JP2002184986A - 電界効果型半導体装置 - Google Patents

電界効果型半導体装置

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JP2002184986A
JP2002184986A JP2000378796A JP2000378796A JP2002184986A JP 2002184986 A JP2002184986 A JP 2002184986A JP 2000378796 A JP2000378796 A JP 2000378796A JP 2000378796 A JP2000378796 A JP 2000378796A JP 2002184986 A JP2002184986 A JP 2002184986A
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Choichi Ishimura
暢一 石村
Yoshifumi Tomomatsu
佳史 友松
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
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    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/45Ohmic electrodes
    • H01L29/456Ohmic electrodes on silicon

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な工程を追加することなく、更なる高破
壊耐量を実現し得る絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タを提供する。 【解決手段】 第1の導電型の半導体層と、該半導体層
の下側に形成された第2の導電型のコレクタ領域と、該
半導体層の上面の一部をなすように形成された第2の導
電型のベース領域と、該ベース領域の上面の一部をなす
ように形成された第1の導電型のエミッタ領域と、該エ
ミッタ領域と半導体層との間に挟まれたベース領域に接
触するように形成された絶縁層と、該絶縁層上に設けら
れたゲート電極と、該ゲート電極を覆うように形成され
た層間絶縁膜と、該層間絶縁膜とベース領域とエミッタ
領域とに連続的に接触するように形成されたバリアメタ
ル層と、該バリアメタル層上に形成されたエミッタ電極
とを有している電界効果型半導体装置において、上記バ
リアメタル層を、窒素を含有する層で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSゲートを有
する電界効果型半導体装置である。
【0002】
【従来の技術】近年、産業機器や家電機器では、省エネ
ルギー化によりインバータ化が急速に進んでいる。この
ような機器に最適なデバイスとして、絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transis
tor;以下、IGBTと表記する)がよく知られている。こ
のIGBTは、MOSFET(MOS型電界効果トラン
ジスタ)の一種であり、MOSFETのドレインにp層
を付加し、ここから少数キャリアを注入し、より低オン
抵抗化を図ったデバイスである。すなわち、MOSFE
Tの利点であるゲート電圧駆動,高速スイッチング特
性,破壊しにくい等の長所を備えた有用なパワーデバイ
スである。
【0003】図6に、従来知られたIGBTの構造を概
略的に示す縦断面説明図である。このIGBT40で
は、p+半導体基板からなるp+コレクタ層44上に、n
+バッファ層43及びn-層42が順次形成されている。
また、n-層42の上面の一部をなすように、pベース
領域46が形成されている。更に、pベース領域46の
上面の一部をなすように、高濃度のn形の不純物が選択
的に拡散されて、n+エミッタ領域47が形成されてい
る。n-層42とn+エミッタ領域47との間に挟まれた
pベース領域46の表面領域をチャネル領域として、該
チャネル領域上にゲート絶縁層48を介してゲート電極
49が形成されている。そして、このゲート電極49を
覆う層間絶縁膜51が形成されている。更に、層間絶縁
膜51を覆うとともに、pベース領域46及びn+エミ
ッタ領域47の上面に接触するように、エミッタ電極5
3が形成されている。また、p+コレクタ層44の下面
