JP2002240875A - 液体製品の収容と計量分配のための改良された装置 - Google Patents

液体製品の収容と計量分配のための改良された装置

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JP2002240875A JP2001359679A JP2001359679A JP2002240875A JP 2002240875 A JP2002240875 A JP 2002240875A JP 2001359679 A JP2001359679 A JP 2001359679A JP 2001359679 A JP2001359679 A JP 2001359679A JP 2002240875 A JP2002240875 A JP 2002240875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量空間の充填液位を良好にかつ装置の最後
の使用時まで反復再現することが可能な液体製品の収容
・計量分配装置を提供する。 【解決手段】 装置が頭を上にした状態にあるときにそ
の内容物が分配される計量空間を形成する保持部材が内
部に設けられた開口部を有する容器を具備する液体製品
を収容し計量分配する装置において、保持部材を、位置
が計量空間の最大容積を定める第1流路を有し、装置が
頭を上にした状態にあるとき製品が残留する容器の第1
領域と上記開口部に隣接する第2領域とを分離する部材
を有するものとし、該分離部材を、少なくとも部分的に
第1領域と第2領域の間に第2流路を形成可能で、該第
2流路が、装置の反転に応じて製品の第2領域への一方
向流れを許容するように構成し、上記分離部材により、
第2領域に留まっている製品を保持部材によって形成さ
れる第3流路を通って計量空間に流通させる構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品、特に例えば
メークアップ、手入れまたは皮膚や頭皮の洗浄などに使
われる化粧品あるいは手入れ製品を収容し計量分配する
ための装置に関する。こういった計量分配は、特に例え
ば毛髪の手入れまたは毛髪の再生に使われる製品の場合
に必要となる。本発明が対象とする装置は、例えば完全
にまたは部分的に装置を反転させることによって充填さ
れる計量空間を形成する保持部材を具備したタイプの装
置であり、ポンプを用いる製品の分配は、装置を頭を上
にした状態にして行われる。装置には、例えば、計量空
間に入っている製品を分配するためのポンプが備え付け
られており、分配される製品が入っている容器中の液体
の自由表面上にポンプが位置する状態で分配が行われ
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】EP06
26321には、底と側壁を有する保持部材から浸漬管
につながるポンプが備え付けられた、容器の首部の内径
よりも小なる外径を持つ装置が開示されている。保持部
材は、また、その側壁の上端の回りに、垂直方向に対し
て所定の角度をなす方向で容器の首部に向けて広がり、
保持部材の充填を可能にするための可撓性のタブ部を有
している。実際は、そういった装置では、特に内容量が
減少し装置の使用が終わりに近づくと、保持部材にうま
く充填することができないことが分かっている。容器
を、完全にまたは部分的に反転した状態から分配位置つ
まり頭を上にした状態に動かす方法では、保持部材の充
填度合いにかなりの変動が見られる。
【0003】従って、本発明の目的の一つは、上述され
た装置の不具合の全てあるいはいくつかを解決する、液
体製品の収容と計量分配のための装置を提供することで
ある。特に、本発明の一目的は、計量空間の充填液位を
良好に反復再現することが可能で、実際に装置の最後の
使用時までそのようにできる前述したタイプの装置を提
供することである。本発明のまた別の目的は、計量空間
の充填度合いが計量空間の充填に用いられる作動に影響
を受けない前述のタイプの装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、簡単かつ信頼して使用でき、
製造が経済的な装置を提供することである。その他の目
的は以下の詳細な説明で明らかにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によると、これら
