JP2002180901A - スターリングエンジン - Google Patents

スターリングエンジン

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JP2002180901A JP2000378701A JP2000378701A JP2002180901A JP 2002180901 A JP2002180901 A JP 2002180901A JP 2000378701 A JP2000378701 A JP 2000378701A JP 2000378701 A JP2000378701 A JP 2000378701A JP 2002180901 A JP2002180901 A JP 2002180901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スターリングエンジンの摺動部に設けられた
ガスベアリングのガス流出構造に関し、ガス流出口部で
目詰まりすることなく、運転中に信頼性高くガスを流出
するスターリングエンジンを提供する。 【解決手段】 ガス流出口の加圧室11内側には、空孔
径の大きい第1多孔質体12Aと、空孔径の小さい第2
多孔質体13Aと、第1多孔質体12Aおよび第2多孔
質体13Aを加圧室11内に固定するためのリング14
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スターリングエ
ンジンに関し、より特定的には、スターリングエンジン
の各摺動部に適用されるガスベアリングのガス流出構造
において、ガス流出部で目詰まりすることなく、運転中
に信頼性高くガスを流出することを可能とするスターリ
ングエンジンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スターリングエンジンに用いられる摺動
部での摩擦は、スターリングエンジンの性能および信頼
性に大きく影響をおよぼすため、従来のスターリングエ
ンジンにおいては、摺動部にガスベアリング効果を用い
たガス流出構造を採用することにより、摺動部での低摩
擦化が図られている。
【0003】従来のガスベアリング効果を用いたガス流
出構造として、一般に以下に示す2例を挙げることがで
きる。第1のガス流出構造の概略を図12に示す。図に
示すように、シリンダ2内に設けられた運動体であるピ
ストン3のガス流出口に、ドリル加工によって形成され
た小孔21を設け、この小孔21からガスを流出するす
ることにより、シリンダ2とピストン3との摺動面に静
圧気体軸受を構成する。この方式は、オリフィス方式と
呼ばれる。
【0004】第2のガス流出構造の概略を図13に示
す。図に示すように、シリンダ2内に設けられた作動体
であるピストン3のガス流出口に、材料に無数の小孔が
存在し、通気性を有する多孔質体22を配置し、この多
孔質体22からガスを流出することにより、シリンダ2
とピストン3との摺動面に静圧気体軸受を構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スターリングエンジン
の摺動部に上記ガスベアリング効果を用いた静圧気体軸
受を採用した場合の課題を以下に示す。
【0006】図12に示す第1のガス流出構造によるオ
リフィス方式においては、スターリングエンジンの性能
を向上させるために、ガス流出口からのガスの流量損失
を低減させる必要がある。そこで、ガス流出口の孔径を
大変小さくしていた。しかし、スターリングエンジンの
組立時の塵や、運転中の摩擦により発生した摩耗粉が、
凝集してガス流出口に詰まり、各ガス流出口からのガス
流出量の不均一によりピストンが一方向に押付けられ、
スターリングエンジンの運転の信頼性の低下に繋がると
いう問題が存在した。
【0007】また、図13に示す第2のガス流出構造に
おいては、オリフィス方式と異なり多孔質体22に気孔
が多数存在するため、各ガス流出口からのガス流出量を
絞り込むには、多孔質体22の気孔径を大変小さくしな
ければならないが、気孔径を小さくすると、気孔に摩耗
粉等が詰まるという問題が存在した。
【0008】したがって、この発明の目的は、ガス流出
口での目詰まりによるスターリングエンジン性能の低下
や、信頼性の低下を抑制することを可能とした、スター
リングエンジンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいたスタ
ーリングエンジンの一つの局面においては、シリンダ内
