JP2002179159A - 定量取出容器 - Google Patents

定量取出容器

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JP2002179159A
JP2002179159A JP2000374063A JP2000374063A JP2002179159A JP 2002179159 A JP2002179159 A JP 2002179159A JP 2000374063 A JP2000374063 A JP 2000374063A JP 2000374063 A JP2000374063 A JP 2000374063A JP 2002179159 A JP2002179159 A JP 2002179159A
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JP
Japan
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container
main body
holding
lid member
container main
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000374063A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kishiura
哲 岸浦
Masahito Tsuji
雅人 辻
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Taisei Kako Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kako Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taisei Kako Co Ltd filed Critical Taisei Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容物の定量取り出しを、より簡便に行える
構造簡単な定量取出容器を提供する。 【解決手段】 蓋部材を、前記容器本体の開口部に装着
される基体部と、該基体部から延びる弾性変形可能な保
有弾性部と、注出孔を有する注出部とを一体的に備える
ものとし、前記保有弾性部を、自己の有する保有弾性に
抗して容器本体の収容空間を縮小させるように弾性変形
させることにより、該収容空間内の流体を容器本体の注
出孔から吐出させ得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容液を一定量毎
に取り出し得る定量取出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】風邪薬やうがい薬等に使用される定量取
出容器として、従来から、計量カップ及び容器本体が別
体とされた容器や、図4に示す構成の容器が知られてい
るが、何れも使用簡便性及びコスト低廉化の双方を同時
に満足させ得るものではなかった。
【0003】即ち、前者の定量取出容器は、別体の計量
カップに前記容器本体内の内容液を移し替えて計量する
ものがあるが、計量カップへの移し替え時に使用者が目
視する必要があり、また、特に高齢者にとっては前記移
し替え作業中に内容液のこぼれ落ちが生じ易く、正確に
定量を測定するのは面倒且つ困難であった。さらに、計
量カップが別体となっている為、衛生上の観点から、使
用毎に、計量カップを洗浄する必要があり、使用簡便性
に欠けるものであった。
【0004】また、後者の定量取出容器は、容器本体胴
部を挟圧することによって該容器本体の上方に設けられ
た計量カップ内に内容液を吐出させるようになってお
り、使用毎に計量カップを洗浄する必要はないが、前述
のものと同様に、計量時に目視する必要があり、正確に
定量を取り出すのは面倒であった。さらに、この図4に
示す形態の容器は、付勢部材を有する逆止弁等を備える
必要があり、部品点数増加によるコスト高を招いてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するためになされたものであり、収容物の定量取
り出しを、より簡便に行える構造簡単な定量取出容器を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、上方が開口部とされた容器本体と、該容
器本体との共働下に収容空間を画するように該容器本体
の開口部に装着される蓋部材とを備えた定量取出容器で
あって、前記蓋部材は、前記容器本体の開口部に装着さ
れる基体部と、該基体部から延びる弾性変形可能な保有
弾性部と、注出孔を有する注出部とを一体的に備え、前
記保有弾性部を、自己の有する保有弾性に抗して前記収
容空間の容積を縮小させるように弾性変形させることに
より、該収容空間内の流体を前記注出孔から吐出させ得
るように構成された定量取出容器を提供する。
【0007】好ましくは、前記蓋部材は、前記保有弾性
部の可動領域を画する当接部を、さらに備えるものとす
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明に
係る定量取出容器の好ましい一実施の形態1につき、添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態に係
る定量取出容器1の縦断面図である。なお、図1におけ
る符号50はキャップ部材である。
【0009】前記定量取出容器1は、図に示すように、
上方に開口部11を有する容器本体10と、該容器本体
10の開口部11を囲繞するように装着され、該容器本
体10との共働下に収容空間を画する蓋部材20とを備
えている。
【0010】前記蓋部材20は、前記容器本体10の開
口部11に装着される基体部21と、該基体部21から
延びる弾性変形可能な保有弾性部22と、注出孔24を
有する注出部23とを一体的に備えている。
【0011】前記基体部21は、好ましくは、前記容器
本体10に対して着脱自在とされる。本実施の形態にお
いては、前記基体部21が容器本体10にネジ連結され
るようになっている。該基体部21は、前記容器本体1
0の開口部11の内方に位置する内壁21aと、該内壁
21aの上端部から径方向外方へ延びる上壁21bと、
該上壁21bの径方向外端部から下方へ延びる外壁21
cとを有し、該内壁21a,上壁21b及び外壁21c
によって形成される環状溝内に、容器本体10の開口部
11における周壁が収容されるように構成されている。
【0012】前記保有弾性部22は、使用者による押圧
力によって、図1(a)に示す通常位置から弾性変形し、
前記収容空間の容積を縮小させ得るようになっている。
図1(b)に、該保有弾性部22が弾性変形可能領域最下
端に位置する際の、該定量取出容器1の縦断面図を示
す。なお、弾性変形可能領域とは、前記保有弾性部22
が塑性変形を起こすこと無く変形し得る領域を言い、該
弾性変形可能領域内において変形された保有弾性部22
は、使用者による押圧力が解除されると、自己の保有弾
性によって前記通常位置に戻るようになっている。
【0013】斯かる構成の定量取出容器1においては、
逆止弁等の部材を備える必要の無い簡単な構造でありな
がら、収容物の定量取り出しを確実に行うことができ
る。即ち、前記保有弾性部22を保有弾性に抗して押動
させると、前記収容空間の容積が縮小されて、該収容空
