JP2001234220A - 酸化金属の還元設備 - Google Patents

酸化金属の還元設備

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JP2001234220A JP2000372016A JP2000372016A JP2001234220A JP 2001234220 A JP2001234220 A JP 2001234220A JP 2000372016 A JP2000372016 A JP 2000372016A JP 2000372016 A JP2000372016 A JP 2000372016A JP 2001234220 A JP2001234220 A JP 2001234220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、水分を多く含んだ粉体原料を還元す
るに際して、脱水から成形までの工程を簡略化して、安
価な酸化金属の還元ができる回転炉床式還元炉の酸化金
属の還元設備を提供するものである。また、金属の精錬
や加工の工程で発生するダストやスラジを経済的にリサ
イクル利用することにも有効である。 【解決手段】粉体質量合計に対して水分を100%以上
含む状態で酸化金属を含む粉体と炭素を主体とする粉体
を混合する装置、スラリー輸送装置、スラリーの脱水装
置、および、成形物を製造する圧縮式成形装置から構成
される粉体原料の前処理設備と回転炉床式還元炉を主要
設備とする酸化金属の還元設備である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化金属の還元、
および、金属の精錬業および加工業において発生する金
属酸化物を含むダストおよびスラジの還元処理する回転
炉床式還元炉による酸化金属の還元設備に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】還元鉄や合金鉄を製造するプロセスとし
ては各種のものがあるが、この内で、生産性の高いプロ
セスとして、回転炉床法が実施されている。回転炉床法
は、固定した耐火物の天井および側壁の下で、中央部を
欠いた円盤状の耐火物の炉床がレールの上を一定速度で
回転する型式の焼成炉(以下、回転床炉と称す)を主体
とするプロセスであり、酸化金属の還元に用いられる。
回転炉は、回転する中央部を欠いた円盤状の炉床を有す
る。円盤状炉床の直径は10メートルから50メートル
かつ、幅は2メートルから6メートルである。
【0003】原料の酸化金属を含む粉体は、炭素系の還
元剤と混合された後、原料ペレットにされて、回転床炉
に供給される。原料ペレットはこの炉床上に敷きつめら
れており、原料ペレットが炉床上に相対的に静置されて
いることから、原料ペレットが炉内で崩壊しづらいとい
った利点があり、耐火物上に粉化した原料が付着する問
題が無く、また、塊の製品歩留が高いと言った長所があ
る。また、生産性が高く、安価な石炭系の還元剤や粉原
料を使用できる、と言った理由から、近年、実施される
例が増加している。
【0004】さらに、回転炉床法は、高炉、転炉、電気
炉から発生する製鉄ダストや圧延工程でのシックナース
ラジの還元と不純物除去の処理にも有効であり、ダスト
処理プロセスとしても使用され、資源リサイクルに有効
なプロセスである。
【0005】回転炉床法の操業の概略は以下の通りであ
る。まず、原料である鉱石やダスト、スラジの金属酸化
物にこの酸化物の還元に必要な量の炭素系還元剤をよく
混合した後、パンペレタイザー等の造粒機にて、平均水
分が約10%となるように、水をかけながら、数mmから
十数mmのペレットを製造する。原料の鉱石や還元剤の粒
径が大きい場合は、ボールミル等の粉砕機で粉砕した後
に、混練して、造粒する。
【0006】このペレットは回転炉床上に層状に供給さ
れ、炉床上に敷込まれたペレットは急速に加熱され、5
分間から20分間、1300℃前後の高温で焼成される。こ
の際に、ペレットに混合されている還元剤により酸化金
属が還元され、金属が生成する。金属化率は還元される
金属により異なるが、鉄、ニッケル、マンガンでは、9
5%以上、還元しづらいクロムでも50%以上となる。
