JP2002181924A - レーダー装置 - Google Patents

レーダー装置

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JP2002181924A
JP2002181924A JP2000385517A JP2000385517A JP2002181924A JP 2002181924 A JP2002181924 A JP 2002181924A JP 2000385517 A JP2000385517 A JP 2000385517A JP 2000385517 A JP2000385517 A JP 2000385517A JP 2002181924 A JP2002181924 A JP 2002181924A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で温度変化および経時変化による変
調感度の変動を低減し、車間距離検知の車載レーダーの
距離測定精度を向上させる。 【解決手段】送受信部20は車間距離検知用の電波の送
受信を行う。レーダー信号処理部30は電波の反射波を
受信処理し、車間距離情報を得る。変調信号生成部12
はトリガ信号21により三角波ディジタルデータ22を
出力する。DAコンバータ10は三角波ディジタルデー
タ22をアナログ信号の三角波変調信号19に変換出力
する。信号処理部13はビートAD出力18を入力し、
FFT処理を行い距離速度情報17を出力する。CPU
14は速度検出パルスおよび走行距離検出パルスによる
自車速情報16、距離速度情報17を入力処理し、距離
データ29およびトリガ信号21を出力する。メモリ1
5は距離データ29を蓄積する。方向性結合器6は高周
波増幅出力26を分波する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダー装置に関
し、特にミリ波を用いた車間距離検知のための車載用の
レーダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の交通量増加に伴い、車両の追突防
止のため車両間の距離を高速に測定するレーダー装置が
車両に積載されている。このレーダー装置は、一般には
マイクロ波やミリ波を用いたレーダーとしてFM−CW
方式のレーダーが使用される。
【0003】FM−CWレーダーは、CW(Conti
nuous Wave:連続波)レーダー送信信号をF
M変調したものである。この連続波を使用したCWレー
ダーは移動体の速度を検出する目的に広く使用されてお
り、適当な変調を施すことにより移動体の距離と速度の
同時計測が可能になる。例えば、高周波発振器の周波数
を三角波で変調し送信アンテナから送信すると、目標か
ら反射された受信信号は目標までの距離による時間遅れ
と、目標の相対速度に相当する周波数偏移を受ける。目
標との相対速度がゼロのときは時間遅れのみを受ける
が、目標に対して相対速度がある場合は、この時間遅れ
による周波数偏移にさらに目標の移動によるドップラー
周波数の周波数偏移が重畳される。このドップラー周波
数が重畳された信号を、方向性結合器から取り出した送
信信号の一部とミキシングすることでビート信号が得ら
れる。
【0004】目標が移動する場合には、ビート信号の周
波数は変調サイクル毎に変化するので、変調の各サイク
ル毎にビート信号を別々に測定することで、目標の距離
と速度とを独立に求めることができる。
【0005】上述の通り、車間距離検知のための車載レ
ーダー装置では、近距離での測定精度と構成が簡単であ
ることからFM−CW方式がよく用いられている。この
FM−CW方式では、三角波挿引周波数fm、光速度
c、最大周波数偏移ΔF、周波数スイープDOWNのと
きのビート周波数fbd、周波数スイープUPのときの
ビート周波数fbuとすると、車間距離Rは(1)式で
求められる。
【0006】
【数1】
【0007】また、速度Vは(2)式で求められること
になる。
【0008】
【数2】
【0009】したがって、距離精度は三角波挿引周波数
fmと最大周波数偏移ΔFの精度で決まることになる。
【0010】なお、最大周波数偏移ΔFは、電圧制御発
振器であるVCOの変調感度に依存するため、変調感度
の温度変化および経時変化による変動の影響をうける。
このため、ほぼ距離精度を保つためには、変調感度の変
動を補正し制御する必要がある。たとえば、三角波挿引
しているVCOの出力をミキサーを用いて周波数変換
し、周波数比較して周波数変調の直線性を確保する方式
があるが、構成が複雑になるため高価になってしまう。
【0011】なお、FM変調を行うため、電圧値により
発振周波数を変えるVCOを用いている。
【0012】このようなレーダー装置の一例として、例
えば特開平11−148972号公報記載の「レーダ装
置」が知られている。
【0013】この公報では、FM−CW方式のレーダ装
