JP2002180118A - 成形体の乾燥方法、酸化金属の還元方法、および、金属還元炉 - Google Patents
成形体の乾燥方法、酸化金属の還元方法、および、金属還元炉Info
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Abstract
様に、乾燥する。また、乾燥後の成形体を回転炉床法の
還元炉にて、効率良く還元する。 【解決手段】 酸化金属と炭素を含む粉体で構成される
成形体を乾燥するに際して、成形体の大きさと気孔率か
ら爆裂しない水分蒸発速度の限界値を求めて、この限界
値よりも小さい水蒸気発生速度として、水蒸気発生によ
る成形体内部圧力の上昇を防止する。この方法で、成形
体の爆裂や亀裂発生を防止する。また、回転炉床法の還
元炉内部で成形体を乾燥する際に、上記の方法で、成形
体への熱供給速度を制御して、爆裂を防止することによ
り、引き続き当該成形体を同一炉内で焼成還元する。
Description
を用いて、酸化金属を還元する方法、および、金属の精
錬業および加工業において発生する金属酸化物を含むダ
ストおよびスラジを還元処理する方法、並びに回転炉床
式の金属還元炉に関するものである。
ては各種のものがあるが、この内で、生産性の高いプロ
セスとして、回転炉床法が実施されている。回転炉床法
は、固定した耐火物の天井および側壁の下で、中央部を
欠いた円盤状の耐火物の炉床がレールの上を一定速度で
回転する型式の焼成炉(以下、回転炉と称す)を主体と
するプロセスであり、酸化金属の還元に用いられる。回
転炉の炉床直径は10〜50メートルかつ、幅は2〜6
メートルである。
元剤と混合された後、原料ペレットにされて、回転炉に
供給される。原料ペレットはこの炉床上に敷きつめられ
ており、原料ペレットが炉床上に静置されていることか
ら、原料ペレットが炉内で崩壊しにくいといった利点が
あり、耐火物上に粉化した原料が付着する問題が無く、
また、塊の製品歩留が高いと言った長所がある。また、
生産性が高く、安価な石炭系の還元剤や粉原料を使用で
きると言った理由から、近年、実施される例が増加して
いる。
炉から発生する製鉄ダストや圧延工程でのシックナース
ラジの還元と不純物除去の処理にも有効であり、ダスト
処理プロセスとしても使用され、資源リサイクルに有効
なプロセスである。
る。
金属酸化物に、この酸化物の還元に必要な量の炭素系還
元剤をよく混合した後、パンペレタイザー等の造粒機に
て、水分が約10%となるように、水をかけながら、数
〜十数mmのペレットを製造する。原料の鉱石や還元剤
の粒径が大きい場合は、ボールミル等の粉砕機で粉砕し
た後に、混練して、造粒する。
状に敷き込む。炉床上に敷込まれたペレットは急速に加
熱され、5〜20分間、1300℃前後の高温で焼成さ
れる。この際に、ペレットに混合されている還元剤によ
り酸化金属が還元され、金属が生成する。還元後の金属
化率は還元される金属により異なるが、鉄、ニッケル、
マンガンでは、95%以上、還元しづらいクロムでも5
0%以上となる。また、製鉄業から発生するダストを処
理する場合は、還元反応に伴い、亜鉛、鉛、アルカリ金
属、塩素、等の不純物が揮発除去されることから、高炉
や電気炉にリサイクルすることが容易となる。
方法および製鉄ダストの還元処理方法においては、原料
と還元剤をペレットにすることが必須の条件で、原料の
事前処理として、原料の酸化金属の粉体と還元剤の混合
物を造粒性の良い状態にすることが重要であり、原料の
事前粉砕やボールミルでの混練等の種々の方法が行われ
ている。
回転炉床法による酸化金属の還元は、生産性や製造費用
の面で優れており、経済的に金属を製造する方法であ
る。しかし、原料と還元剤をペレットにすることが重要
であり、造粒性能の高い原料を選択するか、高価な粉砕
機を設置して、原料を粉砕することにより造粒性を向上
させることが必要であり、このための費用が多くかかる
問題があった。
する場合は、一般には、原料鉱石の粒径が大きいため、
平均粒径が数十ミクロン以下になるように粉砕した後、
造粒して、ペレットを製造していた。その結果、粉砕工
程の設備が高価であり、また、粉砕機の運転のための電
力がかかることや粉砕機器の磨耗に伴う整備費用がかか
ると言った欠点があった。
の原料を使用することがあるが、原料の選択性が厳し
く、汎用的な方法ではなかった。そこで、湿式選鉱後の
微粉鉱石を使用したり、高炉や転炉のシックナーダス
ト、圧延工程でのスケールピットのスラジや酸洗工程で
の沈殿スラジ等を使用することが有効である。しかし、
この場合でも、原料の含有水分が多すぎて造粒しづらい
といった問題があった。すなわち、これらの原料は粒径
が1〜数十ミクロンの微粉であり、その結果、水分を含
んだ状態では、これらは汚泥状となりやすく、また真空
脱水機やフィルタープレスで脱水した後でも、水分が3
0〜50%あり、そのままでは水分が多すぎて、造粒で
きなかった。
で粉原料を完全に乾燥した後に、造粒する方法がある。
しかし、乾燥過程で粉原料が疑似凝集してしまい、その
ままでは造粒することはできないため、これを粉砕し
て、再度、微粒の状態にした後に、他の原料とともに、
加水して、造粒した後に、回転炉床で還元されていた。
は、良好な成形体を製造することができ、成形体の乾燥
が効率的に行えれば、安定した酸化金属の還元が行え
る。しかし、従来技術では、成形体の物理状態を考慮し
てこれを乾燥する方法が十分に確立されておらず、だだ
単に成形体を乾燥すれば良いとの考えしかなかった。そ
の結果、乾燥時に成形体に亀裂が入ったり、表面から粉
が多量に発生する問題があった。更に、乾燥条件が悪い
場合は、成形体が爆裂を起こすこともあった。したがっ
て、長い間、この問題を解決することが望まれていた。
また、事前に成形体を乾燥する方法は有効な手段である
ものの、多量の熱源を用いて乾燥した後に、水分の蒸発
に、専用の熱源と装置が必要であり、経済性にはやや劣
る還元方法である問題は残る。
発生するダストやスラジを湿式集塵機または沈殿槽から
集めた場合には、これらの発生物は、最大90%と、多
くの水分を含有しており、これらの発生物を回転炉床法
で還元処理しようとする場合には、乾燥工程と乾燥後の
粉砕処理の問題が顕著であった。
特開平11−12619号公報に示されるように、原料
を造粒せずに回転炉床法で使用する方法として、原料を
圧縮成型機でタイル状にして、これを回転炉床法で使用
する発明が開示されている。しかし、この方法でも、や
はり、水分を大量に含有した状態の原料を使用すること
には問題があった。つまり、特開平11−12624号
公報に示されるように、原料の水分を6〜18%に調整
する必要があり、このためには、事前の脱水処理に加
え、乾燥処理が必要であり、このための複雑な水分制御
が必要な問題があった。また、この原料装入のために
は、特開平11−12621号公報に示されるような、
複雑な装入装置が必要であり、この設備の整備費用が高
