JP2002184283A - Ac/dc共用電磁接触器 - Google Patents

Ac/dc共用電磁接触器

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JP2002184283A
JP2002184283A JP2000375907A JP2000375907A JP2002184283A JP 2002184283 A JP2002184283 A JP 2002184283A JP 2000375907 A JP2000375907 A JP 2000375907A JP 2000375907 A JP2000375907 A JP 2000375907A JP 2002184283 A JP2002184283 A JP 2002184283A
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exciting coil
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coil
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Masateru Igarashi
征輝 五十嵐
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁接触器における、特に保持時の発生損失
を低減する。 【解決手段】 電磁接触器の励磁コイルを投入用コイル
8と保持用コイル9に2分割し、コンデンサC3の電圧
が整流器4の出力電圧に充電されるまでの間はコイル
8,9の双方に電流を流して電磁接触器のスイッチを投
入し、コンデンサC3の電圧が整流器4の出力電圧にま
で充電されたら、半導体スイッチとしてのトランジスタ
T1をオフとし、コイル9にのみ電流を流すことで保持
時の発生損失を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁接触器の励
磁コイルをAC電源とDC電源の両方で駆動可能なAC
/DC共用電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にAC電源で駆動される電磁接触器
の従来例を示す。同図に示すように、AC電源3、操作
スイッチ1および励磁コイル2が直列に接続されてい
る。同図の回路において、交流電圧E1を印加し操作ス
イッチ1をオンすると、励磁コイル2に電流が流れて磁
束が発生し、電磁スイッチが吸引され電磁スイッチが投
入される。励磁コイル2のインダクタンスは、電磁スイ
ッチが開放されているときはギャップがあるため小さな
値L1であり、投入されると大きな値L2となる。
【0003】したがって、励磁コイル2の電流波形は図
6に示すように、投入される前はコイルのインピーダン
スZ(=RC+jωL1)が小さいため大きな電流I1
となり、投入に必要な磁束鎖交数を確保する。ただし、
RCは励磁コイルの抵抗分であり、L1,L2は投入時
と保持時の自己インダクタンスを示す。次に、電磁スイ
ッチが投入されると自己インダクタンスが大きくなり、
インピーダンスが大きくなるため電流I2は減少する。
一般に、電磁スイッチを保持する磁束鎖交数は投入する
ための磁束鎖交数の数分の1でよく、電流が減少しても
電磁スイッチを保持する。
【0004】このときの発生損失は、投入時と保持時で
それぞれ次の(1),(2)式のように表わされる。 投入時損失:P1=RC・I12 =RC・{E1/(RC+jωL1)}2 …(1) 保持時損失:P2=RC・I22 =RC・{E1/(RC+jωL2)}2 …(2) 保持時の電流I2は、投入時の電流I1よりも小さいた
め、発生損失も1/10程度に小さくなる。
【0005】図5にAC/DC電源で駆動される電磁接
触器(AC/DC共用電磁接触器)の従来例を示す。図
示のように、電源3が操作スイッチ1を介して整流器4
の入力に接続され、整流器4の出力には励磁コイル2が
接続されている。図5において、直流電圧E2を印加し
て操作スイッチ1をオンすると、整流器4を介して励磁
コイル2に電流が流れ、磁束が発生して電磁スイッチを
吸引し、電磁スイッチが投入される。このとき、励磁コ
イル2に流れる電流I3は電源が直流であるため、励磁
コイル2の抵抗分RCで決まる電流となる。また、保持
時もコイルの抵抗値RCは変化しないため、励磁コイル
2に流れる電流I3は同じ値となる。すなわち、このと
きの発生損失P3は、投入時と保持時とも次の(3)式
で表わされる。 発生損失:P3=RC・I32 =E22 /RC …(3)
【0006】次に、図5の回路において、交流電圧E3
