JP2002182939A - メモリ書き込み方法及びメモリ書き込み装置 - Google Patents
メモリ書き込み方法及びメモリ書き込み装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラッシュROM等のメモリにデータを書き
込む際の書き込み時間を短縮できるメモリ書き込み方法
を提供する。 【解決手段】 本メモリ書き込み方法は、データ転送速
度が遅い第一の通信手段12、14、26をデータ転送
が可能な状態に設定する第1の過程と、前記状態設定
後、データ転送速度が第一の通信手段より速い第二の通
信手段22、28を起動するプログラムを第一の通信手
段でメモリ装置18に転送する第2の過程と、メモリ装
置に記憶されているプログラムによって第二の通信手段
を動作させ、書き込み用データを書き込み対象メモリ2
0に書き込む第3の過程とを有する。
込む際の書き込み時間を短縮できるメモリ書き込み方法
を提供する。 【解決手段】 本メモリ書き込み方法は、データ転送速
度が遅い第一の通信手段12、14、26をデータ転送
が可能な状態に設定する第1の過程と、前記状態設定
後、データ転送速度が第一の通信手段より速い第二の通
信手段22、28を起動するプログラムを第一の通信手
段でメモリ装置18に転送する第2の過程と、メモリ装
置に記憶されているプログラムによって第二の通信手段
を動作させ、書き込み用データを書き込み対象メモリ2
0に書き込む第3の過程とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ書き込み方
法及びメモリ書き込み装置に関し、更に詳細には、デー
タをメモリに書き込む際に、従来の方法に比べて、デー
タ書き込みに要する時間を短縮できるメモリ書き込み方
法及びメモリ書き込み装置に関するものである。
法及びメモリ書き込み装置に関し、更に詳細には、デー
タをメモリに書き込む際に、従来の方法に比べて、デー
タ書き込みに要する時間を短縮できるメモリ書き込み方
法及びメモリ書き込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROM(Flash Electr
ically Erasable and Programmable Read Only Memory
)は、フラッシュメモリ、或いはフラッシュROMと
も呼ばれ、書き込みはビット単位で可能であるが、消去
は全ビットあるいはブロック単位(つまり纏まったビッ
ト数の単位)で行う、電気的に書き込み消去可能な読み
出し専用メモリである。今後、コンピュータ、携帯情報
端末等の電子/電気機器には、データの書換えの出来な
いマスクROMに代わってデータの書き換えが可能なフ
ラッシュROMなどが実装される傾向が強い。
ically Erasable and Programmable Read Only Memory
)は、フラッシュメモリ、或いはフラッシュROMと
も呼ばれ、書き込みはビット単位で可能であるが、消去
は全ビットあるいはブロック単位(つまり纏まったビッ
ト数の単位)で行う、電気的に書き込み消去可能な読み
出し専用メモリである。今後、コンピュータ、携帯情報
端末等の電子/電気機器には、データの書換えの出来な
いマスクROMに代わってデータの書き換えが可能なフ
ラッシュROMなどが実装される傾向が強い。
【0003】フラッシュROMの書き込み方法は、従
来、フラッシュROMを実装した後、CPUのバスにラ
ンド(接触面)を設けてフラッシュROMに書き込みを
行う第1の方式、フラッシュROMの実装前に書き込む
第2の方式、及びRS232Cを用いて書き込む第3の
方式の三つの方式があった。従来のRS232Cを用い
て書き込み方式は、CPUの一つの機能であるブートス
トラップ(Bootstrap )モードを利用し、RS232C
を使って書き込み行っている。ブートストラップ・モー
ドとは、CPUの電源を投入した時点で、RS232C
の通信手段を確立しているCPUの特殊モードであり、
また、RS232Cとは、EIAによって制定されたシ
リアル・インターフェース規格であって、従来、パーソ
ナルコンピュータ、携帯情報端末、及びそれらの周辺機
器等で多用されている。
来、フラッシュROMを実装した後、CPUのバスにラ
ンド(接触面)を設けてフラッシュROMに書き込みを
行う第1の方式、フラッシュROMの実装前に書き込む
第2の方式、及びRS232Cを用いて書き込む第3の
方式の三つの方式があった。従来のRS232Cを用い
て書き込み方式は、CPUの一つの機能であるブートス
トラップ(Bootstrap )モードを利用し、RS232C
を使って書き込み行っている。ブートストラップ・モー
ドとは、CPUの電源を投入した時点で、RS232C
の通信手段を確立しているCPUの特殊モードであり、