44aにはコレクタ電極45が設けられている。
【0004】かかる構造を備えたIGBT40の動作に
ついて説明する。ゲート電極49に正の電圧を印加する
ことにより、ゲート電極49の下側にあるpベース領域
46の上面にn型に反転したチャネル領域が形成され、
+エミッタ領域47からnチャネル領域を通してn-
42に電子が注入される。それと同時に、p+コレクタ
層44から正孔がn-層42に少数キャリアとして注入
されるため、n-層42は伝導度変調を起こし、n-層4
2は比較的低い通電抵抗をあらわす長所を有している。
【0005】このIGBT40では、必然的に寄生サイ
リスタが構成されるため、高破壊耐量を実現するには、
+エミッタ領域47の下側にあるpベース領域46の
ピンチ抵抗を低くすることが望ましい。
【0006】また、IGBT40では、それを高周波で
使用するために、ライフタイム制御を行なうことによっ
て、スイッチングスピードが調整される。このライフタ
イム制御方法としては、例えば白金等の重金属の拡散,
電子線照射等のイオン照射があるが、電子照射を用いる
場合には、電子線を適当量照射し、その後、組立工程な
どの熱負荷が加わっても性能が変動しないように、例え
ば300〜400℃でアニール処理が施される。
【0007】電子線照射では、ゲート絶縁膜48の界面
準位が変化するため、しきい値電圧が、以下のように変
化する。例えば、電子線照射前のしきい値電圧をV
th1,電子線照射直後のしきい値電圧をVth2、及び、
アニール処理後のしきい値電圧をVth3とすると、以下
の関係が得られる。 Vth1>Vth2 Vth2>Vth3 Vth1>Vth3 これらの不等式からわかるように、電子線照射前のしき
い値より最終的なしきい値電圧が低くなることから、p
ベース領域46の濃度を上げることができる。つまり、
+エミッタ領域47の下側にあるpベース領域46の
ピンチ抵抗を低くすることができ、高破壊耐量をもつI
GBTを実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複雑な工程
を追加することなく、更なる高破壊耐量を実現し得る絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、第
1の導電型の半導体層と、該半導体層の下側に形成さ
れ、下面にコレクタ電極が設けられた第2の導電型のコ
レクタ領域と、該半導体層の上面の一部をなすように形
成された第2の導電型のベース領域と、該ベース領域の
上面の一部をなすように形成された少なくとも一対の第
1の導電型のエミッタ領域と、該エミッタ領域と半導体
層との間に挟まれたベース領域に接触するように形成さ
れた絶縁層と、該絶縁層上に設けられたゲート電極と、
該ゲート電極を覆うように形成された層間絶縁膜と、該
層間絶縁膜とベース領域とエミッタ領域に連続的に接触
するように形成されたバリアメタル層と、該バリアメタ
ル層上に形成されたエミッタ電極とを有している電界効
果型半導体装置において、上記エミッタ電極と層間絶縁
膜との間に形成されるバリアメタル層が、窒素を含有す
る層からなることを特徴としたものである。
【0010】また、本願の第2の発明は、第1の発明に
おいて、上記エミッタ電極と層間絶縁膜との間に形成さ
れるバリアメタル層がチタンナイトライドからなること
を特徴としたものである。
【0011】更に、本願の第3の発明は、本願の第1又
は2の発明において、上記バリアメタル層の厚みが40
nm以上であることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の第4の発明は、本願の
第1〜3の発明のいずれか一において、上記層間絶縁膜
の不純物濃度が5モル%以下であることを特徴としたも
のである。
【0013】また、更に、本願の第5の発明は、本願の
第1〜4の発明のいずれか一において、上記エミッタ電
極がアルミニウムからなることを特徴としたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTと
表記)の構造を概略的に示す縦断面説明図である。この
IGBT10では、p+半導体基板からなるp+コレクタ
層4上に、n+バッファ層3及びn-層2が順次形成され
ている。また、n-層2の上面の一部をなすように、p
ベース領域6が形成されている。更に、pベース領域6
の上面の一部をなすように、高濃度のn形の不純物が選
択的に拡散されて、n+エミッタ領域7が形成されてい
る。n-層2とn+エミッタ領域7との間に挟まれたpベ