い等の問題も生じていた。
を高温の回転炉に直接装入した場合には、水分含有率が
高いために、水分の蒸発に伴う爆裂現象が発生して、原
料が粉化して、排気ガス中に失われて、製品歩留が極端
に悪いといった問題が生じていた。通常、回転炉床法で
の炉内温度は、原料供給部の近傍が最も低く、それでも
1150〜1200℃である。このような高温であれ
ば、湿潤状態の成形体は、過激な水分蒸発に伴う爆裂の
問題が生ずる。たとえ、爆裂が生じない場合でも、、水
蒸気の噴出による角の部分や表面の剥離が生じる。した
がって、還元操業は可能であるが、塊状の還元物の比率
が少なく、成形体からの粉の生成率が高くなるという問
題があった。その結果、排ガス中に粉の金属分がロスす
る比率が比較的高くなり、歩留の低下の問題が残った。
水分を含んだ粉状態の原料の成形体を爆裂や亀裂発生の
ない、かつ、効率良く乾燥する方法、および、水分を含
んだ粉状態の成形体を回転炉に直接供給して還元して
も、成形体の爆裂等の発生なく高歩留で還元することが
可能な還元方法および回転炉床式の金属還元炉を提供す
ることを目的とする。
鑑みなされたもので、その要旨とするところは、
つ、気孔率のパーセンテージ値の0.2倍以上の質量パ
ーセンテージ値の水分を含む成形体を乾燥するに際し
て、当該成形体が含有する水の蒸発速度を下記に示す
値:V以下とすることを特徴とする粉体成形体の乾燥方
法。ただし、V=300P2 /D、なお、Vは水の限界
蒸発速度(成形体のドライ質量1キログラム当たりの水
分蒸発速度(g/kg・s ))、Dは成形体の代表径の
値(mm)、また、Pは気孔率(−)である。
つ、気孔率のパーセンテージ値の0.2倍以上の質量パ
ーセンテージ値の水分を含む成形体を乾燥するに際し
て、当該成形体への熱供給速度を下記に示す値:以下H
inとすることを特徴とする粉体成形体の乾燥方法。た
だし、Hin=820P2 /D、なお、Hinは限界熱
供給速度(成形体のドライ質量1キログラム当たりの熱
供給速度(kW/kg))、Dは成形体の体積の1/3
乗の値(mm)、また、Pは気孔率(−)である。
であり、かつ、気孔率が22〜32%である成形体を、
水分が4.4質量%以上の状態から乾燥する際に、当該
成形体の水分蒸発速度を、当該成形体のドライ質量1キ
ログラム当たり毎秒0.7グラム以下とすることを特徴
とする前記(1)記載の成形体の乾燥方法。
であり、かつ、気孔率が22〜32%である成形体を、
水分が4.4質量%以上の状態から乾燥するに際して、
当該成形体への熱供給速度を成形体のドライ質量1キロ
グラム当たり1.9キロワット以下とすることを特徴と
する前記(2)記載の成形体の乾燥方法。
であり、かつ、気孔率が32〜40%である成形体を、
水分が6.4質量%以上の状態から乾燥する際に、当該
成形体の水分蒸発速度を、当該成形体のドライ質量1キ
ログラム当たり毎秒1.3グラム以下とすることを特徴
とする前記(1)記載の成形体の乾燥方法。
であり、かつ、気孔率が32〜40%である成形体を、
水分が6.4質量%以上の状態から乾燥するに際して、
当該成形体への熱供給速度を成形体のドライ質量1キロ
グラム当たり3.5キロワット以下とすることを特徴と
する前記(2)記載の成形体の乾燥方法。
であり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を水
分が8質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形体
の水蒸発速度を当該成形体のドライ質量1キログラム当
たり毎秒2.3グラム以下とすることを特徴とする前記
(1)記載の成形体の乾燥方法。
であり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を、
水分が8質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形
体への熱供給速度を当該成形体のドライ質量1キログラ
ム当たり6.2キロワット以下とすることを特徴とする
前記(2)記載の成形体の乾燥方法。
金属の製造工程から発生する金属酸化物と炭素を単独も
しくは混合して含有している粉体を用いることを特徴と
する前記(1)〜(8)の何れかに記載の成形体の乾燥
方法。
炉床の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体
を炉内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉の
内部において、前記(1)〜(9)の何れかに記載の方
法で乾燥した成形体を、1100℃以上の温度で焼成還
元することを特徴とする酸化金属の還元方法。
炉床の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体
を炉内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉の
内部において、前記(1)〜(9)の何れかに記載の成
形体の乾燥方法により、成形体を乾燥した後に、当該成
形体を引き続き同一の炉内において、1100℃以上の
温度で焼成還元することを特徴とする酸化金属の還元方
法。
mであり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体
を、60〜300秒間の時間の範囲で、水分8〜27質
量%から1質量%以下となるまで乾燥した後に、110
0℃以上の温度で還元をすることを特徴とする前記(1
0)又は(11)記載の酸化金属の還元方法。
mであり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体
を、雰囲気ガス温度が600〜1170℃の状態で、水
分が8〜27質量%から1質量%以下となるまで乾燥し
た後に、1100℃以上の温度で還元をすることを特徴
とする前記(10)〜(12)の何れかに記載の酸化金
属の還元方法。
mであり、かつ、水分が15〜27質量%である、貫通
ノズルから湿潤粉体を押し出す型式の成形装置で製造し
た成形体を、回転炉床式還元炉の雰囲気ガス温度が60
0〜1170℃の部分に供給して乾燥した後に、当該成
形体を引き続き同一の炉内で焼成還元することを特徴と
する前記(10)〜(13)の何れかに記載の酸化金属
の還元方法。
貫通ノズルから湿潤粉体を押し出す型式の成形装置で製
造した成形体を、回転炉床式還元炉の内部で60〜30
0秒間で乾燥した後に、1100℃以上の温度で還元を
することを特徴とする前記(10)〜(14)の何れか
に記載の酸化金属の還元方法。
て、金属の製造工程から発生する金属酸化物と炭素を単
独もしくは混合して含有している粉体を用いることを特
徴とする前記(10)〜(15)の何れかに記載の酸化
金属の還元方法。
炉床の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体
