力することを特徴とす
    る請求項1に記載のデジタル放送の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 自走してSTCカウンタ値を出力するS
    TCカウンタを有し、 前記管理テーブル手段は、 前記記録用信号出力手段が前記所定の番組の前記パーシ
    ャルトランスポートストリームからPCR値(Program
    Clock Reference)を含んだパケットを検出する毎に、
    前記STCカウンタから入力された前記STCカウンタ
    値と前記PCR値との差分を示す第1の差分値を算出
    し、 前記記録用信号出力手段が前記所定の再生単位を前記記
    録媒体へ出力する毎に、前記STCカウンタ値と前記第
    1の差分値を足した値を前記管理テーブルの前記時間情
    報とし、 前記信号処理手段は、 前記記録媒体から再生された前記所定の再生単位の先頭
    を前記TSデコード部へ出力するとき、前記所定の再生
    単位に対応する前記管理テーブル上の前記STCカウン
    タ値と前記STCカウンタのSTCカウンタ値との差分
    を示す第2の差分値を算出し、 前記所定の再生単位の前記先頭パケットを出力するとき
    には、この所定の再生単位に対応する前記管理テーブル
    上のSTCカウンタ値が前記第2の差分値と前記STC
    カウンタのSTCカウンタ値との和より小さいもしくは
    等しければ前記所定の再生単位の先頭パケットとし、大
    きければヌルパケットとして、前記記録媒体から再生さ
    れた前記所定の番組を通常再生速度で再生するときに前
    記パーシャルトランスポートストリームを前記再生ビッ
    トレートで前記TSデコード部へ出力することを特徴と
    する請求項1または2に記載のデジタル放送の記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段は、前記記録媒体から
    再生された前記パーシャルトランスポートストリームか
    らPCR値(Program Clock Reference)を含んだパケ
    ットを検出したときに、この検出されたパケットのPC
    R値を、前記STCカウンタのSTCカウンタ値と前記
    第2の差分値を足した値により書き換えて前記TSデコ
    ード部へ出力することを特徴とする請求項3に記載のデ
    ジタル放送の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は早送りまたは早戻し
    の特殊再生を行う際に、 前記記録媒体から読み出された前記パーシャルトランス
    ポートストリームに含まれるMPEG2の映像信号を、
    この映像信号の再生符号化単位で前記TSデコード部へ
    出力する前に、前記再生符号化単位に対応する前記管理
    テーブル上のSTCカウンタ値をPCR値としたパケッ
    トを付加すると共に、このパケットにはdiscontinuity
    _indicator を立てて前記TSデコード部へ出力するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送の記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は早送りまたは早戻し
    の特殊再生を行う際に、 PCR値(Program Clock Reference)またはタイムス
    タンプを検出した際に、前記STCカウンタのカウンタ
    値で前記PCR値またはタイムスタンプの値を書き換え
    て前記TSデコード部へ出力することを特徴とする請求
    項3または4に記載のデジタル放送の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の再生単位は、MPEG2の映
    像信号の符号化単位であるGOPまたはピクチャである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    のデジタル放送の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、前記所定の再生単
    位を検出するために、入力されたトランスポートストリ
    ームヘッダ中の payload_unit_start_indicator 、
    adaptation_field 中の random_access_indicator
    の少なくともいずれか1つを検出するか、または映像ス
    トリーム中の Sequence Header Code, Group Start Co
    de , Picture Start Code の少なくともいずれか1つ
    を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載のデジタル放送の記録再生装置。
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