に配置される作動体の往復運動により発生する高圧ガス
を上記作動体の内部に設けられる加圧室に蓄え、上記作
動体内の上記高圧ガスを上記シリンダと上記作動体との
摺動部に流出するガスベアリングを備えるスターリング
エンジンであって、上記作動体の側壁部に設けられる上
記高圧ガスの流出口には、上記高圧ガスの流出上流側に
第1多孔質体が配設され、上記高圧ガスの流出下流側
に、上記第1多孔質体よりも空孔率の小さい第2多孔質
体が配設される。
【0010】この構成により、第1多孔質体と第2多孔
質体を通過させてガスを流出することにより、第1多孔
質体で大きな塵を捕捉するとともにガスを絞り、第2多
孔質体で更にガスの絞り込みを実施することにより、従
来の多孔質体単体では得ることが難しかったガス流量を
絞り、かつ、目詰まりがしにくいという両方の特性を得
ることが可能となる。また、上記発明において好ましく
は、上記第1多孔質体と、上記第2多孔質体とは、上記
加圧室の内部において、上記シリンダの径方向に沿って
積層配置される。
【0011】また、上記発明において好ましくは、上記
第1多孔質体と、上記第2多孔質体とは、上記加圧室に
おいて、上記シリンダの軸線方向に沿って積層配置され
る。このように、軸線方向に多孔質体を並べて配置して
いることから、第1多孔質体と第2多孔質体との外径寸
法および内径寸法を同じにすることができるため、多孔
質体の作成において同じ金型を用いて製作することが可
能になる。
【0012】また、上記第1多孔質体と、上記第2多孔
質体とは、上記作動体の側壁部に径方向に向かって設け
られている孔の内部において、上記シリンダの径方向に
沿って積層配置される。
【0013】この構成を採用することにより、第1多孔
質体および第2多孔質体を孔に挿入することのみで実現
できるため、治具を必要とせず、組込み作業の効率化を
図ることが可能になる。
【0014】また、上記発明において好ましくは、上記
第1多孔質体、および、上記第2多孔質体の、少なくと
もいずれか一方は、樹脂から構成される。この構成を採
用することにより、スターリングエンジンの軽量化を図
ることが可能になる。また、振動や騒音レベルを低減す
ることも可能になる。
【0015】この発明に基づいたスターリングエンジン
の他の局面においては、シリンダ内に配置される作動体
の往復運動により発生する高圧ガスを上記作動体の内部
に設けられる加圧室に蓄え、上記作動体内の上記高圧ガ
スを上記シリンダと上記作動体との摺動部に流出するガ
スベアリングを備えるスターリングエンジンであって、
上記作動体は、上記シリンダとの摺動面と上記加圧室と
を含む領域が多孔質体から構成される。
【0016】このように、作動体を多孔質体から構成す
ることにより、上記発明の構成と比較した場合、2種類
の多孔質材のうち1つの多孔質材を組込む工程が省ける
のため、コスト削減を図ることが可能になる。
【0017】また上記各発明において、上記作動体はピ
ストン、または、ディスプレーサである。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明に
基づいた実施の形態1におけるスターリングエンジンに
ついて、図を参照しながら説明する。
【0019】(スターリングエンジンの概略構造)図1
を参照して、本実施の形態におけるスターリングエンジ
ンの概略構造を説明する。本実施の形態においては、圧
力容器1内に媒体として高圧のヘリウムガス(以下、単
に「ガス」と称する。)が封入されている。1つのシリ
ンダ2内に作動体としてのピストン3とディスプレーサ
4とが配置され、ピストン3とディスプレーサ4とがそ
れぞれ往復運動を行なう。
【0020】圧力容器1とシリンダ2により形成される
空間は、ピストン3によって2つの空間に分割される。
第1の空間は、ピストン3のディスプレーサ4側に規定
される作動空間5である。第2の空間は、ピストン3の
ディスプレーサ4側と反対側に規定される背面空間6で
ある。
【0021】第1の空間である作動空間5は、ディスプ
レーサ4でさらに2つの空間に分割される。第1の分割
空間は、ピストン3とディスプレーサ4とに挟まれた領
域からなる圧縮空間5aである。第2の分割空間は、シ
リンダ2の先端部の領域からなる膨張空間5bである。
圧縮空間5aと膨張空間5bとは再生器7を介して連結
されている。
【0022】背面空間6はシリンダ2を取囲むように圧
力容器1によって形成されている。圧縮空間5aと膨張
空間5bの圧力は、圧力容器1内に封入したガス圧力を