を炉内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉で
あって、原料である粉体の成形体を供給する部分から回
転方向に30〜130度の位置までが成形体の乾燥帯で
あることを特徴とする金属還元炉。
速度を請求項2記載の限界熱供給速度:Hin以下に調
整してあることを特徴とする前記(17)記載の金属還
元炉。
転方向に30〜130度の位置に、排ガス出口煙道が設
置してあり、この両者の間を乾燥帯としてあることを特
徴とする前記(17)又は(18)記載の回転炉床式の
金属還元炉。
転方向に30〜130度の位置に、下部の回転炉床との
間に隙間のある仕切り板が設置してあり、この両者の間
を乾燥帯としてあることを特徴とする前記(17)〜
(19)の何れかに記載の回転炉床式の金属還元炉。
での間で、炉床を冷却する機構を有することを特徴とす
る前記(17)〜(20)の何れかに記載の回転炉床式
の金属還元炉。
炉内天井および側壁の一部に水冷手段を有することを特
徴とする前記(17)〜(21)の何れかに記載の回転
炉床式の金属還元炉。
置してあることを特徴とする前記(17)〜(22)の
何れかに記載の回転炉床式の金属還元炉。
たりの加熱バーナーの熱供給容量が、回転炉床式還元炉
の他の部分の炉床の円弧方向の長さ当たりの加熱バーナ
ーの熱供給容量の0.3〜2倍の範囲であることを特徴
とする前記(23)記載の金属還元炉。
1170℃に調整してあることを特徴とする前記(1
7)〜(24)の何れかに記載の金属還元炉。
元炉と当該還元炉への金属酸化物原料の前処理設備を示
した還元装置の全体構成の例を図1に示す。図1に示す
設備構成は、成形装置で粉体から成形体を製造して、こ
れを回転炉床式の還元炉で還元する設備の全体を示す図
である。この設備は、主として、成形装置1、成形体乾
燥装置2、および、回転炉3から構成される。成形装置
1はいずれのものでも良いが、後述する装置である、パ
ン式造粒装置、ブリケット成形装置、および、押し出し
成形装置が一般的である。この設備構成には、更に、原
料備蓄設備や製品処理設備が付帯するが、本発明の方法
や装置の説明には重要でないため、記載を省略する。水
分を含んだ状態の酸化金属と炭素を含む粉体を成形装置
1で成形して、得られた成形体を成形体乾燥装置2で水
分を除去する。さらに、乾燥された成形体を回転炉3で
焼成還元する。なお、後述する本発明の方法を用いるこ
とにより、成形体が急速乾燥に耐えられる場合や回転炉
3の成形体を供給する部分近傍での熱負荷を小さくでき
る場合は、成形体乾燥装置2を省略する場合もある。
料として、水分を含んだ状態で製造した成形体を適正に
乾燥する方法であり、実際の操業においては、湿潤成形
体を専用の乾燥装置で熱風などを用いて乾燥する方法や
ガス温度を適正に制御している回転炉内部の比較的低温
の部分で乾燥する。本発明者らは、この目的を達成する
ために、酸化金属と炭素含有の粉体の成形体を適正に乾
燥するための条件を探索した。このために、成形体内部
の水蒸気の流れの理論解析と小型の熱風式乾燥装置と箱
型電気炉を用いた実験を行った。
の際のガス流れの物理現象に対して、狭い通路を通過す
るガス流れの解析の観点での流体力学的な技術解析を行
った。次に、実際の成形体を乾燥する実験を行い、成形
体を乾燥するための処理基準を作成した。
と抵抗の関係の物理モデルを基に、水蒸気が成形体内部
の粒子間を流れる際の圧力を解析した。このモデル解析
により、水蒸気が気孔を流れる際の単位長さ当たりの通
気抵抗は、気孔の通路径に反比例すること、また、水蒸
気の流速に比例することが判明した。また、成形体の観
察の結果、気孔通路径は気孔率にほぼ比例する値をとる
ことを解明した。また、成形体内部の幾何学的な条件か
ら、通路内の水蒸気流速は成形体体積当たりの水蒸気発
生速度に比例し、かつ、気孔率に逆比例する。ここで、
本発明での気孔率の定義は、成形体の容積のうち空隙が
占める容積の比率であり、一般的には、成形体の見掛け
比重を粉体の真比重で割った値である。
学的な条件を考慮した考察を基とすれば、成形体内部の
気孔率が一定の場合は、下式に表わす関係が成立する。 (中央部圧力)=A(通路径)-1(通路長さ)(通路内水蒸気流速) の関係があり、ただし、ここで、通路長さは成形体の直
径に比例する。また、この式は、前述した関係から、さ
らに、次式に変形される。つまり、 (中央部圧力)=B(気孔率)-1(代表径){(質量当たり水蒸気発生速度)/ (気孔率) } =B(質量当たり水蒸気発生速度)(気孔率)-2(代表径) と表現される。さらに、上式は変形されて、 (単位質量当たり水蒸気発生速度)=C(中央部圧力)(気孔率)2 / (代表径)、 の関係となる。ここで、A、B、および、Cは、成形体
の物理状態や気体の物性などに影響される定数である。
が成形体が耐えられる圧力値以上となると、成形体の爆
裂、亀裂発生、表面の粉化などの問題が発生する。ま
た、本発明者らは、爆裂や亀裂発生のないこと、また、
表面からの粉の発生が10%以下であることを乾燥条件
の判定基準とした。この結果と上式を整理して、爆裂限
界における水蒸気発生速度を定量的に評価した。成形体
が耐えられる限界値(限界圧力)は、成形体内部の粒子
の結合強度に関わる数値であり、粒子間の物理的な接着
性に伴う現象が結合強度の主な要因である。本発明者ら
は、特殊なバインダーを使用しない場合は、成形体内の
粒子のこの結合強度はほぼ一定であることを解明した。
ここで、前述した本発明者らが行った解析結果と成形体
の観察結果をおりこんだ評価式を作成し、定数で評価で
きる項目をまとめると、中央部圧力が限界圧力に達する
水蒸気発生速度( 限界蒸発速度) は、(a)式で表わす
ことができる。 V=KP2 /D ‥‥‥ (a) また、水の蒸発速度と熱供給速度は比例するため、限界
圧力での成形体への熱供給速度( 限界熱供給速度) は、
(b)式となる。 Hin=LP2 /D ‥‥‥ (b) なお、式(a)と式(b)の記号の意味は、Vは限界圧
力での成形体のドライ質量1キログラム当たりの水蒸気
蒸発速度(g/kg・s)、Hinは限界圧力での成形
体のドライ質量1kg当たりの熱供給速度(kW/k
g)、Pが気孔率(−)、および、Dが成形体の大きさ
を現す成形体体積の1/3乗の値(mm)である。な
お、KとLは定数である。形状が異なる成形体を同一に
評価するために、成形体体積の1/3乗を大きさの評価
に用い、以降、これを代表径と称す。
(a)と(b)の定数KとLを決定するために、本発明
者らは、実験用の加熱装置を用いた実験を行った。この
実験には、内容積が5リットルの熱風式の乾燥装置と内
容積が10リットルの電気炉を用いた。実験用原料は、
回転炉床式還元炉で使用する粉体である、平均粒径が4
〜50マイクロメートルで、酸化鉄を63質量%、炭素
を15質量%含むものであった。実験用成形体は、.
