JP2002185620A - 着信分配装置およびその着信分配方法 - Google Patents

着信分配装置およびその着信分配方法

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JP2002185620A
JP2002185620A JP2000382358A JP2000382358A JP2002185620A JP 2002185620 A JP2002185620 A JP 2002185620A JP 2000382358 A JP2000382358 A JP 2000382358A JP 2000382358 A JP2000382358 A JP 2000382358A JP 2002185620 A JP2002185620 A JP 2002185620A
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JP2000382358A
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Kaoru Suzuki
薫 鈴木
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信呼を分配する優先順位の低い受付端末機
(受付台)でも、設定分配比率と現在分配比率の偏差が
最大ならば自動的に優先順位を上げることにより、全て
の受付端末機(受付台)に着信呼を分配することがで
き、効率的な運用が図れる着信分配装置を提供する。 【解決手段】 マイクロプロセッサを基本に構成し、分
配制御手段4、分配データ記憶手段5、分配率演算手段
6、分配率比較手段7を有する分配選定手段3を備え、
着信呼の応答数Na〜Ncから現在の分配率Xa〜Xcを演
算し、予め設定された分配率Sa〜Scと演算した現在の
分配率Xa〜Xcを比較して優先順位を決定するので、分
配率Sa〜Scの優先順位が低く設定された受付端末機
(受付台)でも、臨時に優先順位を高くすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は構内交換機に接続
されるテレホニサーバーを用いて局線からの着信呼を複
数の受付端末機(受付台)に分配する着信分配装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の着信分配装置において、構内交換
機やテレホニーサーバーを用いて構築されるCTI(Co
mputer Telephony Integration:コンピュータ・電話統
合)連動インバウンドACD(Automatic Call Distrib
utor:自動呼分配機)システムでは、受付業務を行う複
数の受付端末機(受付台)が受付可能になった順に着信
呼を分配するか、予め受付業務別に受付端末機への着信
分配の優先順位を設定しておき、優先順位の高い順に着
信呼を分配するように構成されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の着信分配装置
は、着信分配の優先順位を設定すると、優先順位の高い
受付端末機(受付台)が受付可能な限り、常にその受付
端末機(受付台)に着信呼が集中して分配されてしま
い、優先順位の低い受付端末機(受付台)に着信呼が分
配されないため、優先順位の低い受付端末機(受付台)
は、優先順位の高い受付端末機(受付台)のバックアッ
プ的な存在となり、装置全体のバランスが悪く非効率的
な運用がなされてしまう課題がある。
【0004】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は着信呼を分配する優先順
位の低い受付端末機(受付台)でも、設定分配比率と現
在分配比率の偏差が最大ならば自動的に優先順位を上げ
ることにより、全ての受付端末機(受付台)に着信呼を
分配することができ、効率的な運用が図れる着信分配装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る着信分配装置は、テレホニサーバに、予
め設定された分配比率と現在の分配比率とに基づいて着