置に関し、送受信用に別々のアンテナを必要とすること
なく送受信間のノイズ成分の回り込みを低減する技術が
記載されている。
【0014】また、特開平8−248124号公報記載
の「FMCWレーダ装置」が知られている。
【0015】この公報では、マイクロ波やミリ波を用い
たFM−CW方式のレーダ装置に関し、連続波信号を周
波数変調し、三角波周波数変調の送信出力周波数を上げ
る掃引時および周波数を下げる掃引時で演算を切り替え
ることにより、所望の受信帯域を選択し、ミキサーで生
じるイメージ帯域を抑圧してイメージ帯域の雑音を低減
させ、かつ他のレーダ装置からの混信を抑制する技術が
記載されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレーダ
ー装置は、最大周波数偏移ΔFが電圧制御発振器である
VCOの変調感度に依存するため、変調感度の温度変化
および経時変化による変動の影響を受けるという欠点を
有している。
【0017】また、レーダーの距離精度を保つために変
調感度の変動を補正し制御する必要があるので、構成が
複雑になるという欠点を有している。
【0018】本発明の目的は、簡易な構成で温度変化お
よび経時変化による変調感度の変動を低減し、かつ距離
測定精度を向上させたレーダー装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のレーダー装置
は、車間距離検知用の電波の送受信を行う送受信部と、
前記電波の反射波を受信処理し車間距離情報を得るレー
ダー信号処理部とを備え、車速パルスによる自車速度情
報と前記送受信部から得られるビート信号出力による速
度情報との比較を行い、前記自車速度情報と前記ビート
信号出力による速度情報との差がゼロに近い目標物を路
上に静止しているものと判断し、この路上に静止してい
る目標物の距離を測定し、時間毎の距離の微分値と前記
自車速度情報との速度を比較し、距離の精度の補正を行
うことを特徴としている。
【0020】車間距離検知用の電波の送受信を行う送受
信部と、前記電波の反射波を受信処理し車間距離情報を
得るレーダー信号処理部とを備え、前記レーダー信号処
理部は、トリガ信号により三角波ディジタルデータを出
力する変調信号生成部と;前記三角波ディジタルデータ
をアナログ信号の三角波変調信号に変換出力するDAコ
ンバータと;前記送受信部からのビートAD出力を入力
し、FFT(First Fourie Transf
ormation:高速フーリエ変換)処理を行い、距
離速度情報を出力する信号処理部と;走行中の自動車
(図示せず)から出力される速度検出パルス及び走行距
離検出パルスによる自車速度情報と前記距離速度情報と
を入力処理し、距離データ及び前記トリガ信号を出力す
るセントラル・プロセッサ・ユニット(以下、CPUと
記す)と;前記距離データを蓄積するメモリと;を有
し、前記送受信部は、前記レーダー信号処理部からの三
角波変調信号を増幅し、変調増幅出力を出力する第1の
増幅器と;前記変調増幅出力により三角波変調した高周
波出力を、出力する高周波発振器と;前記高周波出力を
増幅して高周波増幅出力を出力する第2の増幅器と;前
記高周波増幅出力を分波した分波送信出力及び高周波変
調信号を出力する方向性結合器と;前記高周波変調信号
の送受分離を行い、送信信号及び受信信号を出力するサ
ーキュレータと;前記分波送信出力及び前記受信信号を
混変調し、ビート信号を出力する受信ミキサと;前記ビ
ート信号を増幅し、ビートアンプ出力を出力するビデオ
アンプと;前記ビートアンプ出力をディジタル化したビ
ートAD出力を出力するADコンバータと;送受共用の
アンテナと;を有していることを特徴としている。
【0021】前記電波が、ミリ波であることを特徴とし
ている。
【0022】前記信号処理部は、前記ビート信号を前記
ビデオアンプで増幅し前記ADコンバータで取り込み、
このADコンバータが出力する前記ビートAD出力に対
してFFTによる周波数分析を行うことを特徴としてい
る。
【0023】また、前記信号処理部は、周波数分析によ
りスペクトラムのピークを見つけ、周波数成分を三角波
の上りと下りでのピークを、同じターゲット(反射体)
からの信号としてペアリングして距離と速度を計算する
ことを特徴としている。
【0024】前記送受信部が、温度センサ−を内蔵し、
温度情報のテーブルを用いて校正補正値の妥当性を判断
してから校正値に変更を行うことを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明のレーダー装置の一つの実施
の形態を示すブロック図である。
【0027】図1に示す本実施の形態は、車間距離検知
用のミリ波の送受信を行う送受信部20と、ミリ波の反
射波を受信処理し車間距離情報を得るレーダー信号処理
部30とから構成されている。
【0028】レーダー信号処理部30は、トリガ信号2
1により三角波ディジタルデータ22を出力する変調信