ース領域6の表面領域をチャネル領域として、該チャネ
ル領域上にゲート絶縁層8を介してゲート電極9が形成
されている。そして、このゲート電極9を覆う層間絶縁
膜11が形成されている。
【0015】更に、このIGBT10では、層間絶縁膜
11,ベース領域6及びエミッタ領域7に連続的に接触
するバリアメタル層12が形成され、また、層間絶縁膜
51を覆うとともに、pベース領域6及びn+エミッタ
領域7の上面に接触するエミッタ電極13が形成されて
いる。また、p+コレクタ層4の下面4aにはコレクタ
電極45が設けられている。
【0016】かかる構造を備えたIGBT10の動作に
ついて説明する。ゲート電極9に正の電圧を印加するこ
とにより、ゲート電極9の下側にあるpベース領域6の
上面にn型に反転したチャネル領域が形成され、n+
ミッタ領域7からnチャネル領域を通してn-層2に電
子が注入される。それと同時に、p+コレクタ層4から
+バッファ層3を通じて正孔がn-層2に少数キャリア
として注入される。これにより、n-層2は伝導度変調
を起こし、比較的低い通電抵抗をあらわす。
【0017】このように、IGBT10は、基本的にバ
イポーラ的動作をする。このIGBT10は、P+コレ
クタ層4とn-層2とpベース領域6とで形成されるト
ランジスタ部を、ゲート電極9と絶縁層8とpベース領
域6とで形成されるMOSFET部でベース駆動する素
子である。
【0018】この実施の形態1では、層間絶縁膜11と
エミッタ電極13との間のバリアメタル層12が、窒素
を含む層から形成されている。このバリアメタル層12
を形成する方法としては、例えばLSI等の製造技術に
おいて一般に知られた方法を用いることができ、例え
ば、窒素雰囲気上で、バリアメタル層をスパッタするこ
とで、若しくは、バリアメタル層をスパッタした後で、
窒素雰囲気上でアニールすることで容易に形成すること
ができる。
【0019】図2は、電子線照射及びアニール処理によ
るしきい値電圧の変化をあらわすグラフである。このグ
ラフは、ライフタイム制御としての電子線照射前のしき
い値電圧(Vth1),電子線照射後のしきい値電圧(V
th2),アニール処理後のしきい値電圧(Vth3)の変
化を、バリアメタル層をもたない若しくは窒素を含まな
いバリアメタル層(例えばTiW)を有する場合と本実
施の形態1に係る窒素を含むバリアメタル層12を有す
る場合(例えばTiN)とについて、実験的に得られた
結果を模式的にあらわしている。次の表1は、図2のグ
ラフを作成する上で参照された数値を示すものである。
【0020】また、図3は、次の表2を参照して、pベ
ース濃度とアニール処理後のしきい値電圧との関係をあ
らわすグラフである。ここでは、バリアメタル層をもた
ない又は窒素を含まないバリアメタル層(TiW)を用
いたと本実施の形態1に係る形態を用いた場合(Ti
N)とについて、実験的に得られた結果を模式的にあら
わすグラフである。次の表2は、図3のグラフを作成す
る上で参照された数値をあらわすものである。
【0021】図3のグラフから分かるように、この実施
の形態1では、窒素を含むバリアメタル層を構成するこ
とにより、同一のしきい値電圧を得るためのpベース濃
度を上げることができる。つまり、前述するように、n
+エミッタ領域の直下にあるpベース領域のピンチ抵抗
を低くすることができ、高破壊耐量をもつIGBTを提
供することが可能である。
【0022】実施の形態2.本発明の実施の形態2に係
るIGBTは、基本的に、上記実施の形態1における場
合と同様の構成を有しているが、ここでは、エミッタ電
極の材質として、純アルミニウム(Pure‐Al)が
用いられる。従来、エミッタ電極の材質としては、例え
ばシリコンが含まれるアルミニウム合金(Al−Si)
が使用されてきたが、近年、ワイヤボンドと半導体との
接合強度の向上が必要になってきているとともに、IG
BTは、チップ内のIGBTセル密度向上のため、IG
BTセル上に直接にワイヤボンドするケースがほとんど
である。エミッタ電極の材質としてアルミニウム合金を
使用するIGBTでは、それに含まれる過剰なシリコン
が析出されるため、ワイヤボンド時にこのシリコン析出
核に応力が集中し、シリコン析出核を起点とする不良が
発生する惧れがある。
【0023】他方、この実施の形態2のように、IGB
T内のエミッタ電極の材質として純アルミニウムが使用
された場合には、シリコン析出核が発生しないものの、
シリコン自体と反応(アルミスパイク)することによ
り、オーミックコンタクトし得なくなるケースがある。