パン式造粒装置で製造した気孔率22〜32%の球形の
成形体、.ブリケット造粒装置で製造した気孔率32
〜40%の成形体、および、.押し出し式造粒装置で
製造した気孔率40〜55%の円柱形の成形体であっ
た。これらの成形方法は以下に説明するとおりである。
の成形体は、微細な粉体が回転するディスク上を転が
ることにより、製造されるものである。の成形体は、
一対のローラーの表面に窪み状の型があり、ローラーの
回転に伴い、この型に粉体を押し込んで成形したもので
ある。の成形体は、貫通ノズルに湿潤粉体を押し込ん
で成形したものである。なお、成形体の代表径は、5〜
21mmである。
熱風温度又は箱型電気炉の内部温度を変えることによ
り、成形体への熱供給速度を種々変更した。この実験結
果のうち、成形体の爆裂が起きない、かつ、表面からの
粉化ロスが10%以下であった結果を乾燥条件良好のも
のと判断してデータをまとめた。この乾燥条件が良好な
乾燥処理の区分での蒸発速度の上限値を限界蒸発速度
(ただし、成形体ドライ質量1キログラム当たりの1秒
間の水蒸発量)と定義して、また、この時の熱供給速度
を限界熱供給速度と定義して、これらの値を求めた。
の2乗を成形体の代表径で割った商(P2 /D)と限界
蒸発速度(V)の関係が示されている。この結果を重回
帰分析してまとめると、(a)式のKの値は300であ
った。また、限界熱供給速度(Hin)を求める(b)
式のLの値は820であった。ただし、Vの単位はg/
kg・s、Hinの単位はkW/kg、Dの単位はm
m、および、Pは無単位である。 限界蒸発速度 V=300P2 /D ‥‥‥ (1) 限界熱供給速度 Hin=820P2 /D ‥‥‥ (2) なお、本実験では、水分比率が気孔率の値の0.2倍以
下の場合は、発生する水蒸気量が少ないため、(1)式
および(2)式で計算される限界値の条件を外れても、
爆裂や表面の粉化が起きないことから、本発明の有効範
囲は、水分比率が気孔率の値の0.2倍以上の場合であ
る。
体を乾燥させるための適正な操業を行う。図1に示す装
置の成形体乾燥装置2は熱風式であり、成形体への熱供
給速度を調整する。ただし、乾燥装置2は、熱供給速度
を調整できるものであれば、いずれの型式のものでも良
い。成形装置1を用いて、前述の3方式で製造した水分
を含む成形体を、成形体乾燥炉2に供給する。ここで
は、成形体の代表径と気孔率に応じた、式(2)で求め
られる限界熱供給速度以下の熱供給速度とする。熱供給
速度の調整は、熱風の温度や風速等で行うことが効果的
である。この時の成形体の水分の蒸発速度は、同じく成
形体の代表径と気孔率から求められる、限界蒸発速度で
ある(1)式のV以下の水分蒸発速度とする。
部の伝熱特性を良くするためや成形体の形状の維持のた
めには、回転炉3で使用する成形体には適正なサイズが
あり、その代表径は5〜21mmであることが望まし
い。この理由は、代表径21mm以上と成形体が大きす
ぎると、内部の伝熱が遅くなり、回転炉での適正な還元
時間の7〜20分間以内に還元が完了しないこと、ま
た、落下時に亀裂が起きることなどの問題である。ま
た、代表径5mm以下では、成形体が小さすぎる問題が
あり、床面積当たりの成形体量を適正に確保するために
は、成形体を3〜5層に敷かなければならず、この場合
には、中間の成形体の伝熱が悪くなり、還元反応が悪化
する問題がある。
装置2で乾燥する。パン式造粒装置で製造するなどの方
法で製造した、緻密で、気孔率が22〜32%である成
形体の場合は、水分が4.4質量%以上の状態から、代
表径が5〜21mmの成形体を乾燥する際に、水分蒸発
速度を当該成形体のドライ質量1キログラム当たり毎秒
0.7グラム以下とする。この水分蒸発速度は(1)式
で示される限界蒸発速度の範囲内の良好な乾燥条件で、
成形体が爆裂や粉化する問題は生じない。この乾燥方法
では、また、熱供給速度を成形体のドライ質量1キログ
ラム当たり1.9キロワット以下とする。この熱供給速
度は比較的遅いものであり、したがって、成形体を比較
的低温で乾燥する必要がある。熱風式の乾燥装置では、
400℃以下の乾燥温度が望ましい。この成形体を回転
炉3に供給する際に、成形体供給部の温度が高温で、急
速加熱による爆裂や粉化の懸念があるため、乾燥後の成
形体水分を1質量%以下とすることが望ましい。
で製造した、気孔率が32〜40%である成形体の場合
は、水分が6.4質量%以上の状態から乾燥する際に、
代表径が5〜21mmの成形体の水分蒸発速度を、当該
成形体のドライ質量1キログラムあたり毎秒1.3グラ
ム以下とする。この乾燥方法では、平均熱供給速度を成
形体のドライ質量1キログラム当たり毎秒3.5キロジ
ュール以下とする。この成形体の乾燥には、やや熱供給
速度が高くても良いため、熱風式の乾燥装置の場合は、
200〜550℃の乾燥温度が望ましい。
非常に空隙の多い、気孔率が40〜55%である成形体
の場合は、水分が8質量%以上の状態から乾燥する際
に、代表径が5〜21mmの成形体の水分蒸発速度を、
当該成形体のドライ質量1キログラム当たり毎秒2.3
グラム以下とする。この乾燥方法では、平均熱供給速度
を成形体のドライ質量1キログラム当たり6.3又は
6.2キロワット以下とする。この成形体の乾燥には、
かなり熱供給速度が高くても良いため、熱風式の乾燥装
置の場合は、300〜900℃の乾燥温度が望ましい。
また、乾燥時間を短縮する目的であれば、800℃前後
の温度で乾燥することが最も良い。
炉3に供給する。成形体に水分が過剰に含まれていない
ことから、回転炉2での成形体の加熱速度が速い場合で
も、爆裂や粉化の問題がない。例えば、成形体の表面温
度が1200℃になるまでの時間が3分間程度の高速加
熱が可能となる。炉内で加熱されることにより、成形体
は焼成される。その結果、成形体内部に含まれる炭素が
還元剤となって、固体の酸化鉄や酸化マンガンなどを還
元する。この時の最高温度は1100℃以上であれば還
元が進行するが、望ましくは1200〜1400℃の温
