JP3403645B2 - 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置 - Google Patents

偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置

Info

Publication number
JP3403645B2
JP3403645B2 JP21465098A JP21465098A JP3403645B2 JP 3403645 B2 JP3403645 B2 JP 3403645B2 JP 21465098 A JP21465098 A JP 21465098A JP 21465098 A JP21465098 A JP 21465098A JP 3403645 B2 JP3403645 B2 JP 3403645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarization
lights
output
linear polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21465098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11337448A (ja
Inventor
敏夫 伊藤
直人 吉本
克明 曲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP21465098A priority Critical patent/JP3403645B2/ja
Publication of JPH11337448A publication Critical patent/JPH11337448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3403645B2 publication Critical patent/JP3403645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信、光交換、光
情報処理等に使用するデバイスの製造開発、選別に有用
な偏波依存性測定のための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信、光交換、光情報処理といった光
を利用した光伝達処理システムの構築を考えると、各々
のデバイスの偏波依存性が大きな問題となる。例えば光
ファイバや光スイッチでの光損失を補償するために、減
衰した光信号を半導体レーザ型の光増幅素子に用いて増
幅する場合について説明する。図4は、半導体レーザ型
の光増幅素子の一例を説明するための模式的斜視図であ
る。図中、参照符号301はn−InP基板、302は
n−InPクラッド層、303はInGaAsP活性
層、304はp−InPクラッド層、305および30
6はFe−InP絶縁層、307はp−InGaAsP
キャップ層、308はn側電極、さらに309はp側電
極である。また、この光増幅素子の両端面にはTiO2
/SiO2 からなる反射防止膜(不図示)が施されてい
る。このような光増幅素子を用いる場合、入力信号光の
偏波状態によってゲイン特性が変動してしまうと、受光
側の受光レベルが時間と共に変動し、受信感度が大きく
低下してしまう。そのため各デバイスに対して、例えば
偏波依存性0.5dB以下といった性能が要求され、偏
波依存性の測定を行う必要がある。この際、半導体レー
ザ型の光増幅素子等のデバイスに光ファイバを実装して
モジュールにする前の段階で、すなわちチップ状態での
測定を行わなければならない。ところで、光増幅素子の
活性層303は、幅および厚みともに0.4μm程度で
あり、先球ファイバまたはレンズ付きの光ファイバを微
動調芯装置で最適な位置に調節し、その状態で光信号を
入力して測定を行う。出力側の光ファイバも同様であ
る。ところで、最適な調芯装置の光軸に垂直方向のトレ
ランスは非常に厳しく、結合損失1dBダウントレラン
スで0.5ミクロンぐらいしかない。微動調芯装置は
0.1ミクロン単位で位置を合わせることができるが、
例えば数十秒以上最適な状態を保ち続けることはきわめ
て困難である。
【0003】ところで、偏波依存性の測定を行うには、
入力光の偏波を回転させてそのときのゲインを測定す
る。このため、従来は1/2波長板と1/4波長板とを
組み合わせた偏波コントローラを利用して偏波依存性の
測定を行っていた。
【0004】図5は、偏波依存性の測定に使用される偏
波コントローラの構成を説明するためのブロック図であ
る。図中、参照符号51は光源、52は偏波ローテー
タ、53は1/2波長板、54は1/4波長板、55お
よび56は先球ファイバ、56は測定対象の半導体レー
ザ型の光増幅素子、67は受光素子である。ここで偏波
面を回すのには1/2波長板53と1/4波長板54と
を機械的に回転することで実現する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、全ての偏波状態を得るためには30秒程度の時
