JP2002181861A - 電界センサユニット - Google Patents

電界センサユニット

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JP2002181861A
JP2002181861A JP2000382370A JP2000382370A JP2002181861A JP 2002181861 A JP2002181861 A JP 2002181861A JP 2000382370 A JP2000382370 A JP 2000382370A JP 2000382370 A JP2000382370 A JP 2000382370A JP 2002181861 A JP2002181861 A JP 2002181861A
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electric field
grating
incident
wavelength
field sensor
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JP2000382370A
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Masaki Sakakibara
正毅 榊原
Naoshi Sakamoto
直志 坂本
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電界に対する無指向性化を図ることができ、而
も、光源等の外乱による光強度変動の影響を受けないな
どの高い測定能力を有する複数の電界センサをユニット
化しても小型化を図ることができる。 【解決手段】入射光を受けると共に出射光を出射し、且
つ印加される電界の強度に応じて屈折率を変化させる拡
散型の入出射光導波路4と、この入出射光導波路4に書
き込まれ、入射光をブラッグ回折する波長変調器用グレ
ーティング5と、この波長変調器用グレーティング5に
近接されて設けられる電極6、6′を有するパターンア
ンテナ7、7′とが基板3の同一平面上に形成された電
界センサ2を3つ備え、各電界センサ2A、2B、2C
はそれぞれ3方向に互いに直交して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電界センサユニッ
トに係り、特に、電気光学効果を有する結晶上に光導波
路が形成された光導波路型素子を用いる電界センサから
成る電界センサユニットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】コン
ピュータ等の情報機器、通信機器、自動車、電車等に使
用される制御器など多くの電気機器は、互いに外部から
の電磁ノイズによる誤動作などの影響を受けやすく、ま
た電磁波が人体に及ぼす影響が懸念されている。特に、
EMC分野(ノイズ分野)において、外部の電磁環境に
影響を及ぼすようなノイズの大きさや、電気機器自体が
発生するノイズ等を正確に測定することが重要になって
きている。この電磁ノイズを測定する測定装置としては
アンテナを使用するものが一般的であるが、同軸ケーブ
ル等の電気ケーブルの存在により電界分布が乱れたり、
また電気ケーブルに対してノイズが混入したりする虞が
あった。
【0003】このような難点を解決するために、電界強
度を光信号に変換する光学素子をセンサとして使用する
電界センサが開発されている。この電界センサは例えば
図6に示すように、基板51、入射光導波路52、2つ
の位相シフト光導波路53、53′および出射光導波路
54を具備している。入射光導波路52は基板51上に
形成され入射光ファイバ57に接続されている。位相シ
フト光導波路53、53′は入射光導波路52から分岐
するように基板51上に形成され、印加される電界強度
に応じて屈折率が変化するようになっている。出射光導
波路54は位相シフト光導波路53、53′と合流する
ように基板51上に形成されると共に出射光ファイバ5
8に接続されている。
【0004】また、基板51上には位相シフト光導波路
53、53′をそれぞれ挟むように配置される一対のパ
ターン電極55、55′が形成されている。この一対の
パターン電極55、55′の各一辺にはそれぞれロッド
アンテナ56、56′が接続されている。
【0005】このように構成されたマッハツェンダー方
式の電界センサにおいて、入射光ファイバ57からの入
射光は入射光導波路52に入射後、位相シフト導波路5
3、53′に分岐される。このような状態で電界が印加
されると、ロッドアンテナ56、56′により一対のパ