また、製鉄業から発生するダストを処理する場合は、還
元反応に伴い、亜鉛、鉛、アルカリ金属、塩素、等の不
純物が揮発除去されることから、高炉や電気炉にリサイ
クルすることが容易となる。
【0007】設備としては、原料の事前粉砕設備、原料
混合設備、造粒設備、ペレット乾燥設備、回転炉床式還
元炉、排ガス処理装置、還元ペレット冷却装置からなっ
ている。
【0008】金属の還元方法および製鉄ダストの還元処
理方法においては、回転炉床式還元炉と同様に、原料と
還元剤をペレットにする設備が重要で、原料の事前処理
の設備、原料の酸化金属の粉体と還元剤の混合物を造粒
性の良い状態にする設備が重要であり、原料の事前粉砕
やボールミルでの混練等の種々の装置が設置されてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来法
を用いた回転炉床法での酸化金属の還元方法は、生産性
や製造費用の面で優れており、経済的に金属を製造する
方法である。しかし、従来技術では、原料と還元剤を混
合して、これをペレットにすることが重要であった。そ
のために、造粒性能の高い原料を選択するか、高価な粉
砕機を設置して、原料を粉砕することにより造粒性を向
上させることが必要であり、このための費用がかかる問
題があった。
【0010】つまり、原料として鉄鉱石等の鉱石を使用
する場合は、一般には、原料鉱石の粒径が大きいため、
平均粒径が数十ミクロン程度になるように粉砕した後、
造粒して、ペレットを製造していた。その結果、粉砕工
程の設備が高価であり、また、粉砕機の運転のための電
力がかかることや粉砕機器の磨耗に伴う整備費用がかか
ると言った欠点があった。
【0011】したがって、粉砕の費用を節約するため
に、微粉の原料を使用することがあるが、粒径の制約等
の原料の選択性が厳しく、汎用的な方法ではなかった。
そこで、湿式選鉱後の微粉の鉱石を使用したり、高炉や
転炉のシックナーダスト、圧延工程でのスケールピット
のスラジや酸洗工程での沈殿スラジ等を使用することが
有効である。しかし、この場合でも、原料の含有水分が
多すぎて造粒しづらい問題といったことがあった。すな
わち、これらの原料は粒径が1ミクロン以下から百ミク
ロン程度の微粉であり、その結果、水分を含んだ状態で
は、これらは汚泥状となりやすく、真空脱水機やフィル
タープレスで脱水した後でも、水分が20%から50%
にしかならない。ペレットの製造の際は、原料の含有水
分は、8から13質量%が適当であり、これらの湿式法
で集めた原料は、水分が多すぎて、そのままでは造粒で
きなかった。
【0012】この問題の解決のためには、これらの湿式
法で集めた原料を熱風等の熱源で完全に乾燥する方法が
ある。しかし、乾燥過程でこれらの粉原料が疑似凝集し
てしまい、そのままでは造粒することはできないため、
これを粉砕して、再度、微粒の状態にした後に、コーク
ス粉などとともに、加水して、造粒した後に、回転炉床
で、還元されていた。
【0013】その結果、これらの湿式法で集めた原料を
上記の方法で利用された場合でも、多量の熱源を用いて
乾燥した後に、再度水分を加えられるため、造粒時の水
分の蒸発に、再度、熱源が必要であり、経済的な金属の
還元方法ではなかった。
【0014】特に、製鉄業等の金属の精錬業や加工業で
発生するダストやスラジを湿式集塵機または沈殿槽から
集めた場合には、これらの発生物は、最大80%の水分
を含有しており、これらの発生物を回転炉床法で還元処
理しようとする場合には、乾燥工程と乾燥後の粉砕処理
の問題が顕著であった。
【0015】これらの問題を解決するために、例えば、
特開平11−12619号公報に示されるように、原料
を造粒せずに回転炉床法で使用する方法として、原料を
圧縮成形器でタイル状にして、これを回転床炉法で使用
する方法が提案されている。しかし、この方法でも、や
はり、水分を大量に含有した状態の原料を使用すること
には問題があった。つまり、特開平11−12624号
公報に示されように、原料の水分を6から18%に調整
する必要があった。通常の脱水装置では、百ミクロン以
下の微粉が湿状態である場合は、これを水分15から3
0質量%の範囲にしか低減できなかった。つまり、特開
平11−12619号公報に示される操業を実施するた