間がかかる。一方、先球ファイバを数十秒以上最適な状
態に保つのは難しく、偏波面を回転する間の軸ずれによ
り測定精度が落ち、1dB以下の偏波依存性を測ること
が不可能である。そのため、従来から偏波面を高速に回
転し、調芯軸がずれる前に測定を終了することができる
ような偏波回転素子が求められている。したがって、本
発明は上記課題を解決し、ごく短い時間で全ての直線偏
波状態を測定することが可能な偏波依存性測定の装置お
よび方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記解題を解決するため
に、本発明にもとづく偏波依存性測定方法は、被測定素
子の偏波依存性を測定するための方法であって、直線偏
波面を持つ光を入力する工程と、該直線偏波面を持つ光
を波長の異なる複数の分岐光に分岐する工程と、前記複
数の分岐光を、それぞれ異なった角度の直線偏波面を持
つ複数の偏波回転光に変換する工程と、前記複数の偏波
回転光を合波することで波長多重光を生成する工程と、
該波長多重光を被測定素子に入射する工程と、該被測定
素子からの出力光を受光する工程と、該受光した出力光
を、波長の異なる複数の光に分岐することで、複数の出
力光を得る工程と、該複数の出力光の強度をそれぞれ測
定する工程とを有することを特徴とする。好ましくは、
前記直線偏波面を持つ光を入力する工程は、直線偏波面
を持ち、かつ波長の異なる複数の光を前記直線偏波面を
持つ光とする。
【0007】つぎに、本発明にもとづく偏波依存性測定
装置は、被測定素子の偏波依存性を測定するための装置
であって、直線偏波面を持つ光を入力する手段と、該直
線偏波面を持つ光を波長の異なる複数の分岐光に分岐す
る手段と、前記複数の分岐光を、それぞれ異なった角度
の直線偏波面を持つ複数の偏波回転光に変換する手段
と、前記複数の偏波回転光を合波することで波長多重光
を生成する手段と、該波長多重光を被測定素子に入射す
る手段と、該被測定素子からの出力光を受光する手段
と、該受光した出力光を、波長の異なる複数の光に分岐
することで、複数の出力光を得る手段と、該複数の出力
光の強度をそれぞれ測定する手段とを有することを特徴
とする。
【0008】より具体的には、本発明にもとづく偏波依
存性測定装置は、偏波依存性測定装置であって、広い波
長帯域Aの自然放出光を放出する手段と、該自然放出光
のうち所定の直線偏波面を持つ光のみを透過する偏光手
段と、前記直線偏波面を持つ光信号を前記波長帯域Aに
比して狭い波長帯域Bを持ち、複数の中心波長の異なる
光に分岐させる所定の数の出力ポートを有する光分岐手
段と、前記分岐によって得られた複数の分岐光の直線偏
波面をそれぞれ回転させる複数の偏波回転手段と、該偏
波面を回転させられた複数の分岐光を合波させる所定の
数の入力ポートおよび出力ポートを有する光合波手段
と、該光合波手段の前記出力ポートからの出力光を光フ
ァイバを介して被測定素子に入射する手段と、該被測定
素子からの出力光を光ファイバを介して受光する手段
と、受光した測定光を異なる複数の狭い波長帯域Bを持
つ光に分岐する所定の数の出力ポートを有する光分岐手
段と、該光分岐手段の各々の出力ポートからの複数の出
力光の強度をそれぞれ測定する複数の受光手段とを備え
る。
【0009】本発明にもとづく偏波依存測定装置におい
て、前記直線偏波面を持つ光を入力する手段は、直線偏
波面を持ち、かつ波長の異なる複数の光を前記直線偏波
面を持つ光とする多波長光源からなる。この場合、具体
的には、以下のような構成を取ることができる。すなわ
ち、多波長光源は、n波(nは2以上の整数)が混ざり
合った直線偏波光A1 〜An を出力する。この直線偏波
面を持つ出力光Aが直線偏波面を保持したまま波長によ
り光を分岐する1入力かつn出力のアレイ格子Bに入力
される。アレイ格子Bは出力光Aを波長によって複数の
直線偏波光A1〜An に分岐する。分岐光A1 〜An
それぞれの偏波面の角度を変える機能を有する光導波路
または1/2波長板・1/4波長板あるいは光偏光子で
構成された光導波路を別々に伝搬し、分岐光A1 〜An
はそれぞれに異なる直線偏波面の偏りを持つ偏波回転光
1 〜Bn に変換される。偏波回転光B1 〜Bn は、直
線偏波面を保存したまま光を一つに合波するn入力1出
力の光カプラまたは第2のアレイ格子Cによって波長多
重した1本の光ファイバまたは光導波路に合波され、こ
の波長多重光が被測定素子Eに入力される。被測定素子
Eからの出力は波長により光を分岐する第3の1入力n
出力のアレイ格子Gによって再び複数の測定結果光G1
〜Gn に分岐され、測定結果光G1 〜Gn が別々に受光
されてその強度レベルが測定される。より好ましくは前
記多波長光源は、異なるn個の半導体光増幅素子または
光ファイバアンプからなるn入力(nは2以上の整数)
端と1出力端とを有するアレイ格子と、該アレイ格子の
前記1出力端から出力された光を所定の直線偏波面を有
する直線偏波光とする偏光子と、該偏光子から出力され