基準としてピストン3の往復運動の変位に対応して変動
する。
【0023】ピストン3は、圧力容器1に対してピスト
ンスプリング8によって支持されている。ピストン3
は、リニアモータ等からなるピストン駆動体(図示省
略)により圧力容器1の軸線方向にリニア駆動され、シ
リンダ2内を往復運動して、ガスの圧縮、膨張を行なっ
ている。
【0024】ディスプレーサ4は、ピストン3内部を貫
通する貫通軸部4aを備え、この貫通軸部4aが圧力容
器1に対してディスプレーサスプリング9によって支持
されている。ディスプレーサ4はディスプレーサスプリ
ング9の共振効果を利用して往復運動する。その結果、
作動空間5内のガスが、圧縮空間5aと膨張空間5bと
の間を往復移動する。
【0025】ピストン3の往復運動により圧縮空間5a
で圧縮されたガスが、シリンダ2に設けられた一方向弁
10を通じてピストン3内部の加圧室11に流入するこ
とにより、加圧室11は高い圧力状態が維持される。こ
の加圧室11からガスをピストン3とシリンダ2との間
摺動部に流出し、ガスベアリング効果によって静圧気体
軸受を構成し、ピストン3はシリンダ2に対して非接触
状態で往復運動が可能となる。
【0026】なお、本実施の形態においては、加圧室1
1から摺動部に流出するガスは、後述する構造を採用す
ることにより、ガス流出量が絞り込まれているため、ガ
ス流量損失はほとんどなく、加圧室11内には圧縮空間
5aのガス圧変動の最高圧力と等しい程度のガス圧が蓄
えられている。
【0027】たとえば、加圧室11内のガス圧力は、運
転条件によっても異なるが、圧縮空間5a内のガス圧力
変動の最高圧力と略同等のガス圧力となり、スターリン
グエンジン内の封入ガス圧力が約2.5MPaの場合、
加圧室11内のガス圧力は、約2.7MPa程度とな
る。
【0028】なお、図1に示す構成を用いたスターリン
グサイクルに関しては、一般によく知られているので、
ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】(ガス流出口部の構造)図2〜図4を参照
して、本実施の形態におけるガス流出口部の構造につい
て説明する。なお、ピストン3の形状は、シリンダ2の
軸線に対して対称形状を有しているため、図において
は、図1に示すピストン3の上側の断面形状のみを図示
するものとする(以下に示す、各実施の形態においても
同様とする)。ここで、図2はピストン3の断面形状を
示す図であり、図3は図2中X線矢視断面図であり、図
4は図2中Y線矢視断面図である。
【0030】図2を参照して、ピストン3には、通気孔
15およびポケット16からなるガス流出口が、円周上
に複数(たとえば、90°ピッチ、4箇所)設けられて
いる。通気孔15はφ0.5mmの小孔からなり、ポケ
ット16は、φ8mm、深さ1.0mmの凹部形状を有
する。
【0031】ガス流出口の加圧室11の内側には、ガス
の流れ方向の上流側に空孔率の大きい第1多孔質体12
Aが配設され、ガスの流量方向の下流側に空孔率の小さ
い第2多孔質体13Aとが配設されるように、シリンダ
2の径方向に沿って積層して配置されされている。な
お、空孔率とは単位体積あたりに対する空孔の合計体積
の占める割合を示すものとする。また、シリンダ2の径
方向とは、図1中に示すように、シリンダ2の半径方向
に沿った方向を意味する。
【0032】また、第1多孔質体12Aおよび第2多孔
質体13Aを加圧室11内に固定するためのリング14
が設けられている。加圧室11内の内径寸法は、L1が
φ20mm、L2がφ25mmである。また、ピストン
3の外径L3はφ32mmである。
【0033】第1多孔質体12Aおよび第2多孔質体1
3Aは、図3に示すように、ドーナッツ形状を有してい
る。第1多孔質体12Aは、寸法が、外径φ22mm、
内径φ20mmであり、材質として空孔率60%のポリ
エチレンが用いられている。第2多孔質体13Aは、寸
法が、外径φ25mm、内径φ22mmであり、材質と
して空孔率30%のポリエチレンが用いられている。
【0034】第1多孔質体12A、第2多孔質体13
A、および、リング14の加圧室11内への挿入は、ピ
ストン3の底部に開閉可能な蓋体3aが設けられてお
り、第1多孔質体12A、第2多孔質体13A、およ
び、リング14を加圧室11内の所定位置に位置決めし
た後に、蓋体3aによりピストン3の底部を閉じる構造
が採用される。
【0035】第1多孔質体12A、および、第2多孔質
体13Aのピストン3への組付けは、まず円管状の第2