めには、やはり、事前の脱水処理に加え、乾燥処理が必
要であり、このための複雑な水分制御が必要な問題があ
った。さらに、このタイル状の原料装入のためには、特
開平11−12621号公報に示されるような、複雑な
装入装置が必用であり、この設備の整備費用が高い等の
問題も生じていた。
【0016】以上のように、従来法では、水分を含んだ
粉状態の原料を回転床炉で還元するためには、原料の乾
燥や成形のために、複雑な装置が多数必要であり、設備
建設費用が多くかかる問題があった。その結果、設備建
設と操業コストの両方に、経済的な問題があり、この問
題を解決する新しい処理方法を実現する設備が求められ
ていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の(1)
〜(11)の通りである。 (1)水分を含有する酸化金属を含有する粉体と炭素を
含有する粉体の混合物を円柱もしくは粒状の成形物にす
る圧縮式成形装置、成形体搬送コンベア、成形体投入装
置、および、回転炉床式還元炉を、標記の順に設置し
て、これらを搬送手段で連結してなることを特徴とする
酸化金属の還元設備、(2)水分を含有する状態で酸化
金属を含む粉体と炭素を主体とする粉体を混合する装
置、スラリー輸送装置、脱水装置、円柱もしくは粒状の
成形物を製造する圧縮式成形装置、成形体搬送コンベ
ア、成形体投入装置、および、回転炉床式還元炉を、標
記の順に設置して、これらを搬送手段で連結してなるこ
とを特徴とする酸化金属の還元設備、(3)脱水装置と
して、水分を含む状態の酸化金属を含む粉体と炭素を主
体とする粉体の混合物を受ける帯状のフィルター、およ
び、当該フィルターを挟み込んで圧縮する双ロールを有
する脱水装置を用いることを特徴とする(2)記載の酸
化金属の還元設備、(4)脱水装置として、縦型で下部
に内側に狭くなるテーパーを有する円筒のスラリー保持
部とその内部にスクリュー式の粉体排出機構を有し、当
該スラリー保持部と当該粉体排出機構の差速が毎分2〜
30回転であり、当該スラリー保持部に働く遠心力が5
00G以上の遠心式脱水装置を用いることを特徴とする
(2)記載の酸化金属の還元設備、(5)脱水装置とし
て、水分を含む状態で酸化金属を含む粉体と炭素を含む
粉体の混合物を受けるフィルターを両側から106N/m2
以上の力で押しつける装置を有する脱水装置を用いるこ
とを特徴とする(2)記載の酸化金属の還元設備、
(6)成形装置として、湿状態の粉体を30mm以下の
径の穴型から押し出す型式の圧縮式成形機を用いること
を特徴とする(1)又は(2)記載の酸化金属の還元設
備、(7)成形装置として凹型の最大厚みが30mm以
下のブリッケト成形機を用いることを特徴とする(1)
又は(2)記載の酸化金属の還元設備。(8)成形体製
造装置から回転床炉の炉床までの搬送において、成形体
の合計落下距離が4. 1m以下であることを特徴とする
(1)又は(2)記載の酸化金属の還元設備。(9)成
形体投入装置として、首振り形式のベルトコンベアを用
いることを特徴とする(1)又は(2)記載の酸化金属
の還元設備。(10)含水粉体を貯蔵する複数の槽か
ら、クラブバケットクレーン、または/および、スラリ
ー輸送により、粉体質量合計に対して水分を100%以
上含む状態で酸化金属を含む粉体と炭素を主体とする粉
体を混合する装置に供給することを特徴とする請求項2
記載の酸化金属の還元設備、および、(11)回転炉床
式還元炉の成形体供給部分の雰囲気温度を1170℃以
下に制御する機構を有する特徴とする(1)又は(2)
記載の酸化金属の還元設備である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、水分を多く含む酸化金
属粉体を原料とする還元を行う回転炉床式還元炉の設備
に関するものである。本発明に基づく、回転炉床法によ
る金属酸化物の還元プロセスを図1に示す。
【0019】水分を多く含み、スラリー状態となってい
る原料粉体を良く混合する装置として、混合槽1と撹拌
装置2を設置する。この原料粉体とは、酸化金属を含む
粉体と炭素を含む粉体の混合物である。酸化金属を含む
粉体は、微粉の鉄鋼石であるペレットフィード、粉状態
のマンガン鉱石やクロム鉱石などがある。また、鉱石以
