JP2002181792A - ワイヤーロープの損傷検出装置 - Google Patents

ワイヤーロープの損傷検出装置

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wire
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Atsushi Kozono
淳 小薗
Mizuki Gomi
瑞樹 五味
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーロープの損傷検出精度を向上でき、
小型、軽量かつ低価格を図れるとともに、作業時間を短
縮できるワイヤーロープの損傷検出装置の提供。 【解決手段】 ワイヤーロープ1を挟み込むようにそれ
ぞれが隔てて配置された強磁性板19と、強磁性板19
間に介設される永久磁石20と、ワイヤーロープ1円周
上の一部の直上に配設される磁束検知素子14と、両端
部に装着されるガイド体24とを含む損傷検出器15を
備えた。これにより、ワイヤーロープ1の接触位置を損
傷予想位置として配設した磁束検知素子14を用いて、
永久磁石20で磁化したワイヤーロープ1の損傷を効率
良く、正確に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワイヤーロープの
損傷検出装置に係わり、特に、狭い作業空間に配置され
るエレベータなどのワイヤーロープの保守点検に好適な
携帯用のワイヤーロープの損傷検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータや建設クレーン等に使
用されているワイヤーロープの損傷検出装置として、例
えば特開平7−198684号公報、特開平9−210
968号公報に記載されるものを挙げることができる。
【0003】図12はこの種の従来のワイヤーロープの
損傷検出装置を説明する図、図13は図12の損傷検出
装置から出力される電圧波形の推移を示す特性図であ
る。
【0004】図12に示す従来の損傷検出装置は、ワイ
ヤーロープ1の近傍に設けられるとともにそれぞれが所
定間隔をおいて配置され、磁極を反転させた一対の永久
磁石2と、これらの永久磁石2を両端部3に有する強磁
性板4と、一対の永久磁石2の中間位置に配置され、ワ
イヤーロープ1が損傷したときに発生する漏洩磁束5を
検出する2つの誘導コイル(検出素子)6とを備えてお
り、これらの誘導コイル6はそれぞれワイヤーロープ1
を覆うように断面U字状で形成されている。
【0005】この従来の損傷検出装置では、ワイヤーロ
ープ1が永久磁石2と強磁性板4を介して磁気回路7が
形成され、ワイヤーロープ1の損傷部8が2つの誘導コ
イル6上を通過した時、損傷部8から生じている漏洩磁
束5を誘導コイル6で起電力として検出する。このと
き、図13に示すように2つの誘導コイル6の出力波形
はそれぞれ出力電圧波形Aと出力電圧波形Bとなり、こ
れらの波形A、Bを差動合成すると合成波形Cが得られ
るので、この合成波形Cをワイヤーロープ1の損傷信号
としてワイヤーロープ1の損傷を検出できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の損傷検出装置では、ワイヤーロープ1を覆うように
断面U字形状で誘導コイル6(検出素子)が形成されて
おり、この誘導コイル6で広い範囲を一括で検出するた
め、損傷位置により検出電圧出力が異なり、あるいは損
傷部8の個数がわかりにくいという問題がある。さら
に、誘導コイル6が手巻きのコイルとなることから高価
となるとともに、効率良くワイヤーロープ1を磁化させ
るため2つの永久磁石2と大型の強磁性板4を使用する
ことから損傷検出装置が大きく、かつ重いという問題も
ある。
【0007】また、磁束密度の高い永久磁石2を使用し
ているため、誘導コイル6で損傷による漏洩磁束5と損
傷による漏洩磁束以外の磁束を検知し、損傷部8とその
他の正常部の判別が難しいという問題もある。さらに、
損傷検出装置が磁束密度の高い永久磁石2の作用により
ワイヤーロープ1に対して吸着して、このワイヤーロー
プ1の移動とともに損傷検出装置自体も移動してしまい
検出動作が不安定になるという問題もある。
【0008】また、特に狭い作業空間に配置されるエレ
ベータに用いられる場合、作業員が損傷検出装置を用い
て直接ワイヤーロープ1の損傷を点検するのが困難であ
り、さらに、作業者は複数本のワイヤーロープ1に対し
1本ずつ測定するために時間を要するという問題があ