ターン電極55、55′に電圧が誘起されるので、位相
シフト導波路53、53′には深さ方向に互いに反対向
きの電界成分が生ずる。したがって、電気光学効果によ
り屈折率変化が生じて位相シフト導波路53、53′を
伝搬する光波間には印加電界の大きさに応じた位相差が
生じる。この位相差が生じている各光波が合流して出射
光導波路58で結合される場合に、干渉により光強度が
変化することになる。即ち、印加電界の強度に応じて出
射光の強度は変化することになるので、その光強度変化
を検出器で測定すれば印加電界の強度を測定することが
できる。
【0006】このような光強度変化から電界を検出する
ものとして、電界の検出方法(特開平7−151804
号公報)、電界センサヘッドおよび電界センサ(特開平
8−43467号公報)が提案されている。
【0007】しかしながら、このような電界センサで
は、測定しようとする環境電磁波の到来方向や偏波面は
予測することができないので、測定中に様々な方向に当
該電界センサを向けて配置して最大強度方向を探し出し
て測定しなければならなかった。また、電界センサを構
成するロッドアンテナやダイポールアンテナでは指向性
が強いので、電磁波発生源が多方向にある場合は、多数
の測定ポイントで互いに直交する3方向について電界強
度をそれぞれ測定し、解析する必要があった。したがっ
て、電界センサの取扱いの難しさや測定の信頼性等につ
いて難点があった。
【0008】このような難点を解決するために、図7
(a)、(b)に示すような光電界センサ60が提案さ
れている。この光電界センサ60は、指向性をもつ3組
のダイポールアンテナ61X、61Y、61Zを直交し
た3軸(X、Y、Z)に構成し、それぞれの入力を別々
に、同一基板62上に3個並列に形成したマッハツェン
ダー形光変調器63X、63Y、63Zの変調電極64
に導く。
【0009】このように構成されたマッハツェンダー方
式の光電界センサは、それぞれのダイポールアンテナ6
1X、61Y、61Zの指向性に依存して各偏波成分を
測定することができるので、3個のマッハツェンダー形
光変調器63X、63Y、63Zによって全方位の測定
を可能とする。
【0010】このような指向性をもつ3組のダイポール
アンテナで多方向成分の電界強度を測定するものとし
て、光電界センサ(特開平7−239356号公報)、
光電界センサ(特開平7−294575号公報)が提案
されている。
【0011】しかしながら、上述した何れの電界センサ
もマッハツェンダー方式なので、光出力が印加電圧に対
して周期的に三角関数曲線を描くことから最大値と最小
値とを取らなければならず、ダイナミックレンジを取る
ことができない。これにより、最大値を超えた電界強度
に対しては計測能力を失い誤認判定をする虞がある。ま
た、光強度変調のために光源等の外乱による光強度変動
の影響を受け易く、それが信号に重畳されることにより
ノイズとなる。なお、その影響は現時点においては除去
することはできない。また、温度ドリフトによる光学バ
イアスの変化が起こる難点がある。
【0012】さらに、複数の電界センサに1本のファイ
バーから光を分岐して供給しようとする場合に入射光の
パワーが少なくなると、C/N比が小さくなることによ
りダイナミックレンジが小さくなる難点があるので、多
重伝送には適さない。
【0013】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、光源等の外乱による光強度変
動の影響を受けることなく、また、温度ドリフト等の環
境変化による変動を防ぐことができ、さらに、多方向成
分の電界強度を測定すると共に電界の無指向測定を可能
にし、而も多点測定データを波長多重伝送することが可
能な電界センサユニットを提供することを目的とする。
【0014】また、高い測定能力を有する電界センサを
ユニット化しても小型化が図れる電界センサユニットを
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の電界センサユニットは、入射光を受けると共
に出射光を出射し、且つ印加される電界の強度に応じて
屈折率を変化させる拡散型の入出射光導波路と、入出射
光導波路に書き込まれ、入射光をブラッグ回折する波長
変調器用グレーティングと、波長変調器用グレーティン
グに近接されて設けられる電極を有するパターンアンテ
ナとが基板の同一平面上に形成された電界センサを少な
くとも3つ備え、各電界センサはそれぞれ3方向に互い
に直交して設けられているものである。
【0016】また、本発明の電界センサユニットは、入
射光を受けると共に出射光を出射する入出射光導波路
と、入出射光導波路に結合され該入出射光導波路からの