度が良く、この条件では7〜15分間で還元反応が終了
する。焼成還元を終了した成形体を回転炉3から排出す
る。その後に、図1には記載がないが、還元成形体冷却
装置にて、高温の成形体を冷却して、還元製品を得る。
還元製品を電気炉などで高温状態で使用する場合は、冷
却工程を省略することもある。
内部で、成形体を乾燥する方法がある。この方法の設備
の例は、図1の設備構成で、成形体乾燥炉2を省略した
設備構成である。この機能を持つ回転炉の構造例を図3
に示す。図3は回転炉3の円周方向の断面図で示したも
のであり、乾燥帯周辺の構造を示すものである。この構
造では、湿潤状態の成形体を成形体フィーダー4で、乾
燥帯5にある炉床6の上に供給して、ここで成形体12
を乾燥する。炉床6は連続的に右方向に回転移動してい
き、乾燥が終了した成形体12を還元帯7に送る。還元
帯7で、この成形体12を焼成還元する。炉内で成形体
12の乾燥する方法においても、成形体12を供給する
部分の熱供給速度を適正に制御して、成形体12が爆裂
や表面が粉化する問題を解決する必要がある。乾燥帯5
の内部でも成形体12の水分蒸速度を限界蒸発速度
(V)以下とする必要があり、また、熱供給速度を限界
熱供給速度(Hin)以下とする。
り、また、気孔率が22〜32%であるパン式造粒装置
1で製造する成形体12の場合は、乾燥帯5で、水分が
4.4質量%以上の状態からの水分蒸発速度を、成形体
12のドライ質量1キログラムあたり毎秒0.7グラム
以下とする。また、熱供給速度を成形体12のドライ質
量1キログラム当たり1.9又は1.8キロワット以下
とする。この方法では、成形体12の供給部分を比較的
低温にして、成形体12を乾燥する必要がある。このよ
うな緻密な成形体を乾燥した後に還元するには、一般的
には、図1に示す設備構成のように、専用の乾燥装置を
用いるが、専用の乾燥装置を省略する場合は、回転炉3
の成形体12を供給する前後の部分の雰囲気温度を低下
させ、ここに湿潤の成形体12を供給する。気孔率が2
2〜32%の成形体では、この部分の温度は200〜4
50℃であることが良い。
部分に連続して移動してくるため、通常、何もしなけれ
ば、雰囲気温度が800〜1000℃程度となる。した
がって、原料供給部の温度を200〜450℃程度に下
げることは技術的な工夫が必要である。つまり、成形体
12を供給する前に、炉床6を冷却することと、また、
この部分に還元帯7の焼成還元で発生した排ガスを流入
させないこととともに、成形体12を供給する部分の前
後を強制的に冷却することなどが必要となる。図3に
は、還元済み成形体13を排出するスクリュー排出装置
8から成形体フィーダー4の間の天井および乾燥帯5の
天井の一部を水冷パネル9で施工して、炉床6の輻射熱
を吸収させる機構を用いた設備の例を示している。ま
た、還元帯7の高温の排ガスが流入しないように、排ガ
ス出口煙道10で乾燥帯5と還元帯7を分離している。
ただし、乾燥帯5の後半では、炉床6からの伝熱のみで
は、成形体12への熱供給が不足するため、側壁に加熱
バーナー11を設置して、これから乾燥熱源を供給する
こともある。
体などの、気孔率が32〜40%の成形体は、成形体乾
燥重量1キログラム当たり3.5キロワット程度の熱供
給速度で、水分蒸発速度も1キログラム当たり1.3g
/秒までにすれば、成形体12の爆裂や表面の粉化が起
きない。この熱供給速度に相当する回転炉3の乾燥帯5
の雰囲気温度は、800℃以下であることが必要であ
る。また、成形体12の乾燥時間を5分間以上と長くし
ないためには、雰囲気温度は350℃以上が良い。この
ように、熱供給速度を下げる目的で乾燥帯5の雰囲気温
度を低くするが、比較的雰囲気温度が高くても良いた
め、乾燥帯5の雰囲気や炉床6を強制的に冷却すること
が不要である場合が多い。この場合は、図3に示される
設備構造のうち、水冷パネル9を装備しない構造とす
る。そして、乾燥帯5に焼成還元の排ガスを流入させ
ず、かつ、乾燥帯5での加熱バーナー11で燃焼させて
熱を補充する。加熱バーナー11の発生熱量は回転炉3
の他の部分の円周長さ当たりのバーナー発生熱量の0.
2〜0.7倍とする方策を行う。
率が40〜55%の成形体は、成形体の乾燥重量1キロ
グラム当たり6.2キロワットの熱供給速度で、水分蒸
発速度も1キログラム当たり2.3g/秒まで、爆裂や
表面の粉化が起きない。このような比較的高熱負荷でも
良い場合は、回転炉3の乾燥帯5の雰囲気や炉床6の温
度を600〜1170℃とする。なお、成形体12から
発生する水蒸気の影響などで、雰囲気温度が低下するた
め、この温度域であれば、特別な装置で冷却することは
必要がなくなる。逆に、強力な加熱が必要な場合もあ
る。
雰囲気温度制御を精度良く行うためには、やはり、図3
に示される設備構造として、乾燥帯5に焼成還元の排ガ
スを流入させず、かつ、この部分での加熱バーナー11
を成形体フィーダー4の近くまで設置する。加熱バーナ
ー11の発生熱量は回転炉3の他の部分の円周長さ当た
りのバーナー発生熱量の0.5〜2倍とする方策を行
う。このように、気孔率の高い成形体12を回転炉3の
内部で乾燥することは、比較的熱伝達速度が大きくても
良いため、簡便な構造の装置で良いことから、特に、設
備費と操業費用に優れている。
間は、60〜300秒とする。60秒以下の短時間で乾
燥を終了すると、上記の成形体12の乾燥のための熱供
給量が大きすぎることが多く、また、大型の成形体12
では芯に水分が残留する問題も生ずる。ほとんどの場合
は、300秒以内で成形体12の乾燥が完了するため、
これ以上を時間をかけることは、エネルギーロスが多
く、設備も大きくなる。これらの理由から、乾燥時間は
60〜300秒の範囲が良い。本発明の方法を説明した
項に記載されているように、気孔率の異なる各種の成形
体12を乾燥する条件では、乾燥帯5の雰囲気温度は2
00〜1170℃である。この雰囲気温度は成形体12
の気孔率によって変化させる。