る。さらに、一般に損傷検出器を用いた測定は、機械室
内でシーブ付近のようにワイヤーロープの振動が少ない
箇所で行なう。ところが例えば機械室レス形式のエレベ
ータなどのワイヤーロープの測定を行なう際、機械室レ
ス形式では機械室がないのでシーブが設置されるピット
内での測定を行なうことになるが、大型で重い損傷検出
器では安全性および測定安定性を考慮すると、上述した
ようにシーブが設置されるピット内等の測定部へ損傷検
出器を搬入して固定することが困難である。
【0009】本発明は、このような従来技術における実
情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ワイヤ
ーロープの損傷検出の精度を向上できるとともに、小
型、軽量かつ低価格化を図ることのできるワイヤーロー
プの損傷検出装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、作業者によ
る直接測定が不可能な測定場所に固定してワイヤーロー
プの損傷を検出することのできるワイヤーロープの損傷
検出装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第3の目的は、複数本のワ
イヤーロープ損傷検出作業の時間短縮を図ることのでき
るワイヤーロープの損傷検出装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の請求項1に係る発明は、シーブに巻掛
けられるワイヤーロープの近傍に強磁性板および永久磁
石を配置したワイヤーロープの損傷検出装置において、
一対の前記強磁性板を、前記ワイヤーロープを挟み込む
ように所定間隔で隔てて配置し、これらの強磁性板間に
前記永久磁石を介設するとともに、前記シーブと接触す
る前記ワイヤーロープの円周上の一部の直上に、前記永
久磁石で磁化された前記ワイヤーロープの損傷を検出す
る磁束検知素子を配設した構成にしてある。
【0013】このように構成した本発明の請求項1に係
る発明では、使用する永久磁石が一つであり、またこの
損傷検出装置の構造でワイヤーロープの撚り線を磁化す
ることができる最小の単位である1/2ピッチ分のワイ
ヤーロープ長手方向長さが可能であり、また、磁気検知
素子はホール素子のような小型・安価なものを採用でき
る。さらに、シーブに巻掛けられるワイヤーロープはそ
の接触位置を損傷予想位置として限定し配設することに
より効率良く、しかもワイヤーロープ全体の損傷個数も
正確に検出できる。これにより、ワイヤーロープの損傷
検出の精度を向上できるとともに、小型、軽量かつ低価
格化を図れる。さらに、このように損傷検出装置の小型
軽量を図れるので、例えば機械室レス形式のエレベータ
などのワイヤーロープの測定を行なう際、シーブが設置
されるピット内に搬入して設置することができ、すなわ
ち機械室レス形式のエレベータの損傷検出作業にも適用
できる。
【0014】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、前記強磁性板に、空洞を形
成するくり貫き部を設け、このくり貫き部の近傍に、前
記磁束検知素子を非磁性板を介して配設した構成にして
ある。
【0015】このように構成した本発明の請求項2に係
る発明では、磁気検知素子が強磁性板の空洞を形成する
くり貫き部の近傍に設けられ、非磁性板で支持されてい
るので、強磁性板の内外を通過する主磁束が磁気検知素
子に及ぼす影響を少なくできる。これにより、磁気検知
素子で損傷部の漏洩磁束を確実に検出でき、ワイヤーロ
ープの損傷を検出する際の検出精度をより向上させるこ
とができる。なお、強磁性板にくり貫き部がない場合、
強磁性板の内外を通過する主磁束の影響が大きいので、
この強磁性板に対して近接または接する磁気検知素子が
主磁束を検出してしまい、したがって、ワイヤーロープ
の損傷部の漏洩磁束のみを検出することが困難である。
【0016】また、本発明の請求項3に係る発明は、請
求項1に係る発明において、それぞれが前記ワイヤロー
プと係合し回動可能なガイドローラを複数備えたガイド
体を、前記磁束検知素子と同一軸線上に配設した構成に
してある。
【0017】このように構成した本発明の請求項3に係
る発明では、ガイド体のガイドローラがワイヤロープ上
を転動することにより、当該損傷検出装置とワイヤーロ
ープの距離が常に一定に保たれるので、これによって、
ワイヤーロープの損傷を検出する際の検出精度をより向
上させることができる。
【0018】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明にお