信呼分配の優先順位を決定する分配選定手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0006】この発明に係る着信分配装置は、テレホニ
サーバに、予め設定された分配比率と現在の分配比率と
に基づいて着信呼分配の優先順位を決定する分配選定手
段を備えたので、優先順位の低い受付端末機(受付台)
でも、演算結果により着信呼分配の優先順位を上げて着
信呼を分配することができ、装置の効率的な運用を図る
ことができる。
【0007】また、この発明に係る分配選定手段は、着
信呼の応答数に基づいて現在の分配率を演算する分配率
演算手段と、この分配率演算手段が演算した現在の分配
率と予め設定された分配率を比較する分配率比較手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る分配選定手段は、分配率演
算手段および分配率比較手段を備え、着信呼の応答数か
ら現在の分配率を演算し、予め設定された分配率と演算
した現在の分配率を比較して優先順位を決定するので、
分配率の優先順位が低く設定された受付端末機(受付
台)でも、臨時に優先順位を高くすることができる。
【0009】さらに、この発明に係る分配率比較手段
は、予め設定された分配率と演算された現在の分配比率
との偏差が最大なものを最優先順位に決定することを特
徴とする。
【0010】この発明に係る分配率比較手段は、予め設
定された分配率と演算された現在の分配比率との偏差が
最大なものを最優先順位に決定するので、予め設定され
た優先順位が低い受付端末機(受付台)を一時的に最優
先順位にすることができる。
【0011】さらに、この発明に係る着信分配装置の着
信分配方法は、レベルA〜Cに分配率Sa〜Scを設定す
るステップ1と、最初の着信呼を最大の分配率Saを設
定したレベルAに分配するステップ2と、レベルA〜C
の現在の分配率Xa〜Xcを演算するステップ3と、レベ
ルA〜Cの設定された分配率Sa〜Scと現在の分配率X
a〜Xcとの偏差Δa〜Δcを演算するステップ4と、偏差
Δa〜Δcの最も大きなレベルA〜Cに着信呼を分配する
ステップ5と、着信呼が分配されたレベルA〜Cの応答
数に+1を加算するステップ6を備えたことを特徴とす
る。
【0012】この発明に係る着信分配装置の着信分配方
法は、設定された分配率Sa〜Scと現在の分配率Xa〜
Xcとの偏差Δa〜Δcを演算し、偏差Δa〜Δcの最も大
きなレベルA〜Cに着信呼を分配するので、設定された
分配率が低くても演算された偏差が最大となり、一時的
に着信分配の優先順位を自動的に高めることができ、装
置の効率的な運用を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る着信
分配装置の実施の形態接続系統図である。図1におい
て、着信分配装置1は、内線Lp1〜Lpnを介して構内交
換機10に接続する。構内交換機10は公衆回線L1〜
Ln、専用回線Ls1〜Lskを収容する。
【0014】着信分配装置1は、分配選択手段3を備え
たテレホニサーバ2、テレホニサーバ2に接続される受
付パソコンPC−1〜PC−nおよび管理端末装置PC−
K、受付パソコンPC−1〜PC−nに連動した受付端末
機を構成する受付台TEL−1〜TEL−nを備える。な
お、受付台TEL−1〜TEL−nには受付者が待機し、
管理端末装置PC−Kには管理者が待機している。
【0015】テレホニサーバ2は、分配選定手段3を備
え、構内交換機10から供給される着信呼情報JTに基
づいて着信呼の分配を行い、着信先の受付パソコンPC
−1〜PC−nの1つ(例えば、受付パソコンPC−1)
に着信通知情報JOを供給して着信呼があることを通知
するとともに、着信呼を受付台TEL−1〜TEL−nに
接続するための接続指令情報JC(例えば、TEL−1の
内線番号)を構内交換機10に供給する。
【0016】また、テレホニサーバ2は、管理端末装置
PC−Kで設定した受付台TEL−1〜TEL−nのレベ
ル(例えば、レベルA〜C)毎の分配比率Sa〜Scの設
定情報JSを分配選定手段3に記憶する。
【0017】さらに、テレホニサーバ2は、受付台TE
L−1〜TEL−nのレベル(例えば、レベルA〜C)毎
の応答数Na〜Nc、設定分配比率Sa〜Sc、現在の分配