多孔質体13Aをピストン3に圧入する。加圧室11内
部には、多孔質体を組付けるための段部11aが設けら
れており、多孔質体の軸方向位置が決定されるようにな
っている。なお、軸方向とは図中に示すように、シリン
ダ2の軸方向に沿った方向を意味する。
【0036】次に、第1多孔質体12Aを第2多孔質体
13Aの内周部に圧入する。その後、第1多孔質体12
A、および、第2多孔質体13Aの底面側の端部にリン
グ14を挿入する。このように、リング14を設けるこ
とにより、多孔質体の端部からのガス流入を遮断でき、
ガスの流入経路を1つにすることが可能となり、ガス流
量を安定させることが可能になる。
【0037】なお、リング14の挿入に代わり、第1多
孔質体12A、および、第2多孔質体13Aの端部に、
多孔質体の空隙を閉じる目潰し処理を施しても、同等の
効果が得られる。ここで、目潰し処理には、旋盤を用い
た機械加工を施すことにより、多孔質体の空孔を潰す方
法や、多孔質体を金型で作成する場合に、多孔質体の内
周面分部に樹脂フィルムを巻付けて多孔質体の焼結を行
なうことにより多孔質体の空孔を潰す方法が挙げられ
る。
【0038】また、加圧室11の内周面と第2多孔質体
13Aとの締付け代、および、第1多孔質体12Aと第
2多孔質体13Aとの締付け代が、ガス損失量に大きく
影響する。この締付け代は、第1多孔質体12A、およ
び、第2多孔質体13Aが損傷することなく、かつ、十
分な締付けが可能な寸法に設定する必要がある。今回の
実施の形態においては、それぞれの直径方向の締付け代
を約0.1mmとしている。
【0039】上記構造からなるガス流出口部において、
加圧室11に蓄えられているガスは第1多孔質体12A
と第2多孔質体13Aを通過して、ピストン3に設けた
通気孔15からピストン3とシリンダ2との間の摺動部
にガスを流出する。このときのガスの流出量は約60m
l/min程度である。
【0040】(作用・効果)以上、本実施の形態におけ
るスターリングエンジンに適用されるガス流出口部の構
造においては、第1多孔質体12Aに空孔率の大きい多
孔質体を用いることにより、運転中に発生した大きな塵
を捕捉するとともに、ガス流出を絞る働きをする。ま
た、第2多孔質体13Aに空孔率の小さい多孔質体を用
いることにより、更にガス流出の絞り込みを行なう。
【0041】このように、第1多孔質体12Aと第2多
孔質体13Aを通過させてガスを流出することにより、
第1多孔質体12Aで大きな塵を捕捉するとともにガス
を絞り、第2多孔質体13Aで更にガスの絞り込みを実
施することにより、従来の多孔質体単体では得ることが
難しかったガス流量を絞り、かつ、目詰まりがしにくい
という両方の特性を得ることが可能となる。
【0042】なお、第1多孔質体12Aと第2多孔質体
13Aとの2層構造を採用した場合について説明した
が、内側から外側に向かうにしたがって、多孔質体の空
孔率が次第に小さくなる多層構造を採用しても、同様の
作用効果を得ることが可能である。
【0043】また、上記実施の形態においては、ピスト
ン3に設けられるガス流出口部の構造について説明した
が、図1に示す、ディスプレーサ4側においても、同構
造のガス流出口部の構造を採用することが可能である。
【0044】(実施の形態2)次に、本発明に基づいた
実施の形態2におけるスターリングエンジンについて、
図を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一
構成については、詳細な説明を省略する。また、本実施
の形態におけるスターリングエンジンの特徴は、ピスト
ンに設けられるガス流出口部の構造にあるため、ここで
はこのガス流出口部の構造にのみ言及する。
【0045】図5〜図7を参照して、本実施の形態にお
けるガス流出口部の構造について説明する。なお、図5
はピストン3の断面形状を示す図であり、図6は図5中
X線矢視断面図であり、図7は図5中Y線矢視断面図で
ある。
【0046】図5を参照して、ガスの流れ方向の上流側
に空孔率の大きい第1多孔質体12Bが配設され、ガス
の流れ方向の下流側に空孔率の小さい第2多孔質体13
Bが配設されるように、シリンダ2の軸線方向に沿って
連続して配置されており、第1多孔質体12B、およ
び、第2多孔質体13Bの内面にリング14が挿入され
ている。したがって、ガス経路は図5中の矢印のよう
に、多孔質体に対して軸線方向にガスが流れるようにな
っている。このようなガス流量を取ることにより、第1