を印加して操作スイッチ1をオンすると、整流器4によ
り交流電圧が整流され、励磁コイル2に図7に示すよう
な電流が流れる。すなわち、入力電圧が高いの期間に
は電源3,操作スイッチ1,整流器2(例えばD1,D
4),励磁コイル2を介して励磁コイル2の電流を増加
させる。一方、入力電圧が低いの期間には整流器4と
励磁コイル2の経路で励磁コイル2の電流がフライホイ
ールし、励磁コイルの抵抗分RCで減少する。したがっ
て、励磁コイルの電流を減少させる成分は、この場合も
励磁コイルの抵抗分RCのみとなるため、発生損失は
(3)式と同様E32 /RCとなる。このように、図5
のように整流器のみで駆動した場合は、保持時にも投入
時と同じ電流を流すため、大きな損失が発生する。ま
た、操作スイッチを遮断しても整流器4,励磁コイル2
で励磁コイルの電流がフライホイールし、電磁スイッチ
がなかなか遮断しないという不具合がある。
【0007】図8にAC/DC電源で駆動される電磁接
触器の別の従来例を示す。図示のように、電源3には操
作スイッチ1を介して整流器4の入力を、整流器4の出
力にはダイオードD5,励磁コイル2,MOSFET
(金属酸化膜半導体型電界効果トランジスタ)5および
抵抗R1の直列回路と、抵抗R2およびコンデンサC1
の直列回路と、電解コンデンサC2とを並列に、励磁コ
イル2にはダイオードD6と定電圧ダイオードZ1との
直列回路と、MOSFET6とを並列に、さらに、MO
SFET5のゲートにはコンパレータPC,パルス幅変
調回路PWM,ゲート駆動回路GDUからなる制御回路
7を、MOSFET6のゲートはダイオードD5のアノ
ードにそれぞれ接続して構成されている。
【0008】いま、図8の回路において、直流電圧Eを
印加して操作スイッチ1をオンすると、整流器4を介し
て電解コンデンサC2に、また、同時に抵抗R2を介し
てコンデンサC1に電荷がそれぞれ充電される。する
と、制御回路7が動作し、制御回路7にて予め設定され
ている電流i* が流れるよう、パルス幅変調回路PWM
およびゲート駆動回路GDUを介してMOSFET5を
一定のオンオフ比で駆動する。また、MOSFET6は
ダイオードD5の順電圧でオンする。MOSFET5が
オンしているときには、コンデンサC2→励磁コイル2
→MOSFET5→抵抗R1→コンデンサC2の経路で
励磁コイル2の電流を増加させる。次に、励磁コイル電
流が制御回路7内の電流設定値i* に達すると、抵抗R
1の電圧が上昇してコンパレータPCが動作し、パルス
幅変調回路PWMおよびゲート駆動回路GDUを介して
MOSFET5をオフさせる。MOSFET5がオフす
ると、励磁コイル2に流れていた電流は、MOSFET
6と励磁コイル2の経路でフライホイールする。
【0009】操作スイッチ1をオフすると、コンデンサ
C1とC2の電圧が低下し、制御回路7が停止してMO
SFET5がオフする。また、MOSFET6もゲート
に接続されたダイオードD5の電流がなくなりオフす
る。すると、励磁コイル2に流れていた電流は、励磁コ
イル2→定電圧ダイオードZ1→ダイオードD6の経路
に転流し、定電圧ダイオードの電圧で急激に減少する。
この回路の発生損失は、電流設定値i* と励磁コイルの
抵抗値RCでほぼ決まり、投入時の電流設定値を
1 * ,保持時の電流設定値をi2 * とすると、次の
(4),(5)式のように表わされる。 投入時損失:P4=RC・(i1 * 2 …(4) 保持時損失:P5=RC・(i2 * 2 …(5)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来例で
は、入力電圧と励磁コイルの抵抗値RCによって電流が
決定され、投入に必要な磁束鎖交数を確保するような抵
抗値としているため、保持時に必要以上に大きな電流が
流れてしまう。その結果、保持時には余分な損失が発生
し、装置の効率を低下させる。また、投入時は数10m
sと比較的に短く励磁コイルの温度上昇は短時間のため
小さいが、保持時は連続で使用されるため、励磁コイル
の温度上昇も大きくなる。したがって、励磁コイルの冷
却設計は保持時の発生損失で決まり、保持時の発生損失
が大きくなるとその冷却構造にも大きな物が要求され
る。それにより、可動部分の重量も重くなり、投入に必
要な磁束鎖交数も大きくなるという正帰還となり、装置
の重力損失ともに大きくなるという難点がある。さら
に、遮断時には励磁コイルに流れていた電流が整流器を
介してフライホイールしてしまい、電流がなかなか減少
しないため遮断までの時間が100msと長くなる(目
標は数10ms)。その結果、応答速度が遅くなるとい
う問題も発生する。
【0011】また、図8に示す従来例では、保持時の電