入射光を分岐する光分岐結合器と、光分岐結合器で分岐
された各入射光がそれぞれ入射されるように光分岐結合
器に結合され、印加される電界の強度に応じて屈折率を
変化させる第1および第2の拡散型光導波路と、第1の
拡散型光導波路に書き込まれ、分岐された一方の入射光
をブラッグ回折する温度補償用グレーティングと、第2
の拡散型光導波路に書き込まれ、分岐された他方の入射
光をブラッグ回折する波長変調器用グレーティングと、
波長変調器用グレーティングに近接されて設けられる電
極を有するパターンアンテナとが基板の同一平面上に形
成された電界センサを少なくとも3つ備え、各電界セン
サはそれぞれ3方向に互いに直交して設けられているも
のである。
【0017】このような本発明の電界センサユニットの
各電界センサは、それぞれ入射光が入出射光導波路に入
射すると、波長変調器用グレーティングで基準となる波
長の反射光が反射される。ここで、アンテナに電磁波が
印加されると、電極には電磁波に比例した電圧が誘起さ
れので、この印加電圧に応じた波長の反射光が波長変調
器用グレーティングから反射される。この基準となる波
長と印加電圧に応じた波長との波長差を検出すること
で、電界強度を測定することができる。これにより、光
の波長変調で電界強度の変化を検出することができるの
で、光源等の外乱による光強度変動の影響を受けなくな
る。また、温度補償用グレーティングを併用すれば、温
度補償用グレーティングからの基準波長と、波長変調器
用グレーティングからの波長との差を電界強度として測
定することができるので、温度ドリフト等の環境変化に
よる変動を防ぐことができる。
【0018】さらに、このような高い測定能力を有する
各電界センサは、それぞれ3方向に互い直交して設けら
れていることから、多方向成分の電界強度を同時に測定
することができるので、電界に対する無指向性化を図る
ことができる。
【0019】また、本発明の電界センサユニットにおい
て温度補償用グレーティングおよび波長変調器用グレー
ティングは、温度変化に対して同一の屈折率変化を生ず
る構造から成るものが好ましい。これにより、温度変化
に対して同等の波長変化を起こさせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電界センサユニッ
トの実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0021】本発明の電界センサユニットに用いられる
電界センサは、例えば図2に示すように、基板3上に入
出射光導波路4、波長変調器用グレーティング5および
2つのパターンアンテナ7、7′が形成されている。な
お、基板3は電気光学効果の大きな材料、例えば、LiNb
O3(ニオブ酸リチウム)結晶板を用いるのが好ましい。
【0022】入出射光導波路4は偏波保持型の入出射光
ファイバ8に接続され、この入出射光ファイバ8からの
入射光を受けると共に出射光を出射するもので、基板3
上に例えば金属Ti膜をストリップラインに加工し、所定
温度で熱処理してLiNbO3結晶中に金属Tiを拡散すること
により形成される拡散型光導波路である。したがって、
印加される電界の強度に応じて屈折率を変化させること
ができる。なお、入出射光導波路4は基板3の出力端3
aまで形成され、この基板3の出力端3aは入出射光導
波路4に対して垂直にカットされずに、この仮想垂直面
Lに対して例えば12度傾斜した状態でカットされた無
反射端に形成されている。これは、端面から反射された
光が入射側に戻り、波長変調器用グレーティング5から
の反射光のS/Nの低下を防ぐためである。
【0023】波長変調器用グレーティング5は、入出射
光ファイバ8から入射する入射光をブラッグ回折するも
ので、入出射光導波路4に書き込まれている。ここでブ
ラッグ回折とは結晶の空間格子の中の一群の格子面で起
こる回折で、屈折率を周期的に変化させる。したがっ
て、波長変調器用グレーティング5は、書き込まれた箇
所で入射光を反射させ波長変調させることができるの
で、検出感度を高くすることができ而も周波数帯域を広
くすることができる。
【0024】2つのパターンアンテナ7、7′は波長変
調器用グレーティング5を挟むように配置され、それぞ
れ基板3上に例えば渦巻き状に形成されている。この2
つのパターンアンテナ7、7′は、それぞれ入出射光導
波路4に書き込まれている波長変調器用グレーティング
5と同等の長さに形成され、且つ当該波長変調器用グレ
ーティング5に対して近接されて設けられる電極6、
6′を有している。
【0025】このような電界センサ2は図1に示すよう
に、例えば3つの電界センサ2A、2B、2Cがそれぞ
れ3方向(X、Y、Z方向)に互いに直交するように接