の目的は、装置が頭を上にした状態にあるときにその内
容物が分配される計量空間を形成する保持部材が内部に
設けられた開口部を有する容器を具備する液体製品を収
容し計量分配するための装置であって、該保持部材が、
位置が計量空間の最大容積を定める少なくとも一の第1
流路を有し、該保持部材が、装置が頭を上にした状態に
あるとき製品が残留する容器の第1領域と上記開口部に
隣接する第2領域とを分離する部材を有し、該分離部材
が、少なくとも部分的に第1領域と第2領域の間に少な
くとも一の第2流路を形成可能で、該少なくとも一の第
2流路が、装置の少なくとも部分的な反転に応じて製品
の第2領域への一方向流れを許容するように構成され、
上記分離部材がまた、第2領域に留まっている製品の全
てもしくは幾らかを上記保持部材によって形成される少
なくとも一の第3流路を通って計量空間に流通させる装
置によって達成される。
【0005】上記少なくとも一の第2流路は、装置の反
転に応じて、製品が計量空間への一方向流れを許容する
ように構成されている。本発明において、「一方向流
れ」という表現は、装置が頭を上にした状態に戻された
ときより頭を下にした状態に反転されたときの方が流速
が大である流れを意味するものと理解されるものであ
る。言い換えると、装置の頭が上にあるときよりも下に
あるときの方が、該少なくとも一の第2流路の断面積が
大きいということである。好適には、上記少なくとも一
の第2流路は、装置を反転させたときに製品の圧力で開
き、装置を頭が上の状態に戻したときに実質的に液密的
に閉止するように設計されている。言い換えると、保持
部材と、特に少なくとも一の第2流路を部分的に形成す
る分離部材は、装置が反転したときに該少なくとも一の
第2流路を通って製品が逆戻りするのを防ぎ、装置反転
時の動き、特に反転される速度にかかわらず、これは正
しく機能する。この特徴は、可撓性タブ部上の少なくな
い量の製品がタブ部の間を通って容器に逆流してしまう
前述のEP0626321の構造を卓越している。
【0006】好適な一実施態様では、分離部材は、周辺
縁部が容器の内壁の近くまで延びている弾性変形可能な
ダイヤフラムからなる。ダイヤフラムの一部分は、装置
の頭の位置が上になったときに容器の内壁と接触可能
で、部分的な反転に応じて製品の圧力で内壁から離れる
方向に移動可能である。好適には、容器の内壁に接触可
能なダイヤフラムの部分は、ダイヤフラムの周辺縁部か
ら離れた環状部分であり、該環状部分は例えば周辺縁部
から0.5ないし3mm離れたところに位置する。この
ような構造により、装置の頭の位置が上になったとき、
製造時の許容誤差にかかわらず、密閉性を得ることがで
きる。
【0007】ダイヤフラムは、少なくとも一部分は、特
に熱可塑性または架橋エラストマーから選ばれた弾性変
形可能な材料から製造される。よって、頭を上にした状
態で容器の内壁に当接するダイヤフラムの部分は、製品
の圧力がかかると簡単に壁から離れ、頭を上にした状態
に戻ると容易に再び壁を押圧することができる。ダイヤ
フラムの材料は、シリコーン、天然または合成ラテック
ス、EPDM、ポリウレタン、ポリプロピレンとSBS
またはSEBSまたはEPDMの混合物、超低密度ポリ
エチレン、ポリエステルグリコール(TPU)またはポ
リエーテルグリコール(PEBAおよびCOPE)ベー
スの混合物、および軟質ポリ塩化ビニル(PVC)から
選定されるのが好ましい。あるいは、PEBDのような
非弾性材料が使われる。好適には、ダイヤフラムは、容
器の内壁に向けて減少する厚みを有している。この構造
によって、特に、ダイヤフラムが容器に簡単に嵌合さ
れ、第2流路の開閉が容易になる。
【0008】また好適には、分離部材は、計量空間の方
に傾斜している。好ましくは、分離部材は、装置の長軸
と60°から89°の間の角度をなしている。この特徴
が、第2領域に留まっている製品の全てもしくは幾らか
が計量空間の方に流れることを助長する。特定の一実施
態様では、容器の内壁には、装置が頭を上にした状態に
あるときダイヤフラムの部分が接触する肩部が形成され
ている。該肩部により、容器の中で容易にダイヤフラム
を所望の高さに維持することが可能になる。また肩部に
よって、装置が反転させられたときにすぐに壁からダイ
ヤフラムが離れてしまうことが防止されるので、所定位
置に保つために周辺縁部が過度の摩擦を伴い内壁を押圧
