JP2002184131A - 追記型光ディスクの記録方法 - Google Patents
追記型光ディスクの記録方法Info
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- JP2002184131A JP2002184131A JP2000383834A JP2000383834A JP2002184131A JP 2002184131 A JP2002184131 A JP 2002184131A JP 2000383834 A JP2000383834 A JP 2000383834A JP 2000383834 A JP2000383834 A JP 2000383834A JP 2002184131 A JP2002184131 A JP 2002184131A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エラー処理中にエラーが発生した場合でも、
その後の光ディスクの追記を可能とする。 【解決手段】 固定長パケットライト方式による光ディ
スクへの記録中にエラーが発生したとき、エラー発生ま
でに1トラックの最低長である300ブロック以上記録
しているか否かを判断し(ステップS3)、300ブロ
ック以上記録していない場合には、300ブロック以上
になるまでダミーデータを固定長パケットの1パケット
分ずつ引き続き記録する(ステップS4〜ステップS
6)。このダミーデータの記録途中においてエラーが発
生した場合(ステップS5でYes)には、固定長パケ
ットの1パケット分を追加して(ステップS7)、ダミ
ーデータを引き続き記録する。そして、最後にリンク用
ブロックを記録し(ステップS8)、PMAを更新して
(ステップS10)、エラー処理を終了する。
その後の光ディスクの追記を可能とする。 【解決手段】 固定長パケットライト方式による光ディ
スクへの記録中にエラーが発生したとき、エラー発生ま
でに1トラックの最低長である300ブロック以上記録
しているか否かを判断し(ステップS3)、300ブロ
ック以上記録していない場合には、300ブロック以上
になるまでダミーデータを固定長パケットの1パケット
分ずつ引き続き記録する(ステップS4〜ステップS
6)。このダミーデータの記録途中においてエラーが発
生した場合(ステップS5でYes)には、固定長パケ
ットの1パケット分を追加して(ステップS7)、ダミ
ーデータを引き続き記録する。そして、最後にリンク用
ブロックを記録し(ステップS8)、PMAを更新して
(ステップS10)、エラー処理を終了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タから転送されてくる記録データをバッファメモリに順
次蓄積し、この蓄積した記録データを順次読み出しなが
ら、一定速度で追従する光ピックアップを介して光ディ
スクに順次書き込む固定長パケットライト方式の追記型
光ディスクの記録方法に関する。
タから転送されてくる記録データをバッファメモリに順
次蓄積し、この蓄積した記録データを順次読み出しなが
ら、一定速度で追従する光ピックアップを介して光ディ
スクに順次書き込む固定長パケットライト方式の追記型
光ディスクの記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】追記型光ディスクにデータを記録する場
合、記録装置には、ホストコンピュータから記録すべき
データが、バス形式の高速インターフェイスで転送され
てくるのが一般的である。この記録データは、記録装置
内のバッファメモリに一旦蓄積された後、順次読み出さ
れ、例えば固定長パケットライト方式で光ピックアップ
により光ディスクに順次書き込まれるようになってい
る。
合、記録装置には、ホストコンピュータから記録すべき
データが、バス形式の高速インターフェイスで転送され
てくるのが一般的である。この記録データは、記録装置
内のバッファメモリに一旦蓄積された後、順次読み出さ
れ、例えば固定長パケットライト方式で光ピックアップ
により光ディスクに順次書き込まれるようになってい
る。
【0003】このような固定長パケットライト方式でデ
ータを記録中に、光ディスク上の傷や付着したゴミ等に
よって記録エラーが発生すると、PMAに記録されてい
る情報と、実際のトラックに記録されているデータの内
容とが不一致となるため、その時点でメディアエラー、
すなわちその光ディスク自体が使用不可能になってしま
うといった問題があった。
ータを記録中に、光ディスク上の傷や付着したゴミ等に
よって記録エラーが発生すると、PMAに記録されてい
る情報と、実際のトラックに記録されているデータの内
容とが不一致となるため、その時点でメディアエラー、
すなわちその光ディスク自体が使用不可能になってしま
うといった問題があった。
【0004】そこで、このような問題を解決した情報記
録再生装置が提案されている(例えば、特開平10−1
43980号公報参照)。この情報記録再生装置は、光
ディスクへの記録中にオフトラック等のサーボエラーが
発生してデータの記録を中止したとき、その中止したと
きのエラーアドレスを記憶し、その記憶したエラーアド
レスの付近からトラックとして割り当てた領域の残りの
部分に対して所定のダミーデータを記録するようになっ
ている。具体的には、同公報の図5に詳細なフローチャ
ートが示されている。
録再生装置が提案されている(例えば、特開平10−1
43980号公報参照)。この情報記録再生装置は、光
ディスクへの記録中にオフトラック等のサーボエラーが
発生してデータの記録を中止したとき、その中止したと
きのエラーアドレスを記憶し、その記憶したエラーアド
レスの付近からトラックとして割り当てた領域の残りの
部分に対して所定のダミーデータを記録するようになっ
ている。具体的には、同公報の図5に詳細なフローチャ
ートが示されている。
【0005】すなわち、この情報記録再生装置によれ
ば、記録中にエラーが発生した場合、1トラックの最低
長である300ブロックまでダミーデータを記録し、P
MAへエラー情報をセットして終了するようになってい
る。
ば、記録中にエラーが発生した場合、1トラックの最低
長である300ブロックまでダミーデータを記録し、P
MAへエラー情報をセットして終了するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の表面の傷や付着したゴミ等によって起こるエラーは、
単発的ではなく、繰り返し発生する可能性が高い。つま
り、記録中にエラーが発生し、その時点でダミーデータ
を記録する追記処理を実行している最中にも、再度エラ