粉体の成形体12を供給する部分から回転方向に30〜
130度の位置までとする。なぜならば、乾燥時間60
〜300秒と還元時間8〜20分間(480〜1200
秒)であることと、乾燥帯5の長さが円弧の30度以下
に相当する距離では、乾燥帯5の雰囲気温度を独立に制
御することが困難であることが理由である。
に示すように、乾燥帯5の雰囲気温度制御には、乾燥帯
5と還元帯7の境界に排ガス出口煙道10を設置して、
還元帯7で発生する高温排ガスが乾燥帯5に入らない構
造とすることが有効な手段である。この設備で、乾燥帯
5の雰囲気温度が下がりすぎる場合は、炉壁の加熱バー
ナー11から補助燃焼を行う。また、乾燥帯5の雰囲気
温度が高すぎる場合は、図3に示すような炉床6や雰囲
気を冷却する構造を有することが必要である。炉床6の
冷却方法としては、前述したように、スクリュー排出装
置8と成形体フィーダー4の間の天井を水冷パネル9で
構成することにより、冷却する方法がある。この場合
は、還元済み成形体13の排出が終わって、裸状態の炉
床6からの輻射熱を金属製の水冷パネル9で吸収するこ
とにより、炉床6の温度を低下させる。この方法では、
水冷パネル9の表面温度は300℃程度となり、30〜
50秒の冷却で炉床6の表面温度を約900℃以下とで
きる。また、成形体フィーダー4よりも上流の部分で炉
床6にスプレーノズル等から散水する方法も炉床6の冷
却に有効である。
排ガス出口煙道10を設置する方法では高温排ガスを乾
燥帯5に入れないことにより、乾燥帯5の雰囲気温度を
効率的に下げて、かつ、精度良く温度制御することがで
きる。一方、乾燥帯5の雰囲気温度が500℃以上で良
い場合などは、図4に示すように、乾燥帯5と還元帯7
の境界に下部に隙間のある仕切り板14を設置する方法
もある。仕切り板14の効果により、乾燥帯5と還元帯
7が各々独立したゾーンなり、個別に雰囲気温度の制御
をしやすくなる。また、雰囲気温度の制御精度が高い必
要のない場合は、仕切り板14もなくとも良く、乾燥帯
5の雰囲気温度制御を還元帯7から独立して行うことで
も良い。
て、最も経済的な方法である押し出し成形装置を用いた
場合の設備構成を、この設備の代表例として、図5に示
す。この設備での成形体の製造、乾燥および還元の方法
を説明する。まず、混合ピット15に、水分を50質量
%以上の比率で含んだ状態の酸化金属粉体と炭素を主体
とした還元剤を粉状にした原料を混合して入れておく。
酸化金属原料は、鉄鉱石粉、マンガン鉱石粉、クロム鉱
石粉等の粉鉱石や金属製造業で発生する精錬炉のダスト
や圧延工程のスラジなどを用いる。特に、金属製造業で
発生するスラジは、元来70%程度の水を含んでいるこ
とから、本方法に最も望ましい原料である。
良く撹拌混合する。この固液混合物をスラリー輸送ポン
プ16にて脱水装置17に輸送して、ここで含有水分を
15〜27質量%まで脱水して、原料混合物の含水凝集
体を形成する。脱水装置17としては、固液混合物を循
環移動する濾布の上に注ぎ、当該濾布の上下に設置した
一対の圧搾ロールで絞る型式の脱水装置、フィルタープ
レス、遠心脱水機などを用いると良い。当該含水凝集体
を押し出し式成形装置18に供給してここで、水分を含
んだまま形成する。成形体12は直径が8〜20mm程
度、また、代表径は5〜21mmが良い。回転炉3で成
形体12が爆裂しにくいように、水蒸気が抜けやすい構
造とする。具体的には、成形体12の気孔率を40〜5
5%とする。
%の状態で、回転炉3に供給する。回転炉3の内部で
は、成形体12を炉床6の上に供給した後、乾燥帯5
で、加熱速度を抑制しながら乾燥させる。具体的には、
600〜1170℃の温度で、60〜300秒間での乾
燥する。乾燥帯5での水分除去(乾燥)が終わった成形
体12は、炉床6とともに炉内を移動して、高温である
還元帯7に移り、成形体12の温度が1100℃を越え
た時点で盛んに還元反応を起こし、成形体12の酸化金
属はほとんど金属となる。還元された還元済み成形体1
3は、スクリュー排出装置8で炉床6から掻き出され
る。この還元済み成形体13は、電炉や高炉などの金属
の還元炉や精錬炉の原料として使用される。
体の乾燥と還元の操業例を示す。まず、表1には、専用
の乾燥炉2で成形体を乾燥した後に、回転炉3で焼成還
元した結果である実施例1〜3を示す。なお、実施例1
〜3の処理条件は以下のとおりである。原料の粉体は、
酸化鉄が63質量%で、炭素が15質量%であり、平均
粒径が11マイクロメートルであった。粉体の成形は、
パン式造粒装置、ブリケット成形装置、および、押し出
し成形装置の3種類により行った。この方法で製造され
れた成形体を、乾燥炉2で乾燥する時に、水分蒸発速度
をV(限界蒸発速度)以下、熱供給速度をHin(限界
熱供給速度)以下とした。また、乾燥を終えた成形体を
回転炉3で焼成還元した。いずれの成形体の還元処理で
も、還元時間は15分間で、還元時の雰囲気温度は13
20℃であった。一方、比較例では、同一の成形体を用
いて行った。しかし、乾燥時の水分蒸発速度はV(限界
蒸発速度)以上、また、熱供給速度をHin(限界熱供
給速度)以上とした。その他の条件は実施例1〜3と同
一とした。
比較的緻密で、気孔率が27%の成形体を用いた操業の
結果である。この成形体の大きさと気孔率から計算され
るVとHinは、1.5g/kg・sと4.0kW/k
gであった。一方、実際の水蒸発速度と熱供給速度は、
0.77g/kg・sと2.1kW/kgであった。し
たがって、水蒸発速度が限界値よりも低かったために、
爆裂がなく、また、成形体表面からの粉発生は3.9%
と低位であった。この成形体を還元した結果では、鉄の
金属化率が85%と高く、また、塊製品の歩留も92%
と良好であった。
した、気孔率が33%の成形体を用いた。この成形体の
大きさと気孔率から計算されるVとHinは、1.8g
/kg・sと5.0kW/kgであった。一方、実際の
水蒸発速度と熱供給速度は、1.3g/kg・sと3.