多孔質体12Bで大きな塵を捕捉するとともにガスを絞
り込み、第2多孔質体13Bでガスを絞るということが
可能である。
【0047】上記実施の形態1の場合と同様に、加圧室
11内の内径寸法は、L1がφ20mm、L2がφ25
mmである。また、ピストン3の外径L3はφ32mm
である。また、第1多孔質体12Bおよび第2多孔質体
13Bは、図6および図7に示すように、ドーナッツ形
状を有している。第1多孔質体12Bおよび第2多孔質
体13Bは、ともに寸法が、外径φ25mm、内径φ2
2mmであり、材質として第1多孔質体12Bには空孔
率60%のポリエチレンが用いられ、第2多孔質体13
Bには、空孔率30%のポリエチレンが用いられてい
る。
【0048】第1多孔質体12Bおよび第2多孔質体1
3Bのピストン3への組付けは、まず円管状の第2多孔
質体13Bを加圧室内11に設けられた段部11aまで
圧入する。次に、第1多孔質体12Bを第2多孔質体1
3Bに接触するまで圧入する。その後、最後にリング1
4を多孔質体12,13の内周面に圧入することによ
り、容易に空孔率の異なる多孔質体を得ることが可能で
ある。
【0049】また、加圧室11の内周面と第2多孔質体
13Bとの締付け代、および、加圧室11の内周面と第
1多孔質体12Aとの締付け代が、ガス損失量に大きく
影響する。この締付け代は、第1多孔質体12A、およ
び、第2多孔質体13Aが損傷することなく、かつ、十
分な締付けが可能な寸法に設定する必要がある。今回の
実施の形態においては、それぞれの直径方向の締付け代
を約0.1mmとしている。
【0050】なお、図5の説明において、第1多孔質体
12B、および、第2多孔質体13Bを挿入後、第1多
孔質体12B、および、第2多孔質体13Bの内面側に
リング14を挿入することにより、図5中の矢印のよう
なガス流量を可能としているが、この構成以外で、第1
多孔質体12B、および、第2多孔質体13Bの内周面
に目潰し処理(実施の形態1の場合と同様の処理)を施
すことによっても、同等の効果を得ることが可能であ
る。
【0051】(作用・効果)このように第1多孔質体1
2Bと第2多孔質体13Bを通過させてガスを流出する
ことにより、上記実施の形態1と同様の作用効果を得る
ことができる。また、本実施の形態においては、軸線方
向に多孔質体を並べて配置していることから、第1多孔
質体12Bと第2多孔質体13Bとの外径寸法および内
径寸法を同じにすることができるため、多孔質体の作成
において同じ金型を用いて製作することが可能になる。
【0052】なお、第1多孔質体12Bと第2多孔質体
13Bとの2層構造を採用した場合について説明した
が、軸線方向において、通気孔15に向かうにしたがっ
て、多孔質体の空孔率が次第に小さくなる多層構造を採
用しても、同様の作用効果を得ることが可能である。
【0053】また、上記実施の形態においては、ピスト
ン3に設けられるガス流出口部の構造について説明した
が、実施の形態1の場合と同様に、ディスプレーサ4側
においても、同構造のガス流出口部を採用することが可
能である。
【0054】(実施の形態3)次に、本発明に基づいた
実施の形態3におけるスターリングエンジンについて、
図を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一
構成については、詳細な説明を省略する。また、本実施
の形態におけるスターリングエンジンの特徴は、ピスト
ンに設けられるガス流出口部の構造にあるため、ここで
はこのガス流出口部の構造にのみ言及する。
【0055】図8および図9を参照して、本実施の形態
におけるガス流出口部の構造について説明する。なお、
図8はピストン3の断面形状を示す図であり、図9は図
8中X線矢視断面図である。
【0056】図8を参照して、ピストン3内部の加圧室
11に向かって垂直(シリンダ2の径方向)に通気孔1
5が設けられており、この通気孔15において、ガスの
流れ方向の上流側に第1多孔質体12Cが配設され、ガ
スの流れ方向の下流側に第2多孔質体13Cが配設され
るように挿入されている。材質としては、第1多孔質体
12Cには空孔率60%のポリエチレンが用いられ、第
2多孔質体13Cには、空孔率30%のポリエチレンが
用いられている。
【0057】加圧室11に蓄えられているガスは第1多
孔質体12Cと第2多孔質体13Cを通過してピストン
3とシリンダ2との間の摺動部にガスを流出する。ここ
で空孔率の大きい第1多孔質体12Cにて塵を捕捉する