するようなダイヤフラムを使う必要性がなく、ダイヤフ
ラムと内壁の間にある程度の密閉性が得られる。保持部
材と分離部材は、好適には単一品として成形することに
よって得られ、これによって、特に、低コストでの製造
と容器中への容易な嵌合が可能になる。
【0009】特定の一実施態様では、保持部材は、一端
が閉止され、計量空間の底部に対応し、開口端がその開
口部を形成する容器の縁部に設けられている筒状部材か
らなる。好ましい一実施態様では、該装置は製品を分配
するように設計されたポンプをさらに具備している。該
ポンプは、一端が計量空間の底部のかなり近くに位置す
る浸漬管に取り付けられている。浸漬管があることで、
さらに大きな容積の計量空間をつくり出すことができ
る。保持部材は、好ましくは、容器によって形成され自
由縁部が容器の開口部を形成する首部の内側の高さの一
部にわたって延びている。
【0010】ポンプは、好ましくは、特にスナップ締結
もしくはネジ締結によって、容器の首部に固定して取り
付けられたバンドに取り付けられている。ポンプには、
ポンプを作動させるための、特に押圧ボタンの形態の、
部材が取り付けられうる。本発明に係る装置は、特に皮
膚用または例えば毛根栄養薬や頭皮手入れ製品などの毛
髪用の化粧品あるいは手入れ製品を収容し計量分配する
のに適している。上記で説明した特徴とは別に、本発明
は、添付図面を参照して説明されるいくつかの非限定的
な実施形態によって以下に説明する幾つかの特徴を他に
も有している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(A)に示される装置10
は、製品Pを入れておくように設計され、底部22によ
って一端が閉止された本体21を有する容器20を具備
する。底部の反対側の端部には首部230が設けられ、
その自由縁は内部に保持部材30が設けられた開口部2
00を形成している。首部230の外面には、取り付け
バンド50の内面に設けられたネジ部500と係合する
ように設計されたネジ部231が設けられている。保持
部材は、内容物が、該装置を頭を上にした状態にしたと
き、ヘッドアップ分配を可能にする当業者に周知の任意
の方法で、分配されるように意図された計量空間300
を形成している。好ましくは、ポンプ40が製品の分配
のために設けられている。ポンプ40には、後で詳細に
説明する保持部材30から供給される。ポンプは、取り
付けバンド50によって容器20に取り付けられてい
る。押圧ボタン60の形態の作動部材により、ポンプを
作動し、製品を少なくとも一つの排出孔70を通って放
出させることができる。装置の構成部材、特に容器2
0、保持部材30、ポンプ40、バンド50および押圧
ボタン60は、熱可塑性材料、特にポリプロピレンまた
はポリエチレンを成形することにより得ることができ
る。
【0012】図2に単独で示され、図1(A)で装置1
0内に配設されている保持部材30は、容器20の首部
230の内径よりもわずかに小さい外径を持つ筒状部材
350の形態である。保持部材30の一端は、計量空間
の底部を形成する底部351によって閉止されている。
他端352は開口しており、容器20の首部230の自
由縁に支承される縁部353を有している。保持部材は
2つの直径方向に対向する窓部310を有している。窓
部310は長方形で、装置10のX軸の方向に対して長
手方向に向けられている。窓部310の下縁311が、
窓部310の下に形成される計量空間300の最大充填
高を定める。典型的には、計量空間の容積はおよそ数ミ
リリットルである。
【0013】保持部材は、また、図1(A)から分かる
ように、装置が頭を上にした状態にあるとき、製品Pが
留まる容器の第1領域Aと容器の開口部200に隣接す
る第2領域Bを隔てるダイヤフラム320を有してい
る。該ダイヤフラム320は、容器の内壁210と共同
して、第1領域と第2領域の間に、図4(A)にのみ表
されている環状流路330を形成可能である。ダイヤフ
ラム320は、装置が少なくとも部分的に反転されたと
き、製品が環状流路330を通って第2領域へ一方向に
流れるように構成されている。最後に、保持部材30
は、ダイヤフラム320の窓部310とは反対側に、窓
部310に対して90°ずれた2つの直径方向に対向す
る窓部340を有している。窓部340は長方形で、装
置10のX軸に直交して配されている。窓部310は、