また、RS232Cとは、EIAによって制定されたシ
リアル・インターフェース規格であって、従来、パーソ
ナルコンピュータ、携帯情報端末、及びそれらの周辺機
器等で多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のフラッシュROMの書き込み方法には、以下のような
問題があった。第1の方式では、フラッシュROMとバ
スとの間で通信を行うための電気的コンタクト手段が必
要になるために、バスの数だけランド(接触面)を配置
することが必要となる。そのため、ランドが基板内で占
有する面積が増加し、フラッシュROMの微細化の支障
となっている。また、ROMライタや特殊治具などが必
要となる。第2の方式では、新しいプログラムに書き換
える時には、元のフラッシュROMを新しいプログラム
に書き換えたフラッシュROMに交換することが必要に
なり、使い勝手が悪く、コストも嵩む。また、交換した
フラッシュROMの実装不良がないか等の検査が別途必
要となる。第3の方式では、データ転送速度が遅いため
に、書き込みに要する時間が長くなる。以上の説明で
は、フラッシュROMを例にしてデータ書き込み方法の
問題を説明したが、この問題は、全てのメモリに普遍的
な問題である。
のフラッシュROMの書き込み方法には、以下のような
問題があった。第1の方式では、フラッシュROMとバ
スとの間で通信を行うための電気的コンタクト手段が必
要になるために、バスの数だけランド(接触面)を配置
することが必要となる。そのため、ランドが基板内で占
有する面積が増加し、フラッシュROMの微細化の支障
となっている。また、ROMライタや特殊治具などが必
要となる。第2の方式では、新しいプログラムに書き換
える時には、元のフラッシュROMを新しいプログラム
に書き換えたフラッシュROMに交換することが必要に
なり、使い勝手が悪く、コストも嵩む。また、交換した
フラッシュROMの実装不良がないか等の検査が別途必
要となる。第3の方式では、データ転送速度が遅いため
に、書き込みに要する時間が長くなる。以上の説明で
は、フラッシュROMを例にしてデータ書き込み方法の
問題を説明したが、この問題は、全てのメモリに普遍的
な問題である。
【0005】そこで、本発明の目的は、フラッシュRO
M等のメモリにデータを書き込む際の書き込み時間を短
縮できるメモリ書き込み方法、及び書き込み時間を短縮
できるメモリ書き込み装置を提供することである。
M等のメモリにデータを書き込む際の書き込み時間を短
縮できるメモリ書き込み方法、及び書き込み時間を短縮
できるメモリ書き込み装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、書き込み時
間を短縮するために、先ず、高速通信(USB通信)を
行うためのプログラムを予め通常の通信手段(RS23
2C)を用いてRAMに転送し、次いで、RAMに転送
したプログラムを起動することにより、高速のUSB通
信にてフラッシュROMにデータの書き込みを行うこと
を着想し、実験を重ねて本発明を発明するに到った。
間を短縮するために、先ず、高速通信(USB通信)を
行うためのプログラムを予め通常の通信手段(RS23
2C)を用いてRAMに転送し、次いで、RAMに転送
したプログラムを起動することにより、高速のUSB通
信にてフラッシュROMにデータの書き込みを行うこと
を着想し、実験を重ねて本発明を発明するに到った。
【0007】上記目的を達成するために、本発明に係る
メモリ書き込み方法は、データ転送速度が比較的遅い第
一の通信手段をデータ転送が可能な状態に設定する第1
の過程と、前記状態設定後、データ転送速度が第一の通
信手段より速い第二の通信手段を起動するプログラムを
第一の通信手段によってメモリ装置に転送する第2の過
程と、前記メモリ装置に記憶されている前記プログラム
によって第二の通信手段を動作させ、書き込み手段によ
ってメモリ書き込み用データを書き込み対象メモリに書
き込む第3の過程とを有することを特徴としている。
メモリ書き込み方法は、データ転送速度が比較的遅い第
一の通信手段をデータ転送が可能な状態に設定する第1
の過程と、前記状態設定後、データ転送速度が第一の通
信手段より速い第二の通信手段を起動するプログラムを
第一の通信手段によってメモリ装置に転送する第2の過
程と、前記メモリ装置に記憶されている前記プログラム
によって第二の通信手段を動作させ、書き込み手段によ
ってメモリ書き込み用データを書き込み対象メモリに書
き込む第3の過程とを有することを特徴としている。
【0008】第二の通信手段のデータ転送速度が第一の
通信手段より速い限り、第一及び第二の通信手段の構成
には制約はないが、好適には、第1の過程では第一の通
信手段としてブートストラップ・モードにてRS232