た光の一部を透過するグレーティングまたはハーフミラ
ーとを備える。
【0010】上記波長多重光を持つ利点は以下の通りで
ある。すなわち、波長多重光は波長によって直線偏波面
が異なり、このような異なる直線偏波面を持つ複数の光
が合波されたかたちで同時に被測定素子に入力され、さ
らに該被測定素子からの出力結果も直線偏波面の異なる
測定結果光として同時に出力される。その結果、偏波依
存性の測定は瞬時に終わることになり、従来の問題点で
ある先球ファイバの軸ずれを起こすことがないため、制
度の高い偏波依存性の測定が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にもとづく偏波依存性測定
装置は、以下のように構成される。すなわち、光ファイ
バアンプもしくは光半導体素子によって自然放出光を放
出する。この自然放出光は偏光子により直線偏波面をも
つものとして出力される。この直線偏波面をもつ自然放
出光が波長により光を分岐するアレイ格子もしくはプリ
ズムに入力される。アレイ格子もしくはプリズムは入力
された直線偏波面を保存したままで光が伝搬する特性を
持ち、自然放出光を波長によって複数の出力、すなわち
分岐光C1 〜Cn (nは整数)に分岐する。分岐光C1
〜Cn はそれぞれ光の偏波面の角度を変える機能を有す
る光導波路もしくは1/2波長板、1/4波長板もしく
は光偏光子で構成された光導波路を別々に伝搬し、分岐
光C1 〜Cn はそれぞれに異なった直線偏波面をもつ偏
波回転光D1 〜Dn に変換される。偏波回転光D1 〜D
n は直線偏波面を保存したまま光を1つに合波する光カ
プラもしくはアレイ格子によって波長多重した1本の光
ファイバまたは導波路に合波され、この波長多重光が被
測定素子に入力される。被測定素子からの出力は波長に
より光を分岐するアレイ格子もしくはプリズムによって
再び複数の測定結果光G1 〜Gn (nは整数)に分岐さ
れ、測定結果光G1 〜Gn が別々に受光されてその強度
レベルが測定される。
【0012】上記の構成によれば、波長多重光は波長に
よって直線偏波面が異なり、これが同時に被測定素子に
入力される。また素子からの出力結果も直線偏波面の異
なる測定結果光として同時に出力される。つまり偏波依
存性の測定は瞬時に終わることになり、先球ファイバが
軸ずれを起こさないため、精度の高い偏波依存性の測定
が可能になる。
【0013】(実施例1)以下図面を参照して本発明に
もとづく偏波依存性測定装置の第一の実施例について説
明する。
【0014】図1は本発明にもとづく偏波依存性測定装
置の概略的構成を説明するための模式的回路図である。
図中、参照符号101は広帯域(1530〜1560n
m)の自然放出光の光源としての光ファイバアンプで、
ある特定の直線偏波面しか透過しない偏光子123によ
って直線偏波面をもつ。参照符号102は波長によって
自然放出光を16ポート(λ1 〜λ16)に分岐する1入
力16出力のアレイ格子であり、例えば広帯域の自然放
出光を100GHz(0.8nm)間隔に分岐する。参
照符号103〜117は直線偏波面を回転する偏波ロー
テータで、16ポートの直線偏波面を上から0、6、1
2、18、24、30、36、42、48、54、6
0、66、72、78、84、90度と6度おきに偏波
面を回転する。参照符号118は16ポートに分岐され
た偏波回転光を1つに合波する16入力1出力のアレイ
格子であり、この合波光が先球ファイバ119によって
被測定素子120に入力される。被測定素子120から
の出力光は先球ファイバ121を通じて取り出されたの
ち、アレイ格子102と同じ特性を持つ1入力16出力
のアレイ格子122によって、再び16ポートに分岐さ
れ各ポートがそれぞれ受光器群によって受光される。こ
の受光器群の測定値を比較することで、6度おきの偏波
依存性の測定ができる。偏波依存性の測定は瞬時に終わ
ることになり、先球ファイバが軸ずれを起こさないた
め、精度の高い偏波依存性の測定が可能になる。
【0015】(実施例2)上記実施例1では光源として
光ファイバアンプ101を用い、さらに自然放出光が偏
光子123を透過する構成をとした。この実施例2で
は、基本的には実施例1の偏波依存性測定装置と同様の
構成をとるが、複数の直線偏波光を入力光として用いる
ために図2に示されるような多波長光源部を設けた。
【0016】この実施例の偏波依存性測定装置は、多波
長光源部1000と、偏波回転部2000と、受光部3
000とから構成される。
【0017】多波長光源部1000は、複数の半導体光
増幅器1〜16および該半導体光増幅器の各々に設けら
れた全反射コーティング17〜32と、これらの半導体
光増幅器1〜16から出射される自然放出光を波長によ
って合分波する16入力1出力のアレイ格子(AWG)
122と、該アレイ格子122から放出される光のうち
特定の直線偏波面のみを透過させる偏光子123と、該
偏光子123から出力された偏光のうち50%を透過さ
せ、50%を反射させるハーフミラー124とからな
る。この実施例では、半導体光増幅器の数を16とし、