流を設定値に低下できるため、励磁コイルの損失を低減
できる。また、遮断時には定電圧ダイオードZ1で励磁
コイルの電流を減少できるため、遮断時間を短くできる
という利点がある。しかし、電解コンデンサC2,MO
SFET5,MOSFET6など、入力電圧以上の耐圧
の部品が必要となるため、比較的大きな部品となり装置
が高価格になると言う問題がある。また、制御回路もP
WM発生器やGDU回路などが必要となって複雑であ
り、回路が大型化しさらに高価格になるという難点があ
る。したがって、この発明の課題は、簡単な回路で保持
時の発生損失を低減し、装置の小形化と低価格化を図る
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1の発明では、AC電源とDC電源の両
方で駆動可能な電磁接触器の励磁コイルの入力電圧を整
流する整流器の出力間に、第1の励磁コイルと半導体ス
イッチの直列回路と第2の励磁コイルとを並列に接続し
たことを特徴とする。請求項2の発明では、AC電源と
DC電源の両方で駆動可能な電磁接触器の励磁コイルの
入力電圧を整流する整流器の出力間に、第1の励磁コイ
ルと半導体スイッチとの直列回路を接続するとともに、
前記半導体スイッチと並列に第2の励磁コイルとダイオ
ードとの直列回路を接続したことを特徴とする。
【0013】この請求項1または2の発明においては、
前記第1の励磁コイルは前記電磁接触器のスイッチを投
入するために必要な磁束鎖交数を発生し、第2の励磁コ
イルは前記電磁接触器のスイッチを保持するために必要
な磁束鎖交数を発生することができ(請求項3の発
明)、または、前記半導体スイッチの制御端子を、前記
整流器の出力電圧が入力されてから一定期間オンする駆
動素子により駆動することができる(請求項4の発
明)。請求項5の発明では、AC電源とDC電源の両方
で駆動可能な電磁接触器の励磁コイルの入力電圧を整流
する整流器の出力間に、励磁コイルと半導体スイッチと
の直列回路を接続し、前記整流器の出力電圧が入力され
てから一定期間は前記電磁接触器のスイッチを投入する
ために必要な磁束鎖交数を確保し得る電流を流し、前記
一定期間経過後は電磁接触器のスイッチを保持するため
に必要な磁束鎖交数を確保し得る電流を流すよう、前記
半導体スイッチを定電流回路により駆動することを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態を示す回路図である。同図に示すように、電源3は操
作スイッチ1を介して整流器4の入力に、整流器4の出
力には励磁コイル8とトランジスタT1との直列回路
と、励磁コイル9とが並列に、さらに、トランジスタT
1のベースにはコンデンサC3を介して整流器4の出力
の正極にそれぞれ接続されている。
【0015】図1の回路において、直流電圧Eを印加し
て操作スイッチ1をオンすると、整流器4,コンデンサ
C3を介してトランジスタT1がオンする。すると、励
磁コイル8と励磁コイル9に電流が流れて磁束が発生
し、電磁スイッチが吸引されて電磁スイッチが投入され
る。このとき、励磁コイル8,9を流れる電流I8,I
9は電源が直流であるため、各励磁コイル8,9の抵抗
分RC8,RC9で決定される電流となる。次に、コン
デンサC3の電圧が整流電圧まで充電され、トランジス
タT1のベース電流が無くなるとトランジスタT1がオ
フする。すると、励磁コイル8の電流がなくなり、保持
時には励磁コイル9に流れる電流I9のみとなる。この
とき、コンデンサC3はトランジスタT1を一定期間オ
ンする駆動素子として作用する。
【0016】図1の場合の投入時,保持時の各発生損失
P6,P7は次の式(6),(7)となる。 投入時損失:P4=E2 (1/RC8+1/RC9) …(6) 保持時損失:P5=E2 (1/RC9) …(7) したがって、保持時の発生損失を投入時のそれに比べて
数分の1に小さくできる。また、操作スイッチ1を遮断
すると、励磁コイル9の励磁エネルギーは大きな抵抗R
C9で消費されるため(時定数L/RC9)、従来のよ
うに小さな抵抗で減衰していた場合に比べて速く減少す
ることになる。図1の回路に交流電圧を印加した場合
も、整流器4で整流され脈動のある直流電圧となるた
め、動作は上記とほとんど同じである。
【0017】図2はこの発明の第2の実施の形態を示す
回路図である。この例では、電源3は操作スイッチ1を
介して整流器4の入力に、整流器4の出力には励磁コイ
ル8とトランジスタT1との直列回路が、トランジスタ
T1にはダイオードD7と励磁コイル9との直列回路が
並列に、トランジスタT1のベースにはコンデンサC3
を介して整流器4の出力の正極にそれぞれ接続されてい