比率Xa〜Xcの管理情報JZを管理端末装置PC−Kに供
給する。
【0018】受付パソコンPC−1〜PC−nは、受付台
TEL−1〜TEL−nと連動し、通信販売業務や携帯電
話機等のユーザからの問合せに対する関連情報を表示さ
せ、受付者が関連情報を参考に受付台TEL−1〜TE
L−nからユーザに応対する。また、受付パソコンPC
−1〜PC−nは、テレホニサーバ2から供給される着信
通知情報JOに基づいて着信呼が分配されることを受付
者に通知する。
【0019】構内交換機10は、クロススイッチ11、
インタフェース(I/F)12、制御装置13、メモリ
14、局線トランクKT1〜KTn、専用線トランクST1〜
STk、ライン回路LC1〜LCnを備え、公衆回線L1〜Ln
または専用回線Ls1〜Lskを介して着信呼が供給される
と、制御装置13が着信呼を認識してインタフェース
(I/F)12を介して着信呼情報JTをテレホニサー
バ2に供給する。
【0020】また、構内交換機10は、テレホニサーバ
2から接続指令情報JCが供給されると、制御装置13
がメモリ14から受付台TEL−1〜TEL−nの内線番
号を読み出し、内線番号に対応する制御信号CSをクロ
ススイッチ11に供給して着信呼が発生した局線トラン
ク(例えば、局線トランクKT1)とライン回路(例え
ば、ライン回路LP1)を接続し、内線(例えば、内線L
P1)を介して着信呼を受付台TEL−1に接続すること
によりユーザと受付者が通話状態になる。
【0021】図2はこの発明に係る分配選定手段の一実
施の形態要部ブロック構成図である。図2において、分
配選定手段3は、マイクロプロセッサを基本に構成し、
分配制御手段4、分配データ記憶手段5、分配率演算手
段6、分配率比較手段7を備える。
【0022】分割制御手段4は、分配データ記憶手段
5、分配率演算手段6、分配率比較手段7の動作を制御
し、構内交換機10から供給される着信呼情報JTに基
づいて制御信号COを分配データ記憶手段5に供給す
る。
【0023】分割制御手段4は、管理端末装置PC−K
から供給される、例えば3つのレベルに分けた受付台レ
ベルA〜C毎の分配比率Sa〜Scの設定情報JSを分配
データ記憶手段5に供給する。また、分割制御手段4
は、分配率比較手段7から供給される比較信号HOに基
づいて構内交換機10に接続指令情報JCを供給し、着
信呼と受付台(例えば、受付台TEL−1)を接続させ
る制御を実行したり、着信通知情報JOを受付パソコン
(例えば、受付パソコンPC−1)に供給して着信分配
があることを通知する。
【0024】さらに、分割制御手段4は、着信分配がな
されて受付台(例えば、受付台TEL−1)が通話を終
了した場合には、応答数情報JNiを分配データ記憶手段
5に供給して受付台(例えば、受付台TEL−1)が属
するレベルの応答数を+1カウント増加させる。また、
分割制御手段4は、受付業務が終了(例えば、1日単
位)した時に、分配データ記憶手段5に記憶されている
応答数Na〜Nc、設定分配比率Sa〜Sc、現在の分配比
率Xa〜Xc等の管理データDZを読み出し、管理情報JZ
として管理端末装置PC−Kに供給して管理させる。
【0025】分配データ記憶手段5は、書換え可能なR
AM、EEPROM等のメモリで構成し、受付台TEL
−1〜TEL−nのレベルA〜C領域に対応した応答数N
a〜Nc領域、設定分配率Sa〜Sc領域、現在分配率Xa
〜Xc領域等の図3に示すメモリ領域を備え、構内交換
機10から着信呼情報JTが供給されると分配制御手段
4の制御により、応答数データDNiを分配率演算手段6
に提供するとともに、分配率データDSiを分配率比較手
段7に提供する。
【0026】図3はこの発明に係る分配データ記憶手段
の一実施の形態メモリ領域イメージ図である。図3にお
いて、分配データ記憶手段5はメモリ領域に、レベルA
〜Cに対応して受付台領域15a〜15c、応答数領域
16a〜16c、設定分配率領域17a〜17cおよび
現在分配率領域18a〜18cを備える。
【0027】受付台領域15aは、Aレベルを形成し、
受付台TEL−1〜TEL−5に対応するデータおよび優
先順位が待ち時間Ta1〜Ta5(Ta5>Ta4>Ta3>Ta4
>Ta1)データを記憶する。同様に、受付台領域15b