着剤等により貼り合わされ、ユニット化されている。こ
れにより、多方向成分の電界強度を同時に測定すること
ができるので、電界に対する無指向性化を図ることがで
きる。
【0026】次に、電界センサユニット1からの反射波
長を演算処理することにより電界強度を測定する電磁界
測定装置について説明する。
【0027】電磁界測定装置は図3に示すように、光源
11、PBS(偏光ビームスプリッタ)12、WDM
(光合分波器)13、光スイッチ14、復調器15、信
号処理回路16およびCPU17から構成されている。
光源11はPBS12を介して光コネクタ18に接続さ
れ、PBS12の反射側にはWDM(光合分波器)1
3、光スイッチ14、復調器15、信号処理回路16お
よびCPU17がそれぞれ直列に接続されている。
【0028】このように構成された電磁界測定装置10
を電界センサユニット1に接続する場合は、分岐素子で
あるスターカプラ19が用いられる。具体的には、スタ
ーカプラ19の入力側に、電磁界測定装置10の光コネ
クタ18に接続された主幹となる入出射光ファイバ20
が接続され、入力側から3本に分岐された出力側にそれ
ぞれ枝幹となる入出射光ファイバ8A、8B、8Cが接
続され、各入出射光ファイバ8A、8B、8Cにそれぞ
れ電界センサ2A、2B、2Cの入出射光導波路4が接
続される。なお、分岐素子はスターカプラ19に限ら
ず、光を等分割できればWDM等でもよい。
【0029】このような電磁界測定装置10が接続され
た電界センサユニット1による電界強度測定について、
以下詳述する。なお、各電界センサ2A、2B、2Cの
反射波長は、それぞれの電界センサ2A、2B、2Cに
設けられた波長変調器用グレーティング5の格子間隔を
各々変化させて反射波長をずらすことにより、所定の波
長間隔で反射されるように調整されている。
【0030】電磁界測定装置10の光源11から図4
(a)に示すような広帯域な特性をもつ入射スペクトル
λ0の入射光を出射させると、入射光はPBS12を介
して入出射光ファイバ20に入射され、スターカプラ1
9で等分割される。スターカプラ19で等分割された入
射光は、それぞれ各入出射光ファイバ8A、8B、8C
を介して各電界センサ2A、2B、2Cに入射される。
例えば、電界センサ2Aに入射された入射光は、入出射
光導波路4から波長変調器用グレーティング5に入射さ
れる。入射された入射光は、波長変調器用グレーティン
グ5によりブラッグ回折され、ブラッグの回折条件を満
たす波長のみ反射光として入出射光導波路4に反射させ
るので、波長λx=X1の反射光になる。この反射光は図
4(b)に示すように狭帯域な特性をもつ反射スペクト
ルになる。
【0031】ここで、電界センサ2Aに電界が印加され
ると、パターンアンテナ7、7′によりパターン電極
6、6′に電圧が誘起され、波長変調器用グレーティン
グ5には深さ方向の電界成分が生ずる。この結果、電気
光学効果により波長変調器用グレーティング5には実効
屈折率変化が生ずるので、波長変調器用グレーティング
5からの反射光の波長λx=X1を印加電圧に応じた波長
λx=X1′に変化させることができる。即ち、パターン
電極6、6′および波長変調器用グレーティング5は波
長変調器となる。
【0032】このような電界が印加されない反射光と電
界が印加される反射光とは、それぞれスターカプラ19
に入射される。
【0033】また、電界センサ2B、2Cに入射された
入射光は、それぞれ波長λy、λzの反射光になってスタ
ーカプラ19に入射される。なお、電界が印加されない
反射光の波長はそれぞれλy=Y1、λz=Z1となり、電
界が印加される反射光の波長はそれぞれλy=Y1′、λ
z=Z1′となる。
【0034】これら3種類の反射光はスターカプラ19
で合波され、入出射光ファイバ20を介して電磁界測定
装置10に入射される。
【0035】電磁界測定装置10は、スターカプラ19
で合波された3種類の反射光を、PBS12で反射させ
てWDM13に入射させる。WDM13はこの合波され
た3種類の反射光を波長毎に分波させ、この分波された
各反射光は光スイッチ14により光路が切り替えられ、
それぞれ復調器15に入射される。復調器15は、電界
を印加しない場合の反射波長と、電界を印加した場合の
反射波長との差を演算処理することにより、例えば図4
(c)に示すように、波長λxの反射光の変調分、即
ち、電界を印加しない場合の反射波長と、電界を印加し
た場合の反射波長との差であるΔλx1を検出することが
できる。したがって、波長λy、λzの各反射光の変調分
もΔλy1、Δλz1として検出することができる。そし
て、この変調分であるΔλx1、Δλy1、Δλz1は、信号