とともに、ガス流量を絞り込み、空孔率の小さい第2多
孔質体13Cにて更にガスを絞り込む。
【0058】多孔質体のピストン3への組付けには、ま
ず円管状の第1多孔質体12Cをピストン3外部から加
圧室内11に向かって設けられている通気孔15に圧入
する。次に、第2多孔質体13Cを第1多孔質体12C
に接触するまで圧入することにより、容易に空孔率の異
なる多孔質体を得ることが可能である。
【0059】(作用・効果)このように第1多孔質体1
2Cと第2多孔質体13Cを通過させてガスを流出する
ことにより、上記実施の形態1と同様の作用効果を得る
ことができる。また、上記各実施の形態においては、多
孔質体をピストン内部に挿入するための治具が必要であ
ったが、本実施の形態の構成においては、第1多孔質体
12Cおよび第2多孔質体13Cを通気孔15に挿入す
ることのみで実現できるため、組込み作業の効率化を図
ることが可能になる。
【0060】なお、第1多孔質体12Bと第2多孔質体
13Bとの2層構造を採用した場合について説明した
が、通気孔15に外方に向かうにしたがって、多孔質体
の空孔率が次第に小さくなる多層構造を採用しても、同
様の作用効果を得ることが可能である。
【0061】また、上記実施の形態においては、ピスト
ン3に設けられるガス流出口部の構造について説明した
が、実施の形態1の場合と同様に、ディスプレーサ4側
においても、同構造のガス流出口部を採用することが可
能である。
【0062】(実施の形態4)次に、本発明に基づいた
実施の形態4におけるスターリングエンジンについて、
図を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一
構成については、詳細な説明を省略する。また、本実施
の形態におけるスターリングエンジンの特徴は、ピスト
ンに設けられるガス流出口部の構造にあるため、ここで
はこのガス流出口部の構造にのみ言及する。
【0063】図10を参照して、本実施の形態における
ガス流出口部の構造について説明する。なお、図10は
ピストン3の断面形状を示す図である。
【0064】図10を参照して、実施の形態1に示す構
造と同様に、ピストン3内部の段部11aに樹脂製の第
2多孔質体13Dを配設し、その内面に第1多孔質体1
2Dが配設されている。ガスの流れ方向から見た場合、
ガスの流れの上流側に第1多孔質体12Dが配設され、
ガスの流れの下流側に第2多孔質体13Dが配設されて
いる。また、第1多孔質体12D、および、第2多孔質
体13Dの端部には、リング14を挿入することによ
り、実施の形態1の場合と同様に多孔質体の端部からの
ガス流入を遮断している。
【0065】したがって、ガス流量としては、まず第1
多孔質体12Dでガス流量を絞った後に、第2多孔質体
13Dでさらにガスが絞られ、ガスはピストン3とシリ
ンダ2との間の摺動部に流出される。第1多孔質体12
Dおよび第2多孔質体13Dの寸法は、実施の形態1の
場合と同様である。
【0066】第2の多孔質体13Dに樹脂製の材料を使
用することにより、銅やステンレスなどの金属製の多孔
質材に比べて、ピストンの軽量化を図ることが可能であ
る。特に、本スターリングエンジンの場合は、ピストン
の重量がエンジン本体の振動で騒音レベルに大きく影響
するため、ピストンの共振系を崩すことなく、軽量化を
図ることが可能である。樹脂材料としては、ポリエチレ
ンが水分の吸水率が低く、多孔質材でありながら水分を
吸入しにくく、取扱が容易で、安価であるため、量産向
きでよい。なお、第1多孔質体12Dの材質は、樹脂で
も金属でもどちらでも構わない。金属を使用する場合
は、重量の軽量化を図るため、使用する金属量を少なく
した方が好ましい。
【0067】たとえば、第1多孔質体12Dに設けられ
る小孔は、φ1mmの孔が、軸方向に4箇所設けられる
ものが、円周方向に8箇所設けられている(合計32
個)。このように、第1多孔質体12Dに小孔を形成す
ることにより、全面開放されている場合に比べて、ガス
流出を絞ることが可能になる。なお、小孔の開口径の大
きさ、個数は、実験的にガス流出量を測定して決定され
る。
【0068】(作用・効果)このように第1多孔質体1
2Dと第2多孔質体13Dを通過させてガスを流出する
ことにより、上記実施の形態1と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0069】(実施の形態5)次に、本発明に基づいた
実施の形態5におけるスターリングエンジンについて、