いて、前記強磁性板、永久磁石および磁束検知素子を含
む損傷検出器を、前記シーブのワイヤーロープ出入り口
に弾性体および支持板を介して取付け、この支持板で前
記損傷検出器を支持するとともに、前記弾性体で前記損
傷検出器の振動を吸収する構成にしてある。
【0019】このように構成した本発明の請求項4に係
る発明では、支持板で損傷検出器を支持するとともに弾
性体で損傷検出器の振動を吸収するので、シーブのワイ
ヤーロープ出入り口に固定した損傷検出器がワイヤーロ
ープの振動に追従可能であり、作業者が損傷検出装置を
保持せず測定できる。すなわち、作業者による直接測定
が不可能な測定場所に損傷検出装置を固定してワイヤー
ロープの損傷部を検出できる。
【0020】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明の請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明にお
いて、前記損傷検出器を、複数本のワイヤーロープに対
してそれぞれ配設した構成にしてある。
【0021】このように構成した本発明の請求項5に係
る発明では、一定間隔で並んでいる複数本のワイヤーロ
ープに対してそれぞれ損傷検出器が配設されているの
で、複数本のワイヤーロープの損傷を同時に検出するこ
とができる。これにより、複数本のワイヤーロープ損傷
検出作業の時間短縮を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワイヤーロープの
損傷検出装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係るワイヤー
ロープの損傷検出装置を示すブロック図、図2は本実施
形態に設けられる損傷検出器の要部を示す斜視図、図3
は本実施形態に設けられる損傷検出器の全体構成を示す
斜視図、図4は本実施形態に設けられる磁束検知素子と
ワイヤロープとの位置関係を示す説明図、図5は本実施
形態に設けられるガイドローラとワイヤロープとの位置
関係を示す説明図、図6は損傷検出器に挟まれたワイヤ
ーロープを通過する磁束を説明する図、図7は主磁束が
通過する撚り線本数と損傷部の出力電圧との関係を示す
特性図、図8は損傷検出器を固定した状態を示す側面
図、図9はワイヤーロープとシーブとの接触位置を示す
断面図、図10はワイヤーロープの損傷部を示す説明図
である。なお、図1〜図10において前述した図12に
示すものと同等のものには同一符号を付してある。
【0024】図9に示すワイヤーロープ1では、このワ
イヤーロープ1が巻掛けられるシーブ9を通過する際に
常にワイヤーロープ1円周上に一定のシーブ接触位置1
0が存在し、これに伴うワイヤーロープ1とシーブ9の
摩耗により、図10に示すように、ワイヤーロープ1円
周上にあるシーブ接触位置10のワイヤーロープ1長手
方向の一直線上に損傷部8が発生する。例えば、図9に
示すようにワイヤーロープ1がアンダーカット溝12を
有するシーブ9に所定角度θで2点にあたる場合、シー
ブ接触位置10が一定で摩耗し易く、ワイヤーロープ1
長手方向にワイヤーロープ1表面の2本の線上に複数個
の損傷部8が発生する。
【0025】そして、図1に示す本実施形態の損傷検出
装置13は、磁束検知素子14を有する損傷検出器15
と、磁束検知素子14を駆動するセンサ駆動回路16
と、磁束検知素子14に接続される制御回路17と、こ
の制御回路17に接続される出力波形印刷部18とで構
成されており、磁束検知素子14は、ワイヤーロープ1
円周上にあるシーブ接触位置10のワイヤーロープ1長
手方向の一直線上の直上に配設されている。
【0026】損傷検出器15は、上述した磁束検知素子
14の他に、図2に示すようにワイヤーロープ1を挟み
込むようにそれぞれが隔てられて配置される一対の強磁
性板19と、これらの強磁性板19の上部間に介設さ
れ、強磁性板19と同じ長さの永久磁石20と、これら
の強磁性板19と永久磁石20とから成るコの字体21
を支持する支持材22と、磁束検知素子14に接続され
る出力線23と、図3に示すようにコの字体21の両端
部にそれぞれ装着される一対のガイド体24とを備えて
いる。
【0027】強磁性板19には空洞を形成するくり貫き
部25が設けられ、このくり貫き部25の内側に、主磁
束27が通過しないアクリル樹脂などの非磁性板26を
介して磁束検知素子14が支持されている。くり貫き部
25のくり貫き幅Lは、強磁性板19に挟み込まれた範
囲で少なくとも1本以上のワイヤーロープ1の撚り線1