7kW/kgと低い値であり、爆裂がなく、また、成形
体表面からの粉発生は2.6%と低位であった。この成
形体を還元した結果では、鉄の金属化率が88%と高
く、また、塊製品歩留も88%と良好であった。
た、充填密度の低い、気孔率が47%の成形体を用い
た。この成形体の大きさと気孔率から計算されるVとH
inは、3.9g/kg・sと10.7kW/kgであ
った。一方、実際の水蒸発速度と熱供給速度は、2.7
g/kg・sと7.5kW/kgと低い値であったこと
から、爆裂がなく、また、成形体表面からの粉発生は
3.3%と低位であった。この成形体を還元した結果で
は、鉄の金属化率が88%と高く、また、塊製品歩留も
86%と良好であった。このように、本発明の範囲の乾
燥条件を守れば、成形体の乾燥を良好に行え、また、適
正な還元が行える。
同一の成形体を本発明の条件を外れて乾燥して、これを
還元した結果である。いずれも、成形体の水蒸発速度と
熱供給速度が限界値よりも大きいことから、成形体の乾
燥が適正に行われなかった。比較例1と2では、成形体
が爆裂を起こし、成形体の76〜88%が粉となった。
この結果、回転炉3での還元操業が正常に行われなかっ
た。また、比較例3では、気孔率の高い、押し出し成形
装置で製造した成形体を乾燥し、還元した結果である。
この成形体の乾燥でも、成形体の水蒸発速度と熱供給速
度がVとHinで示される限界値よりも大きかった。こ
の結果、爆裂は生じなかったが、成形体の37%が粉と
なった。この成形体の塊と粉の混合物を回転炉3で、焼
成還元した結果、粉の部分が雰囲気の炭酸ガスによる再
酸化の影響を受けて、鉄金属化率が低く、また、塊製品
歩留も低い結果となった。
体の乾燥を回転炉3の内部で行う方法で、操業を行った
例である実施例4〜6の結果を表3に示す。実施例1〜
3の処理条件は以下のとおりである。原料の粉体は、実
施例1〜3と同一で、酸化鉄が63質量%で、炭素が1
5質量%であり、平均粒径が11マイクロメートルであ
った。粉体の成形は、やはり、パン式造粒装置、ブリケ
ット成形装置、および、押し出し成形装置の3種類によ
り行った。炉内での乾燥時の水分蒸発速度をV(限界蒸
発速度)以下、熱供給速度をHin(限界熱供給速度)
以下とした。また、乾燥を終えた成形体を引き続いて同
一炉内で焼成還元した。還元時間は13分間で、還元時
の雰囲気温度は1300℃であった。
比較的緻密な、気孔率が27%の球形の成形体を用いた
操業の例である。この成形体は気孔率が低く、水の蒸発
速度が大きくなると容易に爆裂するため、乾燥帯5の雰
囲気温度を最低温度250℃から最高温度450℃に制
御した。そのために、乾燥帯5に還元帯7で発生した高
温の排ガスが流入しないように、排ガス出口煙道10を
乾燥帯5と還元帯7の間に設置した。また、炉床6と雰
囲気温度を下げるために、スクリュー排出装置8と成形
体供給部の成形体フィーダー4の間の天井と乾燥帯5の
天井の一部を水冷構造とした。この結果、成形体への熱
供給速度をHin以下の1.8kW/kgとでき、水の
蒸発速度をV以下の0.67g/kg・sとできた。還
元処理も良好で、粉の発生率が5.1%と低く、鉄金属
化率と塊製品歩留が高かった。
た、気孔率が33%のアーモンド形の成形体を用いた操
業の例である。この成形体が爆裂や粉化の問題が無い様
にすることを目的に、成形帯への熱供給速度をHin以
下とし、また、蒸気発生速度をV以下とした。このため
に、乾燥帯5に還元帯7で発生した高温の排ガスが流入
しないように、排ガス出口煙道10を乾燥帯5と還元帯
7の間に設置した。ただし、この成形体を使用した場合
は、成形体から発生する水蒸気が比較的多いために、乾
燥帯5の雰囲気温度が目標より下がりすぎる場合がある
ため、炉壁に設置してある加熱バーナー11で熱を補給
して、雰囲気温度を最低温度450℃から最高温度75
0℃の範囲とした。この結果、蒸気発生速度が1.1g
/kg・sとVよりも小さくなった。還元製品の鉄金属
化率と塊歩留は良好であった。
た、気孔率が47%の円柱形の成形体を用いた操業の例
である。この成形体でも爆裂や粉化の問題が無い様にす
ることを目的に、成形体への熱供給速度をHin以下と
して、また、蒸気発生速度をV以下とした。このため
に、実施例5と同じく、排ガス出口煙道10を乾燥帯5
と還元帯7の間に設置した。実施例6の成形体は水分が
多いため、水蒸気による乾燥帯5の雰囲気温度の低下が
激しかった。そこで、炉壁に設置してある加熱バーナー
11で熱を補給して、雰囲気温度を最低温度700℃か
ら最高温度950℃の範囲とした。この結果、蒸気発生
速度が3.3g/kg・sとVよりも小さくなった。こ
の操業でも、還元製品の鉄金属化率と塊歩留は良好であ
った。
元装置を使用して、製鉄業の各工程で発生した酸化鉄と
炭素を多く含むスラジを原料として、これを成形した後
に、還元した。この操業で使用した原料は、平均粒径9
ミクロンで、水分21%であった。押し出し式成形装置
で製造した成形体の気孔率は44%で、代表径は15m
mであった。実施例7では、乾燥帯5の温度は890〜
1020℃に制御されており、乾燥帯5の長さは、炉床
6の通過時間換算で150秒であった。この条件で乾燥
した結果、成形体の爆裂や粉化の問題は起きなかった。
還元帯7の最高温度は1300℃で、還元時間13分間
であった。実施例7で得られた還元物は、製品塊歩留が
91%と高く、また、ダストへの鉄分ロスも1. 7%と
低位であった。更に、鉄金属化率は88%と還元も良好
であった。
いて、水分を含有している粉体の成形体を適正に乾燥し
て、また、経済的に酸化金属の還元を行うことができ
る。また、水分を大量に含有する酸化金属と炭素を含む
ダストとスラジの処理には有効である。
び、回転炉床式還元炉からなる酸化金属の還元設備を示
す図である。
粉発生比率が10%以下となる状況での最大水蒸発速度
( 限界蒸発速度) と気孔率の2乗を成形体の代表径で割
った商との関係を示す図である。なお、図中において、
限界蒸発速度の単位はg/kg、気孔率の2乗を成形体
代表径で割った商の単位は1/mmである。
る回転炉床式還元炉の構造を示す図であり、炉床と炉内
雰囲気温度を冷却する機構を有するものである。
る回転炉床式還元炉の構造を示す図である。
炉から構成される金属の還元設備の概要を示す図であ
る。
Claims (25)
- 【請求項1】 酸化金属と炭素の粉体を含み、かつ、気
孔率のパーセンテージ値の0.2倍以上の質量パーセン
テージ値の水分を含む成形体を乾燥するに際して、当該
成形体が含有する水の蒸発速度を下記に示す値:V以下
とすることを特徴とする粉体成形体の乾燥方法。ただ
し、V=300P2 /D、なお、Vは水の限界蒸発速度
(成形体のドライ質量1キログラム当たりの水分蒸発速
度(g/kg・s ))、Dは成形体の代表径の値(m
m)、また、Pは気孔率(−)である。 - 【請求項2】 酸化金属と炭素の粉体を含み、かつ、気
孔率のパーセンテージ値の0.2倍以上の質量パーセン
テージ値の水分を含む成形体を乾燥するに際して、当該
成形体への熱供給速度を下記に示す値:以下Hinとす
ることを特徴とする粉体成形体の乾燥方法。ただし、H
in=820P2 /D、なお、Hinは限界熱供給速度
(成形体のドライ質量1キログラム当たりの熱供給速度
(kW/kg))、Dは成形体の体積の1/3乗の値
(mm)、また、Pは気孔率(−)である。 - 【請求項3】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が22〜32%である成形体を、水分
が4.4質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形
体の水分蒸発速度を、当該成形体のドライ質量1キログ
ラム当たり毎秒0.7グラム以下とすることを特徴とす