Cを用い、CPUをデータ転送可能な状態に設定し、第
2の過程ではRS232Cを用いてUSB通信を行うた
めの前記プログラムをメモリ装置に転送し、第3の過程
では第二の通信手段としてUSB通信手段を用い、メモ
リ装置に転送した前記プログラムを起動することにより
USB通信手段を動作させて、書き込み対象メモリに書
き込み用データを書き込むようにする。
通信手段より速い限り、第一及び第二の通信手段の構成
には制約はないが、好適には、第1の過程では第一の通
信手段としてブートストラップ・モードにてRS232
Cを用い、CPUをデータ転送可能な状態に設定し、第
2の過程ではRS232Cを用いてUSB通信を行うた
めの前記プログラムをメモリ装置に転送し、第3の過程
では第二の通信手段としてUSB通信手段を用い、メモ
リ装置に転送した前記プログラムを起動することにより
USB通信手段を動作させて、書き込み対象メモリに書
き込み用データを書き込むようにする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明に係る
メモリ書き込み装置は、データ転送速度が比較的遅い第
一の通信手段と、データ転送速度が第一の通信手段より
速い第二の通信手段と、第二の通信手段を動作させるプ
ログラムを記憶するメモリ装置と、データ転送が可能な
状態に前記第一の通信手段を設定し、第一の通信手段に
より前記プログラムを前記メモリ装置に転送する設定手
段と、前記メモリ装置に記憶された前記プログラムによ
り前記第二の通信手段を動作させて、メモリ書き込み用
データを書き込み対象メモリに書き込む書き込み手段と
を具備していることを特徴としている。
メモリ書き込み装置は、データ転送速度が比較的遅い第
一の通信手段と、データ転送速度が第一の通信手段より
速い第二の通信手段と、第二の通信手段を動作させるプ
ログラムを記憶するメモリ装置と、データ転送が可能な
状態に前記第一の通信手段を設定し、第一の通信手段に
より前記プログラムを前記メモリ装置に転送する設定手
段と、前記メモリ装置に記憶された前記プログラムによ
り前記第二の通信手段を動作させて、メモリ書き込み用
データを書き込み対象メモリに書き込む書き込み手段と
を具備していることを特徴としている。
【0010】第二の通信手段のデータ転送速度が第一の
通信手段より速い限り、第一及び第二の通信手段の構成
には制約はないが、好適には、第一の通信手段がRS2
32C−I/F及びRS232Cを、第二の通信手段が
USB−I/F及びUSBをそれぞれ備えている。これ
により、第二の通信手段、例えばUSB通信を使ってメ
モリ、例えばフラッシュROMにデータを高速で書き込
むことができる。つまり、本発明は、USB通信を使っ
てデータを書き込むので、RS232Cを用いた従来の
書き込み方式よりも高速でデータをメモリに書き込むこ
とができる。更には、ブートストラップ・モードはチェ
ック機能を有するので、確実なプログラムの書き込みが
可能である。また、本発明方法及び本発明装置では、書
き込み対象メモリの種類には、制約はないものの、フラ
ッシュROMのデータ書き込みに最適である。また、第
二の通信手段として、USBより高速なシリアル通信、
例えばIEEE1394などの使用も可能である。
通信手段より速い限り、第一及び第二の通信手段の構成
には制約はないが、好適には、第一の通信手段がRS2
32C−I/F及びRS232Cを、第二の通信手段が
USB−I/F及びUSBをそれぞれ備えている。これ
により、第二の通信手段、例えばUSB通信を使ってメ
モリ、例えばフラッシュROMにデータを高速で書き込
むことができる。つまり、本発明は、USB通信を使っ
てデータを書き込むので、RS232Cを用いた従来の
書き込み方式よりも高速でデータをメモリに書き込むこ
とができる。更には、ブートストラップ・モードはチェ
ック機能を有するので、確実なプログラムの書き込みが
可能である。また、本発明方法及び本発明装置では、書
き込み対象メモリの種類には、制約はないものの、フラ
ッシュROMのデータ書き込みに最適である。また、第
二の通信手段として、USBより高速なシリアル通信、
例えばIEEE1394などの使用も可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。メモリ書き込み装置の実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るメモリ書き込み装置の実
施形態の一例であって、図1は本実施形態例のメモリ書
き込み装置の構成を示すブロック図である。本実施形態
例のメモリ書き込み装置10は、図1に示すように、MC
68EZ328 からなるCPU12と、CPU12との接続の
ための入出力レベルシフトを行うRS232C−I/F