号生成部12と、この三角波ディジタルデータ22をア
ナログ信号の三角波変調信号19に変換出力するDAコ
ンバータ10と、送受信部20からのビートAD出力1
8を入力し、FFT(First Fourie Tr
ansformation:高速フーリエ変換)処理を
行い、距離速度情報17を出力する信号処理部13と、
走行中の自動車(図示せず)から出力される速度検出パ
ルスおよび走行距離検出パルスによる自車速情報16お
よび距離速度情報17を入力処理し、距離データ29お
よびトリガ信号21を出力するCPU14と、距離デー
タ29を蓄積するメモリ15とを有している。
【0029】また、送受信部20は、レーダー信号処理
部30からの三角波変調信号19を増幅し変調増幅出力
24を出力する増幅器11と、三角変調した高周波出力
25を出力する高周波発振器1と、この高周波出力25
を増幅し高周波増幅出力26を増幅する増幅器2と、こ
の高周波増幅出力26を分波した分波送信出力27およ
び高周波変調信号32を出力する方向性結合器6と、高
周波変調信号32の送受分離を行い送信信号33および
受信信号28を出力するサーキュレータ4と、分波送信
出力27および受信信号28を混変調しビート信号23
を出力する受信ミキサ7と、ビート信号23を増幅しビ
ートアンプ出力3を出力するビデオアンプ8と、ビート
アンプ出力3をディジタル化したビートAD出力18を
出力するADコンバータ9と、送受共用のアンテナ5と
を有している。
【0030】次に図1を参照して、本実施の形態の動作
をより詳細に説明する。
【0031】高周波発振器1が出力する高周波出力25
は送信用の増幅器2によって増幅され、方向性結合器
6、サーキュレータ4を介してアンテナ5から送信され
る。目標の移動体(図示せず)によって反射され、アン
テナ5から入力した受信波はサーキュレータ4を介して
分波され、受信信号28として受信ミキサ7に出力され
る。受信ミキサ7の局部発振信号は方向性結合器6によ
って高周波増幅出力26を分波した分波送信出力27を
用いる。
【0032】受信ミキサ7が出力するビート信号23は
ビデオアンプ8を介して所望の信号レベルまで増幅され
たのち、この増幅されたビートアンプ出力3をADコン
バータ9によりビートAD出力18として出力される。
信号処理部13はこのビートAD出力18に対してFF
Tによる周波数分析を行い、距離情報および速度情報を
含む距離速度情報17としてCPU14に出力する。
【0033】CPU14では、走行中の自動車(図示せ
ず)から出力される車速パルス等の速度検出パルスおよ
び走行距離検出パルスによる自車速情報16およびビー
ト信号23にもとづきFFT処理された距離速度情報1
7を入力し、速度情報の比較を行う。自車速情報16に
よる自車速速度とビート信号23による速度の差が0に
近い被測定物(ターゲット)情報は、路上で停止してい
るターゲットと判断される。
【0034】本発明では、この路上に停止しているター
ゲットの距離を測定し、時間毎の距離の微分値から得ら
れるターゲットの速度と自車速の速度とを比較して、距
離の精度の補正を行う。
【0035】図2は図1の変調動作を示す波形図であ
る。
【0036】図2(a)はCPUが出力するトリガ信号
21の波形であり、図2(b)はDAコンバータ10が
出力する三角波変調信号19の波形であり、図2(c)
は送信信号33の波形を示す。
【0037】図1、図2を参照すると、CPU14から
トリガ信号21を送出して変調信号生成部12で三角波
に相当する三角波ディジタルデータ22を生成する。D
Aコンバータ10は三角波ディジタルデータ22をアナ
ログに変換し、DA変換した三角波変調信号19は三角
波になる。
【0038】このDAコンバータ10が出力する三角波
変調信号19の三角波を、増幅器11により増幅した
後、高周波発振器1に周波数変調をかけるため出力す
る。このためアンテナ5から出力される信号の周波数は
図2(c)のように、三角波に応じて周波数変化した送
信信号33になる。
【0039】一方、受信信号28はターゲットの距離の
往復時間に相当する時間差をもった送信信号33が反射
してアンテナ5に入力し、この受信信号28と高周波増
幅出力26の分波送信出力27である局部発振信号と受
信ミキサ7で混合され、差周波数信号がビート信号23
として出力される。
【0040】信号処理部13は、ビート信号23をビデ
オアンプ8で増幅しADコンバータ9で取り込み、この
ADコンバータ9が出力するビートAD出力18に対し
てFFTによる周波数分析を行う。周波数分析によりス
ペクトラムのピークを見つけ、周波数成分を三角波の上
りと下りでのピークを、同じターゲット(反射体)から
の信号としてペアリングして距離と速度を計算すること
になる。
【0041】なお、通常の日本車の場合は、一般に速度
検出および走行距離の検出パルスが出力されているの
で、車に搭載されている他制御部から自車速の情報を入
力することになる。
