JP2002184119A - 追記型光ディスクの記録方法 - Google Patents
追記型光ディスクの記録方法Info
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Abstract
も、その後の光ディスクの追記を可能とする。 【解決手段】 光ディスクへの記録中にエラーが発生し
たとき、記録中のトラックを、それまでの可変長パケッ
トライト方式から任意長の固定長パケットライト方式に
切り換える(ステップS2)。そして、エラー発生まで
に1トラックの最低長である300ブロック以上記録し
ているか否かを判断し(ステップS4)、300ブロッ
ク以上記録していない場合には、300ブロック以上に
なるまでダミーデータを任意長の固定長パケットの1パ
ケット分ずつ引き続き記録する(ステップS5〜ステッ
プS7)。このダミーデータの記録途中においてエラー
が発生した場合(ステップS6でYes)には、固定長
パケットの1パケット分を追加して(ステップS8)、
ダミーデータを引き続き記録する。
Description
タから転送されてくる記録データをバッファメモリに順
次蓄積し、この蓄積した記録データを順次読み出しなが
ら、一定速度で追従する光ピックアップを介して光ディ
スクに順次書き込む可変長パケットライト方式の追記型
光ディスクの記録方法に関する。
合、記録装置には、ホストコンピュータから記録すべき
データが、バス形式の高速インターフェイスで転送され
てくるのが一般的である。この記録データは、記録装置
内のバッファメモリに一旦蓄積された後、順次読み出さ
れ、例えば固定長パケットライト方式で光ピックアップ
により光ディスクに順次書き込まれるようになってい
る。
ータを記録中に、光ディスク上の傷や付着したゴミ等に
よって記録エラーが発生すると、PMAに記録されてい
る情報と、実際のトラックに記録されているデータの内
容とが不一致となるため、その時点でメディアエラー、
すなわちその光ディスク自体が使用不可能になってしま
うといった問題があった。
録再生装置が提案されている(例えば、特開平10−1
43980号公報参照)。この情報記録再生装置は、光
ディスクへの記録中にオフトラック等のサーボエラーが
発生してデータの記録を中止したとき、その中止したと
きのエラーアドレスを記憶し、その記憶したエラーアド
レスの付近からトラックとして割り当てた領域の残りの
部分に対して所定のダミーデータを記録するようになっ
ている。具体的には、同公報の図5に詳細なフローチャ
ートが示されている。
ば、記録中にエラーが発生した場合、1トラックの最低
長である300ブロックまでダミーデータを記録し、P
MAへエラー情報をセットして終了するようになってい
る。
の表面の傷や付着したゴミ等によって起こるエラーは、
単発的ではなく、繰り返し発生する可能性が高い。つま
り、記録中にエラーが発生し、その時点でダミーデータ
を記録する追記処理を実行している最中にも、再度エラ
ーが発生する可能性が高い。
生装置では、このようなダミーデータの追記処理中にエ
ラーが発生した場合には、単にエラー処理を行って終了
することになっており(図5のステップS27)、この
ような追記処理中のエラーについては何も考慮されてい
ない。つまり、ダミーデータの追記処理中に発生するエ
ラーについては対応できないといった問題があった。
には、その時点で同じ追記処理を最初から繰り返すと仮
定すると、例えば、その後エラーが10回繰り返された
場合には、ダミーデータの追記処理として10トラック
分が使われることになり、使用可能なトラック数が大幅
に減少してしまうといった問題が発生する。また、例え
ば追記処理を100ブロック分行った時点でエラーが発
生した場合、残り200ブロックをそのまま追記処理し
て1トラック分の記録を終了し、その後に再度1トラッ
ク(300ブロック)の追記処理を行うことになるた
め、本来使用可能であるブロックまで追記処理に使われ
てしまい、データの記録可能領域がその分少なくなって
しまうといった問題も発生する。
たもので、その目的は、エラー処理中(従来技術でいう
追記処理中)にエラーが発生した場合でも、エラー処理
のためのトラック数を増やすことなく、また使用可能な
ブロック数を必要以上に減らすことなく、その後も光デ
ィスクの追記を可能とするようなエラー処理を行うこと
のできる追記型光ディスクの記録方法を提供することに
ある。
め、本発明に係わる追記型光ディスクの記録方法は、ホ
ストコンピュータから転送されてくる記録データをバッ
ファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録データを順