ダイヤフラム320によって形成された第1領域の筒状
部材と第2領域Bの窓部340で形成されている。
【0014】本発明の好ましい実施形態では、分離部材
は弾性的に変形可能なダイヤフラム320からなる。ダ
イヤフラムの周辺縁部321は、図1(B)で見られる
ように容器の内壁210の近くまで延びている。ダイヤ
フラムは、装置が頭を上にした状態にされたとき、後に
説明される容器の内壁210に設けられた肩部と接触せ
しめられ、好ましくは実質的に液密的に接触せしめられ
る環状部分322を有している。「実質的に液密的」と
いう用語は、装置が頭を上にした状態に戻されても、第
2領域に入った製品のほとんどが第1領域に流れ込まな
いということを意味する。装置が部分的に反転したとき
の製品の圧力によって、ダイヤフラムは壁から離れ、該
内壁210と共同して、第2流路330(図4A)を形
成する。
【0015】ダイヤフラムは、例えば熱可塑性または架
橋エラストマーから選ばれた弾性的に変形可能な材料か
ら製作される。例として、特にシリコーン、天然または
合成ラテックス、EPDM、ポリウレタン、ポリプロピ
レンとSBS、SEBSまたはEPDMの混合物、超低
密度ポリエチレン、ポリエステルグリコール(TPU)
またはポリエーテルグリコール(PEBAおよびCOP
E)ベースの混合物、および軟質ポリ塩化ビニル(PV
C)が挙げられる。好ましくは、このような材料は20
ショアAから40ショアD、好ましくは40ショアAか
ら75ショアAの硬度を有する。その弾性は0.5から
5MPaの範囲で、好ましくは0.8から2MPa(1
00パーセントの伸びでの引張応力)である。例えば、
シリコンエラストマーが選ばれる。
【0016】好適には、ダイヤフラム320は計量空間
の方に傾いている。ダイヤフラムは、装置の長軸と例え
ば85°に等しい角度βをなす。この傾斜は、第2領域
Bに入った製品を計量空間の方に流れさせるのに役立
つ。第2領域Bに入った製品の実質的に全てが計量空間
に流れるようにするには、途切れない連続環体をなすダ
イヤフラムが好ましくは使用される。容器の内壁210
には、装置が頭を上にした状態になったとき、ダイヤフ
ラムの一部分322を係止するように設計された肩部2
20が形成されている。好ましくは、該肩部の上方内面
221は、ダイヤフラムの一部分322を係止し、それ
を傾いた状態に保つように、容器の長軸に対して例えば
約60°に等しい角度αをなす。
【0017】図3に示された装置に保持部材が容易に取
り付けられるようにするために、ダイヤフラムは容器の
内壁に向かって薄くなる厚みを有している。本発明のま
た別の実施形態では、この別の実施形態は図示していな
いが、ダイヤフラムには、装置が部分的に反転されたと
きに製品の圧力で開放し、装置が頭を上にした状態に戻
されたときに閉止可能な少なくとも一つのバルブが取り
付けられる。図3を参照すれば、装置の様々な組み立て
段階が分かる。図3(A)に示されるように、保持部材
30は、成形により得られ単一片として形成されてい
る。ダイヤフラムは筒状部材350に対して90°の角
度で成形される。計量空間に対する傾斜を得るために、
より小さい角度で成形されてもよいことは明らかであ
る。容器がひとたび製品Pで満たされると、図3(B)
に示されるように、保持部材30は首部230を通っ
て、図3(C)のように縁部353が容器20の首部2
30に支承されるまで、容器20内に挿入される。ダイ
ヤフラムの計量空間への傾斜は、ダイヤフラムの一部分
322が60°で傾く肩部220の上方内面221を押
圧することによって得られる。その後、ポンプ40が容
器20の中に入れられる。
【0018】ここで参照する図4(A)ないし4(C)
は、図1(A)、1(B)、2および3(A)−3
(C)を参照して説明してきた装置の様々な操作段階を
示す。図4(A)では、装置10は、製品Pの重さとダ
イヤフラムの可撓性によってダイヤフラムが容器の開口
部の方に撓むように、頭が下になる状態に反転されてい
る。このようにして第2流路330が周辺縁部321と
容器の内壁210の間に形成される。よって、製品Pは
矢印F1で示されるように領域Aから領域Bに流れ込
む。製品の残量が充分であれば、製品Pのいくらかは、
窓部310を通って保持部材30にも流れ込む。よっ
て、領域Bの一部は製品Pで満たされている。この領域
Bは、その容積が計量空間の容積よりも有意に多くなる