処理回路16でそれぞれ各電界センサ2A、2B、2C
毎の電界強度として値付けられる。最後に、CPU17
でこれら電界強度のデータを統合し演算処理して、信頼
性のある電界強度を求めることができる。
【0036】なお、本発明の電界センサユニットに用い
られる電界センサは、これに限らず、図6に示すよう
に、基板3上に入出射光導波路40、光分岐器(光分岐
結合器)21、第1および第2の拡散型光導波路22、
22′、温度補償用グレーティング23、波長変調用グ
レーティング24、2つのパターンアンテナ7、7′が
形成されているものでもよい。
【0037】このような電界センサ20の入出射光導波
路40は偏波保持型の入出射光ファイバ8に接続され、
この入出射光ファイバ8からの入射光を受けると共に出
射光を出射するものである。第1および第2の拡散型光
導波路22、22′の一端はそれぞれ光分岐器21を介
して入出射光導波路40に結合され、印加される電界の
強度に応じて屈折率を変化させることができる。このよ
うな入出射光導波路40、光分岐器21、第1および第
2の拡散型光導波路22、22′は、上述した電界セン
サ1と同様に、基板3上に例えば金属Ti膜をストリップ
ラインに加工し、所定温度で熱処理してLiNbO3結晶中に
拡散することにより形成される。なお、第1および第2
の拡散型光導波路22、22′は基板3の出力端3aま
で形成されている。この基板3の出力端3aは、上述し
た電界センサ1と同様に、第1および第2の拡散型光導
波路22、22′に対して垂直にカットせずに、この仮
想垂直面Lに対して例えば12度傾斜した状態でカット
された無反射端に形成させ、端面から反射された光を入
射側に戻すことにより、温度補償用グレーティング23
および波長変調器用グレーティング24からの反射光の
S/Nの低下を防いでいる。
【0038】温度補償用グレーティング23は光分岐器
21から第1の拡散型光導波路22へ分岐された入射光
をブラッグ回折するもので、第1の拡散型光導波路22
に書き込まれている。また、波長変調器用グレーティン
グ24は温度補償用グレーティング23と同様に光分岐
器21から第2の拡散型光導波路22′へ分岐された入
射光をブラッグ回折するもので、第2の拡散型光導波路
22′に書き込まれている。なお、温度補償用グレーテ
ィング23および波長変調器用グレーティング24を同
位相で反射させるために、第1および第2の拡散型光導
波路22、22′の導波路長を等しくさせると共に、各
グレーティング23、24を同一構造にさせる。
【0039】このように構成された温度補償用グレーテ
ィング23および波長変調器用グレーティング24は、
書き込まれた箇所においてそれぞれ反射させて波長変調
させることができるので、検出感度を高くすることがで
き而も周波数帯域を広くすることができる。
【0040】2つのパターンアンテナ7、7′は上述し
た電界センサ2と同様で、波長変調器用グレーティング
24を挟むように配置され、それぞれ基板3上に例えば
渦巻き状に形成されている。この2つのパターンアンテ
ナ7、7′は、それぞれ第2の拡散型光導波路22′に
書き込まれている波長変調器用グレーティング24と同
等の長さに形成され、且つ当該波長変調器用グレーティ
ング24に対して近接されて設けられる電極6、6′を
有している。
【0041】このような電界センサ20は上述した電界
センサユニット1と同様に、例えば3つの電界センサ2
0A、20B、20Cがそれぞれ3方向(X、Y、Z方
向)に互いに直交するように接着剤等により貼り合わさ
れ、ユニット化されている(図5参照)。これにより、
多方向成分の電界強度を同時に測定することができるの
で、電界に対する無指向性化を図ることができる。
【0042】このように構成された電界センサユニット
100を図3に示すように、スターカプラ19を介して
電磁界測定装置10に接続して、電界強度測定を開始す
る。なお、温度補償用グレーティング23および波長変
調器用グレーティング24は、温度変化に対して同等の
波長変化を起こさせるために、温度変化に対して同一の
屈折率変化を生ずる構造とする。また、各電界センサ2
0A、20B、20Cの反射波長は上述した電界センサ
ユニット1と同様に、それぞれの電界センサ20A、2
0B、20Cに設けられた温度補償用グレーティング2
3および波長変調器用グレーティング24の格子間隔を
各々変化させて反射波長をずらすことにより、所定の波
長間隔で反射されるように調整されている。
【0043】電磁界測定装置10の光源11から図4
(a)に示すような広帯域な特性をもつ入射スペクトル
λ0の入射光を出射させると、入射光はPBS12を介
