JP2002180392A - ワイヤ洗浄装置 - Google Patents

ワイヤ洗浄装置

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JP2002180392A
JP2002180392A JP2000381408A JP2000381408A JP2002180392A JP 2002180392 A JP2002180392 A JP 2002180392A JP 2000381408 A JP2000381408 A JP 2000381408A JP 2000381408 A JP2000381408 A JP 2000381408A JP 2002180392 A JP2002180392 A JP 2002180392A
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Toru Shiina
徹 椎名
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HORIKAWA SEISAKUSHO KK
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HORIKAWA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製紙機械の抄紙ユニットにおいて繊維質帯状体
を形成するために用いられる搬送ワイヤの洗浄を効率良
く行うとともに、洗浄機能の維持を容易に図ることがで
きるワイヤ洗浄装置を得る。 【解決手段】スリットを設けて並行に配置される上流側
ボード及び下流側ボードとから構成されたワイヤガイド
部と、スリットに連結する空間部を有し該空間部に圧搾
空気と水とを混合する混合手段を設けた噴射ボックスと
を具備することにより、前記スリットから圧搾空気を伴
って水が勢いよく噴射されるので、ワイヤ部分に付着し
た異物を除去するとともに、スリット内の落下した異物
をも除去することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械の抄紙ユ
ニットにおいて使用されるワイヤ洗浄装置に関し、特
に、繊維質帯状体を形成するために用いられる搬送ワイ
ヤの洗浄を効率良く行うとともに、洗浄機能の維持を容
易とした洗浄装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤ洗浄装置としては、例えば
図3に示されるように、内部に空間部51が形成された
支持体50と、支持体50上に配置され網目状のワイヤ
1を巻回するべきワイヤガイド面61を有するワイヤガ
イド部60と、支持体50上のワイヤガイド部60の側
方に楔状領域70を設けて配置されワイヤ1の全幅に亘
って水を噴射する水噴射装置80を具備して構成されて
いる。ワイヤガイド部60は、ワイヤ1の搬送方向に直
交しスリット62を設けて並行に配置される上流側ボー
ド63及び下流側ボード64とから構成され、前記空間
部61には空気が供給されて前記スリット62から噴き
出し可能に構成されている。
【0003】上記構造によれば、水噴射装置60から楔
状領域70に沿ってワイヤ1の網目に対して水を噴射さ
せるとともに、スリット62から空気を噴き出すことに
より、ワイヤ1の網目に堆積及び付着した異物(紙料か
す等)を水の中に取り込んでこれを跳ね飛ばして洗浄を
行うようになっている(特表平5−504604号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のワ
イヤ洗浄装置によれば、ワイヤ1に付着した異物がスリ
ット62に落下し詰まる現象が生じる。特に、洗浄装置
の運転をしない場合に落下した異物が固まって粘土状と
なり、再び運転しようとした場合にスリット62から噴
き出す空気だけでは固着した異物を取り除くことができ
ないという問題があった。このよう場合には、装置の分
解及び清掃が必要となるので大変な労力を要し、洗浄装
置における洗浄機能の維持を図ることが容易でなかっ
た。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、ワイヤ洗浄を効率良く行うとともに、洗浄機能の維
持を容易に図ることができるワイヤ洗浄装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、搬送される抄紙ワイヤを洗浄するた
めのワイヤ洗浄装置であって、次の構成を含むことを特
徴としている。ワイヤガイド部。このワイヤガイド部
は、前記搬送方向に直交しスリットを設けて並行に配置
される上流側ボード及び下流側ボードとから構成され、
前記抄紙ワイヤが擦動するガイド面を形成したものであ
る。噴射ボックス。この噴射ボックスは、前記ワイヤガ
イド部の前記スリットに連通する空間部を有し、該空間
部に空気圧供給手段からの圧搾空気を導くとともに圧搾
空気と水とを混合する混合手段を設け、前記スリットか
ら水及び空気を噴射させるものである。
【0007】請求項2は、請求項1のワイヤ洗浄装置に
おいて、前記混合手段がノズルを有する水噴射装置を前