aに主磁束27が通過でき、すなわち損傷部8を検出で
きる程度の大きさのくり貫き部25内の位置に磁束検知
素子14を配設できるよう所定寸法に設定されている。
【0028】ガイド体24は、ワイヤーロープ1に係合
しそれぞれが独立して回動可能なガイドローラ28と、
これらのガイドローラ28を回転可能に支持するガイド
ローラ母材29とを備えており、このガイド体24と磁
束検知素子14とは同一軸線上に配設されている。磁気
検知素子14は、図4に示すようにワイヤーロープ1の
下側を基準として所定角度θの位置に配設されるととも
に、ガイド体24も図5に示すように磁気検知素子14
と同じ所定角度θの位置に配設されている。
【0029】また損傷検出器15は、図8に示すよう
に、例えばゴムや押しばねなど弾性体30およびL字形
の支持板31を介して締結具32でワイヤーロープ外れ
防止カバー33に固定されており、支持板31で損傷検
出器15を支持するととに、弾性体30で損傷検出器1
5の振動を吸収する。これにより、ワイヤーロープ外れ
防止カバー33に固定した損傷検出器15がワイヤーロ
ープ1の振動に追従でき、安定した検出出力が得られ
る。なお、支持板31は鉄などの硬材質により弾性体3
0の伸縮を助けるとともに、カバー33はシーブ9のワ
イヤーロープ1の出入り口に取付けられている。
【0030】本実施形態の損傷検出装置13にあって
は、損傷検出器15をワイヤーロープ1に係合させて弾
性体30および支持板31を介してカバー33に固定す
る。その際、図4に示すように磁気検知素子14の位置
をワイヤーロープ1円周上のシーブ接触位置10に合わ
せることにより、主磁束27が通過するワイヤーロープ
1の撚り線1a上に磁気検知素子14をあらかじめ配設
する。この状態でワイヤーロープ1を長手方向に移動さ
せた場合、ガイド体24のガイドローラ28がワイヤー
ロープ1上を転動することにより損傷検出器15が案内
されるとともに、支持板31で支持された損傷検出器1
5の振動を弾性体30で吸収するので、この損傷検出器
15がワイヤーロープ1の振動に追従可能である。
【0031】そして、ワイヤーロープ1を挟み込むよう
にそれぞれが隔てられて配置される一対の強磁性板1
9、およびこれらの強磁性板19の上部間に介設される
永久磁石20により磁気回路を形成すると、主磁束27
が永久磁石20、強磁性板19およびワイヤーロープ1
の撚り線1aを通過する。このとき、ワイヤーロープ1
の損傷部8が2つの磁気検知素子14上を通過する際
に、損傷部8から生じている漏洩磁束5を磁気検知素子
14で起電力として検知した後、この検知信号を出力線
23を介して制御回路17に送り、この制御回路17で
増幅して出力波形印刷部18から出力する。
【0032】ここで、主磁束27が通過するワイヤーロ
ープ1の撚り線1a上に磁気検知素子14が配設されて
いるとき、撚り線1aが飽和磁化されるため損傷部8の
漏洩磁束17が最も明確に発生し検出される。また、図
7に示すように主磁束27の通過撚り線1aの本数に応
じて損傷部8の検出波形電圧が変化する。この結果、く
り貫き幅Lを広げ、すなわちくり貫き部25の面積を大
きくし、少ない撚り線1aの本数で強力な主磁束27を
通した方がその撚り線1a上の損傷部8の検出出力電圧
が高くなる傾向にある。また、同図6に示すように、磁
化されたワイヤーロープ1の撚り線1aには磁気的中立
線34が存在することから、この磁気的中立線34の直
上に磁束検知素子14を配設して損傷検出を行なうと、
検出出力は0Vを基準線としてSN比の高い損傷検出波
形が得られる。
【0033】このように構成した本実施形態の損傷検出
装置13では、例えばアンダーカット溝12を有するシ
ーブ9に所定角度θで2点にあたるワイヤーロープ1
は、その接触位置10が一定で摩耗し易く、ワイヤーロ
ープ1長手方向にワイヤーロープ1表面の2本の線上に
損傷部8が発生するため、磁気検知素子14を、接触位
置10を損傷予想位置として限定し配設することにより
効率良く、しかもワイヤーロープ1全体の損傷数も正確
に検出できる。さらに、この損傷検出器15では使用す
る永久磁石20が一つで、ワイヤーロープ1の撚り線1
aを磁化することができる最小の単位である1/2ピッ
チ分のワイヤーロープ1長手方向長さが可能であり、さ
らに磁気検知素子14はホール素子のような小型・安価
なものを採用することにより、損傷検出器15として小
型軽量・安価化が図れる。さらに、ホール素子のような
小型の磁気検知素子14を例えばワイヤーロープ1円周
方向に複数個並べることにより、正確な損傷数を把握す