ような寸法とされている。装置が図4(A)の頭を下に
した状態から図4(C)の頭を上にした状態に反転され
る、つまり図4(B)の状態になると、ダイヤフラムは
製品の重さとそれを形成する材料の弾性の両方の影響
で、最初の位置に戻る。その後、ダイヤフラムは肩部2
20に乗り、第2流路330が再び閉じられる。容器の
領域Bに入った製品Pは、矢印F2で示されるように窓
部340を通って計量空間300に流れ込む。
【0019】図4(C)に示されるとおり、反転を継続
して、装置を程度の差はあれ頭が上になった状態に戻す
ことによって、計量空間300は製品で満たされる。計
量空間300内の過剰な製品は、矢印F3で示されるよ
うに窓部310を通って容器20の領域Aに溢れ出る。
そして、容器が頭を下にした状態から頭を下にした状態
に反転されている状態でも、計量空間は実質的に同じよ
うに満たされる。ついで、残っていることは、押圧ボタ
ン60によって作動されるポンプ40によって計量空間
300の内容物が分配されることのみであり、該製品
は、計量空間300の底部に自由端がある浸漬管400
を通ってポンプ40へ流入する。前述の詳細な説明で、
いくつかの本発明の好ましい実施例が参照された。ここ
に示される請求項に従った本発明の意図から逸脱するこ
となく、それに対して変更が加えることが可能であるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の一実施形態に係る装置の断
面図であり、(B)は(A)で一点鎖線で囲んだ領域の
拡大図である。
【図2】 図1(A)の装置の部材の断面図である。
【図3】 (A)ないし(C)は図2に示した部材を図
1(A)の装置に取り付ける様々な段階を示すものであ
る。
【図4】 (A)ないし(C)は図1(A)の装置の様
々な操作段階を示すものである。
【符号の簡単な説明】
20 容器 30 保持部材 300 計量空間 310 第1流路 320 分離部材 330 第2流路 340 第3流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB03 PB08 PC03 PC08 PD11 PF10 3E084 AA04 AA12 AA25 AA26 AB01 BA02 CA01 CC04 CC05 DA01 DB12 DC04 DC05 FA09 FB01 GA04 GB04 JA07 KB01 LD22 LE07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置が頭を上にした状態にあるときにそ
    の内容物が分配される計量空間(300)を形成する保
    持部材(30)が内部に設けられた開口部(200)を
    有する容器(20)を具備する液体製品(P)を収容し
    計量分配するための装置(10)であって、該保持部材
    (30)が、位置が計量空間(300)の最大容積を定
    める少なくとも一の第1流路(310)を有し、該保持
    部材が、装置が頭を上にした状態にあるとき製品が残留
    する容器の第1領域Aと上記開口部に隣接する第2領域
    Bとを分離する部材(320)を有し、該分離部材(3
    20)が、少なくとも部分的に第1領域と第2領域の間
    に少なくとも一の第2流路(330)を形成可能で、該
    第2流路が、装置の少なくとも部分的な反転に応じて製
    品の第2領域への一方向流れを許容するように構成さ
    れ、上記分離部材(320)がまた、第2領域に留まっ
    ている製品の全てもしくは幾らかを上記保持部材によっ
    て形成される少なくとも一の第3流路(340)を通っ
    て計量空間に流通させる装置。
  2. 【請求項2】 上記分離部材(320)が、容器の内壁
    (210)の近くまで延びる周辺縁部(321)を有す
    る弾性的に変形可能なダイヤフラムからなり、該ダイヤ
    フラムが、装置が頭を上にした状態にあるとき容器の内
    壁と接触可能で、部分的な反転に応じて製品の圧力で上
    記内壁から離れる方向に移動可能な部分(322)を有
    することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 容器の内壁に接触可能なダイヤフラムの
    上記部分(322)が、上記ダイヤフラムの周辺縁部