ーが発生する可能性が高い。
の表面の傷や付着したゴミ等によって起こるエラーは、
単発的ではなく、繰り返し発生する可能性が高い。つま
り、記録中にエラーが発生し、その時点でダミーデータ
を記録する追記処理を実行している最中にも、再度エラ
ーが発生する可能性が高い。
【0007】しかしながら、上記した従来の情報記録再
生装置では、このようなダミーデータの追記処理中にエ
ラーが発生した場合には、単にエラー処理を行って終了
することになっており(図5のステップS27)、この
ような追記処理中のエラーについては何も考慮されてい
ない。つまり、ダミーデータの追記処理中に発生するエ
ラーについては対応できないといった問題があった。
生装置では、このようなダミーデータの追記処理中にエ
ラーが発生した場合には、単にエラー処理を行って終了
することになっており(図5のステップS27)、この
ような追記処理中のエラーについては何も考慮されてい
ない。つまり、ダミーデータの追記処理中に発生するエ
ラーについては対応できないといった問題があった。
【0008】仮に、追記処理中にエラーが発生した場合
には、その時点で同じ追記処理を最初から繰り返すと仮
定すると、例えば、その後エラーが10回繰り返された
場合には、ダミーデータの追記処理として10トラック
分が使われることになり、使用可能なトラック数が大幅
に減少してしまうといった問題が発生する。また、例え
ば追記処理を100ブロック分行った時点でエラーが発
生した場合、残り200ブロックをそのまま追記処理し
て1トラック分の記録を終了し、その後に再度1トラッ
ク(300ブロック)の追記処理を行うことになるた
め、本来使用可能であるブロックまで追記処理に使われ
てしまい、データの記録可能領域がその分少なくなって
しまうといった問題も発生する。
には、その時点で同じ追記処理を最初から繰り返すと仮
定すると、例えば、その後エラーが10回繰り返された
場合には、ダミーデータの追記処理として10トラック
分が使われることになり、使用可能なトラック数が大幅
に減少してしまうといった問題が発生する。また、例え
ば追記処理を100ブロック分行った時点でエラーが発
生した場合、残り200ブロックをそのまま追記処理し
て1トラック分の記録を終了し、その後に再度1トラッ
ク(300ブロック)の追記処理を行うことになるた
め、本来使用可能であるブロックまで追記処理に使われ
てしまい、データの記録可能領域がその分少なくなって
しまうといった問題も発生する。
【0009】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、エラー処理中(従来技術でいう
追記処理中)にエラーが発生した場合でも、エラー処理
のためのトラック数を増やすことなく、また使用可能な
ブロック数を必要以上に減らすことなく、その後も光デ
ィスクの追記を可能とするようなエラー処理を行うこと
のできる追記型光ディスクの記録方法を提供することに
ある。
たもので、その目的は、エラー処理中(従来技術でいう
追記処理中)にエラーが発生した場合でも、エラー処理
のためのトラック数を増やすことなく、また使用可能な
ブロック数を必要以上に減らすことなく、その後も光デ
ィスクの追記を可能とするようなエラー処理を行うこと
のできる追記型光ディスクの記録方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係わる追記型光ディスクの記録方法は、ホ
ストコンピュータから転送されてくる記録データをバッ
ファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録データを順
次読み出しながら、一定速度で追従する光ピックアップ
を介して光ディスクに順次記録する固定長パケットライ
ト方式の追記型光ディスクの記録方法であって、固定長
パケットライト方式による前記光ディスクへの記録中に
エラーが発生したとき、記録中のトラックがリザーブト
ラックであるか否かを判断する第1の手順と、リザーブ
トラックでない場合には、エラー発生までに1トラック
の最低長である300ブロック以上記録しているか否か
を判断する第2の手順と、300ブロック以上記録して
いない場合には、現在記録済みのパケットを含めて30
0ブロック以上になるまで固定長パケットライト方式に
よりダミーデータを引き続き記録する第3の手順と、こ
の第3の手順によるダミーデータの記録途中においてエ
ラーが発生した場合には、さらに1パケット分を追加す
る形でダミーデータを引き続き記録する第4の手順と、
前記第2の手順において300ブロック以上記録されて
いると判断した場合、前記第3の手順において300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合、または前記第4の手順に
おいて追加したパケット分までダミーデータを記録した
場合には、最後にリンク用ブロックを記録する第5の手
順とを備えたことを特徴とする。また、ダミーデータと
して、ヌルデータまたは無音データを記録する。
め、本発明に係わる追記型光ディスクの記録方法は、ホ
ストコンピュータから転送されてくる記録データをバッ
ファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録データを順
次読み出しながら、一定速度で追従する光ピックアップ
を介して光ディスクに順次記録する固定長パケットライ
ト方式の追記型光ディスクの記録方法であって、固定長
パケットライト方式による前記光ディスクへの記録中に
エラーが発生したとき、記録中のトラックがリザーブト
ラックであるか否かを判断する第1の手順と、リザーブ
トラックでない場合には、エラー発生までに1トラック
の最低長である300ブロック以上記録しているか否か
を判断する第2の手順と、300ブロック以上記録して
いない場合には、現在記録済みのパケットを含めて30
0ブロック以上になるまで固定長パケットライト方式に
よりダミーデータを引き続き記録する第3の手順と、こ
の第3の手順によるダミーデータの記録途中においてエ
ラーが発生した場合には、さらに1パケット分を追加す
る形でダミーデータを引き続き記録する第4の手順と、
前記第2の手順において300ブロック以上記録されて
いると判断した場合、前記第3の手順において300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合、または前記第4の手順に
おいて追加したパケット分までダミーデータを記録した
場合には、最後にリンク用ブロックを記録する第5の手
順とを備えたことを特徴とする。また、ダミーデータと