次読み出しながら、一定速度で追従する光ピックアップ
を介して光ディスクに順次記録する可変長パケットライ
ト方式の追記型光ディスクの記録方法であって、可変長
パケットライト方式による前記光ディスクへの記録中に
エラーが発生したとき、記録中のトラックがリザーブト
ラックであるか否かを判断する第1の手順と、リザーブ
トラックでない場合には、記録中のトラックを、それま
での可変長パケットライト方式から任意長の固定長パケ
ットライト方式に切り換える第2の手順と、リザーブト
ラックでない場合には、エラー発生までに1トラックの
最低長である300ブロック以上記録しているか否かを
判断する第3の手順と、300ブロック以上記録してい
ない場合には、現在記録済みのパケットを含めて300
ブロック以上になるまで前記任意長の固定長パケットラ
イト方式によりダミーデータを引き続き記録する第4の
手順と、この第4の手順によるダミーデータの記録途中
においてエラーが発生した場合には、さらに前記任意長
の固定長パケットの1パケット分を追加する形でダミー
データを引き続き記録する第5の手順と、前記第3の手
順において300ブロック以上記録されていると判断し
た場合、前記第4の手順において300ブロック以上に
なるまで固定長パケットライトによりダミーデータを記
録した場合、または前記第5の手順において追加したパ
ケット分までダミーデータを記録した場合には、最後に
リンク用ブロックを記録する第6の手順とを備えたこと
を特徴とする。また、ダミーデータとして、ヌルデータ
または無音データを記録する。
光ディスクへの記録中にエラーが発生したとき、記録中
のトラックの記録方式を、それまでの可変長パケットラ
イト方式から任意長の固定長パケットライト方式に切り
換える。そして、記録済みのパケットを含めて、そのト
ラックが300ブロック以上になるまで任意長の固定長
パケットによりダミーデータを引き続き記録し、最後に
リンク用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RUN
−OUT2ブロック、LINKブロック)を記録する。
このとき、ダミーデータの記録中にエラーが発生した場
合には、そのようなエラーが発生するたびに、任意長の
固定長パケットの1パケット分を随時追加する形でダミ
ーデータを引き続き記録する。このような処理を繰り返
した結果、そのトラックのブロック数が300ブロック
以上になるまで固定長パケットライト方式によりダミー
データを記録した場合には、最後にリンク用ブロック
(RUN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブロッ
ク、LINKブロック)を記録する。
る光ディスクへの記録中に記録エラーが発生した場合に
は、その時点で、記録中のトラックの記録方式を、それ
までの可変長パケットライト方式から任意長の固定長パ
ケットライト方式に切り換えてエラー処理を実行し、そ
のエラー処理中に再度エラーが発生した場合には、その
時点で、設定された任意長の固定長パケットを1パケッ
ト分追加する形でダミーデータを引き続き記録する。そ
して、300ブロック以上のダミーデータを記録した
ら、最後にリンク用ブロックを記録するようになってい
る。
発生する前のパケットまでしか正しく読めないものの、
トラックとしてはリンク用ブロックまで記録された通常
のトラックと同じ形態で記録されることになるので、次
に新たなトラックを追記するときには、ダミーデータを
記録したトラックの続きに、この新たなトラックを記録
することが可能となる。また、エラー処理中に再度エラ
ーが発生した場合でも、固定長パケットを1パケット分
追加する形でダミーデータを続けて記録し、最後にリン
ク用ブロックを記録するので、ダミーデータを記録する
ブロック数は300ブロックを超えて多くなる場合があ
っても、エラー処理のためのトラックは1トラックで済
むことになる。つまり、エラー処理のためのトラックが
1トラックで済むので、データを記録するためのトラッ
クをその分無駄に消費することがない。また、エラー処
理中に再度エラーが発生した場合でも、ダミーデータを
続けて記録するので、従来の技術に示した情報記録再生
装置と比べて、使用可能なブロック数(すなわち、空き
エリア)を必要以上に消費してしまうといった不具合も
発生しない。すなわち、本発明によれば、エラー処理中
に再度エラーが発生した場合でも、1トラックの最低長
である300ブロックを確保しつつ、ダミーデータを記
録するブロック数を、任意長に設定した固定長パッケト
単位での必要最小限のブロック数の追加に留めることが
できる。
法は、ホストコンピュータから転送されてくる記録デー
タをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録デ
ータを順次読み出しながら、一定速度で追従する光ピッ
クアップを介して光ディスクに順次記録する可変長パケ
ットライト方式の追記型光ディスクの記録方法であっ
て、可変長パケットライト方式による前記光ディスクへ
の記録中にエラーが発生したとき、記録中のトラック
を、それまでの可変長パケットライト方式から任意長の
固定長パケットライト方式に切り換える第1の手順と、
エラー発生までに一定ブロック数以上記録しているか否
かを判断する第2の手順と、一定ブロック数以上記録し
ていない場合には、現在記録済みのパケットを含めて一
定ブロック数以上になるまで前記任意長の固定長パケッ
トライト方式によりダミーデータを引き続き記録する第
3の手順と、この第3の手順によるダミーデータの記録
途中においてエラーが発生した場合には、さらに前記任
意長の固定長パケットの1パケット分を追加する形でダ
ミーデータを引き続き記録する第4の手順と、前記第2
の手順において一定ブロック数以上記録されていると判
断した場合、前記第3の手順において一定ブロック数以
上になるまで固定長パケットライト方式によりダミーデ
ータを記録した場合、または前記第4の手順において追
加したパケット分までダミーデータを記録した場合に
は、最後にリンク用ブロックを記録する第5の手順とを
備えたことを特徴とする。
記録されたデータ自体はエラーが発生する前のパケット
までしか正しく読めないものの、トラックとしてはリン
ク用ブロックまで記録された通常のトラックと同じ形態
で記録されることになるので、次に新たなトラックを追
記するときには、ダミーデータを記録したトラックの続
きに、この新たなトラックを記録することが可能とな
る。また、エラー処理中に再度エラーが発生した場合で
も、ダミーデータを続けて記録し、最後にリンク用ブロ
ックを記録するので、エラー処理のためのトラックは1
トラックで済むことになる。つまり、エラー処理のため
のトラックが1トラックで済むので、データを記録する
ためのトラックをその分無駄に消費することがない。ま
た、エラー処理中に再度エラーが発生した場合でも、ダ
ミーデータを続けて記録するので、従来の技術に示した
情報記録再生装置と比べて、使用可能なブロック数を必
要以上に消費してしまうといった不具合も発生しない。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる
追記型光ディスクの記録方法が適用されるシステム全体
の構成図である。このシステムは、追記型ディスク装置
としての例えばCD−R(/RW)装置1と、このCD
−R(/RW)装置1を利用してデータを記録するホス
トコンピュータ2とを備えている。
ュータ2との接続を行うためのインターフェイスコント
ローラ(I/Fコントローラ)11を備えており、この
I/Fコントローラ11に、データ制御部12とマイコ
ン17とが接続されている。また、データ制御部12に
は、データ処理部13を介して光ピックアップ14が接
続されているとともに、バッファメモリとしてのRAM
15が接続されている。
路16によって制御されており、ドライブ回路16は、
マイコン17からの制御によって光ピックアップ14を
駆動する。すなわち、データの記録時には、光ディスク
4の記録面に沿って、光ディスク4の半径方向に一定速
度で移動(追従)するように制御する。また、マイコン
17は、I/Fコントローラ11、データ制御部12お
よびデータ処理部13のそれぞれを制御するようになっ
ている。
イコン17からの指示に従ってデータ転送要求(転送コ
マンド)をホストコンピュータ2に出力する。ホストコ
ンピュータ2は、この転送コマンドに応じて記録データ
をCD−R(/RW)装置1に順次転送する。転送され
てきた記録データは、I/Fコントローラ11を介して
データ制御部12に与えら、データ制御部12の指示に
従ってRAM15に順次蓄積される。
ータを記録するための信号処理(エンコード)が実行さ
れる。つまり、光ディスク4にデータを記録する場合、
データ処理部13ではマイコン17からの指示に従って
エンコードの準備が行われ、準備が完了すると、準備完
了コマンドをマイコン17に出力する。マイコン17
は、準備完了コマンドに応じてデータ制御部12を制御
し、RAM15に蓄積しているデータを読み出してデー
タ処理部13に出力する。データ処理部13でエンコー
ドされたデータは、光ピックアップ14によって光ディ
スク4に順次記録される。この場合、本実施形態では、
光ディスク4上に可変長パケットライト方式でデータを
順次記録するものとする。
ディスク4にデータを記録中に、光ディスク4上の傷や
付着したゴミ等によってサーボエラーが発生し、その結