ることが可能である。
【0034】また、本実施形態の損傷検出装置13で
は、強磁性板19の空洞を形成するくり貫き部25の近
傍に磁気検知素子14を設け、この磁気検知素子14を
非磁性板25で支持したので、強磁性板19の内外を通
過する主磁束27が磁気検知素子14に及ぼす影響が少
なくて済み、磁気検知素子14で損傷部8の漏洩磁束を
確実に検出できる。このようにして磁気検知素子14に
近接する強磁性体8にくり貫き部25を設ける構造と、
ワイヤーロープ1円周上のシーブ接触位置10の2本の
線上に磁気検知素子14を設ける構造とを組み合わせる
ことにより、損傷部8を精度良く確実に検出できる。さ
らに、複数個のガイドローラ28が常に撚り線1aの頂
部にあたる間隔に配設し、これらのガイドローラ28が
ワイヤロープ1上を転動することにより、損傷検出器1
5とワイヤーロープ1の距離が常に一定に保たれ、損傷
検出器15の磁力によるワイヤーロープ1上での移動が
なくなるので、この点からも損傷部8を精度良く検出で
きる。
【0035】また、本実施形態の損傷検出装置13で
は、支持板31で支持された損傷検出器15の振動を弾
性体30で吸収し、この損傷検出器15がワイヤーロー
プ1の振動に追従可能であるので、損傷検出器15から
安定した検出出力を得られ、作業者が損傷検出器15を
保持せず測定できる。したがって、作業者による直接測
定が不可能な測定場所に損傷検出器15を固定してワイ
ヤーロープ1の損傷を検出できる。
【0036】図11は本発明の他の実施形態に係るワイ
ヤーロープの損傷検出装置を示す説明図である。なお、
図11の(a)は本実施形態の斜視図、図11の(b)
は本実施形態の要部を示す正面図である。また、図11
の(a)、(b)において前述した図1〜図10、図1
2に示すものと同等のものには同一符号を付してある。
【0037】図11に示す本実施形態は、前述した図1
〜図10に示すものと比べて、一定間隔で並ぶ複数本の
ワイヤーロープ1にそれぞれ損傷検出器15を係合させ
るとともに、各損傷検出器15を弾性体30および1枚
の支持板35を介してワイヤーロープ外れ止めカバー3
3に取付けたことが異なっている。
【0038】このように構成した本実施形態では、複数
本のワイヤーロープ1に対してそれぞれ配設された損傷
検出器15がワイヤーロープ1の損傷を同時に検出でき
るので、複数本のワイヤーロープ1の損傷検出作業の時
間短縮を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の請求項
1に係る発明では、使用する永久磁石が一つで、ワイヤ
ーロープを磁化することができる最小の単位である1/
2ピッチ分のワイヤーロープ長手方向長さが可能であ
り、さらに磁気検知素子はホール素子のような小型・安
価なものを採用することにより、小型、軽量かつ低価格
化を図れる。また、シーブに巻掛けられるワイヤーロー
プの接触位置を損傷予想位置として限定して磁束検知素
子を配設したので効率良く、しかもワイヤーロープ全体
の損傷個数も正確に検出できる。
【0040】また、本発明の請求項2に係る発明では、
磁気検知素子が強磁性板の空洞を形成するくり貫き部の
近傍に設けられ、かつ非磁性板で支持されるので、強磁
性板の内外を通過する主磁束が磁気検知素子に及ぼす影
響を少なくできる。したがって、磁気検知素子で損傷部
の漏洩磁束を確実に検出でき、ワイヤーロープの損傷を
検出する際の検出精度をより向上できる。
【0041】また、本発明の請求項3に係る発明では、
ガイド体のガイドローラがワイヤロープ上を転動するこ
とにより、損傷検出器とワイヤーロープとの距離が常に
一定に保たれるので、したがって、ワイヤーロープの損
傷を検出する際の検出精度をより向上できる。
【0042】また、本発明の請求項4に係る発明では、
支持板で損傷検出器を支持するとともに弾性体で損傷検
出器の振動を吸収するので、この状態で固定した損傷検
出器がワイヤーロープの振動に追従可能であり、作業者
が損傷検出装置を保持せず測定できる。したがって、作
業者による直接測定が不可能な測定場所に損傷検出装置
を固定してワイヤーロープの損傷部を検出できる。
【0043】また、本発明の請求項5に係る発明では、
一定間隔で並んでいる複数本のワイヤーロープに対して
それぞれ損傷検出器が配設されているので、複数本のワ
イヤーロープの損傷を同時に検出することができる。し
たがって、複数本のワイヤーロープ損傷検出作業の時間
短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワイヤーロープの損