または受付台領域15cは、それぞれBレベル、Cレベ
ルを形成する。なお、レベル内の優先順位は待ち時間で
なく、受付台に予め設定(例えば、AレベルではTEL
−1〜TEL−5の順)してもよい。
【0028】応答数領域16a〜16cは、A〜Cレベ
ルの着信分配された応答数Na〜Ncデータを記憶する。
同様に、設定分配率領域17a〜17c、現在分配率領
域18a〜18cは、それぞれA〜Cレベルの設定分配
率Sa〜Scデータ、現在分配率Xa〜Xcデータを記憶す
る。
【0029】また、分配データ記憶手段5は、分配率演
算手段6で演算した現在分配率データDXiが供給される
と、現在分配率領域18a〜18cの現在分配率Xa〜
Xcデータをそれぞれ現在分配率DXiデータに書き換え
る。さらに、分配データ記憶手段5は、分配制御手段4
から応答数情報JNiが供給されると、着信が分配された
レベル(A〜C)に対応する応答数Na〜Ncデータのい
ずれかに+1加算して記憶する。
【0030】分配率演算手段6は、加算、除算の演算機
能を備え、分配データ記憶手段5から供給される応答数
データDNi(Na〜Nc)に基づいて現在分配率Xa〜Xc
を演算し、現在分配率データDXiを分配データ記憶手段
5に供給して新たな現在分配率Xa〜Xcに書き換えると
ともに、現在分配率データDXiを分配率比較手段7に供
給する。
【0031】現在分配率XaはNa/(Na+Nb+N
c)、現在分配率XbはNb/(Na+Nb+Nc)、現在分
配率XcはNc/(Na+Nb+Nc)から演算する。
【0032】分配率比較手段7は、比較機能、判定機能
を備え、分配データ記憶手段5から供給される分配率デ
ータDSi(設定分配率Sa〜Scデータ)と分配率演算手
段6から供給される現在分配率データDXi(現在分配率
Xa〜Xcデータ)とを比較して判定し、着信呼分配の優
先順位である判定信号HOを分配制御手段4に供給す
る。
【0033】判定信号HOは、レベルAについて設定分
配率Saと現在分配率Xa{=Na/(Na+Nb+Nc)}
の偏差Δa(=Sa−Xa)、レベルBについて設定分配
率Sbと現在分配率Xb{=Nb/(Na+Nb+Nc)}の
偏差Δb(=Sb−Xb)、レベルCについて設定分配率
Scと現在分配率Xc{=Nc/(Na+Nb+Nc)}の偏
差Δc(=Sc−Xc)をそれぞれ演算し、偏差Δa(=S
a−Xa)、Δb(=Sb−Xb)および偏差Δc(=Sc−
Xc)を比較して最大値(例えば、偏差Δaとする)のも
のを選定し、偏差ΔaのレベルAに着信呼分配の最優先
順位を与える。
【0034】レベルAに着信呼分配の最優先順位が与え
られると、分配制御手段4は、レベルA内の受付台TE
L−1〜TEL−5の中から待ち時間が最も長い(待ち時
間Ta5)受付台TEL−1を選択し、接続指令情報JCを
構内交換機10に供給して着信呼を受付台TEL−1に
接続するよう制御する。
【0035】同様に、偏差Δbが最大値の場合には、レ
ベルBの受付台TEL−6(待ち時間Tb3)が着信呼分
配の最優先順位となり、偏差Δcが最大値の場合には、
レベルCの受付台TEL−9(待ち時間Tc)が着信呼
分配の最優先順位となる。
【0036】着信呼分配の最優先順位を得たレベルA〜
Cは、図3に示す受付台領域15a〜15cの受付台T
EL−1、TEL−6またはTEL−9の優先順位を最も
低く設定(ただし、TEL−9は1台なので常に最優先
順位)設定し、応答数領域16a〜16cの応答数N
a、NbまたはNcを+1カウント増加して次の着信呼を
待機する。
【0037】着信呼分配の最優先順位を設定分配率Sa
〜Scと現在分配率Xa〜Xcのそれぞれの偏差Δa〜Δc
の最大値で決定するようにしたので、設定分配率が小さ
く、着信呼分配の優先順位が低いレベルの受付台でも臨
時に優先順位を高くすることができる。
【0038】一例として、図3に示すレベルA〜Cの設
定分配率をSa(=60%)、Sb(=30%)、Sc
(=10%)とし、応答数Na、Nb、Ncを0とした場
合の着信呼の回数に対するレベルA〜Cの着信呼分配の
最優先順位は、A(1回目)→B(2回目)→A(3回
目)→C(4回目)→A(5回目)→……となり、設定
分配率10%のレベルCが4回目の着信呼を最優先順位
で分配される。