果、記録エラーが発生すると、マイコン17では、本発
明の特徴である記録中エラー処理を実行する。この際、
マイコン17は、データ処理部13を制御して、エラー
の発生したトラックにダミーデータを記録することにな
るが、このダミーデータを記録したブロック数をカウン
トするために、マイコン17にはブロックカウンタ18
が接続されている。
て、図2に示すフローチャートを参照して説明する。す
なわち、可変長パケットライト方式による光ディスク4
へのデータの記録中に、サーボエラー等によって記録エ
ラーが発生すると、マイコン17は、記録中のトラック
がリザーブトラックであるか否かを判断する(ステップ
S1)。ここで、リザーブトラックは、PMAに情報を
記録してからトラックにデータを記録するトラックのこ
とである。これに対し、インビジブルトラックは、トラ
ックにデータを記録してからそのトラックの情報をPM
Aに記録するトラックのことである。つまり、記録中の
トラックがリザーブトラックである場合(ステップS1
でYesと判断された場合)には、PMAの情報もトラ
ックも存在するので、この場合はエラー処理を行わずに
終了する。
クでない場合、すなわちインビジブルトラックである場
合(ステップS1でNoと判断された場合)には、本発
明の記録中エラー処理を実行する。すなわち、次のステ
ップS2において、マイコン17は、記録中のトラック
を、それまでの可変長パケットライト方式から任意長の
固定長パケットライト方式に切り換える。すなわち、任
意長の固定長パケットで以後の記録を行うことになる。
ーザデータブロックと、このユーザデータブロックの前
に設けられた4個のリンク用ブロック(RUN−IN1
ブロック〜RUN−IN4ブロック)と、ユーザデータ
ブロックの後ろに設けられた3個のリンク用ブロック
(RUN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブロッ
ク、LINKブロック)の、最低8ブロックから構成さ
れている。従って、ユーザデータブロックが16ブロッ
クある場合、固定長パケットは23ブロックで構成され
ることになる。固定長パケットを構成するブロック数に
ついては、本実施形態では、予め設定(例えば上記の2
3ブロック等)されているものとする。次に、マイコン
17は、ステップS3において、ブロックカウンタ18
に初期値を設定する。この初期値は、エラー発生までの
記録済ブロック数である。
4において、エラー発生までに1トラックの最低長であ
る300ブロック以上記録しているか否かを、ブロック
カウンタ18のカウント値と、予め内部に設定されてい
る1トラックの最低長(300ブロック)とを比較する
ことで判断する。
上である場合(ステップS3でNoと判断された場合)
には、マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク
用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RUN−OU
T2ブロック、LINKブロック)を記録する(ステッ
プS9)。この記録中においてもエラーが発生した場合
には、ステップS8に進むことになるが、このステップ
S8については後述する。一方、リンク用ブロックの記
録を正常に終了すると(ステップS10でYesと判断
されると)、PMAにそのトラックの情報を記録して
(ステップS11)、エラー処理を終了する。
が300ブロック以上でないと判断された場合(ステッ
プS4でYesと判断された場合)には、ステップS5
へと動作を進め、ダミーデータであるヌルデータ(NU
LL DATA)または無音データを、ステップS2で
設定した任意長の固定長パケットの1パケット分(ここ
では、23ブロック等)記録する。
ットの1パケット分(例えば23ブロック分)記録した
後、その記録中にエラーが発生したか否かを確認し(ス
テップS6)、エラーが発生していない場合には、ステ
ップS7においてブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分インクリメントして(上記の例で言えば、
23ブロック分プラスして)、ステップS4に戻り、イ
ンクリメント後のカウント値と、予め内部に設定されて
いる300ブロックとを比較する。
エラー処理中に、再度エラーが発生しない限り(ステッ
プS6でYesと判断されない限り)、ステップS4〜
ステップS7の処理が繰り返され、全記録ブロック数が
1トラックの最低長である300ブロックを超えるま
で、固定長パケットライト方式によりダミーデータが記
録される。そして、正規のデータとダミーデータとを合
わせて300ブロック以上を記録すると(すなわち、ブ