外に、電気炉ダスト、高炉ガス灰、転炉ダスト、鉄製品
の酸洗時に発生する中和スラジ、鉄鋼の熱間圧延のミル
スケール等の金属精錬や金属加工からの粉状態の発生物
も使用可能である。また、この原料粉には、還元剤とし
て、炭素を主体とする粉体、例えば、オイルコークス、
粉コークス、チャー、石炭、その他の固定炭素を含む粉
体(以下、炭素粉と記載)を混合するものである。
【0020】複数の含水粉体を貯蔵する槽から、撹拌槽
1に原料の水を含む粉体を搬送するには、酸化金属を含
む粉体をクラブバケットクレーンやスラリー輸送の方法
が望ましい。
【0021】スラリー状態となっている原料粉体を、短
時間で均一に撹拌するためには、水分を多量に含んでい
る必要がある。本発明者らが、種々の実験を繰り返し
て、解明した結果では、原料粉体が水分を多く含んでい
ると良い。つまり、水分が多く、粉体質量に対して含有
水分が100%以上であれば、流動性が高く、均一混合
の時間が短くなるとともに、撹拌の動力も少なくて済む
利点がある。
【0022】スラリー状態で、粉体が容易に沈殿しない
ためには、粉体粒径は小さい方がよい。撹拌を強化すれ
ば、比較的大きい粉体も使用可能であるが、酸化金属粉
で100ミクロン、炭素粉で180ミクロン以下、ま
た、混合比率を勘案すれば、総平均粒径が120ミクロ
ン以下であれば、100質量%の水分の状態で、通常の
毎分10〜30回転程度と簡便な撹拌でも均一に混合す
る。
【0023】当該スラリー状態となっている原料粉体を
スラリーポンプ3にて、脱水装置4に送る。脱水装置4
にて、含有水分が粉体質量の16〜26%の範囲になる
よう脱水する。含有水分が粉体質量の16〜26%とす
る理由は、後述するように、水蒸気による炉内での成形
体の爆裂防止と落下強度の確保のためである。
【0024】粒径の粗い粉体では、含有水分16〜26
%とすることは、比較的容易で、一般的な脱水装置、例
えば、真空脱水機、プレスフィルター、遠心式デカンタ
ー、で対応できる。ただし、前述してように、本発明に
望ましい原料である平均粒径が120ミクロン以下の微
粉からなるスラリーの脱水の場合は、脱水物の水分を1
6〜26%とすることは、一般的な脱水装置では困難で
あり、特殊な脱水装置を用いる。また、場合によって
は、幾つかの型式の脱水装置を組み合わせて使用するこ
ともある。
【0025】この場合に用いる脱水装置として、水分を
含む粉体混合物を受ける帯状フィルターとこれを挟み込
んで圧縮する双ロールを有する脱水装置を用いることは
有効である。この装置は、図3に記載されており、スラ
リーを受けるフィルター23、および、当該フィルター
を挟み込んで圧縮双ロール25を有する脱水装置を用い
る。この脱水装置では、エンドレスの帯状に組み込まれ
ているフィルター23上に、スラリー26を流し、この
フィルターを圧縮双ロール26で挟み込み脱水する。ス
ラリーの水分が多い場合は、圧縮双ロール26の手前
で、フィルターの下方にスラリー中の水を、真空吸引装
置24で、予備脱水すると効果的に脱水ができる。
【0026】また、特に細かい粉体を含むスラリーの処
理の場合は、脱水装置として、縦型の遠心式分離器を用
いることも効果的である。この遠心分離器は、下部に内
側に狭くなるテーパーを有する円柱のスラリー保持部と
その内部にスクリュー式の粉体排出機構を有し、当該ス
ラリー保持部と当該粉体排出機構の差速が毎分2〜30
回転であり、当該スラリー保持部に働く遠心力が500
G以上の遠心式脱水器である。この脱水装置は、1基当
たりの能力は小さいものの、遠心力を用いるため、分離
効率が良く、水分が多く細かい粉体の脱水に向いてい
る。特に、粒径が数ミクロン〜30ミクロンと小さい粉
体に適用することは有効である。
【0027】また、脱水装置として、スラリーを受ける
フィルターを両側から106N/m2以上の力で押しつける
装置を有する高圧プレス式脱水装置を用いることも可能
であるが、前出の双ロールを有する脱水装置と比較する
と、やや脱水力が劣るため、100ミクロン前後のやや
粗い粉体に使用することが望ましい。
【0028】次に、脱水されて、水分が16〜26質量
%の範囲となった湿状態の粉体をスラジ搬送コンベア5
にて、圧縮成形機6に送り、ここで成形する。圧縮成形