る。
【0018】図2の回路において、直流電圧Eを印加し
て操作スイッチ1をオンすると、整流器4,コンデンサ
C3を介してトランジスタT1がオンする。すると、励
磁コイル8に電流が流れて磁束が発生し、電磁スイッチ
が吸引されて電磁スイッチが投入される。このとき、励
磁コイル8を流れる電流I10は電源が直流であるた
め、励磁コイル8抵抗分RC8で決定される電流とな
る。次に、コンデンサC3の電圧が整流電圧まで充電さ
れ、トランジスタT1のベース電流が無くなるとトラン
ジスタT1がオフする。すると、励磁コイル8と励磁コ
イル9の直列回路で電流が流れる。したがって、保持時
には励磁コイル8と励磁コイル9の直列回路に流れる電
流I11となる。また、コンデンサC3の作用も図1と
同様である。
【0019】図2の場合の投入時,保持時の各発生損失
P8,P9は次の式(8),(9)となる。 投入時損失:P8=E2 (1/RC8) …(8) 保持時損失:P5=E2 {1/(RC8+RC9)} …(9) したがって、保持時の発生損失を投入時のそれに比べて
数分の1に小さくできる。また、操作スイッチ1を遮断
すると、励磁コイル8と励磁コイル9の励磁エネルギー
は大きな抵抗RC8+RC9で消費されるため(時定数
L/(RC8+RC9)、従来のように小さな抵抗で減
衰していた場合に比べて速く減少することになる。図2
の回路に交流電圧を印加した場合も、整流器4で整流さ
れ脈動のある直流電圧となるため、動作は上記とほとん
ど同じである。
【0020】図3はこの発明の第3の実施の形態を示す
回路図である。電源3は操作スイッチ1を介して整流器
4の入力に、整流器4の出力には励磁コイル2,トラン
ジスタT1および抵抗R1の直列回路、抵抗R5とコン
デンサC1の直列回路および抵抗R6とコンデンサC4
の直列回路が並列に、トランジスタT1のベースと整流
器4の出力の負極間には抵抗R3を、トランジスタT1
とコンデンサC1間には抵抗R4を、コンデンサC1に
は定電圧ダイオードZ2とMOSFETであるT2の直
列回路を並列に、T2のゲートにはコンデンサC4をそ
れぞれ接続する。
【0021】図3の回路において、直流電圧Eを印加し
て操作スイッチ1をオンすると、整流器4,抵抗R5を
介してコンデンサC1に電荷が充電される。コンデンサ
C1の電圧をVC11とすると、トランジスタT1は定
電流動作し、次の式(10)で示す電流I12を流す。 I12={IB1(R1+R3)−VBE}/R1 ={(VC11−VBE)・(R1+R3)/R4−VBE}/R1 …(10) ただし、VBEはトランジスタT1のベース・エミッタ
間電圧、IB1はトランジスタT1のベース電流を示
す。したがって、電流I12を投入に必要な磁束鎖交数
を確保し得る電流とすることにより、電磁スイッチを投
入することができる。
【0022】次に、抵抗R6を介してコンデンサC4に
電荷が充電され、T2のしきい値電圧まで充電されると
T2がオンする。T2がオンすると、コンデンサC1の
電圧が定電圧ダイオードZ2の電圧まで低下する。この
ときの電圧をVC12とすると、トランジスタT1の電
流I12は次の式(11)のように低減する。 I12={(VC12−VBE)・(R1+R3)/R4−VBE}/R1 …(11) このときの電流I12を保持に必要な磁束鎖交数を確保
し得る電流とすることにより、電磁スイッチを投入を保
持することができる。
【0023】図3の場合の投入時,保持時の各発生損失
P10,P11は次の式(12),(13)となる。 投入時損失:P10=E×{(VC11−VBE)・(R1+R3)/R4− VBE}/R1 …(12) 投入時損失:P11=E×{(VC12−VBE)・(R1+R3)/R4− VBE}/R1 …(13) したがって、保持時の発生損失を投入時のそれに比べて
数分の1に小さくできる。また、操作スイッチ1を遮断
すると、C1の電圧がR5を介して放電され、トランジ
スタT1の電流が零となる。この時の励磁コイル2の励
磁エネルギーはトランジスタT1で消費され、急激に減
少する。図3の回路に交流電圧を印加した場合も、整流
器4で整流され脈動のある直流電圧となるため、動作は
上記とほとんど同じとなるのは図1,図2の場合と同様
である。
【0024】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、投入
時には投入用コイルの抵抗値を小さくすることで大きな
電流を流し、投入に必要な磁束鎖交数を確保する一方、
保持時には抵抗値の大きな保持用コイルに半導体スイッ
チ1個で切り換えるため、小さな電流とすることができ
発生損失を小さくできる。遮断時には、励磁コイルの励