間の内圧が上昇する。該内圧上昇によって、収容物が前
記吐出口から吐出される。
【0014】ところで、前記収容空間の内圧上昇は、該
収容空間の容積変化率に比例する。そして、該収容空間
の容積変化率は、前記保有弾性部22の通常位置からの
移動距離に比例する。従って、前記保有弾性部22を、
通常位置から可動領域最下端(本実施の形態において
は、弾性変形可能領域最下端)まで弾性変形させること
によって、収容物を一定量だけ吐出させることができ
る。
【0015】なお、前記保有弾性部22を有する蓋部材
20は可撓性を有することが望ましく、好ましくは、エ
ラストマ,ポリプロピレン,ポリエチレン等を用いて形
成することができる。一方、前記容器本体10は、前記
保有弾性部22の変形による内圧上昇によって、変形し
ないような高剛性を有することが望ましい。該容器本体
10は、例えば、肉厚のポリプロピレンやPET等を用
いて形成することができる。
【0016】実施の形態2.以下、本発明に係る定量取
出容器の他の実施の形態1'につき、添付図面を参照し
つつ説明する。図2は、本実施の形態に係る定量取出容
器1'の縦断面図である。なお、図中、前記実施の形態
1におけると同一又は相当部材には、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0017】図2(a)に示すように、本実施の形態に係
る定量取出容器1'は、前記実施の形態1において、前
記蓋部材20に代えて、蓋部材20'を備えている。
【0018】該蓋部材20'は、前記蓋部材20におい
て、さらに、前記保有弾性部22の可動領域端を画する
当接部25を一体的に備えるものである。
【0019】本実施の形態においては、前記蓋部材2
0'は、前記弾性変形部22の上端部近傍から径方向外
方へ延在した突設片25を備えており、該突設片25が
前記当接部として機能するようになっている。即ち、本
実施の形態に係る定量取出容器1'においては、前記保
有弾性部22を保有弾性に抗して押動させていくと、該
保有弾性部22が弾性変形可能領域最下端に到達する前
に、前記突設片25が前記基体部21に当接し、該弾性
変形部は、それ以上押動されなくなる。
【0020】即ち、前記実施の形態1においては、保有
弾性部22の弾性変形可能領域最下端が、該保有弾性部
22の可動領域最下端を画するように構成されていた
が、本実施の形態においては、前記突設片25が前記基
体部21に当接する位置によって、前記保有弾性部22
の可動領域最下端が画されるようになっている。
【0021】斯かる定量取出容器1'においては、前記
弾性変形部22の可動長をより確実に一定とすることが
できるので、収容物の定量取り出しをより安定して行う
ことが可能となる。
【0022】なお、本発明は、前記実施の形態1及び2
に限定されるものではなく、種々の変形態様が適用可能
である。例えば、図3に示すように、先端部が閉塞され
ると共に、破断容易部が設けられた注出部23''を備え
るように構成することも当然に可能である。斯かる態様
によれば、前記キャップ部材50を不要とすることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る定量取出容器によれば、上
方が開口部とされた容器本体と、該容器本体との共働下
に収容空間を画するように該容器本体の開口部に装着さ
れる蓋部材とを備えた定量取出容器であって、前記蓋部
材は、前記容器本体の開口部に装着される基体部と、該
基体部から延びる弾性変形可能な保有弾性部と、注出孔
を有する注出部とを一体的に備え、前記保有弾性部を、
自己の有する保有弾性に抗して前記収容空間の容積を縮
小させるように弾性変形させることにより、該収容空間
内の流体を前記注出孔から吐出させ得るように構成した
ので、逆止弁等の部材を備えない簡単な構成でありなが
ら、前記保有弾性部の弾性変形量を一定にすること(例
えば、弾性変形可能領域最下端まで弾性変形させるこ
と)によって、収容物の定量取り出しを有効に行うこと
ができる。
【0024】又、前記蓋部材に、前記保有弾性部の可動
領域を画する当接部をさらに備えるように構成すれば、
該保有弾性部の可動幅の一定性を向上させることができ
る。従って、より確実に収容物の定量取り出しを行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係る定量取出
容器の縦断面図である。図1(a)及び(b)は、それぞれ、
保有弾性部が通常位置及び可動領域最下端に位置してい
る状態を示している。
【図2】図2は、本発明の他の実施の形態に係る定量取
出容器の縦断面図である。図2(a)及び(b)は、それぞ
れ、保有弾性部が通常位置及び可動領域最下端に位置し
ている状態を示している。
【図3】図3は、図2に示す定量取出容器の変形例を示
す縦断面図である。
【図4】図4は、従来の定量取出容器の一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 定量取出容器 10 容器本体 20 蓋部材 21 基体部 22 保有弾性部 23 注出部 24 注出孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB08 PC04 PC16 PD15 PE15 PF01 3E084 AA04 AA12 AB05 BA03 CB02 CC03 DA01 DB12 DC03 EA04 EB02 FA09 FB02 GA01 GB01 KB01 LA04 LA17 LB02 LC02 LD21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口部とされた容器本体と、該容
    器本体との共働下に収容空間を画するように該容器本体
    の開口部に装着される蓋部材とを備えた定量取出容器で
    あって、 前記蓋部材は、前記容器本体の開口部に装着される基体
    部と、該基体部から延びる弾性変形可能な保有弾性部
    と、注出孔を有する注出部とを一体的に備え、 前記保有弾性部を、自己の有する保有弾性に抗して前記
    収容空間の容積を縮小させるように弾性変形させること
    により、該収容空間内の流体を前記注出孔から吐出させ
    得るように構成されていることを特徴とする定量取出容
    器。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材は、前記保有弾性部の可動領
    域を画する当接部を、さらに備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の定量取出容器。
JP2000374063A 2000-12-08 2000-12-08 定量取出容器 Pending JP2002179159A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145247A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社吉野工業所 内容物噴出防止容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015145247A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 株式会社吉野工業所 内容物噴出防止容器

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