機の機種としては、図4に示す穴型に湿状態の粉体を押
し込む型式の成形機(以降、穴型ペレッターと称す)と
図5に示す双ロール表面の凹状の型に湿状態の粉体を押
し付けて成形するブリッケト成形機が、代表的な機種で
ある。
【0029】穴型ペレッターでは、図4に示されるよう
に、湿状態の成形体が円柱状に押し出される。原料は、
原料供給口28から供給され、穴型34が多数開いてい
る底プレート33の上で、駆動装置29、駆動動力伝達
機構30、および、駆動シャフト31によって駆動され
るローラー32の押し込みにより、成形体35となる。
他の方式では、胴部の中でスクリュー式の押し込み機構
があり、穴型の開いたプレートに押しつける型式のもの
などもある。ブリッケト成形機は、図5に示す装置であ
り、原料供給部36から粉体を供給して、凹状くぼみ3
8があるローラー37にて圧縮成形するものである。
【0030】これらの機種を選定した理由としては、成
形体の要求性状を満たす成形方法であることである。成
形体に要求される性状としては、主に、成形体が炉内で
の爆裂を起こさないこと、および、湿状態での落下強度
が高いことの2点である。
【0031】本発明者らは、湿状態の成形体を直接炉内
に供給した時に、成形体が爆裂を起こさないためには、
成形体の粉体充填密度が比較的低いことが重要であるこ
とを解明した。回転炉床による還元炉での成形体の爆裂
は、成形体を900℃以上の高温の炉内に供給するため
に、成形体内部の水分が急速に蒸発して、成形体内部の
圧力が高まることが原因である。そこで、種々の実験を
繰り返した結果、本発明者らは、爆裂現象は、成形体の
粉体充填密度と含有水分の両者に強く影響を受けている
ことを解明した。なお、粉体充填率とは、粉体が成形体
の内部を占有する比率ある。
【0032】粉体充填率を低下させると、含有水分が高
くとも、爆裂しづらことを解明した。高温の炉内で、成
形体内部の水分が急速に蒸発して成形体内部の圧力が高
まることを防止するには、粉体粒子間に空隙が多いこと
が重要である。粉体充填率が低下すると爆裂限界水分が
上昇しており、粉体充填率が0. 58以下では、16〜
26%の水分でも爆裂は起きなかった。ただし、あまり
粉体充填率が低いと、落下強度が低下する問題があるた
め、0. 4以上粉体充填率を確保する必要がある。
【0033】一般的に、圧縮成形法による成形体の製造
は、爆裂を起こしづらい条件の粉体充填率の低いものを
製造できる利点がある。ただし、成形体の形状によっ
て、爆裂の条件が異なる。タイル状の成形体で、厚みが
20mm、長さと幅が150mmのものでは、粉体充填
率が0. 58の状態でも、水分が17%以上では、爆裂
が起きていた。一方、穴型ペレッターで製造した、径が
15mmで長さが25mmの円柱状の成形体では、粉体
充填率が0. 58の状態は、水分が26%まで爆裂が起
きなかった。また、ブリケット製造機で製造した、厚み
が20mmで辺が40mmのアーモンド状の成形体で
は、粉体充填率が0. 58の状態では、水分が26%ま
で爆裂が起きなかった。つまり、板状の成形体では、爆
裂しやすく、一方、円柱や粒状の成形体では、爆裂しづ
らい特徴がある。そこで、本発明では、成形装置を円柱
か粒状のもの製造するものに特定した。
【0034】穴型ペレッターでの成形体は円周側の表面
は緻密になっているものの、円柱の切断面はかなりルー
ズになっている。その結果、含有水分が多くとも、水蒸
気の通過抵抗は小さいことから、爆裂が起きづらいこと
が解明された。また、ブリッケト成形機においても、圧
縮が厚み方向に一次元的であることから、ブリッケト成
形体の横側での密度が上がっておらず、そこから、水蒸
気が抜けやすかったことが解明された。ただし、円柱か
粒状の成形体でも、条件よっては、30mm以上の成形
体は水分26質量%以下でも1170℃の炉内で爆裂が
起ることがある。そこで、成形体の厚みまたは径が30
mm以下とすることが望ましい。
【0035】成形体は、その後、湿状態のまま、成形体
搬送コンベア7を経由して、成形体の炉内への供給装置
である、首振りコンベア8を用いて、回転炉床式還元炉
9に供給される。成形体が破壊されることを防止するに
は、首振りコンベア等の、極力、機械的に衝撃を与えな