特定の直線偏波を持つ16波の波長多重光を形成する。
【0018】多波長光源部1000から出射された波長
多重光は、偏波回転部2000に送られる。偏波回転部
2000は、参照符号102は波長によって自然放出光
を16ポートに分岐(例えば、広帯域の自然放出光を1
00GHz(0.8nm)間隔に分岐)する1入力16
出力のアレイ格子102と、該アレイ格子102からの
分岐光の各々に対応し、直線偏波面を回転する偏波ロー
テータ103〜117と、16ポートに分岐された偏波
回転光を1つに合波する16入力1出力のアレイ格子1
18とから構成される。また、アレイ格子102の16
ポート(λ1 〜λ16)から出力された各々の分岐光の直
線偏波面は、上記偏波ローテータ103〜117によっ
て0、6、12、18、24、30、36、42、4
8、54、60、66、72、78、84、90度とそ
れぞれ6度おきに回転させられる。
【0019】偏波回転部2000から出力された合波光
は、先球ファイバ119によって被測定素子120に入
力される。つづいて、被測定素子120からの出力光は
先球ファイバ121を通じて取り出されたのち、受光部
3000に送られる。
【0020】受光部3000では、上記アレイ格子10
2と同じ特性を持つ1入力16出力のアレイ格子122
によって、再び16ポートに分岐され各ポートがそれぞ
れ受光器群(PDs)によって受光される。この受光器
群の測定値を比較することで、6度おきの偏波依存性の
測定ができる。偏波依存性の測定は瞬時に終わることに
なり、先球ファイバが軸ずれを起こすようなことはない
ため、精度の高い偏波依存性の測定が可能になる。
【0021】図3は図1および図2に示す偏波依存性測
定装置のアレイ格子102,118,122および偏波
ローテータ群103〜117に適用される導波構造の断
面図である。ここで、参照符号131はInP基板、1
32は導波層でバンドギャップ波長1.3μmのInG
aAsP(0.3μm厚)、133は厚さ1.5μmの
InPで、幅1.5μmのリッジが形成されている。さ
らに、参照符号134は導波光である。
【0022】上記実施例1および2において、導波構造
を有するアレイ格子としては、例えばM. Zirnbl 他、
「Demonstration of a 15x15 arrayed waveguide multi
plexeron InP 」IEEE Photonics Technology Letters v
ol.4, no.11, pp.1250-1253,November 1992 に記載のア
レイ格子構造をとる。また偏波ローテータとしては、例
えば、特願平9−354338号に開示された半導体導
波型偏波回転素子の構成を採用することができる。
【0023】なお、本明細書における導波構造として
は、InP基板上の半導体導波路を例に説明を行った
が、他の半導体基板上の導波路においても同様な効果を
得ることができる。また石英系導波路やポリマー導波
路、または光ファイバ等の導波構造を用いても同様な効
果を得ることができる。
【0024】また半導体の導波層としてバルクのInG
aAsPの例を挙げているが、量子井戸構造や歪み量子
井戸構造(圧縮歪みまたは伸張歪み)を用いてもよい。
また、InGaAlAs系、InAlAs系、AlGa
As系といった材料系でも同様な効果を得ることができ
る。
【0025】また、半導体導波路のリッジ形状に関して
導波層がリッジの下方に存在するが、リッジ形状の作製
の際、導波層の途中までエッチングをした構造でも、本
発明の主旨を変えるものではない。埋め込み構造の導波
構造をとることもできる。
【0026】また、偏波ローテータとしては、1/2波
長板、1/4波長板、偏光子、ラミポール等を利用する
こともできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
偏波依存性測定のための方法および装置は上記のように
構成されるので、波長多重光は波長によって直線偏波面
が異なり、これが同時に被測定素子に入力される。また
素子からの出力結果も直線偏波面の異なる測定結果光と
して同時に出力される。つまり偏波依存性の測定は瞬時
に終わることになり、先球ファイバが軸ずれを起こさな
いため、精度の高い偏波依存性の測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例にもとづく偏波依存
性測定装置の概略的構成を説明するための模式的回路図
である。
【図2】本発明の第2の実施形態例にもとづく偏波依存
性測定装置の概略的構成を説明するための模式的回路図
である。
【図3】図1および図2に示す偏波依存性測定装置のア
レイ格子および偏波ローテータ群に適用される導波構造
の断面図である。
【図4】半導体レーザ型の光増幅素子の一例を説明する
ための模式的斜視断面図である。
【図5】偏波依存性の測定に使用される偏波コントロー