して、ヌルデータまたは無音データを記録する。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
光ディスクへの記録中にエラーが発生したとき、記録済
みのパケットを含めて、そのトラックが300ブロック
以上になるまで固定長パケットライト方式によりダミー
データを引き続き記録し、最後にリンク用ブロック(R
UN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブロック、
LINKブロック)を記録する。このとき、ダミーデー
タの記録中にエラーが発生した場合には、そのようなエ
ラーが発生するたびに、1パケット分を随時追加する形
でダミーデータを引き続き記録する。このような処理を
繰り返した結果、そのトラックのブロック数が300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合には、最後にリンク用ブロ
ック(RUN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブ
ロック、LINKブロック)を記録する。
光ディスクへの記録中にエラーが発生したとき、記録済
みのパケットを含めて、そのトラックが300ブロック
以上になるまで固定長パケットライト方式によりダミー
データを引き続き記録し、最後にリンク用ブロック(R
UN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブロック、
LINKブロック)を記録する。このとき、ダミーデー
タの記録中にエラーが発生した場合には、そのようなエ
ラーが発生するたびに、1パケット分を随時追加する形
でダミーデータを引き続き記録する。このような処理を
繰り返した結果、そのトラックのブロック数が300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合には、最後にリンク用ブロ
ック(RUN−OUT1ブロック、RUN−OUT2ブ
ロック、LINKブロック)を記録する。
【0012】すなわち、光ディスクへの記録中にエラー
が発生し、そのエラー処理中に再度エラーが発生した場
合には、その時点で固定長パケットを1パケット分追加
する形でダミーデータを引き続き記録する。そして、3
00ブロック以上のダミーデータを記録したら、最後に
リンク用ブロックを記録するようになっている。
が発生し、そのエラー処理中に再度エラーが発生した場
合には、その時点で固定長パケットを1パケット分追加
する形でダミーデータを引き続き記録する。そして、3
00ブロック以上のダミーデータを記録したら、最後に
リンク用ブロックを記録するようになっている。
【0013】つまり、記録されたデータ自体はエラーが
発生する前のパケットまでしか正しく読めないものの、
トラックとしてはリンク用ブロックまで記録された通常
のトラックと同じ形態で記録されることになるので、次
に新たなトラックを追記するときには、ダミーデータを
記録したトラックの続きに、この新たなトラックを記録
することが可能となる。また、エラー処理中に再度エラ
ーが発生した場合でも、固定長パケットを1パケット分
追加する形でダミーデータを続けて記録し、最後にリン
ク用ブロックを記録するので、ダミーデータを記録する
ブロック数は300ブロックを超えて多くなる場合があ
っても、エラー処理のためのトラックは1トラックで済
むことになる。つまり、エラー処理のためのトラックが
1トラックで済むので、データを記録するためのトラッ
クをその分無駄に消費することがない。また、エラー処
理中に再度エラーが発生した場合でも、ダミーデータを
続けて記録するので、従来の技術に示した情報記録再生
装置と比べて、使用可能なブロック数(すなわち、空き
エリア)を必要以上に消費してしまうといった不具合も
発生しない。すなわち、本発明によれば、エラー処理中
に再度エラーが発生した場合でも、1トラックの最低長
である300ブロックを確保しつつ、ダミーデータを記
録するブロック数を、固定長パッケト単位での必要最小
限のブロック数の追加に留めることができる。
発生する前のパケットまでしか正しく読めないものの、
トラックとしてはリンク用ブロックまで記録された通常
のトラックと同じ形態で記録されることになるので、次
に新たなトラックを追記するときには、ダミーデータを
記録したトラックの続きに、この新たなトラックを記録
することが可能となる。また、エラー処理中に再度エラ
ーが発生した場合でも、固定長パケットを1パケット分
追加する形でダミーデータを続けて記録し、最後にリン
ク用ブロックを記録するので、ダミーデータを記録する
ブロック数は300ブロックを超えて多くなる場合があ
っても、エラー処理のためのトラックは1トラックで済
むことになる。つまり、エラー処理のためのトラックが
1トラックで済むので、データを記録するためのトラッ
クをその分無駄に消費することがない。また、エラー処
理中に再度エラーが発生した場合でも、ダミーデータを
続けて記録するので、従来の技術に示した情報記録再生
装置と比べて、使用可能なブロック数(すなわち、空き
エリア)を必要以上に消費してしまうといった不具合も
発生しない。すなわち、本発明によれば、エラー処理中
に再度エラーが発生した場合でも、1トラックの最低長
である300ブロックを確保しつつ、ダミーデータを記
録するブロック数を、固定長パッケト単位での必要最小
限のブロック数の追加に留めることができる。
【0014】また、本発明の追記型光ディスクの記録方
法は、ホストコンピュータから転送されてくる記録デー
タをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録デ
ータを順次読み出しながら、一定速度で追従する光ピッ
クアップを介して光ディスクに順次記録する固定長パケ
ットライト方式の追記型光ディスクの記録方法であっ
て、固定長パケットライト方式による前記光ディスクへ
の記録中にエラーが発生したとき、エラー発生までに一
定ブロック数以上記録しているか否かを判断する第1の
手順と、一定ブロック数以上記録していない場合には、
現在記録済みのパケットを含めて一定ブロック数以上に
なるまで固定長パケットライト方式によりダミーデータ
を引き続き記録する第2の手順と、この第2の手順によ
るダミーデータの記録途中においてエラーが発生した場
合には、さらに1パケット分を追加する形でダミーデー
タを引き続き記録する第3の手順と、前記第1の手順に
おいて一定ブロック数以上記録されていると判断した場
合、前記第2の手順において一定ブロック数以上になる