ロックカウンタ18のカウント値が300ブロックを超
えていると)、ステップS4でNoと判断されるので、
マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク用ブロ
ックを記録する(ステップS9)。この記録中において
もエラーが発生した場合(ステップS10でYesと判
断された場合)には、再びステップS8に進む。一方、
リンク用ブロックの記録を正常に終了すると(ステップ
S10でYesと判断されると)、PMAにそのトラッ
クの情報を記録して(ステップS11)、エラー処理を
終了する。
処理中に、再度エラーが発生した場合(ステップS4〜
ステップS7の繰り返し処理において、ステップS6で
Yesと判断された場合)には、マイコン17は、ブロ
ックカウンタ18のカウント値を、固定長パケットの1
パケット分(上記の例で言えば、23ブロック分)減算
して(すなわち、逆に言えば、ダミーデータを記録する
ブロックを、さらに固定長パケットの1パケット分追加
して)、ステップS3に戻る。
するといった状況が繰り返された場合でも(ディスクに
傷などが入っている場合には、このような状況になりや
すい)、エラー処理のための1パケット分のブロックを
その都度追加していくだけでよいので、エラー処理のた
めに使用されるブロック数(すなわち、ダミーデータを
記録するブロック数)をできるだけ少なく抑えて、以後
のデータ記録領域をより広く確保することができるもの
である。
エラーに対して、ブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分減算する(すなわち、実質的にダミーデー
タを記録するブロックを1パケット分追加する)処理を
繰り返し、その追加した1パケット分のブロックにエラ
ーなくダミーデータが記録された場合(ステップS6で
Noと判断された場合)には、ステップS7においてブ
ロックカウンタ18のカウント値を1パケット分インク
リメントして、ステップS4に戻る。
カウンタ18のカウント値が300ブロックを超えてい
ると判断された場合には、マイコン17は、そのトラッ
クの最後に、リンク用ブロックを記録する(ステップS
8)。そして、リンク用ブロックの記録を正常に終了す
ると(ステップS10でYesと判断されると)、PM
Aにそのトラックの情報を記録して(ステップS1
1)、エラー処理を終了する。
録方法によれば、可変長パケットライト方式によりデー
タを記録中にエラーが発生した場合には、その時点で、
そのトラックの記録方式をそれまでの可変長パケットラ
イト方式から任意長の固定長パケットライト方式に切り
換えて記録エラー処理を実行する。そして、ダミーデー
タを記録している記録エラー処理中にさらにエラーが発
生した場合には、ダミーデータの記録をさらに任意長の
固定長パケットの1パケット分追加して行うとともに、
1トラックの最低長である300トラックが確保できた
時点で、1トラックの終了を示すリンク用ブロックを記
録するようになっている。これにより、1トラックの最
低長である300ブロックを確保しつつ、ダミーデータ
を記録するブロック数を、任意長に設定した固定長パッ
ケト単位での必要最小限のブロック数の追加に留めるこ
とができる。また、エラー処理のために使用されるブロ
ック数(すなわち、ダミーデータを記録するブロック
数)をできるだけ少なく抑えることにより、以後のデー
タ記録領域をより広く確保することができるといった効
果もある。
方法によれば、可変長パケットライト方式によりデータ
を記録中にエラーが発生した場合には、その時点で、そ
のトラックの記録方式をそれまでの可変長パケットライ
ト方式から任意長の固定長パケットライト方式に切り換
えて記録エラー処理を実行し、その記録エラー処理中に
再度エラーが発生した場合には、その時点で、設定され
た任意長の固定長パケットを1パケット分追加する形で
ダミーデータを引き続き記録する。そして、300ブロ
ック以上のダミーデータを記録したら、最後にリンク用
ブロックを記録する。記録されたデータ自体はエラーが
発生する前のパケットまでしか正しく読めないものの、
トラックとしてはリンク用ブロックまで記録された通常
のトラックと同じ形態で記録されることになるので、次
に新たなトラックを追記するときには、ダミーデータを
記録したトラックの続きに、この新たなトラックを記録
することができる。
た場合でも、任意長の固定長パケットを1パケット分追
加する形でダミーデータを続けて記録し、最後にリンク
用ブロックを記録するので、ダミーデータを記録するブ
ロック数は300ブロックを超えて多くなる場合があっ
ても、エラー処理のためのトラックは1トラックで済む