して入出射光ファイバ20に入射され、スターカプラ1
9で等分割される。スターカプラ19で等分割された入
射光は、それぞれ各入出射光ファイバ8A、8B、8C
を介して各電界センサ20A、20B、20Cに入射さ
れる。例えば、電界センサ20Aに入射された入射光
は、入出射光導波路40を介して光分岐器21から第1
の拡散型光導波路22と第2の拡散型光導波路22′と
に分岐され、第1の拡散型光導波路22に入射された入
射光は温度補償用グレーティング23へ、第2の拡散型
光導波路22′に入射された入射光は波長変調器用グレ
ーティング24へとそれぞれ入射される。温度補償用グ
レーティング23および波長変調器用グレーティング2
4に入射された入射光は、それぞれ温度補償用グレーテ
ィング23および波長変調器用グレーティング24によ
りブラッグ回析され、ブラッグの回析条件を満たす波長
のみ反射光として第1の拡散型光導波路22および第2
の拡散型光導波路22′に反射させるので、波長λx=
2の反射光になる。この反射光は図4(b)に示すよ
うに狭帯域な特性をもつ反射スペクトルになる。
【0044】ここで、電界センサ20Aに電界が印加さ
れると、パターンアンテナ7、7′によりパターン電極
6、6′に電圧が誘起され、波長変調器用グレーティン
グ24には深さ方向の電界成分が生ずる。この結果、電
気光学効果により波長変調器用グレーティング24には
実効屈折率変化が生ずるので、波長変調器用グレーティ
ング24からの反射光の波長を印加電圧に応じた波長λ
x=X2′に変化させることができる。即ち、パターン電
極6、6′および波長変調器用グレーティング24は波
長変調器となる。
【0045】このような電界が印加されない反射光と電
界が印加される反射光とは、それぞれスターカプラ19
に入射される。
【0046】また、電界センサ20B、20Cに入射さ
れた入射光は、それぞれ波長λy、λzの反射光になって
スターカプラ19に入射される。なお、電界が印加され
ない各反射光の波長はそれぞれλy=Y2、λz=Z2とな
り、電界が印加される各反射光の波長はそれぞれλy=
2′、λz=Z2′となる。
【0047】これら3種類の反射光はスターカプラ19
で合波され、入出射光ファイバ20を介して電磁界測定
装置10に入射される。
【0048】電磁界測定装置10はスターカプラ19で
合波された3種類の反射光を、PBS12で反射させて
WDM13に入射させる。WDM13はこの合波された
3種類の反射光を波長毎に分波させ、この分波された各
反射光は光スイッチ14により光路が切り替えられ、そ
れぞれ復調器15に入射される。復調器15は、電界を
印加しない場合の反射波長と、電界を印加した場合の反
射波長との差を演算処理することにより、例えば図4
(c)に示すように、波長λxの反射光の変調分、即
ち、温度補償用グレーティング23からの反射光を基準
にして波長変調器用グレーティング24からの反射光と
の波長差であるΔλx2を検出することができる。したが
って、波長λy、λzの各反射光の変調分もΔλy2、Δλ
z2として検出することができる。そして、この変調分で
あるΔλx2、Δλy2、Δλz2は、信号処理回路16でそ
れぞれ各電界センサ20A、20B、20C毎の電界強
度として値付けられる。最後に、CPU17でこれら電
界強度のデータを統合し演算処理して、信頼性のある電
界強度を求めることができる。
【0049】なお、温度補償用グレーティング23およ
び波長変調器用グレーティング24は、温度変化に対し
て同一の実効屈折率変化を生ずる構造なので、温度変化
による波長変動の影響を防ぐことができる。
【0050】また、電界センサは図8に示すように、入
出射光ファイバ8からの入射光を入出射光導波路25、
25′の何れかを介して第1および第2の拡散型光導波
路22、22′に分岐させるために、光方向性結合器
(光分岐結合器)26を用いてもよい。この光方向性結
合器26は、入出射光ファイバ8と第1および第2の拡
散型光導波路22、22′との間に、入出射光導波路2
5、25′と共にTi拡散により形成される。即ち、光
方向性結合器26の入力側の一方が入出射光導波路2
5′を介して入出射光ファイバ8に接続され、出力側の
一方が第2の拡散型光導波路22′に、他方が第1の拡
散型光導波路22にそれぞれ接続されている。なお、2
つの入出射光導波路25、25′と共に光方向性結合器
26を形成させる以外は、上述の電界センサ20と同じ
構成なので、各部品に同一符号を付することで説明を省
略する。
【0051】このような電界センサ200は上述した電
界センサユニット1、100と同様に、例えば3つの電
界センサ200A、200B、200Cがそれぞれ3方