記空間部内に配置して構成したことを特徴としている。
【0008】請求項3は、請求項1のワイヤ洗浄装置に
おいて、前記混合手段が水噴射装置を前記空間部外に配
置し、該水噴射装置に設けたノズルを前記空間部内に臨
ませて構成したことを特徴としている。
【0009】本発明のワイヤ洗浄装置によれば、噴射ボ
ックスの空間部に圧搾空気と水とを混合する混合手段を
設けたことにより、スリットから圧搾空気を伴って水が
勢いよく噴射されるので、ワイヤ部分に付着した異物を
除去するとともに、スリット内の落下した異物をも除去
することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるワイヤ洗浄装置の実
施の形態の一例について、図1を参照しながら説明す
る。本発明のワイヤ洗浄装置は、製紙機械の抄紙ユニッ
トにおいて繊維質帯状体を形成するために用いられる搬
送ワイヤ1の洗浄を行う装置であり、図1の表裏方向に
細長い形状で断面が台形状の噴射ボックス10と、この
噴射ボックス10の頂辺側に形成されたワイヤガイド部
20を有して構成されている。
【0011】ワイヤガイド部20は、表裏方向に長尺と
なる上流側ボード21及び下流側ボード22を、互いに
間隔を開けて配置することにより、中央部分にスリット
23を形成している。更に、上流側ボード21及び下流
側ボード22には、先端側に前記抄紙ワイヤが擦動する
ガイド面24を有し、搬送方向及び搬出方向においてワ
イヤとの間に楔状領域25が形成可能なガイド体26
が、それぞれワイヤの搬送方向に直交し前記スリット2
3に連通するスリット27を設けて並行に配置されてい
る。
【0012】噴射ボックス10は、内部に前記スリット
23と連通する円錐台状の空間部11を有し、その底面
側に配置された空気圧供給手段(図示せず)から圧搾空
気が導かれるように構成されている。空間部11の底面
側には、圧搾空気が通過するための孔12が形成された
板体13が架設されている。板孔13に設けた孔12
は、図1(a)及び(b)に示されるように、表裏方向
に沿って形成された複数の長いスリット状の長孔や、円
形状の多数の丸孔等、空気が流通可能な構成であればよ
い。
【0013】噴射ボックス10の側壁10a外側には長
尺方向に沿って複数の水噴射装置30の各噴射管31が
固定され、各水噴射装置30の各噴射管31が側壁の孔
から挿入されてその先端ノズル32が噴射ボックス10
の空間部11に臨ませて構成されている。したがって、
各水噴射装置30から空間部11における水平面(図の
表裏方向に沿った面)の全面に亘って水が噴射され、前
記した空気供給手段からの圧搾空気と水噴射装置30か
らの水とが空間部11において混合される混合手段を形
成している。
【0014】水噴射装置30の先端ノズル32は、例え
ば図1(a)に示されるように、側壁10aの内壁近傍
に位置させる。また、図1(b)のように空間部中央に
位置するようにしてもよい。先端ノズル32から噴射さ
れる水は、逆円錐状に全体に噴霧する方式(図1
(a))や平面方向にのみ噴霧する方式(図1(b))
のどちらでもよい。
【0015】また、ワイヤ1の搬入側における噴射ボッ
クス10の側壁外側上部において、長尺方向に沿って複
数の水噴霧装置40が固定されている。これは、抄出し
直前のカラ運転時におけるワイヤ1と接触している上流
側エンドでの摩擦熱を抑える目的で設けられ、水噴霧装
置40の水噴射方向はワイヤ搬入側の楔状領域25に向
けられ、搬入側のワイヤ1に湿り気を持たせるように構
成されている。すなわち、この水噴霧装置40によるワ
イヤ1への水の噴霧は、洗浄作用を発揮させるものでな
く、噴射に伴う圧力や噴射量が制限されている。また、
抄出し後の運転時においては、水噴射装置40による水
の噴霧を停止してもよい。
【0016】図2(a)(b)(c)は、ワイヤ洗浄装
置の実施の形態の他の例を示したもので、図1と同じ構
成をとる部分については同一符号を付して説明を省略す
る。これらのワイヤ洗浄装置は、図1のワイヤ洗浄装置
と異なり、水噴射装置30を噴射ボックス10の空間部
11内に配置して圧搾空気と水とが混合する混合手段を
形成している。
【0017】空間部11における水噴射装置30の設置
位置は、例えば図2(a)に示すように、板体13中央
に固定し、先端ノズル32の延長線がスリット23形成
位置に一致するように配置する。また、図2(b)に示
すように、板体13における偏心位置に水噴射装置30
を固定し、先端ノズル32の延長線がスリット23形成
位置に一致するように配置してもよい。
【0018】更に、図2(c)に示すように、側壁10
aの内壁に水噴射装置30を固定し、先端ノズル32か
らの水の噴射方向が圧搾空気の流通方向と交差するよう
に構成してもよい。この場合、図2(c)のように、空
間部11に水噴射装置30を設置可能なように、必要に
応じて噴射ボックス10の形状を変更する。
【0019】図2(a)〜(c)における水噴射装置3
0は、図1の場合と同様に、表裏方向に複数個が配置さ
れ、噴射ボックス10内の全面に亘って水が噴射され、
空気供給手段からの圧搾空気と水噴射装置30からの水