図を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一
構成については、詳細な説明を省略する。また、本実施
の形態におけるスターリングエンジンの特徴は、ピスト
ンの構造にあるため、ここではこのピストンの構造にの
み言及する。
【0070】図11を参照して、本実施の形態における
ガス流出口部の構造について説明する。なお、図11は
ピストン3の断面形状を示す図である。
【0071】図11を参照して、本実施の形態において
は、ピストン3において、シリンダ2との摺動面と加圧
室11とを含む領域を多孔質体から構成するため、ピス
トン3自体を空孔率の大きい第1多孔質材で形成してい
る。さらに、ピストン3内の加圧室11の両端部に、空
孔率の小さい第2多孔質材18を挿入する。これは、ピ
ストン3の両端部からのガス流出は、ピストン3の浮上
に寄与する割合がガス流出量に対して低く、ガス損失に
繋がる可能性が高いためであり、両端部でのガス流出を
絞るほうが効率的だからである。なお、ピストン3とシ
リンダ2間の摺動部以外の箇所は、ガス損失に繋がるた
め、目潰し処理(実施の形態1の場合と同様の処理)1
7を施す。また、蓋体3aには、軽量化を図る観点か
ら、アルミ等が用いられている。
【0072】第1多孔質材には、空孔率60%のポリエ
チレンが用いられる。また、第2多孔質材18には、空
孔率20%のポリエチレンが用いられる。
【0073】(作用・効果)以上、本実施の形態におけ
るスターリングエンジンに適用されるピストンの構造に
おいては、ピストン3の素材を多孔質体を主成分にする
ことにより、2種類の多孔質材のうち1つの多孔質材を
組込む工程が省けるので、コスト削減を図ることが可能
になる。
【0074】また、ピストン3を樹脂製の材料で作製す
ることにより、ピストン3の軽量化を図ることができ、
本体の振動レベルを低下させることが可能となる。ここ
での樹脂材料も水分の吸収量が低い、ポリエチレン等を
用いることが望ましい。
【0075】また、上記実施の形態においては、ピスト
ン3に設けられるガス流出口部の構造について説明した
が、図1に示す、ディスプレーサ4側においても、同構
造のガス流出口部を採用することが可能である。
【0076】また、上記実施の形態1〜4に示すガス流
出口部の構造はいわゆるオリフィス絞りタイプの静圧気
体軸受の場合について説明しているが、毛細管絞りタイ
プ、スロット絞りタイプ、自成絞りタイプ、多孔質絞り
タイプ、表面絞りタイプ等の静圧気体軸受に適用するこ
とが可能である。
【0077】また、上記実施の形態1〜4に示すガス流
出口部の構造においては、ピストン3の内部側に、多孔
質材の多層構造を配置するようにしているが、ピストン
3の運動面側である外周面側に凹部を設け、この凹部に
多孔質材の多層構造を配置する構造を採用することも可
能である。
【0078】したがって、今回開示された実施の形態は
すべての点で例示であって制限的なものではない。本発
明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によ
って画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲
内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0079】
【発明の効果】この発明に基づいたスターリングエンジ
ンによれば、空孔率の大きい第1多孔質体と空孔率の小
さい第2多孔質体を通過させてガスを流出することによ
り、第1多孔質体で大きな塵を捕捉するとともにガスを
絞り、第2多孔質体で更にガスの絞り込みを実施するこ
とにより、従来の多孔質体単体では得ることが難しかっ
たガス流量を絞り、かつ、目詰まりがしにくいという両
方の特性を有するガスベアリングを備えた、スターリン
グエンジン得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるスターリングエンジン
の概略構造を示す図である。
【図2】 実施の形態1におけるピストン3の断面形状
を示す図である。
【図3】 図2中X線矢視断面図である。
【図4】 図2中Y線矢視断面図である。
【図5】 実施の形態2におけるピストン3の断面形状
を示す図である。
【図6】 図5中X線矢視断面図である。
【図7】 図5中Y線矢視断面図である。
【図8】 実施の形態3におけるピストン3の断面形状
を示す図である。
【図9】 図8中X線矢視断面図である。