【0039】このように、この発明に係る着信分配装置
1は、テレホニサーバ2に、予め設定された分配比率S
a〜Scと現在の分配比率Xa〜Xcとに基づいて着信呼分
配の優先順位を決定する分配選定手段3を備えたので、
優先順位の低い受付端末機(受付台)でも、演算結果に
より着信呼分配の優先順位を上げて着信呼を分配するこ
とができ、装置の効率的な運用を図ることができる。
【0040】また、この発明に係る分配選定手段3は、
分配率演算手段6および分配率比較手段7を備え、着信
呼の応答数Na〜Ncから現在の分配率Xa〜Xcを演算
し、予め設定された分配率Sa〜Scと演算した現在の分
配率Xa〜Xcを比較して優先順位を決定するので、分配
率Sa〜Scの優先順位が低く設定された受付端末機(受
付台)でも、臨時に優先順位を高くすることができる。
【0041】さらに、この発明に係る分配率比較手段7
は、予め設定された分配率Sa〜Scと演算された現在の
分配比率Xa〜Xcとの偏差Δa〜Δcが最大なものを最優
先順位に決定するので、予め設定された優先順位が低い
受付端末機(受付台)を一時的に最優先順位にすること
ができる。
【0042】次に、着信分配方法の動作フローを図3を
参照して説明する。図4はこの発明に係る着信分配方法
の一実施の形態動作フロー図である。図4において、着
信分配されるレベルはA〜Cとする。まず、ステップS
1において、レベルAに分配率Sa、レベルBに分配率
Sb、レベルCに分配率Sc(Sa>Sb>Sc)を設定す
る。
【0043】ステップS2では、最初の着信呼を、例え
ば最大の設定分配率Saを有するレベルAに分配してス
テップS3に移行する。ステップS3で、レベルA〜C
の現在分配率Xa〜XcをレベルA〜Cの応答数Na〜Nc
に基づいて演算する。
【0044】続いて、ステップS4では、レベルA〜C
の設定分配率Sa〜ScとステップS3で演算した現在分
配率Xa〜Xcの偏差Δa〜Δcを演算してステップS5に
移行する。ステップS5では、偏差Δa〜Δcの中で最も
大きな値を有するレベルA〜Cに着信呼を分配する。ス
テップS6で、着信呼が分配されたレベルA〜Cの応答
数Na〜Ncに+1を加算する。ステップS6以降はステ
ップS3〜ステップS6を繰り返して着信呼の分配を実
行する。
【0045】なお、着信呼分配の最優先順位が与えられ
たレベル(例えば、A)に受付け可能な受付台がない場
合には、ステップS5で偏差Δa〜Δcが2番目に大きな
値のレベル(例えば、B)に着信分配の優先順位を割り
当てるようにする。
【0046】このように、この発明に係る着信分配装置
の着信分配方法は、設定された分配率Sa〜Scと現在の
分配率Xa〜Xcとの偏差Δa〜Δcを演算し、偏差Δa〜
Δcの最も大きなレベルA〜Cに着信呼を分配するの
で、設定された分配率が低くても演算された偏差が最大
となり、一時的に着信分配の優先順位を自動的に高める
ことができ、装置の効率的な運用を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る着
信分配装置は、テレホニサーバに、予め設定された分配
比率と現在の分配比率とに基づいて着信呼分配の優先順
位を決定する分配選定手段を備えたので、優先順位の低
い受付端末機(受付台)でも、演算結果により着信呼分
配の優先順位を上げて着信呼を分配することができ、装
置の効率的な運用を図ることができる。
【0048】また、この発明に係る分配選定手段は、分
配率演算手段および分配率比較手段を備え、着信呼の応
答数から現在の分配率を演算し、予め設定された分配率
と演算した現在の分配率を比較して優先順位を決定する
ので、分配率の優先順位が低く設定された受付端末機
(受付台)でも、臨時に優先順位を高くすることができ
る。
【0049】さらに、この発明に係る分配率比較手段
は、予め設定された分配率と演算された現在の分配比率
との偏差が最大なものを最優先順位に決定するので、予
め設定された優先順位が低い受付端末機(受付台)を一
時的に最優先順位にすることができる。
【0050】また、この発明に係る着信分配装置の着信
分配方法は、設定された分配率Sa〜Scと現在の分配率
Xa〜Xcとの偏差Δa〜Δcを演算し、偏差Δa〜Δcの最
も大きなレベルA〜Cに着信呼を分配するので、設定さ