向(X、Y、Z方向)に互いに直交するように接着剤等
により貼り合わされ、ユニット化されている(図7参
照)。これにより、多方向成分の電界強度を同時に測定
することができるので、電界に対する無指向性化を図る
ことができる。
【0052】したがって、電界センサ200A、200
B、200Cから成る電界センサユニット1000は、
上述の電界センサユニット100と同様の電界強度の測
定結果を得ることができる。
【0053】このように、本発明の電界センサユニット
は、波長変調によって電界強度の変化を検出することか
ら、入射光のパワーが減少しても測定感度に影響がない
ので、電界センサユニットを複数個パラレルに接続して
1本の光ファイバで波長多重伝送させることが可能にな
る。
【0054】
【実施例】さらに、本発明の電界センサユニットの動作
性能について、以下のような条件で実験を行なった。
【0055】電界センサの基板にZカットのLiNbO3結晶
の3インチウエハーを使用し、その基板上に50nmのTi
パターンを形成し1050℃の水蒸気雰囲気で10時間
の熱拡散を行い、Ti拡散光導波路を形成した。また、こ
の拡散型光導波路中に、プラズマエッチングにより入射
光をブラッグ回折するグレーティング構造(以下、「波
長変調用グレーティング」という。)を加工し、さら
に、基板前面にSiO2膜を成膜して波長変調用グレーティ
ングを形成した。なお、入射光源には、波長1.55μ
m帯にて広帯域でパワーが強い入射スペクトルを持つ増
幅自然発光光源(以下、「ASE光源」と称する。)を
使用した。
【0056】このような電界センサを、それぞれ3方向
(X、Y、Z方向)に互いに直交するように貼り合わせ
た電界センサユニットを使用して各性能を測定した。な
お、各電界センサの波長変調器用グレーティング長は約
15mmで形成し、これら波長変調器用グレーティング長
の周期Λx、Λy、Λzを、反射波長λx、λy、λzの間隔
がそれぞれ約8nmになるように各電界センサ毎に調整し
た。具体的には、 Λx=0.3481μm、反射波長λx=1.5430μm Λy=0.3499μm、反射波長λy=1.5509μm、Δλy−λx
=7.9nm Λz=0.3518μm、反射波長λz=1.5590μm、Δλz−λy
=8.1nm とした。
【0057】この測定によれば、各電界センサからの反
射光の半値幅は、0.1nm以下となり、反射効率65%
〜70%を得ることができた。また、電界センサユニッ
トへの入射強度が−10dBm/1nm〜−37dBm/1nmの範
囲となり、電界強度測定の精度を落とさずに測定可能に
なるので、各電界センサの測定周波数範囲は3dB帯域幅
DC〜1.2GHzの性能を記録した。したがって、入射レ
ベルが少なくとも測定精度が低下しないことがわかった
ので、電界強度の測定における波長変調方式の電界セン
サの有効性が実証された。
【0058】また、入射光源に上述のASE光源を使用
して、電界センサへの入射強度を−10dBm/1nm、波長
変調用グレーティングからの反射波長の間隔を8nmで作
成した。これにより、6個の電界センサのカスケード接
続による波長多重伝送が可能になった。
【0059】また、光源に外部変調器でレベル変調を最
大50%かけて、電界測定性能を測定した。これによれ
ば、測定精度変化がないことが確認できたので、マッハ
ツェンダー方式の電界センサに比べて光源等のレベル変
動の影響を受けないことが実証された。
【0060】さらに、電磁界発生源を用意し、それに対
して電界センサユニットを立体角180度で変化させ、
電磁界測定装置で当該電界センサユニットの3つの電界
センサ(X、Y、Z)からの反射光出力から各電界セン
サの電磁界に対する偏波依存性を測定した。この結果、
最大ア5%の電界強度変動が観測された。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電界セ
ンサユニットによれば、入射光をブラッグ回析するグレ
ーティングで電界強度変化を波長変調に変換するので、
測定できる電界強度範囲が広く強電界でも計測能力を失
うことはなく、EMC分野で空間を伝搬する電磁波の電
界強度の測定、電磁波に重畳された信号を検出できる。
また、光源等の外乱による光強度変動の影響を受けなく
なるので、外乱が多い場合でも測定誤差が生じなくな
る。
【0062】また、温度補償用グレーティングを併用す
れば、温度補償用グレーティングからの基準波長と、波
長変調器用グレーティングからの波長との差を電界強度
として測定することができるので、温度ドリフト等の環
境変化による波長変動の影響を受けることがなくなる。
【0063】また、高い測定能力を有する各電界センサ
は、それぞれ3方向に互いに直交して設けられているこ