傷検出装置を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に設けられる損傷検出器の要部を示
す斜視図である。
【図3】本実施形態に設けられる損傷検出器の全体構成
を示す斜視図である。
【図4】本実施形態に設けられる磁束検知素子とワイヤ
ロープとの位置関係を示す説明図である。
【図5】本実施形態に設けられるガイドローラとワイヤ
ロープとの位置関係を示す説明図である。
【図6】損傷検出器に挟まれたワイヤーロープを通過す
る磁束を説明する図である。
【図7】主磁束が通過する撚り線本数と損傷部の出力電
圧との関係を示す特性図である。
【図8】損傷検出器を固定した状態を示す側面図であ
る。
【図9】ワイヤーロープとシーブとの接触位置を示す断
面図である。
【図10】ワイヤーロープの損傷部を示す説明図であ
る。
【図11】本発明の他の実施形態に係るワイヤーロープ
の損傷検出装置を示す説明図である。
【図12】従来のワイヤーロープの損傷検出装置を説明
する図である。
【図13】図12の損傷検出装置から出力される電圧波
形の推移を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーロープ 9 シーブ 13 損傷検出装置 14 磁束検知素子 15 損傷検出器 16 センサ駆動回路 17 制御回路 18 出力波形印刷部 19 強磁性板 20 永久磁石 22 支持材 24 ガイド体 25 くり貫き部 26 非磁性板 28 ガイドローラ 30 弾性体 31 支持板 35 支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 瑞樹 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 佐保田 典之 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 長沼 清 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 2F063 AA43 BA30 BB05 BC08 BD07 CA11 CA34 DA01 DA05 DD03 GA52 LA11 ZA01 2G053 AA11 AB22 BA02 BA13 BC20 CA05 CA18 DA00 DB03 DB21 3F304 BA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーブに巻掛けられるワイヤーロープの
    近傍に強磁性板および永久磁石を配置したワイヤーロー
    プの損傷検出装置において、 一対の前記強磁性板を、前記ワイヤーロープを挟み込む
    ように所定間隔で隔てて配置し、これらの強磁性板間に
    前記永久磁石を介設するとともに、前記シーブと接触す
    る前記ワイヤーロープの円周上の一部の直上に、前記永
    久磁石で磁化された前記ワイヤーロープの損傷を検出す
    る磁束検知素子を配設したことを特徴とするワイヤーロ
    ープの損傷検出装置。
  2. 【請求項2】 前記強磁性板に空洞を形成するくり貫き
    部を設け、このくり貫き部の近傍に、前記磁束検知素子
    を非磁性板を介して配設したことを特徴とする請求項1
    記載のワイヤーロープの損傷検出装置。
  3. 【請求項3】 それぞれが前記ワイヤロープと係合し回
    動可能なガイドローラを複数備えたガイド体を、前記磁
    束検知素子と同一軸線上に配設したことを特徴とする請
    求項1記載のワイヤーロープの損傷検出装置。
  4. 【請求項4】 前記強磁性板、永久磁石および磁束検知
    素子を含む損傷検出器を、前記シーブのワイヤーロープ
    出入り口に弾性体および支持板を介して取付け、この支
    持板で前記損傷検出器を支持するとともに、前記弾性体
    で前記損傷検出器の振動を吸収するようにしたことを特
    徴とした請求項1記載のワイヤーロープの損傷検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記損傷検出器を、複数本のワイヤーロ
    ープに対してそれぞれ配設したことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載のワイヤーロープの損傷検出装
    置。
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