い供給装置が良い。
【0036】一般的に、成形体は、成形機から炉床まで
搬送される過程で、コンベアの乗り継ぎと炉内への投入
で、数回落下する。したがって、落下強度(成形体が壊
れるまでのトータル落下距離で表示)の強い成形体が求
められている。落下強度が向上する。爆裂と落下強度の
両者の条件を満足する条件である水分が16〜26質量
%で粉体充填率が0. 43〜0. 58の範囲では、なん
とか落下強度(形状が破壊されるまでの合計の落下距
離)を4. 2m以上までは高められる。したがって、圧
縮成形機6から、回転炉床式還元炉9の炉床上までの搬
送経路における落下回数を少なくして、落下距離の合計
を4. 1m以下とするように設備を設計すれば、搬送中
の成形体の破壊を防止できる。
【0037】回転炉床式還元炉9の成形体供給部の温度
は1170℃以下である。成形体供給部の温度は、11
70℃以上の場合は、成形体の水分が26質量%と本発
明の設備で製造される成形体で水分の高いものを使用す
る際には、成形体が爆裂を起こす確率が上がるためであ
る。
【0038】前述したように、回転炉床式の還元炉9で
は、中央を欠いた円盤状の炉床が回転する。当該炉床
は、焼成・還元ゾーンを経由して、成形体の排出ゾーン
で、還元済みの成形体が排出される。その後、炉床が成
形体の供給部に到達する。この時の炉床の温度は、11
50〜1300℃であることから、通常の操業では、成
形体供給部の温度は、おおよそ1000〜1250℃で
ある。つまり、操業条件によっては、成形体供給部の温
度は、1170℃以上のこともある。このような場合
は、成形体供給部の温度を下げる構造とする。冷却方法
として、成形体供給部の周囲の天井を水冷したり、成形
体供給部に燃焼ガスが入らない構造を持つ回転炉床式還
元炉を採用する。
【0039】回転炉床式還元炉9では、1150〜13
50℃程度の温度で焼成され、成形体内部の炭素分によ
り、酸化金属が還元される。本発明の原料混合方法は、
水を多く含む状態で撹拌混合されているため、成形体の
酸化金属と炭素が均一に混合されており、効率よく反応
する効果もある。
【0040】還元された成形体は、回転炉床式還元炉9
から排出されて、製品冷却装置13にて、常温まで冷却
される。ただし、電気炉等で使用する場合には、900
℃程度の高温のまま溶解工程に供給することもある。回
転炉床式還元炉9からの燃焼排ガスはガス冷却装置10
と集塵機11を経由して、煙突12から大気に放散され
る。
【0041】本発明を金属の精錬もしくは加工で発生す
るスラジやダストの処理に活用することは、特に、有効
な方法である。例えば、製鉄所の高炉のガス灰は湿式の
ベンチュリースクラバーで集塵して、シックナーでスラ
リーなっている。また、圧延の酸洗での廃酸を中和した
中和スラジもある。このようなダストやスラジは脱水装
置をかけて処理しているが、再利用することが難しく、
費用もかかるものである。例えば、これらのダストやス
ラジをシックナーから混合槽1に直接受ければ、中間処
理がなく、簡単な方法で還元処理用の原料成形体とする
ことができる。したがって、金属の精錬また加工の工程
で発生するダストやスラジを用いることは、本発明にと
って最も望ましい方法の一つである。
【0042】ここで、操業方法の比較として、従来法に
よる操業の設備を図2に示す。従来法の設備での操業で
は、本発明の設備の操業の脱水工程の後に、原料はスラ
ジ粉体搬送コンベア15で送られ、粉体乾燥機16で水
分を5〜10質量%の範囲の乾燥する。また、その後、
粉体に散水装置18で加水しながら、造粒装置17にて
ペレットを製造する。さらに、ペレット搬送コンベア1
9にて、ペレット乾燥装置20に送られて、ここでペレ
ットを水分2質量%程度まで乾燥する。その後に、回転
炉床式還元炉にて、酸化金属を焼成還元する。このよう
に、本発明による方法に比べると、従来法による操業は
多工程にわたり、複雑である。また、連続して、脱水、
乾燥、加水、脱水と水分調整をくり返すことから、この
ためのエネルギーロスも大きい方法であり、本発明によ
る設備の有効性が比較的に示される。
【0043】
【実施例】本発明に基づく操業を行った実施例を表1に
示す。使用した設備は、図1に示される構成のものであ