ラの構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1〜16 半導体増幅器 17〜32 全反射ミラー 101 自然光を放出する光ファイバアンプ 102 アレイ格子 103〜117 偏波ローテータ 118 アレイ素子 119 先球ファイバ 120 被測定素子 121 先球ファイバ 122 アレイ格子 123 偏光子 124 受光器群 131 InP基板 132 導波層 133 InP 134 導波光 1000 多波長光源部 2000 偏波回転部 3000 受光部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−297063(JP,A) 特開 平9−214035(JP,A) 特開 平9−5212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定素子の偏波依存性を測定するため
    の方法であって、 直線偏波面を持つ光を入力する工程と、 該直線偏波面を持つ光を波長の異なる複数の分岐光に分
    岐する工程と、 前記複数の分岐光を、それぞれ異なった角度の直線偏波
    面を持つ複数の偏波回転光に変換する工程と、 前記複数の偏波回転光を合波することで波長多重光を生
    成する工程と、 該波長多重光を被測定素子に入射する工程と、 該被測定素子からの出力光を受光する工程と、 該受光した出力光を、波長の異なる複数の光に分岐する
    ことで、複数の出力光を得る工程と、 該複数の出力光の強度をそれぞれ測定する工程と を有することを特徴とする偏波依存性測定方法。
  2. 【請求項2】 前記直線偏波面を持つ光を入力する工程
    は、 直線偏波面を持ち、かつ波長の異なる複数の光を前記直
    線偏波面を持つ光とすることを特徴とする請求項1に記
    載の偏波依存性測定方法。
  3. 【請求項3】 被測定素子の偏波依存性を測定するため
    の装置であって、 直線偏波面を持つ光を入力する手段と、 該直線偏波面を持つ光を波長の異なる複数の分岐光に分
    岐する手段と、 前記複数の分岐光を、それぞれ異なった角度の直線偏波
    面を持つ複数の偏波回転光に変換する手段と、 前記複数の偏波回転光を合波することで波長多重光を生
    成する手段と、 該波長多重光を被測定素子に入射する手段と、 該被測定素子からの出力光を受光する手段と、 該受光した出力光を、波長の異なる複数の光に分岐する
    ことで、複数の出力光を得る手段と、 該複数の出力光の強度をそれぞれ測定する手段とを有す
    ることを特徴とする偏波依存性測定装置。
  4. 【請求項4】 前記直線偏波面を持つ光を入力する手段
    は、 直線偏波面を持ち、かつ波長の異なる複数の光を前記直
    線偏波面を持つ光とする多波長光源からなることを特徴
    とする請求項3に記載の偏波依存性測定装置。
  5. 【請求項5】 前記多波長光源は、 異なるn個の半導体光増幅素子または光ファイバアンプ
    からなるn入力(nは2以上の整数)端と1出力端とを
    有するアレイ格子と、 該アレイ格子の前記1出力端から出力された光を所定の
    直線偏波面を有する直線偏波光とする偏光子と、 該偏光子から出力された光の一部を透過するグレーティ
    ングまたはハーフミラーと、 を備えることを特徴とする請求項4に記載の偏波依存性
    測定装置。
JP21465098A 1998-03-27 1998-07-29 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置 Expired - Lifetime JP3403645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21465098A JP3403645B2 (ja) 1998-03-27 1998-07-29 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8142898 1998-03-27
JP10-81428 1998-03-27
JP21465098A JP3403645B2 (ja) 1998-03-27 1998-07-29 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11337448A JPH11337448A (ja) 1999-12-10
JP3403645B2 true JP3403645B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=26422456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21465098A Expired - Lifetime JP3403645B2 (ja) 1998-03-27 1998-07-29 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3403645B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310024B2 (ja) * 2009-01-23 2013-10-09 富士通株式会社 半導体積層構造の評価方法及び光半導体装置の製造方法