磁エネルギーを大きな抵抗で消費するため、従来小さな
抵抗で消費するものより速い時間で電流が減少でき、遮
断時間が短くなる。また、保持時の発生損失を低減でき
るため、冷却構造が軽減され装置の小形,低価格化が実
現できる。
【0025】請求項3の発明によれば、投入時には定電
流回路から大きな電流を流して投入に必要な磁束鎖交数
を確保する一方、保持時には保持電流に半導体スイッチ
1個で切り換えるため、小さな電流とすることができ発
生損失を小さくできる。遮断時には、電流指令を零電流
とすることで、励磁コイルのエネルギーを半導体スイッ
チで急速に消費できるため、速い時間で電流を減少で
き、遮断時間も短くすることができる。さらには、入力
電圧以上の耐圧部品はトランジスタ1個となり、装置が
低価格になるという効果がある。また、制御回路もPW
M発生器やGDU回路などが不要となり、低圧のコンデ
ンサや数個の抵抗で構成できるため、回路が小形で低価
格になると言う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】この発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】第1の従来例を示す回路図である。
【図5】第2の従来例を示す回路図である。
【図6】図4の動作説明図である。
【図7】図5の動作説明図である。
【図8】第3の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…操作スイッチ、2,8,9…励磁コイル、3…電
源、4…整流器、5,6,T2…MOSFET(金属酸
化膜半導体型電界効果トランジスタ)、7…制御回路、
T1…トランジスタ、D1〜D7…ダイオード、R1〜
R6…抵抗、C1〜C4…コンデンサ、Z1,Z2…定
電圧ダイオード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC電源とDC電源の両方で駆動可能な
    電磁接触器の励磁コイルの入力電圧を整流する整流器の
    出力間に、第1の励磁コイルと半導体スイッチの直列回
    路と第2の励磁コイルとを並列に接続したことを特徴と
    するAC/DC共用電磁接触器。
  2. 【請求項2】 AC電源とDC電源の両方で駆動可能な
    電磁接触器の励磁コイルの入力電圧を整流する整流器の
    出力間に、第1の励磁コイルと半導体スイッチとの直列
    回路を接続するとともに、前記半導体スイッチと並列に
    第2の励磁コイルとダイオードとの直列回路を接続した
    ことを特徴とするAC/DC共用電磁接触器。
  3. 【請求項3】 前記第1の励磁コイルは前記電磁接触器
    のスイッチを投入するために必要な磁束鎖交数を発生
    し、第2の励磁コイルは前記電磁接触器のスイッチを保
    持するために必要な磁束鎖交数を発生することを特徴と
    する請求項1または2のいずれかに記載のAC/DC共
    用電磁接触器。
  4. 【請求項4】 前記半導体スイッチの制御端子を、前記
    整流器の出力電圧が入力されてから一定期間オンする駆
    動素子により駆動することを特徴とする請求項1または
    2のいずれかに記載のAC/DC共用電磁接触器。
  5. 【請求項5】 AC電源とDC電源の両方で駆動可能な
    電磁接触器の励磁コイルの入力電圧を整流する整流器の
    出力間に、励磁コイルと半導体スイッチとの直列回路を
    接続し、前記整流器の出力電圧が入力されてから一定期
    間は前記電磁接触器のスイッチを投入するために必要な
    磁束鎖交数を確保し得る電流を流し、前記一定期間経過
    後は電磁接触器のスイッチを保持するために必要な磁束
    鎖交数を確保し得る電流を流すよう、前記半導体スイッ
    チを定電流回路により駆動することを特徴とするAC/
    DC共用電磁接触器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216437A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電磁接触器
JP2010532958A (ja) * 2007-07-09 2010-10-14 メラー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング プルインコイルおよび/またはホールドコイルを備えた切換装置のための制御装置、および、コイルを流れる電流を制御する方法

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