JP2002178228A - 超微細放電加工機 - Google Patents

超微細放電加工機

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Publication number
JP2002178228A
JP2002178228A JP2000377301A JP2000377301A JP2002178228A JP 2002178228 A JP2002178228 A JP 2002178228A JP 2000377301 A JP2000377301 A JP 2000377301A JP 2000377301 A JP2000377301 A JP 2000377301A JP 2002178228 A JP2002178228 A JP 2002178228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
electric discharge
ultra
discharge machine
tool electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000377301A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Yamada
芳生 山田
Toru Nakagawa
亨 中川
Takeshi Masaki
健 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to US10/017,364 priority patent/US6720516B2/en
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間加工においても高精度な工具の位置決
めが実現される超微細放電加工機を提供する。 【解決手段】 回転工具電極2とこの回転工具電極2を
回転駆動させるモータ5とを保持するヘッド本体部4
(保持部)とを備えた超微細放電加工機において、ヘッ
ド本体部4を低熱膨張材により構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタのノズル穴加工や化学繊維製造用ノズルの
ノズル穴加工、自動車エンジンの燃料噴射ノズルのノズ
ル穴加工などに使用される超微細放電加工機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の超微細放電加工機は、モータによ
り回転工具電極を回転駆動させ、通常数時間に渡って超
微細加工が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超微細放電加工機では、モータが連続回転により発熱
し、この熱がステンレス材または鉄鋳物(FC材)など
からなる回転工具電極の保持部に伝わり熱膨張を起こ
す。この熱膨張により回転工具電極が位置ずれを起こ
し、加工精度が低下するという問題があった。例えば保
持部が熱膨張率17×10-6のステンレス材からなり、
長さが約50mmである場合、モータから発生する熱に
より保持部が3度温度上昇すると、回転工具電極は加工
位置から2.5μm位置ずれを起こす。
【0004】そこで、本発明は、長時間加工においても
高精度な工具の位置決めが実現される超微細放電加工機
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、回転工具電極と該回転工具電
極を回転駆動させるモータとを保持する保持部とを備え
た超微細放電加工機において、前記保持部を低熱膨張材
により構成したものである。
【0006】前記発明では、保持部を低熱膨張材により
構成したので、モータが発熱し、この熱が保持部に伝導
しても保持部はほとんど熱膨張せず、回転工具電極が加
工位置から位置ずれを起こさない。
【0007】前記低熱膨張材の熱膨張係数は、5×10
-6以下であることが好ましい。
【0008】前記低熱膨張材は、インバー合金であるこ
とが好ましい。
【0009】また、本発明は、前記課題を解決するため
の他の手段として、回転工具電極と該回転工具電極を回
転駆動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微
細放電加工機において、前記モータと前記保持部との間
に熱絶縁体を設けたものである。これにより、モータに
おいて発生した熱が保持部に伝導することを防止するこ
とができる。
【0010】また、本発明は、前記課題を解決するため
の他の手段として、回転工具電極と該回転工具電極を回
転駆動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微
細放電加工機において、前記モータと前記保持部との間
に空間を設けたものである。これにより、モータにおい
て発生した熱が保持部に伝導することを防止することが
できる。
【0011】さらに、前記モータを冷却する冷却手段を
設け、モータの発熱を軽減することにより、保持部の熱
膨張を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。
【0013】図1は、本発明に係る超微細放電加工機を
示す。この超微細放電加工機は、ヘッド部1を備えてい
る。このヘッド部1は、回転工具電極2と、この回転工
具電極2を回転可能に保持するV軸保持部3と、このV
軸保持部3が一体に設けられているヘッド本体部4と、
該ヘッド本体部4に一体に設けられているモータ5と、
前記回転工具電極2に前記モータ5の回転駆動力を伝え
る駆動力伝達手段5aとを備えたものである。
【0014】前記ヘッド本体部4は、低熱膨張材である
熱膨張係数0.5×10-6のスーパーインバー合金から
なる。(本実施形態においては、日本鋳造株式会社製の
LEX5を採用している。また、熱膨張係数が5×10
-6以下の低熱膨張材であればその他の材料も採用可能で
ある。)また、ヘッド本体部4は、ヘッド取付部4aと
一体に設けられている。このヘッド取付部4aは、NC
コントローラ7が駆動制御するステッピングモータ8a
によりリニアガイド9aに沿ってZ軸方向にボールねじ
10aを介して駆動されるようになっている。
【0015】前記モータ5の外周部近傍には、例えば放
熱フィンもしくは冷却ファンからなる冷却手段12が設
けられている。この冷却手段12は、モータ5から発生
する熱を放散してモータ5の温度上昇を低減するもので
ある。
【0016】前記回転工具電極2の下方には、ワークW
を載置固定する加工槽6が配置されている。この加工槽
6は、NCコントローラ7が駆動制御するステッピング
モータ8bによりリニアガイド9bに沿ってY軸方向に
ボールねじ10bを介して駆動される。また、加工槽6
には、加工位置を決定するためのリニアスケール11が
設けられている。
【0017】次に、前記構成からなる超微細放電加工機
の動作について説明する。
【0018】NCコントローラ7によりワークWを載置
した加工槽6が回転工具電極2に対して所望の加工位置
に位置決めされるとともに、ヘッド部1がワークに向か
って下降される。次に、モータ5が連続的に回転駆動さ
れて回転工具電極2により超微細加工が行なわれる。連
続して回転駆動されるモータ5は、発熱して例えば約5
度温度上昇する。この熱がヘッド本体部4に伝導する