り、還元能力は、湿状態の成形体量の基準で、毎時10
トンのものである。脱水装置は双ロール式のもの、成形
機は穴型ペレッターを用いた。
【0044】
【表1】 原料は、表1に示すとおり、微粉の粉鉱石であるペレッ
トフィードと1mmアンダーのコークス粉の混合物と、
一貫製鉄所での高炉ガス灰、熱間圧延スケールピットの
沈殿スラジ、および、1mmアンダーのコークス粉の混
合物の2種類を用いた。
【0045】操業条件としては、表1に示すとおりであ
るが、混合槽1の原料水分は粉体質量の130〜185
%、成形前の原料水分は粉体質量の17〜20%であ
る。粉体充填率は、本発明の範囲内である。また、成形
体のサイズは、直径が15mmで長さが25mmであ
る。成形体の投入部の炉内温度は、約980℃、還元部
の炉内温度は1210℃であり、また、還元時間は15
分である。
【0046】実施例1は、ペレットフィードを用いた操
業例で、炭素混合比率の適正であったことから、生産性
の高い操業であった。この操業では、金属化率は97%
と高く、落下による粉化と爆裂がほとんどなかったこと
から、塊製品歩留も94%と高かった。実施例2は、高
炉ガス灰と熱間圧延スケールピットの沈殿スラジを用い
た操業例で、還元とともに脱亜鉛と脱アルカリも狙った
操業である。この操業では、金属化率は91%で、脱亜
鉛率は97. 5%、脱アルカリ率は99%と不純物除去
は有効にできていた。この実施例でも落下による粉化と
爆裂がほとんどなかったことから、塊製品歩留も95%
と高かった。
【0047】本発明による還元操業と図2に示される設
備を使用した従来法との経済性を比較した。本発明での
操業では、原料の前処理が混合工程、脱水工程、およ
び、成形工程しかないため、原料前処理の費用は、比較
例に比べて、30%程度で済んでいる。また、プロセス
全体での費用でも、約15%の削減ができている。さら
に、建設費用については、原料前処理が簡便であること
から、実施例は、比較例よりも約10%削減された。
【0048】以上のように、湿状態の粉体を使用する本
発明を用いた回転炉床式還元炉設備では、原料成形体の
爆裂などの操業上の問題もなく、安価な建設費用で、エ
ネルギー消費量をはじめとする操業費用も安価で操業で
きる。また、回転炉床式還元炉での整備費の安く、金属
酸化物を経済的に、還元できる。特に、粉体の乾燥工程
とその付帯装置を省略できることにより、設備費を低減
できる効果は大きい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、水分を多く含んだ酸化
金属粉体の還元や金属の精錬や加工の工程で発生する酸
化金属を含むダストとスラジの処理を、少ない工程で経
済的に実施する回転炉床式還元炉の酸化金属の還元設備
ができる。特に、水分を大量に含有するダストとスラジ
の処理設備としては有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく、水分を含む粉体原料を還元す
る回転炉床式の還元炉の一例を示す図である。
【図2】従来法に基づく、回転炉床式の還元炉の一例を
示す図である。
【図3】エンドレスの帯状のフィルターの上にスラリー
を落とし、圧縮双ロールにて、圧搾する形式の脱水装置
を示す図である。
【図4】粉体を穴型から押し出し形式の圧縮成形機を示
す図である。
【図5】凹状の型で粉体を圧縮成形する形式のブリッケ
ト圧縮成形機を示す図である。左が装置構成を示す図
で、右が圧縮ローラーの図である。
【符号の説明】
1 混合槽 2 撹拌装置 3 スラリーポンプ 4 脱水装置 5 スラジ搬送コンベア 6 圧縮成形機 7 成形体搬送コンベア 8 首振りコンベア 9 回転炉床式還元炉 10 ガス冷却装置 11 集塵機 12 煙突 13 製品冷却装置 14 脱水装置 15 スラジ粉体搬送コンベア 16 粉体乾燥機 17 造粒機 18 散水装置 19 ペレット搬送コンベア 20 ペレット乾燥装置 21 乾燥ペレットコンベア 22 スラリー入口 23 フィルター 24 真空吸引装置 25 圧縮双ロール 26 スラリー 27 脱水物 28 原料供給口 29 駆動装置 30 駆動動力伝達機構 31 駆動シャフト 32 ローラー 33 底プレート 34 穴型 35 