まで固定長パケットライト方式によりダミーデータを記
録した場合、または前記第3の手順において追加したパ
ケット分までダミーデータを記録した場合には、最後に
リンク用ブロックを記録する第4の手順とを備えたこと
を特徴とする。
法は、ホストコンピュータから転送されてくる記録デー
タをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積した記録デ
ータを順次読み出しながら、一定速度で追従する光ピッ
クアップを介して光ディスクに順次記録する固定長パケ
ットライト方式の追記型光ディスクの記録方法であっ
て、固定長パケットライト方式による前記光ディスクへ
の記録中にエラーが発生したとき、エラー発生までに一
定ブロック数以上記録しているか否かを判断する第1の
手順と、一定ブロック数以上記録していない場合には、
現在記録済みのパケットを含めて一定ブロック数以上に
なるまで固定長パケットライト方式によりダミーデータ
を引き続き記録する第2の手順と、この第2の手順によ
るダミーデータの記録途中においてエラーが発生した場
合には、さらに1パケット分を追加する形でダミーデー
タを引き続き記録する第3の手順と、前記第1の手順に
おいて一定ブロック数以上記録されていると判断した場
合、前記第2の手順において一定ブロック数以上になる
まで固定長パケットライト方式によりダミーデータを記
録した場合、または前記第3の手順において追加したパ
ケット分までダミーデータを記録した場合には、最後に
リンク用ブロックを記録する第4の手順とを備えたこと
を特徴とする。
【0015】このような特徴を有する本発明によれば、
記録されたデータ自体はエラーが発生する前のパケット
までしか正しく読めないものの、トラックとしてはリン
ク用ブロックまで記録された通常のトラックと同じ形態
で記録されることになるので、次に新たなトラックを追
記するときには、ダミーデータを記録したトラックの続
きに、この新たなトラックを記録することが可能とな
る。また、エラー処理中に再度エラーが発生した場合で
も、ダミーデータを続けて記録し、最後にリンク用ブロ
ックを記録するので、エラー処理のためのトラックは1
トラックで済むことになる。つまり、エラー処理のため
のトラックが1トラックで済むので、データを記録する
ためのトラックをその分無駄に消費することがない。ま
た、エラー処理中に再度エラーが発生した場合でも、ダ
ミーデータを続けて記録するので、従来の技術に示した
情報記録再生装置と比べて、使用可能なブロック数を必
要以上に消費してしまうといった不具合も発生しない。
記録されたデータ自体はエラーが発生する前のパケット
までしか正しく読めないものの、トラックとしてはリン
ク用ブロックまで記録された通常のトラックと同じ形態
で記録されることになるので、次に新たなトラックを追
記するときには、ダミーデータを記録したトラックの続
きに、この新たなトラックを記録することが可能とな
る。また、エラー処理中に再度エラーが発生した場合で
も、ダミーデータを続けて記録し、最後にリンク用ブロ
ックを記録するので、エラー処理のためのトラックは1
トラックで済むことになる。つまり、エラー処理のため
のトラックが1トラックで済むので、データを記録する
ためのトラックをその分無駄に消費することがない。ま
た、エラー処理中に再度エラーが発生した場合でも、ダ
ミーデータを続けて記録するので、従来の技術に示した
情報記録再生装置と比べて、使用可能なブロック数を必
要以上に消費してしまうといった不具合も発生しない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる
追記型光ディスクの記録方法が適用されるシステム全体
の構成図である。このシステムは、追記型ディスク装置
としての例えばCD−R(/RW)装置1と、このCD
−R(/RW)装置1を利用してデータを記録するホス
トコンピュータ2とを備えている。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係わる
追記型光ディスクの記録方法が適用されるシステム全体
の構成図である。このシステムは、追記型ディスク装置
としての例えばCD−R(/RW)装置1と、このCD
−R(/RW)装置1を利用してデータを記録するホス
トコンピュータ2とを備えている。
【0017】CD−R(RW)装置1は、ホストコンピ
ュータ2との接続を行うためのインターフェイスコント
ローラ(I/Fコントローラ)11を備えており、この
I/Fコントローラ11に、データ制御部12とマイコ
ン17とが接続されている。また、データ制御部12に
は、データ処理部13を介して光ピックアップ14が接
続されているとともに、バッファメモリとしてのRAM
15が接続されている。
ュータ2との接続を行うためのインターフェイスコント
ローラ(I/Fコントローラ)11を備えており、この
I/Fコントローラ11に、データ制御部12とマイコ
ン17とが接続されている。また、データ制御部12に
は、データ処理部13を介して光ピックアップ14が接
続されているとともに、バッファメモリとしてのRAM
15が接続されている。
【0018】また、光ピックアップ14は、ドライブ回
路16によって制御されており、ドライブ回路16は、
マイコン17からの制御によって光ピックアップ14を
駆動する。すなわち、データの記録時には、光ディスク
4の記録面に沿って、光ディスク4の半径方向に一定速
度で移動(追従)するように制御する。また、マイコン
17は、I/Fコントローラ11、データ制御部12お
よびデータ処理部13のそれぞれを制御するようになっ
ている。
路16によって制御されており、ドライブ回路16は、
マイコン17からの制御によって光ピックアップ14を
駆動する。すなわち、データの記録時には、光ディスク
4の記録面に沿って、光ディスク4の半径方向に一定速
度で移動(追従)するように制御する。また、マイコン
17は、I/Fコントローラ11、データ制御部12お
よびデータ処理部13のそれぞれを制御するようになっ
ている。
【0019】すなわち、I/Fコントローラ11は、マ
イコン17からの指示に従ってデータ転送要求(転送コ
マンド)をホストコンピュータ2に出力する。ホストコ
ンピュータ2は、この転送コマンドに応じて記録データ
をCD−R(/RW)装置1に順次転送する。転送され
てきた記録データは、I/Fコントローラ11を介して
データ制御部12に与えら、データ制御部12の指示に
従ってRAM15に順次蓄積される。
イコン17からの指示に従ってデータ転送要求(転送コ
マンド)をホストコンピュータ2に出力する。ホストコ