図4は、アルミスパイクとコンタクト抵抗との関係を示
すために、バリアメタル層をもたない場合のSiの含有
量と、pベース領域6及びnエミッタ領域7のコンタク
ト抵抗との関係をあらわすグラフである。次の表3は、
図4のグラフを作成する上で参照された数値を示すもの
である。
【0024】図4のグラフから分かるように、ある程度
のSiを含んでいない場合に、アルミスパイクが発生す
る。なお、例えば特開平11−284176号公報にも
これと同様の説明があり、上記の現象は一般的なもので
あるが、本発明の実施の形態2では、チッ化されたバリ
アメタル層を構成することにより、上記公報に開示され
る効果に加え、高破壊耐量を有することが可能となる。
【0025】実施の形態3.図5には、上記実施の形態
2で説明したように、エミッタ電極13(図1参照)の
材質として純アルミニウムを用いたIGBTに関し、例
えばチタンスパッタリングを実施した後、窒素雰囲気で
アニール処理を施したチタンナイトライドからなるバリ
アメタル層12の膜厚とコンタクト抵抗との関係をあら
わす。次の表4は、図5のグラフを作成する上で参照さ
れた数値をあらわす表である。
【0026】図5のグラフから分かるように、バリアメ
タル層12の膜厚40nmを境にコンタクト抵抗に大き
な変化が見られる。すなわち、バリアメタル層12の十
分なバリア性を確保するためには、40nm以上の膜厚
を有するようにバリアメタル層12を形成する必要があ
る。このように、バリアメタル層12の十分なバリア性
を確保することによって、装置の性能安定性を確保する
ことができる。
【0027】実施の形態4.更に、上記実施の形態2で
説明したように、エミッタ電極13の材質として純アル
ミニウムを用いるとともに、例えばチタンスパッタを実
施した後に、窒素雰囲気でアニール処理を施したチタン
ナイトライドからなるバリアメタル層が形成されたIG
BTにおいて、層間絶縁膜11(図1参照)の不純物濃
度(例えばリン濃度)を振り分け、そのワイヤボンド性
を調査したところ、不純物濃度が5モル%以上になる
と、層間絶縁膜11とバリアメタル層12との接合強度
が低下することが確認された。
【0028】このことから、その不純物濃度が5モル%
以上にならないように層間絶縁膜11を構成することが
望ましい。なお、5モル%以上で構成する場合には、こ
の層間絶縁膜11上にノンドープの層間絶縁膜を設ける
必要がある。このように、その不純物濃度が5モル%以
上にならないように層間絶縁膜11を構成し、層間絶縁
膜11とバリアメタル層12との間で十分な接合強度を
確保することにより、装置の性能安定性を向上させるこ
とができる。
【0029】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、前述した各実施の形態で
は、キャパシタ構造としてMOS構造を有する電力用半
導体装置を説明したが、これに限定されることなく、本
発明は、例えばトレンチ構造を有する電力用半導体装置
にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
請求項1の発明によれば、第1の導電型の半導体層と、
該半導体層の下側に形成され、下面にコレクタ電極が設
けられた第2の導電型のコレクタ領域と、該半導体層の
上面の一部をなすように形成された第2の導電型のベー
ス領域と、該ベース領域の上面の一部をなすように形成
された少なくとも一対の第1の導電型のエミッタ領域
と、該エミッタ領域と半導体層との間に挟まれたベース
領域に接触するように形成された絶縁層と、該絶縁層上
に設けられたゲート電極と、該ゲート電極を覆うように
形成された層間絶縁膜と、該層間絶縁膜とベース領域と
エミッタ領域に連続的に接触するように形成されたバリ
アメタル層と、該バリアメタル層上に形成されたエミッ
タ電極とを有している電界効果型半導体装置において、
上記エミッタ電極と層間絶縁膜との間に形成されるバリ
アメタル層を窒素を含有する層から形成するため、同一
のしきい値電圧を得るためのベース濃度を上げることが
でき、これにより、エミッタ領域の下側にあるベース領
域のピンチ抵抗を低くすることが可能となり、装置の高
破壊耐量を実現することができる。
【0031】また、本願の請求項2の発明によれば、上
記エミッタ電極と層間絶縁膜との間に形成されるバリア
メタル層がチタンナイトライドからなるため、装置の高
破壊耐量を実現することができる。
【0032】更に、本願の請求項3の発明によれば、上
記バリアメタル層の厚さが40nm以上であるため、バ