14と、バス16を経由してCPU12と接続されてい
るRAM18、書き込み対象のフラッシュROM20、
及びUSB−I/F22を備えている。
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。メモリ書き込み装置の実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るメモリ書き込み装置の実
施形態の一例であって、図1は本実施形態例のメモリ書
き込み装置の構成を示すブロック図である。本実施形態
例のメモリ書き込み装置10は、図1に示すように、MC
68EZ328 からなるCPU12と、CPU12との接続の
ための入出力レベルシフトを行うRS232C−I/F
14と、バス16を経由してCPU12と接続されてい
るRAM18、書き込み対象のフラッシュROM20、
及びUSB−I/F22を備えている。
【0012】メモリ書き込み装置10では、RS232
C26を介してRS232C−I/F14が、USB2
8を介してUSB−I/F22が、データの書き込み手
段として設けられた小型のデータ入力手段、例えばパー
ソナルコンピュータ24と接続している。メモリ書き込
み装置10では、RAM18の記憶容量が8MB、書き
込み対象のフラッシュROM20の記憶容量が4MBで
あり、書き込むデータのデータ量は4MBである。
C26を介してRS232C−I/F14が、USB2
8を介してUSB−I/F22が、データの書き込み手
段として設けられた小型のデータ入力手段、例えばパー
ソナルコンピュータ24と接続している。メモリ書き込
み装置10では、RAM18の記憶容量が8MB、書き
込み対象のフラッシュROM20の記憶容量が4MBで
あり、書き込むデータのデータ量は4MBである。
【0013】メモリ書き込み方法の実施形態例 本実施形態例は、上述のメモリ書き込み装置10を使っ
て、本発明に係るメモリ書き込み方法をフラッシュRO
Mのデータ書き込みに適用する実施形態の一例である。
図2はメモリ書き込み装置10を使って本実施形態例の
メモリ書き込み方法を実施した際の手順を示すフローチ
ャートである。以下に、図2を参照して、本実施形態例
のメモリ書き込み装置10を使い、本実施形態例の方法
に従ってフラッシュROMにデータを書き込みする方法
の手順、及びメモリ書き込み装置10の動作を説明す
る。第1の過程S1 では、データ通信速度の遅い第1の
通信状態、つまり、ブートストラップ・モードにCPU
を設定して、RS232C制御でCPUのレジスタ類の
設定を行う。これにより、バス16を介してRAM18
及びフラッシュROM20へのアクセスが可能となる。
この際、従来と同様に、RS232C26経由でフラッ
シュROM20にデータを転送することも出来るもの
の、記憶容量のオーダーがMBであるデータを転送する
には大変多くの時間を消費することになる。
て、本発明に係るメモリ書き込み方法をフラッシュRO
Mのデータ書き込みに適用する実施形態の一例である。
図2はメモリ書き込み装置10を使って本実施形態例の
メモリ書き込み方法を実施した際の手順を示すフローチ
ャートである。以下に、図2を参照して、本実施形態例
のメモリ書き込み装置10を使い、本実施形態例の方法
に従ってフラッシュROMにデータを書き込みする方法
の手順、及びメモリ書き込み装置10の動作を説明す
る。第1の過程S1 では、データ通信速度の遅い第1の
通信状態、つまり、ブートストラップ・モードにCPU
を設定して、RS232C制御でCPUのレジスタ類の
設定を行う。これにより、バス16を介してRAM18
及びフラッシュROM20へのアクセスが可能となる。
この際、従来と同様に、RS232C26経由でフラッ
シュROM20にデータを転送することも出来るもの
の、記憶容量のオーダーがMBであるデータを転送する
には大変多くの時間を消費することになる。
【0014】そこで、本実施形態例の方法では、データ
をフラッシュROM20へ転送する前に、第2の過程S
2 として、第2の通信手段となるUSB通信手段を動作
可能にするプログラムをRAM18に送信する。そし
て、第3の過程S3 で、プログラムを実行して、USB
28及びUSB−I/F22を経由してデータ転送をフ
ラッシュROM20に対して行い、書き込みデータの書
き込みを行う。従来のRS232C経由でのデータ転送
を行った書き込み方式では、4MBのデータの転送に7
分程度の転送時間を要していたが、本実施形態例では、
以上の手順によって、1分程度の転送時間でデータ転送
が完了する。
をフラッシュROM20へ転送する前に、第2の過程S
2 として、第2の通信手段となるUSB通信手段を動作
可能にするプログラムをRAM18に送信する。そし
て、第3の過程S3 で、プログラムを実行して、USB