ンピュータ2は、この転送コマンドに応じて記録データ
をCD−R(/RW)装置1に順次転送する。転送され
てきた記録データは、I/Fコントローラ11を介して
データ制御部12に与えら、データ制御部12の指示に
従ってRAM15に順次蓄積される。
【0020】データ処理部13では、光ディスク4にデ
ータを記録するための信号処理(エンコード)が実行さ
れる。つまり、光ディスク4にデータを記録する場合、
データ処理部13ではマイコン17からの指示に従って
エンコードの準備が行われ、準備が完了すると、準備完
了コマンドをマイコン17に出力する。マイコン17
は、準備完了コマンドに応じてデータ制御部12を制御
し、RAM15に蓄積しているデータを読み出してデー
タ処理部13に出力する。データ処理部13でエンコー
ドされたデータは、光ピックアップ14によって光ディ
スク4に順次記録される。この場合、本実施形態では、
光ディスク4上に固定長パケットライト方式でデータを
順次記録するものとする。
ータを記録するための信号処理(エンコード)が実行さ
れる。つまり、光ディスク4にデータを記録する場合、
データ処理部13ではマイコン17からの指示に従って
エンコードの準備が行われ、準備が完了すると、準備完
了コマンドをマイコン17に出力する。マイコン17
は、準備完了コマンドに応じてデータ制御部12を制御
し、RAM15に蓄積しているデータを読み出してデー
タ処理部13に出力する。データ処理部13でエンコー
ドされたデータは、光ピックアップ14によって光ディ
スク4に順次記録される。この場合、本実施形態では、
光ディスク4上に固定長パケットライト方式でデータを
順次記録するものとする。
【0021】このように固定長パケットライト方式で光
ディスク4にデータを記録中に、光ディスク4上の傷や
付着したゴミ等によってサーボエラーが発生し、その結
果、記録エラーが発生すると、マイコン17では、本発
明の特徴である記録中エラー処理を実行する。この際、
マイコン17は、データ処理部13を制御して、エラー
の発生したトラックにダミーデータを記録することにな
るが、このダミーデータを記録したブロック数をカウン
トするために、マイコン17にはブロックカウンタ18
が接続されている。
ディスク4にデータを記録中に、光ディスク4上の傷や
付着したゴミ等によってサーボエラーが発生し、その結
果、記録エラーが発生すると、マイコン17では、本発
明の特徴である記録中エラー処理を実行する。この際、
マイコン17は、データ処理部13を制御して、エラー
の発生したトラックにダミーデータを記録することにな
るが、このダミーデータを記録したブロック数をカウン
トするために、マイコン17にはブロックカウンタ18
が接続されている。
【0022】以下、この記録中エラー処理動作につい
て、図2に示すフローチャートを参照して説明する。す
なわち、固定長パケットライト方式による光ディスク4
へのデータの記録中に、サーボエラー等によって記録エ
ラーが発生すると、マイコン17は、記録中のトラック
がリザーブトラックであるか否かを判断する(ステップ
S1)。ここで、リザーブトラックは、PMAに情報を
記録してからトラックにデータを記録するトラックのこ
とである。これに対し、インビジブルトラックは、トラ
ックにデータを記録してからそのトラックの情報をPM
Aに記録するトラックのことである。つまり、記録中の
トラックがリザーブトラックである場合(ステップS1
でYesと判断された場合)には、PMAの情報もトラ
ックも存在するので、この場合はエラー処理を行わずに
終了する。
て、図2に示すフローチャートを参照して説明する。す
なわち、固定長パケットライト方式による光ディスク4
へのデータの記録中に、サーボエラー等によって記録エ
ラーが発生すると、マイコン17は、記録中のトラック
がリザーブトラックであるか否かを判断する(ステップ
S1)。ここで、リザーブトラックは、PMAに情報を
記録してからトラックにデータを記録するトラックのこ
とである。これに対し、インビジブルトラックは、トラ
ックにデータを記録してからそのトラックの情報をPM
Aに記録するトラックのことである。つまり、記録中の
トラックがリザーブトラックである場合(ステップS1
でYesと判断された場合)には、PMAの情報もトラ
ックも存在するので、この場合はエラー処理を行わずに
終了する。
【0023】一方、記録中のトラックがリザーブトラッ
クでない場合、すなわちインビジブルトラックである場
合(ステップS1でNoと判断された場合)には、本発
明の記録中エラー処理を実行する。すなわち、次のステ
ップS2において、ブロックカウンタ18に初期値を設
定する。この初期値は、エラー発生までの記録済ブロッ
ク数である。
クでない場合、すなわちインビジブルトラックである場
合(ステップS1でNoと判断された場合)には、本発
明の記録中エラー処理を実行する。すなわち、次のステ
ップS2において、ブロックカウンタ18に初期値を設
定する。この初期値は、エラー発生までの記録済ブロッ
ク数である。
【0024】この後、マイコン17は、次のステップS
3において、エラー発生までに1トラックの最低長であ
る300ブロック以上記録しているか否かを、ブロック
カウンタ18のカウント値と、予め内部に設定されてい
る1トラックの最低長(300ブロック)とを比較する
ことで判断する。
3において、エラー発生までに1トラックの最低長であ
る300ブロック以上記録しているか否かを、ブロック
カウンタ18のカウント値と、予め内部に設定されてい
る1トラックの最低長(300ブロック)とを比較する
ことで判断する。
【0025】その結果、カウント値が300ブロック以
上である場合(ステップS3でNoと判断された場合)
には、マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク
用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RUN−OU
T2ブロック、LINKブロック)を記録する(ステッ
プS8)。この記録中においてもエラーが発生した場合
には、ステップS7に進むことになるが、このステップ
S7については後述する。一方、リンク用ブロックの記
録を正常に終了すると(ステップS9でYesと判断さ
れると)、PMAにそのトラックの情報を記録して(ス
テップS10)、エラー処理を終了する。
上である場合(ステップS3でNoと判断された場合)
には、マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク
用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RUN−OU
T2ブロック、LINKブロック)を記録する(ステッ
プS8)。この記録中においてもエラーが発生した場合
には、ステップS7に進むことになるが、このステップ
S7については後述する。一方、リンク用ブロックの記
録を正常に終了すると(ステップS9でYesと判断さ
れると)、PMAにそのトラックの情報を記録して(ス
テップS10)、エラー処理を終了する。
【0026】一方、ステップS3において、カウント値
が300ブロック以上でないと判断された場合には、ス
テップS4へと動作を進め、ダミーデータであるヌルデ
ータ(NULL DATA)または無音データを固定長
パケットの1パケット分記録する。ここで、固定長パケ
ットは、最低1個のユーザデータブロックと、このユー
ザデータブロックの前に設けられた4個のリンク用ブロ
ック(RUN−IN1ブロック〜RUN−IN4ブロッ
ク)と、ユーザデータブロックの後ろに設けられた3個
のリンク用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RU
N−OUT2ブロック、LINKブロック)の、最低8
ブロックから構成されている。従って、ユーザデータブ
ロックが16ブロックある場合、固定長パケットは23
ブロックで構成されることになる。
が300ブロック以上でないと判断された場合には、ス
テップS4へと動作を進め、ダミーデータであるヌルデ
ータ(NULL DATA)または無音データを固定長
パケットの1パケット分記録する。ここで、固定長パケ
ットは、最低1個のユーザデータブロックと、このユー
ザデータブロックの前に設けられた4個のリンク用ブロ
ック(RUN−IN1ブロック〜RUN−IN4ブロッ
ク)と、ユーザデータブロックの後ろに設けられた3個
のリンク用ブロック(RUN−OUT1ブロック、RU
N−OUT2ブロック、LINKブロック)の、最低8
ブロックから構成されている。従って、ユーザデータブ
ロックが16ブロックある場合、固定長パケットは23
ブロックで構成されることになる。
【0027】このようにしてダミーデータを固定長パケ
ットの1パケット分(例えば、ユーザデータブロックが
16ブロックある場合には、23ブロック分)記録した
後、その記録中にエラーが発生したか否かを確認し(ス
テップS5)、エラーが発生していない場合には、ステ
ップS6においてブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分インクリメントして(上記の例で言えば、
23ブロック分プラスして)、ステップS3に戻り、イ
ンクリメント後のカウント値と、予め内部に設定されて
いる300ブロックとを比較する。
ットの1パケット分(例えば、ユーザデータブロックが
16ブロックある場合には、23ブロック分)記録した
後、その記録中にエラーが発生したか否かを確認し(ス
テップS5)、エラーが発生していない場合には、ステ
ップS6においてブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分インクリメントして(上記の例で言えば、
23ブロック分プラスして)、ステップS3に戻り、イ
ンクリメント後のカウント値と、予め内部に設定されて
いる300ブロックとを比較する。
【0028】このように、ダミーデータを記録している
エラー処理中に、再度エラーが発生しない限り(ステッ
プS5でYesと判断されない限り)、ステップS3〜
ステップS6の処理が繰り返され、全記録ブロック数が
1トラックの最低長である300ブロックを超えるま
で、固定長パケットライト方式によりダミーデータが記
録される。そして、正規のデータとダミーデータとを合
わせて300ブロック以上を記録すると(すなわち、ブ
ロックカウンタ18のカウント値が300ブロックを超
えていると)、ステップS3でNoと判断されるので、
マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク用ブロ
ックを記録する(ステップS8)。この記録中において
もエラーが発生した場合には、再びステップS7に進
む。一方、リンク用ブロックの記録を正常に終了すると
(ステップS9でYesと判断されると)、PMAにそ
のトラックの情報を記録して(ステップS10)、エラ
ー処理を終了する。
エラー処理中に、再度エラーが発生しない限り(ステッ
プS5でYesと判断されない限り)、ステップS3〜
ステップS6の処理が繰り返され、全記録ブロック数が
1トラックの最低長である300ブロックを超えるま
で、固定長パケットライト方式によりダミーデータが記
録される。そして、正規のデータとダミーデータとを合
わせて300ブロック以上を記録すると(すなわち、ブ
ロックカウンタ18のカウント値が300ブロックを超
えていると)、ステップS3でNoと判断されるので、
マイコン17は、そのトラックの最後に、リンク用ブロ
ックを記録する(ステップS8)。この記録中において
もエラーが発生した場合には、再びステップS7に進
む。一方、リンク用ブロックの記録を正常に終了すると
(ステップS9でYesと判断されると)、PMAにそ
のトラックの情報を記録して(ステップS10)、エラ
ー処理を終了する。
【0029】一方、ダミーデータを記録しているエラー
処理中に、再度エラーが発生した場合(ステップS3〜
ステップS6の繰り返し処理において、ステップS5で
Yesと判断された場合)には、マイコン17は、ブロ
ックカウンタ18のカウント値を、固定長パケットの1
パケット分(上記の例で言えば、23ブロック分)減算
して(すなわち、逆に言えば、ダミーデータを記録する
ブロックを、さらに固定長パケットの1パケット分追加
して)、ステップS3に戻る。
処理中に、再度エラーが発生した場合(ステップS3〜
ステップS6の繰り返し処理において、ステップS5で
Yesと判断された場合)には、マイコン17は、ブロ
ックカウンタ18のカウント値を、固定長パケットの1
パケット分(上記の例で言えば、23ブロック分)減算
して(すなわち、逆に言えば、ダミーデータを記録する
ブロックを、さらに固定長パケットの1パケット分追加
して)、ステップS3に戻る。
【0030】つまり、エラー処理中に再度エラーが発生
するといった状況が繰り返された場合でも(ディスクに
傷などが入っている場合には、このような状況になりや
すい)、エラー処理のための1パケット分のブロックを
その都度追加していくだけでよいので、エラー処理のた
めに使用されるブロック数(すなわち、ダミーデータを