【図10】 実施の形態4におけるピストン3の断面形
状を示す図である。
【図11】 実施の形態5におけるピストン3の断面形
状を示す図である。
【図12】 従来技術における第1のガス流出構造の概
略を示す断面図である。
【図13】 従来技術における第2のガス流出構造の概
略を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧力容器、2 シリンダ、3 ピストン、3a 蓋
体、4 ディスプレーサ、4a 貫通軸部、5 作動空
間、5a 圧縮空間、5b 膨張空間、6 背面空間、
7 再生器、8 ピストンスプリング、9 ディスプレ
ーサスプリング、10 一方向弁、11 加圧室、11
a 段部、12A,12B,12C,12D 第1多孔
質体、13A,13B,13C,13D 第2多孔質
体、14リング、15 通気孔、16 ポケット、17
目潰し処理、18 第2多孔質材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に配置される作動体の往復運
    動により発生する高圧ガスを前記作動体の内部に設けら
    れる加圧室に蓄え、前記作動体内の前記高圧ガスを前記
    シリンダと前記作動体との摺動部に流出するガスベアリ
    ングを備える、スターリングエンジンであって、 前記作動体の側壁部に設けられる前記高圧ガスの流出口
    には、前記高圧ガスの流出上流側に第1多孔質体が配設
    され、前記高圧ガスの流出下流側に、前記第1多孔質体
    よりも空孔率の小さい第2多孔質体が配設される、スタ
    ーリングエンジン。
  2. 【請求項2】 前記第1多孔質体と、前記第2多孔質体
    とは、前記加圧室において、前記シリンダの径方向に沿
    って積層配置される、請求項1に記載のスターリングエ
    ンジン。
  3. 【請求項3】 前記第1多孔質体と、前記第2多孔質体
    とは、前記加圧室において、前記シリンダの軸線方向に
    沿って積層配置される、請求項1に記載のスターリング
    エンジン。
  4. 【請求項4】 前記第1多孔質体と、前記第2多孔質体
    とは、前記作動体の側壁部に径方向に向かって設けられ
    ている孔の内部において、前記シリンダの径方向に沿っ
    て積層配置される、請求項1に記載のスターリングエン
    ジン。
  5. 【請求項5】 前記第1多孔質体、および、前記第2多
    孔質体の、少なくともいずれか一方は、樹脂から構成さ
    れる、請求項1から4のいずれかに記載のスターリング
    エンジン。
  6. 【請求項6】 シリンダ内に配置される作動体の往復運
    動により発生する高圧ガスを前記作動体の内部に設けら
    れる加圧室に蓄え、前記作動体内の前記高圧ガスを前記
    シリンダと前記作動体との摺動部に流出するガスベアリ
    ングを備える、スターリングエンジンであって、 前記作動体は、前記シリンダとの摺動面と前記加圧室と
    を含む領域が多孔質体から構成される、スターリングエ
    ンジン。
  7. 【請求項7】 前記作動体はピストンである、請求項1
    から6のいずれかに記載のスターリングエンジン。
  8. 【請求項8】 前記作動体はディスプレーサである、請
    求項1から6のいずれかに記載のスターリングエンジ
    ン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6945043B2 (en) * 2000-12-13 2005-09-20 Sharp Kabushiki Kaisha Stirling engine, and stirling refrigerator
WO2006085431A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha スターリング機関用ピストン
JP2007506030A (ja) * 2003-09-19 2007-03-15 タイアックス エルエルシー スターリングサイクル機械用機械スプリングディスプレーサ
JP2009047022A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Toyota Motor Corp ピストン機関及びスターリングエンジン

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