    (321)から離れた環状部分であることを特徴とする
    請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記ダイヤフラムが、例えば熱可塑性ま
    たは架橋エラストマーから選ばれた弾性変形可能な材料
    で形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 材料が、シリコーン、天然または合成ラ
    テックス、EPDM、ポリウレタン、ポリプロピレンと
    SBSまたはSEBSまたはEPDMの混合物、超低密
    度ポリエチレン、ポリエステルグリコール(TPU)ま
    たはポリエーテルグリコール(PEBAおよびCOP
    E)ベースの混合物、および軟質ポリ塩化ビニル(PV
    C)から選ばれることを特徴とする請求項4に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 上記ダイヤフラムが容器の内壁に向かっ
    て減少する厚みを有することを特徴とする請求項2ない
    し5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 容器の内壁に、装置が頭を上にした状態
    にあるときダイヤフラムの上記部分(322)が接触せ
    しめられる肩部(220)が形成されていることを特徴
    とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記分離部材(320)が計量空間に向
    けて傾斜していることを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記分離部材が装置の長軸に対して60
    °から89°の角度をなすことを特徴とする請求項8に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記保持部材(30)と上記分離部材
    (320)が単一片として成形により得られることを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 保持部材(30)が、一端(351)
    が閉塞し計量空間の底部に対応する一端(351)と、
    上記開口部(200)を形成する容器の縁部に設けられ
    た開口端(352)を有する筒状部材(350)からな
    ることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項
    に記載の装置。
  12. 【請求項12】 製品(P)の分配用に設計されたポン
    プ(40)を更に具備し、該ポンプが、一端が計量空間
    (300)の底部(351)にかなり近接して位置する
    浸漬管(400)に取付けられていることを特徴とする
    請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記保持部材(30)が、容器(2
    0)に形成され、自由縁部が上記開口部(200)を形
    成する首部(230)内をその高さの一部にわたって延
    びることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1
    項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 ポンプ(40)が、例えばスナップ締
    結もしくは螺合によって、容器の首部分(230)に固
    定して取り付けられたバンド(50)に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 上記ポンプ(40)には、上記ポンプ
    を作動させるための、例えば押圧ボタン(60)の形態
    の、部材が取り付けられていることを特徴とする請求項
    12ないし14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 例えば皮膚または毛髪のための化粧品
    もしくは手入れ製品(P)を収容し分配するための請求
    項1ないし15のいずれか1項に記載の装置の使用。
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