ことになる。つまり、エラー処理のためのトラックが1
トラックで済むので、データを記録するためのトラック
をその分無駄に消費することがない。
た場合でも、ダミーデータを続けて記録するので、従来
の技術に示した情報記録再生装置と比べて、使用可能な
ブロック数(すなわち、空きエリア)を必要以上に消費
してしまうといった不具合も発生しない。すなわち、本
発明によれば、エラー処理中に再度エラーが発生した場
合でも、1トラックの最低長である300ブロックを確
保しつつ、ダミーデータを記録するブロック数を、任意
に設定した固定長パッケト単位での必要最小限のブロッ
ク数の追加に留めることができるので、以後のデータ記
録領域をより広く確保することができる。
適用されるシステム全体の構成図である。
説明するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ホストコンピュータから転送されてくる
記録データをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積し
た記録データを順次読み出しながら、一定速度で追従す
る光ピックアップを介して光ディスクに順次記録する可
変長パケットライト方式の追記型光ディスクの記録方法
であって、 可変長パケットライト方式による前記光ディスクへの記
録中にエラーが発生したとき、記録中のトラックがリザ
ーブトラックであるか否かを判断する第1の手順と、 リザーブトラックでない場合には、記録中のトラック
を、それまでの可変長パケットライト方式から任意長の
固定長パケットライト方式に切り換える第2の手順と、 リザーブトラックでない場合には、エラー発生までに1
トラックの最低長である300ブロック以上記録してい
るか否かを判断する第3の手順と、 300ブロック以上記録していない場合には、現在記録
済みのパケットを含めて300ブロック以上になるまで
前記任意長の固定長パケットライト方式によりダミーデ
ータを引き続き記録する第4の手順と、 この第4の手順によるダミーデータの記録途中において
エラーが発生した場合には、さらに前記任意長の固定長
パケットの1パケット分を追加する形でダミーデータを
引き続き記録する第5の手順と、 前記第3の手順において300ブロック以上記録されて
いると判断した場合、前記第4の手順において300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライトによりダミ
ーデータを記録した場合、または前記第5の手順におい
て追加したパケット分までダミーデータを記録した場合
には、最後にリンク用ブロックを記録する第6の手順と
を備えたことを特徴とする追記型光ディスクの記録方
法。 - 【請求項2】 ホストコンピュータから転送されてくる
記録データをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積し
た記録データを順次読み出しながら、一定速度で追従す
る光ピックアップを介して光ディスクに順次記録する可
変長パケットライト方式の追記型光ディスクの記録方法
であって、 可変長パケットライト方式による前記光ディスクへの記
録中にエラーが発生したとき、記録中のトラックを、そ
れまでの可変長パケットライト方式から任意長の固定長
パケットライト方式に切り換える第1の手順と、 エラー発生までに一定ブロック数以上記録しているか否
かを判断する第2の手順と、 一定ブロック数以上記録していない場合には、現在記録
済みのパケットを含めて一定ブロック数以上になるまで
前記任意長の固定長パケットライト方式によりダミーデ
ータを引き続き記録する第3の手順と、 この第3の手順によるダミーデータの記録途中において
エラーが発生した場合には、さらに前記任意長の固定長
パケットの1パケット分を追加する形でダミーデータを
引き続き記録する第4の手順と、 前記第2の手順において一定ブロック数以上記録されて
いると判断した場合、前記第3の手順において一定ブロ
ック数以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合、または前記第4の手順に
おいて追加したパケット分までダミーデータを記録した
場合には、最後にリンク用ブロックを記録する第5の手
順とを備えたことを特徴とする追記型光ディスクの記録
方法。 - 【請求項3】 前記ダミーデータがヌルデータまたは無
音データである請求項1または2に記載の追記型光ディ
スクの記録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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