成形体 36 原料供給部 37 圧縮ローラー 38 凹状くぼみ 39 ブリッケト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 304D (72)発明者 近藤 敏 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 井村 章次 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 安部 洋一 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を含有する酸化金属を含有する粉体
    と炭素を含有する粉体の混合物を円柱もしくは粒状の成
    形物にする圧縮式成形装置、成形体搬送コンベア、成形
    体投入装置、および、回転炉床式還元炉を、標記の順に
    設置して、これらを搬送手段で連結してなることを特徴
    とする酸化金属の還元設備。
  2. 【請求項2】 水分を含有する状態で酸化金属を含む粉
    体と炭素を主体とする粉体を混合する装置、スラリー輸
    送装置、脱水装置、円柱もしくは粒状の成形物を製造す
    る圧縮式成形装置、成形体搬送コンベア、成形体投入装
    置、および、回転炉床式還元炉を、標記の順に設置し
    て、これらを搬送手段で連結してなることを特徴とする
    酸化金属の還元設備。
  3. 【請求項3】 脱水装置として、水分を含む状態の酸化
    金属を含む粉体と炭素を主体とする粉体の混合物を受け
    る帯状のフィルター、および、当該フィルターを挟み込
    んで圧縮する双ロールを有する脱水装置を用いることを
    特徴とする請求項2記載の酸化金属の還元設備。
  4. 【請求項4】 脱水装置として、縦型で下部に内側に狭
    くなるテーパーを有する円筒のスラリー保持部とその内
    部にスクリュー式の粉体排出機構を有し、当該スラリー
    保持部と当該粉体排出機構の差速が毎分2〜30回転で
    あり、当該スラリー保持部に働く遠心力が500G以上
    の遠心式脱水装置を用いることを特徴とする請求項2記
    載の酸化金属の還元設備。
  5. 【請求項5】 脱水装置として、水分を含む状態で酸化
    金属を含む粉体と炭素を含む粉体の混合物を受けるフィ
    ルターを両側から106N/m2以上の力で押しつける装置
    を有する脱水装置を用いることを特徴とする請求項2記
    載の酸化金属の還元設備。
  6. 【請求項6】 成形装置として、湿状態の粉体を30m
    m以下の径の穴型から押し出す型式の圧縮式成形機を用
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の酸化金属の
    還元設備。
  7. 【請求項7】 成形装置として凹型の最大厚みが30m
    m以下のブリッケト成形機を用いることを特徴とする請
    求項1又は2記載の酸化金属の還元設備。
  8. 【請求項8】 成形体製造装置から回転床炉の炉床まで
    の搬送において、成形体の合計落下距離が4. 1m以下
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の酸化金属
    の還元設備。
  9. 【請求項9】 成形体投入装置として、首振り形式のベ
    ルトコンベア又は振動フィーダーを用いることを特徴と
    する請求項1又は2記載の酸化金属の還元設備。
  10. 【請求項10】 含水粉体を貯蔵する複数の槽から、ク
    ラブバケットクレーン、および/または、スラリー輸送
    により、粉体質量合計に対して水分を1.0倍以上含む
    状態で酸化金属を含む粉体と炭素を主体とする粉体を混
    合する装置に供給することを特徴とする請求項2記載の
    酸化金属の還元設備。
  11. 【請求項11】 回転炉床式還元炉の成形体供給部分の
    雰囲気温度を1170℃以下に制御する機構を有する特
    徴とする請求項1又は2記載の酸化金属の還元設備。
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