リアメタル層の十分なバリア性を実現することができ、
その結果、装置の性能安定性を向上させることができ
る。
【0033】また、更に、本願の請求項4の発明によれ
ば、上記層間絶縁膜の不純物濃度が5モル%以下である
ため、層間絶縁膜とバリアメタル層との間に十分な接合
強度を確保することができ、装置の性能安定性を向上さ
せることができる。
【0034】また、更に、本願の請求項5の発明によれ
ば、上記エミッタ電極がアルミニウムからなるため、ア
ルミスパイクの発生を十分に抑制することができ、組立
時の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る絶縁ゲート型バ
イポーラトランジスタ(IGBT)の構造を概略的に示
す縦断面説明図である。
【図2】 上記実施の形態1に係るIGBTについて
の、電子線照射及びアニール処理によるしきい値電圧の
変化をあらわすグラフである。
【図3】 上記実施の形態1に係るIGBTについて
の、pベース濃度としきい値電圧との関係をあらわすグ
ラフである。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るIGBTについ
ての、Al内に含まれるSiの含有量とコンタクト抵抗
の変化率との関係をあらわすグラフである。
【図5】 本発明の実施の形態3に係るIGBTについ
ての、バリアメタル層の膜厚とコンタクト抵抗の変化率
との関係をあらわすグラフである。
【図6】 従来の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
の構造を概略的に示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
2 n-層,3 n+バッファ層,4 p+コレクタ層,
5 コレクタ電極,6 pベース領域,7 n+エミッ
タ領域,8 絶縁膜,9 ゲート電極,10絶縁ゲート
型バイポーラトランジスタ,11 層間絶縁膜,12
バリアメタル層,13 エミッタ電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の半導体層と、該半導体層
    の下側に形成され、下面にコレクタ電極が設けられた第
    2の導電型のコレクタ領域と、該半導体層の上面の一部
    をなすように形成された第2の導電型のベース領域と、
    該ベース領域の上面の一部をなすように形成された少な
    くとも一対の第1の導電型のエミッタ領域と、該エミッ
    タ領域と半導体層との間に挟まれたベース領域に接触す
    るように形成された絶縁層と、該絶縁層上に設けられた
    ゲート電極と、該ゲート電極を覆うように形成された層
    間絶縁膜と、該層間絶縁膜とベース領域とエミッタ領域
    に連続的に接触するように形成されたバリアメタル層
    と、該バリアメタル層上に形成されたエミッタ電極とを
    有している電界効果型半導体装置において、 上記エミッタ電極と層間絶縁膜との間に形成されるバリ
    アメタル層が、窒素を含有する層からなることを特徴と
    する電界効果型半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記エミッタ電極と層間絶縁膜との間に
    形成されるバリアメタル層がチタンナイトライドからな
    ることを特徴とする請求項1記載の電界効果型半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 上記バリアメタル層の厚みが40nm以
    上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電界
    効果型半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記層間絶縁膜の不純物濃度が5モル%
    以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    に記載の電界効果型半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記エミッタ電極がアルミニウムからな
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の
    電界効果型半導体装置。
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