JP5313189B2 (ja) * 2010-02-17 2013-10-09 日本電信電話株式会社 Pdl測定器およびpdl測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11337448A (ja) 1999-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11243352B2 (en) Polarization independent processing in integrated photonics
EP2941802B1 (en) Tunable u-laser transmitter with integrated mach-zehnder modulator
US6278813B1 (en) Wavelength division multi/demultiplexer
US11899253B2 (en) Polarization splitter and rotator
EP1560047B1 (en) Monolithically integrated polarization splitter
US5930423A (en) Semiconductor optical waveguide devices with integrated beam expander coupled to flat fibers
US20010042821A1 (en) Optical wavelength router based on polarization interferometer
US7382810B2 (en) Widely-tunable laser apparatus
Zhang et al. Key building blocks of a silicon photonic integrated transmitter for future detector instrumentation
CA2463545A1 (en) An optical signal receiver photonic integrated circuit (rxpic), an associated optical signal transmitter photonic integrated circuit (txpic) and an optical transport network utilizing these circuits
US6882764B1 (en) Polarization independent packaging for polarization sensitive optical waveguide amplifier
JP3403645B2 (ja) 偏波依存性測定方法および偏波依存性測定装置
JP2002031735A (ja) 波長合波モジュール
JP2002181861A (ja) 電界センサユニット
Zali et al. InP monolithically integrated 1× 8 broadcast and select polarization insensitive switch for optical switching systems
JP3553857B2 (ja) 波長変換回路
STARING et al. Phased-array-based photonic integrated circuits for wavelength division multiplexing applications
JPH06268316A (ja) 半導体光素子
Yu et al. Experimental demonstration of cascaded semiconductor optical amplifier based gates using polarization multiplexing technique
JP2975597B1 (ja) 光制御型フェーズドアレーアンテナ装置
Goedgebuer et al. Polarization-independent transmission on a single mode fiber using coherence modulation of light
Paśnikowska et al. Multi-channel integrated transmitters with cyclic AWG
GB2386777A (en) Polarisation insensitive optical amplifier
JP2024009444A (ja) モード依存損失測定装置、およびモード依存損失測定方法
Johnson et al. High-speed integrated electroabsorption modulators

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term