れた分配率が低くても演算された偏差が最大となり、一
時的に着信分配の優先順位を自動的に高めることがで
き、装置の効率的な運用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る着信分配装置の実施の形態接続
系統図
【図2】この発明に係る分配選定手段の一実施の形態要
部ブロック構成図
【図3】この発明に係る分配データ記憶手段の一実施の
形態メモリ領域イメージ図
【図4】この発明に係る着信分配方法の一実施の形態動
作フロー図
【符号の説明】
1 着信分配装置 2 テレホニサーバ 3 分配選定手段 4 分配制御手段 5 分配データ記憶手段 6 分配率演算手段 7 分配率比較手段 10 構内交換機 TEL−1〜TEL−n 受付台 PC−1〜PC−n 受付パソコン PC−K 管理端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA01 AA10 AB00 AF05 AF08 BA00 5K024 BB07 CC01 CC14 DD01 DD04 EE01 GG03 HH04 5K049 AA04 BB09 BB12 BB19 CC06 EE03 FF01 FF12 FF31 FF42 GG11 HH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内交換機の内線に接続されるテレホニ
    サーバと、このテレホニサーバに接続される複数の受付
    パソコンおよび管理端末装置と、前記構内交換機の内線
    に接続され、それぞれの受付パソコンに対応した複数の
    受付端末機と、を備え、局線からの着信呼を前記受付パ
    ソコンに通知するとともに、対応した受付端末機に着信
    呼を分配する着信分配装置であって、 前記テレホニサーバは、予め設定された分配比率と現在
    の分配比率とに基づいて着信呼分配の優先順位を決定す
    る分配選定手段を備えたことを特徴とする着信分配装
    置。
  2. 【請求項2】 前記分配選定手段は、着信呼の応答数に
    基づいて現在の分配率を演算する分配率演算手段と、こ
    の分配率演算手段が演算した現在の分配率と予め設定さ
    れた分配率を比較する分配率比較手段と、を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の着信分配装置。
  3. 【請求項3】 前記分配率比較手段は、予め設定された
    分配率と演算された現在の分配比率との偏差が最大なも
    のを最優先順位に決定することを特徴とする請求項2記
    載の着信分配装置。
  4. 【請求項4】 構内交換機の内線に接続されるテレホニ
    サーバと、このテレホニサーバに接続される複数の受付
    パソコンおよび管理端末装置と、それぞれの受付パソコ
    ンに対応した複数の受付端末機と、を備え、局線からの
    着信呼を前記受付パソコンに通知するとともに、対応し
    た受付端末機に着信呼を分配する着信分配装置の着信分
    配方法であって、 以下のステップで着信呼を着信分配することを特徴とす
    る着信分配装置の着信分配方法。 ステップ1:レベルA〜Cに分配率Sa〜Sc設定する。 ステップ2:最初の着信呼を最大の分配率Saを設定し
    たレベルAに分配する。 ステップ3:レベルA〜Cの現在の分配率Xa〜Xcを演
    算する。 ステップ4:レベルA〜Cの設定された分配率Sa〜Sc
    と現在の分配率Xa〜Xcとの偏差Δa〜Δcを演算する。 ステップ5:偏差Δa〜Δcの最も大きなレベルA〜Cに
    着信呼を分配する。 ステップ6:着信呼が分配されたレベルA〜Cの応答数
    に+1を加算する。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017046153A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 沖電気工業株式会社 通信制御装置、通信制御方法および通信制御プログラム

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