【0042】図3は図1のレーダー装置の距離補正方法
を示すフローチャートである。
【0043】次に、図1および図3を参照して本実施の
形態の動作をより詳細に説明する。
【0044】三角波挿引幅補正モードを開始すると(ス
テップ1:S1)、送受信部20のレーダーフロントエ
ンド部出力のビート信号であるビートAD出力18のF
FT処理を行い(ステップ2:S2)、FFT処理の結
果得られたスペクトラムからスペクトラムのピーク値を
検出し(ステップ3:S3)、被測定物であるターゲッ
トを抽出してこのデータから相対速度を計算する(ステ
ップ4:S4)。相対速度から自車速と同じ速度で近づ
いてくるターゲットの距離を計算する(ステップ5:S
5)。
【0045】この間、ステップ4で計算した相対速度と
自車速情報とを比較し、自車速と被測定物速度とが一致
するかどうかを判定し(ステップ6:S6)、一致する
ならば路上固定物としてメモリ15に、ステップ5で計
算した距離および速度のデータを格納する(ステップ
7:S7)。ステップ6で一致しないならば、ステップ
1に戻る。
【0046】次のステップ8から、上述の測定をN回
(Nは2以上の整数)行う。すなわち、送受信部20の
レーダーフロントエンド部出力のビート信号であるビー
トAD出力18のFFT処理を行い(ステップ8:S
8)、得られたスペクトラムからスペクトラムのピーク
値を検出し(ステップ9:S9)、被測定物であるター
ゲットを抽出してこのデータから相対速度を計算する
(ステップ10:S10)。相対速度から自車速と同じ
速度で近づいてくるターゲットの距離を計算する(ステ
ップ11:S11)。メモリ15に格納されている距離
データとステップ11で計算した距離データとの差分を
とり、ステップ8からステップ12の処理をN回繰り返
す(ステップ12:S12)。
【0047】ステップ12でN回計算した距離および速
度データを一括してメモリ15に格納する(ステップ1
3:S13)。次のステップで速度データの平均値を算
出する(ステップ14:S14)。ステップ14で算出
した速度データの平均値と自車速情報とを比較し、補正
値を算出する(ステップ15:S15)。
【0048】次のステップ16で、DAコンバータ10
が出力する三角波変調信号19の三角波挿引電圧を距離
補正値と同じ比率で変更するように変調信号生成部12
にデータを送出する(ステップ16:S16)。
【0049】上述の通り、自車速で近づくターゲットが
存在しない場合はシステムに測定ターゲットなしの情報
を返し、距離補正モードの測定を終了する。自車速と同
じ速度で近づくターゲットは通常の路上固定物であるた
め、測定される距離も時間とともに短くなるはずであ
る。
【0050】距離の変化値を時間で微分した値としての
速度と車速パルス等で自車速として測定される値は本来
一致するので、距離微分の速度と自車速の測定値を比較
し、誤差を測定することができる。
【0051】次に、誤差pを
【0052】
【数3】
【0053】とすると、測定時に用いていたFM−CW
の三角波変調の振幅Aに対し、修正した振幅A’は、
【0054】
【数4】
【0055】で計算される。
【0056】FM−CW変調の振幅をこのA’に変更す
ることにより、誤差の補正をかけることができる。こう
した距離測定を定期的に行うことで、常に安定した距離
精度を保つことが可能となる。
【0057】なお、(1)式から明らかなように、距離
Rの精度は最大周波数偏移ΔFに反比例するので、ΔF
の割合だけ距離も誤測定される。このためΔFの値の精
度を保つために、三角波の変調振幅を可変し、変調出力
である高周波出力25のΔFを一定にすることが必要で
ある。補正前の三角波変調信号19の三角波振幅Aに補
正値割合として誤差pをかけたA’の値にすることで三
角波の振幅を保てる。
【0058】なお、送受信部20の変調感度の変動は主
として高周波発振器1の温度による変動が主要因である
ため、レーダーフロントエンド部に温度センサ−を内蔵
し、温度情報のテーブルを用いて校正補正値の妥当性を
判断してから校正値に変更を行うようにする方法を用い
ると、さらに校正値が測定ミス等で異常値になることを
防ぐことができ安定したレーダーシステムを提供するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーダー
装置は、FM−CWレーダーにおいて距離測定精度をハ
ードウェア的な追加回路を用いることなく向上すること
ができるので、簡易な回路構成で距離測定精度の高いレ
ーダー装置を構成できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーダー装置の一つの実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の変調動作を示す波形図である。