28及びUSB−I/F22を経由してデータ転送をフ
ラッシュROM20に対して行い、書き込みデータの書
き込みを行う。従来のRS232C経由でのデータ転送
を行った書き込み方式では、4MBのデータの転送に7
分程度の転送時間を要していたが、本実施形態例では、
以上の手順によって、1分程度の転送時間でデータ転送
が完了する。
【0015】尚、ブートストラップ・モードは、CP
U)12の起動モードのひとつであり、システムの初期
化やプログラムのダウンロードなどをRS232C経由
で行うモードである。ブートストラップは、EMUBRK(2
1ピン)30を介してCPU12をGNDに接続してシ
ステムのリセット行うことにより開始され、9600bp
s 、No Parity 、8 bit character、及び1 stop bit
で通信を行う。ブートストラップでは、B-recodeという
フォーマットでプログラムを送信することが可能であ
る。また、送信したプログラムを実行することも可能で
ある。
U)12の起動モードのひとつであり、システムの初期
化やプログラムのダウンロードなどをRS232C経由
で行うモードである。ブートストラップは、EMUBRK(2
1ピン)30を介してCPU12をGNDに接続してシ
ステムのリセット行うことにより開始され、9600bp
s 、No Parity 、8 bit character、及び1 stop bit
で通信を行う。ブートストラップでは、B-recodeという
フォーマットでプログラムを送信することが可能であ
る。また、送信したプログラムを実行することも可能で
ある。
【0016】B-recodeは、アスキー文字で表現され、最
初の4バイト(8文字)がアドレスを示し、次の1バイ
トがデータの送信バイト数、その後にデータが続く。ま
た、データの送信バイト数を0と指示することによっ
て、指定したアドレスからプログラムを実行することが
可能である。ブートストラップ・モードを適用すること
により、システムのデバッグなどを容易に行うことが可
能である。
初の4バイト(8文字)がアドレスを示し、次の1バイ
トがデータの送信バイト数、その後にデータが続く。ま
た、データの送信バイト数を0と指示することによっ
て、指定したアドレスからプログラムを実行することが
可能である。ブートストラップ・モードを適用すること
により、システムのデバッグなどを容易に行うことが可
能である。
【0017】また、プログラムをダウンロードする前
に、CPUの内部レジスタを初期化する必要がある。初
期化後、メモリ空間にプログラムをダウンロードし、実
行が可能となる。尚、CPUは、0xFFFFFFAA番地から始
まる8バイトのバッファを持っているので、メモリ書き
込み装置10のRAM18が使用できなくても、プログ
ラムの実行が可能である。プログラムの実行後は、0xFF
FFFF44番地にジャンプすることで、ブートストラップ・
モードの再開が可能である。尚、CPUのDO-D6,AOレジ
スタは、ブートストラップ・モードのプログラムによっ
て使用されているので、操作に注意が必要である。
に、CPUの内部レジスタを初期化する必要がある。初
期化後、メモリ空間にプログラムをダウンロードし、実
行が可能となる。尚、CPUは、0xFFFFFFAA番地から始
まる8バイトのバッファを持っているので、メモリ書き
込み装置10のRAM18が使用できなくても、プログ
ラムの実行が可能である。プログラムの実行後は、0xFF
FFFF44番地にジャンプすることで、ブートストラップ・
モードの再開が可能である。尚、CPUのDO-D6,AOレジ
スタは、ブートストラップ・モードのプログラムによっ
て使用されているので、操作に注意が必要である。
【0018】本実施形態例のメモリ書き込み装置10及
び本実施形態例の方法では、メモリ書き込み装置10に
接続されている高速シリアル通信がUSBのため、US
B経由となっているが、メモリ書き込み装置の構成によ
っては、より高速なシリアル通信(IEEE1394)
などの使用も可能である。
び本実施形態例の方法では、メモリ書き込み装置10に
接続されている高速シリアル通信がUSBのため、US
B経由となっているが、メモリ書き込み装置の構成によ
っては、より高速なシリアル通信(IEEE1394)
などの使用も可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明装置及び発明方法によれば、書き
込み時間を短縮するために、高速の第二の通信手段、例
えばUSB通信を動作させるためのプログラムを予め通
常の第一の通信手段、例えばRS232Cを用いてメモ
リ装置に転送し、次いで、メモリ装置に転送したプログ
ラムを起動することにより、USB通信にて書き込み対
象メモリにデータの書き込みを行う。これにより、メモ