る請求項1記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項4】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が22〜32%である成形体を、水分
が4.4質量%以上の状態から乾燥するに際して、当該
成形体への熱供給速度を成形体のドライ質量1キログラ
ム当たり1.9キロワット以下とすることを特徴とする
請求項2記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項5】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が32〜40%である成形体を、水分
が6.4質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形
体の水分蒸発速度を、当該成形体のドライ質量1キログ
ラム当たり毎秒1.3グラム以下とすることを特徴とす
る請求項1記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項6】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が32〜40%である成形体を、水分
が6.4質量%以上の状態から乾燥するに際して、当該
成形体への熱供給速度を成形体のドライ質量1キログラ
ム当たり3.5キロワット以下とすることを特徴とする
請求項2記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項7】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を水分が
8質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形体の水
蒸発速度を当該成形体のドライ質量1キログラム当たり
毎秒2.3グラム以下とすることを特徴とする請求項1
記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項8】 体積の1/3乗の値が5〜21mmであ
り、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を、水分
が8質量%以上の状態から乾燥する際に、当該成形体へ
の熱供給速度を当該成形体のドライ質量1キログラム当
たり6.2キロワット以下とすることを特徴とする請求
項2記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項9】 酸化金属と炭素を含む粉体として、金属
の製造工程から発生する金属酸化物と炭素を単独もしく
は混合して含有している粉体を用いることを特徴とする
請求項1〜8の何れか1項に記載の成形体の乾燥方法。 - 【請求項10】 回転移動する中央が欠けた円形の炉床
の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体を炉
内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉の内部
において、請求項1〜9の何れかに記載の方法で乾燥し
た成形体を、1100℃以上の温度で焼成還元すること
を特徴とする酸化金属の還元方法。 - 【請求項11】 回転移動する中央が欠けた円形の炉床
の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体を炉
内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉の内部
において、請求項1〜9の何れかに記載の成形体の乾燥
方法により、成形体を乾燥した後に、当該成形体を引き
続き同一の炉内において、1100℃以上の温度で焼成
還元することを特徴とする酸化金属の還元方法。 - 【請求項12】 体積の1/3乗の値が5〜21mmで
あり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を、6
0〜300秒間の時間の範囲で、水分8〜27質量%か
ら1質量%以下となるまで乾燥した後に、1100℃以
上の温度で還元をすることを特徴とする請求項10又は
11記載の酸化金属の還元方法。 - 【請求項13】 体積の1/3乗の値が5〜21mmで
あり、かつ、気孔率が40〜55%である成形体を、雰
囲気ガス温度が600〜1170℃の状態で、水分が8
〜27質量%から1質量%以下となるまで乾燥した後
に、1100℃以上の温度で還元をすることを特徴とす
る請求項10〜12の何れか1項に記載の酸化金属の還
元方法。 - 【請求項14】 体積の1/3乗の値が5〜21mmで
あり、かつ、水分が15〜27質量%である、貫通ノズ
ルから湿潤粉体を押し出す型式の成形装置で製造した成
形体を、回転炉床式還元炉の雰囲気ガス温度が600〜
1170℃の部分に供給して乾燥した後に、当該成形体
を引き続き同一の炉内で焼成還元することを特徴とする
請求項10〜13の何れか1項に記載の酸化金属の還元
方法。 - 【請求項15】 水分が15〜27質量%である、貫通
ノズルから湿潤粉体を押し出す型式の成形装置で製造し
た成形体を、回転炉床式還元炉の内部で60〜300秒
間で乾燥した後に、1100℃以上の温度で還元をする
ことを特徴とする請求項10〜14の何れか1項に記載
の酸化金属の還元方法。 - 【請求項16】 酸化金属と炭素を含む粉体として、金
属の製造工程から発生する金属酸化物と炭素を単独もし
くは混合して含有している粉体を用いることを特徴とす
る請求項10〜15何れか1項に記載の酸化金属の還元
方法。 - 【請求項17】 回転移動する中央が欠けた円形の炉床
の上面に載せた酸化金属と炭素の粉体を含む成形体を炉
内の上部空間のガス燃焼熱で焼成して還元する炉であっ
て、原料である粉体の成形体を供給する部分から回転方
向に30〜130度の位置までが成形体の乾燥帯である
ことを特徴とする金属還元炉。 - 【請求項18】 乾燥帯での成形体への平均熱供給速度
を請求項2記載の限界熱供給速度:Hin以下に調整し
てあることを特徴とする請求項17記載の金属還元炉。 - 【請求項19】 原料である成形体の供給部から回転方
向に30〜130度の位置に、排ガス出口煙道が設置し
てあり、この両者の間を乾燥帯としてあることを特徴と
する請求項17又は18記載の回転炉床式の金属還元
炉。 - 【請求項20】 原料である成形体の供給部から回転方
向に30〜130度の位置に、下部の回転炉床との間に
隙間のある仕切り板が設置してあり、この両者の間を乾
燥帯としてあることを特徴とする請求項17〜19の何
れか1項に記載の回転炉床式の金属還元炉。 - 【請求項21】 還元製品排出部から原料供給部までの
間で、炉床を冷却する機構を有することを特徴とする請
求項17〜20の何れか1項に記載の回転炉床式の金属
還元炉。 - 【請求項22】 還元製品排出部から乾燥帯の間の炉内
天井および側壁の一部に水冷手段を有することを特徴と
する請求項17〜21の何れか1項に記載の回転炉床式
の金属還元炉。 - 【請求項23】 乾燥帯の側壁に加熱バーナーを設置し
てあることを特徴とする請求項17〜22の何れか1項
に記載の回転炉床式の金属還元炉。 - 【請求項24】 乾燥帯の炉床の円弧方向の長さ当たり
の加熱バーナーの熱供給容量が、回転炉床式還元炉の他
の部分の炉床の円弧方向の長さ当たりの加熱バーナーの
熱供給容量の0.3〜2倍の範囲であることを特徴とす
る請求項23記載の金属還元炉。 - 【請求項25】 乾燥帯での雰囲気温度を200〜11
70℃に調整してあることを特徴とする請求項17〜2
4の何れか1項に記載の金属還元炉。
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2001
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