【図3】図1のレーダー装置の距離補正方法を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 高周波発振器 2 増幅器 3 ビートアンプ出力 4 サーキュレータ 5 アンテナ 6 方向性結合器 7 受信ミキサ 8 ビデオアンプ 9 ADコンバータ 10 DAコンバータ 11 増幅器 12 変調信号生成部 13 信号処理部 14 CPU 15 メモリ 16 自車速情報 17 距離速度情報 18 ビートAD出力 19 三角波変調信号 20 送受信部 21 トリガ信号 22 三角波ディジタルデータ 23 ビート信号 24 変調増幅出力 25 高周波出力 26 高周波増幅出力 27 分波送信出力 28 受信信号 29 距離データ 30 レーダー信号処理部 32 高周波変調信号 33 送信信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車間距離検知用の電波の送受信を行う送
    受信部と、前記電波の反射波を受信処理し車間距離情報
    を得るレーダー信号処理部とを備え、 車速パルスによる自車速度情報と前記送受信部から得ら
    れるビート信号出力による速度情報との比較を行い、前
    記自車速度情報と前記ビート信号出力による速度情報と
    の差がゼロに近い目標物を路上に静止しているものと判
    断し、この路上に静止している目標物の距離を測定し、
    時間毎の距離の微分値と前記自車速度情報との速度を比
    較し、距離の精度の補正を行うことを特徴とするレーダ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 車間距離検知用の電波の送受信を行う送
    受信部と、前記電波の反射波を受信処理し車間距離情報
    を得るレーダー信号処理部とを備え、 前記レーダー信号処理部は、 トリガ信号により三角波ディジタルデータを出力する変
    調信号生成部と;前記三角波ディジタルデータをアナロ
    グ信号の三角波変調信号に変換出力するDAコンバータ
    と;前記送受信部からのビートAD出力を入力し、FF
    T(First Fourie Transforma
    tion:高速フーリエ変換)処理を行い、距離速度情
    報を出力する信号処理部と;走行中の自動車(図示せ
    ず)から出力される速度検出パルス及び走行距離検出パ
    ルスによる自車速度情報と前記距離速度情報とを入力処
    理し、距離データ及び前記トリガ信号を出力するセント
    ラル・プロセッサ・ユニット(以下、CPUと記す)
    と;前記距離データを蓄積するメモリと;を有し、 前記送受信部は、 前記レーダー信号処理部からの三角波変調信号を増幅
    し、変調増幅出力を出力する第1の増幅器と;前記変調
    増幅出力により三角波変調した高周波出力を、出力する
    高周波発振器と;前記高周波出力を増幅して高周波増幅
    出力を出力する第2の増幅器と;前記高周波増幅出力を
    分波した分波送信出力及び高周波変調信号を出力する方
    向性結合器と;前記高周波変調信号の送受分離を行い、
    送信信号及び受信信号を出力するサーキュレータと;前
    記分波送信出力及び前記受信信号を混変調し、ビート信
    号を出力する受信ミキサと;前記ビート信号を増幅し、
    ビートアンプ出力を出力するビデオアンプと;前記ビー
    トアンプ出力をディジタル化したビートAD出力を出力
    するADコンバータと;送受共用のアンテナと;を有し
    ていることを特徴とするレーダー装置。
  3. 【請求項3】 前記電波が、ミリ波であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のレーダー装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理部は、前記ビート信号を前
    記ビデオアンプで増幅し前記ADコンバータで取り込
    み、このADコンバータが出力する前記ビートAD出力
    に対してFFTによる周波数分析を行うことを特徴とす
    る請求項2又は請求項3記載のレーダー装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の前記信号処理部は、周波
    数分析によりスペクトラムのピークを見つけ、周波数成
    分を三角波の上りと下りでのピークを、同じターゲット
    (反射体)からの信号としてペアリングして距離と速度
    を計算することを特徴とするレーダー装置。
  6. 【請求項6】 前記送受信部が、温度センサ−を内蔵
    し、温度情報のテーブルを用いて校正補正値の妥当性を
    判断してから校正値に変更を行うことを特徴とする請求
    項1、2、3、4又は5記載のレーダー装置。
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