リにデータを書き込む際に、以下のような利点がある。 (1)ROMライタや特殊治具などが不要になるので、
メモリ書き込み装置が簡単な構成になる。 (2)高速書き込みにより、データ書き込み工程の生産
性が向上する。 (3)データ書き換え作業が容易になる。 (4)メモリ実装後にデータを書き込むので、メモリの
検査の際、メモリを実装した基板の検査を同時に行うこ
とができる。
込み時間を短縮するために、高速の第二の通信手段、例
えばUSB通信を動作させるためのプログラムを予め通
常の第一の通信手段、例えばRS232Cを用いてメモ
リ装置に転送し、次いで、メモリ装置に転送したプログ
ラムを起動することにより、USB通信にて書き込み対
象メモリにデータの書き込みを行う。これにより、メモ
リにデータを書き込む際に、以下のような利点がある。 (1)ROMライタや特殊治具などが不要になるので、
メモリ書き込み装置が簡単な構成になる。 (2)高速書き込みにより、データ書き込み工程の生産
性が向上する。 (3)データ書き換え作業が容易になる。 (4)メモリ実装後にデータを書き込むので、メモリの
検査の際、メモリを実装した基板の検査を同時に行うこ
とができる。
【図1】実施形態例のメモリ書き込み装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】実施形態例の方法の手順を示すフローチャート
である。
である。
10……実施形態例のメモリ書き込み装置、12……C
PU、14……RS232C−I/F、16……バス、
18……RAM、20……フラッシュROM、22……
USB−I/F、24……パーソナルコンピュータ、2
6……RS232C、28……USB、30……EMUBRK
(21ピン)。
PU、14……RS232C−I/F、16……バス、
18……RAM、20……フラッシュROM、22……
USB−I/F、24……パーソナルコンピュータ、2
6……RS232C、28……USB、30……EMUBRK
(21ピン)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山近 優浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B076 EB03
Claims (4)
- 【請求項1】 データ転送速度が比較的遅い第一の通信
手段をデータ転送が可能な状態に設定する第1の過程
と、 前記状態設定後、データ転送速度が第一の通信手段より
速い第二の通信手段を起動するプログラムを第一の通信
手段によってメモリ装置に転送する第2の過程と、 前記メモリ装置に記憶されている前記プログラムによっ
て第二の通信手段を動作させ、書き込み手段によってメ
モリ書き込み用データを書き込み対象メモリに書き込む
第3の過程とを有することを特徴とするメモリ書き込み
方法。 - 【請求項2】 第1の過程では第一の通信手段としてブ
ートストラップ・モードにてRS232Cを用い、CP
Uをデータ転送可能な状態に設定し、 第2の過程ではRS232Cを用いてUSB通信を行う
ための前記プログラムをメモリ装置に転送し、 第3の過程では第二の通信手段としてUSB通信手段を
用い、メモリ装置に転送した前記プログラムを起動する
ことによりUSB通信手段を動作させて、書き込み対象
メモリに書き込み用データを書き込むことを特徴とする
請求項1に記載のメモリ書き込み方法。 - 【請求項3】 データ転送速度が比較的遅い第一の通信
手段と、 データ転送速度が第一の通信手段より速い第二の通信手
段と、 第二の通信手段を動作させるプログラムを記憶するメモ
リ装置と、 データ転送が可能な状態に前記第一の通信手段を設定
し、第一の通信手段により前記プログラムを前記メモリ
装置に転送する設定手段と、 前記メモリ装置に記憶された前記プログラムにより前記
第二の通信手段を動作させて、メモリ書き込み用データ
を書き込み対象メモリに書き込む書き込み手段とを具備
していることを特徴とするメモリ書き込み装置。 - 【請求項4】 第一の通信手段がRS232C−I/F
及びRS232Cを、第二の通信手段がUSB−I/F
及びUSBをそれぞれ備えていることを特徴とする請求
項3に記載のメモリ書き込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000379663A JP2002182939A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | メモリ書き込み方法及びメモリ書き込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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