記録するブロック数)をできるだけ少なく抑えて、以後
のデータ記録領域をより広く確保することができるもの
である。
するといった状況が繰り返された場合でも(ディスクに
傷などが入っている場合には、このような状況になりや
すい)、エラー処理のための1パケット分のブロックを
その都度追加していくだけでよいので、エラー処理のた
めに使用されるブロック数(すなわち、ダミーデータを
記録するブロック数)をできるだけ少なく抑えて、以後
のデータ記録領域をより広く確保することができるもの
である。
【0031】このようにして、エラー処理中に発生した
エラーに対して、ブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分減算する(すなわち、実質的にダミーデー
タを記録するブロックを1パケット分追加する)処理を
繰り返し、その追加した1パケット分のブロックにエラ
ーなくダミーデータが記録された場合(ステップS5で
Noと判断された場合)には、ステップS6においてブ
ロックカウンタ18のカウント値を1パケット分インク
リメントして、ステップS3に戻る。
エラーに対して、ブロックカウンタ18のカウント値を
1パケット分減算する(すなわち、実質的にダミーデー
タを記録するブロックを1パケット分追加する)処理を
繰り返し、その追加した1パケット分のブロックにエラ
ーなくダミーデータが記録された場合(ステップS5で
Noと判断された場合)には、ステップS6においてブ
ロックカウンタ18のカウント値を1パケット分インク
リメントして、ステップS3に戻る。
【0032】そして、ステップS3において、ブロック
カウンタ18のカウント値が300ブロックを超えてい
ると判断された場合には、マイコン17は、そのトラッ
クの最後に、リンク用ブロックを記録する(ステップS
8)。そして、リンク用ブロックの記録を正常に終了す
ると(ステップS9でYesと判断されると)、PMA
にそのトラックの情報を記録して(ステップS10)、
エラー処理を終了する。
カウンタ18のカウント値が300ブロックを超えてい
ると判断された場合には、マイコン17は、そのトラッ
クの最後に、リンク用ブロックを記録する(ステップS
8)。そして、リンク用ブロックの記録を正常に終了す
ると(ステップS9でYesと判断されると)、PMA
にそのトラックの情報を記録して(ステップS10)、
エラー処理を終了する。
【0033】すなわち、本発明の追記型光ディスクの記
録方法によれば、ダミーデータを記録しているエラー処
理中にさらにエラーが発生した場合には、ダミーデータ
の記録をさらに固定長パケットの1パケット分追加して
行うとともに、1トラックの最低長である300トラッ
クが確保できた時点で、1トラックの終了を示すリンク
用ブロックを記録するようになっている。これにより、
1トラックの最低長である300ブロックを確保しつ
つ、ダミーデータを記録するブロック数を必要最小限の
ブロック数に留めることができる。また、エラー処理の
ために使用されるブロック数(すなわち、ダミーデータ
を記録するブロック数)をできるだけ少なく抑えて、以
後のデータ記録領域をより広く確保することができると
いった効果もある。
録方法によれば、ダミーデータを記録しているエラー処
理中にさらにエラーが発生した場合には、ダミーデータ
の記録をさらに固定長パケットの1パケット分追加して
行うとともに、1トラックの最低長である300トラッ
クが確保できた時点で、1トラックの終了を示すリンク
用ブロックを記録するようになっている。これにより、
1トラックの最低長である300ブロックを確保しつ
つ、ダミーデータを記録するブロック数を必要最小限の
ブロック数に留めることができる。また、エラー処理の
ために使用されるブロック数(すなわち、ダミーデータ
を記録するブロック数)をできるだけ少なく抑えて、以
後のデータ記録領域をより広く確保することができると
いった効果もある。
【0034】
【発明の効果】本発明に係わる追記型光ディスクの記録
方法によれば、ダミーデータを記録しているエラー処理
中にさらにエラーが発生した場合には、ダミーデータの
記録をさらに固定長パケットの1パケット分追加して行
うとともに、1トラックの最低長である300トラック
が確保できた時点で、1トラックの終了を示すリンク用
ブロックを記録するようになっている。これにより、記
録されたデータ自体はエラーが発生する前の固定長パケ
ットまでしか正しく読めないものの、トラックとしては
リンク用ブロックまで記録された通常のトラックと同じ
形態で記録されることになるので、次に新たなトラック
を追記するときには、ダミーデータを記録したトラック
の続きに、この新たなトラックを記録することができ
る。
方法によれば、ダミーデータを記録しているエラー処理
中にさらにエラーが発生した場合には、ダミーデータの
記録をさらに固定長パケットの1パケット分追加して行
うとともに、1トラックの最低長である300トラック
が確保できた時点で、1トラックの終了を示すリンク用
ブロックを記録するようになっている。これにより、記
録されたデータ自体はエラーが発生する前の固定長パケ
ットまでしか正しく読めないものの、トラックとしては
リンク用ブロックまで記録された通常のトラックと同じ
形態で記録されることになるので、次に新たなトラック
を追記するときには、ダミーデータを記録したトラック
の続きに、この新たなトラックを記録することができ
る。
【0035】また、エラー処理中に再度エラーが発生し
た場合でも、固定長パケットを1パケット分追加する形
でダミーデータを続けて記録し、最後にリンク用ブロッ
クを記録するので、ダミーデータを記録するブロック数
は300ブロックを超えて多くなる場合があっても、エ
ラー処理のためのトラックは1トラックで済むことにな
る。つまり、エラー処理のためのトラックが1トラック
で済むので、データを記録するためのトラックをその分
無駄に消費することがない。
た場合でも、固定長パケットを1パケット分追加する形
でダミーデータを続けて記録し、最後にリンク用ブロッ
クを記録するので、ダミーデータを記録するブロック数
は300ブロックを超えて多くなる場合があっても、エ
ラー処理のためのトラックは1トラックで済むことにな
る。つまり、エラー処理のためのトラックが1トラック
で済むので、データを記録するためのトラックをその分
無駄に消費することがない。
【0036】また、エラー処理中に再度エラーが発生し
た場合でも、ダミーデータを続けて記録するので、従来
の技術に示した情報記録再生装置と比べて、使用可能な
ブロック数(すなわち、空きエリア)を必要以上に消費