と、ヘッド本体部4は、約3度温度上昇するが低熱膨張
材からなるのでほとんど熱膨張しない。これにより、ヘ
ッド本体部の長さがL=50mmとしても、回転工具電
極2は、所望の加工位置から0.075μm程度しか位
置ずれしない。また、冷却手段12によりモータ5の発
熱が抑えられるので、ヘッド本体部4の熱膨張はごく僅
かとなり、回転工具電極2の位置ずれはさらに低減され
る。
【0019】また、図2に示すように、モータ5の駆動
軸5bと駆動力伝達手段5aの回転軸5cとをカップリ
ング14で連結して発熱体であるモータ5をヘッド本体
部4から遠ざけるとともに、前記モータ5と前記ヘッド
本体部4との間にセラミックなどからなる熱絶縁体13
を設けてもよい。熱絶縁体13を設けることにより、モ
ータ5が、発熱により例えば約5度温度上昇した場合で
も、ヘッド本体部4の温度上昇は、約0.5度となり、
回転工具電極2は、所望の加工位置から0.43μm程
度しか位置ずれしない。
【0020】また、図3(a),(b)に示すように、
前記モータ5を連結部15を介してヘッド取付部4aに
一体的に設けるとともに、前記モータ5と前記ヘッド本
体部4との間に空間を設けてもよい。これにより、モー
タ5が発熱し、例えば約5度温度上昇した場合でも、こ
の熱はヘッド本体部4に直接的に伝導せずに空気を介し
て伝導するので、ヘッド本体部4の温度上昇は0.5度
以下に抑えられ、回転工具電極2は、加工位置から0.
43μm以下しか位置ずれしない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、回転工具電極と回転工具電極を回転駆動させ
るモータとを保持する保持部とを備えた超微細放電加工
機において、保持部を低熱膨張材により構成することに
より、モータが発熱し、この熱が保持部に伝導しても保
持部は熱膨張せず、回転工具電極が加工位置から位置ず
れを起こさないようにすることができる。
【0022】また、回転工具電極と回転工具電極を回転
駆動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微細
放電加工機において、モータと保持部との間に熱絶縁体
を設けることにより、モータからの発熱が保持部に伝導
することがなくなる。
【0023】また、回転工具電極と回転工具電極を回転
駆動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微細
放電加工機において、モータと保持部との間に空間を設
けることにより、モータからの発熱が保持部に伝導する
ことがなくなる。
【0024】特に、モータを冷却する冷却手段を設ける
ことにより、モータの発熱を軽減し、保持部の熱膨張を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る超微細放電加工機の
概略図。
【図2】 図1の変形例を示した一部拡大図。
【図3】 図1の変形例を示した一部拡大図。
【符号の説明】
2 回転工具電極 4 ヘッド本体部(保持部) 5 モータ
フロントページの続き (72)発明者 正木 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C059 AA01 AB07 HA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転工具電極と該回転工具電極を回転駆
    動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微細放
    電加工機において、 前記保持部を低熱膨張材により構成したことを特徴とす
    る超微細放電加工機。
  2. 【請求項2】 前記低熱膨張材の熱膨張係数は、5×1
    -6以下であることを特徴とする請求項1に記載の超微
    細放電加工機。
  3. 【請求項3】 前記低熱膨張材は、インバー合金である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の超微細放電
    加工機。
  4. 【請求項4】 回転工具電極と該回転工具電極を回転駆
    動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微細放
    電加工機において、 前記モータと前記保持部との間に熱絶縁体を設けたこと
    を特徴とする超微細放電加工機。
  5. 【請求項5】 回転工具電極と該回転工具電極を回転駆
    動させるモータとを保持する保持部とを備えた超微細放
    電加工機において、 前記モータと前記保持部との間に空間を設けたことを特
    徴とする超微細放電加工機。
  6. 【請求項6】 前記モータを冷却する冷却手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の超
    微細放電加工機。
JP2000377301A 2000-12-12 2000-12-12 超微細放電加工機 Pending JP2002178228A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377301A JP2002178228A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 超微細放電加工機
US10/017,364 US6720516B2 (en) 2000-12-12 2001-12-12 apparatus for electric discharge micromachining of a micro-diameter hole

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377301A JP2002178228A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 超微細放電加工機

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JP2002178228A true JP2002178228A (ja) 2002-06-25

Family

ID=18846042

Family Applications (1)

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JP2000377301A Pending JP2002178228A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 超微細放電加工機

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JP (1) JP2002178228A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080412A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 型彫り放電加工機
CN104925746A (zh) * 2015-05-06 2015-09-23 厦门大学 一种非接触式玻璃微纳结构加工方法

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