とが空間部11において混合される。また、ノズル先端
から噴射される水は、図1の場合と同様に、逆円錐状に
全体に噴霧する方式(図2(b)(c))や平面方向に
のみ噴霧する方式(図2(a))のどちらでもよい。
【0020】上述した各ワイヤ洗浄装置によれば、洗浄
装置の運転時において、噴射ボックス10の空間部11
で空気供給手段からの圧搾空気と水噴射装置30からの
水とが混合され、混合された状態でワイヤガイド部20
のスリット23,27から搬送ワイヤ1へ噴射される。
したがって、スリット23,27から圧搾空気を伴って
水が勢いよく噴射されるので、ワイヤ1部分に付着した
異物を除去するとともに、スリット内の落下して固形化
した異物に対してもこれを除去することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、噴射ボックスの空間部
に圧搾空気と水とを混合する混合手段を設けたことによ
り、スリットから圧搾空気を伴って水が勢いよく噴射さ
れるので、ワイヤ部分に付着した異物を除去するととも
に、スリット内の落下した異物をも除去することが可能
となるので、ワイヤ洗浄を効率よく行うとともに、洗浄
機能の維持を容易に図ることができる装置とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明のワイヤ洗浄装置
の一例を示す断面構造説明図である。
【図2】(a),(b)及び(c)は、本発明のワイヤ
洗浄装置の一例を示す断面構造説明図である。
【図3】従来のワイヤ洗浄装置を示す断面構造説明図で
ある。
【符号の説明】
1…ワイヤ、10…噴射ボックス、 11…空間部、
12…孔、 13…板体、20…ワイヤガイド部、 2
1…上流側ボード、 22…下流側ボード、23…スリ
ット、 24…ガイド面、 25…楔状領域、26…ガ
イド体、 27…スリット、30…水噴射装置、 31
…噴射管、 32…先端ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される抄紙ワイヤを洗浄するためのワ
    イヤ洗浄装置であって、 前記搬送方向に直交しスリットを設けて並行に配置され
    る上流側ボード及び下流側ボードとから構成され、前記
    抄紙ワイヤが擦動するガイド面を形成したワイヤガイド
    部と、 前記ワイヤガイド部の前記スリットに連通する空間部を
    有し、該空間部に空気圧供給手段からの圧搾空気を導く
    とともに圧搾空気と水とを混合する混合手段を設け、前
    記スリットから水及び空気を噴射させる噴射ボックスと
    を具備して成るワイヤ洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記混合手段は、ノズルを有する水噴射装
    置を前記空間部内に配置して構成する請求項1に記載の
    ワイヤ洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記混合手段は、水噴射装置を前記空間部
    外に配置し、該水噴射装置に設けたノズルを前記空間部
    内に臨ませて構成する請求項1に記載のワイヤ洗浄装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1464754A3 (de) * 2003-04-04 2005-10-26 Voith Paper Patent GmbH Vorrichtung zum Reinigen eines umlaufenden Bandes
WO2013022158A1 (ko) * 2011-08-10 2013-02-14 주식회사 코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치
KR101317398B1 (ko) 2011-08-10 2013-10-11 (주)코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치
KR101377256B1 (ko) * 2011-12-22 2014-04-18 (주)코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치

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WO2013022158A1 (ko) * 2011-08-10 2013-02-14 주식회사 코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치
KR101317398B1 (ko) 2011-08-10 2013-10-11 (주)코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치
KR101377256B1 (ko) * 2011-12-22 2014-04-18 (주)코벡이엔지 이동식 촉매 재생 장치

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