とから、多方向成分の電界強度を同時に測定することが
できるので、電界に対する無指向性化を図ることができ
る。また、高い測定能力を持たせるための光部品やアン
テナを1つの基板上に全て形成させることができる電界
センサを備えているので、各電界センサをユニット化し
ても小型化を図れる。
【0064】また、電源が不要なことからメンテナンス
フリーになるので、リモート測定に好適であり、而も絶
縁性に優れた小型電界センサを提供できる。
【0065】さらに、複数の電界センサユニットからの
反射光を1本の光ファイバに波長多重した伝送方式が可
能になるので、多点で電界強度測定された反射光の波長
多重伝送が容易にできようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界センサユニットの実施の一形態を
示す斜視図。
【図2】図1の電界センサユニットに使用される電界セ
ンサを示す詳細図。
【図3】本発明の電界センサユニットからの反射波長を
演算処理することにより電界強度を測定する電磁界測定
装置を示す説明図。
【図4】(a)は入射光の入射スペクトルの特性を示す
グラフ、(b)は電荷印加前の温度補償用グレーティン
グおよび波長変換器用グレーティングの反射スペクトル
の特性を示すグラフ、(c)は電荷印加時の温度補償用
グレーティングおよび波長変換器用グレーティングの反
射スペクトルの波長変化を示すグラフ。
【図5】本発明の電界センサユニットの他の実施の一形
態を示す斜視図。
【図6】図5の電界センサユニットに使用される電界セ
ンサを示す詳細図。
【図7】本発明の電界センサユニットの他の実施の一形
態を示す説明図。
【図8】図7の電界センサユニットに使用される電界セ
ンサを示す詳細図。
【図9】従来の電界センサを示す図で、(a)はアンテ
ナ部の説明図、(b)は電界センサの主要部の説明図。
【図10】従来の電界センサを示す説明図。
【符号の説明】
1、100、1000・・・・・電界センサユニット 2、20、200・・・・・電界センサ 3・・・・・基板 4・・・・・拡散型の入出射光導波路 5、24・・・・・波長変調器用グレーティング 6、6′・・・・・電極 7、7′・・・・・パターンアンテナ 21・・・・・光分岐器(光分岐結合器) 22・・・・・第1の拡散型光導波路 22′・・・・・第2の拡散型光導波路 23・・・・・温度補償用グレーティング 25、25′、40・・・・・入出射光導波路 26・・・・・光方向性結合器(光分岐結合器)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光を受けると共に出射光を出射し、且
    つ印加される電界の強度に応じて屈折率を変化させる拡
    散型の入出射光導波路と、前記入出射光導波路に書き込
    まれ、前記入射光をブラッグ回折する波長変調器用グレ
    ーティングと、前記波長変調器用グレーティングに近接
    されて設けられる電極を有するパターンアンテナとが基
    板の同一平面上に形成された電界センサを少なくとも3
    つ備え、前記各電界センサはそれぞれ3方向に互いに直
    交して設けられていることを特徴とする電界センサユニ
    ット。
  2. 【請求項2】入射光を受けると共に出射光を出射する入
    出射光導波路と、前記入出射光導波路に結合され該入出
    射光導波路からの前記入射光を分岐する光分岐結合器
    と、前記光分岐結合器で分岐された前記各入射光がそれ
    ぞれ入射されるように前記光分岐結合器に結合され、印
    加される電界の強度に応じて屈折率を変化させる第1お
    よび第2の拡散型光導波路と、前記第1の拡散型光導波
    路に書き込まれ、分岐された一方の前記入射光をブラッ
    グ回折する温度補償用グレーティングと、前記第2の拡
    散型光導波路に書き込まれ、分岐された他方の前記入射
    光をブラッグ回折する波長変調器用グレーティングと、
    前記波長変調器用グレーティングに近接されて設けられ
    る電極を有するパターンアンテナとが基板の同一平面上
    に形成された電界センサを少なくとも3つ備え、前記各
    電界センサはそれぞれ3方向に互いに直交して設けられ
    ていることを特徴とする電界センサユニット。
  3. 【請求項3】前記温度補償用グレーティングおよび前記
    波長変調器用グレーティングは、温度変化に対して同一
    の屈折率変化を生ずる構造から成ることを特徴とする請
    求項2記載の電界センサユニット。
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