してしまうといった不具合も発生しない。すなわち、本
発明によれば、エラー処理中に再度エラーが発生した場
合でも、1トラックの最低長である300ブロックを確
保しつつ、ダミーデータを記録するブロック数を、固定
長パッケト単位での必要最小限のブロック数の追加に留
めることができるので、以後のデータ記録領域をより広
く確保することができる。
た場合でも、ダミーデータを続けて記録するので、従来
の技術に示した情報記録再生装置と比べて、使用可能な
ブロック数(すなわち、空きエリア)を必要以上に消費
してしまうといった不具合も発生しない。すなわち、本
発明によれば、エラー処理中に再度エラーが発生した場
合でも、1トラックの最低長である300ブロックを確
保しつつ、ダミーデータを記録するブロック数を、固定
長パッケト単位での必要最小限のブロック数の追加に留
めることができるので、以後のデータ記録領域をより広
く確保することができる。
【図1】本発明に係わる追記型光ディスクの記録方法が
適用されるシステム全体の構成図である。
適用されるシステム全体の構成図である。
【図2】本発明に係わる追記型光ディスクの記録方法を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
1 CD−R(/RW)装置 2 ホストコンピュータ 4 光ディスク(追記型光ディスク) 11 I/Fコントローラ 12 データ制御部 13 データ処理部 14 光ピックアップ 15 RAM(バッファメモリ) 16 ドライブ回路 17 マイコン 18 ブロックカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 574 G11B 20/18 574M 576 576C G06F 3/06 305 G06F 3/06 305Z G11B 20/10 G11B 20/10 C 20/12 20/12
Claims (3)
- 【請求項1】 ホストコンピュータから転送されてくる
記録データをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積し
た記録データを順次読み出しながら、一定速度で追従す
る光ピックアップを介して光ディスクに順次記録する固
定長パケットライト方式の追記型光ディスクの記録方法
であって、 固定長パケットライト方式による前記光ディスクへの記
録中にエラーが発生したとき、記録中のトラックがリザ
ーブトラックであるか否かを判断する第1の手順と、 リザーブトラックでない場合には、エラー発生までに1
トラックの最低長である300ブロック以上記録してい
るか否かを判断する第2の手順と、 300ブロック以上記録していない場合には、現在記録
済みのパケットを含めて300ブロック以上になるまで
固定長パケットライト方式によりダミーデータを引き続
き記録する第3の手順と、 この第3の手順によるダミーデータの記録途中において
エラーが発生した場合には、さらに1パケット分を追加
する形でダミーデータを引き続き記録する第4の手順
と、 前記第2の手順において300ブロック以上記録されて
いると判断した場合、前記第3の手順において300ブ
ロック以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合、または前記第4の手順に
おいて追加したパケット分までダミーデータを記録した
場合には、最後にリンク用ブロックを記録する第5の手
順とを備えたことを特徴とする追記型光ディスクの記録
方法。 - 【請求項2】 ホストコンピュータから転送されてくる
記録データをバッファメモリに順次蓄積し、この蓄積し
た記録データを順次読み出しながら、一定速度で追従す
る光ピックアップを介して光ディスクに順次記録する固
定長パケットライト方式の追記型光ディスクの記録方法
であって、 固定長パケットライト方式による前記光ディスクへの記
録中にエラーが発生したとき、エラー発生までに一定ブ
ロック数以上記録しているか否かを判断する第1の手順
と、 一定ブロック数以上記録していない場合には、現在記録
済みのパケットを含めて一定ブロック数以上になるまで
固定長パケットライト方式によりダミーデータを引き続
き記録する第2の手順と、 この第2の手順によるダミーデータの記録途中において
エラーが発生した場合には、さらに1パケット分を追加
する形でダミーデータを引き続き記録する第3の手順
と、 前記第1の手順において一定ブロック数以上記録されて
いると判断した場合、前記第2の手順において一定ブロ
ック数以上になるまで固定長パケットライト方式により
ダミーデータを記録した場合、または前記第3の手順に
おいて追加したパケット分までダミーデータを記録した
場合には、最後にリンク用ブロックを記録する第4の手
順とを備えたことを特徴とする追記型光ディスクの記録
方法。 - 【請求項3】 前記ダミーデータがヌルデータまたは無
音データである請求項1または2に記載の追記型光ディ
スクの記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000383834A JP2002184131A (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 追記型光ディスクの記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000383834A JP2002184131A (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 追記型光ディスクの記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002184131A true JP2002184131A (ja) | 2002-06-28 |
Family
ID=18851415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000383834A Pending JP2002184131A (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | 追記型光ディスクの記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002184131A (ja) |
-
2000
- 2000-12-18 JP JP2000383834A patent/JP2002184131A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081104 |